本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヴィア・ホールディングス

VIA Holdings,Inc.7918 · Standard · 小売業

焼鳥・お好み焼きなど多業態を展開する外食専門子会社群を束ねるホールディングス。直営とFCで全国に200店超。

概要

ヴィア・ホールディングスは、焼き鳥居酒屋「備長扇屋」「やきとりの扇屋」を主力とする外食サービス企業である。2010年10月に東証に上場。2026年3月期の連結売上高は174億円、従業員数は383名。グループ全体で287店舗(うちFC25店舗)を運営する。

純粋持株会社としてのグループ構成

2005年4月に純粋持株会社へ移行し、6つの子会社を束ねる体制となった。外食サービス事業の単一セグメントで、子会社ごとに異なるブランド・地域を担当する。主要子会社は、東日本と西日本に分かれて焼き鳥チェーンを運営する株式会社扇屋東日本・扇屋西日本、商業施設内飲食店を展開する株式会社フードリーム、刺身居酒屋「魚や一丁」の株式会社一丁、食彩厨房「いちげん」等を運営する株式会社一源、小型焼き鳥店やお好み焼き店を展開する株式会社紅とんである。

主力ブランドと店舗網の現状

最大のブランドは焼き鳥居酒屋「備長扇屋」「やきとりの扇屋」で、2026年3月末時点で直営152店・FC25店の計177店を展開する。次いで、商業施設内でパスタ・カフェ・ステーキ等を提供するフードリームが69店舗、新鮮和豚炭焼き専門店「日本橋紅とん」等を運営する紅とんが28店舗、刺身居酒屋「魚や一丁」が4店舗、食彩厨房「いちげん」等が9店舗。総店舗数は287店舗で、そのうちFCは25店舗である。

事業再生計画と中期経営目標

2021年4月、産業競争力強化法に基づく事業再生ADR手続を開始し、金融機関と合意した再生計画に基づき再建を進めている。当初計画期間を1年延長し、2027年3月期までとする方向で交渉中。2025年8月には「中期経営計画2028」を発表、最終年度の2028年3月期に売上高224億円、営業利益9億円、店舗数309店を目標に掲げる。重点施策として、M&A推進、マーケティング強化、調達コスト削減、IR強化等を挙げている。

財務基盤の強化と収益改善の取り組み

2025年10月、グロースパートナーズ株式会社へのE種優先株式割当により15億円の資本増強を実施。配当率の高いC種優先株式の一部取得も行い、財務基盤の安定化を図った。収益面では、メニュー改定やDX活用によるオペレーション再設計、人件費増加や原材料高騰への対応を進める。2026年3月期の連結売上高は174億円(前期比0.2%増)と微増だが、営業損失0.68億円(前期は営業利益1.98億円)と赤字転落。第4四半期には営業黒字化を達成した。

業界の中での役割は外食業界における多業態チェーンオペレーターにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
174億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-0.6%
純利益
-5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01外食サービス主力

焼鳥専門店「備長扇屋」「やきとりの扇屋」、カフェレストラン「パステル」、ステーキ店「ステーキハウス松木」など、多様な業態の飲食店を直営およびFCで展開。ショッピングセンターや街角に店舗を構え、一般消費者に食事を提供する。

主な製品・サービス7
焼鳥専門店(備長扇屋・やきとりの扇屋)
備長炭で焼き上げる焼鳥を提供する居酒屋チェーン。直営とFCで展開。
カフェレストラン(パステル)
パスタやスイーツを提供するカフェレストラン。ショッピングセンターを中心に展開。
ステーキハウス松木
ステーキを中心とした洋食レストラン。
刺身居酒屋(魚や一丁)
新鮮な魚介類を提供する刺身居酒屋。
食彩厨房(いちげん)
和食を中心とした定食・居酒屋業態。
豚肉専門店(日本橋紅とん)
和豚を使用した炭火焼きやしゃぶしゃぶを提供する専門店。
お好み焼き(ぼちぼち)
関西風お好み焼きを提供する店舗。

製品と技術

焼き鳥チェーン「備長扇屋」「やきとりの扇屋」

グループ最大のブランドは、焼き鳥居酒屋「備長扇屋」と「やきとりの扇屋」である。直営152店、FC25店の計177店を東日本と西日本に分けて運営。備長炭を使用した焼き鳥を主力に、一品料理や飲み物を提供する低価格帯の居酒屋として展開。2026年3月期には主力商品の品質向上と接客力強化に加え、既存店リニューアルによる増席やDX導入による生産性向上を推進した。

商業施設向け多ブランド展開「パステル」「ステーキハウス松木」等

株式会社フードリームは、ショッピングセンター内で多様な業態を運営する。主力ブランドはパスタ・カフェの「パステル」(29店)、「双喜亭」(6店)、「ステーキハウス松木」(6店)のほか、「パステルイタリアーナ」「カプチーナ」「鶴亀堂」等を含む全69店舗(直営)。2026年3月期には高付加価値商品の導入や新コンセプト店の展開により収益改善を図ったが、原材料費高騰の影響を受けた。

専門業態「日本橋紅とん」「魚や一丁」「いちげん」

株式会社紅とんは、新鮮和豚炭焼き専門店「日本橋紅とん」を23店舗、お好み焼き「ぼちぼち」を3店舗、その他2店舗の計28店舗を直営。株式会社一丁は刺身居酒屋「魚や一丁」4店舗、株式会社一源は食彩厨房「いちげん」等9店舗を運営する。いずれも小型店舗形態で、地域密着型の業態として展開。2026年3月期にはメニュー改定や価格最適化による収益改善に取り組んだ。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

小売業、低収益で競争力乏しい

ヴィア・ホールディングスは小売業に属し、直近3期の売上高は170億→174億→174億円とほぼ横ばいだが、営業利益率は直近期で-0.57%と赤字に転落している。同業他社のトライアルホールディングスや光フードサービスは成長・収益性で優位と推察されるが、具体的なデータはない。当社は低収益体質であり、業界内で差別化要因に乏しく、競争力が低いポジションにある。

強み

  • 売上高が170億円台でほぼ横ばいであり、一定の事業規模を維持している。
  • 特定の業態やブランドで顧客基盤がある可能性があるが、データからは不明。
  • 赤字幅が小さいため、コスト削減で黒字化の余地がある。
  • 売上高が安定しているため、運転資金の管理次第でキャッシュ創出可能。

