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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

プロパスト

PROPERST CO.,LTD.3236 · Standard · 不動産業

首都圏の不動産デベロッパー。分譲マンションの企画・販売、賃貸マンション開発、中古ビルのバリューアップの3事業を軸に展開する。

概要

プロパストは、首都圏を中心に分譲マンションの開発・販売、賃貸マンションの開発と売却、中古収益ビルの改修によるバリューアップの3事業を手がける不動産企業である。1987年に個人向け不動産管理会社として設立され、2006年にジャスダックに上場、現在は東京証券取引所スタンダード市場に株式を置く。2025年5月期の売上高は278億円、従業員数は41名と少数精鋭で運営されている。

分譲・賃貸・バリューアップの三事業体制

当社の事業は、分譲開発事業、賃貸開発事業、バリューアップ事業の3つから構成される。分譲開発事業では、単身者層やパワーカップルを主たるターゲットとした分譲マンションを企画・販売する。賃貸開発事業では、駅近の利便性の高い用地を取得し、中規模かつ中低層のRC(鉄筋コンクリート)造の賃貸マンションを開発し、国内外の富裕層や投資ファンドに売却する。バリューアップ事業では、3億円から10億円程度の中古収益ビル等を取得し、改修やリーシングにより付加価値を高めて短期間で売却する。2025年5月期の売上高は賃貸開発事業が180億円、バリューアップ事業が98億円、分譲開発事業は売上ゼロとなっている。

首都圏特化と明確な顧客セグメント

当社の事業はすべて首都圏エリアに特化している。物件立地として駅近を重視し、特に賃貸開発事業では利便性の高いマンション用地の取得を目指す。分譲開発では単身者層やパワーカップルをターゲットとし、デザイン性の高いマンションを提供する。一方、賃貸開発とバリューアップでは、国内外の富裕層や投資ファンドを主な販売先とする。バリューアップでは中古ビルを3億~10億円で取得し、効率的な改修で付加価値を高め、短期間での売却・資金回収を図る。このように顧客セグメントを明確に分けることで、それぞれのニーズに合った商品を供給している。

自己資本比率40%目標の財務運営

当社は経営上の目標として自己資本比率40%以上の維持を掲げている。2025年5月期末の純資産は121億75百万円、資産合計は301億82百万円であり、自己資本比率は約40.3%となる。負債合計は180億7百万円で、前年から34億33百万円減少している。これは保有物件の売却と借入金の抑制によるものである。2025年5月期の営業利益は33億円、当期純利益19億円と増益を達成しており、財務体質は改善傾向にある。

業界の中での役割は不動産開発・販売・再生事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
295億円
営業利益
32億円
営業利益率
10.8%
純利益
19億円
2026/5 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01首都圏の分譲マンション市場主力

首都圏を中心に、当社の企画力とデザイン力を活かして分譲マンションを開発し、主に単身者層やパワーカップルを対象に販売する。物件ごとに土地の特性や地域性を考慮した独立したコンセプトで空間デザインを行い、専有卸スキームによる引受け・分譲も行う。

主な製品・サービス1
分譲マンション
首都圏の土地特性や地域性を考慮したコンセプトで企画・デザインされた分譲マンション。主に単身者層やパワーカップルを対象に販売される。

02首都圏の賃貸マンション市場準主力

首都圏の駅近の利便性の高い用地を取得し、中規模・中低層のRC造賃貸マンションを開発する。当社のデザインを活かしたハイセンスな賃貸マンションを国内外の富裕層や投資ファンド等に提供し、物件取得時の外部環境変化や建築費用上昇の影響を抑制するため中規模・中低層物件に特化している。

主な製品・サービス1
賃貸マンション
首都圏の駅近で開発する中規模・中低層RC造の賃貸マンション。当社のデザインを活かしたハイセンスな仕様で、国内外の富裕層や投資ファンド向けに提供される。

03中古収益不動産市場準主力

首都圏を中心に3億円~10億円程度の中古収益ビル等を取得し、経年劣化した外観や設備の改修、賃料見直しやリーシングにより収益性を向上させるバリューアップ事業。国内外の富裕層を中心に売却し、短期間での売却と資金回収を図る。

主な製品・サービス1
中古収益ビル
首都圏の3億円~10億円程度の中古収益ビル等を取得・改修し、賃料見直しやリーシングで収益性を高めて売却する。

製品と技術

単身者・パワーカップル向け分譲マンション

分譲開発事業では、首都圏エリアにおいて単身者層やパワーカップルを主たるターゲットとした分譲マンションを開発・販売する。各物件は土地の特性や地域性、周辺環境とのバランスを考慮し、プロジェクトごとに独立したコンセプトに基づく空間デザインが施される。ネーミングもそれぞれのコンセプトに相応しい個別のものを用いる。2025年5月期は同事業の売上はゼロであったが、過去には東京都日野市や中野区などで新築物件を手掛けた実績がある。

駅近RC造賃貸マンション「コンポジット」「グランジット」

賃貸開発事業では、駅近の利便性の高いマンション用地を取得し、中規模かつ中低層のRC(鉄筋コンクリート)造の賃貸マンションを開発する。2015年から販売を開始した「コンポジット」「グランジット」シリーズは、当社のデザイン力を活かしたハイセンスな外観・内装が特徴である。これらの物件は国内外の富裕層や投資ファンドに提供される。販売時期は外部環境を勘案して決定され、2025年5月期の売上高は180億円に達した。

中古収益ビルの改修によるバリューアップ

バリューアップ事業では、首都圏エリアを中心に3億円から10億円程度の中古収益ビル等を取得する。経年劣化した外観や設備に効率的な改修を施し、あわせて賃料の見直しや居住率向上を目的としたリーシングを行うことで収益性を向上させる。既存の建物に新たな付加価値を生み出し、改修後は国内外の富裕層を中心に売却する。物件価格に応じた改修工事を実施することで効果的に付加価値を高め、短期間での売却及び資金回収を図る。2025年5月期の売上高は98億円と前年から大幅に増加した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

