概要
雨風太陽は、2015年に岩手県花巻市で設立された情報・通信業に属する企業である。2023年12月に東京証券取引所グロース市場に上場し、従業員数は37名。生産者と消費者を直接つなぐ産直アプリ「ポケットマルシェ」を中核に、ふるさと納税サイト、子ども向け地方留学、宿泊予約サイトなど、都市と地方の交流を促進する複数のサービスを展開する。2025年12月期の売上高は約10億円(10億279万円)、全国約9,000人の生産者と約90万人のユーザーが登録するネットワークを持つ。
都市と地方をかきまぜる三つの事業領域
当社は食品、旅行、自治体支援の三つの事業を柱とする。食品事業では産直アプリ「ポケットマルシェ」が中心で、取引手数料とサブスクリプション売上が収益源である。旅行事業では子ども向け長期滞在プログラム「ポケマルおやこ地方留学」と宿泊予約サイト「STAY JAPAN」を運営する。自治体事業では国や地方自治体からの委託を受け、ふるさと納税プラットフォームなどを通じて地域の関係人口創出を支援する。これらのサービスは相互に連携し、生産者・消費者・自治体を結ぶエコシステムを形成する。
個人向けサービスが売上の約七割を占める
セグメントは個人向けと法人向けに分かれる。2025年12月期の売上高は個人向けが7億2,623万円(前年比3.7%減)、法人向けが3億169万円(同12.8%増)であった。個人向けの主力は「ポケットマルシェ」の手数料収入であり、運営効率化により営業利益は前年の7,359万円から1億7,087万円に拡大した。法人向けは自治体からの委託事業が中心で、ふるさと住民登録制度の創設を追い風に受託案件数が過去最高の67件に達し、営業利益も過去最高の4,833万円となった。
生産者ネットワークのカバー率は全国自治体の九割超
当社の競争力の源泉は、全国に広がる生産者のネットワークである。2025年12月末時点で約9,000人の生産者が「ポケットマルシェ」に登録し、その居住自治体は全国1,765自治体の90.9%に当たる1,605に分布する。消費者の登録者数は約90万人に達し、サービス開始以来、生産者と消費者の間で累計1,274万回以上のコミュニケーションが発生した。このプラットフォーム上のやり取りが継続的な購入と高いロイヤルティを生み、安定した収益基盤を支えている。
上場後初の経常黒字化を達成
当社は2019年12月期以降、売上高を拡大しながらも営業損失と最終損失を計上してきた。2025年12月期の売上高は10億279万円と前年並みだが、営業損失は1億5,581万円から722万円に縮小し、経常利益は2,051万円と上場後初の黒字となった。最終損益は414万円の損失だが、前年の1億6,386万円の損失から大幅に改善した。この背景には、食品事業における運営効率化と法人向けサービスの伸長がある。キャッシュ・フローは営業活動で444万円の支出となり、現金及び預金は4億5,816万円を保有する。
業界の中での役割は農水産物の生産者と都市部の消費者を直接結ぶ、D2C型の産直ECプラットフォームを提供する中間支援業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
事業別の売上と利益
2025/12期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 食品事業 | 7億円 | 63.6% | — | — |
| 自治体事業 | 3億円 | 27.3% | — | — |
| その他 | 1億円 | 9.1% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01個人消費者主力
産直アプリ「ポケットマルシェ」を通じて、全国の生産者(約9,000人)と消費者(約90万人)を直接つなぎ、食材の売買を仲介している。販売手数料を収益源とし、メッセージ機能やコミュニティ機能で生産者と消費者の関係構築を促進している。さらに、サブスクリプションサービス(定期便)、食材付き情報誌「食べる通信」プラットフォーム運営、結婚相談所「ちほ婚!」なども提供している。
- ポケットマルシェ
- 生産者が直接出品できる産直ECアプリ。消費者は生産者とメッセージやコミュニティで交流しながら、旬の食材を直接購入できる。
- サブスクリプション定期便
- 旬の食材をテーマ別に毎月届ける定額制サービス。フルーツやトマトなど、生産者ネットワークを活かした多様な定期便を提供している。
- 食べる通信プラットフォーム
- 地域の生産者を特集する食材付き情報誌「食べる通信」を全国15地域で展開するためのプラットフォーム運営。発行主体からのコミッションフィーを得ている。
- ポケマルふるさと納税
- ポケットマルシェの出品商品がそのままふるさと納税の返礼品になるサービス。自治体や生産者から手数料を得る。特許取得済み。
- ちほ婚!
