概要
AB&Companyは、美容室チェーン「Agu.」を全国展開する純粋持株会社である。2025年10月末時点で直営447店、フランチャイズ653店の計1,100店舗を運営し、連結売上高194億円、純利益11億円を計上する。同社はスタイリストと業務委託契約を結ぶ業務委託モデルと、グループ内で育ったスタイリストをフランチャイズオーナーに登用する内部昇格制度を採用する。これにより、業界平均年収371万円を上回る410万円のスタイリスト報酬と低離職率を実現している。また、WEB広告の内製化や内装デザイン事業の内製化により、効率的な運営基盤を構築している。
持株会社体制と三つの事業セグメント
AB&Companyは、純粋持株会社としてグループ全体の経営戦略策定と子会社への経営指導を行い、経営指導料を得ている。連結子会社は13社で、事業は直営美容室運営、フランチャイズ、インテリアデザインの三つに区分される。2025年10月期の連結売上収益は194億円(前期比6.5%増)、営業利益16億円、親会社所有者帰属当期利益は11億円である。直営美容室運営事業は売上157億円を計上するが、人件費や原材料費の上昇によりセグメント損失20百万円となった。一方、フランチャイズ事業は売上29億円、セグメント利益11億円とグループ利益の源泉である。インテリアデザイン事業は売上22億円、セグメント利益67百万円(前期比40.9%減)である。総資産は270億円、純資産89億円。同社は店舗数とスタイリスト当たり顧客数、顧客単価、ROEを重要な経営指標としている。
直営美容室運営事業の収益構造と地域特性
直営美容室運営事業は、連結子会社であるロイネス、Puzzle、agirなど8社が担う。2025年10月末の直営店舗数は447店で、前期から14店増加した。来店客数は247万5,532人、顧客単価は6,171円(前期比201円増)である。店舗当たりスタイリスト数は4.5人、スタイリスト1人当たり月間客数は103人。同事業の売上は157億円だが、セグメント損失20百万円を計上した。これは物価上昇によるコスト増が主因である。店舗展開の特徴として、郊外では駐車場完備の平屋店舗、都心ではビル2階以上の空中店舗を中心に出店し、賃料を抑制している。直営店はグループの実験的役割も担い、新メニューやオペレーションの検証を行っている。
フランチャイズ事業が支える店舗拡大の仕組み
フランチャイズ事業は、B-first株式会社がフランチャイザーとして運営する。B-firstはAgu.グループのFC本部として、加盟法人に経営指導、ノウハウ提供、プライベートブランド商品販売、材料仕入代行、広告代理、採用支援、経理代行などを提供し、ロイヤリティ収入を得る。2025年10月末のフランチャイズ店舗数は653店で、前期から57店増加した。来店客数は298万5,226人、顧客単価6,326円である。同事業の外部収益は18億円、セグメント利益11億円で、グループ全体の収益性を牽引する。独自のフランチャイズオーナー制度により、グループで育ったスタイリストがオーナーとなり、離反率が低い。2025年10月現在39人のオーナーが全国各地に拠点を持ち、地方都市への展開が進んでいる。
内製インテリアデザイン事業によるコスト優位
インテリアデザイン事業は、連結子会社である株式会社建.LABOが担う。建.LABOは美容室の内装デザインと施工管理を行い、Agu.グループ内外の案件を受注する。2025年10月期のセグメント売上は22億43百万円(前期比6.2%減)、外部収益は18億円(同3.9%増)である。セグメント利益は67百万円(同40.9%減)と減少した。同社は内装工事を内製化することで、外部業者に発注するより安価かつ短期間での開業を可能にし、グループ全体の出店コスト削減に貢献している。また、グループ外からもフィットネス店、デンタル店、飲食店などの案件を受注し、収益源を多様化している。
業界の中での役割は美容室チェーンの運営フランチャイザーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01美容室(個人顧客)主力
連結子会社が美容室を直営展開するセグメント。スタイリストを業務委託とし、売上連動の報酬体系と柔軟なシフトで人材の定着を図り、多様な人材を確保している。
- 美容室サービス
- カット、カラー、パーマ、ヘアケア等の美容施術を提供。予約はHOT PEPPER Beautyを活用し、WEB集客に強みを持つ。
02美容室(フランチャイズ加盟店)準主力
B-first株式会社がAgu.グループのフランチャイズ本部として、経営指導、教育研修、プライベートブランド商品の販売、材料仕入、広告代理業務等を行い、加盟法人から対価を得る。オーナーはグループ出身者が務め、離反リスクを低く抑える。
- フランチャイズパッケージ
- 美容室経営のシステム、運営ノウハウ、ブランド使用権を提供し、経営指導や研修、物販、広告等を支援する。
03美容室・他業種(内装)副次
株式会社建.LABOが美容室等の内装デザインを手掛ける。グループ内の出店案件だけでなく、外部からの受注も行い、内製化によりコスト削減と短期開業を可能にしている。
- 店舗デザイン・施工管理
- 美容室向けの内装デザイン、施工業者の手配等のサービス。
製品と技術
業務委託モデルが実現するスタイリストの働き方改革
Agu.グループは、美容業界で一般的な正規雇用モデルではなく、スタイリストと業務委託契約を結ぶ独自モデルを採用する。スタイリストの報酬は完全に売上連動型で、2024年11月から2025年10月の平均年収は410万円となり、業界平均371万円(厚生労働省調査)を上回る。シフトが柔軟なため、育児中の美容師など多様な人材が働きやすい環境が整っている。新卒者は正社員アシスタントとして採用され、約1年でスタイリストデビュー後、業務委託に移行する育成プログラムにより、人材確保と定着を図る。
内部昇格型フランチャイズオーナー制度の仕組み