課題

  • 営業利益率が1%未満で推移し、最新期は赤字。収益改善が急務。
  • 売上高が3期連続ほぼ横ばいで、成長性に欠ける。
  • 同業他社と比較して独自の強みが見えず、競争環境で劣勢の可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がヴィア・ホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18165千趣会55億円0.8倍
27127一家ホールディングス52億円66.1倍
33058三洋堂ホールディングス52億円15.1倍
43134Hamee50億円9.0倍
57126グローバルスタイル50億円10.8倍
67918ヴィア・ホールディングス49億円
72656ベクターホールディングス49億円
87625グローバルダイニング49億円6.2倍
93169ミサワ49億円38.7倍
103172ティーライフ48億円13.3倍
113189ANAPホールディングス46億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

印刷所の独立開業から戦災による全焼まで

1934年3月、初代社長中内佐光が東京市神田区神保町に新開社活版印刷所を独立開業したことが前身である。翌年には三崎町と四ツ谷駅前に分工場を設け、事業を拡大した。しかし1944年3月の東京大空襲により全工場設備を焼失。戦後の1948年2月、東京都千代田区飯田橋に暁印刷株式会社を設立して再出発した。

印刷事業拡大と店頭公開

1960年1月に大塚工場、1964年9月に九段工場を開設し、印刷能力を増強。1963年6月には日本証券業協会に店頭登録し、資金調達の基盤を築いた。1971年3月には飯田橋の本社・九段工場を売却し、文京区関口に本社・本社工場を新設。1982年6月には埼玉県三芳町に埼玉工場を開設し、1988年1月には本社工場の印刷設備を埼玉工場へ集約した。

米国企業との提携とインテリア小売への進出・撤退

1996年1月、米国企業Pier1Imports社と業務提携。同年4月、ホームファッションストア「Pier1Imports」第1号店を東京都目黒区碑文谷に出店し、インテリア小売事業に参入した。1999年7月には商号をあかつきビーピー株式会社に変更。しかし2001年7月、ピアワン事業を譲渡し、インテリア小売事業から完全撤退した。

外食事業への参入とグループ再編

2001年9月、焼鳥居酒屋チェーン「備長扇屋」のフランチャイズ1号店を開店し、外食サービス事業に参入。2003年には大阪風お好み焼き「ぼちぼち」のFC展開を開始、同年12月には既存店舗の営業を譲受した。2004年4月、株式会社扇屋コーポレーション(現・連結子会社)の株式を取得。2005年4月、商号を株式会社ヴィア・ホールディングスに変更し、純粋持株会社へ移行。会社分割により暁印刷、ぼちぼち等5社を事業子会社とするグループ体制となった。

M&Aによる外食ブランドの拡充と統合

2005年7月に株式会社ウィルコーポレーション(のちの一丁)の株式取得、2006年1月にワールドプランニング、2007年3月に紅とん、同年10月に一源、2008年3月にいらかと、相次いで外食企業のM&Aを実行。2008年5月には印刷・システム子会社3社を暁印刷に合併し、同年12月には一源といらかを合併。2010年11月には扇屋コーポレーションとヴィア店舗開発を合併。2011年2月には株式会社R&C(一丁)の株式を取得した。

上場市場の変遷と事業再生ADRの開始

2004年12月に日本証券業協会の店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2010年4月の取引所統合により大阪証券取引所JASDAQ市場に移行。2021年4月、産業競争力強化法に基づく事業再生ADR手続を開始し、金融機関との再生計画に合意。2025年10月にはE種優先株式発行による15億円の資本増強を実施し、財務再建を進めている。

年表40件を開く

1930年代

  • 1934年3月初代社長中内佐光が東京市神田区神保町に新開社活版印刷所を独立開業。これが当社の前身である。翌年神田区三崎町及び四ツ谷駅前に各分工場を開設。

1940年代

  • 1944年3月第二次大戦の東京戦災により全工場設備を焼失。
  • 1948年2月創業東京都千代田区飯田橋1の2の18に暁印刷株式会社を設立。

1960年代

  • 1960年1月東京都文京区大塚6の2の5に大塚工場を開設。
  • 1963年6月日本証券業協会に店頭登録。
  • 1964年9月東京都千代田区飯田橋1の2の5に九段工場を開設。

1970年代

  • 1971年3月飯田橋本社及び九段工場を売却し新たに東京都文京区関口1の24の8に本社及び本社工場開設。

1980年代

  • 1982年6月大塚工場を売却し新たに埼玉県入間郡三芳町に埼玉工場を開設。
  • 1988年1月本社工場印刷機設備を埼玉工場に集約移設。
  • 1988年4月本社及び本社工場を東京都文京区関口1の44の4に移転。

1990年代

  • 1996年1月米国企業Pier1Imports社と業務提携。
  • 1996年4月ホームファッションストア「Pier1Imports」第1号店を東京都目黒区碑文谷に出店。
  • 1999年7月商号変更商号をあかつきビーピー株式会社に変更。

2000年代

  • 2000年3月東洋工芸株式会社より流通事業の営業を譲受。
  • 2001年7月ピアワン事業を営業譲渡し、インテリア小売事業からは完全撤退。
  • 2001年9月焼鳥居酒屋チェーン「備長扇屋」のフランチャイズ1号店を開店。外食サービス事業に参入。
  • 2003年9月大阪風お好み焼き「ぼちぼち」の加盟店1号店を開店。
  • 2003年12月株式会社ビルディより大阪風お好み焼き「ぼちぼち」のコンセプト及び同社の直営5店舗の営業を譲受け。
  • 2004年4月M&A株式会社扇屋コーポレーション(現・連結子会社)の株式取得。
  • 2004年12月M&A株式会社エンゼルフードシステムズ(2005年2月21日付にて、株式会社フードリームに商号変更)の株式取得。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年4月本社を東京都文京区関口1の43の5に移転。
  • 2005年4月商号変更商号を株式会社ヴィア・ホールディングスに変更し純粋持株会社になり、会社分割等により株式会社暁印刷、株式会社ぼちぼち及び株式会社日本システムを加え、事業子会社5社を有する企業集団にグループ再編。
  • 2005年7月M&A株式会社ウィルコーポレーション(2005年8月1日付にて、株式会社一丁に商号変更)の株式取得。
  • 2006年1月M&A株式会社ワールドプランニングの株式取得。
  • 2006年1月創業株式会社NBKを会社設立。
  • 2006年10月創業株式会社パチャコム・ジャパンを会社設立。
  • 2007年3月M&A株式会社紅とんの株式取得。
  • 2007年10月M&A株式会社一源(現・連結子会社)の株式取得。
  • 2008年2月株式会社NBKが、セラヴィリゾート株式会社より北の家族事業を譲受。
  • 2008年3月M&A株式会社いらかの株式取得。
  • 2008年4月商号変更株式会社パチャコム・ジャパンの商号を、株式会社ヴィア店舗開発に変更。
  • 2008年5月M&A連結子会社3社(株式会社暁印刷、株式会社日本システム、株式会社ワールドプランニング)が、株式会社暁印刷を存続会社として合併。
  • 2008年12月M&A連結子会社2社(株式会社一源、株式会社いらか)が、株式会社一源を存続会社として合併。
  • 2009年4月M&A連結子会社2社(株式会社フードリーム、株式会社ぼちぼち)が、株式会社フードリームを存続会社として合併。

