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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ホームポジション

2999 · Standard · 不動産業

静岡発の戸建分譲会社。デザイン性を武器に関東エリアへシフトし、一棟ごとに異なる家づくりで差別化。

概要

ホームポジションは、静岡県静岡市に本社を置く戸建分譲事業専業の不動産企業である。1989年に住宅建築業として創業し、2022年に東京証券取引所スタンダード市場に上場した。東海エリア(静岡、愛知、岐阜)と関東エリア(東京、神奈川、埼玉、千葉)に10拠点を構え、デザイン性と価格の両立を掲げる。2025年8月期の売上高は174億円、従業員104名。

単一セグメントの戸建分譲事業

ホームポジションの事業は戸建分譲のみの単一セグメントである。用地取得から企画・デザインまでを自社で行い、建築は外部の協力業者に発注する。2025年8月期の販売件数は461棟で、うち東海エリアが251棟、関東エリアが210棟。売上高は174億円、生産棟数は426棟。受注残高は39億円と前年比38.5%増の水準にある。

東海から関東へ重心移動

創業地の静岡県を中心とする東海エリアが長らく収益の柱だったが、近年は関東エリアの比率が上昇している。2021年8月期には東海398棟・関東88棟だった販売構成が、2025年8月期には東海251棟・関東210棟と拮抗。関東には6拠点(神奈川支店、相模原支店、海老名支店、城東支店、町田支店、大宮支店)を配置し、シェア拡大を継続する方針である。

デザイン戦略と5要素

2021年にデザイン戦略室を新設し、「アイコニック」「ミニマル」「バランス」「奥行」「陰影」の5要素を重視した独自のデザイン手法を確立した。一棟ごとに異なる外観と間取りを低コストで実現し、分譲地全体を美しい街並みとしてデザインする。設計・施工部門は男女比6:4の人員構成で、多様なニーズに対応する。

収益の推移と財務基盤

売上高は2018年8月期の89億円から2023年8月期の198億円まで拡大したが、2024年8月期は197億円で営業損失6億円、純損失7億円を計上。2025年8月期は売上高174億円と減少したものの、営業利益6億円、純利益4億円と黒字回復した。同年にケイアイスター不動産への第三者割当増資を実施し、自己資本比率は29.6%から39.9%に改善。売上高営業利益率を重視する経営指標としている。

業界の中での役割は住宅デベロッパー(分譲戸建住宅)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
174億円
営業利益
6億円
営業利益率
3.4%
純利益
4億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01個人向け分譲戸建住宅(東海エリア)主力

静岡県を中心とする東海エリアで、用地仕入れからプランニング・デザインまで自社で行い、デザイン性と品質を両立した分譲戸建住宅を提供。周辺相場を意識した価格で、一棟ごとに異なる外観・間取りが特徴。

主な製品・サービス1
分譲戸建住宅
デザイン性を重視した一戸建て住宅。アイコニックな外観デザインと、機能性を維持しつつ低コストで個性的な住まいを実現。

02個人向け分譲戸建住宅(関東エリア)準主力

神奈川県、埼玉県、東京都、千葉県の関東エリアで事業を展開。東海エリアに比べ販売件数は少ないが、6拠点体制でシェア拡大を目指す。デザイン性による差別化を強みに、都市部のニーズに応える。

主な製品・サービス1
分譲戸建住宅
上記と同じくデザイン性の高い分譲戸建住宅。

製品と技術

「一棟一棟個性的」な分譲戸建住宅

ホームポジションの主力商品は、用地取得からデザイン・販売まで一貫して手掛ける分譲戸建住宅である。業界に多い画一的な設計ではなく、各物件のロケーションや周辺環境を考慮し、外観と間取りを一棟ごとに異ならせる。5つのデザイン要素(アイコニック、ミニマル、バランス、奥行、陰影)を柱とし、コストを抑えながら差別化を実現。2025年8月期の生産棟数は426棟に達した。

仕入れとプランニングの一体化

同社の強みの一つが用地仕入れ力にある。各地域の仲介業者とのネットワークを活用した情報収集と、自社による法規制や環境の分析、迅速な価格提示により、好条件の土地を適正価格で取得する。プランニングも自社で行うため、変形地や狭小地など競合が手を出しにくい土地でも柔軟な企画が可能となり、コストダウンと価格競争力の維持につながっている。

デザイン戦略室による研究と実践

2020年から全社員参加のデザイン勉強会を開始し、2021年にはデザイン戦略室を新設した。経験豊富なデザイナーを配置し、屋根や外壁、構造、内装、外構、植栽に至るまで部材と施工方法を再構築。「風景に映え、誰もが魅せられる外観デザイン」を追求するとともに、機能性や居住性も重視する。この取り組みにより、顧客のデザイン重視傾向に対応し、高所得層への訴求力も高めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

賃貸管理で中堅、営業黒字化途上

当社は不動産業界で賃貸住宅のサブリース・管理を主力とする中堅企業。大東建託が業界首位でシェアを誇る一方、当社は規模で劣るが、リフォーム等の周辺サービスも展開。直近売上は横ばい〜減少傾向にあるものの、2025年8月期は営業利益率3.45%と黒字転換した。ロボットホームやタスキホールディングスなど同規模の競合と比較し、収益性改善が急務。借入依存度が高く、財務体質の強化が課題。

強み

  • 長年の賃貸管理ノウハウを蓄積し、安定した入居率を維持。
  • 入退去時のリフォーム工事を自社で請負、顧客接点を強化。
  • 2025年8月期に営業利益率3.45%と黒字転換し、収益基盤が改善。
  • 大規模企業に比べ意思決定が迅速で、地域密着型サービスが可能。

課題

  • 売上高が200億円未満で推移し、成長鈍化が懸念。
  • 大東建託など大手に対し、ブランド力や規模で劣る。
  • 有利子負債が多く、財務レバレッジ低減が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がホームポジション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13495香陵住販64億円7.3倍
23293アズマハウス62億円12.3倍
38891AMGホールディングス61億円5.1倍
43280エストラスト57億円4.0倍
58944ランドビジネス56億円35.1倍
62999ホームポジション50億円7.7倍
73286トラストホールディングス47億円
83490アズ企画設計46億円14.0倍
93237イントランス45億円
108996ハウスフリーダム44億円4.5倍
113461パルマ43億円27.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

1989年創業、戸建分譲事業へ転換

1989年12月、現代表取締役社長の伴野博之が静岡県静岡市片羽町に資本金500万円でホームポジションを設立した。当初は住宅建築業を営んでいたが、1990年4月に宅地建物取引業免許を取得し、新築戸建分譲事業を開始した。

拠点拡大と本社移転(1991~2007年)

1991年6月に本社を静岡市片羽町18番地へ移転。1995年1月に一般建設業許可、2002年2月に二級建築士事務所を登録した。2007年3月には現在地である静岡市清水区吉川260番地に本社を移転し、静岡県内での事業基盤を固めた。

関東エリアへの本格進出(2010~2019年)

2010年11月に横浜支店を開設し関東へ初進出。2014年5月に名古屋支店、2016年10月に東京オフィスを開設。2018年2月に東関東支店、同年6月に浜松営業所、2019年3月に神奈川営業所を開設した。2017年には一級建築士事務所と国土交通大臣許可を取得し、事業エリアを拡大した。

首都圏拠点の集約と上場(2020~2022年)

