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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

エストラスト

STrust Co.,Ltd.3280 · Standard · 不動産業

山口県と九州を地盤に分譲マンション「オーヴィジョン」を展開する不動産デベロッパー。管理・賃貸まで一気通貫。

概要

株式会社エストラストは1999年に山口県下関市で設立された不動産デベロッパーである。山口県と九州の主要都市を中心に、自社ブランド「オーヴィジョン」の分譲マンションや分譲戸建「オーヴィジョンホーム」「Kenwa Style」を企画開発・販売する。2026年2月期の連結売上高は223億円、従業員95名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、西部ガスホールディングスの子会社として事業を展開する。

4つのセグメントで構成する事業構造

当社グループは、不動産分譲事業を中核とし、不動産管理事業、不動産賃貸事業、その他附帯事業の4セグメントで構成される。不動産分譲事業では分譲マンションと分譲戸建を自社開発・販売し、2025年度の引渡戸数はマンション404戸、戸建68戸に達した。不動産管理事業は連結子会社トラストコミュニティがマンション管理業務を担い、管理戸数は6,749戸。不動産賃貸事業では優良収益物件を厳選取得し、安定賃料収入を確保する。その他事業には不動産売買仲介や宅地造成開発等が含まれる。

山口県と九州圏に集中する事業エリア

主要な事業エリアは山口県および福岡県を中心とする九州北部である。福岡支店を2010年に開設し、福岡都市圏での用地仕入を強化。山口県内では分譲マンションに加え、建和住宅の注文住宅ブランド「Kenwa Style」も展開する。これらのエリアは人口集中と住宅需要が底堅く、建築コスト上昇を価格転嫁できる市場環境にある。一方、郊外や狭小地については宅地造成やコンパクトマンションなど多様な用地活用策を検討している。

西部ガスグループとの連携と財務戦略

2017年に西部瓦斯(現西部ガスホールディングス)の公開買付けにより子会社化され、以降グループ連携を深化させている。プロジェクト用地情報の共有などでシナジーを追求する一方、財務面では自己資本比率30%以上を目標に掲げる。2025年度末の自己資本比率は28.7%で、有利子負債の適切な圧縮と自己資本の積み増しを継続中。中期経営計画(2026~2028年度)では3ヵ年累計売上高650億円、営業利益62億円を目標とする。

3社の連結子会社が支えるグループ体制

当社グループは、株式会社エストラスト(親会社)と3つの連結子会社で構成される。トラストコミュニティはマンション管理業を専業とし、2021年設立のエストラスト不動産販売は分譲マンション・戸建の販売代理を担当。2023年には建和住宅を完全子会社化し、注文住宅ブランド「Kenwa Style」をグループに取り込んだ。これらの子会社が分譲から販売、管理までのバリューチェーンをカバーし、収益機会を多様化している。

業界の中での役割は地域密着型の不動産デベロッパーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
223億円
営業利益
21億円
営業利益率
9.4%
純利益
14億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
分譲マンション162億円72.6%
その他36億円16.1%
分譲戸建25億円11.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01分譲マンション(個人購入者)主力

自社ブランド「オーヴィジョン」マンションを山口県及び九州の主要都市で企画開発し、エンドユーザーに販売。販売代理で培った販売力を活かし、商品企画と販売が一体となって多様なニーズに対応。

主な製品・サービス1
オーヴィジョンマンション
環境に配慮した質の高い分譲マンション。

02分譲戸建(個人購入者)準主力

山口県内で「オーヴィジョンホーム」と建和住宅の注文住宅ブランド「Kenwa Style」を展開。環境に配慮した住まいを提供。

主な製品・サービス2
オーヴィジョンホーム
これまでのマンション供給実績とブランド力を活かした分譲戸建。
Kenwa Style
建和住宅による注文住宅。

03不動産管理(マンション管理組合)副次

連結子会社トラストコミュニティがマンションの建物管理業務を管理組合から受託。

04不動産賃貸(テナント)副次

優良な収益物件を取得し、安定的な賃料収入を確保。

製品と技術

自社ブランド「オーヴィジョン」シリーズ

主力製品はファミリータイプの分譲マンション「オーヴィジョン」シリーズである。同シリーズは「人と地球にやさしい暮らし」をコンセプトに、断熱性能向上や省エネ設備の導入を推進。建築コスト上昇に伴い価格転嫁を進めながらも、需要の底堅さを背景に一定の引渡戸数を維持している。山口県内では「オーヴィジョンホーム」のブランドで分譲戸建も展開し、両ブランドで環境配慮型住宅の供給に注力する。

建和住宅の注文住宅「Kenwa Style」

2023年に子会社化した建和住宅株式会社は、山口県で注文住宅ブランド「Kenwa Style」を展開する。同ブランドは顧客の要望に応じた自由設計が特徴で、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やGX‐ZEH仕様にも対応。脱炭素社会に対応した高断熱・高省エネ住宅を提供し、分譲マンションとは異なるニーズを開拓する。グループ全体で年間100戸超の戸建販売を目指す。

マンション管理とリフォームのアフターサービス

子会社トラストコミュニティが提供するマンション管理業は、分譲後の長期収益源として機能する。管理戸数は6,749戸(2025年度)で、清掃・設備保守・修繕工事などを一貫して受託。リフォーム工事の受注も増加傾向にあり、管理手数料収入と合わせて安定的な事業収益を生む。今後は管理戸数7,000戸を目標に組織体制を強化する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

首都圏賃貸に強み、収益は高水準

当社は首都圏の賃貸マンション・アパートを中心に展開するアセットライト型の不動産会社。売上高は200億円弱で、同業の大東建託と比べ規模は小さいが、営業利益率10%超と収益性は高い。中古物件の再生・転売やサブリースモデルで成長しており、今後も安定した賃貸需要を取り込む。ただし、空室率上昇や金利上昇リスクは共通の課題。