Agu.グループは、原則として外部からフランチャイズオーナーを募集せず、グループ内で育ったスタイリストをオーナーに起用する独自制度を採用する。これにより、帰属意識が高く、離反リスクが低いオーナーを輩出できる。2025年10月末現在、39人のフランチャイズオーナーが全国各地に拠点を構え、地方都市への展開を推進している。オーナーは同じグループ出身であるため、店舗運営ノウハウの共有が活発で、出店立地のカニバリゼーションを防ぎやすい。また、B-first株式会社が採用、マーケティング、資金調達、計数管理などを支援し、オーナーが経営に集中できる体制を整えている。
「HOT PEPPER Beauty」を軸としたWEB集客戦略
Agu.グループでは、美容検索・予約サイト「HOT PEPPER Beauty」を活用したWEBマーケティングに注力する。B-first株式会社内に専属チームを設置し、出店地域での露出順位を最適化するプランを徹底する。予約状況を常に把握・コントロールし、効率的な集客を実現する。広告宣伝活動をグループで一括して行うことで、低コストで高い集客力を維持している。この戦略は、特に地方の個人経営店に対して競争優位をもたらしており、地方展開の強みの一つとなっている。店舗の売上構成比では広告宣伝費が7%を占め、重要な投資項目である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
人材サービスで国内首位、内需依存の強み
同社は国内人材サービス市場において、売上高約194億円(2025年10月期)と主要プレイヤーの一角を占める。ジンジブやイシンといった同業他社と比較し、売上規模は中位ながら、営業利益率8%超を維持しており、収益性は安定している。一方、海外展開や新規事業は限定的で、国内景気や雇用動向に業績が左右されやすい構造にある。同業他社との差別化としては、特定業種への特化や、顧客企業との深耕関係が挙げられるが、市場全体の競争激化により、差別化戦略の明確化が課題となっている。
強み
- 売上高は3期連続増加、営業利益率8%前後で推移しており、安定的な収益力を確保している。
- 国内人材サービスで一定のシェアを有し、業界内での存在感を示している。
- 特定業界への特化により、専門性の高いサービスを提供し、顧客からの信頼を獲得している。
- 既存顧客との長期的な取引関係を構築し、リピート受注により安定した収益を上げている。
課題
- 同業他社との競争が激しく、価格競争やサービス差別化の難しさが生じている。
- 海外展開が進んでおらず、成長機会を逃している可能性がある。
- 売上高拡大に対し営業利益率が低下傾向にあり、コスト管理が課題となっている。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がAB&Company
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 2158FRONTEO | 242億円 | 44.4倍 |
| 2 | 9788ナック | 241億円 | 13.3倍 |
| 3 | 4310ドリームインキュベータ | 240億円 | 13.9倍 |
| 4 | 9216ビーウィズ | 239億円 | 41.2倍 |
| 5 | 261A日水コン | 238億円 | 17.9倍 |
| 6 | 9251AB&Company | 237億円 | 19.4倍 |
| 7 | 6184鎌倉新書 | 236億円 | 27.9倍 |
| 8 | 2198アイ・ケイ・ケイホールディングス | 235億円 | 10.1倍 |
| 9 | 6072地盤ネットホールディングス | 234億円 | 115.1倍 |
| 10 | 9332NISSOホールディングス | 232億円 | 12.1倍 |
| 11 | 300AMIC | 232億円 | 18.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 14件
2009年から2011年:Alice hair salon開業と法人組織の整備
2009年2月、東京都豊島区に「Alice hair salon」をオープンした。これが後にAgu.グループとなる最初の美容室である。2011年1月には直営店舗運営を目的に株式会社ロイネスを設立し、同年5月から郊外型店舗の展開を始動した。さらに同年12月にはフランチャイズ本部としてB-first株式会社を設立し、フランチャイズ事業の基盤を構築した。これらの法人設立により、個人経営から組織的な運営体制へ移行し、郊外型店舗は後の地方展開の先駆けとなった。B-firstの設立は、フランチャイズオーナー制度の運用を専門に担う組織として重要な役割を果たす。
2013年から2014年:フランチャイズ契約の開始と地方子会社の設立
2013年1月、B-first株式会社が株式会社ビサイドとのフランチャイズ契約を締結し、本格的なフランチャイズ展開を開始した。これにより、Agu.グループの店舗網は首都圏を超えて拡大する契機となった。2014年3月には宮城県仙台市に株式会社Puzzleが設立され、東北地方での直営展開が始まった。同年12月には愛知県知多市に株式会社agirが設立され、中部地方にも拠点を設けた。ビサイドとの契約は後のフランチャイズパートナー拡大の第一歩であり、Puzzleとagirは現在も直営事業の中核子会社として運営されている。これらの子会社設立により、地方都市への店舗展開が加速した。
2015年:屋号変更とフランチャイズパートナーの多様化
2015年10月、B-first株式会社が株式会社KALOとのフランチャイズ契約を締結し、フランチャイズパートナーを拡大した。同年11月にはそれまでの「Alice hair salon」から「Agu.」に屋号を変更し、ブランド名を統一した。これにより、グループ全体のブランド認知度向上とマーケティング効率化が図られた。同年12月にはロイネスとB-firstの本社を東京都豊島区に移転し、業務効率を改善した。KALOとの契約により、フランチャイズのビジネスモデルが多様化し、屋号変更はグループの一体感を高めて後の急成長の基盤となった。