2020年に大宮支店と城東支店を開設し、東関東支店を廃止して千葉県の管轄を城東支店に統合。2021年12月に相模原支店を開設した。2022年6月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。上場後も2023年4月に町田支店、2024年1月に海老名支店を開設し、首都圏でのプレゼンスを高めた。

資本提携と組織再編(2024~2025年)

2024年8月に横浜支店を閉鎖。同年9月にケイアイスター不動産株式会社と資本業務提携契約を締結した。2025年4月には三島支店を静岡県三島市に開設し、同年6月に東京本部を移転して名称を「本社」に変更した。2025年8月期には第三者割当増資により約20億円の資金調達を実施し、財務基盤を強化した。

年表28件を開く

1980年代

  • 1989年12月創業現代表取締役社長伴野博之が静岡県静岡市片羽町69番地において、住宅建築業を目的として、ホームポジション株式会社(資本金500万円)を設立。

1990年代

  • 1990年4月宅地建物取引業免許(静岡県知事)を取得、新築戸建分譲事業を開始。
  • 1991年6月本社を静岡県静岡市片羽町18番地に移転。
  • 1995年1月一般建設業許可(静岡県知事)を取得。

2000年代

  • 2002年2月二級建築士事務所を登録(静岡県知事)。
  • 2007年3月本社を静岡県静岡市清水区吉川260番地に移転。

2010年代

  • 2010年11月横浜支店を神奈川県横浜市西区に開設。
  • 2010年12月二級建築士事務所を廃業。
  • 2011年2月一級建築士事務所を登録(静岡県知事)。
  • 2014年5月名古屋支店を愛知県名古屋市中区に開設。
  • 2016年10月東京オフィスを東京都中央区に開設。
  • 2017年10月一級建築士事務所を登録(愛知県知事)。
  • 2017年11月一般建設業許可(国土交通大臣)を取得。
  • 2018年2月東関東支店を千葉県千葉市美浜区に開設。
  • 2018年6月浜松営業所(現浜松支店)を静岡県浜松市中区(現在は中央区)に開設。
  • 2019年3月神奈川営業所(現神奈川支店)を神奈川県横浜市旭区に開設。

2020年代

  • 2020年4月事業規模拡大に伴い名古屋支店を愛知県名古屋市瑞穂区に移転。
  • 2020年8月大宮支店を埼玉県さいたま市大宮区に開設。
  • 2020年10月M&A城東支店を東京都葛飾区に開設、東関東支店を廃止(千葉県は城東支店管轄に統合)。
  • 2021年12月相模原支店を神奈川県相模原市中央区に開設。
  • 2022年6月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。
  • 2023年4月町田支店を東京都町田市に開設。
  • 2023年9月一級建築士事務所を登録(神奈川県知事)。
  • 2024年1月海老名支店を神奈川県綾瀬市に開設。
  • 2024年8月横浜支店を閉鎖。
  • 2024年9月ケイアイスター不動産株式会社と資本業務提携契約を締結。
  • 2025年4月三島支店を静岡県三島市に開設。
  • 2025年6月商号変更東京本部を移転し、名称を「本社」に変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    関東エリアでの販売棟数拡大とデザイン差別化

    東京・神奈川・埼玉の既存6支店で販売棟数を拡大し、デザイン性で競合と差別化することで関東エリアのシェアを高め、全社の成長を牽引する。

  2. 02

    プロジェクト用地の取得強化

    仲介業者の開拓と関係構築により、多様な情報ルートから用地を取得する仕組みを構築し、プロジェクト用地の仕入力を強化する。

  3. 03

    収益力の改善(在庫回転率向上と土地開発分譲推進)

    販売ルールの厳格化で在庫回転率を向上させ値引きリスクを軽減するとともに、収益性の高い土地開発分譲を推進し利益率を改善する。

  4. 04

    人財の確保・育成

    不動産・住宅事業の知見・経験豊かな人財を確保し、企業成長を牽引する人材を積極的に育成することで企業価値を向上させる。

  5. 05

    資金調達の最適化と財務基盤強化

    機動的な資金調達と資金効率の最適化により金融費用を低減し、在庫管理・財務管理の品質向上を通じて競争力を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で104人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は712万円で、3期前と比べて+12.8%平均年齢は43.6歳、平均勤続年数は4.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年8月63142.53.791
2023年8月63642.13.9100
2024年8月65642.54.195−632
2025年8月71243.64.0104577

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.5%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都中央区241百万円
静岡支店 — 静岡県静岡市 清水区101百万円
主な関係会社
  • 国内
    ケイアイスター不動産株式会社(注)
    埼玉県本庄市 · その他の関係会社
    議決権35.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は174億円営業利益6億円前期と比べると減収で、売上が-11.7%。

売上高
-11.7%
174億円
営業利益
6億円
純利益
4億円
営業利益率
3.4%
前期比 +6.5%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高190億円174億円
営業利益10億円6億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥10¥10

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は43億円、営業利益は1億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−4.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q40−1−2.5−2
2023年4Q722
2024年1Q34−2−5.9−2
2024年2Q67−3−4.5−2
2024年3Q4500.00
2024年4Q51−1−2.0−3
2025年2Q7222.80
2025年4Q10243.94
2026年2Q9155.53
2026年3Q4312.30

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年8月期からの8期で、売上は89億円から174億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東関東支店を千葉県千葉市美浜区に開設。
2018年8月8922
神奈川営業所(現神奈川支店)を神奈川県横浜市旭区に開設。
2019年8月11732
城東支店を東京都葛飾区に開設、東関東支店を廃止(千葉県は城東支店管轄に統合)。
2020年8月100−2−2
相模原支店を神奈川県相模原市中央区に開設。
2021年8月13474
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場。
2022年8月18475
町田支店を東京都町田市に開設。
2023年8月19821
海老名支店を神奈川県綾瀬市に開設。
2024年8月197−6−8−3.0−7
東京本部を移転し、名称を「本社」に変更。
2025年8月174643.44

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高174億円のうち、営業利益として残るのは6億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.8%151億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金10.3%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%6億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
13.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.1pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.9pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比4.5pt
8.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年8月期は営業CFが−19億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−26億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は23億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年8月−24−120−2510
2021年8月−24023−249
2022年8月509522
2023年8月−14015−1423
2024年8月29−1−252827
2025年8月−19−723−2623

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年8月期の総資産は145億円。このうち返さなくてよい自己資本が58億円で、自己資本比率は39.9%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年8月90276329.5
2019年8月71294240.2
2020年8月92276529.5
2021年8月120318926.0
2022年8月133429131.5
2023年8月1514210927.5
2024年8月116348229.6
2025年8月145588739.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳単体ベース
現金及び預金
28億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
31億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
87億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
44
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率131社中46位あたり、逆に低いのは売上成長率131社中121位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.4%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.5%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
39.9%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-11.7%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥533で、1年前と比べて+12.9%過去52週の値幅のなかでは50%の位置にある。