中堅規模の不動産開発、大東建託と競合

プロパストは不動産業に属し、主に分譲マンションや戸建て等の開発を手掛ける。売上高は約233億円(2024年5月期)で、同業の大東建託(約1.7兆円)に比べ規模は小さいが、営業利益率は13.3%と高い収益性を示す。競合のロボットホームやタスキホールディングスと比較しても、効率的な事業運営が強み。ただ、2025年5月期は営業利益率11.87%とやや低下、2026年5月期は10.85%とさらに低下が見込まれ、コスト上昇や販売競争激化が影響している可能性がある。内需依存度が高く、国内不動産市況の変動リスクを抱える。

強み

  • 営業利益率13.3%(2024年5月期)と業界平均を上回り、効率的な開発・販売体制を構築。
  • 売上高は233億円から278億円へ増加、安定した成長軌道にある。
  • 販管費率が低く、競合の大東建託と比べても収益性で優位。
  • 自己資本比率が高く、低負債で安定した財務基盤を維持。

課題

  • 国内不動産市況の変動に大きく影響され、海外売上比率が低い。
  • 大東建託など大手との競争が厳しく、差別化が課題。
  • 利益率の低下傾向が続き、コスト管理と高付加価値化が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がプロパスト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 17件

不動産管理会社として創業した1987年

1987年12月、東京都多摩市豊ヶ丘において個人向け不動産の管理を目的として株式会社フォレスト・アイが設立された。当初は不動産管理業務が中心であったが、1991年1月に株式会社プロパストに商号変更し、同年2月に不動産鑑定業免許、4月に宅地建物取引業免許を取得した。これらの免許取得は、後の自社開発事業への進出を可能にする基盤となった。

新築戸建とマンションで開発事業に参入した1994~1995年

1994年3月、東京都日野市に初の新築戸建住宅を開発・分譲し、不動産開発事業に参入した。続いて1995年6月には東京都中野区で初の新築マンションを開発した。これにより、当社の事業は管理・仲介から自社開発へと重心を移し始め、首都圏での住宅供給を本格化させた。

オフィスビル賃貸で賃貸事業に進出した1996年

1996年2月、東京都中央区京橋のオフィスビル賃貸を開始し、賃貸その他事業に参入した。これにより、分譲販売だけでなく収益不動産の賃貸・管理領域にも活動範囲を広げ、事業の多角化を進めた。この賃貸事業は後の賃貸開発事業の先駆けとなった。

資産活性化事業への進出とジャスダック上場(2005~2006年)

2005年6月、土地再開発や収益不動産再生を目的とした資産活性化事業(後のバリューアップ事業)に参入した。2006年10月には一級建築士事務所登録を行い、同年12月にはジャスダック証券取引所に上場を果たした。上場により資金調達力が向上し、事業拡大の基盤を整えた。2010年4月には大阪証券取引所JASDAQに上場、2013年7月の統合を経て東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)となった。

賃貸開発マンションシリーズを発売した2015年

2015年7月、賃貸開発事業のマンションブランドとして「コンポジット」「グランジット」シリーズの販売を開始した。これにより、賃貸開発事業の商品ラインナップを強化し、デザイン性の高い賃貸マンションを国内外の富裕層や投資ファンドに提供する体制を整えた。同事業はその後、売上高の主要な柱へと成長した。

東証スタンダード市場へ移行した2022年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分再編に伴い、従来のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に上場市場を移行した。これは上場企業としての信用力向上につながった。2025年5月期現在、従業員41名で売上高278億円、営業利益33億円を計上しており、少人数ながら安定した収益基盤を構築している。

年表17件を開く

1980年代

  • 1987年12月東京都多摩市豊ヶ丘に個人向け不動産の管理を目的として、㈱フォレスト・アイを設立する。

1990年代

  • 1991年1月商号変更㈱プロパストに商号変更。
  • 1991年2月不動産鑑定業の免許を取得する。
  • 1991年4月宅地建物取引業の免許を取得する。
  • 1994年3月東京都日野市に初の新築戸建住宅を開発・分譲し、不動産開発事業に参入する。
  • 1995年6月東京都中野区に初の新築マンションを開発する。
  • 1996年2月東京都中央区京橋のオフィスビル賃貸を開始し、賃貸その他事業に参入する。

2000年代

  • 2005年6月土地再開発、収益不動産再生を目的とした資産活性化事業に参入する。
  • 2006年10月一級建築士事務所登録(東京都知事登録第52707号)
  • 2006年12月上場ジャスダック証券取引所に上場する。
  • 2007年9月第二種金融商品取引業登録

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場する。
  • 2013年7月上場東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合し、現物市場が東京証券取引所に統合されたため、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場する。
  • 2015年7月賃貸開発マンション「コンポジット」、「グランジット」シリーズの販売を開始する。
  • 2017年12月創業創業30周年

2020年代

  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分の再編に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
  • 2025年10月M&A株式会社小川建設の株式の51%を取得し子会社化する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/5期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本比率40%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    不動産の付加価値向上による「作品」提供

    付加価値を高められる不動産を取得し、最高レベルの企画を施し、最も高い価値を実現する方法で「作品」として提供することを基本方針とする。

  2. 02

    3事業のバランスによる事業展開

    分譲開発事業(首都圏で単身層・パワーカップル向け分譲マンション開発)、賃貸開発事業(駅近賃貸マンション開発、富裕層・投資ファンド向け)、バリューアップ事業(中古収益ビル改修・リーシングで付加価値向上、短期売却)を組み合わせる。

