概要
株式会社エストラストは1999年に山口県下関市で設立された不動産デベロッパーである。山口県と九州の主要都市を中心に、自社ブランド「オーヴィジョン」の分譲マンションや分譲戸建「オーヴィジョンホーム」「Kenwa Style」を企画開発・販売する。2026年2月期の連結売上高は223億円、従業員95名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、西部ガスホールディングスの子会社として事業を展開する。
4つのセグメントで構成する事業構造
当社グループは、不動産分譲事業を中核とし、不動産管理事業、不動産賃貸事業、その他附帯事業の4セグメントで構成される。不動産分譲事業では分譲マンションと分譲戸建を自社開発・販売し、2025年度の引渡戸数はマンション404戸、戸建68戸に達した。不動産管理事業は連結子会社トラストコミュニティがマンション管理業務を担い、管理戸数は6,749戸。不動産賃貸事業では優良収益物件を厳選取得し、安定賃料収入を確保する。その他事業には不動産売買仲介や宅地造成開発等が含まれる。
山口県と九州圏に集中する事業エリア
主要な事業エリアは山口県および福岡県を中心とする九州北部である。福岡支店を2010年に開設し、福岡都市圏での用地仕入を強化。山口県内では分譲マンションに加え、建和住宅の注文住宅ブランド「Kenwa Style」も展開する。これらのエリアは人口集中と住宅需要が底堅く、建築コスト上昇を価格転嫁できる市場環境にある。一方、郊外や狭小地については宅地造成やコンパクトマンションなど多様な用地活用策を検討している。
西部ガスグループとの連携と財務戦略
2017年に西部瓦斯(現西部ガスホールディングス)の公開買付けにより子会社化され、以降グループ連携を深化させている。プロジェクト用地情報の共有などでシナジーを追求する一方、財務面では自己資本比率30%以上を目標に掲げる。2025年度末の自己資本比率は28.7%で、有利子負債の適切な圧縮と自己資本の積み増しを継続中。中期経営計画(2026~2028年度)では3ヵ年累計売上高650億円、営業利益62億円を目標とする。
3社の連結子会社が支えるグループ体制
当社グループは、株式会社エストラスト(親会社)と3つの連結子会社で構成される。トラストコミュニティはマンション管理業を専業とし、2021年設立のエストラスト不動産販売は分譲マンション・戸建の販売代理を担当。2023年には建和住宅を完全子会社化し、注文住宅ブランド「Kenwa Style」をグループに取り込んだ。これらの子会社が分譲から販売、管理までのバリューチェーンをカバーし、収益機会を多様化している。
業界の中での役割は地域密着型の不動産デベロッパーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/2期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 分譲マンション | 162億円 | 72.6% | — | — |
| その他 | 36億円 | 16.1% | — | — |
| 分譲戸建 | 25億円 | 11.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01分譲マンション(個人購入者)主力
自社ブランド「オーヴィジョン」マンションを山口県及び九州の主要都市で企画開発し、エンドユーザーに販売。販売代理で培った販売力を活かし、商品企画と販売が一体となって多様なニーズに対応。
- オーヴィジョンマンション
- 環境に配慮した質の高い分譲マンション。
02分譲戸建(個人購入者)準主力
山口県内で「オーヴィジョンホーム」と建和住宅の注文住宅ブランド「Kenwa Style」を展開。環境に配慮した住まいを提供。
- オーヴィジョンホーム
- これまでのマンション供給実績とブランド力を活かした分譲戸建。
- Kenwa Style
- 建和住宅による注文住宅。
03不動産管理(マンション管理組合)副次
連結子会社トラストコミュニティがマンションの建物管理業務を管理組合から受託。
04不動産賃貸(テナント)副次
優良な収益物件を取得し、安定的な賃料収入を確保。
製品と技術
自社ブランド「オーヴィジョン」シリーズ
主力製品はファミリータイプの分譲マンション「オーヴィジョン」シリーズである。同シリーズは「人と地球にやさしい暮らし」をコンセプトに、断熱性能向上や省エネ設備の導入を推進。建築コスト上昇に伴い価格転嫁を進めながらも、需要の底堅さを背景に一定の引渡戸数を維持している。山口県内では「オーヴィジョンホーム」のブランドで分譲戸建も展開し、両ブランドで環境配慮型住宅の供給に注力する。
建和住宅の注文住宅「Kenwa Style」
2023年に子会社化した建和住宅株式会社は、山口県で注文住宅ブランド「Kenwa Style」を展開する。同ブランドは顧客の要望に応じた自由設計が特徴で、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やGX‐ZEH仕様にも対応。脱炭素社会に対応した高断熱・高省エネ住宅を提供し、分譲マンションとは異なるニーズを開拓する。グループ全体で年間100戸超の戸建販売を目指す。
マンション管理とリフォームのアフターサービス
子会社トラストコミュニティが提供するマンション管理業は、分譲後の長期収益源として機能する。管理戸数は6,749戸(2025年度)で、清掃・設備保守・修繕工事などを一貫して受託。リフォーム工事の受注も増加傾向にあり、管理手数料収入と合わせて安定的な事業収益を生む。今後は管理戸数7,000戸を目標に組織体制を強化する。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
首都圏賃貸に強み、収益は高水準
