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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ヤマイチエステート

2984 · Standard · 不動産業

地権者調整が複雑な素地から開発する不動産会社。用地取得から宅地造成、販売・保有までを一貫して手掛ける。

概要

ヤマイチエステートは、和歌山県和歌山市に本社を置く不動産開発会社である。1989年の創業以来、土地の価値を最大化する事業を展開し、2022年6月に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。主要事業は、賃貸用不動産の開発・保有(不動産開発・賃貸事業)、住宅用地や産業用地の分譲販売(不動産開発・販売事業)、マンションの企画開発・分譲(マンション事業)、高齢者向けサービスなど(その他事業)の4セグメント。2026年3月期の連結売上高は1,763億円、営業利益19億円、従業員184名。

4つの事業セグメントで構成される収益構造

当社グループは、開発した不動産の用途と収益形態に応じて4つのセグメントに分かれる。不動産開発・賃貸事業は、商業施設や共同住宅等の賃貸用不動産を長期保有し、賃料収入を得る。2026年3月期のセグメント売上は3,273百万円、セグメント利益1,037百万円。不動産開発・販売事業は、住宅用地や産業用地の分譲販売、戸建住宅の建築請負を手掛け、同セグメント売上8,288百万円、利益2,115百万円。マンション事業は、分譲マンションの企画開発・販売を一貫して行い、同セグメント売上5,770百万円、利益93百万円。その他事業は、シニア向けマンション運営や介護、温泉事業等を含み、売上305百万円、利益60百万円。年度ごとに各セグメントの業績寄与率が変動する特徴を持つ。

近畿圏を基盤に首都圏へ展開する事業エリア

創業以来、和歌山県を中心に事業を拡大してきたが、2008年より郊外型商業施設の開発を機に和歌山県外へ進出。その後、大阪市を中心とする近畿圏に加え、首都圏への展開を加速している。2022年には大阪市中央区に本社機能を移転。2023年には関東圏での店舗開発事業のため株式会社エルアンドビーを子会社化、2024年には首都圏での戸建住宅事業を目的に株式会社大成住宅を完全子会社化し、同エリアでのプレゼンスを高めている。また、賃貸事業では首都圏での不動産賃貸仲介・管理の強化のため株式会社エスティリンクを子会社化。近畿圏と首都圏の二極化する市場に対応する。

フルライン型の開発体制と長期保有戦略

当社グループの競争優位は、用地取得から開発、運用、売却までを一貫して手掛けるフルライン体制にある。特に、地権者調整が複雑な素地からの開発プロジェクトの経験値と、自社で宅地造成から売却又は長期保有までカバーする点を強みとする。賃貸事業では、長期保有による安定的なキャッシュ・フローを基本としつつ、市況に応じて売却も選択する機動的な投資判断を行う。2026年3月期末の資産合計は624億円、そのうち仕掛販売用不動産が100億円超増加し、積極的な開発投資が行われている。負債の大半は借入金であり、有利子負債依存度は高い。

グループ企業を通じた多角化と事業連携

連結子会社として、高齢者向けマンション運営の株式会社ウェルネス・コート、マンション管理のニューライフサービス株式会社、関東圏店舗開発の株式会社エルアンドビー、首都圏仲介管理の株式会社エスティリンク、戸建住宅の株式会社大成住宅を擁する。非連結子会社に野上電鉄株式会社がある。2013年には株式交換により3社を完全子会社化し、グループ経営を強化。2015年、2017年には子会社を吸収合併して効率化を図った。2021年にはユニハイムエステート株式会社を吸収合併し、マンション事業の中核ブランド「ユニハイム」をグループ内に取り込んだ。

業界の中での役割は不動産開発事業者(用地取得から開発・販売・保有まで一貫)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
176億円
営業利益
19億円
営業利益率
10.8%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01賃貸不動産市場主力

商業施設や共同住宅等の賃貸用不動産を開発・取得し、長期保有による賃料収入を獲得する。特定用途に偏らず、共同住宅、商業施設、オフィスビル、駐車場等に分散投資する。近年は地方中核都市にも進出。サブリース形態も扱う。

地権者調整が複雑な素地からの開発プロジェクトの経験値

主要顧客テナント企業

主な製品・サービス1
賃貸用不動産開発
商業施設、共同住宅、オフィスビル、駐車場等の賃貸用不動産を開発・取得。

02住宅・産業用地市場主力

住宅用地の開発・分譲、産業用地の開発・販売を行う。住宅用地は近畿圏・埼玉県・東京都内で展開。戸建住宅の建築請負や建売販売、テナントのオーダーに基づく店舗建築も行う。産業用地は倉庫・物流拠点・工場向けで、高収益だが市況変動の影響を受けやすい。

主要顧客倉庫・物流・工場企業、住宅購入者

主な製品・サービス3
住宅用地分譲
近畿圏、埼玉県、東京都内で住宅用地を開発・分譲。
産業用地開発販売
倉庫、物流拠点、工場向けの産業用地を開発・販売。
戸建住宅建築・販売
木造軸組み工法と2×6工法を採用し、幅広い価格帯の戸建住宅を建築・販売。

03分譲マンション市場準主力

分譲マンションの企画・開発・販売を一貫して行う。ファミリー層の一次取得者を主要顧客とし、大阪市を中心とした近畿圏の駅近や首都圏で展開。ブランドは「ユニハイム」「ユニハイムエクシア」「アウラ」。投資家向け一棟販売も行う。

主要顧客ファミリー層、投資家

主な製品・サービス4
ユニハイム
ミドル~アッパークラス向けの分譲マンションブランド。
ユニハイムエクシア
ハイエンド向けの分譲マンションブランド。
アウラ
都市型コンパクトマンションブランド。
Only-I
内装のオーダー対応オプション。商品差別化を図る。

04シニア・ヘルスケア市場副次

シニア向けマンションの賃貸・分譲・管理運営、訪問介護、居宅介護支援サービス、和食飲食店運営、温泉施設運営等を行う。

主要顧客高齢者

主な製品・サービス2
シニア向けマンション
高齢者向けの賃貸・分譲マンションを管理運営。
介護サービス
訪問介護、居宅介護支援サービス。

05その他その他

損害保険代理店業、太陽光発電による売電事業等、不動産関連ビジネスに付随する事業を行う。

製品と技術

マンションブランド「ユニハイム」と「ユニハイムエクシア」

マンション事業では、自社ブランドとして「ユニハイム」と、そのハイエンド版「ユニハイムエクシア」を展開。ファミリー層の一次取得者を主な顧客とし、大阪市を中心とした近畿圏の駅近接立地を中心に分譲。さらに、都市型コンパクトマンション「アウラ」を加え、商品ラインナップを拡充している。内装のオーダー対応オプション「Only-I」により差別化を図る。2021年にユニハイムエステートを吸収合併したことで、同事業の開発・販売体制をグループ内に統合。プロジェクト単位で収益を計上するため、竣工・引渡しのタイミングにより業績が変動する。

戸建住宅の工法とGLホームFC

不動産開発・販売事業における戸建住宅では、木造軸組み工法と2×6工法(枠組壁工法)の2つを採用。2×6工法は、2014年9月に加盟した株式会社LIXIL住宅研究所の「GLホーム」フランチャイズを通じて提供している。幅広い顧客ニーズと価格帯に対応した商品ラインナップを持ち、分譲地の開発・販売と建築請負、建売販売を組み合わせた製販一体モデルを採用。2024年には首都圏で戸建事業を強化するため株式会社大成住宅を完全子会社化し、同地域での供給力を高めている。

