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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ウィル

WILL,Co.,Ltd.3241 · Standard · 不動産業

関西・中部・首都圏を地盤に、不動産仲介を中核としてリフォーム・開発・賃貸・保険代理まで手掛けるワンストップ型不動産グループ。

概要

ウィルは兵庫県宝塚市に本社を置く不動産関連サービス企業である。1995年創業、2007年にジャスダックに上場し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に株式を公開する。2025年12月期の連結売上高は149億円、従業員数は272名。三大都市圏(関西・中部・東京)に24店舗を展開する不動産仲介(流通事業)を中核とし、リフォーム、開発分譲、賃貸、保険・ローン代行などの周辺サービスをワンストップで提供するビジネスモデルを持つ。

五つの事業とその他で構成されるグループ

ウィルグループは、当社および連結子会社5社で構成され、不動産関連の5つの報告セグメントとその他事業を展開する。中核は「流通事業」で、関西圏(阪神間・北摂・大阪市内)に12店舗、中部圏(名古屋市)に6店舗、東京圏(東京23区)に6店舗の計24店舗(2025年12月末時点)を運営し、不動産売買仲介を行う。同事業で蓄積した顧客・物件情報を他の事業に活用する構造を持つ。「リフォーム事業」は子会社ウィル空間デザインが担い、中古住宅のリフォームや家具販売を手掛ける。「開発分譲事業」は当社および子会社リノウエストが戸建住宅・宅地の企画開発・販売を行う。「賃貸事業」はテナント用地や商業施設・シェアハウスを所有・運営する。「不動産取引派生事業」は保険代理業務、ローン代行、引越し紹介など取引に付随するサービスを提供する。その他事業として、受託販売、広告制作、人事コンサルティング(子会社部活のみかた)などがある。

収益の柱は流通と開発分譲、高利益率のリフォーム

2025年12月期の連結売上高148億8000万円のうち、開発分譲事業が80億8900万円(構成比54.3%)と最大を占める。次いで流通事業が40億6900万円(同27.3%)、リフォーム事業が24億7100万円(同16.6%)と続く。営業利益ベースでは、流通事業が12億1200万円(営業利益率29.8%)と最も大きく、リフォーム事業が4億6500万円(同18.8%)、開発分譲事業が2億6100万円(同3.2%)である。流通事業は手数料収入が主体で原価が低いため利益率が高い。リフォーム事業も顧客単価の上昇と受注残高の積み上げにより収益性を高めている。一方、開発分譲事業は用地仕入の増加で棚卸資産が前期比23%増加しており、財務リスクを伴う。賃貸事業は商業施設の空室改善が進むものの営業損失22百万円と赤字である。不動産取引派生事業は流通・開発の取扱増加により売上2億7000万円、営業利益1億4200万円と成長している。

三大都市圏への集中出店と子会社による分業体制

ウィルグループは営業エリアを関西圏、中部圏、東京圏の三大都市圏に絞り込み、地域密着型の店舗展開を進める。関西は創業地である阪神間・北摂に加え大阪市内に店舗を構え、中部は2018年に名古屋市へ進出、東京は2022年に23区へ乗り出した。24店舗すべてが賃貸ではなく直営で、各店舗が地域の不動産情報を収集する役割を担う。グループの子会社は機能ごとに分かれる。リノウエスト(2005年設立)は中古住宅の買取・リフォーム販売と開発分譲の一部を担当。ウィル空間デザインはリフォームの設計施工と家具販売(ショールーム「十二十家具」)を行う。ウィルフィナンシャルコミュニケーションズ(2008年設立)は保険代理・ローン代行を専門とする。ウィルスタジオ(2014年設立)は不動産会社向け広告制作を手掛ける。部活のみかた(2019年設立)は人事コンサルティングを提供し、グループ外の企業も顧客とする。2021年にはリフォーム子会社の遊を譲渡し、事業ポートフォリオを整理した。

業界の中での役割は三大都市圏の個人・法人顧客に対し、不動産の売買仲介からリフォーム、分譲、賃貸管理までを一貫提供する地域密着型プレイヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
149億円
営業利益
13億円
営業利益率
8.7%
純利益
7億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01不動産仲介(流通事業)主力

関西・中部・首都圏に24店舗を展開し、不動産売買の仲介業務を実施。地域密着型の営業で情報収集し、グループ全体の基盤となる中核事業。

主な製品・サービス1
不動産売買仲介サービス
戸建・マンション・土地の売買仲介。地域密着で顧客ニーズに応じた物件提案を行う。

02住宅リフォーム準主力

連結子会社で中古住宅のリフォームや家具提案を実施。流通事業での中古物件購入とセットで提案し、デザイン性と居住性を重視した顧客満足向上を図る。

主な製品・サービス2
リフォーム工事
中古住宅のリフォーム工事。補修・改築に加え、デザイン性やライフスタイルに合わせた提案を行う。
家具販売(十二十家具)
住宅と一体感のある家具を提供。ECサイトも展開。

03不動産開発分譲準主力

戸建住宅や宅地の仕入・企画・開発・販売を実施。流通店舗の売却情報を活用した相対交渉で適正価格で仕入れ、顧客情報を活かした効率的な販売を目指す。

主な製品・サービス1
分譲戸建住宅
自社ブランドの分譲戸建住宅。地域のニーズを反映した企画開発を行う。

04賃貸事業副次

テナント用事業用地や商業施設、シェアハウスを所有・運営し、賃貸収入を得る。地域コミュニティの活性化を目指す。

主な製品・サービス1
賃貸物件(テナント・商業施設・シェアハウス)
事業用地や商業施設、シェアハウスの賃貸。

05不動産取引派生サービス副次

不動産取引に付随する保険代理業務、ローン事務代行、引越業者紹介、広告制作などを提供。顧客のワンストップニーズに応える。

主な製品・サービス2
保険代理・ローン事務代行
損害保険代理、生命保険募集、ローン事務代行。
引越・什器紹介
引越業者や什器設備の紹介。

06その他その他

受託販売事業、広告制作、経営・人事コンサルティングなどを展開。

主な製品・サービス1
受託販売・コンサルティング
不動産関連の受託販売、広告制作、経営・人事コンサルティング。

製品と技術

流通事業:独自の手数料制度とネット集客で差別化

ウィルの流通事業は不動産仲介が中核で、24店舗で買い手・売り手双方にサービスを提供する。買い手向けには「平日会員サービス」として、仲介手数料の30%をキャッシュバックする仕組みを導入しており、売り手向けには契約時期に応じて手数料が最大半額になる「期間報酬制度」を用意する。これら同業他社との差別化策により、2025年12月期の成約件数は前期比10.4%増加した。また、自社サイトをはじめとするネット集客を強化し、来店件数は同13.3%増。取扱物件のうち中古住宅の件数は同10.9%増となり、リフォーム事業などとの連携の入り口として機能している。店舗は関西・中部・東京の三大都市圏に集中し、地域密着で物件情報を収集する。

リフォーム事業:中古購入と同時提案、家具販売も展開

子会社ウィル空間デザインが手掛けるリフォーム事業は、流通店舗に来た顧客に対し、中古住宅の購入と同時にリフォームを提案するスタイルを強みとする。2025年12月期の「中古×リフォーム」請負契約件数は前期比18.8%増、契約単価は同7.5%増加し、受注残高は823百万円(同52.3%増)に達した。リフォームの設計・施工では、補修・改築に加えて顧客の嗜好やライフスタイルに合わせたデザイン性を重視する。さらに、宝塚市のショールーム「十二十家具」とそのECサイトを通じて、住宅と一体感のある家具を販売し、顧客単価の向上を図る。リフォーム事業の営業利益率は18.8%と高く、グループの高収益部門である。

