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超!企業DB
日経平均64,214.48-111NYダウ53,686.11+624ドル円155.76-3NASDAQ26,584.06+366S&P 5007,747.71+81SOX 指数11,352.13+139/3終値

イントランス

INTRANCE CO.,LTD.3237 · Growth · 不動産業

未利用・低稼働の不動産を再生し、投資家や事業法人へ販売する不動産再生事業が中核。

概要

株式会社イントランスは1998年に東京都渋谷区で不動産仲介業として創業し、2006年に東京証券取引所マザーズに上場した不動産関連企業である。中古不動産の再生・販売、プロパティマネジメント、ホテル運営、インバウンド送客などを手掛けるが、2020年以降4期連続で営業損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義が生じている。2026年3月期の連結売上高は約10.7億円、従業員数は48名。

不動産再生を中核とする三つの事業

イントランスグループは「不動産事業」「ホテル運営事業」「その他事業」の三セグメントで構成される。不動産事業では、全国の商業ビルやオフィス、レジデンスなどの中古物件を取得し、エリア特性に合わせたバリューアップを施した上で投資家や事業法人、不動産ファンドに販売する。また売買仲介、開発販売、アセットマネジメント、プロパティマネジメントも手掛け、不動産に関するトータルサービスを提供する。ホテル運営事業では、マスターリース方式とマネジメントコントラクト方式により宿泊施設の運営・受託・コンサルティングを行う。その他事業として、中国子会社を通じたインバウンド送客やホテル投資ファンドの企画も行っていたが、上海子会社は2026年4月に解散・清算を決議した。

4期連続の営業損失と財務基盤の脆弱さ

同社の業績は2013年3月期の売上高12億円から2015年3月期には63億円まで急拡大したが、その後は増減を繰り返し、2020年3月期以降は赤字が定着している。2026年3月期の連結売上高は約10.7億円(前期比30.1%増)ながら、営業損失4.2億円、親会社株主帰属当期純損失5.0億円を計上した。特にホテル運営事業は売上高が約6.9億円に増加したものの、運営権の新規獲得が進まずセグメント損失が続く。不動産事業はプロパティマネジメントの安定収益があるが、宿泊施設の開発販売が遅れ、セグメント利益は前期比6.3%減の約0.38億円にとどまる。2026年2月に転換社債型新株予約権付社債などで約15億円の現預金を調達したが、継続企業の前提に関する重要事象は解消されていない。

グループ会社の再編と事業の選択と集中

イントランスグループは、連結子会社7社と持分法適用関連会社1社で構成される。2023年8月には子会社の株式会社大多喜ハーブガーデンとその子会社を株式譲渡により連結対象から外し、ハーブ関連事業から撤退した。また、2026年4月には中国・上海の子会社である瀛創(上海)商務咨洵有限公司(イントランス上海)の解散・清算を決議し、インバウンド送客事業の直接運営から撤退する一方、外部企業との連携による継続を模索する。ホテル運営事業では、2020年設立の株式会社イントランスホテルズアンドリゾーツを中心に、2022年にはBanyan Tree Japanとの合弁でジャパンホテルオペレーション株式会社を設立するなど、外部パートナーとの連携を進めている。

「インバウンドサイクル」構想とその現実

同社は経営方針として、ホテル運営事業・不動産事業・インバウンド関連事業を融合し、「旅マエ(送客)」「旅ナカ(接客)」「旅アト(越境消費・投資支援)」を一貫して手掛けるインバウンドサイクルを掲げる。具体的には、中華圏を中心としたグローバルネットワークを活かした事業設計や資金調達を目指す。しかし、実際にはホテル運営事業の収益化が遅れ、不動産事業も戸建宿泊施設の開発販売に遅延が生じている。上海子会社の清算に伴い、インバウンド送客事業の直接展開は縮小される。同社は今後、地方創生ホテル投資や都市型アパートメントホテル開発に注力する方針だが、安定的な収益基盤の確立には至っていない。

業界の中での役割は不動産再生ディベロッパーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
11億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-36.4%
純利益
-5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2024/3
事業売上構成比利益利益率
その他(注)16億円50.0%-1億円-16.7%
不動産事業3億円25.0%0億円0.0%
ハーブガーデン 運営事業2億円16.7%0億円0.0%
ホテル運営事業1億円8.3%-1億円-100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01不動産主力

商業ビル、オフィスビル、レジデンス等の中古物件を取得し、エリア特性に合わせたバリューアップを施して再生。投資家、事業法人、不動産ファンド等に販売する。

主要顧客投資家、事業法人、不動産ファンド

主な製品・サービス5
不動産再生事業
潜在価値を持ちながら未利用・低稼働の物件を取得し、再生して販売する。
不動産売買仲介事業
不動産の売買仲介を行う。
開発販売事業
不動産の開発および販売を行う。
アセットマネジメント事業
不動産の資産運用管理を行う。
プロパティマネジメント事業
不動産施設の管理受託を行う。

02ホテル・宿泊準主力

インバウンド需要を取り込み、国内でマスターリース方式による宿泊施設の運営、マネジメントコントラクト方式による運営受託、運営コンサルティングを提供。

主な製品・サービス3
マスターリース方式による宿泊施設運営
物件を一括賃借し、ホテルとして運営する。
マネジメントコントラクト方式による運営受託
オーナーから運営を受託し、ホテル運営を行う。
運営コンサルティング
宿泊施設の運営に関するコンサルティングを提供。

03その他その他

子会社においてインバウンド送客事業やホテル投資ファンドの企画を行う。

主な製品・サービス2
インバウンド送客事業
国内への訪日客送客に関する事業。
ホテル投資ファンド企画
ホテル投資ファンドの組成・企画。

製品と技術

中古不動産のバリューアップとプロパティマネジメント

同社の不動産事業の中核は、未利用又は低稼働の中古物件を取得し、エリア特性や需要に合わせた改装・用途変更(バリューアップ)を行って再生し、投資家や事業法人に販売するモデルである。対象は商業ビル、オフィスビル、レジデンスと幅広い。この再生物件の販売に加え、売買仲介、開発販売、アセットマネジメント、そしてプロパティマネジメント(PM)を提供する。PM事業はビルやマンションの管理受託を行い、安定した手数料収入をもたらす。2026年3月期の不動産事業売上高は約3.8億円(前期比55.4%増)で、セグメント利益は約0.38億円と、グループ内で唯一の黒字セグメントである。ただし、宿泊施設の開発販売は遅れが生じており、同事業の収益力強化が急務とされている。

