概要
株式会社BTMは、ITエンジニアリングサービスとDXソリューションサービスを柱とするDX推進企業である。2011年8月に東京都品川區で設立され、2022年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2026年3月期の連結売上高は60億3535萬4000円、営業利益1億840萬7000円。従業員數は262人。外部協力企業のネットワークを約1萬1200アカウント保有し、2,500社以上の取引実績を持つ。
ITエンジニアリングサービスが売上の8割を占める2本柱
BTMの事業はDX推進事業の単一セグメントで、中核はITエンジニアリングサービスである。このサービスは顧客企業のシステム開発案件に人的リソースを提供するもので、売上全体の約8割を占める。契約形態は準委任契約が多く、自社エンジニアだけでなく外部協力企業やフリーランスも活用する。もう一つの柱がDXソリューションサービスであり、こちらはチーム単位で開発成果までを提供する受託開発に近い形態をとる。両サービスとも業種や企業規模を問わず幅広い案件に対応する。
地方拠点と外部ネットワークで人材調達力を強化
BTMは創業早期から大阪支社と福岡支社を開設し、地方の外部協力企業ネットワークの構築に注力してきた。さらに2019年以降は「ラボ」と称する小規模開発拠点を全國8か所に設置し、地元意識の強いエンジニアを採用している。2026年3月時點で外部協力企業の連絡先アカウントは約1萬1200件に達し、2,500社以上の取引実績を有する。このネットワークを通じて、自社だけではカバーできない多様な技術要件や地域の案件に迅速に対応できる體制を整えている。
収益は成長基調、M&Aでグループを拡大
BTMの連結売上高は2019年3月期の21億円から2026年3月期には60億円へと拡大し、年平均成長率は約16%である。営業利益は2025年3月期から計上され、2026年3月期は1億840萬7000円。純利益も同期間で1億円前後で推移する。成長戦略の一環としてM&Aを積極的に活用し、2024年11月に株式會社ヘッドウォータースと資本業務提攜、2025年1月に完全子會社BTMAIZを設立、同年10月には株式會社クエスト・システム・デザインを子會社化した。これにより技術領域と人員を補強している。
業界の中での役割はITエンジニアリングサービスとDXソリューションサービスを提供する人材サービス企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01ITエンジニアリングサービス(顧客企業のシステム開発)主力
顧客企業のシステム開発案件に対して、最適なエンジニアを提供する。自社エンジニアに加え、全国の外部協力企業やフリーランスをネットワーク化し、幅広いニーズに対応。売上の約8割を占める主力事業。
- ITエンジニアリングサービス
- システム開発に必要なエンジニアを提供するサービス。準委任契約が中心で、顧客の要員不足を解消する。
02DXソリューションサービス(顧客企業のシステム開発)準主力
人的リソースの提供だけでなく、開発成果物までを提供する受託開発サービス。WebアプリケーションからITインフラまで、上流工程から下流工程まで一気通貫で対応。
- DXソリューションサービス
- システム開発をチームで請け負うサービス。要件定義から開発、運用までをワンストップで提供。
製品と技術
ITエンジニアリングサービス:外部協力企業ネットワークによる効率的マッチング
ITエンジニアリングサービスは、顧客企業のシステム開発案件に対し、人的リソースを提供する。自社社員に加え、外部協力企業(同規模以下の同業他社が中心)やフリーランスエンジニアをネットワーク化し、2026年3月時點で約1萬1200のアカウントを保有する。案件情報は外部協力企業からの売込と顧客からの直接依頼の両方で集まり、成約見込みの高い案件を厳選して一斉配信することで迅速なマッチングを実現する。この仕組みにより、各取引先の平均取引期間は17.2ヶ月に及んでいる。
DXソリューションサービス:インフラからアプリまで一気通貫の開発
DXソリューションサービスは、ITエンジニアリングサービスの人的リソース提供に加え、開発成果そのものを提供する。3〜5名のチームで対応し、準委任契約を主とする。特徴はWebアプリケーション領域とITインフラ領域の両方をカバーできる點で、2016年からインフラ専門部署を立ち上げ、AWSやAzureの構築実績を積んでいる。上流工程から下流工程までの一気通貫受託が可能であり、これにより顧客は開発の一部だけでなく全體を任せられるメリットを得る。ラボ所屬のエンジニアが主にこのサービスに従事する。
AI領域への取り組みと新サービスの開発
BTMはAI技術をDX推進の重要な要素と位置づけ、2024年11月に株式會社ヘッドウォータースとAIエージェントサービスでの協業を開始した。また、2025年1月に設立した完全子會社BTMAIZを通じてAI関連事業を拡大。自社では生成AIを用いてシステム障害調査を自動化するSaaS「Tracis」の提供を開始している。これらの取り組みは、成長が予測される國內AIシステム市場(2024年1兆763億円から2028年2兆8911億円)に対応するものである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
ITサービス堅調も利益率低く効率化急務
