概要
エリッツホールディングスは京都市に本社を置く不動産サービス企業である。グループ6社を統括し、不動産仲介、不動産管理、居住者サポートの3事業を展開する。2025年9月期の連結売上高は64億円、従業員数は405人。京都・滋賀を中心に近畿圏で68店舗の賃貸仲介ネットワークを持ち、約2万9000戸の管理物件を抱える。
グループを統括する持株会社体制
エリッツホールディングスは2012年3月にグループ全体の事務管理業務を集約するために設立された純粋持株会社である。子会社6社を傘下に持ち、各社が不動産仲介、管理、サポート事業を分担する。グループ全体の経営計画の策定や人事・経理の集中処理を行い、事務効率を高めている。また、自社で不動産特定共同事業(不動産小口化商品)も手がける。2025年9月期の連結売上高は64億円、営業利益10億円に達した。
京都・滋賀の賃貸仲介で68店舗
不動産仲介事業の中心は株式会社エリッツが担う賃貸仲介である。2025年9月期には68店舗を展開し、年間契約数は2万228件に達した。同社の仲介の約8割はグループ管理物件以外の物件であり、残り2割が自社管理物件である。この仲介力が管理事業の高入居率を支えている。また、大阪府や奈良県、兵庫県へも店舗網を広げている。売上高は33億1100万円で、セグメント利益は5億8500万円であった。
管理戸数2万8685戸、入居率95%超
株式会社エリッツ建物管理が賃貸マンション・アパートの管理を担当する。管理戸数は2万8685戸、管理棟数は1848棟に上る(2025年9月期)。入居率は95%以上を維持し、その要因はエリッツの仲介による入居者紹介にある。管理物件の入居者の約9割がグループ内仲介で決まる。また、株式会社ARC建物管理が分譲マンション管理を手がけ、清掃事業も行う。管理事業の売上高は23億700万円、セグメント利益は4億650万円であった。
居住者サポートで収益の多様化
居住者サポート事業は保険代理店、家賃滞納保証、入居後サービス、コールセンター、引越、シェアサイクルなど多岐にわたる。株式会社VASTが顧客管理システム「バストレージ」やAI VASTシステムを開発・販売し、グループ外にも提供する。同事業は低コストで運営でき収益性が高いが、仲介・管理事業との連携が成長の鍵となる。売上高は7億6700万円、セグメント利益は4億4900万円であった。
業界の中での役割は不動産仲介・管理の地域密着型プレイヤー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01不動産仲介主力
賃貸マンション・アパートの仲介、不動産売買仲介を展開。京都・滋賀に68店舗を持ち、グループ管理物件の約9割を自社仲介で埋める強みを持つ。
京都・滋賀エリアで店舗数・取扱実績においてトップクラス
- 賃貸仲介
- 賃貸物件の紹介から契約までをサポート。グループ管理物件に限らず、他社物件も扱う。
- 売買仲介
- 一般住宅や投資用マンションの売買仲介。オーナーの買い替えなどもサポート。
02不動産管理主力
賃貸マンションの管理(保守・入居者対応)や分譲マンションの管理を提供。管理戸数2万8000戸以上、入居率95%以上を維持。
- 賃貸管理
- 賃貸物件の保守管理、入居者対応、家賃収納などを代行。
- 分譲マンション管理
- 分譲マンションの保守点検、清掃、管理組合運営サポートなどを提供。
03居住者サポート準主力
入居者向けに火災保険代理店、家賃滞納保証、インターネット・電気ガスの取次、引越サービスなどを提供。不動産仲介・管理と連動して低コストで収益を上げる。
- 保険代理店
- 火災保険などの損害保険を提供。グループの管理物件オーナーや入居者に販売する。
- 滞納保証
- 家賃の滞納を保証するサービス。審査や回収も代行する。
- 入居後サービス
- 24時間365日対応の駆けつけサービスなど、入居者の安心をサポート。
製品と技術
賃貸仲介システム「バストレージ」
株式会社VASTが開発した不動産業者向け顧客管理システム「バストレージ」は、賃貸仲介の基幹システムとしてグループ内で使用される。不動産ポータルサイトとの自動連携、空室情報更新、契約管理、全店舗情報共有、顧客管理を一元的に行う。このシステムにより未経験者が短期間で戦力化でき、新店舗も迅速に立ち上げられる。グループ外への販売も行われている。
AI VASTシステムによる顧客対応の効率化
「AI VASTシステム」は、顧客管理システムと連動し、顧客情報を確認しながら電話対応できるソフトウェアである。OEM販売も行われ、グループ外の不動産業者にも提供される。コールセンター事業と組み合わせることで、居住者サポートの品質と効率を高めている。システムの導入により、応対決定率や成約率の向上が期待される。
グループ管理物件の高品質サービス
株式会社エリッツ建物管理は、管理物件の保守管理(大型改装、小規模修繕、エレベーター保守、清掃)と入居者管理(問い合わせ対応、家賃収納、契約更新手続き)を提供する。退去時の改装工事も元請けで行う。グループの仲介力と連携し、95%超の入居率を実現している。2025年9月期の管理戸数は2万8685戸に達した。
居住者向け付帯サービスの拡充
