概要
はるやまホールディングスは、紳士服・スーツ専門店「はるやま」を全国展開する小売企業である。リーズナブルな価格帯のスーツやフォーマルウェアを主力とし、2026年3月期の売上高は352億円、従業員数は1,089名。グループ全体で363店舗を運営するが、同期は営業赤字に転落しており、収益改善が課題となっている。
紳士服専門店チェーンの事業規模と構成
はるやまホールディングスは、紳士服・スーツ専門店「はるやま」を中核とする衣料品販売企業である。1974年の創業以来、「より良いものをより安く」を理念にリーズナブルな価格帯のスーツやフォーマルウェアを提供してきた。2026年3月期末時点でグループ全体363店舗を運営し、売上高は352億円。店舗は郊外ロードサイド型から都市型まで多様で、首都圏にも「Perfect Suit FActory」などの都市型店舗を展開する。主力のスーツ・礼服・コートなどの重衣料が売上高の約43%、ワイシャツやカジュアルなどの軽衣料が約45%を占め、幅広いビジネスシーンに対応している。
減少傾向にある売上高と営業赤字への転落
売上高は2019年3月期の556億円をピークに減少傾向にあり、2026年3月期は352億円と前期比2.6%減となった。特に2021年3月期には382億円、2022年3月期には367億円とコロナ禍で大きく落ち込んだ。地域別の開示はないが、店舗は全国に分散し、岡山県に本社を置く。収益面では、2025年3月期に営業利益6億円を計上した後、2026年3月期は原状回復費用の見積り変更などにより営業損失7億円に転落した。経常利益も同様に悪化し、親会社株主に帰属する当期純損失は11億円となった。
持株会社体制とグループ子会社の再編
当社は2017年1月に持株会社体制へ移行し、衣料品販売事業を「はるやま商事株式会社」に承継した。連結子会社として、紳士服販売の株式会社モリワン(2008年買収)や、広告代理業の株式会社ミックなど5社を擁する。また、2017年には株式会社マンチェスと株式会社ミッド・インターナショナルを買収し、2023年にはマンチェスがミッド・インターナショナルを吸収合併した。一方で、2019年には株式会社テット・オムの株式を譲渡、株式会社BASEのレディスカジュアル販売事業を譲渡するなど、事業ポートフォリオの見直しも進めている。
業界の中での役割は衣料品小売業者。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01衣料品小売主力
紳士服・フォーマルウェアを主力に、スーツやシャツなどを全国の店舗で販売。はるやま商事やモリワンなど子会社が運営。
- 紳士服(スーツ、ブレザーなど)
- ビジネススーツやフォーマルウェアなど、紳士向け衣料品を中心に取り扱う。
- 関連洋品(ネクタイ、靴、バッグなど)
- スーツに合わせるネクタイや靴、バッグなどのファッション関連品。
02広告代理業その他
子会社のミックが広告代理店を営む。
製品と技術
収益の柱であるスーツ・フォーマルウェア
「はるやま」の主力商品は、ビジネススーツ、礼服、コートなどの重衣料である。2025年度の販売実績では、重衣料が151億円と売上高の43%を占めた。特にスーツは「より良いものをより安く」の理念のもと、高機能でありながらリーズナブルな価格帯が特徴。また、フォーマルウェアは冠婚葬祭需要に対応し、定番商品として安定した需要がある。店舗ではフィッティングや補修加工サービスも提供し、総合的な顧客満足を目指している。
オフィスカジュアルと機能性商品への対応
近年、ビジネススタイルのカジュアル化に対応し、オフィスカジュアル向けの商品を強化している。ジャケットやスラックスなどの中衣料は、2025年度に前年比104.3%と好調に推移した。また、機能性素材を用いた「YOKUNERU」などの疲労回復ウェアを開発。健康衣料を中心とした店舗「DRUG WEAR」をオープンするなど、新たな需要を開拓している。軽衣料ではワイシャツ、ネクタイ、カジュアルウェア、小物類を扱い、売上高の約45%を占める。
健康衣料「DRUG WEAR」への新規参入
当社は「おしゃれで健康な生活を提供し、サポートするファッション・インフラ企業」をミッションに掲げ、健康衣料分野に参入した。2025年度にはオリジナルの疲労回復ウェア「YOKUNERU」を発売。さらに、健康衣料を中心とした専門店「DRUG WEAR」を立ち上げ、ポップアップストアを含む計画的な出店を進めている。これらの取り組みは、従来のスーツ販売に依存しない新たな収益基盤の構築を目的としており、既存事業との相乗効果も期待されている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
紳士服専門店、低収益に苦戦
はるやまホールディングスは紳士服専門店チェーンを展開。売上高は約360億円と中規模だが、営業利益率は2025/3期の1.66%から翌期は-1.99%と赤字転落見込み。同業のトライアルホールディングスは総合スーパーで高収益、まんだらけはサブカル特化で安定。単価下落や競合激化で収益基盤が脆弱。
強み
- 全国に約200店舗を展開し、幅広い顧客接点を持つ。
- 紳士服専門店として長年認知され、リピーター獲得。
- 売上高は360億円前後で推移し、大幅な減少はない。
- 収益改善に向けたコスト構造改革の可能性がある。
課題
- 2026/3期は営業赤字予想で、収益改善が急務。
- ユニクロなど低価格競合に対抗できる独自性が不足。
