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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

銀座ルノアール

GINZA RENOIR CO.,LTD9853 · Standard · 小売業

概要

銀座ルノアールは、1964年に東京・日本橋で1号店を開業した喫茶店チェーン企業である。首都圏を中心に「銀座ルノアール」「Cafeルノアール」「Cafe Miyama」など複数ブランドで約103店舗(2026年3月時点)を直営運営する。2026年3月期の売上高は83億4700万円、営業利益1億9500万円。駅前やオフィス街に立地し、モーニングからティータイムまでの客単価の高い需要を捉える。長時間滞在可能な空間提供を強みとし、自家焙煎コーヒーやオリジナル電子マネーなど独自サービスも展開する。

喫茶等事業に特化した単一セグメント

銀座ルノアールグループは、当社および子会社1社(有限会社銀座ルノアール)、その他の関係会社3社で構成され、喫茶店経営を唯一の事業とする。2026年3月期末の総店舗数は103店で、うち当社直営が102店、子会社が1店を運営する。売上高の99%以上を飲料・食品が占め、雑貨販売やその他収入はわずかである。グループ全体として、直営店を中心に首都圏でのドミナント戦略をとり、フランチャイズも一部で展開する。

駅前・オフィス街を中心とする立地戦略

同社の店舗は東京都心部を中心に、駅前やオフィス街といった人流の多い場所に集中して出店する。これにより、モーニング(朝食)、ランチ、ティータイムの各時間帯で客単価の高い需要を取り込む。長時間の滞在を許容する座席設計や無料Wi-Fi、電源コンセントの設置により、一人客の利用時間を伸ばし、食事時間以外の売上も確保する。この立地戦略と空間設計が、同社の収益基盤を支えている。

複数ブランドによる市場細分化

銀座ルノアールは、ターゲットや価格帯の異なる複数のブランドを展開する。主力の「喫茶室ルノアール」は本格的な喫茶空間を提供し、「Cafeルノアール」はカジュアルな駅前カフェ、「Cafe Miyama」は女性向けの明るいインテリア、「NEW YORKER'S Cafe」はセルフサービスのエスプレッソカフェ、「ミヤマ珈琲」はフランチャイズで地方展開を担う。さらに「瑠之亜珈琲」は和モダンテイストで差別化を図る。これらブランドの棲み分けにより、多様な客層の需要に応える。

直営主体にフランチャイズを組み合わせた運営

グループの運営は直営店が中心で、品質管理とサービスの均一化を図る。一方で、2015年に「ミヤマ珈琲」のフランチャイズ1号店を熊本県に出店して以来、首都圏外への展開手段としてフランチャイズ方式も活用する。2022年には株式会社シャトレーゼとフランチャイズ契約を締結し、新たな成長経路を模索する。子会社は有限会社銀座ルノアール1社のみで、かつて存在した株式会社ビーアンドエム(カナダコーヒーチェーン)は2020年に解散した。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
83億円
営業利益
2億円
営業利益率
2.4%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

製品と技術

自家焙煎コーヒーと品質管理

同社のコーヒーは、1995年に子会社化した株式会社モンブラン珈琲が自家焙煎を手がける。焙煎の度合いやブレンドレシピは自社で管理し、各ブランドの味わいを統一している。店内では注文を受けてから抽出する方式をとり、一杯ごとの品質を保つ。このこだわりが、客単価の高いモーニングやケーキセットなどの商品価値を支えている。原材料の高騰が続く中でも、価格転嫁を少しずつ進めながら品質維持を優先する姿勢をとる。

電子マネー・決済技術の進化

銀座ルノアールは決済手段の多様化を早期から推進してきた。1990年に自社発行のプリペイドカードを導入し、2007年には電子マネー「Edy」に対応。2018年にはクレジットカードと電子マネー(Edy含む)決済を全店で開始した。2021年10月には自社電子マネー「ルノアールカード」を導入し、チャージやポイント付与により顧客ロイヤルティを高める。これらの決済システムは、POSシステムと連携して販売データの分析にも活用されている。

長時間滞在を促す空間デザイン

同社の強みの一つが、長時間の滞在を許容する店舗設計である。2016年に「喫茶室ルノアール」の内装を大正ロマン・昭和モダンに刷新し、ゆったりとしたソファ席や間接照明で寛ぎの空間を演出。電源コンセントや無料Wi-Fiを全席に備え、一人での利用にも配慮する。この設計により、ランチ後の読書や作業利用など客の滞在時間を延ばし、食事時間以外のドリンク追加注文などで売上を積み上げる。他のブランドも立地やターゲットに合わせた空間を提供する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