グループは、火災保険の取次、インターネット・電力・ガス・NHKの加入取次、室内消毒、引越サービス(弁慶ひっこしサービス)、シェアサイクルなど、居住者の生活を支える多様なサービスを提供する。また、家賃滞納保証事業では自社資金による保証も行う。これらのサービスはグループの顧客基盤を活用し、低コストで高い収益性を生む。2025年9月期のセグメント利益率は58.5%に達する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 不動産仲介京都・滋賀エリアで店舗数・取扱実績においてトップクラス
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
収益不動産再生で差別化、小規模独立系
エリッツホールディングスは、中古収益不動産の再生・販売を主力とする独立系不動産会社。同業の大東建託が新築賃貸住宅の建設・販売で規模拡大する一方、当社はバリューアップ型の投資用物件に特化。robot homeやタスキホールディングスなど同業他社と比較し、物件仕入れ力とリノベーション技術で優位性を築いている。営業利益率は17%超と高水準だが、売上高は50億円台と小規模。内需依存が高く、景気変動の影響を受けやすい。
強み
- 営業利益率17.24%(2024年9月期)と業界平均を上回り、小規模ながら高効率運営。
- 中古物件を低価格で取得し、リノベーションにより付加価値を高めるビジネスモデル。
- 独自ネットワークで仕入れた物件を、競合より低コストで再生・販売。
- 売上高が3期連続増加し、2025年9月期は64億円見込みで成長基調。
課題
- 売上高64億円(2025年9月期予想)と大東建託等に比べ規模が小さく、資金調達力に課題。
- 収益不動産販売に特化しており、賃貸管理や仲介など他事業が乏しい。
- robot homeやタスキHDなど同業が仕入れ競争を激化させ、利幅圧迫リスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がエリッツホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2993長栄 | 100億円 | 10.0倍 |
| 2 | 2983アールプランナー | 94億円 | 7.6倍 |
| 3 | 5527property technologies | 92億円 | 8.4倍 |
| 4 | 1783fantasista | 85億円 | — |
| 5 | 5533エリッツホールディングス | 71億円 | 9.4倍 |
| 6 | 3246コーセーアールイー | 71億円 | 10.0倍 |
| 7 | 3241ウィル | 70億円 | 7.4倍 |
| 8 | 3277サンセイランディック | 69億円 | 8.9倍 |
| 9 | 2984ヤマイチエステート | 66億円 | 11.6倍 |
| 10 | 2991ランドネット | 63億円 | 5.5倍 |
| 11 | 3293アズマハウス | 62億円 | 12.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 14件
管理部門を分離して持株会社を設立(2012年)
2012年3月、グループ全社の事務管理業務を集中するため、株式会社エリッツホールディングスを設立し、管理部門をエリッツから移管した。同時に、株式会社エリッツ建物管理を設立し、建物管理業務をエリッツから移管。同年10月には持株会社の傘下に4社を置くグループ体制へ再編した。これにより、各子会社が専門業務に集中できる組織となった。
賃貸仲介の2ブランド展開と集約(2013-2018年)
2013年8月、子会社の弁慶ひっこしサービスの100%子会社として株式会社京都賃貸住宅ライフサービスを設立し、エリッツとは別ブランドで賃貸仲介を開始した。しかし2018年11月にエリッツが京都賃貸住宅ライフサービスを吸収合併し、ブランドを「エリッツ」に統一した。これにより、賃貸仲介事業の経営資源を集中させ、効率化を図った。
マレーシア進出とシステム開発会社の設立(2017-2020年)
2017年2月、マレーシア・クアラルンプールに現地法人を設立し、海外での賃貸仲介を始めた。2020年10月には不動産業向け顧客管理システム「バストレージ」の開発・販売を目的に株式会社VASTを設立。AI VASTシステムの代理店販売やコールセンター運営も手がける。海外事業はコロナ禍で一時停滞したが、日本人旅行者や移住需要を見込み事業基盤を構築中である。
不動産特定共同事業への参入(2021年)
2021年3月、エリッツホールディングスが不動産特定共同事業の許可を取得した。グループの仲介力・管理力を活用し、投資用マンション等の小口化商品をワンストップで提供する。同事業はグループ各社が協働して行い、シナジー効果を発揮する。同年には子会社のネクシヴを設立したが、後に吸収合併される。
グループ再編と株式上場(2023年)
2023年3月、組織運営の効率化のため、弁慶ひっこしサービスをエリッツに、ネクシヴをエリッツ建物管理に吸収合併した。同年6月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。これにより資本市場からの資金調達が可能となり、成長戦略の選択肢が広がった。上場後も店舗数や管理戸数の拡大を続けている。
売上高64億円、営業利益10億円に成長(2025年)
2025年9月期の連結売上高は64億円、営業利益10億円、純利益7億円に達した。不動産仲介事業の契約数は2万件を超え、管理戸数も2万9000戸近くに拡大した。人件費や広告費の増加により仲介事業の利益は微減したが、管理事業が27.7%の増益を達成し全体を支えた。近畿他府県への店舗展開も継続している。