マスターリースとマネジメントコントラクトによるホテル運営

ホテル運営事業では、2つの方式で宿泊施設の運営に関与する。一つはマスターリース方式で、物件のオーナーから一括で賃借し、自社で運営する。もう一つはマネジメントコントラクト方式で、オーナーから運営を受託し、管理料を得る。さらに、運営コンサルティングも行う。子会社の株式会社イントランスホテルズアンドリゾーツが中心となり、都市型アパートメントホテル開発と地方創生ホテル投資を基本戦略としている。2026年3月期の同事業売上高は約6.9億円(前期比19.5%増)と増加したが、新規運営権の獲得が進まず、セグメント損失は約0.62億円と改善していない。同社は高級リゾートブランド「Banyan Tree」との合弁会社ジャパンホテルオペレーションを設立するなど、外部連携による事業拡大を模索している。

インバウンド送客とホテル投資ファンド(撤退と再編)

その他事業として、同社はインバウンド送客事業とホテル投資ファンド事業を展開していた。インバウンド送客は、上海子会社の瀛創(上海)商務咨洵有限公司が中華圏からの旅行者をグループホテルへ送客する役割を担ったが、実際の送客実績は限定的で、2026年3月期の同事業売上高はわずか約23万円にとどまった。同社は運営コストと業務効率を理由に、2026年4月に上海子会社の解散・清算を決定した。一方、ホテル投資ファンド事業では、ジャパンホテルインベストメント株式会社やホスピタリティインベストメント合同会社を通じてファンド組成と投資家確保を目指したが、大きな進展はなかった。今後は外部企業との連携でインバウンド事業を継続する方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

不動産再生でニッチ特化、業績は低迷中

イントランスは不動産業に属し、小規模な不動産再生・販売を手掛ける。売上高は2025年3月期に8億円と前期の13億円から減少し、営業損失が継続している。同業の大東建託が国内最大級の賃貸住宅大手である一方、タスキホールディングスやロボットホーム等は成長路線を描く中、イントランスは規模・収益性ともに見劣りする。コロンビア・ワークスやファンタジスタも存在感を高めるが、イントランスは特定エリアや物件タイプに特化した戦略が不明瞭で、競争優位性が薄い。2026年3月期は売上高11億円、赤字幅縮小を見込むが、抜本的な収益改善策が必要。

強み

  • 小規模ながら不動産再生に特化し、独自のノウハウを蓄積。
  • 2026年3月期は売上高増加に伴い、営業損失率が改善見込み。
  • 小規模組織の強みを活かし、迅速な意思決定が可能。
  • 単身向けからファミリー向けまで、幅広い物件タイプを扱う。

課題

  • 営業赤字が続き、2025年3月期は営業利益率マイナス50%と深刻。
  • 大東建託など大手との規模差が大きく、独自性が乏しい。
  • 赤字継続により財務体力が弱く、成長投資が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

不動産業の時価総額近傍。太字がイントランス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18944ランドビジネス56億円35.2倍
22999ホームポジション48億円7.4倍
33490アズ企画設計46億円14.1倍
43286トラストホールディングス46億円
58996ハウスフリーダム45億円4.6倍
63237イントランス44億円
73461パルマ42億円27.7倍
89820エムティジェネックス42億円13.2倍
93474G-FACTORY41億円
102978ツクルバ39億円55.7倍
113238セントラル総合開発37億円25.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

不動産仲介業者として創業した1998年

1998年5月、不動産の仲介及びコンサルティングを目的として株式会社イントランスが設立された(資本金10,000千円)。同年6月に宅地建物取引業免許(東京都知事免許)を取得し、不動産仲介業を開始する。創業当初は典型的な不動産仲介会社であり、その後2002年12月に賃貸管理事業、2005年12月にはプロパティマネジメント事業と、不動産関連サービスを段階的に拡大した。2006年12月に東京証券取引所マザーズに上場し、資金調達力と認知度の向上を図る。この時期の事業拡大は、中古不動産のバリューアップという後の収益モデルの基盤となった。

金融業への進出と多角化の試み(2007~2014年)

2007年5月、宅地建物取引業免許を国土交通大臣免許に切り替え、2008年2月には第二種金融商品取引業者の登録を行い、不動産ファンドや投資助言業務に参入する。2014年2月には株式会社大多喜ハーブガーデンを連結子会社化し、不動産以外の事業領域へ進出した。大多喜ハーブガーデンは千葉県大多喜町でハーブガーデンや宿泊施設を運営していたが、この買収は同社の事業多角化の一環であった。しかし、後にこの子会社は収益貢献が限定的となり、2023年に売却されることになる。また、同年12月には金融商品取引業者として投資助言・代理業の登録も追加し、不動産と金融の融合を模索した。

ホテル事業への本格参入と海外展開(2019~2020年)

2019年7月、中国・上海に瀛創(上海)商務咨洵有限公司(イントランス上海)を設立し、インバウンド送客事業の拠点を構える。同年10月には株式会社イントランスホテルズアンドリゾーツを設立し、ホテル運営事業に本格参入する。2020年に入ると、ホスピタリティインベストメント合同会社、ジャパンホテルインベストメント株式会社を相次いで設立し、ホテル投資ファンドの組成・運営に乗り出す。また、2020年3月には大多喜ハーブガーデンの子会社としてハーブ生産出荷組合株式会社を設立したが、後の売却対象となる。この一連の動きは、訪日外国人需要を取り込むインバウンドサイクル戦略の具体的な布石であった。

市場区分変更と合弁事業、しかし収益化は遅れる(2022~2023年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、同社はマザーズからグロース市場へ移行した。同年2月には一般社団法人Keystone、3月にはYUMIHA沖縄合同会社を設立し、さらなる事業拡大を図る。7月には京都ホテルオペレーション合同会社を設立し、9月にはイントランスホテルズアンドリゾーツとBanyan Tree Japanの合弁によりジャパンホテルオペレーション株式会社を設立。高級リゾートホテル運営への参入を目指したが、新規ホテル運営権の獲得は限定的だった。2023年8月には、収益改善のために大多喜ハーブガーデンとその子会社を売却し、ハーブ関連事業から撤退する。同社の連結業績はこの間も赤字が続き、2023年3月期の売上高は約6億円、当期純損失5億円を計上した。

旅行業登録と資金調達、継続企業前提への疑念(2024年以降)

2024年10月、旅行サービス手配業の登録を行い、インバウンド事業の体制整備を進めた。2025年12月には宅地建物取引業免許を東京都知事免許(2)第105555号へ変更する。しかし、2026年3月期も4期連続の営業損失を計上し、継続企業の前提に重要な疑義が生じている状況が続く。2026年2月には転換社債型新株予約権付社債及び新株予約権の発行により約15億円の現預金を調達したが、株式転換や権利行使が進まず、財務基盤の改善には至っていない。2026年4月、同社はイントランス上海の解散・清算を決議し、インバウンド送客事業の直接展開から撤退した。同社は引き続きホテル運営事業の拡大と不動産事業の強化を掲げるが、収益構造の抜本的な改善は今後の課題である。