開発分譲事業:流通情報を活用した製販一体の戸建分譲

開発分譲事業は当社および子会社リノウエストが行い、戸建住宅や宅地の仕入・企画・開発・販売を一貫して手掛ける。特徴は、流通事業の店舗で収集した地域ごとの顧客ニーズや不動産情報を開発用地の選定や物件企画に反映させる点で、製販一体の体制をとる。仕入は流通店舗の売却情報を活かした相対交渉により適正価格を実現し、販売はストックされた購入見込み客へ直接アプローチすることで集客コストを削減する。2025年12月期の契約件数は前期比22.3%増加した一方、一部物件で販売価格を見直したため営業利益は減益となった。開発物件は関西と中部圏が中心で、金利動向や仕入価格高騰リスクを許容範囲内に抑えながら事業を進めている。

不動産取引派生事業とその他:保険・ローンから人事コンサルまで

不動産取引派生事業は、物件購入に伴う損害保険代理・生命保険募集・ローン事務代行(ウィルフィナンシャルコミュニケーションズ)、引越し・家具などの紹介業務、および販売物件の広告制作(ウィルスタジオ)を提供する。2025年12月期の売上高は270百万円(前期比39.0%増)、営業利益142百万円(同60.9%増)で、流通・開発の取扱増加が追い風となった。その他事業では、人事コンサルティングを行う子会社部活のみかたが売上・利益とも前期比増加したが、広告制作のウィルスタジオは前年のピークから減収減益となった。グループ全体として、本業の不動産取引に付随するフィー収入の拡大と、外部向けコンサルティングで収益の多角化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

戸建木造請負で中堅、成長途上

ウィルは戸建住宅の請負を主事業とし、売上高は2023/12期116億円から2025/12期149億円へと拡大傾向。同業の大東建託は大手で売上高が大きく異なる一方、ロボットホームなど同規模のプレイヤーと競合する。木造注文住宅に特化した事業モデルで、安定した成長を見込むが、業界内でのシェアは限定的。内需依存度が高く、国内住宅市場の動向に業績が左右されやすい。

強み

  • 木造注文住宅に特化し、差別化された商品設計と施工実績を有する。
  • 3期連続で増収、2025/12期は前期比約13%増の見込みで成長力がある。
  • 2024/12期8.33%→2025/12期8.72%と利益率が向上しつつある。
  • 売上高100億円台と小規模ゆえ、意思決定が迅速で市場変化に適応しやすい。

課題

  • 国内住宅市場に依存しており、人口減少や金利上昇が逆風となる可能性。
  • ロボットホームなど同規模業者との差別化が難しく、価格競争のリスク。
  • 大東建託のような大手と比べ、調達コストや販管費の効率で劣る。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がウィル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

不動産仲介業として創業、リフォーム事業を開始(1995〜2003年)

1995年6月、兵庫県宝塚市に株式会社ウィル不動産販売が資本金1000万円で設立された。当初は流通事業(不動産仲介)と受託販売事業を目的とした。1999年4月、マンション・戸建住宅の企画開発・販売を行う開発分譲事業を開始し、事業の幅を広げる。2001年4月には損害保険代理業務を開始し、不動産取引に付随する金融サービスを提供し始める。2003年4月、流通事業の顧客を対象としたリフォーム事業を立ち上げ、中古住宅購入後のリフォーム需要を取り込む姿勢を打ち出す。同年6月には宅地建物取引業免許を国土交通大臣免許へ移行、建設業許可も取得し、法的基盤を整えた。この時期、関西圏での地盤固めを進め、ワンストップサービスの原型が形成される。

子会社設立とサービス多角化、商号変更(2005〜2008年)

2005年、中古住宅の買取・リフォーム販売を行う子会社リノウエストを設立し、同事業を本格化させる。同年11月には損害保険代理・生命保険募集・ローン事務代行を担うウィルフィナンシャルコミュニケーションズを設立、ファイナンシャルプランニング業務を開始する。2008年1月には商号を「株式会社ウィル」に変更し、企業ブランドを統一。同年7月、建設業許可も国土交通大臣許可に移行し、施工能力の拡大を図った。また、2005年2月には保険商品・住宅ローンの見直し提案を行うFP業務を開始、2003年から始めたリフォームと合わせて、住まいのトータル提案力を強化した。この間、2004年12月に決算期を3月から12月に変更し、現在の会計サイクルが定まる。

ジャスダック上場と東証二部への市場変更(2007〜2015年)

2007年2月、ウィルはジャスダック証券取引所に株式を上場した。上場により資金調達力が向上し、事業拡大の基盤を得る。2013年11月、富裕層向けリフォームを目的とする子会社遊を設立し、株式会社村上からリフォーム事業を譲受したが、後に2021年1月に譲渡している。2014年4月には教育事業として「難関国公立大学合格専門塾 志信館」を開校するが、2022年3月に閉校している。2015年12月、東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、より流動性の高い市場へ移行した。この時期、売上高は2012年12月期の32億円から2015年12月期には51億円へと拡大、純利益も3億円から4億円へ増加した。

中部圏・東京圏への進出とコロナ後の成長(2018〜2022年)

2018年3月、営業エリア拡大の一環として中部圏(愛知県名古屋市)へ初出店し、三大都市圏戦略を本格化する。2019年12月には採用・人材育成ノウハウを活かした人事コンサルティング子会社部活のみかたを設立。2021年6月、ショールーム「十二十家具」を開設し、家具販売業務を開始する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い市場第二部からスタンダード市場に移行、同時に東京圏(東京23区)への出店を果たす。この間、売上高は2018年12月期の61億円から2022年12月期には95億円に急成長、純利益も3億円から6億円へ伸びた。コロナ禍での住宅需要や低金利環境を追い風に、国内主要都市での店舗網拡大が業績を押し上げた。

過去最高益更新と減損損失の発生(2023〜2025年)

2023年12月期以降も成長が続き、2024年12月期の売上高は116億円、営業利益11億円と過去最高を更新。2025年12月期には売上高149億円(前期比12.6%増)、営業利益13億円(同18.5%増)と9期連続の増収を達成した。ただし、一部の商業施設(宝塚市)で減損損失222百万円を計上したため、当期純利益は6.6億円(前期比6.4%減)となった。流通事業とリフォーム事業の連携強化が奏功し、「中古×リフォーム×FP」の引渡件数が12.6%増加。開発分譲事業は売上高が80億円超と拡大したものの、販売価格の見直しなどで営業利益は前期比34.3%減の2.6億円と低迷。賃貸事業は新テナント入居により入床率が改善したが、依然として営業損失を計上している。

年表22件を開く

1990年代

  • 1995年6月創業流通事業及び受託販売事業を行うことを目的として兵庫県宝塚市に株式会社ウィル不動産販売を設立(資本金10百万円)。
  • 1999年4月マンション・戸建住宅の企画・開発を行う開発分譲事業を開始。

2000年代

  • 2001年4月損害保険代理業務を開始。
  • 2003年4月流通事業のお客様を対象としたリフォーム事業開始。
  • 2003年6月宅地建物取引業免許を兵庫県知事免許から国土交通大臣免許に移行。建設業許可(大阪府知事許可)を取得。
  • 2004年12月商号変更決算期を3月から12月に変更。
  • 2005年2月保険商品及び住宅ローンの見直し等を提案するファイナンシャルプランニング業務を開始。
  • 2005年10月建設業許可を大阪府知事許可から国土交通大臣許可に移行。
  • 2005年11月中古住宅の買い取り及びリフォーム販売を行うリノベーション事業を開始することを目的として、株式会社リノウエストを設立(100%子会社)。
  • 2007年2月上場ジャスダック証券取引所上場。
  • 2008年1月ファイナンシャルプランニング業務を行うことを目的として、株式会社ウィルフィナンシャルコミュニケーションズを設立(100%子会社)。
  • 2008年7月商号を株式会社ウィルへ変更。

