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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

AB&Company

AB&Company Co.,Ltd.9251 · Growth · サービス業

美容室チェーンを全国展開。業務委託モデルと内部育成のフランチャイズ制度で独自の成長を描く。

概要

AB&Companyは、美容室チェーン「Agu.」を全国展開する純粋持株会社である。2025年10月末時点で直営447店、フランチャイズ653店の計1,100店舗を運営し、連結売上高194億円、純利益11億円を計上する。同社はスタイリストと業務委託契約を結ぶ業務委託モデルと、グループ内で育ったスタイリストをフランチャイズオーナーに登用する内部昇格制度を採用する。これにより、業界平均年収371万円を上回る410万円のスタイリスト報酬と低離職率を実現している。また、WEB広告の内製化や内装デザイン事業の内製化により、効率的な運営基盤を構築している。

持株会社体制と三つの事業セグメント

AB&Companyは、純粋持株会社としてグループ全体の経営戦略策定と子会社への経営指導を行い、経営指導料を得ている。連結子会社は13社で、事業は直営美容室運営、フランチャイズ、インテリアデザインの三つに区分される。2025年10月期の連結売上収益は194億円(前期比6.5%増)、営業利益16億円、親会社所有者帰属当期利益は11億円である。直営美容室運営事業は売上157億円を計上するが、人件費や原材料費の上昇によりセグメント損失20百万円となった。一方、フランチャイズ事業は売上29億円、セグメント利益11億円とグループ利益の源泉である。インテリアデザイン事業は売上22億円、セグメント利益67百万円(前期比40.9%減)である。総資産は270億円、純資産89億円。同社は店舗数とスタイリスト当たり顧客数、顧客単価、ROEを重要な経営指標としている。

直営美容室運営事業の収益構造と地域特性

直営美容室運営事業は、連結子会社であるロイネス、Puzzle、agirなど8社が担う。2025年10月末の直営店舗数は447店で、前期から14店増加した。来店客数は247万5,532人、顧客単価は6,171円(前期比201円増)である。店舗当たりスタイリスト数は4.5人、スタイリスト1人当たり月間客数は103人。同事業の売上は157億円だが、セグメント損失20百万円を計上した。これは物価上昇によるコスト増が主因である。店舗展開の特徴として、郊外では駐車場完備の平屋店舗、都心ではビル2階以上の空中店舗を中心に出店し、賃料を抑制している。直営店はグループの実験的役割も担い、新メニューやオペレーションの検証を行っている。

フランチャイズ事業が支える店舗拡大の仕組み

フランチャイズ事業は、B-first株式会社がフランチャイザーとして運営する。B-firstはAgu.グループのFC本部として、加盟法人に経営指導、ノウハウ提供、プライベートブランド商品販売、材料仕入代行、広告代理、採用支援、経理代行などを提供し、ロイヤリティ収入を得る。2025年10月末のフランチャイズ店舗数は653店で、前期から57店増加した。来店客数は298万5,226人、顧客単価6,326円である。同事業の外部収益は18億円、セグメント利益11億円で、グループ全体の収益性を牽引する。独自のフランチャイズオーナー制度により、グループで育ったスタイリストがオーナーとなり、離反率が低い。2025年10月現在39人のオーナーが全国各地に拠点を持ち、地方都市への展開が進んでいる。

内製インテリアデザイン事業によるコスト優位

インテリアデザイン事業は、連結子会社である株式会社建.LABOが担う。建.LABOは美容室の内装デザインと施工管理を行い、Agu.グループ内外の案件を受注する。2025年10月期のセグメント売上は22億43百万円(前期比6.2%減)、外部収益は18億円(同3.9%増)である。セグメント利益は67百万円(同40.9%減)と減少した。同社は内装工事を内製化することで、外部業者に発注するより安価かつ短期間での開業を可能にし、グループ全体の出店コスト削減に貢献している。また、グループ外からもフィットネス店、デンタル店、飲食店などの案件を受注し、収益源を多様化している。

業界の中での役割は美容室チェーンの運営フランチャイザーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
194億円
営業利益
16億円
営業利益率
8.2%
純利益
9億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01美容室(個人顧客)主力

連結子会社が美容室を直営展開するセグメント。スタイリストを業務委託とし、売上連動の報酬体系と柔軟なシフトで人材の定着を図り、多様な人材を確保している。

主な製品・サービス1
美容室サービス
カット、カラー、パーマ、ヘアケア等の美容施術を提供。予約はHOT PEPPER Beautyを活用し、WEB集客に強みを持つ。

02美容室(フランチャイズ加盟店)準主力

B-first株式会社がAgu.グループのフランチャイズ本部として、経営指導、教育研修、プライベートブランド商品の販売、材料仕入、広告代理業務等を行い、加盟法人から対価を得る。オーナーはグループ出身者が務め、離反リスクを低く抑える。

主な製品・サービス1
フランチャイズパッケージ
美容室経営のシステム、運営ノウハウ、ブランド使用権を提供し、経営指導や研修、物販、広告等を支援する。

03美容室・他業種(内装)副次

株式会社建.LABOが美容室等の内装デザインを手掛ける。グループ内の出店案件だけでなく、外部からの受注も行い、内製化によりコスト削減と短期開業を可能にしている。

主な製品・サービス1
店舗デザイン・施工管理
美容室向けの内装デザイン、施工業者の手配等のサービス。

製品と技術

業務委託モデルが実現するスタイリストの働き方改革

Agu.グループは、美容業界で一般的な正規雇用モデルではなく、スタイリストと業務委託契約を結ぶ独自モデルを採用する。スタイリストの報酬は完全に売上連動型で、2024年11月から2025年10月の平均年収は410万円となり、業界平均371万円(厚生労働省調査)を上回る。シフトが柔軟なため、育児中の美容師など多様な人材が働きやすい環境が整っている。新卒者は正社員アシスタントとして採用され、約1年でスタイリストデビュー後、業務委託に移行する育成プログラムにより、人材確保と定着を図る。

内部昇格型フランチャイズオーナー制度の仕組み

Agu.グループは、原則として外部からフランチャイズオーナーを募集せず、グループ内で育ったスタイリストをオーナーに起用する独自制度を採用する。これにより、帰属意識が高く、離反リスクが低いオーナーを輩出できる。2025年10月末現在、39人のフランチャイズオーナーが全国各地に拠点を構え、地方都市への展開を推進している。オーナーは同じグループ出身であるため、店舗運営ノウハウの共有が活発で、出店立地のカニバリゼーションを防ぎやすい。また、B-first株式会社が採用、マーケティング、資金調達、計数管理などを支援し、オーナーが経営に集中できる体制を整えている。

「HOT PEPPER Beauty」を軸としたWEB集客戦略

Agu.グループでは、美容検索・予約サイト「HOT PEPPER Beauty」を活用したWEBマーケティングに注力する。B-first株式会社内に専属チームを設置し、出店地域での露出順位を最適化するプランを徹底する。予約状況を常に把握・コントロールし、効率的な集客を実現する。広告宣伝活動をグループで一括して行うことで、低コストで高い集客力を維持している。この戦略は、特に地方の個人経営店に対して競争優位をもたらしており、地方展開の強みの一つとなっている。店舗の売上構成比では広告宣伝費が7%を占め、重要な投資項目である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービスで国内首位、内需依存の強み

同社は国内人材サービス市場において、売上高約194億円(2025年10月期)と主要プレイヤーの一角を占める。ジンジブやイシンといった同業他社と比較し、売上規模は中位ながら、営業利益率8%超を維持しており、収益性は安定している。一方、海外展開や新規事業は限定的で、国内景気や雇用動向に業績が左右されやすい構造にある。同業他社との差別化としては、特定業種への特化や、顧客企業との深耕関係が挙げられるが、市場全体の競争激化により、差別化戦略の明確化が課題となっている。

