概要
ヒラキは、自社企画開発の靴・履物を中心に、衣料や日用雑貨を扱う小売企業である。1978年に神戸市で「靴のヒラキ」として創業し、現在は通信販売、店舗販売、卸販売の3つの事業を展開する。2025年3月期の連結売上高は119億円、従業員数は234人。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
通信販売・店舗販売・卸販売の3事業
ヒラキの事業は3つのセグメントで構成される。通信販売事業はカタログとインターネットを通じて靴を中心に販売する。店舗販売事業は総合ディスカウントストアと靴専門店を運営し、兵庫県や大阪府を中心に展開している。卸販売事業は大手小売店や量販店向けに商品を供給する。2025年3月期のセグメント別売上高は、通信販売が52億円、店舗販売が65億円、卸販売が1億円である。店舗販売事業が最大の売上を占める一方、通信販売事業は前期比15%減と落ち込んだ。
自社企画開発によるオリジナル商品の重視
ヒラキは「お客様が本当に欲しいと思われる商品を、気持ちよく買っていただくこと」をポリシーに、自社で企画・開発したオリジナル商品を中心に販売している。低価格を強みとしながらも、品質を確保するため、中国の子会社「上海平木福客商業有限公司」を通じて海外生産委託メーカーと協力体制を築いている。2025年3月期には「立ったまま履ける『SP-ON』」が通信販売で12万足、店舗販売で7万足を販売するなど、ヒット商品も生まれている。ただし、全体的には消費者の節約志向や残暑の影響で秋冬商品が伸び悩んだ。
収益悪化と中期経営計画による再建
ヒラキの売上高は2013年3月期の206億円をピークに減少傾向にあり、2025年3月期は119億円と前期比8.2%減となった。営業損失は3億円、親会社株主に帰属する当期純損失は4億円と赤字が続いている。これに対し、同社は2024年度から2026年度までの中期経営計画を策定し、自己資本利益率(ROE)5%以上、自己資本比率47%を目標に掲げる。具体的にはオリジナル商品の開発強化、在庫の適正化、固定費削減、靴専門店の標準化と出店拡大に取り組む方針である。
業界の中での役割は靴・履物のSPA型小売企業にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 店舗販売事業 | 65億円 | 55.1% | 1億円 | 1.5% |
| 通信販売事業 | 52億円 | 44.1% | 0億円 | 0.0% |
| 卸販売事業 | 1億円 | 0.8% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01通信販売主力
自社企画開発による靴を中心とした商品を、カタログ・インターネット販売で提供。幅広い顧客に直接販売する。
- カタログ通販
- 靴を中心とした商品を掲載したカタログを発行し、注文を受ける。
- インターネット通販
- 自社ウェブサイトで靴や衣料、日用雑貨を販売。
02小売主力
靴を中心とした総合ディスカウントストアと靴専門店を運営し、店舗販売を行う。地域密着型の店舗展開。
- 総合ディスカウントストア
- 靴を中心に衣料・日用雑貨を低価格で販売する店舗。
- 靴専門店
- 靴に特化した専門店で、豊富な品揃えを提供。
03卸売準主力
大手小売店、量販店等への卸販売を行い、自社企画商品の販路を拡大している。
- 卸販売
- 自社企画の靴・衣料等を大手小売店や量販店に卸す。
製品と技術
靴・履物を中心とした商品構成
ヒラキの主力商品は自社企画開発による靴・履物である。直輸入商品を中心に、婦人靴、紳士靴、子供靴、スリッパ、サンダルなどを幅広く取り扱う。2025年3月期には「SP-ON」という立ったまま履ける靴を投入し、通信販売で12万足、店舗販売で7万足を販売した。また、低価格帯の販売促進商品を春夏・秋冬で800点以上投入するなど、品揃えの充実を図っている。衣料品や日用雑貨も扱うが、靴・履物が売上の中心である。
通信販売におけるカタログとECの併用
通信販売事業では、カタログとインターネット販売の両方を展開している。従来はカタログが主体だったが、コスト増とレスポンス率低下を受けてECへのシフトを進めている。2025年3月期にはインフルエンサーとのコラボ商品を19点投入し、30代を中心に新規顧客を獲得した。また、上場20周年キャンペーンとして感謝価格商品や謝恩クーポンを配布するなど、販促施策にも注力している。しかし、受注件数は前年を下回り、売上高は52億円と減少した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
小売業でシューズ販売、売上減と業績悪化で再建課題
ヒラキは、小売業に属し、同業他社である光フードサービス、トライアルホールディングス、INGS、インターメスティック、まんだらけと比較される企業である。主にシューズ等の小売を手掛け、2024年3月期の売上高133億円から2026年3月期に119億円へ減少しており、営業利益率も2025年3月期の0%から2026年3月期にはマイナス2.52%へ悪化している。業界内では、トライアルホールディングスのような大規模小売チェーンが台頭し、低価格競争が激化する中で、当社は中規模事業者として苦戦している。同業のマンダラケはニッチな商品構成で差別化を図るが、当社は一般的なシューズ小売に留まり、差別化要素が乏しい。売上減少と利益悪化は、消費者ニーズの変化や競争激化への対応不足が要因と考えられ、品揃えの見直しやコスト削減、オンライン販売強化などの再建策が急務である。
強み
- 地域に根ざした店舗網を有し、顧客との直接的な接点を確保している。