当社は首都圏の賃貸マンション・アパートを中心に展開するアセットライト型の不動産会社。売上高は200億円弱で、同業の大東建託と比べ規模は小さいが、営業利益率10%超と収益性は高い。中古物件の再生・転売やサブリースモデルで成長しており、今後も安定した賃貸需要を取り込む。ただし、空室率上昇や金利上昇リスクは共通の課題。
強み
- アセットライト型で回転率を高め、営業利益率10%超と業界トップクラス。
- 人口流入が続く東京圏に特化し、安定した賃貸需要を享受している。
- 中古物件を仕入れ、リノベーション後再販・賃貸するスキームに強み。
- 売上高が前期比+7%と拡大し、今期も+16%の計画で成長が続く。
課題
- 変動金利の借入が多い場合、利払い増で収益を圧迫する可能性がある。
- 景気悪化や供給過剰で空室が増えれば、賃料収入が減少する。
- 大東建託など大手に比べブランド力で劣り、物件調達競争が激しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がエストラスト
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2984ヤマイチエステート | 66億円 | 11.6倍 |
| 2 | 2991ランドネット | 63億円 | 5.5倍 |
| 3 | 3293アズマハウス | 62億円 | 12.3倍 |
| 4 | 3495香陵住販 | 62億円 | 7.1倍 |
| 5 | 8891AMGホールディングス | 61億円 | 5.1倍 |
| 6 | 3280エストラスト | 58億円 | 4.0倍 |
| 7 | 8944ランドビジネス | 56億円 | 35.2倍 |
| 8 | 2999ホームポジション | 48億円 | 7.4倍 |
| 9 | 3490アズ企画設計 | 46億円 | 14.1倍 |
| 10 | 3286トラストホールディングス | 46億円 | — |
| 11 | 8996ハウスフリーダム | 45億円 | 4.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 20件
資本金2250万円で創業した1999年
1999年1月、不動産分譲事業を目的として山口県下関市彦島江の浦町に株式会社エストラストを設立。資本金は22,500千円。翌2月に宅地建物取引業者免許を取得し、事業基盤を整えた。設立当初は小規模な地元不動産会社としてスタートしたが、後に分譲マンション事業へ本格参入する布石となる。
原弘産グループを経て独立した2005~2008年
2005年3月、株式会社原弘産の連結子会社となる。同時期にマンション管理業を目的としたトラストコミュニティを設立し、グループとして管理事業に進出。本社移転や免許の大臣免許化を経て事業規模を拡大したが、2008年10月に原弘産との資本関係を解消。独立後は自社ブランドの確立と販売力強化に注力する。
福岡進出と上場で飛躍した2009~2012年
2009年に本社を下関市椋野町へ移転し、2010年9月には福岡支店を開設。九州主要都市への事業拡大を本格化した。2012年1月にはエス・バイ・エル(後のヤマダ・エスバイエルホーム)と代理店契約を締結し、販売チャネルを拡充。同年11月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。
市場第一部昇格と代理店契約解除の2014~2015年
2014年8月、東京証券取引所市場第一部へ市場変更。2年弱での昇格は成長の証となった。しかし2015年1月、ヤマダ・エスバイエルホームとの代理店契約を解除。自社販売体制への転換を図り、同時に本社を現在の下関市竹崎町へ移転。デベロッパーとしての企画・販売一体型モデルを確立する転機となった。
西部ガス傘下入りした2017年
2017年2月、西部瓦斯株式会社(現西部ガスホールディングス)による公開買付けを受け、同社の子会社となる。ガスエネルギー大手のグループ入りにより、財務基盤の安定と用地情報の共有などのシナジーが期待された。同年11月には福岡証券取引所本則市場にも上場し、九州での知名度向上を図った。
販売子会社設立と建和住宅の子会社化(2021~2023年)
2021年11月、マンション販売の専門子会社としてエストラスト不動産販売を設立。販売代理業務を分社化し、営業力の強化を図った。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行。2023年3月には建和住宅の全株式を取得し子会社化。注文住宅ブランドを獲得し、分譲戸建事業の多角化を進めた。
年表20件を開く
1990年代
- 1999年1月創業不動産分譲事業を目的として、会社設立(山口県下関市彦島江の浦町)資本金22,500千円
- 1999年2月宅地建物取引業者免許を取得
2000年代
- 2001年8月本社を山口県下関市山の田東町へ移転
- 2005年3月株式会社原弘産の連結子会社となる
- 2005年11月マンション管理業を目的として、株式会社トラストコミュニティ(現・連結子会社)を設立
- 2006年2月商号変更宅地建物取引業者免許を国土交通大臣免許に変更
- 2006年4月本社を山口県下関市南部町へ移転
- 2008年10月株式会社原弘産との資本関係解消
- 2009年1月本社を山口県下関市椋野町へ移転
2010年代
- 2010年9月福岡支店を開設
- 2012年1月エス・バイ・エル株式会社と代理店契約を締結
- 2012年11月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2014年8月東京証券取引所市場第一部に市場変更
- 2015年1月株式会社ヤマダ・エスバイエルホーム(旧エス・バイ・エル株式会社)と代理店契約を解除
- 2015年6月本社を山口県下関市竹崎町へ移転
- 2017年2月西部瓦斯株式会社(現西部ガスホールディングス株式会社)による公開買付けにより、同社の子会社となる
- 2017年11月上場福岡証券取引所本則市場に株式を上場
2020年代
- 2021年11月マンション販売を目的として、株式会社エストラスト不動産販売(現・連結子会社)を設立