強み

  • 売上高は3期連続増加、営業利益率8%前後で推移しており、安定的な収益力を確保している。
  • 国内人材サービスで一定のシェアを有し、業界内での存在感を示している。
  • 特定業界への特化により、専門性の高いサービスを提供し、顧客からの信頼を獲得している。
  • 既存顧客との長期的な取引関係を構築し、リピート受注により安定した収益を上げている。

課題

  • 同業他社との競争が激しく、価格競争やサービス差別化の難しさが生じている。
  • 海外展開が進んでおらず、成長機会を逃している可能性がある。
  • 売上高拡大に対し営業利益率が低下傾向にあり、コスト管理が課題となっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がAB&Company

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12158FRONTEO242億円44.4倍
29788ナック241億円13.3倍
34310ドリームインキュベータ240億円13.9倍
49216ビーウィズ239億円41.2倍
5261A日水コン238億円17.9倍
69251AB&Company237億円19.4倍
76184鎌倉新書236億円27.9倍
82198アイ・ケイ・ケイホールディングス235億円10.1倍
96072地盤ネットホールディングス234億円115.1倍
109332NISSOホールディングス232億円12.1倍
11300AMIC232億円18.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 14件

2009年から2011年:Alice hair salon開業と法人組織の整備

2009年2月、東京都豊島区に「Alice hair salon」をオープンした。これが後にAgu.グループとなる最初の美容室である。2011年1月には直営店舗運営を目的に株式会社ロイネスを設立し、同年5月から郊外型店舗の展開を始動した。さらに同年12月にはフランチャイズ本部としてB-first株式会社を設立し、フランチャイズ事業の基盤を構築した。これらの法人設立により、個人経営から組織的な運営体制へ移行し、郊外型店舗は後の地方展開の先駆けとなった。B-firstの設立は、フランチャイズオーナー制度の運用を専門に担う組織として重要な役割を果たす。

2013年から2014年:フランチャイズ契約の開始と地方子会社の設立

2013年1月、B-first株式会社が株式会社ビサイドとのフランチャイズ契約を締結し、本格的なフランチャイズ展開を開始した。これにより、Agu.グループの店舗網は首都圏を超えて拡大する契機となった。2014年3月には宮城県仙台市に株式会社Puzzleが設立され、東北地方での直営展開が始まった。同年12月には愛知県知多市に株式会社agirが設立され、中部地方にも拠点を設けた。ビサイドとの契約は後のフランチャイズパートナー拡大の第一歩であり、Puzzleとagirは現在も直営事業の中核子会社として運営されている。これらの子会社設立により、地方都市への店舗展開が加速した。

2015年:屋号変更とフランチャイズパートナーの多様化

2015年10月、B-first株式会社が株式会社KALOとのフランチャイズ契約を締結し、フランチャイズパートナーを拡大した。同年11月にはそれまでの「Alice hair salon」から「Agu.」に屋号を変更し、ブランド名を統一した。これにより、グループ全体のブランド認知度向上とマーケティング効率化が図られた。同年12月にはロイネスとB-firstの本社を東京都豊島区に移転し、業務効率を改善した。KALOとの契約により、フランチャイズのビジネスモデルが多様化し、屋号変更はグループの一体感を高めて後の急成長の基盤となった。

2016年:フランチャイズ100店舗達成と内装子会社の設立

2016年6月、B-first株式会社が米崎慎一氏との共同出資により株式会社建.LABOを設立し、美容室の内装デザイン事業に参入した。建.LABOの設立により、内装工事の内製化が可能となり、出店コストの削減と開業期間の短縮が実現した。同年8月にはフランチャイズ店舗数が100店舗に到達し、フランチャイズ事業が本格的な成長軌道に乗ったことを示した。建.LABOはグループ内外の案件を受注し、収益源の多様化にも貢献している。100店舗達成はフランチャイズモデルの有効性を証明する節目となった。

2017年から2018年:200店舗達成と本社移転による体制強化

2017年12月、直営店舗とフランチャイズ店舗の合計が200店舗に到達した。創業から約8年での200店舗達成は、業務委託モデルとフランチャイズオーナー制度の効果を示すものであった。2018年1月にはロイネスとB-firstの本社を東京都港区に移転し、経営管理体制を強化した。200店舗はその後さらに増加し、2025年10月には1,100店舗に達する。本社移転は首都圏での拠点集約を目的とし、意思決定の迅速化を図った。

年表14件を開く

2000年代

  • 2009年2月Alice hair salon(Agu.の前身)を東京都豊島区にオープン

2010年代

  • 2011年1月直営店舗の美容室チェーン運営を目的として、東京都渋谷区に株式会社ロイネス(現 連結子会社)設立
  • 2011年5月郊外型の店舗展開を始動
  • 2011年12月Agu.hairグループのフランチャイズ本部として、東京都渋谷区にB-first株式会社(現 連結子会社)設立
  • 2013年1月B-first株式会社にて、株式会社ビサイドとのフランチャイズ契約締結により、フランチャイズ展開を始動
  • 2014年3月宮城県仙台市青葉区に、丹内悠佑氏が株式会社Puzzle(現 連結子会社)設立
  • 2014年12月愛知県知多市に、樋口和貴氏が株式会社agir(現 連結子会社)を設立
  • 2015年10月B-first株式会社にて、株式会社KALOとのフランチャイズ契約を締結
  • 2015年11月Alice hair salonからAgu.に屋号変更
  • 2015年12月株式会社ロイネス及びB-first株式会社の本社を東京都豊島区に移転
  • 2016年6月B-first株式会社が米崎慎一氏との共同出資により、東京都狛江市(現 東京都新宿区)に美容室等の内装デザイン業を行う株式会社建.LABO(現 連結子会社)を設立し米崎氏が代表取締役社長に就任(設立当時のB-first株式会社の出資比率は57.1%)
  • 2016年8月フランチャイズ店舗が100店舗に到達
  • 2017年12月直営店舗及びフランチャイズ店舗が合計200店舗に到達
  • 2018年1月株式会社ロイネス及びB-first株式会社の本社を東京都港区に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • フランチャイズオーナー数2025年10月末現在まで39人

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    フランチャイズオーナー育成と地方展開加速

    原則としてグループ内で育成したスタイリストをフランチャイズオーナーに起用する独自モデルを採用。帰属意識の高いオーナーを輩出し離反リスクを低減するとともに、オーナー間の連携によるノウハウ共有やカニバリゼーション防止を図る。地方都市への出店を加速する。

  2. 02

    スタイリストの採用・育成強化

    完全歩合制や約1年でスタイリストデビュー可能な育成プログラムなどを通じ、多様なキャリアプランに対応した働きやすい環境を提供。リファラル採用を強化し、WEB求人や人材紹介会社も活用して優秀な人材の確保・育成に注力する。

  3. 03

    効率的な店舗オペレーション

    優秀なフランチャイズオーナーやエリアマネージャーによる効率的な店舗運営を重視。オーナー会議やエリアマネージャーミーティングなどを通じて運営ノウハウを共有し、人材育成に注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で276人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は755万円で、4期前と比べて+1.9%平均年齢は43.8歳、平均勤続年数は3.0年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年10月74141.01.7160
2022年10月85641.51.8224
2023年10月83643.82.1219
2024年10月81042.42.1243700
2025年10月75543.83.0276580

