本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

property technologies

property technologies Inc.5527 · Growth · 不動産業

リノベーション済み中古マンション販売を主力とする不動産企業。全国15拠点のネットワークとAI査定を活用した独自プラットフォームで、住まいの情報流通を変革。

概要

株式会社property technologiesは、2000年12月に不動産仲介業者として創業し、現在は中古区分所有マンションのリノベーション販売を主力事業とする。秋田県と山口県の子会社を通じて注文住宅の請負も手がけ、自社プラットフォーム「KAITRY」でAI査定や物件情報提供を展開する。全国15拠点で約7,500社の仲介会社と連携し、2025年11月期の連結売上高は509億円、従業員数は340名である。

中古住宅再生を核とする収益構造

当社グループの主力事業は、中古区分所有マンションを仕入れ、リノベーションを施して販売する中古住宅再生である。販売対象は主に30~40代の一次取得者向けファミリー物件で、近年は都心高価格帯の「眺望マンション」も取り扱う。2025年11月期の仕入契約額は約299億円、販売額は約389億円に達し、累計販売戸数は約9,000件(2011年12月以降)に上る。同セグメントを担う株式会社ホームネットの同期売上高は約427億円、営業利益は約17.5億円であり、グループ全体の収益の大半を占める。

戸建注文住宅を支える地域子会社

秋田県の株式会社サンコーホームと山口県の株式会社ファーストホームは、地元密着型の戸建注文住宅請負を事業とする。両社ともに顧客要望に応じた注文建築を強みとし、サンコーホームは約3,400棟、ファーストホームは約2,700棟、合計で約6,100棟の累計引渡し実績を持つ(2025年11月末現在)。2025年11月期の合算売上高は約81億円、営業利益は約3.4億円と、グループの安定した収益源となっている。ただし新設住宅着工の減少や資材高騰の影響を受け、引渡し件数は前年比95.8%に減少している。

全国15拠点と仲介会社ネットワーク

中古住宅再生の販売網は、北海道から沖縄まで主要都市をカバーする15拠点で構成される。各拠点は地元の売主・買主・仲介会社と直接取引し、仕入資金も地域金融機関から調達する。2025年11月末時点で、当社グループと連携する仲介会社は約7,500社、その拠点数は約11,200、営業員数は約32,000人に上る。これらのネットワークは、仕入物件の情報収集と販売チャネルとして機能し、プラットフォーム「KAITRY」の中核をなす。

「KAITRY」プラットフォームの機能構成

当社グループは、リアル(実取引)とテクノロジーを融合したプラットフォーム「KAITRY」を運営する。主要機能として、PriceHubble社のビッグデータと自社保有の査定実績を組み合わせた独自のAI査定、社内DXを実現する物件管理システム「ホームネットシステム」、仲介会社向けに物件情報を提供する「HOMENET Pro」、金融機関向けの「KAITRY finance」、士業向けの「KAITRY professional」がある。2021年7月には一般顧客向けポータルサイト「KAITRY」をリリースし、iBuyer機能(直接買取)も提供する。

業界の中での役割は不動産販売・プラットフォーム事業者(中古マンションリノベーションに特化)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
509億円
営業利益
20億円
営業利益率
3.9%
純利益
11億円
2025/11 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/11
事業売上構成比利益利益率
中古住宅再生396億円78.0%
戸建住宅74億円14.6%
その他38億円7.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01個人(中古住宅再生)主力

全国15拠点で中古区分所有マンションを仕入れ、リノベーションを施して販売。ファミリー実需向けを中心に、30・40代の一次取得者を主なターゲットとする。累計販売約9,000件の実績。

主な製品・サービス1
リノベーション済み中古マンション
中古マンションを買取り、内装・設備をリノベーションして販売。新築より割安で良質な住まいを提供。

02個人(戸建住宅)準主力

秋田県のサンコーホームと山口県のファーストホームが、新築戸建住宅の注文請負を展開。地元密着で累計約6,100棟の引渡し実績。

主な製品・サービス1
注文住宅
顧客の要望に応じた新築戸建住宅を請負建築。地元の気候・風土に合わせた設計が強み。

03不動産仲介会社・金融機関・士業(プラットフォーム)副次

仲介会社ネットワーク(約7,500社)とテクノロジーを組み合わせたプラットフォームを運営。AI査定、物件管理システム「ホームネットシステム」、業務支援システム(HOMENET Pro等)を提供し、有償サービスとしても展開。

主な製品・サービス4
AI査定
ビッグデータと自社の査定実績を組み合わせたAIで、物件の査定価格を短時間で算出。
ホームネットシステム
物件仕入から売却までをデジタル化する社内向け物件管理システム。
HOMENET Pro
仲介会社向けに物件情報や内見予約をオンライン提供する業務支援システム。
KAITRY
一般顧客向けポータルサイト。AI査定や売却相談を受け付け、iBuyerとして直接買取りも行う。

製品と技術

中古マンションのリノベーション販売モデル

主力商品はリノベーション済み中古区分所有マンションである。株式会社ホームネットが全国15拠点で物件を仕入れ、内装・設備を改修した上で販売する。仕入段階ではAI査定を活用し、過去の査定実績とビッグデータから適正価格を短時間で算出。2025年11月期には約36,400件の価格査定を実施し、そのうち約299億円分の仕入契約を結んだ。販売は主に仲介会社経由で行われ、累計販売戸数は約9,000件に達する。近年は都心の高価格帯マンション「眺望マンション」も取り扱い、商品ラインアップを拡充している。

AI査定と物件管理システムの技術基盤

当社グループは、PriceHubble社のビッグデータ(人口動態・住環境等)に自社のリアルな査定実績を掛け合わせた独自のAI査定機能を持つ。これにより、従来数時間かかっていた調査を瞬時に完了し、査定精度を維持したまま効率化を実現した。社内DXの中核は物件管理システム「ホームネットシステム」であり、物件の仕入から販売までの全工程をデジタル化し、在庫状況や営業活動を可視化する。さらに仲介会社向けには「HOMENET Pro」、金融機関向けには「KAITRY finance」、士業向けには「KAITRY professional」といった業務支援SaaSを提供しており、有償サービスとしても展開している。

ポータルサイト「KAITRY」による直接取引

2021年7月にリリースしたポータルサイト「KAITRY(カイトリー)」は、一般顧客が直接価格査定や売却相談を行い、当社グループが買い取るiBuyer機能を提供する。常時1,000件以上のリノベ済みマンションを掲載し、顧客の住み替えタイミングを捕捉する。この直接仕入ルートは、仲介会社経由の既存取引ネットワークと合わせて2つの仕入ルートを形成し、物件情報の幅を広げている。ポータルサイトの認知度向上により、PV数増加とサイト内回遊の創出を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

中堅賃貸仲介、成長志向でシェア拡大

同社は戸建て・マンションの賃貸仲介・管理を主力とし、IT活用による効率化を強みに成長を続ける。業界は大東建託など大手が不動産管理で強いが、同社はテクノロジーを駆使した仲介DXで差別化。robot homeやタスキホールディングスなど同規模の専業各社と競合する。売上高は370億円→416億円→509億円と拡大傾向にあるが、営業利益率は3~4%と低く、規模拡大による採算改善が課題。内需依存で不動産市況変動の影響を受けやすい。

強み

  • クラウド・AIを活用した物件情報管理・顧客対応で業務効率を高め、少人数で多くの取扱いを実現
  • 売上高が3期連続で増加(370→416→509億円)し、積極的な事業拡大を推進
  • 賃貸仲介・管理に特化し、エリア密着で高い成約率と顧客満足度を実現
  • 自社開発の管理システムにより、周辺サービスとの連携やデータ活用が柔軟

課題

  • 利益率3~4%と低く、規模拡大にもかかわらず収益性改善が急務
  • 国内不動産市況に左右されやすく、金利上昇や住宅需要減退リスクを抱える
  • robot homeなど同業との価格競争や差別化が難しく、シェア獲得には継続投資が必要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がproperty technologies

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18945サンネクスタグループ118億円17.5倍
23236プロパスト102億円5.2倍
3463Aインテリックスホールディングス102億円5.1倍
42993長栄99億円9.9倍
52983アールプランナー94億円7.6倍
65527property technologies91億円8.3倍
71783fantasista83億円
83246コーセーアールイー72億円10.2倍
95533エリッツホールディングス71億円9.5倍
103277サンセイランディック69億円8.8倍
113241ウィル69億円7.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