- 地方在住者と都市在住者を対象にした結婚相談所。IBJの会員ネットワークを活用し、マッチング機会を提供する。
02地方自治体準主力
ポケットマルシェで培った生産者ネットワークと消費者基盤を活用し、自治体向けにふるさと納税プラットフォームの提供や地域プロモーション、関係人口創出、二地域居住推進などの支援サービスを展開している。委託費が収益源である。
- 自治体支援サービス
- 中央省庁や地方自治体の予算事業として、ポケットマルシェ上での特産品プロモーションや送料無料施策、ふるさと住民登録促進、二地域居住推進などを実施する。
- ポケマルふるさと納税
- 自治体が契約し、域内生産者の商品を返礼品として出品。取引に伴い手数料収入を得る。
03旅行準主力
生産者ネットワークを活用した子ども向け自然体験プログラム「ポケマルおやこ地方留学」や、2025年に事業譲受した宿泊予約サイト「STAY JAPAN」を通じて、都市と地方の往来を生み出す旅行サービスを提供している。
- ポケマルおやこ地方留学
- 親子で地方の生産地を訪れ、農業・漁業体験を行うワーケーション型の留学プログラム。2025年夏季は全国7地域で開催した。
- STAY JAPAN
- 民泊・農泊・古民家泊など、地域固有の宿泊体験を提供する宿泊予約サイト。約1,000件の施設を掲載し、宿泊予約の手配で手数料収入を得る。
04法人副次
企業の顧客向けプロモーションや福利厚生、飲食店への食材提供など、法人向けに食材をまとめて販売するほか、社長による講演・執筆などインパクト共創サービスを提供している。
- 法人向け食材販売
- 企業のキャンペーン景品や社員の福利厚生、飲食店向けに、ポケットマルシェのネットワークを活かして食材を一括販売する。
- インパクト共創サービス
- 代表取締役社長の講演・執筆や、一般社団法人の運営サポートなど、社会的インパクトを創出するための活動で手数料を得る。
製品と技術
産直アプリ「ポケットマルシェ」
「ポケットマルシェ」は、2016年9月にリリースされたスマートフォン専用の産直プラットフォームである。特徴は、生産者と消費者がアプリ内で直接メッセージを交換できる点にある。消費者は注文前に食材の状態を確認したり、調理法を質問したりでき、生産者は発送連絡を個別に行う。また、各生産者にはコミュニティウォールが用意され、利用者の約3人に1人が投稿を行うほど活発な交流が生まれている。2025年12月末時点で約9,000人の生産者、約90万人のユーザーが登録し、約14,000品の商品が出品されている。出品は一次産品専用に設計されており、規格外品も1個から販売できる自由度が生産者に支持されている。
ふるさと納税サイト「ポケマルふるさと納税」
「ポケマルふるさと納税」は、2021年9月にリリースされたふるさと納税のためのプラットフォームである。最大の特徴は、ポケットマルシェに出品されている全商品が自動的に返礼品となる点で、この仕組みは特許を取得している。利用者は、通常の買い物と同じ感覚でふるさと納税を行い、生産者から直接返礼品を受け取ることができる。収益は自治体からの手数料と生産者からの販売手数料で構成される。このサービスにより、当社は自治体との関係を深め、法人向けサービスの受託につなげている。
子ども向け企画旅行「ポケマルおやこ地方留学」
「ポケマルおやこ地方留学」は、2022年7月に開始された親子向けの長期滞在プログラムである。参加者は生産者のもとで農業や漁業などの自然体験を行い、保護者はワーケーションとして過ごす。プログラムは全国の生産者ネットワークを活用して開発され、夏季を中心に開催される。2025年は北海道(厚真・函館)、青森・岩手、岩手、和歌山、瀬戸内、長崎の7地域で実施され、186家族475名が参加した。サービス開始からの累計参加家族数は514家族に達し、都市と地方の往来日数は累計18,114日を記録している。
宿泊予約サイト「STAY JAPAN」
2025年4月に株式会社百戦錬磨より事業譲り受けした「STAY JAPAN」は、民泊、農泊、古民家泊など地域の暮らしに根差した宿泊施設を約1,000件掲載する予約サイトである。持続可能な観光をコンセプトに、大型ホテルやチェーンとは異なる個性的な宿泊体験を提供する。収益は宿泊施設からの手数料収入が中心。このサービスを加えることで、当社の旅行事業は子ども向け長期滞在に加え、幅広い世代の個人旅行需要にも対応できる体制となった。STAY JAPANの実績は、当社のインパクト指標である「都市と地方を往来して過ごした日数」にも反映されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
地域共創事業に特化、赤字脱却が急務
雨風太陽は地域活性化や地方創生に関連する情報・通信サービスを提供。売上高10億円と小規模で、営業赤字が続く(直近期は▲20%)。同業のソラコムがIoTプラットフォームで急成長する一方、CocoliveやL is Bなども含め競合が多数存在する中、明確な差別化が図れていない。地域資源を活用した独自モデルを標榜するが、収益化の道筋は不透明。資金調達力や営業力も課題で、事業構造の抜本的改善が必要。
強み
- 地域共創・地方創生に特化し、他にないドメイン知識を持つ。
- 売上高に比して固定費が低く、損益分岐点が低い。
- 社会的意義の高い事業で、補助金・助成金の獲得余地がある。
- 地方自治体や地元企業とのネットワークを構築している。