産業用地開発と商業施設のサブリース

産業用地の開発・販売は、倉庫、物流拠点、工場等の用途に適した土地を選定し、素地から開発して付加価値を高める。2019年3月に和歌山市吐前で産業用地の販売を開始。案件規模が大きく収益性が高い一方、市況の影響を受けやすい。また、賃貸事業では複数の土地所有者から土地を賃借し、一団の土地としてテナント企業に転貸(サブリース)する形態も活用。奈良県桜井市に開発した商業施設が2026年3月期の収益に寄与した。これらの用地取得から開発、テナント誘致までを一貫して行うことが強みである。

高齢者向けマンション「ウェルネス・コート」と関連サービス

その他事業の中核として、高齢者向けマンション「ウェルネス・コート」がある。2005年に海南市の物件をフルリノベーションして開業。2007年から賃貸・分譲販売を開始し、併設する介護事業(訪問介護・居宅介護支援)や温泉施設を運営。子会社株式会社ウェルネス・コートが管理運営を担う。2026年3月期の同事業セグメント(その他事業)売上は305百万円、セグメント利益60百万円と堅調に推移している。加えて、不動産関連の損害保険代理店業や太陽光発電による売電事業も手掛ける。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 賃貸不動産市場地権者調整が複雑な素地からの開発プロジェクトの経験値

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

中堅不動産デベロッパー、安定成長

不動産業に属するヤマイチエステートは、マンション開発や分譲住宅などを手掛ける中堅事業者。同業他社には大東建託やロボットホームなどが挙げられる。提供データによると、売上高は2024/3期の201億円から2025/3期に209億円へ緩やかに増加し、2026/3期は176億円へ減少する計画。営業利益率は2025/3期の8.61%から2026/3期に10.8%へ改善する見込み。大東建託のような大手に比べ規模は小さいが、地域特化型の開発で一定のポジションを築いていると推測される。ただし、売上高の減少が予想されており、市場環境の変化への対応が課題。

強み

  • 営業利益率が2025/3期8.61%から2026/3期10.8%へ上昇し、収益構造が強化。
  • 過去2期連続で200億円超の売上を維持し、一定の需要を確保。
  • ローカル市場に特化した企画力で、大手との差別化を図る。
  • 不動産業ながら過度なレバレッジに依存せず、安定的な財務運営が可能。

課題

  • 2026/3期売上高が176億円へ約16%減の計画で、需要減退が懸念される。
  • 大東建託など大手に比べ資本力で劣り、大規模案件の獲得が困難。
  • 不動産市況の悪化や金利上昇が業績に直結するリスクを抱える。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がヤマイチエステート

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11783fantasista83億円
23246コーセーアールイー72億円10.2倍
35533エリッツホールディングス71億円9.5倍
43277サンセイランディック69億円8.8倍
53241ウィル69億円7.3倍
62984ヤマイチエステート67億円11.8倍
72991ランドネット65億円5.7倍
83495香陵住販64億円7.3倍
93293アズマハウス62億円12.3倍
108891AMGホールディングス61億円5.1倍
113280エストラスト57億円4.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

不動産仲介業として創業した1989年

1989年6月、和歌山県和歌山市本町において、資本金500万円でヤマイチエステート株式会社を設立。当初は不動産仲介を主たる事業とした。1991年6月に本社を和歌山市太田三丁目へ移転。1993年5月には住宅用地の開発と販売を開始し、事業の幅を広げた。翌1998年3月には建築工事部門を新設し、建築請負事業に参入。1999年10月には賃貸用不動産を取得し、不動産賃貸事業を開始した。設立から10年で仲介、開発、建築、賃貸の4本柱を揃えた。

高齢者向け事業への進出と本社移転の2000年代

2005年11月、和歌山県海南市の不動産を取得し、フルリノベーションを施して高齢者向けマンション「ウェルネス・コート」に名称変更。2006年5月には同事業を主とする子会社株式会社ウェルネス・コートを設立。2007年2月から同施設の賃貸・分譲販売を開始し、介護事業や温泉事業も手掛けた。2008年4月には郊外型商業施設の開発を始め、賃貸事業の営業エリアを和歌山県外へ拡大。2011年8月には自社住宅展示場「ヤマイチハウジング紀伊川辺住宅展示場」を開設し、住宅事業の販売力を強化した。

グループ再編と子会社化による事業拡大の2010年代

2013年2月、代表取締役社長の出資会社であったヤマイチハウジング株式会社、ダイヤモンドホーム株式会社、株式会社ウェルネス・コートの3社を株式交換により完全子会社化。同年7月には2つ目の住宅展示場「ヤマイチハウジング和歌山北住宅展示場」を開設。2014年9月には株式会社LIXIL住宅研究所の運営するGLホームのFCに加盟し、2×4工法の住宅販売を開始。2015年9月にヤマイチハウジング株式会社を吸収合併し、経営効率を高めた。2016年3月にはユニハイムエステート株式会社(旧ユニチカエステート)を完全子会社化し、マンション分譲事業に本格参入。2017年9月にはダイヤモンドホーム株式会社も吸収合併した。

本社移転と上場を果たした2020年代前半

2017年12月、本社を和歌山市太田二丁目から同市中ノ島の自社所有ビル「中之島801ビル」へ移転。2019年3月には産業用地の開発・販売を開始し、同年6月には子会社ユニハイムエステートが賃貸用不動産取得目的で株式会社グランドを完全子会社化。2021年3月、ユニハイムエステート株式会社を吸収合併し、商号をヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社へ変更。同時に大阪市中央区へ本社機能を移転。2022年6月、東京証券取引所スタンダード市場に上場し、資本市場からの資金調達が可能となった。

首都圏事業の強化とM&Aによる成長加速

上場後、首都圏での事業拡大を加速。2022年11月にニューライフサービス株式会社を子会社化し、マンション管理事業を開始。2023年1月には株式会社エルアンドビーを子会社化し、関東圏での店舗開発事業を拡大。2024年2月には富士物産株式会社を子会社化し、賃貸用不動産を取得。同年3月、首都圏での戸建住宅事業開始のため株式会社大成住宅と資本業務提携を締結し、19%の株式を取得。同年5月、不動産賃貸仲介・管理強化のため株式会社エスティリンクを子会社化。同年9月には大成住宅の株式81%を追加取得し完全子会社化し、戸建事業の基盤を固めた。

年表32件を開く

1980年代

  • 1989年6月創業不動産仲介を主たる事業として、和歌山県和歌山市本町において、ヤマイチエステート株式会社(資本金500万円)を設立。

1990年代

  • 1991年6月本社を和歌山県和歌山市本町から和歌山県和歌山市太田三丁目へ移転。
  • 1993年5月住宅用地の開発と販売を開始。
  • 1998年3月建築工事の部門を新設し、建築請負を開始。
  • 1999年10月賃貸用不動産を取得し、不動産賃貸事業を開始。

