概要
ホームポジションは、静岡県静岡市に本社を置く戸建分譲事業専業の不動産企業である。1989年に住宅建築業として創業し、2022年に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。東海エリア(静岡、愛知、岐阜)と関東エリア(東京、神奈川、埼玉、千葉)に10拠点を構え、デザイン性と価格の両立を掲げる。2025年8月期の売上高は174億円、従業員104名。
単一セグメントの戸建分譲事業
ホームポジションの事業は戸建分譲のみの単一セグメントである。用地取得から企画・デザインまでを自社で行い、建築は外部の協力業者に発注する。2025年8月期の販売件数は461棟で、うち東海エリアが251棟、関東エリアが210棟。売上高は174億円、生産棟数は426棟。受注残高は39億円と前年比38.5%増の水準にある。
東海から関東へ重心移動
創業地の静岡県を中心とする東海エリアが長らく収益の柱だったが、近年は関東エリアの比率が上昇している。2021年8月期には東海398棟・関東88棟だった販売構成が、2025年8月期には東海251棟・関東210棟と拮抗。関東には6拠点(神奈川支店、相模原支店、海老名支店、城東支店、町田支店、大宮支店)を配置し、シェア拡大を継続する方針である。
デザイン戦略と5要素
2021年にデザイン戦略室を新設し、「アイコニック」「ミニマル」「バランス」「奥行」「陰影」の5要素を重視した独自のデザイン手法を確立した。一棟ごとに異なる外観と間取りを低コストで実現し、分譲地全体を美しい街並みとしてデザインする。設計・施工部門は男女比6:4の人員構成で、多様なニーズに対応する。
収益の推移と財務基盤
売上高は2018年8月期の89億円から2023年8月期の198億円まで拡大したが、2024年8月期は197億円で営業損失6億円、純損失7億円を計上。2025年8月期は売上高174億円と減少したものの、営業利益6億円、純利益4億円と黒字回復した。同年にケイアイスター不動産への第三者割当増資を実施し、自己資本比率は29.6%から39.9%に改善。売上高営業利益率を重視する経営指標としている。
業界の中での役割は住宅デベロッパー(分譲戸建住宅)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01個人向け分譲戸建住宅(東海エリア)主力
静岡県を中心とする東海エリアで、用地仕入れからプランニング・デザインまで自社で行い、デザイン性と品質を両立した分譲戸建住宅を提供。周辺相場を意識した価格で、一棟ごとに異なる外観・間取りが特徴。
- 分譲戸建住宅
- デザイン性を重視した一戸建て住宅。アイコニックな外観デザインと、機能性を維持しつつ低コストで個性的な住まいを実現。
02個人向け分譲戸建住宅(関東エリア)準主力
神奈川県、埼玉県、東京都、千葉県の関東エリアで事業を展開。東海エリアに比べ販売件数は少ないが、6拠点体制でシェア拡大を目指す。デザイン性による差別化を強みに、都市部のニーズに応える。
- 分譲戸建住宅
- 上記と同じくデザイン性の高い分譲戸建住宅。
製品と技術
「一棟一棟個性的」な分譲戸建住宅
ホームポジションの主力商品は、用地取得からデザイン・販売まで一貫して手掛ける分譲戸建住宅である。業界に多い画一的な設計ではなく、各物件のロケーションや周辺環境を考慮し、外観と間取りを一棟ごとに異ならせる。5つのデザイン要素(アイコニック、ミニマル、バランス、奥行、陰影)を柱とし、コストを抑えながら差別化を実現。2025年8月期の生産棟数は426棟に達した。
仕入れとプランニングの一体化
同社の強みの一つが用地仕入れ力にある。各地域の仲介業者とのネットワークを活用した情報収集と、自社による法規制や環境の分析、迅速な価格提示により、好条件の土地を適正価格で取得する。プランニングも自社で行うため、変形地や狭小地など競合が手を出しにくい土地でも柔軟な企画が可能となり、コストダウンと価格競争力の維持につながっている。
デザイン戦略室による研究と実践
2020年から全社員参加のデザイン勉強会を開始し、2021年にはデザイン戦略室を新設した。経験豊富なデザイナーを配置し、屋根や外壁、構造、内装、外構、植栽に至るまで部材と施工方法を再構築。「風景に映え、誰もが魅せられる外観デザイン」を追求するとともに、機能性や居住性も重視する。この取り組みにより、顧客のデザイン重視傾向に対応し、高所得層への訴求力も高めている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
賃貸管理で中堅、営業黒字化途上
当社は不動産業界で賃貸住宅のサブリース・管理を主力とする中堅企業。大東建託が業界首位でシェアを誇る一方、当社は規模で劣るが、リフォーム等の周辺サービスも展開。直近売上は横ばい〜減少傾向にあるものの、2025年8月期は営業利益率3.45%と黒字転換した。ロボットホームやタスキホールディングスなど同規模の競合と比較し、収益性改善が急務。借入依存度が高く、財務体質の強化が課題。
強み
- 長年の賃貸管理ノウハウを蓄積し、安定した入居率を維持。
- 入退去時のリフォーム工事を自社で請負、顧客接点を強化。
- 2025年8月期に営業利益率3.45%と黒字転換し、収益基盤が改善。
- 大規模企業に比べ意思決定が迅速で、地域密着型サービスが可能。
課題
- 売上高が200億円未満で推移し、成長鈍化が懸念。
- 大東建託など大手に対し、ブランド力や規模で劣る。
- 有利子負債が多く、財務レバレッジ低減が課題。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がホームポジション
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3495香陵住販 | 64億円 | 7.3倍 |
| 2 | 3293アズマハウス | 62億円 | 12.3倍 |
| 3 | 8891AMGホールディングス | 61億円 | 5.1倍 |
| 4 | 3280エストラスト | 57億円 | 4.0倍 |
