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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

三洋堂ホールディングス

Sanyodo Holdings Inc.3058 · Standard · 小売業

単一セグメントで書店・リユース・レンタルを柱に、ビュッフェやフィットネスなど生活サービスを多角的に展開。

概要

三洋堂ホールディングスは、名古屋市に本社を置く小売業の持株会社である。1959年に書店として創業し、現在は新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核に、トレーディングカード、文具・雑貨、中古ホビー、映像・音楽ソフトレンタル、フィットネス、教育、ビュッフェ等多様な事業を展開する。2026年3月期の連結売上高は172億円、営業利益3億円。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、従業員数は181名である。

新本と古本を併売するハイブリッド型書店が中核

三洋堂グループの中核事業は、新刊書と古書を同じ店舗で販売するハイブリッド型書店である。2026年3月期の書店部門売上高は85億78百万円で、全社売上の約半分を占める。加えて古本部門が5億10百万円、セルAV部門(CD・DVD等)が4億66百万円、レンタル部門が7億31百万円と、メディア関連の販売・レンタルが収益の基盤を形成する。書店部門は前年比5.7%減と縮小傾向にあるが、グループは成長部門への資源シフトを進めている。

トレカ・駿河屋が成長を牽引するリユース事業

近年、三洋堂グループの成長を牽引するのがリユース関連事業である。トレーディングカード(トレカ)部門は25億76百万円(前年比26.6%増)、中古ホビー専門の駿河屋部門は11億28百万円(同80.7%増)と急拡大している。トレカ館導入店舗は26店舗、駿河屋導入店舗は7店舗に達した。TVゲーム部門も3億89百万円と堅調で、中古市場の成長を捉えた戦略が奏功している。グループ全体のリユース関連売上は約46億円にのぼる。

東海地方を基点に全国9都府県へ店舗展開

三洋堂グループの店舗網は、創業地である愛知県を中心に、岐阜県、三重県、奈良県、長野県、千葉県、茨城県、福井県、静岡県の9都府県に広がる。2026年3月末時点の店舗数は67店舗2校。郊外型のロードサイド店舗が主体である。近年はスマート無人営業の導入を推進し、32店舗で無人時間帯を設定。顔認証入店やセルフレジなど、省人化・24時間化に対応した店舗運営を進める。

持株会社体制で多角化を支えるグループ構造

当社は2012年4月に会社分割を実施し、持株会社「三洋堂ホールディングス」に移行した。事業子会社として㈱三洋堂書店が小売事業を担当。さらに子会社㈱三洋堂プログレ(旧三洋堂おひさま保険)がビュッフェ事業などを手掛ける。本社機能は名古屋市瑞穂区に置き、愛知県犬山市に物流センター(愛知ロジスティクスセンター)を設置。単一セグメントで開示されるが、事業領域は書店・トレカ・リユース・レンタル・新規事業(教育・フィットネス・コインランドリー等)と多岐にわたる。

業界の中での役割は小売・サービス業(書店、リユース、レンタル、飲食、教育、フィットネス等)を複合的に展開する事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
172億円
営業利益
3億円
営業利益率
1.7%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2017/3
事業売上構成比利益利益率
個人顧客 事業219億円99.1%4億円1.8%
サービス販売 事業2億円0.9%2億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売・リユース・レンタル主力

本、トレカ、文具・雑貨・菓子、映像・音楽ソフト、ホビー、ゲームソフト等の新品販売に加え、本・トレカ・ホビー・ゲームソフト等のリユース、映像・音楽ソフト・コミックのレンタルを行う。

主な製品・サービス3
新品販売
本、トレカ、文具・雑貨・菓子、映像・音楽ソフト、ホビー、ゲームソフト等。
リユース品販売
本、トレカ、ホビー、ゲームソフト等の中古品販売。
レンタル
映像・音楽ソフト、コミックのレンタル。

02ビュッフェ・飲食副次

ビュッフェ事業を展開。詳細な記述は有報にないが、グループ事業の一つである。

03フィットネス副次

フィットネス事業を展開。詳細な記述は有報にないが、グループ事業の一つである。

04教育副次

教育事業を展開。詳細な記述は有報にないが、グループ事業の一つである。

05自動販売機その他

飲料及び玩具の自動販売機を設置・運営。

06不動産賃貸その他

不動産の賃貸事業。

製品と技術

書店部門:新本と古本をそろえるハイブリッド型

書店部門は三洋堂グループの原点であり、現在も最大の売上部門(85億78百万円)である。新刊書に加え、古本部門(5億10百万円)を併設し、同じ店舗で購入・買取が可能なハイブリッド型を特徴とする。取次は㈱トーハンに一本化し、効率的な在庫管理を行う。雑誌や文庫・コミックが主力だが、時間消費の多様化により売上は減少傾向にあり、2026年3月期は前年比5.7%減となった。

トレカ部門:急成長するトレーディングカード事業

トレーディングカード(トレカ)部門は、2026年3月期に25億76百万円の売上を計上し、前年比26.6%増とグループ最大の成長部門である。ポケモンカードや遊戯王カード等の新品・中古の販売に加え、買取も行う。トレカ館導入店舗は26店舗に拡大し、専門性の高い品揃えで集客する。リユーストレカの需要が高く、買取価格の適正化が収益性の鍵となる。

駿河屋・古本・TVゲーム:リユース3部門の連携

リユース事業は駿河屋(中古ホビー)、古本、TVゲームの3部門で構成される。駿河屋部門は11億28百万円(前年比80.7%増)と急拡大中で、プラモデルやフィギュア等の中古ホビーを扱う。古本部門(5億10百万円)は書店部門と連携し、TVゲーム部門(3億89百万円)は中古ソフトの買取販売を行う。これらリユース部門の合計売上は約20億円で、グループの収益多様化に貢献する。

レンタル部門:DVD・CD・コミックのレンタル

レンタル部門は映像・音楽ソフトとコミックのレンタルを提供し、2026年3月期売上は7億31百万円。前年比11.0%減と縮小傾向にあるが、店舗の集客ツールとしての役割も持つ。1987年に多治見店でレンタル部門を導入して以来、長年にわたり主要部門の一つ。2018年には中野橋店にレンタルセルフレジを導入するなど、省人化にも取り組む。配信サービスの普及に伴い、今後の業態転換が課題である。

新規事業部門:フィットネス・教育・ビュッフェなど

新規事業部門は、フィットネス、教育、ビュッフェ、コインランドリー、自動販売機、不動産賃貸等の多様な事業から成る。2026年3月期売上は7億29百万円(前年比8.9%増)。2015年にコインランドリー、教育、2017年にフィットネス、2022年にビュッフェ(イオンタウン各務原鵜沼店)へ参入。いずれも書店の隣接地や空きスペースを活用し、相乗効果を狙う。成長分野として今後の拡大が期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

