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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

アールプランナー

Arr Planner Co.,Ltd.2983 · Growth · 不動産業

愛知県を中心に注文住宅・分譲住宅・土地をワンストップで提供し、デザイン・性能・価格のバランスを強みとする住宅プラットフォーム企業。

概要

アールプランナーは2003年に愛知県名古屋市で設立された不動産企業である。注文住宅・分譲住宅・土地のワンストップ提供を強みとし、ブランド「アールギャラリー」「Fの家」を展開する。2026年1月期の連結売上高は486億円、従業員数419名。2021年に東証マザーズ(現グロース)に上場し、現在は愛知県と首都圏に36拠点を持つ。

注文住宅・分譲住宅・土地をワンストップで提供する事業構造

グループの核は戸建住宅事業であり、注文住宅、分譲住宅、土地の3事業を連携させている。注文住宅では「アールギャラリー」(自由設計)と「Fの家」(規格型)を提供。分譲住宅では注文住宅で培った設計力を応用し、画一的でない個性的な住まいを実現。土地事業では仕入れから販売まで一貫し、顧客に最適な土地と住宅を同時提案する。このワンストップ・プラットフォームにより、複数業者を回る手間を省き、顧客満足度向上を図っている。2026年1月期の総販売棟数は1,163棟(注文住宅416棟、分譲住宅637棟、土地108棟、中古2棟)に達した。

デジタルマーケティングを軸とした集客体制

当社グループの集客力の源泉は独自のデジタルマーケティングにある。ブランドごとに異なるコンセプトに基づき、テーマ性を持ったSNSやWebサイトを運用。Instagramのフォロワーは2025年4月に5万人、TikTokは2025年11月に1万人を突破した。動画コンテンツの配信も強化し、認知度向上とブランディングに注力。これにより、住宅購入検討中の潜在層に効率的にアプローチし、展示場への来場を促進する。従来の広告に頼らない低コストな集客モデルを構築している。

愛知県から首都圏へ拡大する地域展開

地盤は愛知県で、2026年1月末時点で住宅展示場・ショールームを愛知県内に25拠点、不動産営業所を8拠点展開する。2019年10月に東京支店を開設し首都圏へ進出。以降、立川、武蔵野、小金井、新所沢などに展示場を開設し、埼玉県にも初出店した。首都圏エリアの受注棟数は2022年1月期の90棟から2026年1月期には231棟へ増加。営業人員も同期間で16名から34名に拡充した。2本社体制(名古屋本社・東京本社)を2023年5月に導入し、首都圏での成長を加速させている。

連結子会社を通じた不動産仲介・保険代理店事業

グループは当社と連結子会社1社(アールプランナー不動産)で構成される。アールプランナー不動産は不動産仲介事業を担い、愛知県に8営業所、東京都に3営業所を展開。また火災保険の代理店事業も行う。当社本体は戸建住宅事業と中古再生・収益不動産事業を主力とし、その他に顧客紹介事業を手掛ける。住宅購入後もリフォーム・リノベーション、売却・買取などの接点を持ち、生涯取引を目指す。2026年1月期の連結売上高486億円のうち、戸建住宅事業が483億円と大部分を占める。

業界の中での役割は住宅建設・不動産販売・仲介事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
486億円
営業利益
37億円
営業利益率
7.6%
純利益
25億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01戸建住宅事業主力

注文住宅(アールギャラリー、Fの家)と分譲住宅(アールギャラリー×分譲住宅)を提供。Web集客によるデジタルマーケティングで効率的な受注を実現。デザイン性・耐震性・断熱性に優れ、適正価格で提供する。

主な製品・サービス3
アールギャラリー(注文住宅)
自由設計の注文住宅。デザイン性、耐震性、断熱性、コストパフォーマンスを重視。
Fの家(注文住宅)
白を基調としたシンプルな規格住宅。建材・設備を厳選し、価格と性能のバランスを追求。
アールギャラリー×分譲住宅
注文住宅の設計力を活かした、個性的な分譲住宅。

02中古再生・収益不動産事業準主力

中古不動産や収益不動産を取得・再生し、販売する。不動産仲介も行い、収益性の高い物件の提供を目指す。

主な製品・サービス2
中古再生不動産
中古物件をリノベーションし、付加価値を高めて販売。
収益不動産
賃貸用不動産の取得・販売。

03その他その他

顧客紹介事業や火災保険代理店事業等を行い、住宅購入後の顧客との接点を維持する。

製品と技術

注文住宅ブランド「アールギャラリー」の特長

アールギャラリーは自由設計の注文住宅ブランドで、顧客の理想を追求する「Find Your Only One Style」をコンセプトとする。設計士をデザイナーと位置づけ、意匠性の高い外観・間取りを実現。同時に、耐震性・耐風性の安全性と高断熱・制振の快適性を備え、コストパフォーマンスを重視。20~40代のメインターゲットに手の届きやすい価格帯を設定している。2026年1月期の注文住宅販売棟数は416棟で、前期から91棟増加した。

規格型注文住宅「Fの家」のコンセプト

Fの家は2016年5月に受注を開始した規格型注文住宅ブランド。白を基調としたシンプルなデザインと間取りが特徴で、建材や設備をあらかじめ厳選した選択肢から選ぶ方式。流行に左右されない普遍的なスタイルを志向する。規格化によりコストを抑制し、低価格でありながら安全性と快適性は確保。アールギャラリーとは異なる顧客層を取り込む役割を果たしている。

分譲住宅における注文住宅品質の応用

当社グループの分譲住宅は、注文住宅で培った設計力を活かし、1棟ごとに異なる外観・間取りを設計。画一的な建売ではなく、個性的な住まいを提供する。耐震性・耐風性・断熱性も注文住宅同等の品質を維持。2026年1月期の分譲住宅販売棟数は637棟で、前期比43棟増加。売上高の拡大に大きく寄与している。分譲住宅でありながらデザイン性を重視する点が競合との差別化要素である。

デジタルマーケティングとテクノロジー活用

集客の中核はデジタルマーケティングである。SNSやWebサイトをブランドごとにテーマ分けし、関心の高い層にコンテンツを届ける。Instagramフォロワー5万人、TikTokフォロワー1万人を達成。動画コンテンツの配信も強化。また、会員データベースを活用し、顧客の属性や行動に基づいたアプローチを行う。最新鋭テクノロジーの導入により業務効率化と収益機会の増加を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

低価格住宅で急成長、海外なし

アールプランナーは低価格帯の注文住宅に特化し、2025年1月期売上高402億円と成長を続ける。同業の大東建託は賃貸・戸建てで圧倒的規模を持つが、低価格帯での競合は少ない。robot homeやタスキホールディングスも事業規模は小さい。営業利益率は5.47%と業界平均並みだが、急成長に伴い利益率改善が課題。海外展開はなく、国内住宅市場に依存する。

強み

  • 低価格帯の注文住宅に特化し、コスト競争力と顧客ニーズへの適合性が高い。
  • 2024年→2025年で売上高25%増の402億円と高成長を維持。
  • 2025年1月期の営業利益率5.47%は前年から改善し、収益性が向上。
  • 内需依存だが、国内の住宅需要を着実に取り込むビジネスモデル。

課題

  • 営業利益率5.47%は大東建託の同水準だが、規模拡大に伴うコスト管理が必要。
  • 国内市場に依存しており、成長に限界がある可能性。
  • 低価格帯は参入障壁が低く、同業他社の追随リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がアールプランナー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

エクステリア事業から出発した2003年の創業

2003年10月、名古屋市天白区にて有限会社アールプランナーを設立。資本金1千円で、エクステリア(外構)事業とリフォーム事業を目的とした。当初は小規模な有限会社であったが、2007年1月に株式会社へ改組し、商号を株式会社アールプランナーに変更。本社も天白区内で数回移転しながら事業基盤を固めた。この時期は現在の中核である注文住宅事業は未だ始まっておらず、外構工事とリフォームが主な収入源であった。

注文住宅事業へ参入した2008年

2008年8月、注文住宅事業を開始。これが後の成長の起点となる。2010年10月には注文住宅ブランド「アールギャラリー」の受注を開始し、ブランド化に着手。2012年1月には本社を天白区原に移転し、ショールームを併設。実物を見せる販売手法を取り入れた。2014年5月にはリフォームブランド「カラーズリフォーム」(後にアールギャラリーリフォームに名称変更)を立ち上げ、リフォーム事業も強化した。

住宅展示場の開設とブランド多様化の2015~2017年

2015年1月、初の住宅展示場「アールギャラリー日進赤池展示場」を愛知県日進市に開設。2016年1月にはリフォームブランドを「アールギャラリーリフォーム」に統一。同年5月には第2の注文住宅ブランド「Fの家」の受注を開始。規格型でコストを抑えた商品である。2017年1月にはアールプランナー不動産を子会社化し、不動産仲介事業をグループに取り込んだ。同年11月には本社を現在の名古屋市東区東桜に移転した。

首都圏進出と株式上場の2019~2021年

2019年10月、東京支店を武蔵野市に開設し首都圏へ本格進出。2020年6月には首都圏初の住宅展示場「立川展示場」を開設。同年9月には新宿ショールームも開設した。新型コロナ禍の中でも出店を継続。2021年2月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。同年12月には名古屋証券取引所市場第二部にも上場し、資金調達力を高めた。