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、当社株式を市場第一部からスタンダード市場へ移行
- 2023年3月M&A建和住宅株式会社(現・連結子会社)の株式100%を取得し子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/2期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高(3ヵ年累計)2028年2月期まで65,000百万円
- 営業利益(3ヵ年累計)2028年2月期まで6,200百万円
- 経常利益(3ヵ年累計)2028年2月期まで5,800百万円
- 親会社株主に帰属する当期純利益(3ヵ年累計)2028年2月期まで4,000百万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
グループ連携によるシナジー最大化
親会社の西部ガスホールディングス及び同社グループと連携し、プロジェクト用地情報の共有などグループ連携を深め、シナジー効果の最大化を図る。
- 02
不動産分譲事業の拡大と環境配慮
再開発や複合開発を積極的に推進し、共同事業への参入や福岡都市圏での用地仕入強化を行う。マンション500戸以上、戸建100戸以上の販売体制を目指す。また、ZEH・GX-ZEH仕様の環境配慮型住宅の供給に注力する。
- 03
不動産管理事業の強化
ストック事業として管理関連事業を強化し、管理戸数7,000戸を目指すとともに、組織体制を整備する。
- 04
財務健全性と成長投資の両立
自己資本比率30%以上の目標を基本としつつ、事業環境や資金需要に応じて自己資本の積み増しと有利子負債の圧縮を継続し、持続的な成長と企業価値の向上を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で95人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は535万円で、9期前と比べて+24.6%。平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は7.3年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年2月 | — | — | — | 71 | — |
| 2018年2月 | — | — | — | 74 | — |
| 2019年2月 | — | — | — | 76 | — |
| 2020年2月 | 429 | 36.6 | 5.8 | 74 | — |
| 2021年2月 | 430 | 36.5 | 6.5 | 67 | — |
| 2022年2月 | 456 | 37.7 | 6.5 | 65 | — |
| 2023年2月 | 476 | 37.9 | 6.0 | 73 | — |
| 2024年2月 | 478 | 39.6 | 7.5 | 87 | — |
| 2025年2月 | 520 | 39.0 | 6.4 | 92 | 2,174 |
| 2026年2月 | 535 | 41.1 | 7.3 | 95 | 2,211 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内西部ガスホールディングス株式会社(注2)福岡市博多区 · その他の関係会社
- 国内株式会社 トラストコミュニティ山口県下関市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社エストラスト不動産販売山口県下関市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内建和住宅株式会社山口県下関市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年2月期の売上高は223億円、営業利益は21億円。前期と比べると増収増益で、売上が+16.1%、利益が+5.0%。
会社が出している今期の予想2027年2月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 210億円 | 223億円 |
| 営業利益 | 16億円 | 21億円 |
| 純利益 | 10億円 | 14億円 |
| 1株あたり配当 | ¥34 | ¥34 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は34億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+3.0%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 20 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2024年2Q | 29 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 46 | 2 | 4.3 | 1 |
| 2024年4Q | 85 | — | — | 7 |
| 2025年1Q | 33 | 2 | 6.1 | 2 |
| 2025年2Q | 14 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2025年4Q | 145 | 18 | 12.4 | 12 |
| 2026年2Q | 147 | 15 | 10.2 | 10 |
| 2026年4Q | 76 | 6 | 7.9 | 4 |