不動産仲介業としての創業と免許取得(2000~2001年)

2000年12月、東京都目黒区自由が丘に資本金1,000万円で株式会社ホームネットを設立。不動産仲介業を目的とし、2001年1月には宅地建物取引業免許(東京都知事免許)を取得した。創業時の資本金は1,000万円であったが、2006年11月に3,000万円、2007年11月に5,000万円へ増資し、事業拡大の基盤を整えた。2009年7月には本店を東京都中野区へ移転している。

建売住宅と中古再生への事業拡大(2005~2011年)

2005年1月に建売住宅事業を開始、さらに2010年1月には中古住宅再生事業に参入した。これにより単なる仲介から、物件を仕入れて付加価値を付けて販売するビジネスモデルへと転換した。2011年11月には資本金を9,800万円に増資し、事業拡大の資金を確保。2012年12月には本店を中野区本町一丁目に移転。この間、2005年6月には子会社として株式会社アドバンスリンクを設立し、仲介機能を強化した。

全国支店網の整備と合併による成長(2014~2017年)

2014年4月に国土交通大臣免許を取得し、同年5月に大阪支店を開設。続いて2015年5月に名古屋支店・福岡支店、2016年12月に仙台支店、2018年3月に札幌支店、2019年8月に広島支店を開設し、全国主要都市への展開を進めた。2015年8月には子会社の株式会社アドバンスリンクを吸収合併し、グループの経営効率化を図った。2017年12月には本店を現在の東京都渋谷区本町三丁目に移転している。

M&Aによる戸建事業への参入(2018~2019年)

2018年9月、山口県防府市の株式会社ファーストホーム(戸建注文住宅請負)および株式会社ファーストコーポレーション(不動産売買・仲介・リフォーム)の全株式を取得し子会社化。続いて2019年7月には秋田県横手市の株式会社サンコーホーム(戸建注文住宅請負)および有限会社サンコーベース(工事請負)を子会社化した。これにより、中古住宅再生に加えて戸建注文住宅事業をグループに加え、事業ポートフォリオを拡大した。同時期に合同会社ホームネットパートナーズ等の子会社管理会社も設立している。

持株会社体制への移行(2020年)

2020年11月、株式移転により株式会社ホームネットホールディングス(現 株式会社property technologies)を設立し、純粋持株会社体制へ移行した。資本金は1億円。この再編により、グループ全体の戦略策定と子会社管理の機能を分離し、経営の効率化を図った。また2020年6月には株式会社FURVAL(現 株式会社カイトリー)を設立し、プラットフォーム事業の基盤を整備。これ以降、グループはKAITRY事業を単一セグメントとして展開している。

年表27件を開く

2000年代

  • 2000年12月創業東京都目黒区自由が丘二丁目11番10号に不動産仲介業を目的として株式会社ホームネットを設立(資本金10,000千円)
  • 2001年1月宅地建物取引業免許(東京都知事(3)第79314号)を取得
  • 2005年1月建売住宅事業を開始
  • 2005年6月株式会社アドバンスリンク(東京都中野区・不動産仲介、100%子会社)を設立
  • 2006年11月資本金を30,000千円に増資
  • 2007年11月資本金を50,000千円に増資
  • 2009年7月東京都中野区本町二丁目2番13号に本店移転

2010年代

  • 2010年1月中古住宅再生事業を開始
  • 2011年11月資本金を98,000千円に増資
  • 2012年12月東京都中野区本町一丁目23番9号に本店移転
  • 2014年4月宅地建物取引業免許(国土交通大臣(1)第8603号)を取得
  • 2014年5月大阪支店を開設
  • 2015年5月名古屋支店を開設
  • 2015年5月資本金を129,500千円に増資
  • 2015年8月M&A子会社である株式会社アドバンスリンクを吸収合併
  • 2015年11月福岡支店を開設
  • 2016年12月仙台支店を開設
  • 2017年12月東京都渋谷区本町三丁目12番1号に本店移転
  • 2018年3月札幌支店を開設
  • 2018年7月合同会社ホームネットパートナーズ(東京都渋谷区・子会社管理、現 当社連結子会社)を設立
  • 2018年9月M&A株式会社ファーストホーム(山口県防府市・戸建注文住宅請負、現 当社連結子会社)および株式会社ファーストコーポレーション(山口県山口市・不動産売買・仲介・新築各種リフォーム事業、現 当社連結子会社)の株式取得により子会社化
  • 2019年3月合同会社ホームネットパートナーズ2(東京都渋谷区・子会社管理、現 当社連結子会社)を設立
  • 2019年7月資本金を629,504千円に増資
  • 2019年7月M&A株式会社サンコーホーム(秋田県横手市・戸建注文住宅請負、現 当社連結子会社)および有限会社サンコーベース(秋田県横手市・工事請負、現 当社非連結子会社)の株式取得により子会社化
  • 2019年8月広島支店を開設

2020年代

  • 2020年6月株式会社FURVAL(東京都渋谷区・不動産仲介、現 株式会社カイトリー、現 当社連結子会社)を設立
  • 2020年11月創業株式移転により株式会社ホームネットホールディングス(現 株式会社property technologies)を設立(資本金100,000千円)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/11期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    中古住宅再生プラットフォームの拡充

    全国15拠点、約7,500社の仲介会社ネットワークを拡大し、不動産仲介会社・金融機関・士業向けSaaS、iBuyerを展開。情報と取引の拡大による仕入・販売の質的向上を図る。

  2. 02

    テクノロジー活用によるコアコンピタンス強化

    データサイエンスやAIを駆使し、査定精度向上、情報網羅性・見える化向上、新規事業・プロダクト開発体制を強化。約36,400件の価格査定データを活用する。

  3. 03

    ポータルサイト『KAITRY』の認知度向上と利用促進

    オンライン広告に加えTVコマーシャル等で認知度を高め、査定依頼や問い合わせを増やし新規会員獲得を推進する。

  4. 04

    取扱商品ラインナップの拡充

    主力の中古区分マンションに加え、「プレミアムマンション」や「眺望マンション」など新たな商品を開発し、顧客ニーズに応える。

  5. 05

    販売期間短縮と在庫リスク管理

    自社開発の物件管理システムとスコアリングモデルで仕入から販売までの工程を見える化し、販売難易度を評価することで販売期間短縮と利益率向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で340人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は625万円で、3期前と比べて24.6%平均年齢は36.1歳、平均勤続年数は2.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年11月82841.30.8340
2023年11月64337.31.2383
2024年11月61236.11.5348402
2025年11月62536.12.5340588

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年11月期・提出会社(単体)
女性管理職比率27.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)60.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 秋田県横手市826百万円
本社 — 山口県防府市294百万円
本社 — 東京都渋谷区99百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ホームネット(注)2、5
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社カイトリー
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ファーストホーム(注)2
    山口県防府市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ファーストコーポレーション
    山口県山口市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社サンコーホーム(注)2、5
    秋田県横手市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    合同会社ホームネットパートナーズ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    合同会社ホームネットパートナーズ2(注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年11月期の売上高は509億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+22.4%、利益が+42.9%。

売上高
+22.4%
509億円
営業利益
+42.9%
20億円
純利益
+83.3%
11億円
営業利益率
3.9%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2026年11月期

項目会社予想前期実績
売上高580億円509億円
営業利益25億円20億円
純利益13億円11億円
1株あたり配当¥25¥25

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は245億円、営業利益は12億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+1.2%、営業利益は+9.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q68−1−1.50
2023年2Q11875.94
2023年3Q7511.3−1
2023年4Q1094
2024年1Q7600.0−1
2024年2Q11432.61
2024年4Q226114.96
2025年2Q242114.55
2025年4Q26793.46
2026年2Q245124.96

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2020年11月期からの6期で、売上は265億円から509億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式移転により株式会社ホームネットホールディングス(現 株式会社property technologies)を設立(資本金100,000千円)
2020年11月26595
2021年11月2951610
2022年11月3882214
2023年11月370117
2024年11月41614103.46
2025年11月50920173.911

