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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

トップカルチャー

TOP CULTURE Co.,Ltd.7640 · Standard · 小売業

新潟地盤に蔦屋書店を核とした複合店舗を展開。日常的エンターテイメントを提供する地域密着型小売グループ。

概要

トップカルチャーは新潟県新潟市に本社を置く小売企業である。1986年の創業以来、カルチュア・コンビニエンス・クラブとフランチャイズ契約を結び、書籍・文具・雑貨・音楽ソフトなどを一体化した大型複合店「蔦屋書店」を中心に事業を展開する。2025年10月期の連結売上高は173億円、グループ全体の店舗数は100店舗にのぼる。

蔦屋書店を核とする大型複合店事業

トップカルチャーの主軸事業は、蔦屋書店のフランチャイズ運営である。書籍、文具、雑貨、音楽・映像ソフトの販売とレンタルを一店舗に集約し、家族連れが一日中過ごせる空間を提供する。店舗規模は300坪から最大3,000坪まで幅広く、2011年以降は1,800坪以上の超大型店を積極的に出店した。2025年10月末時点で46店舗を運営し、売上高154億円を計上する。同事業の中でも書籍の販売が売上の約6割を占め、EC販売の強化やオリジナル企画の展開により収益改善を図っている。

ゲーム・トレカから訪問看護まで広がるグループ事業

連結子会社4社が多様な事業を担う。㈱トップブックスはゲーム・トレーディングカード事業を展開し、「古本市場トップブックス」などの店舗で中古品の買取・販売を行う。㈱グランセナフットボールクラブはサッカークラブの運営やスクール、保育園を手掛けるスポーツ関連事業である。㈱ワーグルスタッフサービスは精神疾患・認知症に特化した訪問看護事業を運営し、㈱メソッドカイザーはタリーズコーヒーのフランチャイズによる飲食事業を展開する。2025年10月期の各事業の売上高は、ゲーム・トレカ事業が5.1億円、スポーツ関連が2.7億円、訪問看護が2.1億円、飲食事業が12.1億円である。

新潟を地盤に10都県へ広がる店舗網

グループ全体の店舗数は2025年10月末時点で100店舗に達する。本拠地の新潟県内に41店舗と最も多く、次いで長野県18店舗、埼玉県13店舗、群馬県9店舗、茨城県6店舗、宮城県6店舗と関東・東北地方に集中する。首都圏では神奈川県2店舗、東京都3店舗、千葉県1店舗を構え、さらに岩手県2店舗、静岡県1店舗と東北・東海地方にも進出している。蔦屋書店事業の46店舗に加え、ゲーム・トレカ事業31店舗、飲食事業23店舗が各地で営業する。

縮小する売上高と黒字化への道筋

売上高は2012年10月期の331億円をピークに長期減少傾向にあり、2025年10月期には173億円まで落ち込んだ。2020年代に入り営業損失が常態化し、2025年10月期は営業損失4億円、純損失7億円を計上した。中期経営計画(2024~2026年度)では、書店事業への集中とEC販売の強化、売場改装による収益改善を掲げ、2026年10月期に売上高181億円、営業利益4.5億円、EBITDA9.1億円の達成を目標とする。店舗数の減少(2023年113店→2025年100店)が売上を押し下げる一方、既存店の生産性向上に取り組む。

業界の中での役割は地域密着型複合小売業(書店チェーン運営)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
173億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-2.3%
純利益
-7億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01蔦屋書店事業主力

