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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アプライド

Applied Co., Ltd.3020 · Standard · 小売業

九州を地盤にパソコン専門店とHPC・産業用コンピューターの販売を展開するほか、化粧品・雑貨販売や出版・広告事業も手がける複合企業。

概要

アプライドは福岡市に本社を置く小売業である。パソコン専門店「アプライド」を九州・中四国・関西・北陸・東海・東北に27店舗展開し、PC・ワークステーションの製造販売とサポートを手掛ける。子会社㈱ハウズが化粧品・雑貨専門店「ハウズ」を5店舗運営し、㈱シティ情報ふくおかがタウン情報誌や広告代理店事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は480億円、従業員数は440人である。

三つの事業セグメントが収益を支える構造

当社グループはパソコン・ゲーム事業、化粧品・雑貨事業、出版・広告事業の三つで構成される。パソコン・ゲーム事業は売上高の約78%を占め、直営店舗販売、システムインテグレーション(SI)、産業用コンピューター受注、通信販売など多様なチャネルを持つ。化粧品・雑貨事業は子会社ハウズの5店舗と特販営業部による輸出・卸売で年間100億円超を売り上げる。出版・広告事業はタウン情報誌「シティ情報ふくおか」とデジタルプロモーションで地域密着の収益源となっている。

九州を核に全国へ広がる販売網

店舗営業部は九州・中四国・関西・北陸・東海・東北の6地域に27のパソコン専門店を展開する。SI営業部は同6地域に25拠点を持ち、大学・官公庁向けHPC販売を担う。特機営業部と広域システム営業部は九州・関西・東海・関東に各4拠点。通販営業部は九州・東海に2拠点。子会社ハウズは九州・東海に5店舗、シティ情報ふくおかは九州に1拠点。本社機能は福岡市博多区に置かれ、生産拠点は福岡県と愛知県名古屋市にある。

直販型メーカーとしての事業モデル

グループは「直販型メーカー」を標榜し、自社製造のオリジナル製品とサービスを一体化して提供する。パソコン・ゲーム事業では福岡工場と2025年稼働の名古屋生産工場でPC・ワークステーションを組み立て、店舗や法人向けに直接販売する。SI営業部はHPCや産業用コンピューターを顧客要件に合わせて受注生産する。化粧品・雑貨事業でも自社農園「ひーな農園」を活用した独自商品を展開し、差別化を図る。

連結子会社が担う専門領域

グループは提出会社アプライドに加え、2社の連結子会社を持つ。㈱ハウズは化粧品・雑貨専門店「ハウズ」を運営し、物販に加えイベントやスクール事業で顧客参加型のサービスを提供する。㈱シティ情報ふくおかはタウン情報誌「シティ情報ふくおか」の発行、デジタルコンテンツサービス「Fukuokaナビ」の運営、法人・自治体向け広告代理店事業を手掛ける。両社とも九州を地盤としながら、グループの事業多角化に貢献している。

業績は2期連続で過去最高を更新

2026年3月期の連結売上高は480億円(前期比1.5%増)、経常利益34億円(同29.0%増)、当期純利益22億円(同28.3%増)と2期連続で過去最高を更新した。パソコン・ゲーム事業がWindows10サポート終了に伴う買い替え需要を取り込み373億円(同8.2%増)に伸長。化粧品・雑貨事業は卸売減少で102億円(同16.6%減)、出版・広告事業は紙面広告減少で3億円(同12.9%減)だったが、全体の増収増益を達成した。

業界の中での役割はエンドユーザー向けパソコン製品の販売・サポートと、大学・官公庁向けHPCシステムの供給を担う。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
480億円
営業利益
34億円
営業利益率
7.1%
純利益
23億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
パソコン・ゲーム事業374億円77.8%33億円8.8%
化粧品・雑貨事業103億円21.4%0億円0.0%
出版・広告事業4億円0.8%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01一般消費者向けPC販売主力

直営のパソコン専門店「アプライド」を九州・中四国・関西・北陸・東海・東北の27拠点で展開し、パソコン本体や周辺機器の店頭販売、ソリューション提案、サポート提供を行っている。通信販売も手がける。

主な製品・サービス1
パソコン本体・周辺機器
店舗および通販で販売するパソコン本体と周辺機器。初心者向けサポートを付帯する。

02大学・官公庁・研究機関主力

SI営業部が全国25拠点で、大学・官公庁・研究機関向けのHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)製品の受注販売を展開している。高性能計算環境を顧客の研究・業務用途に応じて納入する。

主な製品・サービス1
HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)製品
大学や研究機関向けの高性能計算システム。並列計算や大規模シミュレーションを用途とする。