  3. 03

    強固な財務基盤の確立

    事業拡大に伴う資産増加と自己資本のバランスを考慮し、安定的な財務基盤を確立する。自己資本比率40%以上を目標に、過度な借入を抑制し収益拡大を図る。

  4. 04

    厳選した物件取得と多様な資金調達

    売却想定価格を意識し、首都圏の駅近レジデンス物件を中心に厳選取得。不動産市況の変化に対応するため、多様な資金調達方法を模索する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で167人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,479万円で、10期前と比べて+72.1%平均年齢は41.3歳、平均勤続年数は8.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年5月38
2017年5月41
2018年5月42
2019年5月85937.65.245
2020年5月1,05538.15.947
2021年5月1,11738.76.945
2022年5月1,06239.37.544
2023年5月1,00739.97.844
2024年5月1,20240.48.0427,381
2025年5月1,18840.48.6418,049
2026年5月1,47941.38.71671,916

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社,支店 — 東京都新宿区ほか55百万円
建築請負事業
本社 — 東京都港区16百万円
分譲開発事業 賃貸開発事業 バリューアップ事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年5月期の売上高は295億円営業利益32億円前期と比べると増収減益で、売上が+6.1%、利益が-3.0%。

売上高
+6.1%
295億円
営業利益
-3.0%
32億円
純利益
-5.0%
19億円
営業利益率
10.8%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年5月期

項目会社予想前期実績
売上高450億円295億円
営業利益35億円32億円
純利益16億円19億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は139億円、営業利益は8億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+16.8%、営業利益は−46.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q2428.30
2023年4Q290
2024年1Q711419.78
2024年2Q1051312.49
2024年3Q31412.92
2024年4Q2600.0−1
2025年2Q1591811.310
2025年4Q1191512.610
2026年2Q1562415.415
2026年4Q13985.84

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年5月期からの15期で、売上は30億円から295億円へ9.8倍に増えた。直近期の営業利益率は10.8%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年5月3021
東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合し、現物市場が東京証券取引所に統合されたため、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場する。
2013年5月5711
2014年5月7822
2015年5月10622
2016年5月12563
創業30周年
2017年5月14985
2018年5月16977
2019年5月18097
2020年5月237119
2021年5月189139
東京証券取引所の市場区分の再編に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
2022年5月1771711
2023年5月2002116
2024年5月233312613.318
株式会社小川建設の株式の51%を取得し子会社化する。
2025年5月278332811.920
2026年5月295323110.819

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年5月期

売上高295億円のうち、営業利益として残るのは32億円10.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.7%244億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.4%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.8%32億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
17.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
10.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.3pt
6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.8pt
13.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 15期分

2026年5月期は営業CFが62億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは63億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は115億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年5月0−1−1−13
2013年5月90−894
2014年5月−507−56
2015年5月−24−123−254
2016年5月−12612−610
2017年5月−121113−122
2018年5月−70948−618
2019年5月−6018−619
2020年5月200−142025
2021年5月4−411037
2022年5月−27134−2644
2023年5月216352
2024年5月−191−5−1829
2025年5月761−417766
2026年5月621−1363115

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年5月期の総資産は468億円。このうち返さなくてよい自己資本が171億円で、自己資本比率は29.3%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年5月824784.5
2013年5月747679.5
2014年5月8297310.8
2015年5月108119710.2
2016年5月1221810413.9
2017年5月1412311815.7
2018年5月1952916614.7
2019年5月2243618815.6
2020年5月2174417319.8
2021年5月2416217925.5
2022年5月2877321425.1
2023年5月3108822228.0
2024年5月31910421432.5
2025年5月30212218040.1
2026年5月46817129729.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年5月期の内訳
現金及び預金
116億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
115億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
297億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率20 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率131社中51位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中88位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.8%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
29.3%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.1%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥290で、1年前と比べて+29.5%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥290-1.4%1ヶ月+6.2%1年+29.5%時価総額102億円
過去52週の値幅
安値¥221高値¥420

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.2倍
PER (会社予想)6.0倍
PBR0.70倍
配当利回り3.45%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で横ばい(0.4%高)で推移し、方向感に欠けています。25日線(275.6円)をほぼ同水準で推移し、75日線(284円)からは約3%下回っています。52週高値420円からは34%下落、52週安値201円からは37%高と、中位水準に位置します。出来高は7月14日に67万株と急増しましたが、その後は減少し、8月7日には3万1300株と低調です。中期的にはもみ合いが続きそうです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは4.93倍と同業界平均の14.05倍を大きく下回り、PBRも0.66倍と1.7倍の平均に対して大幅に割安です。ROEは17.4%と高水準で、配当利回りは3.62%と平均の3.17%を上回ります。ただし配当性向は10.3%と低く、利益に対する還元が限定的で、配当の伸びは期待しにくい状況です。収益は増加傾向にあり、バリュエーションの面では極めて割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.2倍14.9倍
PER (予想)6.0倍
PBR0.70倍1.84倍
ROE13.7%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

当期の売上高は拡大しているが、営業利益率は前期比で低下しており、コスト増を価格転嫁できるかが焦点。強気派は、首都圏のマンション需要の堅調さや、仕入れ価格の上昇を販売価格に反映できる価格決定力を評価する。一方、弱気派は、建設コストと土地価格の高騰が続けば利益率がさらに圧縮されると懸念する。また、PBRは1倍を下回っており、収益性向上への市場の期待は低い。

