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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

はせがわ

HASEGAWA CO., LTD.8230 · Standard · 小売業

仏壇・墓石を中心に、飲食・終活支援まで手がけるライフエンディング関連企業。檀家・家庭の「祈り」を総合的に支える。

概要

はせがわは、仏壇・仏具の専門小売チェーンとして九州から全国に展開する企業である。1929年に福岡県直方市で行商として創業し、現在は仏壇仏具事業を中核に、墓石、屋内墓苑、飲食・食品・雑貨、死後事務委任などのピースフルライフサポート事業を手がける。2026年3月期の連結売上高は211億円、従業員834名。東証スタンダード市場に上場し、本社は福岡市博多区に置く。

仏壇仏具を中核に5つの報告セグメント

はせがわの報告セグメントは「はせがわ」と「現代仏壇」に大別される。「はせがわ」セグメントはさらに「仏壇仏具・墓石」「屋内墓苑」「飲食・食品・雑貨」「ピースフルライフサポート」に区分される。2026年3月期の売上高構成は、仏壇仏具事業が136億円(全体の64%)を占め、次いで墓石事業が45億円、飲食・食品・雑貨事業が9億円、ピースフルライフサポート事業が4億円、屋内墓苑事業が3億円、現代仏壇セグメントが15億円となっている。

直営店とEC、卸売を組み合わせた販路

販売チャネルは、直営店舗、ECサイト、卸売の3本柱である。直営店舗は東日本と西日本に分かれ、各エリアで仏壇仏具の小売と墓石の受注販売を行う。ECサイトでは全国へ販売し、卸売は全国の仏壇仏具販売店を対象とする。子会社の株式会社現代仏壇は、「ギャラリーメモリア」ブランドで約100店舗の専門店を提携取引先と展開する。

九州発祥、関東・東海へ広げた店舗網

創業地の福岡県直方市から始まり、1978年に関東事務所を開設、1979年には関東1号店(川口芝店)を出店。1994年に東海地区へ進出し春日井店を開店。その後、首都圏を中心に店舗網を拡大し、2026年3月期末時点で全国に約100店舗を展開する。地域特性に応じた出退店を進め、生産性向上のためバックオフィス業務の集約化にも取り組む。

グループで製造・施工・卸を担う体制

はせがわグループは、当社(小売・卸・サービス)に加え、製造子会社の株式会社はせがわ美術工芸(寺院内陣設計施工・文化財保存修復)、石材輸入の株式会社オクノトレーディング、墓石彫刻加工の株式会社はないし、仏壇仏具小売・卸の株式会社現代仏壇を有する。持分法非適用の関連会社として中国の泉州恩慈諮詢服務有限公司がある。

業界の中での役割は仏壇・墓石・終活サービスの専門店チェーンにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
211億円
営業利益
8億円
営業利益率
3.8%
純利益
3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
仏壇仏具151億円70.9%
墓石42億円19.7%
その他11億円5.2%
屋内墓苑6億円2.8%
飲食・食品・雑貨3億円1.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01家庭向け(仏壇仏具・墓石)主力

一般家庭向けに、仏壇・仏具・墓石を直営店舗やECで販売。伝統的な様式から現代の生活様式に合った商品まで幅広く品揃えし、アフターケアも提供。

主な製品・サービス3
仏壇
木製・石製など様々な材質・デザインの仏壇。
仏具
燭台、花立、線香立てなどの供具。
墓石
和型・洋型など様々な墓石の建立・リフォーム。

02寺院・文化財準主力

全国の寺院向けに、内陣の設計施工や文化財の保存修復を手がける。専門技術で寺院の維持を支援。

主な製品・サービス2
寺院内陣設計施工
寺院の本堂内部の改修・新築。
文化財保存修復
建造物や美術工芸品の修復。

03終活・相続(ライフエンディング)準主力

死後事務委任、身元保証、介護施設紹介、遺産相続、遺品整理など、人生の最終段階で生じる手続きを専門家と連携してワンストップで支援するサービス。

主な製品・サービス3
死後事務委任
死亡後の行政手続きや家財整理などを代行。
身元保証
入院・入居時の身元保証人サービス。
遺品整理
遺品の仕分け・整理・処分。

04飲食・食品・雑貨副次

ホテル・レストラン向けに食品・雑貨の卸売、および一般消費者向け小売を展開。

製品と技術

伝統様式から現代デザインまで幅広い仏壇

はせがわの仏壇は、伝統的な金仏壇から現代の住居に調和するデザインまで多様に揃える。1970年発売のオリジナル金仏壇「明日香」は長年のロングセラー。2014年にはカリモク家具との協同開発による「SOLID BOARD JUST」を投入。さらに高級ライン「H PREMIUM」や、家具メーカーとの共同開発シリーズ「LIVE-ing Collection」、現代仏壇ブランドを展開し、価格帯・デザインの幅を広げている。

墓石・屋内墓苑で終活ニーズに対応

1997年から本格化した墓石事業では、自社基準による高品質な石材を扱い、建立から施工まで一貫して提供する。2009年開始の屋内墓苑事業は、寺院が運営する屋内型納骨施設の受託販売を行い、墓石を建てられない都市部の需要を取り込む。グループ子会社のオクノトレーディングが石材輸入、はないしが彫刻加工を担う。

買わない選択も可能な定額利用「tutum.u」

2020年代に入り、所有ではなく利用を選ぶ顧客向けに、定額制の仏壇利用サービス「買わないお仏壇 tutumuプラン」を展開。これは仏壇の引取り供養付きで、顧客が一定期間利用後に返却できる仕組みである。従来の販売モデルに加え、サブスクリプション型の新たな収益源として育成中である。

ピースフルライフサポート事業で死後事務をワンストップ支援

2023年4月から全店で提供を開始したピースフルライフサポート事業は、死後事務委任、身元保証、介護施設紹介、遺産相続、遺品整理、不動産整理などの相談に対応する。専門家と連携し、ご逝去前後のライフイベントを一括支援。2026年4月にはPLS不動産事業部を新設し、終活に伴う不動産売却・有効活用の相談機能を本格化させた。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

仏壇専門小売、縮小市場で苦戦

はせがわは仏壇・仏具の専門小売業。少子高齢化や核家族化で市場は縮小傾向にあり、売上高は2024~26年度で213→211億円と横ばいから微減。営業利益率は2025/3期の5.66%から2026/3期は3.79%に低下見込み。同業のまんだらけ(サブカルチャー)やトライアルホールディングス(総合ディスカウント)とは全く異なる業態で、独自性はあるが需要減退が顕著。インターメスティック(化粧品)などと比べ、成長性で劣る。

強み

  • 仏壇・仏具専門店として長年のブランドと顧客信頼を有する。
  • 全国に展開する店舗網で、需要に応じた販売が可能。
  • 専門商品で競合が少なく、高い粗利率を維持できる可能性。
  • 葬儀関連需要は一定の安定性がある。

課題

  • 少子高齢化で仏壇市場は縮傾向が続き、成長が困難。
  • 営業利益率が2025/3期5.66%から2026/3期3.79%に減少見込み。
  • 若い世代の仏壇離れが進み、新規顧客獲得が難しい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がはせがわ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
13195ジェネレーションパス60億円37.1倍
29976セキチュー59億円14.5倍
39973KOZOホールディングス59億円
48230はせがわ58億円19.4倍
5556A犬猫生活58億円10.2倍
63065ライフフーズ58億円137.3倍
79853銀座ルノアール57億円34.8倍
88165千趣会55億円0.8倍
97127一家ホールディングス52億円66.1倍
103058三洋堂ホールディングス52億円15.1倍
113134Hamee50億円9.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

行商から法人化、1966年に株式会社へ

創業は1929年9月、長谷川才蔵が福岡県直方市で仏壇仏具の行商を始めたことに遡る。直方の古町商店街に「長谷川仏具店」を開業し、1966年12月に「株式会社長谷川仏壇店」として法人化。1976年4月に現社名「株式会社はせがわ」に商号変更し、同年5月に本部を福岡市博多区へ移転した。

関東進出と卸・製造の子会社化で事業基盤を強化

1978年4月に関東事務所を開設、1979年2月に関東1号店の川口芝店を開店。1980年3月には製造子会社(長谷川仏壇製作所)と寺院工事子会社(長谷川仏具工芸)を傘下に収め、1982年4月には卸専門の子会社(はせがわ商事)を設立。1984年4月には同子会社を吸収合併し、販売・製造・施工の一貫体制を整えた。

福岡・大阪・東京の証券取引所に上場

1988年11月に福岡証券取引所へ株式上場。1994年11月に大阪証券取引所市場第二部に上場し、2012年3月には東京証券取引所市場第二部、2013年3月に市場第一部へ指定替え。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場に移行した。この間、2007年には福岡本社ビル(はせがわビル)を竣工し、東京本社も設立した。

墓石・屋内墓苑へ事業領域を拡大

1997年4月に墓石事業に本格参入。2009年9月には屋内墓苑事業を開始し、寺院が所有する屋内墓苑の受託販売を手がけるようになった。これらの新規事業により、従来の仏壇仏具販売に加え、葬送・供養の周辺領域へサービスを広げた。