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 10 / 海外 2、うち連結子会社 12) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
直営店舗 — 116店舗1,906百万円
直営美容室 運営事業
直営店舗 — 81店舗1,663百万円
直営美容室 運営事業
直営店舗 — 109店舗1,253百万円
直営美容室 運営事業
直営店舗 — 84店舗952百万円
直営美容室 運営事業
事業会社 — 東京都 新宿区714百万円
フランチャイズ事業
直営店舗 — 57店舗705百万円
直営美容室 運営事業
直営店舗 — 90店舗444百万円
直営美容室 運営事業
本社 — 東京都新宿区211百万円
その他
直営店舗 — 12店舗105百万円
直営美容室 運営事業
直営店舗 — 8店舗99百万円
直営美容室 運営事業
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    B-first株式会社(注)2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ロイネス(注)2,10
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Puzzle (注)2,10
    宮城県仙台市 青葉区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社agir (注)10
    愛知県知多市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社建.LABO
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    AGU NY, Inc. (注)2,3,7
    米国ニューヨーク州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    J ISLAND Inc. (注)2,3
    米国ハワイ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社BELLTREE (注)3,10
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社KESHIKI (注)3
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社est (注)5
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Arose (注)6
    福岡県大牟田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社SENSE (注)8
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は194億円営業利益16億円前期と比べると増収減益で、売上が+6.6%、利益が-5.9%。

売上高
+6.6%
194億円
営業利益
-5.9%
16億円
純利益
-18.2%
9億円
営業利益率
8.2%
前期比 -1.1%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高229億円194億円
営業利益24億円16億円
純利益15億円9億円
1株あたり配当¥60¥60

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は108億円、営業利益は12億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+17.4%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q39410.32
2023年2Q43511.64
2023年3Q43614.03
2023年4Q432
2024年1Q4237.12
2024年2Q45511.13
2024年4Q9599.56
2025年2Q9288.75
2025年4Q10287.84
2026年2Q1081211.17

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年10月期からの8期で、売上は1億円から194億円へ194.0倍に増えた。直近期の営業利益率は8.2%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2018年10月1−2−2
2019年10月8796
2020年10月9696
2021年10月109149
2022年10月126138
2023年10月1681711
2024年10月18217169.311
2025年10月19416158.29

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高194億円のうち、営業利益として残るのは16億円8.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は9億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.6%102億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金39.2%76億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.2%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.7pt
8.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.4pt
4.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.6pt
10.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
4.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年10月期は営業CFが29億円、投資CFが−12億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は23億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年10月19−4−14158
2020年10月17−4−91312
2021年10月22−4−161814
2022年10月23−7−101619
2023年10月27−6−172123
2024年10月34−7−282722
2025年10月29−12−161723

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年10月期の総資産は271億円。このうち返さなくてよい自己資本が90億円で、自己資本比率は33.2%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年10月129507939.0
2019年10月1815412729.9
2020年10月1886012831.9
2021年10月1936912435.9
2022年10月2317915234.3
2023年10月2458715835.5
2024年10月2478516334.2
2025年10月2719018133.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
23億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
47億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
181億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中180位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中436位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
10.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
33.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,556で、1年前と比べて+64.1%過去52週の値幅のなかでは93%の位置にある。

¥1,556-1.5%1ヶ月+13.6%1年+64.1%時価総額237億円
過去52週の値幅
安値¥990高値¥1,600

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.4倍
PER (会社予想)15.0倍
PBR2.50倍
配当利回り3.86%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1ヶ月で4.83%上昇し、8月10日には1388円と52週高値1399円に接近しました。25日移動平均線1348円を上回り、75日線1266円から大きく乖離しており、明確な上昇トレンドが継続しています。年初来では49.73%の大幅高で、サービス業の中でも特に強いパフォーマンスを示しています。RSIは75.44と過熱感がありますが、高値圏での底堅い推移が続く中、出来高も9800株と高水準を維持しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 42/100)

PER17.3倍は業界平均22.69倍を下回るが、予想PER13.4倍と比較すると今期は改善が見込まれる。PBR2.23倍は平均3.23倍を下回るが、ROE10.2%を考慮するとやや割高感がある。配当利回り4.32%は平均2.64%を大きく上回るが、配当性向296.7%と異常に高く、利益を超えた配当であり持続性に懸念。売上高は増加しているが、営業利益率は低下しており、収益性の悪化がリスク。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.4倍23.4倍
PER (予想)15.0倍
PBR2.50倍3.51倍
ROE10.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

近年、採用・人材育成への企業の関心は高いが、景気変動により採用活動は左右される。強気派は、企業の人材投資は今後も増加傾向にあり、同社の専門性が評価されて成長すると見る。弱気派は、競合の新規参入が相次ぎ、価格競争が激化するリスクを指摘する。また、2025年10月期の純利益予想は減益で、成長鈍化が懸念される。

プラスに働く材料7
  • 人材需要は堅調

    少子高齢化で人手不足が深刻化しており、採用支援サービスへの需要は伸びる。

  • 専門性の高さ

    人材戦略のコンサルティングに強みがあり、高単価の案件を獲得できる。

  • 高いROE

    財務体質が健全で、株主還元も積極的(配当利回り4%超)

  • 予想PER13.4倍と実績17.3倍から増益期待決算発表後影響

    予想PER13.4倍、実績17.3倍、来期の増益を見込む

  • 売上高が168→182→194億円と3期連続増収通年影響

    売上高194億円、前期比12億円増、成長基調が続く

  • 配当利回り4.32%が株主魅力度を高める継続影響

    配当利回り4.32%、株主還元が安定しており下支え

  • 株価1年で49.73%上昇、上昇トレンド継続継続影響

    株価1388円、1年で49.73%高、需給良好

マイナスに働く材料7
  • 減益予想

    2025年10月期の純利益は前期比減益の見通しで、成長減速が懸念される。

  • 競合激化

    採用市場には新規参入が相次いでおり、価格競争が激しくなる可能性がある。

  • 景気依存

    景況感が悪化すると企業の採用意欲が減退し、売上に直結するため。

  • 営業利益が17→16億円に減益通年影響

    営業利益16億円、前期比1億円減、営業利益率8.25%に低下

  • 純利益が11→9億円と2期連続減益通年影響

    純利益9億円、前期比2億円減、2期連続の減益で懸念

  • PBR2.23倍と高め、ROE10.2%に対して割高継続影響

    PBR2.23倍、ROE10.2%、株価が利益成長を先取り

  • 外国人保有0.75%と低く、需給が小さい継続影響

    外国人保有0.75%、流動性低く、売り注文で値動き荒く

次の決算で確かめる点
受注件数
採用支援サービスは案件受注が先行指標であり、受注増減が将来収益を左右する。
顧客単価
単価上昇はサービスの付加価値向上を示し、収益性の改善につながる。
営業利益率
競争激化やコスト増が利益率に与える影響をモニタリングするため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり60で、前期から+113.8%いまの株価に対する利回りは3.86%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥60
1株あたり
配当利回り
3.86%
いまの株価に対して
配当性向
296.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年10月2835.5
2024年10月280.0178.8
2025年10月60113.8296.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥60

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ48,996人。区分でいちばん多いのは個人・その他76.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.9%を占め、残る78.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他13.034.568.372.776.6
事業法人17.017.319.419.821.9
自己株式0.76.66.6
証券会社0.41.41.10.7
外国法人70.045.46.82.10.5
外国人個人0.10.10.20.2
金融機関2.54.04.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社SunFlower6.76
02株式会社Logotype6.76
03丹内悠佑6.71
04市瀬一浩3.25
05株式会社MCC3.23
06株式会社I.M.C2.90
07株式会社Kzグループ1.67
08楽天証券株式会社共有口0.55
09AB&Companyグループ取引先持株会0.35
10野口洋二0.33

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+117%、1株純資産は8期で−91%。直近期のROEは10.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年10月−3606,818
2019年10月4236712.0
2020年10月4040710.2
2021年10月6447114.5
2022年10月5652711.216.6329.8
2023年10月7457813.513.635.5
2024年10月7659812.511.9178.8
2025年10月6363110.217.4296.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/10期の役員報酬は総額92百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
市瀬一浩代表取締役社長453,001,492
駒田道洋取締役CFO3722,935
岩田真吾取締役(注)145
井上直也取締役(注)161
川村真利常勤監査役61
美和薫監査役(注)254
小林修監査役(注)253