2010年代

  • 2013年11月富裕層向けにリフォームの設計・施工管理を行うことを目的として、株式会社遊を設立(100%子会社)。株式会社村上より株式会社遊にリフォーム事業を譲受。
  • 2014年4月「難関国公立大学合格専門塾 志信館」を開校し、教育事業を開始(2022年3月閉校)。
  • 2014年7月不動産・住宅系企業の広告・ブランディングを行うことを目的として、株式会社ウィルスタジオを設立(100%子会社)。
  • 2015年12月東京証券取引所市場第二部へ市場変更。
  • 2018年3月営業エリア拡大のため、中部圏(愛知県名古屋市)へ出店。
  • 2019年12月採用・人材育成ノウハウを活かした人事コンサルティングを行うことを目的として、株式会社部活のみかたを設立(100%子会社)。

2020年代

  • 2021年1月株式会社遊(100%子会社)を株式譲渡。
  • 2021年6月ショールーム「十二十家具」を開設し、家具業務を開始。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行。
  • 2022年4月営業エリア拡大のため、東京圏(東京23区)へ出店。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ワンストップシナジーの最大化

    関西圏、中部圏、東京圏で不動産流通・リフォーム・開発分譲を連携させ、住まいに関する総合サービスを提供。各事業の競争力を高め、シナジーにより持続的成長と高収益体質を実現する。

  2. 02

    流通事業の拡大と差別化

    三大都市圏で不動産流通店舗を新規出店し、地域シェアを獲得・向上。独自の「平日会員サービス」(仲介手数料30%キャッシュバック)や「期間報酬制度」(仲介手数料最大半額)を訴求し、営業稼働率向上と差別化を図る。

  3. 03

    リフォーム事業の基盤安定

    中古住宅購入と同時のリフォーム提案を強化し、流通事業との連携を深化。施工管理体制を構築し、中古住宅・リフォーム市場でのリーディングカンパニーを目指す。

  4. 04

    開発分譲のリスク低減と差別化

    フィービジネスでの安定収益を基盤に、金利や仕入価格のリスクを抑制。流通店舗から得た地域情報を活用し、顧客ニーズに即した戸建分譲物件を製販一体で企画・販売する。

  5. 05

    人材獲得・育成と組織体制整備

    新卒・第二新卒を中心に経営理念に共感する人材を採用し、ダイレクトリクルーティングで優秀人材へ能動的アプローチ。研修充実によるスキル向上と管理職強化、働きやすい環境整備で事業間連携を促進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で272人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は797万円で、9期前と比べて+36.9%平均年齢は30.0歳、平均勤続年数は6.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月106
2017年12月121
2018年12月140
2019年12月58229.66.1152
2020年12月61229.76.3168
2021年12月65529.66.2188
2022年12月71329.66.2208
2023年12月67529.76.3229
2024年12月72129.46.1255431
2025年12月79730.06.6272478

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率43.2%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)70.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
関西エリア — 12店舗1,124百万円
流通 賃貸
中部エリア — 6店舗285百万円
流通
宝塚本社 — 兵庫県宝塚市279百万円
開発分譲 賃貸 不動産取引派生 その他
東京圏エリア — 6店舗118百万円
流通 リフォーム 不動産取引派生
本社別館 — 兵庫県宝塚市66百万円
流通 リフォーム 不動産取引派生
中部事務所 — 名古屋市中区7百万円
流通 リフォーム 開発分譲 不動産取引派生
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社岡本俊人
    兵庫県宝塚市 · その他の関係会社
    議決権56.8%
  • 国内
    株式会社ウィル空間デザイン(注)2、3
    兵庫県宝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社リノウエスト(注)2、3
    兵庫県宝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ウィルフィナンシャルコミュニケーションズ
    兵庫県宝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ウィルスタジオ
    兵庫県宝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社部活のみかた(注)3
    兵庫県宝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は149億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+12.9%、利益が+18.2%。

売上高
+12.9%
149億円
営業利益
+18.2%
13億円
純利益
+0.0%
7億円
営業利益率
8.7%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高168億円149億円
営業利益15億円13億円
純利益9億円7億円
1株あたり配当¥23.5¥23.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は90億円、営業利益は10億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+38.5%、営業利益は+66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q2214.51
2023年2Q28310.71
2023年3Q2613.81
2023年4Q402
2024年1Q2613.81
2024年2Q29310.31
2024年4Q7779.15
2025年2Q6569.23
2025年4Q8478.34
2026年2Q901011.16

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は32億円から149億円へ4.7倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。売上は9期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月3233
富裕層向けにリフォームの設計・施工管理を行うことを目的として、株式会社遊を設立(100%子会社)。株式会社村上より株式会社遊にリフォーム事業を譲受。
2013年12月3853
不動産・住宅系企業の広告・ブランディングを行うことを目的として、株式会社ウィルスタジオを設立(100%子会社)。
2014年12月4963
2015年12月5164
2016年12月4974
2017年12月5264
2018年12月6153
採用・人材育成ノウハウを活かした人事コンサルティングを行うことを目的として、株式会社部活のみかたを設立(100%子会社)。
2019年12月6364
2020年12月8075
ショールーム「十二十家具」を開設し、家具業務を開始。
2021年12月8786
2022年12月9596
2023年12月11695
2024年12月13211108.37
2025年12月14913128.77

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高149億円のうち、営業利益として残るのは13億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金83.9%125億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.4%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
16.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.8pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.5pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.1pt
12.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが−4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−5億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は18億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月30−134
2013年12月0−12−15
2014年12月10−2−389
2015年12月6−1−4510
2016年12月601616
2017年12月−404−415
2018年12月−10−315−1317
2019年12月−4−1415−1813
2020年12月15−5−11022
2021年12月−4−1617−2019
2022年12月−5−57−1016
2023年12月11−111028
2024年12月−4−21−623
2025年12月−4−10−518

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は165億円。このうち返さなくてよい自己資本が54億円で、自己資本比率は32.8%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月3092131.3
2013年12月35122334.9
2014年12月38152339.1
2015年12月37181948.9
2016年12月42222051.0
2017年12月49242549.4
2018年12月68264238.1
2019年12月90296132.3
2020年12月95326333.6
2021年12月122378529.9
2022年12月134419330.3
2023年12月1444410030.8
2024年12月1535010432.4
2025年12月1655411132.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
48億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
111億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
49
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り131社中50位あたり、逆に低いのは営業利益率131社中76位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.8%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.7%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.8%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
12.9%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥600で、1年前と比べて+20.6%過去52週の値幅のなかでは71%の位置にある。

¥600-1.0%1ヶ月+3.6%1年+20.6%時価総額69億円
過去52週の値幅
安値¥511高値¥637

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.3倍
PER (会社予想)7.7倍
PBR1.20倍
配当利回り3.92%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近5日間で576円から589円まで上昇し、8月10日には587円と堅調に推移。25日移動平均線582円を上回り、200日線573円も上回っている。52週高値637円に迫る水準で、高値圏での攻防が続く。出来高は8月6日に4.98万株と急増し、関心の高さを示唆。上昇トレンド維持か注目される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER10.19倍は業界平均14.24倍を下回り、同業他社と比べて割安な水準にある。PBR1.25倍も業界平均1.7倍を下回り、解散価値に近い評価だ。ROE12.8%は良好で、自己資本を効率的に活用している。配当利回り3.58%は業界平均3.13%を上回り、利回り面でも見劣りしない。ただし、配当性向88%と高いため、将来の成長投資への余力が乏しく、増配余地は限定的。割安と見つつも成長性には留意。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.3倍14.9倍
PER (予想)7.7倍
PBR1.20倍1.84倍
ROE12.8%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、中古マンション再販市場の成長持続性と、仕入れ価格の高騰が収益を圧縮するリスクの対立です。強気派は、首都圏の住宅需要堅調とリノベーション需要の裾野拡大を挙げ、販売戸数の増加が収益を押し上げると見ます。弱気派は、競争激化による仕入れ価格上昇と販売価格への転嫁難から、利益率の低下を懸念します。また、金利上昇による個人の購入マインド悪化もリスクと指摘します。

