概要
アズマハウスは、和歌山県和歌山市に本社を置く中堅ハウスメーカーである。1977年に東不動産として創業し、2011年に現在の社名へ変更。注文住宅・建売住宅の販売、リフォーム、不動産賃貸管理、ホテル運営など、居住に関わる事業をワンストップで手掛ける。2026年3月期の連結売上高は116億円、従業員数は224名。東京証券取引所JASDAQに上場している。
五つの事業セグメントで構成される収益構造
アズマハウスは、事業を「不動産・建設事業」「不動産賃貸事業」「資産活用事業」「ホテル事業」「その他」の5区分で運営する。最大の売上源は不動産・建設事業で、分譲土地や建売住宅、注文建築などを扱う。しかし、利益の柱は不動産賃貸事業である。2024年3月期のセグメント利益は不動産賃貸事業が1,123百万円と全体の約85%を占め、安定したキャッシュを生み出している。一方、不動産・建設事業のセグメント利益は106百万円と低く、収益性の改善が課題となる。
和歌山県を核に大阪府へ拡大する営業拠点
営業拠点は和歌山県内に集中している。不動産・建設事業では和歌山市に3支店、岩出市と大阪狭山市に各1支店を構える。不動産賃貸事業では和歌山市に4支店、岩出市と橋本市に各1支店を設置。また、大阪府堺市にはかつて支店を設けたが、2015年に狭山金剛店へ統合した。グループ全体では、東京都葛飾区に連結子会社の興國不動産株式会社を置き、首都圏での不動産仲介・賃貸管理事業にも進出している。
グループ会社とM&Aによる事業領域の拡大
アズマハウスは、持株会社制を採らず、直接子会社を保有する形態をとる。主要な連結子会社として、賃貸債務保証を担うアズマファイナンシャルサービス株式会社(2017年設立)、東京都内で事業展開する興國不動産株式会社(2017年株式取得)がある。さらに2020年にはアイワグループ(株式会社賃貸住宅センター、株式会社シージェーシー管理センター、株式会社アイワライフネット)の株式を取得し、子会社化した。これらの買収により、賃貸管理業務の規模拡大とエリア拡大を図っている。
経営指標に掲げる収益性と安全性の目標
同社は経営上の目標として、売上高経常利益率8%以上、自己資本比率40%以上を掲げる。2024年3月期の実績は売上高経常利益率7.9%(前年8.7%)、自己資本比率は開示されていないが、過去の財務数値から概ね目標に近い水準にあると推測される。しかし、2026年3月期の予想では売上高116億円、経常利益10億円と減収減益を見込んでおり、収益力の維持が課題となっている。
業界の中での役割は地域密着型不動産デベロッパー・ホテル運営者にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2017/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 不動産・建設 事業 | 88億円 | 71.0% | 10億円 | 11.4% |
| 不動産賃貸事業 | 18億円 | 14.5% | 7億円 | 38.9% |
| 土地有効活用 事業 | 10億円 | 8.1% | 1億円 | 10.0% |
| ホテル事業 | 8億円 | 6.5% | 1億円 | 12.5% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01不動産・建設主力
分譲土地、建売住宅、売建住宅、注文建築を主力に、不動産販売・仲介、リフォーム、保険代理、ローン事務代行等を地域密着型店舗で展開。
- 分譲土地販売
- 住宅用地として分譲する土地を販売。
- 建売住宅販売
- 建物付きの住宅を販売。
- 売建住宅販売
- 建築後に売却する住宅の販売。
- 注文建築
- 顧客の要望に応じた住宅を建築。
- 不動産仲介
- 不動産の売買・賃貸の仲介。
- リフォーム工事
- 中古住宅のリフォーム提案・工事。
02不動産賃貸準主力
不動産賃貸経営を主力に、賃貸管理・仲介を和歌山県内の複数拠点で展開。
- 不動産賃貸経営
- 賃貸物件を所有し賃料を得る事業。
- 不動産賃貸管理
- 賃貸物件の管理業務。
- 不動産賃貸仲介
- 賃貸物件の入居者紹介等の仲介。
03資産活用準主力
資産運用提案型賃貸住宅、建売賃貸住宅を和歌山県・大阪府で展開。
- 資産運用提案型賃貸住宅
- 資産運用目的の賃貸住宅を提案・販売。
- 建売賃貸住宅販売
- 賃貸用に建築した住宅を販売。
04ホテル・飲食副次
和歌山市内でビジネスホテルを3箇所運営し、焼肉店・カフェも運営。
- ビジネスホテル運営
- ビジネスホテルを3施設運営。
- 焼肉店
- 焼肉店を1店舗運営。
- カフェ
- カフェを1店舗運営。
05その他その他
東京都で不動産・賃貸管理業務のエリア拡大を目的に事業展開。
製品と技術
地域密着型の注文住宅と建売住宅
不動産・建設事業の主力商品は、注文住宅と建売住宅である。2024年3月期には注文住宅20棟、建売分譲住宅113棟、分譲土地211区画を販売した。同社は和歌山県の気候・風土に合わせた木造住宅の設計施工を強みとし、顧客ニーズに応じた仕様の見直しを随時行っている。また、建築物省エネ法の改正に対応し、省エネルギー基準に適合した住宅の提供にも注力する。
リフォームと中古住宅流通による循環型ビジネス
新築販売に加え、中古住宅の買取・販売・リフォームも手掛ける。2024年3月期には中古住宅32棟を販売し、リフォーム工事の請負も行った。同社は「土地有効活用事業」の一環として、空き家や遊休地を再生し、賃貸住宅として販売するスキームも展開する。これにより、新築から中古、賃貸までの住宅ライフサイクル全般をカバーするビジネスモデルを構築している。