年表24件を開く

1990年代

  • 1998年5月創業不動産の仲介及びコンサルティングを事業目的として株式会社イントランスを設立(資本金 10,000千円)
  • 1998年6月宅地建物取引業免許(東京都知事免許(1)第76430号)を取得し不動産仲介業を開始

2000年代

  • 2002年12月賃貸管理事業を開始
  • 2005年12月プロパティマネジメント事業を開始
  • 2006年12月上場東京証券取引所マザーズに上場
  • 2007年5月宅地建物取引業免許(国土交通大臣免許(1)第7500号)を取得
  • 2008年2月第二種金融商品取引業者(関東財務局長(金商)第1732号)の登録

2010年代

  • 2014年2月M&A株式会社大多喜ハーブガーデンを連結子会社化
  • 2019年7月創業瀛創(上海)商務咨洵有限公司(イントランス上海)を設立
  • 2019年10月創業株式会社イントランスホテルズアンドリゾーツを設立

2020年代

  • 2020年3月当社連結子会社である株式会社大多喜ハーブガーデンの子会社としてハーブ生産出荷組合株式会社を設立
  • 2020年5月創業ホスピタリティインベストメント合同会社を設立
  • 2020年9月創業ジャパンホテルインベストメント株式会社を設立
  • 2020年11月宅地建物取引業免許(東京都知事免許(1)第105555号)へ変更
  • 2020年12月金融商品取引業者として投資助言・代理業(関東財務局長(金商)第1732号)の追加登録
  • 2022年2月創業一般社団法人Keystoneを設立
  • 2022年3月創業YUMIHA沖縄合同会社を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりグロース市場へ移行
  • 2022年7月賃貸住宅管理業(国土交通大臣(1)第7482号)を登録
  • 2022年7月創業京都ホテルオペレーション合同会社を設立
  • 2022年9月当社連結子会社である株式会社イントランスホテルズアンドリゾーツとBanyan Tree Japanによる合弁会社としてジャパンホテルオペレーション株式会社を設立
  • 2023年8月株式会社大多喜ハーブガーデンの株式譲渡により、株式会社大多喜ハーブガーデン及びその子会社であるハーブ生産出荷組合株式会社を連結除外
  • 2024年10月旅行サービス手配業(東京都知事 第20725号)を登録
  • 2025年12月宅地建物取引業免許(東京都知事(2)第105555号)へ変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    インバウンドサイクルの展開

    顧客ニーズを先取りした商品開発と送客(旅マエ)、接客(旅ナカ)、越境消費と投資活動支援(旅アト)のすべてを事業領域とし、インバウンド需要を一貫して取り込む。

  2. 02

    サードパーティオペレーションによるホテル運営

    高度なサードパーティオペレーションモデルを推進し、ホテル運営受託やアドバイザリー、ホテル投資ファンド等多様な収益機会を確保して早期の規模拡大と収益化を図る。

  3. 03

    不動産事業の収益基盤強化

    安定収益のプロパティマネジメントに加え、短中期で高収益が期待できる宿泊施設の転売や戸建宿泊施設の開発・販売に注力し、人材リソースをシフトして不動産事業の収益力を高める。

  4. 04

    財務基盤の強化と資金調達

    転換社債型新株予約権付社債や新株予約権の行使促進、金融機関からの借入が可能な経営状態を目指し、自己資本の充実とキャッシュポジション強化に取り組む。

  5. 05

    費用構造の改善と生産性向上

    外部委託業務の見直しや労働生産性向上、原価見直し、販売費及び一般管理費の抑制を推進し、収益構造の改善を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で48人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は667万円で、9期前と比べて3.3%平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は6.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月30
2018年3月29
2019年3月68939.53.829
2020年3月55339.83.939
2021年3月62340.04.137
2022年3月55740.25.033
2023年3月59840.85.542
2024年3月57540.85.646
2025年3月61241.86.647−851
2026年3月66745.76.248−833

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
京都ホテルオペレーションズ合同会社 — 京都府京都市中京区5百万円
ホテル 運営事業
本社 — 東京都渋谷区0百万円
全社
YUMIHA 沖縄合同会社 — 沖縄県国頭郡恩納村0百万円
ホテル 運営事業
ほか3件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社イントランス ホテルズアンドリゾーツ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    瀛創(上海)商務咨洵有限公司
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ホスピタリティインベストメント合同会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンホテルインベストメント株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    一般社団法人 Keystone(注)6
    東京都渋谷区 · 連結子会社
  • 国内
    YUMIHA沖縄合同会社(注)5
    沖縄県国頭郡恩納村 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    京都ホテルオペレーションズ合同会社(注)5
    京都府京都市中京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ジャパンホテルオペレーションズ株式会社
    東京都港区 · 持分法適用会社
    議決権50.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は11億円営業利益-4億円前期と比べると増収で、売上が+37.5%。

売上高
+37.5%
11億円
営業利益
-4億円
純利益
-5億円
営業利益率
-36.4%
前期比 +13.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高33億円11億円
営業利益1億円-4億円
純利益0億円-5億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1−2
2024年1Q200.00
2024年2Q500.00
2024年3Q2−1−50.0−1
2024年4Q40
2025年2Q4−2−50.0−2
2025年4Q4−2−50.0−2
2026年2Q5−2−40.0−2
2026年4Q6−2−33.3−3
2027年1Q2−1−50.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は12億円から11億円へ92%に減った。直近期の営業利益率は-36.4%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1211
株式会社大多喜ハーブガーデンを連結子会社化
2014年3月3044
2015年3月631010
2016年3月2342
2017年3月2753
2018年3月260−1
瀛創(上海)商務咨洵有限公司(イントランス上海)を設立
2019年3月2841
ホスピタリティインベストメント合同会社を設立
2020年3月12−10−10
2021年3月12−10−10
一般社団法人Keystoneを設立
2022年3月2422
2023年3月6−5−5
2024年3月13−2−1
2025年3月8−4−4−50.0−4
2026年3月11−4−5−36.4−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高11億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-36.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-45.5%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金27.3%3億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金109.1%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-36.4%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
72.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比45.9pt
-36.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比51.6pt
-45.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比123.6pt
-110.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-23.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-46.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は15億円で、売上の16.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−19020−193
2014年3月70−674
2015年3月300−223012
2016年3月0−1212−1211
2017年3月−4−1014−1412
2018年3月130−81317
2019年3月55−71021
2020年3月−13−1−1−146
2021年3月51−369
2022年3月15−1−101412
2023年3月−6−10−75
2024年3月30139
2025年3月−4−23−65
2026年3月−5−115−615

