概要
ジンズホールディングスは、眼鏡・サングラス等の企画・製造・小売を一貫して行うSPA(製造小売)企業である。2001年に眼鏡事業へ参入し、2025年8月期末時点で国内540店舗、海外249店舗を展開する。2025年8月期の連結売上高は972億円、営業利益は121億円。従業員数は3,671人(2025年8月期末)。登記上の本店は群馬県前橋市だが、実務は東京本社(港区北青山)で行う。
国内アイウエア事業が売上の約8割を占める
国内アイウエア事業は、日本国内でJINSブランドの眼鏡・サングラス・コンタクトレンズ等を販売する。2025年8月期のセグメント売上高は766億59百万円で、連結売上高の78.9%を占める。営業利益は113億48百万円(セグメント営業利益率14.8%)。店舗数は540店舗で、ショッピングモールや駅ビルに加え、ロードサイド店舗への出店を加速している。自社設計・開発による機能性眼鏡(JINS PC、JINS Switch等)が強みであり、オプションレンズの拡充により客単価向上を図っている。
海外アイウエア事業は中国・台湾・米国等に展開
海外アイウエア事業は、中国(156店舗)、台湾(78店舗)、香港(10店舗)、米国(5店舗)の計249店舗を運営する。2025年8月期の売上高は205億56百万円(前年比9.9%増)、営業利益は7億45百万円(前年は44百万円)と改善した。中国では景気低迷の影響を受けたが事業再編により回復傾向にある。米国では新たな顧客体験型店舗を出店し、生産性向上を進めている。アジアの新規国への出店も検討中で、グローバルネットワークの拡充を目指す。
SPA体制で企画から販売まで一貫
当社グループは、眼鏡の企画・製造・販売を一貫して行うSPA体制を採用する。自社で商品企画・設計を行い、国内外の提携工場で製造。標準レンズには大手メーカーの薄型非球面レンズを採用し、紫外線99%以上カットを標準化する。オプションレンズではブルーライトカットの「JINS SCREENレンズ」、調光レンズ、ファッションカラーレンズ等を低価格で提供。これにより、高品質・高機能な眼鏡を最適価格で投入し、競合との差別化を図っている。
連結売上高は10年で4倍超に拡大
当社の連結売上高は、2012年8月期の226億円から2025年8月期の972億円へと約4.3倍に成長した。同期間の純利益は11億円から83億円に増加したが、年度による変動が大きい(2022年8月期は8億円)。2025年8月期の営業利益率は12.4%、自己資本当期純利益率(ROE)は30.9%(自己資本31,742百万円に対して親会社株主帰属純利益8,330百万円)。営業活動によるキャッシュ・フローは105億円と堅調だが、投資活動に78億円、財務活動に94億円を支出し、現金同等物は119億円となった。
業界の中での役割は眼鏡小売チェーンにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/8期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 国内 アイウエア 事業 | 767億円 | 78.8% | 113億円 | 14.7% |
| 海外 アイウエア 事業 | 206億円 | 21.2% | 7億円 | 3.4% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01国内アイウエア事業主力
日本国内でJINSブランドの眼鏡・サングラス・コンタクトレンズ等を販売。自社設計・開発による機能性眼鏡(JINS PC、JINS Switch等)も展開。
- 眼鏡(メガネ)
- 度付き眼鏡、老眼鏡、ブルーライトカット眼鏡等、幅広いラインアップ。
- サングラス
- ファッション用・機能用サングラス。
- コンタクトレンズ
- 使い捨てコンタクトレンズの販売。
02海外アイウエア事業準主力
中国、台湾、米国等でJINSブランドの眼鏡小売を展開。現地法人が販売・マーケティングを担う。
- 眼鏡(メガネ)
- JINSブランドの度付き眼鏡、サングラス等。
製品と技術
JINSブランドの眼鏡:幅広いラインアップと機能性
JINSの主力製品は度付き眼鏡、老眼鏡、サングラスである。全ての標準レンズに紫外線99%以上カットの薄型非球面レンズを採用。オプションとして、パソコン・スマホのブルーライトをカットする「JINS SCREENレンズ」、紫外線や可視光に反応して色が変化する「可視光調光レンズ」、豊富なカラーバリエーションの「ファッションカラーレンズ」を提供する。フレームは軽量な「エアフレーム」シリーズなど、機能性とファッション性を両立する設計が特徴である。
店舗サービス:自動検眼機とPICK UP LOCKER
2025年8月期の有価証券報告書によれば、JINSは店舗での顧客体験向上のため、自動検眼機(スタッフがサポートしながら顧客自身で度数測定ができる機器)を導入している。また、完成した眼鏡を顧客の好きなタイミングで受け取れる「PICK UP LOCKER」を設置し、非対面での受け取りを可能にした。これらはデジタル戦略の一環であり、人手不足への対応と生産性向上を狙う。EC販売も推進するが、度数測定やフィッティングなど店舗でしか提供できないサービスを残しつつ、ハイブリッドな販売網を構築している。
コンタクトレンズ販売とサングラス展開
JINSは使い捨てコンタクトレンズの販売も行っている。眼鏡と同様にJINSブランドで展開し、店舗およびECで購入可能。サングラスはファッション用と機能用の両方を揃え、度付きサングラスも対応する。これらの製品は国内アイウエア事業の売上に貢献しているが、主力はあくまで眼鏡であり、コンタクトレンズは補完的な位置づけである。2025年8月期の国内事業売上高766億円のうち、眼鏡が大部分を占めると考えられる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
