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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ヒューリック

Hulic Co.,Ltd.3003 · Prime · 不動産業

東京23区の駅近を中心に約250件の賃貸物件を保有・管理する大手不動産会社。オフィス・商業ビル等の開発・賃貸・アセットマネジメントが主力。

概要

ヒューリックは、東京都心を中心に約250件の賃貸物件を保有・管理する総合不動産会社である。1957年に日本橋興業として創業、2007年に現社名へ変更し、2008年に東証一部上場。2025年12月期の連結営業収益は7,274億円、営業利益1,868億円、従業員数約3,500人。不動産事業が収益の約9割を占め、保険、ホテル、教育などにも事業を広げる。

不動産事業が連結収益の約9割を占める収益構造

ヒューリックグループの連結営業収益の約9割は不動産事業から生まれる。同事業は不動産賃貸、開発・建替、アセットマネジメント、バリューアッド型の取得・販売で構成される。2025年12月期の不動産事業営業収益は6,374億円、営業利益1,981億円。賃貸物件からの安定収入に加え、物件売却益や開発利益も貢献する。保険事業(営業収益39億円)、ホテル・旅館事業(542億円)、その他(456億円)が続く。

東京23区に集中する約250件・131万㎡の賃貸ポートフォリオ

同社は東京23区の駅近を中心に約250件(販売用除く)の賃貸物件を保有し、賃貸可能面積は約131万㎡にのぼる。オフィスビルが主体だが、商業施設や住宅も含む。ポートフォリオ戦略ではオフィス比率50%以下、重点エリア比率50%を目標に掲げ、インフレ耐性のある都市型データセンターへの投資も進める。2025年には埼玉県三郷市に物流施設、札幌にオフィスビルを竣工した。

保険・ホテル・教育など多角化事業の展開

保険事業では連結子会社ヒューリック保険サービスが法人向けを主力に損害保険・生命保険の代理店業務を手掛ける。ホテル・旅館事業では「THE GATE HOTEL」「ビューホテル」「ふふ」の3ブランドを運営し、インバウンド需要を取り込む。その他セグメントには建築工事請負(ヒューリックビルド)、こども教育(リソー教育グループ)、再生可能エネルギー発電所・蓄電所の開発・管理、介護食事業(クックデリ)などが含まれる。

高い営業利益率と成長投資を両立する財務基盤

2025年12月期の連結営業利益率は25.7%(営業利益1,868億円/営業収益7,274億円)と高水準を維持する。総資産は3兆5,060億円、自己資本比率は26.8%。日本格付研究所から「AA-」格を取得。同社は2026〜2036年の新・中長期経営計画を策定し、不動産事業の高度化とともに、観光・教育・環境インフラなどへの投資を通じて事業ポートフォリオの強化を図る方針である。

業界の中での役割は不動産賃貸・開発・アセットマネジメント事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
7,274億円
営業利益
1,868億円
営業利益率
25.7%
純利益
1,143億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01不動産事業主力

東京23区の駅近を中心に約250件の賃貸物件を保有・管理し、賃貸可能面積約131万㎡。不動産取得・バリューアッドビジネスによる取得・販売、開発・建替による賃料収入増強、ヒューリックリート投資法人等へのアセットマネジメント業務を行う。連結営業収益の約9割を占める。

主な製品・サービス4
不動産賃貸
オフィスビル、商業施設等の賃貸による安定的な収益。
不動産開発・建替
保有物件の建替や好立地での新規開発による付加価値創出。
アセットマネジメント
ヒューリックリート投資法人等の資産運用業務。
不動産取得・販売(バリューアッド)
不動産の取得・バリューアップ・販売による売却益獲得。

02保険事業準主力

連結子会社ヒューリック保険サービスが損害保険・生命保険の代理店業務を展開。法人向けを主力に個人向けもカバー。

主な製品・サービス1
保険代理店サービス
火災保険、自動車保険等の損害保険代理店業務、定期保険、養老保険等の生命保険募集業務。

03ホテル・旅館事業副次

「THE GATE HOTEL」「ビューホテル」「ふふ」シリーズ等のホテル・旅館の運営を子会社を通じて行う。

主な製品・サービス1
ホテル・旅館運営
「THE GATE HOTEL」「ビューホテル」「ふふ」等のブランドでの宿泊施設運営。

04その他(建築、教育、エネルギー等)その他

建築工事請負・設計監理、こども教育事業(リソー教育グループ)、再生可能エネルギー発電所・蓄電所開発・管理、介護施設向け完全調理済み食品の販売等。

主な製品・サービス4
建築工事請負
保有ビルの営繕工事、テナント内装工事等。
こども教育サービス
リソー教育グループによる学習塾等の教育関連サービス。
環境インフラ事業
再生可能エネルギー発電所・蓄電所の開発・管理、小売電気事業。
介護食事業
クックデリによる完全調理済み食品の企画開発・販売。

製品と技術

都心オフィスビルを中心とする不動産賃貸

同社の主力事業は東京23区の駅近立地に集中するオフィスビル等の賃貸である。保有物件の多くは自社開発・建替により質を高め、安定的な賃料収入を生む。2025年12月期末で約250件の物件を管理し、賃貸可能面積は約131万㎡。物件の入替えやバリューアップにより収益力の向上を図っている。

ヒューリックリート投資法人によるアセットマネジメント

連結子会社ヒューリックリートマネジメントは、上場J-REITであるヒューリックリート投資法人の資産運用を受託。同投資法人は主にオフィスビルに投資する。また、ヒューリック不動産投資顧問はプライベートリート投資法人の運用を担う。これらを通じて、グループの物件をリートに売却する出口戦略と安定的な運用報酬を得ている。

「THE GATE HOTEL」「ふふ」などのホテルブランド

ホテル・旅館事業では3つのブランドを展開する。「THE GATE HOTEL」は都市型ホテル、「ビューホテル」はリゾートホテル、「ふふ」は高級旅館である。運営は子会社ヒューリックホテルマネジメントとヒューリックふふが行う。2025年12月期の同事業営業収益は542億円で、インバウンド需要を取り込み好調に推移した。

再生可能エネルギーと蓄電所の環境インフラ事業

2021年設立のヒューリックエナジーソリューションが再生可能エネルギー発電所および蓄電所の開発・管理、小売電気事業を手掛ける。2029年までに自社使用電力の再エネ100%化と蓄電池事業化を目標とする。また、介護食事業ではクックデリが完全調理済み食品を販売しており、高齢者・健康事業への展開も進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

都市再生で急成長、収益性トップ

ヒューリックは東京都心を中心にオフィス・商業施設を開発・保有する不動産会社。同業の大東建託が賃貸住宅建築主体でストック型収益が中心なのに対し、ヒューリックは開発売却と賃貸のバランスが取れ、営業利益率27.6%(2024/12期)と業界最高水準を誇る。2025/12期も25.7%と高収益を維持する見通し。成長の原動力は再開発案件の大型化・高付加価値化にある。

強み

  • オフィスビル開発・賃貸で営業利益率25%超を達成し、業界トップクラス。
  • 東京駅前・渋谷など一等地で大型プロジェクトを手掛け、物件価値向上。
  • 売却と賃貸の両輪で安定収益と成長を両立、市況変動に強い。
  • 安定したキャッシュフローを背景に、自己資本比率が高く、投資余力がある。

課題

  • 東京都心に特化しており、地価下落や需要減の影響を直接受ける。
  • 変動金利の借入比率が高く、金利上昇で利益が圧迫される可能性。
  • 同業の大東建託なども都市開発を強化、優良物件の取得競争が激しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がヒューリック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
11925大和ハウス工業3.1兆円8.4倍
28830住友不動産3.1兆円14.5倍
31928積水ハウス2.3兆円8.6倍
43407旭化成2.3兆円14.1倍
59021西日本旅客鉄道1.4兆円10.8倍
63003ヒューリック1.4兆円11.3倍
73099三越伊勢丹ホールディングス1.2兆円15.5倍
89042阪急阪神ホールディングス1.2兆円14.1倍
91878大東建託1.1兆円11.1倍
109024西武ホールディングス1.1兆円22.8倍
119005東急1.0兆円10.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