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は21億円。このうち返さなくてよい自己資本が2億円で、自己資本比率は9.4%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月51133823.3
2014年3月50203039.3
2015年3月43301368.0
2016年3月54292553.5
2017年3月72314142.8
2018年3月60303049.0
2019年3月51302159.4
2020年3月40202049.6
2021年3月29101934.6
2022年3月1912762.0
2023年3月127556.2
2024年3月129370.8
2025年3月117366.5
2026年3月212199.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-24億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
16
/ 100
安定性自己資本比率6 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率131社中18位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中130位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-110.7%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-36.4%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
9.4%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
37.5%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月3日の終値

直近の終値は¥94で、1年前と比べて-2.1%過去52週の値幅のなかでは67%の位置にある。

¥94-2.1%1ヶ月-5.1%1年-2.1%時価総額44億円
過去52週の値幅
安値¥53高値¥114

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)127.0倍
PBR27.47倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(98.76円)を4.8%上回る107円で推移し、75日線(85.77円)や200日線(74.39円)も明確に上回る。52週高値114円に接近しており、年初来+28.9%と堅調。出来高は7月6日に455万株と急増した後も高水準が続き、直近8月14日には55万株とやや増加。日足RSIは64.1で買われすぎ圏にはまだ余裕があり、上昇トレンドは継続中。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERが算出不能で、PBRは19.45倍と業界平均の1.7倍を大幅に超過。ROEは-110.7%と大幅な赤字で、配当利回りは2%と平均3.17%を下回る。財務悪化が懸念され、バリュエーションは極端に割高。

指標この会社業種平均
PER (予想)127.0倍
PBR27.47倍1.83倍
ROE-110.7%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、赤字が続く中での事業再生の可能性と、不動産市況への依存度である。強気派は、売上高の回復やコスト削減による黒字転換の可能性、PBRが高いことから資産価値への期待を指摘する。弱気派は、継続的な赤字、営業赤字の拡大、自己資本の毀損を懸念し、事業モデルの持続可能性に疑問を呈する。

プラスに働く材料7
  • 資産価値への期待

    PBRが19.45倍と高く、含み益や資産価値の高さが評価されている可能性。

  • 売上回復の可能性

    2025/3期から2026/3期にかけて売上高が8億円から11億円へ増加。

  • 株価の上昇

    1年間で株価が約30%上昇しており、市場の関心が高まっている。

  • 2026年3月期売上高8→11億円と37.5%増通年影響

    売上高は前期比37.5%増の11億円と回復、営業損益は4億円の赤字が続く

  • 外国人保有比率18.35%と需給が堅調継続影響

    浮動株の約18%を外国人が保有、売り圧力が限られる

  • 配当利回り2%を継続継続影響

    株価100円で配当利回り2%、株主還元で下値を支え

  • 営業赤字4億円で横ばい通年影響

    2025年3月期と2026年3月期の営業損失が各4億円で悪化せず

マイナスに働く材料7
  • 赤字の継続

    2023/3期から2026/3期まで4期連続で最終赤字。

  • 営業赤字の拡大

    2025/3期は営業利益率-50%、2026/3期も-36.4%と悪化。

  • 資本の毀損

    ROEが-110.7%と大幅な赤字で自己資本が減少。

  • 最終赤字が4→5億円に拡大通年影響

    当期純損失は2025年3月期4億円から2026年3月期5億円へ悪化

  • PBR19.45倍と割高継続影響

    時価総額47億円に対し簿価純資産は約2.4億円、PBR19.45倍

  • 営業利益率-36.4%と低収益通年影響

    売上高11億円で営業損益4億円の赤字、利益率は-36.4%

  • 株価1年で29.9%上昇も業績乖離継続影響

    株価は1年で29.9%上昇したが、最終赤字は拡大しており調整リスク

次の決算で確かめる点
売上高の推移
事業の規模と成長性を確認するため。
営業利益率
収益性の改善度合いを測るため。
自己資本比率
財務健全性と赤字継続時の耐性を評価するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
34.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ19,125人。区分でいちばん多いのは個人・その他58.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が17.4%を占め、残る82.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他41.838.937.939.736.558.8
外国法人1.61.71.40.112.918.1
事業法人51.952.052.055.833.116.8
証券会社4.57.17.92.27.95.5
金融機関0.10.10.70.29.40.6
外国人個人0.10.10.10.20.10.2
自己株式0.20.20.20.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ディライトワークス株式会社14.31
02SCBHK A/C GF SEC CLIENT A/C 1(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)8.24
03BNP Paribas London Branch for Prime Brokerage Clearance ACC for third party(常任代理人 香港上海銀行東京支店)3.87
04WORLDTEX INVESTMENT LIMITED(常任代理人 みずほ証券株式会社)3.34
05楽天証券株式会社2.31
06INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)1.80
07株式会社SBI証券1.71
08株式会社ファインドスターグループ1.42
09前田 喜美子1.12
10祢津 聖一0.82

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-21
    ダイナミックソリューショングループ株式会社
    新規の大量保有報告
    14.95%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−359%、1株純資産は13期で−63%。直近期のROEは-110.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月44110.759.7
2014年3月115425.219.0
2015年3月268039.213.626.7
2016年3月5786.949.726.8
2017年3月8849.530.934.0
2018年3月−280−2.5
2019年3月2811.894.0
2020年3月−2754−40.5
2021年3月−2727−66.5
2022年3月43114.416.4
2023年3月−1318−74.3
2024年3月−420−18.9
2025年3月−915−56.7
2026年3月−11−110.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額44百万円。