プラスに働く材料7
  • 販売戸数の拡大

    売上高は2022年の95億円から2025年には149億円へ増加

  • 市場の需要堅調

    首都圏の中古マンション市場は需給バランスが良好

  • 収益性の改善傾向

    営業利益率は2024年に8.33%と前期比で改善

  • 営業利益13億円・前期比18.2%増の増益通年影響

    2025/12期の営業利益は13億円、前期の11億円から2億円増加。小型株の利益改善は株価に大きく反映される。

  • 売上高149億円と3期連続で増収通年影響

    売上高は116億円→132億円→149億円と毎期増加。増収トレンドが続く限り業績不安は小さい。

  • PER10.19倍・配当利回り3.58%の割安修正継続影響

    実績PER10.19倍、配当利回り3.58%。小型株としては割安で、業績次第で評価が上昇する。

  • ROE12.8%と資本効率の良さ継続影響

    ROE12.8%はPBR1.25倍の基礎。資本効率の高さが株価の下支えとなる。

マイナスに働く材料7
  • 仕入れ競争の激化

    同業他社の参入により、良い物件の取得競争が激しい

  • 金利上昇の影響

    住宅ローンの金利上昇が購入需要に悪影響を与える可能性

  • 利益率の頭打ち

    売上高は増加しているが、純利益は7億円で横ばい傾向

  • 純利益7億円と2期連続で横ばい通年影響

    2025/12期純利益は2024/12期と同じ7億円。増収増益が最終利益に反映されない。

  • 営業利益率8.72%と改善は小幅通年影響

    営業利益率は8.33%→8.72%と+0.39ptのみ。コスト増で利益率の伸びが鈍い。

  • 時価総額68億円の小型流動性リスク継続影響

    出来高が少なく、まとまった売りで株価が動く。売り抜けられないリスクがある。

  • 1年で18.69%上昇後の反動安不定影響

    株価は前年比+18.69%と上昇一服。利益確定売りが出やすい水準にある。

次の決算で確かめる点
販売戸数
収益の主要ドライバーであり、増減が業績に直結
仕入れ価格・販売価格差
利益率に影響し、違いが競争環境を示す
在庫回転期間
在庫リスクと資金効率を測る指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23.5で、前期から+10.5%いまの株価に対する利回りは3.92%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥23.5
1株あたり
配当利回り
3.92%
いまの株価に対して
配当性向
88.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1370.3
2017年12月134.0112.3
2018年12月143.8121.7
2019年12月140.077.1
2020年12月140.045.7
2021年12月1614.843.2
2022年12月160.069.2
2023年12月2029.0165.7
2024年12月19−5.075.1
2025年12月2110.588.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23.5

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ3,249人。区分でいちばん多いのは事業法人56.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.9%を占め、残る43.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人58.157.857.757.556.856.9
個人・その他40.739.640.841.241.841.8
証券会社0.91.81.00.70.80.7
外国法人0.30.50.40.60.50.5
外国人個人0.00.00.00.10.10.1
金融機関0.00.20.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社岡本俊人56.77
02ウィル従業員持株会6.82
03岡田 洋子2.04
04宮前 いずみ1.39
05友野 泉1.36
06包賢0.97
07坂根 勝幸0.84
08佐藤 慎二郎0.74
09海山 智0.73
10町田 泰則0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+100%、1株純資産は14期で+469%。直近期のROEは12.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月298241.96.513.8
2013年12月2810729.18.240.1
2014年12月3013124.88.138.7
2015年12月3616124.67.774.2
2016年12月3918922.19.470.3
2017年12月3721318.210.4112.3
2018年12月2923013.111.2121.7
2019年12月3925516.09.277.1
2020年12月4128315.28.145.7
2021年12月5132016.96.843.2
2022年12月5235715.56.869.2
2023年12月4638812.310.3165.7
2024年12月6243015.17.375.1
2025年12月5846812.89.688.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額118百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
田中真次代表取締役 社長46
坂根勝幸取締役 会長52
友野泉取締役49
佐藤慎二郎取締役50
神野正和取締役48
奥田哲久取締役65
田中豪取締役57
宮前いずみ常勤 監査役49
垂谷保明監査役74
井奥圭介監査役66

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5939319
監査役1161616
社外取締役4992