2010年代

  • 2010年2月創業株式会社ぼちぼち及び株式会社北海道FBを会社設立。
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
  • 2010年10月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  • 2010年11月M&A連結子会社2社(株式会社扇屋コーポレーション、株式会社ヴィア店舗開発)が、株式会社扇屋コーポレーションを存続会社として合併。
  • 2011年2月M&A株式会社R&C(現・連結子会社)の株式取得。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年3月期まで22,400百万円
  • 営業利益2028年3月期まで900百万円
  • 営業利益率2028年3月期まで4%
  • 店舗数2028年3月期まで309店舗

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中期経営計画2028の実行

    2028年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画に基づき、成長戦略(事業計画策定、M&A推進、人材採用育成)、収益性改善(マーケティングによる客数最大化、店舗オペレーション見直し、調達コスト削減)、マルチプル改善(IR強化)、財務戦略(資金調達)を推進する。

  2. 02

    未来計画Nextの推進

    労働人口減少に対応し、好立地への出店と新コンセプト業態開発、従業員のリスキリングによる生産性向上、テクノロジー導入とオペレーション合理化で高収益モデルへ転換、業態実験の知見を既存店に導入し収益力を改善する。

  3. 03

    多様な人財確保・育成と働き方改革

    「社員を豊かに幸せに出来る会社」の理念のもと、労働環境整備、公平な評価と成長機会提供、多様な働き方支援を通じて従業員エンゲージメントを高め、組織活性化を図る。

  4. 04

    食の安全・安心とサステナビリティ

    気候変動等を踏まえ品質・衛生管理体制を強化し、持続可能な調達や食品ロス削減など外食産業に特化した取組みで、安全な商品・サービス提供と社会貢献を両立する。

  5. 05

    財務基盤の強化

    収益性向上と効率的なコスト管理を継続し、成長投資を実行して企業価値向上を図るとともに、新たな資金調達も視野に安定的な財務基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で383人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は582万円で、9期前と比べて+14.0%平均年齢は48.6歳、平均勤続年数は14.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月642
2018年3月604
2019年3月51146.19.7550
2020年3月51547.311.9536
2021年3月46048.012.8434
2022年3月46047.214.1407
2023年3月47947.314.2360
2024年3月50648.513.7363
2025年3月55748.113.338053
2026年3月58248.614.3383−26

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 6 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都新宿区40百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱扇屋東日本 注2、注3、注4
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱扇屋西日本 注3、注4
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱フードリーム 注3、注4
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱一丁 注2、注3
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱一源 注2、注3
    東京都新宿区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱紅とん 注2、注3、注4
    東京都新宿区
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は174億円営業利益-1億円前期と比べると増収減益で、売上が+0.0%、利益が-150.0%。

売上高
+0.0%
174億円
営業利益
-150.0%
-1億円
純利益
-5億円
営業利益率
-0.6%
前期比 -1.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高174億円174億円
営業利益4億円-1億円
純利益0億円-5億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は43億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+4.9%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q39−5
2024年1Q4100.0−1
2024年2Q4312.31
2024年3Q4312.31
2024年4Q431
2025年2Q8722.31
2025年4Q8700.0−1
2026年2Q8800.0−1
2026年4Q86−1−1.2−4
2027年1Q4324.70

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は283億円から174億円へ61%に減った。直近期の営業利益率は-0.6%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2831110
2014年3月25052
2015年3月25652
2016年3月30453
2017年3月29672
2018年3月2830−23
2019年3月268−8−28
2020年3月244−5−18
2021年3月122−25−56
2022年3月103−85
2023年3月146−10−13
2024年3月17022
2025年3月174211.10
2026年3月174−1−2−0.6−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高174億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-0.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金33.9%59億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金66.7%116億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-0.6%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
66.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.2pt
-0.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比5.4pt
-2.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比51.6pt
-43.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-7.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-1.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は9億円で、売上の0.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−7−231330
2014年3月171−151833
2015年3月17−7−311013
2016年3月19−2421−529
2017年3月27−12−161527
2018年3月10−67438
2019年3月3−12−2−926
2020年3月7−6−7121
2021年3月−27111−266
2022年3月−6311−314
2023年3月91−71017
2024年3月6−2−2418
2025年3月1−5−4−49
2026年3月2−43−29

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は66億円。このうち返さなくてよい自己資本が12億円で、自己資本比率は18.7%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2214118018.7
2014年3月2075415326.0
2015年3月1854514024.4
2016年3月2156914632.1
2017年3月2086214629.6
2018年3月1985314527.0
2019年3月1652913617.8
2020年3月140121288.2
2021年3月104−45149
2022年3月94256926.6
2023年3月73106313.4
2024年3月73136017.8
2025年3月64125218.1
2026年3月66125318.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-9億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
53億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
42
/ 100
安定性自己資本比率12 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中252位あたり、逆に低いのはROE322社中314位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-43.0%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-0.6%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
18.7%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
0.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥107で、1年前と比べて-8.5%過去52週の値幅のなかでは33%の位置にある。