03産業機器・流通向け準主力

特機営業部は国内流通販売を行い、広域システム営業部は産業用コンピューターの受注販売を展開する。製造現場や流通業などの業務用途向けに、耐久性や拡張性を備えたシステムを供給している。

主な製品・サービス1
産業用コンピューター
工場や交通、金融など過酷な環境で稼働する業務用コンピューター。長期供給や拡張性を重視。

04化粧品・雑貨流通副次

特販営業部が海外向け輸出販売、国内流通販売、通信販売を手がけるほか、子会社ハウズが直営の化粧品・雑貨専門店「ハウズ」を九州・東海地区で5拠点展開している。輸入ブランドを含む化粧品や雑貨を消費者に提供する。

05出版・広告副次

子会社シティ情報ふくおかが、タウン情報誌や企画本の出版、コンテンツ情報サービス「Fukuokaナビ」の運営、法人・地方自治体向け広告代理店事業を展開している。九州地域に密着したメディア事業。

製品と技術

ハイパフォーマンスコンピューティング製品

SI営業部が取り扱うHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)製品は、大学・官公庁・研究機関向けに設計・販売される。顧客の計算需要に応じてワークステーションやクラスターシステムを構成し、AI・シミュレーション用途に最適化。2025年10月のWindows10サポート終了に伴う買い替え需要も追い風となり、高機能モデルの受注が増加。自社製造により短納期・カスタマイズ対応を強みとする。

産業用コンピューターと受注販売

広域システム営業部は、製造現場や制御システム向けの産業用コンピューターを手掛ける。耐環境性や長期供給保証が求められる製品を、顧客の仕様に合わせて受注生産する。販路は九州・関西・東海・関東の4拠点。安定した需要に支えられ、パソコン・ゲーム事業内の収益源の一つとなっている。

化粧品・雑貨専門店ハウズの独自商品

子会社ハウズが運営する「ハウズ」は九州・東海に5店舗を持ち、オリジナルグッズやセレクト雑貨を販売。アプライドグループ自社農園「ひーな農園」で栽培した素材を使った商品や、キャラクター「むにゃむ」グッズを展開。会員制度「ハウズプレミアムメンバーズ」による特典販売や、店舗内イベント・スクール事業で他社と差別化を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

中堅PC周辺機器販売、成長鈍化

アプライドはパソコン・周辺機器販売を主力とする中堅小売企業。売上高は2025年3月期473億円と、同業のトライアルホールディングスなどと比較して規模は中程度。営業利益率は5.71%から7.08%へ改善しているが、PC市場の縮小や競争激化が課題。ネット通販や法人需要に注力する一方、店舗展開は限定的。

強み

  • PC関連製品を中心に幅広い品揃えで顧客ニーズに対応。
  • 法人向け販売に強みを持ち、安定した収益源を確保。
  • 修理・サポートサービスで顧客満足度向上とリピート獲得。
  • 営業利益率が7%超と改善し、効率化が進んでいる。

課題

  • タブレット・スマホ普及でPC需要が減少し、市場が縮小。
  • 家電量販店やネット通販との競争が激しく、価格競争にさらされる。
  • 実店舗中心でネット販売比率が低く、成長に課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がアプライド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19993ヤマザワ127億円9.0倍
23053ペッパーフードサービス123億円72.2倍
33175エー・ピーホールディングス123億円10.7倍
48207テンアライド122億円
52764ひらまつ120億円51.4倍
63020アプライド118億円5.2倍
73556リネットジャパングループ115億円15.9倍
83418バルニバービ115億円25.1倍
97636ハンズマン115億円10.3倍
109846天満屋ストア114億円8.4倍
117416はるやまホールディングス114億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 0件

2013年度の赤字決算とその後の黒字転換

2013年3月期の連結当期純利益は4億円の赤字を計上した。この時期の業績不振を受け、グループは経営体質の改善に着手。翌2014年3月期には売上高277億円、純利益1億円と黒字化を果たした。以降、売上高は緩やかに増加し、2016年3月期には290億円、純利益7億円まで回復。赤字からの脱却は、コスト管理の徹底と直販型メーカーへのシフトが寄与したと見られる。

売上高300億円台への成長と利益の安定化

2017年3月期に売上高が302億円に達し、初めて300億円の大台を超えた。当期純利益は7億円。その後も売上高は拡大を続け、2019年3月期には303億円、純利益11億円。2020年3月期は322億円、純利益11億円と横ばいだったが、2021年3月期には397億円、純利益15億円と急伸。この間、パソコン・ゲーム事業の法人需要やHPC販売が牽引し、利益率も改善した。