自社物件2,298戸を抱える不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、同社の収益を支える安定部門である。自社で2,298戸の賃貸物件を所有し、管理物件は14,912戸にのぼる。賃貸経営、管理、仲介を一貫して提供し、入居率の維持と資産価値の向上に努める。また、賃貸債務保証会社アズマファイナンシャルサービスを通じて、入居者向けの保証サービスもグループ内で完結している。
ビジネスホテル3棟と飲食店舗の運営
ホテル事業では、ワカヤマ第1冨士ホテル、ワカヤマ第2冨士ホテル、和歌山アーバンホテルの3棟を運営する。2024年3月期のホテル事業売上は738百万円。また、焼肉店「天ざんPLUS」とカフェを各1店舗運営している。これらの施設は主に和歌山市内に立地し、インバウンド需要や国内出張客を取り込む。しかし、原材料費・人件費の高騰により、商品内容の見直しや適正価格への調整を進めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
ローコスト住宅、減収懸念ある中堅
アズマハウスはローコスト住宅を手掛ける不動産中堅。売上高133億円(2025年3月期)で微増、営業利益率9.02%と堅調。しかし2026年3月期は売上高116億円と13%減収、利益率8.62%とやや低下見込み。競合の大東建託は賃貸住宅大手で規模が大きく、ロボットホームは同業だがシェアは低い。当社は注文住宅に特化し、資材高騰や金利上昇の影響を受けやすい。受注動向次第で収益変動リスクあり。
強み
- 営業利益率9%前後と業界平均を上回り、コスト管理に強み。
- 低価格帯の注文住宅で一定のブランド確立、ニッチ市場を開拓。
- アフターサービスを含め顧客満足度が高く、リピート・紹介が期待。
- 自己資本比率が高く、景気変動に対する財務的な安全余裕。
課題
- 2026年3月期の減収見通し、需要減速や競合激化が背景。
- 建築資材や住宅ローンの金利上昇が販売価格や受注に影響。
- 大東建託の圧倒的規模に対し、価格競争や販売網で劣勢。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がアズマハウス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5533エリッツホールディングス | 71億円 | 9.4倍 |
| 2 | 3241ウィル | 70億円 | 7.4倍 |
| 3 | 3277サンセイランディック | 69億円 | 8.9倍 |
| 4 | 2984ヤマイチエステート | 66億円 | 11.6倍 |
| 5 | 2991ランドネット | 63億円 | 5.5倍 |
| 6 | 3293アズマハウス | 62億円 | 12.3倍 |
| 7 | 3495香陵住販 | 62億円 | 7.1倍 |
| 8 | 8891AMGホールディングス | 61億円 | 5.1倍 |
| 9 | 3280エストラスト | 58億円 | 4.0倍 |
| 10 | 8944ランドビジネス | 56億円 | 35.2倍 |
| 11 | 2999ホームポジション | 48億円 | 7.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
不動産取引業者として和歌山で創業した1977年
1977年5月、和歌山市手平(現・新生町)に資本金1,000万円で東不動産株式会社を設立した。同年7月に宅地建物取引業者免許を取得し、不動産販売仲介事業を開始。1981年7月には一般建設業許可を取得し、建設工事の請負にも進出した。創業から約30年間は、地域密着型の不動産会社として営業基盤を築いた。
ホテル事業に参入し多角化へ踏み出した2004年
2004年8月、ワカヤマ第1冨士ホテルを取得し、ホテル事業を開始した。2008年4月には和歌山アーバンホテルを開業し、ホテル運営を拡大。2010年2月にはワカヤマ第2冨士ホテルを取得し、3棟のビジネスホテルを保有する体制が整った。また、2007年から2008年にかけて不動産販売会社(株式会社住まいの情報センター、東不動産販売株式会社、オリンピックホーム株式会社)を相次いで子会社化し、販売網の拡充を図った。
グループ再編と商号変更を断行した2011年
2011年8月、東不動産株式会社からアズマハウス株式会社へ商号を変更した。これに先立ち、同年には資産管理会社のドリームズコーポレーションとウィッシュコーポレーションを子会社化し、その後吸収合併。2012年1月には東不動産販売、オリンピックホーム、住まいの情報センターの3社を吸収合併し、グループ内の事業を整理した。同時に堺支店を開設し、大阪府への営業エリア拡大を開始した。
JASDAQ上場とM&Aによる成長加速期(2013~2020年)
2013年12月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場した。上場後は、フランチャイズ契約(ハウスドゥ)の締結・解除、エイブルネットワークのフランチャイズ店舗開設など、事業拡大を試みた。2015年には介護施設「はなみずき」を開設したが、2020年に事業譲渡している。2017年には興國不動産を子会社化し、東京都内へ進出。2020年にはアイワグループを完全子会社化し、賃貸管理事業を強化した。
年表29件を開く
1970年代
- 1977年5月創業不動産取引を目的として和歌山市手平(現 和歌山県和歌山市新生町)に資本金10百万円で東不動産株式会社を設立。