課題
- 営業赤字が続き、事業モデルの収益化が最大の課題。
- 地域共創市場は大きくない可能性があり、成長の上限が低い。
- 同業他社と比較して明確な独自性を示せておらず、競争に晒される。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字が雨風太陽
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4166かっこ | 17億円 | — |
| 2 | 5131リンカーズ | 17億円 | — |
| 3 | 334Aビジュアル・プロセッシング・ジャパン | 17億円 | 15.7倍 |
| 4 | 198APostPrime | 17億円 | — |
| 5 | 4422VALUENEX | 17億円 | 46.0倍 |
| 6 | 5616雨風太陽 | 16億円 | — |
| 7 | 298AGVA TECH | 16億円 | — |
| 8 | 5025マーキュリー | 16億円 | 9.4倍 |
| 9 | 5247BTM | 16億円 | 24.6倍 |
| 10 | 3639ボルテージ | 15億円 | — |
| 11 | 4057インターファクトリー | 15億円 | 41.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
NPO法人の設立と「東北食べる通信」の創刊(2013-2014)
2013年5月、高橋博之氏が岩手県花巻市でNPO法人東北開墾を設立。同年7月、食材付き情報誌「東北食べる通信」を創刊し、生産者のストーリーと食材をセットで届ける新しい流通モデルを始めた。この取り組みは2014年にグッドデザイン金賞を受賞。同年4月には一般社団法人日本食べる通信リーグを設立し、同モデルを全国に展開する基盤を築いた。この時期に培った「顔の見える取引」のコンセプトが後の事業の原点となる。
株式会社設立と産直アプリへの転換(2015-2016)
2015年2月、岩手県花巻市で株式会社KAKAXI(現・雨風太陽)を設立し、資本金2,500万円で発足。翌2016年3月に株式会社ポケットマルシェに社名変更した。同年6月、東京都中央区に東京オフィスを開設し、首都圏での事業展開を開始。そして2016年9月、日本で初めてスマートフォンで完結する産直プラットフォーム「ポケットマルシェ」をリリースした。これにより、生産者はスマホ一つで商品を出品・販売できるようになり、消費者は生産者と直接コミュニケーションを取りながら食材を購入できる環境が整った。
事業譲受によるサービス拡充(2020年)
2020年4月、当社はNPO法人東北開墾から「東北食べる通信」事業を、一般社団法人日本食べる通信リーグから日本食べる通信リーグ事業をそれぞれ譲り受けた。これにより、創業期から手掛けてきたメディア型の産直モデルを自社に統合し、事業の幅を広げた。同時期、東京オフィスを渋谷区千駄ヶ谷に移転し、首都圏での拠点を強化した。なお、2025年6月には東北食べる通信事業を第三者に譲渡しており、事業ポートフォリオの見直しも行っている。
社名変更と本店移転、そして上場(2022-2023)
2022年4月、社名を株式会社雨風太陽に変更し、ミッション「都市と地方をかきまぜる」を明確に打ち出した。同時に本店を岩手県花巻市大通に移転し、地元密着の姿勢を強めた。同年7月には子ども向け企画旅行「ポケマルおやこ地方留学」をリリースし、旅行事業に参入。2023年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場時の時価総額は公表されていないが、これにより資金調達と知名度向上を図った。
新規サービス投入と関連会社化(2024-2025)
2024年9月、株式会社百戦錬磨を関連会社化(翌年9月に非関連会社化)。同年10月、都市と地方の会員を結ぶ結婚相談所「ちほ婚!」を開設し、新たなマッチング事業に着手した。2025年4月、同百戦錬磨から宿泊予約サイト「STAY JAPAN」を事業譲り受け、民泊・農泊などの個性的な宿約1,000件を扱う旅行プラットフォームを取得した。これらの動きは、食品EC以外の領域での収益源多様化を目的としている。
関係人口創出拠点「HANAMAKI BASE」開業(2026年)
2026年2月、岩手県花巻市仲町に関係人口創出拠点「HANAMAKI BASE」を開業し、本店を同所に移転した。この拠点は、都市部からの来訪者やワーケーション利用を想定した施設であり、当社のミッションである「都市と地方をかきまぜる」を体現する場として位置づけられる。これにより、花巻市における事業拠点をさらに強化し、地方創生のモデルケースを自ら実践する狙いがある。
年表19件を開く
2010年代
- 2013年5月創業岩手県花巻市桜町において、NPO法人東北開墾を設立
- 2013年7月食材付き情報誌「東北食べる通信」創刊
- 2014年4月創業岩手県花巻市藤沢町において、一般社団法人日本食べる通信リーグを設立、「食べる通信」モデルの全国展開スタート
- 2015年2月創業岩手県花巻市藤沢町において、株式会社KAKAXI(現 株式会社雨風太陽)を設立(資本金2,500万円)
- 2016年3月商号変更株式会社ポケットマルシェに社名変更
- 2016年6月東京都中央区に東京オフィスを開設
- 2016年9月日本で最初(注)のスマホで完結する産直 プラットフォーム「ポケットマルシェ」をリリース
