概要
リアルゲイトは、築古ビルをリノベーションしてスモールオフィスやシェアオフィスを提供するフレキシブルワークプレイス事業を手がける不動産サービス企業である。東京都心部の渋谷区・港区・目黒区を中心に展開し、2023年6月に東証グロース市場に上場、サイバーエージェントグループに属する。2025年9月期の売上高は98億円、営業利益10億円。
フレキシブルワークプレイス事業の収益モデル
同事業は、プロパティマネジメント(PM)、マスターリース(ML)、設計・施工、物件保有、キャピタルゲインの五つのモデルで構成される。2009年創業時のPMから始まり、2012年にML、2017年に設計監理、2020年に建設業許可、2021年に自社保有と販売用不動産の売却を開始した。2025年9月期の売上高は9,791百万円で、うちストック型収入(ML・保有賃貸・PM)が6,118百万円(約62%)、フロー型収入(設計施工・販売等)が3,673百万円を占める。ストック型収入を基盤に、フロー型収入を組み合わせることで事業規模を拡大している。
ストック型収入を支える運営指標
同社は物件稼働率と平均坪単価を重要な指標としている。2025年9月期の竣工後1年以上経過したML・保有物件の平均坪単価は26,729円/坪、稼働率は98.1%である。運営面積は104,253㎡に達し、累計プロジェクト数は107件、獲得済プロジェクト75件、運営中物件65件(内訳:ML39件、PM17件、保有7件、その他2件)。これらの数値は、東京都心部でのドミナント戦略により安定的に推移している。
渋谷区・港区・目黒区へのドミナント集中
同社は事業エリアを東京都心部の渋谷区、港区、目黒区に絞り、狭域内で物件数を増やす戦略をとる。2025年9月末の獲得済プロジェクト75件のうち、渋谷区33件、港区17件、目黒区15件と、3区で全体の87%を占める。対象は築20~40年、延床面積500坪前後の築古ビルで、価格優位性が高い。エリア集中により管理効率が向上し、運営費の抑制につながる。また、潜在的なオフィス供給ストックが豊富で、スタートアップ企業などのテナント需要にも恵まれている。
サイバーエージェント傘下と上場による資金調達力
2021年7月に株式会社サイバーエージェントの連結子会社となり、与信力が向上した。その後、銀行借入や株式上場(2023年6月、東証グロース)を活用し、積極的に物件取得を進めている。2025年9月期の資産合計は212億円、負債合計179億円で、長期借入金が大きく増加した。自社保有物件は11件に増え、販売用不動産の売却も行う。キャピタルゲインモデルでは、売却後もML・PM契約を継続し、ストック収入を残す手法をとっている。
業界の中での役割は不動産サービスプロバイダー(企画・設計・施工・リーシング・運営をワンストップ提供)。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/9期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 賃貸及び運営管理 | 61億円 | 62.9% | — | — |
| 販売 | 32億円 | 33.0% | — | — |
| 設計施工 | 4億円 | 4.1% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01フレキシブルワークプレイス主力
スモールオフィスやシェアオフィスを提供。マスターリースやPM、設計施工、物件保有・売却など多様なモデルで収益を得る。東京都心部の築古ビルを中心にドミナント展開する。
東京都心部の築古ビル再生に特化
- スモールオフィス
- 50㎡未満の小規模なオフィス区画を提供。個室型で、専有面積が小さく使いやすい。
- シェアオフィス
- 共用スペースとデスクを共有するオフィス。フリーデスク形式などがある。
製品と技術
プロパティマネジメント(PM)サービス
PM契約では、ビルオーナーに代わりテナント誘致、賃貸契約代行、トラブル対応、建物点検などの運営管理を提供する。収益は運営委託フィーとして得る。2025年9月期のPM売上高は532百万円。PMに付随して設計・施工請負契約を結ぶケースもあり、物件の価値向上を総合的に支援する。
マスターリース(ML)サービス
ML契約では、築古ビルを一括借り上げ、賃料を保証した上で転貸する。同社は物件を保有しないため資本効率が高く、資産価格下落リスクを抑えられる。2025年9月末時点でML物件は42件(獲得済)、うち運営中39件。ML・保有賃貸を合わせた売上高は5,556百万円で、全売上の57%を占める主軸事業である。
設計・施工の内製化によるバリューアップ
一級建築士事務所と特定建設業許可を有し、設計から施工までを内製する。これにより、物件ごとの個別性に対応した迅速なリノベーションが可能。代表例「LANTIQUE BY IOQ」は、代官山の築36年ヴィンテージマンションを住宅からスモールオフィスにコンバージョン。再生前の月額賃料910万円が再生後1,810万円と約2倍に向上した。社内には一級建築士4名、1級建築施工管理技士7名、宅地建物取引士47名が在籍する。
物件保有とキャピタルゲインモデル
自社保有物件では、入居テナントから賃料収入を得る。2025年9月末時点で保有物件は11件(運営中7件)。自ら所有者となることで賃料支払い負担がなくなり、粗利率が向上する。キャピタルゲインモデルでは、販売用不動産を購入・リノベーション後、売却して売却益を獲得。売却後もMLまたはPM契約を結び、ストック収入を継続する。2025年9月期の販売売上高は3,244百万円と前期比150.5%増加した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- フレキシブルワークプレイス東京都心部の築古ビル再生に特化
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