グロース市場移行と2本社体制の2022~2023年

2022年4月、東証の市場区分見直しによりマザーズからグロース市場へ移行。同年9月には小金井・府中展示場を開設。2023年1月には岡崎西展示場を開設し、愛知県内でも新規出店を続けた。2023年5月、名古屋本社と東京本社の2本社体制へ移行。首都圏での意思決定を迅速化する狙いである。同年10月には初の複合店「SUMAI GALLERY とよた」を豊田市に開設した。

持続的な成長に向けた拠点拡充の2024~2025年

2024年9月に大府展示場、11月に日進梅森展示場を開設。2025年4月には埼玉県所沢市に「新所沢展示場」を開設し、首都圏でのプレゼンスをさらに高めた。2026年1月期の総販売棟数は1,163棟と前期比110棟増加。売上高は486億円、営業利益37億円と過去最高を更新した。首都圏エリアの受注棟数も231棟と順調に伸びている。

年表32件を開く

2000年代

  • 2003年10月エクステリア((注)1)事業・リフォーム事業を目的として、㈲アールプランナー(現 ㈱アールプランナー)〔資本金1千円〕を名古屋市天白区元植田一丁目2303番地に設立
  • 2004年10月本社を名古屋市天白区池場二丁目2503番地に移転
  • 2005年9月本社を名古屋市天白区池場二丁目3216番地に移転
  • 2007年1月商号変更有限会社から株式会社へ改組し、㈱アールプランナーに商号変更
  • 2008年8月注文住宅事業を開始

2010年代

  • 2010年10月注文住宅ブランド「アールギャラリー」の受注を開始
  • 2012年1月本社を名古屋市天白区原二丁目507番地に移転し、ショールームを併設
  • 2014年5月リフォームブランド「カラーズリフォーム」(現 アールギャラリーリフォーム)を立ち上げ、天白原店を開設(名古屋市天白区)
  • 2015年1月「アールギャラリー」として初めての住宅展示場となる、アールギャラリー日進赤池展示場を開設(愛知県日進市)
  • 2016年1月リフォームブランド「カラーズリフォーム」を「アールギャラリーリフォーム」へ名称変更。天白原店を閉鎖し、アールギャラリーリフォーム天白展示場を開設(名古屋市天白区)
  • 2016年5月注文住宅ブランド「Fの家」の受注を開始
  • 2017年1月M&A㈱アールプランナー不動産(名古屋市千種区)を100%子会社化(現 連結子会社)((注)2)
  • 2017年2月㈱アールプランナー不動産 本社を名古屋市東区に移転
  • 2017年5月「Fの家」ショールームを開設(名古屋市東区)
  • 2017年11月本社を名古屋市東区東桜一丁目13番3号に移転
  • 2019年10月首都圏エリア(1都3県)への進出となる東京支店を開設(東京都武蔵野市)

2020年代

  • 2020年6月首都圏エリア(1都3県)で初めての住宅展示場となる立川展示場を開設(東京都立川市)
  • 2020年8月東京都武蔵野市の拠点を吉祥寺オフィスとし、東京支店を東京都新宿区に移転
  • 2020年9月新宿ショールームを開設(東京都新宿区)
  • 2021年2月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式上場
  • 2021年12月上場名古屋証券取引所市場第二部に株式上場
  • 2022年1月アールギャラリー武蔵野展示場を開設(東京都武蔵野市)
  • 2022年2月アールギャラリー栄ショールーム(現 DESIGN GALLERY 栄)を移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年9月アールギャラリー小金井・府中展示場を開設(東京都小金井市)
  • 2023年1月アールギャラリー岡崎西展示場を開設(愛知県岡崎市)
  • 2023年5月「本社(名古屋市東区)」「東京本社(東京都新宿区)」の2本社体制へ移行
  • 2023年10月当社初の複合店としてSUMAI GALLERY とよたを開設(愛知県豊田市)
  • 2023年11月アールギャラリー三鷹ショールームを開設(東京都武蔵野市)
  • 2024年9月アールギャラリー大府展示場を開設(愛知県大府市)
  • 2024年11月アールギャラリー日進梅森展示場を開設(愛知県日進市)
  • 2025年4月アールギャラリー新所沢展示場を開設(埼玉県所沢市)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    首都圏エリアでの成長加速

    主要マーケットの愛知県に加え、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の首都圏エリアで住宅展示場や不動産営業所の開設を強化し、事業拡大を進める。

  2. 02

    東海エリアでのシェアアップ

    地盤の東海エリアで知名度を活かし新規出店を進めるとともに、既存拠点の効率性向上のため人財育成や営業力強化に取り組み、シェア拡大を目指す。

  3. 03

    デジタルマーケティング・ブランディング強化

    テーマ性を持ったSNSや動画コンテンツ、Webサイトの活用に加え、TVCM等で認知度向上とブランディングを強化し、業務効率化と生産性向上を図る。

  4. 04

    商品力・生涯取引の強化

    注文住宅のデザイン力・コスト競争力強化、先進技術導入による性能向上を図るとともに、住宅販売後の保険・メンテナンス・リフォーム等で顧客との継続的な関係を構築する。

  5. 05

    人的資本経営の推進

    専門人財の採用と育成、新卒採用の積極化、働きやすい職場環境の整備を通じてエンゲージメントを高め、個々の能力が最大限発揮される組織風土を醸成する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で419人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は595万円で、5期前と比べて+16.0%平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は4.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年1月51332.73.1292
2022年1月52533.03.4306
2023年1月53432.73.8322
2024年1月55733.24.1357
2025年1月59834.44.6370595
2026年1月59534.64.6419883

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率71.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
日進梅森展示場 — 愛知県日進市89百万円
戸建住宅事業
大府展示場 — 愛知県大府市75百万円
戸建住宅事業
アールプランナー 不動産 栄営業所(名古屋市東区)他7拠点70百万円
戸建住宅事業
新所沢展示場 — 埼玉県新所沢市60百万円
戸建住宅事業
DESIGN GALLERY 豊田 — 愛知県豊田市50百万円
戸建住宅事業
三鷹展示場 — 東京都三鷹市45百万円
戸建住宅事業
新宿ショールーム — 東京都新宿区18百万円
戸建住宅事業
本社 — 名古屋市東区7百万円
全社共通
主な関係会社
  • 国内
    ㈱アールプランナー 不動産
    名古屋市東区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は486億円営業利益37億円前期と比べると増収増益で、売上が+20.9%、利益が+68.2%。

売上高
+20.9%
486億円
営業利益
+68.2%
37億円
純利益
+78.6%
25億円
営業利益率
7.6%
前期比 +2.1%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は257億円、営業利益は20億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+29.1%、営業利益は+81.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q943
2024年1Q7800.00
2024年2Q8033.81
2024年3Q61−3−4.9−2
2024年4Q1023
2025年1Q9022.21
2025年2Q11398.06
2025年4Q199115.57
2026年2Q229177.411
2026年4Q257207.814

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年1月期からの10期で、売上は90億円から486億円へ5.4倍に増えた。直近期の営業利益率は7.6%。売上は9期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
㈱アールプランナー不動産(名古屋市千種区)を100%子会社化(現 連結子会社)((注)2)
2017年1月9053
2018年1月12053
首都圏エリア(1都3県)への進出となる東京支店を開設(東京都武蔵野市)
2019年1月16674
首都圏エリア(1都3県)で初めての住宅展示場となる立川展示場を開設(東京都立川市)
2020年1月19264
東京証券取引所マザーズ市場に株式上場
2021年1月22053
アールギャラリー武蔵野展示場を開設(東京都武蔵野市)
2022年1月2811410
アールギャラリー岡崎西展示場を開設(愛知県岡崎市)
2023年1月31253
アールギャラリー大府展示場を開設(愛知県大府市)
2024年1月32142
アールギャラリー新所沢展示場を開設(埼玉県所沢市)
2025年1月40222205.514
2026年1月48637357.625

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高486億円のうち、営業利益として残るのは37億円7.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の5.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金81.7%397億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.5%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.6%37億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.0pt
7.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.0pt
5.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+23.6pt
36.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年1月期は営業CFが−13億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−17億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は58億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年1月−10−322−1326
2020年1月−11−39−1421
2021年1月2−34−124
2022年1月−25−436−2932
2023年1月−31−531−3628
2024年1月6−20432
2025年1月19−331651
2026年1月−13−424−1758

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年1月期の総資産は351億円。このうち返さなくてよい自己資本が78億円で、自己資本比率は22.3%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年1月676618.2
2018年1月8897910.1
2019年1月1321511711.5
2020年1月1511913212.9
2021年1月1602313714.3
2022年1月2263918717.4
2023年1月2424319917.6
2024年1月2544421017.1
2025年1月2895723219.6
2026年1月3517827322.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
63億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
71億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
273億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
50
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中4位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中119位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
36.5%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.6%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
22.3%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
20.9%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.7%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,746で、1年前と比べて+71.1%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥1,746+3.3%1ヶ月+19.0%1年+71.1%時価総額94億円
過去52週の値幅
安値¥1,035高値¥2,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.6倍
PBR2.27倍
配当利回り3.72%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8/17に1689円と前日比+5.3%上昇し、直近1ヶ月では+11.79%と強い上昇。25日線(1504円)を約12%上回り、75日線(1454円)や200日線(1507円)も上回っており、中期・長期のトレンドは上向き。52週高値2400円からは約30%下の水準だが、52週安値932円からは約81%上昇。出来高は8/17に6.68万株と増加し、買い意欲の強さを示す。RSIは69とやや高水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PER 6.45倍は業界平均14.14倍を大幅に下回り割安。PBR 1.93倍は平均1.68倍を上回るが、ROE 36.5%と高収益を考慮すれば許容。配当利回り4.37%は平均3.12%を上回り魅力的。売上高は2024/1の321億円から2026/1予想486億円へ増加、営業利益率も5.47%から7.61%へ改善。割安かつ成長と配当を両立している。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.6倍14.9倍
PBR2.27倍1.84倍
ROE36.5%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