名古屋生産工場の稼働と生産能力の増強

2025年10月、愛知県名古屋市に新たな生産工場を稼働させた。福岡工場に加え二拠点体制となり、オリジナル製品の生産能力が増強された。背景にはWindows10サポート終了(2025年10月)に伴う需要増への対応と、部材供給不足のリスク軽減がある。工場増設により、年度末の需要ピーク時の供給体制を強化し、売上拡大を下支えした。

東北初出店と営業基盤の拡充

2026年2月、東北地区初となる直営店「アプライド仙台店」をオープンし、全国の店舗網が27拠点となった。これまで空白エリアだった東北に進出することで新たな商圏を開拓。仙台店ではブランド認知向上施策を展開し、法人・個人双方への販路拡大を図った。同店は直販型メーカーの強みを活かし、地域密着型のサポートを提供している。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    高付加価値商品・サービスの提供

    企画・製造・調達部門を整備し、ハードとサービスを融合した直販型メーカーとして顧客拡大と利益創出を推進する。

  2. 02

    営業力と技術力の強化

    営業部門の人員拡充と技術・サービスレベルの向上を図り、長期的な成長を目指す。

  3. 03

    積極的な投資による組織強化

    製造能力増強、新規出店・既存店舗改装、IT人材育成など有効な投資を積極的に行い、組織構造を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で440人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は527万円で、9期前と比べて+8.2%平均年齢は34.5歳、平均勤続年数は11.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月376
2018年3月380
2019年3月48733.38.3383
2020年3月49233.49.3400
2021年3月49133.59.7402
2022年3月48333.69.8426
2023年3月47933.910.2428
2024年3月49334.310.6425
2025年3月51134.711.2421641
2026年3月52734.511.0440773

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率53.8%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)71.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
アプライド仙台店 — 宮城県仙台市490百万円
パソコン・ゲーム事業
アプライド福山店 — 広島県福山市466百万円
パソコン・ゲーム事業
アプライド熊本店 — 熊本県熊本市418百万円
パソコン・ゲーム事業
アプライド大分店 — 大分県大分市400百万円
パソコン・ゲーム事業
アプライド松山店 — 愛媛県松山市325百万円
パソコン・ゲーム事業
アプライド南福岡店 — 福岡市南区296百万円
パソコン・ゲーム事業
ハウズひびきの店 — 福岡県北九州市292百万円
化粧品・雑貨事業
アプライド一宮店 — 愛知県一宮市241百万円
パソコン・ゲーム事業
ハウズ熊本店 — 熊本県熊本市205百万円
化粧品・雑貨事業
アプライド鹿児島店 — 鹿児島県鹿児島市165百万円
パソコン・ゲーム事業
ほか30件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ハウズ
    福岡県福岡市 博多区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱シティ情報ふくおか
    福岡県福岡市 中央区 · 連結子会社
    議決権76.6%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    GPU1台の購入
    運輸安全委員会 · 2026-03-11
    118万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は480億円営業利益34億円前期と比べると増収増益で、売上が+1.5%、利益が+25.9%。

売上高
+1.5%
480億円
営業利益
+25.9%
34億円
純利益
+27.8%
23億円
営業利益率
7.1%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高481億円480億円
営業利益33億円34億円
純利益22億円23億円
1株あたり配当¥100¥100

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は110億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+17.0%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1194
2024年1Q9444.32
2024年2Q10243.93
2024年3Q10965.54
2024年4Q1233
2025年2Q201105.07
2025年4Q272176.311
2026年2Q211157.110
2026年4Q269197.113
2027年1Q11065.54

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は240億円から480億円へ2.0倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。売上は3期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月240−2−4
2014年3月27731
2015年3月26731
2016年3月290117
2017年3月302137
2018年3月308128
2019年3月3031411
2020年3月3222011
2021年3月3972415
2022年3月4402415
2023年3月3861811
2024年3月4282112
2025年3月47327275.718
2026年3月48034357.123

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高480億円のうち、営業利益として残るのは34億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は23億円、売上の4.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.7%368億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.0%77億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%34億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
23.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.4pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.3pt
4.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.1pt
17.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが30億円、投資CFが−21億円で、差し引きのフリーCFは9億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は39億円で、売上の1.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月00−303
2014年3月53−389
2015年3月−1−2−1−35
2016年3月8−2−369
2017年3月−3−2−2−52
2018年3月1−89−74
2019年3月154−131910
2020年3月19−3−161610
2021年3月13−6−2715
2022年3月10−6−8411
2023年3月18−7−81114
2024年3月14−3−61119
2025年3月29−6−52337
2026年3月30−21−7939