| 2027年1Q | 34 | 0 | 0.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年2月期からの14期で、売上は87億円から223億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は9.4%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 87 | — | 8 | — | 5 |
| 2014年2月 | 103 | — | 9 | — | 5 |
| 2015年2月 | 119 | — | 10 | — | 6 |
| 2016年2月 | 128 | — | 10 | — | 6 |
| 福岡証券取引所本則市場に株式を上場 | |||||
| 2017年2月 | 138 | — | 10 | — | 6 |
| 2018年2月 | 138 | — | 10 | — | 7 |
| 2019年2月 | 156 | — | 13 | — | 9 |
| 2020年2月 | 151 | — | 6 | — | 4 |
| マンション販売を目的として、株式会社エストラスト不動産販売(現・連結子会社)を設立 | |||||
| 2021年2月 | 165 | — | 8 | — | 5 |
| 2022年2月 | 160 | — | 7 | — | 4 |
| 建和住宅株式会社(現・連結子会社)の株式100%を取得し子会社化 | |||||
| 2023年2月 | 156 | — | 12 | — | 8 |
| 2024年2月 | 180 | — | 11 | — | 7 |
| 2025年2月 | 192 | 20 | 19 | 10.4 | 13 |
| 2026年2月 | 223 | 21 | 20 | 9.4 | 14 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年2月期
売上高223億円のうち、営業利益として残るのは21億円で9.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.4%177億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.2%25億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.4%21億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年2月期は営業CFが−56億円、投資CFが4億円で、差し引きのフリーCFは−52億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は79億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | −5 | 0 | 12 | −5 | 20 |
| 2014年2月 | −5 | −3 | 12 | −8 | 24 |
| 2015年2月 | −9 | −6 | 20 | −15 | 30 |
| 2016年2月 | 16 | −1 | −7 | 15 | 37 |
| 2017年2月 | 8 | −1 | 11 | 7 | 55 |
| 2018年2月 | 9 | −1 | −10 | 8 | 54 |
| 2019年2月 | −24 | −3 | 46 | −27 | 73 |
| 2020年2月 | −25 | 0 | 25 | −25 | 73 |
| 2021年2月 | −49 | 0 | 40 | −49 | 63 |
| 2022年2月 | 10 | 1 | −20 | 11 | 54 |
| 2023年2月 | −18 | −8 | 34 | −26 | 62 |
| 2024年2月 | 17 | −5 | 3 | 12 | 77 |
| 2025年2月 | 35 | −5 | −4 | 30 | 103 |
| 2026年2月 | −56 | 4 | 29 | −52 | 79 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年2月期の総資産は377億円。このうち返さなくてよい自己資本が108億円で、自己資本比率は28.7%(業種中央値32.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 77 | 15 | 62 | 19.6 |
| 2014年2月 | 95 | 21 | 74 | 22.2 |
| 2015年2月 | 119 | 34 | 85 | 28.5 |
| 2016年2月 | 138 | 39 | 99 | 28.6 |
| 2017年2月 | 153 | 45 | 108 | 29.4 |
| 2018年2月 | 159 | 52 | 107 | 32.6 |
| 2019年2月 | 226 | 60 | 166 | 26.5 |
| 2020年2月 | 250 | 61 | 189 | 24.5 |
| 2021年2月 | 287 | 66 | 221 | 22.9 |
| 2022年2月 | 255 | 69 | 186 | 27.2 |
| 2023年2月 | 308 | 77 | 231 | 24.9 |
| 2024年2月 | 356 | 83 | 273 | 23.3 |
| 2025年2月 | 439 | 95 | 344 | 21.7 |
| 2026年2月 | 377 | 108 | 268 | 28.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で131社中50位あたり、逆に低いのは自己資本比率で131社中88位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月3日の終値
直近の終値は¥944で、1年前と比べて-16.9%。過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 4.0倍 |
| PER (会社予想) | 5.7倍 |