- 2019年4月東京都渋谷区渋谷に東京オフィスを移転
2020年代
- 2020年4月NPO法人東北開墾より東北食べる通信事業、一般社団法人日本食べる通信リーグより日本食べる通信リーグ事業を事業譲受(2025年6月に東北食べる通信事業を譲渡)
- 2020年4月東京都渋谷区千駄ヶ谷に東京オフィスを移転
- 2021年9月寄附者と生産者が繋がるふるさと納税サイト「ポケマルふるさと納税」をリリース
- 2022年4月商号変更株式会社雨風太陽に社名変更
- 2022年4月岩手県花巻市大通に本店を移転
- 2022年7月生産者のもとで自然に触れる「ポケマルおやこ地方留学」をリリース
- 2023年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年9月株式会社百戦錬磨を関連会社化(2025年9月に非関連会社化)
- 2024年10月都市と地方の会員を繋げる結婚相談所「ちほ婚!」を開設
- 2025年4月株式会社百戦錬磨より宿泊予約サイト「STAY JAPAN」を事業譲受け
- 2026年2月岩手県花巻市仲町に関係人口創出拠点「HANAMAKI BASE」を開業し、本店を移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高未記載(成長指標として掲げるが数値目標なし)
- 「顔の見える取引」にかかる流通総額未記載(成長指標として掲げるが数値目標なし)
- 生産者と消費者のコミュニケーション数未記載(成長指標として掲げるが数値目標なし)
- 都市と地方を往来して過ごした日数未記載(成長指標として掲げるが数値目標なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
食品事業の収益性向上
産直アプリ「ポケットマルシェ」の継続利用促進(リピート率約8割、月平均購入回数約2.5回)、SEO強化による新規ユーザー獲得、クロスセルによるLTV向上(ふるさと納税、定期便等)に取り組む。
- 02
関連サービスの成長
自治体事業では「ふるさと住民登録制度」の制度化を追い風に取引拡大。旅行事業では「ポケマルおやこ地方留学」と宿泊予約サイト「STAY JAPAN」を連携し、農漁業体験や宿泊体験を提供。関係人口創出拠点「HANAMAKI BASE」を運営しノウハウを事業化する。
- 03
新規ユーザーの獲得と認知度向上
食品EC市場は3兆円超のため成長余地が大きく、広告とSEO施策により獲得コストを抑えつつ新規ユーザーを継続的に獲得する。
- 04
人材の確保と育成
ミッションに共感する優秀な人材の積極採用と、社内環境・仕組みの整備による定着を図る。
- 05
内部管理体制の強化
事業拡大に応じた内部統制・コーポレートガバナンスの充実を進め、金融商品取引法の適用にも対応する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で37人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は542万円で、2期前と比べて+3.5%。平均年齢は38.8歳、平均勤続年数は3.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 524 | 35.2 | 2.1 | 39 | — |
| 2024年12月 | 518 | 36.5 | 2.3 | 37 | −541 |
| 2025年12月 | 542 | 38.8 | 3.5 | 37 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 補助金200万円地方創生支援事業費補助金(関係人口創出・拡大のための対流促進事業)内閣府 · 2021-08-03
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は10億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 11億円 | 10億円 |
| 営業利益 | 0億円 | 0億円 |
| 純利益 | 0億円 | 0億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
7期分
直近は2026年2Qで、売上は2億円、営業利益は−1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 2 | −1 | −50.0 | −1 |
| 2024年2Q | 2 | −1 | −50.0 | −1 |
| 2024年4Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 4 | −1 | −25.0 | 0 |
| 2025年4Q | 6 | 1 | 16.7 | 0 |
| 2026年1Q | 2 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年2Q | 2 | −1 | −50.0 | −1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
直近期の営業利益率は0.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 0 | — | −1 | — | −1 |