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は220億円。このうち返さなくてよい自己資本が139億円で、自己資本比率は62.7%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月118318725.6
2014年3月122329025.3
2015年3月121319025.4
2016年3月131379427.6
2017年3月131438832.0
2018年3月1505010032.7
2019年3月154609438.7
2020年3月154708445.2
2021年3月168907853.0
2022年3月161857652.5
2023年3月169947555.1
2024年3月1811047757.1
2025年3月2021208258.7
2026年3月2201398162.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
65億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
125億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
15億円
在庫として抱えている分
負債合計
81億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中43位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中221位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
17.7%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.7%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.5%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥4,350で、1年前と比べて+14.0%過去52週の値幅のなかでは62%の位置にある。

¥4,350-0.9%1ヶ月+6.1%1年+14.0%時価総額118億円
過去52週の値幅
安値¥3,675高値¥4,765

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.2倍
PER (会社予想)5.5倍
PBR0.84倍
配当利回り2.30%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は4410円で、直近の値動きは8月14日に4325円、8月17日に4400円と上昇傾向にあります。移動平均線は25日線が4160.6円、75日線が4070.13円、200日線が4076.09円で、株価は全ての移動平均線を上回っており、上昇トレンドが明確です。52週高値4765円に対しては約7.5%下にあり、52週安値3675円からは約20%上昇しています。RSIは70.54と買われ過ぎ圏に入っており、短期的な過熱感があります。出来高は8月14日に6100株と急増しましたが、8月18日には2000株と落ち着いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは5.25倍と業界平均40.12倍を大幅に下回り、PBRも0.8507倍と1倍未満です。ROEは17.7%と高く、収益性は良好です。配当利回りは2.27%と業界平均12.73%を大きく下回りますが、これは特殊な水準であり、通常の比較では割安です。予想PERも5.5倍と低く、今後の増益が期待されます。ただし、配当性向が15.9%と低く、株主還元の余地があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.2倍39.6倍
PER (予想)5.5倍
PBR0.84倍2.44倍
ROE17.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

中古パソコン需要の拡大や、円安による新品価格上昇を受けて、中古品の販売が伸びるかが焦点です。強気派は、中古IT市場の成長と同社の販売網を評価し、収益拡大を期待します。弱気派は、競争激化による販売価格の低下や、景気後退による個人消費の減速を懸念します。業績は増収増益で推移しており、今後の成長持続性が論点となっています。

プラスに働く材料7
  • 中古市場の成長

    新品価格の高騰で中古品需要が増加し、販売数量が伸びている

  • 増収増益基調

    直近の決算で売上高・利益ともに増加しており、成長が続いている

  • 低いバリュエーション

    PERが5倍台と割安で、株価上昇余地があるとの見方

  • PER5.24倍・PBR0.85倍の割安、高ROE17.7%が注目継続影響

    時価総額119億円、純利益23億円でPER5.2倍、ROE17.7%とPBR0.85倍の組み合わせは極めて割安

  • 営業利益率5.71%→7.08%へ連続改善、収益性向上通年影響

    営業利益34億円は前期比+7億円、売上高480億円で利益率7.08%

  • 純利益18億→23億円と28%増益、成長持続通年影響

    純利益23億円は前期比+5億円、増益率27.8%でEPS拡大

  • 配当利回り2.27%と相応の株主還元継続影響

    配当利回り2.27%は低位PERと合わせて投資魅力を高める

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    同業他社やネット販売との競争で販売価格が下落する可能性がある

  • 個人消費の減速

    景気後退時はIT製品への支出が削減されるリスクがある

  • 市場の成熟

    パソコン市場の成熟で需要が頭打ちになる可能性がある

  • 来期予想PER5.5倍は実績5.24倍を上回り、減益予想決算発表後影響

    予想PER5.5倍は実績PER5.24倍を上回り、来期利益が横ばいか微減するとの市場想定

  • 売上高の伸びが45億円増から7億円増へ急減速通年影響

    売上高480億円と前期比+1.5%、前期の+11%から成長鈍化

  • 外国人持株比率3.22%と低位、海外資金の流入乏しい継続影響

    外国人保有3.22%は低く、海外機関の選好対象になりにくい

  • 時価総額119億円の小型株、流動性リスク継続影響

    時価総額119億円は売買代金が細く、大口注文で株価が変動しやすい

次の決算で確かめる点
中古品販売比率
中古品は利益率が高いため、比率が高まると収益性向上に寄与する
店舗売上高成長率
既存店の売上動向が小売業の需要を反映し、業績の先行指標となる
客単価
客単価の変動は消費者動向と商品ミックスを反映し、収益に影響する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり100で、前期から+30.0%いまの株価に対する利回りは2.30%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥100
1株あたり
配当利回り
2.30%
いまの株価に対して
配当性向
15.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4526.2
2018年3月40−11.111.4
2019年3月5025.08.5
2020年3月7040.014.9
2021年3月8014.314.7
2022年3月856.315.4
2023年3月80−5.920.2
2024年3月800.018.6
2025年3月10025.016.2
2026年3月13030.015.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥100