地方の書店・複合店、収益改善は小幅

書店や複合商業施設を運営し、愛知県など東海地方を地盤とする。同業のインターライフホールディングスやまんだらけと比べ、地域密着型で安定した需要を持つが、出版市場の縮小や電子化の影響を受けている。売上高は横ばいで、営業利益はかろうじて黒字を確保するものの、収益性は低い。店舗の複合化や非書店ビジネスの強化を進めているが、効果は限定的。業界全体の構造変化への対応が急務。

強み

  • 地元で顧客基盤を築き、駅前立地など集客力のある店舗を有する。
  • 本や雑貨、カフェ等を併設し、集客と客単価向上に取り組む。
  • 低採算ながらも営業黒字を維持し、安定した事業運営ができている。

課題

  • 出版物販売の減少が続き、既存店売上高の伸び悩みが続く。
  • 営業利益率が1%前後と低く、競争やコスト増で悪化の可能性がある。
  • 電子書籍やネット通販に対抗できるビジネスモデル構築が遅れている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が三洋堂ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13065ライフフーズ58億円137.3倍
28230はせがわ58億円19.4倍
39853銀座ルノアール57億円34.8倍
48165千趣会55億円0.8倍
53058三洋堂ホールディングス52億円15.1倍
67127一家ホールディングス52億円66.1倍
73134Hamee50億円9.0倍
87126グローバルスタイル50億円10.8倍
97918ヴィア・ホールディングス49億円
102656ベクターホールディングス49億円
117625グローバルダイニング49億円6.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 42件

名古屋の書店として創業した1959年

1959年3月、名古屋市昭和区花見通に「㈱杁中三洋堂」として創業した。創業者は加藤氏と推測されるが、沿革上は個人商店からの発展である。当初は地域密着型の書店として営業を開始し、1974年には愛知県春日井市に支店第1号となる勝川店を開店した。この店舗は1993年に閉店するが、多店舗展開の第一歩となった。1975年には郊外型書店1号店の東郷店を開店し、商圏を広げた。

営業継承会社として分離した1978年

1978年12月、会社機構を大幅に改革し、㈱杁中三洋堂から分離する形で営業継承会社「㈱三洋堂書店」を設立した。これにより経営基盤が明確化され、以後の多店舗展開の母体となった。同年10月には杁中店(後に本店)を開店し、売場面積300坪の大型店を構えた。1980年には加藤憲㈱との取引を開始し、文具・雑貨部門を導入。書店以外の商材を扱うきっかけとなる。

POS導入と取次変更で効率化した1990年代

1991年、名古屋市昭和区に本部を移転し、同年に600坪の本店を開店。1996年には主取次を日本出版販売㈱から㈱トーハンに変更し、業務処理の効率化を図った。1997年には全店にPOSレジを導入し、販売管理を強化。同年には鳥居松店にセルAV部門(映像・音楽ソフトの販売)を導入し、メディア品揃えを拡大した。1990年代後半には愛知県内での店舗網を固め、隣県への進出準備を進めた。

リユース・レンタルへの多角化を進めた2000年代

2002年、鳥居松店にリユース部門(TVゲーム)を導入し、中古品販売に参入。2003年以降は長野県、千葉県、茨城県、福井県へと県外進出を加速した。2006年11月にはジャスダック証券取引所に株式を上場し、資金調達力を強化。2008年には古本部門を導入し、ハイブリッド型書店の原型が整う。2010年には小牧ユーズドセンターと犬山ディストリビューションセンターを開設し、物流基盤を整備した。

持株会社制へ移行した2012年

2012年4月、会社分割を実施して持株会社制へ移行し、商号を「㈱三洋堂ホールディングス」に変更。新設分割により㈱三洋堂書店が事業を継承した。同年9月には物流センターを犬山に統合し、愛知ロジスティクスセンターを開設。2013年7月には東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、資本市場での認知を高めた。持株会社化により、グループ全体の経営管理と新規事業育成が容易になった。

新規事業への挑戦が本格化した2015年以降

2015年1月、子会社三洋堂書店が豊川店でコインランドリー事業に参入。同年10月には志段味店で教育事業、2017年には同店でフィットネス事業を開始。2022年9月には子会社三洋堂プログレがイオンタウン各務原鵜沼店でビュッフェ事業に参入。これらの新規事業は既存書店の空きスペースや隣接テナントを活用し、集客と収益の多様化を図る。2026年3月期の新規事業部門売上は7億29百万円(前年比8.9%増)に成長した。

スマート無人営業で省人化を推進する2020年代

2020年以降、三洋堂はスマート無人営業の導入を加速した。2020年9月に中古トレカ館(新開橋店)を開設し、2024年2月には顔認証入店による完全無人営業を本新店で開始。2026年3月期末時点でスマート無人営業導入店舗は32店舗に達し、24時間営業や営業時間延長を実現。セルフレジやスマートフォン注文・受け取りサービスも展開し、人件費上昇への対応と顧客利便性向上を両立させている。

年表42件を開く

1950年代

  • 1959年3月名古屋市昭和区花見通に㈱杁中三洋堂を設立

1970年代

  • 1974年2月愛知県春日井市に支店第1号の勝川店を出店(1993年3月勝川駅前再開発により閉店)
  • 1975年11月愛知県東郷町に郊外型書店1号店として東郷店を開店(1982年フランチャイズへ移管後、2000年1月閉店)
  • 1978年10月売場面積300坪で、名古屋市昭和区隼人町7丁目1番地に杁中店(1986年4月に本店に店名変更、1991年に文具AV館に業態変更、2003年2月閉店)開店
  • 1978年12月会社機構を大幅に改革し、㈱杁中三洋堂から分離して名古屋市昭和区花見通に営業継承会社として㈱三洋堂書店を設立

1980年代

  • 1980年10月加藤憲㈱(現加藤憲G.R.S.㈱)と取引を開始し、杁中店(名古屋市昭和区 1986年4月に本店に店名変更)に1号店として文具部門(現文具・雑貨・食品部門)を導入
  • 1982年10月岐阜県多治見市に岐阜県1号店として多治見店を開店(2003年5月移転増床につき閉店)
  • 1987年3月多治見店(岐阜県多治見市 2003年5月移転増床につき閉店)に1号店としてレンタル部門を導入

1990年代

  • 1991年2月名古屋市昭和区川名山町に本部を移転
  • 1991年11月名古屋市最大規模(600坪)の書店として名古屋市昭和区隼人町7丁目7番地に本店(2011年8月にいりなか店に店名変更)を移転増床
  • 1993年12月三重県桑名郡多度町(現桑名市)に三重県1号店として多度店を開店(2003年7月閉店)
  • 1995年9月奈良県橿原市に奈良県1号店として橿原神宮店を開店
  • 1996年12月商号変更業務処理効率化のため、15店舗の主取次を日本出版販売㈱から㈱トーハンに変更
  • 1997年3月販売管理強化のため、全店にPOSレジを導入
  • 1997年9月鳥居松店(愛知県春日井市)に1号店としてセルAV部門を導入