年表14件を開く
2010年代
- 2012年3月創業グループ全社の事務管理業務を集中的に行うため、株式会社エリッツホールディングスを設立し管理部門を株式会社エリッツより移管 賃貸物件の管理をオーナー様より請負うため、株式会社エリッツ建物管理を設立し建物管理業を株式会社エリッツより移管
- 2012年10月株式会社エリッツホールディングスを親会社として、株式会社エリッツ、株式会社エリッツ建物管理、株式会社エリッツ不動産販売、株式会社弁慶ひっこしサービスをそれぞれ100%子会社とするエリッツグループに組織再編
- 2013年3月株式会社エリッツホールディングスが「宅地建物取引業」の免許を取得
- 2013年8月株式会社弁慶ひっこしサービスの100%子会社として、株式会社京都賃貸住宅ライフサービスを設立し、賃貸仲介事業を株式会社エリッツとの2ブランドとして展開開始
- 2013年10月株式会社エリッツ建物管理が「賃貸住宅管理業者」に登録
- 2016年9月分譲マンション管理業務を株式会社エリッツホールディングスより株式会社ARC建物管理に移管
- 2017年2月創業マレーシア・クアラルンプールに「ELITZ INTERNATIONAL MALAYSIA SDN. BHD.」(エリッツインターナショナルマレーシア)を設立し、海外での賃貸マンション仲介事業等を開始
- 2017年10月株式会社エリッツ建物管理 滋賀営業所開設
- 2018年11月M&A株式会社エリッツが株式会社京都賃貸住宅ライフサービスを吸収合併し、2ブランド展開していた賃貸仲介事業を『エリッツ』ブランドに集約し再構築
- 2019年5月株式会社エリッツ建物管理 伏見営業所開設(2022年10月に京都市南区に移転し、京都南営業所に改称)
2020年代
- 2020年10月創業不動産業にかかる顧客管理システム「バストレージ」の開発及び販売、「AI VASTシステム」の代理店販売及びコールセンターの運営を目的に株式会社VASTを設立
- 2021年3月株式会社エリッツホールディングスが不動産特定共同事業を開始
- 2023年3月M&A組織運営の効率化のため、株式会社弁慶ひっこしサービスを株式会社エリッツに、株式会社ネクシヴを株式会社エリッツ建物管理に、それぞれ吸収合併
- 2023年6月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。
- 管理物件数(戸数)具体的数値は記載なし(中期経営計画における指標として活用)
- 仲介件数具体的数値は記載なし(中期経営計画における指標として活用)
- 資産合計具体的数値は記載なし(中期経営計画における指標として活用)
- 自己資本比率具体的数値は記載なし(中期経営計画における指標として活用)
- 総資本経常利益率具体的数値は記載なし(中期経営計画における指標として活用)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
近隣府県への事業エリア拡大
京都・滋賀地区の既存エリアでのシェア拡大に加え、大阪・奈良・兵庫地区への店舗展開を進め、学生向けTV広告の充実や社宅代行の活用により需要を獲得する。
- 02
リノベーションサービスの拡充
管理物件の築年数経過による賃借需要減退に対応するため、自社管理物件か否かを問わず積極的に改装・リフォームを提案し、リノベーションサービスを拡大する。
- 03
管理物件数と仲介件数の拡大
居住者サポート事業の成長には仲介件数と管理物件数の伸びが不可欠であり、両数を着実に拡大するとともに、新たなサービスの取り込みを進める。
- 04
差別化サービスの強化
オーナーズクラブや研修会などを通じてオーナーとの関係を深化させ、きめ細かな管理と魅力的な商品・優良住宅の提供を実現し、他社との差別化を図る。
- 05
従業員の能力向上とIT対応
人事評価の適正化を進めるとともに、IT技術の進歩に対応できる人材育成体制を整え、従業員の上昇志向と能力向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で405人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は393万円で、2期前と比べて+13.0%。平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は10.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年9月 | 348 | 39.7 | 9.9 | 373 | — |
| 2024年9月 | 352 | 37.5 | 9.0 | 392 | 255 |
