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日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

クリアル

CREAL Inc.2998 · Growth · 不動産業

不動産投資の民主化を掲げ、クラウドファンディングから機関投資家向けファンドまで、DXで一気通貫の資産運用プラットフォームを提供。

概要

クリアル株式会社は、不動産投資のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する資産運用プラットフォーム事業者である。2011年設立、2022年4月に東京証券取引所グロース市場に上場。本社は東京都港区。連結従業員数299名(2026年3月期)。主力サービスは1万円から不動産ファンドに投資できるオンラインマーケット「CREAL」で、2026年3月末時点の投資家会員数は13.8万人、累計投資金額は1,047億円に達する。2026年3月期の連結売上高は378億円、営業利益29億円。

4つのサービスで構成する単一セグメント

当社グループは資産運用プラットフォーム事業の単一セグメントで、4つのサービスにより構成される。①「CREAL」は1万円から参加できる不動産ファンドオンラインマーケットで、主軸成長事業。②「CREAL PRO」は1億円以上、機関投資家・超富裕層向けの大型不動産投資サービス。③「CREAL PB」は1,000万円以上、個人投資家向けに首都圏の中古区分レジデンスへの実物不動産投資サービスを提供。④「その他」は連結子会社による賃貸管理やホテル運営サービス。収益はファンド組成時の手数料(アップフロント・フィー)、運用中の管理手数料(アセットマネジメント・フィー)、売却時の手数料(エグジット・フィー)およびプロフィットシェアから構成される。

収益拡大とバランスシート改革を同時に進めた2026年3月期

2026年3月期の連結業績は、売上高377億95百万円(前年同期比9.6%減)、売上総利益77億99百万円(同37.6%増)、営業利益29億41百万円(同49.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益19億38百万円(同43.5%増)。売上高は前期に自社バランスシートを活用した大型物件売却が一過性にあった反動で減少したが、高粗利の手数料収入が増加し利益率は改善。2025年6月に不動産特定共同事業法第3号・第4号免許を取得し、SPC(特別目的会社)を活用したオフバランスでのファンド運営が可能となり、販売用不動産と匿名組合出資預り金が大幅に減少。自己資本比率は大幅に上昇した。

連結子会社7社と関連会社1社からなるグループ体制

当社グループは、当社および7社の連結子会社、1社の関連会社で構成される。主要な子会社として、不動産賃貸管理を担うクリアルパートナーズ株式会社、ホテル運営を担うクリアルホテルズ株式会社(およびその子会社ステイシー新大阪合同会社、鎌倉青山合同会社)、アジア展開の拠点となるCREAL ASIA Pte Ltd(シンガポール)、証券業務の臼木証券株式会社、アセットマネジメント業務のクリアルアセットマネジメント株式会社がある。関連会社には株式会社PIECE(旧ティーエーティー)を22.22%保有。これらの子会社を通じて、不動産投資のバリューチェーン全体をカバーする体制を構築している。

IT人材と不動産人材を併せ持つ独自の組織構成

当社の強みは、IT技術者と不動産ファンドの専門家の双方を社内に抱える点にある。DX事業本部にはエンジニア・デザイナー・マーケターが在籍し、CREAL事業本部には不動産ファンド運用の長年の経験を持つメンバーが集まる。この異質な人材構成により、不動産投資プロセスにITを浸透させる「不動産テック」と、自社で組成したファンドを自社プラットフォームで直接販売する「EC」の両面を同時に展開している。システムは自社開発で、投資家のニーズを迅速に反映できる。2020年にはグッドデザイン賞とRuby Biz Grand Prix 2020 Vertical Solution賞を受賞している。

業界の中での役割は不動産投資運用のバリューチェーン全体をDXでつなぎ、個人から機関投資家までに投資機会を提供する仲介・運用会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
378億円
営業利益
29億円
営業利益率
7.7%
純利益
19億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01個人投資家主力

1万円から投資できる不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」を運営。ESG不動産や地方創生物件などに投資機会を提供。オンラインで完結する仕組みと徹底した情報開示で、不動産投資の民主化を目指す。

ESG不動産への投資累計100億円超

主な製品・サービス1
CREAL
クラウドファンディングを活用した不動産ファンドオンラインマーケット。1口1万円から投資が可能で、投資家登録から運用終了までオンラインで完結する。

02機関投資家・超富裕層準主力

1億円からの大型不動産投資サービス「CREAL PRO」を提供。私募ファンドの組成・運用や仲介業務、ホテル運営事業も含む。宅建業や第二種金融商品取引業などの登録を活かし、専門的な不動産投資ソリューションを提供。

主な製品・サービス1
CREAL PRO
機関投資家・超富裕層向けの大型不動産投資サービス。ファンド組成や仲介、運用管理を提供。

03個人投資家(実物不動産)準主力

1,000万円からの実物不動産投資サービス「CREAL PB」を提供。主に首都圏の中古区分レジデンスを仕入れ、個人投資家に販売。DX技術を活用した業務効率化で、収支管理や契約書管理をオンライン化する「CREAL concierge」も提供。

主な製品・サービス2
CREAL PB
個人投資家向けに実物不動産(主に首都圏の中古区分レジデンス)への投資サービスを提供。物件の仕入れから販売までを一貫して行う。
CREAL concierge
物件の収支や契約書をオンラインで一元管理できるツール。オーナーの利便性向上とロイヤルティ育成に寄与。

04不動産オーナー(賃貸管理・ホテル運営)副次

子会社を通じて、不動産賃貸管理サービスとホテル運営サービスを提供。賃貸管理では集金代行や契約事務などの手数料収入、ホテル運営では賃貸借契約に基づく宿泊料や運営受託による手数料収入を得る。

主な製品・サービス1
CREAL manager
賃貸管理業務を一元化するツール。契約管理や入出金管理を効率化し、オーナー向け明細の自動作成・郵送も可能。

製品と技術

1万円から始める不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」

「CREAL」は、クラウドファンディングの仕組みを活用した不動産ファンドオンラインマーケットである。投資家は1口1万円から、保育園・学校・ホテル・オフィス・レジデンスなど多様な不動産に投資できる。投資家登録から投資実行、運用報告まで全てオンラインで完結する。当社が物件選定・ファンド組成・運用・売却まで一貫して行い、投資家は手間や専門知識不要で不動産投資が可能。募集金額・想定利回り・物件評価書・運営者インタビュー動画など、徹底した情報開示を掲げ「情報の非対称性」の解消を目指す。2026年3月末時点で累計投資金額1,047億円、投資家会員数13.8万人に達している。

機関投資家・超富裕層向け「CREAL PRO」と個人向け「CREAL PB」

「CREAL PRO」は1億円以上の資金を持つ機関投資家・超富裕層向けサービス。大型不動産への仲介業務や私募ファンドの組成・運用が中心。当社グループが固定資産として保有するホテルの運営も含まれる。収益は組成手数料・管理手数料・売却手数料・プロフィットシェアからなる。「CREAL PB」は1,000万円以上の個人投資家向けで、首都圏の中古区分レジデンスへの実物不動産投資を提供。仕入れた物件を個人に販売し売却益を得る。両サービスともDXを推進し、CREAL PBでは物件収支や契約書をオンライン一元管理する「CREAL concierge」を提供。物件の賃貸状況を随時確認でき、買い増しを促進する仕組みを持つ。

自社開発のシステム技術とUI/UXが支える競争力

「CREAL」のプラットフォームは社内エンジニア・デザイナーによる自社開発であり、投資家ニーズを迅速にシステムに反映できる。技術基盤と洗練されたUI/UXが評価され、2020年にグッドデザイン賞とRuby Biz Grand Prix 2020 Vertical Solution賞を受賞。また、システム開発能力に加え、CREAL事業本部が持つ不動産ファンド組成ノウハウが強みだ。多様なアセットタイプ(保育園、学校、ホテル、オフィス、物流施設など)の商品化実績があり、各種運営会社や開発事業者との業務提携により案件供給を確保。マーケティング面では、日本航空のマイレージ会員向けサービス「CREAL for JAL」やVポイントとの提携など、外部パートナー経由の集客チャネルも持つ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 個人投資家ESG不動産への投資累計100億円超

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

投資用ワンルームで急成長、中古流通仲介

クリアルは、投資用ワンルームマンションの販売・仲介・買取再販を手掛ける不動産会社。同業の大東建託が賃貸住宅建設で圧倒的シェアを持つ一方、クリアルは中古流通×リノベーションに特化。2025年3月期の売上高は前年比倍増の418億円と急成長。営業利益率は4.78%と低いが、翌期は7.67%に改善見込み。在庫リスクを低減する買取再販モデルが特徴で、首都圏を中心に集客力がある。一方、金利上昇や不動産市況変動の影響を受けやすい。

強み

  • 売上高が前期比約2倍に拡大、高成長を実現。
  • 買取再販と仲介の融合で在庫リスクを管理。
  • 自社メディアで投資家向け集客に強み。
  • 営業利益率改善見込みで、収益性向上に期待。

課題

  • 金利上昇で投資家の購入意欲が減退する可能性。
  • 買取在庫を抱えるため、市況悪化で損失リスク。
  • 成長期で利益率が低く、改善が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がクリアル

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14809パラカ211億円10.4倍
23772ウェルス・マネジメント210億円
33484イノベーションホールディングス204億円14.3倍
45532リアルゲイト197億円30.1倍
58869明和地所196億円5.1倍
62998クリアル195億円8.9倍
78917ファースト住建191億円10.4倍
83457And Doホールディングス186億円12.8倍
93242アーバネットコーポレーション186億円9.0倍
102970GLC GROUP186億円14.3倍
115535ミガロホールディングス184億円12.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

資産運用サービス会社として港区に創業した2011年

2011年5月、東京都港区港南において、資産運用サービスの提供を目的として株式会社ブリッジ・シー(現クリアル株式会社)を設立。当初は資本金が少額であり、2015年6月に資本剰余金の資本組入れにより資本金を10百万円に増資した。2016年1月には第二種金融商品取引業および投資助言・代理業の登録を完了し、金融商品取引の基盤を整えた。この時期は主に機関投資家向けのサービスを展開していたとみられる。