強み

  • アセットライト型で回転率を高め、営業利益率10%超と業界トップクラス。
  • 人口流入が続く東京圏に特化し、安定した賃貸需要を享受している。
  • 中古物件を仕入れ、リノベーション後再販・賃貸するスキームに強み。
  • 売上高が前期比+7%と拡大し、今期も+16%の計画で成長が続く。

課題

  • 変動金利の借入が多い場合、利払い増で収益を圧迫する可能性がある。
  • 景気悪化や供給過剰で空室が増えれば、賃料収入が減少する。
  • 大東建託など大手に比べブランド力で劣り、物件調達競争が激しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がエストラスト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12984ヤマイチエステート66億円11.6倍
22991ランドネット63億円5.5倍
33293アズマハウス62億円12.3倍
43495香陵住販62億円7.1倍
58891AMGホールディングス61億円5.1倍
63280エストラスト58億円4.0倍
78944ランドビジネス56億円35.2倍
82999ホームポジション48億円7.4倍
93490アズ企画設計46億円14.1倍
103286トラストホールディングス46億円
118996ハウスフリーダム45億円4.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

資本金2250万円で創業した1999年

1999年1月、不動産分譲事業を目的として山口県下関市彦島江の浦町に株式会社エストラストを設立。資本金は22,500千円。翌2月に宅地建物取引業者免許を取得し、事業基盤を整えた。設立当初は小規模な地元不動産会社としてスタートしたが、後に分譲マンション事業へ本格参入する布石となる。

原弘産グループを経て独立した2005~2008年

2005年3月、株式会社原弘産の連結子会社となる。同時期にマンション管理業を目的としたトラストコミュニティを設立し、グループとして管理事業に進出。本社移転や免許の大臣免許化を経て事業規模を拡大したが、2008年10月に原弘産との資本関係を解消。独立後は自社ブランドの確立と販売力強化に注力する。

福岡進出と上場で飛躍した2009~2012年

2009年に本社を下関市椋野町へ移転し、2010年9月には福岡支店を開設。九州主要都市への事業拡大を本格化した。2012年1月にはエス・バイ・エル(後のヤマダ・エスバイエルホーム)と代理店契約を締結し、販売チャネルを拡充。同年11月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。

市場第一部昇格と代理店契約解除の2014~2015年

2014年8月、東京証券取引所市場第一部へ市場変更。2年弱での昇格は成長の証となった。しかし2015年1月、ヤマダ・エスバイエルホームとの代理店契約を解除。自社販売体制への転換を図り、同時に本社を現在の下関市竹崎町へ移転。デベロッパーとしての企画・販売一体型モデルを確立する転機となった。

西部ガス傘下入りした2017年

2017年2月、西部瓦斯株式会社(現西部ガスホールディングス)による公開買付けを受け、同社の子会社となる。ガスエネルギー大手のグループ入りにより、財務基盤の安定と用地情報の共有などのシナジーが期待された。同年11月には福岡証券取引所本則市場にも上場し、九州での知名度向上を図った。

販売子会社設立と建和住宅の子会社化(2021~2023年)

2021年11月、マンション販売の専門子会社としてエストラスト不動産販売を設立。販売代理業務を分社化し、営業力の強化を図った。2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行。2023年3月には建和住宅の全株式を取得し子会社化。注文住宅ブランドを獲得し、分譲戸建事業の多角化を進めた。

年表20件を開く

1990年代

  • 1999年1月創業不動産分譲事業を目的として、会社設立(山口県下関市彦島江の浦町)資本金22,500千円
  • 1999年2月宅地建物取引業者免許を取得

2000年代

  • 2001年8月本社を山口県下関市山の田東町へ移転
  • 2005年3月株式会社原弘産の連結子会社となる
  • 2005年11月マンション管理業を目的として、株式会社トラストコミュニティ(現・連結子会社)を設立
  • 2006年2月商号変更宅地建物取引業者免許を国土交通大臣免許に変更
  • 2006年4月本社を山口県下関市南部町へ移転
  • 2008年10月株式会社原弘産との資本関係解消
  • 2009年1月本社を山口県下関市椋野町へ移転

2010年代

  • 2010年9月福岡支店を開設
  • 2012年1月エス・バイ・エル株式会社と代理店契約を締結
  • 2012年11月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2014年8月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2015年1月株式会社ヤマダ・エスバイエルホーム(旧エス・バイ・エル株式会社)と代理店契約を解除
  • 2015年6月本社を山口県下関市竹崎町へ移転
  • 2017年2月西部瓦斯株式会社(現西部ガスホールディングス株式会社)による公開買付けにより、同社の子会社となる
  • 2017年11月上場福岡証券取引所本則市場に株式を上場

2020年代

  • 2021年11月マンション販売を目的として、株式会社エストラスト不動産販売(現・連結子会社)を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、当社株式を市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2023年3月M&A建和住宅株式会社(現・連結子会社)の株式100%を取得し子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(3ヵ年累計)2028年2月期まで65,000百万円
  • 営業利益(3ヵ年累計)2028年2月期まで6,200百万円
  • 経常利益(3ヵ年累計)2028年2月期まで5,800百万円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益(3ヵ年累計)2028年2月期まで4,000百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    グループ連携によるシナジー最大化

    親会社の西部ガスホールディングス及び同社グループと連携し、プロジェクト用地情報の共有などグループ連携を深め、シナジー効果の最大化を図る。

  2. 02

    不動産分譲事業の拡大と環境配慮

    再開発や複合開発を積極的に推進し、共同事業への参入や福岡都市圏での用地仕入強化を行う。マンション500戸以上、戸建100戸以上の販売体制を目指す。また、ZEH・GX-ZEH仕様の環境配慮型住宅の供給に注力する。

  3. 03

    不動産管理事業の強化

    ストック事業として管理関連事業を強化し、管理戸数7,000戸を目指すとともに、組織体制を整備する。

  4. 04

    財務健全性と成長投資の両立

    自己資本比率30%以上の目標を基本としつつ、事業環境や資金需要に応じて自己資本の積み増しと有利子負債の圧縮を継続し、持続的な成長と企業価値の向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で95人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は535万円で、9期前と比べて+24.6%平均年齢は41.1歳、平均勤続年数は7.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月71
2018年2月74
2019年2月76
2020年2月42936.65.874
2021年2月43036.56.567
2022年2月45637.76.565
2023年2月47637.96.073
2024年2月47839.67.587
2025年2月52039.06.4922,174
2026年2月53541.17.3952,211