| 2020年12月 | 3 | — | −4 | — | −5 |
| 2021年12月 | 4 | — | −6 | — | −6 |
| 株式会社雨風太陽に社名変更 | |||||
| 2022年12月 | 6 | — | −3 | — | −3 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年12月 | 10 | — | −2 | — | −2 |
| 都市と地方の会員を繋げる結婚相談所「ちほ婚!」を開設 | |||||
| 2024年12月 | 10 | −2 | −2 | −20.0 | −2 |
| 2025年12月 | 10 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高10億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.0%3億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金70.0%7億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年12月期は営業CFが0億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は5億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | −6 | 0 | 0 | −6 | 3 |
| 2022年12月 | −3 | 0 | 4 | −3 | 4 |
| 2023年12月 | −2 | 0 | 7 | −2 | 9 |
| 2024年12月 | −3 | −1 | 0 | −4 | 5 |
| 2025年12月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年12月期の総資産は10億円。このうち返さなくてよい自己資本が3億円で、自己資本比率は34.3%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 3 | 2 | 1 | 71.9 |
| 2020年12月 | 11 | 7 | 4 | 65.7 |
| 2021年12月 | 6 | 2 | 4 | 26.9 |
| 2022年12月 | 7 | 1 | 6 | 19.3 |
| 2023年12月 | 13 | 4 | 9 | 34.9 |
| 2024年12月 | 10 | 3 | 7 | 33.2 |
| 2025年12月 | 10 | 3 | 7 | 34.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中493位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中530位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥660で、1年前と比べて-45.6%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 53.1倍 |
| PBR | 4.89倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価623円、25日線(617.5円)を+0.9%上回るが、200日線(838.8円)を-25.7%下回る。52週安値586円からは+6.3%。RSI57.0で中立。出来高は低調。週足では底堅いが上値重い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)。
予想PERが50.1倍と同業平均29.5倍を大きく上回り、PBRも4.61倍と平均3.44倍を上回る。無配で、直近は赤字続きであり、ROEも算出不能。売上高は横ばいで利益も低迷しており、割高感が強い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 53.1倍 | — |
| PBR | 4.89倍 | 2.96倍 |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
強気派は、地方創生・労働力需給のミスマッチ解消という社会的ニーズの高まりに着目。2025年12月期には損益分岐点に達する計画で、アフターコロナの人手不足が追い風とみる。一方弱気派は、売上高が2024年12月期10億円で横ばい、営業赤字が続いており、収益化のメドが立たない点を懸念。株価は前年比で半値近く下落し、時価総額15億円。競合ひしめく中での生き残りリスクを指摘。
- 社会ニーズの増大
地方の人手不足とマッチング需要は拡大傾向
- 収益化の兆し
2025/12期営業損益均衡、赤字脱却見通し
- 株価大幅下落で割安
時価総額15億円と低位、回復余地ある
- 営業利益黒字化(0億円)への転換2025年12月期影響強
営業赤字から黒字化確認で投資家センチメント改善
- 売上高10億円維持の安定性継続影響弱
売上高は3期連続10億円、急落リスクは限定的
- 時価総額15億円と小型株バリュー継続影響弱
極小時価総額でM&Aや新規事業期待が株価変動要因に
- 情報通信業としての成長期待不定影響中