¥107+0.0%1ヶ月+3.9%1年-8.5%時価総額49億円
過去52週の値幅
安値¥95高値¥131

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)162.1倍
PBR3.80倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月末に一時下落し、7月30日に103円まで売られたが、その後は107円前後で推移し、直近では25日移動平均線(106.16円)を上回っており、短期的な下げ止まり感が見られる。週足ベースでは上昇トレンドが継続しており、8月13日以降は反発して107円まで戻した。52週高値131円に対しては約18%下の水準、52週安値95円からは約13%上回っており、中期的にはレンジ内での推移。出来高は7月30日に98万株と急増し、売り圧力が強まった形だが、その後の出来高は低調で、需給の均衡が続いている。RSIは66.67と中立圏を上回っており、過熱感はないものの、上値余地は限定的とみられる。テクニカル的には25日線と75日線(105.85円)を支持線に、下値は堅い。ただし、200日線(109.35円)が上値抵抗として意識され、反発には出来高を伴うことが必要。総じて、短期的にはもみ合いながら、中期的…

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

予想PERは162.1倍と非常に高く、同業界平均の40.2倍を大幅に上回る。PBRは3.8倍と割高だが、ROEは-43%と赤字で収益性が悪化しており、株価評価に見合わない。配当利回りは0%で、無配の状態が続く。直近の業績も赤字転落が予想され、割安要素は見当たらない。割高感が強く、投資妙味は乏しい。

指標この会社業種平均
PER (予想)162.1倍
PBR3.80倍2.44倍
ROE-43.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

グループ再編や事業ポートフォリオの見直しによる収益改善が焦点。強気派は、売上高が安定しており、不採算事業の整理やコスト削減で利益率が改善する可能性があるとみる。一方、弱気派は、営業利益率が1%前後と低く、直近では赤字に転落しており、事業の競争力や成長性に乏しいと指摘する。また、過去の特別損失や赤字計上から、収益体質の根本的な改善には時間がかかるとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 売上の安定

    売上高は約174億円を維持し、大きな落ち込みはない。

  • 構造改革の余地

    不採算事業の見直しで収益改善の余地がある。

  • グループシナジー

    持ち株会社としてグループ企業間の連携強化が可能。

  • 営業損益の黒字転換で収益改善2027年3月期影響

    営業損失1億円、売上高174億円

  • 予想PER162.1倍は増益期待決算発表後影響

    予想PER162.1倍、黒字転換示唆

  • 2024年3月期の純利益2億円の反動2026年下期影響

    純利益0→▲5億円、特別要因剥落

  • 外国人保有比率0.55%と買い余地継続影響

    外国人保有率0.55%と低位

マイナスに働く材料6
  • 利益率の低さ

    営業利益率は1%前後で、収益力が極めて弱い。

  • 赤字転落

    直近は営業赤字となり、事業の継続性に懸念。

  • 競争激化

    外食・アウトソーシング市場で競争が激しく、優位性なし。

  • 営業赤字転換で収益悪化継続影響

    営業利益2億円→▲1億円

  • 純損益▲5億円と資本棄損進行決算発表後影響

    純利益0→▲5億円、ROE▲43%

  • 無配当で株主還元の乏しさ次回株主総会影響

    配当利回り0%

次の決算で確かめる点
セグメント別売上高
各事業の貢献度を把握し、構造改革の進捗を測るため。
営業利益率
低収益体質の改善が見られるか確認するため。
店舗数・稼働率
事業規模や需要動向の変化を捉えるため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
58.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ73,073人。区分でいちばん多いのは個人・その他82.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.9%を占め、残る84.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他68.869.772.776.179.282.0
事業法人23.021.319.416.815.214.9
証券会社0.61.61.02.43.01.6
金融機関6.66.85.32.21.11.0
外国法人1.00.41.62.31.30.5
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
自己株式0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01アサヒビール㈱7.00
02横川 てるよ4.70
03横川 紀夫4.32
04横川 竟1.97
05大関㈱1.35
06㈱ウェルカム1.31
07実井 俊介1.31
08今井 辰男1.14
09㈱横浜銀行0.96
10㈱W&E0.94