| 2025年9月 | 393 | 38.5 | 10.2 | 405 | 247 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社6社(国内 6 / 海外 0、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社エリッツ(注2、4)京都市下京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社エリッツ建物管理(注2、4)京都市上京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社エリッツ不動産販売京都市下京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ARC建物管理京都市中京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社VAST京都市中京区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内不動産特定共同事業組合 そなえるファンド京都智恵光院(注2)京都市中京区 · 非連結子会社議決権68.9%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は64億円、営業利益は10億円。前期と比べると増収増益で、売上が+10.3%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 68億円 | 64億円 |
| 営業利益 | 11億円 | 10億円 |
| 純利益 | 7億円 | 7億円 |
| 1株あたり配当 | ¥70 | ¥70 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2026年3Qで、売上は20億円、営業利益は5億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−53.5%、営業利益は−44.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 43 | 9 | 20.9 | 6 |
| 2023年4Q | 13 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 12 | 1 | 8.3 | 0 |
| 2024年2Q | 17 | 4 | 23.5 | 3 |
| 2024年4Q | 29 | 5 | 17.2 | 3 |
| 2025年2Q | 33 | 5 | 15.2 | 3 |
| 2025年4Q | 31 | 5 | 16.1 | 4 |
| 2026年2Q | 35 | 6 | 17.1 | 4 |
| 2026年3Q | 20 | 5 | 25.0 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年9月期からの7期で、売上は15億円から64億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は15.6%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社エリッツ建物管理 伏見営業所開設(2022年10月に京都市南区に移転し、京都南営業所に改称) | |||||
| 2019年9月 | 15 | — | 5 | — | 4 |
| 不動産業にかかる顧客管理システム「バストレージ」の開発及び販売、「AI VASTシステム」の代理店販売及びコールセンターの運営を目的に株式会社VASTを設立 | |||||
| 2020年9月 | 15 | — | 4 | — | 3 |
| 2021年9月 | 46 | — | 6 | — | 4 |
| 2022年9月 | 49 | — | 7 | — | 4 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2023年9月 | 56 | — | 10 | — | 7 |
| 2024年9月 | 58 | 10 | 10 | 17.2 | 6 |
| 2025年9月 | 64 | 10 | 10 | 15.6 | 7 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高64億円のうち、営業利益として残るのは10億円で15.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の10.9%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金23.4%15億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金59.4%38億円
- その他の費用持分法損益などの調整1.6%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益15.6%10億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年9月期は営業CFが9億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは7億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は45億円で、売上の8.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 5 | −4 | −2 | 1 | 29 |
| 2022年9月 | 3 | −8 | 9 | −5 | 33 |
| 2023年9月 | 9 | −1 | −1 | 8 | 40 |