メガネ小売の大手、高成長と収益性向上
当社はジンズホールディングスで、メガネ・コンタクトレンズ専門店「JINS」を国内外に展開する。同業のトライアルホールディングスやまんだらけとは異なり、メガネ小売に特化。直近の営業利益率は9.4%から12.45%へ上昇し、売上高も830→972億円と2桁成長を達成。成長性と収益性を両立している。
強み
- 売上高が2桁増、営業利益率12.45%と同業比で優れた業績。
- 「JINS」ブランドは認知度が高く、低価格帯で市場シェアを拡大。
- 海外出店も積極的で、成長市場への展開で収益多様化。
- 企画から販売まで一貫したSPA体制でコスト競争力と品質維持。
課題
- 低価格帯メガネ市場では競合も多く、価格競争の激化リスク。
- 海外事業は為替や現地競争の影響を受けやすく、収益変動リスク。
- 低価格戦略がブランドイメージを損なう可能性、高付加価値化が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売・消費の時価総額近傍。太字がジンズホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3201日本毛織 | 1,457億円 | 13.2倍 |
| 2 | 9010富士急行 | 1,434億円 | 3.9倍 |
| 3 | 3191ジョイフル本田 | 1,403億円 | 14.7倍 |
| 4 | 7545西松屋チェーン | 1,399億円 | 17.4倍 |
| 5 | 8276平和堂 | 1,386億円 | 14.2倍 |
| 6 | 3046ジンズホールディングス | 1,317億円 | 16.2倍 |
| 7 | 3002グンゼ | 1,303億円 | 257.8倍 |
| 8 | 9832オートバックスセブン | 1,287億円 | 14.7倍 |
| 9 | 8255アクシアル リテイリング | 1,199億円 | 12.9倍 |
| 10 | 9842アークランズ | 1,195億円 | 14.3倍 |
| 11 | 8173Joshin | 1,173億円 | 33.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。
会社の歴史
沿革 5件
服飾雑貨卸からスタートした1988年
1988年7月、群馬県前橋市に資本金500万円で有限会社ジェイアイエヌ(現ジンズホールディングス)を設立。当初は服飾雑貨並びに生活雑貨の企画・製造・卸売を目的としていた。この時点では眼鏡事業とは無縁のビジネスであり、後の転換点となる。設立から約3年間は雑貨卸業として事業を拡大する。1991年7月には組織を株式会社に変更し、資本金を1,000万円に増資。商号を株式会社ジェイアイエヌとする。
眼鏡事業へ進出した2001年
2001年4月、福岡県福岡市の天神ビブレ店内に「ジンズ天神店」を出店し、眼鏡小売事業へ進出する。これが現在の主力事業の起点である。当時、眼鏡業界は高価格帯が中心だった中、JINSは低価格で機能性を重視した商品を展開。独自のSPAモデルによるコスト削減と、品質の高いレンズを標準装備したことで、急成長の基盤を築く。この出店以降、国内出店を加速させる。
株式上場で資金調達力を獲得した2006年
2006年8月、大阪証券取引所ヘラクレス市場(現ジャスダック)に株式を上場する。上場により資金調達力が向上し、出店加速と商品開発の強化が可能となった。上場時点の売上高は公表されていないが、2012年8月期の売上高226億円から見ると、その後の急成長の足掛かりとなった。上場後も低価格・高機能の戦略を継続し、日本国内での店舗網拡大に注力する。
東京本社移転と経営基盤の強化
2008年8月、本社機能を群馬県前橋市から東京都港区北青山に移転し、東京本社とする。これは全国展開を視野に入れた経営基盤強化の一環であり、人材確保や情報収集の面で有利に働いた。登記上の本店は前橋に残るが、実務の中心は東京へと移った。この移転以降、JINSは「JINS PC」等の機能性眼鏡を次々と発売し、ブランド認知を全国に広げていくことになる。
年表5件を開く
1980年代
- 1988年7月創業群馬県前橋市に資本金5百万円にて、服飾雑貨並びに生活雑貨の企画・製造・卸売を目的に、有限会社ジェイアイエヌ(現 株式会社ジンズホールディングス)を設立し事業を開始
1990年代
- 1991年7月有限会社ジェイアイエヌの組織を変更して株式会社ジェイアイエヌとし、資本金を10百万円に増資
2000年代
- 2001年4月福岡県福岡市の天神ビブレ店内に、「ジンズ天神店」を出店しアイウエア事業へ進出
- 2006年8月上場株式会社大阪証券取引所ヘラクレス市場に株式を上場
- 2008年8月本社機能を群馬県前橋市から港区北青山に移転し、東京本社とする
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
商品戦略:顧客体験を重視した高機能・ファッション性の両立
お客様のニーズや利用シーンに応じ、ブルーライトカットレンズや調光レンズなど、機能性とファッション性を両立する商品をグローバルに開発し、多様化するニーズに対応します。
- 02
店舗戦略:生産性の高い店舗網の拡充と新顧客体験の提供
国内外で未出店地域や郊外ロードサイドへの出店を強化し、自動検眼機やPICK UP LOCKERなどテクノロジーを活用した生産性の高い店舗を展開。中国では事業再編、米国では新顧客体験型店舗を出店します。
- 03
デジタル戦略:最新技術で事業最適化と顧客体験向上