プラスに働く材料7
  • 需要堅調

    売上高は3期連続で増加しており、住宅需要は底堅いとみられる

  • 割安指標

    PERは4.9倍と低く、PBRも0.66倍と割安感がある

  • 配当利回り

    配当利回りは3.6%と相対的に高く、株主還元策が評価される

  • 2026年5月期売上高295億円と過去最高更新2026年5月期影響

    前期278億円から17億円増収。営業利益32億円を維持し、小型株ゆえ株価反応は大きい

  • 2025年5月期営業利益33億円と増益実績通年影響

    前期31億円から2億円増益。予想PER5.7倍と低水準なバリュエーションが見直し余地

  • PBR0.66倍と1倍割れの割安株修正継続影響

    ROE17.4%に対してPBR0.66倍は資本効率に見合わず、改善策が株価の触媒になる

  • 配当利回り3.62%と高水準な利回り次回株主総会影響

    時価総額97億円で配当利回り3.6%。総会での還元策強化があれば需給が改善

マイナスに働く材料7
  • 利益率低下

    営業利益率は13.3%から10.9%へ低下傾向にあり、コスト高が響く

  • 市況依存

    金利上昇や景気後退で住宅購入意欲が減退するリスクがある

  • 低収益性

    ROEは17.4%だがPBR低く、市場は成長性を疑問視している

  • 日銀追加利上げで不動産評価損と資金調達費が増加金融政策次第影響

    PBR0.66倍・時価総額97億円。金利上昇は評価損と資金調達コスト増につながり、株価への感応度が高い

  • 2026年5月期営業利益32億円と減益転換2026年5月期影響

    前期33億円から1億円減益。営業利益率は11.87%から10.85%へ低下する

  • 予想PER5.7倍と実績PER4.93倍から悪化決算発表後影響

    実績PER4.93倍から予想5.7倍へ悪化し、割安感が後退する

  • 外国法人所有2.47%で需給が細い小型株継続影響

    時価総額97億円で外国法人所有2.47%。売りが出ると値動きが大きくなりやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
コスト上昇が収益を圧縮していないか確認する
受注残高
将来の売上高の先行指標となる
販売用地の仕入れ価格
仕入れ価格の動向が利益率に直結する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは3.45%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
3.45%
いまの株価に対して
配当性向
15.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年5月211.1
2018年5月20.07.8
2019年5月20.07.7
2020年5月20.06.3
2021年5月20.06.8
2022年5月20.06.1
2023年5月20.04.4
2024年5月4100.07.5
2025年5月650.010.3
2026年5月833.315.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2026年5月期末の株主数は延べ11,267人。区分でいちばん多いのは個人・その他42.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.8%を占め、残る58.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年5月%2022年5月%2023年5月%2024年5月%2025年5月%2026年5月%
個人・その他54.952.553.150.451.642.5
事業法人38.539.439.939.140.540.1
証券会社4.84.64.67.15.28.3
外国法人0.92.51.42.92.17.3
自己株式1.82.12.43.44.95.8
金融機関0.40.40.50.30.21.7
外国人個人0.50.70.50.30.30.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社シノケングループ35.12
02STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.53
03大和証券株式会社2.46
04上田八木短資株式会社2.08
05THE NOMURA TRUST AND BANKING CO.,LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.77
06野村信託銀行株式会社(投信口)1.30
07松井証券株式会社1.28
08株式会社ジュポンインターナショナル1.21
09株式会社九州リースサービス1.06
10楽天証券株式会社共有口0.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+57%、1株純資産は14期で+2936%。直近期のROEは13.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年5月3621.439.0
2013年5月31416.784.1
2014年5月73323.129.0
2015年5月84221.724.3
2016年5月116021.830.2
2017年5月187826.111.111.1
2018年5月2610128.510.87.8
2019年5月2612523.06.37.7
2020年5月3215522.84.76.3
2021年5月2917817.65.46.8
2022年5月3320917.04.46.1
2023年5月4625319.73.64.4
2024年5月5330619.13.57.5
2025年5月5836217.43.310.3
2026年5月5741413.75.015.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/5期の役員報酬は総額162百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢
津江真行代表取締役社長69
都倉茂取締役 専務執行役員 統括本部長63
矢野義晃取締役 常務執行役員 管理本部長兼 経営企画部長59
田下宏彰取締役72
玉置貴史取締役(注1)48
萩原浩二取締役(注1)56
三浦義明取締役(注1)58
秋山高弘取締役 常勤監査等委員(注1)71
井上勝次取締役 監査等委員(注1)72
國澤曜一取締役 監査等委員(注1)64
松浦友哉39

役員報酬の内訳2026/5

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)7109111112017
社外取締役41122144
監査等委員314145
社外取締役314145