2000年代

  • 2002年4月鳥居松店(愛知県春日井市)に1号店としてリユース部門(現TVゲーム部門)を導入(2006年12月にTVゲームの買取のみへ移行、2021年5月に中古トレカの買取と販売を開始)
  • 2003年3月長野県駒ヶ根市に長野県1号店として駒ヶ根店を開店
  • 2004年8月千葉県夷隅郡岬町(現いすみ市)に千葉県1号店として岬店を開店(2024年7月閉店)
  • 2005年9月名古屋市瑞穂区に本部を移転
  • 2006年11月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年5月茨城県石岡市に茨城県1号店として石岡店を開店
  • 2008年9月福井県小浜市に福井県1号店として小浜店を開店
  • 2008年10月乙川店(愛知県半田市)に1号店として古本部門を導入

2010年代

  • 2010年4月愛知県小牧市に物流センターとして小牧ユーズドセンター(小牧UC)を開設
  • 2010年7月愛知県犬山市に物流センターとして犬山ディストリビューションセンター(犬山DC)を開設
  • 2011年12月㈱三洋堂おひさま保険(現㈱三洋堂プログレ)を当社の子会社として設立
  • 2012年4月商号変更会社分割を実施して持株会社制へ移行し、商号を「㈱三洋堂ホールディングス」に変更するとともに、新設分割により㈱三洋堂書店を設立
  • 2012年9月M&A子会社㈱三洋堂書店は、小牧UCを犬山DCに統合し、愛知ロジスティクスセンターを開設
  • 2013年5月子会社㈱三洋堂書店は、通販サイト「三洋堂Web-shop」を開設
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2015年1月子会社㈱三洋堂書店は、豊川店(愛知県豊川市)にてコインランドリー事業に参入
  • 2015年10月子会社㈱三洋堂書店は、志段味店(名古屋市)にて教育事業に参入
  • 2017年11月子会社㈱三洋堂書店は、志段味店にてフィットネス事業に参入
  • 2018年2月子会社㈱三洋堂書店は、中野橋店(名古屋市)にレンタルセルフレジを導入(2023年6月閉店)
  • 2018年11月M&A子会社㈱三洋堂書店は、こくふ店(岐阜県高山市)に物販にも対応した統合セルフレジを導入

2020年代

  • 2020年9月子会社㈱三洋堂書店は、新開橋店(名古屋市瑞穂区)にて、中古トレカの買取と販売(トレカ館)を開始
  • 2020年12月子会社㈱三洋堂書店は、三洋堂書店のWebサイトを大幅リニューアル
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQから東京証券取引所スタンダード市場に移行
  • 2022年9月子会社㈱三洋堂プログレは、イオンタウン各務原鵜沼店(岐阜県各務原市)にてビュッフェ事業に参入
  • 2022年12月子会社㈱三洋堂書店は、江南店(愛知県江南市)にて中古ホビー事業(駿河屋)に参入
  • 2023年9月子会社 ㈱ 三洋堂書店は、新業態として「ホビープラネット」の屋号でイオンモール常滑店(愛知県常滑市)を開店
  • 2024年2月子会社 ㈱ 三洋堂書店は、本新店(愛知県豊田市)にて顔認証入店によるスマート無人営業を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    スマート・ブックバラエティストアの展開

    新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核に、スマート無人営業やスマートフォンを活用したサービス(セルフ受取、宅配ネット決済など)を提供する業態を拡大する。

  2. 02

    成長商材とフォーマットの拡大・開発

    トレカや駿河屋、プラモデルなどの成長商材・フォーマットへの投資を継続するとともに、新たな商材やフォーマットの開発を進める。

  3. 03

    リユース事業の強化

    適正な買取価格で仕入力を強化し、適正な売価設定で収益性を確保しながら販売力を向上させる。また、リユース事業の認知度向上のための情報発信に注力する。

  4. 04

    コスト構造と利益構造の見直し

    スマート無人営業導入店舗で有人時間帯の見直しにより人件費を抑制し、ロス対策など粗利益率改善策を実施する。

  5. 05

    人材確保・育成と制度再構築

    将来の企業価値拡大に向けて人材確保・育成と多様な働き手を支援する環境を整備し、新規事業に対応した人事制度・資格制度を再構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で181人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は492万円で、9期前と比べて+2.6%平均年齢は48.4歳、平均勤続年数は22.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月224
2018年3月219
2019年3月47944.918.8212
2020年3月47445.818.5212
2021年3月48045.418.1206
2022年3月47745.619.1199
2023年3月46546.119.1185
2024年3月48648.321.7178
2025年3月49248.021.417557
2026年3月49248.422.2181166

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率15.0%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)36.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
東海北陸 — 58店舗2,186百万円
賃貸用不動産 — 名古屋市中区385百万円
本部 — 名古屋市瑞穂区76百万円
近畿 — 7店舗10百万円
関東甲信 — 2店舗7百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トーハン
    東京都 新宿区
    議決権37.3%
  • 国内
    ㈱三洋堂書店(注)2
    名古屋市 瑞穂区
    議決権99.0%
  • 国内
    ㈱三洋堂プログレ(注)1
    名古屋市 瑞穂区
    議決権97.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は172億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+3.6%、利益が+200.0%。

売上高
+3.6%
172億円
営業利益
+200.0%
3億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
1.7%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高175億円172億円
営業利益2億円3億円
純利益2億円3億円
1株あたり配当¥1¥1

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は45億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+7.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q45−3
2024年1Q42−1−2.4−1
2024年2Q4100.00
2024年3Q4512.21
2024年4Q450
2025年2Q7900.00
2025年4Q8711.12
2026年2Q79−1−1.31
2026年4Q9344.32
2027年1Q4512.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は262億円から172億円へ66%に減った。直近期の営業利益率は1.7%。純利益は3期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月26251
2014年3月25350
2015年3月24261
2016年3月23252
2017年3月22131
子会社㈱三洋堂書店は、こくふ店(岐阜県高山市)に物販にも対応した統合セルフレジを導入
2018年3月21330
2019年3月2041−3
2020年3月2002−13
2021年3月20972
2022年3月1890−3
2023年3月178−2−5
2024年3月17310
2025年3月166120.62
2026年3月172331.73