ITサービス・ソリューション事業を展開。売上高は51億円(前期)、60億円(今期予想)と拡大基調だが、営業利益率は2%未満と低水準。同業のVRAIN Solution(135A)はAI特化で高付加価値、Cocolive(137A)は運用代行に強みを持つ。規模拡大と収益性改善の両立が課題。
強み
- 前期比21%増収。今期も18%増収見込み。
- 2期連続増収。顧客基盤が拡大中。
- 売上増は新規案件獲得による部分大。
- 増収下で人材を確保できている。
課題
- 営業利益率2%未満。売上拡大が利益に結びつかず。
- 利益率向上のための業務効率化や単価改善必須。
- VRAIN Solutionなどに技術面で劣り、価格競争に陥る可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がBTM
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 198APostPrime | 17億円 | — |
| 2 | 4422VALUENEX | 17億円 | 46.0倍 |
| 3 | 5247BTM | 16億円 | 24.6倍 |
| 4 | 5616雨風太陽 | 16億円 | — |
| 5 | 298AGVA TECH | 16億円 | — |
| 6 | 5025マーキュリー | 16億円 | 9.4倍 |
| 7 | 3639ボルテージ | 15億円 | — |
| 8 | 4057インターファクトリー | 15億円 | 41.5倍 |
| 9 | 387Aフラー | 15億円 | 11.9倍 |
| 10 | 3779ジェイ・エスコムホールディングス | 15億円 | — |
| 11 | 3910エムケイシステム | 15億円 | 6.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 20件
IT関連事業目的で設立、早期にプライバシーマークと有料職業紹介許可を取得
2011年8月、東京都品川區戸越六丁目に株式會社ビジネストータルマネージメントとして設立された。同年中に本社を渋谷區に移転し、2014年8月にはプライバシーマーク認証を取得、同年10月に大阪支店(現大阪支社)を開設した。2015年4月には有料職業紹介事業許可を取得し、同年6月に福岡支店(現福岡支社)を開設。この時期から地方拠點を通じた営業活動を本格化させた。
社名変更と労働者派遣許可取得、ラボ展開の開始
2017年9月、社名を株式會社BTMに変更した。2019年1月に労働者派遣事業許可を取得し、同年7月から佐賀ラボ、京都ラボ、川越ラボを開設。同年9月に札幌ラボ、2020年7月に名古屋ラボ、2021年7月にイノベーションハブこもろラボを開設した。これにより地方のエンジニアを活用する體制を全國に広げた。2021年12月には本社を渋谷區渋谷二丁目に移転している。
東証グロース上場とM&Aによる事業拡大
2022年2月、長野県小諸市の政策アドバイザー(IT集積・DX推進企業)に就任し、同年6月に仙台ラボを開設。2022年12月に東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場後はM&Aを加速し、2024年11月に株式會社ヘッドウォータースと資本業務提攜、2025年1月に完全子會社BTMAIZを設立、同年2月に松山ラボを開設するとともに本社を現在の渋谷區神泉町に移転した。2025年10月には株式會社クエスト・システム・デザインを子會社化し、東北地方の事業基盤を強化した。
年表20件を開く
2010年代
- 2011年8月創業東京都品川区戸越六丁目にIT関連事業等を事業目的として株式会社ビジネストータルマネージメント設立 本社を東京都渋谷区渋谷一丁目に移転 本社を東京都渋谷区道玄坂一丁目に移転
- 2014年8月プライバシーマーク認証取得
- 2014年10月大阪支店(現大阪支社)を開設
- 2015年4月有料職業紹介事業許可取得
- 2015年6月福岡支店(現福岡支社)を開設
- 2017年9月商号変更社名を株式会社BTMに変更
- 2019年1月労働者派遣事業許可取得
- 2019年7月佐賀ラボ、京都ラボ、川越ラボを開設
- 2019年9月札幌ラボを開設
2020年代
- 2020年7月名古屋ラボを開設
- 2021年7月イノベーションハブこもろラボを開設
- 2021年12月本社を東京都渋谷区渋谷二丁目に移転
- 2022年2月長野県小諸市政策アドバイザー(IT集積・DX推進企業)就任
- 2022年6月仙台ラボ開設
- 2022年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年11月株式会社ヘッドウォータースと資本業務提携を実施
- 2025年1月M&A完全子会社として株式会社BTMAIZを設立
- 2025年2月松山ラボを開設
- 2025年2月本社を東京都渋谷区神泉町に移転
- 2025年10月M&A株式会社クエスト・システム・デザインを子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- アカウント数(外部協力企業の営業担当等)11,203件
- 営業人員数34人
- 自社エンジニア数188人
- 顧客企業との平均取引継続期間17.2ヶ月
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
営業体制の拡充と地方金融機関連携