買取再販ビジネスで急成長している企業です。強気派は、不動産需給の逼迫で販売価格が上昇し、高いROEと利益成長が続くと見ます。一方、弱気派は、金利上昇による買い手需要の減退や、在庫リスク、競争激化による仕入れ価格の高騰を懸念します。PERは低く割安に見えますが、景気に敏感な景気敏感株です。

プラスに働く材料7
  • 不動産市況が堅調で販売好調

    年度利益が大幅増加しており市場環境は良好

  • 高い収益性と資本効率

    ROEは36%と非常に高く、株主価値向上に寄与

  • 成長戦略が奏功

    仕入れから販売までの一貫体制で利益率向上

  • 2026/1期営業益37億円、前期比68%増益通年影響

    売上高486億円(前期比+21%)、営業利益37億円(同+68%)。PER6.4倍と低水準で再評価余地。

  • ROE36.5%と高水準、PBR1.93倍の改善余力継続影響

    ROE36.5%は非常に高く、時価総額80億円に対して純利益25億円。資本効率の高さが評価される。

  • 配当利回り4.37%と高水準、下値支援継続影響

    予想配当利回り4.37%は相対的に高く、株価調整時に買いを誘いやすい。

  • 売上高486億円、2桁増収で収益基盤拡大通年影響

    前期比+21%増収。営業利益率も5.5%→7.6%に改善し、収益性が向上した。

マイナスに働く材料7
  • 金利上昇が需要を冷やす

    住宅ローン金利の上昇で購入意欲が減退するリスク

  • 在庫リスクと資金負担

    仕入れた物件が売れ残ると在庫リスクが発生

  • 競争激化で利幅が縮小

    同業他社が増えて仕入れ価格が上昇

  • 営業利益率7.6%と低く、原価高で減益リスク通年影響

    売上高486億円に対し営業利益37億円。原材料費や建設費の上昇で利益率が圧迫され得る。

  • 2024/1期は純利益2億円、業績変動が大きい不定影響

    2024/1期の純利益は2億円と低調。不動産市況の悪化で利益が急減する懸念がある。

  • 時価総額80億円の小型株で流動性リスク継続影響

    時価総額80億円と小規模で、機関投資家の売買が入りにくく、売りが膨らみやすい。

  • 外国人保有比率2.6%と低く、海外勢の資金流入乏しい継続影響

    外国人保有比率2.6%は東証平均より低く、海外マネーの需要が限定的。

次の決算で確かめる点
販売戸数と成約率
売上高と在庫リスクの動向を示す
仕入れ価格と販売価格の差
利益率に直結する重要な指標
在庫月数
在庫が過剰になると資金繰りに影響
金利動向
住宅需要に影響し、事業環境を左右する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり65で、前期から+188.9%いまの株価に対する利回りは3.72%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥65
1株あたり
配当利回り
3.72%
いまの株価に対して
配当性向
18.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年1月814.9
2024年1月80.034.4
2025年1月23200.017.6
2026年1月65188.918.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥65

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ1,929人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.3%を占め、残る65.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他55.058.254.754.955.157.8
事業法人45.034.334.734.034.133.9
証券会社2.94.23.24.05.3
外国法人3.96.27.86.62.5
自己株式0.00.01.31.31.2
金融機関0.70.10.10.00.4
外国人個人0.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Ko.International株式会社18.52
02梢 政樹17.41
03TreeTop株式会社14.82
04古賀 祐介13.71
05アールプランナー従業員持株会2.85
06野村證券株式会社1.76
07株式会社SBI証券1.36
08嶋崎 弘之1.08
09新海 秀治1.02
10楽天証券株式会社0.72

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-06-08
    古賀 祐介
    新規の大量保有報告
    13.71%
    -0.86pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−98%、1株純資産は10期で−97%。直近期のROEは36.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年1月13,38127,60964.0
2018年1月8422246.7
2019年1月10637832.6
2020年1月10948725.1
2021年1月8757416.5
2022年1月9136930.99.2
2023年1月313968.012.614.9
2024年1月214105.216.334.4
2025年1月13553328.75.117.6
2026年1月23173236.57.118.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/1期の役員報酬は総額181百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
古賀祐介代表取締役 会長513,480,000
梢政樹代表取締役 社長513,480,000
舟橋和取締役CFO4628,720
安藤弘志取締役5020,000
古田博監査役(常勤)66
松井知行監査役43
澤井重德監査役68