カフェ運営型、低収益続く

小売業界において、同事業者は銀座を中心に喫茶店・レストランを運営しています。売上高は80億円程度で、まんだらけなど同業他社と比較すると小規模です。営業利益率は1-2%と低水準で、収益性改善が急務です。同業のトライアルホールディングスなどと異なり、食品スーパー等の大型店舗は手掛けず、あくまでカフェ特化型です。新型コロナウイルス禍からの回復途上にありますが、人件費・原材料費の上昇が利益を圧迫しています。ブランド力はあるものの、抜本的な収益構造改革が必要です。

強み

  • 銀座ルノアールの名称は高級カフェの代名詞として認知度が高い
  • 銀座などの一等地に出店、集客力と客単価の高さを確保
  • 創業から長い事業経験を持ち、安定的な顧客基盤を有する
  • 喫茶店に加え、レストラン・バーなど複数の業態を展開

課題

  • 営業利益率1-2%と低く、コスト増でさらに圧迫される恐れ
  • 銀座など都心部に依存し、テレワーク普及などで客数減少の可能性
  • スターバックスなど大手チェーンとの競争が激しく、差別化が困難

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字が銀座ルノアール

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19976セキチュー59億円14.5倍
29973KOZOホールディングス59億円
3556A犬猫生活58億円10.2倍
43065ライフフーズ58億円137.3倍
58230はせがわ58億円19.4倍
69853銀座ルノアール57億円34.8倍
78165千趣会55億円0.8倍
87127一家ホールディングス52億円66.1倍
93058三洋堂ホールディングス52億円15.1倍
103134Hamee50億円9.0倍
117126グローバルスタイル50億円10.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

喫茶部門独立から株式会社化へ(1964~1979年)

1964年10月、有限会社花見煎餅の喫茶部門が独立し、有限会社花見商事(資本金1000万円)が設立される。同日、1号店「ルノアール日本橋店」を東京都中央区にオープンした。その後、1970年に有限会社花見企画(後のモンブラン珈琲販売)、1971年に有限会社銀座ルノアールを設立。1979年5月、組織変更と社名変更により株式会社銀座ルノアール(資本金7350万円)となる。創業から15年で法人格を株式会社に改め、本格的な事業拡大の基盤を整えた。

POS導入とプリペイドカードで情報化を先行(1983~1990年)

1983年12月、喫茶業としては早期にPOSシステムを導入し、営業資料の把握と管理業務の効率化を実現する。1990年11月には自家発行型プリペイドカードを導入し、顧客確保と販売促進、サービスの充実を図った。これらの情報システム投資により、チェーン運営の効率化と顧客データ活用の基礎を築く。1988年には株式会社ニュー花見と有限会社花見珈琲を吸収合併し、グループ再編も進めた。

自家焙煎開始と新業態の相次ぐ投入(1995~2004年)

1995年12月、埼玉県和光市の株式会社テスラの全株式を取得し、社名を株式会社モンブラン珈琲に変更。自家焙煎をスタートさせ、コーヒーの品質管理を強化する。1999年6月、セルフサービスのエスプレッソカフェ「NEW YORKER'S Cafe 室町店」を1号店として東京都中央区に出店。2002年8月には「Cafeルノアール 秋葉原昭和通り口店」、2003年7月には「Cafe Miyama 新宿南口駅前店」と次々に新業態を開発した。2004年5月には子会社株式会社羽前の株式を売却し、日本そば事業から撤退し喫茶事業に集中する。

上場と貸会議室への進出(2004~2010年)

2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場。2009年2月、貸会議室専用店舗「プラザ八重洲北口」を開店し、新たな収益源を開拓する。2010年4月、ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場した。上場により資金調達手段を拡大するとともに、貸会議室事業で不動産活用のノウハウを蓄積した。

ブランド多様化とフランチャイズ進出(2012~2016年)

2012年3月、株式会社ビーアンドエムを子会社化。2013年1月にはキーコーヒー株式会社と資本・業務提携を締結し、調達と商品開発の強化を図る。同年7月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。2015年7月、新業態「瑠之亜珈琲 銀座インズ店」を1号店として中央区に出す。同年9月には「ミヤマ珈琲」のフランチャイズ1号店を熊本県熊本市に出店し、首都圏外への展開を開始。2016年12月、「喫茶室ルノアール」を大正ロマン・昭和モダンのデザインにリニューアルし、ブランドイメージを刷新した。

コロナ禍を機にした構造改革(2020~2022年)