不動産仲介で成長中、大手との差別化が課題
不動産業界において、売上高約70~100億円と成長軌道にある。営業利益率10%程度と収益性は良好だが、背景には物件販売の好調が寄与している。競合の大東建託は賃貸管理・建設で圧倒的規模を持つ一方、当社は仲介・販売中心で、事業領域が限定的。また、robot homeやタスキホールディングスなど同規模の競合も多く、差別化が必要。都心部の不動産市況に依存するため、金利上昇や景気減速がリスクとなる。
強み
- 売上高が前期比13%増、翌期24%増と高い成長を続けている。
- 営業利益率10%超と、不動産仲介業として優れた水準。
- 特定エリアや物件タイプに特化し、地域密着型の営業が強み。
- 上場効果や認知度向上により、顧客獲得力が増している。
課題
- 大東建託など大手に対し、規模とブランド力で劣る。
- 不動産市況や金利変動の影響を直接受けやすい。
- 仲介・販売に偏り、賃貸管理など安定収益源が不足。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がリアルゲイト
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2986LAホールディングス | 212億円 | 13.8倍 |
| 2 | 3772ウェルス・マネジメント | 210億円 | — |
| 3 | 3484イノベーションホールディングス | 204億円 | 14.3倍 |
| 4 | 2998クリアル | 197億円 | 9.0倍 |
| 5 | 5532リアルゲイト | 195億円 | 29.8倍 |
| 6 | 8869明和地所 | 195億円 | 5.1倍 |
| 7 | 8917ファースト住建 | 190億円 | 10.4倍 |
| 8 | 2970GLC GROUP | 189億円 | 14.5倍 |
| 9 | 3242アーバネットコーポレーション | 187億円 | 9.1倍 |
| 10 | 3457And Doホールディングス | 186億円 | 12.8倍 |
| 11 | 3454ファーストブラザーズ | 184億円 | 4.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 12件
2009年創業、PMサービスからスタート
2009年8月、東京都目黒区上目黒において株式会社トランジットジェネラルオフィスがリアルゲイトを設立。同年9月に宅地建物取引業の登録を完了した。2010年1月、プロパティマネジメント(PM)サービスを開始し、第1号施設として「the SOHO」の運営を受託。当初はテナント誘致や賃貸契約代行などの手数料収入が主たる収益源であった。
2012年、マスターリースモデルを導入
2012年2月に本社を港区北青山へ移転し、同年7月にマスターリース(ML)サービスを開始した。MLでは競争力の低下した築古ビルを一括借り上げ、転貸により安定的な賃料収入を得る。これにより、土地・建物を保有せずに資本効率を高め、資産価格下落リスクを抑えつつ収益を確保する体制が整った。
2017年、一級建築士事務所登録で設計力を内製化
2017年11月、一級建築士事務所の登録を完了。物件の設計監理を内製化することで、築古ビルの抜本的な資産価値向上に必要な高度な技術力を社内に蓄積した。同時に、設計変更の迅速化や事業推進の効率化を実現。この後、リノベーション工事の請負も手がけるようになる。
2019~2020年、本社移転と建設業許可取得
2019年9月、本社を渋谷区千駄ヶ谷に移転。2020年2月には特定建設業許可を取得し、工事請負金額の制限が撤廃された。これによりリノベーション工事や新築工事の受注が拡大し、社内ノウハウの蓄積と事業推進の迅速化がさらに進んだ。
2021年、サイバーエージェントグループ入り
2021年7月、株式会社トランジットジェネラルオフィスが保有する全株式を株式会社サイバーエージェントに譲渡し、同社の連結子会社となった。グループの信用力を背景に、銀行からの借入が容易になり、自社保有物件の取得が本格化する。同年11月には自社保有物件によるサービスを開始。
2023年6月、東証グロース市場に上場
2023年2月に本社を現在地の渋谷区千駄ヶ谷「PORTAL POINT HARAJUKU」に移転。同年6月、東京証券取引所グロース市場に上場した。上場後は株式市場を通じた資金調達も視野に入れ、物件取得を加速。2025年9月期には売上高9,791百万円、営業利益1,043百万円といずれも過去最高を更新した。
年表12件を開く
2000年代
- 2009年8月創業東京都目黒区上目黒において株式会社トランジットジェネラルオフィスが株式会社リアルゲイトを設立
- 2009年9月宅地建物取引業の登録完了(東京都知事(3)90947)
2010年代
- 2010年1月プロパティマネジメント(PM)サービスを開始「the SOHO」が第1号施設
- 2012年2月東京都港区北青山に本社を移転
- 2012年7月マスターリース(ML)サービスを開始
- 2017年11月一級建築士事務所の登録完了(東京都知事登録第62066号)
- 2019年9月東京都渋谷区千駄ヶ谷に本社を移転
2020年代
- 2020年2月特定建設業許可取得(東京都知事許可(特-1)第151421号)
- 2021年7月M&A株式会社トランジットジェネラルオフィス所有の全株式を株式会社サイバーエージェントに譲渡、同社の連結子会社化
- 2021年11月自社保有物件によるサービスを開始
- 2023年2月東京都渋谷区千駄ヶ谷「PORTAL POINT HARAJUKU」に本社を移転
- 2023年6月上場東京証券取引所グロース市場に上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
築古ビル再生による付加価値向上