氏名役職年齢保有株数
何同璽代表取締役 社長55
須藤茂取締役49
日比野健取締役75
仇非取締役59
平田邦夫監査役(常勤)75
上床竜司監査役58
杉田定大監査役71
小佐野匠取締役4511,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)421215
監査役310103
社外取締役2774
社外監査役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容674字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社7社、並びに持分法適用関連会社1社により構成されており、「不動産事業」、「ホテル運営事業」及び「その他事業」を行っております。 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (1) 不動産事業 当社グループは、全国の商業ビル、オフィスビル、レジデンス等幅広い中古物件を対象とした不動産再生事業を営んでいます。当社の特長は、潜在的な価値を保有しながらも、未利用または低稼働により有効活用されていない不動産を取得し、エリアの特性やニーズに合わせたバリューアップを行い、不動産を再生させ、投資家、事業法人、不動産ファンド等に販売しています。 その他、不動産の売買仲介事業、開発販売事業、アセットマネジメント事業、そして不動産施設の管理受託を行うプロパティマネジメント事業を展開し、不動産に関するトータルサービスを提供しています。 (2) ホテル運営事業 当社グループは、国内外の観光客をターゲットとしたインバウンド送客の受け皿とすべく、国内においてマスターリース方式による宿泊施設の運営、マネジメントコントラクト方式による宿泊施設の運営受託、そして宿泊施設に対する運営コンサルティング等を行っております。 (3) その他事業 連結子会社である瀛創(上海)商務咨洵有限公司において国内インバウンド送客における事業、ジャパンホテルインベストメント株式会社及びホスピタリティインベストメント合同会社にてホテル投資ファンドの企画を行っております。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,250字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針及び経営環境 ① 会社の経営の基本方針 当社グループは、以下を経営方針としています。 (ⅰ)ホテル運営事業、不動産事業、インバウンド関連事業を融合することで収益を拡大し、企業価値を向上させます。 (ⅱ)顧客ニーズを先取りした商品開発と送客「旅マエ」、接客「旅ナカ」、越境消費と投資活動支援「旅アト」、これらすべてを事業領域としたインバウンドサイクルを展開します。 (ⅲ)高度なサードパーティオペレーションモデルによるホテル運営を推進します。 (ⅳ)中華圏をはじめグローバルなネットワークを生かした事業設計、資金調達を行います。 ② 目標とする経営指標 当社グループは、不動産事業を安定収益とし、ホテル運営事業とインバウンド関連事業において高い成長を目指し、これら活動による企業価値の向上及び財務体質の強化を経営目標としています。 現在は、ホテル運営事業の基盤確立に向けた投資段階であり、ホテル運営事業及び不動産事業を含めたインバウンド関連事業における売上及び利益の拡大を経営指標として定めています。 ③ 経営環境 当社グループが属する不動産業界においては、継続する低金利環境や円安等を背景に、海外投資家の国内不動産に対する注目度は高く、供給・需要とも継続して堅調に推移しているものの、土地価格及び建設工事費等の原価高騰による不動産価格の高額化等、引き続き注意を要する状況にあります。 また、当社が注力するホテル運営業界では、訪日観光客を中心として、観光需要の回復は鮮明となっており、レジャー目的を中心とした宿泊施設の需要回復は、今後も期待できるものと考えております。 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 現在、当社グループの対処すべき課題は以下のとおりであります。 ① 財務基盤の強化 当社グループでは、不動産事業、ホテル関連事業の推進において、機動的かつ多額な資金が必要であります。このため、安定的な財務基盤の確保が必要であり、当社グループの成長に必要な資金調達の確保に努めてまいります。 ② ホテル運営事業の早期拡大と収益化 当社グループでは、注力するホテル運営事業の成長と収益化のため、ホテル施設運営、ホテル運営受託、ホテル運営アドバイザリー、そしてホテル投資ファンド等、多様な収益機会の確保及び規模の拡大が必要と考えております。このため、当社グループにおける事業間の連携を高め、成長に向けた取り組みに努めてまいります。 ③ 人材の確保 当社グループでは、ホテル運営事業において高い成長を目指しており、このためには施設運営における人材及び事業開発のための人材確保が必要であります。また、関係会社の増加により、当社グループの管理部門の強化も必要であり、これら人材の確保に努めてまいります。 ④ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、当連結会計年度末において4期連続で重要な営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、また重要なマイナスの営業キャッシュ・フローを計上しております。 2026年2月9日付で転換社債型新株予約権付社債や新株予約権の発行による現預金の払込みがあり、当連結会計年度末で保有する現金及び預金は1,504百万円となっておりますが、これら転換社債型新株予約権付社債の株式転換及び新株予約権の権利行使がされていないことから、引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。 当社グループでは、当該状況を解消すべく、次の対応策を行って進めております。 ①事業の収益構造の改善 当社グループの目指す事業モデルは、不動産事業を安定収益とし、ホテル運営事業において高い成長を目指すというものであり、「都市型アパートメントホテル開発」と「地方創生ホテル投資」の推進によるホテル運営収益の拡大を基本戦略としています。 しかしながら、新規開発ホテルの運営を行うことを目的とし、数年後に大きな将来収益が期待できるアパートメントホテルの運営権の確保に係る活動においては一定の成果がでておりますが、既存のリゾートホテルや旅館の運営権の新たな獲得は現時点で至っておらず、また、短中期における安定的な収益基盤として捉えている不動産事業においても、戸建宿泊施設の開発及び販売においても一部成果はでていますが、遅れが生じております。 このため、当社グループでは、各事業の収益改善策として次の施策に取り組んでおります。 (不動産事業) 不動産事業においては、安定事業であるプロパティマネジメントにおける収益増加を目指す一方、短中期での高収益が期待できる宿泊施設の転売、戸建宿泊施設の開発・販売へ注力してまいります。また、不動産事業における人材リソースを、これら施策へシフトさせ、かつ不動産人材の新たな獲得等により、不動産事業の収益力を高めて、収益基盤の強化を進めてまいります。 (ホテル運営事業) ホテル運営事業においては、当社グループのホテル運営会社である株式会社イントランスホテルズアンドリゾーツを中心として、ホテルの運営権の確保、運営受託、コンサルティングの案件取得に注力し、取引数を増加してまいります。また、ホテル運営や開発に精通する人材を獲得し、ホテル運営事業の規模拡大を目指し、収益を最大化してまいります。 (その他事業) 従来から進めてまいりました、インバウンド送客事業については、当社グループ会社であるイントランス上海を中心に進めてまいりましたが、同社の運営コストと業務効率性を重視し、2026年4月8日付取締役会で同社の解散及び清算を決議しました。 これにより、インバウンド送客事業の今後につきましては、固定費用の負担を軽減する形で、外部企業との連携により推進し、継続してまいります。 また、投資事業においては、当社グループ会社であるジャパンホテルインベストメント株式会社及びホスピタリティインベストメント合同会社のマネジメントにより、当社の主事業である不動産事業及びホテル運営事業に係る資金調達活動へ注力し、当社グループの事業が円滑に行われるためのサポートを行ってまいります。 その他、当社グループでは、主事業である不動産事業、ホテル運営事業の業務拡大を目指すため、相乗効果を期待できる事業への投資を、M&A、合弁及び業務提携といった手法により強化し、当社グループの収益拡大を進めてまいります。 ②費用構造の改善 2026年3月期においては役員報酬削減を実施しましたが、今後につきましては外部委託業務の見直しをはじめ、労働生産性の向上を図るための様々な施策を検討・実施します。また、事業に係る原価見直しや販売費及び一般管理費の抑制を図り、費用構造の改善を推進してまいります。 ③資金調達 2026年1月22日の取締役会において、ZUUターゲットファンド for INT投資事業有限責任組合を引受先とする転換社債型新株予約権付社債及びETモバイルジャパン株式会社を引受先とする新株予約権の発行を決議し、同年2月9日に転換社債型新株予約権付社債の発行額である1,297百万円及び新株予約権の発行額である6百万円、合わせて1,303百万円を調達いたしました。 その他、今後につきましては、早期に業績を回復させることにより、転換社債型新株予約権付社債の株式転換や新株予約権の権利行使がされやすい環境を整え、自己資本の充実を目指します。また、与信を高めることにより、金融機関からの借入が実施可能な経営状態を目指し、キャッシュポジションの強化を進めてまいります。 これらの対応策により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
