概要
株式会社コーセーアールイーは、福岡市に本社を置く不動産デベロッパーである。分譲マンションの企画・開発・販売を主力とし、ファミリーマンション「グランフォーレ」シリーズと資産運用型マンションの2本柱で事業を展開する。2026年1月期の連結売上高は約100億円、従業員81名。福岡都市圏を地盤に首都圏や九州各県にも進出している。自己資本比率が低く財務レバレッジの高さが特徴である。
分譲マンション販売を中核とする4つの事業
当社グループは、ファミリーマンション販売事業、資産運用型マンション販売事業、不動産賃貸管理事業、ビルメンテナンス事業の4セグメントで構成される。主力は分譲マンション販売であり、2026年1月期のセグメント売上高はファミリーマンションが62億8700万円、資産運用型マンションが30億1800万円と、全体の9割以上を占める。賃貸管理事業は販売した投資用マンションの管理を受託し、ビルメンテナンス事業は子会社アールメンテナンスがマンション管理やアフターサービスを担う。その他事業として不動産仲介も行うが、売上高は約6900万円と小規模である。
福岡都市圏に集中する地域密着型戦略
事業用地の仕入れは福岡市中心部に強みを持ち、駅近のコンパクトマンションを多く手がける。ファミリーマンションは福岡県内に加え、首都圏や鹿児島県、山口県、栃木県などにも展開するが、売上の大半は福岡都市圏が占める。資産運用型マンションは賃貸需要の高い福岡市中心部に特化し、駅徒歩圏の物件を中心に開発する。2026年1月期の契約実績では、ファミリーマンションが168戸、資産運用型が157戸と、地元需要を確実に取り込んでいる。
連結子会社2社によるサポート体制と財務の特徴
連結子会社として、ビルメンテナンスを担う株式会社アールメンテナンスと、保証業務を行うみらい保証株式会社を有する。前者は主に自社グループが供給したマンションの管理業務を請け負い、後者は購入者向けの保証サービスを提供する。財務面では、自己資本比率が低く、借入金に依存した高レバレッジ経営が特徴である。2026年1月期の自己資本比率は約20%台と推測され、不動産市況の変動リスクにさらされやすい構造となっている。
中期経営計画と業績回復への道筋
2027年1月期から2029年1月期までの中期経営計画を策定し、売上高110億円、営業利益6.5億円を目指す。2025年1月期は売上高76億円と落ち込んだが、2026年1月期は100億円に回復した。建築資材価格の高止まりや金利上昇懸念があるなか、仕入地域の拡大と販売力強化により収益改善を図る。計画では2027年1月期売上高103.5億円、営業利益5.45億円を見込み、緩やかな成長路線を描く。
業界の中での役割は不動産デベロッパー(分譲マンション供給)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ファミリーマンション販売主力
福岡都市圏を中心に首都圏・九州各県の中核市向けに、高品質な分譲マンション「グランフォーレ」シリーズを供給。戸建や中古ファミリーマンションの販売も手掛け、居住用住宅の需要に応える。
- グランフォーレシリーズ
- 高品質を追求した分譲マンション。企画・開発・販売を一貫して行い、ファミリー層向けに供給される。
02資産運用型マンション販売主力
賃貸需要の高い福岡市中心部で、投資家向けの資産運用型マンションを開発・販売。中古物件の販売も行い、安定した賃貸収入を求める投資家に供給する。
- グランフォーレシリーズ(資産運用型)
- 賃貸需要の高い都市部に特化した投資用マンション。高品質な設計で入居者確保を狙う。
03不動産賃貸管理準主力
グループが販売した資産運用型マンションの賃貸管理を受託するほか、自社所有ビルの賃貸業を行う。賃料収入により安定的な収益基盤を提供する。
- 賃貸管理サービス
- 入居者募集、家賃管理、建物維持管理などをトータルにサポートする。
04ビルメンテナンス副次
子会社アールメンテナンスにより、グループが供給したマンションの管理事務や点検・保守などのアフターサービスを提供。顧客満足度向上と物件価値維持に貢献する。
- マンション管理・保守サービス
- 日常の管理業務や設備の点検・保守を担い、長期にわたる建物の品質維持を支援する。
製品と技術
ファミリーマンション「グランフォーレ」シリーズ
主力商品である「グランフォーレ」シリーズは、ファミリー向け分譲マンションのブランドである。福岡都市圏を中心に、鹿児島市や栃木県小山市などでも展開する。物件名は「グランフォーレ姪浜駅南レジデンス」「グランフォーレ小山城山町」など、地名と組み合わせたネーミングが特徴。2026年1月期には128戸を引き渡し、セグメント売上高62億8700万円を計上した。建築コスト高騰の中でも高付加価値の物件供給を目指す。
資産運用型マンション「グランフォーレプライム」
投資用コンパクトマンションとして「グランフォーレプライム」シリーズを販売する。福岡市中心部の賃貸需要が高いエリアに特化し、駅近物件を開発。2026年1月期には「グランフォーレプライム千早」など2棟を完成させ、151戸を引き渡した。販売価格と想定賃料のバランスを重視し、利回りを考慮した価格設定を行う。このセグメントの売上高は30億1800万円で、グループ全体の約3割を占める。
賃貸管理とビルメンテナンスによる安定収益
不動産賃貸管理事業では、自社グループが販売した資産運用型マンションの賃貸管理を受託する。2026年1月期の管理戸数は3352戸。空室率3%台の維持を目標に掲げ、賃貸募集の早期完了を図る。ビルメンテナンス事業は子会社アールメンテナンスが担い、マンションの管理事務や点検・保守等のアフターサービスを提供する。同事業の売上高は3億5470万円と小規模だが、グループ全体のサービス品質を支える役割を果たす。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
中堅賃貸管理、収益改善途上