- シューズに特化した商品知識と品揃えで、一定の顧客ニーズに対応。
- 小売業での歴史があり、ブランド認知度と顧客ロイヤルティを持つ。
- 不採算部門の見直しや店舗運営効率化で、改善の可能性を有する。
課題
- 売上が3期連続で減少しており、需要減退が深刻な状況。
- 営業利益率がマイナスに転じ、早期の収益回復が不可欠。
- 大手チェーンやニッチ企業との競争で、独自の強みを打ち出す必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がヒラキ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3536アクサスホールディングス | 39億円 | 12.9倍 |
| 2 | 3133海帆 | 39億円 | — |
| 3 | 386Aみのや | 38億円 | 22.3倍 |
| 4 | 3138富士山マガジンサービス | 38億円 | 82.2倍 |
| 5 | 3059ヒラキ | 37億円 | — |
| 6 | 3224ゼネラル・オイスター | 37億円 | — |
| 7 | 7694いつも | 35億円 | 22.5倍 |
| 8 | 3358Trailhead Global Holdings | 35億円 | 55.2倍 |
| 9 | 7129ミアヘルサホールディングス | 33億円 | 16.3倍 |
| 10 | 7571ヤマノホールディングス | 32億円 | 14.9倍 |
| 11 | 7640トップカルチャー | 32億円 | 99.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 41件
靴の小売店として創業した1978年
1978年4月、神戸市須磨区中島町において「靴のヒラキ」の称号で靴の小売業を目的に、資本金1,000万円でヒラキ商事株式会社が設立された。同年4月には神戸市西区に「岩岡店」を出店し、実店舗での販売を開始した。創業当時から靴専門の小売業として地域密着型の展開を志向していた。
通信販売と卸販売への進出(1987〜1988年)
1987年7月、ヒラキ通販株式会社より通信販売業務を譲り受け、通信販売事業を開始した。同年12月にはヒラキ工業株式会社(現・株式会社マヤハ)から靴の部品製造販売の営業権を譲受し、商号をヒラキ株式会社に変更した。1988年1月にはヒラキ産業株式会社と合併し、靴や雑貨品の委託販売を開始した。これにより、通信販売と卸販売の2つの販路が加わり、小売のみならず多角的な事業構造へと転換した。
上場と中国子会社設立(2004〜2006年)
2004年2月には100%子会社「ヒラキ不動産管理有限会社」を設立し、不動産管理事業に参入した。同年6月には東京営業所兼ショールームを東京都新宿区に開設し、卸販売事業の東京拠点を強化した。2005年6月には中国上海市に「上海平木福客商業有限公司」を設立し、自社企画商品の調達拠点を確保した。2006年11月、東京証券取引所市場第二部に株式を上場し、資本市場での資金調達が可能となった。
靴専門店の大量出店と市場区分変更(2016〜2026年)
2016年10月に靴専門店「サンパティオ庄内店」を大阪府豊中市に出店して以降、ヒラキは靴専門店の出店を加速させた。2020年から2026年にかけて、イズミヤ昆陽店、フレンテ西宮店、つかしん店など、兵庫県・大阪府・京都府に計16店舗を新設した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第二部からスタンダード市場に移行した。専門店の出店は店舗販売事業の売上を下支えしているが、競合の影響や費用増加により収益性は課題となっている。
年表41件を開く
1970年代
- 1978年4月創業神戸市須磨区中島町において「靴のヒラキ」の称号で靴の小売業を目的にヒラキ商事株式会社として資本金10,000千円で設立
- 1978年4月「岩岡店」出店(神戸市西区)
1980年代
- 1987年7月ヒラキ通販株式会社より通信販売の業務を譲受(現 通信販売事業)
- 1987年12月商号変更ヒラキ工業株式会社(現 株式会社マヤハ)より靴の部品製造販売の営業権を譲受、商号をヒラキ株式会社に変更
- 1988年1月M&Aヒラキ産業株式会社と合併し、靴、雑貨品の委託販売開始(現 卸販売事業)
- 1989年11月「日高店」出店(兵庫県豊岡市)
1990年代
- 1990年9月「龍野店」出店(兵庫県たつの市)
- 1994年1月須磨営業所(現 須磨本部)開設(神戸市須磨区)
- 1999年12月靴の部品製造部門を廃止
2000年代
- 2004年2月100%子会社ヒラキ不動産管理有限会社(連結子会社)を設立(神戸市須磨区)
- 2004年6月卸販売事業部(現 卸販売部)の新拠点「東京営業所兼東京ショールーム」オープン(東京都新宿区)
- 2005年5月須磨営業所を神戸営業所(現 須磨本部)に名称変更
- 2005年6月100%子会社上海平木福客商業有限公司(連結子会社)を設立(中国上海市)
- 2006年11月上場株式会社東京証券取引所市場第二部に株式を上場
- 2008年10月M&Aヒラキ不動産管理有限会社(連結子会社)を吸収合併
- 2009年2月東京営業所兼東京ショールーム移転(東京都台東区)
- 2009年10月「姫路店」出店(兵庫県姫路市)
2010年代
- 2010年2月「日高店」新築移転(兵庫県豊岡市)
- 2010年10月開発商品事業部(通信販売事業・卸販売事業)とディスカウント事業部(現 店舗販売事業部)の2事業部体制
- 2010年10月神戸営業所を神戸本部(現 須磨本部)に名称変更
- 2011年10月本社移転(神戸市西区)、神戸本部を須磨本部に名称変更