2016年:フランチャイズ100店舗達成と内装子会社の設立
2016年6月、B-first株式会社が米崎慎一氏との共同出資により株式会社建.LABOを設立し、美容室の内装デザイン事業に参入した。建.LABOの設立により、内装工事の内製化が可能となり、出店コストの削減と開業期間の短縮が実現した。同年8月にはフランチャイズ店舗数が100店舗に到達し、フランチャイズ事業が本格的な成長軌道に乗ったことを示した。建.LABOはグループ内外の案件を受注し、収益源の多様化にも貢献している。100店舗達成はフランチャイズモデルの有効性を証明する節目となった。
2017年から2018年:200店舗達成と本社移転による体制強化
2017年12月、直営店舗とフランチャイズ店舗の合計が200店舗に到達した。創業から約8年での200店舗達成は、業務委託モデルとフランチャイズオーナー制度の効果を示すものであった。2018年1月にはロイネスとB-firstの本社を東京都港区に移転し、経営管理体制を強化した。200店舗はその後さらに増加し、2025年10月には1,100店舗に達する。本社移転は首都圏での拠点集約を目的とし、意思決定の迅速化を図った。
年表14件を開く
2000年代
- 2009年2月Alice hair salon(Agu.の前身)を東京都豊島区にオープン
2010年代
- 2011年1月直営店舗の美容室チェーン運営を目的として、東京都渋谷区に株式会社ロイネス(現 連結子会社)設立
- 2011年5月郊外型の店舗展開を始動
- 2011年12月Agu.hairグループのフランチャイズ本部として、東京都渋谷区にB-first株式会社(現 連結子会社)設立
- 2013年1月B-first株式会社にて、株式会社ビサイドとのフランチャイズ契約締結により、フランチャイズ展開を始動
- 2014年3月宮城県仙台市青葉区に、丹内悠佑氏が株式会社Puzzle(現 連結子会社)設立
- 2014年12月愛知県知多市に、樋口和貴氏が株式会社agir(現 連結子会社)を設立
- 2015年10月B-first株式会社にて、株式会社KALOとのフランチャイズ契約を締結
- 2015年11月Alice hair salonからAgu.に屋号変更
- 2015年12月株式会社ロイネス及びB-first株式会社の本社を東京都豊島区に移転
- 2016年6月B-first株式会社が米崎慎一氏との共同出資により、東京都狛江市(現 東京都新宿区)に美容室等の内装デザイン業を行う株式会社建.LABO(現 連結子会社)を設立し米崎氏が代表取締役社長に就任(設立当時のB-first株式会社の出資比率は57.1%)
- 2016年8月フランチャイズ店舗が100店舗に到達
- 2017年12月直営店舗及びフランチャイズ店舗が合計200店舗に到達
- 2018年1月株式会社ロイネス及びB-first株式会社の本社を東京都港区に移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- フランチャイズオーナー数2025年10月末現在まで39人
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
フランチャイズオーナー育成と地方展開加速
原則としてグループ内で育成したスタイリストをフランチャイズオーナーに起用する独自モデルを採用。帰属意識の高いオーナーを輩出し離反リスクを低減するとともに、オーナー間の連携によるノウハウ共有やカニバリゼーション防止を図る。地方都市への出店を加速する。
- 02
スタイリストの採用・育成強化
完全歩合制や約1年でスタイリストデビュー可能な育成プログラムなどを通じ、多様なキャリアプランに対応した働きやすい環境を提供。リファラル採用を強化し、WEB求人や人材紹介会社も活用して優秀な人材の確保・育成に注力する。
- 03
効率的な店舗オペレーション
優秀なフランチャイズオーナーやエリアマネージャーによる効率的な店舗運営を重視。オーナー会議やエリアマネージャーミーティングなどを通じて運営ノウハウを共有し、人材育成に注力する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で276人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は755万円で、4期前と比べて+1.9%。平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は3.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年10月 | 741 | 41.0 | 1.7 | 160 | — |
| 2022年10月 | 856 | 41.5 | 1.8 | 224 | — |
| 2023年10月 | 836 | 43.8 | 2.1 | 219 | — |
| 2024年10月 | 810 | 42.4 | 2.1 | 243 | 700 |
| 2025年10月 | 755 | 43.8 | 3.0 | 276 | 580 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社12社(国内 10 / 海外 2、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。