カリモク家具との協同開発と現代仏壇の子会社化

2014年5月、カリモク家具株式会社との協同開発仏壇「SOLID BOARD JUST」の販売を開始。2024年10月には株式会社現代仏壇の全株式を取得し子会社化した。現代仏壇は「ギャラリーメモリア」ブランドで全国約100店舗を展開し、暮らしに寄り添うモダンな仏壇を提供する。これによりグループ全体の商品ラインナップを拡充した。

年表40件を開く

1920年代

  • 1929年9月創業創業社長 長谷川才蔵が直方市溝堀に居を構え、仏壇仏具の行商を開始 直方の古町商店街に「長谷川仏具店」を開業

1960年代

  • 1966年12月社名を「株式会社長谷川仏壇店」とし、法人化する。

1970年代

  • 1970年9月オリジナル金仏壇「明日香」の販売を開始
  • 1976年4月商号変更社名を「株式会社はせがわ」に商号変更
  • 1976年5月本部機能を福岡市博多区に移転
  • 1978年4月東京都千代田区神田に関東事務所を開設
  • 1979年2月関東地区1号店として川口芝店開店

1980年代

  • 1980年3月仏壇の製造を行なう株式会社長谷川仏壇製作所及び寺院工事を行なう株式会社長谷川仏具工芸(現 株式会社はせがわ美術工芸)を当社の子会社とし、充実強化を図る。
  • 1982年4月仏壇仏具卸専門のはせがわ商事株式会社を子会社として設立
  • 1982年11月福岡県内で仏壇の製造を営む有限会社大川唐木佛檀製作所に資本参加し子会社とする。
  • 1984年4月M&A子会社のはせがわ商事株式会社を吸収合併
  • 1984年5月関東事務所を東京都中央区銀座に移転
  • 1984年8月本店を福岡市博多区に移転
  • 1988年11月上場福岡証券取引所に株式上場

1990年代

  • 1994年9月東海地区1号店として春日井店開店
  • 1994年11月上場大阪証券取引所市場第二部に株式上場
  • 1997年4月墓石事業に本格参入

2000年代

  • 2002年11月M&A子会社の株式会社長谷川仏壇製作所が同有限会社大川唐木佛檀製作所を吸収合併し、株式会社はせがわ仏壇工房に商号変更
  • 2004年5月関東事務所を東京都文京区後楽に移転
  • 2004年7月本店を福岡市博多区祇園町に移転し「福岡本社」とする。本社機能の一部を関東事務所に移転し「東京本社」とする。
  • 2007年3月東京藝術大学に「お仏壇のはせがわ賞」を創設
  • 2007年10月はせがわビル(福岡本社・福岡本店)を福岡市博多区上川端町に竣工
  • 2009年9月屋内墓苑事業を開始

2010年代

  • 2011年4月M&A株式会社はせがわ美術工芸が株式会社はせがわ仏壇工房を吸収合併
  • 2012年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式上場
  • 2012年5月上場大阪証券取引所市場第二部上場廃止
  • 2013年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式上場
  • 2013年9月株式会社はせがわ美術工芸の全株式の70%を譲渡し、関連会社へ移行
  • 2014年5月カリモク家具株式会社との協同開発仏壇「SOLID BOARD JUST(ソリッド ボード ジャスト)」の販売を開始
  • 2015年2月リビングスタイル店1号店としてヴィナシス金町店開店
  • 2017年1月ショッピングセンター内リビングスタイル型1号店としてイオンタウン黒崎店開店
  • 2019年5月飲食・食品・雑貨事業を営む株式会社田ノ実を子会社として設立
  • 2019年6月田ノ実1号店として自由が丘店開店

2020年代

  • 2020年6月百貨店内1号店として東武池袋店開店
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2022年6月M&A子会社の株式会社田ノ実を吸収合併
  • 2022年10月食のギフトの全店販売開始
  • 2023年4月ピースフルライフサポート事業の全店提供開始
  • 2024年10月M&A株式会社現代仏壇の全株式を取得し、子会社化
  • 2026年4月PLS不動産事業部を新設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の進化と高付加価値化

    消費二極化に対応し、専門店としての強みを再定義。高級ライン「H PREMIUM」や家具メーカーとの共同開発品など高付加価値商品を拡充するとともに、定額利用サービス「tutumumuプラン」を展開。M&Aや店舗の最適化により幅広い需要を捉え、売上成長を目指す。

  2. 02

    新規事業の育成と収益源の多様化

    既存の売り切り型から、終活・相続・不動産など生涯にわたる生活支援モデルへ転換。PLS不動産事業部を軸に、不動産売却・有効活用、遺品整理、身元保証などのサービスを提供し、既存顧客との接点継続と新規顧客開拓を図る。

  3. 03

    デジタル活用と顧客データの一元管理

    オンラインと実店舗の顧客情報を統合し、購買行動データを一元管理。データ基盤を活用して顧客ニーズを把握し、供養から終活・相続まで一生涯のパートナーとしてサービスを進化させる。LTV最大化を狙う。

  4. 04

    業務効率化と利益体質への転換

    生成AIやRPAを導入し定型業務を自動化・省力化。創出した人的リソースを高付加価値業務や新規事業へ配置。店舗と間接部門の業務を抜本的に見直し、グループ全体の生産性と収益性を向上させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で834人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は539万円で、9期前と比べて+10.5%平均年齢は45.7歳、平均勤続年数は17.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月756
2018年3月785
2019年3月48842.014.7773
2020年3月49142.915.4765
2021年3月47043.316.2748
2022年3月48443.816.7748
2023年3月49244.317.1747
2024年3月52245.017.5756
2025年3月52745.517.5845142
2026年3月53945.717.883496

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率6.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)48.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
計 — 136店舗937百万円
計(136店舗)
福岡県 — 福岡本店ほか16店舗(福岡市博多区ほか)516百万円
仏壇仏具・墓石(西日本)
計 — 15店舗及び倉庫494百万円
計(15店舗及び倉庫)
大阪府 — 倉庫(大阪市東成区)492百万円
現代仏壇 仏壇仏具
東京都 — 上高井戸店ほか24店舗(杉並区ほか)127百万円
仏壇仏具・墓石(東日本)
神奈川県 — 戸塚店ほか27店舗(横浜市戸塚区ほか)83百万円
仏壇仏具・墓石(東日本)
埼玉県 — 川口芝店ほか15店舗(川口市ほか)82百万円
仏壇仏具・墓石(東日本)
千葉県 — 木更津店ほか16店舗(木更津市ほか)62百万円
仏壇仏具・墓石(東日本)
群馬県 — 前橋店ほか1店舗(前橋市ほか)19百万円
仏壇仏具・墓石(東日本)
愛知県 — 春日井店ほか8店舗(春日井市ほか)18百万円
仏壇仏具・墓石(東日本)
ほか18件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱はせがわ 美術工芸
    福岡県 直方市
    議決権30.0%
  • 国内
    ㈱オクノトレーディング
    岡山県 笠岡市
    議決権30.0%
  • 国内
    ㈱はないし
    埼玉県 川口市
    議決権49.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は211億円営業利益8億円前期と比べると減収減益で、売上が-0.5%、利益が-33.3%。

売上高
-0.5%
211億円
営業利益
-33.3%
8億円
純利益
-66.7%
3億円
営業利益率
3.8%
前期比 -1.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高230億円211億円
営業利益10億円8億円
純利益6億円3億円
1株あたり配当¥15¥15

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は47億円、営業利益は−3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−7.8%、営業利益は−250.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q522
2024年1Q5123.91
2024年2Q64812.56
2024年3Q4712.10
2024年4Q514
2025年2Q10865.64
2025年4Q10465.85
2026年2Q11032.71
2026年4Q10155.02
2027年1Q47−3−6.4−2

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は208億円から211億円へほぼ横ばい。直近期の営業利益率は3.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所市場第一部に株式上場
2013年3月208189
2014年3月2162615
2015年3月193104
2016年3月19474
2017年3月19494
2018年3月19496
飲食・食品・雑貨事業を営む株式会社田ノ実を子会社として設立
2019年3月19021
2020年3月179−10−11
2021年3月178112
子会社の株式会社田ノ実を吸収合併
2022年3月198127
2023年3月2161812
株式会社現代仏壇の全株式を取得し、子会社化
2024年3月2131611
2025年3月21212135.79
2026年3月211873.83

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高211億円のうち、営業利益として残るのは8億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金36.0%76億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.2%127億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
64.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.1pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.3pt
2.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
1.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は24億円で、売上の1.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月117−281824
2014年3月225−252724
2015年3月−9−85−1712
2016年3月14−82620
2017年3月63−9920
2018年3月121−141318
2019年3月35−10815
2020年3月−10−120−1124
2021年3月32−5−152736
2022年3月−1−46−537
2023年3月10−3−16729
2024年3月6−7−8−120
2025年3月2−1710−1514
2026年3月424624