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,815人。区分でいちばん多いのは事業法人51.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.7%を占め、残る43.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人46.948.347.750.850.451.1
個人・その他40.444.042.741.939.537.5
金融機関2.72.62.72.66.05.6
外国法人8.31.20.81.51.53.2
証券会社1.63.96.13.32.62.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱パム49.05
02日本証券金融㈱3.11
03岡義治2.96
04アプライド従業員持株会2.75
05内藤征吾2.49
06㈱西日本シティ銀行2.49
07光通信KK投資事業有限責任組合1.89
08INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券㈱)1.59
09上田八木短資㈱1.25
10若杉精三郎1.17

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+704%、1株純資産は14期で+323%。直近期のROEは17.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−1391,206−10.8
2014年3月421,2163.516.446.6
2015年3月331,2092.725.745.8
2016年3月2591,42819.65.317.5
2017年3月2631,65217.18.026.2
2018年3月3301,93718.45.211.4
2019年3月4472,34620.93.68.5
2020年3月4442,73417.52.814.9
2021年3月5833,29119.45.414.7
2022年3月5503,12817.14.515.4
2023年3月4073,44912.45.020.2
2024年3月4483,81712.36.318.6
2025年3月6544,38116.04.316.2
2026年3月8395,10117.74.515.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額185百万円。

氏名役職年齢保有株数
岡義治代表取締役 会長兼社長80,000
坂井雅実常務取締役23,600
甫木眞也常務取締役20,100
宇野敬泰常務取締役10,200
藤田宏取締役1,700
岡美和子取締役
岡桜子取締役
山口圭介取締役1,700
丸山正公取締役2,200
林幸蔵取締役2,600
善田順一社外取締役
鈴木徹常勤監査役10,000
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
津留博幸社外監査役(非常勤)
櫻井邦博社外監査役(非常勤)

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員11162817015
監査役11201212
社外監査役3331