日本橋興業として創業した1957年

1957年3月、東京都中央区八重洲に資本金3千万円で日本橋興業株式会社を設立。不動産業務と保険代理店業務を目的とした。同年6月には損害保険代理店業務を開始し、1965年には旧富士銀行の全国149店舗の保険代理店業務を継承。不動産と保険の二本柱で事業基盤を築いた初期段階である。

合併と商号変更で成長した2000年代

2000年に15ビルを保有するフォワードビルディングを合併。2007年1月、商号をヒューリック株式会社に変更。2008年11月には東京証券取引所市場第一部に上場。2010年には保険代理店事業を子会社に分割すると同時に、千秋商事及び芙蓉総合開発と合併し、事業規模を拡大した。

昭栄との合併で物件ポートフォリオを拡充した2012年

2012年7月、旧昭栄株式会社と合併。これにより銀座や丸の内など一等地の物件を取得し、賃貸ポートフォリオを大幅に強化。同年10月にはヒューリック本社ビルが竣工し、本社を現在の東京都中央区日本橋大伝馬町へ移転。この合併が現在の都心集中型ポートフォリオの礎となった。

リート事業に参入した2013年~2014年

2013年4月、ヒューリックリートマネジメント株式会社を設立。同年11月にはヒューリックリート投資法人を設立し、J-REIT事業に参入。2014年2月には同投資法人が東証に上場。2016年にはプライベートリート運営会社を設立し、アセットマネジメント業務を拡大。これにより自社保有不動産の出口戦略が多様化した。

ホテル・旅館事業を拡大した2018~2022年

2018年7月に「ふふ」ブランドを運営するヒューリックふふを子会社化。同年9月にはポルテ金沢などを取得。2019年には日本ビューホテルを子会社化し、2022年には東京ベイ舞浜ホテルを取得。これらのホテルは後にヒューリックホテルマネジメントに統合され、3ブランド体制で運営されている。

教育事業と環境事業に進出した2023~2024年

2023年9月、CROSSCOOP(現ヒューリックビズフロンティア)を子会社化。2024年5月には株式会社リソー教育(現リソー教育グループ)を子会社化し、こども教育事業に本格参入。また2021年に設立したヒューリックエナジーソリューションを通じて再生可能エネルギー発電所・蓄電所の開発を進め、事業領域を拡大している。

年表37件を開く

1950年代

  • 1957年3月不動産業務、保険代理店業務等を目的として、東京都中央区八重洲に、資本金3千万円にて日本橋興業㈱の商号で設立
  • 1957年6月損害保険代理店業務を開始

1960年代

  • 1960年6月阪都不動産管理㈱(現ヒューリックビルマネジメント㈱)設立(現連結子会社)
  • 1965年3月本社を日本橋富士ビルへ移転
  • 1965年11月旧㈱富士銀行(現㈱みずほ銀行)の全国営業店149ヶ店の保険代理店業務を継承

2000年代

  • 2000年11月M&A小舟町Fビル(ヒューリック小舟町ビル)等15ビルを保有する㈱フォワードビルディングを合併
  • 2001年4月かけ橋企画㈱(現ヒューリックビルド㈱)設立(現連結子会社)
  • 2007年1月商号変更商号をヒューリック㈱に変更
  • 2008年11月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2010年代

  • 2010年3月ヒューリック保険サービス㈱設立(現連結子会社)
  • 2010年7月保険代理店事業をヒューリック保険サービス㈱に会社分割
  • 2010年7月M&A千秋商事㈱及び芙蓉総合開発㈱と合併
  • 2011年4月ヒューリックホテルマネジメント㈱設立(現連結子会社)
  • 2011年7月M&A千秋オフィスサービス㈱(ヒューリックオフィスサービス㈱)を子会社化(ヒューリックオフィスサービス㈱はヒューリックプロサーブ㈱が吸収合併)
  • 2012年7月M&A旧昭栄㈱と合併
  • 2012年10月ヒューリック本社ビル竣工、本社を移転
  • 2013年4月ヒューリックリートマネジメント㈱設立(現連結子会社)
  • 2013年11月創業ヒューリックリート投資法人設立
  • 2014年2月ヒューリックプロサーブ㈱設立(現連結子会社)
  • 2015年1月スマート・ライフ・マネジメント㈱設立(清算結了)
  • 2015年12月M&A㈱シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズと合併
  • 2016年11月ヒューリックプライベートリートマネジメント㈱設立(現ヒューリック不動産投資顧問㈱、現連結子会社)
  • 2017年8月ヒューリックプロパティソリューション㈱設立(現連結子会社)
  • 2017年9月創業ヒューリックプライベートリート投資法人設立
  • 2017年11月M&Aヒューリックアグリ㈱を子会社化(現連結子会社)
  • 2018年7月M&Aヒューリックふふ㈱を子会社化(現連結子会社)
  • 2018年9月M&A㈱ポルテ金沢(現連結子会社)、㈱モスを子会社化(㈱モスはヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)
  • 2019年8月M&Aヒューリックホテルマネジメント京都㈱設立(ヒューリックホテルマネジメント京都㈱はヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)
  • 2019年9月M&A日本ビューホテル㈱を子会社化(日本ビューホテル㈱はヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)

2020年代

  • 2020年4月M&A連結子会社であるヒューリックプロサーブ㈱がヒューリックオフィスサービス㈱を吸収合併
  • 2021年2月観光事業をヒューリックホテルマネジメント㈱に会社分割
  • 2021年7月ヒューリックアドバンスエナジー㈱(現ヒューリックエナジーソリューション㈱)設立(現連結子会社)
  • 2022年3月M&A㈱東京ベイ舞浜ホテルを子会社化(㈱東京ベイ舞浜ホテルはヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
  • 2023年9月M&ACROSSCOOP㈱(現ヒューリックビズフロンティア㈱)を子会社化(現連結子会社)
  • 2023年10月M&A連結子会社であるヒューリックホテルマネジメント㈱がヒューリックホテルマネジメント京都㈱、㈱モス、日本ビューホテル㈱、㈱東京ベイ舞浜ホテルを吸収合併
  • 2024年5月M&A㈱リソー教育(現㈱リソー教育グループ)を子会社化(現連結子会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結経常利益2025/12まで1,729億円(2025年実績)
  • 経常利益(旧計画目標)2029/12まで1,800億円
  • オフィス比率50%以下
  • 重点エリア比率50%
  • データセンター総IT容量2036/12まで100MW超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    不動産事業の高度化と効率化

    賃貸・売却・連結利益最大化を目指し、流動性の高いアセットやインフレ耐性アセットへの投資、高難度バリューアッド、データセンター事業(2036年までに総IT容量100MW超)を推進。

  2. 02

    収益力の複合化と事業ポートフォリオ拡大

    M&Aやアセット活用により観光・こども教育、環境・インフラ、高齢者・健康、次世代産業アセット、スポーツ・エンタメ事業の収益最大化を図り、成長領域へ事業拡大する。

  3. 03

    財務規律の維持・向上と資本政策の強化

    格付AA維持と成長投資の両立のため、厳格なバランスシートコントロール、高いROE維持、適切な財務レバレッジ、株主還元強化を推進。

  4. 04

    サステナビリティ経営の進化

    脱炭素(2029年全保有建物使用電力100%再エネ化)、災害対策(2029年までに高耐震建物比率100%)、人的資本・ガバナンス強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で3,495人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は2,295万円で、9期前と比べて+30.4%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は7.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月836
2017年12月862
2018年12月936
2019年12月1,76139.06.01,878
2020年12月1,70839.06.01,934
2021年12月1,80339.06.01,496
2022年12月1,90439.06.01,347
2023年12月1,90838.06.01,357
2024年12月2,03638.06.02,8285,778
2025年12月2,29539.07.03,4955,345