兄弟会社を統合しホールディングス体制へ移行した2017年

2017年5月、株式移転により完全親会社株式会社ブリッジ・シー・ホールディングスを設立。同時に、子会社であった日本不動産イニシアティブ株式会社(現クリアルパートナーズ)がホールディングスの100%子会社となり、ブリッジ・シーと兄弟会社関係になる。2017年7月には宅地建物取引業免許を取得し、不動産取引の直接関与が可能に。同年10月、当社の商号を株式会社ブリッジ・シー・キャピタルに変更。2018年12月には親会社ホールディングスを吸収合併し、存続会社となる。この一連の再編で経営資源を集約した。

「CREAL」をローンチし個人向け不動産投資を開始した2018年

2018年10月、不動産特定共同事業者許可(電子取引業務)を取得。同年11月、ブランド名「CREAL」でインターネットを利用した不動産ファンドオンラインマーケットサービスを開始。これにより、1万円から不動産投資が可能なクラウドファンディング型サービスが誕生した。2019年4月には初のESG不動産案件として東京都豊島区駒込の保育園への投資を実行。以後、ESG不動産への投資額は累計100億円超に達する。このサービスの開始が、それまでの機関投資家向け事業から個人投資家向けプラットフォームへの本格的な転換点となった。

商号をクリアルに統一しグロース市場へ上場した2021‐2022年

2021年3月、商号をクリアル株式会社に変更。同時に子会社の株式会社ブリッジ・シー・エステートもクリアルパートナーズ株式会社に変更し、グループブランドを統一した。2022年4月、東京証券取引所グロース市場に上場。上場時の資本金は379百万円。上場により資金調達力と知名度を高め、その後の拡大基盤を築いた。2023年1月にはSBIホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結し、同年2月に第三者割当増資を実施。SBIグループとの連携で、さらなる事業成長を目指す。

事業領域を拡大し新会社を相次いで設立した2024‐2026年

2024年以降、当社は新たな分野への進出を加速した。2024年7月に100%出資でクリアルホテルズ株式会社を設立し、ホテル運営事業に参入。同年11月には同子会社を通じてステイシー新大阪合同会社を設立。2025年1月には臼木証券株式会社の株式を100%取得し、証券業務をグループに取り込んだ。2025年6月にはクリアルアセットマネジメント株式会社を設立。2025年12月には第三者割当増資により資本金を3,450百万円に増資し、財務基盤を強化。2026年3月には鎌倉青山合同会社の持分を取得し、ホテル運営物件を拡大した。

SPCファンド免許取得でバランスシートの軽量化に成功した2025年

2025年6月、不動産特定共同事業法第2条第4項第3号および第4号(電子取引業務含む)に係る許認可を取得。これにより、従来の1号・2号免許(自己バランスシートでのファンド運営)に加え、SPC(特別目的会社)を活用したオフバランスでのファンド運営が可能となった。この変更により、2026年3月期の連結財務諸表では販売用不動産が前期比104億円減少し、匿名組合出資預り金が235億円減少。自己資本比率は大幅に改善した。2025年9月にはSPC型の初号案件の運用を開始し、事業モデルの転換を実現した。

年表26件を開く

2010年代

  • 2011年5月創業東京都港区港南において、資産運用サービスの提供を目的として、株式会社ブリッジ・シー(現、クリアル株式会社)を設立
  • 2013年10月日本不動産イニシアティブ株式会社(現、クリアルパートナーズ株式会社)の株式100%を取得
  • 2014年4月日本不動産イニシアティブ株式会社の全株式を、株式会社ブリッジ・シーの親会社であるBRIDGE-C HOLDINGS PTE. LTD.(シンガポール法人)に譲渡、株式会社ブリッジ・シーと日本不動産イニシアティブ株式会社が兄弟会社となる
  • 2015年6月その他資本剰余金の資本組入により資本金を10百万円に増資
  • 2016年1月第二種金融商品取引業、投資助言・代理業登録
  • 2017年5月株式移転により、完全親会社株式会社ブリッジ・シー・ホールディングスを設立 株式会社ブリッジ・シー、日本不動産イニシアティブ株式会社がそれぞれ株式会社ブリッジ・シー・ホールディングスの100%子会社となる
  • 2017年7月宅地建物取引業免許取得
  • 2017年10月商号変更当社の商号を株式会社ブリッジ・シー・キャピタル(現、クリアル株式会社)に変更 日本不動産イニシアティブ株式会社が、株式会社ブリッジ・シー・エステート(現、クリアルパートナーズ株式会社)に商号変更
  • 2018年3月株主割当増資を実施し資本金を100百万円に増資
  • 2018年10月不動産特定共同事業者許可(電子取引業務)を取得
  • 2018年11月「CREAL」のブランド名でインターネットを利用した不動産ファンドオンラインマーケットサービスを開始
  • 2018年12月M&A親会社株式会社ブリッジ・シー・ホールディングスを吸収合併し、株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが存続会社となる

2020年代

  • 2020年11月第三者割当増資を実施し資本金を339百万円に増資
  • 2020年12月第三者割当増資を実施し資本金を379百万円に増資
  • 2021年3月商号変更商号をクリアル株式会社に変更 株式会社ブリッジ・シー・エステートが、クリアルパートナーズ株式会社に商号変更
  • 2022年4月上場東京証券取引所グロース市場に上場
  • 2023年1月SBIホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結
  • 2023年2月SBIホールディングス株式会社 を割当先とする第三者割当 増資 を実施
  • 2023年11月創業当社の100%出資により、CREAL ASIA Pte Ltdを設立
  • 2024年7月創業当社の100%出資により、クリアルホテルズ株式会社を設立
  • 2024年11月創業クリアルホテルズ株式会社の100%出資により、ステイシー新大阪合同会社を設立
  • 2024年12月株式会社ティーエーティー(現、株式会社PIECE)の株式を当社が22.22%取得
  • 2025年1月臼木証券株式会社の株式を当社が100%取得
  • 2025年6月創業当社の100%出資により、クリアルアセットマネジメント株式会社を設立
  • 2025年12月第三者割当増資を実施し資本金を3,450百万円に増資
  • 2026年3月クリアルホテルズ株式会社の100%出資により、鎌倉青山合同会社(現、ステイシー鎌倉合同会社)の持分を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    不動産投資のDX推進とプラットフォーム拡大

    クラウドファンディングを活用した不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の運営に加え、機関投資家向けの「CREAL PRO」、個人向けにITを活用した実物不動産投資サービス「CREAL PB」を展開。DXにより不動産投資プロセスの効率化と中間費用削減を図り、誰もが参加できる資産運用の民主化を目指す。

  2. 02

    継続的なIT投資による競争優位性の強化

    自社開発のシステムやデザインにより、UI/UXを高めるとともに、業務効率化を推進。不動産投資プロセスにおけるIT化が遅れている業界で、差別化されたDX戦略をとることで成長を図る。

  3. 03

    パートナーシップ拡大によるマーケティング強化

    日本航空、Vポイントマーケティング、小田急電鉄など、複数の大手企業との提携により、自社サービスへの投資家誘導を促進。提携先への手数料シェアを通じて、認知度向上と顧客基盤拡大を狙う。

  4. 04

    3事業のシナジー最大化

    「CREAL」で組成したファンドの物件を「CREAL PRO」の機関投資家向けファンドに売却することで、両事業にメリットを創出。また、個人投資家を「CREAL」と「CREAL PB」間で相互に送客し、クロスセルを実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で299人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は855万円で、4期前と比べて+25.6%平均年齢は38.0歳、平均勤続年数は2.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月68140.02.062
2023年3月61439.01.988
2024年3月60437.92.3127
2025年3月75037.42.2225889
2026年3月85538.02.2299970

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.9%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 7 / 海外 1、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
王子レジデンス South棟 — 東京都北区276百万円
王子レジデンス North棟 — 東京都北区274百万円
本社 — 東京都港区202百万円
住吉店舗 — 東京都江東区117百万円
駒込店舗 — 東京都豊島区75百万円
主な関係会社
  • 国内
    クリアルパートナーズ株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    CREAL ASIA Pte Ltd
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クリアルアセットマネジメント株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    クリアルホテルズ株式会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ステイシー新大阪合同会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    鎌倉青山合同会社
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    臼木証券株式会社
    茨城県日立市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ティーエーティ―
    京都府京都市南区 · 持分法適用会社
    議決権22.2%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は378億円営業利益29億円前期と比べると減収増益で、売上が-9.6%、利益が+45.0%。

売上高
-9.6%
378億円
営業利益
+45.0%
29億円
純利益
+35.7%
19億円
営業利益率
7.7%
前期比 +2.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高378億円
営業利益33億円29億円
純利益21億円19億円
1株あたり配当¥8¥8

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は74億円、営業利益は−2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+32.1%、営業利益は−166.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q430
2024年1Q5635.42
2024年2Q3738.11
2024年3Q4812.12
2024年4Q691
2025年2Q217104.67
2025年4Q201105.07
2026年2Q16874.25
2026年4Q2102210.514
2027年1Q74−2−2.7−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は2億円から378億円へ189.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.7%。純利益は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
親会社株式会社ブリッジ・シー・ホールディングスを吸収合併し、株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが存続会社となる
2018年3月211
2019年3月421
2020年3月3822
商号をクリアル株式会社に変更 株式会社ブリッジ・シー・エステートが、クリアルパートナーズ株式会社に商号変更
2021年3月7111
東京証券取引所グロース市場に上場
2022年3月10632
当社の100%出資により、CREAL ASIA Pte Ltdを設立
2023年3月16453
当社の100%出資により、クリアルホテルズ株式会社を設立
2024年3月21096
当社の100%出資により、クリアルアセットマネジメント株式会社を設立
2025年3月41820184.814
2026年3月37829287.719

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高378億円のうち、営業利益として残るのは29億円7.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は19億円、売上の5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.4%300億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金13.0%49億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.7%29億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
7.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.2pt
5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.6pt
23.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが−94億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−101億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は135億円で、売上の4.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月5−611−114
2021年3月−5−214−720
2022年3月32−11515
2023年3月13−1361262
2024年3月−12−129−1378
2025年3月100−12−1188155
2026年3月−94−781−101135