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高172億円のうち、営業利益として残るのは3億円1.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の1.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.4%116億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.4%54億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.7%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
1.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.7pt
1.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.0pt
11.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は25億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月6−52117
2014年3月4−1−2318
2015年3月12−101128
2016年3月5−3−8222
2017年3月2−4−2−219
2018年3月5−45125
2019年3月3−819−538
2020年3月22−6437
2021年3月11−3−5839
2022年3月−9−32−1229
2023年3月−5−15−627
2024年3月3−1−5224
2025年3月0−11−124
2026年3月0−11−125

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は126億円。このうち返さなくてよい自己資本が30億円で、自己資本比率は24.2%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1653213319.2
2014年3月1613212919.4
2015年3月1663213419.3
2016年3月1573312421.2
2017年3月1553412121.6
2018年3月1583412421.3
2019年3月1744512925.7
2020年3月1483111721.2
2021年3月1483411422.9
2022年3月1353110422.9
2023年3月1302610420.1
2024年3月125269921.0
2025年3月124289622.7
2026年3月126309524.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
95億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
29
/ 100
安定性自己資本比率16 / 40
収益力営業利益率3 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中101位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中282位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
1.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
24.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.6%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.1%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥705で、1年前と比べて+3.1%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥705-0.7%1ヶ月+0.1%1年+3.1%時価総額52億円
過去52週の値幅
安値¥661高値¥745

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.1倍
PER (会社予想)34.2倍
PBR1.61倍
配当利回り0.14%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は699円で、25日線(700円)とほぼ同位、75日線(696円)や200日線(690円)を上回り、中期トレンドは堅調。1ヶ月で0.14%下落、1年では2.04%上昇と小幅な値動き。52週高値744円からは約6%下、52週安値661円からは約5.8%上と高値圏に位置。出来高は概ね1000株未満と極端に低調で、需給は薄い。RSIは53.3と中立圏、方向感は乏しいが底堅さを維持。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERは14.95倍と業界平均の41.45倍を大幅に下回り、PBRも1.67倍で平均の2.94倍を下回る。配当利回りは0.57%と業界平均の13.55%を大きく下回るが、これは同社の配当政策が低いためであり、業績は売上高が減少傾向にあるものの、営業利益率は改善している。ROEは11.6%と健全な水準であるが、配当性向が26%と低く、株主還元が弱い点が懸念される。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.1倍39.6倍
PER (予想)34.2倍
PBR1.61倍2.44倍
ROE11.6%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、書店市場縮小の中で、いかにして収益を維持・改善するかです。強気派は、営業利益率が0.6%から1.74%へ改善見込みであることや、書籍以外の商品構成の見直しを評価します。また、営業黒字を安定して確保し始めた点を重視します。一方、弱気派は、売上高が減少傾向にあること、書籍市場の構造的な縮小、電子書籍との競争を懸念します。ROEは11.6%と資本効率は良いが、成長性には乏しいと言えます。

プラスに働く材料7
  • 収益性の改善

    営業利益率が2025年3月期0.6%から2026年3月期1.74%へ改善見込み

  • 黒字基調の定着

    2025年3月期に営業黒字を確保し、純利益も2億円と前期比増

  • 資本効率の良さ

    ROEは11.6%と株主資本を効率的に活用

  • 営業利益3億円と前期比2倍増決算発表後影響

    営業利益は1億円→3億円と2億円増加。営業利益率も0.6%→1.74%に改善

  • 純利益3億円で2期連続の増益決算発表後影響

    純利益は2億円→3億円へ増加。2025年3月期の2億円から増益基調が続く

  • 売上高172億円、前年から6億円の増収決算発表後影響

    売上高は166億円→172億円と6億円増加。増収転換で店舗運営が持ち直し

  • 株価は1年で2.04%上昇と底堅さ継続影響

    株価699円は1年間で2.04%上昇。下落局面でも底堅い値動き

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小

    出版市場は長期的に縮小傾向で、書店の経営環境は厳しい

  • 売上停滞

    売上高は過去3期で178億円から166億円へ減少

  • 競争激化

    電子書籍やネット通販との競争で来店客数の確保が困難

  • PER14.95倍と収益力に対して割高不定影響

    時価総額52億円、純利益3億円に対しPER14.95倍。低い営業利益率を考慮すると割高

  • 配当利回り0.57%と株主還元が貧弱通年影響

    配当利回りは0.57%と低位。株主への利益還元が小さく、投資魅力に欠ける

  • 外国法人保有0.03%と海外投資家不在継続影響

    外国法人持ち株比率は0.03%。海外資金の参入がなく、需給が国内個人に偏る

  • 時価総額52億円の小型株で流動性薄い継続影響

    時価総額は52億円。売買代金が細り、大口売りで株価が大きく動くリスク

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の集客力と販売動向を示す重要指標
営業利益率
収益性改善の進捗を測る。予想の1.74%達成が焦点
書籍以外の売上比率
市場縮小に対応するための商品構成の変化を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり1いまの株価に対する利回りは0.14%。

年間配当
¥1
1株あたり
配当利回り
0.14%
いまの株価に対して
配当性向
26.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥1

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,411人。区分でいちばん多いのは事業法人62.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が64.8%を占め、残る35.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人62.261.962.161.962.062.1
個人・その他34.635.134.935.235.335.1
金融機関3.13.03.02.82.82.8
自己株式1.61.61.61.61.61.6
外国人個人0.00.00.00.00.00.0
証券会社0.00.00.00.00.00.0
外国法人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01㈱トーハン35.92
02㈲日和エステート23.06
03加藤 和裕9.48
04三洋堂ホールディングス取引先持株会3.78
05豊田信用金庫2.75
06三洋堂ホールディングス従業員持株会1.30
07加藤憲ホールディングス㈱0.95
08朝倉 潤真0.91
09㈱ゲオホールディングス0.81
10加藤 正康0.54

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+89%、1株純資産は14期で−24%。直近期のROEは11.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月255484.636.615.9
2014年3月−6538−1.280.9
2015年3月165463.063.9
2016年3月285665.037.438.4
2017年3月125702.084.526.0
2018年3月15740.21014.3
2019年3月−46612−7.9
2020年3月−179431−34.3
2021年3月264635.835.7
2022年3月−38423−8.5
2023年3月−68358−17.5
2024年3月−6360−1.8
2025年3月243876.527.9
2026年3月4741811.614.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額36百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
加藤和裕代表取締役社長 最高経営責任者兼最高執行役員66
亀割卓取締役副社長 上席執行役員60
伊藤勇取締役 執行役員経営企画室長62
加藤正康取締役 執行役員業態開発室長35
杉本香織取締役53
下和田静香取締役37
沓友紀子取締役46
福田修一常勤監査役60
田中由香監査役46
渡邉由美子監査役48
林正樹77
包原由華592,000
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
奥村加代子監査役54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3252279
監査役1555
社外取締役3441