- 客数減や単価下落により、既存店の収益が悪化。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がはるやまホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3020アプライド | 118億円 | 5.2倍 |
| 2 | 3556リネットジャパングループ | 115億円 | 15.9倍 |
| 3 | 3418バルニバービ | 115億円 | 25.1倍 |
| 4 | 7636ハンズマン | 115億円 | 10.3倍 |
| 5 | 7416はるやまホールディングス | 114億円 | — |
| 6 | 9846天満屋ストア | 114億円 | 8.4倍 |
| 7 | 7614オーエムツーネットワーク | 113億円 | 10.8倍 |
| 8 | 3082きちりホールディングス | 111億円 | 50.5倍 |
| 9 | 3030ハブ | 110億円 | 17.8倍 |
| 10 | 9823マミーマートホールディングス | 110億円 | 9.4倍 |
| 11 | 7134アップガレージグループ | 109億円 | 13.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 29件
創業と合併による統合体制の確立(1974-1991)
1974年11月、岡山県岡山市に「株式会社関西地区はるやまチェーン」として創業。資本金1,500万円でスタートした。1978年に郊外立地の紳士服専門店1号店「倉敷店」を開設した後、1988年にはシンボル店舗「岡山青江本店」を開設。1991年4月、販売会社の東京紳士服株式会社と仕入専門会社のはるやま商事株式会社を吸収合併し、総店舗数138店舗となり、商号を「はるやま商事株式会社」に変更。これにより、仕入から販売までを統合した体制が確立された。
株式上場と多店舗・多フォーマット展開(1994-2000)
1994年11月、大阪証券取引所市場第二部に株式上場。1998年4月には秋田県に「紳士服マスカット」1号店を開設し、同年12月には東京証券取引所市場第二部にも上場。2000年11月には首都圏を中心とした都市型店舗「Perfect Suit FActory 赤坂店」を開設し、新たなフォーマットを導入した。2002年9月には両取引所の市場第一部に指定され、企業規模を拡大した。この時期、店舗網を全国に広げるとともに、低価格帯のスーツ専門店として認知度を高めた。
子会社買収と持株会社への移行(2006-2017)
2006年7月に連結子会社「株式会社H・M」を設立し、紳士服販売事業を譲受。2008年8月には株式会社モリワンを買収して子会社化した。同年、北京オリンピック日本代表選手団の公式服装をJOCに提供し、ブランド力を高めた。2014年には株式会社テット・オム、2016年には株式会社BASEを設立。2017年1月、持株会社体制へ移行し、商号を「株式会社はるやまホールディングス」に変更。新設したはるやま商事に衣料品販売事業を承継させた。同年11月には株式会社マンチェスと株式会社ミッド・インターナショナルを買収し、事業規模をさらに拡大した。
収益悪化と不採算事業の整理(2019-2026)
2019年3月期に親会社株主に帰属する当期純損失2億円を計上。同年、テット・オムの株式譲渡やBASEのレディスカジュアル事業譲渡など、不採算事業の整理を進めた。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。2023年4月にはマンチェスがミッド・インターナショナルを吸収合併し、グループ再編を継続した。2026年3月期は売上高352億円、営業損失7億円、純損失11億円と赤字に転落。店舗数は363店舗で、前期比で純減となった。収益改善が急務の状況にある。
年表29件を開く
1970年代
- 1974年11月創業岡山県岡山市中山下1丁目10番10号において「株式会社関西地区はるやまチェーン」(現 株式会社はるやまホールディングス)を設立(資本金15,000千円)。
- 1977年12月創業岡山県玉野市玉4丁目5番1号において「東京紳士服株式会社」を販売会社として設立(資本金10,000千円)。
- 1978年10月岡山県倉敷市白楽町に郊外立地の紳士服専門店の1号店として、「倉敷店」を開設。
1980年代
- 1986年2月本社を岡山県岡山市中山下1丁目10番10号より、岡山県岡山市表町1丁目2番3号に移転。
- 1988年10月岡山県岡山市青江に当社のシンボル店舗として、「岡山青江本店」を開設。
1990年代
- 1991年4月創業「東京紳士服株式会社」及び(旧)「はるやま商事株式会社」(1973年7月仕入専門会社として設立)を吸収合併し、総店舗数138店舗となり、商号を「はるやま商事株式会社」に変更。
- 1993年5月大阪市北区梅田に大都市都心型店舗として、「大阪梅田店」を開設。
- 1994年11月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
- 1998年4月秋田県秋田市に紳士服専門店として、「紳士服マスカット 秋田土崎店」を開設。
- 1998年12月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2000年代
- 2000年11月東京都港区に首都圏を中心とした都市型店舗として、「Perfect Suit FActory 赤坂店」を開設。
- 2002年9月東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部に指定。
- 2003年12月上場大阪証券取引所市場第一部上場廃止。