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は443億円。このうち返さなくてよい自己資本が115億円で、自己資本比率は25.5%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月21167.2
2019年3月202188.7
2020年3月633605.0
2021年3月909819.6
2022年3月10910999.5
2023年3月2153118414.4
2024年3月3573831910.5
2025年3月529534779.8
2026年3月44311532825.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
137億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
45億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
328億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
42
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率15 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE131社中24位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中120位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
23.5%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.7%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
25.5%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-9.6%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥541で、1年前と比べて-57.0%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥541-0.9%1ヶ月+10.2%1年-57.0%時価総額195億円
過去52週の値幅
安値¥415高値¥1,400

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.9倍
PER (会社予想)9.2倍
PBR1.70倍
配当利回り1.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月20日に前日比+7.52%の543円となり、1カ月で+4.42%上昇しましたが、年初来では-58.03%と大幅安です。25日線506.08円を7.3%上回り、75日線517.73円も超えていますが、200日線723.63円を25%下回り、52週高値1554円からは-65%の水準です。8月14日には44.8万株と出来高が急増し、8月20日も15.7万株と活発です。RSIは71.19とやや過熱気味で、反発局面です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは8.16倍と業界平均14.1倍を大きく下回り、PBRは1.55倍と業界平均1.7倍をやや下回る。ROEは23.5%と非常に高く、収益性が高い。配当利回りは1.62%と業界平均3.17%を下回るが、内部留保による成長投資が期待される。売上高は増加傾向で、今期も増益見込み。割安だが、配当利回りが低く、投資家によっては物足りない可能性もある。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.9倍14.9倍
PER (予想)9.2倍
PBR1.70倍1.83倍
ROE23.5%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、成長の持続性と収益性の改善です。強気派は、売上の急拡大と営業利益率の改善(2025年3月期に4.8%から2026年3月期は7.7%の見込み)を評価し、今後の利益成長に注目します。一方、弱気派は、売上高が2026年3月期に減少見込みであることや、不動産市況の変動リスク、過去の利益率の低さを懸念します。また、時価総額が178億円と成長期待が織り込み済みで、株価は1年で半減しており、市場の評価は厳しいと言えます。

プラスに働く材料7
  • 収益性の改善

    2026年3月期の営業利益率は7.67%と前期比で大幅改善見込み

  • 売上規模の拡大

    売上高は2023年3月期の164億円から2025年3月期に418億円へ約2.5倍

  • 需要の堅調さ

    首都圏の投資用不動産需要は高く、個人投資家向け物件に強み

  • 営業利益29億円と前期比45%増加決算発表後影響

    営業利益は20億円→29億円、9億円の増加。増益率45%で収益拡大基調にある

  • 営業利益率4.78%→7.67%に改善通年影響

    営業利益率は4.78%→7.67%と2.89pt改善。売上高378億円に対する利益率改善効果は約11億円

  • 純利益19億円と前期比36%増益決算発表後影響

    純利益は14億円→19億円、5億円の増加。営業利益の伸びが最終益に反映

  • PER8.16倍・ROE23.5%の割安な評価不定影響

    PER8.16倍、PBR1.55倍に対しROE23.5%。収益力に比して株価494円は割安水準

マイナスに働く材料7
  • 売上反動減

    2026年3月期は売上高が418億円から378億円へ減少見込み

  • 市場の厳しい評価

    株価は1年で約49%下落し、成長期待が剥落

  • 不透明な市況

    不動産市況の変動や金利上昇が事業に影響するリスク

  • 売上高が418億円から378億円に減少決算発表後影響

    売上高は418億円→378億円と9.6%減。収益規模の縮小が将来の利益成長を制約する

  • 1年間で株価が49.14%下落し下げトレンド継続影響

    株価494円は1年間で49.14%下落。需給悪化が続いている

  • 配当利回り1.62%と株主還元が手薄通年影響

    配当利回りは1.62%と低位。株主への還元策が乏しく、投資家の選好が弱い

  • 外国法人保有20.64%の売り圧力継続影響

    外国法人持ち株比率は20.64%と高く、海外投資家の売りで株価が過敏に反応しやすい

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益性改善の進捗を測る。2026年3月期の7.67%予想の達成が焦点
売上高推移
売上減が一時的か構造的かを見極めるため
物件仕入れ件数
仕入れが順調かが今後の販売に直結し、成長持続性を示す

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり8いまの株価に対する利回りは1.48%。

年間配当
¥8
1株あたり
配当利回り
1.48%
いまの株価に対して
配当性向
13.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥8

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,328人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.6%を占め、残る67.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他34.658.534.641.544.0
事業法人3.724.221.821.124.4
外国人個人37.90.223.222.618.2
金融機関6.715.311.28.2
証券会社1.11.21.62.8
外国法人23.89.33.82.12.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01SBIホールディングス株式会社20.64
02徳山 明成(常任代理人 みずほ証券株式会社)20.08
03JICVGIオポチュニティファンド1号投資事業有限責任組合7.42
04横田 大造5.50
05金子 好宏4.42
06櫻井 聖仁4.29
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)3.11
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.77
09日本証券金融株式会社2.15
10中央日本土地建物株式会社1.86
11きらぼしキャピタル東京Sparkle投資事業有限責任組合1.86

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-07-31
    横田 大造
    新規の大量保有報告
    5.50%
    -2.41pt
  • 2026-05-29
    金子 好宏
    新規の大量保有報告
    3.66%
    -1.86pt
  • 2026-05-12
    アセットマネジメントOne株式会社
    新規の大量保有報告
    4.32%
    -1.99pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−100%、1株純資産は9期で−97%。直近期のROEは23.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年3月51,49212,23291.4
2019年3月11,09313,22598.038.9
2020年3月398157.154.3
2021年3月122038.5
2022年3月84918.1
2023年3月1310816.262.1
2024年3月2212818.943.4
2025年3月4517230.218.214.1
2026年3月6131323.511.613.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額136百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
横田大造代表取締役社長501,983,000
金子好宏取締役副社長511,593,000
太田智彬取締役39435,000
山中雄介取締役43124,500
徳山明成取締役会長487,241,500
村上未来取締役4945,000
定形哲取締役75
谷美由紀取締役58
本多一徳監査役(常勤)5023,000
佐藤知紘監査役48109,500
広野清志監査役52
神崎華絵監査役36

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)5752910421
社外監査役316165
社外取締役416164