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は212億円。このうち返さなくてよい自己資本が128億円で、自己資本比率は60.2%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1887611240.3
2014年3月177898850.0
2015年3月176958153.3
2016年3月185959050.9
2017年3月179998054.7
2018年3月1711046760.0
2019年3月1601035764.1
2020年3月169898052.7
2021年3月177928551.9
2022年3月184998553.9
2023年3月1821097360.1
2024年3月1811196265.9
2025年3月1991257463.0
2026年3月2121288560.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
25億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
68億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
85億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り322社中15位あたり、逆に低いのはROE322社中275位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.3%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.8%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.2%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.5%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.8%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥311で、1年前と比べて+2.7%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥311-0.3%1ヶ月-1.3%1年+2.7%時価総額58億円
過去52週の値幅
安値¥304高値¥340

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.4倍
PER (会社予想)10.1倍
PBR0.45倍
配当利回り4.82%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月からほぼ横ばいで推移し、8月14日には314円と前日比0.96%上昇しましたが、1カ月では変動なしでした。25日移動平均線(314円)はほぼ同水準、75日線(313円)も近く、200日線(317円)をわずかに下回っています。52週高値340円に対しては約7.6%下回り、安値304円に対しては3.3%上回っています。出来高は8月12日に4.1万株と増加しましたが、通常は1万株未満で低調です。RSIは47.4と中立圏で、方向感は乏しい状態です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)

PERは19.61倍と業界平均39.85倍を大きく下回り、予想PER10.2倍も踏まえると割安感が強い。PBR0.4468倍は業界平均2.97倍に対して極めて低く、資産価値に対しても安値圏にある。配当利回り4.78%は高水準だが、業界平均12.76%には及ばず、ROE2.3%は低く収益効率が課題。今期の最終利益は11億円から3億円へ減益見込みで、業績悪化の懸念がある。割安指標は明確だが、収益力の弱さが評価を抑制する。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.4倍39.6倍
PER (予想)10.1倍
PBR0.45倍2.44倍
ROE2.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

はせがわの投資論点は、市場縮小の中での収益性維持と新規事業の可能性。強気派は、安定した需要とブランド力による価格維持力を評価。また、PBR0.45倍と資産価値に対して株価が割安で、配当利回り4.8%と高い。一方、弱気派は、売上高が減少傾向にあり、少子高齢化や宗教観の変化が需要を減退させていると指摘。営業利益も2025年3月期に12億円から2026年予想3億円と急減する見込みで、収益悪化が加速する可能性を懸念。また、ROE2.3%と低く、資本効率が悪い。

プラスに働く材料7
  • 安定した需要

    仏壇・仏具は伝統的な需要があり、ある程度の安定性がある。

  • 割安な株価

    PBR0.45倍、資産価値に対して大幅な割安。配当利回り4.8%。

  • ブランド力

    九州での高い認知度とシェア。

  • 来期予想純利益5.8億円でPER10倍割れ決算発表後影響

    時価総額59億円÷予想PER10.2=来期純利益5.8億円。今期3億円から2倍弱の回復が必要。

  • PBR0.45倍の解散価値割れ水準に買い不定影響

    PBR0.4468倍、時価総額59億円に対し純資産約132億円。資本政策への思惑で下値を見込む。

  • 配当利回り4.78%が下値を支える継続影響

    年間配当総額は約2.8億円、純利益3億円の9割超。減配がなければ高利回りで需給を支える。

  • 外国人保有1.35%の低さ、買い増し余地継続影響

    外国法人保有比率は1.35%と低く、買い増しの余地がある。需給改善のポテンシャル。

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小

    少子高齢化による需要減、売上高は3期連続減。

  • 利益の急減

    2026年3月期営業利益は3億円と前年比75%減予想。

  • 低い資本効率

    ROE2.3%と低く、株主価値の向上が限定的。

  • 営業利益12億→8億円と33%減通期影響

    営業利益は12億円から8億円へ33%減、営業利益率も5.66%から3.79%へ低下。収益悪化が続く。

  • 純利益9億→3億円と66%減通期影響

    純利益は9億円から3億円へ66%減。減益率が大きく、収益力の低下が鮮明。

  • 売上高が3期連続で減少継続影響

    売上高は213→212→211億円と3年連続減少。需要減で固定費の負担が相対的に増す。

  • 実績PER19.6倍は割高警戒継続影響

    直近の純利益3億円で算出したPERが19.61倍。予想PER10.2倍の達成が遅れるとPERは更に上昇。

次の決算で確かめる点
売上高の推移
市場縮小の中での売上減少が続くか。
営業利益率
コスト管理や付加価値戦略の効果を確認。
葬儀関連の売上比率
成長分野へのシフトの程度を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり15で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.82%。

年間配当
¥15
1株あたり
配当利回り
4.82%
いまの株価に対して
配当性向
67.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月833.2
2018年3月80.024.4
2019年3月80.0102.0
2020年3月80.0
2021年3月2−73.327.1
2022年3月6175.014.5
2023年3月11104.517.9
2024年3月1533.325.9
2025年3月150.030.7
2026年3月150.067.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥15

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,616人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が40.8%を占め、残る59.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他44.947.347.152.856.057.0
事業法人26.026.127.426.426.726.4
金融機関26.624.520.617.914.814.4
自己株式1.71.71.71.71.71.7
外国法人1.00.71.91.51.71.3
証券会社1.41.32.91.30.80.9
外国人個人0.00.10.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01長谷川興産 株式会社20.49
02長谷川 裕一11.81
03吉野 泰雄6.09
04株式会社 西日本シティ銀行4.68
05はせがわグループ社員持株会4.12
06株式会社 福岡銀行3.63
07有限会社 法隆2.38
08長谷川 素子1.50
09明治安田生命保険相互会社1.34
10日本生命保険相互会社1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−70%、1株純資産は14期で+63%。直近期のROEは2.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月5443113.29.413.7
2014年3月8749619.07.911.5
2015年3月235224.623.332.3
2016年3月205223.823.238.3
2017年3月235414.319.733.2
2018年3月315685.615.524.4
2019年3月75651.353.9102.0
2020年3月−61491
2021年3月125082.425.527.1
2022年3月395447.47.414.5
2023年3月6360211.16.117.9
2024年3月586549.36.025.9
2025年3月506907.26.230.7
2026年3月167032.320.367.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額166百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
新貝三四郎代表取締役社長6327,000
中谷泰文専務取締役 執行役員 経営企画グループ長666,000
榎本哲治常務取締役 執行役員 商品・聖石グループ長6410,000
田村岳二取締役 執行役員 営業グループ長578,000
茶木正安取締役80
軒名彰取締役68
和田吉弘常勤監査役553,000
中村里佳監査役63
西岡環監査役47
杉本保範61
橋本和子59

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)68817912220
監査役324248
社外取締役211116
社外監査役2995