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,062字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社5社により構成されており、流通事業、リフォーム事業、開発分譲事業、賃貸事業及び不動産取引派生事業を主たる業務として事業活動を展開しております。 当社グループの各事業の内容、当社及び各連結子会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。なお、次の5事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (1)各事業の内容について ① 流通事業 関西圏の阪神間・北摂地域及び大阪市内に12店舗、中部圏の名古屋市に6店舗、東京圏に6店舗の合計24店舗(2025年12月末現在)を展開し、不動産売買の仲介業務等を行っております。店舗展開については、やみくもに店舗数を拡大するのではなく、三大都市圏を経営戦略上の主要なエリアと位置づけ、営業エリアを絞り込み地域密着型の展開を図ることにより、地域における不動産動向、顧客ニーズ及び物件情報等の情報収集を図っております。当社グループは、流通事業において収集・蓄積した情報等の各事業における活用並びに連携等を進めており、当該事業をグループの中核事業と位置付けております。 ② リフォーム事業 株式会社ウィル空間デザインにおいて、中古住宅のリフォームや家具の提案及びリフォーム工事等の請負業務を行っております。特に、流通事業各店舗に来店された顧客に対し、中古物件購入とリフォームを併せた提案営業を推進しております。また、ショールーム「十二十(とにと)家具」(兵庫県宝塚市)及び同店のECサイトにおいて、当社で不動産を購入した顧客に対し、住宅と一体感のある家具を不動産購入時に提案することで、顧客単価の増加を目指しております。 当社グループは、リフォームの設計、施工及び家具の販売において、補修、改築及び強度補強等の要素に加えて、顧客個人の嗜好やライフスタイルに応じたデザイン性及び居住性等の要素に注力することにより、顧客満足の向上に努めております。 ③ 開発分譲事業 当社及び株式会社リノウエストにおいて、戸建住宅、宅地等の仕入・企画・開発・販売業務を行っております。開発物件については、地域ごとのマーケティング情報等に基づき、個別物件ごとに顧客ニーズを反映しつつ、自社分譲ブランドシリーズの企画開発を推進しております。なお、設計及び建築については外部委託業者を活用しております。 また、仕入競争が激化するなか、流通店舗に集まる売却情報を活かした相対交渉により、適正価格での仕入を可能にしております。更に、流通店舗にストックされた住宅購入見込みの顧客情報を活かすことで、集客コストの削減及び早期販売による事業効率並びに収益性を重視した事業展開を図っております。 ④ 賃貸事業 当社及び株式会社リノウエストにおいて、テナント用事業用地や商業施設、シェアハウス等を所有し、運営及び賃貸業務等を行っております。 当社グループは、単に物件を所有し、賃料収入を得ることだけが目的ではなく、地域社会が活性化するコミュニティーの創出を目指しております。 ⑤ 不動産取引派生事業 当社、株式会社ウィルフィナンシャルコミュニケーションズ及び株式会社ウィルスタジオにおいて、上記の各事業に付随して発生する不動産物件購入に伴う損害保険代理業務、生命保険募集業務及びローン事務代行業務に係るファイナンシャルプランニング業務、引越業者・什器設備等の紹介業務等、並びに販売物件の商品企画及び広告制作業務等を行っております。 ⑥ その他 当社、株式会社ウィルスタジオ及び株式会社部活のみかたにおいて、受託販売事業、広告制作事業(受託販売物件に関するものを除く)並びに経営コンサルティング事業及び人事コンサルティング事業等を行っております。 (2)事業間の連携効果について 当社グループは、流通事業(不動産仲介)を中心として事業を開始しておりますが、その後においては、受託販売事業、開発分譲事業、リフォーム事業、賃貸事業、不動産取引派生事業と、不動産に関連する分野において事業領域を拡大させております。当社グループの営業活動においては、事業間の緊密な連携を図ることが、顧客に対するきめ細かなサービス及びより付加価値の高いサービス提供の実現において重要であるものと認識しており、各事業間のシナジー拡大を図ることにより、不動産関連業務のワンストップサービスによる事業展開を推進しております。 なお、当社グループは、流通事業を事業展開上の中核事業と位置付けており、各地域の店舗において、当該事業の推進とともに地域密着型の営業展開を行い、地域ごとの顧客ニーズ及び不動産情報の収集、市場動向、顧客層別の嗜好調査、地域開発状況等のマーケティングを適宜行っております。これら流通事業において収集した情報等を各事業に活用し事業展開しております。 当社グループの事業系統図は次の通りであります。
経営方針・対処すべき課題2,554字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループにおきましては、外的環境の影響リスクを保守的に評価しながら、ワンストップ体制のシナジー最大化戦略の推進を継続することで、持続的成長と高収益体質の実現を目指してまいります。 (2)経営環境及び対処すべき課題 今後の経営環境の見通しにつきましては、堅調な企業業績を背景とした国内設備投資や賃上げの継続が見込まれ、物価上昇の鈍化や各種経済政策等が景気の下支え要因となり、国内経済は個人消費が牽引する形で緩やかな回復基調となることを想定しております。一方で、米国の対外政策や金融政策等は不確実性が続いており、中国経済の回復遅れなど海外経済の不透明性に加え、国内外金利の変動や地政学リスクなど、外部環境には引き続き注視する必要があります。 なお、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題については、以下に記載の通りでありますが、そのうち将来に関する事項は、特段の記載がない限り、本書提出日現在において当社が判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 ① 主要事業領域における競争力強化 関西圏(阪神間・北摂地域及び大阪市内)、中部圏(名古屋市近郊)及び東京圏(東京23区)において、住まい・暮らしに関するワンストップサービスの実現を目指し、不動産事業を中心としたサービスの幅を広げていくことを基本的なスタンスとして、流通事業をはじめリフォーム事業、開発分譲事業等の不動産関連事業の競争力強化を図ってまいります。具体的な戦略は以下のとおりであります。 イ.流通事業を軸とした事業基盤の強化 当社グループは、顧客に対する「住まいのワンストップサービス」を提供するうえで、流通事業を事業戦略上の要と位置付けており、三大都市圏を主要エリアとし不動産流通店舗の新規出店を推進いたします。 各出店地域でのシェア獲得・向上を目指すなか、地域ごとの顧客ニーズ、不動産情報、市場動向、顧客層別の志向等の把握を行うとともに、営業地域全体の情報を蓄積し、各事業へ適時適切に活用することで事業基盤の強化を図ってまいります。 また、不動産を購入されるお客様に対し「平日会員サービス(仲介手数料の30%のキャッシュバックサービス)」を、売却されるお客様に対しては「期間報酬制度(契約成立時期に応じて仲介手数料が最大半額)」等、当社独自のサービスを訴求することで、営業稼働率の向上及び同業他社との差別化を図ってまいります。 ロ.リフォーム事業における事業基盤の安定 当社グループは、あらゆる販売窓口へ来店されたお客様に対し、「住まいのワンストップサービス」の提供を実践しており、そのなかでも、流通事業の店舗で展開しております中古住宅の購入と同時にリフォームを行うという提案は、新築住宅価格が高止まりするなか、顧客個人の嗜好やライフスタイルに応じた住まいを実現できる選択肢として高い支持を得ており、強固なシナジーを生んでおります。 また、優良な中古住宅のストックを活用した住環境の整備を目指し、住宅ローン減税の拡充をはじめとする中古住宅及びリフォーム市場への国策も強化されております。このような環境を背景に、流通事業との連携強化を図るとともに、営業エリアの拡大並びに取扱件数の増加に対応できる施工管理体制を構築し、中古住宅・リフォーム市場におけるリーディングカンパニーを目指してまいります。 ハ.開発分譲事業における財務リスクの低減と物件力の強化 フィービジネス及びリフォーム事業による安定した収益基盤を構築することにより、財務体質の強化を図る前提のもと、金利動向や仕入価格の高騰などのリスクを許容範囲内に抑えながら、地域ごとの需要に合わせた戸建分譲開発を推進してまいります。そのため、流通事業の店舗展開により収集・把握した地域ごとの生活スタイル及び不動産情報を開発用地選定、物件企画及び販売計画に至るまで反映させ、顧客ニーズを的確に捉えた物件創りに製販一体の組織体制で徹し、差別化を図ってまいります。 ② 人材の獲得と育成・組織体制の整備 当社グループは、今後の事業の継続的な成長を実現するために、原則として、当社グループの事業及び経営理念に共感する新卒及び第二新卒社員を採用することで事業基盤の安定並びに拡大を図ってまいります。近年激化する採用市場において、従来型の受動的な採用手法から脱却し、既存資産(事業・人材)を活用したダイレクトリクルーティングにより、優秀な人材へ能動的にアプローチしてまいります。 また、社員一人ひとりの営業スキル、ノウハウを向上させ、お客様からの信頼を得ることをテーマとして、研修制度の充実により人材育成を図るとともに、各事業の管理職層の強化にも努め、経営判断のスピードアップを図ってまいります。 そして、これら人材の獲得及び育成と並行し、社員が中長期で働きやすい環境作りや、インナーコミュニケーションの促進による事業間連携の強化等、組織体制の整備にも取り組んでまいります。 ③ コンプライアンス体制の強化 更なる業容拡大、企業価値向上を目指すために、企業倫理・コンプライアンスについて全役職員が共通の認識を持ち、一人ひとりが的確で公正な意思決定を行う風土を醸成する仕組みを整備してまいります。特に、宅地建物取引業法、建築基準法等の関係法令については最新の動向を常に把握し遵守に努めてまいります。また、株式上場企業として、内部者取引にかかる情報管理・売買管理体制の周知・徹底を図ってまいります。 ④ 資金調達の多様化 開発分譲事業の事業戦略並びに流通店舗の新規出店など、想定される様々な資金需要に対して、資金調達手段の多様化を図ることにより、適時適切な資金調達を実現し、今後の事業展開を円滑に進めてまいります。また、強固な収益基盤及び財務体質の向上をもとに、借入コストの低減にも同時に取り組んでまいります。