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2575729
社外取締役621214
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,519字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、純粋持株会社である当社及び連結子会社13社により構成されており、美容室チェーンを全国展開しております。 当社は純粋持株会社として、当社グループの経営戦略の策定、グループ会社の経営指導等を行っており、その対価として経営指導料を得ております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記6.セグメント情報」に掲げるセグメント区分と同一であります。 (1) 直営美容室運営事業 連結子会社である株式会社ロイネス、株式会社Puzzle、株式会社agir、株式会社BELLTREE、株式会社KESHIKI、株式会社est、株式会社Arose、株式会社SENSE、AGU NY, Inc.、J ISLAND Inc.は、それぞれ美容室を直営展開しており、その対価を得ております。 (2) フランチャイズ事業 連結子会社であるB-first株式会社は、Agu.グループ(※)のフランチャイズ本部として、経営指導、事業ノウハウ及び教育研修の提供、プライベートブランド商品の販売、パーマ液やカラー剤等の材料仕入、広告代理業務、採用、経理や管理業務の代行等を行ない、フランチャイズ加盟法人からその対価を得ております。 店舗の運営は各フランチャイズ加盟法人で行われ、フランチャイズ契約により、美容室の経営に関するシステム(サービス・商品・人員の配置方法等)や店舗運営ノウハウ、商標等を使用しております。そのため、フランチャイズ加盟法人店舗においても、当社グループブランドを展開しております。 ※  Agu.グループとは、当社グループとそれ以外のフランチャイズ加盟法人全てを含むグループのことであります。 (3) インテリアデザイン事業 連結子会社である株式会社建.LABOは、美容室等の内装デザイン業者としてAgu.グループの美容室の出店及びグループ以外の受注案件に関して、店舗デザインや施工業者のアレンジ等のサービス提供を行ない、その対価を得ております。 当社グループは、インテリアデザイン事業を内製化することにより、内装工事費用を比較的安価に抑えることができ、かつ、より短い期間での開業を可能としております。 <Agu.グループの特徴> (1) 業務委託モデル Agu.グループは、スタイリストの低賃金及び長時間労働が常態化している正規雇用モデルではなく、スタイリストのライフスタイルに応じて柔軟に働ける業務委託モデルを採用しております。 一般的に、スタイリストは長時間労働に見合わない低賃金を不満として退職することが多いのが実情であります。Agu.グループは各直営・フランチャイズ法人がスタイリストと業務委託契約を結んでおり、報酬体系は完全に売上と連動しております。数多くのお客様を施術しても大きく報酬が変わることのない正規雇用モデルと比べて、業務委託モデルでは売上に応じてスタイリストに還元していることからスタイリストは正規雇用モデルの報酬(平均371万円/年(出所 厚生労働省:令和6年賃金構造基本統計調査))よりも高い報酬(平均410万円/年※)を得ることが可能であります。また、シフトが柔軟であることからスタイリスト自身のライフスタイルに合わせた働き方が実現可能となります。結果として、Agu.グループは、育児中の美容師等の多種多様な人材を確保することが可能となっていると考えております。 また、美容学校の新卒生については正社員のアシスタントとして採用し、卒業後約1年程度でスタイリストデビューし、業務委託への転換を可能とする育成プログラムによりスタイリストの確保を図っております。 ※ 2024年11月から2025年10月までの全ての月で報酬を支払っているスタイリストに関する同期間の合計報酬 (2) フランチャイズオーナー制度 Agu.グループは、原則として外部からフランチャイズオーナーを募ることなく、Agu.グループで育ったスタイリストをフランチャイズオーナーに起用する独自のモデルを採用しております。同モデルを採用することにより、帰属意識の高いフランチャイズオーナーを輩出し、離反リスクを低く保ちつつフランチャイズ展開を行うことが可能となっております。また、同じグループ出身であることから、フランチャイズオーナー同士が密にコミュニケーションをとる風土が醸成されており、店舗運営ノウハウ等の共有が行われるとともに、出店立地についてはカニバリゼーションが起きにくい組織形態となっております。さらに、人材採用、マーケティング戦略、資金調達、計数管理や記帳等の様々な面においてフランチャイズ運営法人であるB-first株式会社がフランチャイズオーナーの支援を行っており、Agu.グループに所属し続けるメリットを提供し続けることで離反リスクをさらに低く保っていると考えております。 また、2025年10月末現在39人のフランチャイズオーナーが全国各地に拠点を構えており、関東地方や大都市圏に店舗が集中することなく、日本各地の地方都市にも店舗展開していることもAgu.グループの特徴であります。今後もフランチャイズオーナーの育成を推進し、地方での店舗展開を加速してまいります。 (3) WEB広告による効率的な集客 多くの美容室利用者は、株式会社リクルートが提供する美容検索・予約サイト「HOT PEPPER Beauty」を利用しているため、Agu.グループでは、同サイトを活用したマーケティングに注力しており、社内に専属チームを設置しております。出店地域で上位に露出する最適なプランを周知・徹底し、予約し易いように予約状況を常に把握・コントロールする等「HOT PEPPER Beauty」の効率的な運用ノウハウを蓄積しており、また、連結子会社のB-first株式会社がグループ全体の広告宣伝活動を一括して行うことにより、低コストで高い集客力の実現が可能となっていると考えております。 (4) 地方展開及び空中店舗展開 Agu.グループは、郊外では駐車場完備の広い敷地面積を持つ平屋店舗、都心では賃料の安い空中店舗(※)を中心に店舗展開しており、賃料等の固定費削減分をスタイリストへの報酬還元及びWEB広告費用に充当することにより、高い競争力及び集客力を実現し、出店後短期間における黒字化を可能としていると考えております。 また、フランチャイズオーナー制度により、フランチャイズオーナーと縁がある地域の優良物件や特性等の詳細な情報が入手可能であり、さらに、地方の主たる競合である個人経営店に対しては、「HOT PEPPER Beauty」の露出順位や予約のし易さ等により集客力で優っているため、地方展開に強みを有しております。 ※ 空中店舗とは、ビルの2階以上に店舗を構えることを指します。 Agu.グループの一般的な店舗の売上に対する費用等の構成比率は以下のとおりです。 項目   比率 店舗変動費   本部ロイヤリティ   5   % 人件費   48   % 原材料費   5   % 店舗固定費   広告宣伝費   7   % 地代家賃   10   % その他店舗固定費(注)2   9   % 店舗EBITDA   その他費用(注)3   15   % 店舗営業利益   2   % (注) 1.2025年10月期の当社直営店舗における平均数値を基に作成しております。 2.その他店舗固定費は水道光熱費、POS使用料等となっております。 3.その他費用は減価償却費、全社共通費用、経営指導料となっております。 また、Agu.グループの国内における店舗数等の推移は、以下のとおりであります。 ① 店舗数 (単位:店) 第4期連結会計年度末(2021年10月31日)   第5期連結会計年度末(2022年10月31日)   第6期連結会計年度末(2023年10月31日)   第7期連結会計年度末(2024年10月31日)   第8期連結会計年度末(2025年10月31日) 直営店舗   243   364   405   433   447 フランチャイズ店舗   417   428   519   596   653 合計   660   792   924   1,029   1,100 ② 来店客数 (単位:名) 第6期連結会計年度(自 2022年11月1日至 2023年10月31日)   第7期連結会計年度(自 2023年11月1日至 2024年10月31日)   第8期連結会計年度(自 2024年11月1日至 2025年10月31日) 直営店舗   2,390,023   2,468,112   2,475,532 フランチャイズ店舗   2,432,418   2,743,265   2,985,226 合計   4,822,441   5,211,377   5,460,758 ③ 国内店舗当たりスタイリスト数(期中平均) (単位:名) 第6期連結会計年度(自 2022年11月1日至 2023年10月31日)   第7期連結会計年度(自 2023年11月1日至 2024年10月31日)   第8期連結会計年度(自 2024年11月1日至 2025年10月31日) 直営店舗   4.8   4.5   4.5 フランチャイズ店舗   4.1   4.0   4.1 ④ スタイリスト当たり客数(1ヶ月平均) (単位:名) 第6期連結会計年度(自 2022年11月1日至 2023年10月31日)   第7期連結会計年度(自 2023年11月1日至 2024年10月31日)   第8期連結会計年度(自 2024年11月1日至 2025年10月31日) 直営店舗   109   107   103 フランチャイズ店舗   106   104   99 ⑤ 顧客単価(期中平均) (単位:円) 第6期連結会計年度(自 2022年11月1日至 2023年10月31日)   第7期連結会計年度(自 2023年11月1日至 2024年10月31日)   第8期連結会計年度(自 2024年11月1日至 2025年10月31日) 直営店舗   5,763   5,970   6,171 フランチャイズ店舗   5,846   6,121   6,326 当社グループの事業の系統図は、以下のとおりであります。 なお、店舗数は2025年10月31日現在の状況を記載しております。