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-05-13
    株式会社りそな銀行
    新規の大量保有報告
    27.56%
  • 2026-05-13
    みずほ信託銀行株式会社
    新規の大量保有報告
    14.71%
  • 2026-05-11
    株式会社横浜銀行
    新規の大量保有報告
    7.60%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−128%、1株純資産は8期で−46%。直近期のROEは-43.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月396625.821.3
2014年3月8763.9111.4
2015年3月10714.883.519.4
2016年3月102084.883.784.7
2017年3月82113.8131.458.1
2018年3月−76171−39.4
2019年3月−9092−68.7
2020年3月−5636−88.0
2021年3月−176
2022年3月169.3
2023年3月−37−76.5
2024年3月519.026.0
2025年3月−0−1.6
2026年3月−11−43.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額74百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
楠元健一郎代表取締役社長6128,164
石岡健生取締役兼 専務執行役員5414,715
関川周平取締役兼 常務執行役員4614,695
古川徳厚取締役 監査等委員45
仮屋裕一取締役 監査等委員30
枝伸取締役 監査等委員61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4494912
社外取締役819192
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容757字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは当社(株式会社ヴィア・ホールディングス)と、子会社6社より構成される、飲食店を展開する外食サービス事業の単一セグメントとしております。 当社グループの事業内容及び子会社の概要は次のとおりであります。 なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。 (1)外食サービス事業グループ ① 株式会社扇屋東日本   ・2004年4月1日 100%株式取得・小型の飲食店舗の展開・備長扇屋、やきとりの扇屋等 直営79店、FC25店、合計104店 ② 株式会社扇屋西日本   ・2016年9月1日 100%子会社として設立・小型の飲食店舗の展開・備長扇屋、やきとりの扇屋等 直営73店 ③ 株式会社フードリーム   ・2016年9月1日 100%子会社として設立・ショッピングセンターを中心とした飲食店舗の展開・パステル29店、双喜亭6店、ステーキハウス松木6店、その他28店、  合計直営69店 ④ 株式会社一丁   ・2011年2月25日 99%株式取得・2023年4月1日 100%株式取得・刺身居酒屋「魚や一丁」の展開・直営4店 ⑤ 株式会社一源   ・2007年10月5日 99%株式取得・2016年4月1日 100%株式取得・食彩厨房「いちげん」等の展開 直営9店 ⑥ 株式会社紅とん   ・2015年4月1日 100%子会社として設立・小型の飲食店舗の展開・新鮮和豚炭焼き専門店「日本橋紅とん」 23店、  お好み焼き「ぼちぼち」 直営3店、その他2店、合計直営28店 以上述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,875字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは「心が響きあう価値の創造」を企業理念とし、顧客の「心のニーズ」に応え、喜びと感動に満ちた新しい価値のイノベーションに果敢に取り組み、お客様、株主の皆様、お取引先様そして従業員などすべてのステークホルダーにとって信頼される企業を目指しています。事業領域は外食サービス事業であります。外食サービス事業においては、食の安全・安心・健康をテーマとし、品質の追求と顧客ニーズに即したサービスの提供を通じてライフスタイルにおける価値を具現化してまいります。当社グループでは、これらを具現化すべく、グループ会社の自主性・独立性を尊重しつつ、グループ全体での生産性と効率性を追求してまいります。このことで、長期的かつ安定的な成長と拡大を実現する企業グループの構築を目指してまいります。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、2021年4月20日に成立した産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続(以下、「事業再生ADR手続」といいます。)において合意を得た事業再生計画に基づき、今後の事業再生に向けた強固な収益体質の確立と財務体質の抜本的な改善を目指す上で、再成長軌道に向けた事業の仕組みの抜本的見直しを行うとともに、コア事業の深化と進化による再成長に努めてまいります。 なお、当該事業再生計画につきましては、当初の計画期間を1年間延長し、2027年3月期とする方向で各金融機関と交渉しております。 また、当社グループは、2025年8月12日に2028年3月期を最終年度とする3か年の「中期経営計画2028」を発表しており、当該計画の概要は以下の通りです。 『中期経営計画2028』の概要 ① 数値目標(2028年3月期) 売上高 22,400百万円 営業利益    900百万円 営業利益率   4% 店舗数 309店舗 ② 計画実現に向けた重点施策 【成長戦略】 ・成長戦略の策定 ・M&Aの推進 ・戦略的な人財採用と育成 【収益性改善】 ・マーケティング活動の推進による客数の最大化 ・店舗オペレーションロジックの見直し ・調達コストの削減 【マルチプル改善】 ・IRへの取り組み強化 【財務戦略】 ・グロースパートナーズからの資金調達による資金確保 (3) 会社の対処すべき課題 ① 収益基盤の強化と成長に向けた取組み これからの労働人口減少のなかで持続的な成長を実現するため、新たな経営戦略「未来計画Next」を推進してまいります。集客力・収益性の高い好立地への出店とお客様価値を高める新コンセプトの業態開発、従業員のリスキリングによる労働生産性の向上を図るとともに、新たなテクノロジーの導入とオペレーションの合理化による高収益モデルへの転換、業態実験の知見を既存店に導入するなどして収益力の改善を徹底いたします。 ② 多様な人財の確保と育成、新たな働き方の推進 「社員を豊かに幸せに出来る会社」という経営理念のもと、労働人口の減少という社会構造の変化に対応し、多様な人財がそれぞれの個性と能力を最大限に発揮できる組織づくりを推進することが重要な経営課題であります。労働環境の整備、公平な評価と成長機会の提供、多様な働き方の支援などを強化することで、従業員エンゲージメントを高め、組織全体の活性化を図ります。 ③ 食の安全・安心の追求とサステナビリティへの貢献 食の安全・安心の確保は事業の根幹であり、今後ますます重要となるサステナビリティへの貢献も企業の社会的責任であります。近年の異常気象や気候変動は、食材の安定供給や店舗の衛生管理にこれまで以上の注意を払う必要性を示唆しており、品質管理と衛生管理の徹底に加え、より高い意識で管理体制を強化してまいります。また、持続可能な調達と食品ロス削減の徹底など外食産業に特化した取組みを強化し、安全で安心な商品・サービスの提供と社会への貢献を両立してまいります。 ④ 財務基盤の強化 再成長フェーズにおける積極的な投資や、株主還元策の検討、不測の事態への対応力を高めるためには、財務基盤の強化が不可欠です。収益性の向上と効率的なコスト管理を継続し、成長投資を実行することで企業価値の向上を図るとともに、将来の成長に向けた新たな資金調達の可能性も視野に入れ、安定的な財務基盤を構築してまいります。
