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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

香陵住販

Koryojyuhan Co., Ltd.3495 · Standard · 不動産業

茨城・千葉・東京を地盤に、不動産の仲介・販売・管理を一気通貫で手がける地域密着型不動産企業。

概要

香陵住販は、1981年に茨城県水戸市で創業した不動産会社である。茨城県を中心に、東京都・千葉県を含む20店舗で不動産の売買・賃貸仲介、管理、自社企画物件の販売を展開する。2025年9月期の連結売上高は115億円、従業員240名。東京証券取引所JASDAQに上場し、安定収益の積み上げとストックビジネスの強化を経営方針とする。

売上高の約74%を占める不動産流通事業

香陵住販の事業は、不動産流通事業と不動産管理事業の二本柱で構成される。不動産流通事業は、仲介事業収益(賃貸・売買仲介)と不動産売上高(仕入不動産商品・自社企画投資用不動産の販売)から成る。2025年9月期の同事業売上高は約85.8億円で、連結売上高の約74%を占める。主力商品は自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズで、用地取得から建設、販売、管理まで一貫して手掛ける。また、中古住宅や土地を仕入れてリノベーション後販売する買取再販も行う。

管理戸数24,481戸、安定的収益の不動産管理事業

不動産管理事業は、管理事業収益(プロパティマネジメント)、賃貸事業収益(自社保有不動産の賃貸・転貸・コインパーキング)、太陽光売電事業収益から構成される。2025年9月期の同事業売上高は約29.8億円。管理戸数は24,481戸、駐車場台数9,743台、コインパーキング運営台数1,577台に達する。安定収益基盤として位置づけられ、自社企画物件の管理受託や地域オーナーへの提案を通じて管理戸数の拡大を図る。子会社ジャストサービスが一部の保守メンテナンス・工事を担う。

茨城県内18店舗、ドミナント戦略で地域深耕

香陵住販は茨城県内に18店舗、千葉県柏市に1店舗、東京都台東区に1店舗の計20店舗を展開する。水戸市に本社・南町店を置き、ひたちなか、つくば、日立、東海など県内主要都市に店舗網を構築。ドミナント出店によりエリアの市場占有率向上を目指す一方、出店していないエリアへの拡大も課題とする。2024年4月には守谷支店を新設。リアル店舗での仲介強化とともに、ネット店(インターネット経由の取扱)も併用する。

子会社ジャストサービスとKASUMIC統合のグループ体制

当社グループは、香陵住販と子会社ジャストサービス株式会社の2社で構成される。ジャストサービスはもと子会社「シンクタンク」が前身で、1999年に商号変更。主に不動産管理事業における修繕・リフォーム工事を担当する。2019年には株式会社KASUMICを子会社化し、2022年10月に吸収合併した。不動産ファンド事業では、不動産特定共同事業法の許可を取得し、2022年に第1号ファンドの運用を開始(2023年5月終了)。開発型ファンドへの取り組みも進める。

業界の中での役割は不動産流通・管理サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
115億円
営業利益
11億円
営業利益率
9.6%
純利益
10億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
不動産流通事業86億円74.1%9億円10.5%
不動産管理事業30億円25.9%10億円33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産流通(仲介・販売)主力

賃貸・売買不動産の仲介業務と、仕入不動産の商品化販売、自社企画の投資用不動産「レーガベーネ」の分譲を行う。土地・中古住宅のリノベーションによるバリューアップも手がける。

主な製品・サービス2
仲介サービス(賃貸・売買)
賃貸不動産・売買不動産の仲介業務を提供。地域密着型で幅広い物件情報を扱う。
レーガベーネ(自社企画投資用不動産)
投資用賃貸マンションのブランド。用地取得から企画・建設・入居者募集まで行い、管理業務を委託条件として投資家に販売する。

02不動産管理(管理・賃貸)主力

受託した賃貸物件のプロパティマネジメント業務(賃料収納、契約更新、保守管理、入居者対応など)を提供。自社保有物件や借上げ物件の賃貸、コインパーキング、太陽光発電による売電も行う。

主な製品・サービス1
プロパティマネジメント
賃貸管理の受託業務。賃料収納、契約更新、保守メンテナンス、入居者管理、解約精算などを行う。

製品と技術

自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズ

香陵住販の主力商品は、自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズである。当社が用地を取得し、外部建設会社に建設を依頼。完成後は賃貸入居者を募集し、原則として管理業務を自社で受託した上で投資家に販売する。鉄筋コンクリート造の物件に加え、小型の木造賃貸住宅も手掛ける。2025年9月期には12棟142戸を販売し、建築中(建築準備含む)が18棟203戸ある。物件の屋根には太陽光パネルを設置し、売電収益も得る。

買取再販で実需・投資用物件を供給

買取再販事業では、土地、中古住宅、中古投資用賃貸不動産を仕入れ、土地造成やリノベーションを施して商品化する。実需用不動産(自己使用目的)と投資用仕入不動産の両方を扱う。2009年6月、千葉県市川市で初のリノベーションマンション「レジデンス行徳」(全64戸)を分譲販売した。2025年9月期には、練馬区関町土地やサンステージ茅ケ崎、ひたちなか市長堀土地などの大型案件が売上に貢献した。戸建・区分所有建物の仕入れ・販売も好調に推移している。

管理事業のプロパティマネジメントとコインパーキング

不動産管理事業の中核は、受託物件のプロパティマネジメントである。賃料収納、契約更新、保守メンテナンス、入居者管理、解約精算などの業務を一括して行い、子会社ジャストサービスが一部工事を担当する。2025年9月期の管理戸数は24,481戸。コインパーキング事業では、自社所有地や借上げた土地に駐車場を運営し、運営台数は1,577台に達する。2024年には新たな提案営業により、地域オーナーへのコインパーキング提案も強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字が香陵住販

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15533エリッツホールディングス71億円9.5倍
23277サンセイランディック69億円8.8倍
33241ウィル69億円7.3倍
42984ヤマイチエステート67億円11.8倍
52991ランドネット65億円5.7倍
63495香陵住販64億円7.3倍
73293アズマハウス62億円12.3倍
88891AMGホールディングス61億円5.1倍
93280エストラスト57億円4.0倍
108944ランドビジネス56億円35.1倍
112999ホームポジション50億円7.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

資本金1,000万円で茨城県水戸市に設立された1981年

1981年10月、不動産の売買・賃貸仲介を目的として、資本金1,000万円で茨城県水戸市南町二丁目に香陵住販を設立。創業時の所在地は南町二丁目6番8号。設立から3年後の1984年10月には、賃貸管理物件の増加に対応するため賃貸不動産管理部門を新設し、仲介業務に加えて管理業務への展開を開始した。

子会社設立と初の自社企画物件「フォーライフ水戸」

1987年9月、不動産賃貸マンションの企画・コンサルティングを目的に子会社「株式会社シンクタンク」を設立。1988年6月には、自社で企画した投資用不動産「フォーライフ水戸」を茨城県水戸市で商品化し、自社企画物件の販売に乗り出した。1990年7月には水戸市城南に「駅南店」を開設。1995年10月に建設業許可を取得し、事業領域を拡大した。