各拠点で営業担当を採用・育成し、案件獲得数や外部エンジニアリソースの調達数を増やす。地方金融機関との連携を強化し、地方企業へのDX案件獲得を推進する。
- 02
自社エンジニアの増強と早期戦力化
幅広い地域の拠点でエンジニア採用・教育を強化。独自のナレッジサイトや提案型プログラミング教育で若手・未経験者を早期に戦力化し、自律型フルスタックエンジニアを育成。キャリア形成支援や福利厚生充実で離職率を低減し収益性を高める。
- 03
データベース活用による人材調達の拡大
11,200件超のアカウント数を有するビジネスパートナーデータベースを活用し、迅速かつ最適な人材調達・供給体制を維持・拡大。データベースのアカウント数をさらに増やす。
- 04
M&Aによる即戦力人材獲得
M&Aを成長戦略の重要施策として積極的に実行し、即戦力人材を迅速に獲得。サービス供給能力と組織体制を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で262人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は495万円で、3期前と比べて+11.9%。平均年齢は35.9歳、平均勤続年数は3.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 443 | 34.6 | 2.9 | 173 | — |
| 2024年3月 | 431 | 35.0 | 3.5 | 172 | — |
| 2025年3月 | 470 | 35.7 | 3.6 | 193 | 52 |
| 2026年3月 | 495 | 35.9 | 3.8 | 262 | 38 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は60億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収増益で、売上が+17.6%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 70億円 | 60億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 1億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は16億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+60.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 9 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 10 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 0 |
| 2024年3Q | 11 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年4Q | 12 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 25 | 1 | 4.0 | 0 |
| 2025年4Q | 26 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2026年2Q | 28 | 1 | 3.6 | 0 |
| 2026年4Q | 32 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2027年1Q | 16 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年3月期からの8期で、売上は21億円から60億円へ2.9倍に増えた。直近期の営業利益率は1.7%。売上は7期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 佐賀ラボ、京都ラボ、川越ラボを開設 | |||||
| 2019年3月 | 21 | — | 0 | — | 0 |
| 名古屋ラボを開設 | |||||
| 2020年3月 | 23 | — | 0 | — | 0 |
| イノベーションハブこもろラボを開設 | |||||
| 2021年3月 | 25 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年3月 | 30 | — | 1 | — | 1 |
| 2023年3月 | 35 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年3月 | 42 | — | 2 | — | 1 |
| 完全子会社として株式会社BTMAIZを設立 | |||||
| 2025年3月 | 51 | 1 | 1 | 2.0 | 1 |
| 2026年3月 | 60 | 1 | 1 | 1.7 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高60億円のうち、営業利益として残るのは1億円で1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.0%51億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.3%8億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は9億円で、売上の1.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 2 |