経営方針・対処すべき課題2,629字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、企業理念に「スタイリストファーストを信念にお客さまに幸せと喜びを提供する」ことを掲げ、美容室業界の課題であるスタイリストの長時間労働、低賃金、高離職率を是正し、新たなキャリアデザインを創造することでスタイリスト自身の喜びに繋げることが、更なるお客さまの幸せに繋がると考え、その実現に向けて日々の経営に取り組んでおります。 また、「お客さまに感動を与える美容室という劇場を全国に展開する」ことをブランドビジョンに掲げ、「Challenge Yourself(自分に挑戦する)」「Never Give Up(決して諦めない)」「Stay Innovative(革新的であり続ける)」を行動指針としております。 (2) 経営戦略 当社グループは、経営理念やビジネスモデルを全国に浸透させ、より多くのお客さま、スタイリスト、フランチャイズオーナーの皆様に幸せをもたらすため、業容の拡大を続けてまいりました。今後もお客さまにコストパフォーマンスに優れたサービスを提供するとともに、スタイリストの労働環境や社会的地位の向上を目指し、フランチャイズ事業を軸に、更なる出店を推進してまいります。 具体的な経営戦略は以下のとおりです。 <フランチャイズオーナーの育成推進とそれに伴う地方展開の加速> Agu.グループは、原則として外部からフランチャイズオーナーを募ることなく、Agu.グループで育ったスタイリストをフランチャイズオーナーに起用する独自のモデルを採用しております。同モデルを採用することにより、帰属意識の高いフランチャイズオーナーを輩出し、離反リスクを低く保ちつつフランチャイズ展開を行うことが可能となっております。また、同じグループ出身であることから、フランチャイズオーナー同士が密にコミュニケーションをとる風土が醸成されており、店舗運営ノウハウ等の共有が行われるとともに、出店立地についてはカニバリゼーションが起きにくい組織形態となっております。さらに、人材採用、マーケティング戦略、資金調達、計数管理や記帳等の様々な面においてフランチャイザーであるB-first株式会社がフランチャイズオーナーの支援を行っており、Agu.グループに所属し続けるメリットを提供し続けることで離反リスクをさらに低く保っていると考えております。 また、2025年10月末現在39人のフランチャイズオーナーが全国各地に拠点を構えており、関東地方や大都市圏に店舗が集中することもなく、日本各地の地方都市にも店舗展開していることもAgu.グループの特徴であります。今後もフランチャイズオーナーの育成を推進し、地方での店舗展開を加速してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値の継続的な向上を実現する指標として、売上収益面では店舗数、店舗当たりスタイリスト数、スタイリスト当たり顧客数、顧客単価を重要な経営指標としております。また、株主資本コストについてはROEを重要な経営指標としております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの経営戦略を達成するため、以下を重要課題と認識し、課題克服に取り組んでまいります。 <収益拡大のための取り組み・課題> ① スタイリストの採用及び育成 当社グループは、人材を最重要視しており、創業以来、低賃金かつ長時間労働等が常態化している美容室業界の変革を目指しております。更なる店舗展開においては優秀な人材の採用及び育成が不可欠と認識しております。そのため、当社グループは、フランチャイズオーナー制度、完全歩合制の導入、約1年程度で美容学校の新卒生を育成しスタイリストデビューを可能とする育成プログラム等により、独立志向の強い美容師、育児中の美容師など多種多様なキャリアプランに応じて働ける環境を構築してまいります。また、中途スタイリストの主な流入経路はリファラル(スタイリストからの紹介)によるものであり、今後もスタイリストにとって働きやすい環境を提供することでリファラル採用を強化してまいります。その他、WEB求人広告や美容師専門の人材紹介会社等を活用してスタイリスト確保を図っております。 ② フランチャイズオーナーの育成推進とそれに伴う地方展開の加速 Agu.グループは、原則として外部からフランチャイズオーナーを募ることなく、Agu.グループで育ったスタイリストをフランチャイズオーナーに起用する独自のモデルを採用しております。同モデルを採用することにより、帰属意識の高いフランチャイズオーナーを輩出し、離反リスクを低く保ちつつフランチャイズ展開を行うことが可能となっております。また、同じグループ出身であることから、フランチャイズオーナー同士が密にコミュニケーションをとる風土が醸成されており、店舗運営ノウハウ等の共有が行われるとともに、出店立地についてはカニバリゼーションが起きにくい組織形態となっております。さらに、人材採用、マーケティング戦略、資金調達、計数管理や記帳等の様々な面においてフランチャイザーであるB-first株式会社がフランチャイズオーナーの支援を行っており、Agu.グループに所属し続けるメリットを提供し続けることで離反リスクをさらに低く保っていると考えております。 また、2025年10月末現在39人のフランチャイズオーナーが全国各地に拠点を構えており、関東地方や大都市圏に店舗が集中することもなく、日本各地の地方都市にも店舗展開していることもAgu.グループの特徴であります。今後もフランチャイズオーナーの育成を推進し、地方での店舗展開を加速してまいります。 ③ 効率的な店舗オペレーション 店舗の収益を拡大していくためには、優秀なフランチャイズオーナー及びエリアマネージャーによる効率的な店舗オペレーションが重要であると認識しております。当社グループは、オーナー会議やエリアマネージャーミーティング等を通じて、当社グループの運営ノウハウを共有できる環境を構築し、フランチャイズオーナー及びエリアマネージャーの育成に注力してまいります。
事業等のリスク6,973字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 有利子負債について 当社グループは、子会社株式を取得した際の資金を主に金融機関からの借入により調達しております。また、店舗の賃借等に伴うリース負債を計上しており、第8期連結会計年度末時点で13,477百万円の有利子負債(有利子負債比率49.8%)を計上しております。 このうち金融機関からの借入による6,995百万円の金利については市場金利と連動して定期的に見直される契約となっており、今後、市場金利が上昇した場合には当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、一部の金融機関からの借入には財務制限条項(財務コベナンツ)が付されており、一定額以上の純資産額や経常利益等をそれぞれ求められております。これらの財務コベナンツに一つでも抵触した場合は、当該借入についての期限の利益を喪失し、借入金の一括返済を求められる可能性があります。また、同借入には一定規模の新規買収及び設備投資制限条項が付されており、今後、当社グループの事業展開が一部制限される可能性があります。 当社グループでは、上記の金融機関からの多額の借入金に関係した、金利上昇に係るリスク、財務コベナンツへの抵触による一括返済リスク、新規買収及び設備投資制限に対応するため、主に以下の取り組みを実施しております。 ① 収益性を重視した戦略立案と経営管理 当社グループでは、財務コベナンツへの抵触を回避するため、収益性を重視した戦略立案と経営管理を行っております。具体的には、新規出店する際は、市場環境、物件の立地や建物の状況、競合環境等を多面的に検討した上で収益性を勘案して慎重に意思決定を行っております。また、毎月全ての店舗の損益状況を把握し、スタイリストの配置の最適化を行うことにより、機会損失を最少化すべく取り組んでおります。 ② 財務バランスを意識した投資計画、資金計画の立案と実行 当社グループでは、新規出店等により財務バランスを悪化させるような不必要な追加借入を発生させず、営業活動によるキャッシュ・フローの実績等を参考にした投資計画を立案し、これに従って投資を実行しております。 (2) 総資産に占めるのれん及び無形資産の商標権の割合が高いことについて 当社グループはIFRSに基づき連結財務諸表を作成しているためのれん及び無形資産の商標権の償却は不要となりますが、第8期連結会計年度末時点で非流動資産にのれんを9,713百万円、無形資産の商標権を4,261百万円計上しており、総資産に占める割合が51.6%となっております。第8期連結会計年度末における回収可能価額は、のれんが含まれる資金生成単位又はそのグループの総資産から負債を除いた事業価値の帳簿価額を大幅に上回っていることから、減損テストに用いた主要な仮定が合理的な範囲内で変更されたとしても、当該資金生成単位又はそのグループの回収可能価額が帳簿価額を下回る可能性は低いと考えております。仮に税引前割引率が4.1%上昇する場合又は将来キャッシュ・フローの見積額が24.0%減少する場合に減損損失が発生する可能性がありますが、当社グループでは、のれん及び無形資産の商標権の減損に係るリスクを低減するため、事業の収益力強化に努めており、主に以下の取り組みを実施しております。 ① スタイリストの確保 当社グループは、今後の事業拡大に伴い、継続的に優秀なスタイリストの確保が必要であると考えております。当社グループでは主に、正規雇用モデルではなくスタイリストのキャリアプランに応じて柔軟に働ける業務委託モデルを採用しております。業務委託契約とすることにより、スタイリスト自身が望む柔軟な働き方が実現可能となり、結婚・出産を経験した女性美容師等の多種多様な人材の確保を図っております。 ② WEB集客による効率的な集客 多くの美容室利用者は、株式会社リクルートが提供する美容検索・予約サイト「HOT PEPPER Beauty」を利用しているため、当社グループでは、同サイトを活用したマーケティングに注力しております。出店地域で上位に露出する最適なプランを周知・徹底し、予約し易いように予約状況を常に把握・コントロールする等「HOT PEPPER Beauty」の効率的な運用ノウハウを蓄積しており、また、連結子会社のB-first株式会社がグループ全体の広告宣伝活動を一括して行うことにより、低コストでの高い集客に取り組んでおります。なお、集客全体に占めるWEB予約比率は2025年10月期通年で約8割であります。 ③ 地方展開及び空中店舗展開 当社グループは、地方及び都市部の空中店舗に展開し、賃料等の固定費削減分をスタイリストへの報酬及びWEB集客に投入することにより、高い競争力及び集客力を目指しております。 また、フランチャイズオーナー制度により、フランチャイズオーナーと縁がある地域の優良物件や特性等の詳細な情報を入手し、さらに、地方の主たる競合である個人経営店に対しては、「HOT PEPPER Beauty」の露出順位や予約のし易さ等により集客で差をつけ、積極的に地方展開に取り組んでおります。 ただし、①~③の取り組みが十分ではなく、のれんの対象となる事業の収益力が低下し減損損失を計上するに至った場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 15.減損損失」をご参照ください。 (3) 減損会計の適用について 当社グループは、原則として各店舗を独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位と捉え、減損会計を適用し、事業用固定資産の投資回収可能性を適時判断しております。 今後、事業環境の変化等により店舗収益性が低下した場合等には、有形固定資産及び使用権資産等について減損損失が発生し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 感染症に関するリスク 当社グループは、お客様・スタイリスト・従業員の安全を最優先に予防対策を講じておりますが、店舗等において感染者が発生することや、お客様の来店頻度が低下し現状よりさらに来店客数が減少することにより営業継続に支障をきたした場合、また、取引先において感染者発生により弊害が生じた場合等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、ライフスタイルの変化による来店頻度の低下により来店客数に減少傾向がありますが、現状よりさらに来店客数が大幅に減少した場合等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 経済動向による影響について 当社グループは、主に日本国内において事業を展開しているため、日本国内の景気の変動や政府の経済政策の影響によって、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 美容室チェーン単一のビジネスであることによるリスク 当社グループは、美容室事業に特化した経営を行っておりますが、消費者ニーズの変化等により美容室への需要が変化した場合、単一業態であるが故に他業態でカバーすることが困難であるため、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 競合について 当社グループが属する美容室業界は、参入障壁が低く新規参入が比較的容易であるため、多数の競合企業が存在しております。当社グループは、高い集客力と安定したスタイリストの確保により、市場での優位性確立と他社との差別化を図っていく方針ではありますが、今後において十分な差別化が図られなかったことにより、競争が激化した場合には、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) スタイリストの確保及び育成について 当社グループは、今後の事業拡大に伴い、継続的に優秀なスタイリストの確保及び育成が必要であると考えております。地場に根付いたフランチャイズオーナー制度により各地域におけるスタイリスト獲得力は高く、全国各地に教育施設を設置しスタイリスト育成に注力し、魅力的な独立開業支援により優秀な人材の離反を防止する仕組みを構築しております。しかしながら、必要なスタイリストの確保及び育成が計画どおり進まなかった場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、この場合、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) フランチャイズ加盟店が離脱することによるリスク 当社グループのフランチャイズ事業は、連結子会社であるB-first株式会社を通じ加盟店とフランチャイズ契約を締結し、経営指導、企業ノウハウ及び教育研修の提供を行うと共に人材採用やマーケティング、資金調達等の多面的な支援を行っております。また当社グループのフランチャイズオーナーは、オーナー間で成功ノウハウの共有等、密なコミュニケーションを取りつつ連携しており、フランチャイズ加盟店間のカニバリゼーションリスクを抑えると同時に、グループに所属することのメリットを多面的に享受できる事から、フランチャイズ加盟店の離脱は起きにくいと考えております。しかしながら、フランチャイズ加盟店が何らかの理由で離脱した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 出店政策及び店舗展開について 当社グループは、全国に店舗展開しておりますが、郊外では駐車場完備の広い敷地面積を持つ平屋店舗、都心では賃料の安い空中店舗を中心に店舗展開しており、固定費低減による価格競争力の向上及び集客力の強化に重点を置いております。 現時点においては、賃借先との関係性は良好であり、安定した店舗展開を行っております。また、当社の連結子会社である株式会社建.LABOに不動産に関する情報を集約し、新規の賃借先・デベロッパーの開拓を行っております。しかしながら、賃借先との関係性が悪化した場合、当社グループの今後の出店政策及び店舗展開に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 法的規制等について 当社グループは事業の運営において、一般的な法令に加え、美容師法等業界特有の各種法令による規制を受けております。各種法的規制に関して、法律を遵守するよう社員教育を行うとともにそれらの遵守体制を整備・強化しておりますが、今後の法令改正や、法的規制が強化された場合には、当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 業務委託契約に対する労働関係法令の適用に関するリスク 労働者とこれを使用する者の間に適用される主な法令としては、労働契約法、労働基準法、労働安全衛生法、雇用保険法、厚生年金保険法、健康保険法等が挙げられます。当社グループでは、スタイリストとの間において主に業務委託契約を締結しております。業務委託スタイリストによる施術の方法やシフト等の勤務条件について、当社グループが個別具体的な指揮命令を行うことはありませんので、業務委託スタイリストは当社グループが使用する労働者ではないと考えております。また、業務委託スタイリストに対して、施術の方法やシフト等の勤務条件について、当社グループが個別具体的な指揮命令を行わないことを徹底し、適宜に実態も調査することで業務委託性の透明度を高めるとともに、顧問弁護士、顧問社労士とも連携し、法的規制の動向について常に注視し、臨機応変に対応できる体制を取っております。しかしながら、今後の法令改正の内容によって、また、裁判例、行政の解釈・運用等が変更された場合には、そのための対応を迫られ、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 業務委託契約による店舗運営に支障が生じた場合のリスク 当社グループは、スタイリスト確保において正規雇用モデルではなく、スタイリストのキャリアプランに応じて柔軟に働ける業務委託モデルを主に採用しております。業務委託スタイリストに対して当社グループは個別具体的な指揮命令を行うことができないために店舗運営に支障が生じた場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 店舗の衛生管理に係るリスク 当社グループでは、安全な美容サービスをお客様に提供するために衛生管理を徹底しておりますが、万一、衛生事故等が発生した場合、企業イメージが著しく損なわれ、損害賠償の支払等によって、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、仮に、競合他社において衛生事故等が発生した場合であっても、美容業界全体に対する評判及び信用の低下によって消費者の美容サービスの需要後退等が生じ、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 特定の取引先への依存について 当社グループは、広告宣伝活動において、株式会社リクルートが提供する美容検索・予約サイト「HOT PEPPER Beauty」への依存度が高くなっております。