本店移転と店舗網拡充、1997年から2000年代

1997年7月、本店を現在地の水戸市南町二丁目4番33号に移転し、同時に名称を「南町店」に変更。「50号バイパス店」も開設。1999年11月、子会社「株式会社シンクタンク」を「ジャストサービス株式会社」に商号変更。同年12月には水戸市袴塚に「茨大前店」を開設するなど、県内での店舗展開を加速。2001年6月には赤塚駅前店、2003年2月にはひたちなか店を開設した。

本店新社屋完成と東京都・千葉県への進出

2004年1月、水戸市南町に本店新社屋が完成。同年10月に千波店、2005年4月に市毛店、2007年10月につくば研究学園店、2008年5月に東海店を開設。2009年6月、千葉県市川市で社宅一棟を取得し、初のリノベーションマンション分譲販売事業を展開。同年10月には東京都台東区に「東上野店」を開設し、その後「東京支社」へ名称変更。同年12月、都内初の自社企画物件「フォーライフ田端」に着手した。

高齢者住宅・コインパーキング・太陽光発電の新規事業

2011年10月、高齢者住宅課を新設し、サービス付き高齢者住宅・有料老人ホームの紹介業務を開始。2012年3月に賃貸管理業者制度に登録。2013年8月にはインターネットによる不動産取扱を主とする「ネット店」の業務を開始。2015年1月、茨城県鉾田市に第1号となる太陽光発電設備(152.88kw)を連携開始。2016年4月にコインパーキング課を新設し、同事業を本格稼働させた。2017年11月には大型コインランドリーを開業したが、2021年9月に撤退している。

JASDAQ上場と子会社KASUMICの統合

2018年9月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2019年3月、株式会社KASUMICの全株式を取得し子会社化。2021年6月に不動産特定共同事業法の許可を取得し、2022年6月に第1号ファンドの運用を開始(2023年5月に運用終了)。2022年10月、株式会社KASUMICを吸収合併した。2024年4月には茨城県守谷市に「守谷支店」を開設し、店舗網をさらに拡大している。

2025年9月期、売上高115億円・純利益10億円を計上

2025年9月期の連結業績は、売上高115億円(前期比14.9%増)、営業利益11億円(同7.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10億円(同40.6%増)と過去最高を更新。自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズの12棟販売や、買取再販の好調が牽引した。管理戸数も24,481戸に拡大し、安定収益基盤が強化されている。

年表37件を開く

1980年代

  • 1981年10月創業不動産の売買・賃貸仲介を目的として資本金1,000万円にて茨城県水戸市南町二丁目6番8号に設立
  • 1984年10月賃貸の管理物件の増加により、賃貸不動産管理部門を新設
  • 1987年9月不動産賃貸マンションの企画・コンサルティングを目的に子会社「株式会社シンクタンク」を設立
  • 1988年6月茨城県水戸市に自社企画投資用不動産※「フォーライフ水戸」を商品化

1990年代

  • 1990年7月茨城県水戸市城南に「駅南店」を開設
  • 1995年10月建設業許可を取得
  • 1997年7月本店を茨城県水戸市南町二丁目4番33号に移転、同時に本店を名称変更し「南町店」として開設、「50号バイパス店」を開設
  • 1999年11月商号変更子会社「株式会社シンクタンク」を「ジャストサービス株式会社」に商号変更
  • 1999年12月茨城県水戸市袴塚に「茨大前店」を開設

2000年代

  • 2001年6月茨城県水戸市赤塚駅南口前に「赤塚駅前店」を開設
  • 2003年2月茨城県ひたちなか市東石川に「ひたちなか店」開設
  • 2004年1月茨城県水戸市南町二丁目4番33号に本店新社屋完成
  • 2004年10月茨城県水戸市千波町に「千波店」開設
  • 2005年3月商号変更宅地建物取引業を国土交通大臣免許に変更「現:国土交通大臣免許(4)第7026号」
  • 2005年4月茨城県ひたちなか市市毛に「市毛店」開設
  • 2007年10月茨城県つくば市に「つくば研究学園店」開設
  • 2008年5月茨城県那珂郡東海村舟石川駅西に「東海店」開設
  • 2009年2月マンション管理業者に登録
  • 2009年6月千葉県市川市幸二丁目にて社宅一棟(レジデンス行徳:全64戸)を取得し、初となるリノベーションマンション分譲販売事業を展開
  • 2009年10月「東上野店」を東京都台東区上野七丁目に移転、同時に「東京支社」へ名称変更
  • 2009年12月東京都内で初となる自社企画投資用不動産「フォーライフ田端」着工

2010年代

  • 2011年10月高齢者住宅課を新設、サービス付き高齢者住宅・有料老人ホームの紹介業務を開始
  • 2012年3月賃貸管理業者制度に登録「現:国土交通大臣免許(02)第002086号」
  • 2012年11月茨城県つくば市天久保に「つくば天久保店」開設
  • 2012年12月茨城県日立市助川町に「日立店」開設
  • 2013年8月インターネットによる不動産取扱を主とした「ネット店」の業務開始
  • 2014年8月M&A「東京支社」・「上野駅前店」を統合
  • 2015年1月茨城県鉾田市大蔵に第1号となる太陽光発電(152.88kw)を連携開始
  • 2016年4月不動産ソリューション事業部内に「コインパーキング課」を新設、コインパーキング事業の本格稼働開始
  • 2016年10月茨城県つくば市東新井に「つくば支店」開設
  • 2017年11月茨城県水戸市に大型コインランドリーをオープン(2021年9月コインランドリー事業から撤退)
  • 2018年9月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2019年3月M&A株式会社KASUMICの全株式を取得し子会社化

2020年代

  • 2021年6月不動産特定共同事業法に係る許可取得
  • 2022年6月第1号ファンドの運用開始(2023年5月運用終了)
  • 2022年10月M&A株式会社KASUMICを吸収合併
  • 2024年4月茨城県守谷市に「守谷支店」開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 自己資本比率30%以上を維持し、40%を目指す
  • 自己資本利益率 (ROE)10%以上を維持
  • 株主資本配当率 (DOE)2.8%以上
  • 社用車のエコカー(ハイブリッド、EV)化2027年9月期まで全社用車をエコカーに

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    自社企画投資用不動産の継続的商品化

    立地環境に合わせた自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズの安定的な商品化を継続し、物件力を強化する。投資用物件や土地などの買取再販も積極的に行い、不動産流通事業の収益を高める。

  2. 02

    不動産管理事業の安定収益拡大

    自社企画物件やリアル店舗での提案力強化により管理戸数を増やし、賃貸管理を中心とした安定収益を確保する。コインパーキングの運営台数増加や魅力ある賃貸物件の継続的仕入れにも取り組む。