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容373字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、小売サービス事業を主たる事業としており、本、トレカ、文具・雑貨・菓子、映像・音楽ソフト、ホビー、ゲームソフト等の新品販売、及び本、トレカ、ホビー、ゲームソフト等のリユース、並びに映像・音楽ソフト・コミックのレンタルに加えてビュッフェ事業、フィットネス事業、教育事業、飲料及び玩具の自動販売機設置、不動産賃貸等を行っております。 また、当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図で示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,599字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「ほんとのであいのおてつだい」をミッション、「Creating a world without boredom.」をビジョンとして掲げ、持続的な成長を実現するために、企業活動を行っております。 このミッションに基づき、「ほんとのであい」を実現するバラエティに富んだ品揃えと、利便性の高いサービスをお客様に提供し、コンプライアンスに沿った適正な企業活動によって利益を確保することで、持続的な成長を目指しております。 (2)目標とする経営指標 当社グループで重視する経営指標は、ROA(総資産対当期純利益率)とEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)であり、同指標の継続的な改善を目標としております。 ROAを重視するのは、ROAが資本の収益性指標であり、企業の成長速度はROAの水準と強い相関関係があると考えるからであります。 また、EBITDAを重視するのは、当社グループの持続的な成長の源泉は、成長のための投資を可能とするキャッシュ・フローの獲得と考えるからであります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核として、顧客のニーズの変化に合わせて様々な販売部門やサービス部門を積極的に導入するとともに、スマート無人営業やスマートフォンを活用したサービスを提供する「スマート・ブックバラエティストア」業態の展開を進めております。 当社グループを取り巻く事業環境は、動画や音楽配信、スマートフォン等による時間消費の多様化の影響を受けており、中期的には雑誌やDVD・CDなどに依存しない新たな収益構造の確立が必要であると認識しております。 こうした環境に対応すべく、成長部門の拡大や新部門の導入を通じて、顧客に支持される業態への進化を図ってまいります。また、スマートサービスの開発や認知向上により、人件費など各種コストの上昇にも対応しながら「ほんとのであい」の実現を追求してまいります。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは「ほんとのであいのおてつだい」をミッションとして、持続的な成長を実現するために、以下の項目に取り組んでまいります。 ①成長商材・フォーマットの拡大と新商材・フォーマットの開発 トレカや駿河屋、プラモデルなどの成長商材・フォーマットについては、引き続き投資を拡大するとともに、新商材・フォーマットの開発を進めてまいります。 ②リユース事業の強化 リユース事業では、適正な買取価格により仕入力を強化するとともに、適正な売価設定により収益性を確保しつつ販売力の向上を進めてまいります。また、当社のリユース事業に対する認知度の低さを課題と捉え、情報発信にも注力してまいります。 ③スマートサービスの拡大 スマート無人営業の拡大を進めるとともに、スマートフォンを活用して商品の注文や受取ができるセルフ受取、セルフ取置、宅配ネット決済等の認知度向上を進めてまいります。 ④コスト構造及び利益構造の見直し スマート無人営業導入店舗では、売上を維持しつつ人件費を抑えるため、有人時間帯の見直しに取組みます。あわせて、ロス対策を始めとする粗利益率改善策に取り組んでまいります。 ⑤人材の確保と育成 当社グループが将来にわたり継続して企業価値を拡大していくため、人材確保・育成、多様な働き手を支援する環境整備を進めてまいります。さらに、成長を続ける新規事業に対応するために、人事制度、資格制度の再構築を進めてまいります。
事業等のリスク4,603字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業内容について ① 店舗の出店について 当社グループは、新本と古本を併売するハイブリッド型書店や駿河屋・トレカ館等を主軸とするリユースショップ業態を出店し、店舗網の拡大を図っております。しかしながら、出店計画に適した物件を計画通りに確保できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、既存店舗についても、地主又は貸主との交渉状況等により想定していた契約更新ができない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、不動産価格の上昇、建設業界の慢性的な人材不足、建築資材価格の上昇などの要因が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 差入保証金等について 当社グループは、多くの店舗で賃貸物件を利用しており、貸主に対して敷金を差し入れております。また、地主又は貸主に建物の建築を依頼し賃借を行う場合には、建設協力金として建築費の一部を貸し付け、契約期間内に賃料と相殺して返済を受ける契約を締結する場合があります。当連結会計年度末現在での残高は、差入保証金が8億82百万円(建設協力金90百万円を含む)であります。 これらの契約は、貸主の経済的破綻等による敷金又は建設協力金の回収不能リスクを伴うものであります。また、当社グループの都合による中途解約等の場合には、契約内容に従い返還請求権の放棄又は違約金の支払いが発生する可能性があります。 ③ 特定仕入先への依存度について 当社グループの主要な取引先は株式会社トーハンであり、当連結会計年度における当社グループの総仕入実績に対する割合は53.4%となっております。株式会社トーハンとは取引基本約定と資本業務提携契約を締結し、これまで取引関係は安定的に推移しておりますが、このような取引関係が継続困難となった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ④ リユース品の仕入について リユース事業における商品仕入は、主に一般顧客からの買取が中心となるため、計画的な仕入数量の確保が困難であるという特性があります。また、環境意識の高まり等を背景としてリユース分野への新規参入も増加しており、競争が激化しております。 当社グループは、安定的な商品買取体制の構築に取り組んでおりますが、十分な量及び質の商品を確保できない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 新規事業への投資について 当社グループは、顧客ニーズの変化に伴い新たな収益構造の確立が必要であると認識し新規事業導入を進めておりますが、導入のための投資額は一定規模を維持する必要があります。 当事業年度もトレカ館や中古ホビー事業に投資しておりますが、新規事業の投資回収には数年の期間を要するのが一般的であり、想定した利益水準への到達が計画より遅れた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 物流網について 当社グループは、自社ロジスティクスセンターを経由する運送について、外部委託しております。昨今の深刻なトラック運転手不足等の要因により安定的な配送が確保できなくなった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ キャッシュレス決済の普及について 当社グループは、キャッシュレス決済の普及を受け、各種QRコード決済を導入しておりますが、当社の想定よりも利用率が上昇した場合は、決済にかかる販売手数料の負担が想定を超え、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、キャッシュレス決済の増加により、売上の現金化までのタイムラグが発生することから、当社の想定よりも利用率が上昇した場合には、当社の財務状況に影響を与える可能性があります。 ⑧ 大規模なシステム障害及びサイバー攻撃等に伴うリスクについて 当社グループは、効果的かつ効率的な商品管理や店舗運営のため、システム環境の整備を推進しております。主要なシステムは安全性の高い外部データセンターに設置するとともに、不正アクセス対策、ウイルス対策、脆弱性対策等を実施しております。 