不動産業界内では、大東建託のような大手賃貸管理会社に比べ規模は小さく、売上高も100億円前後と中堅クラス。同業のrobot homeやファンタジスタと同程度の規模感だが、収益性は劣後していた。2025年1月期に営業利益率3.95%と黒字化し、2026年1月期には8%への改善計画だが、競合他社と比べ依然低い水準。賃貸仲介・管理が主力で、不動産市況や空室率の影響を受けやすいポジションにある。
強み
- 2025年1月期に黒字転換し、営業利益率3.95%。2026年1月期は8%と大幅改善見込み。
- 2024年1月期の102億円から2025年1月期に76億円へ減収も、2026年1月期100億円へ回復計画。
- 賃貸管理・仲介事業は市況回復時に業績が伸びやすく、反転の可能性がある。
- 大東建託のような大手に比べ、地域密着型サービスや機動的な経営判断が可能。
課題
- 営業利益率が業界平均を下回り、改善計画の達成が急務。
- robot homeなど同規模企業との差別化が難しく、価格競争に陥りやすい。
- 不動産市況悪化時は空室率上昇で業績が悪化しやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がコーセーアールイー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 463Aインテリックスホールディングス | 102億円 | 5.1倍 |
| 2 | 2993長栄 | 99億円 | 9.9倍 |
| 3 | 2983アールプランナー | 94億円 | 7.6倍 |
| 4 | 5527property technologies | 91億円 | 8.3倍 |
| 5 | 1783fantasista | 83億円 | — |
| 6 | 3246コーセーアールイー | 72億円 | 10.2倍 |
| 7 | 5533エリッツホールディングス | 71億円 | 9.5倍 |
| 8 | 3277サンセイランディック | 69億円 | 8.8倍 |
| 9 | 3241ウィル | 69億円 | 7.3倍 |
| 10 | 2984ヤマイチエステート | 67億円 | 11.8倍 |
| 11 | 2991ランドネット | 65億円 | 5.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 17件
不動産仲介業として創業した1990年
1990年12月、福岡市東区千早に「株式会社エステート栄和」として設立された。資本金2000万円で、不動産の売買・賃貸仲介を目的とした。翌1992年8月に商号を「株式会社コーセー」に変更し、同時に本店を福岡市中央区赤坂へ移転。同年9月には宅地建物取引業免許を取得し、不動産事業の基盤を固めた。
自社分譲「ラフォーレ」から「グランフォーレ」へ
1993年5月、自社分譲物件「ラフォーレ」シリーズの販売を開始。これにより不動産デベロッパーとしての第一歩を踏み出した。1996年1月には購入者向け融資を行う子会社コーセーホームネットを設立。2001年9月には資産運用型マンションの販売を開始し、投資用物件にも進出。2005年1月、商号を現在の「株式会社コーセーアールイー」に変更し、同時に自社分譲の新シリーズ「グランフォーレ」を立ち上げた。
東京進出と福岡証券取引所への上場
2006年2月、東京都中央区日本橋に東京支店を設置し、首都圏への販路を拡大した。同年6月には国土交通大臣免許を取得し、全国展開の足掛かりを作った。2007年8月、福岡証券取引所に株式を上場。上場から間もない2008年2月には連結子会社コーセーアセットプランを設立するが、後に解散し事業は当社に統合された。
子会社取得と市場変更による成長期
2009年4月、大阪証券取引所JASDAQに上場(のち東京証券取引所JASDAQに移行)。同時期に株式会社アールメンテナンスの全株式を取得し完全子会社化。これによりビルメンテナンス事業をグループに取り込んだ。その後、東京証券取引所市場第二部を経て第一部に指定され、2023年にはスタンダード市場へ移行。みらい保証株式会社も子会社化し、保証業務を追加した。
業績の増減と中期経営計画への転換
売上高は2013年1月期の46億円から2018年1月期には129億円まで成長したが、2020年1月期には91億円に減少。その後再び増加し、2024年1月期には102億円となった。2025年1月期は建築コスト高の影響で76億円に落ち込んだが、2026年1月期には100億円へ回復。この変動を受け、2026年3月に3か年の中期経営計画を策定し、安定成長への舵を切った。
年表17件を開く
1990年代
- 1990年12月創業不動産の売買及び賃貸の仲介を目的として、福岡市東区千早二丁目4番10号に株式会社エステート栄和を設立(資本金20,000千円)
- 1992年8月商号変更株式会社コーセーに商号変更 福岡市中央区赤坂二丁目6番270-5号に本店移転
- 1992年9月宅地建物取引業免許(福岡県知事(1)第12299号)取得
- 1993年5月自社分譲物件「ラフォーレ」シリーズを販売開始
- 1994年4月福岡市中央区薬院一丁目6番9号福岡ニッセイビル4階に本店移転
- 1996年1月当社物件購入者に対する購入資金の貸付を目的として、当社の100%子会社有限会社コーセーホームネットを設立
2000年代
- 2001年3月子会社有限会社コーセーホームネットにおいて不動産賃貸管理事業を開始
- 2001年9月自社分譲物件の資産運用型マンションを販売開始
- 2002年11月福岡市中央区舞鶴二丁目2番11号に本店移転 子会社有限会社コーセーホームネットを株式会社に組織変更
- 2005年1月商号変更株式会社コーセーアールイーに商号変更、福岡市中央区赤坂一丁目15番30号に本店移転 子会社株式会社コーセーホームネットの解散を決議し、不動産賃貸管理事業は当社で譲り受け
- 2005年3月自社分譲物件「グランフォーレ」シリーズを販売開始