2000年代

  • 2004年11月本社を和歌山県和歌山市太田三丁目から和歌山県和歌山市太田二丁目へ移転。
  • 2005年11月和歌山県海南市日方の不動産を取得後、フルリノベーションを実施し、高齢者向けマンション「ウェルネス・コート」と名称を変更。
  • 2006年5月高齢者向けマンション「ウェルネス・コート」の管理運営を主たる事業とする株式会社ウェルネス・コート(現連結子会社)を設立。
  • 2007年2月「ウェルネス・コート」の居住区画を高齢者向けのマンションとして賃貸、分譲販売を開始。また、同施設にて、介護事業等の高齢者向け事業及び温泉事業を開始。
  • 2008年4月郊外型商業施設の開発を開始し、不動産賃貸事業の営業エリアを和歌山県外へと拡大。

2010年代

  • 2011年8月自社住宅展示場である「ヤマイチハウジング紀伊川辺住宅展示場」を開設。
  • 2013年2月M&A代表取締役社長である山田茂の出資会社として設立したヤマイチハウジング株式会社(2001年8月設立)、ダイヤモンドホーム株式会社(2005年3月設立)、株式会社ウェルネス・コート(2006年5月設立)の3社を株式交換により完全子会社化。
  • 2013年7月自社住宅展示場である「ヤマイチハウジング和歌山北住宅展示場」を開設。
  • 2014年9月商品差別化を図るため、株式会社LIXIL住宅研究所の運営するGLホームのFCに加盟し、2×4工法の住宅販売を開始。
  • 2015年9月M&A経営効率を高める目的でヤマイチハウジング株式会社を吸収合併。
  • 2016年3月M&Aユニハイムエステート株式会社(旧株式会社ユニチカエステート)を完全子会社化し、マンション分譲事業を開始。
  • 2017年9月M&A経営効率を高める目的でダイヤモンドホーム株式会社を吸収合併。
  • 2017年12月本社を和歌山県和歌山市太田二丁目より和歌山県和歌山市中之島(自社所有不動産「中之島801ビル」内)へ移転。
  • 2018年9月和歌山総合住宅展示場にGLホームモデルハウスを出展。
  • 2019年3月和歌山県和歌山市吐前にて産業用地を開発し販売開始。
  • 2019年6月M&Aユニハイムエステート株式会社が賃貸用不動産の取得を目的に株式会社グランドを完全子会社化。
  • 2019年10月M&Aユニハイムエステート株式会社が株式会社グランドを吸収合併。
  • 兵庫県西宮市にて約40,000㎡の分譲用宅地開発(夙川St Terrace秀麗の丘)を完成し、兵庫県での宅地販売を開始。

2020年代

  • 2021年3月M&Aユニハイムエステート株式会社を吸収合併し、ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社へ商号を変更。
  • 大阪市中央区に本社機能を移転。
  • 2022年6月上場東京証券取引所スタンダード市場へ上場。
  • 2022年11月M&Aニューライフサービス株式会社を完全子会社化し、マンション管理事業を開始。
  • 2023年1月M&A株式会社エルアンドビーを完全子会社化し、関東圏での店舗開発事業を拡大。
  • 2024年2月M&A賃貸用不動産の取得を目的に富士物産株式会社を完全子会社化。
  • 2024年3月首都圏での戸建住宅事業開始のため、株式会社大成住宅と資本業務提携契約を締結し、株式の総議決権の19%を取得。
  • 2024年5月M&A首都圏での不動産賃貸仲介・管理事業を強化するため株式会社エスティリンクを子会社化。
  • 2024年9月M&A首都圏での戸建住宅事業拡大のため、株式会社大成住宅の株式の総議決権の81%を取得し、同社を完全子会社化。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    首都圏への事業展開加速

    従来の近畿圏中心から首都圏への展開を加速し、需要の厚い都心部や交通利便性の高いエリアで用地取得を強化。供給戸数を積み上げ、同事業におけるプレゼンス向上を目指す。

  2. 02

    投資家向け収益用マンション開発

    一般分譲に加え、ワンルームタイプを中心とした一棟販売を推進。投資回収期間の短縮と資金効率向上、販売チャネル多様化による収益機会拡大を図る。

  3. 03

    用地取得力の強化と仕入多様化

    相続・権利調整案件やM&A提案など競争優位性を発揮しやすい用地を発掘。取得手法の多様化と仕入ルート拡充に努める。

  4. 04

    建設コスト上昇への対応強化

    素地からの開発力を活かした土地原価コントロールと案件選別の高度化で収益性を確保。工期の異なる複数プロジェクトの組み合わせでキャッシュインを平準化する。

  5. 05

    首都圏での事業管理体制の充実

    企画設計・販売管理体制を強化し、案件増加に対応。外部パートナーとの連携で効率的な販売体制を構築し、固定費抑制と機動的な販売戦略を両立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で184人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は597万円で、4期前と比べて+10.8%平均年齢は42.3歳、平均勤続年数は6.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月53941.36.3100
2023年3月53842.06.4112
2024年3月56941.86.8113
2025年3月58240.97.51701,059
2026年3月59742.36.81841,033

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
奈良パワーシティ — 奈良県奈良市2,151百万円
不動産開発・賃貸事業
レイクサイドガーデン — 滋賀県大津市1,510百万円
不動産開発・賃貸事業
ヤマイチPLAZAさくら夙川 — 兵庫県西宮市1,287百万円
不動産開発・賃貸事業
シェモア平野 — 大阪市平野区1,035百万円
不動産開発・賃貸事業
グランド西長堀 — 大阪市西区1,022百万円
不動産開発・賃貸事業
エンゼルプラザ瀬田駅前 — 滋賀県大津市569百万円
不動産開発・賃貸事業
サンシティ広瀬 — 和歌山県和歌山市410百万円
不動産開発・賃貸事業
ウェルネス・コート海南 — 和歌山県海南市359百万円
不動産開発・賃貸事業
シェモア平野駅前 — 大阪市平野区339百万円
不動産開発・賃貸事業
LBビル — 埼玉県熊谷市316百万円
全社共通 不動産開発・賃貸事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社 ウェルネス・コート(注)2
    和歌山県和歌山市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は176億円営業利益19億円前期と比べると減収増益で、売上が-15.8%、利益が+5.6%。

売上高
-15.8%
176億円
営業利益
+5.6%
19億円
純利益
-14.3%
6億円
営業利益率
10.8%
前期比 +2.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高314億円176億円
営業利益29億円19億円
純利益12億円6億円
1株あたり配当¥31¥31

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は56億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+250.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q351
2024年1Q1600.0−1
2024年2Q3026.72
2024年3Q34720.64
2024年4Q1218
2025年2Q8966.72
2025年4Q1201210.05
2026年2Q45−1−2.2−3
2026年4Q1312015.39
2027年1Q5647.11

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は42億円から176億円へ4.2倍に増えた。直近期の営業利益率は10.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年3月4266
ユニハイムエステート株式会社が賃貸用不動産の取得を目的に株式会社グランドを完全子会社化。
2019年3月4875
2020年3月1411813
ユニハイムエステート株式会社を吸収合併し、ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社へ商号を変更。
2021年3月150158
東京証券取引所スタンダード市場へ上場。
2022年3月1922616
株式会社エルアンドビーを完全子会社化し、関東圏での店舗開発事業を拡大。
2023年3月1862113
賃貸用不動産の取得を目的に富士物産株式会社を完全子会社化。
2024年3月2011913
2025年3月20918128.67
2026年3月176191210.86