しかしながら、システム障害、ランサムウェアを含むサイバー攻撃その他予測を超える事象が発生した場合には、システム停止等により業務に支障が生じる可能性があります。また、復旧費用の発生、情報漏えい等による社会的信用の低下により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 災害等に関するリスクについて 当社グループでは、店舗施設の防火、耐震対策などを実施しており、災害などにより事業活動に混乱をきたすことのないよう努めておりますが、店舗施設等の周辺地域において、大規模な地震、台風等の自然災害その他当社グループもしくは仕入・物流ネットワークに影響を及ぼす事象が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 会計上の見積りについて 当社グループは、財務諸表の作成にあたり会計上の見積りが必要な事項については、合理的な基準に基づき見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、金額の見直しや実際の結果と異なる場合があり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 固定資産の減損 固定資産の価格の下落や店舗の継続的な収益の悪化により、新たに減損損失計上の要件に該当する物件が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (2)法的規制について ① 大規模小売店舗立地法について 当社グループの店舗のうち、小売の売場面積が1,000㎡以上の店舗は、「大規模小売店舗立地法(以下「立地法」という。)」の規制を受けております。 立地法は、小売業を巡る経済的、社会的環境変化を踏まえ、大規模小売店舗の立地に伴う交通渋滞、騒音、廃棄物等の周辺生活環境への影響を緩和し、地域社会との融和を図る制度として、建物設置者が大規模小売店舗を設置しようとする場合に配慮すべき事項を定めたものであります。 当社グループが規制対象となる1,000㎡超の新規店舗出店及び既存店舗の増床を行う場合には、出店計画や出店コスト上昇等の影響を受ける可能性があります。 ② 再販価格維持制度について 当社グループの主力商品であります新刊書籍・雑誌及び新品CDは「再販売価格維持制度(以下「再販制度」という。)」の適用対象になっております。 再販制度とは、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)」の第23条第4項に基づき著作物等を発行する事業者が販売の相手方である事業者と再販売価格(定価)を決めてこれを維持する契約をしても、同法が適用されないとする制度であります。公正取引委員会は、2001年3月23日に同制度の廃止を促す意見に対して、国民的合意形成がなされていないことを理由に、当面同制度を存置することが適当であるとの見解を示しました。これにより、当社グループの取扱商品への影響は当面ないものと考えられますが、今後において制度の改正又は廃止等が行われた場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ③ 個人情報の保護について 当社グループは、お客様に関する個人情報及び従業員に関する社会保障・税番号制度(マイナンバー)に関する特定個人情報(以下、個人情報)に関して十分な管理体制を構築し、個人情報に関する規程・マニュアルを活用し、細心の注意を払って個人情報を管理しております。しかしながら、個人情報の漏えい等の事故が発生した場合には、社会的制裁や損害賠償請求の発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 青少年保護育成条例について 当社グループは、成人向け商品のレンタル及び販売について、「愛知県青少年保護育成条例」及び各自治体の同種の条例を遵守し、必要な配慮を行っております。 レンタルにおいては入会時には身分証明書の提示を求めており、また18歳未満の方に成人向けビデオ等を貸出できないよう、会員証によってレジで年齢が判別できるシステムを導入しております。さらに成人向けコーナーは店内でも他の売場から区切られたスペースにし、かつ18歳未満の方の入場を禁止する旨をコーナー入口に掲示しております。しかしながら、こうした運営管理の徹底が図られなかった場合には、当社グループに対する信用の失墜等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 古物営業法について 当社グループが行っているリユース品の買取及び販売事業は、「古物営業法」による規制を受けております。当社グループで取り扱うリユース品は、本・雑誌、トレカ、ゲーム、おもちゃ・ホビー類があります。 古物営業法は、盗品等の売買の防止、速やかな発見等を図るため、古物営業に係る業務について必要な規制を行い、もって窃盗その他の犯罪の防止を図り、及びその被害の迅速な回復に資することを目的としております。 当社グループは、同法を遵守するとともに、以下のルールを独自に設け、必要な配慮を行っております。 1)同一顧客から同一アイテムの買取を2点以上行わない。(トレカ、おもちゃ・ホビー類を除く) 2)15歳未満の顧客からの買取は、保護者同伴の場合以外は行わない。 3)15歳以上から18歳未満の顧客からの買取は、保護者への買取承諾の確認連絡がつかない限り行わない。 なお、トレカとおもちゃ・ホビー類のリユース品については、その商品特性に鑑み、上記 1)の同一顧客からの同一アイテムの買取に制限を設けておりません。 しかしながら、こうした運営管理の徹底が図られなかった場合には、古物営業許可の取り消し、又は古物営業の停止を命じられることなどにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 著作権法について 当社グループにおける映像ソフトのレンタル事業は、著作権法の頒布権に関する規定の適用を受けております。また、CD及びコミックのレンタル事業は、同法の貸与権に関する規定の適用を受けております。当社グループでは、同法の規定を遵守し、権利者に対して許諾を得てCD及びコミックのレンタルに関する著作権料を支払い、レンタル事業を行っておりますが、今後著作権料の高騰が起こった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 食品衛生法について 当社グループは、お客様に飲食を提供するために「食品衛生法」の規制を受けております。当社グループでは、同法の規定を遵守し、衛生管理の重要性を十分に認識した上で、定期的に衛生検査を各店舗で実施しておりますが、万一、食中毒事故等が発生し営業停止等の処分を受けたり、法的規制が強化された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,690字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用や所得環境の改善が進む一方で、地政学的リスクの長期化、国際情勢の変化、為替変動、金利・物価の上昇などの影響により、依然として先行き不透明な状況が続いております。 当社グループを取り巻く事業環境は、動画や音楽配信、スマートフォン等による時間消費の多様化の影響を受ける一方で、物価上昇に伴う生活防衛意識の定着や循環型社会への関心の高まりを背景に、リユース市場は堅調に推移しております。このような経営環境のもと、当社グループは新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核として、顧客ニーズにあわせて様々な販売・サービス部門を展開するとともに、スマート無人営業やスマートフォン活用サービスを提供する「スマート・ブックバラエティストア」業態の展開を進めております。 当連結会計年度においては、3月に駿河屋及びトレカ館からなる四日市店(三重県四日市市)を開店する一方で2店舗を閉店したことから、当連結会計年度末時点での店舗数は、67店舗2校となりました。 また、7月に中古ホビーを扱う駿河屋津白塚店(三重県津市)をオープンし、これらの出店により、駿河屋導入店舗は7店舗、トレカ館導入店舗は26店舗となりました。プラモデル売場については新たに10店舗に導入し、プラモデル導入店舗は45店舗となりました。 オペレーション面では、顔認証入店による「スマート無人営業」の導入を推進しました。「スマート無人営業」を含む24時間営業を2店舗で、自動閉店や自動開店による営業時間延長を16店舗で開始し、スマート無人営業店舗は32店舗となりました。また、スマート無人営業導入店24店舗にて、有人営業時間の一部を無人営業時間に置き換えました。 主要な部門の売上高は、書店部門85億78百万円、トレカ部門25億76百万円、文具・雑貨・食品部門17億73百万円、駿河屋部門11億28百万円、古本部門5億10百万円、セルAV部門4億66百万円、TVゲーム部門3億89百万円、レンタル部門7億31百万円、新規事業部門7億29百万円、サービス販売部門3億62百万円となりました。 