| 5 | 8944ランドビジネス | 56億円 | 35.1倍 |
| 6 | 2999ホームポジション | 50億円 | 7.7倍 |
| 7 | 3286トラストホールディングス | 47億円 | — |
| 8 | 3490アズ企画設計 | 46億円 | 14.0倍 |
| 9 | 3237イントランス | 45億円 | — |
| 10 | 8996ハウスフリーダム | 44億円 | 4.5倍 |
| 11 | 3461パルマ | 43億円 | 27.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 28件
1989年創業、戸建分譲事業へ転換
1989年12月、現代表取締役社長の伴野博之が静岡県静岡市片羽町に資本金500万円でホームポジションを設立した。当初は住宅建築業を営んでいたが、1990年4月に宅地建物取引業免許を取得し、新築戸建分譲事業を開始した。
拠点拡大と本社移転(1991~2007年)
1991年6月に本社を静岡市片羽町18番地へ移転。1995年1月に一般建設業許可、2002年2月に二級建築士事務所を登録した。2007年3月には現在地である静岡市清水区吉川260番地に本社を移転し、静岡県内での事業基盤を固めた。
関東エリアへの本格進出(2010~2019年)
2010年11月に横浜支店を開設し関東へ初進出。2014年5月に名古屋支店、2016年10月に東京オフィスを開設。2018年2月に東関東支店、同年6月に浜松営業所、2019年3月に神奈川営業所を開設した。2017年には一級建築士事務所と国土交通大臣許可を取得し、事業エリアを拡大した。
首都圏拠点の集約と上場(2020~2022年)
2020年に大宮支店と城東支店を開設し、東関東支店を廃止して千葉県の管轄を城東支店に統合。2021年12月に相模原支店を開設した。2022年6月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。上場後も2023年4月に町田支店、2024年1月に海老名支店を開設し、首都圏でのプレゼンスを高めた。
資本提携と組織再編(2024~2025年)
2024年8月に横浜支店を閉鎖。同年9月にケイアイスター不動産株式会社と資本業務提携契約を締結した。2025年4月には三島支店を静岡県三島市に開設し、同年6月に東京本部を移転して名称を「本社」に変更した。2025年8月期には第三者割当増資により約20億円の資金調達を実施し、財務基盤を強化した。
年表28件を開く
1980年代
- 1989年12月創業現代表取締役社長伴野博之が静岡県静岡市片羽町69番地において、住宅建築業を目的として、ホームポジション株式会社(資本金500万円)を設立。
1990年代
- 1990年4月宅地建物取引業免許(静岡県知事)を取得、新築戸建分譲事業を開始。
- 1991年6月本社を静岡県静岡市片羽町18番地に移転。
- 1995年1月一般建設業許可(静岡県知事)を取得。
2000年代
- 2002年2月二級建築士事務所を登録(静岡県知事)。
- 2007年3月本社を静岡県静岡市清水区吉川260番地に移転。
2010年代
- 2010年11月横浜支店を神奈川県横浜市西区に開設。
- 2010年12月二級建築士事務所を廃業。
- 2011年2月一級建築士事務所を登録(静岡県知事)。
- 2014年5月名古屋支店を愛知県名古屋市中区に開設。
- 2016年10月東京オフィスを東京都中央区に開設。
- 2017年10月一級建築士事務所を登録(愛知県知事)。
- 2017年11月一般建設業許可(国土交通大臣)を取得。
- 2018年2月東関東支店を千葉県千葉市美浜区に開設。
- 2018年6月浜松営業所(現浜松支店)を静岡県浜松市中区(現在は中央区)に開設。
- 2019年3月神奈川営業所(現神奈川支店)を神奈川県横浜市旭区に開設。
2020年代
- 2020年4月事業規模拡大に伴い名古屋支店を愛知県名古屋市瑞穂区に移転。
- 2020年8月大宮支店を埼玉県さいたま市大宮区に開設。
- 2020年10月M&A城東支店を東京都葛飾区に開設、東関東支店を廃止(千葉県は城東支店管轄に統合)。
- 2021年12月相模原支店を神奈川県相模原市中央区に開設。
- 2022年6月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。
- 2023年4月町田支店を東京都町田市に開設。
- 2023年9月一級建築士事務所を登録(神奈川県知事)。
- 2024年1月海老名支店を神奈川県綾瀬市に開設。
- 2024年8月横浜支店を閉鎖。
- 2024年9月ケイアイスター不動産株式会社と資本業務提携契約を締結。
- 2025年4月三島支店を静岡県三島市に開設。
- 2025年6月商号変更東京本部を移転し、名称を「本社」に変更。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
関東エリアでの販売棟数拡大とデザイン差別化
東京・神奈川・埼玉の既存6支店で販売棟数を拡大し、デザイン性で競合と差別化することで関東エリアのシェアを高め、全社の成長を牽引する。
- 02
プロジェクト用地の取得強化
仲介業者の開拓と関係構築により、多様な情報ルートから用地を取得する仕組みを構築し、プロジェクト用地の仕入力を強化する。
- 03
収益力の改善(在庫回転率向上と土地開発分譲推進)
販売ルールの厳格化で在庫回転率を向上させ値引きリスクを軽減するとともに、収益性の高い土地開発分譲を推進し利益率を改善する。
- 04
人財の確保・育成
不動産・住宅事業の知見・経験豊かな人財を確保し、企業成長を牽引する人材を積極的に育成することで企業価値を向上させる。
- 05
資金調達の最適化と財務基盤強化