| 2022年3月 | 1 | 0 | 1 | 1 | 4 |
| 2023年3月 | 1 | 0 | 2 | 1 | 7 |
| 2024年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
| 2025年3月 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 |
| 2026年3月 | 1 | −1 | 2 | 0 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は21億円。このうち返さなくてよい自己資本が7億円で、自己資本比率は35.3%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 9 | 1 | 8 | 11.5 |
| 2020年3月 | 8 | 1 | 7 | 15.7 |
| 2021年3月 | 7 | 0 | 7 | 7.0 |
| 2022年3月 | 9 | 1 | 8 | 15.9 |
| 2023年3月 | 13 | 5 | 8 | 38.0 |
| 2024年3月 | 14 | 6 | 8 | 43.8 |
| 2025年3月 | 16 | 7 | 9 | 41.7 |
| 2026年3月 | 21 | 7 | 13 | 35.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中176位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中522位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥572で、1年前と比べて-41.6%。過去52週の値幅のなかでは9%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 24.6倍 |
| PER (会社予想) | 24.2倍 |
| PBR | 2.22倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は550円で、直近1か月では横ばい(0%上昇)ですが、25日移動平均線542円を約1.5%上回っています。52週高値1199円からは約54.1%下落した水準です。出来高は8月14日に9600株と増加し、出来高を伴った動きが出ています。RSIは54.35と中立圏で、方向感は定まっていません。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PER23.65倍、PBR2.14倍、ROE9.5%。同業界平均PER31.17倍、PBR3.64倍と比較すると低いが、売上高は成長しているものの営業利益率が約2%と低く、利益の伸びが限定的。無配当で株主還元も乏しい。収益力が弱いわりにPERはやや高めで、割高感が残る。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 24.6倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 24.2倍 | — |
| PBR | 2.22倍 | 2.96倍 |
| ROE | 9.5% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上は順調に拡大しているが、営業利益率が低水準で推移しており、収益性の改善が焦点です。強気派は、月額課金モデルへの移行により将来の安定的収益とスケールメリットが期待できると見ます。一方、弱気派は、競争激化でレンタル価格やマージンが圧迫され、成長と利益の両立が難しいとみています。株価は急落しており、期待の修正が進んだ状態とも言えます。
- 売上高の堅調な伸び
決算で売上高が毎期10億円前後増加しており、拡大基調が継続しています。
- ストック型への転換
レンタル・保守サービスはリカーリング収益であり、将来の収益基盤を固めます。
- AI市場の追い風
AI監視やロボット導入の需要は構造的に増加しており、分野拡大余地が大きいです。
- 売上高が3期連続で増加し60億円に到達2026年3月期影響中
売上高は42→51→60億円と3期連続増加。増収効果が業績の下支えとなる。
- 予想PER23.2倍と実績比でバリュエーション改善通年影響弱
予想PER23.2倍は実績23.65倍を下回り、小幅ながら市場の利益成長期待を織り込み始めている。
- ROE9.5%と自己資本利益率が改善方向継続影響弱
ROEは9.5%で、PBR2.14倍と合わせると資本コストを一定程度上回る可能性がある。
- 時価総額16億円の超小型株に買収・再編妙味不定影響弱
時価総額16億円と小規模で、事業売却やM&Aの対象となりやすく経営再編期待が株価を動かす。
- 利益率の低さ
営業利益率が2%未満で、売上の伸びに対し利益が伴っていません。
- 競争環境の激化
同業他社が多数参入し、価格競争や差別化困難な局面があります。
- 株価急落の背景
成長期待がやや過剰に織り込まれていた可能性があり、見直しが続いています。
- 純利益1億円が3期連続で横ばい2026年3月期影響中