- 2006年2月東京都中央区日本橋三丁目3番3号に東京支店設置
- 2006年4月東京都新宿区西新宿三丁目2番11号に東京支店移転
- 2006年6月宅地建物取引業免許(国土交通大臣(1)第7271号)取得
- 2007年8月上場福岡証券取引所に株式を上場
- 2008年2月連結子会社 株式会社コーセーアセットプラン設立
- 2009年4月上場東京都千代田区神田美土代町9番7号に東京支店移転 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 株式会社アールメンテナンスの全株式を取得し完全子会社化 株式上場市場を東京証券取引所市場第二部へ変更 東京証券取引所市場第一部に指定 連結子会社 株式会社コーセーアセットプランの解散を決議し、事業は当社で譲り受け 東京証券取引所スタンダード市場へ移行 みらい保証株式会社の全株式を取得し完全子会社化 東京都千代田区神田淡路町2丁目105番地に東京支店移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/1期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高2027年1月期まで10,350百万円
- 営業利益2027年1月期まで545百万円
- 経常利益2027年1月期まで664百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益2027年1月期まで440百万円
- 空室率3%台
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
ファミリーマンションの広域仕入と高付加価値化
福岡都市圏に依存せず広域にリサーチし、収益を確保できるプロジェクトを推進。顧客層を意識した価格設定と高付加価値物件を供給する。
- 02
資産運用型マンションの販売力強化と長期的顧客拡大
顧客利益とコンプライアンスを重視し、販売方法の多角化を検討。長期的な顧客拡大とブランド評価向上に注力する。
- 03
賃貸管理事業での管理戸数増加と空室率改善
自社管理物件を含む管理戸数を増やし流出を防止。賃貸募集の早期完了と空室率3%台維持に努める。
- 04
ビルメンテナンス事業の品質向上と人材増強
工事請負案件増加に対応し人材を増強、サービス品質向上と適正管理料の確保を図る。
- 05
サステナブル経営と人的資本投資
コンプライアンス徹底、企業統治改革、DX推進、人材多様化とリスキリング支援により持続可能な成長を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で81人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は615万円で、9期前と比べて+12.9%。平均年齢は41.5歳、平均勤続年数は8.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年1月 | — | — | — | 81 | — |
| 2018年1月 | — | — | — | 84 | — |
| 2019年1月 | — | — | — | 81 | — |
| 2020年1月 | 545 | 36.8 | 6.9 | 94 | — |
| 2021年1月 | 496 | 37.0 | 6.8 | 86 | — |
| 2022年1月 | 589 | 38.4 | 7.4 | 83 | — |
| 2023年1月 | 586 | 38.6 | 7.5 | 81 | — |
| 2024年1月 | 543 | 39.8 | 7.5 | 82 | — |
| 2025年1月 | 540 | 40.8 | 8.3 | 80 | 375 |
| 2026年1月 | 615 | 41.5 | 8.8 | 81 | 988 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年1月期の売上高は100億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収増益で、売上が+31.6%、利益が+166.7%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は71億円、営業利益は9億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+73.2%、営業利益は+800.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 56 | — | — | 7 |
| 2024年1Q | 21 | 2 | 9.5 | 2 |
| 2024年2Q | 50 | 12 | 24.0 | 9 |
| 2024年3Q | 9 | −1 | −11.1 | −1 |
| 2024年4Q | 22 | — | — | 3 |
| 2025年1Q | 13 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 22 | 2 | 9.1 | 2 |
| 2025年4Q | 41 | 1 | 2.4 | 1 |
| 2026年2Q | 29 | −1 | −3.4 | 0 |
| 2026年4Q | 71 | 9 | 12.7 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年1月期からの14期で、売上は46億円から100億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年1月 | 46 | — | 3 | — | 2 |
| 2014年1月 | 57 | — | 6 | — | 3 |
| 2015年1月 | 64 | — | 7 | — | 4 |
| 2016年1月 | 79 | — | 7 | — | 5 |