¥533-0.9%1ヶ月-15.9%1年+12.9%時価総額50億円
過去52週の値幅
安値¥405高値¥660

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.7倍
PER (会社予想)9.3倍
PBR0.83倍
配当利回り1.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は647円で、52週高値660円に迫る水準です。直近1ヶ月で8.01%上昇し、25日移動平均線626円を上回って推移しています。7月13日に631円まで上昇して以降、高値圏で一進一退が続き、出来高は7月13日に7万6000株と急増しました。75日線589円や200日線510円を大きく上回っており、中長期トレンドは明確な上昇基調です。RSIは65とやや過熱感があるものの、力強い動きが続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは9.36倍と業界平均14.1倍を下回るが、PBR1.01倍は業界平均1.7倍より低い。しかし、ROE8.4%は低く、配当利回り1.55%は業界平均3.17%を大きく下回る。直近の業績は2024/8期に赤字を計上しており、2025/8期も純利益4億円と低調。割安指標も業績不振を考慮すれば割高感があり、慎重な判断が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)7.7倍14.9倍
PER (予想)9.3倍
PBR0.83倍1.84倍
ROE8.4%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、収益の安定性と成長性。2025年8月期に黒字化したが、売上高は前年比減少。市場環境の変化に敏感で、強気派は低PBRとROE改善による評価向上を期待する一方、弱気派は売上減少と利益率の低さから持続的な成長に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 低PBRで割安

    PBR 1.01倍、ROE 8.4%と資本効率は改善傾向。

  • 黒字転換

    2025年8月期に営業利益率3.45%と黒字化。

  • 市場回復の恩恵

    不動産市場の回復で取引増加の可能性。

  • 営業利益が前期比12億円改善し黒字化通年影響

    2025年8月期の営業利益は6億円(前期▲6億円)。売上高174億円で営業利益率3.45%を確保した。

  • 純利益が前期▲7億円から4億円に転換通年影響

    純利益は前期▲7億円から4億円に転換。1株当たり利益の改善でPER9.36倍と収益価値が見直される。

  • PBR1.01倍と純資産割れ寸前の割安感継続影響

    時価総額61億円、PBR1.01倍。純資産が株価とほぼ同額で下値リスクが限定的。

  • 配当利回り1.55%で株主還元が安定継続影響

    株価647円で配当利回り1.55%。業績回復期に配当維持が確認されれば、個人投資家の支えになる。

マイナスに働く材料7
  • 売上高減少

    直近売上高は174億円と前年から減少。

  • 利益率の低さ

    営業利益率は3.45%と低水準。

  • 競争激化

    同業他社との競争でシェア確保が困難。

  • 売上高が3期連続で減収(198→174億円)継続影響

    2025年8月期売上高174億円は前期比▲11.7%減。売上高の減少傾向が続けば利益も再び悪化する。

  • 予想PER11.2倍は実績9.36倍より高く決算発表後影響

    市場予想PERは11.2倍で、実績PER9.36倍より高く、来期利益の減少を示唆する。

  • 営業利益率3.45%と低く固定費に脆弱不定影響

    売上高174億円の1割減は17.4億円の減収要因。営業利益6億円を大きく上回るため、赤字転落のリスクがある。

  • 外国人保有0.49%と需給の厚み不足継続影響

    外国人持ち株比率0.49%と極めて低く、機関投資家の関心が薄い。出来高が細り株価が軟調になりやすい。

次の決算で確かめる点
売上高の推移
収益規模の拡大が成長の鍵。
営業利益率
収益性の改善度合いを確認。
ROE
資本効率の持続的向上を見る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり10で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.88%。

年間配当
¥10
1株あたり
配当利回り
1.88%
いまの株価に対して
配当性向
23.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年8月524.8
2024年8月10100.0
2025年8月100.023.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥10

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ2,726人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.3%を占め、残る58.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他83.280.883.853.4
事業法人9.38.98.741.3
証券会社5.07.45.24.9
外国法人2.42.02.00.4
外国人個人0.00.00.10.1
金融機関0.10.90.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ケイアイスター不動産株式会社35.61
02伴野 博之31.58
03伴野アセットマネジメント株式会社5.34
04野村證券株式会社3.77
05ホームポジション従業員持株会1.00
06むさし証券株式会社0.60
07海野 純子0.38
08ML INTL EQUITY DERIVATIVES (常任代理人 BofA証券株式会社)0.20
09JPモルガン証券株式会社0.15
10BARCLAYS CAPITAL SECURITIES LIMITED (常任代理人 バークレイズ証券株式会社)0.15

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で−80%、1株純資産は8期で−82%。直近期のROEは8.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年8月2173,4816.4
2019年8月911,2527.6
2020年8月−37589−6.0
2021年8月9168114.4
2022年8月9869813.05.925.4
2023年8月206932.920.324.8
2024年8月−115571−18.2
2025年8月436168.411.623.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/8期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
伴野博之代表取締役社長66
海野純子常務取締役 設計施工本部長54
堀口幸昌取締役53
山﨑俊一取締役53
菊地隆夫取締役(監査等委員)(常勤)71
長町真一取締役(監査等委員)(非常勤)55
小林秀一取締役(監査等委員)(非常勤)72
阿部和彦取締役(監査等委員)(非常勤)62
檀上浜爾取締役 財務本部長58
吉成寿至取締役(監査等委員)(常勤)45
朝妻理恵子43