- 国内B-first株式会社(注)2東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ロイネス(注)2,10東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社Puzzle (注)2,10宮城県仙台市 青葉区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社agir (注)10愛知県知多市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社建.LABO東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外AGU NY, Inc. (注)2,3,7米国ニューヨーク州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外J ISLAND Inc. (注)2,3米国ハワイ州 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社BELLTREE (注)3,10東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社KESHIKI (注)3東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社est (注)5東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社Arose (注)6福岡県大牟田市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社SENSE (注)8東京都新宿区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は194億円、営業利益は16億円。前期と比べると増収減益で、売上が+6.6%、利益が-5.9%。
会社が出している今期の予想2026年10月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 229億円 | 194億円 |
| 営業利益 | 24億円 | 16億円 |
| 純利益 | 15億円 | 9億円 |
| 1株あたり配当 | ¥60 | ¥60 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は108億円、営業利益は12億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+17.4%、営業利益は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 39 | 4 | 10.3 | 2 |
| 2023年2Q | 43 | 5 | 11.6 | 4 |
| 2023年3Q | 43 | 6 | 14.0 | 3 |
| 2023年4Q | 43 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 42 | 3 | 7.1 | 2 |
| 2024年2Q | 45 | 5 | 11.1 | 3 |
| 2024年4Q | 95 | 9 | 9.5 | 6 |
| 2025年2Q | 92 | 8 | 8.7 | 5 |
| 2025年4Q | 102 | 8 | 7.8 | 4 |
| 2026年2Q | 108 | 12 | 11.1 | 7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年10月期からの8期で、売上は1億円から194億円へ194.0倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。売上は7期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 税引前利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | 1 | — | −2 | — | −2 |
| 2019年10月 | 87 | — | 9 | — | 6 |
| 2020年10月 | 96 | — | 9 | — | 6 |
| 2021年10月 | 109 | — | 14 | — | 9 |
| 2022年10月 | 126 | — | 13 | — | 8 |
| 2023年10月 | 168 | — | 17 | — | 11 |
| 2024年10月 | 182 | 17 | 16 | 9.3 | 11 |
| 2025年10月 | 194 | 16 | 15 | 8.2 | 9 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高194億円のうち、営業利益として残るのは16億円で8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.6%102億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.2%76億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%16億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年10月期は営業CFが29億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは17億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は23億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年10月 | 19 | −4 | −14 | 15 | 8 |
| 2020年10月 | 17 | −4 | −9 | 13 | 12 |
| 2021年10月 | 22 | −4 | −16 | 18 | 14 |
| 2022年10月 | 23 | −7 | −10 | 16 | 19 |
| 2023年10月 | 27 | −6 | −17 | 21 | 23 |
| 2024年10月 | 34 | −7 | −28 | 27 | 22 |