機動的な資金調達と資金効率の最適化により金融費用を低減し、在庫管理・財務管理の品質向上を通じて競争力を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で104人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は712万円で、3期前と比べて+12.8%。平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は4.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年8月 | 631 | 42.5 | 3.7 | 91 | — |
| 2023年8月 | 636 | 42.1 | 3.9 | 100 | — |
| 2024年8月 | 656 | 42.5 | 4.1 | 95 | −632 |
| 2025年8月 | 712 | 43.6 | 4.0 | 104 | 577 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内ケイアイスター不動産株式会社(注)埼玉県本庄市 · その他の関係会社議決権35.6%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は174億円、営業利益は6億円。前期と比べると減収で、売上が-11.7%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 190億円 | 174億円 |
| 営業利益 | 10億円 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥10 | ¥10 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は43億円、営業利益は1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−4.4%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 40 | −1 | −2.5 | −2 |
| 2023年4Q | 72 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 34 | −2 | −5.9 | −2 |
| 2024年2Q | 67 | −3 | −4.5 | −2 |
| 2024年3Q | 45 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 51 | −1 | −2.0 | −3 |
| 2025年2Q | 72 | 2 | 2.8 | 0 |
| 2025年4Q | 102 | 4 | 3.9 | 4 |
| 2026年2Q | 91 | 5 | 5.5 | 3 |
| 2026年3Q | 43 | 1 | 2.3 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年8月期からの8期で、売上は89億円から174億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東関東支店を千葉県千葉市美浜区に開設。 | |||||
| 2018年8月 | 89 | — | 2 | — | 2 |
| 神奈川営業所(現神奈川支店)を神奈川県横浜市旭区に開設。 | |||||
| 2019年8月 | 117 | — | 3 | — | 2 |
| 城東支店を東京都葛飾区に開設、東関東支店を廃止(千葉県は城東支店管轄に統合)。 | |||||
| 2020年8月 | 100 | — | −2 | — | −2 |
| 相模原支店を神奈川県相模原市中央区に開設。 | |||||
| 2021年8月 | 134 | — | 7 | — | 4 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。 | |||||
| 2022年8月 | 184 | — | 7 | — | 5 |
| 町田支店を東京都町田市に開設。 | |||||
| 2023年8月 | 198 | — | 2 | — | 1 |
| 海老名支店を神奈川県綾瀬市に開設。 | |||||
| 2024年8月 | 197 | −6 | −8 | −3.0 | −7 |
| 東京本部を移転し、名称を「本社」に変更。 | |||||
| 2025年8月 | 174 | 6 | 4 | 3.4 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高174億円のうち、営業利益として残るのは6億円で3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.8%151億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.3%18億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年8月期は営業CFが−19億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−26億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は23億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | −24 | −1 | 20 | −25 | 10 |
| 2021年8月 | −24 | 0 | 23 | −24 | 9 |
| 2022年8月 | 5 | 0 | 9 | 5 | 22 |
| 2023年8月 | −14 | 0 | 15 | −14 | 23 |
| 2024年8月 | 29 | −1 | −25 | 28 | 27 |
| 2025年8月 | −19 | −7 | 23 | −26 | 23 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年8月期の総資産は145億円。このうち返さなくてよい自己資本が58億円で、自己資本比率は39.9%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年8月 | 90 | 27 | 63 | 29.5 |