大型複合店舗「蔦屋書店」で書籍、文具、雑貨、音楽・映像ソフトの販売とレンタルを行う。日常生活に密着したエンターテイメントを提供する。

主な製品・サービス1
蔦屋書店
書籍・文具・雑貨・音楽・映像ソフトの販売およびレンタルを一体化した大型店舗。

02ゲーム・トレーディングカード事業準主力

古本、ゲーム、トレーディングカード、音楽・映像ソフトの販売・買取を「古本市場トップブックス」「ふるいちトップブックス」で展開。

主な製品・サービス1
古本市場トップブックス
古本、ゲーム、トレカなどの買取・販売を行うリユース店舗。

03スポーツ関連事業副次

サッカークラブ「グランセナ新潟」の運営、サッカースクール、サッカースタジアム、保育園の運営。地域スポーツの振興に貢献。

主な製品・サービス2
グランセナサッカースクール
サッカー教室。
グランセナ新潟サッカースタジアム
サッカー競技場の運営。

04訪問看護事業その他

「脳とこころの訪問看護ステーション」を運営し、精神疾患・認知症を中心とした訪問看護サービスを提供。

05飲食事業その他

タリーズコーヒーのフランチャイズ運営。

主な製品・サービス1
タリーズコーヒー
コーヒーショップのフランチャイズ運営。

製品と技術

蔦屋書店の大型複合店モデル

同社の中心的な商品・サービスは、蔦屋書店ブランドによる大型複合店である。店舗内では書籍、文具、雑貨、音楽CD、映像DVD・Blu-rayの販売に加え、レンタルサービスも提供する。売場面積は300坪から3,000坪まで多様で、2010年代以降は1,800坪以上の超大型店を主力とした。店内にはタリーズコーヒーや買取大吉などの併設テナントを配置し、顧客の滞在時間を延ばす工夫を施す。2025年にはサントリーグループの「TAG LIVE LABEL」自動販売機を38店舗に導入したほか、韓国食品専門コーナー「韓ビニ」やコスメセレクトショップ「NOIN beauty」を試験的に展開している。

古本市場トップブックスによるゲーム・トレカ事業

連結子会社の㈱トップブックスが運営するゲーム・トレーディングカード事業は、中古書籍、ゲームソフト、トレーディングカードの買取と販売を主な業務とする。店舗ブランドは「古本市場トップブックス」と「ふるいちトップブックス」の2系統で展開し、蔦屋書店の店内に併設されるケースも多い。2025年10月期の売上高は5.1億円と前年比33.5%増と成長しており、特にトレーディングカードの需要が牽引している。日替わりセールで開店前から行列ができる店舗もある。

グランセナ新潟のスポーツ関連事業

㈱グランセナフットボールクラブは、アマチュアリーグに所属する「グランセナ新潟フットボールクラブ」の運営を軸に、サッカースクール、サッカースタジアム、そして「グランセナ保育園」を運営する。スポーツを通じた地域貢献と健康増進を目的とし、2025年10月期の売上高は2.7億円と前年比8.0%増。サッカークラブの活動に加え、施設の貸出やスクール事業が収益を支える。

タリーズコーヒーを核とする飲食事業

2023年6月に子会社化した㈱メソッドカイザーが手掛ける飲食事業は、タリーズコーヒーのフランチャイズ運営が中心である。蔦屋書店の店内に併設する形態と独立店舗の両方で展開し、2025年10月末時点で23店舗を運営する。売上高は12.1億円(前期比5.7%増)で、グループ内では蔦屋書店事業に次ぐ規模。120席超の大型店では買い物客の休憩需要を取り込み、書店事業とのシナジー効果を生み出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

新潟地盤の書店チェーン、赤字転落中

トップカルチャーは新潟県を中心に書店・CD/DVD販売を展開する小売企業。業界内では地域密着型の小型チェーンであり、全国展開する書店チェーンや総合スーパーとの競合にさらされている。同業他社の光フードサービスやトライアルホールディングスと比べると売上規模は小さく、収益性も劣る。直近3期の売上は減少傾向で、営業赤字が継続しており、財務体質の脆弱さが課題。一方で、地域に根ざした店舗運営や、書籍以外の商品構成で差別化を図っている。

強み

  • 新潟県を中心に店舗を展開し、地域のニーズに合わせた品揃えやサービスを提供。
  • 書籍に加え、CD・DVDや文具なども扱い、ワンストップで買い物できる利便性。
  • 地域での歴史があり、地元顧客からの信頼やブランド認知度を獲得。
  • 規模は小さいが固定費が低く、立地に応じた柔軟な出店・閉店が可能。

課題

  • 直近3期連続で営業赤字、売上減少が続き、収益改善が急務。
  • 電子書籍や動画配信サービスの普及で、紙媒体需要が減少し市場が縮小。
  • 大型チェーンに比べ仕入れ交渉力や物流効率で劣り、コスト競争力が低い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がトップカルチャー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13059ヒラキ37億円
27694いつも35億円22.5倍
33358Trailhead Global Holdings35億円55.2倍
47129ミアヘルサホールディングス33億円16.3倍
57640トップカルチャー32億円99.0倍
67571ヤマノホールディングス32億円14.9倍
73372関門海31億円24.4倍
8138A光フードサービス31億円20.4倍
93550スタジオアタオ30億円19.7倍
102722IKホールディングス30億円12.7倍
113071ストリーム30億円19.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 31件

創業と蔦屋書店1号店の開店(1986-1987)

1986年12月、新潟市女池に資本金1,000万円で㈱トップカルチャーを設立。翌1987年5月、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とフランチャイズ契約を締結し、蔦屋書店部門1号店「県庁前店」(現・新潟中央インター店)を300坪の大型複合店として開店した。当時としては珍しい、書籍・文具・音楽・映像を一店舗に集約した業態は地域の注目を集め、以後の出店拡大の礎となった。

首都圏進出と東証一部上場(2002-2005)