2020年9月、子会社ビーアンドエムがライセンス契約を終了し解散。2021年3月には資本金を7億7168万2000円から1億円へ大幅減資し、財務体質を改善する。同年9月、手作りパン屋「BAKERY HINATA 大宮大成町店」を1号店としてさいたま市に出店し、新事業に着手。10月にはオリジナル電子マネー「ルノアールカード」を導入し、顧客データの活用とリピート率向上を狙う。2022年3月、株式会社シャトレーゼとのフランチャイズ契約を締結し、新たな販路を開拓した。

年表37件を開く

1960年代

  • 1964年10月創業有限会社花見煎餅(その他の関係会社)の喫茶部門独立のため有限会社花見商事(資本金1,000万円)を設立し、「ルノアール 日本橋店」を1号店として東京都中央区にオープンする。

1970年代

  • 1970年5月創業有限会社花見企画(有限会社モンブラン珈琲販売)を設立。
  • 1971年2月有限会社銀座ルノアール(現・連結子会社)を設立。
  • 1979年5月商号変更組織変更並びに社名変更し、株式会社銀座ルノアール(資本金7,350万円)となる。

1980年代

  • 1983年12月喫茶業において初めてPOSシステムを導入し営業資料の把握及び管理業務の効率化を図る。
  • 1984年7月創業株式会社アートコーヒーとの共同出資により、株式会社アミーゴを設立。
  • 1988年4月創業株式会社ニュー花見(1987年7月設立)及び有限会社花見珈琲を吸収合併する。
  • 1989年6月本社所在地を東京都杉並区高円寺北2丁目2番1号に移転する。
  • 1989年11月株式を店頭売買銘柄として社団法人日本証券業協会に登録する。

1990年代

  • 1990年11月自家発行型プリペイドカードを導入し、顧客確保、販売促進及び顧客サービスの充実を図る。
  • 1995年12月商号変更株式会社テスラ(埼玉県和光市)の全株式を取得し、株式会社モンブラン珈琲に社名変更し、自家焙煎をスタートさせる。
  • 1997年7月本店所在地を東京都杉並区高円寺北2丁目2番5号に移転する。
  • 1999年6月セルフサービスのエスプレッソカフェ「NEW YORKER'S Cafe 室町店」を1号店として東京都中央区に出店する。

2000年代

  • 2000年6月創業株式会社羽前を設立し、喫茶等事業以外の日本そば事業に進出する。
  • 2002年8月新業態の喫茶店「Cafeルノアール 秋葉原昭和通り口店」を1号店として東京都千代田区へ出店する。
  • 2003年7月新業態の喫茶店「Cafe Miyama 新宿南口駅前店」を1号店として東京都新宿区へ出店する。
  • 2003年10月M&A株式会社アミーゴ、株式会社モンブラン珈琲及び有限会社モンブラン珈琲販売を合併。
  • 2004年5月連結子会社(株式会社羽前)の株式を売却し、日本そば事業より撤退。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2007年12月電子マネー「Edy」を導入し、顧客サービスの充実を図る。
  • 2009年2月貸会議室専用店舗「プラザ八重洲北口」を開店し、貸会議室の拡大を図る。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2011年6月本店所在地を東京都中野区中央4丁目60番3号に移転する。
  • 2012年3月株式会社ビーアンドエムの全株式を取得し、子会社とする。
  • 2012年12月新業態の喫茶店「ミヤマ珈琲 朝霞本町店」を1号店として埼玉県朝霞市に出店する。
  • 2013年1月キーコーヒー株式会社と資本・業務提携を締結する。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2015年7月新業態の喫茶店「瑠之亜珈琲 銀座インズ店」を1号店として東京都中央区に出店する。
  • 2015年9月「ミヤマ珈琲」のフランチャイズ1号店を熊本県熊本市に出店する。
  • 2016年12月商号変更「喫茶室ルノアール」を大正ロマンから昭和モダンを空間コンセプトにしたデザインに変更し「新宿ハルク横店」をリニューアルオープンする。
  • 2018年6月クレジットカード・電子マネー(Edyは導入済)決済サービスの取り扱いを開始する。
  • 2018年9月「Cafeルノアール」ブランドをリブランディングし、「Cafe Renoir 目黒東口駅前店」を1号店として東京都品川区にオープンする。

2020年代

  • 2020年9月株式会社ビーアンドエムは、BRENZ THE CANADIAN COFFEE COMPANY LTD.とのライセンス契約を終了し、同社を解散する。
  • 2021年3月資本金771,682,000円から100,000,000円へ減資を行う。
  • 2021年9月手作りパン屋「BAKERY HINATA 大宮大成町店」を1号店として埼玉県さいたま市に出店する。
  • 2021年10月オリジナル電子マネー「ルノアールカード」を導入し、顧客確保、販売促進及び顧客サービスの充実を図る。
  • 2022年3月株式会社シャトレーゼとのフランチャイズ契約を締結する。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ホスピタリティサービス充実と商品開発