事業等のリスク6,488字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項において、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業環境に関わるリスク ① 景気動向・経済情勢等の影響について 当社の属する不動産業界、ホテル・観光業界におきましては、景気動向・経済情勢、金利動向、税制等の影響を受けやすい特性があります。そのため、景気動向・経済情勢等の大幅な悪化や大幅な金利の上昇、税制等の変動等が発生した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について ホテル運営事業におけるホテル施設の定期建物賃貸借契約の賃料や、不動産再生事業における不動産の購入価格が高騰するとともに、競合企業との価格競争が厳しくなることが考えられます。競合企業との価格競争により、当社グループが定期建物賃貸借又は投資の対象とする物件を賃貸借契約又は取得できなくなった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 定期建物賃貸借契約について 当社グループは、ホテル運営事業において、ホテル施設の定期建物賃貸借契約を締結し、自社でホテル施設を運営しています。定期建物賃貸借契約では、長期契約が一般的であり、ホテル施設の運営が予定どおりに進まない場合においても、契約期間の満了まで解約ができないことが考えられ、これにより賃料が継続的に発生することで、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 不動産事業について (ⅰ)不動産事業の特性 不動産事業では、当社グループにおいて販売を目的として不動産を保有する事業を行っています。そのため、低金利は継続しておりますが、将来金利が上昇する等の金融情勢、あるいは不動産市況の上昇による投資利回りの低下並びに金融収縮等により不動産取得に対しての金融機関の融資姿勢が厳格化される等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ)有利子負債への依存度について 当社グループは、物件取得時に仕入価格相当額を主に金融機関からの借入れにより調達しているため、総資産に対する有利子負債への依存度が比較的高くなる可能性があります。 今後は、株主資本の充実、取引金融機関数の増加及び資金調達手法の多様化による有利な条件での資金調達等に注力してまいりますが、金融情勢の変化等により金利水準が上昇した場合には、資金調達コストが増加し当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、資金調達については、特定の金融機関に依存することなく、案件ごとに複数の金融機関と交渉しプロジェクトを進めておりますが、金融環境の変化等により資金調達が不十分な場合には、案件の取り進めが実施できなくなる等、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅲ)在庫リスクについて 当社グループは、物件情報の入手、不動産の仕入段階から市況等のマーケット分析や販売候補先等を勘案した上で営業戦略を立て、物件を取得しております。取得後は、計画に則って主に1年以内の売却を目処に活動を行っておりますが、突発的な市況の変動等、何らかの理由により計画どおりに売却が進まずに在庫として滞留した場合、並びに在庫評価の見直しに伴い棚卸資産評価損を計上する場合がある等、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅳ)資金繰りリスクについて 当社グループは、販売用不動産が計画から大きく下回る価格にて売却せざるをえない場合、又は売却そのものが難しい場合には、資金繰りが著しく悪化し、借入金の返済に支障をきたす可能性があります。 (ⅴ)外注・業務委託について 当社グループは、不動産の再生を行っており、設計、建築工事等を設計会社、建築会社等に外注・業務委託しております。また、物件個々に最適な再生を行うことを特徴としているため、再生手法も物件個々により異なり、設計、建築工事等を標準化してコストダウンを図ることは現状では難しい状況にあります。そのため、物件個々の再生に適した設計及び建築工事を行うために、その都度、設計能力・設計実績、建築能力・建築実績、コスト及び財務内容等を総合的に勘案した上で、最適な外注・業務委託先を選定しております。 しかしながら、外注・業務委託先が経営不振に陥った場合や設計、建築工事に問題が発生した場合には、不動産の再生に支障をきたすことや再生物件の売却後の品質保証が受けられなくなる等の可能性があり、その場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅵ)物件の売却時期による業績の変動について 当社グループは、保有物件のバリューアッププラン策定もしくはバリューアップ完了後に投資家に対して売却を行いますが、当該事業の売上高及び売上原価は物件の売却時に計上されます。また、一取引当たりの金額が非常に高額となっていること及び年間の売却物件数が少ないこと等から、売却時期による業績の変動は大きいものとなっております。従いまして、物件の売却時期により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ グロース市場上場維持基準への抵触のリスクについて 当社は、株式会社東京証券取引所にて2022年4月適用の新市場区分についてグロース市場を選択しておりますが、2026年3月末時点におけるグロース市場の上場維持基準への適合状況は、「時価総額」については基準を充たしておりません。当社は2026年4月より1年間の改善期間中であり、改善期間内に基準に適合しなかった場合には、一定の監理銘柄(確認中)指定期間及び整理銘柄指定期間を経て上場廃止となります。 (2) 法的規制及び訴訟等に関するリスクについて ① 不動産事業に関わる法的規制について 当社は、不動産流通業者として、「宅地建物取引業法」に基づく免許を受け、不動産の流通、賃貸業務等を行っており、当該免許は当社の主要な事業活動に必須であります。当連結会計年度末現在、当社グループには、当該免許の取消事由・更新欠格事由に該当する事実は存在しておりません。しかしながら、今後、何らかの理由により、当該免許が取消される又は更新が認められない場合には、当社グループの事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループ保有物件において増改築、大規模修繕、大規模な模様替え等の工事を伴うバリューアップを実施する際には、当社グループは建築主として「建築基準法」等の規制を受けます。そのため、これらの関係法規の改廃や新たな法的規制の新設等によっては、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は「金融商品取引法」に基づく金融商品取引業者として、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業に登録しており、関連する各種法令により規制を受けております。 (宅地建物取引業者免許の概要) 免許証番号:東京都知事(2)第105555号 有効期間:2025年11月21日から2030年11月20日まで (金融商品取引業者登録の概要) 登録番号:関東財務局長(金商) 第1732号 第二種金融商品取引業 登録年月日:2008年2月7日 投資助言・代理業 登録(追加):2020年12月22日 ② 訴訟の可能性について 当社グループが売却した物件における瑕疵の発生、当社グループが管理する物件における管理状況に対する顧客からのクレーム、入退去時のテナント等とのトラブル等を起因とする、又はこれらから派生する訴訟その他の請求が発生する可能性があります。