  3. 03

    IT技術導入による業務効率化とサービス向上

    DXを強化し、業務効率化と労働生産性の向上を図る。既存システムに満足せず、より利便性の高い技術を常に見直し、高品質なサービスを提供する。

  4. 04

    ドミナント出店による市場占有率向上

    未出店エリアへの出店情報を収集し、各地域でのドミナント出店を確立。エリア内での市場占有率向上を目指す。

  5. 05

    多角的提案営業の強化とサステナビリティ推進

    空き家や遊休地の課題に対し、リースバックや各種商品による有効活用提案、リノベーションによる資産価値向上を推進。太陽光発電の設置拡大、社用車のエコカー化など環境対応も強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で240人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は623万円で、7期前と比べて+15.5%平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は9.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年9月172
2019年9月53936.96.8205
2020年9月54937.36.8220
2021年9月55737.27.3223
2022年9月56936.76.9226
2023年9月56538.48.3232
2024年9月58639.48.8236424
2025年9月62340.09.4240458

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率57.1%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)52.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
守谷支店 — 茨城県守谷市446百万円
つくば支店 — 茨城県つくば市321百万円
守谷本町カラオケ館 — 茨城県守谷市304百万円
フォーライフ 上野駅前ビル — 東京都台東区298百万円
アシュベール二の宮 — 茨城県つくば市237百万円
ONE’S PARK 城南第9駐車場 — 茨城県水戸市200百万円
KORYOエコパワー 水戸市森戸町 — 茨城県水戸市158百万円
ヴァンヴェール水戸 — 茨城県水戸市135百万円
つくば支社 — 茨城県つくば市115百万円
水戸支社 — 茨城県水戸市106百万円
ほか6件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は115億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.0%、利益が+10.0%。

売上高
+15.0%
115億円
営業利益
+10.0%
11億円
純利益
+42.9%
10億円
営業利益率
9.6%
前期比 -0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高123億円115億円
営業利益12億円11億円
純利益11億円10億円
1株あたり配当¥64¥64

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は27億円、営業利益は3億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+3.8%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q22313.62
2023年3Q26311.53
2023年4Q181
2024年1Q32412.54
2024年2Q2627.71
2024年4Q4249.52
2025年2Q70811.48
2025年4Q4536.72
2026年2Q7879.07
2026年3Q27311.12

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2014年9月期からの12期で、売上は42億円から115億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は9.6%。売上は10期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
「東京支社」・「上野駅前店」を統合
2014年9月4232
2015年9月3953
茨城県つくば市東新井に「つくば支店」開設
2016年9月4342
2017年9月5043
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2018年9月5353
株式会社KASUMICの全株式を取得し子会社化
2019年9月6264
2020年9月7564
2021年9月7864
株式会社KASUMICを吸収合併
2022年9月8785
2023年9月9397
茨城県守谷市に「守谷支店」開設
2024年9月100101010.07
2025年9月11511109.610

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高115億円のうち、営業利益として残るのは11億円9.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は10億円、売上の8.7%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%をちょうど並ぶ水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.3%74億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.0%31億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.6%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.0pt
9.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.5pt
8.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+4.8pt
17.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年9月期は営業CFが−6億円、投資CFが6億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は14億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年9月2−1412−125
2017年9月11−9−224
2018年9月0−38−39
2019年9月3−50−26
2020年9月21−12−799
2021年9月6−2−1412
2022年9月−3−1011−1310
2023年9月−14−317−1710
2024年9月−7011−714
2025年9月−661014

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2025年9月期の総資産は178億円。このうち返さなくてよい自己資本が62億円で、自己資本比率は34.7%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年9月3692725.0
2015年9月48123624.8
2016年9月66155123.3
2017年9月70185226.0
2018年9月81265532.8
2019年9月92296331.8
2020年9月91335836.1
2021年9月96366038.2
2022年9月115407535.1
2023年9月141469532.8
2024年9月1645311232.0
2025年9月1786211634.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
54億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
116億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
42
/ 100
安定性自己資本比率23 / 40
収益力営業利益率19 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中40位あたり、逆に低いのは配当利回り131社中90位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
9.6%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
34.7%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.0%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,315で、1年前と比べて-2.4%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥2,315+0.0%1ヶ月-2.4%1年-2.4%時価総額64億円
過去52週の値幅
安値¥2,298高値¥2,684

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.3倍
PER (会社予想)5.8倍
PBR0.93倍
配当利回り2.76%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1日で-0.68%下落し2341円。25日線(2361円)を下回り、75日線(2395円)も下回る。52週高値2855円から約18%下落。52週安値2311円に接近しており、割り込むかが焦点。出来高は1400株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは7.35倍と業界平均13.91倍を大きく下回り、PBRも0.95倍と平均1.71倍を下回る。ROEは17.7%と高い。配当利回りは2.50%と平均2.30%を上回る。業績は増収増益基調。割安だが配当性向15.6%と低く、増配余地はある。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.3倍14.9倍
PER (予想)5.8倍
PBR0.93倍1.84倍
ROE17.7%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この会社の先行きについて、追い風になる材料と重しになる材料をそれぞれ並べている。

プラスに働く材料4
  • 増収増益トレンド、営業利益11億円継続2025年9月期影響

    2025年9月期営業利益11億円、前期比10%増で収益拡大基調

  • 配当利回り2.5%と安定株主還元通年影響

    安定配当下支え、利回りは市場平均並み

  • PBR0.95倍と割安、自己株式取得の可能性次回決算影響

    PBR1倍割れが続けば自社株買いに動く可能性

  • 地域密着型ビジネスで安定需要継続影響

    特定地域で不動産仲介・販売、景気連動性やや低

マイナスに働く材料4
  • 営業利益率10%から低下傾向2025年9月期影響

    営業利益率9.57%は前期比0.43pt低下、コスト増で更なる低下

  • 金利上昇による住宅需要減退金融政策次第影響

    住宅ローン金利上昇で購入意欲減、販売件数減少懸念

  • 外国人保有比率0.25%と低く需給薄継続影響

    外国人投資家関心薄く、売り圧力時に買い手不在

  • 株価下落トレンド、1年で11%下落継続影響

    下落基調継続なら投資家心理悪化、更なる下落

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり64で、前期から+14.6%いまの株価に対する利回りは2.76%。増配か配当維持が6年続いている。

年間配当
¥64
1株あたり
配当利回り
2.76%
いまの株価に対して
配当性向
15.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
6年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年9月2013.4
2020年9月2315.016.2
2021年9月3239.122.9
2022年9月3612.521.2
2023年9月4113.918.7
2024年9月4817.119.2
2025年9月5514.615.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥64