事業等のリスク6,319字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、以下に記載のうち将来に関する事項は、特段の記載がない限り、本書提出日現在において当社が判断したものであり、不確実性を内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1)外部環境について ① 法的規制について 当社グループは不動産業及び建設業に属し、「宅地建物取引業法」、「建設業法」及び関連する各種法令により規制を受けており、当社においては宅地建物取引業免許及び一般建設業許可について、子会社株式会社ウィル空間デザインにおいては一般建設業許可について、子会社株式会社リノウエストにおいては宅地建物取引業免許について、それぞれ監督官庁より許認可を受けております。現時点において、当該免許及び許認可等が取消しとなる事由は発生しておりませんが、将来、何らかの理由により、当該許認可等が取消された場合又はそれらの更新が認められない場合には、当社の事業活動に支障をきたすとともに、経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、これらの法律等の改廃又は新たな法的規制が今後生じた場合には当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (当社) 許認可等の名称   許認可等の内容   有効期限   許認可取消事由等 宅地建物取引業免許   国土交通大臣免許 (5)第6447号   2028年6月17日 (5年ごとの更新)   不正な手段による免許の取得や役員等の欠格条項違反に該当した場合は免許の取消(宅建業法第66条) 一般建設業許可   国土交通大臣許可 (般-7)第21398号   2030年10月4日 (5年ごとの更新)   不正な手段による許可の取得や役員等の欠格条項違反に該当した場合は許可の取消(建設業法第29条) (株式会社ウィル空間デザイン) 許認可等の名称   許認可等の内容   有効期限   許認可取消事由等 一般建設業許可   国土交通大臣許可 (般-5)第28980号   2028年10月15日 (5年ごとの更新)   不正な手段による許可の取得や役員等の欠格条項違反に該当した場合は許可の取消(建設業法第29条) (株式会社リノウエスト) 許認可等の名称   許認可等の内容   有効期限   許認可取消事由等 宅地建物取引業免許   兵庫県知事免許 (1)第300607号   2027年8月24日 (5年ごとの更新)   不正な手段による免許の取得や役員等の欠格条項違反に該当した場合は免許の取消(宅建業法第66条) ② 住宅市況及び金利状況、経済情勢の変動について 当社グループが属する不動産業界は、景気動向、金利動向、地価動向並びに住宅税制等の影響を受けやすいため、景気見通しの悪化や大幅な金利上昇、地価の上昇並びに住宅税制等の諸情勢に変化があった場合には、住宅購入者の購入意欲を減退させる可能性があります。また、金融機関の融資姿勢に変化があった場合には、新規事業用地の取得が困難になる場合があります。これらの場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、上記経済情勢の変化は、事業用地の購入代金、材料費、施工費並びに販売期間の長期化に伴う販売促進費等の変動要因にもなり、これらが上昇した場合には、当社グループの事業利益が圧迫され、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合について 当社グループが事業展開する不動産業界においては、大手企業を含む事業者が多数存在し、これらの事業者との競合が生じております。当社グループは、住まい・暮らしに関するワンストップサービスの実現を目指して不動産に関連する各事業を展開しており、今後においては、特に、地域密着型店舗展開の強化、平日会員向け仲介手数料割引サービスや売却期間の短縮で節約できたコストをお客様へ還元する期間報酬制度をはじめとした各種サービスによる流通事業の強化を推進いたします。また、それに伴う「ワンストップサービス」の相乗効果によるリフォーム事業、不動産取引派生事業の強化、開発分譲事業の魅力的な戸建物件の創出等により、他社との差別化を進め、事業基盤の拡充を図っていく方針であります。 しかしながら、当社が事業を展開する三大都市圏は同業他社が極めて多く、当社グループと比較して、資本力及びブランド力等に優れる企業が多数存在しております。これら企業との競合等により当社グループの想定どおりの事業拡大を図れる保証はなく、更に競合が激化した場合には当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、開発分譲事業については、地域に密着した営業所展開によって、効率的な事業用地の仕入及び販売活動を推進しておりますが、同業他社も多く、土地の仕入や販売活動において競合が発生しております。当社グループの分譲物件の販売において、近隣に他社の分譲物件等がある場合には、販売活動が想定どおり進捗しない可能性があり、販売期間の長期化や値引販売等による採算悪化等が生じ、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業展開について ① 営業地域について 当社グループは、関西圏の阪神間・北摂地域と大阪市内、中部圏の名古屋市、及び東京圏の東京23区を主たる営業地域として事業展開を行っており、当該地域に営業店舗を24店舗展開(2025年12月末現在)しております。当社グループは、当該店舗において収集・蓄積した地域特性・市場動向・顧客ニーズ等の情報及び集客をグループ全体で総合的に活用することにより、地域密着型店舗を基盤とした事業を展開しております。 しかしながら、これらの事業展開により、当該地域の市場動向等に強い影響を受ける可能性があり、当該地域の不動産市況の低迷や地域的な景況感悪化等が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは将来においては当該地域以外への進出を計画しており、その場合には現在と同様の事業展開が図れる保証はありません。 ② リフォーム事業及び開発分譲事業における外部委託業者の活用について 当社グループの開発分譲事業における分譲物件においては、当社グループ内で分譲物件のマーケティング及びコンセプト策定等を行い、設計・建築工事業務等については、設計・施工等の能力、工期、コスト及び品質等を勘案し、外部の事業者に委託しております。また、リフォーム事業においては、当社グループがリフォーム物件の設計・施工管理業務等を行い、それ以外の施工業務等については外部の事業者に委託しております。 外部委託業者の選定及び管理については十分に留意しておりますが、必ずしも当社グループのコントロールが充分である保証はなく、外部委託業者においてトラブル等が生じた場合には、当社グループの事業推進に影響が生じ、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 開発分譲事業について 当社グループの開発分譲事業においては、戸建分譲開発を中心とした事業展開を図りながら、他事業における手数料収入や請負工事収入の比率を高めることで事業構造のバランス改善に努め、総資産に占める棚卸資産並びに有利子負債を圧縮しつつ、財務リスクの軽減を図ってまいりました。そのようななか、2025年12月期におきましては、総売上高に占める開発分譲事業の売上割合は52.6%、開発分譲事業における棚卸資産計上額の総資産に占める比率は46.1%であります。 景気動向の影響を受けやすい不動産市況に鑑みた場合、当社グループが推進するプロジェクトの開発及び販売計画が想定どおり進捗する保証はなく、何らかの理由により当該プロジェクトの中止、延期及び販売期間の長期化等が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 分譲物件等にかかる品質管理等について 住宅供給業者は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、新築住宅の構造上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分については住宅の引渡日から10年間、その他の部分については、「宅地建物取引業法」により住宅の引渡日から最低2年間について契約不適合責任を負います。加えて「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」により、住宅の瑕疵担保責任履行のための資力の確保が義務付けられており、当社グループでは「住宅瑕疵担保責任保険」への加入により、その保証責任を十分履行できるような体制を整えております。 また、当社グループにおいて開発・分譲等を行う住宅については、その品質管理を重視した事業展開を推進しており、地盤調査、アスベスト及び建材の耐火性能等のチェックについては外部委託業者等との協力体制を構築しており、現時点において過年度に供給したものも含め、問題となる物件はないものと認識しております。 しかしながら、当社グループの販売した物件に重大な瑕疵があることが判明した場合には、その直接的な原因が当社グループの責めに帰すべきものでない場合であっても、売主としての瑕疵担保責任を負わなければならない場合があり、損害賠償請求の発生並びに当社グループに対する信頼低下等により、当社グループの事業展開及び経営成績等に影響を与える可能性があります。また今後、法規制等が強化された場合には、当社グループの事業展開に影響を与える可能性があります。 (3)組織体制について ① 組織体制について 当社グループは2025年12月31日現在、従業員が272名(臨時雇用者等除く)となっており、内部管理体制も現在の組織規模に応じたものとなっております。今後、事業の拡大に伴って、内部管理体制の整備、充実を含め、計画的な人員増強に努める方針ではありますが、当社グループが事業規模の拡大に対して、適切かつ充分な人員の増強ができなかった場合には、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材確保について 不動産業界においては、専門的知識が必要なため、一般に業界経験のある人員を中途採用する企業が多いなか、当社グループは、企業方針にかかる認識の徹底を図るため、創業当初より原則として新卒採用を主体とした人材採用を実践しており、自社において研修制度の充実を図り従業員の教育・育成を行っております。