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高176億円のうち、営業利益として残るのは19億円10.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.8%121億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.9%35億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.6%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.8%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.2pt
10.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.8pt
3.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比8.8pt
4.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが−85億円、投資CFが−15億円で、差し引きのフリーCFは−100億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は39億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月18−2611−825
2021年3月8−96−130
2022年3月50−11−303939
2023年3月−10−2735−3737
2024年3月18−2729−957
2025年3月−24−1018−3442
2026年3月−85−1598−10039

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は624億円。このうち返さなくてよい自己資本が141億円で、自己資本比率は22.5%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月231202118.5
2019年3月2402421610.1
2020年3月3635730615.8
2021年3月3836531816.9
2022年3月3798129821.3
2023年3月41310930426.3
2024年3月49112037124.4
2025年3月50713637126.8
2026年3月62414148322.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
51億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
110億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
483億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率15 / 40
収益力営業利益率22 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り131社中46位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中123位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
4.1%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.8%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
22.5%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-15.8%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.0%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥771で、1年前と比べて+12.2%過去52週の値幅のなかでは84%の位置にある。

¥771+1.0%1ヶ月+1.8%1年+12.2%時価総額67億円
過去52週の値幅
安値¥665高値¥791

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.8倍
PER (会社予想)5.7倍
PBR0.48倍
配当利回り4.02%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/31の終値は748円で、前日比+0.13%と小幅上昇。直近1ヶ月では+3.31%と堅調に推移。25日移動平均線(737.68円)を上回っており、短期的な上昇トレンド。75日線(718.13円)や200日線(715.09円)も上回り、中期的にも強気。52週高値791円、52週安値665円と、高値圏に位置。RSIは45.1と中立圏。出来高は7/9に23800株の出来高があったものの、その後は減少傾向で、直近は3100株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは11.45倍と同業界平均の14.14倍を下回り、PBRは0.46倍と非常に低い。配当利回りは4.01%で平均3.12%を上回り、配当性向39.5%と適正。一方、ROEは4.1%と低く、収益性には課題が残る。業績は横ばい傾向にあり、売上高は減少傾向。割安ではあるが、収益力の弱さがバリュエーションの割安を正当化している可能性もあり、注視が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.8倍14.9倍
PER (予想)5.7倍
PBR0.48倍1.84倍
ROE4.1%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は売上高が高水準で推移しているが、2026年3月期は減収予想である。強気派は、高い配当利回りとPBRの低さを評価する。弱気派は、市況悪化による減収と利益率の低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高い配当利回り

    配当利回り4.01%と高水準。

  • PBR低位

    PBR 0.46倍と解散価値に近い。

  • 営業利益率向上

    2026/3期は営業利益率10.8%と前期から上昇見込み。

  • PBR0.46倍と解散価値割れ、資本改善期待通年影響

    PBR0.46倍、ROE4.1%。資本効率改善策が評価されれば株価修正の余地。

  • 営業利益率8.61%→10.8%と改善傾向2026年3月期影響

    売上高176億円でも営業利益19億円、利益率10.8%(前期8.61%)と収益構造が強化。

  • 配当利回り4.01%が下値支える継続影響

    配当利回り4.01%、株価748円。PBR0.46倍と合わせ株主還元が意識される。

  • 2期連続の営業増益で収益安定通年影響

    2025年3月期18億円→2026年3月期19億円と営業利益が増加。

マイナスに働く材料7
  • 減収予想

    2026/3期売上高176億円と前期から減少予想。

  • 純利益減少

    2026/3期純利益6億円と前期7億円から減少見込み。

  • 不動産市況依存

    住宅市場の動向に業績が左右される。

  • 売上高209億円→176億円と減少2026年3月期影響

    売上高176億円、前期209億円から約16%減。事業縮小が続く。

  • 純利益7億円→6億円と減益2026年3月期影響

    純利益6億円、前期7億円。営業増益も最終減益。

  • 外国人保有0.3%で需給が薄い継続影響

    外国人保有比率0.3%と極めて低く、物色資金が入りにくい。

  • ROE4.1%と資本効率の低さ継続影響

    ROE4.1%と低位。PBR0.46倍は低収益が原因でもあり、改善策が乏しい。

次の決算で確かめる点
受注高
将来の売上高の先行指標となるため。
販売戸数
分譲住宅の販売動向を確認するため。
契約率
マーケティング力と市場環境を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり31で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.02%。

年間配当
¥31
1株あたり
配当利回り
4.02%
いまの株価に対して
配当性向
39.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年3月3319.9
2025年3月30−9.130.0
2026年3月300.039.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥31

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,918人。区分でいちばん多いのは事業法人53.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.9%を占め、残る46.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人37.528.863.555.353.9
個人・その他62.564.633.642.944.5
証券会社3.20.20.21.3
外国法人0.90.60.70.2
外国人個人0.10.00.10.1
金融機関2.32.10.8

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01Ys' Assortment株式会社46.13
02ウィル・アセット株式会社5.77
03山田 茂3.50
04堂村 眞由美3.07
05鈴木 孝1.47
06小川 由晃1.15
07田中 智弘1.15
08後和 信英0.69
09鳥毛 克義0.63
10大岩 徳成0.59

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−94%、1株純資産は9期で−56%。直近期のROEは4.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年3月1,0833,67334.2
2019年3月8934,54921.7
2020年3月2381,07824.9
2021年3月1511,22313.11.7
2022年3月3011,52021.96.7
2023年3月1941,51713.84.814.9
2024年3月1751,66511.05.719.9
2025年3月811,5895.39.330.0
2026年3月651,6194.110.739.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額127百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山田茂代表取締役社長694,803,400
山田裕之専務取締役 経営企画本部長446,800
國定主征常務取締役 不動産事業本部長5723,400
園田賢志取締役 管理本部長565,900
川上確取締役501,700
谷口博則取締役 監査等委員661,000
松原広幸取締役 監査等委員451,000
寺戸高史取締役 監査等委員451,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4103610927
社外取締役4162185