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,090字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(提出会社であるアプライド㈱)及び子会社2社(㈱ハウズ・㈱シティ情報ふくおか)で構成されており、パソコン・ワークステーションの製造・販売・サポートを主な内容とし、化粧品・雑貨の販売及び出版・広告事業を展開しております。 なお、次の7営業部及び2子会社によるグループ管理体制のもと、3事業を推進しております。当該3事業は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)パソコン・ゲーム事業 ①店舗営業部 店舗営業部(当社)では、直営のパソコン専門店「アプライド」を、九州・中四国・関西・北陸・東海・東北地区において27拠点展開し、店舗販売を推進しております。 ②店舗システム営業部 店舗システム営業部(当社)では、直営のパソコン専門店「アプライド」を、九州・中四国・関西・北陸・東海・東北地区において27拠点展開し、店舗におけるソリューション営業とサポート提供を推進しております。 ③SI営業部 SI(システムインテグレーション)営業部(当社)では、九州・中四国・関西・北陸・東海・関東・東北地区において25拠点展開し、大学・官公庁・研究機関向けのHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)製品の受注販売を推進しております。 ④特機営業部 特機営業部(当社)では、九州・関西・東海・関東地区において4拠点展開し、国内向けの流通販売を推進しております。 ⑤広域システム営業部 広域システム営業部(当社)では、九州・関西・東海・関東地区において4拠点展開し、産業用コンピューターの受注販売を推進しております。 ⑥通販営業部 通販営業部(当社)では、九州・東海地区において2拠点展開し、通信販売を推進しております。 (2)化粧品・雑貨事業 ①特販営業部 特販営業部(当社)では、九州地区において1拠点展開し、海外向けの輸出販売、国内向けの流通販売、通信販売を推進しております。 ②㈱ハウズ ㈱ハウズ(子会社)では、直営の化粧品・雑貨専門店「ハウズ」を、九州・東海地区において5拠点展開し、店舗販売を推進しております。 (3)出版・広告事業 ㈱シティ情報ふくおか ㈱シティ情報ふくおか(子会社)では、九州地区において1拠点を展開し、タウン情報誌・企画本等の出版、コンテンツ情報サービス「Fukuokaナビ」の運営、法人及び地方自治体向けの広告代理店事業を推進しております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図に示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題433字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、ハードとサービスを融合した販売を中心に据え、直販型メーカーとして特化した営業展開を図り、顧客拡大と利益創出を推進しております。 継続的に成長し、利益体質を強化していくためには、高付加価値な商品・サービスを提供することが不可欠であり、そのための企画・製造及び調達に携わる部門を重要な要素であると考え、その整備に注力してまいりました。 しかし、厳しさを増す環境下において、長期的に成長していくためには、財務基盤の充実とともに、さらなる事業の構築、営業部門の人員拡充と技術・サービスレベルの向上が併せて必要であり、今後も製造能力の増強、新規出店や既存店舗の改装及びIT人材育成など、有効な投資を積極的に行い、組織構造の強化を図ってまいります。 以上のような施策により、全社を挙げて業績の向上に取り組んでまいります。株主の皆様におかれましては、今後とも、相変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
事業等のリスク2,499字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあり、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えられます。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであり、将来を含めた当社グループのリスク全般を網羅するものではありません。 (1)企業買収、戦略的提携について 当社グループは、既存の事業基盤を拡大するため、あるいは新たな事業への進出のため、事業戦略の一環として企業買収や資本提携を含む戦略的提携を行う可能性があります。企業買収や戦略的提携にあたっては、十分な分析と検討を行いますが、買収・提携後の事業計画が当初の計画どおりに進捗しない場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)資金調達について 当社グループは、今後も出店を行っていく方針であり、当該設備投資資金については、内部留保で不足する分を、主に金融機関からの借入れで調達する方針であります。しかしながら、今後の金融情勢によっては、新たな資金調達ができず、想定どおりの出店ができない可能性があります。 (3)店舗及び営業所の展開について 当社グループは、新規の需要を開拓するため、店舗及び営業所の展開による営業基盤の拡充を図っております。しかしながら、店舗及び営業所の展開が計画どおりにできなかった場合、あるいは新設した店舗及び営業所の営業収支が計画どおりにいかなかった場合には、当社グループの事業計画及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)店舗及び営業所の閉鎖について 当社グループは、部門別業績管理を徹底させており、業績の回復が見込めない不採算店舗及び営業所は、当社グループの閉鎖基準に基づき閉鎖する可能性があります。今後、閉鎖基準に該当する店舗及び営業所を閉鎖した場合、閉鎖損失を計上する可能性があります。 (5)パソコン及び関連商品の販売単価について 当社グループは、パソコン及び関連商品の販売を主体として、店舗及び営業所を展開しております。当社グループの主力販売商品であるパソコンの出荷単価は、変動することがあります。当社グループは、付加価値を極力高めて販売する施策を採っておりますが、メーカーや取引先の都合などの要因で、当社グループが想定する範囲を超えた価格変動が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)商品及び製品の在庫リスクについて 当社グループは、商品及び製品の在庫リスクを極力抑えるための購買政策、在庫コントロール策を講じております。しかしながら、何らかの要因で陳腐化在庫を大量に抱える事態となった場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)競合の影響について 当社グループが店舗及び営業所を展開するすべての地域で、同業他社との競合状態が生じております。 