| 2024年9月 | 7 | −5 | −1 | 2 | 41 |
| 2025年9月 | 9 | −2 | −3 | 7 | 45 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年9月期の総資産は96億円。このうち返さなくてよい自己資本が53億円で、自己資本比率は55.6%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 40 | 22 | 18 | 56.2 |
| 2020年9月 | 42 | 25 | 17 | 58.4 |
| 2021年9月 | 64 | 32 | 32 | 50.2 |
| 2022年9月 | 78 | 34 | 44 | 44.0 |
| 2023年9月 | 85 | 42 | 43 | 50.2 |
| 2024年9月 | 91 | 47 | 43 | 52.3 |
| 2025年9月 | 96 | 53 | 42 | 55.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で131社中22位あたり、逆に低いのは配当利回りで131社中73位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥2,030で、1年前と比べて+5.0%。過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.4倍 |
| PER (会社予想) | 10.1倍 |
| PBR | 1.29倍 |
| 配当利回り | 3.45% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月29日の2033円をピークに、8月12日の1927円まで下落しましたが、その後は1950-1960円での膠着が続いています。1か月で-3.69%と下落し、年初来では+0.66%とほぼ横ばいです。25日移動平均線(2005.28円)を2%下回り、75日線(1958.23円)付近で推移しています。RSIは30.73と売られすぎ圏で、52週安値1841円からは6%高の水準です。出来高は全体的に低く、薄商いの中での値動きとなっています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERは9.09倍と業界平均の14.72倍を大幅に下回り、PBRも1.24倍と平均の1.84倍を下回る。ROEは13.9%と利益効率は良好で、配当利回りは3.57%と平均の3.01%を上回る。配当性向は48%と健全な水準で、業績も売上高・利益とも増加傾向にある。ただし、PBRが1倍を超えており、資産価値に対してはやや割高感があるほか、配当利回りは業界平均を上回るが、今後の増配余地は限定的とみられる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.4倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 10.1倍 | — |
| PBR | 1.29倍 | 1.83倍 |
| ROE | 13.9% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は緩やかな増加傾向にあり、2025年9月期は64億円(前期比10%増)を見込む。営業利益率は17.2%から15.6%へと低下する見通しで、強気派は増収と高い利益率の維持に期待するが、弱気派は原材料高や物流費の上昇が利益を圧迫すると懸念する。PBR1.24倍、PER9倍台と割安感がある一方、建設需要の先行き不透明感もあり、両論が対立。
- 増収基調が続く
売上高は3期連続で増加し、2025年9月期も10%増の見込み (決算短信)
- 高い収益性
営業利益率15%超を維持しており、卸売業としては高水準
- 株主還元が厚い
配当利回り3.57%は個人投資家に魅力
- 売上高が58億円から64億円へ増収通年影響中
2024/9期58億円、2025/9期64億円、約10%増
- 営業利益10億円を2期連続で達成通年影響中
2024/9期、2025/9期とも営業利益10億円
- ROE13.9%とPBR1.24倍の割安継続影響中
自己資本利益率13.9%に対しPBR1.24倍
- 配当利回り3.57%が下支え継続影響弱
配当利回り3.57%、株主還元に寄与
- 利益率の低下懸念
2025年9月期の営業利益率が前期から1.6pt低下見込み
- 建設需要の減速
国内外の金利上昇で住宅投資が鈍化する可能性
- 競争激化
同業との価格競争が激しく、単価維持が難しい
- 営業利益率が17.24%から15.63%へ低下通年影響中
営業利益率1.61ポイント悪化
- 金利上昇で不動産需要が減退する恐れ金融政策次第影響強
営業利益10億円を下振れさせる可能性
- 外国人保有0.08%と需給が限定的継続影響弱
外国法人持ち株比率0.08%と極めて低い
- 株価1年で0.66%上昇と出遅れ継続影響弱
1年株価上昇率0.66%と低調
- 売上高成長率
- 建設資材需要の動向を反映し、業績の先行指標となる
- 営業利益率
- コスト増が利益を圧迫していないか確認するため
- 配当利回り