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年11月期

売上高509億円のうち、営業利益として残るのは20億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.1%433億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.0%56億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
14.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.6pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比4.0pt
2.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.7pt
13.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年11月期は営業CFが−9億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−11億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は43億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年11月6−34355
2021年11月−28−425−3249
2022年11月−26−639−3257
2023年11月−70−569−7551
2024年11月−30−122−3143
2025年11月−9−211−1143

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2025年11月期の総資産は436億円。このうち返さなくてよい自己資本が84億円で、自己資本比率は19.3%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2020年11月2183318515.3
2021年11月2594421516.9
2022年11月3095325617.0
2023年11月3817131018.7
2024年11月4087533318.3
2025年11月4368435219.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年11月期の内訳
現金及び預金
49億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
68億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
352億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
21
/ 100
安定性自己資本比率13 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率131社中35位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中126位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.6%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
19.3%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
22.4%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥735で、1年前と比べて+10.7%過去52週の値幅のなかでは47%の位置にある。

¥735+0.4%1ヶ月+8.2%1年+10.7%時価総額91億円
過去52週の値幅
安値¥577高値¥910

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.3倍
PER (会社予想)7.0倍
PBR1.06倍
配当利回り3.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+13.3%上昇し、25日線(646.8円)を+6.8%上回る。52週高値910円からは-24.1%の水準だが、週足は上昇基調。出来高は7月15日に84200株と急増、その後も高水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 82/100)

PER7.84倍は業界平均14.81倍を大きく下回り、PBR0.9958倍も平均1.83倍の約半分で割安感が強い。配当利回り3.61%は平均3.02%を上回るが、配当性向144.9%と配当が利益を超過しており、持続性に懸念がある。ROE13.6%は良好で収益性は高いものの、配当の伸びは利益成長に追いついていない面がある。「ほぼ妥当」と判断しつつ、短期的なPERの低さから割安と評価する。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.3倍14.9倍
PER (予想)7.0倍
PBR1.06倍1.84倍
ROE13.6%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長投資が続く中で、増収が利益に結びつくかが焦点。強気派は、テクノロジー活用による業務効率化と市場シェア拡大で、中長期的に収益性が改善すると見る。一方、弱気派は、低い営業利益率と不動産市況の変動リスクを指摘し、現状の収益力では割高と主張する。争点は、売上成長の持続性と利益率の改善ペース。

プラスに働く材料7
  • 増収基調が続く

    売上高は22年11月期388億円から25年11月期509億円へ増加傾向

  • ROE13.6%と高い

    自己資本利益率が1割超で、資本効率の高さを示す

  • 株価は1年で15%上昇

    市場の期待感が反映され、上昇トレンドにある

  • 営業利益14億円→20億円へ6億円増益2025年11月期影響

    営業利益は前期14億円から20億円へ6億円増加。増益率43%

  • 売上高416億円→509億円へ22%増収2025年11月期影響

    売上高は416億円から509億円へ93億円増加。増収率22%

  • 予想PER6.6倍と実績比割安決算発表後影響

    実績PER7.84倍に対し予想PER6.6倍。来期の利益成長を市場が織り込む

  • 配当利回り3.61%とPBR0.996倍継続影響

    配当利回り3.61%を確保しPBR0.9958倍。株主還元と純資産価値が下支え

マイナスに働く材料7
  • 利益率が極めて低い

    営業利益率は3〜4%台で、規模の利益が出ていない

  • 純利益は減少傾向

    23年11月期7億円から24年11月期6億円、25年11月期11億円と低水準

  • 競争が激しい市場

    不動産仲介は大手から新興まで競合が多く、差別化が困難

  • 営業利益率3.93%と薄利体質2025年11月期影響

    売上高509億円に対し営業利益20億円、営業利益率3.93%と低水準

  • 純利益11億円・最終利益率2.16%2025年11月期影響

    純利益は11億円で売上高509億円に対する最終利益率は2.16%と低い

  • 外国人保有比率1.83%と低位継続影響

    外国人保有比率1.83%と低く海外投資家の買い需要が細い

  • 1年株価+15.48%の戻り売り懸念継続影響

    過去1年で株価は15.48%上昇。短期的な利益確定売りが出やすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
成長投資が収益に結びつくか確認するため
取扱高
仲介手数料収入の源泉であり、成長性を測る指標
顧客数
プラットフォームの規模と定着度を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり25で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは3.40%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥25
1株あたり
配当利回り
3.40%
いまの株価に対して
配当性向
144.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年11月1556.3
2025年11月2566.7144.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥25

株主

有価証券報告書より

2025年11月期末の株主数は延べ5,256人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.1%を占め、残る61.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年11月%2023年11月%2024年11月%2025年11月%
個人・その他82.292.458.357.1
事業法人1.337.537.0
証券会社17.84.32.93.0
外国法人0.90.41.7
金融機関1.20.91.0
外国人個人0.00.10.1
自己株式1.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社グランドールキャピタル36.26
02濱中 雄大31.77
03由岐 洋輔0.85
04MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.83
05日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.78
06JPモルガン証券株式会社0.76
07大和証券株式会社0.68
08山田 隆弘0.67
09property technologies従業員持株会0.61
10杉浦 潤一0.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-08-07
    濱中 雄大
    新規の大量保有報告
    67.70%
    -0.68pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で−40%、1株純資産は6期で−6%。直近期のROEは13.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2020年11月14772312.5
2021年11月9934326.9
2022年11月13047328.9
2023年11月5357110.77.7753.8
2024年11月526088.76.056.3
2025年11月8867613.68.4144.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/11期の役員報酬は総額112百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
濱中雄大取締役社長(代表取締役)社長執行役員603,942,000
岩尾英志専務取締役 専務執行役員 グループ戦略本部長61
松岡耕平取締役 執行役員 コーポレート本部長56
髙橋理人社外取締役67
志賀秀啓社外取締役70
江川敏郎社外取締役63
松尾光剛常勤監査役(社外監査役)47
仲山欽也常勤監査役70
西田弥代監査役(社外監査役)46
三原宇雄51

役員報酬の内訳2025/11

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)977779
監査役313134
社外取締役313134
社外監査役2995