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,444字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社(クリアルパートナーズ株式会社、CREAL ASIA Pte Ltd、クリアルホテルズ株式会社、ステイシー新大阪合同会社、臼木証券株式会社、クリアルアセットマネジメント株式会社、鎌倉青山合同会社)並びに関連会社(株式会社ティーエーティー)の計9社で構成されており、「不動産投資を変え、社会を変える」というグループミッションを実現すべく、DX(注1)を活用した資産運用プラットフォーム事業を展開しております。当社グループが展開する資産運用プラットフォーム事業は不動産への投資、資金調達、物件仕入れ、運用、売却といった不動産投資運用にかかる一連のフローのDXを推進しており、ITの活用により効率的に運営される新しい資産運用プラットフォームです。 世界の運用資産残高は増え続け、また国内でも老後の年金問題に挙げられるように、資産運用の重要性やニーズは機関・個人投資家問わず増しています。あらゆる資産運用の手段の中でも、不動産投資は他の上場金融商品と比較して、金融市場の影響を受けにくく、価値が相対的に安定した、資産運用に欠かせない重要な商品のひとつにもかかわらず、不動産投資への機会は一部の富裕層や機関投資家に限定され、また管理手法や業務プロセスには大きな変革の余地がある状況です。海外において不動産投資のDX化が進展を続ける中で、従来イノベーションが進んでいなかった不動産投資の業界においても、大きなIT化の進む局面に来ており、当社ではITプラットフォームの有無が資産運用業界における競争優位性を持ち始める時代に入っていると考えています。 当社では、従前より機関投資家等のプロ向けに不動産投資運用サービスを展開しておりますが、当社の有するプロ向け資産運用ノウハウにDXを組み合わせ、一般個人には手の届きにくい非公開市場である不動産投資市場へすべての個人がアクセスできるようなプラットフォームを構築しています。不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」は従来の人的リソースに依拠していた資産運用プロセスのDXを推し進め、多くの人が手軽に楽しく安心してオンラインで不動産投資による効率的な資産運用を始められるサービスを創造し、金融包摂(注2)の実現を企図するサービスです。すなわち「CREAL」は、いままで大型不動産投資への参加機会を持てなかった多くの個人へ不動産投資の門戸を開放することにより、不動産投資の民主化を実現します。また、「CREAL」では個人投資家の多くの共感を呼び込むことが可能であるため、従来投資が進んでいなかったESG不動産(注3)及び地方創生領域を含めた新しい不動産投資対象領域への投資の促進を図り、経済的リターンと社会的リターン(注4)の両立を図ります。 このように当社は、ITと資産運用のノウハウの活用により、誰もが不動産投資による安定的な資産運用を開始できる資産運用プラットフォーム事業を提供することで、資産運用の民主化という社会課題を解決します。また同時に、日本に滞留する現預金を資産運用へ振り向ける転機となるサービスとなることを目指しています。 (注)1. DXとはDigital Transformationの略で、進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革していくことを指します。 2. 「金融包摂(Financial Inclusion)」とは、世界銀行による定義では「すべての人々が、経済活動のチャンスを捉えるため、また経済的に不安定な状況を軽減するために必要とされる金融サービスにアクセスでき、またそれを利用できる状況」のことを指しており、経済活動に必要な金融サービスをすべての人々が利用できるようにする取り組みです。 3.「ESG不動産」は、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資対象となる不動産を指します。 4.「社会的リターン」とは、社会的な成果をもたらす事業に資金を投入することにより得られる、社会の状況が改善したという成果・事実を指します。 (1) 事業の具体的内容 当社グループでは資産運用プラットフォーム事業を有機的に一体となり運営しているため単一セグメントでありますが、当社が展開する、①「CREAL」②「CREAL PRO」③「CREAL PB」、当社連結子会社が展開する賃貸管理サービス等の④「その他」の4つのサービスにより構成されております。①1万円から資産運用が可能なサービスである「CREAL」では、保育園などESG不動産からレジデンスに至るまで多様な不動産へ投資ができる不動産ファンドオンラインマーケットです。また、②1億円からの資産運用となる「CREAL PRO」は、機関投資家・超富裕層(注)向けの大型不動産への投資を通じた資産運用サービスです。そして、③1,000万円からの資産運用が可能な「CREAL PB」は、ITを活用し効率的に実物不動産(主に首都圏の中古区分レジデンス)に投資ができる個人投資家向けの資産運用サービスです。なかでも、「CREAL」及び「CREAL PB」はDXを大きく活用したサービスであり、「CREAL」は当社の主軸成長事業です。 (注)「超富裕層」とは、純金融資産(預貯金、株式、投資信託、一時払い生命保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた金額)について5億円以上を保有する世帯を指します。 セグメント   サービス   投資金額   サービス内容 資産運用プラットフォーム事業   CREAL   1万円~   不動産ファンドオンラインマーケット CREAL PRO   1億円~   機関投資家や超富裕層向けの不動産投資サービスの提供 CREAL PB   1,000万円~   実物不動産(主に首都圏の中古区分レジデンス)への投資を通じた資産運用サービスの提供 その他   -   レジデンス・ホテルの管理・運営サービスの提供等 (2) 事業の特徴 ①  「CREAL」 「CREAL」は、クラウドファンディング(注)を活用した不動産ファンドオンラインマーケットです。資産運用において重要な位置づけを占めるにも拘わらず、投資に必要な多額の資金と手間、専門的な知識が障害となり個人にとっては遠い存在であった不動産投資への門戸を広く個人に開放するサービスです。 当社が予め設定した分配金リターンを目的として投資家が一口1万円からさまざまな不動産へ投資できるサービスであり、投資家登録から投資実行に至るまですべてオンラインで不動産投資を完結することができる仕組みです。また、投資後の物件の管理から運用、そして売却に至る全運用プロセスについて不動産投資ノウハウを有する当社に一任することができ、投資家は手間や高度な知識を要することなく不動産投資運用が可能となります。 (注) クラウドファンディングとは群衆(クラウド)と資金調達(ファンディング )を組み合わせた造語で、インターネットを通じて特定のプロジェクト等に共感した人より資金を募る仕組みです。 「CREAL」の業務の流れは以下のとおりであります。 a.  物件供給の業務提携契約締結先の会社、ホテルや保育園の運営者、仲介会社等から収集した投資物件情報からスクリーニングを行い投資適格物件の選定を行います。 b.  当社が選定した投資適格物件についてファンドの組成を行い、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」上に公開します。 c.  投資家は掲載されたファンド情報及びファンドに応じて設定された利回りを考慮のうえ投資金額を決定します。 d.  ファンドが成立した場合には、当社が「CREAL」にて募集完了した投資金額を用いて対象不動産を売主より購入します。その際、当社はファンド組成費用として一定の手数料(アップフロント・フィー)を受領します。 e.  ファンド運用期間中に不動産を賃貸することにより賃借人から得られる賃料を基にして、投資家へ配当を行います。当社はファンド運用時に管理手数料(アセットマネジメント・フィー)を受領します。 f.  ファンド運用終了時に不動産を売却することにより得られた売却代金を基にして、投資家へ最終配当及び元本償還を行います。ファンド運用終了時においては不動産売却手数料(エグジット・フィー)を受領し、さらに当社が物件を売却して利益が生じた場合には、当社は当該売却利益または当該売却利益の一部(プロフィットシェア)を受領します。 また、「CREAL」では、これまでの不動産投資において課題となっていた「情報の非対称性」(注1)を解消すべく、楽しくも分かりやすい徹底した情報開示を実践しております。以下は「CREAL」における情報開示項目の例となります。 ・募集金額、想定利回り(インカムゲイン、キャピタルゲイン内訳)、想定運用期間、想定初回配当日 ・投資対象の不動産や運営者へのインタビューについてのとりまとめ動画 ・プロジェクトについての投資リスクの考え方 ・物件が所在する地図と建物図面 ・不動産価格調査報告書やエンジニアリングレポート等の不動産鑑定を含めた専門家の第三者レポート ・物件の運営者の概要 ・投資対象が所在するエリアや市場のマクロマーケットの概況 ・投資リターンの参考となる類似物件についての賃貸事例や売却事例 ・ファンドにおける調達資金とその使途 ・投資リターンのシミュレーション 「CREAL」はサービス開始以来、社会的に資金を必要としているが十分に流れていないESG不動産領域へ注力してまいりました。今までは投資規模が小さいため世の中に必要な不動産であるのにもかかわらず機関投資家からの投資がされにくかった保育園、学校、ヘルスケア、地方創生関連のアセットに対して、クラウドファンディングにより個人投資家からの投資資金を送る導管としての役割を果たし、社会性と投資商品性の両立を図ることを目指しております。「CREAL」における初めてのESG不動産への投資は2019年4月、東京都豊島区駒込に所在する保育園となります。以後、「CREAL」におけるこれまでの投資金額に占めるESG不動産への投資額は100億円超(注2)となっております。 (注)1.不動産会社である売主と一般個人である買主の間で保有する情報に格差があり、買主にとって不利な条件で不動産投資をせざるを得ない状況のことを指します。 2.サービスローンチから2026年3月末日時点における「CREAL」にて投資した全不動産の投資金額のうちESG不動産が占める金額の総額。 ②   「CREAL PRO」 1億円からの資産運用サービスである「CREAL PRO」は、機関投資家・超富裕層向けの資産運用サービスであり、大型不動産への投資を通じた資産運用サービス事業を展開しております。具体的には、当社が情報を入手した投資物件を基に仲介業務や私募ファンドを組成・運用する業務が中心となります。また、当社グループが固定資産として保有するホテルの運営事業も含まれております。 「CREAL PRO」の業務の流れは以下のとおりであります。 a. 物件供給の業務提携契約締結先の会社、ホテルや保育園の運営会社、仲介会社等から収集した投資物件情報からスクリーニングを行い投資適格物件の選定を行います。 b. 当社が選定した投資適格物件についてファンドの組成もしくは仲介業務を行い、当該ファンドへ出資に興味をもつ投資家の探索もしくは当該物件への購入意欲のある投資家の探索を行います。 c. 投資家による当該ファンドへの出資が行われファンドが成立した場合、もしくは投資物件を購入した場合には、当社はファンド組成費用として一定の手数料(アップフロント・フィー)もしくは仲介手数料を受領します。 d. ファンド運用期間中、当社は物件の運用管理を行うことにより管理手数料(アセットマネジメント・フィー)を受領します。 e. ファンド運用終了時に不動産を売却することにより得られた売却代金を基にして、投資家へ最終配当及び元本償還を行います。ファンド運用終了時においては不動産売却手数料(エグジット・フィー)を受領し、さらに当社が物件を売却して利益が生じた場合には、当社は当該売却利益の一部(プロフィットシェア)を受領します。 法人や機関投資家向けの不動産投資運用サービスを提供するに当たっては、取り扱う商品により適用される法規制・必要な許認可は異なりますが、当社では宅地建物取引業・第二種金融商品取引業及び金融商品取引法第29条に基づく登録を行い、現物不動産のみならずファンドの信託受益権の媒介業務や投資助言・代理業を行っています。また、「CREAL PRO」における不動産特定共同事業法による現物不動産の取引・運用業務につきましても今後展開していく予定でございます。 ③   「CREAL PB」 「CREAL PB」は、個人投資家向けに、実物不動産(主に首都圏の中古区分レジデンス)への投資を通じた資産運用サービスを提供しております。個人投資家向けに販売する投資用不動産を当社が仕入れ、個人投資家に販売することにより売却利益を獲得します。 「CREAL PB」では、不動産投資に関わる一連のプロセス各所でのDX化を通じ、業務改善やコスト削減、また顧客にとっての利便性が高まるような取り組みをしております。 ・不動産投資運用のDXを推進する「CREAL concierge」 物件の収支や契約書がオンラインで一元管理できる「CREAL concierge」の利用により、いままで書面や対面でのやりとりに大きく依存していた不動産投資運用プロセスのDXを推進します。「CREAL PB」の顧客である不動産オーナーは、物件の賃貸状況や収支状況がオンラインでいつでも手軽に確認可能となります。また、顧客である不動産オーナーに対して最新の販売中の不動産を表示することも可能とすることにより、顧客の更なるロイヤルティ育成をし、物件の買い増しを促進します。 ④「その他」 「その他」は、主に連結子会社であるクリアルパートナーズ株式会社が提供する不動産賃貸管理サービスと、クリアルホテルズ株式会社及びその子会社が提供するホテル運営サービスで構成されております。不動産賃貸管理サービスは顧客である不動産オーナーより、集金代行手数料や契約事務手数料等の賃貸管理収入を継続して受領します。ホテル運営サービスには、不動産オーナーと賃貸借契約を締結し宿泊者から宿泊料を継続して受領する方式と、不動産オーナーからホテル運営の業務委託を受け運営手数料を継続して受領する方式があります。 ・物件管理業務効率化ツール「CREAL manager」 物件の賃貸管理を一元化する「CREAL manager」の利用により、区分中古レジデンス不動産における賃貸管理業務を効率的に運用できる仕組みを構築しています。書面やエクセルなどで分散管理していた情報が一元化され、契約管理及び入出金管理を効率的に管理することはもちろん、オーナー向け明細の作成や希望者への郵送が自動化され効率的な作業を可能としております。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は以下のとおりです。 ※「CREAL」は短期の資産運用(5年以内)サービスとなりますが、サービスローンチから2026年3月末までの各ファンドの想定運用期間は1か月~7年となっております。