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,432字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは当社及び連結子会社(株式会社ウェルネス・コート、ニューライフサービス株式会社、株式会社エルアンドビー、株式会社エスティリンク、株式会社大成住宅)、非連結子会社(野上電鉄株式会社)の計7社で構成されており、不動産開発を通じて、土地の価値が最大限に発揮される可能性を追求する事業に取り組んでおります。特に地権者調整が複雑な素地(宅地開発が必要な農地等)からの開発プロジェクトの経験値と、自社において用地取得から宅地造成そして売却又は長期保有までフルラインでカバーしている点をコア・コンピタンスと位置付けております。 当社グループの不動産開発は「土地を起点とした発想」でプロジェクトを構築し、中長期的なキャッシュ・フローが最大化する出口戦略に基づいて事業を推進するため、年度ごとに各セグメントの業績への寄与率が変動する特徴があります。 当社グループは、開発した不動産の用途と収益形態に応じて、①商業施設や共同住宅等の賃貸用不動産の保有により賃料収入を得る「不動産開発・賃貸事業」、②住宅用地や産業用地の分譲販売、戸建並びに店舗事務所の建築を行う「不動産開発・販売事業」、③マンションの企画開発、分譲販売並びに管理業を行う「マンション事業」、④高齢者向けサービス事業等を行う「その他の事業」の4事業に区分して展開しております。 なお、各セグメントにおける主要な関係会社の名称等は「4 関係会社の状況」に記載のとおりであります。 (1)不動産開発・賃貸事業 当該事業は、主に賃貸用不動産の開発・取得及び賃貸を行う事業であり、各不動産が生み出す長期的なキャッシュ・フローを基盤とした賃料収入を主たる収益源としております。また、開発後の売却によるキャピタルゲインの獲得も行っております。 本事業は、長期保有による安定的な収益の確保を基本としつつ、市況や金利動向等を踏まえ、保有・売却を機動的に判断する特性を有しております。 特定の用途に偏らない分散投資を基本とし、共同住宅、商業施設、オフィスビル及び駐車場等を保有しております。開発エリアは、近畿圏及び首都圏を中心に展開しており、近年は地方中核都市にも進出しております。 当社グループは、用地取得から開発、運用、売却までを一貫して手掛ける体制を強みとしており、各プロジェクトの投資判断にあたっては、長期的なキャッシュ・フロー及び利回り水準を重視しております。 また、一般的な不動産の自社保有に加えて、複数の土地所有者から土地を賃借し、一団の土地としてテナント企業に転貸(サブリース)する形態も扱っております。 (2)不動産開発・販売事業 当該事業は、主に住宅用地の開発・販売や企業向けの産業用地の開発・販売を行っており、住宅用地の分譲販売に加え、戸建住宅の一般建築請負及び建売住宅の販売、並びにテナントのオーダーに基づく店舗建築を行っております。 本事業は、住宅関連事業による安定的な売上の確保を基盤としつつ、産業用地の開発・販売により高い収益を獲得する構造を有しております。住宅関連事業は比較的収益性が限定的である一方、産業用地の販売は案件規模が大きく収益性が高い反面、開発案件の進捗や市況の影響を受けやすく、業績は年度ごとに変動する傾向があります。 住宅用地の分譲販売は、近畿圏及び埼玉県内を主要エリアとしておりますが、近年は東京都内においても戸建分譲事業を展開しております。戸建建築については、木造軸組み工法(注1)及び2×6工法(注2)を採用し、幅広い顧客ニーズと価格帯に対応した商品ラインナップを有しております。 産業用地の販売は、倉庫、物流拠点や工場等の用途に適した用地の取得・開発を行い、自社又は仲介業者を介して販売しております。 (注1)柱(縦の構造材)に梁(横の構造材)などの軸組みで支える工法のこと。 (注2)フレーム状に組まれた木材の骨組みに合板を打ちつけたものをパネル化し、それらを壁・床・天井に使う枠組壁工法の一種。 (3)マンション事業 当該事業は、主に分譲マンションの企画開発及び分譲販売を行う事業であり、ファミリー層を中心とした一次取得者を主要顧客としております。事業は、用地取得から企画・開発、販売、引渡しまでを一貫して行い、竣工・引渡しのタイミングで収益を計上するビジネスモデルであります。 本事業は、プロジェクト単位で収益を計上する特性から、用地取得や開発進捗の状況に応じて業績が変動する傾向があります。 事業エリアは、大阪市を中心とした近畿圏の駅近接立地及び首都圏としており、これらのエリアを中心に用地取得を進めております。 自社ブランドとして、ミドル~アッパークラスをターゲットとした「ユニハイム」及びハイエンドブランドである「ユニハイムエクシア」を中心に展開するとともに、内装のオーダー対応オプション「Only-I」により商品差別化を図っております。さらに、都市型コンパクトマンションブランド「アウラ」を展開し、顧客層及び商品ラインナップの拡充を進めております。 また、一般顧客向け分譲に加え、投資家や事業者向けに一棟販売等を行うマンション開発にも取り組み、投資回収期間の短縮化と収益機会の多様化を図っております。 このような事業運営のもと、当社グループは、用地取得力及び商品企画力を強みとし、各地域の需要特性に応じたマンション開発を推進しております。 (4)その他の事業 当該事業は、シニア向けマンションの賃貸・分譲・管理運営、訪問介護や居宅介護支援サービス、和食飲食店の運営及び温泉施設運営等により構成されております。また、当社の不動産関連ビジネスに付随して、損害保険代理店業、当社保有地の太陽光発電による売電事業による収益が含まれております。 [事業系統図] 事業の系統図は次のとおりです。 ヤマイチエステートグループ (YUEG)
経営方針・対処すべき課題5,414字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)企業理念と経営の基本的な方針 当社グループは、不動産事業を通じた「街づくり」と「地域活性化」を使命と考え、「人々が"安心"して住める街づくり」・「人々が"快適"に暮らせる街づくり」・「人々が"満足"する街づくり」を通して、地域の発展とそこに住む人々の幸せを追求することを企業理念に掲げております。 当社グループは、事業用不動産の取得(入口)~開発(商品化)~販売・賃貸(出口)までを縦断的にフルラインで扱う少数精鋭の専門家集団としての特徴を基盤とし、不動産業の一部領域に特化するのではなく、社会構造の変化、経済の動向、国策の転換等に応じて、柔軟に経営資源の選択と集中を行い、長期にわたり安定的成長を続けていくことを目指しております。 (2)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、日本銀行による段階的な利上げ実施に伴い「金利のある世界」が定着し、経済社会構造の大きな転換期となりました。雇用・所得環境の改善を背景に内需は底堅く推移したものの、為替変動や原材料価格の高止まりが続くなど、先行き不透明な状況が継続しております。 不動産市場においては、当社が今後の成長分野として重点を置く首都圏と、事業基盤の確立された近畿圏とで、市場の二極化が一段と加速しております。 ・首都圏市場: 当社が事業基盤を拡大している首都圏においては、物件価格の高騰が続く一方で、利便性の高い都市近郊での住宅取得ニーズは依然として根強いものがあります。しかし、急激な価格上昇に対し実需層の購買力が限界に達しつつある中、市場では「高値止まり」感も広がっています。このような環境下、当社は徹底したコスト管理と商品企画の工夫及び適正な利益設定に基づき、上昇傾向にある市場環境下でも一次取得層が検討可能な価格帯での供給を継続した結果、成約状況は堅調に推移しています。当社の売上構成において、同エリアのプレゼンスは着実に高まっております。 ・近畿圏市場: 近畿圏においては、大阪都心部の再開発エリアやインバウンド需要の恩恵を受ける特定エリアでは底堅さが見られる一方、郊外部や地方都市においては、価格高騰と金利上昇懸念から住宅取得意欲が慎重になる傾向が見られます。エリア選別の重要性は一層高まっている状況にあります。 ・供給面の課題: 建設業界における人手不足や労務費の上昇に加え、いわゆる「2024年問題」(時間外労働規制の適用)の影響により、工期の長期化が顕著となっております。また、ZEH等の環境基準への対応コストも重なり、供給単価を下支えする構造的要因となっております。 このような環境下、当社は市場の成長性が高い首都圏への展開を加速させるとともに、近畿圏においては立地選別を一層徹底するなど、地域特性に応じた機動的な事業展開を推進してまいります。 (3)経営戦略 当社グループは、土地の価値を最大化する不動産開発を基本方針とし、特定のエリアや用途に固執することなく、将来性のある優良地を見極め、中長期的な収益の最大化を追求しております。 土地の価値に対する分析力と、その価値を最大限に引き出す企画力を強みとし、社会経済情勢やニーズの変化に即応した付加価値の高い不動産の供給を推進しております。特に、素地からの不動産開発については、土地ごとの個別性が高く専門的知見を要する分野であり、当社グループの競争優位の源泉となっております。このノウハウを活用し、近畿圏における基盤の強化とともに、首都圏への展開を加速することで、持続的な成長を目指しております。 また、不動産開発においては、用地取得から売上計上までのリードタイムが異なる複数のプロジェクトを組み合わせて展開しております。