EC、アプリに加え、商品選び・決済・受取など顧客接点に先進的デジタル技術を導入。本部業務のデジタル化も進め、高度なデジタル化による最適化・効率化で企業価値向上を目指します。
- 04
サプライチェーン再構築とグローバル展開
中国一極集中のリスク低減のため生産拠点を分散化し、国内子会社での生産拡大とリードタイム短縮を図る。海外では既存地域の成長推進と新規国進出に向けた市場調査・ビジネスモデル構築を加速します。
- 05
サステナビリティ活動の推進
「環境配慮」「人的資本最大化」「人権尊重」「社会貢献」「安心製品」「ヘルスケアイノベーション」「健全ガバナンス」の6領域を重点課題とし、事業を通じた持続可能な社会貢献と企業価値向上を同時に追求します。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で3,671人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,014万円で、9期前と比べて+49.6%。平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は7.0年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年8月 | — | — | — | 2,532 | — |
| 2017年8月 | — | — | — | 2,779 | — |
| 2018年8月 | — | — | — | 3,084 | — |
| 2019年8月 | 678 | 38.2 | 5.7 | 3,538 | — |
| 2020年8月 | 663 | 38.8 | 6.3 | 3,707 | — |
| 2021年8月 | 760 | 40.1 | 6.9 | 3,641 | — |
| 2022年8月 | 769 | 40.3 | 6.1 | 3,599 | — |
| 2023年8月 | 848 | 42.4 | 5.8 | 3,486 | — |
| 2024年8月 | 990 | 43.1 | 7.3 | 3,485 | 224 |
| 2025年8月 | 1,014 | 42.4 | 7.0 | 3,671 | 330 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 2 / 海外 7) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社ジンズ(注)2、3群馬県前橋市議決権100.0%
- 国内株式会社ヤマトテクニカル福井県越前市議決権100.0%
- 海外睛姿(上海)企業管理 有限公司(注)2中国上海市議決権100.0%
- 海外JINS US Holdings, Inc. (注)2米国 デラウエア州議決権100.0%
- 海外JINS Eyewear US, Inc. (注)2米国カリフォルニア州議決権100.0%
- 海外JINS CAYMAN Limited (注)2英国領 ケイマン諸島議決権100.0%
- 海外JINS ASIA HOLDINGS Limited (注)2中国香港 特別行政区議決権100.0%
- 海外台灣睛姿股份有限公司台湾台北市議決権100.0%
- 海外JINS Hong Kong Limited (注)2中国香港 特別行政区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は972億円、営業利益は121億円。前期と比べると増収増益で、売上が+17.1%、利益が+55.1%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,104億円 | 972億円 |
| 営業利益 | 128億円 | 121億円 |
| 純利益 | 86億円 | 83億円 |
| 1株あたり配当 | ¥115 | ¥115 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は302億円、営業利益は41億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+42.5%、営業利益は+64.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 190 | 22 | 11.6 | 14 |
| 2023年4Q | 197 | — | — | −4 |
| 2024年1Q | 182 | 11 | 6.0 | 6 |
| 2024年2Q | 198 | 15 | 7.6 | 10 |
| 2024年3Q | 212 | 25 | 11.8 | 16 |
| 2024年4Q | 238 | 27 | 11.3 | 15 |
| 2025年2Q | 448 | 52 | 11.6 | 38 |
| 2025年4Q | 524 | 69 | 13.2 | 45 |
| 2026年2Q | 505 | 49 | 9.7 | 34 |
| 2026年3Q | 302 | 41 | 13.6 | 28 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年8月期からの14期で、売上は226億円から972億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は12.4%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 226 | — | 26 | — | 11 |
| 2013年8月 | 366 | — | 59 | — | 34 |
| 2014年8月 | 362 | — | 29 | — | 12 |