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社31(国内 31 / 海外 0、うち連結子会社 22) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
ヒューリック神宮前タワービルディング — 東京都渋谷区721億円
晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーY — 東京都中央区631億円
ヒューリック神谷町ビル — 東京都港区611億円
オリナスモール・オリナスコア — 東京都墨田区429億円
住友商事千里ビル — 大阪府豊中市374億円
舞浜ビューホテル by HULIC — 千葉県浦安市342億円
新宿武蔵野ビル — 東京都新宿区293億円
ヒューリック銀座7丁目ビル — 東京都中央区226億円
ヒューリックロジスティクス三郷 — 埼玉県三郷市219億円
グランドスケープ池袋(底地) — 東京都豊島区205億円
ほか9件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ヒューリックビルマネジメント㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ヒューリックリートマネジメント㈱
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ヒューリック不動産投資顧問㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ヒューリックプロパティソリューション㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ヒューリックビズフロンティア㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱レーサム(注)4、6、11
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    渋谷一丁目開発㈱
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権95.0%
  • 国内
    ㈱ポルテ金沢
    石川県金沢市 · 連結子会社
    議決権69.0%
  • 国内
    新宿三丁目プロパティ合同会社(注)2、3
    東京都港区 · 連結子会社
  • 国内
    合同会社菖蒲プロパティ(注)2、3
    東京都千代田区 · 連結子会社
  • 国内
    HKB合同会社(注)2、3
    東京都千代田区 · 連結子会社
  • 国内
    ヒューリック保険サービス㈱
    東京都台東区 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社19社を開く
  • ヒューリックホテルマネジメント㈱東京都中央区100%
  • ヒューリックふふ㈱東京都中央区93%
  • ヒューリックビルド㈱東京都中央区100%
  • ヒューリックエナジーソリューション㈱(注)8東京都中央区100%
  • 鉱研工業㈱(注)7東京都豊島区100%
  • ヒューリックアグリ㈱東京都中央区89%
  • ㈱リソー教育グループ(注)5、9東京都豊島区51%
  • クックデリ㈱大阪市西区51%
  • ヒューリックプロサーブ㈱東京都中央区100%
  • 平和管財㈱東京都中央区35%
  • 東京不動産管理㈱東京都墨田区24%
  • 合同会社保育園みらいファンド(注)2東京都港区
  • 合同会社芝口橋インベストメント(注)2東京都千代田区
  • さくら橋特定目的会社東京都千代田区
  • 合同会社アトラス(注)2東京都中央区
  • HKロジスティクス合同会社(注)2東京都千代田区
  • ㈱南アルプス農園(注)10山梨県中央市49%
  • DEH1㈱東京都千代田区49%
  • アストマックス㈱(注)4、5東京都品川区18%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    未踏会議2018の会場等借上契約
    情報処理推進機構 · 2018-02-13
    244万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は7,274億円営業利益1,868億円前期と比べると増収増益で、売上が+23.0%、利益が+14.3%。

売上高
+23.0%
7,274億円
営業利益
+14.3%
1,868億円
純利益
+11.7%
1,143億円
営業利益率
25.7%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高7,274億円
営業利益2,100億円1,868億円
純利益1,210億円1,143億円
1株あたり配当¥67¥67

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

半期ごとの推移

10期分

直近は2026年上期で、売上は4,166億円、営業利益は803億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2017年下期2,896151
2018年下期2,875161
2019年下期3,573220
2020年下期3,396349
2021年下期4,471291
2022年下期5,234305
2023年下期4,464359
2024年下期5,91694516.0582
2025年下期7,2741,11715.4694
2026年上期4,16680319.3500

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。四半期報告書の廃止(2024年)以降は半期の粒度になります。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は943億円から7,274億円へ7.7倍に増えた。直近期の営業利益率は25.7%。売上は2期、純利益は13期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
旧昭栄㈱と合併
2012年12月943200115
ヒューリックリート投資法人設立
2013年12月1,084260160
ヒューリックプロサーブ㈱設立(現連結子会社)
2014年12月2,128343224
㈱シンプレクス・インベストメント・アドバイザーズと合併
2015年12月1,700425336
ヒューリックプライベートリートマネジメント㈱設立(現ヒューリック不動産投資顧問㈱、現連結子会社)
2016年12月2,158514349
ヒューリックプライベートリート投資法人設立
2017年12月2,896619424
ヒューリックふふ㈱を子会社化(現連結子会社)
2018年12月2,875725495
ヒューリックホテルマネジメント京都㈱設立(ヒューリックホテルマネジメント京都㈱はヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)
2019年12月3,573846588
連結子会社であるヒューリックプロサーブ㈱がヒューリックオフィスサービス㈱を吸収合併
2020年12月3,396956636
ヒューリックアドバンスエナジー㈱(現ヒューリックエナジーソリューション㈱)設立(現連結子会社)
2021年12月4,4711,096696
㈱東京ベイ舞浜ホテルを子会社化(㈱東京ベイ舞浜ホテルはヒューリックホテルマネジメント㈱が吸収合併)
2022年12月5,2341,232792
CROSSCOOP㈱(現ヒューリックビズフロンティア㈱)を子会社化(現連結子会社)
2023年12月4,4641,374946
㈱リソー教育(現㈱リソー教育グループ)を子会社化(現連結子会社)
2024年12月5,9161,6341,54327.61,023
2025年12月7,2741,8681,72925.71,143

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高7,274億円のうち、営業利益として残るのは1,868億円25.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1,143億円、売上の15.7%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価など作る・仕入れるのにかかったお金61.9%4,506億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.4%900億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.7%1,868億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+16.1pt
25.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+9.5pt
15.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.1pt
13.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが2,692億円、投資CFが−5,445億円で、差し引きのフリーCFは−2,753億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は1,307億円で、売上の2.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月85−306209−221122
2013年12月111−495428−384166
2014年12月841−838423211
2015年12月363−2,8462,579−2,483310
2016年12月1,084−1,110−57−26227
2017年12月457−1,8911,485−1,434280
2018年12月1,310−2,5811,310−1,271318
2019年12月2,312−3,5831,415−1,271484
2020年12月2,023−3,4311,874−1,408947
2021年12月2,917−2,8691,066482,061
2022年12月2,661−3,453114−7921,383
2023年12月2,708−2,983−280−275828
2024年12月3,534−6,0203,006−2,4861,343
2025年12月2,692−5,4452,723−2,7531,307

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は3.5兆円。このうち返さなくてよい自己資本が9,392億円で、自己資本比率は26.0%(業種中央値32.8%より薄い)

決算期総資産兆円自己資本億円負債兆円自己資本比率%
2012年12月0.641,4990.4923.2
2013年12月0.721,7730.5424.4
2014年12月0.772,0540.5726.1
2015年12月1.093,1700.7728.6
2016年12月1.133,4110.7929.7
2017年12月1.353,7890.9727.7
2018年12月1.534,0411.1226.2
2019年12月1.784,6191.3125.8
2020年12月2.024,8901.5324.0
2021年12月2.216,3831.5728.8
2022年12月2.326,8721.6329.5
2023年12月2.487,6931.7130.8
2024年12月3.058,5632.1927.3
2025年12月3.519,3922.5726.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
1,311億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5,939億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
35億円
在庫として抱えている分
負債合計
2.6兆円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
77
/ 100
安定性自己資本比率17 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率131社中9位あたり、逆に低いのは自己資本比率131社中106位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.0%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.7%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
26.0%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
22.9%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,771で、1年前と比べて+16.5%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥1,771-1.5%1ヶ月+3.3%1年+16.5%時価総額1.4兆円
過去52週の値幅
安値¥1,525.5高値¥2,094

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.3倍
PER (会社予想)11.1倍
PBR1.42倍
配当利回り3.78%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月21日時点で1780円となり、前日比0.94%上昇。1ヶ月では0.14%とほぼ横ばい。25日移動平均線(1769円)を約0.6%上回り、75日線(1720円)に対しては約3.5%のプラス乖離。52週高値2094円からは約15%下落した一方、52週安値1525円に対しては約17%上回る。出来高は8月21日160万株とやや低調で、方向感を欠く展開。RSIは55.5と中立圏。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは11.22倍と同業界平均の14.81倍を下回り、PBRも1.41倍で平均の1.83倍より低い。ROEは13%と高く、収益性は良好。配当利回りは3.8%と平均の3.02%を上回り、株主還元も充実している。配当性向は43.8%と適切な水準で、成長と還元のバランスが取れている。業績は増収増益基調で、バリュエーションは割安圏内。

指標この会社業種平均
PER (実績)11.3倍14.9倍
PER (予想)11.1倍
PBR1.42倍1.84倍
ROE13.0%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、都心オフィス需要の変動と、金利上昇局面での資金調達・評価損の影響。強気派は、一等地の安定賃貸収入と再開発による資産価値向上で、高収益を維持できるとみる。一方弱気派は、空室率上昇による賃料低下や、金利上昇による含み損拡大・評価損を懸念する。2025年は売上高増加予想だが、営業利益率は低下見込み。