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,879字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社1社及び関連会社4社から構成され、主に宗教用具関連事業、飲食・食品・雑貨事業及びピースフルライフサポート事業を行なっております。 当社グループの主な事業内容及びセグメントとの関連は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、従来「その他」の区分に含めていた「ピースフルライフサポート事業」(死後事務委任・身元保証・介護施設紹介・遺産相続・遺品整理・不動産整理などの相談対応等)を、質的重要性及び量的重要性を考慮し、報告セグメント「はせがわ」の「ピースフルライフサポート」として記載する方法に変更しております。 事業の種類   会社名   事業の内容 宗教用具 関連事業   当社   <仏壇仏具事業> 東日本及び西日本地域に展開する直営店舗及びECサイトにて仏壇仏具の小売販売を行なっております。 仏教の伝統的な教義・様式に則った仏壇仏具に加え、お客様の生活様式や価値観の多様化に対応した商品を企画・開発し、提供しております。 商品の企画・開発・仕入については、海外協力工場生産の商品に加え、国内メーカーとの共同開発による当社オリジナルの商品を充実させております。 また、全国の仏壇仏具販売店を対象に卸売販売を行なっております。 <墓石事業> 東日本及び西日本地域に展開する直営店舗・霊園管理事務所にて墓石建立及びその他施工に関わる受注販売を行なっております。 石材及び施工については、自社基準に基づく高品質な商品提供に取り組んでおります。 <屋内墓苑事業> 販売業務委託契約により寺院が有する屋内墓苑の受託販売を行なっております。 ㈱現代仏壇   <仏壇仏具事業> 直営店舗及びECサイトにて仏壇仏具の小売販売を行なっております。また、提携取引先による専門店として「ギャラリーメモリア」を全国に約100店舗展開しております。 暮らしに寄り添う「祈り」の総合ブランドとして多様化する暮らしと価値観に合わせて、バリエーション豊かな商品を企画・開発し、提供しております。 また、全国の仏壇仏具販売店を対象に卸売販売を行なっております。 ㈱はせがわ美術工芸   <寺社関連事業> 全国の寺院に対して寺院内陣等の設計施工を行なっているほか、全国の文化財の保存修復事業を行なっております。 ㈱オクノ トレーディング   <墓石事業> 石材製品の販売及び輸入業を行なっております。 ㈱はないし   <墓石事業> 納骨及び墓石材への彫刻・加工業務を行なっております。 飲食・食品・ 雑貨事業   当社   <飲食・食品・雑貨事業> 飲食及び食品・雑貨の小売販売を行なっております。 ピースフルライフサポート事業   当社   <ピースフルライフサポート事業> 東日本及び西日本地域に展開する直営店舗にて、死後事務委任・身元保証・介護施設紹介・遺産相続・遺品整理・不動産整理などの、ご逝去前後のライフイベントにおいて発生する終活領域及び相続領域の各種ご相談を、専門家と連携してワンストップで支援するサービスを提供しております。 (注)1 報告セグメントと上記事業の内容の関連は次のとおりであります。 報告セグメントの種類   区分   事業の内容 はせがわ   仏壇仏具 ・ 墓石   東日本   仏壇仏具事業(小売販売) 墓石事業 西日本   仏壇仏具事業(小売販売) 墓石事業 屋内墓苑       屋内墓苑事業(受託販売) 飲食・食品・雑貨       飲食・食品・雑貨事業(小売販売) ピースフルライフサポート   ピースフルライフサポート事業(死後事務委任・身元保証・介護施設紹介・遺産相続・遺品整理・不動産整理などの相談対応等) 現代仏壇   仏壇仏具       仏壇仏具事業(小売販売、卸売販売) はせがわ   その他       仏壇仏具事業(卸売販売・EC販売(小売)) 2 当社グループの企業集団等には次の関連会社(持分法非適用)があります。 会社名   事業の内容 泉州恩慈諮詢服務有限公司(中華人民共和国)   貿易等のコンサルタント なお、G.V.C. DEVELOPMENT COMPANY LIMITED(ベトナム社会主義共和国)については、破産手続きを開始しており、財務及び営業又は事業の方針の決定に影響を与える意思はないため、同社を関連会社として認識しておりません。 主な事業系統は、概ね次の図のとおりであります。 (注)持分法非適用関連会社については記載を省略しております。
経営方針・対処すべき課題3,348字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは、創業の精神である「信用本位」「感謝報恩」「よろこびのあきない」を基本理念と位置づけております。 この精神に基づく持続的な企業活動を通じて「心の平和と生きる力」を実現することを当社グループの使命と捉え、お客様、社員、社会、自然をはじめとしたあらゆるご縁への感謝の想いを体現し、歴史ある日本文化を伝承することで、ともに調和し、輝きあい、喜びあえる世界を実現してまいります。 また、これまで長年取り組んできた「供養」の領域を深めるとともに、ライフステージに寄り添った周辺領域にも視野を広げ、新たな商品・サービスを通じて、お客様の「穏やかで心豊かな生活(ピースフルライフ)」を支援する持続可能な企業グループを目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、仏壇仏具・墓石事業に次ぐ新規事業を成長させるとともに、店舗モデル改革、業務デジタル化による生産性向上を図ることで、主にROE、売上高伸張率、売上高営業利益率、自己資本比率を主要な経営指標の目標とし、各指標の向上を目指しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、第60期を初年度とする新たな3ヵ年の中期経営計画をスタートいたしました。本計画では「売り切り型からの脱却」「手を合わせる機会の創造」を通じた、お客様の「穏やかで心豊かな生活(ピースフルライフ)」の実現をテーマに掲げております。具体的には、市場の長期的縮小や多死社会の到来といった環境変化を背景に、従来の宗教用具の小売業から、お客様の終活、ご逝去、そしてその後の生活までを包括的に支援するビジネスモデルへの転換を目指しております。中核事業である仏壇仏具・墓石事業において株式会社現代仏壇とのシナジーを最大化させるとともに、ご供養周辺領域の悩みを解消するピースフルライフサポート事業(以下、PLS事業)を新たな収益の柱として確立させてまいります。これらを実現すべく、「既存事業の進化発展」「新規事業の成長」「戦略的投資の実行」「利益体質への転換」を重点課題に掲げ、持続的な企業価値の向上と生産性の高い経営体質の構築に邁進してまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループは、持続的な企業価値の向上を目指し、「(1) 経営の基本方針」に記載の経営方針を実現し、中期経営計画において掲げた経営戦略を確実に実行するため、以下の4つの課題を最優先事項として取り組んでまいります。 ①既存事業の進化発展 物価上昇による生活防衛意識の高まりと、大切な方のご供養には妥協したくないという想いが交錯し、消費の二極化が進んでおります。一段とシビアになったお客様の目線に対し、当社は専門店としての強みを再定義し、人生の最も大切な方に寄り添う「本物」を提供してまいります。具体的には、至高のクオリティを追求した 「H PREMIUM」や、国内の有名家具メーカーと共同開発した「LIVE-ingコレクション」、モダンかつ洗練されたデザインの現代仏壇ブランドを展開し、それぞれの特長を活かした高付加価値商品を拡充いたします。こうした質の高い提案を軸としつつ、購買意欲の高いボリュームゾーンに向けた戦略的な商品展開や、お仏壇の引取り供養付き定額利用サービス「買わないお仏壇 tutumuプラン」の展開、さらにはM&Aや、市場の変化に応じた機動的な店舗の出退店や統廃合を行ない、最適化された店舗網を構築することで、幅広いニーズを捕捉し、売上高の持続的な成長回帰を図ります。 ②新規事業の成長 従来の売り切り型のビジネスモデルでは、ご供養後に数十年続くお客様の生活において、終活・相続・不動産といった様々なお悩みに十分に応えられず、接点が途切れてしまうことが課題となっておりました。また、お盆やお彼岸等、行事に伴う季節変動の影響を受けやすい既存事業に対し、年間を通じて安定した収益基盤を構築することも重要な経営課題です。 これらを解決するため、既存事業とPLS事業が相互の接点を活かし、一生涯を通じてお客様に寄り添い続けるビジネスモデルを構築することで、LTV(注1)の向上と収益の平準化を目指します。 具体的には、2026年4月に新設した「PLS不動産事業部」を軸に、ご供養や終活に伴う不動産売却・有効活用の相談機能を本格稼働させます。これにより、既存のお客様に対し、相続手続きの支援や遺品整理、身元保証といったサービスを、季節を問わず適切なタイミングで多角的にご提案し、ご供養の枠を超えた広範な生活支援へとつなげてまいります。同時に、PLS事業を入り口とした新規顧客の開拓も強化し、新たな収益柱へと成長させていくとともに、グループ全体の年間を通じた収益構造の安定化を図ってまいります。 ③戦略的投資の実行 デジタル化の進展により、お客様が「まずネットで調べ、必要に応じて店舗へ行く」という購買プロセスが定着するなか、オンラインとリアルの情報の乖離や顧客接点の分断が、機会損失を招く大きな課題となっております。また、市場環境の変化に対応し持続的な成長を実現するためには、店舗網の刷新のみならず、デジタル、人材、研究開発といった各分野へのバランスの取れた資源配分が不可欠です。 これらの課題を解決するため、当社は中期経営計画の期間において、将来の成長と安定した経営基盤の構築に向けた戦略的な投資を実行いたします。具体的には、オンラインと実店舗の顧客情報を一体化し、双方の強みを活かしたサービス提供体制を構築するため、年間70万組の来店客と30万人のアプリ会員の購買行動データを一元管理することで、お客様が「いつ、どこで、何を必要としているか」を会社全体で把握できるようにいたします。この強固なデータ基盤を武器に、私たちの役割は「供養領域のお手伝い」から、その後に続く終活・相続・不動産活用まで、「一生涯のライフステージを支えるパートナー」へと進化します。デジタルの精度と、実店舗ならではの温もりのある接客を掛け合わせることで、お客様に寄り添い続ける関係を築き、LTV(注1)の最大化を目指してまいります。あわせて、出退店や統廃合を軸とした店舗投資、専門性の高い人材の確保・育成を目指す人的投資及びPLS事業や新サービスを生み出す研究開発投資を着実に実行いたします。また、不測の事態や将来のM&A・資本提携に備えた内部留保を適正に維持しつつ、配当方針として累進配当を導入し、安定的な株主還元を継続いたします。こうした多角的な資源配分により、経営の柔軟性を保ちながら、持続的な企業価値の向上を図ってまいります。 ④利益体質への転換 社会的要請に基づく人件費の上昇や、採用競争の激化に伴う人手不足の影響により、これまで以上に効率的な運営体制の構築が喫緊の課題となっております。こうした環境のなか、店舗における定型業務の負担がスタッフの接客時間を制約し、本来の強みである「おもてなし」の品質維持を阻害している現状を改善するため、営業店及び間接部門の業務を「見直し・集約・廃止」の観点から抜本的に刷新します。生成AIやRPA(注2)等のデジタル技術を導入し、定型業務を徹底して省力化・自動化することで、少人数でも質の高い運営ができる体制を構築いたします。これにより創出した人的リソースを、付加価値の高い接客や、新規事業の企画立案といった成長分野へ配置転換し、グループ全体の生産性と収益構造の改善を断行いたします。 (注1)LTV…「Life Time Value」の略で、顧客が取引期間全体を通して企業にもたらす利益のこと。 (注2)RPA…「Robotic Process Automation」の略で、人工知能を備えたソフトウエアのロボット技術により、定型的な事務作業を自動化・効率化すること。