| 2017年1月 | 102 | — | 11 | — | 7 |
| 2018年1月 | 129 | — | 18 | — | 12 |
| 2019年1月 | 122 | — | 15 | — | 10 |
| 2020年1月 | 91 | — | 6 | — | 4 |
| 2021年1月 | 94 | — | 8 | — | 6 |
| 2022年1月 | 113 | — | 13 | — | 9 |
| 2023年1月 | 110 | — | 18 | — | 13 |
| 2024年1月 | 102 | — | 18 | — | 13 |
| 2025年1月 | 76 | 3 | 5 | 3.9 | 3 |
| 2026年1月 | 100 | 8 | 10 | 8.0 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年1月期
売上高100億円のうち、営業利益として残るのは8億円で8.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の7.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金77.0%77億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.0%16億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.0%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年1月期は営業CFが−13億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−14億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は47億円で、売上の5.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年1月 | 6 | −5 | 4 | 1 | 12 |
| 2014年1月 | −1 | −9 | 11 | −10 | 13 |
| 2015年1月 | −11 | −14 | 21 | −25 | 10 |
| 2016年1月 | −12 | 6 | 12 | −6 | 15 |
| 2017年1月 | −10 | 2 | 7 | −8 | 14 |
| 2018年1月 | 20 | −32 | 16 | −12 | 18 |
| 2019年1月 | −5 | 25 | −7 | 20 | 30 |
| 2020年1月 | −18 | 0 | 9 | −18 | 22 |
| 2021年1月 | −20 | −4 | 36 | −24 | 34 |
| 2022年1月 | 62 | 0 | −47 | 62 | 49 |
| 2023年1月 | 29 | −5 | −33 | 24 | 40 |
| 2024年1月 | 12 | 9 | −17 | 21 | 45 |
| 2025年1月 | −11 | −8 | 17 | −19 | 42 |
| 2026年1月 | −13 | −1 | 18 | −14 | 47 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年1月期の総資産は198億円。このうち返さなくてよい自己資本が107億円で、自己資本比率は53.9%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年1月 | 50 | 13 | 37 | 26.3 |
| 2014年1月 | 64 | 16 | 48 | 24.8 |
| 2015年1月 | 85 | 20 | 65 | 23.3 |
| 2016年1月 | 105 | 25 | 80 | 22.9 |
| 2017年1月 | 127 | 31 | 96 | 23.6 |
| 2018年1月 | 148 | 65 | 83 | 43.1 |
| 2019年1月 | 163 | 72 | 91 | 43.2 |
| 2020年1月 | 170 | 72 | 98 | 42.2 |
| 2021年1月 | 209 | 77 | 132 | 36.4 |
| 2022年1月 | 174 | 84 | 90 | 47.8 |
| 2023年1月 | 155 | 94 | 61 | 60.3 |
| 2024年1月 | 147 | 103 | 44 | 69.7 |
| 2025年1月 | 170 | 103 | 68 | 60.0 |
| 2026年1月 | 198 | 107 | 91 | 53.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で131社中22位あたり、逆に低いのはROEで131社中101位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥697で、1年前と比べて+8.2%。過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 |
| PBR | 0.68倍 |
| 配当利回り | 3.44% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は679円で、25日線(658.16円)を+3.2%上回り、75日線(641.76円)を+5.8%上回る。200日線(667.5円)も上回り、トレンドは上向き。直近1ヶ月で5.11%上昇し、52週高値766円には約11%と接近。出来高は8月12日に16,900株と増加し、買いが入っている。RSIは69.09とやや過熱気味だが、上昇の勢いは続く。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 65/100)。