- 1977年7月宅地建物取引業者免許(和歌山県知事 第1630号)を取得。
1980年代
- 1981年7月一般建設業許可(和歌山県知事 第6290号)を取得。
2000年代
- 2004年8月ワカヤマ第1冨士ホテルを取得し、ホテル事業を開始。
- 2007年5月M&A不動産販売会社であった株式会社住まいの情報センター(2004年11月設立)、東不動産販売株式会社(2006年5月設立)を支店業務移管準備のため子会社化。
- 2008年3月M&A不動産販売会社であったオリンピックホーム株式会社(2000年11月設立)を支店業務移管準備のため子会社化。
- 2008年4月本社ビル取得に伴い、和歌山県和歌山市黒田に本社を移転。子会社へ支店業務を移管。和歌山アーバンホテルを開業。
2010年代
- 2010年2月ワカヤマ第2冨士ホテルを取得。
- 2010年9月一級建築士事務所登録(和歌山県知事 第(リ)28号)。
- 2010年10月創業事業整理のため、東都建設株式会社(1996年10月設立)を吸収合併。
- 2011年3月M&A資産管理会社であるドリームズコーポレーション株式会社及びウィッシュコーポレーション株式会社を資産取得のため子会社化。
- 2011年4月岩出総合住宅展示場にモデルハウスを出展。
- 2011年6月M&Aドリームズコーポレーション株式会社及びウィッシュコーポレーション株式会社を事業整理のため吸収合併。
- 2011年8月商号変更アズマハウス株式会社へ商号変更。
- 2012年1月M&A東不動産販売株式会社、オリンピックホーム株式会社及び株式会社住まいの情報センターを事業整理のため吸収合併。商業エリア拡大のため、堺市北区に堺支店を開設。
- 2012年3月和歌山総合住宅展示場にモデルハウスを出展。
- 2012年8月M&A不動産賃貸仲介事業を行っていたハウザー株式会社を事業拡大のため子会社化。
- 2013年1月M&Aハウザー株式会社を事業整理のため吸収合併。
- 2013年4月土地有効活用事業(現:資産活用事業)開始。
- 2013年9月不動産・建設事業の業務強化のため株式会社ハウスドゥと不動産仲介に関するフランチャイズ加盟契約を締結。(2018年3月フランチャイズ加盟契約解除)
- 2013年12月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場。
- 2014年4月不動産・建設事業において狭山金剛店を大阪狭山市に開設。不動産賃貸事業においてエイブルネットワーク和歌山北店を和歌山市に開設。
- 2014年10月不動産賃貸事業においてエイブルネットワーク岩出店を岩出市に開設。
- 2015年4月介護サービス付き施設「介護施設はなみずき」を和歌山市に開設。(2020年6月事業譲渡)
- 2015年10月M&A不動産・建設事業において堺支店を狭山金剛店に支店統合。
- 2016年3月焼肉店「天ざんPLUS」を和歌山市に開設。
- 2017年6月100%出資子会社として、賃貸債務保証会社アズマファイナンシャルサービス株式会社を設立。
- 2017年8月M&A興國不動産株式会社(現連結子会社、本社:東京都葛飾区)の全株式を取得し、子会社化。
2020年代
- 2020年1月M&Aアイワグループ(株式会社賃貸住宅センター、株式会社シージェーシー管理センター、株式会社アイワライフネット)の株式を取得。(2022年2月株式追加取得により完全子会社化)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で224人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は565万円で、9期前と比べて+1.6%。平均年齢は52.1歳、平均勤続年数は9.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 190 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 193 | — |
| 2019年3月 | 556 | 43.6 | 5.0 | 204 | — |
| 2020年3月 | 574 | 44.9 | 5.0 | 272 | — |
| 2021年3月 | 567 | 46.2 | 6.0 | 244 | — |
| 2022年3月 | 588 | 47.0 | 7.0 | 260 | — |
| 2023年3月 | 547 | 47.3 | 7.0 | 249 | — |
| 2024年3月 | 554 | 48.9 | 7.1 | 239 | — |
| 2025年3月 | 554 | 48.8 | 8.1 | 235 | 511 |
| 2026年3月 | 565 | 52.1 | 9.0 | 224 | 446 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社賃貸住宅センター和歌山県 和歌山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社賃貸住宅センター和歌山県 和歌山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社シージェーシー管理センター和歌山県 和歌山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社シージェーシー管理センター和歌山県 和歌山市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内興國不動産株式会社東京都 葛飾区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は116億円、営業利益は10億円。前期と比べると減収減益で、売上が-12.8%、利益が-16.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 117億円 | 116億円 |