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/5期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,338字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、2025年10月27日を取得日として株式会社小川建設を連結子会社化し、当連結会計年度より連結財務諸表作成会社に移行いたしました。これに伴い、従来は「分譲開発事業」「賃貸開発事業」及び「バリューアップ事業」の3区分としていた報告セグメントについて、株式会社小川建設を連結の範囲に含めたことにより、当連結会計年度から「建築請負事業」を加えた「分譲開発事業」「賃貸開発事業」「バリューアップ事業」及び「建築請負事業」の4区分に変更しております。 当社グループは、当社と連結子会社の株式会社小川建設で構成され、主に首都圏において分譲開発事業、賃貸開発事業、バリューアップ事業及び建築請負事業を展開しております。 当社グループの事業内容は以下のとおりであります。 (1) 分譲開発事業 首都圏エリアを中心に当社の企画力・デザイン力を活かした分譲マンションを開発し、主に単身者層やパワーカップルを対象とした魅力あるマンションを販売します。 企画やデザインについては、当該物件の土地の特性や地域性及び周辺環境とのバランスを考慮して、プロジェクト毎に独立したコンセプトによる空間デザインを創り出します。このため、ネーミングに関しても、それぞれのコンセプトに相応しい個別のネーミングを行います。 なお、当該業務には専有卸のスキームで引受けた上で、実需に基づいて分譲販売するケースも含まれます。 (2) 賃貸開発事業 首都圏エリアにおいて、駅近の利便性の高いマンション用地の取得を目指します。当該土地で中規模かつ中低層のRC(鉄筋コンクリート)造の賃貸マンションの開発を行います。マンションに当社のデザインを活かした、ハイセンスな賃貸マンションを国内外の富裕層や投資ファンド等に提供します。 中規模かつ中低層物件に特化することで、物件取得時以降の外部環境の変化や建築費用の上昇等の変動要因の影響を抑制します。 なお、竣工した物件については、外部環境を勘案しながら、売却時期を検討してまいります。 (3) バリューアップ事業 首都圏エリアを中心に3億円~10億円程度の中古の収益ビル等を取得し、年数が経過したことにより外観や設備が経年劣化した不動産に効率的に改修を行ったり、賃料の見直しや居住率のアップを目的としてリーシングを行ったりすることにより収益性を向上させ、既存の建物の質を高め、新たな付加価値を生み出すビジネスです。国内外の富裕層を中心に売却を実施します。 物件価格に応じた改修工事を実施することで効果的に付加価値を高め、短期間での売却及び資金回収を図ります。 (4) 建築請負事業 総合建設業として関東圏を中心に、建築工事及び土木工事の請負並びに企画、設計、施工及び施工管理を行っております。新築分譲マンション及び新築賃貸マンションを中心に、商業施設、事務所、公共施設等の建築工事を手掛けるほか、庁舎等の改修工事、耐震補強工事、解体工事など、多様な建築ニーズに対応しております。 また、長年にわたり培ってきた施工管理のノウハウを活かし、品質、安全性及び工期管理を重視した施工体制のもと、顧客の要望に応じた建築サービスを提供しております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,143字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループでは外部環境を分析しつつ、付加価値を高めることのできる素材としての不動産を取得した上で、周囲の状況や経済の状態に応じた最高レベルの企画を施し、最も高い価値を実現できる方法で「作品」を提供することを経営方針としております。 (2) 経営上の目標 目標とする経営指標といたしましては、引き続き強固な財務基盤の確立のため、自己資本比率30%以上の安定した資本確保を継続するべく、努力してまいります。 (3) 中長期的な経営戦略 当社グループは、分譲開発事業、賃貸開発事業、バリューアップ事業、建築請負事業の4つの事業をバランス良く組み合わせることで事業展開を図ってまいります。 分譲開発事業においては、首都圏エリアを中心に当社の強みである企画力やデザイン力を活かした分譲マンションを開発し、単身層やパワーカップルを対象とした魅力あるマンションを販売します。 賃貸開発事業においては、首都圏エリアにおいて、駅近の利便性の高いマンション用地の取得を目指します。当該土地で中規模かつ中低層のRC(鉄筋コンクリート)造の賃貸マンションの開発を行います。マンションに当社のデザインを活かした、ハイセンスな賃貸マンションを国内外の富裕層や投資ファンドを中心に提供します。 バリューアップ事業においては、首都圏エリアを中心に3億円~10億円程度の中古の収益ビル等を取得し、年数が経過したことにより外観や設備が経年劣化した不動産に効率的に改修を行ったり、築年の浅い物件においても、賃料の見直しや居住率のアップを目的としてリーシングを行ったりすることにより収益性を向上させ、既存の建物の付加価値を高め、新たな価値を生み出すビジネスです。国内外の富裕層を中心に売却を実施します。物件価格に応じた改修工事やリーシングを実施することで効果的に付加価値を高め、短期間での売却及び資金回収を図ります。 建築請負事業においては、総合建設業として関東圏を中心に、建築工事及び土木工事の請負並びに企画、設計、施工及び施工管理を展開しております。新築分譲マンション及び新築賃貸マンションを中心に、商業施設、公共施設等の建築工事、改修・耐震補強工事及び解体工事など、多様な建築ニーズに対応しております。今後は、技術提案力及び施工管理力を強みとして、建築工事を中心に受注機会の拡大を図るとともに、既存顧客との取引深耕や新規顧客の開拓を推進し、安定的な受注基盤の構築に努めてまいります。また、資材価格及び労務費の上昇や建設業界における人材不足などの事業環境の変化に対応するため、原価管理の高度化、施工の効率化及び人材育成を推進し、中長期的な収益力及び競争力の向上を目指してまいります。 これら上記の施策等により、事業拡大に伴う資産の増加と自己資本の規模とのバランスを考慮しながら、安定的な財務基盤の確立を目指します。 (4) 経営環境と優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、以下の事項を対処すべき課題として認識し、企業価値を高め、株主の皆様の共同の利益を確保してまいります。 ①物件の取得 地価及び建築費が共に上昇しており、新築マンションの販売価格は一段と上昇する可能性や利益率を押し下げる可能性があります。物価の上昇や海外の金融当局による利上げの動き等から金利上昇に伴う需要低下懸念はあるものの、都心部の駅に近い魅力的な物件は、供給が限られることや販売価格の先高観等から、需要は底堅く推移することが見込まれます。 当社グループとしましては、これまでと同様に首都圏エリアにおける駅近等の利便性の高いレジデンス物件を中心に仕入れを行い、分譲開発物件については単身層や所謂パワーカップルといった方々を主たる顧客ターゲットとして捉えると共に、賃貸開発物件やバリューアップ物件については国内外の富裕層や投資ファンドを主たる顧客ターゲットとして事業展開を図る方針です。 物件取得に関しては、立地や価格に関して、売却想定価格を意識しつつ、より厳選した物件の取得を進めてまいります。 ②建設事業の収益基盤強化 建設事業においては、受注環境が堅調に推移する一方で、建設資材価格や労務費の上昇などにより、事業環境は依然として不透明な状況が続いております。このような状況のもと、当社グループは、適正な利益を確保できる案件の選別受注を徹底するとともに、原価管理の高度化や施工体制の効率化を推進し、収益性の維持・向上に取り組んでまいります。また、長年培ってきた技術力や顧客との信頼関係を活かし、継続的な受注の確保に努めることで、安定的な事業基盤の構築を図ってまいります。 ③財務基盤の強化 資金の回転率を高めることで借入金の増加を抑制すると共に、収益拡大を図ることで自己資本比率を高め、財務基盤の強化を図ってまいります。併せて、事業環境に応じて多様な資金調達方法を模索してまいります。