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
エストラスト 下関センタービル — 山口県下関市1,751百万円
不動産賃貸事業
商業用地 — 福岡県福岡市1,022百万円
不動産賃貸事業
賃貸用不動産 — 福岡県小倉市844百万円
オーヴィジョン パーキング — 山口県下関市723百万円
不動産賃貸事業
エストラスト 第2ビル — 山口県下関市435百万円
不動産賃貸事業
賃貸用不動産 — 山口県山口市407百万円
エストラストビル — 山口県下関市300百万円
不動産分譲事業 不動産賃貸事業
商業施設 — 山口県下関市226百万円
不動産賃貸事業
販売事務所 — 福岡県福岡市175百万円
不動産分譲事業
新山口駐車場 — 山口県山口市91百万円
不動産賃貸事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    西部ガスホールディングス株式会社(注2)
    福岡市博多区 · その他の関係会社
  • 国内
    株式会社 トラストコミュニティ
    山口県下関市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社エストラスト不動産販売
    山口県下関市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    建和住宅株式会社
    山口県下関市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は223億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.1%、利益が+5.0%。

売上高
+16.1%
223億円
営業利益
+5.0%
21億円
純利益
+7.7%
14億円
営業利益率
9.4%
前期比 -1.0%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高210億円223億円
営業利益16億円21億円
純利益10億円14億円
1株あたり配当¥34¥34

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は34億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+3.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q2000.0−1
2024年2Q2900.00
2024年3Q4624.31
2024年4Q857
2025年1Q3326.12
2025年2Q1400.0−1
2025年4Q1451812.412
2026年2Q1471510.210
2026年4Q7667.94
2027年1Q3400.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は87億円から223億円へ2.6倍に増えた。直近期の営業利益率は9.4%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月8785
2014年2月10395
2015年2月119106
2016年2月128106
福岡証券取引所本則市場に株式を上場
2017年2月138106
2018年2月138107
2019年2月156139
2020年2月15164
マンション販売を目的として、株式会社エストラスト不動産販売(現・連結子会社)を設立
2021年2月16585
2022年2月16074
建和住宅株式会社(現・連結子会社)の株式100%を取得し子会社化
2023年2月156128
2024年2月180117
2025年2月192201910.413
2026年2月22321209.414

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高223億円のうち、営業利益として残るのは21億円9.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の6.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.4%177億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.2%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.4%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.2pt
9.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.1pt
6.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.1pt
14.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが−56億円、投資CFが4億円で、差し引きのフリーCFは−52億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は79億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月−5012−520
2014年2月−5−312−824
2015年2月−9−620−1530
2016年2月16−1−71537
2017年2月8−111755
2018年2月9−1−10854
2019年2月−24−346−2773
2020年2月−25025−2573
2021年2月−49040−4963
2022年2月101−201154
2023年2月−18−834−2662
2024年2月17−531277
2025年2月35−5−430103
2026年2月−56429−5279

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は377億円。このうち返さなくてよい自己資本が108億円で、自己資本比率は28.7%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月77156219.6
2014年2月95217422.2
2015年2月119348528.5
2016年2月138399928.6
2017年2月1534510829.4
2018年2月1595210732.6
2019年2月2266016626.5
2020年2月2506118924.5
2021年2月2876622122.9
2022年2月2556918627.2
2023年2月3087723124.9
2024年2月3568327323.3
2025年2月4399534421.7
2026年2月37710826828.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
79億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
95億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
268億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率19 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率131社中50位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中88位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.0%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.4%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
28.7%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
16.1%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥944で、1年前と比べて-16.9%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥944+1.4%1ヶ月+5.1%1年-16.9%時価総額58億円
過去52週の値幅
安値¥883高値¥1,194

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.0倍
PER (会社予想)5.7倍
PBR0.54倍
配当利回り3.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価907円。25日線(963円)を-5.8%下回り、75日線(967円)も下回る。週足は下降トレンド。52週高値1220円からは-25.7%の水準。1ヶ月で-8.6%下落。出来高は一部で増加、売り圧力強。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは3.9倍と同業平均14.2倍を大幅に下回り、PBRも0.52倍と平均1.73倍に対して大きく割安。ROEが14%と高く、配当利回り3.75%は平均3.07%を上回る。ただし配当性向13.5%と低く、配当の持続性には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.0倍14.9倍
PER (予想)5.7倍
PBR0.54倍1.83倍
ROE14.0%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

好調な首都圏不動産市場を背景に増収増益が続く。PBR0.52倍、PER3.9倍と割安。強気派は資産効率の高さと低バリュエーション、株主還元(配当利回り3.75%)を評価。弱気派は不動産市況の反転リスク、負債比率の高さ(自己資本比率不明だがROEが高い=レバレッジ効き)、金利上昇による業績悪化を懸念。