当該企業との取引関係は良好でありますが、予約チャネルの多様化を検討してまいります。 (16) 顧客によるクレーム等による風評被害のリスク 当社グループでは、独自の育成プログラム等により美容サービスの品質向上を図っておりますが、当社グループが提供する美容サービスの品質に起因するお客様からのクレーム等の発生がブランドイメージに悪影響を与えた場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 個人情報保護について 当社グループは、取得及び収集した個人情報の漏洩等は当社グループの信用力低下に直結することから、個人情報取扱規程を制定し、同規程に基づき管理及び運用しております。しかしながら、万一漏洩があった場合、当社グループは社会的信用を失い、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (18) 天候不順等及び季節変動について 美容に対する需要は、入学・卒業式、夏休み、年末年始等の長期休暇がある3月、7月、12月に拡大する傾向があります。これらの需要拡大時期を分散させるために、クーポンの配布やシャンプー無料プレゼント等のキャンペーンを行っております。しかしながら、分散効果が限定的となり、需要拡大時期に冷夏、長雨、台風等の天候不順、インフルエンザ等の流行が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (19) 海外展開について 当社グループは、当社ブランドの海外展開を図っております。しかしながら、海外展開におきましては、その国の法令、制度、政治、経済、商慣習の違い、為替等の様々な潜在的リスクが存在しております。当社グループは、当該リスクを最小限にするために十分な対策を講じてまいりますが、それらのリスクに対処できないこと等により、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (20) M&A(企業買収等)による事業拡大について 当社グループは、事業拡大を加速する手段の一つとして、M&Aを有効に活用する方針です。特に、当社グループの慣行として、Agu.グループ全体に対するガバナンス強化、当社グループの収益及び利益の拡大を目的としたフランチャイズ会社の買収を行う場合があり、それにより追加的にのれんが計上される可能性があります。 M&Aにあたっては、対象企業の財務内容や契約関係等についての詳細な事前調査を行い、十分にリスクを検討する仕組みとなっておりますが、買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等、事前調査で把握できなかった問題が生じた場合や、事業の展開等が計画どおりに進まず、のれんの減損処理を行う必要が生じた場合、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、企業買収等により、当社グループが従来行っていない新規事業が加わる際には、その事業固有のリスク要因が加わります。 (21) 配当政策について 剰余金の配当については、中長期的な事業発展のための内部留保を確保しつつ、「配当性向50%を基準に算出した額と1株当たり60.00円の高い方」とする方針であります。 今後は、将来の事業拡大に必要な内部留保とのバランスを考えながら、企業価値の向上に努め、株主への利益還元を検討する方針でありますが、配当政策が業績に連動しているため、業績が悪化した場合、これに伴い配当が減少若しくは実施をしない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,059字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べ345百万円増加し、4,370百万円となりました。これは主として、現金及び現金同等物の増加21百万円、営業債権及びその他の債権の増加194百万円、棚卸資産の増加167百万円、その他の流動資産の減少38百万円等によるものであります。 非流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,983百万円増加し、22,706百万円となりました。これは主として、企業結合に伴う有形固定資産の増加33百万円、使用権資産の増加474百万円、のれんの増加1,225百万円、無形資産の減少36百万円、その他の金融資産(非流動)の増加98百万円、繰延税金資産の増加184百万円等によるものであります。 この結果、資産は、前連結会計年度末に比べ2,329百万円増加し、27,077百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べ699百万円増加し、6,288百万円となりました。これは主として、営業債務及びその他の債務の増加42百万円、契約負債の減少24百万円、借入金(流動)の増加201百万円、リース負債(流動)の増加304百万円、未払法人所得税等の増加67百万円、その他の流動負債の増加108百万円等であります。 非流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,105百万円増加し、11,791百万円となりました。これは主として、借入金(非流動)の増加574百万円、リース負債(非流動)の増加360百万円、引当金(非流動)の増加187百万円、繰延税金負債の減少17百万円等によるものであります。 この結果、負債は、前連結会計年度末に比べ1,804百万円増加し、18,080百万円となりました。 (資本) 資本は、前連結会計年度末に比べ524百万円増加し、8,997百万円となりました。これは主として、親会社の所有者に帰属する当期利益による利益剰余金の増加893百万円と配当に伴う利益剰余金の減少397百万円と差額による利益剰余金の増加496百万円等によるものであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、個人消費の回復基調が継続するとともに、企業における賃上げや価格転嫁の動きが広がり、経済活動は概ね安定的に推移しております。特に、サービス業を中心に需要の堅調さが見られ、当社グループが属する美容業界においても消費意欲の回復傾向が継続しております。 一方で、ロシア・ウクライナ情勢及びイスラエル・パレスチナ問題の長期化に伴う国際情勢の不安定さに加え、円安基調の継続により原材料価格やエネルギーコストの高止まりが続いており、企業のコスト負担は依然として高い水準にあります。また、生活必需品を中心とした物価上昇により、消費者の購買行動には慎重な姿勢が見られる場面もあり、先行きについては引き続き不透明な状況となっております。 さらに、2025年にかけては世界的な金融政策の動向や為替変動の影響が注視されるなど、実体経済への影響も見通しにくい状況が続いております。 このような状況の中、当社グループは、企業理念に「スタイリストファーストを信念にお客さまに幸せと喜びを提供する」ことを掲げ、美容室業界の課題であるスタイリストの長時間労働、低賃金、高離職率を是正し、新たなキャリアデザインを創造することでスタイリスト自身の喜びに繋げることが、更なるお客さまの幸せに繋がると考え、その実現に向けて日々の経営に取り組んでおります。 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 (直営美容室運営事業) 直営美容室運営事業につきましては、美容室運営法人3社のM&Aを実行したこと及び直営店舗の新規出店により、美容サービス収益が増加した一方で、インフレによるコスト増の影響を受けました。この結果、売上収益は15,746百万円(同6.1%増)、外部収益は15,746百万円(同6.1%増)、セグメント損失は20百万円(前年同期は139百万円のセグメント利益)となりました。 (フランチャイズ事業) フランチャイズ事業につきましては、フランチャイズ店舗の新規出店により、ロイヤリティー収益が増加いたしました。この結果、売上収益は2,945百万円(同9.4%増)、外部収益は1,831百万円(同14.2%増)、セグメント利益は1,190百万円(同8.5%増)となりました。 (インテリアデザイン事業) インテリアデザイン事業につきましては、他業種向け(フィットネス店・デンタル店・飲食店等)の売上が増加した一方で、直営店舗及びフランチャイズ店舗向けの売上が前年比減少いたしました。この結果、売上収益は2,243百万円(同6.2%減)、外部収益は1,800百万円(同3.9%増)、セグメント利益は67百万円(同40.9%減)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ21百万円増加し、当連結会計年度末には2,263百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により増加した資金は2,879百万円(前連結会計年度は3,411百万円の増加)となりました。これは主に増加要因として税引前利益1,489百万円(前年同期比92百万円の減少)、減価償却費及び償却費2,330百万円(前年同期比125百万円の増加)、減損損失31百万円(前年同期比21百万円の増加)、金融収益及び金融費用141百万円(前年同期比16百万円の減少)、その他12百万円(前年同期比361百万円の減少)等に対し、固定資産除売却損益25百万円(前年同期比43百万円の減少)、営業債権及びその他の債権の増加6百万円(前年同期比141百万円の減少)、棚卸資産の増加137百万円(前年同期比92百万円の増加)、営業債務及びその他の債務の減少113百万円(前年同期比288百万円の減少)、契約負債の減少117百万円(前年同期比143百万円の減少)、利息の支払額157百万円(前年同期比25百万円の増加)、法人所得税の支払額572百万円(前年同期比153百万円の減少)等の資金減少要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により減少した資金は1,244百万円(前連結会計年度は700百万円の減少)となりました。