事業等のリスク3,140字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項につきましては、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) お客様の供養に対する価値観の変化について お客様の生活様式や価値観の変化に伴って、従来の概念に捉われない供養へのニーズが高まっております。この大きな変化の一部として、既存販売商品における小型化・低価格化は一段と進行しており、また、樹木葬・合葬墓・海洋葬等の新しい商品・サービスへのニーズの高まりもみられます。 当社グループは、取扱い商品・サービスの見直しや拡充及び新業態への取組み等の対応を図っておりますが、このようなお客様の意識の変化が、当社グループの今後の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 自然災害・事故・感染症等の発生について 当社グループの主要な営業拠点及び商品流通拠点は、首都圏を中心とした関東地域に集中しているため、大規模な地震、台風といった自然災害、事故、感染症等により流通経路や店舗設備が被害を受けた場合には、商品の調達や販売に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの品質基準に適合する商品を製造しうる工場を育成するにはある程度の年月を要するため、これらの工場が自然災害・事故・感染症等により短期間で甚大な被害を受けた場合には、価格・品質競争力のある商品の充分量の調達が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 海外における社会情勢の変化について 当社グループが販売する商品の大半は、中国等アジア各国からの輸入によるものであります。 また、仏壇に使用する木材や、墓石に使用する石材等の原材料等は、海外協力工場に集約され、商品の生産が行なわれております。 このため、海外の政治情勢や経済環境等の変化による影響を受けるリスクがあります。特に、昨今の中東情勢の緊迫化をはじめとする地政学的リスクの高まりは、国際物流の停滞や物流コストの急激な高騰、さらには一部原材料や部材の調達遅延を引き起こす要因となっております。今後もこうした社会情勢の混乱が長期化・深刻化した場合や、著しい円安の進行、原材料価格のさらなる高騰、あるいは代替材の調達先が確保できないこと等により、商品の製作・出荷が停滞した場合には、商品の利益率の悪化や機会損失の発生により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 優良な霊園・墓所の確保について 墓石売上確保のためには霊園・墓所を確保することが重要となりますが、お客様の要望は、より生活圏に近く立地の良い霊園や承継者に負担をかけたくない遺骨供養形態を求める傾向が強くなっております。 しかしながら、地方自治体の霊園開発規制強化や開発業者と近隣住民とのトラブル等により、宗教法人による霊園の新規開発は従来に比べて困難な状況となっております。将来に向けて、優良な霊園や墓所が充分確保できない場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 建墓権取得に係る営業保証金の評価について 優良な霊園・墓所の確保のために、当社は主に霊園開発計画の段階で、霊園の経営主体(宗教法人等)に建墓権(墓石を販売する権利)取得のための営業保証金を差入れております。営業保証金は、当社と宗教法人等との「墓地販売業務提携契約」に基づく、建墓権取得を目的としての墓地永代使用権販売受託業務のために差入れた金銭の返還請求債権で、墓石の販売権が付随した複合的な性格を持っている債権であります。差入れた営業保証金は、当社と墓石販売契約を締結する顧客が霊園の経営主体に永代使用料(墓地を使用する権利料)を支払った後、霊園の経営主体から返還されます。 建墓権取得にあたっては、開発計画の頓挫や開園後の販売不振等の事業リスクの回避を充分検討したうえで営業保証金の差入れを行なっておりますが、霊園の経営は地方自治体の経営主体に対する許可制であることから、開園の不許可や許可の取消しが生じるなど、当初の想定外の事態が発生する可能性があります。また、開園済みの霊園に対する営業保証金については、顧客の動向や霊園ごとの環境変化により回収までに長期を要する可能性があります。その結果、営業保証金の一部又は全部の回収が困難と判断される場合には、貸倒引当金を計上するなど、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 屋内墓苑受託販売物件の販売保証について 屋内墓苑の受託販売では宗教法人と販売業務委託契約を締結する際、納骨堂経営の安定化を目的として、販売保証を行なっております。 販売保証とは、当社が宗教法人に対して一定の計算期間ごとに受託販売目標金額を保証する契約であり、受託販売金額が計算期間内の販売保証金額に満たない場合には、不足額を保証金として宗教法人へ預託することとなります。なお、預託した保証金は、受託販売金額が販売保証金額を上回った場合等、将来的には宗教法人から当社へ返還されるものであります。ただし、当社が預託している販売保証金については、顧客の動向や施設ごとの販売状況により回収までに長期を要する可能性があります。その結果、販売保証金の一部の回収が困難と判断される場合には貸倒引当金を計上するなど、業績及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 なお、販売保証の状況につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結貸借対照表関係)」に記載のとおりであります。 (7) 減損会計について 当社グループは、店舗、本社において設備等を保有しており、減損会計を適用しております。店舗の収益性が悪化した場合や保有資産の市場価格等が著しく下落した場合は、減損損失を計上する可能性があります。その場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 店舗設備投資について 当社グループは約150店舗の直営小売店舗を展開しております。そのため、経営効率の改善のための店舗移転や老朽化・陳腐化した店舗の改装投資等の店舗戦略により、固定資産の除却損等の損失が発生する可能性があります。 (9) 店舗賃借と差入保証金について 当社グループが展開する店舗の大部分が賃借物件であります。賃借期間は賃貸人との合意により更新いたしますが、賃貸人側の事由により賃借契約を解約される可能性があります。 また、賃貸人に対して保証金を差入れておりますが、倒産その他の賃貸人に生じた事由により一部回収不能になる可能性があります。 (10) 店舗の衛生管理について 食品衛生とは安全・安心な商品をお客様に提供することであり、店舗では食材の取扱い及び衛生管理を実施するとともに、清潔な店作りに注力しております。しかしながら、万一、食中毒等の重大な衛生上の問題が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 顧客情報の漏洩について 当社グループでは多くの顧客情報・個人情報を取り扱っております。顧客情報・個人情報の取扱いについての諸規程を整備するとともに、情報システムのセキュリティ体制を構築し、それらを全社に周知することにより、顧客情報・個人情報の漏洩を防ぐ対策を講じておりますが、不測の事態等により顧客情報・個人情報が外部に漏洩した場合には、当社グループの社会的信用の低下や損害賠償請求の発生等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)15,882字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日から2026年3月31日まで)におけるわが国の経済環境におきましては、雇用・所得環境の改善や設備投資の持ち直し等を背景に、緩やかに回復している状況にあります。一方で、企業収益は改善の動きがみられるものの、米国の通商政策の影響に加え、中東情勢の動向を注視する必要があるなど、世界経済は不確実性が高い状態が続いており、個人消費については先行き不透明な状況が続いております。今後につきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が景気回復を下支えすることが期待される一方で、中東情勢の緊迫化や米国の通商政策の動向、物価上昇の継続等が、消費者マインドの下振れを通じて個人消費を抑制するリスクとなっており、また金融・資本市場の変動等の外部要因にも注意が必要な状況にあります。 当社グループが属する宗教用具関連業界におきましては、日本国内の年間死亡者数は今後増加していく見通しのなか、2023年3月28日に経済産業省が公表した「令和3年経済センサス‐活動調査結果」によると、2014年の宗教用具小売業の事業所数が3,004か所、年間商品販売額が1,639億42百万円であったのに対し、2021年には、事業所数が1,631か所、年間商品販売額が1,184億96百万円と長期的な減少傾向にあり、市場の縮小という構造的な問題に直面しております。また、お客様のライフスタイルやご供養の価値観の変化から、商品の簡素化・小型化が進み、多様なニーズに応える商品・サービスの開発が求められております。 当社グループにおきましては、社会的要請に基づく人件費の上昇という外部環境の変化に対し、既存の店舗運営モデルを抜本的に効率化し、収益力を高めていくことを重要な経営課題と認識しております。特に、定型業務の徹底的な省力化により創出した人的リソースを、付加価値の高い接客や、新規事業の企画立案といった成長分野へ配置転換し、持続的な成長を実現してまいります。 このような環境のなか、当社グループは当連結会計年度より新たな3ヵ年の中期経営計画を実行しております。新中期経営計画では、当社グループを取り巻く環境及び前中期経営計画の実行結果を踏まえ、お客様のピースフルライフ(穏やかで心豊かな生活)を実現する企業を目指してまいります。具体的には、「既存事業の進化発展」「新規事業の成長」「戦略的投資の実行」「利益体質への転換」の4つを3ヵ年の重点課題として設定いたしました。 当連結会計年度におきましては、これら重点課題のもと各施策を着実に推進いたしました。「既存事業の進化発展」「戦略的投資の実行」として、店舗政策を推進し、10月に、お仏壇のはせがわイオンモール各務原店(岐阜県各務原市)、11月に、ギャラリーメモリア大阪箕面(大阪府箕面市)、12月に、お仏壇のはせがわ高崎店(群馬県高崎市)を出店いたしました。併せて、成長性及び収益性の向上を目的とした店舗ポートフォリオの最適化を進め、お仏壇のはせがわ2店舗及びギャラリーメモリア2店舗の計4店舗を閉店いたしました。