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,039人。区分でいちばん多いのは個人・その他77.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.2%を占め、残る82.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他92.390.586.183.180.677.9
事業法人3.84.57.711.212.914.7
証券会社0.71.93.32.93.64.7
金融機関2.72.52.62.62.72.5
外国法人0.60.50.40.30.20.3
自己株式0.00.00.0
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01薄井 宗明33.71
02菅原 敏道7.70
03株式会社フラクタル・ビジネス5.10
04アイエスジー株式会社3.80
05カンプロ株式会社3.33
06門田 洋2.82
07水戸信用金庫2.31
08金子 哲広1.95
09水戸証券株式会社1.63
10香陵住販従業員持株会1.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-20
    薄井 宗明
    新規の大量保有報告
    29.32%
    -4.72pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で−63%、1株純資産は12期で−50%。直近期のROEは17.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年9月9944,49924.82.0
2015年9月1,4966,02028.41.3
2016年9月2341,55416.31.8
2017年9月2811,83616.61.5
2018年9月3262,03314.74.811.1
2019年9月1421,12013.34.513.4
2020年9月1481,25112.44.916.2
2021年9月1481,36311.36.422.9
2022年9月1831,50112.85.421.2
2023年9月2421,71015.16.118.7
2024年9月2641,91514.65.919.2
2025年9月3682,24117.76.615.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額163百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
薄井宗明代表取締役会長75932,700
金子哲広代表取締役社長5154,200
菅原敏道専務取締役 第一営業本部長75213,400
神長春美取締役 第三営業本部長6234,000
中野大輔取締役 財務管理本部長5510,000
須能享取締役 第二営業本部長464,200
菊池秀一取締役 不動産開発事業本部長518,000
鳴尾嘉人取締役 経営戦略本部長476,000
加藤雅之取締役62

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)81371114919
社外取締役3883
監査役16066