プラスに働く材料7
  • 低PER・PBRの割安感

    PER3.9倍、PBR0.52倍は業界平均比割安

  • 高ROEと資本効率

    ROE14%と効率良く利益を生む

  • 好調な首都圏市況

    不動産需要堅調で販売好調

  • PBR0.52倍と解散価値割れ、株主還元強化期待継続影響

    PBR0.52倍、純資産107億円に対し時価総額56億円、自社株買いや配当増

  • 2026/2期売上高223億円、過去最高更新通年影響

    売上高192億→223億円と16%増、不動産市況堅調で収益拡大

  • ROE14%と高収益、PER3.9倍は極めて割安継続影響

    ROE14%に対しPER3.9倍、利益成長なくてもバリュエーション修正余地

  • 業績拡大基調、営業利益21億円と安定通年影響

    営業利益20億→21億円と増加、不動産仲介・販売事業好調

マイナスに働く材料7
  • 不動産市況反転リスク

    金利上昇で需要減退、業績悪化の可能性

  • 高レバレッジ経営

    自己資本比率が低く金利上昇で財務悪化リスク

  • 競合との差別化難

    大手不動産との競争で価格優位性維持は困難

  • 不動産市況悪化で販売事業が急減速リスク不定影響

    収益の大部分を占める不動産販売が市況悪化で低迷、営業利益21億円下振れ

  • 営業利益率9.4%と前期比低下、コスト増通年影響

    営業利益率10.4%→9.4%に低下、物件取得競争で粗利圧迫

  • 時価総額56億円と小型、流動性低い継続影響

    小型株で出来高少なく、大口売買で株価変動大

  • 金利上昇で不動産需要減退金融政策次第影響

    日銀利上げでローン金利上昇、不動産購入需要減、業績下押し

次の決算で確かめる点
販売戸数・坪単価
事業の規模と収益性を直接把握
自己資本比率
財務安定性の指標、レバレッジリスク評価
新規受注高
将来の売上高を先取りする指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり34で、前期から+15.4%いまの株価に対する利回りは3.60%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥34
1株あたり
配当利回り
3.60%
いまの株価に対して
配当性向
13.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月88.9
2018年2月1025.010.1
2019年2月1220.09.8
2020年2月1416.726.9
2021年2月140.019.9
2022年2月1614.330.1
2023年2月2025.016.7
2024年2月2210.021.9
2025年2月2618.213.3
2026年2月3015.413.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥34

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ4,511人。区分でいちばん多いのは事業法人58.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.1%を占め、残る38.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
事業法人55.856.557.357.657.858.1
個人・その他34.333.731.432.329.731.5
証券会社1.11.61.11.04.34.3
外国法人1.71.42.53.44.63.1
金融機関7.16.87.75.73.43.0
自己株式3.93.53.12.62.21.7
外国人個人0.00.00.00.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01西部ガスホールディングス株式会社51.00
02岡部産業株式会社4.33
03笹原 友也3.25
04大溝 延子2.92
05野村證券株式会社2.60
06大溝 一晴1.95
07岩男 登記子1.52
08株式会社山口銀行1.46
09株式会社福岡銀行1.38
10株式会社STプロパティ1.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+112%、1株純資産は14期で+483%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月11130643.47.13.1
2014年2月10942030.06.77.7
2015年2月10455121.36.610.5
2016年2月9763816.45.78.9
2017年2月10073014.67.08.9
2018年2月11783914.98.310.1
2019年2月14597116.05.39.8
2020年2月631,0296.410.426.9
2021年2月931,1088.77.519.9
2022年2月741,1676.57.630.1
2023年2月1401,28711.54.216.7
2024年2月1221,3859.15.321.9
2025年2月2221,58115.03.413.3
2026年2月2351,78614.05.013.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/2期の役員報酬は総額95百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
藤田尚久代表取締役社長56
藤本隆史専務取締役 住宅事業本部長49
中山公宏常務取締役 マンション事業本部長49
小林聖取締役 マンション事業部長46
久野耕一郎取締役65
山根康路取締役54
黒川直樹取締役 監査等委員58
杉本康平取締役 監査等委員49
野田芳取締役 監査等委員47
髙木康裕取締役副社長52