引き続き、地域特性に応じた店舗展開を進めるとともに、店舗運営面では基幹店を中心としたエリア単位でのサービス提供体制とバックオフィス業務を集約化し、「利益体質への転換」として、少人数でも効率的に運営できる体制の構築に取り組んでおります。これにより生産性の向上と収益構造の改善を図っております。 さらに、「新規事業の成長」として、PLS事業においては、介護施設紹介等の終活領域におけるサービス提供を拡充し、既存事業との連携による相乗効果の創出に努めております。また、新たな収益の柱を構築するため、当連結会計年度より不動産事業への参入準備を鋭意進めてまいりました。その結果、2026年4月1日付で「PLS不動産事業部」を新設し、ご供養や終活に伴う不動産に関連するお悩み事にワンストップで応える体制を整えております。 イ 財政状態 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、商品が2億6百万円、営業保証金が2億67百万円及び販売保証金が1億76百万円減少したものの、現金及び預金が10億10百万円、リース資産が2億13百万円、投資有価証券が3億34百万円及び退職給付に係る資産が4億82百万円それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて13億30百万円増加し、212億46百万円となりました。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、買掛金が1億3百万円、未払法人税等が1億1百万円及び契約負債が70百万円減少したものの、長期借入金(1年内返済予定を含む)が7億20百万円、リース債務(流動負債及び固定負債)が3億25百万円及び繰延税金負債が2億55百万円それぞれ増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて10億87百万円増加し、84億61百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、その他有価証券評価差額金が2億33百万円増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて2億42百万円増加し、127億84百万円となりました。 当社グループは、自己資本比率を主要な経営指標の目標とし、財務体質の強化に取り組んでおります。 当連結会計年度末においては、長期借入金(1年内返済予定を含む)、リース債務(流動負債及び固定負債)及び繰延税金負債がそれぞれ増加したことなどにより、自己資本比率は60.2%(前連結会計年度末は63.0%)となりました。 ロ 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高は211億22百万円(前期比0.5%減)となりました。 営業利益は7億72百万円(前期比35.9%減)、経常利益は6億97百万円(前期比44.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億91百万円(前期比67.8%減)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 当社グループは、「はせがわ」の「仏壇仏具・墓石」、「屋内墓苑」、「飲食・食品・雑貨」、「ピースフルライフサポート」及び「現代仏壇」の「仏壇仏具」を報告セグメントとしております。 なお、当連結会計年度より、従来「その他」の区分に含めていた「ピースフルライフサポート事業」(死後事務委任・身元保証・介護施設紹介・遺産相続・遺品整理・不動産整理などの相談対応等)を、質的重要性及び量的重要性を考慮し、報告セグメント「はせがわ」の「ピースフルライフサポート」として記載する方法に変更しております。これに伴い、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 ①はせがわ事業 (仏壇仏具事業) 仏壇仏具事業につきましては、売上高は136億74百万円(前期比4.1%減)となりました。 市場が縮小し、顧客獲得競争が一段と激化するなか、当社グループは専門店としての優位性を確立すべく、独自のブランド戦略を推進しております。具体的には、自社で展開する4つの商品ブランドに加え、子会社である株式会社現代仏壇のブランド力を統合した、計5ブランドによる多角的な商品・サービス提案体制を構築いたしました。 これにより、伝統型からモダン型まであらゆる供養ニーズを網羅するラインナップを実現するとともに、各営業拠点を活用した現代仏壇ブランドの取扱い店舗の拡大を加速させております。 当連結会計年度におきましては、外部パートナーとの共同開発商品として、カリモク家具株式会社との 「HK CLAM(エイチケイ クラム)」、家具デザイナー小泉誠氏との「tonariステージ」及び「tonari位牌」並びにカンディハウス株式会社との「TEN(テン)」の販売を開始いたしました。 (墓石事業) 墓石事業につきましては、売上高は40億36百万円(前期比4.5%減)となりました。 当社はお客様のニーズに幅広くお応えするため、墓石に加え、樹木葬や永代供養墓の販売に注力し、これらを合わせた遺骨供養全体の受注件数増加を目指しております。特に、墓石と樹木葬を同一施設内でご提案できる墓所の企画・提案に注力しております。 当連結会計年度におきましては、東日本地区で8施設、東海地区で4施設、西日本地区で4施設、合計16施設の自社企画樹木葬が開園し、受託販売を開始いたしました。 (屋内墓苑事業) 屋内墓苑事業につきましては、売上高は3億6百万円(前期比46.2%減)となりました。 屋内墓苑とは、ご遺骨を納めた厨子を自動で呼び出せる搬送式の納骨堂のことで、現在当社では5施設の受託販売を実施しております。各施設の特色を活かした集客策を実施し、墓石事業とともに、遺骨供養全体として受注件数増加を目指しております。 (飲食・食品・雑貨事業) 飲食・食品・雑貨事業につきましては、売上高は3億79百万円(前期比32.6%増)となりました。 飲食ブランド「田ノ実(たのみ)」店舗の運営に加え、返礼品や手土産にふさわしいギフト商材の企画・販売を行なっております。 当連結会計年度におきましては、ブランドの認知拡大と新たな顧客接点の創出を目指し、5月に田ノ実店舗の第2号店となる東京スカイツリータウン・ソラマチ店(東京都墨田区)を新規出店いたしました。一方で、収益性の向上を目的とした拠点の再編を進め、1月に自由が丘店(東京都目黒区)を閉店いたしました。今後も市場環境に応じた商品力の強化を通じて、事業の健全な成長を図ってまいります。 (PLS事業) PLS事業につきましては、売上高は2億69百万円(前期比105.9%増)となりました。 PLSとは、死後事務委任・身元保証・介護施設紹介・遺産相続・遺品整理・不動産整理などの、ご逝去前後のライフイベントにおいて発生する終活領域及び相続領域の各種ご相談を、専門家と連携してワンストップで支援するサービスです。当社は、供養事業を起点にお客様との接点を広げ、継続的な関係構築を通じて LTV(顧客生涯価値)の最大化を目指しております。死亡者数の増加に伴い、当事業領域の市場は今後も持続的に成長していくと捉えており、提供サービスのさらなる充実を図ってまいります。 当連結会計年度におきましては、仏壇仏具・墓石等の既存商品をご購入いただいたお客様に対する相談対応の品質向上を図るとともに、サービスの認知拡大及び相談件数の増加を目的として、対面及びオンラインによる無料セミナーの開催、TVCM、WEB広告等の各種プロモーション施策を積極的に実施してまいりました。また、2026年4月1日付での「PLS不動産事業部」新設を見据え、ご供養や終活に伴う不動産売却や有効活用に関する相談機能の強化・準備を推し進めてまいりました。 あわせて、全国の店舗ネットワークを活用した相談導線の整備や、コールセンター機能の強化、パートナー企業との連携拡充を進めることで、ご供養を通じたご縁を終活・相続、さらには不動産領域へとシームレスにつなげる体制を構築しております。今後も持続的な市場成長が見込まれる当領域において、提供サービスのさらなる充実を図り、グループ全体の成長エンジンとして推進してまいります。 ②現代仏壇事業 (仏壇仏具事業) 仏壇仏具事業につきましては、売上高は16億89百万円(前期比99.4%増、前期は10月営業開始)となりました。 株式会社現代仏壇は、モダンかつ洗練されたデザインの高品質なお仏壇を開発し、直営店と提携取引先による専門店として「ギャラリーメモリア」を全国に約100店舗展開しております。商品面・販売網の両面から、当社及び現代仏壇双方の強みを活かしたシナジー創出を目指しております。 当連結会計年度におきましては、これまでに培われてきた商品ブランドを維持しつつ、当社が保有する多店舗運営のノウハウを転用し、各販売拠点の営業効率向上に注力いたしました。 商品開発面では、現代の住空間に美しく調和するモダンなお仏壇仏具を中心に商品ラインナップを拡充いたしました。2026年度の最新作におきましては、自然とのつながりやクラフトの温かみをコンセプトに、全国の職人と協働した高付加価値商品の開発を推進しております。具体的には、ウォールナットの無垢材を職人が手作業で繋ぎ合わせて光の輝きを表現した「ヘリオス」や、青森県津軽地方の伝統技法「こぎん刺し」の作家・髙木裕子氏が考案した図案「松笠」をモチーフにした「コッテ」、北海道旭川市の森林保全に寄与するサステナブルな国産桜材を用いた「シルヴァ」など、ストーリー性豊かな商品を展開いたしました。また、内覧会等での先行展示を通じた世界観の訴求に加え、山中塗の技術を活かした「木製ミニ骨壺」など、多様化する手元供養ニーズに応える新ジャンルの開発にも注力しております。今後も、ものづくりの背景や職人の技術力を発信する取り組みを強化し、ブランド価値のさらなる向上と収益基盤の確立を図ってまいります。 ③その他 (はせがわ 仏壇仏具事業(EC販売(小売))) EC販売につきましては、売上高は5億99百万円(前期比1.5%減)となりました。 仏壇仏具の自社EC及び各ECモールでの販売をはじめ、来店予約や店舗在庫のオンライン表示を行なうなど、ECと実店舗間の相互送客を推進しております。 当連結会計年度におきましては、顧客利便性の向上と専門性の訴求を目的に、オンラインショップ内の「お位牌通販ページ」を全面的にリニューアルいたしました。掲載情報の拡充により、初めてお位牌を選ばれるお客様にも分かりやすいガイダンスを提供するとともに、取り扱いラインナップを大幅に拡充することで、多様化するご供養のニーズに応える体制を整え、集客の強化を図っております。あわせて、盆用品・盆提灯の特設ページを開設し、お盆に関するアンケート結果や、地域別の人気ランキングを発表するなど、社外リリースを通じた情報発信を積極的に行ない、自社サイトへの流入促進に努めてまいりました。 (はせがわ 仏壇仏具事業(卸売販売)他) 卸売販売 他につきましては、売上高は3億24百万円(前期比1.5%増)となりました。卸売販売は、当社店舗商圏外の仏壇販売店を対象とし、「卸売販売限定商品」をはじめ、国内有数の家具メーカーと共同開発した「LIVE-ingコレクション」等の当社ならではのオリジナル仏壇を提供しております。 なお、当社グループの報告セグメント別売上高は次のとおりであります。 (報告セグメント別売上高の構成比及び前期比増減) 報告 セグメント等 の名称   区分   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比増減 金額   構成比   金額   構成比   金額   増減率 (百万円)   (%)   (百万円)   (%)   (百万円)   (%) 報告セグメント   はせがわ   仏壇 仏具 ・ 墓石   東日本   仏壇仏具   11,390   53.7   10,858   51.4   △531   △4.7 墓石   3,469   16.3   3,365   15.9   △104   △3.0 計   14,859   70.0   14,223   67.3   △636   △4.3 西日本   仏壇仏具   2,875   13.5   2,816   13.3   △59   △2.1 墓石   758   3.6   671   3.2   △87   △11.5 計   3,634   17.1   3,487   16.5   △147   △4.0 計   仏壇仏具   14,266   67.2   13,674   64.7   △591   △4.1 墓石   4,228   19.9   4,036   19.1   △192   △4.5 計   18,494   87.1   17,711   83.8   △783   △4.2 屋内墓苑   569   2.7   306   1.5   △263   △46.2 飲食・ 食品・ 雑貨   食のギフト   187   0.9   230   1.1   42   22.5 田ノ実   98   0.4   149   0.7   51   51.8 計   286   1.3   379   1.8   93   32.6 ピースフルライフサポート   130   0.6   269   1.3   138   105.9 現代仏壇   仏壇仏具(小売・卸売)   847   4.0   1,689   8.0   842   99.4 その他   はせがわ   仏壇仏具(EC販売(小売))   609   2.9   599   2.8   △9   △1.5 仏壇仏具(卸売販売) 他   319   1.5   324   1.5   4   1.5 計   928   4.4   924   4.4   △4   △0.5 調整額   △28   △0.1   △158   △0.8   △129   - 合 計   21,228   100.0   21,122   100.0   △106   △0.5 当社の報告セグメント別売上高は次のとおりであります。 (報告セグメント別売上高の構成比及び前期比増減) 報告 セグメント等 の名称   区分   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前期比増減 金額   構成比   金額   構成比   金額   増減率 (百万円)   (%)   (百万円)   (%)   (百万円)   (%) 報告セグメント   仏壇 仏具 ・ 墓石   東日本   仏壇仏具   11,390   55.8   10,858   55.4   △531   △4.7 墓石   3,469   17.0   3,365   17.2   △104   △3.0 計   14,859   72.8   14,223   72.6   △636   △4.3 西日本   仏壇仏具   2,875   14.1   2,816   14.4   △59   △2.1 墓石   758   3.7   671   3.4   △87   △11.5 計   3,634   17.8   3,487   17.8   △147   △4.0 計   仏壇仏具   14,266   69.9   13,674   69.8   △591   △4.1 墓石   4,228   20.7   4,036   20.6   △192   △4.5 計   18,494   90.6   17,711   90.4   △783   △4.2 屋内墓苑   569   2.8   306   1.6   △263   △46.2 飲食・ 食品・ 雑貨   食のギフト   187   0.9   230   1.2   42   22.5 田ノ実   98   0.5   149   0.7   51   51.8 計   286   1.4   379   1.9   93   32.6 ピースフルライフサポート   130   0.6   269   1.4   138   105.9 その他   仏壇仏具(EC販売(小売))   609   3.0   599   3.1   △9   △1.5 仏壇仏具(卸売販売) 他   319   1.6   324   1.6   4   1.5 計   928   4.6   924   4.7   △4   △0.5 合計   20,410   100.0   19,591   100.0   △818   △4.0 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10億10百万円増加し、24億5百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は4億27百万円(前連結会計年度末は1億50百万円の資金の獲得)となりました。 これは主に、退職給付に係る資産の増加額4億93百万円、仕入債務の減少額1億3百万円及び法人税等の支払額2億69百万円などの減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益6億9百万円に加え、減価償却費2億69百万円、棚卸資産の減少額2億6百万円などの増加要因があったためであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は1億90百万円(前連結会計年度末は17億18百万円の資金の使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出1億4百万円、無形固定資産の取得による支出1億31百万円などの減少要因があったものの、営業保証金の回収の純額2億67百万円及び販売保証金の回収の純額1億73百万円などの増加要因があったためであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は3億92百万円(前連結会計年度末は9億72百万円の資金の獲得)となりました。 これは主に、長期借入金の返済による支出12億80百万円及び配当金の支払額2億73百万円などの減少要因があったものの、長期借入れによる収入20億円の増加要因があったためであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ 生産実績 生産実績については、当社グループの業務形態上、重要性が乏しいため記載を省略しております。 ロ 商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績は、次のとおりであります。 事業の名称   金額(百万円)   前期比(%) 宗教用具関連事業   6,937   88.1 飲食・食品・雑貨事業   402   124.5 合計   7,340   89.5 (注)金額は、仕入価格によっております。 ハ 受注実績 受注実績については、当社グループの業務形態上、重要性が乏しいため記載を省略しております。 ニ 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、従来「その他」の区分に含めていた「ピースフルライフサポート事業」(死後事務委任・身元保証・介護施設紹介・遺産相続・遺品整理・不動産整理などの相談対応等)を、質的重要性及び量的重要性を考慮し、報告セグメント「はせがわ」の「ピースフルライフサポート」として記載する方法に変更しております。これに伴い、以下の前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析しております。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) はせがわ   仏壇仏具・墓石   17,711   95.8 屋内墓苑   306   53.8 飲食・食品・雑貨   379   132.6 ピースフルライフサポート   269   205.9 現代仏壇   仏壇仏具(小売・卸売)   1,689   199.4 報告セグメント計       20,356   100.1 その他       924   99.5 調整額       △158   - 合計       21,122   99.5 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ 経営成績等 a 財政状態 当連結会計年度末の財政状態につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 イ 財政状態」に記載のとおりであります。 b 経営成績 売上高については、新中期経営計画の初年度として、既存事業の進化発展と新規事業の拡大に注力してまいりましたが、結果として減収となりました。当連結会計年度における市況を概観すると、国内の年間死亡者数は中長期的な増加傾向にあり、当社グループの事業環境は潜在的な需要増の局面にありますが、実際のお仏壇販売件数は前期と比較すると減少しており、市況との乖離が生じております。この要因としては、伝統的な形式に縛られずに自分らしい供養を求める層や、承継者不在を理由にお仏壇の保有自体を控える層が増加し、ご供養に対する価値観が変化していることや、ホームセンターや家具販売店、ECサイトといった異業種からの新規参入が加速し、顧客の選択肢が多様化するなど市場自体の構造的な変化が起因していることが挙げられます。更には、住宅環境の省スペース化や、ライフスタイルのカジュアル化を背景に、お仏壇仏具の小型化・簡素化が一段と進行し、これが販売単価の下押し要因となっております。遺骨供養の領域においては、承継者の管理負担が少ない「樹木葬」へのニーズが急速に高まっており、従来の墓石建立と比較してリーズナブルかつ合理的な供養形態を求める傾向が定着しております。当社グループでは自社企画の樹木葬受託販売を強化し、遺骨供養全体の受注件数は堅調に推移しておりますが、伝統的な墓石と比較して低単価な商品構成へのシフトが、全体の売上構成比に影響を及ぼしております。PLS事業におきましては、既存の仏壇仏具・墓石事業のお客様に対する相続や遺品整理といった周辺サービスのクロスセルが着実に浸透しつつあります。しかしながら、多様化する消費者ニーズを全社的な収益成長に繋げるまでには至っておらず、現時点での業績への寄与は一定範囲に留まっております。利益面におきましては、円安の継続や原材料・物流コストの高騰に対し、高付加価値商品の投入や段階的な価格改定を実施しておりますが、消費者の生活防衛意識の高まりから大幅な転嫁が困難な状況にあります。また、人件費の上昇に伴う労働分配率の高止まりも依然として重い課題であり、AI・RPAの導入による定型業務の自動化といった、抜本的な利益体質への転換が不可欠な状況であると判断しております。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は211億22百万円(前期比0.5%減)となりました。 