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容903字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社、子会社(ジャストサービス株式会社)計2社で構成しており、茨城県、千葉県及び東京都において、不動産の売買、賃貸、仲介、管理を中心にその他不動産に関わる事業を展開しております。主な業務内容においては、不動産の仲介(賃貸・売買)及び販売を主とする「不動産流通事業」と賃貸不動産の管理業務及び不動産賃貸を主とする「不動産管理事業」を報告セグメントとしております。詳細は次のとおりです。 セグメント   詳細   内容 不動産流通事業   仲介事業収益   賃貸不動産の仲介業務及び売買不動産の仲介業務を行っております。 不動産売上高   仕入不動産商品及び自社企画投資用不動産の販売業務を行っております。仕入不動産商品は、主として土地、中古住宅及び中古投資用賃貸不動産を仕入れた後、土地造成やリノベーション等を行い、当社グループ所有の不動産として商品化し販売を行っております。また、仕入不動産商品には、当該商品の買主が自己使用を目的として購入する実需用不動産商品と投資用仕入不動産商品があります。自社企画投資用不動産は、投資用賃貸不動産である「レーガベーネ」シリーズの企画を当社で行い、用地取得後、外部の建設会社に建設を依頼し、当社において賃貸入居者を募集した後、原則として管理業務については当社が受託することを条件として投資家へ販売を行っております。 不動産管理事業   管理事業収益   賃貸不動産の管理業務を行っております。当社グループにて管理を受託した賃貸用不動産のプロパティマネジメント業務(賃料収納、契約更新、保守メンテナンス、入居者管理、解約精算等の業務)を行います。また、一部の保守メンテナンス、工事についてはジャストサービス株式会社が行っております。 賃貸事業収益   当社グループの不動産の賃貸、賃貸不動産を借上げた後の転貸、当社グループが所有又は借上げた土地にてコインパーキング事業を行っております。 太陽光売電事業収益   当社所有の太陽光発電設備にて売電事業を行っております。 以上述べた事項を事業系統図で示すと次のとおりです。 <事業系統図>
経営方針・対処すべき課題3,815字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針について 当社グループは、「お客様満足度」の向上、「働く私たちの幸福」の追求及び「社会との調和を重んじ地域発展に貢献するとともに、関係する人々に信頼される企業」を目指すことを企業理念に掲げ、より質の高い不動産商品作り、不動産業としての幅広い提案力によって地域社会の発展に貢献し、地域で愛される企業となることを、経営の方針としております。 (2) 経営環境及び経営戦略等について 当社グループを取り巻く経営環境としましては、雇用・所得環境の改善による個人消費の持ち直しや、インバウンド需要の回復等を背景に緩やかな景気回復の動きが見られました。しかしながら、長期化するロシアによるウクライナ侵攻等の地政学的リスクや世界的な物価上昇、金融引締政策、円安等により、景気の先行きは依然として不透明な状況となっております。 このような環境の中、当社グループは、不動産売上高に過度に依存せず、売上高を着実に拡大すること、また継続可能な収益の積み上げにより、利益率の向上に取り組むことを基本方針として経営にあたってまいります。セグメント別の経営戦略については以下の通りであります。 ① 不動産流通事業 不動産売上高については、当社グループの強みである企画力を生かし、立地環境に合わせた自社企画投資用不動産レーガベーネシリーズの安定的な商品化を継続することで、セグメントの垣根を越えた企業の物件力を強化してまいります。また、投資用物件、土地、戸建、区分所有物件の買取再販についても積極的に仕入れを行います。仲介事業については、リアル店舗での仲介を強化し、収益アップを図るとともに既存店舗の魅力向上への取り組みについても強化してまいります。 不動産ファンド事業については現在、運用中となっているプロジェクトに続き、今後は開発型ファンドへの取り組みを行うことにより、投資家の幅広いニーズに応えてまいります。 ② 不動産管理事業 不動産賃貸物件の管理戸数については、自社企画投資用不動産による増加及び、リアル店舗における地域オーナーへの提案力と仲介力を当社の大きな武器として、請負による物件の企画やリノベーションを中心とした物件力の強化と入居率の向上により、確実に増加をさせることで、賃貸管理を中心とした管理事業収益の安定的な確保を目指します。コインパーキング事業においても全社的に地域オーナーへの提案に努め、運営台数の増加を図ります。賃貸事業においては安定的な収益確保に努め、魅力ある商品については継続的に仕入れを行ってまいります。また、太陽光売電事業については、自社企画投資用不動産「レーガベーネ」の屋根へ太陽光パネルの設置を拡大する一方、メガソーラー施設においては保有リスクの検証を実施し、継続して売却の検討を行います。 (3) 目標とする経営指標 当社は永遠に続く会社(倒産しない会社)であるためには持続的な成長とともにストックビジネスの強化による安定収益の拡大が重要であると考えております。目標とする指標に関しては、次に掲げる項目についてバランスを取りながら継続的な企業価値の向上を目指すとともに、株主重視の経営を行ってまいります。 ① 経営の健全性の向上 自己資本比率を重要な経営指標の一つと捉え、30%以上を維持し、40%を目指します。 ② 積極的・戦略的な事業投資 将来の成長、安定収益の拡大に繋がる事業投資は積極的に行い、その他M&A等の事業投資は戦略的に行うことに よって持続的な成長を図ります。 ③ 経営の効率性の向上 自己資本利益率を重要な経営指標の一つと捉え、10%以上を維持します。 ④ 持続的・安定的な株主還元 株主資本配当率2.8%以上を当面の目標として、累進配当を実施します。 (4) 対処すべき課題について 当社グループの対処すべき課題について、その内容と対処方針等は以下のとおりです。 ① 自社企画投資用不動産の強化 当社グループは、自社企画投資用不動産であるレーガベーネの継続的な商品化を行っております。今後においても商品の販売、仲介、販売後の管理により売上の確保と管理戸数の拡大を目指してまいりますが、借主や投資家双方に魅力ある商品作りをするにあたり、建築費から受ける影響は大きく、広いエリアにおいて商品化ができていないことが課題であると認識しております。この課題を克服するために、当社グループは、エリアの店舗を中心に地域に根ざした営業活動を通じて商品開発用地の情報収集に努めるほか、金融機関等との関係を強化し、自社企画投資用不動産の用地の確保を致します。 ② IT技術の積極的な導入と活用 事業におけるDXの強化は、事業戦略の重要方針の1つであり、消費者のデジタル化に伴い、顧客満足はもちろん、従業員の業務効率化や労働生産性の向上に繋がり、働き方改革の実現も可能となります。当社グループが既に導入しているシステムに満足せず、常により利便性の高い技術の導入について見直しを進め、高い品質のサービス、業務の実現を進めてまいります。 ③ ドミナント出店による拡大 当社グループは、茨城県内に18店舗、千葉県柏市と東京都台東区にそれぞれ1店舗の計20店舗での営業展開を行っておりますが、ドミナント展開のされていないエリアがあり、広域的な顧客へのニーズに十分に対応されていないことが課題であります。この課題を克服するために、エリアの出店予定地の情報を入手し、各地域において、ドミナント出店を確立し、エリアでの市場占有率の向上を目指します。 ④ 提案営業の強化 国内においては、人口減少から空き家が増加しており、今後世帯数の減少が予測される中、空き家問題はますます深刻になると考えられます。また、遊休地の活用においては、地域、立地により様々なニーズに応じて多様な提案が必要となります。これらの問題を克服するため、当社グループではエリアの店舗を中心に地域に根ざした営業活動を通じて顧客の所有不動産に対し、リースバック、買取や各商品(投資用不動産、宅地造成、コインパーキング、トランクルーム、太陽光等)による有効活用提案、及びジャストサービス株式会社によるリノベーションでの資産価値の向上等、多角的な提案営業により、不動産の遊休化の防止と流通促進を目指してまいります。 ⑤ 人材の確保と育成 当社グループは、今後のエリア及び事業拡大に合わせ、優秀な人材を継続的に採用、教育することが課題であると認識しております。この課題を克服するために、当社グループは、事務や営業スタッフの業務の標準化により効率的な業務遂行を可能とすると共に、社内外の教育や研修の充実により従業員の資質向上を図っております。また、他部署間での異動やグループ間の出向制度を利用し、不動産に関する総合的な提案型営業スタッフの育成及び店舗格差を無くしサービスを平準化することを推進しております。 ⑥ コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンスの強化 当社グループの継続的な事業の発展及び信頼性の向上のためには、コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンスの強化に取り組むことが課題であると認識しております。これらの課題を克服するために、内部統制システムに係る基本方針の着実な運用に加えて、コーポレートガバナンス・コードに沿った企業体制の構築に積極的に取り組んでまいります。また、コンプライアンスの強化については、コンプライアンス委員会における法令遵守に対する意識向上維持に努めるとともに今後も更なるコーポレート・ガバナンスの充実を図るべく、最善の経営体制を目指して強固な内部統制機能の構築とコンプライアンスの強化に取り組んでまいります。 ⑦ リスク管理体制の強化 当社グループが、事業を継続し、成長するために、自然災害や感染症の流行、情報セキュリティの不備等、多岐にわたる事業に関するリスクの回避、迅速な対応や再発防止が重要な課題であると認識しております。これらの課題を克服するため、リスク管理委員会は想定しうるリスクへの対応策を事前に検討し、リスクが財政状態及び経営成績に与える影響を最小限に抑える体制の強化を図ってまいります。 ⑧ サステナビリティ経営の推進 当社グループは、企業の社会的責任に対する要請が一層高まっていることを踏まえ、SDGsを見据えた持続可能な社会と事業成長の両立の実現に向け、取り組むことが課題であると認識しております。この課題を克服するために、自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズの屋根部分への太陽光発電を設置拡大、ジェンダー平等を実現するためのキャリアパスの構築、不動産業における多様な「柱」により、地域の方々を含むステークホルダーの福利に継続して貢献する等、サステナビリティ経営の推進に努めてまいります。加えて、世界的に提唱されている2050年カーボンニュートラルの実現を見据えた環境対応も重要な課題と考えており、2027年9月期までに社用車のエコカー(ハイブリッド、EV)化を目指し、自社のCO2排出量削減に向けた取り組みも強化してまいります。