PER 9.91倍は業界平均14.78倍を下回り、割安。PBR 0.66倍は平均1.81倍を大きく下回り、資産価値に対して評価が低い。配当利回り3.53%は平均3.03%を上回り、株主還元も良好。しかし、ROE 6.7%は低く、収益性の改善が必要。売上高が減少傾向にあったが、直近で回復しつつある。総合的に割安だが、収益性の低さと業績の不安定さがリスク。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 10.2倍 | 14.9倍 |
| PBR | 0.68倍 | 1.84倍 |
| ROE | 6.7% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
今期は福岡市中心部の再開発需要を追い風に売上回復を見込むが、財務レバレッジの高さがリスク要因。強気派は、マンション価格の上昇継続と販売戸数の増加で利益が拡大すると見る。一方、弱気派は、金利上昇による仕入れコスト増と販売減速、自己資本比率の低さによる財務脆弱性を懸念する。また、翌期の業績予想は楽観的で、実際の着地が下振れる可能性を指摘する。両者の対立は、地価上昇が続くか、住宅需要が一巡するかの判断に集約される。
- 中心部の地価上昇
福岡市中心部の再開発で地価が上昇し、販売単価の引き上げが可能。
- 販売戸数の増加
翌期の売上予想は前期比3割増で、需要回復を見込む。
- 収益性の改善
営業利益率は3.95%から8%へ倍増の予想。
- 2026年1月期は営業利益8億円へ倍増予想通年影響中
営業利益は前期比5億円増、売上高も76億円から100億円へ回復する見込み
- PBR0.66倍と配当利回り3.53%の割安修正継続影響弱
時価総額70億円、予想PER9.91倍と割安水準で下値が堅い
- 営業利益率が3.95%から8%へ急改善決算発表後影響中
売上高営業利益率は前期3.95%に対し今期8.0%、4.05ポイント改善
- 純利益3億円から7億円へ回復し増配余地決算発表後影響中
純利益は前期比4億円増、配当利回り3.53%の維持・拡大が期待される
- 金利上昇リスク
変動金利での仕入れが多く、金利負担が増加しやすい。
- 財務レバレッジの高さ
自己資本比率が低く、市況悪化時の耐性に不安。
- 業績予想の楽観
過去の売上変動が大きく、予想達成の確度は不透明。
- 前期に売上高25%減の大幅変動リスク不定影響中
2025年1月期は売上高102億→76億円、純利益13億→3億円に急減した経験
- 営業利益8億円と利益規模が小型継続影響中
売上高100億円に対する営業利益率8%と低く、外部環境悪化で減益に転じやすい
- 外国法人保有比率0.15%と流動性が低い継続影響弱
外国法人持株比率0.15%と非常に薄く、大口売りで株価が乱高下する可能性
- 売上高100億円計画は過去実績102億円を下回る通年影響弱
2024年1月期の102億円に未達、成長の勢いを欠く
- 販売戸数
- 分譲事業の主力で、収益の規模を左右する。
- 営業利益率
- 原価管理と販売価格のバランスを示す。
- 自己資本比率
- 財務の安定性とレバレッジの度合いを測る。
- 福岡市中心部の地価動向
- 仕入れと販売の両面に影響する重要な外部要因。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり24円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは3.44%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年1月 | 25 | — | 35.7 |
| 2018年1月 | 33 | 32.0 | 26.5 |
| 2019年1月 | 33 | 0.0 | 33.7 |
| 2020年1月 | 13 | −60.6 | 26.5 |
| 2021年1月 | 15 | 15.4 | 26.0 |
| 2022年1月 | 25 | 66.7 | 29.4 |
| 2023年1月 | 36 | 44.0 | 29.6 |
| 2024年1月 | 36 | 0.0 | 29.7 |
| 2025年1月 | 24 | −33.3 | 79.2 |
| 2026年1月 | 24 | 0.0 | 29.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥24
株主
有価証券報告書より
2026年1月期末の株主数は延べ13,980人。区分でいちばん多いのは個人・その他で71.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が27.9%を占め、残る72.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年1月% | 2022年1月% | 2023年1月% | 2024年1月% | 2025年1月% | 2026年1月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 65.7 | 66.8 | 66.3 | 66.1 | 70.5 | 71.8 |
| 事業法人 | 27.9 | 28.1 | 27.8 | 28.4 | 27.6 | 27.9 |
| 自己株式 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 |
| 証券会社 | 0.5 | 0.3 | 0.8 | 0.8 | 0.5 | 0.2 |
| 外国法人 | 0.4 | 0.2 | 0.7 | 2.2 | 0.4 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 金融機関 | 5.4 | 4.7 | 4.3 | 2.5 | 1.0 | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 諸藤 敏一 | 24.15 |