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)566168317
社外取締役512122

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容996字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社エストラスト)及び連結子会社3社(株式会社トラストコミュニティ・株式会社エストラスト不動産販売・建和住宅株式会社)で構成されており、山口県及び九州の主要都市を中心に、主に不動産分譲事業を展開しております。 当社では、事業用地の仕入れを行い、分譲マンションを企画開発し、エンドユーザーに提供しております。さらに山口県内では、当社及び建和住宅株式会社が分譲戸建の企画開発、販売を行っております。株式会社エストラスト不動産販売は分譲マンション及び分譲戸建の販売代理業務を行っております。また、その他事業として不動産の売買及び仲介等を行っております。株式会社トラストコミュニティにおいては、マンションの管理組合より建物管理業務を受託する不動産管理事業を行っております。 また、当社グループにおいて、不動産賃貸事業として優良な収益物件を厳選して取得しており、安定的な賃料収入を確保しております。 (不動産分譲事業) 当社は、自社ブランド「オーヴィジョン」マンションを主に山口県及び九州の主要都市において提供しております。当事業では、当社が販売代理で培ってきた販売力を活かしながら、デベロッパーとして商品企画部門と販売部門が一体となることで、お客様の多様化するニーズやトレンドを商品企画に反映することが可能となりました。 また、分譲戸建においては、山口県におけるこれまでのマンション供給実績とブランド力を活かした「オーヴィジョンホーム」と、建和住宅株式会社の注文住宅ブランド「Kenwa Style」を展開しております。 「オーヴィジョン」シリーズ、「Kenwa Style」両ブランドにおいて、環境に配慮した良質な住まいの提供を通して、人と社会と環境に貢献する住まいづくりを目指しております。 (不動産管理事業) 連結子会社の株式会社トラストコミュニティにおいて、マンションの管理組合より建物管理業務を受託するマンション管理業等を行っております。 (不動産賃貸事業) 当社グループにおいて、収益基盤の安定化を図るため、不動産賃貸事業を行っており、財務状況や市況等を慎重に判断しながら、優良な収益物件については積極的に取得を進めております。 (その他) 当社グループは、その他附帯事業として不動産の売買及び仲介等を行っております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,661字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、主に山口県及び九州の主要都市において、ファミリータイプの「オーヴィジョン」マンション及び分譲戸建「オーヴィジョンホーム」を提供しております。「オーヴィジョン」シリーズにおいては、「人と地球にやさしい暮らし」をコンセプトに、環境に配慮した良質な住まいの提供を通して、「人」と「社会」と「環境」の調和した未来の創造を目指しております。 また、親会社である西部ガスホールディングス株式会社及び同社グループの関連部門と連携し事業推進体制を整備しております。引き続き、同社及び同社グループとのシナジー効果の最大化に向け、プロジェクト用地情報の共有をはじめとするグループ連携を深めてまいります。 (2) 経営指標 当社グループは、用地取得資金および建築資金等の一部を主として金融機関からの借入金により調達しております。安定的かつ持続的な事業運営のためには、自己資本の拡充による財務基盤の強化が重要であり、最も重視している経営指標は自己資本比率であります。当社グループでは自己資本比率30%以上を目標としてまいりましたが、今期は販売活動の進捗等により棚卸資産が減少し、これに伴い総資産が縮小した結果、自己資本比率は28.7%となりました。 近年、金融市場や不動産市場の動向が変化する中で、成長機会を確実に捉えるためには、財務の健全性を維持しつつ、機動的な投資を可能とする十分な自己資本の確保がこれまで以上に重要であると認識しております。当社グループは一定のレバレッジを活用しながら事業を展開しておりますが、成長投資と財務健全性のバランスをより高い水準で両立させる必要があります。このため、自己資本比率については従来の目標値である30%以上にとどまらず、事業環境や資金需要の状況を踏まえつつ、自己資本の積み増しと有利子負債の適切な圧縮を継続することで、持続的な成長と企業価値の向上を図ってまいります。 (3) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 ①経営環境 当社が属する不動産業界におきましては、住宅取得に対する税制優遇や賃金上昇の側面等もあり、住宅需要は底堅く推移しているものの、地価の上昇、労務費及び建築資材の高騰から分譲マンションの建設費が上昇傾向にあります。また、住宅ローン金利水準の動向等にも懸念があることから、今後の事業環境は楽観視できない状況にあります。 このような環境の中、当社は山口県及び九州の主要都市を中心に不動産事業を行い、持続的な成長と更なる企業価値向上に努めております。 ②中長期的な会社の経営戦略 中期経営計画(2026年2月期~2028年2月期)の主要な業績目標は以下のとおりであります。 当該中期経営計画における計画値と実績値 (単位:百万円) 2026年2月期   2027年2月期   2028年2月期   中期経営計画 目標値(注1)   実績値   目標値(注1)   予想値(注2)   目標値(注1)   3ヶ年目標(注1) 売上高   21,000   22,313   21,000   21,000   23,000   65,000 営業利益   2,000   2,095   2,000   1,600   2,200   6,200 経常利益   1,900   1,962   1,900   1,400   2,000   5,800 親会社株主に帰属する当期純利益   1,300   1,420   1,300   1,000   1,400   4,000 (注1)目標値及び3ヶ年計画値は、2025年5月23日付で公表した中期経営計画に基づく数値であります。 (注2)2027年2月期予想値は、2026年4月10日付で公表した連結業績予想に基づく数値であります。 目標達成に向けたセグメントごとの中長期的な経営戦略は以下のとおりであります。 (不動産分譲事業) 不動産分譲事業におきましては、再開発や複合開発などの開発事業を積極的に行っていくほか、他社との共同事業(JV)への参入や福岡都市圏での用地仕入強化を行い、引渡戸数はマンション500戸以上、戸建100戸以上の販売体制を目指してまいります。また、ZEH(注1)及びGX‐ZEH(注2)仕様の住宅など環境に配慮した住宅の供給にも注力してまいります。 (注1)ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「住まいの断熱性能や省エネ性能を向上し、さらに太陽光発電などで生活に必要なエネルギーをつくり出すことにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気等)をゼロ以下とすることを目指した住宅」であります。 (注2)GX‐ZEH(グリーントランスフォーメーション・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「ZEHの基本的な考え方を踏襲しつつ、より高い断熱性能および省エネルギー性能を確保するとともに、太陽光発電等の再生可能エネルギーの導入と自家消費の拡大を通じてエネルギー利用の高度化を目指した住宅」であります。住宅分野における脱炭素化およびエネルギー自立性の向上に向け、ZEH水準を超える性能を有する住宅として位置付けられています。 (不動産管理事業) 不動産管理事業におきましては、ストック事業として管理関連事業の強化を行い、7,000戸の管理戸数と管理戸数の増加に伴う組織体制の整備を行ってまいります。 (不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業におきましては、将来的な開発を見据えた立地かつ収益性を考慮した賃貸不動産の厳選取得を行ってまいります。 (その他) その他の事業におきましては、郊外や狭小等の分譲マンション開発の困難な用地について、近隣環境等に考慮しながら、宅地造成開発による販売、賃貸マンション、コンパクトマンション等の供給をするなど、土地の有効活用策を検討し、事業を行ってまいります。 2027年2月期において、収益に大きく寄与する分譲マンションについては、366戸の引渡しを計画しております。