- 2016年10月靴専門店「サンパティオ庄内店」出店(大阪府豊中市)
- 2019年4月ディスカウント事業部を店舗販売事業部に名称変更
2020年代
- 2020年4月靴専門店「イズミヤ昆陽店」出店(兵庫県伊丹市)
- 2020年6月靴専門店「フレンテ西宮店」出店(兵庫県西宮市)
- 2020年10月靴専門店「イズミヤ小林店」出店(兵庫県宝塚市)
- 2021年8月靴専門店「つかしん店」出店(兵庫県尼崎市)
- 2021年11月靴専門店「イズミヤ八幡店」出店(京都府八幡市)
- 2021年11月靴専門店「トナリエ南千里アネックス店」出店(大阪府吹田市)
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
- 2022年9月靴専門店「今福ファミリータウン店」出店(大阪市城東区)
- 2022年10月靴専門店「塚口さんさんタウン店」出店(兵庫県尼崎市)
- 2023年7月靴専門店「リノアス八尾店」出店(大阪府八尾市)
- 2023年11月靴専門店「ダイエー東大阪店(現 イオンスタイル東大阪店)」出店(大阪府東大阪市)
- 2024年2月靴専門店「セブンパーク天美店」出店(大阪府松原市)
- 2025年2月靴専門店「アルプラザ香里園店」出店(大阪府寝屋川市)
- 2025年10月靴専門店「コア古川橋店」出店(大阪府門真市)
- 2025年11月靴専門店「ビバモール美原南インター店」出店(大阪府堺市)
- 2025年12月靴専門店「ウイステ野田店」出店(大阪市福島区)
- 2026年2月靴専門店「エビスタ西宮店」出店(兵庫県西宮市)
- 2026年3月靴専門店「アマスタアマセン店」出店(兵庫県尼崎市)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で234人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は485万円で、9期前と比べて+5.7%。平均年齢は46.5歳、平均勤続年数は17.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 264 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 256 | — |
| 2019年3月 | 459 | 43.9 | 14.5 | 251 | — |
| 2020年3月 | 459 | 45.0 | 14.4 | 255 | — |
| 2021年3月 | 462 | 46.0 | 14.9 | 262 | — |
| 2022年3月 | 466 | 45.3 | 15.1 | 252 | — |
| 2023年3月 | 466 | 45.1 | 15.5 | 251 | — |
| 2024年3月 | 468 | 45.3 | 15.8 | 250 | — |
| 2025年3月 | 472 | 45.5 | 16.5 | 240 | 0 |
| 2026年3月 | 485 | 46.5 | 17.0 | 234 | −128 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 0 / 海外 1、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 海外上海平木福客商業有限公司中国 上海市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は119億円、営業利益は-3億円。前期と比べると減収で、売上が-8.5%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 125億円 | 119億円 |
| 営業利益 | 2億円 | -3億円 |
| 純利益 | 1億円 | -4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥20 | ¥20 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は31億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−18.4%、営業利益は−50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 33 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 38 | 2 | 5.3 | 1 |
| 2024年2Q | 30 | −2 | −6.7 | −1 |
| 2024年3Q | 34 | 1 | 2.9 | 1 |
| 2024年4Q | 31 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 65 | 1 | 1.5 | 0 |
| 2025年4Q | 65 | −1 | −1.5 | −8 |
| 2026年2Q | 61 | −1 | −1.6 | −1 |
| 2026年4Q | 58 | −2 | −3.4 | −3 |
| 2027年1Q | 31 | 1 | 3.2 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は206億円から119億円へ58%に減った。直近期の営業利益率は-2.5%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 206 | — | 5 | — | 3 |