- 2006年7月株式会社H・M(連結子会社)を設立。
- 2006年10月株式会社H・Mが紳士服販売事業を株式会社マツヤより譲受ける。
- 2008年4月M&A株式会社H・M(連結子会社)を吸収合併。
- 2008年8月M&A株式会社モリワン(現・連結子会社)を買収し、子会社化。
- 2008年8月北京オリンピックにおいて、北京オリンピック日本代表選手団の公式服装を財団法人日本オリンピック委員会(呼称:JOC)へ提供。
2010年代
- 2014年9月創業株式会社テット・オムを設立。
- 2016年7月創業株式会社BASEを設立。
- 2017年1月創業持株会社体制へ移行し、商号を「株式会社はるやまホールディングス」に変更。新たに設立した「はるやま商事株式会社」に衣料品販売事業を承継。
- 2017年11月M&A株式会社マンチェス(現・連結子会社)及び株式会社ミッド・インターナショナル(連結子会社)を買収し、子会社化。
- 2018年6月M&A田原コンサート株式会社(現・非連結子会社)の株式を取得し子会社化。
- 2019年3月株式会社テット・オムの株式譲渡により、同社を連結子会社から除外。
- 2019年4月株式会社BASEのレディスカジュアル販売事業を譲渡。
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。
- 2023年4月M&A株式会社マンチェス(現・連結子会社)が株式会社ミッド・インターナショナル(連結子会社)を吸収合併。
- 2024年12月本社を岡山県岡山市表町一丁目2番3号より、岡山県岡山市北区青江一丁目17番21号に移転。
- 2026年3月2026年3月31日現在店舗数363店舗。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,089人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は552万円で、9期前と比べて+8.1%。平均年齢は43.0歳、平均勤続年数は6.3年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,438 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,495 | — |
| 2019年3月 | 510 | 39.8 | 12.8 | 1,444 | — |
| 2020年3月 | 484 | 40.6 | 8.5 | 1,393 | — |
| 2021年3月 | 500 | 40.6 | 8.3 | 1,360 | — |
| 2022年3月 | 474 | 45.2 | 12.6 | 1,286 | — |
| 2023年3月 | 458 | 44.8 | 9.3 | 1,223 | — |
| 2024年3月 | 586 | 44.8 | 9.6 | 1,119 | — |
| 2025年3月 | 613 | 46.9 | 11.8 | 1,097 | 55 |
| 2026年3月 | 552 | 43.0 | 6.3 | 1,089 | −64 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内はるやま商事株式会社(注)2.岡山市北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社モリワン石川県野々市市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ミック岡山市北区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社マンチェス岐阜県岐阜市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は352億円、営業利益は-7億円。前期と比べると減収減益で、売上が-2.5%、利益が-216.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 353億円 | 352億円 |
| 営業利益 | 2億円 | -7億円 |
| 純利益 | 1億円 | -11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥15.5 | ¥15.5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は71億円、営業利益は−5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−9.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 132 | — | — | 13 |
| 2024年1Q | 78 | 0 | 0.0 | −3 |
| 2024年2Q | 64 | −9 | −14.1 | −11 |
| 2024年3Q | 86 | 4 | 4.7 | 3 |
| 2024年4Q | 131 | — | — | 15 |
| 2025年2Q | 138 | −11 | −8.0 | −13 |
| 2025年4Q | 223 | 17 | 7.6 | 20 |
| 2026年2Q | 135 | −21 | −15.6 | −23 |
| 2026年4Q | 217 | 14 | 6.5 | 12 |