短期案件から中長期案件までをバランスよく組成することにより、継続的なキャッシュインを確保し、収益の安定化と成長の両立を図っております。 事業ごとの具体的な施策は以下のとおりであります。 ① 不動産開発・賃貸事業 当事業では、長期保有による安定的な賃貸収益の積み上げを基本とし、継続的なポートフォリオの拡充を図っております。投資判断にあたっては、保有期間におけるキャッシュ・フローを重視し、安定収益の確保を優先しております。 賃貸用不動産の取得については、既存収益不動産の取得と、素地からの開発の双方を組み合わせて推進しております。既存物件の取得においては、収益性の高い不動産を厳選して取得し、設備更新やテナント管理等によるバリューアップを通じて収益性の向上を図っております。一方で、素地からの開発においては、ロードサイドを中心とした商業施設開発等に取り組み、長期の賃貸契約を前提とした安定収益の確保を目指しております。 また、開発初期段階からテナント誘致を進めることで在庫リスクの低減を図るとともに、保有資産については市況に応じて売却も選択肢とし、資金効率の向上を図っております。 ② 不動産開発・販売事業 当事業では、住宅関連事業による安定的な売上の確保を基盤としつつ、産業用地の開発・販売により高収益の獲得を目指しております。 戸建分譲においては、分譲地の開発・販売と建築請負、建売販売を組み合わせた製販一体のビジネスモデルを採用し、継続的な供給を通じて安定した売上の確保を図っております。一方で、産業用地の開発・販売は、案件規模が大きく高い収益性が期待できる反面、開発期間や市況の影響を受けやすく、業績が変動する特性を有しております。 産業用地については、物流・倉庫・工場等の用途に適した土地を選定し、素地からの開発力を活かすことで付加価値の高い土地供給を実現し、収益性の向上を図っております。 ③ マンション事業 当事業では、用地取得から企画・開発、販売、引渡しまでを一貫して行う分譲マンション事業を展開しており、プロジェクト単位で収益を計上するビジネスモデルであります。このため、用地取得や開発進捗の状況に応じて業績が変動する特性を有しております。 今後の成長戦略として、従来の近畿圏中心の事業展開から、首都圏への展開を加速させ、事業ポートフォリオの転換を進めてまいります。特に、需要の厚い都心部及び交通利便性の高いエリアにおける用地取得を強化し、供給戸数の着実な積み上げを図ることで、同エリアにおけるプレゼンスの向上を目指しております。 また、従来の一般顧客向け分譲マンションに加え、投資家向けの収益用マンション開発にも注力しております。具体的には、ワンルームタイプを中心とした一棟販売を推進することで、投資回収期間の短縮と資金効率の向上を図るとともに、販売チャネルの多様化による収益機会の拡大を進めております。 これらの取り組みにより、分譲マンション事業における収益基盤の強化とともに、事業の成長性と安定性の両立を図ってまいります。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、不動産開発を基礎とした事業展開を行っており、不動産の仕入から販売に至るまでをフルラインでカバーすることで高い収益性を達成することを目指しており、目標達成状況を判断する材料として、自己資本当期純利益率(ROE)を客観的な指標としております。また、当社グループでは賃貸不動産の積み上げを戦略の中心としていることに加えて、近年ではM&Aを活用した業容拡大を図っているため、償却額が増加傾向にあります。償却前の収益力の拡大を評価するために、EBITDAに関しても重要な指標としてモニタリングしております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 建設コストの上昇及びプロジェクト遅延への対応 円安基調やエネルギー価格の変動等を背景とする資材価格の高止まりに加え、建設業界における深刻な人手不足、時間外労働の上限規制の定着等により、建設コストの上昇や工期の長期化が継続しております。 このような環境下においては、用地取得段階における原価形成や開発プロセスの最適化の巧拙が、事業者間の競争力の差として顕在化するものと認識しております。当社グループは、素地からの開発力を活かした土地原価のコントロール及び案件選別の高度化により、コスト上昇局面においても収益性を確保できる体制の強化を図っております。 また、工期の異なる複数のプロジェクトを組み合わせることによりキャッシュインの平準化を図るとともに、販売価格及び賃料の機動的な見直しを行うことで、収益の安定化と成長の両立を推進してまいります。 ② 優秀な人材の確保及び育成 不動産開発においては、用地取得、企画開発、販売等の各機能において高い専門性を有する人材の確保及び育成が、競争力の源泉になるものと認識しております。 当社グループでは、配置転換や部門横断的なキャリア形成を通じて、多様な業務に対応可能な人材の育成を進めるとともに、経験豊富な外部人材の採用を積極的に推進しております。これにより、事業領域の拡大や新規市場への進出に対応できる組織体制の強化を図っております。 人材の質の向上は、開発案件の精度及び収益性の向上に直結することから、中長期的な成長基盤を支える重要な経営課題として取り組んでまいります。 ③ 開発用地の取得力の強化 当社グループの不動産開発においては、土地部分から得られる収益の確保が重要であり、優良な開発用地を適切な条件で取得することが成長の基盤になると考えております。 特に、地価の上昇基調が継続する中、既成市街地における用地取得競争は一層厳しさを増していることから、相続や権利調整を要する案件、事業承継に課題を有する企業に対する不動産取得を目的としたM&Aの提案、開発許可取得に工夫を要する案件等、競争優位性を発揮しやすい開発用地の発掘を推進してまいります。 また、案件ごとのリスク・リターンを慎重に見極めながら、取得手法の多様化及び仕入ルートの拡充に努めてまいります。 ④ 首都圏における事業基盤の強化 当社グループの持続的な成長のためには、近畿圏に加え、市場規模の大きい首都圏における事業展開の強化が重要であると認識しております。 首都圏においては、用地取得に関する体制整備を進めておりますが、今後、一定件数の案件を継続的に推進していくためには、企画設計機能及び販売管理機能の充実が課題であります。特に、分譲マンション及び戸建開発においては、案件数の増加に対応可能な企画体制の構築に加え、販売の統括、重要事項説明及び契約書管理等を適切に遂行するための社内管理体制の強化を進めることで、事業運営の精度向上及び収益性の改善を図ってまいります。 一方で、販売活動については、首都圏における多様な販売チャネルを活用し、外部パートナーとの連携を柔軟に行うことで、効率的な販売体制の構築を進めてまいります。これにより、固定的なコストの抑制と機動的な販売戦略の両立を図ってまいります。 これらの取組みにより、首都圏における事業基盤の強化と案件対応力の向上を実現し、収益機会の拡大につなげてまいります。 ⑤ 金利上昇リスクへの対応及び資金調達の最適化 当社グループは、不動産開発に伴う資金需要の多くを金融機関からの借入れに依存していることから、金利上昇は資金コストの増加要因となります。 一方で、金利環境の変化は資産価格や投資判断にも影響を与えるため、資産回転や投資規律の重要性が一層高まる局面にあると認識しております。当社グループでは、案件ごとの投資効率を重視するとともに、保有不動産の入替えや売却による資金回収を適切に行うことで、財務の健全性及び資金効率の向上を図っております。 また、資金調達手段の多様化を推進し、財務基盤の安定性を確保しながら、成長投資とのバランスの最適化に努めてまいります。 ⑥ 資本コスト及び株価を意識した経営の推進 当社グループは、中長期的な企業価値向上の実現に向けて、資本コスト及び資本収益性を意識した経営を一層推進してまいります。 そのため、成長投資、株主還元及び財務健全性のバランスを踏まえた経営資源配分を行うとともに、資本収益性の向上及び市場評価の改善に向けた取組みを継続してまいります。 加えて、株主・投資家との建設的な対話を推進し、当社グループの成長戦略、資本政策及び経営指標に関する開示の充実を図ることで、当社グループの中長期的な成長可能性に対する理解の向上に努めてまいります。 ⑦ 地政学的リスクへの対応(中東情勢等) 中東地域をはじめとする地政学的リスクの高まりは、エネルギー価格、為替動向等を通じて、当社グループの事業環境に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいては、エネルギー価格、為替動向及び資材調達環境の変化を注視し、案件ごとの収支管理の徹底、販売価格・賃料設定の機動的な見直し、投資判断の厳格化等により、外部環境の変化に柔軟に対応してまいります。