| 2015年8月 | 407 | — | 35 | — | 19 |
| 2016年8月 | 462 | — | 36 | — | 20 |
| 2017年8月 | 505 | — | 52 | — | 28 |
| 2018年8月 | 549 | — | 56 | — | 31 |
| 2019年8月 | 619 | — | 70 | — | 39 |
| 2020年8月 | 603 | — | 58 | — | 17 |
| 2021年8月 | 639 | — | 50 | — | 33 |
| 2022年8月 | 669 | — | 38 | — | 8 |
| 2023年8月 | 733 | — | 37 | — | 18 |
| 2024年8月 | 830 | 78 | 77 | 9.4 | 47 |
| 2025年8月 | 972 | 121 | 121 | 12.4 | 83 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高972億円のうち、営業利益として残るのは121億円で12.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は83億円、売上の8.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金22.0%214億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金65.5%637億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.4%121億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年8月期は営業CFが105億円、投資CFが−79億円で、差し引きのフリーCFは26億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は120億円で、売上の1.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 12 | −22 | 67 | −10 | 62 |
| 2013年8月 | 43 | −29 | −12 | 14 | 64 |
| 2014年8月 | 28 | −43 | −17 | −15 | 32 |
| 2015年8月 | 43 | −28 | −5 | 15 | 49 |
| 2016年8月 | 24 | −26 | −1 | −2 | 43 |
| 2017年8月 | 63 | −24 | −15 | 39 | 69 |
| 2018年8月 | 47 | −31 | −30 | 16 | 55 |
| 2019年8月 | 69 | −28 | −17 | 41 | 85 |
| 2020年8月 | 77 | −39 | 124 | 38 | 247 |
| 2021年8月 | 51 | −32 | −38 | 19 | 232 |
| 2022年8月 | 44 | −39 | −28 | 5 | 214 |
| 2023年8月 | 61 | −38 | −115 | 23 | 122 |
| 2024年8月 | 110 | −24 | −23 | 86 | 187 |
| 2025年8月 | 105 | −79 | −94 | 26 | 120 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年8月期の総資産は579億円。このうち返さなくてよい自己資本が317億円で、自己資本比率は54.9%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 160 | 90 | 70 | 55.8 |
| 2013年8月 | 216 | 121 | 95 | 56.1 |
| 2014年8月 | 208 | 124 | 84 | 59.7 |
| 2015年8月 | 247 | 140 | 107 | 56.7 |
| 2016年8月 | 262 | 152 | 110 | 58.1 |
| 2017年8月 | 304 | 175 | 129 | 57.7 |
| 2018年8月 | 315 | 197 | 118 | 62.6 |
| 2019年8月 | 366 | 224 | 142 | 61.1 |
| 2020年8月 | 534 | 178 | 356 | 33.3 |
| 2021年8月 | 530 | 202 | 328 | 38.1 |
| 2022年8月 | 547 | 204 | 343 | 37.3 |
| 2023年8月 | 449 | 218 | 231 | 48.5 |
| 2024年8月 | 540 | 256 | 285 | 47.4 |
| 2025年8月 | 579 | 317 | 261 | 54.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで322社中12位あたり、逆に低いのは配当利回りで322社中148位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,490で、1年前と比べて-31.2%。過去52週の値幅のなかでは11%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 16.2倍 |
| PER (会社予想) | 14.9倍 |
| PBR | 3.59倍 |