| 営業利益 | 11億円 | 10億円 |
| 純利益 | 6億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥35 | ¥35 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−10.7%、営業利益は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 39 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 28 | 2 | 7.1 | 1 |
| 2024年2Q | 32 | 2 | 6.3 | 2 |
| 2024年3Q | 34 | 3 | 8.8 | 2 |
| 2024年4Q | 37 | — | — | 3 |
| 2025年2Q | 67 | 7 | 10.4 | 4 |
| 2025年4Q | 66 | 5 | 7.6 | 4 |
| 2026年2Q | 51 | 4 | 7.8 | 2 |
| 2026年4Q | 65 | 6 | 9.2 | 3 |
| 2027年1Q | 25 | 2 | 8.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は100億円から116億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.6%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場。 | |||||
| 2013年3月 | 100 | — | 12 | — | 8 |
| 不動産・建設事業において狭山金剛店を大阪狭山市に開設。不動産賃貸事業においてエイブルネットワーク和歌山北店を和歌山市に開設。 | |||||
| 2014年3月 | 132 | — | 16 | — | 10 |
| 不動産・建設事業において堺支店を狭山金剛店に支店統合。 | |||||
| 2015年3月 | 112 | — | 14 | — | 9 |
| 焼肉店「天ざんPLUS」を和歌山市に開設。 | |||||
| 2016年3月 | 109 | — | 12 | — | 8 |
| 興國不動産株式会社(現連結子会社、本社:東京都葛飾区)の全株式を取得し、子会社化。 | |||||
| 2017年3月 | 123 | — | 16 | — | 9 |
| 2018年3月 | 122 | — | 14 | — | 9 |
| 2019年3月 | 132 | — | 14 | — | 10 |
| アイワグループ(株式会社賃貸住宅センター、株式会社シージェーシー管理センター、株式会社アイワライフネット)の株式を取得。(2022年2月株式追加取得により完全子会社化) | |||||
| 2020年3月 | 136 | — | 12 | — | 8 |
| 2021年3月 | 143 | — | 11 | — | 8 |
| 2022年3月 | 139 | — | 12 | — | 8 |
| 2023年3月 | 142 | — | 12 | — | 7 |
| 2024年3月 | 131 | — | 10 | — | 8 |
| 2025年3月 | 133 | 12 | 12 | 9.0 | 8 |
| 2026年3月 | 116 | 10 | 9 | 8.6 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高116億円のうち、営業利益として残るのは10億円で8.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.8%74億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.6%32億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.6%10億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は35億円で、売上の3.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0 | −8 | 5 | −8 | 26 |
| 2014年3月 | 20 | −2 | −7 | 18 | 37 |
| 2015年3月 | −10 | −19 | 23 | −29 | 31 |
| 2016年3月 | 6 | −10 | 9 | −4 | 36 |
| 2017年3月 | 15 | −14 | −11 | 1 | 26 |
| 2018年3月 | 6 | −13 | 11 | −7 | 30 |
| 2019年3月 | 11 | −20 | 5 | −9 | 27 |
| 2020年3月 | 15 | −19 | 3 | −4 | 25 |
| 2021年3月 | 24 | −9 | −3 | 15 | 36 |
| 2022年3月 | 16 | −4 | −9 | 12 | 39 |