事業等のリスク2,318字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)社会経済情勢及び金融環境の変動について 当社グループの事業は、景気動向、個人消費、金利、地価・不動産需要、各種税制及び補助制度等の影響を受けます。 また、中東地域における地政学的リスクの高まり等により、エネルギー価格や為替動向、資材調達環境が変動した場合、当社グループの事業環境に影響を及ぼす可能性があります。 これらの要因により、不動産需要の減退や資金調達コストの上昇等が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)開発用地の取得について 当社グループの事業においては、賃貸又は分譲販売に用いる優良な土地を継続的に取得することが重要であります。今後、良質な不動産情報の入手が困難となる場合や、地価上昇等により収益性の確保が困難となる場合には、事業展開の制約要因となる可能性があります。 (3)原材料・資材価格及び建設コストの変動について 当社グループは、建築資材(木材、鉄材、セメント等)を使用しており、これらの価格は市況、需給、為替等の影響を受けます。これらのコスト上昇について、仕様の見直し、代替品の確保、販売価格への転嫁その他の対応によっても十分に吸収できない場合には、販売利益の圧縮や営業計画の見直しが必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)外注企業への依存について 当社グループは、設計、施工、開発業務等の一部について外注企業を活用しております。外注企業の確保が困難となった場合や、施工不良、契約不履行、経営不振等が発生した場合には、工期遅延やコスト増加等により、事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 (5)品質管理及び契約不適合について 当社グループが供給する不動産について、引渡後に契約不適合が判明した場合、損害賠償や補修対応等の費用負担が発生する可能性があります。 また、当社グループの信用低下につながることにより、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)賃貸事業における稼働率について 賃貸用不動産においては、テナントの退去や入居競争の激化により稼働率が低下する可能性があります。 また、賃料の引下げ等が必要となる場合、収益性に影響を及ぼす可能性があります。 (7)不動産の引渡時期等による業績変動について 当社グループの開発・販売事業においては、物件の引渡時期により売上及び利益が変動します。物件の引渡時期偏重により、期間損益に影響を及ぼす可能性があります。 (8)開発プロジェクトの遅延及び中止について 当社グループの開発事業は、用地取得、許認可取得、施工、販売等の複数の工程を経るため、遅延や中止のリスクを有しております。近隣住民との調整、許認可の取得遅延、工期の長期化等が生じた場合、収益計上時期の遅延や事業採算に影響を及ぼす可能性があります。 (9)エリア展開及び市場集中について 当社グループの事業は、近畿圏を中心とした地域に一定程度集中しております。当該地域における経済環境の悪化や人口動態の変化、大規模災害の発生等により、不動産需要が低下した場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、新たな営業エリアにおいては、競争環境や事業実績の蓄積不足により、想定通りの事業展開ができない可能性があります。 (10)人材の確保及び育成について 当社グループの事業には、高度な専門知識と経験を有する人材が不可欠であります。人材の確保及び育成が計画通りに進まない場合や、重要人材の流出が生じた場合には、事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (11)法的規制について 当社グループは、不動産業、建設業等に関連する各種法規制の適用を受けております。許認可の取消しや更新不許可、法規制の変更等が生じた場合には、事業活動に制約が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)財務体質及び資金調達について 当社グループは、不動産取得資金の多くを金融機関からの借入に依存しており、有利子負債の割合が高い水準にあります。金利上昇や金融環境の変化により資金調達コストが増加した場合や、十分な資金調達が困難となった場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)保有資産の価値下落及び減損について 不動産市況の悪化等により保有資産の価値が下落した場合には、評価損又は減損損失の計上が必要となる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 災害等について 地震、風水害その他の自然災害又は感染症の流行等が発生した場合には、営業活動の停滞、工事の中断、保有資産の毀損等に加え、サプライチェーンの混乱等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15)その他のリスク(訴訟・個人情報・M&A等) 各種取引に関する紛争や訴訟リスク、個人情報漏洩リスク、並びにM&Aにおける計画未達やのれん減損等のリスクが存在します。これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,526字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ11,731,806千円増加し、62,427,464千円となりました。 その主な要因は、仕掛販売用不動産が10,057,913千円増加したこと及び販売用不動産が652,272千円増加したこと並びに有形固定資産が827,887千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ11,259,277千円増加し、48,312,328千円となりました。 その主な要因は、借入金が10,093,018千円増加したこと及び買掛金が297,081千円増加したこと並びに未払法人税等が284,763千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ472,529千円増加し、14,115,135千円となりました。 その主な要因は、利益剰余金が303,709千円増加したこと及び譲渡制限付株式報酬としての新株発行により資本金及び資本剰余金がそれぞれ42,750千円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げの継続やインバウンド需要の回復を背景に、個人消費は底堅く推移いたしました。一方で、物価上昇の影響による実質所得の伸び悩みや、金融政策正常化の進展に伴う金利上昇圧力が見られるなど、景気の先行きには引き続き留意が必要な状況となりました。また、企業における設備投資意欲は堅調であるものの、為替動向や資源価格の変動が収益環境に影響を及ぼす局面も見られました。 不動産市場におきましては、都市部を中心に引き続き価格は高水準で推移いたしました。特に都心部においては、国内外の投資資金の流入や再開発案件の進展を背景に、供給が限定的な中で需要が堅調に推移し、需給は引き締まった状態となりました。一方で、金利上昇の影響による資金調達コストの増加や、建設コストの高止まりは、開発計画や投資判断に影響を及ぼしております。また、地方エリアにおいては、人口動態や所得環境を背景とした需要の二極化が一層顕著となり、市場環境は地域ごとに差異が見られる状況となりました。 当社グループは、不動産開発を通じて、土地の価値が最大限に発揮される可能性を追求する事業に取り組んでおり、特定の建物用途に固執せず、「土地を起点とした発想」で中長期的なキャッシュ・フローの最大化ができるように、時代の変化に応じて柔軟な事業展開を行っております。不動産売却による利益の一部は、賃貸用不動産の獲得に投資し、安定収益の上積みを継続することを基本戦略としております。 当社グループは、開発した不動産の用途と収益形態に応じて、①商業施設や共同住宅等の賃貸用不動産の保有により賃料収入を得る「不動産開発・賃貸事業」、②戸建用地や産業用地の分譲販売と建築を行う「不動産開発・販売事業」、③マンションの企画開発及び分譲販売を行う「マンション事業」、④高齢者向けサービス事業等を行う「その他の事業」の4事業に区分して展開しております。 このような状況の下、当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高17,638,530千円(前年同期比15.6%減)、営業利益1,929,047千円(前年同期比10.0%増)、経常利益1,179,153千円(前年同期比3.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益564,593千円(前年同期比17.3%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (不動産開発・賃貸事業) 当セグメントにおきましては、保有する賃貸用不動産の稼働が堅調に推移しました。奈良県桜井市において新たに開発した商業施設が新規オープンし、収益獲得に寄与しました。 これらの結果、セグメント売上としては3,273,561千円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益は1,037,823千円(前年同期比5.9%増)となりました。 (不動産開発・販売事業) 当セグメントにおきましては、不動産開発・販売事業では、戸建住宅においては、資材や商品仕様の見直しを進めたこと等により建物原価は前年に比べて低下し、利益率の改善に寄与しました。一方で、子会社の株式会社大成住宅における戸建販売数が想定を大きく下回りました。 法人向け不動産販売においては、前年に取得した開発用不動産の権利調整が想定より前倒しで進捗したことにより、当期の販売が実現いたしました。 これらの結果、セグメント売上としては8,288,941千円(前年同期比50.5%増)、セグメント利益は2,115,440千円(前年同期比261.9%増)となりました。 (マンション事業) 当セグメントにおきましては、例年に比べて竣工物件が少なく、供給可能数が限定的であったことに加えて、一部の分譲プロジェクトについて販売ペースが想定を下回りました。 これらの結果、セグメント売上としては5,770,527千円(前年同期比51.8%減)、セグメント利益は93,388千円(前年同期比92.2%減)となりました。 (その他の事業) 当セグメントにおきましては、シニア事業での高齢者向け賃貸マンションの稼働が堅調に推移しました。一方で、レジャー事業については店舗の改装を行うために一定期間休業をしたことから、前年比で減収となりました。 これらの結果、セグメント売上としては305,499千円(前年同期比6.5%増)、セグメント利益は60,015千円(前年同期比10.0%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ283,105千円減少し、3,895,862千円(前連結会計年度末比6.8%減)となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、使用した資金は8,499,635千円(前年同期は2,367,633千円の支出)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益1,113,024千円及び減価償却費652,274千円であり、主な減少要因は棚卸資産の増加額10,710,186千円及び法人税等の支払額305,541千円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、使用した資金は1,540,821千円(前年同期は1,009,627千円の支出)となりました。主な増加要因は、定期預金の減少額282,935千円であり、主な減少要因は、固定資産の取得による支出1,839,013千円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、得られた資金は9,757,351千円(前年同期は1,826,760千円の収入)となりました。主な増加要因は、長期借入れによる収入9,346,344千円及び短期借入金の純増加額7,207,721千円であり、主な減少要因は、長期借入金の返済による支出6,461,047千円であります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが営む事業では、生産実績を定義することが困難であるため「生産実績」は記載しておりません。 b.受注実績 当社グループでは、受注生産として、注文建築の請負工事が該当しますが、金額の重要性が低いため「受注実績」としての記載は省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比 不動産開発・賃貸事業   3,273,561   3.9% 不動産開発・販売事業   8,288,941   50.5% マンション事業   5,770,527   △51.8% その他の事業   305,499   6.5% 合計   17,638,530   △15.6% (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 南海電気鉄道株式会社   -   -   2,403,947   13.6 (注)南海電気鉄道株式会社は、2026年4月1日付で株式会社NANKAIに商号変更しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、特に下記の会計方針が連結財務諸表作成に係る重要な見積りの判断等に影響を及ぼすと考えております。 a.賃貸不動産(固定資産)の減損 当社グループは、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、減損の要否を検討しております。将来の事業計画や市場環境の変化により、減損の兆候が発生した場合、減損損失を計上する可能性があります。 なお、当連結会計年度末の賃貸不動産(固定資産)の減損に関する算定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 b.繰延税金資産 当社グループの繰延税金資産については、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断し計上しております。市場環境の変化等により課税所得の見積り額が変動した場合や、税制改正により実効税率が変更された場合及び将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。 c.販売用不動産の評価 当連結会計年度末の販売用不動産の評価に関する見積りに用いた仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項」に記載のとおりであり、当連結会計年度末の販売用不動産の評価に関する算定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討 (売上高) 当連結会計年度における売上高は17,638,530千円(前年同期比15.6%減)となりました。これは主に、マンション事業において、ファミリー向けの分譲マンション119戸(前期238戸)の引渡しを中心とする売上高が5,770,527千円(前年同期比51.8%減)、不動産開発・販売事業において、戸建用土地販売102区画(前期97区画)・建物販売87棟(前期76棟)・店舗建築販売3棟の引渡しをしたこと、及び法人向け不動産の販売をしたことにより売上高8,288,941千円(前年同期比50.5%増)を計上したことによるものであります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は12,179,526千円(前年同期比22.5%減)となりました。これは主に売上高の減少に伴う原価の減少によるものであります。 この結果、売上総利益は5,459,004千円(前年同期比5.3%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は3,529,956千円(前年同期比2.9%増)となりました。これは主に、住宅・マンションの売上戸数に応じた広告宣伝費や販売促進費等の変動費用が増加したこと及び子会社の取得に伴いのれんが発生したことで、のれん償却費が増加したことによるものであります。 この結果、営業利益は1,929,047千円(前年同期比10.0%増)となりました。 (営業外損益、経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は84,048千円(前年同期比25.4%減)となりました。これは主に定期保険解約による受取保険金の減少によるものであります。また、営業外費用は833,942千円(前年同期比28.3%増)となりました。これは主に、物件の仕入れに伴う借入の支払利息及び支払手数料の増加によるものであります。 この結果、経常利益は1,179,153千円(前年同期比3.1%減)となりました。 (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における特別利益は66,749千円(前年同期比53.0%増)となりました。これは、固定資産の売却に伴う固定資産売却益の増加によるものであります。また、特別損失は132,878千円(前年同期比126.7%増)となりました。これは主に、減損損失の計上によるものであります。 当連結会計年度における法人税等合計は539,146千円(前年同期比6.0%増)となりました。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は564,593千円(前年同期比17.3%減)となりました。 b.当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 c.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度中におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、販売用及び賃貸用不動産の取得資金であります。その所要資金については自己資金、金融機関からの借入及び社債発行等により調達しており、案件ごとに調達条件を検討して決定しております。 ③ 財政状態の分析 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況について 当社グループは、不動産開発を基礎として、不動産の仕入から販売に至るまでをフルラインでカバーすることで高い収益性を達成することを目指しております。目標達成状況を判断する材料として、自己資本当期純利益率(ROE)を客観的な指標としております。 なお、過去2年間の自己資本当期純利益率(ROE)及びEBITDAは以下のとおりであります。 決算年月   2025年3月期   2026年3月期 自己資本当期純利益率(ROE)   5.3%   4.1% EBITDA   2,603,470千円   2,428,614千円

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出典

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