| 02 | 株式会社TMIトラスト | 20.25 |
| 03 | グランフォーレ会 | 2.73 |
| 04 | 株式会社合人社計画研究所 | 1.16 |
| 05 | 株式会社旭工務店 | 0.93 |
| 06 | コーセーアールイー役員持株会 | 0.83 |
| 07 | 九州建設株式会社 | 0.77 |
| 08 | 株式会社三広 | 0.62 |
| 09 | 株式会社ウェルホールディングス | 0.58 |
| 10 | 株式会社曙設備工業所 | 0.39 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+56%、1株純資産は14期で+222%。直近期のROEは6.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年1月 | 44 | 326 | 14.4 | 8.9 | 19.0 |
| 2014年1月 | 79 | 397 | 21.9 | 6.5 | 20.1 |
| 2015年1月 | 111 | 495 | 24.9 | 6.8 | 18.2 |
| 2016年1月 | 61 | 295 | 22.4 | 6.4 | 23.3 |
| 2017年1月 | 83 | 366 | 25.1 | 9.6 | 35.7 |
| 2018年1月 | 133 | 629 | 24.6 | 9.2 | 26.5 |
| 2019年1月 | 100 | 696 | 15.2 | 7.7 | 33.7 |
| 2020年1月 | 42 | 705 | 6.0 | 15.2 | 26.5 |
| 2021年1月 | 57 | 748 | 7.9 | 10.7 | 26.0 |
| 2022年1月 | 87 | 820 | 11.0 | 7.2 | 29.4 |
| 2023年1月 | 124 | 919 | 14.3 | 6.2 | 29.6 |
| 2024年1月 | 124 | 1,007 | 12.9 | 8.0 | 29.7 |
| 2025年1月 | 34 | 1,005 | 3.3 | 19.5 | 79.2 |
| 2026年1月 | 69 | 1,050 | 6.7 | 9.7 | 29.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/1期の役員報酬は総額106百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 諸藤敏一 | 取締役社長(代表取締役) | — | 2,548,282 |
| 吉本晋治 | 常務取締役 | — | 12,325 |
| 山本健 | 取締役 | — | 34,672 |
| 西川孝之 | 取締役 | — | 29,272 |
| 國分正剛 | 取締役 | — | 17,329 |
| 井手森生 | 取締役(監査等委員) | — | 14,190 |
| 吉戒孝 | 取締役(監査等委員) | — | — |
| 柳澤賢二 | 取締役(監査等委員) | — | — |
役員報酬の内訳2026/1期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 97 | 97 | 19 |
| 社外取締役 | 3 | 9 | 9 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/1期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容677字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,817字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,873字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,111字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第36期(2025/02/01-2026/01/31)2026-04-09
- 半期報告書半期報告書-第36期(2025/02/01-2026/01/31)2025-09-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第35期(2024/02/01-2025/01/31)2025-04-25
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第34期(2023/02/01-2024/01/31)2024-04-26
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- 四半期報告書四半期報告書-第34期第2四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-12
- 四半期報告書四半期報告書-第34期第1四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-12
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- 四半期報告書四半期報告書-第33期第3四半期(令和4年8月1日-令和4年10月31日)2022-12-12
- 四半期報告書四半期報告書-第33期第2四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-12
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