| 2025年10月 | 29 | −12 | −16 | 17 | 23 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年10月期の総資産は271億円。このうち返さなくてよい自己資本が90億円で、自己資本比率は33.2%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | 129 | 50 | 79 | 39.0 |
| 2019年10月 | 181 | 54 | 127 | 29.9 |
| 2020年10月 | 188 | 60 | 128 | 31.9 |
| 2021年10月 | 193 | 69 | 124 | 35.9 |
| 2022年10月 | 231 | 79 | 152 | 34.3 |
| 2023年10月 | 245 | 87 | 158 | 35.5 |
| 2024年10月 | 247 | 85 | 163 | 34.2 |
| 2025年10月 | 271 | 90 | 181 | 33.2 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中180位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中436位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,556で、1年前と比べて+64.1%。過去52週の値幅のなかでは93%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 19.4倍 |
| PER (会社予想) | 15.0倍 |
| PBR | 2.50倍 |
| 配当利回り | 3.86% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1ヶ月で4.83%上昇し、8月10日には1388円と52週高値1399円に接近しました。25日移動平均線1348円を上回り、75日線1266円から大きく乖離しており、明確な上昇トレンドが継続しています。年初来では49.73%の大幅高で、サービス業の中でも特に強いパフォーマンスを示しています。RSIは75.44と過熱感がありますが、高値圏での底堅い推移が続く中、出来高も9800株と高水準を維持しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)。
PER17.3倍は業界平均22.69倍を下回るが、予想PER13.4倍と比較すると今期は改善が見込まれる。PBR2.23倍は平均3.23倍を下回るが、ROE10.2%を考慮するとやや割高感がある。配当利回り4.32%は平均2.64%を大きく上回るが、配当性向296.7%と異常に高く、利益を超えた配当であり持続性に懸念。売上高は増加しているが、営業利益率は低下しており、収益性の悪化がリスク。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 19.4倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 15.0倍 | — |
| PBR | 2.50倍 | 3.51倍 |
| ROE | 10.2% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
近年、採用・人材育成への企業の関心は高いが、景気変動により採用活動は左右される。強気派は、企業の人材投資は今後も増加傾向にあり、同社の専門性が評価されて成長すると見る。弱気派は、競合の新規参入が相次ぎ、価格競争が激化するリスクを指摘する。また、2025年10月期の純利益予想は減益で、成長鈍化が懸念される。
- 人材需要は堅調
少子高齢化で人手不足が深刻化しており、採用支援サービスへの需要は伸びる。
- 専門性の高さ
人材戦略のコンサルティングに強みがあり、高単価の案件を獲得できる。
- 高いROE
財務体質が健全で、株主還元も積極的(配当利回り4%超)
- 予想PER13.4倍と実績17.3倍から増益期待決算発表後影響中
予想PER13.4倍、実績17.3倍、来期の増益を見込む
- 売上高が168→182→194億円と3期連続増収通年影響中
売上高194億円、前期比12億円増、成長基調が続く
- 配当利回り4.32%が株主魅力度を高める継続影響弱
配当利回り4.32%、株主還元が安定しており下支え
- 株価1年で49.73%上昇、上昇トレンド継続継続影響弱
株価1388円、1年で49.73%高、需給良好
- 減益予想
2025年10月期の純利益は前期比減益の見通しで、成長減速が懸念される。
- 競合激化
採用市場には新規参入が相次いでおり、価格競争が激しくなる可能性がある。
- 景気依存
景況感が悪化すると企業の採用意欲が減退し、売上に直結するため。
- 営業利益が17→16億円に減益通年影響中
営業利益16億円、前期比1億円減、営業利益率8.25%に低下
- 純利益が11→9億円と2期連続減益通年影響中
純利益9億円、前期比2億円減、2期連続の減益で懸念
- PBR2.23倍と高め、ROE10.2%に対して割高継続影響弱
PBR2.23倍、ROE10.2%、株価が利益成長を先取り
- 外国人保有0.75%と低く、需給が小さい継続影響弱
外国人保有0.75%、流動性低く、売り注文で値動き荒く
- 受注件数
- 採用支援サービスは案件受注が先行指標であり、受注増減が将来収益を左右する。
- 顧客単価
- 単価上昇はサービスの付加価値向上を示し、収益性の改善につながる。
- 営業利益率
- 競争激化やコスト増が利益率に与える影響をモニタリングするため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり60円で、前期から+113.8%。いまの株価に対する利回りは3.86%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2023年10月 | 28 | — | 35.5 |
| 2024年10月 | 28 | 0.0 | 178.8 |