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3160116254
社外監査役315155
社外取締役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,519字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社(㈱アールプランナー不動産)により構成されており、「All Satisfaction -「住。」を通じてすべての人に満足を提供する-」のパーパスのもと、「デザイン×テクノロジーで人々の住生活を豊かにする」ことをミッションとして、「注文住宅」×「分譲住宅」×「土地」の3つの事業をワンストップで行い、様々な顧客ニーズにこたえることができる、日本一顧客満足度の高い住宅プラットフォーム企業となることをビジョンとしております。また、“こだわりのある良質な住まいをよりリーズナブルに”をバリューとして、「戸建住宅事業」及び「中古再生・収益不動産事業」を展開しております。 当社グループの事業における当社及び連結子会社の位置付け及びセグメントとの関連は、以下のとおりであります。 セグメントの名称   会社名   役割 戸建住宅事業   当社   主に注文住宅の請負事業、分譲住宅の販売事業、不動産の仕入・販売事業、リフォーム及びエクステリアの請負事業を行っております。 ㈱アールプランナー不動産(連結子会社)   不動産仲介事業を行っております。 中古再生・収益不動産事業   当社   中古不動産・収益不動産の取得・再生・販売事業を行っております。 ㈱アールプランナー不動産(連結子会社) その他   当社   主に顧客紹介に関する事業等を行っております。 ㈱アールプランナー不動産(連結子会社)   主に火災保険の代理店事業等を行っております。 当社グループの戸建住宅事業で取り扱っている、新築住宅のブランドは以下のとおりであり、顧客の要望に合わせた住宅の提供を行っております。 セグメントの名称   ブランド名   コンセプト 戸建住宅事業   アールギャラリー(注文住宅)   顧客の想い描く理想を追求する自由発想の家づくり(Find  Your Only One Style)を目指し、安全性(耐震性・耐風性)と快適性(断熱性)だけでなく、デザイン性(意匠性)やコストパフォーマンス(適正価格)を重視した注文住宅。 Fの家(注文住宅)   ベースカラーは白を基本とし、シンプルな間取りを提案し、建材・設備をあらかじめ厳選したものの中から選択することにより流行に左右されない家づくりのできる注文住宅。安全性(耐震性・耐風性)と快適性(断熱性)も兼ね備えた規格商品。 アールギャラリー×分譲住宅   注文住宅で培われた設計力で1棟ごとに異なる外観・間取りを設計。安全性(耐震性・耐風性)と快適性(断熱性)も注文住宅と同等品質で提供しており、分譲住宅でありながら画一的な建物でなく個性的な住まいを実現。 販売棟数の推移は、以下のとおりであります。 (単位:棟) 2022年1月期   2023年1月期   2024年1月期   2025年1月期   2026年1月期 注文住宅   329   338   283   325   416 分譲住宅   423   444   438   594   637 土地   38   69   136   127   108 中古不動産   6   3   5   7   2 合計   796   854   862   1,053   1,163 (1) 事業の特長 当社グループでは、Web集客を軸とするデジタルマーケティングを活用した戸建住宅事業を中核事業としております。ブランドごとに異なるコンセプトや特長を活かし、テーマ性を持ったSNSやWebサイトの活用で関心の高い顧客層へ確実にコンテンツを届け、住宅購入を検討中の潜在層にも幅広くアプローチする集客体制を実現しております。 また、設計士はデザイナーであるという考えのもと、デザイナーがプランニングしたデザイン性の高い、高断熱・制振の高い性能を装備した住宅を、当社グループがメインターゲットとする20代から40代の顧客にとって手が届きやすい適正な価格で提供することができる「デザイン」「性能」「価格」の3つの強みを重ね合わせたコストパフォーマンスの高い住宅の商品力を有しております。 当社グループの属する住宅・不動産業界では、住宅又は不動産のいずれかに特化した会社が多数存在しております。一般的に住宅に特化した会社は、住宅を「どこに建てるか」という土地に関する情報力は十分でなく、一方で、不動産に特化した会社は、地域の土地に関する情報力が豊富な反面、「どういった住宅に住みたいか」といった建物に関するニーズへの対応力に課題を抱えている場合が多いため、顧客が住宅購入の検討を始めてから入居に至るまでには、複数の業者との折衝を重ねて多くの課題を解決していく必要があります。これに対し、当社グループは、戸建住宅事業における「注文住宅」×「分譲住宅」×「土地」のビジネス展開(ワンストップ・プラットフォーム)を推進しております。 このビジネス展開により、戸建住宅事業において「注文住宅」を取扱うことで、時代に合わせたデザイン・仕様・性能等のノウハウが当社グループ内に蓄積され、また、「分譲住宅」を取扱うことで、土地に合わせた住宅を提供するノウハウが当社グループ内に蓄積されております。このように、「注文住宅」及び「分譲住宅」で培ったノウハウを相互に利用することで、顧客ニーズに合った住宅の提案を行っております。また、「土地」を取扱う中で、土地情報が当社グループ内に蓄積されることで、「注文住宅」を希望している顧客に対しては最適な土地情報を提供でき、「分譲住宅」においては建築に適した用地を確保することが可能となっております。「土地」購入者に対して当社グループの住宅を提案するなど、当社グループで「注文住宅」及び「分譲住宅」を同時に取扱うことで、顧客に最適なサービスをワンストップで提供することが可能となっております。 さらに、当社グループでは、住宅を購入された顧客に対して、火災保険、アフターメンテナンス、リフォーム・リノベーション、建て替え・売却・買取といった場面で顧客との接点を増やし、ライフスタイルに寄り添うサービスを提供できる体制を強化しております。住宅購入後のサポート体制をより充実させるなど、LTV(Life Time Value/ライフタイムバリュー)向上施策を通じてお客様と生涯にわたりお付き合いしていく「生涯取引」を目指してまいります。 (2) 当社グループの強み ① 「デザイン」「性能」「価格」の3つの強みを重ね合わせたコストパフォーマンスの高い住宅の商品力 当社グループは、注文住宅を手掛ける中で培われた設計力からなる規格にとらわれない設計自由度の高いデザイン性、安全性(耐震性・耐風性)及び快適性(断熱性)を兼ね備えた価格競争力のある商品力を有しております。社内に設計部門を有し、設計士はデザイナーであるという考えのもと、デザイナーがプランニングしたデザイン性の高い、また高断熱・制振の高い性能を装備した注文住宅を提供しております。 この注文住宅で培われた設計力を分譲住宅でも活かすことで、注文住宅のクオリティを兼ね備えた分譲住宅を適正価格で提供することが可能となっております。 これにより、当社グループがメインターゲットとする20代から40代の顧客にとって手が届きやすい適正な価格で住宅を提供することができております。 ② デジタルマーケティングを強みとした集客力 当社グループでは、ブランドごとに異なるコンセプトや特長を生かしたSNS・Webサイトを運用しております。テーマ性を持つSNSやWebサイトを活用したデジタルマーケティングを展開し、関心の高い顧客層へ確実にコンテンツを届け、住宅購入を検討中の潜在層にも幅広くアプローチすることで、効率的な集客体制を構築しております。また、SNSや動画投稿サイトでの動画コンテンツの配信を強化し、認知度向上とブランディング強化を図っております。2025年4月に当社Instagramのフォロワーが5万人、2025年11月に当社TikTokのフォロワーが1万人を突破しております。 当社独自のデジタルマーケティングや最新鋭テクノロジーの活用を通じて、コミュニケーションの変革と業務効率化を実現し、収益獲得機会増加・生産性の向上を目指しております。 ③ 「注文住宅」×「分譲住宅」×「土地」のワンストップ・プラットフォームから生まれる営業力 当社グループは、「注文住宅」×「分譲住宅」×「土地」の3つの事業を行うことで、あらゆる顧客のニーズへのワンストップの対応が可能となっております。当社グループでは、事業間の連携を密に行い、住宅展示場と不動産営業所を往来する顧客にも対応しております。 なお当社グループは、愛知県を中心として36拠点(愛知県:25拠点、東京都:11拠点)(2026年1月31日現在)を構えており、以下のとおりとなります。 (2026年1月31日現在) 住宅展示場・ショールーム等   所在地 緑 滝ノ水展示場   名古屋市緑区 中川展示場   名古屋市中川区 守山尾張旭展示場   愛知県尾張旭市 大府展示場   愛知県大府市 日進梅森展示場   愛知県日進市 東海展示場   愛知県東海市 春日井展示場   愛知県春日井市 小牧展示場   愛知県小牧市 稲沢展示場   愛知県稲沢市 とよた平屋展示場   愛知県豊田市 豊田展示場   愛知県豊田市 岡崎北展示場   愛知県岡崎市 岡崎西展示場   愛知県岡崎市 豊橋展示場   愛知県豊川市 DESIGN GALLERY 栄   名古屋市東区 DESIGN GALLERY 豊田   愛知県豊田市 天白ショールーム   名古屋市天白区 立川展示場   東京都立川市 武蔵野展示場   東京都武蔵野市 三鷹展示場   東京都三鷹市 小金井・府中展示場   東京都小金井市 新所沢展示場   埼玉県所沢市 DESIGN GALLERY 立川    東京都立川市 三鷹ショールーム    東京都武蔵野市 新宿ショールーム    東京都新宿区 不動産店舗   所在地 アールプランナー不動産 栄営業所   名古屋市東区 アールプランナー不動産 天白営業所   名古屋市天白区 アールプランナー不動産 名古屋東営業所   名古屋市名東区 アールプランナー不動産 名古屋西営業所   名古屋市中川区 アールプランナー不動産 名古屋南営業所   愛知県東海市 アールプランナー不動産 春日井営業所   愛知県春日井市 アールプランナー不動産 豊田営業所   愛知県豊田市 アールプランナー不動産 岡崎営業所   愛知県岡崎市 アールプランナー不動産 三鷹営業所   東京都武蔵野市 アールプランナー不動産 立川営業所   東京都立川市 アールプランナー不動産 新宿オフィス   東京都新宿区 事業の系統図は、以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題6,157字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「All Satisfaction -「住。」を通じてすべての人に満足を提供する-」のパーパスのもと、「デザイン×テクノロジーで人々の住生活を豊かにする」ことをミッションとして掲げております。また「注文住宅」×「分譲住宅」×「土地」の3つの事業をワンストップで行い、様々な顧客のニーズにこたえることができる、日本一顧客満足度の高い住宅プラットフォーム企業として将来的に全国展開することを目指しております。さらに“こだわりのある良質な住まいをよりリーズナブルに”をバリューとして、サステナビリティの観点に基づく企業活動も重視した社会貢献度の高い企業となることも目指しております。 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、「売上高」及び「営業利益」をグループ全体の成長を示す経営指標と位置づけております。また、売上高に関連するより具体的な事業展開上の指標として、注文住宅と分譲住宅の「戸建販売棟数」、戸建販売棟数に土地の販売棟数と中古不動産販売棟数を加えた「総販売棟数」も重要な指標と考えております。 (3) 中長期的な経営戦略 当社グループでは、デジタルマーケティングを強みとした集客体制を構築しており、ブランドごとに異なるコンセプトや特長を活かし、テーマ性を持ったSNSや動画コンテンツ、Webサイトの活用で関心の高い顧客層へ確実にコンテンツを届け、住宅購入を検討中の潜在層にも幅広くアプローチする仕組みを実現しております。