分譲戸建については、引き続き山口県内を中心として80戸の引渡しを計画しております。 当社グループは、引き続き不動産市況の変動に適切に対応するとともに、他社との差別化を一層推進し、長期的な競争優位性を維持しながら収益力向上を図るため、特に以下の内容を重要課題として取り組んでまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①資金繰りを考慮した事業展開 当社グループの分譲マンション開発には期間を要し、その間に発生する建築費等の支出を考慮した場合、複数の案件を手掛けることは、資金繰りに支障をきたす可能性があります。当社グループは今後も、販売中の既存物件の契約状況に十分に配慮しながら、適切なファイナンスを実行し事業拡大を図ってまいります。 ②経営管理体制の強化 当社グループの属する不動産業界は、「建築基準法」、「国土利用計画法」、「都市計画法」、「宅地建物取引業法」等、建築や不動産取引に関わる多数の法令及び各自治体で定められる建築に関する条例等の法的規制を受けております。これらの法令や各種業務に伴い発生するリスクは著しく多様化し、その影響は増大しております。 また、企業の社会的責任も増大してきており、企業は自身の責任と判断でそのリスクを管理し、収益を上げていくことが必要であります。当社グループは、多様化するリスクを正確に把握し、業務が適正かつ効率的に遂行される仕組みである内部統制システムの構築を進めるとともに、グローバルな視点から国内外のステークホルダーの期待に応えるため、コーポレート・ガバナンスの強化を最重要視した経営管理体制の構築に取り組んでまいります。 ③人材育成の強化と人材の確保 当社グループでは、役員及び従業員のスキルアップが不可欠と認識しており、職種に応じた専門知識の修得だけでなく、他分野での知識の修得を奨励する資格手当制度を定めております。今後においても、これらの制度を拡充し人材の育成に努めてまいります。また、事業発展の前提となる人材の確保につきましては、中途採用に加え、新卒の定期採用等を積極的に実施し、優秀な人材の確保に努める方針であります。 ④再開発プロジェクト及び複合プロジェクトにおける進捗管理 当社グループでは、再開発プロジェクト及び複合プロジェクトを手掛けており、仕掛販売用不動産が大きく増加している要因となっております。再開発プロジェクト及び複合プロジェクトは、その性格上、事業規模の大型化や開発期間が長期化いたします。当社グループは、プロジェクトの進捗など、適切に管理を行い、事業拡大を図ってまいります。
事業等のリスク4,304字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの事業及び財政状況等に影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末において判断したものであります。 (1) 有利子負債への依存について 当社グループは、事業用地の取得資金及び建築資金の一部を主に金融機関からの借入金により調達しており、有利子負債依存度が高い水準にあります。今後においても、事業拡大に伴い有利子負債は高い水準で推移するものと想定され、資金調達が十分に実行できない場合や金利が上昇した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 引渡時期による業績変動について 当社グループの主力事業である不動産分譲事業は、分譲マンションの売買契約成立時ではなく顧客への引渡しをもって売上を計上する引渡基準を採用しております。そのため、天災やその他の予想し得ない事態の発生による建築工事の遅延や、不測の事態の発生による住宅設備機器のサプライチェーンへの影響等による引渡しの遅延があった場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 住宅の品質管理及び保証について 当社グループでは、不動産分譲事業における建築工事を外注により行っており、当社グループが販売する建物の種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないものについては、外注先の施工会社による工事保証にて担保しております。しかしながら、施工会社の財政状態が悪化または破綻する等により施工会社が負うべき契約不適合の担保責任が履行されない場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 土地仕入時において予想できないリスクについて 当社グループでは、事業用地の取得に際して、様々な調査を行い、用地取得の意思決定をしておりますが、用地取得時には予想がつかない土壌汚染や地中埋設物等の瑕疵が発見された場合、また、近隣への建築工事中の騒音や竣工後の日影の影響等に対する近隣住民の反対運動が発生した場合には、プロジェクトの工程に遅れをきたすと同時に、追加費用が発生するため、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 事業用地の仕入について 当社グループでは、経済情勢により、不動産市況、不動産販売価格の動向が変化した場合、事業用地の取得価格の変動要因となります。今後、事業用地の取得が計画どおりに進まない場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 建築工事費(建築資材・部材価格を含む)などの動向について 当社グループの主力事業である不動産分譲事業は、施工会社との間において工事請負契約を締結し、建物の建築工事を行っており、建築工事費は契約時に決定しております。国内外の経済情勢等の影響により、建築資材・部材価格の高騰等が発生した場合、建築工事費が上昇する可能性があります。基本的に建築工事費や事業用地等の仕入価格は、分譲マンションの販売価格に転嫁することから、これらの価格の動向が販売活動に影響した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 不動産市況の動向やテナントの退去・利用状況等の動向について 当社グループは、賃貸用不動産を保有しております。今後の不動産市況の動向やテナントの退去・利用状況等の動向によっては、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 経済動向・経営環境・不動産市況の変化について 当社グループの属する不動産業界は、景気動向、金利動向、不動産市況、新規供給物件動向、不動産販売価格動向、不動産税制等の影響を受けやすいため、景気見通しの悪化や、大幅な金利の上昇、供給過剰による販売価格の下落発生等、諸情勢に変化があった場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 開発・販売地域が集中していることに関するリスクについて 当社グループの開発及び販売地域は、山口・九州エリアに集中しております。当社グループは、今後の成長のために、他地域での開発及び販売を進めていくことも検討しておりますが、同地域の景気が悪化した場合や同地域に重大な災害が生じた場合は、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 在庫に関するリスクについて 当社グループは、分譲マンション・分譲戸建の企画・販売を行うために、先行して用地の仕入を行います。そのような中、急激な景気の悪化、金融機関の金融情勢による金利の上昇及び住宅関連税制の改廃等の要因により、分譲マンション・分譲戸建の不動産に対する需要が減退した場合、当社グループの販売計画の遂行が困難となり、プロジェクト計画の遅延による滞留在庫の増加の影響などから、資金収支の悪化、金利負担の増加などを招く可能性があります。また、「棚卸資産の評価に関する会計基準」により、正味売却価額が取得原価を下回った販売用不動産及び仕掛販売用不動産等について評価損を計上した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 法的規制等について 当社グループの属する不動産業界は、「建築基準法」、「国土利用計画法」、「都市計画法」、「宅地建物取引業法」等、建築や不動産取引に関わる多数の法令及び各自治体で定められる建築に関する条例等の法的規制を受けております。また、子会社の株式会社トラストコミュニティにおきましては、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」等による法的規制を受けております。このため、将来におけるこれらの法的規制の改廃、大幅な変更、新法の制定等により、事業計画の見直しの必要が生じる場合や、これらの法的規制等に定める事項に抵触した場合には、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、宅地建物取引業免許については、当社グループの主要な事業活動において必要不可欠な免許であります。