| 2023年3月 | 13 | −9 | −12 | 4 | 31 |
| 2024年3月 | 8 | −11 | 7 | −3 | 35 |
| 2025年3月 | 27 | −14 | −13 | 13 | 34 |
| 2026年3月 | 14 | −11 | −3 | 3 | 35 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は321億円。このうち返さなくてよい自己資本が173億円で、自己資本比率は53.9%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 207 | 91 | 116 | 43.9 |
| 2014年3月 | 212 | 112 | 100 | 52.8 |
| 2015年3月 | 240 | 119 | 121 | 49.6 |
| 2016年3月 | 256 | 123 | 133 | 48.0 |
| 2017年3月 | 256 | 130 | 126 | 50.9 |
| 2018年3月 | 277 | 137 | 140 | 49.6 |
| 2019年3月 | 293 | 143 | 150 | 48.9 |
| 2020年3月 | 311 | 152 | 159 | 47.6 |
| 2021年3月 | 313 | 158 | 155 | 48.9 |
| 2022年3月 | 313 | 158 | 155 | 50.4 |
| 2023年3月 | 309 | 161 | 148 | 52.3 |
| 2024年3月 | 324 | 166 | 158 | 51.1 |
| 2025年3月 | 317 | 171 | 147 | 53.8 |
| 2026年3月 | 321 | 173 | 148 | 53.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で131社中27位あたり、逆に低いのは売上成長率で131社中122位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥770で、1年前と比べて+4.4%。過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.3倍 |
| PER (会社予想) | 9.7倍 |
| PBR | 0.36倍 |
| 配当利回り | 4.55% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+0.8%と小幅。週足では25日線と75日線が接近する中、方向感乏しく推移。52週高値808円から-5%、52週安値735円を下値にレンジ相場。出来高は低調で需給停滞。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
この会社の先行きについて、追い風になる材料と重しになる材料をそれぞれ並べている。
- PBR0.36倍の大幅割安継続影響中
純資産174億円に対し時価62億円、解散価値割れ
- フォワードPER9.7倍の低さ決算発表後影響弱
予想PER9.7倍、業績悪化を織り込み済み
- 自社株買いの余地不定影響弱
PBR低く自社株買いによるEPS改善可能性
- 業績悪化で増配期待次回決算影響弱
配当再開や増配の可能性、株主還元改善
- 売上高13%減の減収予想通年影響強
2026年3月期売上高116億円、前期比13%減
- 営業利益17%減益通年影響強
営業利益10億円、前期比17%減
- ROE2.9%の低収益性継続影響中
ROE2.9%と低く、資本効率悪化
- 無配当継続リスク継続影響弱
配当利回り0%で株主還元不足
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり35円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは4.55%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 35 | — | 29.9 |
| 2018年3月 | 35 | 0.0 | 29.4 |
| 2019年3月 | 40 | 14.3 | 33.2 |
| 2020年3月 | 35 | −12.5 | 32.7 |
| 2021年3月 | 35 | 0.0 | 37.4 |
| 2022年3月 | 35 | 0.0 | 37.2 |
| 2023年3月 | 35 | 0.0 | 37.1 |
| 2024年3月 | 35 | 0.0 | 37.8 |
| 2025年3月 | 35 | 0.0 | 40.2 |
| 2026年3月 | 35 | 0.0 | 59.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥35
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,743人。区分でいちばん多いのは個人・その他で89.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が7.1%を占め、残る92.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 90.7 | 89.4 | 89.4 | 88.6 | 89.5 | 89.3 |
| 事業法人 | 6.7 | 6.5 | 6.9 | 7.1 | 6.9 | 7.1 |