また、創業時から住宅と不動産の両方の強みを活かした企業づくりに取り組み、住宅部門と不動産部門が連携することで「注文住宅」×「分譲住宅」×「土地」をワンストップで行うビジネス展開(ワンストップ・プラットフォーム)が可能となっており、顧客のニーズに合った商品を提供しております。 当社グループでは、デザイン性の高い注文住宅を手掛ける中で培った設計力により、「デザイン」「性能」「価格」の3つの強みを重ね合わせたコストパフォーマンスの高い住宅の商品力により、アフォーダブル・ラグジュアリーのポジショニングを確立しております。分譲住宅でもこの設計力を活かし、注文住宅のクオリティを兼ね備えた分譲住宅を適正価格で提供することが可能となっております。また、土地の仕入れから住宅の設計、施工、販売までを一貫して手掛けていることから、建物の専門性と不動産の専門性を有していることに加え、当社独自のデジタルマーケティングや会員データベースによって顧客に関する専門性もあり、これらの専門性を相互に活用する製販一体の強みが生まれております。 今後は、以下の成長戦略にて、これまでの事業展開で培った当社独自のデジタルマーケティングを強みとした集客力をもとに、さらなる事業拡大を図ってまいります。 ① 首都圏エリアでの成長の加速 当社グループでは、これまで愛知県を地盤に事業を拡大してまいりましたが、事業規模のさらなる拡大を目指し、主要マーケットである愛知県に加えて、東京都、神奈川県、埼玉県及び千葉県の首都圏エリアでの展開を強化してまいります。 2019年10月に首都圏エリアへ進出し、2020年6月には立川展示場(東京都立川市)、2020年9月には新宿ショールーム(東京都新宿区)を開設いたしました。また、2025年4月に埼玉県に初の住宅展示場『新所沢展示場』を開設しており、首都圏エリアでの主な営業拠点は、住宅展示場:5拠点、ショールーム:3拠点、不動産営業所:3拠点(2026年1月31日現在)となっております。 首都圏エリアは、注文住宅及び分譲住宅(一戸建)の新設住宅着工戸数が愛知県とともに全国で上位1位~5位を占める優良な市場であります(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2025年 年次データ)。また、首都圏エリアの分譲マンション平均価格は高騰する一方、分譲戸建価格は堅調に推移しており(出典:国土交通省 不動産価格指数(住宅))、戸建需要が高まる傾向にあります。 今後、当社グループの強みをこれまで以上に発揮できるよう、住宅展示場や不動産営業所の開設をさらに強化し、首都圏エリア全域での事業拡大を進めてまいります。 (首都圏エリアの状況) 2022年1月期通期   2023年1月期通期   2024年1月期通期   2025年1月期通期   2026年1月期通期 戸建受注棟数(件)   90   100   136   186   231 営業人員数(名)   16   22   29   32   34 (注) 営業人員数は、各事業年度末の人員数を記載しております。 ② 東海エリアでのさらなるシェアアップ 当社グループの主要マーケットである愛知県は以下の特徴があり、首都圏エリア同様に優良な市場であります。 (a) 新築戸建市場は、注文住宅:全国第1位(19年連続)、分譲住宅(一戸建):全国第4位(10年連続)(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2007年から2025年までの年次データ)であり、従来から新築戸建市場としては盛況な市場であること (b) 住宅地平均地価全国第5位(出典:国土交通省 令和7年都道府県地価調査)に対し一人当たり所得は全国第2位(出典:内閣府 令和4年度県民経済計算)であり、住宅地価水準に対応する経済力があること (c) 一戸建住宅比率が全国第41位(出典:総務省統計局 社会生活統計指標 ―都道府県の指標― 2025 2023年データ)と低く、戸建住宅の潜在需要が大きいこと 東海エリアは当社グループが地盤とするエリアであり、当社グループの知名度は相応に高いものであります。また当社グループの愛知県内における主な営業拠点は、住宅展示場:14拠点、ショールーム:3拠点、不動産営業所:8拠点(2026年1月31日現在)となっております。当社グループは、東海エリアでの成長が盤石な収益基盤の確保につながることから、知名度を活かして新規出店を進めつつ、既存拠点の効率性向上に向けて人財育成や営業力強化に取り組み、東海エリアでのさらなるシェアアップを目指してまいります。当社は、2021年12月に名古屋証券取引所市場第二部(メイン市場 提出日現在)にも上場しており、東海エリアでのさらなる社会的信用及び知名度向上に取り組むとともに、地域経済の貢献にも努めてまいります。 ③ デジタルマーケティング・ブランディングの強化 当社グループでは、テーマ性を持ったSNSやWebサイトの活用で関心の高い顧客層へ確実にコンテンツを届け、住宅購入を検討中の潜在層にも幅広くアプローチする仕組みを実現しております。 動画コンテンツによる発信の強化やTVCM等を活用した認知度向上とブランディング強化を図っております。 今後も当社独自のデジタルマーケティング及び最新鋭テクノロジーの活用、ブランディング強化を通じて、コミュニケーションの変革・業務効率化を実現し、収益獲得機会増加及び生産性の向上を目指してまいります。 ④ 商品力・生涯取引(ライフタイムバリュー)の強化 当社グループの成長の原動力である商品力をさらに深化し、幅広いお客様からのニーズを獲得するとともに、注文住宅グレードのデザイン力・コスト競争力の強化、住宅性能の向上と住宅への先進技術を導入する先進住宅の提供、魅力ある住宅×好立地による収益性向上により1棟当たり単価と収益性向上を図り、生産性の向上に努めてまいります。 当社グループは、戸建住宅事業を行っておりますが、住宅販売後も火災保険、アフターメンテナンス、顧客紹介、リフォーム・リノベーション、建て替え・売却・買取といった場面で顧客との接点を増やし、ライフスタイルに寄り添うサービスをワンストップで提供できる体制を強化してまいります。 住宅購入後のサポート体制をより充実させるため、LTV(Life Time Value/ライフタイムバリュー)向上施策を通じて顧客と生涯にわたりお付き合いしていく「生涯取引」を目指してまいります。 ⑤ 人的資本経営の推進 住宅購入は購入プロセスが複雑で検討事項が多く、また高額であることから、人による接客対応が不可欠な商品となっておりますので、当社グループでは優秀な『人財』の採用及び育成を非常に重要視しております。中途での専門『人財』の採用によって『人財』レベルを高めるとともに、新卒採用も積極的に行い、当社グループの文化に合致する『人財』を獲得しております。特に新卒採用につきましては、当社グループの事業紹介及び従業員との交流を行うなど、情報提供を充実させております。 あわせて、多様な価値観を尊重した働きやすい職場環境の整備を通じて、会社と従業員の相互信頼(エンゲージメント)を深化させ、個々の能力が最大限に発揮される組織風土の醸成に努めております。 当社グループでは、従業員を『人財』として捉えており、競争力の源泉として人材獲得、商品力を高める人員構成と人財育成、生産性・定着率向上に向けた施策を推進することで、中長期的な企業価値向上を目指してまいります。 (4) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 わが国経済は、企業収益、雇用・所得環境の改善、インバウンド需要の増加などにより、景気も緩やかな回復基調で推移しました。一方で、中東情勢の緊迫化やウクライナ情勢の変化、米国政策の転換による社会的影響等の地政学的リスクに伴う海外経済の動向、円安や物価上昇による個人消費への影響、金利や為替の変動など、景気の先行きについては不透明な状態が続いております。 また、住宅業界におきましては、政府による住宅取得支援策等が継続しているものの、物価や建築コストの上昇による消費マインドの低下が懸念される中で、国土交通省発表による全国の新設住宅着工戸数は減少傾向が継続しております。 このような状況のもとで、当社グループは、今後のさらなる成長に向けて、以下の事項を対処すべき課題として認識し、着実に取り組んでまいります。 ① 東海エリアでのさらなるシェアアップ及び首都圏エリアでの成長の加速 当社グループの創業地である東海エリアでは、これまでも順調に販売棟数を伸ばせておりますが、今後さらなるシェアアップを目指し、知名度を活かして新規出店を進めつつ、既存拠点の効率性向上に向けて人財育成や営業力強化に取り組んでまいります。 また、当社グループの強みと親和性の高い首都圏エリアでは、2019年10月の初出店から高成長で推移しており、全社業績の成長をけん引する存在と位置付けております。2025年4月に埼玉県に初の住宅展示場『新所沢展示場』を開設しており、今後も新たな拠点を開設しつつ、積極的な人財採用や既存拠点の強化を通じて営業効率の向上に取り組み、成長の加速を目指してまいります。 ② デジタルマーケティング・ブランディングの強化 当社グループは、テーマ性を持ったSNSや動画コンテンツ、Webサイトなどを活用し、デジタルマーケティングの強化に取り組んでおります。 また、TVCM等を活用して、認知拡大とブランディング強化も図っております。 当社グループ独自のデジタルマーケティングや最新鋭テクノロジーの活用、ブランディング強化を通じて、コミュニケーションの変革・業務効率化を実現し、収益獲得機会の増加と生産性の向上を目指してまいります。 ③ 人的資本経営の推進 当社グループは、従業員を『人財』として位置付け、中長期的な企業価値向上のための競争力の源泉として『人的資本経営』を強力に推進しております。 人手不足が深刻化する事業環境下においても、当社グループの高い成長性と業界内での採用ブランディングを背景に、専門性を有する即戦力人財と次世代を担う新卒人財の双方を安定的に確保し、人財基盤の継続的な拡充を図っております。 あわせて、将来のプロフェッショナル育成に向けた教育体制の強化や、多様な価値観を尊重した働きやすい職場環境の整備を通じて、会社と従業員の相互信頼(エンゲージメント)を深化させ、個々の能力が最大限に発揮される組織風土の醸成に努めております。これら「採用・育成・定着」の好循環を確実なものにすることで、持続的な成長を加速させ、さらなる企業価値の向上に努めてまいります。 ④ 品質の向上 当社グループは、「こだわりのある良質な住まいをよりリーズナブルに」を企業バリューとして、デザイン性・設計力と高性能、高品質を兼ね備えた住宅を適正な価格と付加価値の創造を両立させた住宅の提供に取り組んでおります。 設計から施工管理までを担う社内体制のもと、自社デザイナーによる一邸ごとのプランニングを一貫して行い、高い断熱・耐震・制振性能に加え、生活の利便性を高めるIoT技術を積極的に取り入れるなど、住宅性能の更なる向上を追求しております。また、脱炭素社会の実現に向けたGX志向型住宅(脱炭素志向型住宅)やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及に注力し、時代の要請に応える上質な住まいを安定的に提供することで、企業価値の向上に努めてまいります。 ⑤ 生涯取引(ライフタイムバリュー)の強化 当社グループは、住宅を購入されたお客様に対して、火災保険、アフターメンテナンス、リフォーム・リノベーション等、ライフスタイルに寄り添うサービスを提供できる体制を強化しております。住宅購入後のサポート体制をより充実させるなど、LTV(Life Time Value/ライフタイムバリュー)向上施策を通じてお客様と生涯にわたりお付き合いしていく「生涯取引」を目指してまいります。 ⑥ M&A・新規事業の推進 当社グループはこれまで、独自のデザイン力とITを駆使したデジタルマーケティングにより、自社拠点の展開を中心とした有機的な成長(オーガニック成長)を継続してまいりました。今後の中長期的な成長のために、これまでの成長スピードを維持しつつ、M&Aや新規事業による非連続的な成長を重要な戦略課題として位置付けております。 具体的には、「エリアの拡大」と「事業領域の拡大」を主眼に置いております。