経営方針・対処すべき課題8,234字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「不動産投資を変え、社会を変える」というグループミッションを掲げております。魅力的な資産運用の手段である不動産投資について、投資の機会が一部の富裕層や機関投資家に限定され、また管理手法や業務プロセスには依然として非効率な状況にあるという社会課題に対して、当社グループは不動産投資プロセスにDXを推し進めることにより、不動産投資を変え課題を解決いたします。具体的には、当社では、従前より機関投資家等のプロ向けに不動産投資運用サービス「CREAL PRO」を展開しておりますが、当社の有するプロ向け資産運用ノウハウにDXを組み合わせ、一般個人には手の届きにくい非公開市場である不動産投資市場へすべての個人がアクセスできるようなプラットフォームを構築しています。当社が運営する、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」は、クラウドファンディングを活用することによりこれまで多額の資金や借入、時間と手間が必要であった不動産投資を一口1万円からオンラインで誰もが気軽に始められる新しい資産運用ツールとなります。また、「CREAL PB」は、物件の仕入、販売、顧客管理といった不動産投資運用のさまざまなプロセスにITを活用することで業務効率向上と中間費用の削減を目指し、個人投資家が実物不動産投資による中長期的な資産形成を効率的に行うためのサービスとなります。 (2) 経営環境 資産運用業(アセットマネジメント)が経済成長の柱の一つと位置づけられ、国全体で資産運用業を育成・強化していく資産運用立国実現の構想が掲げられる中、「資産運用」という市場は拡大傾向にあり、中でも「Fintech」を活用した資産運用のツールは急速に拡大しております。 「資産運用」と「ITの活用」という拡大が見込まれる二つの領域は、参入企業は多いものの、市場の成長性を鑑みると市場のポテンシャルは高く、当社の不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」には大きな可能性があると考えております。 (3) 当社が考える強み ① 不動産テック(注1)×EC(注2)というユニークなビジネスと多様なメンバー構成 当社は、IT業界において熟練した技術経験を積んだエンジニア・デザイナー・マーケターで構成されるDX事業本部と不動産ファンド事業において長年の経験を有するメンバーで構成されたCREAL事業本部を同時に有し、業界でも非常に稀有なポジショニングを有しております。長らくイノベーションが発生していなかった不動産投資プロセスにDXを推し進める不動産テック会社であり、ITの活用による業務効率向上と中間費用削減により、投資家の皆様に安定的なリターンの提供が可能となります。 また、同時に自社で組成したファンド商品を自社で運営する不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」にてダイレクトに販売するEC事業の側面を有します。自ら商品を企画・組成の上、一般個人投資家への販売までも一貫してオンライン上で直接行う、ユニークな事業モデルを展開しております。 (注)1.不動産テックとは、不動産×テクノロジーの略であり、テクノロジーの力によって、不動産に関わる業界課題や従来の商習慣を変えようとする価値や仕組みのことをいいます。 2.ECとは、Electronic Commerceの略で、日本においては「電子商取引」と訳され、インターネットを利用して、売買、決済及びサービスの契約等の商取引を行うことをいいます。 ② 不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL(クリアル)」の競争優位性 「CREAL」は、クラウドファンディングを活用した不動産ファンドオンラインマーケットです。投資家が一口1万円からすべてオンラインで不動産投資運用を完結することができる仕組みであり、不動産投資運用のDXを推進する事業です。競争優位性の源泉はシステム開発能力、商品組成、マーケティングの3点にあると考えます。 ・システム開発における優位性 社内のエンジニア・デザイナーによる自社開発であり、投資家のニーズを「CREAL」のシステムにスピーディーに反映することが可能です。技術基盤と洗練されたUI/UX(注1)により、「CREAL」は『Ruby biz Grand prix 2020』(主催:Ruby biz グランプリ実行委員会(事務局:島根県 商工労働部 産業振興課 情報産業振興室))においてVertical Solution賞を受賞、また2020年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しております。 ・商品組成における優位性 不動産ファンド事業において長年の経験を有するメンバーで構成されたCREAL事業本部におけるノウハウにより、サービスローンチ以来、保育園、学校、ホテル、オフィス、レジデンス、物流施設、商業施設、老人ホーム等の様々なアセットタイプの商品化を実現しております。また、各種施設運営会社や開発事業者との案件供給や情報共有を目的とした業務提携により、機動的な商品組成を可能としております。 ・マーケティングにおける優位性 投資未経験の方に投資に対して広く関心を持って頂けるようなサービスを目指し、自社でのオンラインマーケティングの他に、以下のパートナーと提携しています。提携パートナーがお客様へ「CREAL」の紹介・誘導を行う報酬として、当社がお客様から頂く手数料を提携パートナーとシェアしており、今後も提携パートナーを増やしていく方針です。 提携パートナー企業   提携サービス   提携内容 日本航空株式会社   CREAL for JAL   日本航空株式会社がマイレージ会員へ「CREAL」の紹介・誘導を行う対価として当社がお客様から頂く手数料をシェアする Vポイントマーケティング株式会社   CREAL × Ⅴポイント   Vポイントマーケティング株式会社がⅤポイント会員へ「CREAL」の紹介・誘導を行う対価として当社がお客様から頂く手数料をシェアする 小田急電鉄株式会社   CREAL × ONE(オーネ)ポイント   小田急電鉄株式会社がONE会員へ「CREAL」の紹介・誘導を行う対価として当社がお客様から頂く手数料をシェアする 株式会社SBJ銀行   CREAL × SBJ銀行   株式会社SBJ銀行が自社サイトにて「CREAL」の紹介・誘導を行う対価として当社がお客様から頂く手数料をシェアする 株式会社NTTドコモ   -   株式会社NTTドコモが自社サイトにて「CREAL」の紹介・誘導を行う対価として当社が広告料を支払う オリックス銀行株式会社   -   オリックス銀行株式会社が自社サイトにて「CREAL」の紹介・誘導を行う対価として当社がお客様から頂く手数料をシェアする 楽天証券株式会社   -   楽天証券株式会社が自社サイトにて「CREAL」の紹介・誘導を行う対価として当社が広告料を支払う 以上の強みを背景に、当社の不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」は、高い資金調達力を誇っており、2026年3月末日現在において、143ファンドを組成し、うち118ファンドは償還済みであり、いずれも元本割れ・配当遅延も無く想定利回りの配当を完了しております。 (注)1.「UI/UX」のUIとは、User Interface(ユーザー インターフェース)の略で、インターネットサービスとユーザーの接点です。UXはUser Experience(ユーザー エクスペリエンス)の略で、ユーザーがサービスを通じて得る体験のことをいいます。 ③ 「CREAL」の高い再投資率による積み上型モデルとしての収益安定性 「CREAL」は、ファンドが成立した場合に一定の管理手数料(アップフロント・フィー)を、また、ファンド運営時にも管理手数料(アセットマネジメント・フィー)を受領します。さらに、ファンド運営終了時においては売却手数料(エグジット・フィー)に加え、当社が物件を売却し利益が生じた場合には、当該売却利益の全部もしくはその一部(プロフィットシェア)を獲得します。投資家へ安定した投資商品を供給する対価としての手数料と、商品の利回り実績が、あらかじめ投資家へ提示している想定利回りを上回ったときに得られるプロフィットシェア(成功報酬)の二段構えのフィー体系となっており、投資家の満足度を維持しつつ当社にとっても安定かつ収益率の高いフィー体系となっております。また、「CREAL」における投資家のリピート投資率(注1)は安定的に推移しており、ファンド運営終了後も償還された金額と同水準、もしくはそれ以上の金額を新ファンドへ投資するロイヤルティの高いユーザー層を獲得しており、安定的な積み上げ型モデルの収益構造となっております。 (注)1.「リピート投資率」とは、GMV(注2)のうち過去1年間において投資実績がある登録会員の投資金額の割合を指し、以下の計算式で算出されます。 リピート投資率   =   該当四半期において過去1年以内に投資実績がある登録会員の投資金額 GMV(=該当四半期における登録会員の投資金額総額) 2. GMVとは「流通取引総額:Gross Merchandise Value」の略であり、「CREAL」においてファンド組成のため投資家から調達した資金額をいいます。 ④ 「CREAL PRO」及びDX化を通じた「CREAL PB」の成長ポテンシャル 「CREAL PRO」は機関投資家や超富裕層を顧客とした不動産ファンド事業が中心となります。取得対象となる不動産は相対的に大きい規模(10億以上~)となり、かかる対象市場は主に不動産証券化市場になります。 また、「CREAL PB」では都心部の中古区分マンションの販売及びその後の各種管理サービスの提供を行っていますが、DX化により差別化されたサービスや効率的な業務運営を通じ大きな成長ポテンシャルがあります。「CREAL PB」では当社が独自で開発する「CREAL concierge」がビジネスの各バリューチェーンにおいてDX化を推し進めており、IT化が今後進展していく不動産業界の中で、その強みを生かして大きな成長を目指します。 ⑤ 「CREAL」を起点とした「CREAL PRO」及び「CREAL PB」の事業シナジー 「CREAL」における各種ファンドの物件売却先として「CREAL PRO」が展開する機関投資家や超富裕層向けの不動産ファンドへの売却を推し進めております。その結果、「CREAL」投資家への安定的なリターンの提供のみならず、「CREAL PRO」の顧客である機関投資家・超富裕層に対しても良質な投資案件を独占的に紹介できるといったメリットがあります。また「CREAL」オンライン投資家の中には、中長期な資産運用形成の実現のために実物不動産投資に興味がある投資家も一定数存在しており、そのような投資家を「CREAL PB」へ送客するケースや、「CREAL PB」の富裕層顧客を「CREAL PRO」へ送客するケース等もあり、クロスセル(注1)の実現を図っております。 (注)1.クロスセルとはある商品の購入を検討している顧客に対し、別の商品も組み合わせで購入してもらうための営業活動のことをいいます。 (4) 経営戦略及び目標とする経営指標 ① 経営戦略 当社グループは、従来イノベーションが進んでいなかった不動産投資のプロセス変革のため積極的なIT投資を継続的に行っており、そうした成長投資の継続により「CREAL」を資産運用の代表的なサービスとしての地位を確立いたします。また、「CREAL PB」では当社が独自で開発する「CREAL concierge」、及び「その他」では「CREAL manager」を活用し、IT化が今後進展していく不動産業界の中で、差別化されたDX戦略により成長を図っていきます。 「CREAL」、「CREAL PRO」、「CREAL PB」の商品ラインナップで、誰もが不動産投資による安定的な資産運用を実践できる社会、すなわち資産運用の民主化を目指していきます。 ② 目標とする経営指標 当社グループの主な収益の源泉は、「CREAL」上でファンド組成・運用・物件の売却を行う場合に発生する一連の各種フィー及び売却益(第1 3 事業の内容 (2)事業の特徴 に記載)及び「CREAL PRO」におけるアセットマネジメント・フィーや不動産の売却益、並びに「CREAL PB」における投資用不動産の売却益となります。なお、当社「CREAL」における一連の各種フィーは、概ね以下のように設定しております。 報酬内容   報酬体系 アップフロント・フィー(ファンド組成時に発生する手数料)    GMV×手数料率 アセットマネジメント・フィー(ファンド運用中に発生する手数料) エグジット・フィー(ファンド終了時に発生する手数料) プロフィットシェア(あらかじめ投資家へ提示している目標利益を上回ったときに得られる利益)   売却益-目標利益 すなわち、GMVが増加すれば当社が収受する各種フィーもダイレクトに増加いたします。このように「CREAL」においてはECサイトのフィーモデルと近い体系となっており、そのため経営指標としてGMVを重視しております。 様々なDX開発を行う当社グループにおいては、人件費を含む開発費用のほか、継続的に広告宣伝費等の販管費が先行投資として必要です。