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2787839
社外取締役616163

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,480字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 創業来地盤としてきた静岡県を中心とする東海エリア及び関東エリアにおいて戸建分譲事業を展開する当社は、これまで『「家がほしい」すべての人のために。』という企業理念の下、その土地に合わせたデザイン・設計・間取りの家づくりで、周辺相場等を意識したお求めになりやすい価格でありながら、品質・性能・居住性を追求した住み心地の良い一戸建て住宅の提供を行ってまいりました。2020年より、デザイン力の更なる向上を目的として社内勉強会を開始するとともに、2021年にはデザイン戦略室を新設するなどの取り組みにより、立地や間取りといったセールスポイントに加えて、コストを抑えることで周辺相場等を意識したお求めになりやすい価格帯を維持しつつ、デザイン性の高い分譲戸建住宅の提供を強化することで差別化を図る戦略を展開しております。 なお、直近5年間の販売件数推移は以下のとおりであります。 (売上高:百万円) 2021/8期   2022/8期   2023/8期   2024/8期   2025/8期 売上高   13,425   18,441   19,849   19,730   17,364 販売件数   486   572   612   574   461 (うち東海エリア)   398   442   448   362   251 (うち関東エリア)   88   130   164   212   210 当社の事業エリアは、創業来の地盤とする静岡県を中心に、大きく東海エリア(静岡県、愛知県、岐阜県)と関東エリア(神奈川県、埼玉県、東京都、千葉県)で事業を展開し、営業拠点は全10拠点となります。東海エリアには、静岡県に静岡支店、三島支店、浜松支店、愛知県に名古屋支店を配し、関東エリアは、神奈川県に神奈川支店、相模原支店、海老名支店、埼玉県に大宮支店、東京都には城東支店、町田支店と管理部門を集約した本社を配しております。 現状では東海エリアの販売件数が多い状況にはありますが、関東6拠点による販売件数拡大、デザイン性による差別化により、関東エリアのシェア拡大に努めております。 なお、当社の事業セグメントは戸建分譲事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。 (1)事業の特徴 当社の属する分譲戸建住宅業においては、建築コストの低減、並びに土地の仕入れから販売までの期間の短縮を図る目的から、画一的なデザイン・設計による住宅を提供するケースが多くあります。その結果、物件ごとの差別化が難しく、価格競争に陥りがちな側面もあります。当社では、「家族が幸せになる家」という理想を追求し、顧客の満足度を高めるため、分譲地のロケーションを考慮に入れ全体をトータル的にデザインしつつ、一棟ごとに異なる外観・間取りを低コストで実現しており、デザイン性だけでなく、安心・安全を含めた品質、性能、居住性を追求した住宅を周辺相場等を意識したお求めになりやすい価格で提供を行っております。その結果、他の分譲戸建住宅メーカーが手掛ける商品との差別化が明確となり、仕入れ競争力の向上にも繋がっております。 用地の取得からプランニング・デザインといった商品企画は自社で手掛けております。建築については、全拠点において外部の協力業者に発注しており、価格、品質並びに施工に掛かる時間等を総合的に判断したうえで、適切な協力業者を選定しております。 近年、新築の分譲戸建住宅を購入するお客様のデザインを重視する傾向の高まりもあり、当社ではデザイン専門の部署を設置し、デザインについて徹底的に研究し他社との差別化を追求した結果、コストは従前とほぼ変えずに、「一棟一棟個性のある」デザイン性の高い分譲戸建住宅の提供を可能としております。 また「住む方々がその街に愛着を持ち、新たなコミュニティーが創造できれば、当社分譲地とその周囲の資産価値も高まっていくはず」との願いも込めて、街づくりの一翼を担う役割にも挑戦しています。単に商品のデザイン性を高めるだけではなく、複数の区画からなる分譲地を「美しく統一感のある街並み、風景の創造」という観点から捉え、日々の生活や暮らしぶりが今まで以上に豊かになる家づくりを目指して、「家族が幸せになる家」という理想を追求しております。 (2)当社の強み ①商品企画力+デザイン力 当社では、分譲戸建住宅の用地取得からプランニング・デザインといった商品企画を自社で手掛けております。近年、新築の分譲戸建住宅購入に際し、住宅のデザイン性を重視する傾向が高まっていることから、当社では、デザイン力の向上を目的とした全社員参加可能な形式での勉強会を2020年より開始し、デザイン性を徹底的に追求する取り組みをスタートいたしました。更に、2021年にはデザイン戦略室を新設し経験豊富なデザイナーを配置、デザイン性を高める戦略にシフトすることで、お客様が住まうイメージを念頭に「一棟一棟個性のある住宅」と複数の区画からなる分譲地は「美しく統一感のある街並み、風景の創造」を重視した商品づくりを進めております。 具体的に、当社は「アイコニック(注1)」、「ミニマル(注2)」、「バランス(注3)」、「奥行(注4)」、及び「陰影(注5)」という5つの要素を重視し、人の感性と暮らしに響く魅力的な住まいを追求しており、特にアイコニック(象徴的)で洗練された外観デザインを追求するため、屋根・外壁・構造・内装・外構・植栽等の部材や施工方法を再構築し、細部のディティールにもこだわっております。その結果として「風景に映え、誰もが魅せられる外観デザイン」、「機能性をしっかりと維持しながら、スタイリッシュで流麗な美しさ」、「優れたオリジナリティとコストパフォーマンス」を実現することができました。さらに、単に商品のデザイン性を高めるだけでなく、日々の生活や暮らしぶりが今まで以上に豊かになる家づくりや、分譲地全体を一つの街並みとしてデザインすることで土地に付加価値を与え「おしゃれ+良質+周辺相場等を意識した合理的な価格」を実現しております。 なお、当社の設計・施工部門は男女比6:4の人員構成となっており、ニューノーマルな暮らし方、多様性といった世の中のニーズに応えられる体制となっております。 (注)1.誰にでもわかりやすく象徴的なデザインという意味。アイコン(特徴を示す小さな図形)から派生した言葉。 2.無駄な要素を削ぎ落として必要最小限の機能に絞り、シンプル且つクリアに建物を意匠すること。 3.建物の外観デザインにおいて、屋根・外壁・窓等を美しく調和の取れた比率で設計すること。 4.建物・塀・植栽等を手前から奥へ、奥行きをつけて配置することで立体感が生まれること。 5.外観に陰影をつけることで建物全体が引き締まる。別の角度からも美しく見えること。 ②仕入れ競争力 分譲戸建住宅の購入を希望されるお客様が、デザイン性を求める一方で、物件のロケーションと価格も購入を決定する際の大きな要素であることから、当社では魅力ある土地を適正な価格で仕入れる力(仕入力)を重要視しております。 当社では、各地域に密着した数多くの地元仲介業者等と信頼関係を深め強力なネットワークを構築することで多くの物件情報を入手(情報収集力)しております。また、入手した情報に基づき、各支店の仕入担当者が対象エリアにおける様々な法規制、建築基準法や民法などの法律知識、周囲の環境などから住みやすさを分析(目利き力)し、それらの物件情報・分析情報について、プランニング・デザイン(商品企画力)を行います。この土地情報の入手からプランニングまでを一貫して社内で行っていることから、仕入判断がスピーディーに展開され、仲介業者等を通じて物件所有者へ適切な不動産価格を迅速に提示することで、好条件の土地を適正価格で仕入れることが可能となっております。また、当社はプランニングを自社で行っておりノウハウの蓄積があることから、競合他社が住宅の開発をするにはハードルの高いと思われるような形状や状態の土地についても、その土地の持つ潜在的価値に着目した柔軟な商品企画を行うことが可能となっております。結果として、仕入れ競争力の向上やコストダウンが図れることから、周辺相場等を意識したお求めになりやすい価格で住宅の提供が可能となっております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,367字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社は、『「家がほしい」すべての人のために。』という企業理念の下、マイホームを持つことにより、より多くのご家族の皆様が幸せを感じ取って頂けるように、価格を抑えながらも、デザイン性・品質・性能・居住性に優れた住宅を供給する事を目指しております。 このコストとデザイン・品質・性能・居住性を両立させた商品群が当社の戸建分譲事業の基盤であり、競争優位の源泉であると認識しています。顧客層に関しては、従来の主要顧客層に加え、昨今のデザイン性向上により、所得のより高い層への訴求が可能になったものと認識しています。 (2) 経営戦略等 当社は、上記の企業理念を念頭にデザイン性の高い良質で周辺相場等を意識したお求めになりやすい価格で住宅の提供を全国に供給することを目指すなかで、今後の事業規模の飛躍的な拡大を目指しております。 一方で、当社の属する不動産業界におきましては、首都圏の戸建住宅に対する需要は底堅い面があるものの、住宅価格の上昇とコロナウイルスの感染拡大が一定の落ち着きを見せたことによる戸建住宅需要の一服もあり、地方エリアを中心に完成在庫が増加傾向となるなど、受注環境の悪化が懸念される厳しい事業環境が続いております。 このような状況を踏まえ、当社は中長期的に更なる収益力向上を図る観点から、以下の戦略を着実に取り組んでまいります。 ①売上成長 (関東エリア)東京都・神奈川県・埼玉県に所在する既存6支店による販売棟数の拡大、及びデザイン性による差別化 (東海エリア)静岡県内において一定のシェア維持、及び静岡県内において当社が開拓していないエリアへの進出 ②収益改善 ・在庫回転率の改善による値引きリスクの軽減 ・戸建分譲住宅の販売を主としつつ、収益性の高い土地開発分譲も推進 ・基幹システムと施工管理システムの連携による生産性の向上 ・資金調達コストの削減 ・当社の成長を牽引する人財の確保及び育成の推進による企業価値の向上 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社の行う戸建分譲事業では、今後の事業の拡大のために積極的なシェア及びエリアの拡大と人員の確保が必要であり、その手段として着実な利益計上による財務基盤の強化が必要であることから、当社は収益性指標として売上高営業利益率を重視してまいります。 (4) 経営環境 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善し緩やかな回復基調が続いております。一方で、ウクライナ情勢や中東地域の不安定化や米国の通商政策の動向に加え、資源価格の高騰や物価上昇の継続による消費者の節約志向の高まり等景気を下押しするリスクもあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社の属する不動産業界におきましては、住宅の建材・資材価格や人件費といった建築コストは高止まりが続く傾向にあり、依然として先行き不透明な事業環境が続いております。また、国内の住宅需要は人口動態や金利動向の影響を受けやすく、今後の市場環境の変化に対応した柔軟な経営が求められる状況にあります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①関東エリアのシェア拡大 当社は東海エリア(静岡県3、愛知県1)に4拠点、関東エリア(東京都2、神奈川県3、埼玉県1)に6拠点を構えております。当社が今後、事業規模を拡大させるには、需要が底堅く、かつデザインによる差別化が図られている関東エリアでのシェアを拡大させる必要があると考えております。そのためには、関東エリアの既存店による販売棟数を拡大することで全社の売上成長を牽引し、シェア拡大に取り組んでまいります。 ②プロジェクト用地取得の強化 当社の行う戸建分譲事業において、プロジェクト用地の仕入は最も重要な施策であると認識しております。プロジェ クト用地の仕入には仲介業者を通じた仕入を多く行っておりますが、常に新規の仲介業者の開拓を行い、既存の仲介業 者との密接な関係を継続的に構築しながら、不動産情報についてもより多方面から取得していく仕組みを築き上げ、プ ロジェクト用地取得の強化に向けて取り組んでまいります。 ③収益力の改善 収益力の改善においては、販売在庫の管理を徹底してまいります。これまでも一定の基準による管理を行っておりましたが、今後は販売ルールをより厳格にしてまいります。これにより在庫回転率が向上し、ひいては値引きリスクの軽減及び利益率の改善に繋がるものと考えております。加えて、戸建分譲住宅以外に土地の開発分譲も積極的に行うことで、利益拡大を図ってまいります。 ④人財の確保・育成 当社では、従業員を重要な経営資源(人財)として認識しております。当社が引き続き持続的な成長をしていくために、不動産・住宅事業に関連する知見及び経験が豊かな人財の確保と当社事業を牽引する人財の育成を積極的に行うことで、企業価値の向上に取り組んでまいります。 ⑤資金調達 当社のプロジェクト遂行には資金力が不可欠であり、各金融機関よりプロジェクト毎に規模、期間を考慮しながら機動的な資金調達を行っております。あわせて、2025年8月期にケイアイスター不動産株式会社に対する第三者割当増資による資金調達も実施しており、競争力の強化及びシェア拡大の加速を目指しております。 今後も、資金効率の最適化及び金融費用の低減を図り、在庫管理及び財務管理の品質向上に取り組んでまいります。
事業等のリスク10,009字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しておりますが、当社に関するすべてのリスクを網羅するものではございません。 なお、これらのリスクの情報につきましては、本書提出日現在における当社の認識を基に記載したものであり、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (事業環境に関するもの) (1) 景気動向及び不動産市況について 当社の主要事業である戸建分譲事業において、取得用地の価格は景気動向、不動産市場の需給状況の影響により価格変動を受けやすいため、この動向によっては当社の用地取得コストに大きな影響を及ぼすことになるため、当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しております。 また、販売先である個人顧客についても景気動向、金利動向、税制等の動向により購買意欲や需要動向に影響を受けやすい傾向があり、これら諸条件の環境動向によっては当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、常に外部環境を注視しながら、用地仕入や販売活動等に機動的に反映するよう努めております。 (2) 建築コストの上昇について 2021年4月頃からの世界的なウッドショックの発生以降、建築コストは当初急激に上昇した後、その後は供給不安こそ後退したものの価格は高止まりしており、主要部材である木材のほかにも、金属類、諸資材、資材運搬費及び人件費等も高止まりしていることから、当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しております。 当社では平時から設計段階や施工段階で、品質・性能・居住性を追求しつつも、建築コストを意識した原価低減あるいは原価上昇を抑える取り組みに努めておりますが、こうした不断の取り組みでは吸収しきれない建築コストの上昇に対しては、代替手段によるコストアップの回避あるいはコストアップ抑制の取り組みに努め、それでも吸収できない場合は販売価格への転嫁等を行う場合があります。その際に販売価格等への転嫁に見合ったデザイン重視の家づくりに努めても価格水準が一般消費者の購買意欲にそぐわないほど上昇した結果、需要が減退した場合には当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社では、建築コストや工期の安定化を図るため建築職人の安定確保が重要であると考えており、継続的な発注ができるように施工管理に努めるとともに、建築資材については複数の新規購買先を開拓するとともに、メーカー変更等の代替え手段の確保などに努めております。 (3) 競合について 当社は、本書提出日現在、静岡県、愛知県、岐阜県、神奈川県、埼玉県、東京都、千葉県を販売エリアとして事業を展開しております。これらの地域においては、大手戸建分譲住宅会社やハウスメーカーだけでなく地場の住宅供給会社も数多く存在しており、競争が行われておりますが、当社の主要営業エリアの一つである静岡県において、大手との競争が数年内に現在より激化する可能性があることから、当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しております。 今後これらの競合他社との競争による市況の変化により、プロジェクト用地の仕入、建築工事、販売活動に影響が出た場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、関東エリアでの販売棟数の拡大を行うとともに、コストやデザイン等当社商品の優位性を一層高め、より差別化を図るよう努めております。 (事業内容に関するもの) (4) 販売用不動産及び仕掛販売用不動産について 当社は、『「家がほしい」すべての人のために。』という企業理念の実現のためにプロジェクト用地の安定的確保が重要であると認識しております。事業の採算性や顧客の需要動向等を考慮しつつ、販売用不動産及び仕掛販売用不動産(以下「販売用不動産等」)を積極的に取得・保有しており、当事業年度末における販売用不動産等残高は10,682,616千円で総資産に占める比率は約73.8%でした。 販売用不動産等を積極的に取得・保有することは、顧客の需要動向に応じた機動的な販売に貢献し、機会損失を回避することができると考えております。一方で、顧客の需要の低下または顧客の嗜好の変化により、滞留在庫として資金が固定化する可能性、値引き販売等により利益率が低下する可能性、また棚卸資産評価損を相当額計上することになる可能性などがあり、外部環境次第では数か月以内に当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しております。 そのため当社では、ビジネスチャンスとリスクの両者を勘案して、販売用不動産等の水準を調整しております。 最近2事業年度における販売用不動産等の期末残高は、下表のように推移しております。 前事業年度 (2024年8月期)   当事業年度 (2025年8月期) 販売用不動産等の期末残高(千円)   8,223,976   10,682,616 在庫回転期間(月)※   6.5   7.5 ※在庫回転期間=(期首販売用不動産等の残高+期末販売用不動産等の残高)÷2÷売上原価×12 (5) 仕入先の確保について 当社は、事業規模の拡大に併せて、不動産仲介業者、施工協力業者を始めとする取引先の拡充を推進してまいりましたが、取引先拡大のペースが事業規模の拡大に追いつかず、用地仕入、建材等の調達における代替手段が制限される場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。現時点で特定仕入先への依存はないため、当該リスクが顕在化する可能性は低いものと考えておりますが、ウッドショック発生時のような世界的なサプライチェーンの混乱時には、想定より大きなリスクに発展する可能性もあるため、プレカット業者など新規取引先の開拓を行い、一部の業者に取引が集中しないように努めております。 (6) 資金調達について 当社は、プロジェクト用地の仕入など事業遂行に不可欠な資金の過半を金融機関からの借入れで調達しており、当事業年度末における有利子負債の残高は7,703,992千円でした。今後も事業規模拡大に伴ってプロジェクト用地の仕入件数が増加していくこと等から、有利子負債は増加することが予想されます。