当社グループは、独自製品の品質と価格、品揃え、人的サービスによる差別化を図っておりますが、現在の競合状況に加え、同業他社が当社営業拠点の近隣に出現した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)季節要因及び自然災害の影響について 冷夏や暖冬等の異常気象、あるいは台風や地震等の自然災害により、季節商品の需要が低迷したり、顧客数が減少した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)感染症流行の影響について 大規模な感染症が流行した場合には、当社グループの生産拠点における操業停止、営業拠点における業務停止または業務効率の低下、取引先の業務停止などにより、当社グループに悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)売掛金について 当社グループのうち、大学、官公庁向けの販売を主体とするSI営業部及び、流通ルートへの卸売を主体とする特機営業部等では、売掛販売を行っております。法人顧客及び取引先の与信・回収管理は、与信管理規程に従って慎重に行っておりますが、売上の増大と共に貸倒れのリスクを抱えることとなります。万が一、売掛先の法人顧客及び取引先が信用不安に陥り、破綻等を起こした場合、売掛金の回収が不能となり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)為替変動の影響について 当社プライベートブランドのパソコンの一部は、海外の委託先にて製造を行う場合があり、その場合、支払いを米ドルにて決済いたします。また、一部の取扱商品は海外から輸入しており、代金の支払いを米ドルにて決済しております。このように、輸入品代金の支払いを米ドルで行っていることは、為替変動によるリスクを抱えているという側面があります。したがって、短期間に円安が極端に進行する等の状況が生じた場合、海外製造商品の調達計画を変更する可能性があります。その場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)減損会計適用の影響について 今後、同業他社が当社営業拠点の近隣に出店する等の影響により、当社グループの店舗及び営業所の収益性が低下し、不採算の状況に陥る可能性があります。仮に当該営業拠点が、初期及び追加投資額の回収が見込めない事態となった場合、事業用固定資産に対する減損会計の適用によって、保有する固定資産について減損処理を行う可能性があります。その場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)個人情報の管理について 当社は、重要な販売戦略として、会員制テクニカルサービス、パソコンの保証期間延長制度、ポイントカードの発行、ブロードバンド回線の申込取次、中古機器の買取り等を通じて、個人情報を取り扱っております。個人情報保護法の施行に伴い、当社グループとしての基本方針、顧客情報管理規程に基づき、個人情報の保護に努めております。しかしながら、今後予期せぬ事態により、個人情報の流出が発生する可能性が皆無とはいえず、流出による問題が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,165字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、資源価格の高騰や円安に伴う物価上昇が続く中、中東情勢等に起因する地政学的リスクが一段と高まり、経済の下振れリスクが懸念されるなど、先行きの予測が困難な状況が続きました。 IT業界においては、令和7年10月のWindows10サポート終了への対応として、法人・個人ともに買い替え需要やサポート需要が顕在化し、部材供給不足や納期の長期化が懸念される事態となりました。 こうした市場環境の変化を受け、当社では年度末の需要増に対応するため、令和7年10月に名古屋生産工場の稼働を開始し、福岡工場と合わせて生産能力の増強を図りました。また、業務効率化・省力化を目的としたAI分野への投資意欲の高まりに対応すべく、高機能製品のラインナップを強化し、大学・官公庁および民間企業の研究開発部門への販路拡大に取り組みました。 さらに、2月には新たな商圏開拓を目的として、東北地区初となるアプライド仙台店をオープンし、全国27店舗展開となりました。多くのお客様にアプライドを周知いただけるよう、ブランド認知向上に努めました。 株式会社ハウズにおいては、直営5店舗の「化粧品・雑貨専門店ハウズ」の魅力向上を図るため、店舗内イベントやスクール事業を強化し、物販にとどまらないお客様参加型の独自イベントを展開することで差別化を推進しました。 株式会社シティ情報ふくおかにおいては、長年培ってきた紙媒体の出版物とデジタルコンテンツを組み合わせた施策を展開し、地域の飲食店プロモーションや行政・自治体事業などにおいて、効果の可視化を重視した取り組みを強化しました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は480億10百万円(前年同期比1.5%増)、利益面におきましては、経常利益は34億70百万円(前年同期比29.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は22億68百万円(前年同期比28.3%増)となりました。 なお、売上高並びに経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、連結会計年度としてそれぞれ2期連続で過去最高を更新いたしました。 セグメントごとの売上高は次のとおりであります。 パソコン・ゲーム事業は、「AIの日常化に挑戦する会社」直販型メーカーを目指し、令和7年10月Windows10サポート終了に伴う買い替え需要の増加を背景に、名古屋生産工場稼働によりオリジナル製品の生産能力を高め、アプライド仙台店新規出店により東北地方の販路拡大を進めたことで、売上高は373億92百万円(前年同期比8.2%増)となりました。 化粧品・雑貨事業は、「ささやかな、幸せ感の創出」小さな感動が溢れる雑貨店を目指し、アプライドグループ自社農園「ひーな農園」を活用した独自販促、ハウズ公式キャラクター「むにゃむ」によるオリジナルグッズラインナップ拡充展開、ハウズプレミアムメンバーズ会員限定特典販売等により、他社との差別化を進め、卸売販売が減少したことで、売上高は102億63百万円(前年同期比16.6%減)となりました。 出版・広告事業は、「県内ダントツの情報発信基地」を目指し、SNS運用代行、ホームページ制作、PR動画制作等のデジタルプロモーション事業を推進し、アプライドグループシナジーを活かした提案力で行政プロポーザル案件獲得件数を伸ばし、紙面広告販売が減少したことで、売上高は3億92百万円(前年同期比12.9%減)となりました。 財政状態は次のとおりであります。 (資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は157億86百万円で、前連結会計年度末に比べ12億21百万円増加しております。主な要因は、有価証券が10億円増加し、商品及び製品が5億48百万円増加したためです。 当連結会計年度末における固定資産の残高は61億89百万円で、前連結会計年度末に比べ5億75百万円増加しております。主な要因は、建物及び構築物が3億68百万円増加したためです。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は76億57百万円で、前連結会計年度末に比べ1億53百万円増加しております。主な要因は、契約負債が3億45百万円増加したためです。 当連結会計年度末における固定負債の残高は4億10百万円で、前連結会計年度末に比べ3億11百万円減少しております。主な要因は、長期借入金が3億8百万円減少したためです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は139億8百万円で、前連結会計年度末に比べ19億54百万円増加しております。主な要因は、利益剰余金が19億44百万円増加したためです。