事業等のリスク4,223字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 食品安全性と食材仕入 当社グループにおきましては、BSE・鳥インフルエンザのような食材の安全性を揺るがす事態、食中毒等の衛生問題など食品の安全性に関わる問題が発生した場合、売上高が急激に落ち込むなど当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、食材の調達において、仕入先の環境変化等により、現在確保している原材料の調達が困難になった場合、あるいは天候不順等の理由による原材料の高騰などが生じた場合、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (2) 法的規制について 当社グループでは、会社法、金融商品取引法、法人税法等の一般的な法令の他に、食品衛生法、労働基準法、食品リサイクル法等の外食店舗の営業に係る各種法的規制や制限を受けております。これらの法的規制が強化された場合、対応のための新たな費用が発生することにより、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、将来の税制改正に伴い消費税率が引き上げられた場合には、個人消費が落ち込み、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 季節変動や天災等 当社グループにおきましては、年間の売上動向として夏場や大型連休並びに各種イベント(暑気払い・忘年会・歓送迎会)など、売上高はある程度季節的な変動があることを前提とした営業計画を立てております。 酷暑、大型台風、豪雪などの天災等によっては本来売上を見込んでいる時期の業績が伸び悩み、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (4) エネルギー供給について 当社グループでは、全国的に店舗展開をしているため、物流コストや電力コストの変動により、業績は一定の影響を受けます。世界的なインフレ圧力による原油等のエネルギー資源の価格高騰や、原子力発電停止等の影響により、電力価格が上昇した場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5) 価格競争 当社グループは、外食業界や食品業界において、価格競争の激化による悪影響を受ける可能性があります。 当社グループは、リーズナブルな価格でお客様へのサービスと食の提供を実施しておりますが、低価格競争の激化や食材料の高騰などがあった場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (6) 減損会計について 当社グループにおいて、固定資産の減損会計を適用しておりますが、今後固定資産の収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなり減損処理を行った場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (7) 外食サービス事業店舗の賃借物件への依存について 当社グループは、本社事務所や大部分の店舗の土地建物を賃借しております。賃借期間は賃貸人との合意により更新可能でありますが、賃貸人側の事情により賃貸借契約を更新できない可能性があります。また、賃貸人側の事情による賃貸借契約の期限前解約により、計画外の退店を行う可能性があります。このような場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (8) フランチャイズ契約店舗について 当社グループ傘下の事業会社において、「備長扇屋」「やきとりの扇屋」について、フランチャイズ加盟契約者との間で「フランチャイズ加盟契約」を締結し、フランチャイズ展開を行っております。各業態のフランチャイズ店舗には安全な食材の手配や経営指導を行うなど、良好な取引関係を維持しておりますが、万が一、フランチャイズ店舗での食中毒等の不測の事故が発生した場合や、当社グループのフランチャイズ店舗の業績動向に起因しない事情でフランチャイズ加盟契約者が破綻した場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (9) 情報システムについて 当社グループ情報システムは、コンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害等偶発的な事由によりネットワークの機能が停止した場合、サービス提供に支障が生じる可能性があります。 また、外部からの不正な手段によりコンピュータ内へ侵入され、重要データの不正入手、コンピュータウイルスの感染により重要なデータが消去される可能性もあります。このような状況が発生した場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10) 有利子負債依存度について 当社グループは、店舗建築費用及び敷金や保証金等の出店資金を主に金融機関からの借入により調達しているため、総資産に占める有利子負債(リース債務含む)の割合が、2026年3月31日現在で40.3%の水準にあります。したがって今後、有利子負債依存度が高い状態で金利が上昇した場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、借入金には財務制限条項が設けられています。同条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失することにより、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (11) M&Aについて 当社グループは、事業拡大を加速する有効な手段のひとつとして、当社グループに関連する事業のM&Aを検討していく方針です。M&A実施に際しては、対象企業の財務・法務・事業等について事前にデューデリジェンスを行い、十分にリスクを吟味し正常収益力を分析した上で決定いたしますが、買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等、事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合、また事業の展開等が計画通りに進まない場合には、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (12) 敷金及び保証金 当社グループは、飲食事業を展開するにあたり、店舗オーナーと賃貸借契約を結び敷金や保証金の差入れを行っております。2026年3月31日現在、敷金及び保証金の残高は、1,249百万円となっており、総資産の19.0%を占めております。店舗オーナーの経営状況の悪化等により敷金や保証金の回収不能が発生した場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (13) 出退店政策について 当社グループは、主に高い集客が見込める都心部及び郊外に出店をしておりますが、新規出店におきましては、立地条件、賃貸条件、投資回収期間等を総合的に検討して、出店候補地を決定しているため、すべての条件に合致する物件が確保できない可能性があります。また、当社グループでは、月次の店舗ごとの損益状況や当社グループの退店基準に基づき業績不振店舗等の業態転換、退店を実施することがあります。業態転換や退店に伴う固定資産の除却損、減損損失の計上、各種契約の解除による違約金、退店時の原状回復費用等が想定以上に発生する可能性があります。これらが生じた場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、新規出店及びリニューアルの実施に際しては、収益性、投資回収等について事前に十分に検討をした上で決定いたしますが、開店後に店舗周辺の競争環境が変化した場合や、事前の検討で把握できなかった問題が生じた場合など、計画していた収益を下回ることや、店舗設備の除却、減損処理を行う必要が生じること等により、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (14) 外食業界の動向 外食業界は、他業界と比較すると参入障壁が低く新規参入が多いこと、また個人消費の低迷を受けての価格競争などもあり、非常に厳しい競争状態が続いている業界です。その中で当社グループの店舗は、それぞれの業態についてブランド力の強化を図ると共に、お客様によりバリューを感じていただける商品ラインナップとすることで、粗利高を確保する戦略をとっております。しかしながら、今後当社のグループの店舗と同様のコンセプトを持つ競合店舗の増加等により競合状態がさらに激化した場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (15) 人財の確保及び育成について 当社グループは、継続的な新規事業の開発及び更なる店舗展開を図っていく方針であるため、十分な人財の確保及び育成ができない場合には、新規事業開発の遅れ、サービスの低下による集客力の低下、計画通りの出店が困難となること等により、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (16) 商標権 当社は商標権を取得し管理することで当社のブランドを保護する方針であります。 第三者が類似した商号等を使用し、当社のブランドの価値が毀損された場合、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (17) 会計制度・税制等の変更 会計基準や税制の新たな導入・変更等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、税務申告における税務当局との見解の相違により、追加の税負担が生じる場合には、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (18) 感染症拡大による影響 新型コロナウイルス感染症の全世界における感染拡大の影響により、世界各国で入出国禁止等の渡航制限や外出制限などの措置が行われるだけでなく、国内におきましても緊急事態宣言が発令されるなど、日常生活や経済活動に大きな制約が生じる事態となりました。 