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/11期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,830字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社8社で構成されており、「リアル(住まい)×テクノロジー」で顧客のライフサイクルやニーズにあった住まい・サービスを提供しております。 当社グループが扱う主力商品は、リノベーション済中古区分所有マンションであり、株式会社ホームネットが北海道から沖縄まで主要都市部で販売しています。また秋田県と山口県では株式会社サンコーホーム、株式会社ファーストホームが地元有数の施工会社として新築戸建の請負を行っております。 各地域の住宅事情にあった住宅供給を行うことをコンセプトとした展開に加え、住まい・住み替えに関わる主なプロセス、すなわち住宅購入・売却以外の住宅リフォーム・リノベーション、不動産賃貸等のサービスも提供しております。 また、当社グループは中古住宅再生及び戸建住宅を取り扱うリアル(実取引)を通じて蓄積してきた不動産情報のデータベースを有しており、当社グループが全国に展開する拠点の先にある仲介会社ネットワークを介した情報の受け渡しと、テクノロジーとしてAI査定やポータルサイトの機能をも有している『KAITRY(カイトリー)』にて直接一般顧客と情報の受け渡しを行うことで幅広い不動産情報を取り扱っております。 上記事業内容を総称して、当社グループではKAITRY事業としております。当社グループはKAITRY事業の単一セグメントであります。 ※ 各子会社の左肩の%表記は、当連結会計年度末現在の矢印でつながる会社間の持ち株比率を表しております。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 (1) 不動産供給の状況 1.中古住宅再生 株式会社ホームネットの全国15拠点(2025年11月末現在)で中古区分所有マンションを仕入れ、リノベーションを施した上で販売しております。取扱い物件はファミリー実需向け中心で、マーケットが一番広い30、40歳代の一次取得者を主なターゲットとしております。また事業の拡張、安定化を企図して、良質なリノベーション物件へのニーズの強い都心高価格帯マンションの取扱いも開始しております。全国拠点において地元の売主、買主、仲介会社、リノベーション工事業者と取引しており、仕入資金についても同社が各拠点の地元金融機関から調達しております。 2.戸建住宅 戸建住宅は株式会社サンコーホーム(秋田県に4拠点)及び株式会社ファーストホーム(山口県に4拠点)において、主に新築戸建住宅を扱っております。両社ともに顧客要望に応じた注文住宅の請負建築を得意として地元に根ざした事業展開を行っており、株式会社サンコーホーム約3,400棟、株式会社ファーストホーム約2,700棟、累計約6,100棟の引渡し実績があります(株式会社サンコーホーム1994年10月以降、株式会社ファーストホーム1999年5月以降、2025年11月末現在)。 (2) プラットフォームを活用した事業展開について 主力商品である中古区分所有マンションの取引に関しては、「リアル(住まい)×テクノロジー」で多くの不動産情報を授受し、実取引に結び付ける事業モデルを構築しております。 1.リアル(実取引)実績件数 ① 販売・査定実績 2025年11月末時点で株式会社ホームネットが販売した中古区分所有マンション数は累計約9,000件あります (2011年12月以降)。また、2025年11月期に年間約29,900百万円の中古区分所有マンションの仕入契約を行っていますが、その過程では約36,400件の価格査定を行っております。これらリアル(実取引)に基づく実績データベースが構築できております。 ② 取引ネットワーク 当社グループの拠点は北海道から沖縄に及び、主要都市をカバーしております。更に各拠点合計で不動産仲介会社約7,500社、仲介会社拠点約11,200拠点、仲介会社営業員数約32,000人(それぞれ2025年11月末時点の下記「ホームネットシステム」に登録された社数・人数)と繋がっており、顧客との接点となっております。 2.テクノロジーと事業展開 ① テクノロジー 当社グループは以下のようなテクノロジーを保有・活用しております。 ・AI査定 PriceHubble社が人口動態や住環境等のビッグデータを用いて算出する査定価格に当社グループが保有するリアルの査定実績を掛け合わせることで査定精度を高めた当社グループ独自のAI査定機能です。 ・物件管理システム 当社グループが独自開発した物件管理システム「ホームネットシステム」を株式会社ホームネットで使用しております。このシステムは社内向けに物件仕入から売却までをデジタル化した社内DXであり、具体的には「物件概要」「物件設備」「事業計画」「購入/在庫」「販売開始計画」「営業活動」「案内」「販売最終計画」「売却」等の必要項目を入力することで、物件そのものの情報や情報提供を受けた仲介会社のデータを保管し、後の案件捕捉に活用しつつ、進行中の保有物件を見える化して物件回転を促進しております。 ・業務支援システム(「HOMENET Pro」「KAITRY finance」「KAITRY professional」) 「HOMENET Pro」は、仲介会社に対して当社グループが保有する物件の内見予約や販売図面(物件の概要・間取り図・契約関連情報などを纏めた資料)等の情報をオンラインで提供するシステムで、当社グループ保有物件を顧客との取引のきっかけとして活用していただくことを目的としてます。また、同システムには、仲介会社の顧客に対して、当社グループの保有の有無を問わず全国の物件関連情報(査定価格、市場動向、周辺環境、近隣物件等)を提供できる機能も備えております。その他、この「HOMENET Pro」を、金融機関向けに仕様変更した「KAITRY finance」や、士業向けの「KAITRY professional」も提供しております。 ② プラットフォームで提供するビジネス 上記1.①、②、2.①の経営資源を有機的に結び付けることで差別化を図る事業展開をしており、これら機能の連携を一体のプラットフォームと捉えております。プラットフォームの特徴として、AI査定の活用と社内DXの推進による効率性を追求しており、提案のスピードと質で物件取引を伸ばしております。具体的には、従来は物件情報に対する仕入価格提案を行うにあたり、過去の売買事例や周辺環境、周辺開発計画などの調査に数時間要して査定していたものを、必要情報をデータベースから取込み、AIで瞬時に査定できる体制に転換しております。 この当社グループのAI査定では、ビッグデータに過去に行ったリアルの査定実績を掛け合わせることで、培ってきた経験値を損なうことなく査定結果に反映しております。仲介会社に対して従来と変わらない精度の価格査定を短時間でお返しすることで、仲介会社の先にいらっしゃる売主顧客の取引を促し、当社グループの仕入に繋げております。 社内DXとしては、査定の省力化以外にも、仲介会社に対して提供する物件関連情報を導出できる物件情報提供システムの整備、仕入れた後のリノベーションから販売までの工程を見える化し適切に管理する物件管理システムの開発などにより、マンパワーをより付加価値の高い提案営業に振り向けております。こうして整えた営業体制で、全国拠点の取引ネットワークから幅広い不動産情報を得て、取引を拡大しております。 これら仲介会社を経由するビジネスに加えて、2021年7月にリリースしたポータルサイト『KAITRY(カイトリー)』では、一般顧客から直接価格査定や売却相談を受け付け当社グループで買取りを行うiBuyer機能を提供しております。 このように、プラットフォームを活用して(a)取引ネットワークを介した売買と(b)直接仕入(iBuyer)という2つの取引ルートを備えたビジネス展開を図っております。 また、業務支援システムは不動産情報と仕入機会を増やすことに加えて、有償サービスとしてもビジネス展開しております。 なお、2025年11月末現在で、当該プラットフォームは一部戸建住宅に関する情報収集も行っておりますが、主に中古住宅再生において活用しております。 なお、本書に記載する「AI査定」、つまり当社グループが活用する「AI査定」とは、現在の住宅価格・リノベーションを実施した際の品質改善がなされた後の売却確率と売却期待価格を予測するものであります。モデルの開発では、住宅の特性(広さ、築年数、階数、向き、内装高級度など)や周辺環境(公共交通機関・商業施設・病院・学校からの距離、今後の開発計画など)といった属性情報を学習します。具体的には、過去に取引された大規模な類似事例データベースから、対象物件の価格・リノベーション後の価格と売却確率を算出するための手続きと、それによって開発されたシステムを広い意味での「AI査定」として定義しています。 事業系統図 当社グループの事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,614字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 基本方針 当社グループは、「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができる未来を創造するために、「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて、不動産取引をより身近なものにすることを目指しています。 我々の理念は、今まで多くの人にとって一生に一度の買い物であると言われてきた住宅を、ライフスタイルの変化に応じて柔軟に住まいを変える、そのような存在に変えることで人々の様々な可能性を広げていきたい、という想いに基づいています。テクノロジーを活用し、我々の目指す未来を創造することで、住まいを通じたより豊かな社会の構築に貢献し、当社グループの企業価値を高めることにつながっていくものと確信しています。当社グループは今後、リアルとして積上げた実績と、最新のテクノロジーの力を掛け合わせることで、顧客の「売りたい」「買いたい」「建てたい」を喚起する有効情報を手軽に提供し、当社グループ自身が相手方となって取引を速やか且つ具体的に実現することで、顧客LTV(ライフ タイム バリュー)(※)を最大に引き上げていきます。不動産取引の現状を変えていくためには先端のテクノロジーを活用していくことが重要であるのと同時に、テクノロジーを適切に活用するためには不動産取引の実態(リアル)に精通していることが必要不可欠です。リアルとテクノロジー、そして2つの役割分担、掛け合わせ方、すべての高度化を目指します。 ※ 顧客LTVとは、顧客生涯価値を意味し、ある顧客が特定の企業等と取引を開始してから終了するまでの間に当該企業等にどれだけ利益をもたらすかに関する指標です。 (2) 経営環境及び経営戦略 日本の住宅市場は、住宅ストックの状況・人口動態及び社会情勢の変化、資材及び人件費等の高騰、サステナビリティ意識の浸透などを背景に今後はマンションカテゴリーにとどまらず、戸建住宅カテゴリーにおいても中古住宅流通市場の重要度は上がっていくものと考えております。そして、2025年の中古マンションの市場規模は3.6兆円(東日本不動産流通機構/レインズの成約価格)、このうち中古住宅買取再販事業の市場規模は1兆400億円(リフォーム産業新聞「買取再販年間販売戸数ランキング2025年」のマンション販売戸数と東日本不動産流通機構/レインズの中古マンション首都圏成約物件価格から推計)でありました。このような市場環境を背景に当社グループは中古住宅再生事業を核としてKAITRY事業を運営しております。 KAITRY事業は仕組みの構築、すなわちプラットフォーム『KAITRY』を構築することで事業規模を拡大してきました。今後は「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができる未来に向け、新たな価値提供を実現できる経営基盤の高度化を目指します。 2024年1月12日に公表した「2023年11月期_通期決算説明資料」においては、2024年11月期より始まる3か年の中期経営計画を、-仕組みを磨き込み理想実現の基盤を築く―としました。当社グループ主力事業である中古住宅再生の事業基盤であり特徴として、全国15拠点で約7,500社の不動産仲介会社、約11,200の仲介会社拠点、約32,000人の仲介会社営業員というネットワークを保有していますが(2025年11月期実績)、当該ネットワークをさらに拡大していきます。加えて、不動産仲介会社、金融機関、士業への業務支援SaaSサービス、エンド顧客と直接取引を進めるiBuyer(オンライン買取再販)の展開を進めることで、不動産情報と不動産売買を拡大していくシナジーを生み出し、仕入・販売の質的向上を図ってまいります。 またこれら情報と取引(売買)の拡大は事業展開の過程で蓄積してきたデータベース(例:2025年11月期に約36,400件の価格査定を実施)とこれを活用するデータサイエンスやAI等テクノロジーを駆使して取り組んでいきます。査定精度向上、情報の網羅性/見える化向上、社内外リソースを活用したPOC実施による新規事業/プロダクト開発体制強化により、コアコンピタンスの強化を図ることで実現してまいります。 (中期経営計画における成長戦略上の重要事項) テーマ   項目   施策 情報量拡大を通じた仕入の質的向上   ポータルサイト『KAITRY(カイトリー)』の利用度アップ   ・広告展開による認知度向上及びフロー顧客獲得・高い質の物件仕入につながる情報流入経路の最適化・的確な住み替えタイミングの捕捉によるストック顧客獲得 取引仲介会社/拠点数の拡大   ・拠点新設 ~新商品の投入、厳選仕入による既存商品の質的改善を優先した後、拠点新設へ・既存拠点の仲介会社取引増強、厳選仕入方針に沿った有効情報の収集強化 SaaSサービスによる仕入情報の流入増   ・「HOMENET Pro」の価格査定取り扱い増による情報流入・「KAITRY professional」経由の士業からの仕入情報獲得 販売の質的向上   データサイエンスを駆使した販売最適化   ・高精度な利益率予測と販売確率分析により各拠点の厳選仕入を支援・仕入段階での物件選定へ活用と戦略的な在庫・販売管理の促進 ポータルサイト『KAITRY(カイトリー)』販売ページの活用   ・常時1,000物件を超えるリノベ済マンションの掲載・『KAITRY(カイトリー)』知名度向上によるPV数増強とサイト内回遊の創出 販売活動における物件情報の提供強化   ・「HOMENET Pro」から導出される周辺環境含めた物件情報の提供・生成AI等活用したエンド顧客がイメージしやすい物件情報の提供 コアコンピタンスの強化   情報網羅性/見える化向上   ・データベースの拡張及び現場活用・質的改善の重要指標の計測とアラート表示 査定精度向上   ・査定情報数増強によるAI査定数の積み上げ・実査定との照合による精度検証の継続・査定精度向上に繋がる新しいデータやロジックの開発、活用 新規事業/プロダクト開発体制強化   ・開発チームの増員及び組織強化・POC実施における社内連携体制の強化・産学連携の取り組み推進による新規テーマ発掘及び共同研究の実施 ~PropTech-Labでの研究開発の加速 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として売上高、EBITDA(但し先行費用としての広告宣伝費を除く)を重視しております。また、これらの経営指標に影響するプラットフォーム『KAITRY』における価格査定数、物件仕入額・販売額、取引不動産仲介会社営業員数をKPI(Key Performance Indicators)として重視しております。 当社グループは、リアル(住まい)における収益基盤を持っており、これにテクノロジーを掛け合わせて大きく成長させることを展望しております。これらのKPIをもとに、プラットフォーム『KAITRY』を更に充実させ、仲介会社との取引を拡張し、iBuyer機能により仲介会社経由の中古住宅売買の2倍以上の市場規模が見込まれる住宅保有個人客からの直接買取りを進めます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題は、以下の項目と認識しております。 ① デジタルトランスフォーメーション(DX)の促進 日本の不動産売買において、多くの手続きがオフラインかつ多くのプロセスを介在する業界環境により、煩雑・複雑・不確実・非効率な現状が残されており、DXへの対応が重要であると、当社は認識しております。当社グループではiBuyerプラットフォーム『KAITRY(カイトリー)』を中心とした、仲介会社向けの営業支援、個人向けの不動産売買プラットフォームの提供、社内の営業支援をDX化の取り組みを通して行っており、その結果経済産業省が認定する「DX認定事業者」に選定されております。 今後、仕入から販売までビジネスをより進化させるべく社内DXを推し進め、対外的には仲介会社の業務効率化をサポートする情報提供機能「HOMENET Pro」(AI査定や仲介会社として媒介契約取得する武器となる顧客向け物件査定書作成等)や金融機関向けの「KAITRY finance」、士業向けの「KAITRY professional」等の提供を広げることで、不動産に関わる様々なニーズに応えていきます。 ② 『KAITRY(カイトリー)』利用促進のための認知度向上 当社グループが事業を拡大し成長していくためには、『KAITRY(カイトリー)』ポータルサイトの利用者数の確保(査定依頼や問い合わせを受けた利用者を新規会員として登録します)が重要であると考えており、そのために『KAITRY(カイトリー)』の認知度向上が必要であると考えております。当社グループでは、効果的かつ効率的な新規会員の獲得を行うため、現在行っているオンラインによるターゲティング広告を中心とした手法のほか、TVコマーシャル等によって『KAITRY(カイトリー)』の認知度向上を行ってまいります。 ③ 価格査定の精度向上 当社グループでは物件を仕入れるための価格査定を現状年間約36,400件実施しております。一方でビッグデータを用いたAI査定により導出される査定価格も参考にし、双方を有効に掛け合わせることで真に活用できる、当社グループが買取価格として提示できるAI査定価格として『KAITRY(カイトリー)』ポータルサイト等にて活用しております。今後大きな成長を期待できる個人顧客からの直接仕入れ、iBuyer機能を拡充していくためにも、価格査定の精度を更に向上してまいります。 ④ 取扱商品ラインナップの拡充 当社グループが扱う主力商品は30、40歳代の一次取得者向けに提供する中古区分マンションです。マーケットが広く安定的な需要があるものと認識しておりますが、社会情勢、経済環境によって短期的な需給の波が生じます。当社の経営戦略に沿った事業展開を進めていく上で、より安定的に収益を獲得し成長していくためにも、取扱商品ラインナップを拡充することで、その時々の顧客ニーズを捉えていきます。当連結会計年度ではコンセプト豊かな商品を企画提供する「プレミアムマンション」を新たな収益の柱とすべく取組み、独自基準を満たす「眺望」を資産価値と捉えて提供する都心高級マンション「眺望マンション」をラインナップとして加えました。 ⑤ 中古住宅再生における販売期間の短縮 当社グループは、リノベーション工事により再生した中古マンションが、当初計画どおりに販売が進まない場合、販売用不動産の在庫滞留期間の長期化による商品評価損の計上や運転資金としての有利子負債の増加による財務健全性の悪化に繋がる可能性があります。そのため、仕入から販売までの期間の長期化を未然に防ぐことが課題であると認識しております。この販売期間短縮のため、仕入からリノベーション完了までの工程の見える化、対象物件の早期販売を期待できる仲介会社営業担当のデータベース構築を行う、自社開発した物件管理システム「ホームネットシステム」を用いております。更に物件の特徴や販売開始後の反響や案内の推移から個別物件の販売難易度を評価し、販売方法を選択する独自のスコアリングモデルの開発を進めております。当該スコアリングモデルを実装することで販売期間の短縮、延いては利益率の向上を図ってまいります。 ⑥ 品質管理の拡充 当社グループでは、お客様が中古住宅を購入する際に抱く物件の品質に対する不安を解消し、安心して暮らせる住宅を提供することが最も大事なことであると認識しております。当社グループでは、内装工事の内容を部位別に明示した「アフターサービス規準」とその部位ごとに一定期間保証する「アフターサービス保証書」といった当社グループ独自の検査・保証を行うことでお客様の笑顔が絶えることのない「安心」「安全」な住まいを提供してまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社グループは、コンプライアンス体制の充実を重要課題と位置づけ、内部牽制機能を強化して、不正やミスの起こらない組織作りに取り組んでおります。内部監査を担当する内部監査室、監査役及び会計監査人との連携による監査体制の充実を図り、社外監査役を登用して監査体制の強化をしております。 今後、業務の効率性・有効性の改善を進め継続的な成長を持続するため、内部管理体制のさらなる強化を推進してまいります。 ⑧ 人材の確保と育成 企業が成長する上では、継続的に優秀な人材を確保し、これを育成することが重要であると認識しております。社内教育制度の拡充により社員のスキル習得を支援し、社員一人一人のレベルアップを図るとともに、管理職層の育成を強化して事業拡大に伴う組織体制の整備を進めてまいります。 ⑨ 財務体質及び資金調達力の強化 当社グループは物件仕入資金を借入金により調達しております。市況の変化に左右されずに安定的な資金調達を行うためには財務基盤の充実が求められます。当社グループの保有する取引データやテクノロジーを活用することでビジネスの量と質を強化し、獲得する収益により財務基盤を充実させ、資金調達力を強化してまいります。