| 証券会社 | 1.7 | 2.6 | 2.7 | 3.5 | 2.8 | 3.2 |
| 外国法人 | 0.5 | 1.1 | 0.8 | 0.6 | 0.6 | 0.4 |
| 自己株式 | 0.4 | 0.4 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.5 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 東 行男 | 36.09 |
| 02 | 東 優子 | 15.38 |
| 03 | スリーエースコーポレーション株式会社 | 5.21 |
| 04 | 山本 知宏 | 2.99 |
| 05 | 東 さゆり | 2.98 |
| 06 | 東 祐子 | 2.98 |
| 07 | アズマハウス社員持株会 | 2.78 |
| 08 | 徳田 芳和 | 0.87 |
| 09 | 吉田 忠義 | 0.86 |
| 10 | JPモルガン証券株式会社 | 0.83 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−74%、1株純資産は14期で−24%。直近期のROEは2.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 237 | 2,825 | 8.7 | — | — |
| 2014年3月 | 301 | 2,845 | 10.2 | 5.2 | 23.2 |
| 2015年3月 | 229 | 2,981 | 7.8 | 7.1 | 30.6 |
| 2016年3月 | 195 | 3,072 | 6.4 | 7.9 | 35.9 |
| 2017年3月 | 234 | 3,253 | 7.4 | 7.1 | 29.9 |
| 2018年3月 | 117 | 1,706 | 7.0 | 7.4 | 29.4 |
| 2019年3月 | 121 | 1,786 | 6.9 | 6.4 | 33.2 |
| 2020年3月 | 101 | 1,840 | 5.6 | 6.7 | 32.7 |
| 2021年3月 | 95 | 1,904 | 5.1 | 8.0 | 37.4 |
| 2022年3月 | 94 | 1,967 | 4.9 | 7.8 | 37.2 |
| 2023年3月 | 90 | 2,008 | 4.5 | 8.3 | 37.1 |
| 2024年3月 | 99 | 2,060 | 4.9 | 7.8 | 37.8 |
| 2025年3月 | 95 | 2,120 | 4.5 | 7.9 | 40.2 |
| 2026年3月 | 63 | 2,148 | 2.9 | 12.5 | 59.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額139百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 東行男 | 代表取締役 社長 | 68 | 2,910,000 |
| 平山豊和 | 専務取締役 営業部管掌 資産活用部管掌 建設部管掌 営業業務管理部管掌 | 56 | 10,574 |
| 大東篤史 | 専務取締役 開発事業部管掌 賃貸部管掌 ホテル部管掌 | 57 | 6,190 |
| 真川幸範 | 常務取締役 財務部管掌 経営企画部管掌 経理部管掌 | 62 | 5,000 |
| 北畑米嗣 | 取締役 | 71 | — |
| 田中郁久 | 監査役(常勤) | 65 | — |
| 上岡美穂 | 監査役 | 44 | — |
| 小西順士 | 監査役 | 71 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 121 | 121 | 30 |
| 社外監査役 | 3 | 14 | 14 | 5 |
| 社外取締役 | 1 | 4 | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容699字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,628字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,404字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,291字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第49期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第48期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
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- 四半期報告書四半期報告書-第47期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
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- 四半期報告書四半期報告書-第46期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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