| 2019年8月 | 71 | 29 | 42 | 40.2 |
| 2020年8月 | 92 | 27 | 65 | 29.5 |
| 2021年8月 | 120 | 31 | 89 | 26.0 |
| 2022年8月 | 133 | 42 | 91 | 31.5 |
| 2023年8月 | 151 | 42 | 109 | 27.5 |
| 2024年8月 | 116 | 34 | 82 | 29.6 |
| 2025年8月 | 145 | 58 | 87 | 39.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で131社中46位あたり、逆に低いのは売上成長率で131社中121位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥533で、1年前と比べて+12.9%。過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 7.7倍 |
| PER (会社予想) | 9.3倍 |
| PBR | 0.83倍 |
| 配当利回り | 1.88% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は647円で、52週高値660円に迫る水準です。直近1ヶ月で8.01%上昇し、25日移動平均線626円を上回って推移しています。7月13日に631円まで上昇して以降、高値圏で一進一退が続き、出来高は7月13日に7万6000株と急増しました。75日線589円や200日線510円を大きく上回っており、中長期トレンドは明確な上昇基調です。RSIは65とやや過熱感があるものの、力強い動きが続いています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは9.36倍と業界平均14.1倍を下回るが、PBR1.01倍は業界平均1.7倍より低い。しかし、ROE8.4%は低く、配当利回り1.55%は業界平均3.17%を大きく下回る。直近の業績は2024/8期に赤字を計上しており、2025/8期も純利益4億円と低調。割安指標も業績不振を考慮すれば割高感があり、慎重な判断が必要。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 7.7倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 9.3倍 | — |
| PBR | 0.83倍 | 1.84倍 |
| ROE | 8.4% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、収益の安定性と成長性。2025年8月期に黒字化したが、売上高は前年比減少。市場環境の変化に敏感で、強気派は低PBRとROE改善による評価向上を期待する一方、弱気派は売上減少と利益率の低さから持続的な成長に疑問を呈する。
- 低PBRで割安
PBR 1.01倍、ROE 8.4%と資本効率は改善傾向。
- 黒字転換
2025年8月期に営業利益率3.45%と黒字化。
- 市場回復の恩恵
不動産市場の回復で取引増加の可能性。
- 営業利益が前期比12億円改善し黒字化通年影響強
2025年8月期の営業利益は6億円(前期▲6億円)。売上高174億円で営業利益率3.45%を確保した。
- 純利益が前期▲7億円から4億円に転換通年影響中
純利益は前期▲7億円から4億円に転換。1株当たり利益の改善でPER9.36倍と収益価値が見直される。
- PBR1.01倍と純資産割れ寸前の割安感継続影響中
時価総額61億円、PBR1.01倍。純資産が株価とほぼ同額で下値リスクが限定的。
- 配当利回り1.55%で株主還元が安定継続影響弱
株価647円で配当利回り1.55%。業績回復期に配当維持が確認されれば、個人投資家の支えになる。
- 売上高減少
直近売上高は174億円と前年から減少。
- 利益率の低さ
営業利益率は3.45%と低水準。
- 競争激化
同業他社との競争でシェア確保が困難。
- 売上高が3期連続で減収(198→174億円)継続影響強
2025年8月期売上高174億円は前期比▲11.7%減。売上高の減少傾向が続けば利益も再び悪化する。
- 予想PER11.2倍は実績9.36倍より高く決算発表後影響中
市場予想PERは11.2倍で、実績PER9.36倍より高く、来期利益の減少を示唆する。
- 営業利益率3.45%と低く固定費に脆弱不定影響中
売上高174億円の1割減は17.4億円の減収要因。営業利益6億円を大きく上回るため、赤字転落のリスクがある。
- 外国人保有0.49%と需給の厚み不足継続影響弱
外国人持ち株比率0.49%と極めて低く、機関投資家の関心が薄い。出来高が細り株価が軟調になりやすい。
- 売上高の推移
- 収益規模の拡大が成長の鍵。
- 営業利益率
- 収益性の改善度合いを確認。
- ROE
- 資本効率の持続的向上を見る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり10円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.88%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年8月 | 5 | — | 24.8 |
| 2024年8月 | 10 | 100.0 | — |
| 2025年8月 | 10 | 0.0 | 23.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥10
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ2,726人。区分でいちばん多いのは個人・その他で53.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.3%を占め、残る58.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 83.2 | 80.8 | 83.8 | 53.4 |