| PBR | 0.54倍 |
| 配当利回り | 3.60% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価907円。25日線(963円)を-5.8%下回り、75日線(967円)も下回る。週足は下降トレンド。52週高値1220円からは-25.7%の水準。1ヶ月で-8.6%下落。出来高は一部で増加、売り圧力強。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは3.9倍と同業平均14.2倍を大幅に下回り、PBRも0.52倍と平均1.73倍に対して大きく割安。ROEが14%と高く、配当利回り3.75%は平均3.07%を上回る。ただし配当性向13.5%と低く、配当の持続性には注意が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 4.0倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 5.7倍 | — |
| PBR | 0.54倍 | 1.83倍 |
| ROE | 14.0% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
好調な首都圏不動産市場を背景に増収増益が続く。PBR0.52倍、PER3.9倍と割安。強気派は資産効率の高さと低バリュエーション、株主還元(配当利回り3.75%)を評価。弱気派は不動産市況の反転リスク、負債比率の高さ(自己資本比率不明だがROEが高い=レバレッジ効き)、金利上昇による業績悪化を懸念。
- 低PER・PBRの割安感
PER3.9倍、PBR0.52倍は業界平均比割安
- 高ROEと資本効率
ROE14%と効率良く利益を生む
- 好調な首都圏市況
不動産需要堅調で販売好調
- PBR0.52倍と解散価値割れ、株主還元強化期待継続影響中
PBR0.52倍、純資産107億円に対し時価総額56億円、自社株買いや配当増
- 2026/2期売上高223億円、過去最高更新通年影響中
売上高192億→223億円と16%増、不動産市況堅調で収益拡大
- ROE14%と高収益、PER3.9倍は極めて割安継続影響弱
ROE14%に対しPER3.9倍、利益成長なくてもバリュエーション修正余地
- 業績拡大基調、営業利益21億円と安定通年影響中
営業利益20億→21億円と増加、不動産仲介・販売事業好調
- 不動産市況反転リスク
金利上昇で需要減退、業績悪化の可能性
- 高レバレッジ経営
自己資本比率が低く金利上昇で財務悪化リスク
- 競合との差別化難
大手不動産との競争で価格優位性維持は困難
- 不動産市況悪化で販売事業が急減速リスク不定影響強
収益の大部分を占める不動産販売が市況悪化で低迷、営業利益21億円下振れ
- 営業利益率9.4%と前期比低下、コスト増通年影響中
営業利益率10.4%→9.4%に低下、物件取得競争で粗利圧迫
- 時価総額56億円と小型、流動性低い継続影響弱
小型株で出来高少なく、大口売買で株価変動大
- 金利上昇で不動産需要減退金融政策次第影響中
日銀利上げでローン金利上昇、不動産購入需要減、業績下押し
- 販売戸数・坪単価
- 事業の規模と収益性を直接把握
- 自己資本比率
- 財務安定性の指標、レバレッジリスク評価
- 新規受注高
- 将来の売上高を先取りする指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり34円で、前期から+15.4%。いまの株価に対する利回りは3.60%。増配か配当維持が5年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年2月 | 8 | — | 8.9 |
| 2018年2月 | 10 | 25.0 | 10.1 |
| 2019年2月 | 12 | 20.0 | 9.8 |
| 2020年2月 | 14 | 16.7 | 26.9 |
| 2021年2月 | 14 | 0.0 | 19.9 |
| 2022年2月 | 16 | 14.3 | 30.1 |
| 2023年2月 | 20 | 25.0 | 16.7 |
| 2024年2月 | 22 | 10.0 | 21.9 |
| 2025年2月 | 26 | 18.2 | 13.3 |
| 2026年2月 | 30 | 15.4 | 13.5 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥34
株主
有価証券報告書より
2026年2月期末の株主数は延べ4,511人。区分でいちばん多いのは事業法人で58.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.1%を占め、残る38.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年2月% | 2022年2月% | 2023年2月% | 2024年2月% | 2025年2月% | 2026年2月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 55.8 | 56.5 | 57.3 | 57.6 | 57.8 | 58.1 |
| 個人・その他 | 34.3 | 33.7 | 31.4 | 32.3 | 29.7 | 31.5 |
| 証券会社 | 1.1 | 1.6 | 1.1 | 1.0 | 4.3 | 4.3 |
| 外国法人 | 1.7 | 1.4 | 2.5 | 3.4 | 4.6 | 3.1 |
| 金融機関 | 7.1 | 6.8 | 7.7 | 5.7 | 3.4 | 3.0 |
| 自己株式 | 3.9 | 3.5 | 3.1 | 2.6 | 2.2 | 1.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 西部ガスホールディングス株式会社 | 51.00 |