| 配当利回り | 2.09% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月7日に6,220円、前日比-6.89%と急落しました。週足では7月28日の6,740円から8月7日までに7.7%下落しており、下落トレンドが続いています。52週高値10,330円からは39.8%下落、52週安値4,920円からは26.4%上昇しており、長期の上昇トレンドから調整局面に入っています。出来高は8月7日に634,600株と急増しており、売りが優勢です。25日移動平均線は6,893円で、株価はこれを大きく下回っており、弱気シグナルが出ています。RSIは47.9と中立圏ですが、トレンドは下向きです。テクニカル的には、移動平均線を下回る展開から、さらなる下落リスクに注意が必要です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
時価総額1520億円、PER18.7倍、ROE29.1%と高収益だが、株価は過去1年で20%下落。成長鈍化懸念が背景。強気派はアジア展開やコンタクトサブスクの成長、値上げによる利益率改善を評価。弱気派は国内メガネ市場の飽和、競合(メガネスーパー、Zoffなど)との競争激化による成長減速を警戒。2025/8期の大幅増収増益予想(売上972億円、純利益83億円)の達成度が焦点。
- 海外成長の可能性
米国・中国での出店余地、特に米国で知名度向上中
- 利益率改善トレンド
営業利益率9.4%→12.45%へ上昇見通し、値上げ効果
- コンタクトサブスクの拡大
安定収益源として育ちつつある、会員数増加
- 2025年度営業利益121億円、前期比55%増2025年8月期影響強
営業利益78→121億円、海外事業寄与
- ROE29%の高収益、成長投資継続継続影響中
ROE29%は小売業トップクラス、株主還元余地も
- 売上高972億円、国内外店舗拡大で成長2025年8月期影響中
売上高830→972億円、新規出店と既存店伸長
- 株価1年で20%下落、割安感強まる現在影響弱
PER18.66倍は成長率考慮で割高でない、押し目買い
- 国内市場の成熟
人口減少でメガネ需要は頭打ち、既存店伸び悩み
- 競合との価格競争
Zoff、メガネスーパーなど同業と低価格帯で競合
- 株価下落トレンド
1年で20%下落、市場は成長鈍化を織り込み始めた
- PBR4.15倍は割高、調整リスク継続影響中
ROE29%でもPBR4倍超、成長鈍化で急落リスク
- 外国人保有19%、海外投資家の売り圧力金融政策次第影響中
円高進行で海外資金流出懸念、需給悪化
- アイウェア競争激化、価格競争リスク不定影響強
JINSは低価格帯、競合増加で利益率低下の可能性
- 2025年度営業利益121億円達成ハードル決算発表後影響中
海外事業の為替や需要変動で未達リスク
- 既存店売上高伸び率
- 国内需要の実勢を示す最重要指標
- 海外売上高比率
- 海外成長の進捗を測る
- 営業利益率
- 値上げ効果とコントロールの可否を確認
- コンタクト会員数
- サブスク収益の先行指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり115円で、前期から+78.7%。いまの株価に対する利回りは2.09%。増配か配当維持が3年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年8月 | 25 | — | 24.8 |
| 2017年8月 | 36 | 44.0 | 51.3 |
| 2018年8月 | 48 | 33.3 | 33.3 |
| 2019年8月 | 50 | 4.2 | 37.2 |
| 2020年8月 | 25 | −50.0 | — |
| 2021年8月 | 65 | 160.0 | — |
| 2022年8月 | 17 | −73.8 | — |
| 2023年8月 | 38 | 123.5 | — |
| 2024年8月 | 61 | 60.5 | 117.3 |
| 2025年8月 | 109 | 78.7 | 68.4 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥115
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ30,369人。区分でいちばん多いのは個人・その他で56.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.7%を占め、残る76.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年8月% | 2021年8月% | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 48.7 | 50.4 | 54.0 | 61.7 | 58.9 | 56.4 |
| 外国法人 | 21.3 | 18.9 | 18.5 | 14.3 | 15.2 | 19.0 |
| 金融機関 | 17.1 | 18.3 | 14.6 | 10.3 | 13.1 | 11.9 |
| 事業法人 | 11.3 | 11.3 | 11.5 | 11.7 | 12.0 | 11.8 |
| 自己株式 | 2.7 | 2.7 | 2.7 | 2.7 | 1.4 | 1.4 |
| 証券会社 | 1.5 | 0.8 | 1.2 | 1.8 | 0.7 | 0.8 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 田中 仁 | 33.80 |
| 02 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 7.19 |
| 03 | 合同会社マーズ | 5.00 |
| 04 | 株式会社ジュピター | 2.50 |