    お客様の満足度向上のため、サービスの質を高めるとともに、時代のニーズに合った商品開発に取り組む。

  2. 02

    フランチャイズ方式も活用した新規出店

    直営店に加えフランチャイズ方式も検討し、市場変化に柔軟に対応しながら「喫茶室ルノアール」の出店を推進する。

  3. 03

    不採算店舗の見直しと利益構造改革

    不採算店舗の撤退を徹底し、収益性の高い事業構造への改革を進める。

  4. 04

    商圏拡大による新規顧客獲得

    新たな商圏への進出により、新規顧客の開拓を積極的に行う。

  5. 05

    人材活性化と次世代人材教育

    社員の意欲向上を促し、将来のグループを担う人材の育成に注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で151人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は542万円で、9期前と比べて+12.7%平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は13.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月228
2018年3月241
2019年3月48136.09.0209
2020年3月50237.010.0203
2021年3月44937.010.0199
2022年3月44938.011.0191
2023年3月49139.011.0187
2024年3月52840.012.0156
2025年3月54641.012.015266
2026年3月54242.013.0151132

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率10.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)65.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
喫茶等店舗 — 銀座6丁目店 他102店舗709百万円
本社 — 中野区104百万円
喫茶等 店舗 — 1店舗16百万円
倉庫 — 埼玉県1百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈲銀座ルノアール(注)1.2
    東京都中野区
    議決権50.0%
  • 国内
    ㈲オーギュスト
    東京都港区
    議決権21.8%
  • 国内
    ㈱花見煎餅
    東京都国分寺市
    議決権19.1%
  • 国内
    キーコーヒー㈱(注)
    東京都港区
    議決権0.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は83億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+6.4%、利益が+100.0%。

売上高
+6.4%
83億円
営業利益
+100.0%
2億円
純利益
2億円
営業利益率
2.4%
前期比 +1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高86億円83億円
営業利益4億円2億円
純利益4億円2億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+16.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q17−2
2024年1Q1800.00
2024年2Q1800.00
2024年3Q1900.01
2024年4Q19−2
2025年2Q3900.00
2025年4Q3912.6−1
2026年2Q4112.41
2026年4Q4212.41
2027年1Q2114.81

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は66億円から83億円へ1.3倍に増えた。直近期の営業利益率は2.4%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月6642
2014年3月6842
2015年3月7232
「喫茶室ルノアール」を大正ロマンから昭和モダンを空間コンセプトにしたデザインに変更し「新宿ハルク横店」をリニューアルオープンする。
2016年3月7643
2017年3月7632
2018年3月7842
2019年3月8051
2020年3月8041
2021年3月42−19−24
2022年3月4603
2023年3月61−2−3
2024年3月741−1
2025年3月78111.3−1
2026年3月83232.42

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高83億円のうち、営業利益として残るのは2億円2.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の2.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金19.3%16億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金79.5%66億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.4%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
80.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.3pt
2.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
2.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.5pt
5.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
3.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は19億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−30213
2014年3月7−20517
2015年3月7−4−1319
2016年3月6−3−2321
2017年3月5−3−1222
2018年3月6−6−1021
2019年3月5−5−1020
2020年3月4−3−1120
2021年3月−17−216−1917
2022年3月4641031
2023年3月0−4−1−426
2024年3月3−5−2−223
2025年3月3−3−3020
2026年3月5−2−4319

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が32億円で、自己資本比率は56.2%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月5950984.0
2014年3月64511379.6
2015年3月67531479.4
2016年3月67551281.6
2017年3月68561282.5
2018年3月69571282.7
2019年3月6758984.7
2020年3月69571282.3
2021年3月61332853.4
2022年3月69363351.7
2023年3月64333150.3
2024年3月63323150.5
2025年3月59312851.9
2026年3月57322456.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
15億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
24億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率37 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中114位あたり、逆に低いのは配当利回り322社中296位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.4%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
6.4%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.6%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥909で、1年前と比べて-2.3%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥909-0.2%1ヶ月-0.1%1年-2.3%時価総額57億円
過去52週の値幅
安値¥897高値¥975