| 2027年1Q | 71 | −5 | −7.0 | −5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は524億円から352億円へ67%に減った。直近期の営業利益率は-2.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 524 | — | 31 | — | 19 |
| 株式会社テット・オムを設立。 | |||||
| 2014年3月 | 535 | — | 36 | — | 13 |
| 2015年3月 | 504 | — | 18 | — | 4 |
| 株式会社BASEを設立。 | |||||
| 2016年3月 | 544 | — | 26 | — | 10 |
| 持株会社体制へ移行し、商号を「株式会社はるやまホールディングス」に変更。新たに設立した「はるやま商事株式会社」に衣料品販売事業を承継。 | |||||
| 2017年3月 | 559 | — | 30 | — | 13 |
| 田原コンサート株式会社(現・非連結子会社)の株式を取得し子会社化。 | |||||
| 2018年3月 | 571 | — | 27 | — | 13 |
| 2019年3月 | 556 | — | 22 | — | −2 |
| 2020年3月 | 506 | — | 6 | — | 4 |
| 2021年3月 | 382 | — | −30 | — | −49 |
| 2022年3月 | 367 | — | −23 | — | −79 |
| 株式会社マンチェス(現・連結子会社)が株式会社ミッド・インターナショナル(連結子会社)を吸収合併。 | |||||
| 2023年3月 | 369 | — | 11 | — | 2 |
| 2024年3月 | 359 | — | 13 | — | 4 |
| 2025年3月 | 361 | 6 | 10 | 1.7 | 7 |
| 2026年3月 | 352 | −7 | −3 | −2.0 | −11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高352億円のうち、営業利益として残るのは-7億円で-2.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-11億円、売上の-3.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金41.5%146億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.2%212億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.0%-7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−21億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−34億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は83億円で、売上の2.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 10 | −25 | 24 | −15 | 76 |
| 2014年3月 | 50 | −27 | −22 | 23 | 78 |
| 2015年3月 | 8 | −31 | 18 | −23 | 73 |
| 2016年3月 | 53 | −12 | −23 | 41 | 91 |
| 2017年3月 | 24 | −23 | −23 | 1 | 69 |
| 2018年3月 | 17 | −22 | 12 | −5 | 76 |
| 2019年3月 | 48 | −7 | −1 | 41 | 115 |
| 2020年3月 | 16 | −10 | 0 | 6 | 121 |
| 2021年3月 | −42 | −7 | 46 | −49 | 118 |
| 2022年3月 | −18 | 2 | 22 | −16 | 124 |
| 2023年3月 | 42 | −5 | −14 | 37 | 146 |
| 2024年3月 | 13 | 5 | −26 | 18 | 138 |
| 2025年3月 | −1 | −12 | −19 | −13 | 106 |
| 2026年3月 | −21 | −13 | 12 | −34 | 83 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は415億円。このうち返さなくてよい自己資本が227億円で、自己資本比率は54.7%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 574 | 333 | 241 | 57.9 |
| 2014年3月 | 592 | 344 | 248 | 58.1 |
| 2015年3月 | 609 | 344 | 265 | 56.5 |
| 2016年3月 | 606 | 352 | 254 | 58.0 |
| 2017年3月 | 601 | 362 | 239 | 60.3 |
| 2018年3月 | 619 | 373 | 246 | 60.2 |
| 2019年3月 | 611 | 367 | 244 | 60.2 |
| 2020年3月 | 603 | 368 | 235 | 61.0 |
| 2021年3月 | 579 | 316 | 263 | 54.6 |
| 2022年3月 | 511 | 235 | 276 | 45.9 |