- 株主還元策の持続性を評価するため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり70円で、前期から+17.2%。いまの株価に対する利回りは3.45%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年9月 | 58 | — | 73.0 |
| 2025年9月 | 68 | 17.2 | 48.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥70
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ585人。区分でいちばん多いのは個人・その他で91.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.5%を占め、残る91.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 90.3 | 90.7 | 91.3 |
| 金融機関 | 5.7 | 5.5 | 5.5 |
| 事業法人 | 3.0 | 3.3 | 3.0 |
| 証券会社 | 0.6 | 0.2 | 0.2 |
| 外国法人 | 0.4 | 0.2 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 槙野常美 | 43.06 |
| 02 | 黒田富久子 | 8.42 |
| 03 | 佐々木茂喜 | 7.84 |
| 04 | 龍池法子 | 5.99 |
| 05 | 平山 浩 | 4.55 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.54 |
| 07 | 龍池 亮 | 3.20 |
| 08 | エリッツホールディングスグループ従業員持株会 | 3.16 |
| 09 | 龍池美沙 | 2.94 |
| 10 | 株式会社ハウズ | 2.76 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+67%、1株純資産は7期で+111%。直近期のROEは13.9%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年9月 | 121 | 726 | 18.0 | — | 35.5 |
| 2020年9月 | 101 | 787 | 13.3 | — | 37.1 |
| 2021年9月 | 140 | 1,017 | 14.5 | — | 39.8 |
| 2022年9月 | 138 | 1,092 | 13.1 | — | 53.8 |
| 2023年9月 | 205 | 1,270 | 17.1 | 11.5 | 62.5 |
| 2024年9月 | 189 | 1,382 | 14.3 | 9.1 | 73.0 |
| 2025年9月 | 202 | 1,528 | 13.9 | 9.9 | 48.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額193百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 槙野常美 | 代表取締役社長 | 65 | 1,496,309 |
| 平山浩 | 専務取締役内務部長 | 66 | 158,000 |
| 佐々木茂喜 | 常務取締役 | 63 | 272,600 |
| 黒田富久子 | 取締役人材開発部長 | 65 | 292,600 |
| 添田訓嗣 | 取締役 | 65 | — |
| 寺本髙廣 | 取締役 | 64 | — |
| 青山豊 | 常勤監査役 | 59 | — |
| 梅原克彦 | 監査役 | 56 | — |
| 置田文夫 | 監査役 | 74 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 180 | 43 | 180 | 45 |
| 社外監査役 | 3 | 9 | — | 9 | 3 |
| 社外取締役 | 2 | 4 | — | 4 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,917字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,973字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,702字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,536字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第15期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-24
- 半期報告書半期報告書-第14期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-27
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-27
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
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