売上高が約5割増えた一方、純利益は1億円で据え置き。増収効果が利益に波及していない。
- 無配当で株主還元がゼロ継続影響弱
配当利回り0%で、キャッシュリターンがないため個人投資家の買いが入りにくい。
- 株価は1年で34.6%下落継続影響弱
下落率34.6%と小型株全体を下回るパフォーマンスで、トレンド反転のきっかけが見えない。
- 外国人保有2.38%と低く海外資金の流入期待薄継続影響弱
外国法人持ち株比率は2.38%と極めて低く、海外投資家の選好対象になりにくい。
- 営業利益率
- 収益性の改善が課題のため、利益率の推移でビジネスの質を確認できます。
- ストック売上比率
- 月額課金の割合が増えれば将来の収益安定性が高まります。
- 導入社数
- 顧客基盤の拡大が増収の原動力であり、成長性を測る指標です。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,441人。区分でいちばん多いのは事業法人で50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が50.9%を占め、残る49.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 48.8 | 47.2 | 50.3 | 50.8 |
| 個人・その他 | 31.5 | 37.1 | 34.4 | 41.3 |
| 証券会社 | 5.6 | 3.4 | 3.3 | 5.3 |
| 外国法人 | 2.3 | 1.8 | 2.7 | 1.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.6 | 0.6 | 0.6 |
| 自己株式 | — | — | 0.3 | 0.4 |
| 金融機関 | 11.8 | 10.0 | 8.7 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | yoshida investment株式会社 | 38.91 |
| 02 | MTインベストメント株式会社 | 7.96 |
| 03 | 田口 雅教 | 7.08 |
| 04 | 吉田 悟 | 3.25 |
| 05 | 株式会社ヘッドウォータース | 3.16 |
| 06 | 楽天証券株式会社(共有口) | 1.86 |
| 07 | 青山 泰長 | 1.13 |
| 08 | JPモルガン証券株式会社 | 1.10 |
| 09 | 小木曽 伸一 | 1.04 |
| 10 | 関口 貴士 | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+168%、1株純資産は7期で+275%。直近期のROEは9.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 9 | 69 | 9.6 | — |
| 2020年3月 | 11 | 88 | 10.5 | — |
| 2021年3月 | −36 | — | — | — |
| 2022年3月 | 28 | 47 | 71.5 | — |
| 2023年3月 | 32 | 174 | 25.2 | 85.5 |
| 2024年3月 | 39 | 214 | 20.4 | 24.1 |
| 2025年3月 | 22 | 234 | 9.5 | 63.2 |
| 2026年3月 | 23 | 257 | 9.5 | 28.1 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額70百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 吉田悟 | 代表取締役会長 | 44 | 1,191,800 |
| 田口雅教 | 代表取締役社長兼CEO | 44 | 425,200 |
| 懸川高幸 | 取締役兼CFO | 43 | 22,600 |
| 長井宏和 | 取締役 | 54 | 7,000 |
| 金子正一 | 常勤監査役 | 55 | — |
| 蝦名大輔 | 監査役 | 40 | — |
| 後藤大 | 監査役 | 50 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 56 | 56 | 19 |
| 社外取締役 | 4 | 14 | 14 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,383字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,631字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,023字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,895字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-26
- 半期報告書半期報告書-第15期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第14期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
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