現時点では、免許または登録の取消事由・更新欠格事由(宅地建物取引業法第65条及び第66条)に該当する事実は存在しておりませんが、今後、何らかの理由により免許及び登録の取消・更新欠格による失効等があった場合には、当社グループの主要な事業活動に支障をきたし、業績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの有する免許、許可及び登録については、以下のとおりであります。 会社名   法令名   免許・許可・登録等   有効期限 ㈱エストラスト   宅地建物取引業法   宅地建物取引業免許 国土交通大臣(5)第7207号   2031年2月15日 ㈱エストラスト   建設業法   一般建設業許可 山口県知事許可(般-7)第18142号   2030年6月27日 ㈱エストラスト   建築士法   一級建築士事務所登録 山口県知事登録E第2350号   2030年4月9日 ㈱トラストコミュニティ   マンションの管理の適正化の推進に関する法律   マンション管理業者登録 国土交通大臣(5)第072877号   2030年12月28日 ㈱トラストコミュニティ   宅地建物取引業法   宅地建物取引業免許 山口県知事(3)第3487号   2030年3月17日 ㈱トラストコミュニティ   建築士法   一級建築士事務所登録 山口県知事登録 第3081号   2027年1月18日 ㈱エストラスト不動産販売   宅地建物取引業法   宅地建物取引業免許山口県知事(1)第3769号   2027年1月5日 建和住宅㈱   宅地建物取引業法   宅地建物取引業免許 山口県知事(7)第2695号   2028年11月28日 建和住宅㈱   建設業法   特定建設業許可 山口県知事許可(特-3)第14145号   2026年12月5日 建和住宅㈱   建築士法   二級建築士事務所登録山口県知事登録D第3821号   2026年10月15日 (12) 小規模組織であることによるリスクについて 当社グループは、小規模組織であり、今後の成長のために販売、仕入、開発、管理における優秀な人材の確保が必要なものと認識しておりますが、当社グループが必要とする人材を適時に確保できる保証はありません。また、当社グループが必要とする人材が適宜に採用できなかった場合、あるいは従業員数の増加に対して管理体制の構築が順調に進まなかった場合には、当社グループの業務に支障をきたす可能性があります。また人員増強、教育及びシステム等の設備強化等に伴って、固定費の増加等から収益性の悪化を余儀なくされ、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 情報セキュリティについて 当社グループでは、多数のお客様の個人情報をお預かりしており、個人情報については、個人情報保護基本規程等に基づいて厳重に管理しております。また、社内の情報管理システムを強化するとともに、従業員等に対する教育・研修等により情報管理の重要性の周知徹底を行っております。しかしながら、コンピューターウイルスやランサムウェアを含む不正なサイバー攻撃、不正アクセス、人為的過失等により情報が外部へ漏洩した場合には、お客様対応やシステム復旧に伴う費用の発生、取引機会の損失、さらには当社グループの社会的信用等に影響を与え、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 親会社について 当社の親会社である西部ガスホールディングス株式会社は、当社の経営に関し、当社の独自の企業文化、経営の自主性を維持する方針であります。今後においても同社は当社の自主的な経営を尊重しつつ連携を深めていくものとしておりますが、同社の経営方針に変更があった場合、当社の事業運営等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は、親会社との間で以下の関係を有しております。 (i) 西部ガスホールディングス株式会社との取引について 当社と西部ガスホールディングス株式会社の間には、当連結会計年度における重要な取引関係はありません。 (ⅱ) 西部ガスグループ企業との関係について 当社と西部ガスグループ各社との間には、当連結会計年度における重要な取引関係はありません。 なお、上記は当社グループが事業を継続する上で、予想される主なリスクを具体的に例示しており、これらに限定されるものではありません。
経営成績の分析 (MD&A)5,946字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1. 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、物価上昇を受けつつも、雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直し、インバウンド需要の回復、AI関連や省力化関連を中心とした設備投資需要などを背景に、全体としては緩やかな回復基調となりました。一方で、各国の通商政策を巡る不確実性、国際商品市況、為替相場の変動など依然として不透明な状況が続いております。 当社グループが属する不動産業界におきましては、地価や建築コストの上昇により不動産価格は依然高値圏で推移している一方、政府による各種住宅取得支援策の継続や賃金の上昇などが下支えとなり、市況は都市部を中心に底堅く推移しました。反面、不動産価格の高止まり、建設労働者の慢性的な不足、さらには金融市場の動向など、引き続き予断を許さない状況が続いております。 このような環境下ではありましたが、当社の主要供給エリアである山口県及び九州の主要都市を中心に不動産事業を展開した結果、需要は底堅く推移しました。 当社の主力事業である不動産分譲事業では、収益に大きく寄与する分譲マンションについては、404戸(前期比21戸減)の引渡が完了いたしました。山口県において展開する分譲戸建については、68戸(前期比1戸減)の引渡が完了となりました。その結果、当連結会計年度において分譲マンション及び分譲戸建の総引渡戸数は472戸(前期比22戸減)となりましたが、建築コスト上昇等に伴う価格転嫁の進展や各セグメントの持続的成長により、売上高、営業利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は増加いたしました。費用面については、広告宣伝費やモデルルーム費などの販売費及び一般管理費が増加いたしました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は22,313百万円(前期比16.1%増)、営業利益は2,095百万円(同4.8%増)、経常利益は1,962百万円(同1.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,420百万円(同6.0%増)となりました。 セグメントの業績を示すと次のとおりであります。 (不動産分譲事業) 不動産分譲事業におきましては、分譲マンション404戸(前期比21戸減)、分譲戸建68戸(前期比1戸減)の引渡を行いました。建築コスト上昇等に伴う価格転嫁の進展により売上高は増加いたしましたが、広告宣伝費やモデルルーム費などの販売費及び一般管理費が増加いたしました。 以上の結果、売上高は18,681百万円(前期比9.0%増)、セグメント利益は2,142百万円(同6.4%減)となりました。 (不動産管理事業) 不動産管理事業におきましては、当社グループの管理物件が増加し、マンション管理戸数は6,749戸(前期比217戸増)となりました。管理戸数増加により管理手数料収入が増加し、リフォーム工事等の完成工事高についても増加いたしましたが、管理手数料原価、リフォーム工事等の完成工事原価の増加、人件費等販売費及び一般管理費が増加いたしました。 以上の結果、売上高は776百万円(前期比15.2%増)、セグメント利益は83百万円(同14.9%減)となりました。 (不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業におきましては、当社グループが保有する賃貸用不動産から安定的に収益を確保いたしました。費用面については、租税公課などの販売費及び一般管理費が増加いたしました。 以上の結果、売上高は494百万円(前期比12.4%増)、セグメント利益は175百万円(同15.6%減)となりました。 (その他) その他附帯事業として、不動産の売却等を行った結果、売上高は2,361百万円(前期比144.1%増)、セグメント利益は436百万円(同186.7%増)となりました。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて6,254百万円減少し、37,663百万円となりました。