| 2023年3月 | 486 | 238 | 248 | 48.9 |
| 2024年3月 | 473 | 239 | 234 | 50.6 |
| 2025年3月 | 434 | 242 | 193 | 55.6 |
| 2026年3月 | 415 | 227 | 188 | 54.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で322社中122位あたり、逆に低いのは営業利益率で322社中299位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥689で、1年前と比べて-16.9%。過去52週の値幅のなかでは16%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 108.7倍 |
| PBR | 0.49倍 |
| 配当利回り | 2.25% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
前日比変わらずだが、25日線(669.4円)を+3.7%上回り強気。週足は75日線(682.3円)・200日線(709.7円)を下回るが、52週安値650円からのリバウンド継続。RSI80.9と過熱感あり。出来高は低調。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERはマイナスまたは算出不能だが、PBR 0.48倍は同業平均2.92倍を大幅に下回り、解散価値以下。ROE -4.7%と赤字だが、配当利回り2.23%は平均13.65%を下回るものの、業績悪化で減配リスク。将来の業績回復が不透明だが、資産価値から見て割安。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 108.7倍 | — |
| PBR | 0.49倍 | 2.44倍 |
| ROE | -4.7% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
収益悪化からのV字回復が可能かが最大の論点。強気派は、低価格戦略と店舗運営効率化で再び黒字化できると見る。弱気派は、紳士服市場全体の縮小と競合EC台頭により、構造的に厳しいと指摘。
- 低価格戦略で需要取り込み
リーズナブルな価格帯は節約志向の消費者に刺さる。
- 店舗閉鎖で固定費削減
不採算店舗撤退により損益分岐点を引き下げ可能。
- カジュアル需要取り込み
フォーマルからカジュアルへのシフトに対応。
- 構造改革による収益改善2026年下期影響中
2026年3月期は営業損失7億円、固定費削減で黒字化目指す。
- 新規事業の立ち上げ期待2027年〜2028年影響弱
リユースやレンタルなど新分野で売上補完狙う。
- 低PBRからの反発期待不定影響弱
PBR0.48倍、純資産約238億円に対し時価総額114億円。
- 配当維持による下支え次回決算影響弱
配当利回り2.23%、業績悪化でも配当維持なら安心感。
- 紳士服市場の構造的縮小
ビジネスカジュアル普及でスーツ需要減少。
- 競合ECとの価格競争
オンラインチャネルとの競合で粗利圧迫。
- 営業赤字転落のインパクト
2026年3月期の赤字予想で財務悪化懸念。
- スーツ需要の構造的減少継続影響強
カジュアル化で市場縮小、売上高352億円、市場縮小率2%で約7億円減収。
- 赤字転落による財務悪化2026年Q2影響中
2026年3月期純損失11億円見込み、自己資本比率低下懸念。
- 競合との価格競争激化継続影響中
営業利益率1.66%から更に低下、値下げで利益圧迫。
- 消費税増税や景気後退の影響政策次第影響弱
スーツ販売は消費動向に敏感、消費増税で需要減。
- 既存店売上高前年比
- 需要動向と競合影響を直接反映。
- 店舗数
- 構造改革の進捗を示す。
- スーツ単価
- 価格戦略と粗利への影響を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり15.5円で、前期から−22.5%。いまの株価に対する利回りは2.25%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 20 | — | 64.9 |
| 2018年3月 | 16 | −22.5 | 19.9 |
| 2019年3月 | 16 | 0.0 | 145.3 |
| 2020年3月 | 16 | 0.0 | 23.6 |
| 2021年3月 | 16 | 0.0 | — |
| 2023年3月 | 16 | 0.0 | 108.9 |
| 2024年3月 | 16 | 0.0 | 68.8 |
| 2025年3月 | 20 | 29.0 | 54.3 |
| 2026年3月 | 16 | −22.5 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥15.5
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ40,965人。区分でいちばん多いのは個人・その他で60.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が39.8%を占め、残る60.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 61.2 | 63.7 | 65.5 | 68.8 | 59.8 | 60.0 |
| 事業法人 | 23.2 | 22.8 | 22.8 | 22.3 | 33.5 | 33.3 |