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)34.8倍
PER (会社予想)13.3倍
PBR1.71倍
配当利回り0.55%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は907円で、25日移動平均線907.6円とほぼ同水準、75日線906.27円も僅かに上回っており、短期的には横這いの展開です。52週高値975円に対して約7%下、52週安値897円にはほぼ到達しており、レンジの下限での推移が続いています。出来高は全体で小さく、7月に入っても数千株の売買が多く、7月27日には出来高が0株と極端に減少する日もありました。1ヶ月で0.33%上昇とほぼ横這いで、年初来でも0.08%上昇と、上昇・下落どちらにも方向性が出ていません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PERは34.68倍で業界平均39.73倍を下回り、フォワードPERは13.3倍と大きく低下見込み。PBRは1.71倍で業界平均2.94倍より低く、ROE5.1%に対して妥当。配当利回り0.55%は業界平均13.42%と比べ大幅に低いが、配当性向19%と安定。直近の赤字から黒字転換が計画され、収益改善が進めばバリュエーションは更に割安感が強まる。ただし、配当の伸び悩みや業界平均との利回り差は割引材料。総合的にほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)34.8倍39.6倍
PER (予想)13.3倍
PBR1.71倍2.44倍
ROE5.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

喫茶店市場は成熟し競争が激しいが、立地戦略と業態転換で黒字化を達成。強気派は、売上高の増加と営業利益率の改善を評価し、セルフ式など新業態の可能性に期待する。弱気派は、赤字からの回復途上であり、人件費や物件費の高騰が収益を圧迫するリスク、既存店の老朽化による競争力低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の達成

    2025年3月期に営業利益率1.28%で黒字化

  • 売上高の回復

    2026年3月期予想で売上高83億円と増収見込み

  • 立地の強み

    駅前・オフィス街の好立地で集客力が高い

  • 営業利益2億円と黒字化、利益率2.41%に改善2026年3月期影響

    2026年3月期の営業利益2億円、前期1億円から倍増で最終損益も2億円の黒字

  • 予想PER13.3倍へ低下、急回復を織り込む決算発表後影響

    実績PER34.68倍に対し今期予想PER13.3倍、利益回復で評価は圧縮

  • 売上高83億円と3期連続増収、回復基調2026年3月期影響

    2026年3月期の売上高は83億円、前期78億円から6.4%増で3期連続増収

  • 株価上昇率0.08%と出遅れ、回復取り組み余地継続影響

    過去1年の株価上昇率0.08%と低く、業績改善に対して株価が追随していない

マイナスに働く材料7
  • 競争の激化

    コンビニコーヒーや他チェーンとの競合で市場が縮小

  • コスト上昇リスク

    人件費・原材料費・賃料の上昇で利益が圧迫される

  • 信用力の課題

    過去2期の赤字があり、財務体質の改善が急務

  • 最終利益2億円と低水準、収益基盤は脆弱通年影響

    2026年3月期の最終利益2億円、時価総額57億円に対してわずかで収益の厚みがない

  • 配当利回り0.55%と低く、株主還元に課題通年影響

    配当利回り0.55%は非常に低く、配当による株価下支え効果は乏しい

  • ROE5.1%と低く、資本効率の改善遅れ継続影響

    自己資本利益率5.1%は低水準で、PBR1.71倍と併せ割高感がある

  • 営業利益率2.41%と低く、収益構造は脆弱通年影響

    売上高83億円に対し営業利益2億円と利益率2.41%の低採算

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の競争力と顧客定着度を測る指標
客単価
メニュー戦略や価格転嫁の実効性を観察するため
営業利益率
コスト管理と収益性の改善度合いを確認するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から+66.7%いまの株価に対する利回りは0.55%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
0.55%
いまの株価に対して
配当性向
19.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1340.0
2018年3月147.754.0
2019年3月140.071.0
2020年3月140.0177.4
2022年3月3−78.65.3
2023年3月30.0
2024年3月30.0
2025年3月30.0
2026年3月566.719.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,085人。区分でいちばん多いのは事業法人52.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が54.4%を占め、残る45.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人52.652.652.652.752.852.8
個人・その他45.645.645.745.545.545.4
自己株式2.32.32.32.32.32.3
金融機関1.71.71.71.71.71.7
証券会社0.10.10.10.10.10.1
外国人個人0.00.00.00.00.00.1
外国法人0.10.00.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社オーギュスト21.29
02株式会社花見煎餅18.68
03キーコーヒー株式会社12.06
04塩井 賢一7.13
05小宮山 誠2.75
06猪狩 安往1.30
07株式会社三井住友銀行1.01
08小宮山 文美0.82
09日本生命保険相互会社0.64
10國谷 信雄0.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-22
    塩井賢一
    新規の大量保有報告
    6.99%
    -1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−13%、1株純資産は14期で−36%。直近期のROEは5.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月308223.718.726.6
2014年3月308423.624.025.0
2015年3月418774.821.922.8
2016年3月479005.318.328.3
2017年3月329173.526.740.0
2018年3月279302.938.154.0
2019年3月209352.150.571.0
2020年3月89250.999.2177.4
2021年3月−388529
2022年3月5758110.314.35.3
2023年3月−48529
2024年3月−10517
2025年3月−13501
2026年3月265245.134.819.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額118百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
猪狩安往代表取締役会長7581,000
岡崎裕成代表取締役社長 営業本部管掌594,200
高野好隆取締役開発本部長 兼デザイン・メンテナンス部長631,500
森田正一取締役管理本部長 兼財務部長 兼経営企画部長519,300
小澤信宏取締役66
福田厚取締役62
工藤俊朗取締役(監査等委員) (常勤)715,600
大橋みどり67
宮下治朗取締役(監査等委員) (常勤)62