事業等のリスク6,290字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスク ① 不動産市況等の動向について 当社グループが属する不動産業界は、景気変動、経済情勢、金利動向、地価の動向等の影響を受けやすい特性があり、これら景気変動等が購入層の購買動機に影響し、当社グループの業績や財務状況にも影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、拠点展開とその先の仲介会社ネットワークの拡大、ポータルサイトでのエンド顧客との直接取引推進等により、情報量を増やし、仕入販売の経路多様化を図ること、取扱商品の拡充により対象購入層の多様化を図ること等で、市況変動による影響の低減に努めております。 なお、商品ラインナップ拡張により取扱いを始めている「眺望マンション」シリーズは中国からの人や資金の流入が1つの販路となりますが、国際情勢を見つつ適切な在庫保有、販売対応に努めております。 ② 不動産に係る税制改正等の政策について 景気動向の変化による政府の経済政策の一環として、住宅ローン減税や住宅取得における贈与税の非課税枠等、不動産関連の税制の変更等が行われることがあり、政策の内容によっては、不動産を購入する顧客層の購買動機に影響を及ぼし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合及び価格競争について 当社グループが扱う中古住宅は首都圏及び地方主要都市を、戸建住宅については秋田県及び山口県を中心に展開しております。首都圏及び地方主要都市の中古住宅については競合他社の参入状況によって物件の仕入及び販売数が減少する場合や、価格競争等が生じる場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。地方都市の戸建住宅は主に安価な規格住宅を扱う企業の全国展開が続いており、今後、秋田県及び山口県でも土地取得や価格面での競合が一層激しくなり、また市場の在庫物件の増加で需給が悪化することにより当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、魅力的な商品(間取り、デザイン、空調等機能や顧客ニーズに沿った価格バランスのよい商品等)の開発やアフターサービスの充実等に努め、また競合他社の動向を的確に把握し、市場変動モニタリングを行うこと等により、時々の状況に応じた柔軟な仕入及び営業活動を行うことで、リスクの低減に努めております。 ④ AI及びIT業界の動向について 当社グループでは、リアル×テクノロジーによる顧客サービスの充実、具体的には「AIを用いた不動産価格査定」や「ポータルサイトでの不動産直接売買の機会提供」といったサービスを展開しており、経済産業省が定めるDX認定制度に基づき、「DX認定事業者」に認定されておりますが、AIやITテクノロジーを活用したソリューションを提供する企業は益々増えております。これら企業との競合が一層激しくなる場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 技術革新への対応について AIやDX、ビッグデータ活用に係る技術は革新スピードが速く、それら技術や知識は常に陳腐化のリスクを伴っております。技術革新への対応が遅れたり、想定を上回る速度での技術革新や新技術の普及が生じた場合には、当社グループが提供するサービスの評価が下がり、業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社は一般社団法人DX不動産推進協会の正規会員として社外に人的ネットワークを広く持ち、また大学研究室との交流や産学共同の開発を行うことで、先端テクノロジーに関する情報収集とその導入を進めております。 ⑥ システム障害について 当社グループが提供するiBuyerプラットフォーム『KAITRY(カイトリー)』は相当部分がポータルサイトを通してインターネット上で提供するサービスとなっており、インターネットのシステム障害等によりサービス提供に支障が生じる場合には、業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 自然災害及び不測の事故等について 当社グループでは、特定の狭いエリアでの事業展開は行わず、広域にわたって事業を展開することにより、特定エリアで発生する落雷、大雨及び地震等の自然災害や、火災、事件、暴動等、不測の事故等によるリスクの分散を図っております。また、原則として、当社グループが保有する不動産については火災保険を付保しており、不測の事態に備えております。しかしながら、万が一、事故・災害等が発生した場合、その発生した地域において当社グループが保有している物件について、滅失、劣化または毀損等が生じたり、保険でカバーできない事故・災害等が発生した場合や、消費者の不動産購入・建築マインドが低下した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 法的規制や免許・許認可事項について 当社グループの事業は、宅地建物取引業法をはじめ、建築基準法、都市計画法、建設業法、建築士法等による法的規制を受けております。当社グループでは、これらの許認可等を受けるための諸条件及び関連法令の遵守に努めており、現状において当該許認可等が取消となる事由は発生しておりません。今後、これらの関連法令が改廃された場合や新たな法的規制が設けられた場合、又はこれらの法令等の規制について遵守できなかった場合や新たな有資格者等の設置義務が発生する場合には、当社グループの業績及び事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの有する主な許認可は以下のとおりであります。 (株式会社ホームネット) 許認可の名称   許認可番号   有効期限   取消条項 宅地建物取引業免許   国土交通大臣(3)第8603号   自 2024年5月1日至 2029年4月30日   宅地建物取引業法第66条 一般建設業許可   国土交通大臣許可第029177号   自 2024年6月3日至 2029年6月2日   建設業法第29条 (株式会社ファーストホーム) 許認可の名称   許認可番号   有効期限   取消条項 宅地建物取引業免許   山口県知事(06)第002902号   自 2024年6月4日至 2029年6月3日   宅地建物取引業法第66条 一般建設業許可   山口県知事第018481号   自 2021年9月25日至 2026年9月24日   建設業法第29条 一級建築士事務所登録   山口県知事第2995号   自 2022年5月16日至 2027年5月15日   建築士法第26条 (株式会社サンコーホーム) 許認可の名称   許認可番号   有効期限   取消条項 宅地建物取引業免許   秋田県知事(05)第001873号   自 2022年11月29日至 2027年11月28日   宅地建物取引業法第66条 一般建設業許可   秋田県知事第011735号   自 2022年5月26日至 2027年5月25日   建設業法第29条 一級建築士事務所登録   秋田県知事第17-10A-0502号   自 2022年6月27日至 2027年6月26日   建築士法第26条 (2) 事業に関するリスク ① 棚卸資産の長期在庫について 当社グループは、AIによる市場変動モニタリングや各地域での需要予測、近隣地域環境、お客様のニーズ等を慎重に分析調査を行った上で、物件の仕入、リノベーション、販売を行っております。しかし、不動産市況の悪化等によって物件の販売が滞った場合、物件の保有期間の長期化に繋がる可能性があります。当社グループのビジネスモデルとして、長期在庫となった場合は、物件価格等を見直しての売却や棚卸資産の評価損処理が必要となる場合があるほか、在庫の長期化または滞留在庫の増加による運転資金の増加に伴い有利子負債が増加する等、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこのリスクに対して、仕入の厳選や販路拡大による販売期間の短縮化を図りつつ、平均販売期間に見合った在庫水準を目安として過度の在庫保有を抑制すること、取扱商品拡張によりリスク分散を図ること、当社グループ基準で長期在庫と見做す期間を経過している在庫物件について、月2回の社内会議で販売状況と対処事項の確認・指示を行うこと、それらの状況を毎月の定時取締役会へ報告すること等により適正在庫の維持に努めております。 ② リノベーション工事について 当社グループでは、取得した中古住宅のリノベーション工事の多くを外部工事協力会社に外注しており、これによって人件費等の固定費の増加を抑制し、一定の利益水準を確保することを見込んでおります。しかしながら、リノベーション工事の多くを外注先に依存しているため、今後、仕入件数の増加に伴いそれに見合う外注先を十分に確保できなかった場合や、外注先の経営状態の悪化等により工期の遅延が発生して早期の販売活動ができなくなった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループではこのリスクに対し、外部工事協力会社のネットワーク拡大や工程の見直し・最適化による工事キャパシティ増強を図ること等でリスクの低減に努めております。 ③ 資材価格の高騰について 当社グループが扱う新築戸建住宅は、木材や石油関連の資材を使用しております。このため、市況や為替変動により資材の仕入価格が上昇し、これらのコストダウンや価格転嫁等が難しい場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 住宅の品質管理及び保証について 当社グループではお客様に提供する住宅について品質管理には万全を期しておりますが、販売や引渡を行った物件に重大な瑕疵があるとされた場合には、直接的な原因が当社以外の責任によるものであったとしても、売主、施工会社としての瑕疵担保責任を負う可能性があります。その結果、保証工事費の増加や、当社の信用の棄損等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ 有利子負債への依存と資金調達について 当社グループでは、中古住宅物件の仕入資金を主として金融機関からの借入によって調達しているため、有利子負債への依存度は比較的高い水準にあります。