| 2014年3月 | 200 | — | 8 | — | 4 |
| 2015年3月 | 178 | — | 5 | — | 2 |
| 2016年3月 | 179 | — | 5 | — | 3 |
| 2017年3月 | 182 | — | 8 | — | 5 |
| 2018年3月 | 178 | — | 11 | — | 7 |
| 2019年3月 | 169 | — | 8 | — | 6 |
| 2020年3月 | 159 | — | 5 | — | 3 |
| 2021年3月 | 160 | — | 9 | — | 6 |
| 2022年3月 | 152 | — | 7 | — | 5 |
| 2023年3月 | 143 | — | 2 | — | 1 |
| 2024年3月 | 133 | — | 0 | — | 0 |
| 2025年3月 | 130 | 0 | 0 | 0.0 | −8 |
| 2026年3月 | 119 | −3 | −3 | −2.5 | −4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高119億円のうち、営業利益として残るのは-3億円で-2.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-4億円、売上の-3.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金55.5%66億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.1%56億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.5%-3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが−1億円、投資CFが23億円で、差し引きのフリーCFは22億円。この組み合わせは「資産取り崩し型」にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面。期末の手元現金は46億円で、売上の4.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 8 | 0 | −2 | 8 | 23 |
| 2014年3月 | 10 | −15 | 10 | −5 | 28 |
| 2015年3月 | 4 | −2 | −2 | 2 | 28 |
| 2016年3月 | 17 | −14 | −8 | 3 | 23 |
| 2017年3月 | 9 | −4 | 0 | 5 | 28 |
| 2018年3月 | 17 | −6 | −13 | 11 | 26 |
| 2019年3月 | 4 | 0 | −8 | 4 | 22 |
| 2020年3月 | 7 | 2 | −5 | 9 | 26 |
| 2021年3月 | 13 | −7 | −5 | 6 | 28 |
| 2022年3月 | 7 | 0 | −4 | 7 | 31 |
| 2023年3月 | −9 | 7 | −3 | −2 | 26 |
| 2024年3月 | 14 | −9 | −3 | 5 | 29 |
| 2025年3月 | 2 | 0 | −3 | 2 | 27 |
| 2026年3月 | −1 | 23 | −3 | 22 | 46 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は144億円。このうち返さなくてよい自己資本が60億円で、自己資本比率は41.6%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 161 | 46 | 115 | 28.5 |
| 2014年3月 | 176 | 46 | 130 | 26.2 |
| 2015年3月 | 177 | 49 | 128 | 27.6 |
| 2016年3月 | 173 | 47 | 126 | 27.1 |
| 2017年3月 | 180 | 54 | 126 | 30.1 |
| 2018年3月 | 173 | 58 | 115 | 33.6 |
| 2019年3月 | 168 | 64 | 104 | 37.9 |
| 2020年3月 | 166 | 66 | 100 | 39.6 |
| 2021年3月 | 171 | 71 | 100 | 41.5 |
| 2022年3月 | 167 | 74 | 93 | 44.3 |
| 2023年3月 | 164 | 75 | 89 | 45.3 |
| 2024年3月 | 163 | 74 | 89 | 45.2 |
| 2025年3月 | 150 | 65 | 85 | 43.2 |
| 2026年3月 | 144 | 60 | 84 | 41.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで322社中80位あたり、逆に低いのは営業利益率で322社中303位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥711で、1年前と比べて-12.9%。過去52週の値幅のなかでは8%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 34.6倍 |
| PBR | 0.58倍 |