そのため、当社グループの事業基盤の着実な拡大を把握する指標として、営業利益ではなく、売上総利益を重要視する指標の1つとしております。 従って、当社の目標とする経営指標は当社グループ及び各サービス毎の売上総利益、並びに「CREAL」におけるGMVが最も重要な経営指標(以下、「KPI」という。)となります。 単位:千円   2025年3月期   2026年3月期 連結売上総利益   5,666,282   7,799,007 CREAL売上総利益   2,219,373   4,396,792 CREAL PRO売上総利益   2,492,385   1,864,061 CREAL PB売上総利益   718,137   900,128 CREAL GMV   25,687,000   31,391,000 また、「CREAL」に係るKPIについては、登録会員数、累計調達額及びリピート投資率を重視しており、直近3年間の推移は以下のとおりです。 2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 6月   9月   12月   3月   6月   9月   12月   3月   6月   9月   12月   3月 登録会員(人)(注1)   46,389   52,679   58,430   63,879   75,034   81,549   88,143   97,065   106,813   117,859   128,529   138,587 累計調達額(億円)(注2)   339.3   377.3   413.7   476.2   535.9   595.0   667.9   733.2   788.5   840.5   932.3   1,047.0 リピート投資率(%)   86.4   85.5   86.8   88.5   83.3   87.6   89.6   89.8   90.6   89.9   88.4   90.4 (注)1.「登録会員数」とは、本人確認及び登録審査手続きを終えて口座開設が完了し、いつでも投資が行える状態にある会員の数を指します。また、数値は期末時点のものになります。 2.「累計調達額」とは、実際の物件取得の金額のうち「CREAL」を通じて調達した金額の総累計額(償還額は控除せず)を指します。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上課題 ① 不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の認知度の更なる向上 事業の成長のためには、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の登録会員数増加とそれに伴うGMVの継続的な増加が不可欠です。サイトを魅力的に保つための創意工夫を継続的に実践していくとともに、各種マーケティング活動を通じて、更なる認知度の向上と登録会員数及びGMVの増加を図っていく必要があります。 ② 良質な不動産投資案件の仕入れ 投資家に対して安定的なリターンを創出し、かつ売却時にキャピタルゲインを獲得できる良質な不動産を安定的に仕入れることは、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」登録会員数及びGMVの増加と利益確保のために非常に重要なファクターとなります。当社の投資物件の情報入手は、不動産仲介会社及び事業提携をしているパイプライン提供企業からの日常的な情報提供が中心であります。今後は、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の認知度・知名度拡大により仲介会社を介さない不動産保有者からのダイレクトソーシングを推進するとともに、ホテル・介護施設・病院・保育園、デベロッパー等といった運営会社を始めとするパイプライン提携企業を増やし、継続的にネットワークを拡大していくことが、案件の安定的な確保のために重要と考えています。 ③ 新規許認可の取得 当社は不動産特定共同事業法に基づく第三号及び第四号事業者(注1)としての許可取得を行いました。当該許認可の取得により、外部のSPCを利用したクラウドファンディングでの案件組成が可能となり、ファンドの組成を推進しています。また、当社は個人投資家向けのオンライン不動産投資商品であるとともに、不動産クラウドファンディングと異なり申告分離課税商品である、不動産ST(セキュリティ・トークン)を活用したファンド事業への参入も計画しており、2025年1月30日に、第一種金融商品取引業者である臼木証券株式会社を買収しました。これにより一項有価証券である受益証券発行信託を用いた不動産STを販売可能な許認可を有することになり、現在当該許認可の変更登録の準備を進めています。不動産ST事業への参入により、個人投資家向けのオンライン不動産投資商品のラインナップを拡充します。 (注)1. 不動産特定共同事業法二条4項3号・4号に掲げる行為を業とする事業者 ④ 優秀な人材の確保と育成 当社グループは今後の事業の拡大のために優秀な人材の確保・育成が重要な課題であると認識しております。そのため、継続的に業界経験者を中心とした中途採用を行っております。また、入社した社員に対しては定期的に社内の研修プランに従った研修・教育を実施することによりその育成に取り組んでおります。今後も継続的に採用を進め、社員への研修・教育制度の質を高めていくことで、優秀な人材の確保と育成を推進する方針であります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループの更なる事業の拡大、継続的な成長のためには、内部管理体制及びコーポレート・ガバナンスの更なる強化が重要な課題となります。当社グループは、監査役と内部監査室の連携、経営陣や従業員に対する研修の実施等を通じて、内部管理体制の一層の強化に取り組んでいく方針であります。 ⑥ 財務基盤の強化 当社グループにおいて、新たなサービスの新規開発に取り組むため、また良質な不動産を安定的に仕入れるためには、手許資金の流動性確保が重要であると認識しております。このため、金融機関との良好な取引関係の構築や、内部留保の確保を継続的に行い、財務基盤の強化を図ってまいります。
事業等のリスク8,309字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資判断上重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しています。当社グループはこれらのリスクの可能性を十分認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針です。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性のあるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)当社のリスクマネジメント体制 当社は、リスクの顕在化防止のため、また発生した場合の適切な対応による損失の最小化を図るため、代表取締役社長を委員長とし、取締役を中心に構成するリスク管理委員会を設置しております。 (2)当社のリスクマネジメント体制の運用状況 リスク管理委員会は、四半期に1回定期的に開催し、リスクの調査、その重要度に応じた各種リスクへの対応策の検討及び決定、対策の実施状況のモニタリング等を行っております。 (3)事業等のリスク ① 不動産市場の動向について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社グループが属する不動産業界は、景気動向、金利動向及び地価の変動等の不動産市場の動向に影響され、当社グループにおいてもこれらの経済情勢の変化により、各事業の業績に影響を受けます。将来不動産価格が下落した場合には、棚卸資産の評価損が発生する可能性があります。また、不動産の価格が高騰し、これに伴い購入金額が上昇した場合には、物件の仕入が困難となる可能性があり、また、販売の際にはその収益性が低下し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。もっとも、当社の運営する不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」の活用により、当社は銀行借入に依存することなく個人からダイレクトに資金を調達することができるため、金融機関の貸出姿勢の変化にかかわらず安定して不動産への投資が可能となっております。 ② 新型コロナウイルス等の感染症の拡大について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 新型コロナウイルス等の感染症の拡大は、生活防衛のための資産運用の重要性について認識される契機となり、在宅ワークを通じた個人投資家の時間的融通もあり、当社グループの展開するサービスへの追い風となる側面があります。一方で、その影響が長期化し経済不況が生じるような場合には、資産運用に対するニーズの動向が不透明になる可能性があり、また経済不況が不動産市況に影響がある場合には、不動産価格の下落や各種不動産の稼働率低下等を通じて、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。そのため、当社グループでは各種不動産に対して適切なアセットアロケーションを図るとともに、運営状況を慎重に把握することとしています。 ③ 劣後出資を通じて案件売却時に損失が発生する可能性について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社の運営する不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」では、不特法1号・2号免許を利用したファンドの場合、投資家保護の観点から、出資持分を優先部分と劣後部分に分け、優先部分を保有する投資家は劣後部分を保有する投資家より優先的に配当等を受け取る仕組みを構築しております。想定どおりに収益が生じなかった場合のリスクを、劣後部分を有する投資家(当社)が劣後出資額を上限として負担することにより、優先部分への配当等の確実性を高めております。結果的には優先部分は劣後部分に比べてリターンは低くなるものの安定性が高く、劣後部分はハイリスク・ハイリターンとなります。なお、2020年12月以後の案件においては劣後出資割合を5%程度と設定しております。 当社は投資案件毎に案件総額の5%〜20%を劣後出資部分として投資(劣後出資)しています。つまり、投資案件売却時に損失が発生する場合には、劣後出資額を上限として当社が優先して損失を負担することから、不動産市況次第では売却時に損失が出る可能性があります。なお、当該劣後出資については当社のみ出資を可能としております。 売却時期においては原則として事前に案内をしている想定運用期間内で売却を目指しますが、例外として想定運用期間内に対象不動産の売却が完了しない場合には満了日の1ヶ月前までに投資家へ通知することにより、満了日から60ヶ月を超えない範囲で期間を延長する場合がございます。すなわち、不動産市況が下降局面で売却損失が発生する可能性が高い場合は、投資家との契約上、投資期間を長期に延長し、不動産市況が回復することを待つことのできる合意を予めとりつけております。かかる対応策を講じているにもかかわらず、売却損失が多く発生する場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、サービス開始から当連結会計年度末現在に至るまで売却損失が発生した案件はございません。 ④ CREAL登録会員数の十分性について (顕在化可能性:低/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 「CREAL」の登録会員数はサービス開始以降順調に増加し、2026年3月末では13万人に達しております。過去に組成したファンドにおいて応募金額が募集総額に対して未達になった実績はなく、現時点では事業成長のために十分な会員基盤を維持しているものと認識しております。しかしながら、今後の更なる事業成長のためには、登録会員数の増加とそれに伴うGMVの継続的な増加は不可欠です。仮に、登録会員数の伸びが鈍化し、当社の目標とするGMVを支える上で不十分な水準となった場合には、掲載案件の減少やファンドの不成立を招き、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります ⑤ 不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」案件募集時に成立下限額を調達できない場合について (顕在化可能性:低/影響度:小/発生時期:特定時期なし) 「CREAL」にて大型案件を募集する際には、案件成立にあたっての下限調達額を設定することがあります。投資家からの応募金額が下限調達額を下回る場合には案件自体が成立せず、応募金額を投資家に返還することになりますが、案件の不成立が続く場合には投資家からの応募が減少していく可能性があり、ひいては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また成立下限額を調達できない場合、募集の前提となる不動産の売買契約の条件によっては、売主へ違約金を支払う場合があり、当該違約金の支払いが当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 案件仕入について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社グループの資産運用プラットフォーム事業では、個人向け及び法人向けに数多くの投資対象から良質と思われる案件の仕入れを行っていますが、それらは仲介会社、施設運営事業者(ホテル・介護施設・病院・保育園等の運営者)、一般事業法人、個人不動産オーナー等多岐に分散しています。