| 05 | 株式会社ヴィーナス | 2.50 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.76 |
| 07 | THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.59 |
| 08 | 上遠野 俊一 | 1.45 |
| 09 | 株式会社日本カストディ銀行(信託E口) | 1.24 |
| 10 | MORGAN STANLEY & CO. LLC(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.21 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+577%、1株純資産は14期で+264%。直近期のROEは29.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年8月 | 53 | 373 | 18.9 | 33.6 | 18.1 |
| 2013年8月 | 143 | 506 | 32.4 | 24.2 | 28.0 |
| 2014年8月 | 52 | 518 | 10.1 | 57.9 | 20.6 |
| 2015年8月 | 79 | 583 | 14.4 | 71.3 | 16.3 |
| 2016年8月 | 83 | 635 | 13.6 | 57.5 | 24.8 |
| 2017年8月 | 115 | 731 | 16.9 | 55.9 | 51.3 |
| 2018年8月 | 129 | 822 | 16.6 | 44.2 | 33.3 |
| 2019年8月 | 161 | 933 | 18.4 | 36.4 | 37.2 |
| 2020年8月 | 71 | 761 | 8.4 | 102.4 | — |
| 2021年8月 | 141 | 866 | 17.3 | 50.9 | — |
| 2022年8月 | 32 | 874 | 3.7 | 132.6 | — |
| 2023年8月 | 76 | 933 | 8.4 | 45.6 | — |
| 2024年8月 | 200 | 1,097 | 19.7 | 26.0 | 117.3 |
| 2025年8月 | 357 | 1,360 | 29.1 | 22.3 | 68.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/8期の役員報酬は総額459百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約20倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 田中仁 | 代表取締役会長CEO | 63 | 8,104,500 |
| 田中亮 | 代表取締役社長COO | 41 | 200,666 |
| 古谷昇 | 取締役 | 69 | 20,000 |
| 國領二郎 | 取締役 | 67 | 1,466 |
| 林千晶 | 取締役 | 55 | 333 |
| 有村正俊 | 取締役(監査等委員) | 68 | 99 |
| 大井哲也 | 取締役(監査等委員) | 54 | — |
| 太田諭哉 | 取締役(監査等委員) | 50 | 533 |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 169 | 233 | 402 | 201 |
| 社外取締役 | 6 | 57 | — | 57 | 10 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容631字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,259字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,408字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,480字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 有価証券報告書有価証券報告書-第38期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-27
- 半期報告書半期報告書-第38期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-11
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- 四半期報告書四半期報告書-第37期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第37期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第36期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第2四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 四半期報告書四半期報告書-第36期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第35期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-29
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