これらの訴訟等の内容及び結果によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 不動産の欠陥・瑕疵について 当社グループは、基準に合った物件に対し自己勘定による投資を行っております。販売用不動産の取得に際しては、当社にてデューデリジェンスを行うほか、原則として第三者機関からエンジニアリングレポート(専門家が建物を診断し、その物理的な状況を評価した報告書)を取得した上で、不動産の欠陥・瑕疵等(権利、地盤地質、構造、環境等)のリスク回避に努めております。 しかしながら、万一、当社グループ取扱物件において何らかの事情によって欠陥・瑕疵が判明した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 個人情報保護について 当社グループは、事業活動を行う上で顧客の個人情報を取り扱うことがあります。個人情報の管理については、当社グループが策定した個人情報保護マニュアルに則り、施錠管理及びパスワード入力によるアクセス制限等の管理を行い、厳重に管理をしております。また、役職員に対しましては、個人情報保護の重要性並びに当該マニュアルの運用について継続的に周知徹底を図っております。しかしながら、万一、当社グループの保有する個人情報が外部に漏洩した場合あるいは不正使用された場合には、当社グループの信用の失墜、又は損害賠償等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業運営体制に関するリスク ① 小規模組織であることについて 当社グループは、当連結会計年度末現在、取締役4名、監査役3名、連結従業員48名と組織が小さく、内部管理体制も当該組織規模に応じたものとなっております。今後の事業拡大に応じて、内部管理組織の一層の強化・充実を図っていく方針であります。しかし、事業拡大に人的・組織的対応が伴わず管理体制の強化・充実が予定どおりに進まない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制の強化について 当社グループでは、企業価値の継続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、更に健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底して参りますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない状況が生じる場合、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 役員・社員の内部統制について 当社グループは、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、及びリスク管理を経営上の重要な課題のひとつと位置付けており、内部統制システムに関する基本方針を定め、同システムの継続的な充実・強化を図っております。また、業務運営においても役職員の不正や不法行為の未然防止に万全を期しております。 しかしながら、今後、万一役職員の不正や不法行為が発生した場合、当社グループの経営成績、財政状態及び社会的信用に影響が生じる可能性があります。 (4)継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、当連結会計年度末において4期連続で重要な営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、また重要なマイナスの営業キャッシュ・フローを計上しております。 2026年2月9日付で新株予約権付社債や新株予約権の発行による現預金の払込みがあり、2026年3月末で保有する現金及び預金は1,504百万円となっておりますが、これら新株予約権付社債や新株予約権の株式転換及び権利行使がされていないことから、引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。 当社グループでは、当該状況を解消すべく、次の対応策を行って進めております。 ①事業の収益構造の改善 当社グループの目指す事業モデルは、不動産事業を安定収益とし、ホテル運営事業において高い成長を目指すというものであり、「都市型アパートメントホテル開発」と「地方創生ホテル投資」の推進によるホテル運営収益の拡大を基本戦略としています。 しかしながら、新規開発ホテルの運営を行うことを目的とし、数年後に大きな将来収益が期待できるアパートメントホテルの運営権の確保に係る活動においては一定の成果がでておりますが、既存のリゾートホテルや旅館の運営権の新たな獲得は現時点で至っておらず、また、短中期における安定的な収益基盤として捉えている不動産事業においても、戸建宿泊施設の開発及び販売においても一部成果はでていますが、遅れが生じております。 このため、当社グループでは、各事業の収益改善策として次の施策に取り組んでおります。 (不動産事業) 不動産事業においては、安定事業であるプロパティマネジメントにおける収益増加を目指す一方、短中期での高収益が期待できる宿泊施設の転売、戸建宿泊施設の開発・販売へ注力してまいります。また、不動産事業における人材リソースを、これら施策へシフトさせ、かつ不動産人材の新たな獲得等により、不動産事業の収益力を高めて、収益基盤の強化を進めてまいります。 (ホテル運営事業) ホテル運営事業においては、当社グループのホテル運営会社である株式会社イントランスホテルズアンドリゾーツを中心として、ホテルの運営権の確保、運営受託、コンサルティングの案件取得に注力し、取引数を増加してまいります。また、ホテル運営や開発に精通する人材を獲得し、ホテル運営事業の規模拡大を目指し、収益を最大化してまいります。 (その他事業) 従来から進めてまいりました、インバウンド送客事業については、当社グループ会社であるイントランス上海を中心に進めてまいりましたが、同社の運営コストと業務効率性を重視し、2026年4月8日付取締役会で同社の解散及び清算を決議しました。 これにより、インバウンド送客事業の今後につきましては、固定費用の負担を軽減する形で、外部企業との連携により推進し、継続してまいります。 また、投資事業においては、当社グループ会社であるジャパンホテルインベストメント株式会社及びホスピタリティインベストメント合同会社のマネジメントにより、当社の主事業である不動産事業及びホテル運営事業に係る資金調達活動へ注力し、当社グループの事業が円滑に行われるためのサポートを行ってまいります。 その他、当社グループでは、主事業である不動産事業、ホテル運営事業の業務拡大を目指すため、相乗効果を期待できる事業への投資を、M&A、合弁及び業務提携といった手法により強化し、当社グループの収益拡大を進めてまいります。 ②費用構造の改善 2026年3月期においては役員報酬削減を実施しましたが、今後につきましては外部委託業務の見直しをはじめ、労働生産性の向上を図るための様々な施策を検討・実施します。また、事業に係る原価見直しや販売費及び一般管理費の抑制を図り、費用構造の改善を推進してまいります。 ③資金調達 2026年1月22日の取締役会において、ZUUターゲットファンド for INT投資事業有限責任組合を引受先とする新株予約権付社債及びETモバイルジャパン株式会社を引受先とする新株予約権の発行を決議し、同年2月9日に新株予約権付社債の発行額である1,297百万円及び新株予約権の発行額である6百万円、合わせて1,303百万円を調達いたしました。 その他、今後につきましては、早期に業績を回復させることにより、新株予約権付社債の株式転換や新株予約権の権利行使がされやすい環境を整え、自己資本の充実を目指します。また、与信を高めることにより、金融機関からの借入が実施可能な経営状態を目指し、キャッシュポジションの強化を進めてまいります。 これらの対応策により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)4,629字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中、景気は緩やかに回復しました。一方、米国の通商政策の影響による景気下振れ懸念に加え、原材料・エネルギー価格の高騰や物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響も、わが国の景気を下押しする要因となっており、依然として先行きは不透明な状況が続いています。 こうした中、当社グループが属する不動産業界においては、継続する低金利環境や円安等を背景に、海外投資家の国内不動産に対する注目度は高く、供給・需要とも継続して堅調に推移しているものの、土地価格及び建設工事費等の原価高騰による不動産価格の高額化等、引き続き注意を要する状況にあります。 また、当社が注力するホテル運営業界では、日中関係の影響による中国人観光客の訪日観光客数の減少等、先々の懸念はあるものの、その他の地域からの訪日旅行者数は順調に推移しており、今後も期待できるものと考えております。 