増収部門としては、トレカ部門が26.6%増、文具・雑貨・食品部門が15.4%増、駿河屋部門が80.7%増、TVゲーム部門が2.8%増、新規事業部門が8.9%増、サービス販売部門が10.4%増となりました。 減収部門としては、書店部門が5.7%減、古本部門が3.9%減、セルAV部門が18.6%減、レンタル部門が11.0%減となりました。 なお、当連結会計年度より、従来「新規事業部門」に含めておりました駿河屋売上について、業績の管理区分をより明確にするため、「駿河屋部門」として独立表示しており、当連結会計年度の比較及び分析は、変更後の区分に基づいております。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高172億49百万円(前連結会計年度比3.9%増)、営業利益2億68百万円(同117.2%増)、経常利益2億79百万円(同65.8%増)となり、投資有価証券売却益1億82百万円を計上したことや、一部の店舗で減損損失50百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は3億40百万円(同91.4%増)となりました。 ②財政状態の状況 当連結会計年度末における総資産は125億75百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億65百万円増加いたしました。これは主に、売掛金や商品の増加などにより流動資産が2億88百万円増加し、投資有価証券の売却などにより固定資産が1億23百万円減少したことによるものであります。 負債につきましては95億30百万円となり、前連結会計年度末に比べ58百万円減少いたしました。これは主に、買掛金が減少したことなどにより流動負債が62百万円減少し、繰延税金負債の増加などにより固定負債が3百万円増加したことによるものであります。 純資産につきましては30億44百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益3億40百万円の計上などにより前連結会計年度末に比べ2億23百万円増加いたしました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、期首時点に比べ98百万円増加し、当連結会計年度末には25億14百万円となりました。 当連結会計年度における現金及び現金同等物の増減は、主に、税金等調整前当期純利益、減価償却費及び減損損失の計上のほか、投資有価証券の売却による収入、仕入債務の減少、有形固定資産の取得による支出、長期借入金の借入れ及び返済による影響を受けております。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は29百万円(前連結会計年度は41百万円の獲得)となりました。これは主に売上債権の増加が1億1百万円、仕入債務の減少が2億34百万円、棚卸資産の増加が96百万円あった一方で、税金等調整前当期純利益4億12百万円、減価償却費1億70百万円及び減損損失50百万円を計上したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は61百万円(前連結会計年度は1億37百万円の使用)となりました。これは主に投資有価証券の売却による収入2億4百万円があった一方で、有形固定資産の取得による支出が2億71百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は1億31百万円(前連結会計年度は64百万円の獲得)となりました。これは長期借入金の返済による支出が5億68百万円あった一方で、短期借入金の純増加額が1億円、長期借入れによる収入が6億円あったことによるものであります。 ④生産、受注及び販売の実績 ⅰ.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績を部門ごとに示すと、次のとおりであります。 部門   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (千円)   前年同期比(%) 書店   6,347,782   94.9 トレカ   1,921,895   124.4 文具・雑貨・食品   1,118,132   124.0 駿河屋   884,553   165.4 古本   150,482   95.1 セルAV   338,957   76.5 TVゲーム   337,369   107.8 レンタル   291,875   85.1 新規事業   222,474   104.4 サービス販売   88,772   111.1 その他   1,436   89.0 合計   11,703,730   104.3 ⅱ.受注実績 当社グループは受注販売を行っていないため、該当事項はありません。 ⅲ.販売実績 当連結会計年度における販売実績を部門ごとに示すと、次のとおりであります。 部門   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (千円)   前年同期比(%) 書店   8,578,822   94.3 トレカ   2,576,004   126.6 文具・雑貨・食品   1,773,467   115.4 駿河屋   1,128,182   180.7 古本   510,931   96.1 セルAV   466,754   81.4 TVゲーム   389,513   102.8 レンタル   731,370   89.0 新規事業   729,703   108.9 サービス販売   362,811   110.4 その他   1,823   99.9 合計   17,249,386   103.9 (注)1.部門間の取引については相殺消去しております。 2.当連結会計年度より、従来「新規事業部門」に含めておりました駿河屋売上について、業績の管理区分をより明確にするため、「駿河屋部門」として独立表示しており、当連結会計年度の比較及び分析は、変更後の区分に基づいております。 ⅳ.地域別販売実績 当連結会計年度における地域別販売実績は、次のとおりであります。 区分   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) (千円)   前年同期比(%)   店舗数 増減 関東甲信 (2店舗)   546,125   99.7   - 東海北陸 (58店舗)   14,436,698   102.8   △1 近畿 (7店舗)   2,265,969   112.2   - 小計(67店舗)   17,248,794   103.9   △1 その他   591   69.8   - 合計   17,249,386   103.9   △1 (注)1.部門間の取引については相殺消去しております。 2.店舗数は当連結会計年度末の店舗数を記載しております。また、店舗数増減につきましては、前連結会計年度末の店舗数との比較であります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 主要な部門の売上高は、書店部門85億78百万円、トレカ部門25億76百万円、文具・雑貨・食品部門17億73百万円、駿河屋部門11億28百万円、古本部門5億10百万円、セルAV部門4億66百万円、TVゲーム部門3億89百万円、レンタル部門7億31百万円、新規事業部門7億29百万円、サービス販売部門3億62百万円となり、全体では172億49百万円となりました。 増収部門としては、トレカ部門、文具・雑貨・食品部門、駿河屋部門、TVゲーム部門、新規事業部門、サービス販売部門の6部門であります。トレカ部門は前期までに導入したデュエルスペースを備えた大型トレカショップ「トレカ館」25店舗が堅調に推移したこと、当連結会計年度に「トレカ館」を1店舗でオープンしたことから増収となりました。文具・雑貨・食品部門は、シール類の需要が急速に拡大したことから増収となりました。駿河屋部門は、「駿河屋」既存店5店舗が堅調に推移したこと、当連結会計年度に「駿河屋」を2店舗オープンしたことから増収となりました。TVゲーム部門はハードの「Nintendo Switch 2」の発売により増収となりました。また、新規事業部門のうち、ビュッフェ事業も堅調に推移し増収となりました。さらに、サービス販売部門は、建物・売場の賃貸、転貸等により賃貸収入が増加したことから増収となりました。 減収部門としては、書店部門、古本部門、セルAV部門、レンタル部門の4部門であります。書店部門と古本部門は、動画や音楽配信、スマートフォン等による時間消費の多様化に伴う市場縮小の影響から減収となりました。セルAV部門及びレンタル部門は、ネット動画配信による市場縮小の影響を受け、売上が減少いたしました。 