主力の戸建住宅事業においては、未進出エリアへのスピーディーな進出のみならず、既進出エリアにおける市場シェアのさらなる拡大を目指します。また、住宅事業の周辺領域を展開する企業とのM&Aを推進することで、お客様の多様なニーズに応えるとともに、収益基盤の多角化を図ります。 当社にとってM&Aの実施実績はございませんが、強固な財務基盤を背景に投資効率を厳格に見極め、買収後の早期の相乗効果(シナジー)発揮に向けた管理体制を構築することで、持続的な企業価値の向上に邁進してまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの事業展開その他において、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下のとおり記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。なお、本文における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経済環境の影響について 当社グループの事業は、注文住宅・分譲住宅を中心とする戸建住宅販売が連結売上高の大半を占めておりますが、住宅及び住宅用土地の需要は、景気の他、地政学リスク、雇用・所得環境、金融政策、金利、住宅税制、助成制度及び地価動向並びにこれらの将来予測の影響を受けやすく、これら諸要因の動向によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、不動産市況や人口動態、景況感の変動を絶えずモニタリングし、不動産の仕入の時期・エリア・規模等の選定を慎重に判断することでリスクの軽減に努めております。また、「デザイン」「性能」「価格」の3つの強みを重ね合わせたコストパフォーマンスの高い住宅の商品力を絶えず訴求し続けるとともに、デジタルマーケティングによる集客効率の向上を推進することで売上を確保してまいります。 (2) 資材調達・価格変動について 当社グループが扱う新築住宅は、木材・建材・住宅用設備機器やその他の原材料を使用しております。このため、サプライチェーンのグローバル化が進む中で起こる地政学的リスクの顕在化や需給変動、為替相場等によって、資材等の調達コストの上昇、納期遅延又は調達困難といった事態が生じるリスクがあります。これらのリスクの発生により、コストダウンや販売価格の見直し等が難しい場合又は建物の完成・引渡しの遅延が発生した場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、常に情報収集を行い、調達先の複数化・分散化・連帯強化、代替品の検討等を行うことで資材等の調達リスクの低減を図っており、今後もリスク低減に努めてまいります。また、資材調達遅延・工期遅延のリスクに対して、適切な顧客対応を可能とする工事請負契約約款を設ける対応を講じております。 (3) 分譲用地の調達について 当社グループの戸建住宅事業における分譲用地の仕入に際しては、周辺の販売状況を調査・検討し、その調査結果に基づいて土地仕入を行っております。しかし、周到な調査にもかかわらず周辺の市場価格の変動等により相場よりも高価格な土地仕入となった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、立地条件に恵まれた用地の仕入が困難になる場合、当社の事業展開する各地域から特定の地域に偏ることなくバランスよく用地が確保できなかった場合、及び土地の仕入価格高騰等により計画どおりの用地調達が行えない場合等には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、分譲用地の調達に必要な物件情報の収集を常時行う体制を構築しており、また東海エリア及び首都圏エリアで事業展開を進めることで地域分散によるリスク低減を図るとともに、住宅と不動産の両方を扱うことによるワンストップ対応と同時に価格上昇等のリスクを分散できる対応を講じております。 (4) 不動産の保有在庫及び固定資産について 当社グループの戸建住宅事業及び中古再生・収益不動産事業においては、分譲住宅用土地、中古不動産及び収益不動産の仕入を行っており、常に一定規模の棚卸資産を所有しております。総資産に占める販売用不動産及び仕掛販売用不動産の割合は、当連結会計年度末において73.5%となっております。 しかしながら、経済環境の変化等により、想定していた価格での販売が困難になる場合、値引きによる販売の実施に伴い利益が減少する場合や棚卸資産の評価損が多額となる場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、想定どおりの販売が行えないことにより在庫の保有期間が長期化することで評価損が発生する場合、期限までに引き渡しができなかった場合、又は、顧客の住宅ローン審査の結果等により引き渡しができなかった場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、収益不動産の時価が著しく下落した場合、又は、住宅展示場の収益性が著しく低下した場合等には、減損損失が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、建物の工事進捗状況や在庫の保有期間の状況のモニタリングを実施し、在庫保有比率・在庫回転率を意識した事業運営を行っております。保有資産の価値下落の影響を最小限にするため、販売価格を適宜見直し、在庫回転率を高める施策を積極的に進めてまいります。また、収益不動産や住宅展示場に関しましても適切な損益管理を行い、市況の動向を注視し保有資産の価値下落の影響を極小化するべく対応を進めてまいります。引き続き当社グループの商品性とサービス力の向上を通じて、適正な保有在庫の維持や収益性向上を図ってまいります。 (5) 有利子負債への依存について 当社グループは、事業規模拡大に伴い必要となる運転資金、事業用地・物件の取得資金及び住宅展示場・不動産営業所等の開設を行うための設備投資資金等を、自己資金及び金融機関から調達した有利子負債等によって賄っております。当社グループの連結有利子負債残高は、当連結会計年度末において19,394,191千円となっており、総資産に占める有利子負債の比率は、当連結会計年度末において55.2%となっております。現在の金利水準が変動する場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。また今後、金融政策・情勢の急速な変化、急激な金利上昇等何らかの理由により十分な資金が調達できない場合には、当社グループの業績、財政状態及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、金融機関との関係性を継続的に維持・強化することで、事業拡大に必要な融資の獲得と金利変動リスクを低減するとともに、現状では財務安全性を最優先に考え、資金使途を詳しく吟味したうえでモニタリングを行い、当社グループ全体の資金使途に応じて事業資金の調達・運用を実施しております。 (6) 外注管理について 当社グループは、注文住宅・分譲住宅の建設に際して、多くの施工業務を外注委託していることから、外注先を十分に確保できない場合、又は外注先の経営不振及び工期遅延が発生する場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、既存の外注先や取引先からの紹介、コーポレートサイトでの募集などを積極的に行うことで新規の外注先の確保に努める対応策をとっております。外注先の選定にあたっては、その経営状態、技術力、評判及び反社会的勢力との関係の有無などを調査しております。また、外注先とはリアルタイムで進捗を確認し、工事の遅延を防ぐ対策をとっております。外注先に対する報告会等を開催することにより、当社グループの経営理念の共有及び安全・品質管理の徹底等に十分に留意しております。 (7) 『人財』の確保について 当社グループは、従業員を『人財』として位置付けており、重要な経営資源として認識をしております。さらなる企業成長を推し進めるうえで、優秀な『人財』の確保・育成は必要不可欠であると考えております。そうした『人財』が十分に確保できない場合、又は、現在在籍している『人財』が流出する場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対し、住宅業界内での当社グループの知名度・成長性に惹かれ応募する『人財』を積極的に採用し、経験豊富な『人財』を起点としてプロフェッショナルリズムを継承する『人財』育成を強化するとともに、多様な価値観を尊重した働きやすい職場環境の整備を通じて、会社と従業員の相互信頼(エンゲージメント)を深化させ、個々の能力が最大限に発揮される組織風土を醸成することで、従業員の能力・やりがいを向上させ、事業規模拡大を支えられる『人財』の確保に努めてまいります。 (8) 訴訟等のリスクについて 当社グループの事業活動において、販売及び施工物件について契約不適合・瑕疵、仲介物件についてのトラブル、借地権者・借家権者との交渉に伴うトラブル、建築に際して近隣住民からクレーム・トラブル等が発生する場合があります。今後これらのクレーム・トラブル等に起因して重大な訴訟が提起された場合には、当社グループにおける顧客からの信用・信頼の低下及び損害賠償請求等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、販売及び施工する物件については住宅瑕疵担保責任保険を付保し、地盤調査会社や防蟻会社からの長期間保証を受けることで、訴訟等に至る前までに適切な解決ができるようにしております。訴訟等の当事者となる可能性のあるクレーム・トラブル案件につきましては、速やかに経営層や関係部署が情報共有して対処方針を検討するなど適切な対応をとっております。また、必要に応じて顧問法律事務所等外部の専門家と緊密に連携する体制を構築しております。 (9) クレームや風評被害について 当社グループの事業は、その性質上、顧客から品質やサービス、納期等に対する指摘・意見・不満等のクレームを受ける可能性があります。こうしたクレームの発生により顧客からの信頼が低下する場合は、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。また、当社に対する否定的な風説や風評がメディア報道やSNS・WEB上の書き込み等により発生・拡散した場合、それが正確な事実に基づいたものであるか否かにかかわらず、当社グループの事業の展開、業績、ブランドイメージ及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、法令遵守、品質管理に努めるとともに、否定的な風説や風評が生じる原因となるような行動を厳に慎むよう全社員への教育・研修・指導を行い、風評リスクの防止対策を実施しております。また、正確な事実に基づかない虚偽情報の流布につきましては、適宜のモニタリングを実施し、顧問法律事務所等外部の専門家と緊密に連携することで、その拡散に対応するための体制を構築しております。 (10) 法的規制について 当社グループは、事業運営上、宅地建物取引業法、建築基準法、都市計画法、建設業法、建築士法、国土利用計画法等による法的規制を受けております。今後、これらの関連法令が改廃された場合や新たな法的規制が設けられた場合、又は、これらの法令等の規制について遵守できなかった場合や新たな有資格者等の設置義務が発生する場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、許認可等を受けるための諸条件及び関連法令の遵守に努めており、今後も従業員に対する情報発信・研修等などの対策を継続してまいります。また、関連法令の改廃や新たな法的規制の設置等については、事前モニタリングを実施しており、施行日までに適切な対応ができる体制を構築しております。 その結果、現状において当該許認可等が取り消しとなる事由は発生しておりません。 (許認可等の状況) 許認可等の名称   会社名   許認可(登録)番号/有効期限   規制法令 特定建設業許可   当社   国土交通大臣許可(特-6)第27733号2030年3月5日まで(5年ごとの更新)   建設業法 宅地建物取引業者免許   当社   国土交通大臣免許(4)第7460号2027年4月9日まで(5年ごとの更新)   宅地建物取引業法 ㈱アールプランナー不動産   国土交通大臣免許(2)第9836号2030年12月7日まで(5年ごとの更新) 一級建築士事務所登録   当社   愛知県知事登録(い-7)第11026号2030年9月7日まで(5年ごとの更新)愛知県知事登録(い-5)第13611号2029年1月28日まで(5年ごとの更新)愛知県知事登録(い-7)第13794号2030年4月6日まで(5年ごとの更新)東京都知事登録 第64890号2027年4月9日まで(5年ごとの更新)   建築士法 (各許認可等の取消要件) 特定建設業許可:建設業法第29条に定める事項に該当した場合 宅地建物取引業者免許:宅地建物取引業法第66条に定める事項に該当した場合 一級建築士事務所登録:建築士法第26条に定める事項に該当した場合 (11) 個人情報の管理について 当社グループは、見込顧客情報及び取引顧客情報等、各事業を通して取得した個人情報を保有しており、個人情報の保護に関する法律等による規制を受けております。万が一、外部への漏洩等の事態が発生する場合には、損害賠償や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、「個人情報保護方針」を定めたうえで、「個人情報管理規程」・「特定個人情報管理規程」を制定し、全従業員に個人情報の保護を徹底と教育研修を実施するとともに、個人情報に対する不正アクセス・漏洩・滅失・毀損等を防止するための安全管理措置を講じております。 (12) 業績の季節変動性について 当社グループが行う戸建住宅事業は、年末年始の休暇や新生活の始まる4月に向けて顧客が引渡を希望する傾向にあり、当社の事業年度末である1月を含む第4四半期の引渡が、他の四半期に比べて多くなる傾向があります。また、建築工期の遅延や天災等の不測の事態により、引渡が遅延して売上計上が翌期にずれ込む場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、注文住宅の着工時期及び分譲住宅の引渡時期の平準化を図ることにより、季節的変動を抑制してまいります。 なお、当社グループの各四半期連結会計期間別の売上高及び売上高比率は、以下の通りであります。 2025年1月期(連結) 会計期間   2025年1月期第1四半期   2025年1月期第2四半期   2025年1月期第3四半期   2025年1月期第4四半期   2025年1月期通期計 売上高(千円)   8,986,354   11,281,037   9,087,601   10,830,922   40,185,916 売上高比率(%)   22.3   28.1   22.6   27.0   100.0 2026年1月期(連結) 会計期間   2026年1月期第1四半期   2026年1月期第2四半期   2026年1月期第3四半期   2026年1月期第4四半期   2026年1月期通期計 売上高(千円)   10,245,347   12,626,229   11,963,365   13,788,964   48,623,906 売上高比率(%)   21.1   26.0   24.6   28.3   100.0 (13) 営業エリア及び競合等の影響について 当社グループは、愛知県を中心として戸建住宅事業を行っております。愛知県は、都道府県別の注文住宅の新設住宅着工戸数は全国第1位、分譲住宅(一戸建)の新設住宅着工戸数は全国第4位とその需要が高いことから、競合他社が多く競争が激化する可能性があります(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2025年 年次データ)。それら競合他社の影響により、当社グループの土地の仕入力・販売力が低下する場合、又は、価格変動等により需要が低下する場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 また、2019年10月に首都圏エリアへ進出し、2020年6月に首都圏エリアで初の住宅展示場となる立川展示場(東京都立川市)を、2020年9月には新宿ショールームを開設いたしました。また、2025年4月に埼玉県に初の住宅展示場『新所沢展示場』を開設しており、首都圏エリアでの主な営業拠点は、住宅展示場:5拠点、ショールーム:3拠点、不動産営業所:3拠点(2026年1月31日現在)となっております。首都圏エリアにおいても愛知県同様に、競合他社の影響等により、当社グループの土地の仕入力・販売力が低下する場合や価格変動等により急激に需要が低下する場合、又は協力会社を適時に確保できなかった場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、当該地域における地震その他の災害、地域経済の悪化等は、当社グループの業績、財政状態及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、上記リスクに対して、営業地域の拡大による収益規模の拡大を図り、一定地域の営業エリアに集中することのないようリスク分散する方針としております。当社グループの営業地域における不動産市況や人口動態、景況感の変動は当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性がありますが、デジタルマーケティングを強みとした集客力、「デザイン」「性能」「価格」の3つの強みを重ね合わせたコストパフォーマンスの高い住宅の商品力、「注文住宅」×「分譲住宅」×「土地」のワンストップ・プラットフォームによる当社グループの強みを最大限に生かして、競合他社との差別化を図ることにより対処してまいります。 (14) 品質管理・安全管理について 当社グループは、品質管理・現場の安全管理に万全を期しておりますが、建築・工事等の外注先や業務委託先、あるいは建築素材メーカーの製造過程等に起因する建築素材等に関わる重大な品質問題、労災事故及び想定されない契約不適合責任等が発生した場合には、当社グループの信用失墜や多額の損害賠償請求等により、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、施工管理を行う部署を中心に徹底した品質管理を行うことで品質の維持に努めており、販売後のクレーム等に関しましてもトラブルクレーム対応管理マニュアルを整備し、迅速かつ適切な対応ができる体制を構築しております。また、保証責任を十分履行するために補償引当金の計上や各種損害保険の付保を行っております。 (15) 自然災害について 火災・地震・台風等の大規模な自然災害の発生時には、被災した自社保有設備、建設現場及び引渡し後の建物の損壊等の物的被害及び従業員等の人的損害が発生する可能性があります。また、社会インフラの大規模な損壊で建設現場の資材・部材等の確保が困難になる可能性があります。これらの場合には、損壊等が発生した設備等の修復に加え、建物の点検や応急措置等の初動対応や支援活動等により、多額の費用が発生し、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、災害危機対応マニュアルを制定し、その内容を全役職員に周知徹底するとともに、各種損害保険を付保、耐震性能の高い仕様の住宅の導入を行う対応を講じております。 (16) 特定人物への依存について 当社の代表取締役会長である古賀祐介及び代表取締役社長である梢政樹は、当社グループの経営方針及び経営戦略全般の決定等における役割が大きく、当社グループは両名に対する依存度が高いと認識しております。 現在、事業規模の拡大に伴い、当社グループは経営組織内の権限委譲や人員の拡充を行い、経営組織の強化を推進する一方、事業分野の拡大に応じて諸分野の専門家・経験者を入社させ、組織力の向上に努め、個人の能力に過度に依存しない体制の構築を進めております。しかしながら、両名が何らかの理由で当社グループの経営に携わることが困難となった場合、当社グループの業績、財政状態及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、上記リスクに対して、両名の後継者候補の育成を十分な時間及び資源を掛けて計画的に行い、またそれを取締役会が主体的及び積極的に関与し、加えて両名に過度に依存しない経営体制の構築を進めるべく優秀な『人財』を確保し、役職員の質的レベルの向上に注力していく方針であります。
経営成績の分析 (MD&A)7,153字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調な企業収益、雇用・所得環境の改善が続くもとで、一部に弱めの動きもみられましたが、景気も緩やかな回復基調で推移しました。一方で、米国政策の転換による社会的影響、ウクライナ情勢の変化や中東情勢の緊迫化等の地政学リスクに伴う海外経済の動向、円安や物価上昇による個人消費への影響、金利や為替の変動など、景気の先行きについては不透明な状態が続いております。 住宅業界におきましては、政府による住宅取得支援策等が継続しているものの、国土交通省発表による全国の新設住宅着工戸数(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2025年 年次データ)が、前期比93.5%となりました。当社グループでは新築一戸建の建設を主な事業としており、これに関連する「持家」の新設住宅着工戸数につきましては前期比92.3%、「分譲住宅(一戸建)」の新設住宅着工戸数につきましては同95.7%となっており、前期比マイナスで推移しております。先行きにつきましては、物価や建築コストの上昇による消費マインド低下、金利上昇による影響なども注視していく必要があり、依然不透明な状況で推移することが懸念されます。 当社グループの事業基盤を置く愛知県における新設住宅着工戸数(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2025年 年次データ)は、「持家」につきましては前期比95.3%、「分譲住宅(一戸建)」につきましては同101.7%となっており、住宅業界を取り巻く環境については厳しい状況にあります。 このような状況のもとで、当社グループは、戸建住宅事業における「注文住宅」×「分譲住宅」×「土地」のビジネス展開(ワンストップ・プラットフォーム)を推進して、「注文住宅」及び「分譲住宅」で培ったノウハウを相互に利用することで、顧客ニーズに合った設計自由度の高い戸建住宅の提案を行い、「土地」においては、戸建住宅に最適な土地情報の収集を行ってまいりました。 また、テーマ性を持ったSNSやWebサイトを活用した当社独自のデジタルマーケティングを展開して関心の高い顧客層へ確実に当社グループの情報を到達させるとともに、住宅購入を検討中の潜在層へ幅広くアプローチする効率的な集客体制を強化し、「デザイン」「性能」「価格」の3つの強みを重ね合わせたコストパフォーマンスの高い住宅の商品力により、アフォーダブル・ラグジュアリーのポジショニングを確立し、購買意欲が高い顧客層の需要を積極的に取り込んだ結果、注文住宅、分譲住宅ともに販売棟数が増加し、売上高は順調に推移いたしました。 首都圏エリア成長を加速させるため、新たな販売活動の拠点として2025年4月に埼玉県内初出店となる新所沢展示場(埼玉県所沢市)を開設し、2025年9月にはアールプランナー不動産名古屋東営業所を移転オープンし、将来の持続的な成長に向けた設備投資を行いました。 一方で、費用面につきましては、新規出店や人財獲得等への積極的な投資を行ったことで、販売費及び一般管理費に関しては、人員増に伴う人件費と拠点増加による地代家賃が増加しておりますが、商品の付加価値を高めて販売単価が上昇している中で総販売棟数が増加し売上高が順調に推移したことに加え、コストコントロールにより売上総利益率は改善しております。また、受注高・総受注棟数につきましては、前期比で大きく伸び、好調に推移しました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は48,623,906千円(前期比21.0%増)、営業利益は3,747,022千円(前期比73.2%増)、経常利益は3,523,400千円(前期比76.