このような状況の下、当社グループでは、創業以来の不動産事業に加え、新たな事業領域でありますホテル運営事業の取り組みを加速させ、事業領域の拡大と企業価値の向上を目指してまいりました。 当社グループの目指す事業モデルは、不動産事業を安定収益とし、ホテル運営事業において高い成長を目指すというものであり、「都市型アパートメントホテル開発」と「地方創生ホテル投資」の推進によるホテル運営収益の拡大を基本戦略としています。 上記により、不動産事業においては、プロパティマネジメント事業の他、より短期間で収益の確保が期待できるインバウンド向け宿泊施設の開発・売却や、宿泊施設の不動産売買等へ注力してまいりました。 また、ホテル運営事業においては、既存ホテルの運営の他、新規開発ホテルの運営を行うことを目的とした都市型アパートメントホテルの運営権の確保、及びリゾートホテルや旅館の運営権を確保するための活動に注力してまいりました。 その他、その他事業として、連結子会社である瀛創(上海)商務咨洵有限公司(以下、「イントランス上海」といいます。)において、当社グループのホテルを含めたインバウンド送客を推進し、併せて、連結子会社であるジャパンホテルインベストメント株式会社を中心として、ホテル施設への投資のためのファンド組成・運営を目指して資金調達の活動へ注力してまいりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は1,073,740千円(前年同期比30.1%増)、営業損失は417,123千円(前連結会計年度は営業損失352,518千円)、経常損失は499,148千円(前連結会計年度は経常損失429,247千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は501,362千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失432,377千円)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。 (不動産事業) 不動産事業につきましては、当連結会計年度において、主にプロパティマネジメント事業、宿泊施設の転売、戸建宿泊施設の開発・販売に注力し、売上高は378,773千円(前年同期比55.4%増)、セグメント利益(営業利益)は38,462千円(前年同期比6.3%減)となりました。 (ホテル運営事業) ホテル運営事業につきましては、当連結会計年度において、既存ホテルの運営を行った他、新規開発及び既存ホテル・旅館の運営権確保に注力してまいりましたが、新たな運営権の確保には至らず、売上高は694,732千円(前年同期比19.5%増)、セグメント損失(営業損失)は61,789千円(前年同期は営業損失60,705千円)となりました。 (その他) その他事業につきましては、当連結会計年度において、中華圏からの国内インバウンド送客を担う連結子会社のイントランス上海における国内インバウンド送客事業を推進しましたが、グループ内ホテルへの送客に留まったため、収益は限定的となりました。 なお、イントランス上海につきましては、同社の運営コストと業務効率性を重視し、2026年4月8日付当社取締役会で解散及び清算を決議しました。 併せてジャパンホテルインベストメント株式会社を中心としたホテル投資事業へのファンド組成等を目的とした投資家確保に向けた取り組みを進めましたが、大きな進展はなく、当該事業において、売上高は234千円(前年同期は106千円)、セグメント損失(営業損失)は23,547千円(前年同期は営業損失25,487千円)となりました。 b.財政状態の状況 当連結会計年度末における資産につきましては、流動資産は前連結会計年度末に比べ1,058,544千円増加し1,773,172千円となりました。これは主として、現金及び預金が969,075千円増加したこと等によるものです。 固定資産は前連結会計年度末と比べ32,727千円増加し369,551千円となりました。これは主として、敷金及び保証金が37,574千円増加したこと等によるものです。繰延資産は、開業費が3,508千円減少し、4,385千円となりました。この結果、資産合計は前連結会計年度末と比べ1,087,763千円増加し、2,147,109千円となりました。 当連結会計年度末における負債につきましては、流動負債は前連結会計年度末と比べ235,641千円増加し481,172千円となりました。これは主として、1年内償還予定の社債が260,000千円増加したこと及び株主優待引当金が6,399千円減少したこと等によるものです。固定負債は前連結会計年度末に比べ1,349,207千円増加し1,427,293千円となりました。これは主として転換社債型新株予約権付社債が1,309,320千円増加したこと及びデリバティブ債務が41,143千円増加したこと等によるものです。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ1,584,849千円増加し、1,908,465千円となりました。 当連結会計年度末における純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ497,085千円減少し、238,643千円となりました。これは主として、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が501,362千円減少したこと等によるものです。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、1,504,881千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は502,241千円(前連結会計年度は391,619千円の使用)となりました。これは主として、税金等調整前当期純損失499,148千円の計上等によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は68,570千円(前連結会計年度は238,399千円の使用)となりました。これは主として、差入保証金の差入による支出40,000千円の計上等によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は1,540,278千円(前連結会計年度は276,309千円の獲得)となりました。これは主として、社債の発行による収入1,544,979千円の計上等によるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、不動産事業、ホテル運営事業を主体としており、生産業務を定義することが困難であるため、生産実績の記載は省略しております。 b.受注状況 当社グループは、受注生産を行っていないため、受注実績の記載は省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高 (千円)   前年同期比(%) 不動産事業   378,773   55.4 ホテル運営事業   694,732   19.5 その他事業   234   119.5 合計   1,073,740   30.1 (注)1  セグメント間取引については、相殺消去しております。 2  当連結会計年度において、不動産事業の販売実績に著しい変動がありました。その内容については、「第2「事業の状況」4「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況」をご参照ください。 3  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 株式会社みらいマップ(注)   -   -   145,029   13.5 (注)   株式会社みらいマップの前連結会計年度については、販売実績がないため、記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は「(1)経営成績等の状況の概要」に記載の通りであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載の通りであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、主に営業活動から得られる自己資金及び金融機関からの借入を資金の源泉としております。販売用不動産取得における資金需要につきましては、借入金にかかる金利等の資金調達費用の最小化を図る対応をしております。また、販売費及び一般管理費等における資金需要につきましては、営業活動から得られる自己資金により賄っております。

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開示資料

出典

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