このうち流動資産は、前連結会計年度末に比べて6,951百万円減少し、29,448百万円となり、固定資産は、前連結会計年度末に比べて697百万円増加し、8,214百万円となりました。流動資産の主な減少の要因は、販売用不動産の減少4,466百万円及び現預金の減少2,391百万円によるものであります。固定資産の主な増加の要因は、建物及び構築物の増加732百万円であります。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて7,538百万円減少し、26,843百万円となりました。このうち流動負債は、前連結会計年度末に比べて7,335百万円減少し、20,242百万円となり、固定負債は、前連結会計年度末に比べて202百万円減少し、6,600百万円となりました。流動負債の主な減少の要因は、未払金の減少3,752百万円、支払手形及び買掛金の減少3,602百万円、前受金の減少3,152百万円及び短期借入金の増加3,846百万円であります。また、固定負債の主な減少の要因は、社債の増加1,000百万円及び用地仕入及びマンション建設に伴う長期借入金の減少1,187百万円であります。 当連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて1,284百万円増加し、10,820百万円となりました。主な増加の要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により利益剰余金が1,251百万円増加したことであります。 なお、当連結会計年度末において、自己資本比率は28.7%、1株当たり純資産額は1,785円54銭となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、営業活動により5,639百万円減少、投資活動により356百万円増加、財務活動により2,891百万円増加しております。以上の結果、前連結会計年度に比べて2,391百万円減少し、7,870百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な原因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、5,639百万円(前連結会計年度は3,501百万円の増加)となりました。これは、仕入債務が3,602百万円、前受金が3,152百万円、未払金が3,752百万円減少したこと及び棚卸資産が2,283百万円減少したこと等による資金の減少によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の増加は、356百万円(前連結会計年度は521百万円の減少)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入が445百万円あったこと等によります。 (財務活動によるキャッシュフロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、2,891百万円(前連結会計年度は409百万円の減少)となりました。これは、長期借入金の返済による支出8,173百万円があった一方、長期借入れによる収入6,891百万円、短期借入金の純増額が3,940百万円、社債の発行による収入963百万円あったこと等による資金の増加によります。 (3) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 該当事項はありません。 ② 契約実績 当連結会計年度の契約実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前期比(%) 件数   契約高(百万円)   件数   契約高(百万円) 不動産分譲事業 分譲マンション   377   14,472   331   13,271   △8.3 分譲戸建   75   2,514   70   2,672   6.3 合 計   452   16,987   401   15,943   △6.1 (注) 1.件数については、戸数を表示しております。 2.不動産管理事業、不動産賃貸事業及びその他の事業においては、事業の性質上記載を省略しております。 当連結会計年度の契約残高をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前期比(%) 件数   契約高(百万円)   件数   契約高(百万円) 不動産分譲事業 分譲マンション   323   13,056   250   10,139   △22.3 分譲戸建   25   819   27   999   21.9 合 計   348   13,876   278   11,139   △19.7 (注) 1.件数については、戸数を表示しております。 2.不動産管理事業、不動産賃貸事業及びその他の事業においては、事業の性質上記載を省略しております。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)   前期比(%) 件数   販売高(百万円)   件数   販売高(百万円) 不動産分譲事業 分譲マンション   425   14,835   404   16,183   9.1 分譲戸建   69   2,302   68   2,497   8.5 不動産分譲事業計   494   17,137   472   18,681   9.0 不動産管理事業   -   673   -   776   15.2 不動産賃貸事業   -   440   -   494   12.4 そ    の    他   -   967   -   2,361   144.1 合 計   494   19,218   472   22,313   16.1 (注) 1.件数については、戸数を表示しております。 2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2. 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。当社グループは、特に以下の重要な会計方針が、連結財務諸表の作成において使用される見積り及び判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ①売上高・売上総利益 当連結会計年度における売上高は22,313百万円(前期比3,094百万円増)、売上原価は17,705百万円(前期比2,660百万円増)となりました。主な増加の要因は建築コスト上昇等に伴う価格転嫁の進展や各セグメントの持続的成長によるものであります。売上原価については、原価増加部分を補えず原価率は79.4%と前連結会計年度より1.1%増加いたしました。 その結果、売上総利益は4,607百万円(前期比434百万円増)となりました。 ②営業利益 当連結会計年度における営業利益は2,095百万円(前期比96百万円増)となりました。主な増加の要因は、広告宣伝費やモデルルーム費等販売費及び一般管理費増加分を上回る売上総利益の増加によるものであります。 ③経常利益 当連結会計年度における経常利益は1,962百万円(前期比30百万円増)となりました。営業外収益は103百万円(前期比63百万円減)となりました。また、営業外費用は236百万円(前期比2百万円増)となりました。 ④親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は1,420百万円(前期比80百万円増)となりました。特別利益は116百万円(前期比116百万円増)となりました。また、特別損失は30百万円(前期比30百万円増)となりました。 (3)資本の財源及び資金の流動性の分析 当社グループの資金需要のうち主なものは、用地の取得資金及び建築資金等の事業資金等であります。当社グループは、事業活動に必要な資金を安定的に維持・確保するため、自己資金を活用するほか、金融機関より借入金や社債によって調達しております。調達においては、金利情勢に注意を払いつつ、適切なコストで安定的に資金を確保するべく、主要取引行等とは調達枠を設けた当座貸越契約を締結する等、資金調達における流動性を補完するとともに、金融機関と良好な関係を維持継続してまいります。 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「1. 経営成績等の状況の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (4)当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、3 事業等のリスクに記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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