プラスに働く材料7
  • 安定した賃貸収入

    都心一等地の賃貸需要は底堅く、稼働率は高水準。

  • 再開発による成長

    大型案件の開発で長期的な資産価値向上が期待。

  • 高収益体質

    営業利益率27%超と同業他社と比べて高い収益性。

  • 都心オフィス賃料上昇が収益を押上げ継続影響

    売上高は7,274億円と前期比23%増、賃貸収入が堅調。

  • 大型物件売却で特別利益計上2026年下期影響

    純利益1,143億円と過去最高、開発利益が寄与。

  • 純利益が3期連続増加通年影響

    純利益は946億円→1,023億円→1,143億円と増加。

  • 配当利回り3.85%の魅力次回株主総会影響

    配当利回り3.85%、PBR1.39倍。下支え要因。

マイナスに働く材料7
  • 都心オフィスの供給過剰

    今後大量供給で空室率上昇、賃料下落リスク。

  • 金利上昇

    負債コスト増や含み損拡大で評価損が発生。

  • 業績変動リスク

    売却益に依存する面があり、市況で乱高下。

  • 金利上昇で不動産市況が悪化金融政策次第影響

    キャップレート拡大により含み益減少や評価損発生の恐れがあり、営業利益1,868億円が下振れ。

  • 営業利益率が27.6%→25.7%に低下通年影響

    2025年12月期の営業利益率25.68%は前期から1.94pt低下。

  • オフィス空室率上昇で賃料低下不定影響

    テナント需要の減速により売上高7,274億円の賃貸収入が減少。

  • 不動産価格の高止まりで投資採算悪化2027年〜2028年影響

    取得価格上昇により新規投資の利回りが低下し、営業利益1,868億円の成長が鈍化。

次の決算で確かめる点
オフィス稼働率
賃貸収益の安定性を測る重要な指標。
含み損益
金利変動で評価損益が業績に影響。
大型案件の竣工状況
今後の収益貢献と開発パイプラインを確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり67で、前期から+14.8%いまの株価に対する利回りは3.78%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥67
1株あたり
配当利回り
3.78%
いまの株価に対して
配当性向
43.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1742.7
2017年12月2123.534.6
2018年12月2621.433.0
2019年12月3223.536.1
2020年12月359.530.4
2021年12月3913.035.3
2022年12月427.740.9
2023年12月5019.041.6
2024年12月548.039.4
2025年12月6214.843.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥67

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ277,933人。区分でいちばん多いのは事業法人33.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.4%を占め、残る38.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人43.538.338.438.234.533.8
金融機関34.731.730.532.424.927.6
外国法人12.318.115.514.717.418.9
個人・その他5.88.09.810.318.615.2
証券会社3.73.95.84.44.74.5
自己株式0.20.20.20.20.20.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)10.84
02明治安田生命保険(相)6.20
03芙蓉総合リース㈱5.30
04安田不動産㈱4.01
05㈱日本カストディ銀行(信託口)3.74
06安田倉庫㈱3.70
07沖電気工業㈱3.34
08みずほキャピタル㈱3.33
09東京建物㈱2.65
10帝国繊維㈱2.21

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+575%、1株純資産は14期で+378%。直近期のROEは13.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月222529.126.120.5
2013年12月272979.857.536.7
2014年12月3834111.832.132.5
2015年12月5347513.020.237.7
2016年12月5351210.719.642.7
2017年12月6457011.919.634.6
2018年12月7560812.713.133.0
2019年12月8968713.614.736.1
2020年12月9572813.411.830.4
2021年12月10183712.310.835.3
2022年12月10490311.99.940.9
2023年12月1241,00613.011.841.6
2024年12月1341,09412.810.139.4
2025年12月1511,20313.011.343.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2025/12期の役員報酬は総額1,301百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約12倍にあたる。

氏名役職年齢
西浦三郎代表取締役会長78
前田隆也代表取締役社長64
中嶋忠取締役 副社長70
原広至取締役 副社長60
宮島司取締役 取締役会議長76
山田秀雄取締役74
福島敦子取締役64
辻伸治取締役69
秋田喜代美取締役69
髙橋祐子取締役60
岡本雅弘常勤監査役64
田中美衣常勤監査役43
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
小林伸行監査役63
小池德子監査役63
荒谷雅夫監査役65
森川幹夫取締役 専務執行役員56
宮園雅敬取締役73

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)44063273271,061265
社外取締役916816819
監査役2727236