農業関連ITサービスの市場拡大で将来収益向上の可能性
- 売上停滞
2024/12期売上10億円で前期比横ばい
- 赤字継続リスク
営業赤字が3期連続、資金消耗懸念
- 競合激化
同種のマッチングサービス多数、差別化困難
- 営業赤字継続のリスク継続影響強
直近2期営業損失2億円、2025年も利益なしかつ赤字再転落も
- 売上高成長の欠如継続影響中
売上高10億円で横ばい、成長停滞ならバリュエーション低下
- 無配当で株主還元なし継続影響弱
配当0円は長期保有魅力乏しく、需給にマイナス
- 高い予想PER50倍の割高感継続影響弱
今期予想EPS(12.5円)ベースPER50倍、実績無いため割高
- 売上高成長率
- 停滞からの回復が確認できるか
- 営業利益率
- 黒字化の過程を追う
- 手数料収入単価
- 収益性改善の指標
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ2,721人。区分でいちばん多いのは個人・その他で69.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.3%を占め、残る75.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 54.7 | 66.7 | 69.1 |
| 事業法人 | 32.5 | 27.0 | 24.3 |
| 外国人個人 | 1.8 | 2.2 | 3.2 |
| 証券会社 | 6.7 | 3.0 | 2.4 |
| 外国法人 | 2.6 | 0.3 | 1.0 |
| 金融機関 | 1.7 | 0.8 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | PNB-INSPiRE Ethical Fund 1 投資事業有限責任組合 | 13.09 |
| 02 | 小橋正次郎 | 12.13 |
| 03 | 高橋博之 | 8.11 |
| 04 | 大塚泰造 | 5.53 |
| 05 | 株式会社丸井グループ | 5.50 |
| 06 | 永田暁彦 | 2.11 |
| 07 | 陳必興 | 2.10 |
| 08 | 株式会社リバネス | 1.97 |
| 09 | 高木聡 | 1.16 |
| 10 | 株式会社オレンジページ | 1.16 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で+100%、1株純資産は7期で−100%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2019年12月 | −36,511 | 49,997 |
| 2020年12月 | −95,141 | 117,301 |
| 2021年12月 | −363 | 104 |
| 2022年12月 | −205 | 79 |
| 2023年12月 | −103 | 191 |
| 2024年12月 | −68 | 143 |
| 2025年12月 | −2 | 143 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 高橋博之 | 代表取締役社長 | 52 | 196,250 |
| 権藤裕樹 | 代表取締役副社長 | 31 | — |
| 永田暁彦 | 取締役 | 43 | 51,000 |
| 小橋正次郎 | 取締役 | 44 | 293,550 |
| 小沼大地 | 取締役 | 44 | — |
| 野尻瑠璃 | 常勤監査役 | 41 | — |
| 大久保和樹 | 監査役 | 43 | — |
| 吉田正通 | 監査役 | 63 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 35 | 35 | 7 |
| 社外取締役 | 6 | 14 | 14 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,833字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,946字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,085字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,071字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第12期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-27
- 半期報告書半期報告書-第11期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第10期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第10期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第10期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-28
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