また、営業利益は7億72百万円(前期比35.9%減)、経常利益は6億97百万円(前期比44.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億91百万円(前期比67.8%減)となりました。 ロ 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、お客様の生活様式や価値観の変容に伴う、供養の簡素化が進行し、販売数量の減少や販売単価の低下を招くリスクにあります。近年では、お仏壇の購入を省略し、お位牌の代用として写真立てや分骨壺を飾るなど、伝統的な形式に縛られず、よりパーソナルな供養を求める層が一定数いらっしゃいます。こうした市場の変化に対し、当社グループでは中期経営計画の重点課題として「既存事業の進化発展」と「新規事業の成長」を掲げ、商品・サービスの開発及び提供体制の強化を推進しております。 主力である仏壇仏具事業においては、多様化するお客様のニーズを幅広く取り込むため、幅広い価格帯の ラインナップを拡充し、販売基数の維持を図っております。同時に、「H PREMIUM」、 「LIVE-ingコレクション」や、現代仏壇の商品等のデザイン性の高いオリジナル仏壇の投入により、商品の付加価値向上と販売単価の維持・向上に努めております。さらに、これまでの供養関連商品の販売に留まらず、様々な生活シーンに合わせたギフト商材の拡充や、相続・終活・不動産整理等に関するお悩み事をワンストップで解決するPLS事業を強化することで、供養の簡素化に伴う既存事業の収益リスクを相殺し、グループ全体のLTVの最大化と、持続的な成長を牽引する新たな成長エンジンの確立を目指しております。 ハ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、仏壇仏具・墓石・屋内墓苑の販売及びピースフルライフサポートを中心とする事業強化により、主にROE、売上高伸張率、売上高営業利益率、自己資本比率を主要な経営指標の目標とし、各指標の向上を目指しております。 企業としての成長戦略と財務健全性の両立を目指し、持続可能な価値創造を実現していきます。 各指標の進捗状況は次のとおりであります。 当社グループ 回次   第59期   第60期 決算年月   2025年3月   2026年3月 ROE   (%)   7.2   2.3 売上高伸張率   (%)   -   99.5 売上高営業利益率   (%)   5.7   3.7 自己資本比率   (%)   63.0   60.2 (注)第59期の売上高伸張率については、第59期より連結財務諸表を作成しているため記載しておりません。 提出会社 回次   第58期   第59期   第60期 決算年月   2024年3月   2025年3月   2026年3月 ROE   (%)   9.3   7.3   3.2 売上高伸張率   (%)   98.6   95.8   96.0 売上高営業利益率   (%)   7.6   5.9   4.4 自己資本比率   (%)   65.9   64.0   61.2 ニ セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 「はせがわ 仏壇仏具事業」については、東日本地区と西日本地区ともに、販売単価が向上したものの、販売基数が減少した結果、売上高136億74百万円(前期比4.1%減)となりました。 当連結会計年度は、多様化するニーズへの対応と他社との差別化を図るため、お仏壇の商品ブランディングを推進しております。国内有名家具メーカーと共同開発した「LIVE-ingコレクション」に加えて、最高級の品質を追求した「H PREMIUM」、自社基準の安心・安全を具現化した「HASEGAWA Standard」及び自由な祈りのスタイルを提案する「MIND STYLE」の4ブランド展開により、お客様お一人おひとりに合わせたご供養の具体化に注力いたしました。さらに、株式会社現代仏壇の洗練された商品群を、当社の販売拠点へ導入し、商品供給力と顧客接点の双方において大幅な強化を図っております。 「はせがわ 墓石事業」については、東日本地区と西日本地区ともに、樹木葬の販売が堅調に推移したものの、墓石の販売基数が減少した結果、売上高は40億36百万円(前期比4.5%減)となりました。市場の低価格化傾向に対応し販売基数を確保するため、一般墓石と樹木葬を同時にご提案できる併設型の企画・開発を推進し、お客様の選択肢を広げる併売モデルの提案に注力しております。 これらの結果、「はせがわ 仏壇仏具事業」及び「はせがわ 墓石事業」を合わせた全体での売上高は177億11百万円(前期比4.2%減)、セグメント利益は11億1百万円(前期比12.7%減)となりました。 「はせがわ 仏壇仏具事業・墓石事業」におけるセグメント資産は、東日本地区において74億91百万円(前期比8.4%減)となり、西日本地区においては19億91百万円(前期比1.9%減)となりました。 「はせがわ 屋内墓苑事業」については、各施設の特徴を活かした独自の集客施策や、リスティング広告等のデジタルを活用した販売促進活動を積極的に展開したものの、千日谷淨苑(東京都新宿区)の販売が前連結会計年度末に終了した影響を受け、販売件数は減少いたしました。これらの結果、売上高は3億6百万円(前期比46.2%減)、セグメント利益は68百万円(前期比70.7%減)、セグメント資産は33億70百万円(前期比5.1%減)となりました。 「はせがわ 飲食・食品・雑貨事業」については、従来の食のギフトに加え、生活雑貨やライフスタイルグッズを取り揃えたカタログギフトのラインナップを拡充いたしました。また、5月に田ノ実店舗の第2号店となる東京スカイツリータウン・ソラマチ店(東京都墨田区)を新規出店いたしました。これらの結果、売上高は3億79百万円(前期比32.6%増)、セグメント損失は12百万円(前期はセグメント損失8百万円)、セグメント資産は18百万円(前期比14.4%減)となりました。 「はせがわ PLS事業」については、お客様の相談対応の品質向上を図るとともに、サービスの認知拡大と相談件数の増加を目的として、対面及びオンラインによる無料セミナーの開催、テレビCM、WEB広告等の各種プロモーションを積極的に実施いたしました。また、当社の店舗ネットワークを活用した相談導線の整備やコールセンター機能の強化、パートナー企業との連携拡充を進めることで、ご供養から終活・相続、さらには不動産領域へとシームレスにつなげる体制を構築しております。これらの結果、売上高は2億69百万円(前期比105.9%増)、セグメント損失は11百万円(前期はセグメント損失2百万円)、セグメント資産は5百万円(前期比161.1%増)となりました。 「現代仏壇 仏壇仏具事業」については、伝統技法やサステナブルな素材を用いた高付加価値商品の開発を推進するとともに、多様化する手元供養ニーズに応える新ジャンルの拡充を図り、ブランド価値の向上に努めました。また、これまでに培われてきた商品ブランドを維持しつつ、当社が保有する多店舗運営のノウハウを転用し、各販売拠点の営業効率を高めることに注力いたしました。これらの結果、売上高は16億89百万円(前期比99.4%増)、セグメント損失は85百万円(前期はセグメント損失9百万円)、セグメント資産は18億5百万円(前期比1.0%増)となりました。 「その他」については、EC販売において、自社サイトの利便性向上や積極的な情報発信を通じたEC販売の集客強化を図るとともに、卸売販売においては、店舗商圏外の販売店を対象としたオリジナル商品の提供による卸売販売の展開に注力いたしました。これらの結果、売上高は9億24百万円(前期比0.5%減)、セグメント損失は64百万円(前期はセグメント損失56百万円)、セグメント資産は2億21百万円(前期比38.0%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 イ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ロ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a 資金需要 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品仕入代金の支払資金のほか、人件費及び販売促進費等の販売費及び一般管理費であります。 投資を目的とした資金需要のうち主なものは、新規出店、店舗移転、既存店舗の改装等に係る設備投資や、墓石販売に伴う建墓権取得のための営業保証金の差入れ及び屋内墓苑販売業務委託契約に伴う販売保証金の預託等によるものであります。 b 財政政策 当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または銀行借入により資金調達することとしております。 このうち、借入による資金調達に関しましては、運転資金につきましては短期借入金により調達することとしており、設備投資、営業保証金(建墓権)及び販売保証金に係る資金につきましては長期借入金(原則として5年以内)により調達することとしております。 また、運転資金の効率的な調達を行なうため取引銀行5行と当座貸越契約(当座貸越極度額合計30億円)を締結しております。 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は46億64百万円、有利子負債依存度は22.0%となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 連結財務諸表の作成にあたりましては、一定の会計基準の範囲内で見積りが行なわれている部分があり、過去の実績や現在の状況等を勘案し、合理的と考えられる見積り及び判断を行なっております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、見積り特有の不確実性により、翌連結会計年度の財政状態及び経営成績に重要な影響が及ぶ可能性があるものとして、営業保証金の評価、販売保証金の評価及び店舗固定資産の減損について「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 その他の会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (棚卸資産の評価) 当社グループの棚卸資産の評価につきましては、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により評価損を計上しております。今後、市場状況の悪化により収益性の低下の事実を新たに反映する必要が生じた場合、棚卸資産の評価損を計上する可能性があります。 (繰延税金資産の回収可能性の評価) 繰延税金資産の回収可能性の判断につきましては、将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は、将来の課税所得の見積りに依存するため、将来において当社グループを取り巻く環境に大きな変化があった場合など、その見積額が変動した場合は、繰延税金資産の回収可能性が変動し、繰延税金資産の取崩又は追加計上の可能性があります。

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開示資料

出典

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