しかしながら、不動産市況の動向、景気動向、政府の不動産市場への規制強化等によって金融機関の与信方針に変更が生じた場合には、当社の資金調達並びに経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があることから、当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は一定程度あるものと認識しております。 そのため当社では、資金不足によって当社の事業に影響が及ばないよう、金融機関とは緊密に情報交換を行うよう努めております。あわせて、2025年8月期にケイアイスター不動産株式会社に対する第三者割当増資による資金調達を実施しております。 (7) 物件の引渡し時期について 当社の戸建分譲事業における売上の計上は、一部の建築請負契約を除き、物件の引渡しをもって行っております。当社では各プロジェクトの用地仕入れから建築工事の完了に至るまで自社で行っておりますが、各プロジェクトの進捗状況、建築工事の遅延等により引渡時期が変更となる場合があります。このような場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり、外部環境次第では数か月以内に当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しております。 そのため当社では、各プロジェクトの進捗状況等について現場管理システム等を活用することにより、随時状況の確認を行うとともに、建築資材については不測の事態に備えて代替品の仕入ルートを確保しております。 (8) 施工協力業者の減少及び建築工事の遅延等について 当社の分譲戸建住宅の建築工事については、当社において技術水準、納期、予算水準等を考慮し、施工協力業者を選定した中で発注を行っております。 しかしながら、今後建築職人の不足や建築業界の景気動向により、施工協力業者が減少もしくは当社の要求する水準への対応ができない場合に代替の施工協力業者をもってしても建築工事が進まない可能性があり、外部環境次第では数か月以内に当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しております。その場合には工事の遅延、物件引渡しの遅延などにより、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、取引業者の開拓等、不測の事態が起こった場合でも対応できる体制を整えるよう努めております。また、当社の要求する施工水準を満たす施工協力業者を確保するため、当社の施工管理担当者は、現場管理システムの活用及び現場巡回等により建築職人との品質確保のためのコミュニケーションや情報共有に努めるとともに、定期的に外注先等を集めた報告会を行うことで安全・品質管理の徹底等に努めております。 (9) 法的規制について 当社は、不動産販売、住宅建築を行っていることから、多くの遵守すべき法令、規制等があります。主なものとして宅地建物取引業法、建設業法、建築士法、建築基準法、都市計画法、土地区画整理法、農地法、宅地造成等規制法、不当景品類及び不当表示防止法、不動産の表示に関する公正競争規約等各種法令及び規制の他、各自治体が制定した条例等の規制も受ける事になります。 また、許認可、免許及び登録番号等の状況は、次のとおりであります。 許認可等の名称   宅地建物取引業者免許   一級建築士事務所登録   一般建設業許可 所轄官庁等   国土交通省   静岡県   愛知県   国土交通省 許認可等の内容   国土交通大臣免許 (3)第8082号   静岡県知事登録 (3)第7177号   愛知県知事登録 (い-4)第13427号   国土交通大臣許可 (般-4)第26865号 有効期間   2020年12月17日 ~ 2025年12月16日   2021年2月21日 ~ 2026年2月20日   2022年10月31日 ~ 2027年10月30日   2022年11月14日 ~ 2027年11月13日 法令違反の要件及び主な許認可取消事由   免許取消事由 破産手続開始の決定がされたとき、役員等が禁固以上の刑に処せられたとき、役員等が暴力的行為等を禁止する法律に違反し罰金以上の刑に処せられたとき、役員等が暴力団員等に該当するとき、不正の手段により免許を受けたとき、業務停止処分に違反し業務を行った場合等。   免許取消事由 本人からの免許取り消し要請、死亡の届出、虚偽又は不正の事実に基づいて免許を受けたことが判明したとき、建築士事務所の開設者が暴力団員に該当したとき、暴力団員等がその事業活動を支配したとき、建築士法若しくは建築物の建築に関する他の法令又はこれらに基づく命令若しくは条例の規定に違反したとき等。   免許取消事由 破産手続開始の決定がされたとき、役員等が禁固以上の刑に処せられたとき、役員等が暴力的行為等を禁止する法律に違反し罰金以上の刑に処せられたとき、役員等が暴力団員等に該当するとき、経営業務の管理責任者、専任技術者、財産的基礎、誠実性を満たさなくなったと認められるとき等。 当社では、過去及び現在においてこれら法的規制に抵触することによる免許・登録の取消しや更新拒否の事由となる事実は発生しておりませんが、これら許認可等には有効期限があることから、その円滑な更新に努めるとともに、関係法令諸規則が遵守されるよう、「企業倫理規程」、「企業倫理ヘルプライン規程」及び「コンプライアンス・マニュアル」を制定・周知しております。また、法的規制に抵触することがないように、法改正情報の収集、顧問弁護士への相談、研修等の社内啓蒙のほか、コンプライアンス委員会の設置・運営など体制整備にも努めております。そのため、当該リスクが顕在化する可能性は低いものと考えておりますが、万が一、法的規制に抵触した場合には当社の事業活動が大きく制約される可能性もあることから、当社の経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 瑕疵担保責任について 当社は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、新築住宅の構造上主要な部分及び雨水の浸入を防止する部分について10年間、その他の部分については引渡し後2年間の契約不適合責任を負っております。また、2009年10月1日以降に「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」に基づき、住宅の品質確保措置を確保するために国土交通大臣の指定する保険法人と当社は保険契約を交わしており、また、当該保険を付保するためには、技術的基準に適合しているかどうか第三者機関による現場検査を受ける必要がありますが、万一不測の事態が起こった場合でも、保険金の支払又は保険金の還付によって瑕疵の補修の工事等に必要な資力を確保しております。 なお、当社は設計の段階から一貫して携わり、品質瑕疵のない不動産を供給するよう努めるとともに、販売後のクレームに対しましても、法令上の責任に基づき、真摯な対応に努めております。 これらの対応により、当該リスクが顕在化する可能性は低いものと考えますが、何らかの事情により当社の販売した不動産の多くに瑕疵があった場合には、契約不適合責任に基づく瑕疵補修のための費用の増加、当社の品質管理に関する信用が毀損する等により、当社の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 訴訟等の可能性について 当社は、本書提出日現在、業績に重大な影響を及ぼす訴訟提起を受けておりませんが、当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しております。当社の販売する不動産において契約不適合責任の発生、工事期間中における事故の発生、近隣住民等からの様々なクレームの発生等により、これらを起因とする訴訟等が提起された場合、訴訟等の結果によっては多額の費用負担、工事の中止、当社の信用が毀損する等、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 このような事案が発生しないよう、契約締結前のリーガルチェックの徹底、クレーム対応マニュアルの整備、紛争未然防止の社内研修、クレームやトラブル関連案件が生じた場合は経営層及び関係部署による情報共有及び顧問弁護士への相談、コンプライアンス委員会等での事案共有、引き渡し後の物件については住宅瑕疵担保責任保険を付保し、地盤保証や白蟻保証を受けるなど、訴訟等に至る前に適切な解決ができるような体制整備に努めております。 (12)風評被害・クレームについて 当社は戸建分譲事業を展開していることから、顧客から品質やサービス、納期等に対する意見・不満等のクレームを受ける可能性があります。こうしたクレームの発生により、当社に対する顧客からの信頼が低下する場合は、当社の経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、当社に対する否定的な風説や風評がインターネット上の書き込み等により拡散した場合、その情報が正確な事実に基づいたものであるか否かにかかわらず、当社の事業展開、業績、及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、このようなリスクに対して、法令遵守、品質管理に努めるとともに、否定的な風説や風評が生じる原因となるような行動をしないよう全社員への教育・研修・指導を行うことで、風評リスクの防止対策を実施しております。 また、モニタリングを適宜実施し、虚偽情報の流布があった場合には顧問弁護士等の専門家と緊密に連携することで、その拡散に対応するための体制を構築しております。 (13) 人材確保について 当社が今後事業を拡大していく中で、優秀な人材の確保は経営資源の観点から重要であると考えております。建築や不動産取引においては高度に専門的な知識や経験を必要とする事からも、有資格者をはじめ、企画部門、管理部門においても有能な人材を継続的に確保できるよう努めております。しかしながら、当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しており、必要な人材確保が計画的にできない場合には、当社の経営成績及び事業の推進に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、こうしたリスクに対応して適材を適時に確保できるよう機動的に採用活動を行っております。 (14) 特定の人物への依存について 当社の創業者である代表取締役社長伴野博之は、設立以来、経営方針、経営戦略などの決定に重要な役割を果たしてまいりました。同氏が当社の業務執行を離れる事は想定しておりませんが、同氏に過度に依存しない社内体制の強化に努めております。そのため、当該リスクが顕在化する可能性は低いものと考えておりますが、同氏に過度に依存しない組織体制への移行段階であり、不測の事態により同氏の業務執行が困難になった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、同氏に過度に依存しないよう、内部管理体制の整備、人材の育成を行う等、組織体制の整備に努めております。 (15)営業拠点の地域偏在について 当社の事業エリアは、創業来の地盤とする静岡県を中心に、大きく東海エリアと関東エリアで事業を展開し営業拠点は全10拠点となり、両エリアに事業エリアが集中しているのが現状であります。そのため、両エリアにおける大規模災害の発生時や地域経済動向の変化が、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため、当社では中長期的に営業拠点を新設することで事業エリアの拡大を図り、将来的には当社の住宅を全国へ供給する体制を整えることで、営業拠点の地域偏在に係る事業リスクを軽減してまいります。 (16) 新規拠点開設について 当社は、本書提出日現在、静岡県、愛知県、神奈川県、埼玉県、東京都に拠点を置き事業展開を行っております。当社が今後積極的な事業規模拡大を図る中で、新規拠点の開設は重要な施策であります。新規拠点開設にあたっては、優秀な人材の確保、及び開設地域において、プロジェクト用地の仕入資金を調達する金融機関の開拓が必要となるため、当該リスクが顕在化する可能性及びその影響は相応にあるものと認識しております。そのため、新規拠点の開設が首尾よく進捗しない場合には事業拡大の制約となり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があることから、当社では新規拠点の開設を経営計画に則り進めていくよう努めております。 (その他) (17) 税務上の繰越欠損金について 本書提出日現在において、当社は税務上の繰越欠損金を有しております。繰越欠損金は、将来の課税所得から控除することが可能であるため、繰越欠損金を利用することで将来の税額を減額することができます。しかしながら繰越欠損金利用額と利用期間には、税務上、一定の制限が設けられております。よって計画どおりに課税所得が発生しない場合、繰越欠損金を計画どおりに利用できないこととなるため、所定の税率に基づく法人税等が課税されることになり、当期純利益やキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 (18) 個人情報の管理について 当社は、住宅購入顧客や来場者リストなどの個人情報を保有しております。これらの情報については、改正個人情報保護法に則し、個人情報漏洩等の事故が発生しないよう関連規則の制定・運用、社内啓蒙、情報システム整備等の管理に努めていることから、当該リスクが顕在化する可能性は低いものと考えますが、万が一個人情報が外部へ漏洩するような事態が発生した場合には、当社の信用失墜による販売等への影響や損害賠償等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 そのため当社では、このような個人情報漏洩等のリスクが発生しないよう、情報管理に係る社内規程の整備・周知、役職員に対して個人情報管理、情報セキュリティに関する研修を定期的に行っております。 (19) 自然災害や不測の事故等について 大規模な地震や台風などの自然災害や火災等の発生により、当社が保有する施設、建築中の物件や販売物件が滅失、劣化、毀損し、その価値が低下する可能性があります。また、偶然の事故により、第三者へ危害を加えた場合、その補償等が必要となります。これら自然災害や不測の事故等について、当社の加入する保険では賄う事のできない事象が発生する可能性があります。加えて、大規模な自然災害の発生時において、当社従業員等に人的損害が発生したり、事業運営に支障を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期や影響を予測することは困難ではありますが、当社では発生時の損害を最小限に抑えるため、安否確認システムを導入することで非常時の連絡・指示経路の確保等に努めております。 (20) 大株主との関係性について ケイアイスター不動産株式会社は、当社の発行株式の約36%保有しており、当社は同社の持分法適用会社であり、同社は当社の「その他の関係会社」であります。ケイアイスター不動産株式会社による当社株式の取得は、ケイアイスター不動産株式会社と当社が資本関係を構築し、両社の協業体制をより強固にするとともに、業務提携を通じて当社の中長期的な成長及び企業価値の向上に貢献することのインセンティブをケイアイスター不動産株式会社が持つために行っているものであるため、ケイアイスター不動産株式会社は、かかる目的に沿って本株式を保有する意向であると理解しております。 なお、当社の代表取締役社長である伴野博之(同氏の資産管理会社である伴野アセットマネジメント株式会社を含む)においても引き続き当社の大株主であります。同氏は、安定株主として引続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、同氏は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である同氏の株式の多くが減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (21) 新株予約権の行使による株式価値希薄化に関するリスクについて 当社は、当社の取締役の業績向上や中長期的な企業価値向上に対する意欲や士気を高めることを目的として、新株予約権(税制適格ストック・オプション)を付与しています。本書提出日時点における新株予約権による潜在株式数は363,202株であり、発行済株式総数9,360,198株の3.9%に相当します。将来的にこれらの新株予約権が権利行使されることにより、既存株主が有する株式の価値や議決権割合が一定程度希薄化する可能性や、株式売買の需給や当社株価の形成に一定程度影響を及ぼす可能性があります。 (22) 当社株式の流通株式時価総額について 当社は2022年6月23日に東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、本書提出日現在、流通株式時価総額は同取引所が定める形式要件を満たしております。当社株式の流通株式時価総額は投資家による売買を通じて変動することとなりますが、今後も同取引所が定める形式要件を充足し続けるためには、当社の経営方針・経営戦略に従い、事業規模並びに利益の成長を通じて企業価値を継続的に向上させること及び資本政策を検討すること等により、流動性を高めて流通株式時価総額の拡大に努める方針であります。 しかしながら、株価の変動及び何らかの事情により、上場時よりも流動性が低下する場合には当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,482字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。 ①経営成績の分析 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善し緩やかな回復基調が続いております。一方で、ウクライナ情勢や中東地域の不安定化や米国の通商政策の動向に加え、資源価格の高騰や物価上昇の継続による消費者の節約志向の高まり等景気を下押しするリスクもあり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社の属する不動産業界におきましては、住宅の建材・資材価格や人件費といった建築コストは高止まりが続く傾向にあり、依然として先行き不透明な事業環境が続いております。また、国内の住宅需要は人口動態や金利動向の影響を受けやすく、今後の市場環境の変化に対応した柔軟な経営が求められる状況にあります。 このような状況のもと、当社は『「家がほしい」すべての人のために。』を企業理念とし、品質・性能・居住性・デザイン性に優れた住宅をお求めになりやすい価格で提供し、シェア拡大に努めてまいりました。 当事業年度において売上高は当初見込みより減少したものの、長期販売在庫の圧縮や販売管理費の減少等により利益は増加いたしました。 事業エリア別の販売件数(建売・土地販売・注文住宅) 事業エリア   支店   前事業年度   当事業年度 販売件数(棟)   販売件数(棟) 東海エリア   三島、静岡、浜松、名古屋   362   251 関東エリア   神奈川、相模原、海老名、城東、町田、大宮   212   210 全社計   574   461 当事業年度における業績は、売上高17,364,543千円(前期比12.0%減)、営業利益563,740千円(前期は570,429千円の損失)、経常利益405,151千円(前期は754,226千円の損失)、当期純利益387,725千円(前期は691,102千円の損失)となりました。 さらに、このような状況において当社は、持続的な成長を実現するために、土地の安定的な仕入体制の強化、商品力の向上、販売チャネルの拡充を進めてまいります。中長期的には、これらの取り組みを通じて、売上高1,000億円、販売棟数3,000棟規模の企業を目指してまいります。 今後も企業価値の向上と株主・投資家の皆様への還元を図るべく、さらなる成長を志向してまいります。 なお、当社は戸建分譲事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ②財政状態の分析 (資産) 当事業年度末における流動資産は13,808,662千円となり、前事業年度末に比べ2,656,557千円増加いたしました。これは主に仕掛販売用不動産が2,196,364千円増加したことによるものであります。固定資産は664,745千円となり、前事業年度末に比べ184,445千円増加いたしました。