事業等のリスク6,528字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生する可能性のあるリスクのすべてを網羅するものではありません。 (1) 市場環境の変化について 当社グループの事業のうち、不動産売上高と仲介事業収益(売買)については、景気、金利、地価、税制及び政策等によって、投資用物件、土地、中古住宅に対する顧客の売却・購入意欲が大きく左右されます。 当社グループにおいては、需要の高い不動産をタイムリーに提供出来るようにするために、これらの外部動向について市場分析を行い、あわせて地域の特性と需要に応じた不動産のタイムリーな仕入れ、魅力ある商品作りを行っております。しかしながら、今後の景気の悪化、所得の低下、金利の上昇、地価の上昇、税制及び政策の変更、不動産投資に対する金融機関の融資姿勢の変化があった場合は、顧客の売却・購入意欲の減退につながり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合について 当社グループが茨城県内を中心に展開している不動産流通事業及び不動産管理事業は、免許業種であるものの、事業運営に必要な設備が少なく参入障壁が低いため、競合他社による新規参入やエリア拡大などにより、競争が激化する可能性があります。当社は水戸・ひたちなかエリアにおいてドミナント戦略を展開し、不動産情報の収集力強化に努めるとともに、その他のエリアへの展開を図っておりますが、競合状況によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ① 不動産販売 不動産販売事業においては、戸建用地、中古建物の仕入れや販売に関し、資金力に加え、不動産情報の収集力が鍵となります。これに対して当社グループは、仲介の事業プロセスにおいて不動産情報(売却、購入の顧客情報)を収集し、投資用物件についても、来店顧客から地域のニーズをしっかりと聞き取って、時代にあった商品作りに努めておりますが、競合他社が当社グループと同様の戦略で事業を展開してきた場合等は、当社グループの差別化要因が薄れ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 仲介事業 仲介事業においては、商圏の賃貸管理戸数(売買においては売買物件数)と集客数が、売上数値の構成の鍵となります。これに対して当社グループは、茨城県内の水戸・ひたちなかエリアにおいてドミナント戦略を展開し、顧客、物件数の囲い込みを行っております。しかし、その他のエリアにおいては未だ成長段階にあり、それらエリアへの拡大が進展せず、また、水戸・ひたちなかエリアへの競合他社の多店舗展開における参入等により、顧客、物件の確保ができなくなる等の状況が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 不動産管理事業 不動産管理事業においては、商圏内で一定規模の賃貸管理戸数を確保することに加え、リーシング力、集客数、賃貸不動産における資産価値維持向上のための提案力が鍵となります。当社グループは、ドミナント戦略を展開している水戸・ひたちなかエリアにおいて、顧客、物件数の囲い込みを実現して競争力の強化を図っておりますが、強力な提案力等を背景に多数の賃貸管理戸数を獲得する競合他社が出現した場合、競合他社へ当社の管理が移行し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 需要減少リスク わが国の人口は今後減少が見込まれております。世帯数についても、現時点では単身者世帯の増加により世帯数は増加しているものの、今後は減少していく見込みです。その結果、入居者獲得競争が激化し、家賃相場が全体的に下落した場合、当社グループの不動産管理事業については、賃貸事業収益及び管理手数料の減少が想定されます。また、不動産流通事業においては、家賃相場の下落による仲介事業収益(賃貸)の減少、人口の比例に伴う不動産購買層の減少による不動産売上高、仲介事業収益(販売)の減少の可能性が考えられます。その結果、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 自然災害等について 当社グループの各事業においては、台風や地震等の自然災害等により中古住宅の購入に対する顧客の購入意欲が減退する可能性、あるいは引き渡し前の不動産商品が破損又は倒壊する恐れがあります。 当社は、茨城県水戸市を中心に業を行っておりますが、先の東日本大震災のように、今後当社の営業地域において不測の自然災害が発生した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、新型コロナウイルスの影響について、当社グループへの影響は軽微であったものと認識しております。しかし、新たな変異株の出現により再度、感染が拡大するような事態となった場合、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 販売用不動産の仕入れ及び工事原価について 当社グループの不動産売上高の商品構成は、土地・中古住宅と自社企画投資用不動産等で成り立っており、この不動産売上高に係る商品企画においては、投資家ニーズに合わせた商品作りが重要となり、主として賃貸用不動産の商品作りを継続事業としてまいりました。今後も、管理戸数の拡大に寄与する鉄筋コンクリート造の物件及び、小型の木造賃貸住宅を商品化したいところではありますが、先の東日本大震災でもあったように自然災害、競争激化や経済環境の変化に伴う建築費高騰における、仕入価格、建材価格の上昇等があった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 在庫リスクについて 当社グループは、自社商業エリアにおいて需要予測、近隣地域環境、お客様のニーズ等を慎重に分析調査を行ったうえで、物件の仕入れ、リフォーム、販売を行っております。しかし、不動産市況の悪化等によって物件の販売が滞った場合、物件保有期間の長期化に繋がる可能性があります。当社のビジネスモデルとして、長期在庫となった場合は販売価格等を見直しての売却処分や、棚卸資産の評価損処理が必要となる場合があるほか、滞留在庫の増加により有利子負債が増加する等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 契約不適合責任について 当社グループの自社不動産販売事業においては、宅地建物取引業法及び住宅の品質確保の促進等に関する法律の規定に基づき、中古住宅については引き渡し後2年間、新築住宅については引き渡し後10年間の契約不適合責任を負っております。 当社グループにおいては、仕入れ時に入念な現況調査を行い、基礎部分で致命的な欠陥がある等、再生に適さないと判断した場合には買取の対象から除外する、あるいは建屋を解体して平地にすることにより、当社の提供する中古住宅の品質を一定に維持しております。 しかしながら、引き渡し後の不動産に何らかの契約不適合があった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 収益の季節変動性リスク 当社グループの賃貸仲介事業及び管理事業収益(賃貸不動産の管理業務等)の売上高は、日本の慣習である2月から4月にかけての入学、入社や人事異動の転居に伴い集中する傾向があります。また、不動産売上高においては、商品の売却の時期、売却額により四半期の売上高に大きな影響を与えることがあります。これらにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、第44期連結会計年度における四半期ごとの売上高、経常利益は以下の通りであります。 第44期連結会計年度(自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 第1四半期 自2024年10月 至2024年12月   第2四半期 自2025年1月 至2025年3月   第3四半期 自2025年4月 至2025年6月   第4四半期 自2025年7月 至2025年9月   通期 売上高(千円)   3,322,212   3,670,513   2,602,255   1,937,907   11,532,888 売上構成比(%)   28.8   31.8   22.6   16.8   100.0 経常利益(千円)   336,479   404,680   209,022   85,760   1,035,943 (9) 有利子負債への依存と金利変動の影響について 当社グループの財務状況として、不動産商品の仕入れや太陽光売電設備等の設備投資により有利子負債比率が高くなる傾向にあります。そのため、当社グループでは棚卸資産の回転期間を重要な経営指標としており、原則として6ヶ月間(大型分譲開発行為を伴うものについては1年間)での販売計画を実施し、適正な在庫水準を維持することに重点を置いて、財務の安定を図っております。しかし、新たな投資用不動産の開発資金の借り入れを行う場合、金融機関の融資姿勢や金利の動向により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (10) 固定資産の減損について 当社グループは、賃貸事業として賃貸用不動産を所有するほか、コインパーキングを営んでおります。また、太陽光売電事業として太陽光発電設備等を所有しております。これらの資産及び展開する営業店舗について、収益性の低下、地価の下落等の影響により固定資産の減損損失を計上することとなった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人材の確保及び育成について 当社グループが行う不動産業には、専門的かつ高度な知識や資格を有した人材が不可欠であります。また、新しい地域に事業拠点を拡大していくためには営業人員等の増強が不可欠であります。