事業等のリスク3,416字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業内容その他に関するリスクについて、投資家の皆様の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもリスク要因に該当しない事項についても、投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家の皆様に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (特に重要なリスク) (1) 経済状況及び不動産市況の影響について 当社グループでは、分譲開発事業、賃貸開発事業、バリューアップ事業及び建築請負事業を行なっておりますが、経済状況の悪化に伴う地価の下落や需要の低下及び金利水準の変動等が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社グループとしては、定期的に景気動向・不動産市況等の状況について各種経済指標などの動向を確認すると共に、金融機関や同業他社等から情報を収集することで、エリア・規模・用途・物件特性に応じたマーケット観の醸成、投資判断力の強化等により、リスクの低減に努めております。 地価及び建築費が共に上昇しており、新築マンションの販売価格は一段と上昇する可能性があります。物価の上昇や海外の金融当局による利上げの動き等から金利上昇に伴う需要低下懸念はあるものの、供給が抑制されていることや販売価格の先高感等から、需要は底堅く推移することが見込まれます。 物件取得に関しては、立地や価格に関して、売却想定価格を意識しつつ、より厳選した物件の取得を図ることでリスク低減に努めております。 (2) 売上計上時期の集中及びそれに伴う収益発生時期の偏重リスクについて 当社グループは、物件の販売については顧客への引渡しを基準として売上計上を行なっております。そのため、引渡し時期によっては、ある特定時期に売上及び収益が偏重する可能性がある他、想定した売上及び収益が翌事業年度にずれ込む場合があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 販売用不動産等について 当社グループは、複数の販売用不動産を保有しておりますが、売却までの間の当該物件に対する買主及びテナントの需要動向の変化、並びに景気動向、金利動向及び地価動向の変化、更には不動産賃貸物件の賃料水準の低下及び空室率の上昇等により評価損や売却損が発生する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 建築請負事業について 当社グループは、建築請負事業を営んでおりますが、工事契約締結後の資材価格や労務費等の上昇、協力会社の確保状況、設計変更、天候不順その他の要因により工事原価が増加し、工期の遅延や採算性が低下する可能性があります。また、工事収益及び工事原価については、工事進捗度や総工事原価等の見積りに基づき計上していることから、見積りの変更が必要となった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社グループでは、受注案件ごとの採算管理を徹底するとともに、工事進捗及び原価のモニタリングを継続的に実施し、資材価格や労務費等の動向を踏まえた適切な見積りの見直しを行うことで、リスクの低減に努めております。 (5) 資金調達について 用地取得及び物件の取得資金や建築費等の資金調達においては、特定の金融機関に依存することなく、案件ごとに金融機関に対して融資を打診し、融資実行を受けた後に各プロジェクトを進行させております。 また、建築請負事業においては、受注の増加や工事の進捗に伴い、一時的に資材費や外注費等の運転資金需要が増加する場合があります。 当社グループでは、金融機関との継続的な取引関係の維持・強化に努めるとともに、建築請負事業においては、コミットメントライン契約による資金調達枠の確保や、必要に応じた売上債権の流動化(ファクタリングを含む)の活用などにより、安定的な資金繰りの維持に努めております。 しかしながら、今後、新たに計画したプロジェクト資金の調達が不調に終わった場合や、建築請負事業において必要な運転資金を適時に確保できなかった場合には、当社グループの業績、財政状態及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (その他の重要なリスク) (1) 法的規制について 当社グループが属する不動産業界及び建設業界は、国土利用計画法、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法、住宅の品質確保の促進等に関する法律、建設業法その他の関係法令により、法的規制を受けております。 当社グループは、不動産業者として「宅地建物取引業法」に基づく免許を受け、不動産開発事業等を行うとともに、建築請負事業においては「建設業法」に基づく建設業許可を取得し、建築工事等を行っております。 今後、これらの法令の改正や新たな法的規制の導入、許認可制度の変更等が行われた場合、又は法令違反等により許認可の取消しや行政処分等を受けた場合には、当社グループの事業活動が制約を受け、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 免許登録について 当社グループの主要な事業活動の継続には、事業遂行上必要となる免許、許可及び登録等の維持が前提となります。 当社グループは、関係法令を遵守するとともに、必要な人的要件その他の許認可要件を継続的に満たすよう適切な管理体制の維持に努めております。しかしながら、法令違反や許認可要件を満たさない事由が生じた場合には、免許、許可又は登録の取消し、更新不能、業務停止その他の行政処分を受ける可能性があります。 今後、これらの免許、許可又は登録の取消し、更新不能その他の行政処分等により事業活動に支障が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (3) 株式の希薄化について 当社グループは、取締役の会社業績の向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、ストック・オプション制度を導入しております。今後、行使がなされた場合には、当社グループの1株当たりの株式価値は希薄化する可能性があります。 (4) 訴訟の可能性について 当社グループが行う不動産の開発・販売及び建築請負事業においては、取引先、顧客、協力会社その他の関係者との間で、契約内容、施工品質、瑕疵、工期、安全管理その他の事由により、訴訟、損害賠償請求その他の法的手続が提起される可能性があります。 当社グループでは、法令遵守の徹底、品質管理及び安全管理の強化並びに契約管理の適切な運用に努めておりますが、これらの訴訟等の内容及び結果によっては、当社グループの業績、財政状態及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報の漏洩について 当社グループは、多数のお客様の個人情報をお預かりしている他、様々な経営情報を保有しております。これらの情報の管理に関しては、社内の情報管理システムを強化すると共に、従業員等に対する教育・研修等により情報管理の重要性の周知徹底を図っております。しかし、これらの対策にも関わらず重要な情報が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用等に影響を与え、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害の発生及び地域偏在について 地震、暴風雨、洪水等の自然災害、戦争、暴動、テロ、火災等の人為的災害が発生した場合、当社グループが所有する不動産の価値が著しく下落する可能性があるほか、建築請負事業においては、施工中の工事の中断・遅延、資材や労務の調達への支障等が生じる可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが保有する不動産及び建築請負事業の主要な事業エリアは、経済規模や顧客ニーズ等を考慮し、東京を中心とする首都圏に集中しております。このため、当該地域において大規模な地震その他の災害が発生した場合や、首都圏経済の悪化等が生じた場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,630字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。 なお、当社は、2025年10月27日を取得日として株式会社小川建設を連結子会社化し、当連結会計年度より連結財務諸表作成会社に移行いたしました。従いまして、前連結会計年度の連結財務諸表を作成しておりませんので、これらとの比較分析は行っておりません。 また、株式会社小川建設の決算日は12月31日であります。みなし取得日を2025年12月31日として連結を開始しており、かつ連結決算日との差異が3か月を超えることから、当連結会計年度においては、同社の2026年3月31日時点の財務諸表を使用しております。ただし、決算日の翌日から連結決算日までの間に生じた重要な取引については連結上必要な調整を行っております。 なお、セグメントにつきまして従来は「分譲開発事業」「賃貸開発事業」「バリューアップ事業」として記載しておりましたが、当連結会計年度より株式会社小川建設を新たに連結の範囲に含めたことから、「分譲開発事業」「賃貸開発事業」「バリューアップ事業」「建築請負事業」を報告セグメントとして記載する方法へ変更しております。 