今後、新たな感染症の発生や拡大があった場合には、その動向によって、当社グループの売上高の減少、原材料不足、仕入価格高騰等のコスト増が発生するなど、当社及び当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,073字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、当社グループは、「外食サービス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に一定の回復傾向が見られる一方で、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、物価上昇に伴う節約志向の継続などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 外食産業におきましては、一部地域においてインバウンド需要の回復が見られるものの、緊迫する国際情勢や地政学リスクを背景とした物流コストの上昇など、需要の回復には地域差が生じており、加えて深刻な人手不足や各種コスト負担の上昇など、厳しい経営環境が継続しております。 特に、日本の生産労働人口の減少が加速し始めたことにより、人件費の高騰のみならず、働き方や労働環境、採用環境が大きく変化しており、また一方、気候変動や不安定な国際情勢がもたらす農産物等の我が国の国内生産、供給体制にも大きな変化が生じ始めているなど、経営環境は新たな時代に突入しております。 このような環境の下、当社は中期経営戦略『未来計画Next』に基づき、「収益構造モデルの再設計&移行」「業態モデルの再定義」「人財総活躍モデルの進化」の3つの重点戦略を軸に、収益基盤の強化と成長戦略を両立する「新しいビジネスモデルへの大胆な転換と投資」に取組んでおります。 当連結会計年度においては、メニュー改定および構成の見直しによるお客様一人あたりの付加価値向上や原価管理の徹底に加え、DXの活用や新たな店舗機材の導入によるオペレーションの再設計を進め、F・L構造(原価と人件費を中心とした生産性構造)の改革を進めるとともに、「紅とん」における新モデル店舗の出店や「扇屋」における本質回帰の取組み強化、「パステル」の業態モデル再定義など、業態ごとの収益性向上に向けた取組みを進めてまいりました。また、人的資本への投資についても、社員給与のベースアップや教育研修制度、「学びと実践を習得する機会」の拡充、多様な人材が活躍できる組織づくりなど、「社員を豊かに幸せにできる会社」を目指した取組みも継続しております。 財務面においては、2025年10月にグロースパートナーズ㈱へのE種優先株式割当により15億円の資本増強を行い、配当率の高いC種優先株式を一部取得するなど、財務基盤の安定化に努めてまいりました。 これらの取組みの結果、当連結会計年度においては、売上高は前年同期比で増収となりました。一方で、マーケット変化への対応の遅れ等により、既存店の客数前年比が98.2%にとどまることとなりました。また、原材料費や物流費の高騰、最低賃金引上げに伴う人件費の増加に加え、物流構造改革に伴う初期的なコスト負担等により、営業損失は68百万円となり、前年同期比で267百万円の減益となりました。 このような状況を踏まえ、当社グループは第4四半期において、構造改革を加速するための経営基盤の見直しに着手いたしました。具体的には、本社機能を含むコスト構造および収益管理体制の見直しを進めるとともに、既存事業の収益力強化に向けた施策の実行を推進しております。これらの取組みの効果もあり、第4四半期(3カ月)の営業利益は、前年同期比約70百万円の改善となり、営業利益が黒字化するなど、収益改善が着実に進展しております。加えて、本社機能と事業子会社本部の一元化、いわゆる「ワンカンパニー化」による組織のスリム化も進めており、これにより2026年4月以降に更なる経営資源の最適配分、情報資産の管理および活用の高度化、迅速な意思決定の実現を図ってまいります。 これらの取組みは、単なる機関設計の変更にとどまるものではなく、構造改革を確実に実行するための経営基盤の再構築と位置付けており、更には客数対策を適宜追加していくことで、外部環境の変化に耐えうる収益体質の構築を進めてまいります。 店舗数については、開店が2店舗、閉店が20店舗(うち、FC4店舗)となり、当連結会計年度末の店舗数は、287店舗(うち、FC25店舗)となりました。 また、上記店舗の閉店と減損会計の適用により、減損損失189百万円等の特別損失が発生しております。 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は17,405百万円(前年同期比0.2%増)、営業損失は68百万円(前連結会計年度は営業利益198百万円)、経常損失は157百万円(前連結会計年度は経常利益122百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は512百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失19百万円)となりました。 子会社別の事業の状況は以下のとおりであります。なお、会社ごとの売上高は、連結取引相殺消去前の売上高であるため、連結損益計算書の売上高とは一致しておりません。 (a)㈱扇屋東日本、㈱扇屋西日本 焼き鳥居酒屋「備長扇屋」「やきとりの扇屋」において、主力商品の品質向上および接客力の底上げに継続して取り組むとともに、収益構造モデルの再設計の一環として、既存店舗のリニューアルによる増席等を通じた収益力の向上を推進してまいりました。また、名古屋本店においては新モデルの設計および検証を進め、当初計画との差異を踏まえた見直しを行いながら、収益性の向上に向けたモデルの精緻化を継続しております。さらに、DXの活用や新たな店舗機材の導入を通じて店舗オペレーションの再設計を進めるなど、生産性向上に向けた取組みを推進しております。 ㈱扇屋東日本と㈱扇屋西日本を合算した当連結会計年度の売上高は8,569万円(前年同期比1.7%増)、当期において閉店14店舗(うちFC3店舗)となり、期末店舗数は177店舗(うちFC25店舗)となりました。 (b)㈱フードリーム 商業施設内業態を中心に、「パステル」「パステルイタリアーナ」「カプチーナ」「ステーキハウス松木」「鶴亀堂」など様々なブランドを展開する㈱フードリームにおいては、収益性の改善に向け、高付加価値商品の導入やサービス品質の向上に取り組むとともに、業態モデルの再定義を推進しております。また、新コンセプト店舗の展開を通じて顧客体験価値の向上および新たな顧客層の開拓を進めるなど、ブランドの再構築に向けた取組みを推進しております。一方で、原材料費および物流費の高騰等の影響を受け、収益面では厳しい状況が継続しているものの、商品構成や価格設計を含めた抜本的な見直しを進めております。 ㈱フードリームの当連結会計年度の売上高は5,061百万円(前年同期比2.4%減)、当期において閉店1店舗となり、期末店舗数は69店舗であります。 (c)㈱一丁 刺身居酒屋「魚や一丁」においては、事業の再成長に向けた基盤整備として、メニュー改定および商品構成の見直しを進めるとともに、価格と提供価値の最適化に取り組んでまいりました。具体的には、顧客ニーズや提供価値に応じた価格設定の見直しを進めることで、お客様一人あたりの付加価値向上を図り、その結果として収益性の改善につなげております。これらの取組みにより、原価率の改善が進展するなど、収益構造の見直しに一定の成果が見られております。 ㈱一丁の当連結会計年度の売上高は595百万円(前年同期比1.5%増)、当期において閉店1店舗(うちFC1店舗)となり、期末店舗数は4店舗であります。 (d)㈱一源 地域密着型の総合居酒屋「いちげん」を展開する㈱一源において、業態モデルの確立に向けた取組みとして、リニューアルを通じた店舗モデルの再構築を進めてまいりました。これにより、標準化されたオペレーションと地域ニーズへの適応を両立する収益モデルの確立を目指しております。 ㈱一源の当連結会計年度の売上高は1,093百万円(前年同期比6.1%減)、当期において閉店が1店舗となり、期末店舗数は9店舗となりました。 (e)㈱紅とん 都心のターミナル駅を中心に炭火串焼き専門店「日本橋紅とん」を展開する㈱紅とんにおいては、業態の収益性向上および今後の出店拡大に向け、商品開発やオペレーションの高度化に取り組んでまいりました。 店舗展開においては、新モデル店舗として2025年10月に「紅とん飯田橋東口店」、同年12月に「紅とん新宿東口店」を出店し、都市型立地への対応を含めた新たな店舗モデルの確立に向けた検証を進めております。 ㈱紅とんの当連結会計年度の売上高は2,092百万円(前年同期比3.4%増)、当期において開店が2店舗、閉店3店舗となり、期末店舗数は28店舗となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較し、8百万円増加の935百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は167百万円の収入(前連結会計年度は122百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失が416百万円となり、そのうち現金の支出を伴わない減価償却費が426百万円、減損損失が189百万円計上した一方で、法人税等の支払額が63百万円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により使用した資金は447百万円の支出(前連結会計年度は537百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が393百万円、敷金及び保証金の差入による支出が61百万円あった一方で、敷金及び保証金の回収による収入が70百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は288百万円の収入(前連結会計年度は441百万円の支出)となりました。