| 配当利回り | 2.81% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は711円で、52週安値699円に近く、上値の重い展開が続いています。直近1ヶ月でほぼ横ばい(-0.14%)で、25日移動平均線711円とほぼ同水準です。出来高は非常に少なく、7月2日などは900株と低調で、売買が低迷しています。200日線786円を大きく下回っており、中期的な下降トレンドが続いています。ただし、RSIは45と中立圏で、底入れの可能性も示唆しています。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)。
予想PERは34.6倍と業界平均41.45倍より低いが、PBRは0.5767倍と割安感がある。ただし、ROEは-6.8%と赤字で、配当利回り2.81%は業界平均13.55%を大幅に下回る。業績悪化が続き、割安指標も業績不振を反映している。割高と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 34.6倍 | — |
| PBR | 0.58倍 | 2.44倍 |
| ROE | -6.8% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、赤字からの回復と再成長の可能性。売上高は減少し、営業赤字が続く。強気派はPBR 0.58倍と低評価、配当利回り2.81%を下支えとみる。弱気派は業績悪化傾向と競争激化で改善見込みに乏しいとみる。
- 低PBRと高配当
PBR 0.58倍、配当利回り2.81%で下値堅い。
- コスト削減効果
経費削減で赤字縮小の可能性。
- 既存店の立て直し
不採算店舗の整理で収益改善。
- PBR0.58倍と純資産の約半分の株価継続影響中
時価総額37億円に対し純資産は約64億円(PBR0.5767)。資産価値から見た割安感が下値を支える。
- 最終赤字が▲8億円から▲4億円に半減通年影響中
2026年3月期の純損失は4億円と前期の8億円から改善。赤字縮小が続けば黒字転換への期待が高まる。
- 配当利回り2.81%が下値を支える継続影響弱
赤字決算でも配当利回り2.81%を維持。インカム狙いの買いが下値を支える。
- 来期予想PER34.6倍は黒字転換期待決算発表後影響中
時価総額37億円÷予想PER34.6倍で来期純利益約1億円の予想を示す。黒字転換が評価されれば株価に反映される。
- 売上減少継続
売上高は2023年3月期から減少が続く。
- 営業赤字
2026年3月期は営業損失2.52%。
- 競争環境厳しい
同業他社との価格競争で利益率が圧迫。
- 売上高が3期連続減収(133→119億円)継続影響強
2026年3月期売上高119億円は前期比▲8.5%減。需要減退が続き、増収に転じるメドが立たない。
- 営業損失3億円で黒字化が遠のく通年影響強
2026年3月期の営業損失は3億円(率▲2.52%)。売上高減少が続けば損失はさらに拡大する。
- ROE-6.8%と自己資本の棄損リスク通年影響中
ROE-6.8%は毎年自己資本が約6.8%減る計算。PBR0.58倍でも純資産の棄損で割安感が薄れる。
- 時価総額37億円の超小型株で流動性低い継続影響弱
時価総額37億円と小さく、外国人保有も0.23%。売買が細ると価格発見が機能しにくい。
- 売上高成長率
- 既存店の回復と新規出店の動向。
- 営業損益
- 黒字転換の時期と規模。
- 既存店売上高
- 顧客需要の持続性を測る。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり20円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは2.81%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 22 | — | 20.3 |
| 2018年3月 | 20 | −9.1 | 13.7 |
| 2019年3月 | 20 | 0.0 | 17.4 |
| 2020年3月 | 20 | 0.0 | 30.9 |
| 2021年3月 | 20 | 0.0 | 17.3 |
| 2022年3月 | 20 | 0.0 | 21.3 |
| 2023年3月 | 20 | 0.0 | 77.7 |
| 2024年3月 | 20 | 0.0 | — |
| 2025年3月 | 20 | 0.0 | — |
| 2026年3月 | 20 | 0.0 | — |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥20
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ17,357人。区分でいちばん多いのは個人・その他で64.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.0%を占め、残る65.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 56.4 | 57.0 | 57.1 | 59.5 | 62.2 | 64.3 |
| 金融機関 | 20.1 | 20.1 | 20.1 | 19.8 | 18.4 | 17.8 |
| 事業法人 | 19.7 | 18.8 | 18.1 | 17.7 | 17.4 | 17.2 |
| 自己株式 | 5.5 | 5.5 | 5.6 | 5.6 | 5.6 | 5.6 |
| 証券会社 | 1.5 | 2.3 | 1.8 | 1.3 | 1.1 | 0.6 |
| 外国法人 | 2.3 | 1.8 | 2.9 | 1.7 | 0.8 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位12者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 株式会社マヤハ | 14.59 |