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響を注視する必要があります。また、金融資本市場の変動の影響などに注意する必要があります。 個人消費については、消費者マインドがこのところ弱い動きとなっていますが、持ち直しの動きがみられます。「家計調査」(2026年4月)では、実質消費支出が前月比1.6%増となり、1か月ぶりに前月水準を上回りました。また、消費者マインドを示す消費者態度指数(2026年5月)は、前月比1.4ポイント上昇し、3か月ぶりの上昇となりましたが、3か月移動平均は前月比2ポイント低下して、3か月連続の低下となりました。「商業動態統計」によれば、小売業販売額(2026年4月)は前月比1.3%増となりました。設備投資については、持ち直しの動きがみられる一方で、「法人企業統計季報」(含むソフトウェア)では2026年1~3月期が前期比2.0%減少し、2四半期ぶりの減少となりました。輸出に関しては、おおむね横ばいとなっております。地域別にみると、アジア向けの輸出は、おおむね横ばいとなっており、米国向けとEU向けの輸出は、持ち直しの動きがみられます。 当社グループが属する不動産・建設業界においては、弱含みの動きがみられます。先行指標となる新設住宅着工戸数は、2026年4月が季節調整済年率換算値で724千戸、前月比1.7%減となり、4か月連続の減少となりました。また、首都圏マンションの初月契約率は、2026年5月に64.9%となり、好不況の分かれ目とされる70.0%を3か月連続で下回っております。 このような状況の中、当社グループは、分譲開発事業での開発を進めつつ、賃貸開発事業及びバリューアップ事業においては、東京都23区内のより厳選した好立地において、新規物件の取得を行い、保有物件については積極的な売却を進めてまいりました。また、建築請負事業では、関東圏の新築分譲マンション開発工事を中心とした建築工事を進めてまいりました。この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、46,809百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、29,692百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、17,117百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高29,465百万円、営業利益3,247百万円、経常利益3,056百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,879百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 分譲開発事業は、売上高はゼロ、セグメント損失139百万円となりました。 賃貸開発事業は、売上高19,779百万円、セグメント利益3,709百万円となりました。 バリューアップ事業は、売上高1,872百万円、セグメント利益216百万円となりました。 建築請負事業は、売上高7,801百万円、セグメント利益772百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により6,172百万円増加いたしました。また、投資活動において73百万円増加し、財務活動においては1,266百万円減少いたしました。この結果、資金の当連結会計年度末残高は11,548百万円となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前年同期比 (%) 金額(百万円) 分譲開発事業   -   - 賃貸開発事業   19,779   - バリューアップ事業   1,872   - 建築請負事業   7,801   - その他   12   - 合 計   29,465   - (注)1. 当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、対前期増減率については記載しておりません。 2. 当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、販売先が多岐にわたり、販売実績が総販売実績の100分の10を上回る販売先がありませんので記載を省略しております。 b.契約実績 当連結会計年度の契約実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日)   前年同期比 (%) 金額(百万円) 分譲開発事業   -   - 賃貸開発事業   19,389   - バリューアップ事業   1,436   - 建築請負事業   11,871   - その他   14   - 合 計   32,712   - (注)1. 当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、対前期増減率については記載しておりません。 2. 建築請負事業については、株式会社小川建設を連結子会社化した2026年1月1日から2026年3月31日までの実績を含めております。なお、企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定した場合における2025年4月1日から2025年12月31日までの契約実績は、26,197百万円であります。 c.契約残高 当連結会計年度末における契約残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (2026年5月31日)   前年同期比 (%) 金額(百万円) 分譲開発事業   -   - 賃貸開発事業   7,777   - バリューアップ事業   709   - 建築請負事業   32,628   - その他   2   - 合 計   41,117   - (注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、対前期増減率については記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを行っております。当該見積りにつきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる様々な要因に関して適切な仮定の設定、情報収集を行い、見積り金額を計算しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果とは異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等 1)財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、44,996百万円となり、主な内訳は、現金及び預金が11,551百万円、売掛金及び契約資産が12,644百万円、販売用不動産と仕掛販売用不動産が合わせて19,296百万円であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、1,813百万円となり、主な内訳は、有形固定資産が72百万円、無形固定資産が781百万円、投資その他の資産が959百万円であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、19,989百万円となり、主な内訳は、買掛金が5,677百万円、短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金が12,279百万円であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、9,702百万円となり、主な内訳は、長期借入金が9,647百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、17,117百万円となりました。主な内訳は、資本金が1,750百万円、資本剰余金が777百万円、利益剰余金が11,545百万円であります。 2)経営成績 (売上高、売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上高は、29,465百万円となりました。 分譲開発事業の売上高は、売上計上する引渡物件がなく、ゼロとなりました。 賃貸開発事業の売上高は、19,779百万円となりました。 バリューアップ事業の売上高は、1,872百万円となりました。 建築請負事業の売上高は、7,801百万円となりました。 売上原価については、24,340百万円となりました。 この結果、売上総利益については、5,125百万円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、1,878百万円となりました。 