| 事業法人 | 9.3 | 8.9 | 8.7 | 41.3 |
| 証券会社 | 5.0 | 7.4 | 5.2 | 4.9 |
| 外国法人 | 2.4 | 2.0 | 2.0 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.1 | 0.9 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ケイアイスター不動産株式会社 | 35.61 |
| 02 | 伴野 博之 | 31.58 |
| 03 | 伴野アセットマネジメント株式会社 | 5.34 |
| 04 | 野村證券株式会社 | 3.77 |
| 05 | ホームポジション従業員持株会 | 1.00 |
| 06 | むさし証券株式会社 | 0.60 |
| 07 | 海野 純子 | 0.38 |
| 08 | ML INTL EQUITY DERIVATIVES (常任代理人 BofA証券株式会社) | 0.20 |
| 09 | JPモルガン証券株式会社 | 0.15 |
| 10 | BARCLAYS CAPITAL SECURITIES LIMITED (常任代理人 バークレイズ証券株式会社) | 0.15 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−80%、1株純資産は8期で−82%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年8月 | 217 | 3,481 | 6.4 | — | — |
| 2019年8月 | 91 | 1,252 | 7.6 | — | — |
| 2020年8月 | −37 | 589 | −6.0 | — | — |
| 2021年8月 | 91 | 681 | 14.4 | — | — |
| 2022年8月 | 98 | 698 | 13.0 | 5.9 | 25.4 |
| 2023年8月 | 20 | 693 | 2.9 | 20.3 | 24.8 |
| 2024年8月 | −115 | 571 | −18.2 | — | — |
| 2025年8月 | 43 | 616 | 8.4 | 11.6 | 23.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/8期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 伴野博之 | 代表取締役社長 | 66 |
| 海野純子 | 常務取締役 設計施工本部長 | 54 |
| 堀口幸昌 | 取締役 | 53 |
| 山﨑俊一 | 取締役 | 53 |
| 菊地隆夫 | 取締役(監査等委員)(常勤) | 71 |
| 長町真一 | 取締役(監査等委員)(非常勤) | 55 |
| 小林秀一 | 取締役(監査等委員)(非常勤) | 72 |
| 阿部和彦 | 取締役(監査等委員)(非常勤) | 62 |
| 檀上浜爾 | 取締役 財務本部長 | 58 |
| 吉成寿至 | 取締役(監査等委員)(常勤) | 45 |
| 朝妻理恵子 | — | 43 |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 78 | 78 | 39 |
| 社外取締役 | 6 | 16 | 16 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,480字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,367字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク10,009字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,482字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第37期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第36期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-25
- 半期報告書半期報告書-第36期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第35期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-27
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-10
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-10
- 四半期報告書四半期報告書-第35期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第34期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第34期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第34期第2四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第34期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第33期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-24
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