主に都心部の築古ビルをリノベーションし、質の高いクリエイティブなオフィスを提供することで不動産価値を最大化する。ワンストップで企画・設計・建設・リーシング・運営を手がけ、テナントの自由な働き方と豊かな街づくりに貢献する。
- 02
渋谷区中心のドミナント戦略
事業エリアを渋谷区、港区、目黒区に限定し、狭域内で物件数を増やすドミナント戦略を継続。エリアニーズの変化を迅速に捉え、差別化と競争力を強化する。
- 03
安定的なストック型収入とフロー型収入の組合せ
マスターリース契約やプロパティマネジメント契約による安定したストック型収入を主軸とし、設計・施工請負によるフロー型収入を組み合わせて事業規模を拡大する。
- 04
資金調達手段の多様化で事業拡大
サイバーエージェント子会社化と上場による与信力向上で銀行融資を積極活用するとともに、株式市場を通じた資金調達も組み合わせ、財務バランスを保ちながら事業拡大を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で93人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は698万円で、2期前と比べて+17.2%。平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は3.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年9月 | 596 | 32.3 | 3.1 | 87 | — |
| 2024年9月 | 659 | 33.0 | 3.5 | 88 | 909 |
| 2025年9月 | 698 | 33.8 | 3.4 | 93 | 1,075 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社サイバーエージェント(注)東京都渋谷区 · その他の関係会社議決権63.8%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は98億円、営業利益は10億円。前期と比べると増収増益で、売上が+24.1%、利益が+25.0%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 105億円 | 98億円 |
| 営業利益 | 15億円 | 10億円 |
| 純利益 | 7億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2026年3Qで、売上は20億円、営業利益は2億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−61.5%、営業利益は−60.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 52 | 5 | 9.6 | 3 |
| 2023年4Q | 18 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 26 | 3 | 11.5 | 2 |
| 2024年2Q | 24 | 4 | 16.7 | 2 |
| 2024年4Q | 29 | 1 | 3.4 | 0 |
| 2025年2Q | 64 | 8 | 12.5 | 5 |
| 2025年4Q | 34 | 2 | 5.9 | 1 |
| 2026年2Q | 57 | 10 | 17.5 | 6 |
| 2026年3Q | 20 | 2 | 10.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年10月期からの8期で、売上は21億円から98億円へ4.7倍に増えた。直近期の営業利益率は10.2%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | 21 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年10月 | 24 | — | 3 | — | 3 |
| 2020年10月 | 38 | — | 3 | — | 3 |
| 株式会社トランジットジェネラルオフィス所有の全株式を株式会社サイバーエージェントに譲渡、同社の連結子会社化 | |||||
| 2021年9月 | 38 | — | 3 | — | 1 |
| 2022年9月 | 58 | — | 4 | — | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場に上場 | |||||
| 2023年9月 | 70 | — | 5 | — | 3 |
| 2024年9月 | 79 | 8 | 6 | 10.1 | 4 |
| 2025年9月 | 98 | 10 | 8 | 10.2 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高98億円のうち、営業利益として残るのは10億円で10.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の6.1%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.7%81億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金6.1%6億円
- その他の費用持分法損益などの調整1.0%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.2%10億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年9月期は営業CFが36億円、投資CFが−79億円で、差し引きのフリーCFは−43億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は9億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月 | 9 | −10 | 1 | −1 | 4 |