これは主に増加要因として有形固定資産の売却による収入95百万円(前年同期比4百万円の減少)、差入保証金の回収による収入20百万円(前年同期比6百万円の増加)、匿名組合からの分配による収入39百万円(前年同期比39百万円の増加)等に対し、有形固定資産の取得による支出407百万円(前年同期比255百万円の減少)、子会社の取得による支出929百万円(前年同期比929百万円の増加)、差入保証金の差入による支出71百万円(前年同期比12百万円の増加)等の資金減少要因があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により減少した資金は1,614百万円(前連結会計年度は2,794百万円の減少)となりました。これは主に増加要因として長期借入れによる収入2,430百万円(前年同期比472百万円の増加)に対し、長期借入金の返済による支出1,881百万円(前年同期比192百万円の増加)、リース負債の返済による支出1,766百万円(前年同期比127百万円の増加)、配当金の支払額397百万円(前年同期25百万円の減少)等の資金減少要因があったことによるものであります。 ④ 生産・受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載をしておりません。 b.受注実績 当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載をしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 事業別売上高 事業区分   当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)   前年同期比(%) 直営美容室運営事業(百万円)   15,746   6.1 フランチャイズ事業(百万円)   2,945   9.4 インテリアデザイン事業(百万円)   2,243   △6.2 合計   20,935   5.0 外部顧客への事業別売上高 事業区分   当連結会計年度(自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)   前年同期比(%) 直営美容室運営事業(百万円)   15,746   6.1 フランチャイズ事業(百万円)   1,831   14.2 インテリアデザイン事業(百万円)   1,800   3.9 合計   19,378   6.6 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 a.Aguグループにおける店舗数 堅調に国内での新規出店を推進できており、2025年10月末時点で国内1,100店舗に到達しております。2026年10月期もフランチャイズ店舗を中心に出店を積み重ねることにより、65店舗の店舗数純増を計画しております。 b.Aguグループにおける店舗当たりスタイリスト数 リファラルを中心に新規採用を推進しております。2026年10月期には期中平均ベースで直営店舗約4.4名、フランチャイズ店舗約4.1名を計画しております。 c.Aguグループにおけるスタイリスト当たり客数 郊外エリアの出店を増加させており、郊外エリア店舗に在籍するスタイリストの方が、平均的に勤務時間が短く、当該指標(KPI)も連動して低位な傾向にあることから、微減傾向にあります(2025年10月期通期(月間平均):直営店舗103名、フランチャイズ店舗99名に対し、2026年10月期通期(月間平均)で直営店舗100名、フランチャイズ店舗96名を計画しております)。 d.Aguグループにおける顧客単価 郊外出店の増加及びリピーターの積み上がりとともに最新のトレンドを勘案したメニュー設定を行い、積極的に高単価メニューを提案することで増加基調にあります。(2025年10月期通期:直営店舗6,171円、フランチャイズ店舗6,326円に対し、2026年10月期通期ベースで直営店舗6,345円、フランチャイズ店舗6,547円を計画しております。) ② 重要性がある会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。この連結財務諸表の作成に当たり経営者の判断に基づく会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に与える見積りが必要となります。経営者は、これらの見積りを行うに当たり過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 2 作成の基礎、 3 重要性がある会計方針、 4 見積り及び判断の利用」に記載しておりますが、連結財務諸表の作成に当たって特に重要と認識しているものは以下のとおりであります。 (非金融資産の減損) のれん及び無形資産が配分されている資金生成単位グループについては毎期、さらに減損の兆候がある場合には都度、減損テストを行っております。資金生成単位グループに配分されたのれん及び無形資産の回収可能価額は、使用価値によって算定しております。 使用価値は、以下の主要な仮定に基づいて算定しております。 各資金生成単位グループにおける将来キャッシュ・フローは、経営者によって承認された5年を限度とする事業計画を基礎とし、以降の期間の将来キャッシュ・フロー及び事業計画期間経過後の成長率は、日本の長期予想インフレ率のみを考慮し、事業の成長性をゼロとして継続価値を算定しております。成長性は、市場の長期の平均成長率を超過しない範囲で決定しております。 将来キャッシュ・フローの予測期間は、各資金生成単位の事業に応じた適切な期間を設定しております。 各資金生成単位に適用される割引率は、税引前加重平均資本コスト等を基礎に、外部情報及び内部情報を用いて事業に係るリスク等が適切に反映されるよう算定しております。 当該見積り及び仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において減損損失が発生する可能性があります。 ③ 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載しております。 b.経営成績の分析 (売上収益、売上原価、売上総利益) 売上収益は、前連結会計年度比1,194百万円増加し、19,378百万円(前年同期比6.6%増)となりました。直営及びフランチャイズ店舗の新規出店及び3件の美容室法人の株式譲受が主因であります。前連結会計年度比で直営美容室運営事業が898百万円、フランチャイズ事業が252百万円の増収、インテリアデザイン事業が148百万円の減収となりました。 外部収益については、前連結会計年度比で直営美容室運営事業が898百万円、フランチャイズ事業が228百万円、インテリアデザイン事業が67百万円、それぞれ増収となりました。 売上原価については、前連結会計年度比で629百万円の増加となり、10,223百万円(同6.6%増)となりました。 この結果、売上総利益は前連結会計年度比564百万円増加し、9,154百万円(同6.6%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、その他収益、その他費用、営業利益) 販売費及び一般管理費は、直営店舗の新規出店に伴う固定費の増加や、事業拡大に伴う人員の増加等により前連結会計年度比で561百万円増加し、7,570百万円(同8.0%増)となりました。 その他収益は、前連結会計年度比で53百万円減少し、149百万円(同26.4%減)となりました。 その他費用は、前連結会計年度比で58百万円増加し、102百万円(同133.0%増)となりました。 この結果、営業利益は前連結会計年度比で109百万円減少し、1,630百万円(同6.3%減)となりました。 (金融収益、金融費用、税引前利益) 金融収益は、前連結会計年度比で28百万円増加し、44百万円(同174.4%増)となりました。 金融費用は、前連結会計年度比で11百万円増加し、186百万円(同6.7%増)となりました。 この結果、税引前利益は前連結会計年度比92百万円減少し、1,489百万円(同5.9%減)となりました。 (法人所得税費用、当期利益) 法人所得税費用は、子会社の繰延税金資産の回収可能性の見直しによる取り崩しが主因で、前連結会計年度比で90百万円増加し、595百万円(同17.9%増)となりました。 この結果、当期利益は前連結会計年度比で183百万円減少し、893百万円(同17.0%減)となりました。 c.キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、スタイリスト及び本社社員等の人件費、店舗賃料、広告宣伝費及び求人費等があります。また、投資を目的とした資金需要は、出店リニューアルに伴う店舗設備投資等があります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。当社グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入れによる資金調達であります。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース負債を含む有利子負債の残高は13,477百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,263百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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