| 2025年10月 | 60 | 113.8 | 296.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥60
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ48,996人。区分でいちばん多いのは個人・その他で76.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.9%を占め、残る78.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年10月% | 2022年10月% | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 13.0 | 34.5 | 68.3 | 72.7 | 76.6 |
| 事業法人 | 17.0 | 17.3 | 19.4 | 19.8 | 21.9 |
| 自己株式 | — | — | 0.7 | 6.6 | 6.6 |
| 証券会社 | — | 0.4 | 1.4 | 1.1 | 0.7 |
| 外国法人 | 70.0 | 45.4 | 6.8 | 2.1 | 0.5 |
| 外国人個人 | — | 0.1 | 0.1 | 0.2 | 0.2 |
| 金融機関 | — | 2.5 | 4.0 | 4.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社SunFlower | 6.76 |
| 02 | 株式会社Logotype | 6.76 |
| 03 | 丹内悠佑 | 6.71 |
| 04 | 市瀬一浩 | 3.25 |
| 05 | 株式会社MCC | 3.23 |
| 06 | 株式会社I.M.C | 2.90 |
| 07 | 株式会社Kzグループ | 1.67 |
| 08 | 楽天証券株式会社共有口 | 0.55 |
| 09 | AB&Companyグループ取引先持株会 | 0.35 |
| 10 | 野口洋二 | 0.33 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+117%、1株純資産は8期で−91%。直近期のROEは10.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年10月 | −360 | 6,818 | — | — | — |
| 2019年10月 | 42 | 367 | 12.0 | — | — |
| 2020年10月 | 40 | 407 | 10.2 | — | — |
| 2021年10月 | 64 | 471 | 14.5 | — | — |
| 2022年10月 | 56 | 527 | 11.2 | 16.6 | 329.8 |
| 2023年10月 | 74 | 578 | 13.5 | 13.6 | 35.5 |
| 2024年10月 | 76 | 598 | 12.5 | 11.9 | 178.8 |
| 2025年10月 | 63 | 631 | 10.2 | 17.4 | 296.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/10期の役員報酬は総額92百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 市瀬一浩 | 代表取締役社長 | 45 | 3,001,492 |
| 駒田道洋 | 取締役CFO | 37 | 22,935 |
| 岩田真吾 | 取締役(注)1 | 45 | — |
| 井上直也 | 取締役(注)1 | 61 | — |
| 川村真利 | 常勤監査役 | 61 | — |
| 美和薫 | 監査役(注)2 | 54 | — |
| 小林修 | 監査役(注)2 | 53 | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 57 | 57 | 29 |
| 社外取締役 | 6 | 21 | 21 | 4 |
| 監査役 | 1 | 14 | 14 | 14 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,519字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,629字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,973字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,059字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS。
- 半期報告書半期報告書-第9期(2025/11/01-2026/10/31)2026-06-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-27
- 半期報告書半期報告書-第7期(2024/11/01-2025/04/30)2025-06-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-30
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-26
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-14
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-17
- 有価証券報告書有価証券報告書-第5期(2021/11/01-2022/10/31)2023-01-27
- 四半期報告書四半期報告書-第5期第3四半期(令和4年5月1日-令和4年7月31日)2022-09-14
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