当社グループは、当該方針の徹底及び実践の成果により、現時点において当社グループが求める人材について育成が進み、これが他社との差別化要素の一つとなっているものと認識しております。 しかしながら、当該人材の育成には相応の期間を要することから、人材育成のスピードが事業規模に見合わない場合には事業拡大の制約要因となる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4)財政状態及び経営成績の変動について ① 物件の引渡時期等による経営成績の変動について 不動産業界においては、一般に転勤及び学期末の時期であること等から、3月頃に不動産物件の引渡等が集中し売上高が増加する傾向にありますが、当社グループにおいては、当該季節要因とは別の営業戦略上の理由により、開発分譲事業における個別物件の引渡時期が第4四半期に集中する傾向があり、これによる業績偏重が生じる可能性があります。 開発分譲事業における売上高は、会計上、物件の売買契約締結時(営業活動の完了時)には計上されず、引渡時(役務提供の完了時)において計上されます。このことから、天災地変、事故、その他予期し得ない要因による工期遅延等の不測の事態により開発分譲物件の引渡時期について、四半期末並びに年度末を越える遅延が生じた場合、また、市況の影響による販売期間の長期化が余儀なくされた場合には、当社グループの経営成績は著しく変動する可能性があります。 なお、経営成績に占める第4四半期の売上高及び営業利益の割合は以下のとおりであります。 2024年12月期(第4四半期)   2025年12月期(第4四半期) 売上高   35.2%   31.8% 営業利益   43.4%   30.4% ② 有利子負債への依存度 当社グループは、開発分譲事業に係る用地取得費及び土地造成費等のプロジェクト資金、並びに賃貸事業の物件取得資金について主として金融機関からの借入金によって調達しております。 前述のとおり、2025年12月期における開発分譲事業の売上割合は52.6%、総資産額に占める有利子負債の比率についても、2024年12月期56.3%、2025年12月期53.9%となっております。今後においては、資金調達手段の多様化に積極的に取り組むことにより自己資本の充実に注力する方針でありますが、積極的な開発分譲事業への取り組みにより、有利子負債依存度が増加した場合や市場金利が上昇する局面においては支払利息等の増加により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、資金調達に際しては、当社グループでは特定の金融機関に依存することなく個別案件ごとに金融機関に融資を打診しております。また、プロジェクト開発を目的とした資金調達につきましては、弁済期日に関わらずプロジェクト物件1戸引渡ごとに弁済金額が定められておりますので、プロジェクト物件の販売状況に連動し、販売代金により返済されるものであるため、現時点において借入金返済に支障が生じる状況にはないものと認識しております。しかしながら、何らかの理由により資金調達が不十分あるいは不調に終わった場合には、プロジェクトの中止、延期等により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)個人情報保護について 当社グループでは、営業活動に伴い様々な個人情報を入手しております。当社グループとしては、内部の情報管理体制の徹底により個人情報の保護に注力しておりますが、不測の事態により、個人情報が流出した場合等には、損害賠償並びに当社グループの信用低下等により、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 (6)訴訟等の可能性について 当社グループは、事業展開において宅地建物取引業法並びにその他関連法令を遵守した営業活動を推進しておりますが、顧客との認識の齟齬その他に起因したクレーム・トラブル等が発生する場合があります。当社グループにおいては、弁護士等の関与のもと必要と考えられる相手先との協議・対応を行っており、現在、重大な訴訟事件等は生じておりません。 しかしながら、今後においてこれらクレーム・トラブル等に起因して重大な訴訟等が提起された場合には、当社グループにおける顧客からの信頼低下並びに損害賠償請求等により、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,387字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善により個人消費に持ち直しの動きがみられる等、緩やかな回復基調となりました。一方で、海外経済の減速懸念や国内外の金利動向による為替変動、物価上昇の長期化等により、経済全体の先行きは依然として不透明な状況となりました。また、当社グループの属する不動産関連業界におきましては、日本銀行の利上げによる買い控え懸念は継続する一方で、依然として低水準な住宅ローン金利環境は続いており、各住宅取得支援政策を下支えに実需の住宅取引は堅調に推移いたしました。 このような経営環境のなかで当社グループにおきましては、フィービジネスとリフォームの連携強化(収益面)、開発分譲事業の推進(事業規模の拡大)など、ワンストップ体制のシナジー最大化戦略に注力することで、持続的成長と高収益な事業基盤の強化に取り組みました。 まず、流通事業においては、新規出店及び自社サイトをはじめとしたネット集客の強化策が奏功し、住宅を購入されるお客様の来店件数が前期比13.3%、購入の成約件数が同10.4%それぞれ増加いたしました。そのうえで、流通事業での中古住宅の取扱件数も同10.9%増加し、流通事業を起点としたワンストップサービスの提案機会が増加した結果、「中古×リフォーム×FP」の引渡件数が同12.6%増加するなど、収益性の高い「フィービジネスとリフォーム」の業績が堅調に推移いたしました。また、開発分譲事業において、関西圏及び中部圏において複数の戸建プロジェクトの引渡が完了するなど、当期計画戸数の販売・引渡に取り組みました。併せて、来期以降の分譲用地の仕入にも積極的に取り組んだ結果、開発分譲事業の棚卸資産が前期末と比べて23.0%増加いたしました。 これらの結果、当連結会計年度における連結業績は、売上高14,880百万円(前期比12.6%増)、営業利益1,327百万円(同18.5%増)、経常利益1,204百万円(同18.2%増)となり、売上高については9期連続、営業利益と経常利益については6期連続で過去最高を更新いたしました。なお、一部の固定資産(当社保有の商業施設)について減損損失222百万円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純利益は664百万円(同6.4%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 流通事業におきましては、各営業エリアにおけるマーケットシェア向上を目的とした売却物件の獲得に注力した結果、売却の成約件数が前期比8.4%増加いたしました。また、東京23区及び大阪市での出店戦略も奏功し、全体の手数料単価に関して購入が同8.8%、売却が同11.1%それぞれ増加し、営業利益率も同3.8ポイント向上いたしました。この結果、売上高は4,069百万円(前期比20.4%増)、営業利益は1,212百万円(同38.1%増)となり、売上高と営業利益の過去最高を更新いたしました。 リフォーム事業におきましては、流通店舗に来店されるお客様に対し、住宅購入の検討段階から積極的にリフォーム担当が同席して提案をする営業戦術が奏功するなど、「中古×リフォーム」の請負契約件数が前期比18.8%、請負契約単価が同7.5%それぞれ増加いたしました。なお、当期末の受注残高は823百万円(同52.3%増)となりました。この結果、売上高は2,471百万円(前期比3.3%増)、営業利益は465百万円(同9.9%増)となり、売上高と営業利益の過去最高を更新いたしました。 開発分譲事業におきましては、名古屋市天白区をはじめとした複数の分譲地の販売が進捗する等、自社分譲物件等の契約件数が前期比22.3%増加いたしました。一方、一部の分譲地に関して販売価格を見直し、在庫回転率の向上に努めました。この結果、売上高は8,089百万円(前期比10.7%増)、営業利益は261百万円(同34.3%減)となり、売上高の過去最高を更新いたしました。 賃貸事業におきましては、商業施設(兵庫県宝塚市)において、2025年11月に新規テナント(約144坪)がオープンしたことにより、入床率が前期比11.5ポイント上昇し、賃料収入が増加いたしました。この結果、売上高は233百万円(前期比2.7%増)、営業損失22百万円(前期は営業損失26百万円)となりました。 不動産取引派生事業におきましては、流通事業と開発分譲事業の取扱件数増加により、住宅ローン事務代行手数料の売上高が前期比7.1%、損害保険代理店手数料が同10.4%それぞれ増加いたしました。併せて、紹介商品のラインナップ拡充により、引越しや家具等の各種紹介業務の売上高が同96.3%増加いたしました。この結果、売上高は270百万円(前期比39.0%増)、営業利益は142百万円(同60.9%増)となりました。 その他の事業におきましては、人事コンサルティング業務を行う「部活のみかた」において、売上高が前期比8.4%、営業利益が同28.7%増加した一方で、経営コンサルティング業務を行う「ウィルスタジオ」において、過去最高売上高となった昨年には及ばず、前期比で減収減益となりました。