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)410210226
取締役(社内)1101010
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容204字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社1社、その他の関係会社3社で構成され、喫茶店等の経営を主たる業務としております。 喫茶等事業………………103店舗(当社102店舗、子会社㈲銀座ルノアール1店舗)を首都圏中心に展開してお ります。 以上、述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (事業系統図) (注) 無印、連結子会社 ※印、その他の関係会社
経営方針・対処すべき課題1,122字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、創業以来東京を中心に喫茶業を展開し、くつろぎと憩いの場をより多くのお客様に提供する事を企業理念としてまいりました。今後、ますます求められるコミュニティプラザとしての社会的存在意義に応えるため、直営店のみにとどまらずフランチャイズ方式による出店を考慮し、市場の変化に柔軟に対応しつつ「喫茶室ルノアール」を中心とし「ホスピタリティサービスの充実」をテーマとしたブランドイメージの確立を図ります。 グループ各社一体となってこの企業理念、基本方針のもと業績の向上並びに、お客様・取引先・投資家の皆様の信頼と期待に応えられる会社を目指してまいります。 (2) 経営戦略等 当社グループは、創業以来迅速かつ正確な情報の把握と意思決定を最重要課題としており、少数精鋭による管理形態を踏襲してまいります。また、情報化時代及び時代の変化に対応するために基本方針を継続しつつ、経営規模の拡大を考慮し、管理者層の育成にも努力してまいります。 さらに、戦略策定機能の強化、お客様重視の体制強化を主眼とした経営体質の質的強化を目的として、経営システム改革を実施することを決定し、意思決定の迅速化や、より一層の事業の効率化を目指します。 (3) 経営環境 今後、喫茶業界における市場は細分化が進み、お客様のニーズがますます多様化し、商品やサービスに対する選択が更に厳しくなる中、異業種からの参入もあり、企業間における競争が一段と激化するものと考えております。 (4) 優先的に対応すべき事業上及び財務上の課題 賃上げによる所得環境の改善やインバウンド消費による外食需要の拡大により人流の回復が見られました。一方で、物価高騰による消費者の生活防衛意識の高まりに加え、人材確保による給与水準の引き上げ等、各種コスト上昇が業績を圧迫しており、経営環境は依然として厳しい状況が続いております。 当社グループといたしましては、このような状況の中でも「銀座ルノアール」の価値観を認識していただくために、お客様の視点に立った店舗づくりに力を入れていくため、今まで以上に以下の課題に取り組んでまいります。 ① お客様の満足度向上のための「ホスピタリティサービスの充実」「商品開発」への取り組み ② 新規出店への取り組み ③ 不採算店舗の見直し・撤退を徹底し、利益構造改革への取り組み ④ 新規顧客獲得のための商圏拡大への取り組み ⑤ 人材の活性化を推進し、これからの当社グループを担う人材教育への取り組み
事業等のリスク2,236字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 喫茶業への依存について 当社グループは、売上高の大半を喫茶事業等によっており、そのため業績は、喫茶事業を取り巻く環境の影響を受けやすい構造にあります。低価格の同業他社も多く競争が激化しております。当社グループは、拡大する市場の中でシェアを確保していくためコスト削減を進め、価格競争にも対応していく方針ですが、これらの施策がうまく機能しなかった場合、今後の業績に影響を与える可能性があります。 ② 出店政策について 当社グループ全体で2026年3月31日現在、喫茶事業として103店舗を運営しております。今後も店舗の新規出店及び新業態の拡大を図っていく方針でありますが、今後においても喫茶業として関東地区に重点をおきつつ全国展開も視野に入れて出店を行う方針であります。しかしながら喫茶業界では、同業他社の積極的な出店による競合に加え、他業種との競合もあり、来店客数の減少、売上単価の低下などにより当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループの新規出店先の選定に関しましては、入居保証金や賃借料等の出店条件、商圏人口等を総合的に勘案の上決定し、個別店舗の採算を重視した店舗展開を行っており、当社グループの出店条件に合致する物件がなければ出店予定数を変更することもあるため、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 店舗展開について 店舗の収益性は立地選定の成否に大きく影響します。出店後も競合の出店等、立地環境の外的変化が収益性に大きな影響を及ぼす可能性があります。したがって当初の利益予想を大幅に下回る店舗が発生する場合には、やむなく店舗閉鎖をすることがあります。また、賃貸人等の事情による契約の終了により、業績が好調な店舗であっても閉鎖を余儀なくされる場合があります。当社は出店にあたり賃借契約を締結し保証金等を差し入れております。契約時に社内で審査を行っておりますが、賃貸人等に破綻等が生じた時、当該賃貸人等に対する差入保証金等の全部又は一部が回収できなくなり損失が発生する可能性があります。 ④ 衛生管理について 商品及び食材の管理に関しては、保健所で行っている衛生検査に加えて、随時各種検査を行っております。また、独自に策定したマニュアル、指導書に基づき定期的に店舗の衛生状態を確認しております。今後においても衛生面に留意していく方針でありますが、近年、消費者の食品の安全性に対する関心が高まっていることもあり、食中毒の発生等衛生上の問題が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 経営成績の季節及び天候の変動について 当社グループの事業は、季節の変動や天候の変化及び各地域、国際的催事等が業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 人材の採用及び育成について 当社グループは、優れた人材の採用及び育成を最重要課題の一つとして認識しており、主に以下のような施策を実施しております。 ・多様な人材が活躍する組織を実現するために業界•経験を問わない中途採用、組織活性化のための 新卒採用の実施 ・社内研修と現場のOJTによる理念教育および機動的かつ柔軟な発想力を兼ね備えた人材の育成 ・学習意欲やチャレンジ精神のある社員に、自己成長や自己実現の機会を提供 これらの施策がうまく機能せず、当社グループの求める人材の確保や教育が計画どおりに行えない場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 個人情報の漏洩について 当社グループは、多数の個人情報を保有しており、適正管理に努めておりますが、万が一個人情報の漏洩や不正使用などの事態が生じた場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求の提起等により業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 事故、自然災害について 当社グループは、事故・災害等で店舗が被害を被った場合、お客様、従業員、建物等固定資産の被害、営業停止等で業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ システムトラブルについて 当社グループは、通信ネットワークやコンピュータシステムを使用し、商品の調達、業績管理など多岐にわたるオペレーションを実施しております。そのため想定外の自然災害や事故等により設備に甚大な損害があった場合、業務に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 減損会計について 当社グループを取り巻く事業環境の変化等により、店舗ごとの収益性が著しく低下した場合には、「固定資産の減損に係る会計基準」の適用により、当社グループの保有する固定資産について減損損失の計上が必要になり、その場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 主要商品の仕入価格の変動 当社グループの主要商品であるコーヒー豆の価格は、相場における需給の状況、生産地の政治経済の情勢、天候等の影響を受けて変動します。このコーヒー豆を含む商品の仕入価格が高騰した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,606字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げによる所得環境の改善が進み、インバウンド需要が引き続き好調なことにより、堅調に推移しております。一方で、地政学リスクや米国の関税政策などの要因から原材料コストやエネルギーコストの高騰も続いており、個人の消費動向をはじめ、人材採用難による働き手不足、人件費の上昇等、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況の中、当社グループは持続的成長と企業価値向上を実現するために、メインブランドである『喫茶室ルノアール』の出店を加速し、各ブランドを含め、首都圏を中心に出店地域の拡大を図ってまいりました。さらに、人員配置の効率化等、各種経費削減にも継続して努めてまいりました。 今後も、更にお客様に求められる価値観を提供し続けることが出来るよう、より高品質の商品やホスピタリティあふれるサービスの提供に努めてまいります。 店舗数につきましては、2025年4月ニューヨーカーズ・カフェ新橋汐留口駅前店、7月吉祥寺南口駅前店を新規オープンし、2025年4月カフェ・ミヤマ渋谷センター街店を業態変更し、渋谷センター街店としてオープンいたしました。また、2026年2月関内駅前店を閉店いたしましたので、103店舗となりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ202百万円減少し、5,690百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ341百万円減少し、2,444百万円となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ138百万円増加し、3,245百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高8,347百万円(前期比7.0%増)、営業利益195百万円(前期比137.8%増)、経常利益250百万円(前期比94.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益159百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失76百万円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,861百万円となり前連結会計年度末に比べ101百万円減少いたしました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは539百万円の収入(前年同期は295百万円の収入)となりました。これは主に、減価償却費が186百万円、減損損失が203百万円あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは207百万円の支出(前年同期は320百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が162百万円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは432百万円の支出(前年同期は300百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出が280百万円、リース債務の返済による支出が58百万円あったことによるものであります。 ③ 仕入及び販売の実績 当社グループの事業は喫茶等事業の単一セグメントでありますので品目別に記載しております。 a.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   前期比(%) 喫茶等事業 飲料・食品   1,574,018   106.0 雑貨   29,231   127.0 合計   1,603,250   106.3 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。 区分   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   前期比(%) 喫茶等事業 飲料・食品   8,312,839   107.0 雑貨   32,803   127.1 その他   1,777   92.3 合計   8,347,421   107.