今後は自己資本の充実に注力する方針でありますが、経済情勢の変化等によって市場金利が更に上昇した場合には、支払利息が増加する等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、中古住宅物件の仕入資金を調達する際には、特定の金融機関に依存することなく、個別の物件毎に金融機関に融資を打診しており、現時点では安定的に調達ができております。しかしながら、当社グループの財政状態が著しく悪化する等により当社グループの信用力が低下し、安定的な融資が受けられない等、資金調達に制約を受けた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。更に、物件の仕入資金は、借入期間が概ね1年の短期借入金で調達しているため、不動産市況の低迷等により、想定した期間内で売却できない物件が多発し、リファイナンスができない場合には、当社の資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 2024年11月期   2025年11月期 期末有利子負債残高(千円)   29,925,900   31,168,547 期末総資産残高(千円)   40,791,956   43,570,217 有利子負債依存度(%)   73.4   71.5 ⑥ 訴訟等について 当社グループは、事業活動の中で生じる各業務について、適法かつ適切な業務処理を行っており、現時点において業績に影響を及ぼす重要な訴訟を提起されている事実はありません。しかしながら、業務手続に適法性や適正性を欠いた場合にはクレーム等を受ける可能性があり、また、それらに起因する訴訟その他の請求が発生する可能性があります。このような訴訟・係争ないしは請求が生じることのないようマニュアルや業務フローを定める等、社内体制の整備に努めてはおりますが、今後そのような事態が発生した場合、その内容及び結果によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 会社組織に関するリスク ① 人材の確保と育成について 当社グループでは、業務を遂行するうえでは、宅地建物取引業法や民事執行法はもとより不動産に係る幅広い法令や業務に関する知識が求められます。当社グループでは、業容拡大に向け、AI査定モデルを活用した仕入活動の効率化を取り入れつつ、継続的な人材確保に努め、社内教育制度の拡充により社員のスキル習得を支援する他、管理職層の育成を強化し事業拡大に伴う組織体制の整備に努めております。 しかしながら、人材の確保・育成が計画通り進まない場合や、社外流出等何らかの事由により既存の人材が業務に就くことが困難になった場合には、当社グループの事業活動に支障が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報等の管理について 当社グループは、事業活動を通じてお客様や取引先等の個人情報等を取得しており、また、重要な経営情報等の内部情報を保有しております。中古住宅再生におけるお客様の個人情報とは、不動産売買契約の締結や売買代金の決済、引渡のために必要な情報で、ご本人確認としてお客様の身分証明書等を確認させていただきます。戸建住宅では、身分証明書等の他に、お客様の資産や資金計画に関する情報もご提供いただきます。情報管理につきましては、個人情報管理規程及び情報管理規程を制定、運用して、社員教育の徹底をはかっております。また、管理体制やシステムのセキュリティ対策の強化にも努めております。しかしながら、万が一、当社グループが保有する個人情報等が、何等かの理由で社外に漏洩してしまった場合には当社グループの信用が失墜し、また、損害賠償による損失が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 特定人物への依存について 当社グループの創業者である代表取締役の濱中雄大は、当社グループの事業に関する豊富な経験と知識を有しており、経営方針や事業戦略の決定など、当社グループの事業活動全般において重要な役割を果たしております。当社グループでは同氏に過度に依存しないように、経営体制の整備、人材の育成を行う等、経営に対するリスクの軽減に努めております。 しかしながら、現状では同氏が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,451字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。当社グループはKAITRY事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益が全体として高水準で業況等も良好さを維持し、雇用の改善や物価上昇の鈍化を背景に消費マインドも改善が見られ、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、各国の通商政策等の不確実性の影響による景気下押しのリスクが依然として残っており、金融資本市場の動向等に引続き注意を要する状況が続いております。 このような状況のもとで、当社グループは、「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができる未来を創造するために、「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて、不動産取引をより身近なものにすることを目指しています。具体的にはリアル(実取引)で築き上げてきた実績データベースと仲介会社取引ネットワーク、AI査定等テクノロジーといった経営資源を有機的に結び付けたKAITRY(カイトリー)プラットフォームを効率的に運用することで差別化を図り事業展開しております。 なお、当社グループの主たる事業である中古住宅再生では、主に仲介会社を経由して物件を仕入れてリノベーションを施し、仲介会社を経由して実需購入者へ販売していますが、仲介会社経由のビジネスに加え、ポータルサイト『KAITRY(カイトリー)』では一般顧客から直接仕入れに繋げるiBuyer(オンライン買取再販)機能も提供しています。更に、プラットフォーム内に備わる情報提供機能を外部に有料で提供していくSaaSモデルも展開しており、特に金融機関向け業務効率化・高度化ソリューション『KAITRY finance』の延べ導入先は合計8行社に至り、銀行や信用金庫のみならず、信用保証会社への導入も進んでおります。 中古住宅再生事業の属する中古住宅流通市場におきましては、公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)によると、2024年12月から2025年11月における首都圏中古マンションの成約件数が48,297件(前年同期比130.5%)となりました。一方で同期間の月末時点平均在庫件数は44,359件(前年同期比97.2%)となっております。 このような市場環境の中、中古住宅再生を扱う株式会社ホームネットにおいては、全国主要都市(15拠点)にて顧客ニーズの強い地域、価格帯、商品内容を分析しルール化した「厳選仕入」により、競争力の高い物件供給に努めるとともに、在庫保有期間が長期化している物件の販売を強化することで保有在庫のリフレッシュを進めました。また、ポータルサイト『KAITRY(カイトリー)』の活用を促進し、仲介会社への情報提供機能を強化することで独自の仕入ルート拡充を図りました。加えて商品多様化の観点から『眺望マンション(独自基準を満たす眺望を資産価値と捉えて提供する都心高級マンション)』の取扱いを本格化し、仕入からリノベーション、販売までのフローを確立しました。 一方、注文住宅の業績に関係する住宅業界の動向は、新設住宅着工数の前年割れが続くなど厳しい状況にあり、依然住宅ローン金利の上昇懸念や、建設資材、物流コストの上昇、人手不足による人件費高騰や工期遅れなどと相俟って当業界の収益構造に大きく影響を及ぼしております。 各社ともに顧客ニーズに合致する土地の仕入強化、新商品の開発投入、顧客との接点を増やすイベント開催等に注力し、売上・利益の確保に努めました。 この結果、当連結会計年度における売上高は50,909,668千円(前年同期比122.3%)、営業利益は2,041,740千円(前年同期比149.9%)、経常利益は1,684,985千円(前年同期比165.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,082,336千円(前年同期比170.3%)となりました。 なお、当社グループは住まい・住み替えに関わる全てのプロセス、すなわち住宅購入・売却、建築、住宅リノベーション、不動産賃貸借・開発等を一体として扱うことで、一人ひとりのライフスタイルに合う満足いく住まい・サービスの提供に取り組んでおります。これら事業全体を単一セグメントと捉えておりますので、セグメント別の記載事項はありませんが、参考までに主に中古住宅再生を扱う株式会社ホームネットと、主に戸建住宅を扱う株式会社サンコーホーム、株式会社ファーストホームの合算値について記載します。 〔株式会社ホームネット(中古住宅再生)〕 当連結会計年度における物件仕入額は、27,809,799千円(前年同期比117.9%)となり、物件販売額は38,919,345千円(前年同期比122.2%)となりました。この結果、当連結会計年度における株式会社ホームネットの売上高は42,739,088千円(前年同期比128.5%)、営業利益は1,746,263千円(前年同期比165.0%)となりました。 〔株式会社サンコーホーム、株式会社ファーストホーム(戸建住宅)〕 主に戸建住宅を扱う2社の合計引渡件数は249件(前年同期比95.8%)となりました。この結果、当連結会計年度における合算の売上高は8,114,225千円(前年同期比97.7%) ,営業利益は341,797千円(前年同期比80.2%)となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は43,570,217千円となり、前連結会計年度末に比べ2,778,261千円増加致しました。これは主に、販売用不動産が4,813,634千円、繰延税金資産が197,506千円増加した一方、営業投資有価証券が2,301,980千円、のれんが104,082千円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は35,179,223千円となり、前連結会計年度末に比べ1,864,383千円増加致しました。