案件仕入は特定の会社に集中せずに常に広いネットワークの中から行っていますが、当社グループが良質と判断できる案件の仕入れを計画どおりに行うことができない場合、売上や各種フィー収入の減少を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 運営事業者の運営能力及び与信状況について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) ホテルや老人ホームといった、運営管理にあたり特別な専門性が求められるオペレーショナルアセットは、運営事業者の運営能力や与信状況次第で、その物件から生み出される収益、ひいては、その物件価値自体が大きく変動する可能性があります。当社が保有するオペレーショナルアセットに関して、その運営事業者の運営体制に問題が生じた場合や、事業者自体の与信不安が生じた際には、未回収の債権が生じる可能性があることに加え、物件自体の価値の下落を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 引き渡し時期による業績の変動について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社グループでは、不動産の売却にあたっては引渡基準を採用しています。当社グループでは、引渡時期による業績の変動がないように案件管理・期日管理を徹底しておりますが、案件によっては1件あたりの売上高や損益が財務数値に大きな影響を与えることがあり、そのような案件の引渡時期が計画に対して前後することにより、当社グループの四半期や年度損益に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ KPIの動向について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社グループでは、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営戦略及び目標とする経営指標」に記載のとおり、各種KPIを設定して経営状況の管理を行っています。これらKPIの達成やその指標の改善に常に努めておりますが、各種KPIの実績が大幅に悪化することを通じて、売上高や収益率に大きな悪影響を及ぼし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 競合について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) クラウドファンディング市場は急速な勢いで成長しているため、既存企業や新規参入企業との競合はあるものの、現在は市場成長の恩恵が上回っているものと考えています。しかしながら、今後市場の成長が鈍化した場合、あるいは参入企業が多く増える場合には、新規投資家獲得速度の減速や投資家離脱、あるいは投資家あたりの投資金額減少を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 人材の確保について (顕在化可能性:低/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社グループでは、今後の事業拡大のためには、優秀な人材を確保することが最重要課題だと考えています。このため、今後も優秀な人材の採用及び教育研修実施の機会・内容の充実により、当社グループの企業理念及び経営方針を理解した、当社の成長を支える社員の育成を行うとともに、優秀な人材の確保を継続して行ってまいりますが、計画どおりに人材が確保できない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 訴訟などの可能性について (顕在化可能性:低/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社グループでは、コンプライアンス経営の重要性を認識しており、コーポレート・ガバナンスの強化に努めています。当社グループの事業に関連して、過去第三者との間で重要な訴訟やクレームといった問題が発生したという事実はありませんが、当社グループが販売した物件の契約不適合やクレーム等に起因する訴訟等が発生する可能性は存在します。訴訟等の内容及び結果によっては、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ 契約不適合責任について (顕在化可能性:低/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社グループが販売した物件に対して民法及び宅地建物取引業法のもと、契約不適合責任を負っています。万が一、当社グループが販売した物件に契約の内容に適合しないものがあるとされた場合には、当社グループは契約不適合責任に基づく、補修工事費用の負担等を追うことがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 個人情報の管理について (顕在化可能性:低/影響度:大/発生時期:特定時期なし) 当社グループの事業活動において、顧客・取引先・クラウドファンディングの会員の機密情報や個人情報を取得・保有しています。当社グループでは、これらの情報流出を防止するために、情報管理規程を定め、個人情報の保護に関する法律、関係諸法令及び監督当局のガイドライン等を遵守し、社内規程の制定及び管理体制の確立を図るとともに、個人情報管理責任者を選任して、上記関係規範を従業員に周知・徹底しています。個人情報の取り扱いについては、今後も、細心の注意を払ってまいりますが、不測の事態によって当社グループが保有する個人情報が外部流出した場合、賠償責任を課せられるリスクや当社グループに対する信用が毀損するリスク等があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑮ 災害の発生及び地域偏在について (顕在化可能性:低/影響度:大/発生時期:特定時期なし) 地震、暴風雨、洪水等の自然災害、暴動、火災等の人災、感染症の拡大が発生した場合、当社グループが保有する不動産の価値が大きく毀損する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが保有する不動産は、売却時の需要を考慮した上で、東京を中心とする首都圏所在の比率が高い状況にあり、当該地域における地震その他の災害、地域経済の悪化等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑯ 法的規制等について (顕在化可能性:低/影響度:大/発生時期:特定時期なし) 当社グループが行う主要な事業につきましては、主に以下の法令等による規制を受けています。しかしながら、今後、これらの法令等の解釈の変更及び改正が行われた場合、また、当社グループが行う事業を規制する法令等が新たに制定された場合には、事業内容の変更や新たなコスト発生等により、当社グループの業績及び今後の事業運営に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループが取得している以下の許認可(登録)等につき、本書提出日現在において事業主として欠格事由及びこれらの許認可(登録)の取消事由に該当する事実はないことを認識していますが、今後、欠格事由又は取消事由に該当する事実が発生し、許認可(登録)取消等の事態が発生した場合には、当社グループの事業に支障を来たすと共に業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」については、不動産特定共同事業法に基づき運営していますが、クラウドファンディング市場の歴史がまだ浅く、今後、不動産特定共同事業法の改正等が生じる可能性があります。かかる改正等が生じた場合は、当社として直ちに対応していく方針ですが、法改正による規制強化等によって事業運営に与える影響が大きい場合には、事業活動、並びに財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (a) 当社グループの事業活動に関係する主な法的規制 法的規制 ・宅地建物取引業法・金融商品取引法・不動産特定共同事業法(電子取引業務) (b) 当社グループの取得している免許・登録等 当社 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法   免許取消条項 宅地建物取引業免許   東京都知事(2)第100911号2022年7月29日~2027年7月28日   宅地建物取引業法   同法第5条第66条第68条 金融商品取引業登録(第二種金融商品取引業、投資助言・代理業)   関東財務局長(金商)第2898号有効期間の定めはありません   金融商品取引法   同法第52条第54条 金融商品取引業変更登録(電子申込型電子募集取扱業務)   関東財務局長(金商)第2898号有効期間の定めはありません   金融商品取引法   同法第52条第54条 不動産特定共同事業者許可(電子取引業務)   金融庁長官・国土交通大臣 第135号有効期間の定めはありません   不動産特定共同事業法   同法第36条 クリアルパートナーズ株式会社 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法   免許取消条項 宅地建物取引業免許   東京都知事(3)第96109号2023年12月21日~2028年12月20日   宅地建物取引業法   同法第5条第66条第68条 賃貸住宅管理業登録   国土交通大臣(01)第002476号2021年11月10日~2026年11月9日   賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律   同法第26条 臼木証券株式会社 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法   免許取消条項 金融商品取引業登録 (第一種金融商品取引業)   関東財務局長(金商)第31号有効期間の定めはありません   金融商品取引法   同法第52条第54条 クリアルアセットマネジメント株式会社 許認可等の名称   許認可番号等/有効期間   規制法   免許取消条項 宅地建物取引業免許   東京都知事(1)第112807号2025年8月30日~2030年8月29日   宅地建物取引業法   同法第5条第66条第68条 ⑰ システムリスクについて (顕在化可能性:低/影響度:大/発生時期:特定時期なし) 当社の不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」は、外部のサーバーや通信ネットワークシステムを利用し、事業を運営しています。従いまして、サーバーのシステムダウンや外部からの不正アクセス、サイバー攻撃等により、「CREAL」に何かしらの問題が発生した場合には、「CREAL」の運営に支障を来たし、当社グループに対する信用の毀損を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑱ 配当政策について (顕在化可能性:事業計画の進捗状況による/影響度:小/発生時期:特定時期なし) 当社は、各期の経営成績及び財政状態を勘案しながら株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施していく方針でありますが、業績が予想に届かず利益剰余金が不足する場合や、システム環境の整備等、投資の財源として資金を有効活用することが望ましいと考えられる場合には、配当を実施しない、あるいは予定していた配当を減ずる可能性があります。 ⑲ ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について (顕在化可能性:高/影響度:小/発生時期:権利行使期間内) 当社では、取締役、監査役、従業員等に対するインセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用しています。本書提出日の前月末現在における新株予約権による潜在株式数は905,500株であり、当連結会計年度末における発行済株式総数36,066,200株の2.5%に相当します。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、既存株主が保有する株式の価値が希薄化する可能性があります。 ⑳ 大株主との関係について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社取締役会長である徳山明成は、当連結会計年度末時点の発行済株式総数の20.1%の議決権を所有している大株主であります。同氏は、現在当社の非常勤取締役として業務執行取締役ではないものの、相応の稼働時間をもって取引先開拓等の各種側面支援を行っており、今後も安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求すると共に、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。同氏は安定株主であると認識しておりますが、将来的に何らかの事情により、大株主である同氏の株式が減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 当社株式の流動性について (顕在化可能性:中/影響度:中/発生時期:特定時期なし) 当社株式の流動性については、事業計画に沿った成長資金の公募増資による調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加等により、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、消費者物価指数の伸びが継続的に前年比2.0%を超過しインフレが継続するなかで、賃上げによる雇用・所得環境の改善が続き、緩やかな経済の回復が見られました。このような物価や経済の状況を踏まえて、日本銀行は2025年1月及び12月に政策金利を引き上げ、金融政策の正常化も進展しております。また、2025年10月に新政権が誕生し、今後の財政・金融政策の運営に注視が必要です。海外経済については、米国では景気拡大が続く一方で、不安定な雇用情勢を踏まえた政策金利の引き下げが行われています。為替レートについては、欧米の相対的に高い金利水準の継続により日本との金利差縮小には一定の時間がかかるとの見通しから円安水準で推移しています。