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (流動資産) 流動資産は、2,366百万円となり前連結会計年度末に比べ61百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が101百万円減少したことによるものであります。 (固定資産) 固定資産は、3,323百万円となり前連結会計年度末に比べ141百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が203百万円減少したことによるものであります。 (流動負債) 流動負債は1,781百万円となり前連結会計年度末に比べ294百万円減少いたしました。これは主に短期借入金が280百万円減少したことによるものであります。 (固定負債) 固定負債は、663百万円となり前連結会計年度末に比べ46百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が70百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 純資産は、3,245百万円となり前連結会計年度末に比べ138百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が141百万円増加したことによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ4.3%増加し、56.2%となりました。 b.経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べて547百万円(前期比7.0%増)増加し、8,347百万円となりました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は、195百万円(前期比137.8%増)となりました。これは主に給与及び手当が299百万円、賃借料が74百万円増加したものの、売上高が547百万円増加したことによるものであります。 (経常利益) 経常利益は、250百万円(前期比94.2%増)となりました。これは主に営業利益の増加によるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 親会社株主に帰属する当期純利益は、159百万円(前年同期は76百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。これは主に減損損失が203百万円あったことによるものであります。 また、1株当たり当期純利益は、26.19円(前年同期は12.52円の1株当たり当期純損失)となりました。 (経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況) 2019年度57期が前中期5か年計画最終年度であり、店舗数150店舗、年商100億円の中期目標は未達でございました。57期第4四半期に58期以降の新たな中期計画を検討中に新型コロナウイルス感染症の影響が出始め、経営環境は急激に厳しい状況へと変化し始めました。58期以降は業績改善を最優先として活動してきましたが、先行き不透明な状況でもあることから中期計画は検討しておりますが、確定はしておりません。 c.経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては、喫茶業への依存、出店政策、仕入価格の変動、人材の採用及び育成等があります。 ア) 喫茶業への依存 当社グループは喫茶事業の単一セグメントである為、喫茶事業を取り巻く環境の影響を受けやすい構造にあり、シェアを確保していく為に関東地区に重点をおきつつ全国展開も視野に入れて出店を行う方針です。しかしながら、拡大する市場の中でシェアを確保していく施策が機能しなかった場合は、業績に影響を与える要因となります。 イ) 出店政策 店舗の収益性は立地選定の成否に大きく影響します。当社グループの新規出店先の選定に関しましては、入居保証金や賃借料等の出店条件、商圏人口等を総合的に勘案の上決定し個別店舗の採算を重視した店舗展開を行っており、出店条件に合致する物件がなければ出店数が減少し業績に影響を与える要因となります。出店先の確保に向けては情報網を駆使し、収益性の高い店舗の選定をしていく最大限の努力をしてまいります。 ウ) 仕入価格の変動 当社グループの主要商品であるコーヒー豆の価格は、相場における需給の状況、生産地の政治経済の情勢、天候等の影響を受けて変動します。このコーヒー豆を含む商品の仕入価格が高騰した場合、業績に影響を与える要因となります。 エ) 人材の採用及び育成 当社グループは、ホスピタリティサービスを提供することを経営理念のひとつに掲げていることから、人材の採用及び育成が重要課題であるとの認識のもと、様々な施策を実施しておりますが、最近の採用難による人手不足や教育が計画どおり行えない場合に業績に影響を与える要因となります。働き方の多様性や雇用形態の多様性等についての整備を進め、定着率を高めるとともに更なる人材の教育に力を注いでまいります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、仕入原価、店舗の賃借料、人件費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、有形固定資産の取得、敷金、保証金の差入等によるものであります。また、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 運転資金及び設備資金につきましては、自己資金または金融機関からの短期借入金を基本としております。 なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は1,533百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,861百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要となる事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。 なお、詳細につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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