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,441字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社52社、持分法適用関連会社36社及び他数社より構成されており、「不動産事業」、「保険事業」、「ホテル・旅館事業」及び「その他」を営んでおります。 「不動産事業」では、競争優位性のある賃貸ポートフォリオ構築の為の不動産取得及び不動産バリューアッドビジネス等の不動産の取得・販売に加え、安定的で効率的な収益構造を持つ不動産賃貸をおこなう不動産投資業務、保有物件の建替及び都心部の好立地において開発をおこなう不動産開発業務、投資法人等のアセットマネジメント業務等をおこなっております。当社グループにおいては連結営業収益の約9割が「不動産事業」です。また、「保険事業」では生損保の保険代理店業務、「ホテル・旅館事業」ではホテル及び旅館の運営業務、「その他」では建築工事請負業務、設計・工事監理業務、こども教育事業などをおこなっております。 当社グループが営んでいる主な事業内容と、各関係会社等の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関係は以下の通りであり、次の3区分は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報等の区分と同一であります。 (1)不動産事業 ① 不動産投資業務 当社グループは不動産マーケットにおける多様なニーズに対応して、競争優位性のある賃貸ポートフォリオの構築を目的とした好立地の不動産取得をおこなっております。 2025年12月末時点において東京23区の駅近を中心に約250件(販売用不動産除く)の賃貸物件を保有・管理しており、賃貸可能面積は約131万㎡となっており、この賃貸ポートフォリオを用いて不動産賃貸業務をおこなっております。 また、収益力の一層の強化をはかるため、開発・建替による賃料収入の増強を実現し、安定的な賃貸収入を得ているほか、不動産バリューアッドビジネス等の不動産の取得・販売業務をおこなっております。 加えて、当社の連結子会社株式会社レーサムも不動産の取得・販売、不動産バリューアッドビジネス等をおこなっており、連結ベースでの更なる成長と持続的な企業価値向上に向け協働しております。 そのほか、マーケットの拡大が予想される新規事業領域等への取り組みも推進しております。 ② 不動産開発・建替業務 当社では物件立地特性に応じた不動産開発業務をおこなっております。特に従来から保有している賃貸物件の建替の着実な推進によるポートフォリオの質的改善をおこなっているほか、新規の物件取得・開発・売却を通じた付加価値創出の実現を目指し、好立地物件での高品質な開発業務を推進しております。 ③ アセットマネジメント業務 当社の連結子会社ヒューリックリートマネジメント株式会社は、J-REIT事業への参入のため2014年2月に上場しましたヒューリックリート投資法人からアセットマネジメント業務を受託しております。 また、当社の連結子会社ヒューリック不動産投資顧問株式会社は、2017年11月に運用を開始したヒューリックプライベートリート投資法人等からアセットマネジメント業務を受託しております。 ④ その他 当社の連結子会社ヒューリックビルマネジメント株式会社などは、賃貸不動産に関連する業務としてビル管理業務、警備業務、ビル清掃業務をおこなっております。 また、当社の連結子会社ヒューリックプロパティソリューション株式会社は、不動産バリューアッドビジネスに伴う建築工事の企画、設計、査定、管理及びコンサルティング業務をおこなっております。 (2)保険事業 当社の連結子会社ヒューリック保険サービス株式会社は、損害保険会社21社・生命保険会社24社及び少額短期保険会社1社と代理店契約を締結し、火災保険・自動車保険等の損害保険代理店業務、定期保険・養老保険等の生命保険及び医療保険等の募集業務をおこなっております。また、保険代理店業務に関連する集金代行業務もおこなっております。 保険事業は法人マーケットに重点を置いた営業を展開しておりますが、個人顧客にも「お客さま第一」のきめ細やかなサービスを提供し、法・個人のバランスのとれた営業基盤を築いております。 (3)ホテル・旅館事業 ホテル・旅館事業におきましては、当社の連結子会社であるヒューリックホテルマネジメント株式会社は「THE GATE HOTEL」シリーズ及び「ビューホテル」シリーズ、ヒューリックふふ株式会社は「ふふ」シリーズを中心に、ホテル及び旅館の運営をおこなっております。 (4)その他 当社の連結子会社ヒューリックビルド株式会社は、当社保有ビル等の営繕工事、テナントの入退去時の内装工事を中心とした建築工事請負業務、設計・工事監理業務等をおこなっております。また、当社は連結子会社ヒューリックアグリ株式会社を経由して、ベトナムで農業生産をおこなっている外国法人PAN-HULIC Joint Stock Companyに出資をおこない、アグリ事業をおこなっております。 また、「こども教育事業」については、当社の連結子会社株式会社リソー教育グループがこどもを対象にした教育関連サービスを提供する事業等を推進しております。 加えて、当社の連結子会社ヒューリックエナジーソリューション株式会社は、再生可能エネルギー発電所及び蓄電所の開発・管理、小売電気事業等環境インフラ事業をおこなっております。 当連結会計年度におきましては、クックデリ株式会社を当社の連結子会社とし、介護施設向け完全調理済み食品の企画開発・製造委託・販売をおこなっております。 (全社) 当社の連結子会社であるヒューリックプロサーブ株式会社は、当社グループへ経理・人事総務・システム等に関するサービス等を提供しております。 以上の事項を系統図に示すと次の通りであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題3,768字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1)経営方針 当社グループは、以下の企業理念及びサステナビリティビジョンのもと、持続可能な社会の実現と企業としての継続的な成長を目指し、あらゆるステークホルダーの信頼を得られるよう努力してまいります。 (2)経営環境及び優先的に対処すべき課題 今後の経済環境の見通しにつきましては、賃金上昇により個人消費が増加するとともに、成長投資のための企業の設備投資が増加することで、引き続き緩やかな成長が続くと予想しております。一方で、海外経済及び海外情勢の不確実性、金融市場の変動等の影響について注視が必要と考えております。 また、不動産事業環境におきましては、金融機関の積極的な融資姿勢や、建築費高騰を受けた新規供給の減少が続くことを背景とした賃貸市況の活況を要因として、収益不動産の投資市場は引き続き堅調に推移すると予想しています。 このような環境のもと、2025年12月期の連結経常利益は1,729億円となり、前・中長期経営計画の利益目標(2029年経常利益1,800億円)の3年前倒しに目途がたったことから、環境変化に対応した新・中長期経営計画(2026-2036)を策定しました。 新・中長期経営計画では、2036年の目指す姿を「不動産事業を核として、多様な価値創造をおこない、変革・進化・成長を続ける企業グループ」とし、基本方針を「不動産事業をベースとしながらも、多様な成長事業を取り込むことで、唯一無二の強靭な事業のポートフォリオを形成し、安定的・継続的な成長と株主価値向上を追求・実現する」と策定しました。 新・中長期経営計画の達成に向けて、以下の戦略に取り組んでまいります。 ①不動産事業のさらなる高度化と効率化 本格的なインフレと賃料上昇、不動産売買市場のさらなる活性化、建築費の高騰を背景に、不動産事業のさらなる高度化と効率化を通じて、不動産の賃貸利益・売却利益・連結利益を最大化してまいります。 不動産投資事業においては、流動性が高いアセット及び賃料成長が見込めるインフレ耐性アセットへの投資をおこなっていくほか、収益性と資金効率性の高い高難度バリューアッド等を推進してまいります。不動産開発事業においては、優良な固定資産ポートフォリオの構築やグループのリート・ファンドの成長(AUM増加)の推進、新規事業アセットの開発をおこなってまいります。 ポートフォリオ戦略につきましては、国内人口動態を踏まえ、引き続きオフィス比率50%以下、重点エリア比率50%を目標としつつ、環境変化やマクロ動向に対応して新規事業アセットを増加させ、最適なポートフォリオを構築してまいります。 さらに、クラウドやAI需要増加を背景としたインフレ耐性アセットである都市型データセンターにつきましては、先行者利益を活かしてトッププレイヤー(2036年までに総IT容量100MW超を供給予定)を目指します。 また、2024年度より本格的に取り組みを開始した海外事業につきましては、人口成長・経済成長国の実需ニーズあるアセットに限定し、投資ポートフォリオは先進国・稼働物件を主軸としながら、大手企業との連携を中心として流動性の確保と着実な利益の積み上げを実現してまいります。 ②収益力の複合化と強靭な事業ポートフォリオの構築 不動産事業のさらなる成長とともに、M&Aも活用しつつ事業利益の取り込みや有形・無形のアセットの活用をおこなうほか、不動産投資で培った投資ノウハウを活用して、成長領域で事業ポートフォリオを拡大してまいります。 ・観光事業及びこども教育事業については、不動産利益に加えて運営事業の収益最大化を目指してまいります。 ・環境・インフラ事業については、2029年の再エネビル化100%と蓄電池の事業化に向けた投資を加速し、再エネ・蓄電池の投資・運営・売却・アセットマネジメントのサイクルで収益獲得を目指してまいります。 ・高齢者・健康事業については、当社グループが保有する高齢者施設5,000室やオペレーターとのネットワークを活かし、2025年に連結子会社化したクックデリ株式会社の成長を支援することに加え、銀座の高級シニアレジデンスの開発・運営など時代に合わせて新しいマーケットを開拓してまいります。 ・次世代産業アセット事業については、国内初の航空上屋施設併設の物流施設「WING NRT」やオープンイノベーションを促進する研究施設など、半歩先を見て成長性のある次世代アセットビジネス(投資・運営)への取り組みを推進してまいります。 ・スポーツ・エンタメ事業については、幕張でのアリーナ開発や、バスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」を通じたスポーツビジネスでのノウハウの積み上げ、他地域のアリーナや周辺スポーツ・エンタメ事業への投資をおこない、収益拡大を狙ってまいります。 これらの取り組みに加え、企業投資や事業連携等を通じて、将来の成長事業へ種まきを実施し、次世代の成長事業・企業との価値共創を通じてさまざまな収益機会を獲得してまいります。 ③財務規律の維持・向上と資本政策の強化 2025年度も、昨年に引き続き日本格付研究所(JCR)より取得している当社の外部格付が「AA-」格となり、強固な経営基盤を評価いただきました。 今後も、「成長投資による事業拡大」と「格付AAの維持」の両立のため、厳格なバランスシートコントロールをおこない、継続的な利益成長と高いROEの維持、適切な財務レバレッジと財務規律の維持・向上、株主還元の強化を通じて、企業価値・株主価値を常に意識した経営を推進してまいります。 ④社会への価値創造と企業成長が連動するサステナビリティ経営の進化 サステナビリティビジョンに基づき、社会活動の基盤となる商品・サービスを提供することにより、「持続可能な社会の実現」と「企業としての継続的な成長」を目指し、サステナビリティを意識した事業運営と価値創造により、社会課題の解決及び社会価値の創造と企業成長が連動する取り組みを推進しております。 環境への取り組みとしては、脱炭素社会と災害に強い社会の実現に向けた取り組みを加速させてまいります。脱炭素社会の実現については、ヒューリックグループの使用電力を100%再生可能エネルギーとする「RE100」を2023年に達成し、今後は2029年の「全保有建物の使用電力の100%再生可能エネルギー化」の達成に向けて、再生可能エネルギー発電設備と蓄電池の開発を推進するとともに、保有するビルの環境認証の取得も進めてまいります。また、再生可能エネルギー発電設備と蓄電池の開発を通じて、外部への環境価値提供も進めてまいります。災害に強い社会の実現については、2029年までに高耐震建物比率100%の目標を掲げており、そのマイルストーンとして2025年末時点で高耐震建物比率100%(建替・売却予定等を除く)を実現しました。その他、保有建物の水害対策、富士山噴火時の降灰対策、BCPの高度化も2029年までに完遂させてまいります。 社会への取り組みとして、人的資本については人材育成のための種々取り組みを実践してまいります。健康経営・働き方改革等の取り組み、女性活躍推進法に基づく行動計画策定など、多様な人材が等しく能力を発揮できるバイアスのない職場としてまいります。一級建築士をはじめとした高い専門性を有する人材集団、一人当たり生産性の高い企業、人が育つ企業を目指してまいります。また、一層の社会的価値の創出を目指し、社会課題解決型企業のM&Aや投資を強化していくほか、地域社会をはじめ各ステークホルダーとの関係の強化、社会貢献活動の一層の充実も推進してまいります。 ガバナンスの取り組みとしては、2024年3月26日をもって社外取締役が取締役会議長を務める体制としております。取締役会及び監査役会はいずれも社外役員が過半数を占め、社外役員の全員が独立社外役員で構成されております。取締役会の多様性をはかるため役員の33%が女性で構成されており、社外取締役のみで構成される指名諮問委員会と報酬諮問委員会を設置するなど、引き続き透明性の高いガバナンス体制を推進してまいります。また、グループ横断のリスク管理とコンプライアンス体制の強化を通じて、連結経営を支えるグループガバナンスの強化を進めてまいります。 重要課題(マテリアリティ)への取り組み ※1 高耐震建物とは、震度7クラスの地震に対して、人命の安全を確保し、補修をすることにより継続使用できる建物です。対象物件は、建替・売却予定及び建物利用者への影響の観点等から、耐震補強の実施が困難である物件を除きます。 ※2 当社がエネルギー管理権原を有さない一棟貸、住宅系、非幹事共有物件と販売用不動産等を除きます。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (3)目標とする経営指標 2025年度実績及び今般策定しました新・中長期経営計画(2026-2036)の目標値につきましては以下の通りです。
事業等のリスク6,592字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。 当社では当社及び当社が経営管理をおこなう会社(以下、関係会社)のリスク管理を適切におこなうことは経営の最重要課題の一つと認識して取締役会を頂点とする管理体制の整備とその高度化に努めています。リスク区分ごとに定めたリスク管理をおこなう部署がリスクの管理方法を策定して適切な対応をおこなうとともに、リスク管理の状況についてリスク管理委員会及び資金ALM委員会に定期的または必要に応じて報告・提言をおこないます。定期的に開催されるリスク管理委員会と資金ALM委員会では、各リスク管理所管部室からの報告・提言を評価し、全社リスクの把握と適切な対応を審議し、取締役会に報告します。これを受けて取締役会はリスク管理に関する重要事項について決議します。また、当社の関係会社についても、リスク管理の正確かつ的確な報告を求めて適切なリスク管理を実施していることを確認しています。一方、気候変動に関する事項は、所管部の報告・提言を受けサステナビリティ委員会で審議・調整のうえ、定期的に取締役会に報告するとともに、必要に応じて所管部がリスク管理委員会に報告・提言し、全社的なリスク管理の観点から適切な対応を決定し、取締役会に報告します。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)不動産賃貸事業に関するリスク 当社グループは不動産事業を主たる業務として営んでおりますが、このうちオフィスビルの賃貸が賃貸収入全体の半分程度を占めております。東京23区の駅近物件を中心に投資・保有することで競争優位性のある賃貸ポートフォリオを構築するとともに、マーケットニーズに即した用途バランスを構築しておりますが、一般的にテナント企業の不動産賃貸物件に対するニーズは景気の変動に影響を受けやすく、経済情勢が悪化した場合、賃料収入に予期せぬ影響を及ぼす可能性があります。当社グループのテナントは長期安定したテナントが多く、過去の推移からも賃料の変動は景気変動に比し小さい傾向にありますが、国内景気が冷え込み、これを受けて不動産市況が悪化した場合、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。また、テナントや入居者の信用力の低下による賃料の支払の延滞、賃料の減額要求による賃料の値下げ、退去による空室率の上昇などによって不動産賃貸収入が低下することで、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)不動産価値の低下に関するリスク 当社グループでは、賃貸用不動産を始めとして多くの事業用不動産を保有しております。商品企画やサービスの提供によって不動産の競争力強化並びに不動産価値の維持・向上をはかっておりますが、不動産市況の悪化による賃料水準の低下や空室率の上昇などにより、事業用不動産に対する減損処理が必要となった場合、評価損等の発生によって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、販売用不動産を当社グループが運用する投資法人もしくは第三者に売却しておりますが、経済情勢の悪化や不動産市況の悪化等に伴い、販売用不動産の不動産価値が低下した場合、当初想定していた通りの収益が確保できず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)開発・建替に伴うリスク 当社グループの収益力は比較的安定しているものと考えておりますが、新規開発や既存ビルの建替の際には、テナントの立ち退きに関する費用や設備の除却等により多額の特別損失が発生することとなります。当社グループにおける既存ビルの建替は、特別損失を計上しても、中長期的に当社グループの収益力を強化する戦略的なものであり、全体の収益計画を踏まえた計画的な建替をおこなってまいります。また、特別損失の発生に対しては、固定資産の売却の検討などにより、その影響を極力限定的なものにコントロールしてまいります。 しかしながら、建替の規模により、特別損失を通じて親会社株主に帰属する当期純利益段階の業績が大きく影響を受ける可能性や、建替の時期により、年度間で親会社株主に帰属する当期純利益が大きく変動する可能性があります。加えて、テナントの事情等何らかの理由により計画通り進捗しない場合、当社の利益計画に影響を及ぼす可能性があります。 また、新規開発については、開発物件の購入前に不動産デューデリジェンスをおこなうことで、予めリスクの抽出と解決策を策定しておりますが、許認可や工期の遅れ、工事費の高騰、想定通りの賃料が享受できない等によって、事業が計画通りに進捗せず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)不動産事業における投資判断に関するリスク 当社グループでは、賃貸用不動産、販売用不動産を問わず、新規不動産の取得やSPCに対する出資等にあたっては、競合物件の賃料相場や過去のマーケット推移、投資物件の優位性、リスク要因等を分析し、社内の各種会議体に諮ったうえで、投資金額に応じて取締役会等において投資判断をおこなっておりますが、顧客の需要動向、金利動向、販売価格動向等、種々の変化によって、当初想定していた通りの収益が確保できなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他、不動産事業に付随するリスク ①アスベスト対策等について 当社グループが保有・管理する賃貸物件について、労働安全衛生法施行令の改正に伴い、吹き付けアスベストの調査を実施し、全て措置済であります。しかしながら、当社グループが予期しない形でアスベストの使用が発覚し、その処理のための費用負担が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、アスベスト以外にも身体に害を与えるとされる建築材料が将来新たに指定され、それらの処理義務が当社グループに課せられた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②土壌汚染等の対策について 土壌汚染対策法(平成15年2月15日施行)により、土地の所有者等は同法に規定する特定有害物質による土壌の汚染の状況についての調査・報告や、汚染の除去等の措置を、命ぜられることがあります。 当社グループが保有・管理する賃貸物件については、現時点で土壌汚染物質の問題は発生してはおりませんが、近隣地域から汚染物質が流入する等の問題が発生した場合や、新たな汚染物質が指定される等、当社グループが予期しない形で土壌汚染対策が求められた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③その他不動産事業に関連するリスク 当社グループが開発・建替をおこなう物件について、安全管理、品質管理、スケジュール管理を徹底しておりますが、設計・施工等の不備や事故等が発生した場合、また、当社グループが賃貸・管理・運営する物件について、火災・事故・食中毒等が発生した場合、信用失墜や想定外の費用等が生じる可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは、各種設備について、法定の点検のみならず定期的な保守点検を実施し、また、小規模修繕の状況を注視するなど、資産の保全と安全の確保に、日頃より万全の注意を払っております。 しかしながら、資産の劣化・毀損が予期せぬ時期に予期せぬ規模で起こった場合、その対策にあたるため、当社グループの財政状態並びに経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)有利子負債への依存に関するリスク 当社グループは、不動産投資、開発・建替等をおこなうにあたっては、自己資金に加えて借入や社債等にて資金手当てをおこなうことも予定していることから、有利子負債残高は今後の事業拡大にあたって更に増加する可能性があります。これに対しては、外部格付けを取得し、その維持・向上をはかることにより財務統制をおこなうとともに、資金調達手段を多様化し、財務指標に関する定量目標を定めることで、安全性の確保をはかっております。 しかしながら、金融環境の変化等の状況によっては、当社グループが望む条件での資金調達が十分におこなえず、今後の当社グループの事業計画等に影響を及ぼす可能性があります。