| 金融機関 | 11.8 | 11.6 | 10.4 | 8.3 | 6.4 | 6.5 |
| 自己株式 | 0.9 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 2.9 | 4.9 |
| 外国法人 | 3.3 | 1.6 | 0.7 | 0.5 | 0.1 | 0.1 |
| 証券会社 | 0.5 | 0.2 | 0.6 | 0.2 | 0.1 | 0.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社はるか | 20.24 |
| 02 | 治山 邦雄 | 8.39 |
| 03 | 有限会社岩渕コーポレーション | 8.03 |
| 04 | 治山 公子 | 4.37 |
| 05 | 株式会社四国銀行 | 4.33 |
| 06 | 治山 美智子 | 2.47 |
| 07 | はるやま社員持株会 | 2.36 |
| 08 | 岩渕 典子 | 2.12 |
| 09 | 治山 高広 | 2.01 |
| 10 | 治山 純子 | 1.93 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−161%、1株純資産は14期で−30%。直近期のROEは-4.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 114 | 2,054 | 5.7 | 4.9 | 13.6 |
| 2014年3月 | 82 | 2,119 | 3.9 | 9.4 | 23.0 |
| 2015年3月 | 22 | 2,117 | 1.1 | 33.7 | 116.3 |
| 2016年3月 | 64 | 2,161 | 3.0 | 11.5 | 26.7 |
| 2017年3月 | 78 | 2,225 | 3.6 | 12.5 | 64.9 |
| 2018年3月 | 82 | 2,286 | 3.7 | 12.9 | 19.9 |
| 2019年3月 | −15 | 2,252 | −0.7 | — | 145.3 |
| 2020年3月 | 25 | 2,254 | 1.1 | 30.0 | 23.6 |
| 2021年3月 | −299 | 1,936 | −14.3 | — | — |
| 2022年3月 | −483 | 1,436 | −28.7 | — | — |
| 2023年3月 | 15 | 1,452 | 1.0 | 31.7 | 108.9 |
| 2024年3月 | 25 | 1,464 | 1.7 | 25.2 | 68.8 |
| 2025年3月 | 41 | 1,509 | 2.8 | 15.0 | 54.3 |
| 2026年3月 | −69 | 1,446 | −4.7 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額91百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 治山正史 | 代表取締役 会長兼社長 | 61 | — |
| 宇野薫 | 取締役 | 56 | 1,000 |
| 中川雅文 | 取締役 | 52 | — |
| 丸屋祐太朗 | 取締役 | 39 | — |
| 澤味聡嗣 | 常勤監査役 | 61 | 1,000 |
| 光岡敬一 | 監査役 | 79 | — |
| 櫻田憲司 | 監査役 | 51 | — |
| 清友貢 | — | 67 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 66 | 66 | 17 |
| 社外取締役 | 4 | 18 | 18 | 5 |
| 監査役 | 1 | 7 | 7 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容421字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,666字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク2,858字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,289字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第52期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第51期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第51期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
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- 四半期報告書四半期報告書-第50期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第50期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第49期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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