| 2022年9月 | 4 | −25 | 24 | −21 | 6 |
| 2023年9月 | 15 | −31 | 29 | −16 | 20 |
| 2024年9月 | −13 | −34 | 39 | −47 | 11 |
| 2025年9月 | 36 | −79 | 42 | −43 | 9 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年9月期の総資産は213億円。このうち返さなくてよい自己資本が34億円で、自己資本比率は15.5%(業種中央値32.8%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | 23 | 0 | 23 | 2.5 |
| 2019年10月 | 31 | 3 | 28 | 10.7 |
| 2020年10月 | 43 | 6 | 37 | 14.0 |
| 2021年9月 | 49 | 7 | 42 | 14.2 |
| 2022年9月 | 78 | 7 | 71 | 9.4 |
| 2023年9月 | 114 | 23 | 91 | 20.0 |
| 2024年9月 | 159 | 27 | 132 | 16.9 |
| 2025年9月 | 213 | 34 | 179 | 15.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で131社中29位あたり、逆に低いのは自己資本比率で131社中129位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,395で、1年前と比べて+12.2%。過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 29.8倍 |
| PER (会社予想) | 30.3倍 |
| PBR | 3.14倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月17日に5.71%高の3610円へ上昇し、25日移動平均線(3466.8円)を約4.1%上回った。75日線(3499.4円)も上回り、短期的な底打ち感が出ている。RSIは51.56と中立圏。7月29日に3230円へ急落したが、その後は3500円前後で下げ渋り、8月17日に出来高84100株と急増して上昇。52週高値(4390円)からは約18%下にあるが、52週安値(2135円)からは約69%上昇と力強い。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PER 31.5倍は業界平均13.9倍の2倍超、PBR 5.10倍も平均1.71倍を大きく上回る。ROE 18.7%は高水準だが、無配当(0%)がネック。成長により割高感が緩和される余地はあるが、現状は割高。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 29.8倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 30.3倍 | — |
| PBR | 3.14倍 | 1.84倍 |
| ROE | 18.7% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
2024年9月期売上高79億円、営業利益率10.1%。2025年9月期は売上高98億円、営業利益率10.2%と増収増益見込み。強気派は首都圏不動産需要の強さと成長性を評価するが、弱気派は小規模で収益変動リスクが大きく、PER31.5倍と割高と見る。
- 高成長継続
売上高は前期比24%増、2025年も増収予想
- ROE高水準
ROE18.7%と資本効率が良い
- 首都圏需要堅調
低金利と都心回帰でマンション需要強い
- 売上高・営業利益の高成長継続通年影響強
FY2025/9期売上高98億円、前期比24%増。成長率維持なら130億円超
- 営業利益率10%超、高収益体質確立継続影響中
FY2025/9期営業利益率10.2%、安定した高収益が評価
- 不動産市況好調、自社物件の含み益拡大2026年下期影響中
PBR5.1倍は含み益反映、地価上昇で更なる資産価値向上
- 株価1年で80%上昇、モメンタム継続不定影響弱
強気相場継続で割高感薄れれば更なる上昇
- PER割高
PER31.5倍は同業平均より高い
- 小規模リスク
売上高100億円未満、収益変動大
- 不動産市況依存
金利上昇で需要が冷え込むリスク
- PER31.5倍、成長鈍化でバリュエーション調整次期決算影響強
PER31.5倍は高成長織り込み済み、成長減速で急落リスク
- 不動産市況悪化による業績変動2027年〜2028年影響強
不動産市況悪化で販売戸数減少、営業利益20%減の可能性
- 外国人保有比率2.73%と低く、海外資金流入限定的不定影響中
外国人保有が低いため、グローバル資金の流入期待は限定的
- 無配当方針、株主還元期待薄継続影響弱
配当利回り0%、成長重視だが、株主還元策が不透明
- 売上高成長率
- 事業拡大スピードを確認
- 営業利益率
- 収益性の維持を確認
- 契約済み物件数
- 将来収益の先行指標
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ2,261人。区分でいちばん多いのは事業法人で65.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が65.6%を占め、残る34.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|