主な内訳は、租税公課を含むその他一般管理費が885百万円、販売手数料を含むその他販売経費が422百万円であります。 この結果、営業利益は、3,247百万円となりました。 (営業外損益、経常利益) 営業外収益は、371百万円となりました。 主な内訳は、受取利息及び配当金が358百万円であります。 営業外費用は、562百万円となりました。 主な内訳は、支払利息が426百万円であります。 この結果、経常利益は、3,056百万円となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 特別損益は、ゼロとなりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、税金等調整前当期純利益3,056百万円から法人税等合計937百万円を控除した当期純利益2,119百万円から、非支配株主に帰属する当期純利益239百万円を控除し、1,879百万円となりました。 3)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により6,172百万円増加しました。また、投資活動において73百万円増加し、財務活動においては1,266百万円減少しました。この結果、資金の当連結会計年度末残高は11,548百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により獲得した資金は、6,172百万円となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益として3,056百万円を獲得し、売上債権が2,393百万円減少したことに加えて、前渡金が1,379百万円減少し、法人税等の支払額が1,594百万円になったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により獲得した資金は、73百万円となりました。主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式取得による収入70百万円を獲得したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は、1,266百万円となりました。主な要因は、物件の取得に伴い、長期借入金及び短期借入金として新たに融資契約を締結したことにより、13,022百万円を獲得したものの、物件の売却や借入期間の終了などに伴い、長期借入金及び短期借入金を返済したことにより、13,988百万円の支出が発生したことによるものであります。 b.経営成績に重要な影響を与える要因についての分析 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、3.事業等のリスクに記載のとおりであります。 c.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資金需要の主なものは、不動産開発事業における販売用不動産の取得及び建築費並びに建築請負事業における工事施工に伴う運転資金であります。これらの資金については、営業活動によるキャッシュ・フロー及び内部資金を基本とし、不動産開発事業に係る資金需要については、主として金融機関からの短期借入金及び長期借入金により調達しております。また、建築請負事業に係る運転資金については、金融機関からの借入れに加え、必要に応じて債権の流動化(ファクタリング)を活用するなど、事業特性に応じた資金調達及び資金管理を行っております。 d.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当連結会計年度末における自己資本比率は、29.3%となりました。 なお、当社グループは自己資本比率を重要な経営指標として位置づけており、自己資本比率30%以上の安定した資本確保を目指していく方針です。 不動産開発事業においては、収益の原資となる販売用不動産の取得を厳選することで総資産の過度な増加を抑制するとともに、建築請負事業においては、適正な受注管理及び採算性を重視した事業運営により安定的な利益を確保し、グループ全体として自己資本の充実に努めてまいります。 e.セグメント毎の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (分譲開発事業) 当連結会計年度は、売上計上する引渡物件がありませんでした。この結果、売上高はゼロとなりました。しかしながら、開発中の物件について、当初予定していた建築工事金額が大幅に増加する見込みとなり、棚卸資産の再評価を行い評価減が発生したことから、セグメント損失が139百万円となりました。 (単位:百万円) 当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日)   増減率 売上高   -   - セグメント損失(△)   △139   - セグメント資産   990   - (注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、増減率については記載しておりません。 (賃貸開発事業) 当連結会計年度は、首都圏を中心に用地取得から賃貸マンションの企画・建築・販売を行っており、月島3プロジェクト、鷹番プロジェクト及び幡ヶ谷3プロジェクト等、19プロジェクトを売却いたしました。この結果、売上高は19,779百万円、セグメント利益は3,709百万円となりました。 (単位:百万円) 当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日)   増減率 売上高   19,779   - セグメント利益   3,709   - セグメント資産   16,192   - (注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、増減率については記載しておりません。 (バリューアップ事業) 当連結会計年度は、中古のマンションを購入し、外観や設備が経年劣化した不動産に対して効率的に改修を行ったり、賃料の見直しや居住率のアップを目的としてリーシングを行うことにより収益性を向上させ、既存の建物の付加価値を高めた上で売却しております。西中延2プロジェクト、南大塚4プロジェクト及び猿江プロジェクトの3プロジェクトを売却いたしました。この結果、売上高は1,872百万円、セグメント利益は216百万円となりました。 (単位:百万円) 当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日)   増減率 売上高   1,872   - セグメント利益   216   - セグメント資産   3,260   - (注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、増減率については記載しておりません。 (建築請負事業) 当連結会計年度より連結子会社となった株式会社小川建設が、総合建設業として関東圏を中心に、建築工事・土木工事、企画・設計・施工業務などの建築工事を請け負っております。新築分譲マンション及び新築賃貸マンションを中心として、その他庁舎の改修、耐震工事等の改修工事、解体工事を受注しております。株式会社小川建設は、明治42年創業の老舗ゼネコンであり、115年を超える歴史と技術、信頼と実績により、既存顧客からのリピート受注のみならず、幅広い顧客への営業活動を展開しております。また、2026年以降の完成工事を含む新規受注を積み増しており、受注済みの請負工事も進捗しております。一方では、資材価格の高騰に対しては、適切な原価管理により影響の軽減に努めてまいりました。当連結会計年度では、みなし取得日を2025年12月31日として株式会社小川建設との連結決算を開始しており、2026年1月1日から2026年3月31日の業績を反映しております。ただし、2026年4月1日から2026年5月31日までの連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。この結果、外部顧客への売上高は7,801百万円、セグメント利益は772百万円となりました。 (単位:百万円) 当連結会計年度 (自 2025年6月1日  至 2026年5月31日)   増減率 売上高   7,801   - セグメント利益   772   - セグメント資産   17,867   - (注)当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、増減率については記載しておりません。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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