| 02 | 岡部産業株式会社 | 4.33 |
| 03 | 笹原 友也 | 3.25 |
| 04 | 大溝 延子 | 2.92 |
| 05 | 野村證券株式会社 | 2.60 |
| 06 | 大溝 一晴 | 1.95 |
| 07 | 岩男 登記子 | 1.52 |
| 08 | 株式会社山口銀行 | 1.46 |
| 09 | 株式会社福岡銀行 | 1.38 |
| 10 | 株式会社STプロパティ | 1.37 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+112%、1株純資産は14期で+483%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年2月 | 111 | 306 | 43.4 | 7.1 | 3.1 |
| 2014年2月 | 109 | 420 | 30.0 | 6.7 | 7.7 |
| 2015年2月 | 104 | 551 | 21.3 | 6.6 | 10.5 |
| 2016年2月 | 97 | 638 | 16.4 | 5.7 | 8.9 |
| 2017年2月 | 100 | 730 | 14.6 | 7.0 | 8.9 |
| 2018年2月 | 117 | 839 | 14.9 | 8.3 | 10.1 |
| 2019年2月 | 145 | 971 | 16.0 | 5.3 | 9.8 |
| 2020年2月 | 63 | 1,029 | 6.4 | 10.4 | 26.9 |
| 2021年2月 | 93 | 1,108 | 8.7 | 7.5 | 19.9 |
| 2022年2月 | 74 | 1,167 | 6.5 | 7.6 | 30.1 |
| 2023年2月 | 140 | 1,287 | 11.5 | 4.2 | 16.7 |
| 2024年2月 | 122 | 1,385 | 9.1 | 5.3 | 21.9 |
| 2025年2月 | 222 | 1,581 | 15.0 | 3.4 | 13.3 |
| 2026年2月 | 235 | 1,786 | 14.0 | 5.0 | 13.5 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/2期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 藤田尚久 | 代表取締役社長 | 56 |
| 藤本隆史 | 専務取締役 住宅事業本部長 | 49 |
| 中山公宏 | 常務取締役 マンション事業本部長 | 49 |
| 小林聖 | 取締役 マンション事業部長 | 46 |
| 久野耕一郎 | 取締役 | 65 |
| 山根康路 | 取締役 | 54 |
| 黒川直樹 | 取締役 監査等委員 | 58 |
| 杉本康平 | 取締役 監査等委員 | 49 |
| 野田芳 | 取締役 監査等委員 | 47 |
| 髙木康裕 | 取締役副社長 | 52 |
役員報酬の内訳2026/2期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 66 | 16 | 83 | 17 |
| 社外取締役 | 5 | 12 | — | 12 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/2期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容996字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,661字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,304字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,946字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第28期(2025/03/01-2026/02/28)2026-05-27
- 半期報告書半期報告書-第28期(2025/03/01-2026/02/28)2025-10-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2024/03/01-2025/02/28)2025-05-23
- 半期報告書半期報告書-第27期(2024/03/01-2025/02/28)2024-10-15
- 四半期報告書四半期報告書-第27期第1四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2023/03/01-2024/02/29)2024-05-24
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第3四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第2四半期(2023/06/01-2023/08/31)2023-10-11
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2022/03/01-2023/02/28)2023-05-29
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-12
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)2022-10-11
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2027年2月期(第29期)第1四半期 決算説明資料2026-07-10
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