これは主に、短期借入金が3,438,160千円、未払法人税等が415,064千円増加した一方、長期借入金(1年内返済予定を含む)が1,913,514千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は8,390,994千円となり、前連結会計年度末に比べ913,877千円増加致しました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う利益剰余金が1,082,336千円増加した一方で、配当金の支払いにより利益剰余金が184,331千円減少したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます)の残高は4,259,793千円となり、前連結会計年度末に比べ55,484千円の減少となりました。 当連結会計年度末における各活動によるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により使用した資金は、908,612千円(前年同期は2,953,354千円の支出)となりました。これは主に、営業投資有価証券の減少額2,301,980千円、税金等調整前当期純利益1,682,689千円により資金が増加した一方、販売用不動産の増加額4,813,634千円、法人税等の支払額381,167千円により資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は、197,291千円(前年同期は56,043千円の支出)となりました。これは主に、投資事業有限責任組合への出資による支出130,000千円、有形固定資産の取得による支出59,652千円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により獲得した資金は、1,050,419千円(前年同期は2,199,658千円の獲得)となりました。これは主に、短期借入金の純増額3,460,040千円、長期借入による収入895,000千円により資金が増加した一方、長期借入金の返済による支出2,808,514千円、社債の償還による支出482,000千円により資金が減少したことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当社グループが展開する事業領域においては、「生産」を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。 b 仕入実績(不動産・工事仕入等実績) 前連結会計年度及び当連結会計年度における仕入実績(販売用不動産仕入、請負・リフォーム工事に係る仕入等)を商品・サービス別に示すと、次のとおりであります。 商品・サービスの名称   前連結会計年度(自 2023年12月1日  至 2024年11月30日)   当連結会計年度(自 2024年12月1日  至 2025年11月30日) 仕入・原価高(千円)   前期比(%)   仕入・原価高(千円   前期比(%) 中古住宅再生   28,921,094   125.6   34,245,642   118.4 戸建住宅   5,391,641   75.1   5,596,661   103.8 その他   659,429   177.7   3,429,159   520.0 合計   34,972,165   114.4   43,271,463   123.7 (注) 上記金額は、販売した商品・サービスに関する、販売用不動産本体価格、請負工事、リフォーム工事資材を含む仕入に係る付随費用等を含んだ原価実績であります。 c 受注実績 前連結会計年度及び当連結会計年度間における受注実績を商品・サービス別に示すと、次のとおりであります。 商品・サービスの名称   前連結会計年度(自 2023年12月1日  至 2024年11月30日)   当連結会計年度(自 2024年12月1日  至 2025年11月30日) 受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%)   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) 戸建住宅   6,210,098   96.3   2,490,209   99.8   6,433,304   103.6   2,711,481   108.9 合計   6,210,098   96.3   2,490,209   99.8   6,433,304   103.6   2,711,481   108.9 (注) 戸建住宅のうち、注文住宅の該当金額を記載しております。 d 販売実績 前連結会計年度及び当連結会計年度における販売実績を商品・サービス別に示すと、次のとおりであります。 商品・サービスの名称   前連結会計年度(自 2023年12月1日  至 2024年11月30日)   当連結会計年度(自 2024年12月1日  至 2025年11月30日) 販売高(千円)   前期比(%)   販売高(千円)   前期比(%) 中古住宅再生   33,246,203   122.2   39,637,356   119.2 戸建住宅   7,449,293   81.3   7,431,104   99.8 その他   917,259   153.4   3,841,206   418.8 合計   41,612,756   112.6   50,909,668   122.3 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産、負債、収益及び費用に影響を与える見積りを必要とする箇所がございます。これらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や取引状況を勘案し、会計基準の範囲内でかつ合理的に判断しておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があることにご留意下さい。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高 当連結会計年度における売上高は、株式会社ホームネットの中古マンション販売が堅調に推移したことに加え、ラインナップを拡張した商品「眺望マンション」の販売が本格化したこと等により50,909,668千円(前年同期比22.3%増)となりました b.売上原価 当連結会計年度における売上原価は、主に売上の増加に伴い43,271,463千円(前年同期比23.7%増)となりました。 c.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、主に売上の増加による販売手数料の増加により5,596,464千円(前年同期比6.0%増)となりました。この結果、営業利益は2,041,740千円(前年同期比49.9%増)となりました。 d.営業外収益、営業外費用、経常利益 当連結会計年度における営業外収益は170,678千円となりました。これは主に不動産取得税還付金131,970千円によるものであります。一方、営業外費用は527,433千円となりました。これは主に支払利息470,114千円によるものであります。この結果、経常利益は1,684,985千円(前年同期比65.3%増)となりました。 e.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度において、固定資産除却損2,680千円等の計上により、税金等調整前当期純利益は1,682,689千円(前年同期比64.6%増)となりました。また、法人税等合計600,353千円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は1,082,336千円(前年同期比70.3%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの分析 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループにおける主な資金需要は、販売用不動産の仕入や、人件費、仕入・販売にかかる手数料、広告宣伝費、物件管理費等の営業費用であります。 当社グループでの販売用不動産の仕入資金については、主に物件毎に短期借入金で調達しており、運転資金の財源については、自己資金及び金融機関からの借入により賄っております。 なお、当連結会計年度末における借入金及び社債を含む有利子負債の残高は31,168,547千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,259,793千円となっております。 ⑤ 経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高、EBITDA(広告宣伝費除く。)、価格査定数、中古住宅再生に関しては物件仕入額及び物件販売額、新築戸建に関しては物件販売・引渡数、仲介会社営業員数を重要な指標と位置付けております。各指標の進捗状況については以下のとおりであります。 経営指標   前連結会計年度(自 2023年12月1日至 2024年11月30日)   当連結会計年度(自 2024年12月1日至 2025年11月30日) 前年同期比 売上高   41,612百万円   50,909百万円   122.3   % EBITDA(広告宣伝費除く)(注)   2,116百万円   2,760百万円   130.4   % 価格査定数   36,021件   36,427件   101.1   % 物件仕入金額(契約ベース/ 中古マンション・中古戸建)   24,948百万円   29,905百万円   116.6   % 物件販売金額(契約ベース/ 中古マンション・中古戸建)   31,487百万円   40,092百万円   127.2   % 物件販売・引渡数(新築戸建)   260件   249件   95.8   % 仲介会社営業員数   27,561名   31,969名   116.0   % (注) 「EBITDA(広告宣伝費除く)」は税金等調整前当期純利益に特別損益、支払利息、社債利息、減価償却費、のれん償却費、ポイント引当金繰入額、広告宣伝費を加えたものです。先行費用としての広告宣伝費を除く(計算上加算する)ことで利益推移の連続性を確認できる指標としております。 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの将来の財政状態及び経営成績に重要な影響を与えるリスク要因については、「3 事業等のリスク」に記載しております。 ⑦ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2026年11月期第2四半期決算説明資料2026-07-14
  • 決算説明資料2026年11月期第2四半期決算説明資料データ集2026-07-14

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。