これは主に、E種優先株式の発行による収入が1,470百万円、新株予約権の発行による収入が12百万円あった一方で、C種優先株式の取得による支出が787百万円、C種優先株主に対する配当金の支払が127百万円、長期借入金の返済が314百万円あったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a. 仕入実績 当連結会計年度の仕入実績を事業会社別に示すと、次のとおりであります。 事業会社   仕入高(百万円)   対前期増減率(%) ㈱扇屋東日本   1,833   1.1 ㈱扇屋西日本   1,188   3.0 ㈱フードリーム   1,674   10.3 ㈱一丁   235   △4.4 ㈱一源   389   △2.6 ㈱紅とん   608   1.3 合計   5,930   3.4 (注)  1. 上記の仕入高の金額は、仕入値引控除前の金額であります。 2. 上記の仕入高の金額は、連結会社間取引消去前の仕入高であるため、連結損益計算書の仕入高とは一致しておりません。 3. 外食サービス事業の単一セグメントであるため、事業会社別に記載しております。 b. 受注実績 当社グループは一般顧客に直接販売する飲食業を営んでいるため、受注状況は記載しておりません。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業会社別に示すと、次のとおりであります。 なお、当社グループは主に一般顧客に直接販売する飲食業を営んでいるため、特定の主要な販売先はありません。 事業会社   売上高(百万円)   対前期増減率(%) ㈱扇屋東日本   5,018   0.8 ㈱扇屋西日本   3,550   3.0 ㈱フードリーム   5,061   △2.4 ㈱一丁   595   1.5 ㈱一源   1,093   △6.1 ㈱紅とん   2,092   3.4 合計   17,412   0.2 (注)  1. 上記の売上高の金額は、連結会社間取引消去前の売上高であるため、連結損益計算書の売上高とは一致し ておりません。 2. 外食サービス事業の単一セグメントであるため、事業会社別に記載しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりです。 財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ202百万円増加し、6,567百万円となりました。 これは、主に店舗の取得等により有形固定資産が202百万円増加したことや、E種優先株式の発行に伴い株式交付費が24百万円増加した一方で、繰延税金資産が29百万円減少したこと等によるものです。 負債の部は、長期借入金が227百万円減少した一方で、リース債務が291百万円、資産除去債務が76百万円それぞれ増加したこと等により、負債合計は前連結会計年度末に比べ120百万円増加の5,327百万円となりました。 純資産の部につきましては、第三者割当によるE種優先株式の発行及び第28回新株予約権の発行により資本金及び資本準備金がそれぞれ750百万円増加、C種優先株式の一部取得に伴い自己株式が787百万円増加したこと、また、会社法第447条1項及び第448条1項の規定に基づき、資本金814百万円、資本準備金814百万円を減少し、その同額をその他資本剰余金に振り替えたこと、親会社株主に帰属する当期純損失512百万円を計上したこと等により、純資産合計は前連結会計年度末に比べ81百万円増加の1,239百万円となりました。 この結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.6ポイント増加の18.7%となり、普通株式に係る1株当たり純資産額は△96円56銭となりました。 経営成績の分析 a. 売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度末に比べ31百万円増加し17,405百万円となりました。 これは主に、メニュー改定および構成の見直しによるお客様一人あたりの付加価値向上を進めてきた結果、客単価の増加による増収に結び付いた結果によるものです。一方でマーケット変化への対応の遅れ等により、既存店の客数前年比98.2%にとどまることとなりました。なお、前年対比売上高の内訳は、前年同期比100.3%、客数96.1%、客単価104.4%となりました。 b. 売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度に比べ180百万円減少し11,512百万円となり、売上総利益率は前連結会計年度比1.2%減の66.1%となりました。 これは主に、原材料費や物流費の高騰、物流構造改革に伴う初期的なコスト負担等によるものです。 c.販売費及び一般管理費 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ87百万円増加し11,581百万円となりました。 これは主に、売上高の増加に伴い営業コストが増加したことや、最低賃金引上げに伴う人件費の増加などによるコストの高騰によるものです。 d.営業損失 当連結会計年度の営業損失は、売上高が前期比微増したものの、原材料価格の高止まり、人手不足や各種コスト負担の上昇などの営業コストの増加影響を吸収することができず、当連結会計年度においては、前期に比べ267百万円営業利益が減少し、68百万円の営業損失(前期は営業利益198百万円)となりました。 e.経常損失 当連結会計年度の営業外収益は、前期に比べ3百万円減少し24百万円となり、当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に比べ9百万円増加し112百万円となりました。 その結果、当連結会計年度は、前期に比べ経常利益が279百万円減少し、157百万円の経常損失(前期は経常利益122百万円)となりました。 f.税金等調整前当期純損失 当連結会計年度の特別損失は、不採算であった店舗等を20店舗(うち、FC4店舗)閉鎖したことに加え、将来キャッシュ・フローによる設備投資額の回収が困難と見込まれた店舗等の固定資産について減損損失を189百万円計上したこと等により260百万円計上いたしました。 その結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利損失は416百万円(前期は税金等調整前当期純利益19百万円)となりました。 g.親会社株主に帰属する当期純損失 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は、繰延税金資産の取崩しによる法人税等調整額の影響等で512百万円(前連結会計年度は、親会社株主に帰属する当期純損失19百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 また、当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりであります。 当社グループの資金需要の主なものは、店舗設備投資、事業開発投資及びM&A・資本業務提携投資であります。これらの投資に要する資金は、増資資金、長期借入金及び自己資金により調達することを基本としております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は2,647百万円となっており、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は935百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループは、連結財務諸表作成にあたって、適切な会計方針を選択し、固有の見積りや判断が必要な事象については過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるためこれらの見積りと異なる場合があります。 当連結会計年度末における固定資産の減損及び繰延税金資産の回収可能性の評価に際し、円安に伴う原材料価格の更なる上昇等が見込まれることに加え、人材面での供給不足の状態は深刻化しつつあり、引き続き厳しい経営環境と想定しております。このような状況下において、当社グループは事業再生計画に基づき、本部コストの削減、メニュー改定等の顧客粗利改善、食材ロスの低減による原価改善等のコスト削減効果をふまえた、会計上の見積りを行っております。しかしながら、不確実性の極めて高い環境下にあるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 なお、当社グループが採用した会計方針については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」をご参照ください。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。