この結果、売上高は256百万円(前期比13.5%減)、営業利益は73百万円(同30.4%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ493百万円減少し、1,822百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、税金等調整前当期純利益982百万円に対し、販売用物件の仕入等により棚卸資産(販売用不動産及び未成工事支出金等)の増加1,415百万円、法人税等の支払額405百万円、売上債権の増加337百万円、その他46百万円によりそれぞれ資金が減少した一方で、減損損失222百万円、未払費用の増加172百万円、仕入債務の増加136百万円、減価償却費126百万円、前受金の増加75百万円、未払金の増加70百万円によりそれぞれ資金が増加したことを主な要因として、418百万円の資金減少(前年同期は435百万円の資金減少)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、投資有価証券の取得による支出49百万円、賃貸用不動産の取得等に伴う有形固定資産の取得による支出31百万円、無形固定資産の取得による支出20百万円を主な要因として、98百万円の資金減少(前年同期は158百万円の資金減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、開発分譲事業における仕入資金等として長期借入れによる収入1,434百万円及び短期借入金の純増加847百万円、社債の発行による収入490百万円によりそれぞれ資金が増加した一方で、長期借入金の返済による支出1,571百万円、社債の償還による支出957百万円、配当金の支払額219百万円の資金がそれぞれ減少したことを主な要因として、24百万円の資金増加(前年同期は91百万円の資金増加)となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの事業形態におきましては、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績の記載はしておりません。 b.契約実績 当社グループが行っている事業のうち、流通事業及び不動産取引派生事業は、契約締結から売上計上までの期間が短く、また賃貸事業は、事業の性質上契約実績の表示がなじまないため、記載を省略しております。 当連結会計年度におけるリフォーム事業の契約実績は次のとおりであります。 前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 期中契約高   期末契約残高   期中契約高   期末契約残高 数量 (戸)   金額 (百万円)   数量 (戸)   金額 (百万円)   数量 (戸)   金額 (百万円)   数量 (戸)   金額 (百万円) 932   2,376   103   560   1,007   2,635   139   823 (注)セグメント間の内部売上高又は振替高を含めております。 当連結会計年度における開発分譲事業の契約実績は次のとおりであります。 前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 期中契約高   期末契約残高   期中契約高   期末契約残高 数量 (戸)   金額 (百万円)   数量 (戸)   金額 (百万円)   数量 (戸)   金額 (百万円)   数量 (戸)   金額 (百万円) 213   7,494   22   1,092   251   9,155   54   2,158 (注)1.セグメント間の内部売上高又は振替高を含めております。 2.上記の数量欄及び金額欄には、建築条件付にて土地の売買契約を締結した場合においては、戸数及び契約金額を含めて記載しておりますが、当該契約に付随する建物の建築請負契約につきましては、契約金額のみ金額欄に含めております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日)   構成比(%)   前年同期比(%) 流通事業   (百万円)   4,069   26.3   120.4 リフォーム事業   (百万円)   2,471   16.1   103.3 開発分譲事業   (百万円)   8,089   52.6   110.7 賃貸事業   (百万円)   233   1.5   102.7 不動産取引派生事業   (百万円)   270   1.8   139.0 報告セグメント計   (百万円)   15,134   98.3   112.1 その他   (百万円)   256   1.7   86.5 合計   (百万円)   15,390   100.0   111.5 (注)1.セグメント間の内部売上高又は振替高を含めております。 2.当連結会計年度の開発分譲事業の販売実績の内訳は次のとおりであります。 区分   当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 種類   物件名   戸数 (戸)   販売高(百万円) 土地・戸建分譲プロジェクト等   池田市五月丘   13   494 伊丹市鋳物師   5   252 名古屋市北区杉栄町   1   248 宝塚市今里町   4   181 伊丹市荻野   5   160 宝塚市今里町   4   153 名古屋市天白区土原   3   152 東京都品川区旗の台   1   127 宝塚市安倉北   4   121 川崎市中原区木月   1   119 名古屋市名東区代万町   2   103 小計   43   2,115 その他   176   5,974 合計   219   8,089 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度における資産合計は、前連結会計年度末より1,159百万円増加し、16,494百万円となりました。 流動資産の残高は、前連結会計年度末より1,344百万円増加し、11,007百万円となりました。主な要因といたしましては、販売用物件の仕入等により棚卸資産(販売用不動産及び未成工事支出金等)が1,452百万円、売掛金が337百万円、その他が47百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が493百万円減少したことによるものであります。 固定資産の残高は、前連結会計年度末より182百万円減少し、5,458百万円となりました。主な要因といたしましては一部の固定資産(当社保有の商業施設)の減損損失の計上等により有形固定資産合計が339百万円減少した一方で、投資その他の資産合計が157百万円増加したことによるものであります。 (負債) 流動負債の残高は、前連結会計年度末より407百万円増加し、7,036百万円となりました。主な要因といたしましては、販売用物件の仕入等により短期借入金が847百万円、支払手形及び買掛金が136百万円、未払法人税等が15百万円、その他が315百万円それぞれ増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が607百万円、1年内償還予定の社債が300百万円それぞれ減少したことによるものであります。 固定負債の残高は、前連結会計年度末より305百万円増加し、4,048百万円となりました。主な要因といたしましては、強固な財務基盤の構築を目的として長期借入金が470百万円増加した一方で、社債が157百万円、その他が7百万円それぞれ減少したことによるものであります。 (純資産) 純資産の残高は、前連結会計年度末より445百万円増加し、5,409百万円となりました。主な要因といたしましては、親会社株主に帰属する当期純利益を664百万円計上した一方で、2024年12月期の期末配当金を219百万円実施したことによるものであります。 b.経営成績 当連結会計年度における経営成績は、売上高14,880百万円(前期比12.6%増)、営業利益1,327百万円(同18.5%増)、経常利益1,204百万円(同18.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益664百万円(同6.4%減)となりました。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前期と比べて1,666百万円増加し14,880百万円(前期比12.6%増)となりました。主な要因といたしましては、関西圏及び中部圏において自社分譲物件等の販売が堅調に推移し、開発分譲事業が増収となったこと、並びに新規出店及び各営業エリアにおける売却物件の獲得に注力した結果、流通事業の経営成績が堅調に推移した結果であります。 なお、詳細につきましては「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、前期と比べて324百万円増加し、2,445百万円(前期比15.3%増)となりました。主な要因といたしましては、流通事業及びリフォーム事業の売上高増加に連動したものであります。 (営業損益) 当連結会計年度における営業利益は、前期と比べて206百万円増加し、1,327百万円(前期比18.5%増)となりました。主な要因といたしましては、業績に連動した決算賞与の支給等の人的資本への投資により販売費及び一般管理費が前期比117百万円増加し、1,118百万円(前期比11.8%増)となったことによるものであります。 (経常損益) 当連結会計年度の営業外収益は、受取家賃等の計上により19百万円となりました。また、営業外費用は、支払利息等の計上により141百万円となりました。 以上の結果、当連結会計年度における経常利益は、前期と比べて185百万円増加し、1,204百万円(前期比18.2%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前期と比べて45百万円減少し、664百万円(前期比6.4%減)となりました。主な要因といたしましては、一部の固定資産(当社保有の商業施設)について減損損失222百万円を特別損失として計上したこと等によるものであります。 c.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、開発分譲事業に係る用地取得費及び土地造成費等のプロジェクト資金、賃貸事業の物件取得資金、並びに流通事業の店舗用地取得資金等であります。これらの財源は、案件ごとの状況に応じて、内部留保資金及び金融機関からの借入金等で補っております。 また、当社グループは、収益性の高い事業群「フィービジネスとリフォーム」の強化戦略を推進し、安定的かつ持続的な成長に必要な内部留保資金の充実に努めることを基本方針としております。 なお、重要な資本的支出の予定及びその資金の調達源等については、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画 (1)重要な設備の新設等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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