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,457,659千円(前期比71.1%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (戸建住宅事業) 戸建住宅事業につきましては、愛知県及び首都圏エリアの中心である東京都における新設住宅着工戸数(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2025年1月から12月までの各月次データ、当社にて累計値を算出)が前期比マイナスとなっており、厳しい環境が続いております。 こうした中、注文住宅につきましては、「持家」の新設住宅着工戸数が2025年1月から12月の累計で、愛知県においては前期比95.3%、東京都においては97.2%と概ね横ばいとなっておりますが、当社では継続的な新規出店やマーケティング戦略が奏功し、前連結会計年度の受注棟数が増加していたことから販売棟数が増加し、売上高が好調に推移いたしました。 なお、注文住宅の請負工事につきましては、契約の締結から着工・竣工までが通常長期間に及ぶため、住宅展示場の開設が売上実績に反映されるまでタイムラグが生じることになります。 分譲住宅につきましては、「分譲住宅(一戸建)」の新設住宅着工戸数は2025年1月から12月の累計で愛知県においては前期比101.7%、東京都においては同97.1%となっておりますが、当社グループでは、顧客ニーズを捉えた土地の仕入れを行うとともに、独自のデジタルマーケティングにより集客につなげた結果、分譲住宅の販売棟数も増加し、売上高は好調に推移いたしました。 一方で、費用面につきましては、営業人員・設計人員・施工管理人員の積極的な採用を継続したことによる人件費、拠点増加に伴う地代家賃等が増加いたしました。 この結果、売上高は48,341,826千円(前期比21.2%増)、セグメント利益は4,831,374千円(前期比55.4%増)となりました。 (中古再生・収益不動産事業) 中古再生・収益不動産事業につきましては、中古住宅・収益不動産物件の売却及び賃料であり、収益不動産物件の売却収入の減少により、売上高は242,673千円(前期比4.0%減)、セグメント利益は12,451千円(前期比61.5%減)となりました。 (その他) その他につきましては、主に顧客紹介手数料及び火災保険の代理店手数料であり、売上高は40,245千円(前期比10.9%減)、セグメント利益は40,223千円(前期比10.9%減)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて6,247,417千円増加し、35,103,915千円となりました。これは、流動資産が6,409,959千円増加し、33,239,452千円となったことによるものであります。 流動資産の主な増加は、仕掛販売用不動産が4,463,588千円及び現金及び預金が931,876千円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて4,095,601千円増加し、27,287,405千円となりました。これは、流動負債が3,762,156千円増加し、22,610,128千円となったことによるものであります。 流動負債の主な増加は、短期借入金が1,276,340千円、1年内返済予定の長期借入金が1,154,375千円及び支払手形及び買掛金が629,600千円増加したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて2,151,815千円増加し、7,816,509千円となりました。 純資産の主な増加は、剰余金の配当319,564千円があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益2,457,659千円を計上したこと等によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて713,782千円増加し、5,835,237千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における営業活動による資金の減少は、1,311,752千円(前連結会計年度は1,948,949千円の増加)となりました。これは主として、棚卸資産の増加額5,062,859千円等による資金の減少が、税金等調整前当期純利益の計上3,482,778千円、減価償却費240,969千円、仕入債務の増加額643,087千円及び前受金の増加額352,559千円等による資金の増加を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における投資活動による資金の減少は、368,790千円(前連結会計年度は323,542千円の減少)となりました。これは主として、定期預金の預入による支出725,979千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における財務活動による資金の増加は、2,394,325千円(前連結会計年度は289,643千円の増加)となりました。これは主として、長期借入れによる収入13,188,950千円等の資金の増加が、長期借入金の返済による支出11,673,049千円等の資金の減少を上回ったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが展開している事業領域においては、「生産」を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。 b.受注実績 第23期連結会計年度における受注実績は、以下のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 戸建住宅事業   14,202,692   +18.0   14,584,409   +16.9 合計   14,202,692   +18.0   14,584,409   +16.9 (注) 1.戸建住宅事業のうち、注文住宅の該当金額を記載しております。 2.中古再生・収益不動産事業及びその他については、事業の性質上記載を省略しております。 c.販売実績 第23期連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 戸建住宅事業   注文住宅   12,128,738   +30.2 分譲住宅   34,368,714   +17.7 不動産仲介   934,564   +18.6 エクステリア   590,043   +44.43 リフォーム   318,926   +80.13 小計   48,340,987   +21.2 中古再生・収益不動産事業   242,673   △4.0 その他   40,245   △10.9 合計   48,623,906   +21.0 (注) セグメント間取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況に関する分析・検討内容 (売上高) 当社グループは、「売上高」及び「営業利益」をグループ全体の成長を示す経営指標として位置づけており、注文住宅と分譲住宅の「販売棟数」をより具体的な重要な指標として考えております。経営者が社員と経営方針を共有する場として、社員総会等社員が集う会議体を設け、目指すべき目標を掲げ、社内の経営指標に対する意識の共有に努めております。 グループ全体の当連結会計年度における売上高は、48,623,906千円(前期比21.0%増)となりました。内訳としては、戸建住宅事業が48,341,826千円(前期比21.2%増)、中古再生・収益不動産事業が242,673千円(前期比4.0%減)、その他が40,245千円(前期比10.9%減)となっております。 戸建住宅事業につきましては、愛知県及び首都圏エリアの中心である東京都における新設住宅着工戸数(出典:国土交通省 建築着工統計調査 2025年1月から12月までの各月次データ、当社にて累計値を算出)が前期比マイナスとなっており、厳しい環境が続いております。 注文住宅につきましては、販売棟数が416棟となり前期比で91棟増加いたしました。「持家」の新設住宅着工戸数が2025年1月から12月の累計で、愛知県においては前期比95.3%、東京都においては97.2%と前期比マイナスとなっておりますが、当社では継続的な新規出店やマーケティング戦略が奏功し、前連結会計年度の受注棟数が増加していたことから販売棟数が増加し、売上高が好調に推移いたしました。 分譲住宅につきましては、販売棟数が637棟となり前期比で43棟増加いたしました。当社グループでは、顧客ニーズを捉えた土地の仕入れを行うとともに、独自のデジタルマーケティングにより集客につなげた結果、分譲住宅の販売棟数も増加し、売上高は好調に推移いたしました。 中古再生・収益不動産につきましては、販売棟数が2棟となり前期比で5棟減少して、収益不動産物件の売却収入が減少し、売上高は減少しました。 (売上原価、売上総利益) 売上原価は、39,772,649千円(前期比18.9%増)となりましたが、販売価格の適正化やコストコントロール等により売上総利益率は改善しております。この結果、売上総利益は8,851,257千円(前期比31.4%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、5,104,234千円(前期比11.6%増)となりました。これは、新規出店や人財獲得等の積極的な先行投資として、住宅展示場等拠点の増加に関わる費用、人員の拡充に伴う給与手当等の人件費が増加したことによるものであります。この結果、営業利益は3,747,022千円(前期比73.2%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は補助金収入の増加等により84,767千円(前期比60.3%増)、営業外費用は支払利息260,982千円等により308,389千円(前期比44.3%増)となり、この結果、経常利益は3,523,400千円(前期比76.0%増)となりました。 (特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益) 特別損失は固定資産除却損22,022千円及び減損損失18,600千円により、40,622千円(前期比284.3%増)となり、税金等調整前当期純利益は3,482,778千円(前期比74.9%増)となりました。 また、法人税等を1,025,119千円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,457,659千円(前期比71.1%増)となりました。 ② 財政状態の状況に関する分析・検討内容 財政状態の状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に含めて記載しております。 ③  キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関わる情報 当社グループの主な資金需要は、事業規模拡大に伴い必要となる運転資金、事業用地・物件の取得及び住宅展示場・不動産営業所等の開設を行うための設備投資であります。これらの資金需要は自己資金及び金融機関から調達した有利子負債等を充当しております。資金調達については、資金使途に応じて最適な資金調達手法を検討し、適切なコストで安定して資金を確保することを基本方針としております。 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に含めて記載しております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りが必要となります。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等  (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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