また、当社は、大半の借入金については将来の金利変動リスクをヘッジする施策として、長期化・固定化を講じておりますが、将来において金利が急速かつ大幅に上昇した場合、また、固定金利借入の借り換え時の金利情勢によっては、資金調達コストの増加により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 《有利子負債残高の推移》 2021年 12月期   2022年 12月期   2023年 12月期   2024年 12月期   2025年 12月期 有利子負債残高(百万円)   1,403,894   1,449,911   1,453,504   1,879,246   2,219,014 総資産(百万円)   2,207,325   2,320,337   2,480,472   3,048,935   3,506,068 有利子負債比率(%)   63.6   62.4   58.5   61.6   63.2 (7)自然災害、人災等によるリスク 地震を中心とした自然災害、テロその他の人災の発生に対しては、「事業継続基本計画」を設けておりますが、当社グループが所有する資産に毀損等があった場合、当社グループの事業に悪影響を及ぼし、また、所有する資産の価値が低下する可能性があります。特に地震対策として、旧建築基準法下の物件について、旧来の保有物件に関しては耐震補強工事を完了し、新規取得物件についても順次対応をしておりますが、当社の保有・管理する物件が首都圏に集中し、オフィスを中心とした賃貸物件のうち約7割が東京23区内という立地であることから、想定を超える規模の東京直下型地震などのこの地域における甚大な災害により、当社グループの資産に予期せぬ毀損等が発生した場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 (8)株価下落に関するリスク 当社グループは、上場及び非上場の株式を保有しております。それぞれの株式については長期的視点からの事業上の意義も含めて保有・売却の判断をしており、加えて日々株価動向を調査し、月次または臨時の資金ALM委員会を開催して相場動向の影響と対応の検討をおこなっておりますが、株価が下落し株価低迷が長期化する場合には、評価損の計上等を通じ当社グループの財政状態並びに経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 《投資有価証券残高の推移》 2021年 12月期   2022年 12月期   2023年 12月期   2024年 12月期   2025年 12月期 投資有価証券(百万円)   225,547   284,706   328,463   420,487   499,499 (うち、上場株式)(百万円)   74,799   79,177   109,259   123,292   157,503 (うち、その他)(百万円)   150,748   205,528   219,204   297,194   341,995 その他有価証券評価差額金 (百万円)   38,401   40,267   58,943   65,506   85,176 (9)サステナビリティに関するリスク 当社グループでは、当社グループ及び当社のステークホルダーのみなさまにとって重要度の高い課題をマトリクスにマッピングし、重要課題(マテリアリティ)を特定しております。特定した重要課題について、リスクに対応した取り組みをおこなうとともに、サステナビリティ委員会を設置し、長期的な競争力強化とリスク対応に関する経営の重要事項について審議・調整をおこなっております。特に、気候変動に関するリスクについては、取締役会を頂点とするリスク管理体制を整備し、管理と適応の取り組みをおこなっています。しかしながら、これらのリスクに対する対応が遅れる場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)ガバナンスに関するリスク 当社グループのガバナンスに問題が生じることによって、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がありますが、当社では「コーポレートガバナンス・ガイドライン」を制定しており、株主をはじめとする全てのステークホルダーへの責務を自覚し、透明かつ誠実な経営に留意するとともに、取締役会を中心に、「内部統制」、「リスク管理」、「コンプライアンス」、「開示統制」が十分に機能した自律的統治システムを堅持します。 (11)法的規制等変更リスク 当社グループの事業である不動産・建築及び保険等に関する法的規制あるいは税制について、今後、改廃、または新たな規制が制定されることで、当社グループの事業展開に影響を及ぼす可能性があります。法的規制等の制定・改廃については、所管部にて定期的に管理しており、役職員に対する教育・研修等による浸透に加えて、リスク管理委員会で定期的に報告をおこなっております。 (12)コンプライアンス・法令遵守に関するリスク 当社グループは、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つとして、コンプライアンス委員会を設置しコンプライアンスの徹底に取り組んでおりますが、予期せぬ状況により法令等に抵触する事態が生じた場合は、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 (13)人事労務に関するリスク 当社グループでは、人材が最大の資産と考えておりますが、少子高齢化による人材確保難や労働市場の変化などによって、人材の流出、人材の継続的な確保や育成ができず、当社グループの成長が減退するリスクがあります。当該リスクについては、フリンジベネフィットの充実、労働環境の定期的なモニタリング、適切な評価と処遇等、安心して働ける環境整備をおこなっております。 (14)情報セキュリティ管理に関するリスク 当社グループは保険代理店業務を中心に、多数の法人・個人のお客さまの情報を保有しているほか、当社グループ自体の様々な経営情報等の内部情報を有しております。これらの情報の管理については、コンプライアンス委員会の統制のもと、情報セキュリティポリシーを始めとする情報関連諸規程により、運用管理をおこなっております。更に役職員に対する教育・研修等により情報管理の重要性を周知徹底し、システム上のセキュリティ対策等もおこなっております。 しかしながら、これらの対策にもかかわらず、不可抗力のシステムトラブル、内部・外部の要因により、重要な情報が流出した場合には、当社グループの信用低下、補償コストの発生等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)M&A等に関するリスク 当社グループでは、将来の事業拡大においてM&Aや資本・業務提携など(以下、M&A等)を有効な手段の一つとして位置付け、本事業年度内においても鉱研工業株式会社及びクックデリ株式会社を連結子会社化しており、今後も必要に応じてM&A等を実施する方針です。M&A等を実施する場合には、対象会社の経営計画・財務内容・契約関係等について十分なデューデリジェンスを実施するとともに、投資効果の算定、シナジーの検証及び当社の企業文化に融合できるか等、総合的に勘案することによりリスクの低減に努めております。 しかしながら、事業環境の変化等によりM&A等の実施時に見込んだ成果が計画どおりに進捗しなかった場合や、当初予期していなかった事業上の問題等が発生した場合には、当社グループの財政状態並びに経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,954字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の業績は、営業収益は727,447百万円(前期比135,831百万円、22.9%増)、営業利益186,826百万円(前期比23,465百万円、14.3%増)、経常利益172,927百万円(前期比18,597百万円、12.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益114,334百万円(前期比11,993百万円、11.7%増)となりました。 財政状態については、当連結会計年度末の資産合計は、3,506,068百万円(前期末比457,132百万円、14.9%増)、負債合計は、2,566,887百万円(前期末比374,296百万円、17.0%増)、純資産合計は、939,180百万円(前期末比82,835百万円、9.6%増)となりました。 各セグメントの業績は、次の通りであります。 (各セグメントの営業収益は、セグメント間の内部営業収益、振替高を含みます。) (不動産事業) 当社グループの中核事業は、東京23区を中心に、約250件(販売用不動産除く)の賃貸物件・賃貸可能面積約131万㎡を活用した不動産事業であります。「高い利益成長」と「安定基盤利益拡大」を実現するポートフォリオ再構築の観点から、環境変化に対応できる競争優位性のある物件への継続的な入れ替えや厳選した開発の推進に取り組んでおります。また、本格化する竣工物件の利益の最大化をはかるため、出口戦略の多様化により、安定的・継続的な開発利益と運用報酬の獲得にも継続して取り組んでおります。 当連結会計年度の新規物件(固定資産)の取得につきましては、アリオ西新井(一部)(東京都足立区)、ヒューリック神谷町ビル(一部)(東京都港区)及びFORECAST新宿SOUTH(東京都新宿区)などを取得いたしました。 開発・建替事業(固定資産)につきましては、ヒューリックロジスティクス三郷(埼玉県三郷市)が2025年7月、ヒューリック銀座ビル(東京都中央区)が2025年8月、ヒューリックスクエア札幌(Ⅱ期)(札幌市中央区)が2025年9月に竣工いたしました。 また、(仮称)心斎橋開発計画(大阪市中央区)、自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業(東京都目黒区)、(仮称)銀座8丁目9-11,12開発計画(東京都中央区)、(仮称)塩浜二丁目開発計画Ⅰ期(東京都江東区)、(仮称)青山ビル建替計画(東京都港区)、(仮称)G8開発計画(東京都中央区)、(仮称)銀座五丁目開発計画(東京都中央区)、(仮称)銀座六丁目みゆき通り開発計画(東京都中央区)、銀座7丁目昭和通り開発計画(東京都中央区)及び(仮称)新宿318開発計画(東京都新宿区)などが順調に進行しております。 PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業につきましては、東京都と渋谷区実施の「都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」などが順調に進行しております。 販売用不動産につきましては、ヒューリック広尾ビル(東京都港区)、(仮称)市ヶ谷開発計画(東京都千代田区)、ヒューリック新宿ビル(一部)(東京都新宿区)、浅草ビューホテル(東京都台東区)、八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業(東京都中央区)及びヒューリック大阪ビル(大阪市中央区)などを売却しております。 