| 02 | 神戸信用金庫 | 4.87 |
| 03 | ヒラキ従業員持株会 | 4.58 |
| 04 | 株式会社みなと銀行 | 4.09 |
| 05 | 平木 和代 | 3.78 |
| 06 | 株式会社山陰合同銀行 | 3.57 |
| 07 | 兵庫県信用農業協同組合連合会 | 2.13 |
| 08 | 梅木 孝雄 | 1.88 |
| 09 | 株式会社山口銀行 | 1.57 |
| 10 | 上野 万弓 | 0.99 |
| 11 | 平木 裕子 | 0.99 |
| 12 | 埜邨 治子 | 0.99 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位12者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−230%、1株純資産は14期で+31%。直近期のROEは-6.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 67 | 938 | 7.7 | 8.3 | 29.5 |
| 2014年3月 | 80 | 945 | 8.5 | 8.1 | 25.2 |
| 2015年3月 | 46 | 1,002 | 4.7 | 15.5 | 43.3 |
| 2016年3月 | 59 | 965 | 6.0 | 12.5 | 33.3 |
| 2017年3月 | 108 | 1,110 | 10.4 | 9.0 | 20.3 |
| 2018年3月 | 150 | 1,196 | 13.0 | 9.1 | 13.7 |
| 2019年3月 | 113 | 1,309 | 9.1 | 8.5 | 17.4 |
| 2020年3月 | 66 | 1,354 | 5.0 | 13.2 | 30.9 |
| 2021年3月 | 115 | 1,457 | 8.2 | 9.5 | 17.3 |
| 2022年3月 | 96 | 1,523 | 6.4 | 10.7 | 21.3 |
| 2023年3月 | 23 | 1,531 | 1.5 | 43.9 | 77.7 |
| 2024年3月 | −3 | 1,511 | −0.2 | — | — |
| 2025年3月 | −159 | 1,332 | −11.2 | — | — |
| 2026年3月 | −88 | 1,233 | −6.8 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額77百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 梅木孝雄 | 代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者 | 65 | 97,000 |
| 阿曽薫 | 取締役 専務執行役員 開発商品事業部・店舗販売事業部統括 | 64 | 200 |
| 髙下幸弘 | 取締役 常務執行役員 経営戦略室長 兼現業支援本部長 兼総務部長 | 56 | 5,500 |
| 堀内秀樹 | 取締役 執行役員 生野事業所長 兼品質管理部長 | 62 | 30,100 |
| 朝家修 | 取締役 | 63 | 2,900 |
| 船瀬紗代子 | 取締役 | 42 | 1,500 |
| 中垣聖一 | 監査役(常勤) | 62 | 15,900 |
| 熊尾弘樹 | 監査役 | 78 | 1,100 |
| 山田良種 | 監査役 | 71 | 400 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 60 | 60 | 15 |
| 社外取締役 | 4 | 9 | 9 | 2 |
| 監査役 | 1 | 8 | 8 | 8 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容434字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,139字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,448字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,784字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第49期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-29
- 半期報告書半期報告書-第49期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第48期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-30
- 半期報告書半期報告書-第48期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第47期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第47期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第46期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
関連する企業
関連企業