これは主に建物(純額)が71,539千円、繰延税金資産が94,637千円それぞれ増加したことによるものであります。 この結果、総資産は、14,473,408千円となり、前事業年度末に比べ2,841,003千円増加いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は7,354,034千円となり、前事業年度末に比べ1,037,689千円増加いたしました。これは主に短期借入金が865,192千円、1年内返済予定の長期借入金が168,119千円、それぞれ増加したことによるものです。固定負債は1,350,150千円となり、前事業年度末に比べ524,183千円減少いたしました。これは主に社債が208,600千円、長期借入金が316,378千円、それぞれ減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は8,704,184千円となり、前事業年度末に比べ513,506千円増加いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は5,769,223千円となり、前事業年度末に比べ2,327,497千円増加いたしました。これは主に株主配当金60,267千円を支払った一方で、当期純利益387,725千円の計上により利益剰余金が増加し、第三者割当増資に伴い資本金が1,000,020千円、資本剰余金が1,000,020千円それぞれ増加したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は39.9%(前事業年度末は29.6%)となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、2,345,979千円(前事業年度末比11.9%の減少)となり、前事業年度末に比べ316,958千円減少しております。各キャッシュ・フローの状況とそれぞれの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、1,914,686千円(前事業年度は2,898,303千円の収入)となりました。主な要因は、税引前当期純利益357,883千円を計上した一方で、棚卸資産の増加額2,458,640千円により資金が減少したためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、666,123千円(前事業年度は102,594千円の支出)となりました。主な要因は、定期預金の預入による支出500,000千円により、資金が減少したためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、2,263,851千円(前事業年度は2,482,715千円の支出)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出983,558千円により資金が減少した一方で、株式の発行による収入1,910,985千円、短期借入金の純増額893,492千円により、それぞれ資金が増加したためであります。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)の生産実績は次のとおりであります。なお、当社の事業セグメントは戸建分譲事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載をしておりません。 業務区分   件数(棟)   生産高(千円)   前年同期比(%) 戸建分譲事業   426   16,888,582   98.0 (注)1.当事業年度中に完成した物件の販売価格をもって生産高としております。 2.当事業年度中に完成した物件の棟数をもって件数としております。 b.受注実績 当事業年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)の受注実績は次のとおりであります。なお、当社の事業セグメントは戸建分譲事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載をしておりません。 業務区分   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 戸建分譲事業   18,328,019   90.7   3,918,829   138.5 (注)1.当事業年度中に契約した物件の販売価格をもって受注高としております。 2.当事業年度末までに契約した未引渡物件の販売価格をもって受注残高としております。 c.販売実績 当事業年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)の販売実績は次のとおりであります。なお、当社の事業セグメントは戸建分譲事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載をしておりません。 業務区分   件数(棟)   販売高(千円)   前年同期比(%) 戸建分譲事業   461   17,364,543   88.0 (注)1.当事業年度中に引渡した物件の販売価格をもって販売高としております。なお、土地販売取引については戸建分譲事業に含めて表示しております。 2.当事業年度中に引渡した物件の棟数をもって件数としております。 3.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上の主要な相手先がいないため記載しておりません。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成において必要となる見積り及び判断については、過去の実績等を勘案した合理的な判断によっておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれら見積りとは異なる場合があります。 当社の財務諸表を作成するにあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりですが、特に以下の会計方針が当社の財務諸表の作成において使用される見積り及び判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 (棚卸資産の評価) 当社は、販売用不動産及び仕掛販売用不動産のうち期末時点の正味売却価額が帳簿価額を下回る場合、帳簿価額の切下げによる評価損を計上しております。正味売却価額の見積り及び判断にあたっては、入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、評価損の追加計上が必要となる可能性があります。 詳細は「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (繰延税金資産の回収可能性) 繰延税金資産の回収可能性の判断については、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するので、課税所得の見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。 詳細は「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績 (売上高) 当事業年度の売上高は、17,364,543千円(前期比12.0%減)となりました。これは販売件数の減少によるものです。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度における売上原価は、15,044,506千円(前期比18.7%減)となりました。これは主に販売件数の減少によるものです。当事業年度の売上総利益は、2,320,037千円(前期比89.1%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、1,756,297千円(前期比2.3%減)となりました。これは主に、販売件数の減少に伴い、支払手数料が減少したことによるものです。この結果、営業利益が563,740千円(前期は570,429千円の損失)となり、売上高営業利益率は3.2%(前期は△2.9%)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当事業年度の営業外収益は、117,476千円(前期比424.9%増)となりました。営業外費用は、276,065千円(前期比33.9%増)となりました。この結果、経常利益が405,151千円(前期は754,226千円の損失)となりました。 (特別利益、特別損失、税引前当期純利益) 当事業年度の特別利益は101千円(前期比1.0%減)、特別損失は47,369千円(前期比416.6%増)となりました。この結果、税引前当期純利益は357,883千円(前期は749,654千円の損失)となりました。 (法人税等、当期純利益) 当事業年度の法人税等の合計は△29,841千円となり、この結果、当期純利益は387,725千円(前期は691,102千円の損失)となりました。 b.経営成績に重要な影響を与える要因 当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。当社が今後の成長を持続して行くには、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しております課題への対処が重要であると認識しております。当社はこれら課題に対して継続的な検討及び状況の把握を行い、適切に対応をしてまいります。 c.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 当社のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社は、今後の事業エリア拡大に対応すべく、事業運営上の必要な運転資金については主に自己資金及び金融機関からの借入金を基本としております。また、設備資金等につきましては今後の事業エリア拡大に伴う出店等について自己資金でまかなうことを基本としております。

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