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により29億99百万円の資金が増加し、投資活動により21億31百万円の資金が減少し、財務活動により7億24百万円の資金が減少したため、前連結会計年度に比べ1億44百万円増加し、当連結会計年度末には38億86百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は29億99百万円(前年同期比1.8%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益34億69百万円、売上債権の減少7億42百万円で資金が増加し、法人税等の支払9億25百万円で資金が減少したためです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は21億31百万円(前年同期比252.7%増)となりました。これは主に、有価証券の取得による支出15億円及び有形固定資産の取得による支出8億41百万円で資金が減少し、有価証券の償還による収入5億円で資金が増加したためです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は7億24百万円(前年同期比45.2%増)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出3億98百万円及び配当金の支払3億24百万円で資金が減少したためです。 ③生産、仕入及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  令和7年4月1日 至  令和8年3月31日) 生産高(百万円)   前年同期比(%) パソコン・ゲーム事業   238   △14.6 化粧品・雑貨事業   10   △19.8 出版・広告事業   228   △11.5 合計   476   △13.3 (注)金額は製造原価によっております。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  令和7年4月1日 至  令和8年3月31日) 仕入高(百万円)   前年同期比(%) パソコン・ゲーム事業   27,364   8.8 化粧品・雑貨事業   9,808   △16.5 出版・広告事業   0   △13.2 合計   37,174   0.8 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  令和7年4月1日 至  令和8年3月31日) 販売高(百万円)   前年同期比(%) パソコン・ゲーム事業   37,384   8.2 化粧品・雑貨事業   10,263   △16.6 出版・広告事業   362   △14.0 合計   48,010   1.5 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ①財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は157億86百万円で、前連結会計年度末に比べ12億21百万円増加しております。主な要因は、市場金利の上昇を活かし、短期間で償還される合同運用指定金銭信託を取得したことから、有価証券が10億円増加し、合わせて、高機能&高単価オリジナル製品販売拡大にむけ、戦略的に在庫展開したことから、商品及び製品が5億48百万円増加したためです。 当連結会計年度末における固定資産の残高は61億89百万円で、前連結会計年度末に比べ5億75百万円増加しております。主な要因は、東北地方の販路拡大を目指し、仙台店を建設したことにより、建物及び構築物が3億68百万円増加したためです。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は76億57百万円で、前連結会計年度末に比べ1億53百万円増加しております。主な要因は、技術サポート契約獲得により、契約期間にわたって提供するサービスが拡大したことから、契約負債が3億45百万円増加したためです。 当連結会計年度末における固定負債の残高は4億10百万円で、前連結会計年度末に比べ3億11百万円減少しております。主な要因は、借入金利の上昇に対処すべく、借入金を一括返済したことにより、長期借入金が3億8百万円減少したためです。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は139億8百万円で、前連結会計年度末に比べ19億54百万円増加しております。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益22億68百万円等により、利益剰余金が19億44百万円増加したためです。 ②経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、480億10百万円(前年同期比1.5%増)となりました。主な要因は、令和7年10月Windows10サポート終了に伴う買い替え需要の増加を背景に、高機能&高単価オリジナル製品拡販により売上高が増加したためです。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、111億59百万円(前年同期比10.9%増)となりました。主な要因は、令和7年10月Windows10サポート終了に伴う買い替え需要の増加を背景に、高機能&高単価オリジナル製品拡販により売上総利益率が2.0ポイント改善したためです。 (販売費及び一般管理費) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、77億28百万円(前年同期比4.5%増)となりました。主な要因は、人材の拡充等により給料及び手当が増加したためです。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は34億31百万円(前年同期比28.6%増)となりました。主な要因は、売上総利益が前年同期比10億94百万円増加したのに対し、販売費及び一般管理費を前年同期比3億31百万円の増加で抑えたためです。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は34億70百万円(前年同期比29.0%増)となりました。主な要因は、営業利益の増加に加え、市場金利が上昇するなか、受取利息及び有価証券利息が増加したためです。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、22億68百万円(前年同期比28.3%増)となりました。主な要因は、経常利益の増加に加え、減損損失の減少により特別損失が減少したためです。 ③資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、売掛金の回収期間に対する運転資金のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金の調達は、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本とし、設備投資や長期運転資金の調達は、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。 ④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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