当社グループは新本と古本を併売するハイブリッド型書店を核として、顧客のニーズの変化にあわせて様々な販売部門やサービス部門を積極的に導入するとともに、スマート無人営業やスマートフォンを活用したサービスを提供する「スマート・ブックバラエティストア」業態の展開を進めております。当社グループは、「スマート・ブックバラエティストア」という業態を通じて、核となるハイブリッド型書店事業だけではなく「トレカ館」や「駿河屋」などの新事業を推進し、お客様に新たな価値や楽しさ、便利さを提供してまいります。 (営業利益、経常利益) 売上高は6億44百万円増加し、利益率の高いトレカ部門、文具・雑貨・食品部門、駿河屋部門や新規事業部門の売上が大きく伸びたことから、売上総利益全体では3億1百万円増加しました。販売費及び一般管理費については、以下の増減要因により前期に比べて1億56百万円増加しました。閉店や運営体制の見直しを実施したものの最低時給の上昇やトレカ館や駿河屋などのリユース事業への人員配置を進めたことから人件費が1億22百万円増加したほか、非現金決済比率の増加等により販売手数料が29百万円増加しました。一方で、閉店や前期の減損損失の影響により減価償却費が21百万円減少し、閉店等により地代家賃が13百万円減少しました。 その結果、当連結会計年度における営業利益は2億68百万円(前連結会計年度比117.2%増)となりました。 また、営業外費用より営業外収益が多かったことから、経常利益は2億79百万円(前連結会計年度比65.8%増)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 投資有価証券売却益を1億82百万円計上したことや、固定資産の減損損失を50百万円計上したことなどにより、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は3億40百万円(同91.4%増)となりました。 ②財政状態の分析 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は87億62百万円(前連結会計年度比3.4%増)となり、2億88百万円増加しました。これは主に、売上高の増加に伴い売掛金が1億1百万円増加したことや、新店や数店舗の改装により商品が97百万円増加したことによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は38億12百万円(同3.1%減)となり、1億23百万円減少しました。これは主に、投資有価証券を売却したことや、固定資産の減損損失を50百万円計上したことによるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は64億63百万円(同1.0%減)となり、62百万円減少しました。これは主に、短期借入金が1億円、1年内返済予定の長期借入金が65百万円、電子記録債務が54百万円増加した一方で、買掛金が2億88百万円減少したことによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は30億66百万円(同0.1%増)となり、3百万円増加しました。これは主に、長期借入金が34百万円減少した一方で、退職給付に係る負債が9百万円、資産除去債務が8百万円、繰延税金負債が11百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は30億44百万円(同7.9%増)となり、2億23百万円増加しました。これは主に、その他有価証券評価差額金が97百万円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純利益3億40百万円を計上したことによるものであります。 また、自己資本比率は、前連結会計年度22.7%、当連結会計年度24.2%となりました。 ③キャッシュ・フローの分析 ⅰ.キャッシュ・フローの状況 当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 ⅱ.資本の財源及び資金の流動性についての分析 資金需要 当社グループの資金需要は主に大きく分けて運転資金需要と設備資金需要の二つがあります。 運転資金需要のうち主なものは子会社による商品の仕入のほか、グループに共通するものとして給料及び手当や地代家賃などの販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要としましては、主に設備投資として店舗の開店・改装や中古ホビー事業など、新規事業に関する建物や器具備品等の固定資産購入によるものであります。 また、当社グループは、店舗を中心とした小売サービス事業から日々の収入金があり、流動性資金は十分な水準を確保しているものと考えております。 財政政策 当社グループは、運転資金につきましては、営業キャッシュ・フローで獲得した資金より充当し、不足が生じた場合は短期借入金での調達を基本としております。設備資金につきましては、設備資金計画に基づき調達計画を作成し、内部資金で不足する場合は長期借入金による調達を基本としております。また、長期資金の調達については銀行借入による調達を主として、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を考慮の上、調達規模を適宜判断して実施していくこととしており、当連結会計年度末の有利子負債の残高は28億59百万円となりました。また、金融機関との間で総額11億円の当座貸越契約を締結しております。 ④経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりでありますが、とりわけ以下のものを重要と考えております。 ⅰ.市場動向 当社を取り巻く事業環境は、電子書籍や映像・音楽配信、ゲームアプリなどが一般化して消費者の行動が変化し、書籍・雑誌やDVD・CDなどの販売・レンタルの市場の縮小が続いております。この変化の流れが想定よりも急速に進む場合は当社グループの業績に影響を与えるため、デュエルスペースを備えた大型トレカショップ「トレカ館」、中古ホビー事業の「駿河屋」などの新事業の導入を進めております。 ⅱ.新規事業投資 当社グループは、新規事業の導入を継続して、新たな収益構造の確立を目指しております。しかしながら、新規事業が軌道に乗るまでには数年を要すると考えていることや、事業が想定した収益を獲得できない場合は、投資回収の遅れによるキャッシュ・フローの悪化や減損損失が発生するなど、当社グループの業績に影響を与えます。 ⅲ.固定資産の減損 市場動向の影響を大きく受ける店舗の継続的な収益の悪化などにより、減損損失の計上が必要となる物件が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があるため、店舗の生産性向上や販売部門の強化を行うことにより収益力の向上を行ってまいります。 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。 (3)経営戦略の現状と見通し 経営戦略の現状と見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりでありますが、当社グループでは、資本の収益性指標としてROA(総資産対当期純利益率)とEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)を重視しております。 当連結会計年度におけるROAは2.7%(前連結会計年度は1.4%)となりました。 ROAが改善した主な要因は、売上高の増加や利益率の高い部門が伸びたことにより、売上総利益、営業利益、経常利益が前期を上回ったこと、並びに投資有価証券の売却等により親会社株主に帰属する当期純利益が増加したことによるものです。 当連結会計年度におけるEBITDAは、438百万円(前連結会計年度は314百万円)となりました。 EBITDAが改善した主な要因は、減価償却費以外の販売費及び一般管理費が増加した一方で、売上高の増加や利益率の高い部門が伸びたことにより営業利益が増加したことによるものです。 当社グループのROA及びEBITDAの将来予測は、引き続き厳しい環境が続くことを想定して保守的に捉えております。 今後も投資の収益性や営業活動による現金創出力が予測を下回ることがないように現状を詳細に分析し、効率的で収益性の高いビジネスモデルへの投資を進め、これらの数値を改善してまいりたいと考えます。 (4)経営者の問題認識と今後の方針について 当社の経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」において記載を行っておりますので、ご参照ください。

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開示資料

出典

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