このように、当セグメントにおける事業は順調に進行しており、前連結会計年度及び当連結会計年度に竣工、取得した物件によりオフィス等の不動産賃貸収入は安定的に推移したことに加え、販売用不動産の売上も順調に推移したことなどから、当連結会計年度の営業収益は637,458百万円(前期比110,253百万円、20.9%増)、営業利益は198,111百万円(前期比27,683百万円、16.2%増)となりました。 (保険事業) 保険事業におきましては、連結子会社であるヒューリック保険サービス株式会社が、国内・外資系の保険会社と代理店契約を結んでおり、法人から個人まで多彩な保険商品を販売しております。保険業界の事業環境は引き続き厳しい環境にありますが、既存損保代理店の営業権取得を重点戦略として、法人取引を中心に営業展開をしております。 この結果、当セグメントにおける営業収益は3,929百万円(前期比230百万円、6.2%増)、営業利益は1,090百万円(前期比93百万円、9.3%増)となりました。 (ホテル・旅館事業) ホテル・旅館事業におきましては、連結子会社であるヒューリックホテルマネジメント株式会社は「THE GATE HOTEL」シリーズ及び「ビューホテル」シリーズ、ヒューリックふふ株式会社は「ふふ」シリーズを中心に、ホテル及び旅館の運営をおこなっております。 当連結会計年度においては、旺盛なインバウンド需要を取込み、宿泊単価の上昇により好業績で推移いたしました。 この結果、当セグメントにおける営業収益は54,256百万円(前期比5,163百万円、10.5%増)、営業利益は1,670百万円(前期比△5百万円、0.3%減)となりました。 (その他) その他におきましては、主に連結子会社であるヒューリックビルド株式会社が、当社保有ビル等の営繕工事、テナント退去時の原状回復工事、新規入居時の内装工事を中心に受注実績を積み上げておりますほか、連結子会社である株式会社リソー教育グループが進学学習指導等をおこなっております。 この結果、営業収益は45,643百万円(前期比19,829百万円、76.8%増)、営業利益は2,137百万円(前期比△95百万円、4.2%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動により269,239百万円増加し、投資活動により544,500百万円減少し、財務活動において272,264百万円増加し、当連結会計年度末には130,655百万円となりました。 (単位:百万円) 2024年12月期   2025年12月期 営業活動によるキャッシュ・フロー   353,388   269,239 投資活動によるキャッシュ・フロー   △602,020   △544,500 財務活動によるキャッシュ・フロー   300,589   272,264 現金及び現金同等物の期末残高   134,326   130,655 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは269,239百万円の収入(前期比△84,149百万円)となりました。これは主に、不動産賃貸収入及び販売用不動産の売却を主因とした税金等調整前当期純利益が171,343百万円、減価償却費が19,913百万円、棚卸資産の減少額が164,868百万円あったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは544,500百万円の支出(前期比△57,519百万円)となりました。これは主に、「高い利益成長」と「安定基盤利益拡大」を実現するポートフォリオ再構築の観点から、物件の入れ替えや開発・建替等の推進をおこなったためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは272,264百万円の収入(前期比△28,324百万円)となりました。これは主に、上記、物件の入れ替えや開発・建替等のために資金調達をおこなった一方で、配当金の支払いがあったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 該当事項はありません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日)   前期比(%) 不動産事業 (百万円)   637,458   20.9 保険事業 (百万円)   3,929   6.2 ホテル・旅館事業 (百万円)   54,256   10.5 その他 (百万円)   45,643   76.8 調整額 (百万円)   △13,840   - 合計 (百万円)   727,447   22.9 (注)1.各セグメントの営業収益は、セグメント間の内部営業収益、振替高を含みます。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次の通りであります。 相手先    前連結会計年度 (自 2024年1月1日  至 2024年12月31日)    当連結会計年度 (自 2025年1月1日  至 2025年12月31日) 金額 (百万円)   割合(%)   金額 (百万円)   割合(%) お台場インベストメンツ特定目的会社   105,049   17.7   -   - 3.販売実績が総販売実績の100分の10未満の相手先については記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における我が国経済は、底堅い個人消費や堅調な設備投資を中心に内需を下支えし、緩やかな景気回復が継続しているほか、インフレ・賃金上昇・金利上昇が継続しております。 不動産投資マーケットにつきましては、日銀による追加利上げ後も、国内外の投資家による事業用不動産の投資意欲は高い状況が続き、賃料上昇が見込めるオフィスを中心として多くの大型取引が成立するなど、活発な状況が継続しました。 こうした環境のもと、当社グループは、2020年度を初年度とする中長期経営計画に基づき、「変革」と「スピード」をベースに、環境変化に柔軟に対応した進化を通じて、持続的な企業価値向上の実現に注力してまいりました。 当連結会計年度の達成状況は以下の通りであります。 経営方針・経営戦略・経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)目標とする経営指標」に記載しております。 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次の通りであります。 a.経営成績の分析 (営業収益) 当連結会計年度の営業収益は、727,447百万円となり、対前期比で135,831百万円増加いたしました。これは、前連結会計年度及び当連結会計年度に竣工、取得した物件によりオフィス等の不動産賃貸収入が安定的に推移したことに加え、販売用不動産の売上も順調に推移したことによるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、186,826百万円となり、対前期比で23,465百万円増加いたしました。これは、物件の竣工、取得によりオフィス等の不動産賃貸収入が安定的に推移したことに加え、販売用不動産の売上総利益が増加したことによるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は、172,927百万円となり、対前期比で18,597百万円増加いたしました。これは、上記営業利益の増加があった一方で、支払利息の増加により営業外費用が増加したことによるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、114,334百万円となり、対前期比で11,993百万円増加いたしました。これは、上記経常利益の増加に加え、段階取得に係る差損の減少により特別損失が減少した一方で、投資有価証券売却益の減少により特別利益が減少したこと及び税金費用が増加したことによるものであります。 b.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、3,506,068百万円となり、対前期末比457,132百万円増加いたしました。当社グループにおきましては、「高い利益成長」と「安定基盤利益拡大」を実現するポートフォリオ再構築の観点から、環境変化に対応できる競争優位性のある物件への継続的な入れ替えや厳選した開発の推進に取り組んでおります。 また、ヒューリックリート投資法人及びヒューリックプライベートリート投資法人の中長期的な収益向上と優良アセットの着実な積上げを実現するために、スポンサーとしてのサポートやバックアップにも努めております。 主な項目の増減は以下の通りであります。 ・営業投資有価証券   68,539百万円増加   (営業投資有価証券の取得及び出資の返還等) ・建物及び構築物   33,829百万円増加   (物件の取得、竣工及び販売用不動産への振替等) ・土地   140,779百万円増加   (物件の取得及び販売用不動産への振替等) ・投資有価証券   79,012百万円増加   (投資有価証券の取得、売却及び有価証券の含み益の増加等) (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、2,566,887百万円となり、対前期末比374,296百万円増加いたしました。これは主に、設備投資等に伴い、資金調達をおこなったことによるものであります。 当社グループの借入金残高は1,607,396百万円となっておりますが、このうち特別目的会社(SPC)のノンリコースローンが76,175百万円含まれております。金融機関からの資金調達については、高い収益力を背景として安定的に低コストで調達をおこなっております。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、939,180百万円となり、対前期末比82,835百万円増加いたしました。このうち株主資本合計は、829,364百万円となり、対前期末比で60,187百万円増加しております。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加及び配当金の支払による利益剰余金の減少によるものであります。 また、その他の包括利益累計額合計は、83,915百万円となり、対前期末比で20,100百万円増加いたしました。これは主に、有価証券の含み益が30,002百万円増加したことによるその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。 c.経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載の通りであります。 d.セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載の通りであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、必要な資金を主に銀行借入、社債や短期社債(コマーシャル・ペーパー)等の発行によって調達する方針としており、当社グループの今後の資金需要は、主に不動産事業に係る設備投資であり、「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画」に記載しております。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は、実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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