| 事業法人 | 68.4 | 67.0 | 65.3 |
| 個人・その他 | 25.8 | 23.7 | 29.6 |
| 外国法人 | 2.9 | 4.4 | 2.7 |
| 証券会社 | 2.8 | 3.7 | 2.1 |
| 金融機関 | 0.1 | 1.2 | 0.2 |
| 自己株式 | — | 0.0 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社サイバーエージェント | 63.69 |
| 02 | 岩本 裕 | 5.97 |
| 03 | 田端 信太郎 | 2.09 |
| 04 | 山内 一志 | 1.68 |
| 05 | 鷲田 真一 | 1.39 |
| 06 | サッポロ不動産開発株式会社 | 1.39 |
| 07 | 片山 善博 | 1.18 |
| 08 | BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCОUNTS M LSCB RD(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.86 |
| 09 | MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 0.84 |
| 10 | 楽天証券株式会社共有口 | 0.80 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-01ヒューリック株式会社新規の大量保有報告5.05%
- 2026-05-29岩本 裕新規の大量保有報告12.03%+0.14pt
- 2026-05-29岩本 裕新規の大量保有報告11.89%+2.19pt
- 2026-05-29岩本 裕新規の大量保有報告9.70%+1.48pt
- 2026-05-29株式会社サイバーエージェント新規の大量保有報告63.22%-5.32pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−100%、1株純資産は8期で−100%。直近期のROEは18.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | 1,088,200 | 219,391 | 351.5 | — |
| 2019年10月 | 14,177 | 16,370 | 152.7 | — |
| 2020年10月 | 13,466 | 29,836 | 58.3 | — |
| 2021年9月 | 13 | 174 | 8.3 | — |
| 2022年9月 | 9 | 183 | 5.1 | — |
| 2023年9月 | 63 | 410 | 18.5 | 31.2 |
| 2024年9月 | 68 | 477 | 15.3 | 13.6 |
| 2025年9月 | 98 | 575 | 18.7 | 31.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額153百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 岩本裕 | 代表取締役 | 52 | 343,000 |
| 黒川亮 | 取締役 | 43 | 8,466 |
| 菊池史哉 | 取締役 | 39 | 2,332 |
| 中山豪 | 取締役 | 50 | — |
| 仙仁登 | 取締役(社外) | 69 | — |
| 田中渓 | 取締役(社外) | 44 | — |
| 木内有子 | 常勤監査役(社外) | 55 | — |
| 片山英二 | 監査役(社外) | 75 | — |
| 浅見長生 | 監査役(社外) | 61 | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 賞与百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 89 | 13 | 27 | 130 | 26 |
| 社外取締役 | 5 | 23 | — | — | 23 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,961字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,458字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,969字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,531字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第18期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-11
- 半期報告書半期報告書-第17期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-12
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-08
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-07
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-07-31
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年9月期 第3四半期決算説明資料2026-07-28
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