さらに管理部門においても、法令遵守や財務報告の適正性と正確性を確保するために有能な人材を配置する必要があります。今後、人材の育成に努めるとともに良質な人材の確保を急ぐ予定でありますが、これらが不調に終わった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (12) 特定人物への依存について 当社代表取締役会長である薄井 宗明は、当社創業者であり、当事業年度の末日(2025年9月30日)において筆頭株主として発行済株式総数2,764,800株に対し932,700株(持株比率33.73%)を所有し、代表取締役として経営方針や経営戦略の決定等、当社の事業活動上の重要な役割を果たしております。当社においては、同人に対して過度に依存しないよう、合議制や権限委譲を推進することにより意思決定の合理化を図っております。しかしながら、現時点において、同人が何らかの理由により経営者として業務を遂行できなくなった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 法的規制について 当社グループは、宅地建物取引業の免許、賃貸住宅管理業の登録、建設業の許可及び、建築士法に基づく登録等を行って不動産販売や建築請負の事業を展開しておりますが、これらの事業は宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法その他、多くの法令や自治体の定める条例等による法規制を受けております。そのため当社グループでは法令遵守を徹底し、免許等の取消事由や更新欠格事由が発生しないように努めており、継続に支障を来たす要因は発生しておりませんが、将来当社グループの免許等が何らかの理由により取消し等になった場合には、当社グループの事業活動が大幅に制約されることとなり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。なお、当社グループの主要な業務である宅地建物取引業及び、賃貸住宅管理業について、その有効期限やその他の期限が法令、契約書により定められているものは下表のとおりです。 (許認可の状況) 許認可等の名称   許認可(登録)番号   有効期限   許認可等の取消又は更新拒否の事由 宅地建物取引業者免許   国土交通大臣(4)第7026号   2025年3月31日   宅地建物取引業法第66条 賃貸住宅管理業者登録   国土交通大臣(2)第002086号   2026年10月19日   賃貸住宅管理業法第23条 (注)宅地建物取引業者免許について、2025年3月31日をもって有効期限を迎えておりますが、同日までに宅地建物取引業法第3条第3項に基づき更新申請を行っております。提出日現在、更新手続きの審査中であり、同法第3条第4項に基づき従前の免許は引き続き有効となっております。 (14) 個人情報の保護について 当社グループは、土地・住宅・投資用不動産の購入顧客や管理賃貸住宅の入居者等の個人情報、従業員や一部取引先の個人番号等を保有しております。これらの情報については、「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)や「行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」(番号法)等に基づいてデータへのアクセス権限を制限したり、外部からの侵入防止を図る等の対策を講じたりするとともに、従業員等に対して個人情報保護法や番号法に係る啓蒙活動を実施して、その漏洩や不正使用の未然防止に努めております。しかしながら、人為的なミスや何らかの不正な方法等により当社グループが保有する個人情報等が漏洩等した場合には、信用力の低下や損害賠償の請求等によって当社グループの経営成績及び財政状態に影響が及ぶ可能性があります。 (15) 訴訟等について 当社グループは、本書提出日現在において業績に重要な影響を及ぼす訴訟を提起されている事実はありません。しかしながら、販売した不動産における契約不適合や債権未回収等の権利関係をめぐった顧客等との間でトラブルが発生した場合、又は、リフォーム工事期間中に近隣からの騒音クレーム等が発生した場合等は、これらに起因する訴訟が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16) ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、当社及び当社子会社の取締役及び従業員に対し、当社グループの業績向上に対する貢献意欲や士気をよりいっそう高めるとともに、株主との価値共有の推進により、企業価値向上に資することを目的として、ストック・オプションとしての新株予約権を付与しております。提出日の前月末現在、新株予約権による潜在株式数は81,400株であり、これは発行済株式総数の2.94%に相当しております。今後、これらの新株予約権が行使されることで、当社の1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 (17) 太陽光発電設備の操業リスク 当社グループが運営する太陽光発電設備においては、安全操業及び設備の安定運転を心がけております。保守・保安作業については当社グループ従業員のみならず、発電設備メーカー及びメンテナンス会社と協議を重ねた上で実施しておりますが、これら太陽光売電設備において、故障や盗難等の想定外の設備不良により、計画通りの操業ができなくなった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,662字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループが属する不動産業界におきましては、賃貸市場は、社会・経済活動とともに需要は活発化しているものの、貸家の住宅着工戸数は減少傾向が続いております。販売市場は、住宅ローンへの先高観や資材や物価コストの上昇により、持家の住宅着工戸数は減少傾向が続いております。 このような中、当社の自社企画投資用不動産のレーガベーネシリーズにおいて、鉄筋コンクリート造の物件に加え、小型の木造賃貸住宅の用地取得、建設、販売に注力し、11棟(122戸)が完成し12棟(142戸)を販売、現在建築中(建築準備を含む)の物件が18棟(203戸)あることから、安定的な商品の供給と管理物件の増加サイクルが強化されました。また、不動産ファンド事業については新規に6つのプロジェクト、うち1つは第1号となる開発型ファンドとして募集をいたしました。今後も幅広い商品作りを継続し、不動産投資の魅力を発信してまいります。 当社グループにおいては、全体の賃貸管理戸数が増加したことにより、安定収益基盤が強化され、茨城県を中心とした、物件情報の収集、仲介件数の拡大、管理物件の入居率向上及び管理戸数の更なる拡大が可能となっております。 この結果、売上高11,532,888千円(前期比14.9%増)、営業利益1,071,264千円(同7.0%増)、経常利益1,035,943千円(同5.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,015,589千円(同40.6%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 不動産流通事業 不動産売上高においては、自社企画投資用不動産のレーガベーネシリーズは、レーガベーネ東上野(東京都台東区)やレーガベーネ長堀Ⅱ(茨城県ひたちなか市)を含む12棟が販売となり、当社の主力商品として、安定的な商品づくりと供給が可能となりました。また、練馬区関町土地(東京都練馬区)、サンステージ茅ケ崎(神奈川県茅ケ崎市)、ひたちなか市長堀土地(茨城県ひたちなか市)が売上に大きく寄与する形となっております。その他、戸建、区分所有建物の仕入れ、販売においても計画に対し好調に推移しました。賃貸仲介は、ネットを中心とした仲介契約が順調に推移し、前年実績を上回る結果となりました。売買仲介は、住宅ローンへの先高感や物価上昇による消費者心理の低下の影響はあるものの、前年を上回る結果となりました。 これらの結果、不動産流通事業の売上高は8,577,718千円(前期比15.3%増)、セグメント利益は871,038千円(同13.1%増)となりました。 不動産管理事業 不動産管理事業については、当社の安定的な収益基盤であり、賃貸管理戸数が24,481戸、駐車場台数が9,743台となりました。自社の賃料収入は、物件の新規取得により前年実績を大きく上回る形となりました。また、コインパーキング事業は、運営台数が1,577台となり、稼働率が計画を上回ったことから、前年実績を大きく上回る結果となりました。太陽光売電事業については、前連結会計年度に茨城県石岡市の太陽光発電施設「KORYOエコパワー石岡」、第1四半期連結会計期間に茨城県水戸市の太陽光発電施設「KORYOエコパワー高田町」を売却したことにより前年実績を下回る結果となりました。 これらの結果、不動産管理事業の売上高は2,979,208千円(前期比13.2%増)、セグメント利益は970,870千円(同0.4%減)となりました。 当連結会計年度末における総資産は17,837,116千円となり、販売用不動産の増加等によって前連結会計年度末に比べて1,422,901千円増加致しました。当連結会計年度末における負債合計は11,638,376千円となり、長期借入金等の増加によって前連結会計年度末に比べて487,962千円増加致しました。当連結会計年度末における純資産合計額は6,198,740千円となり、前連結会計年度末に比べて934,938千円増加致しました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末に比べて16,067千円増加し、1,391,571千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及び増減の要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により使用した資金は646,443千円(前期は712,222千円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,431,466千円の計上があったものの、棚卸資産の増加1,678,701千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により獲得した資金は552,816千円(前期は7,299千円の収入)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出65,368千円及び定期預金の増加による支出30,188千円があったものの、有形固定資産の売却による収入657,132千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により獲得した資金は109,694千円(前期は1,083,061千円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出3,746,519千円があるものの、長期借入れによる収入3,998,500千円によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前期比(%) 不動産流通事業   5,994,184   249.2 合計   5,994,184   249.2 (注) 1. 