また、エネルギー価格は、2026年2月に発生した米国・イラン間の大規模な軍事衝突(イラン戦争)を契機に急騰し、円安の影響もあり依然として高水準であり国内の物価上昇へと波及しております。加えて、米政権の政策動向、地政学要因、中国経済の下振れなどの先行き不透明な状況を注視する必要があります。 当社グループが属する不動産及び不動産クラウドファンディング業界におきましては、円安を背景とする外国人旅行者数・インバウンド消費の増加を背景に、国内ホテルの宿泊者数はコロナ禍以前を上回り、商業施設の販売額もコロナ禍以前の水準を上回りました。一方で、中国による日本への渡航自粛要請による影響には注視が必要です。また、レジデンスのうちマンションの売買市場におきましては、首都圏を中心に中古マンション、新築マンションともに平米単価は上昇傾向を維持して高い水準を維持しています。また、日本の低金利と円安を背景にした海外投資家による国内不動産への投資需要が継続しています。一方で、イラン戦争の影響は「ナフサショック」として、建築資材の供給不足や価格上昇へと波及し、原材料費高騰や人件費上昇による建築コストの増加及び納期遅延、日銀の金融政策や国内外の金融情勢の変化が及ぼす影響について、今後も注視する必要があります。 こうした環境の中、当社グループはこれまで「CREAL」サービスにおいて不動産特定共同事業法第2条第4項第1号及び第2号(電子取引業務含む)に基づくファンド運営を行っておりましたが、2025年6月に不動産特定共同事業法第2条第4項第3号及び第4号(電子取引業務含む)に係る許認可を取得し、SPC(特別目的会社)を活用したファンド運営が可能となりました。当該サービスのローンチ準備のため2か月程度を要したため、当連結累計期間のGMVは昨年比微増に留まっております。2025年9月に初号案件が無事運用開始しており、2026年3月末時点で、投資家会員数は13.8万人、累計投資金額は1,047億円を突破しました。「CREAL PRO」サービスにおいては、前期に自社バランスシートを利用したイレギュラーな大型の物件売却があった一方、当期においてはバランスシートを利用した物件売却がなかったことから、売上高及び売上総利益は大きく減少しましたが、安定収入の基盤となるアセットマネジメントフィーを着実に計上しております。そして「CREAL PB」サービスでは、中古ワンルームマンションの販売本数を伸ばしました。一方で、事業拡大に伴い人員の拡充が進み、販売費及び一般管理費が大きく増加いたしました。 また、2025年12月に、SBIホールディングス株式会社をはじめとする5社に対する第三者割当増資を実施し、成長投資資金の獲得と財務基盤の強化が進展しました。 この結果、売上高は37,795,040千円(前年同期比9.6%減)、売上総利益7,799,007千円(前年同期比37.6%増)、営業利益2,941,637千円(前年同期比49.5%増)、経常利益2,784,060千円(前年同期比52.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,938,877千円(前年同期比43.5%増)となりました。 なお、当社グループは資産運用プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 資産・負債及び純資産の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は44,262,311千円となり、前連結会計年度末に比べ8,674,549千円減少しております。これは主に、預託金が1,207,072千円、売掛金が541,170千円、仕掛販売用不動産が457,747千円、証券業における預託金213,000千円が増加した一方で、現金及び預金が2,004,923千円、販売用不動産が10,401,469千円減少したことによるものであります。 なお、この販売用不動産の減少は、前期まではCREAL事業において不特法1号・2号免許を活用していたことにより、販売用不動産がバランスシートに計上されていたところ、不特法3号・4号免許取得後は、SPC(特別目的会社)を活用したオフバランスでのファンド運営が可能となり、当初の意図通り、事業拡大と並行してバランスシートのスリム化が可能になったことによります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は32,788,217千円となり、前連結会計年度末に比べ14,874,867千円減少しております。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が1,653,839千円、クラウドファンディング預り金が3,558,465千円、長期借入金が2,338,316千円増加した一方で、匿名組合出資預り金が23,562,410千円減少したことによるものであります。 なお、匿名組合出資預り金の大幅な減少も、前述の通り、不特法3号・4号免許取得により、SPC(特別目的会社)を活用したオフバランスでのファンド運営が可能となり、当初の意図通り、事業拡大と並行してバランスシートのスリム化が可能になったことによります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は11,474,093千円となり、前連結会計年度末に比べ6,200,317千円増加しております。これは主に、第三者割当増資の実施及び新株予約権の行使により資本金、資本剰余金がそれぞれ2,171,497千円増加し、親会社株主に帰属する当期純利益を1,938,877千円計上したことによるものであります。 なお、不特法3号・4号免許の取得によるバランスシートの改善効果と、第三者割当増資の実施により、自己資本比率は前年同期比大幅に増加する結果となっております。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度に比べ2,005,103千円減少し13,494,416千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは9,413,909千円の支出(前年同期は10,020,598千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益2,651,615千円、棚卸資産の減少額9,932,430千円、クラウドファンディング預り金の増加額3,558,465千円の影響により資金が増加した一方で、預託金の増加額1,207,072千円、匿名組合出資預り金の減少額23,562,410千円の影響により資金が減少したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは676,102千円の支出(前年同期は1,170,208千円の支出)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入300,075千円の資金が増加した一方で、定期預金の預入による支出300,256千円、無形固定資産の取得による支出125,745千円、出資金の払込による支出418,540千円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは8,077,209千円の収入(前年同期は1,114,305千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入9,849,947千円、株式の発行による収入4,332,473千円により資金が増加した一方で、長期借入金の返済による支出5,857,792千円、配当金の支払額180,484千円より資金が減少したことによります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社は生産活動を行っていないため、生産実績に関する記載はしておりません。 b. 受注実績 提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c. 販売実績 サービスの名称   第15期連結会計年度(自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) CREAL   23,384,040   109.3 CREAL PRO   3,791,999   32.4 CREAL PB   9,142,091   110.4 その他   1,476,908   317.3 合計   37,795,040   90.4 (注)1.当社グループは資産運用プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 2.主な相手先別の販売実績及び販売実績に対する割合は以下のとおりであります。 相手先   第14期連結会計年度(自 2024年4月1日  至 2025年3月31日)   第15期連結会計年度(自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) なんば南ホテル合同会社   8,010,290   19.2   -   - 合同会社SML J HOTEL2   -   -   4,600,153   12.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 財政状態 当連結会計年度の財政状態については、「(1) 経営成績等の状況 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 b. 経営成績 (売上及び売上総利益) 「CREAL」サービスにおいて2025年6月に不動産特定共同事業法第2条第4項第3号及び第4号(電子取引業務含む)に係る許認可を取得し、SPC(特別目的会社)を活用したファンド運営が可能となり、2025年9月に初号案件が無事運用開始しており、2026年3月末時点で、投資家会員数は13.8万人、累計投資金額は1,047億円を突破しました。「CREAL PRO」サービスにおいては、前期に自社バランスシートを利用したイレギュラーな大型の物件売却があった一方、当期においてはバランスシートを利用した物件売却がなかったことから、売上高及び売上総利益は大きく減少しましたが、安定収入の基盤となるアセットマネジメントフィーを着実に計上しております。そして「CREAL PB」サービスでは、中古ワンルームマンションの販売本数を伸ばした結果、売上高は37,795,040千円となり、売上総利益は7,799,007千円となりました。 (販売費及び一般管理費及び営業利益) 販売費及び一般管理費は、主に不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」登録会員数獲得のための広告宣伝費、及び事業拡大に伴う人件費の増加により4,857,370千円となりました。この結果、営業利益は2,941,637千円となりました。 (営業外損益及び経常利益) 定期預金及び預金の利息受取の他、業務委託料の受領や還付消費税等の発生により営業外収益を41,802千円計上した一方で、資金調達に伴う借入利息及び手数料の発生や第三者割当増資実施に伴う株式交付費の発生により営業外費用は199,379千円となりました。この結果、経常利益は2,784,060千円となりました。 (特別損益、法人税等及び親会社株主に帰属する当期純利益) 特別損失は、減損損失132,444千円の計上により132,444千円となりました。また、法人税等は712,737千円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,938,877千円となりました。 なお、経営者の問題意識と今後の方針、及び当社グループに重要な影響を与える要因については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローについては、「(1) 経営成績等の状況 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、不動産取得のための取得資金であります。資金調達につきましては、増資を通じた自己資金の他、各プロジェクトや物件ごとに金融機関からの借入を行っております。また、資金繰りの悪化の際に機動的に資金を調達する観点から、金融機関と当座借越契約を締結しており、流動性の確保に努めております。今後の事業拡大にともなう運転資金需要については、自己資金の他、適宜金融機関より調達を行う方針であります。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社の主な収益の源泉は、「CREAL」上でファンドを組成・運用・物件の売却を行う場合に発生する一連の各種フィーと不動産の売却益、及び「CREAL PRO」におけるアセットマネジメント・フィーや不動産の売却益、並びに「CREAL PB」における投資用不動産の売却益となります。 成長段階にある当社においては、人件費を含む開発費用のほか、継続的に広告宣伝費等の販管費が先行投資として必要です。そのため、当社グループの事業基盤の着実な拡大を把握する指標として、営業利益ではなく、売上総利益を重要視する指標の1つとしております。また、「CREAL」サービスにおいては、GMV(流通取引総額:Gross Merchandise Value)が増加すれば当社が収受する各種フィーもダイレクトに増加するため、経営指標としてGMVを重視しております。2026年3月期における各指標の前年同期比の増減率は以下のとおりであり、順調に増加をしているとの認識でおります。引続き対処すべき経営課題の改善を図りながら、経営戦略を推進してまいります。 単位:千円   2026年3月期   前年同期比 連結売上総利益   7,799,007   137.6% CREAL 売上総利益   4,396,792   198.1% CREAL PRO売上総利益   1,864,061   74.8% CREAL PB売上総利益   900,128   125.3% CREAL GMV   31,391,000   122.2%

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