不動産管理事業の仕入実績については金額的重要性が乏しいため記載を省略しております。 2.金額は、仕入価格によっております。 3. 主な増加の要因は、自社企画投資用不動産レーガベーネシリーズの仕入から販売にいたる一連の事業活動によるものであります。 c.受注実績 不動産流通事業においては、受注販売を行っておりませんので、受注実績は記載しておりません。 不動産管理事業の修繕及びリフォームについて受注を行っておりますが、いずれも受注から売上高計上まで期間が短期であるため、受注実績は省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) 不動産流通事業   8,577,718   15.3 不動産管理事業   2,979,208   13.2 合計   11,556,927   14.8 (注)内部売上高を控除する前の数値で記載しております。 (注) 1.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ピナクルプロパティーズ株式会社   -   -   1,177,828   10.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、財政状態及び経営成績に影響を与える会計上の見積りを行う必要があります。当社グループはこの見積りを行うにあたり、過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループが連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a.販売用不動産及び仕掛販売用不動産の評価 正味売却価額は、見積売却価格から見積追加投資額及び見積直接経費を控除して算出しております。正味売却価 額のうち、見積売却価格については、不動産市況のほか近隣物件及び同種物件の実際の成約価格及び現時点における販売状況等を勘案して見積りを行っております。また、見積追加投資額及び見積直接経費については、契約書又は見積書等の金額を基礎に見積りを行っております。 正味売却価額の見積りに用いた仮定は、実際の売却価格、追加投資額及び直接経費とは異なる可能性があり、その実現には不確実性があります。また、正味売却価額の見積りに用いた仮定について見直しが必要となった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において、棚卸資産評価損を計上する可能性があります。 b.固定資産の減損処理 減損の兆候があると認められた固定資産については、当該固定資産から得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額とを比較し、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には減損損失の認識が必要と判断し、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 減損の兆候の把握や減損損失の認識の判断において用いた仮定は、実際のキャッシュ・フローとは異なる可能性 があり、その実現には不確実性があります。また、減損損失の認識の判断に用いた仮定について見直しが必要となった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において、減損損失を計上する可能性があります。 c.繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性があると判断した将来減算一時差異を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.売上高の分析 当連結会計年度における売上高は、11,532,888千円(前期比14.9%増)となりました。これは、レーガベーネ駒込や大型の土地の売却等により不動産売上高が6,818,808千円(同16.7%増)、期中に仕入れた鉄筋コンクリート造マンションやレーガベーネ守谷等の賃料収入により、自社物件の賃貸事業収益が587,260千円(同16.9%増)、また、ストックビジネスのメインである管理事業収益については、管理戸数の積み上げにより、1,545,167千円(同28.1%増)となったことによるものであります。 以上の結果、事業セグメント別売上高は、不動産流通事業の売上高が8,577,718千円(同15.3%増)、不動産管理事業の売上高が2,979,208千円(同13.2%増)となりました。 b.売上原価、売上総利益の分析 当連結会計年度における売上原価は、7,400,022千円(前期比20.6%増)となりました。これは主に不動産売上高に付随する不動産売上原価が増加したこと及び賃料収入がある販売用不動産の増加に伴う、減価償却費の増加によるものであります。 以上の結果、事業別セグメント売上原価は、不動産流通事業の売上原価が6,002,818千円(同18.8%増)、不動産管理事業の売上原価は1,408,999千円(同28.1%増)となりました。 その結果、当連結会計年度における売上総利益は、4,132,866千円(同6.0%増)となりました。 c.販売費及び一般管理費、営業利益の分析 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、3,061,601千円(前期比5.6%増)となりました。これは主に人件費が増加したことによるものであります。 その結果、当連結会計年度における営業利益は、1,071,264千円(同7.0%増)となりました。 d.営業外損益、経常利益の分析 当連結会計年度における営業外収益は、32,577千円(前期比15.4%減)となりました。これは主に受取保険金の減少によるものであります。また、営業外費用は、67,898千円(同13.2%増)となりました。これは主に借入金の増加や金利の上昇による支払利息の増加によるものであります。 その結果、当連結会計年度における経常利益は、1,035,943千円(同5.8%増)となりました。 e.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益の分析 当連結会計年度における特別利益は、410,688千円(前期比90.2%増)となりました。これは主に太陽光発電施設「KORYOエコパワー高田町」の譲渡に伴う固定資産売却益が計上されたためであります。また、特別損失は、15,165千円(同89.1%減)となりました。これは主に減損損失の減少によるものであります。また、法人税、住民税及び事業税と法人税等調整額をあわせた税金費用は、415,877千円(同24.4%増)となりました。 その結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、1,015,589千円(同40.6%増)となりました。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の資金需要のうち主なものは、運転資金、販売用不動産購入資金、自社企画投資用不動産プロジェクト資金、設備資金であります。 運転資金は、基本的に手許資金で賄っております。 販売用不動産購入資金は、小型物件については手許資金、大型物件については、物件毎の販売計画に基づいて金融機関からの長期借入金又は短期借入金で調達しております。 自社企画投資用不動産プロジェクト資金は、物件毎の企画書に基づいて金融機関からの長期借入金又は短期借入金で調達しております。 設備資金は、設備投資計画に基づき手許資金で賄っております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は、7,512,897千円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、1,391,571千円となりました。 ④ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2021年3月16日に資本政策を制定し、自己資本比率は30%台を維持し40%を目指す、ROEは10%以上を維持するとしております。また、株主還元につきましては、これまで配当性向30%以上を目標としておりましたが、長期安定的な利益還元と「累進配当」の継続をより明確にするため、DOE(株主資本配当率)2.8%以上を新たな目標として設定致しました。なお、年間管理戸数増加目標は1,000戸としております。 当連結会計年度における実績につきましては、自己資本比率34.7% 、ROE(自己資本利益率)17.7% 、連結配当性向14.9% 、年間管理戸数810戸増加 となっております。配当につきましては、DOE採用の新方針に基づき、前期比増配となる年間55円の累進配当を実施致します。 また、中期経営計画「KORYO2027」につきましては、足元の成長ペースと第44期の好調な業績を踏まえ、最終年度である2027年9月期の目標数値を上方修正致しました。修正後の目標は、売上高130億円以上(変更前120億円以上)、営業利益13.0億円以上(変更前11.5億円以上)としております 。上記達成に向け、自社企画投資用不動産「レーガベーネ」シリーズの展開や建設請負事業の拡大等を進め、ストックビジネスの強化による安定収益をより強固なものにしつつ、人的資本の強化を行い成長を目指してまいります。

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開示資料

出典

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