1996年に長野県へ初の県外出店を果たした後、2002年12月に神奈川県厚木市、2003年10月に東京都多摩市、同年11月に群馬県へと首都圏への進出を加速させた。2000年4月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、2001年10月に東京証券取引所市場第二部へ上場。2005年4月には市場第一部へ指定替えとなり、同月に埼玉県へも進出した。この間、新潟市内の本社移転や株式額面変更のための合併を経て、経営基盤を強化している。

超大型店の出店と新規事業の開始(2011-2015)

2011年8月、売場面積1,800坪の「蔦屋書店前橋みなみモール店」を出店し、超大型複合書店の展開を本格化。2012年3月には2,300坪の「フォレオ菖蒲店」、2013年3月には3,000坪の「仙台泉店」と、年を追うごとに規模を拡大した。2007年にはサッカークラブ運営の㈱グランセナフットボールクラブを設立し、スポーツ関連事業を開始。2010年5月には㈱アンフォルマを吸収合併し、店舗網の効率化を進めた。

東日本への拡大と訪問看護事業への参入(2018-2023)

2018年4月、㈱TSUTAYAから東日本地区の6店舗を譲り受け、岩手県と静岡県に新たに進出。同年9月には連結子会社の㈱ワーグルスタッフサービスが「脳とこころの訪問看護ステーション」を開業し、医療分野へ多角化した。2023年6月には㈱メソッドカイザーを連結子会社化し、タリーズコーヒーのフランチャイズ運営による飲食事業を開始。同年10月にはCCCからフランチャイズ事業と卸事業を統合したカルチュア・エクスペリエンスと新たな契約を結んだ。

市場区分変更と持続可能な書店への転換(2022-2025)

2022年4月の東京証券取引所の市場再編に伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行。売上高は2021年10月期の264億円から2025年10月期の173億円へ減少し、営業損失が続く。こうした環境下で、中期経営計画(2024~2026年度)を策定し、「持続可能な書店創り」を掲げた。EC販売の強化やオリジナル企画の展開、売場改装を推進し、2025年9月には群馬県に759坪の「蔦屋書店いせさきガーデンズ店」を出店するなど、収益改善に取り組む。

年表31件を開く

1980年代

  • 1986年12月新潟市女池に、㈱トップカルチャーを資本金1,000万円をもって設立。
  • 1987年5月カルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱とフランチャイズ契約を締結。蔦屋書店部門1号店・県庁前店(現 新潟中央インター店)を300坪の大型複合店として開店。

1990年代

  • 1994年6月蔦屋書店部門10号店・豊栄店開店。
  • 1996年11月長野県進出、蔦屋書店諏訪中洲店を出店。
  • 1996年12月本社を新潟市小針に移転。
  • 1997年7月700坪の大型店舗、蔦屋書店南万代フォーラム店(現 新潟万代)を出店。
  • 1999年11月M&A㈱新潟みちのり会を形式上の存続会社とし、株式額面変更のための合併を行い、同日付けで商号を ㈱トップカルチャーに変更。

2000年代

  • 2000年4月初めて公募により新株式を発行。
  • 2000年4月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 2000年10月㈱トップブックス(資本金3,000万円、現 連結子会社)を設立。中古書籍・CD売買事業に進出。
  • 2001年10月上場東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2002年12月神奈川県進出、蔦屋書店厚木戸室店を出店。
  • 2003年10月東京都進出、蔦屋書店多摩永山店を出店。
  • 2003年11月群馬県進出、蔦屋書店伊勢崎平和町店を出店。
  • 2005年4月上場東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2005年4月埼玉県進出、蔦屋書店深谷店を出店。
  • 2007年2月㈱グランセナフットボールクラブ(資本金3,500万円、現 連結子会社)を設立。スポーツ関連事業を開始。
  • 2009年11月M&A㈱アンフォルマの全株式を取得し、完全子会社化。TSUTAYA11店舗を取得。

2010年代

  • 2010年5月M&A㈱アンフォルマを吸収合併。
  • 2011年8月売場面積1,800坪の蔦屋書店前橋みなみモール店を出店、超大型複合書店の出店を開始。
  • 2012年3月売場面積2,300坪の蔦屋書店フォレオ菖蒲店を出店。
  • 2012年11月茨城県進出、売場面積1,800坪の蔦屋書店ひたちなか店を出店。
  • 2012年12月蔦屋書店南万代フォーラム店を1,200坪に増床、蔦屋書店新潟万代としてリニューアル。
  • 2013年3月宮城県進出、売場面積3,000坪の蔦屋書店仙台泉店を出店。
  • 2015年3月千葉県進出、蔦屋書店茂原店を出店。
  • 2016年6月㈱ワーグルスタッフサービス(資本金500万円、現 連結子会社)を設立。
  • 2018年4月㈱TSUTAYAより東日本地区の店舗を6店舗譲受。これにより岩手県及び静岡県進出。
  • 2018年9月㈱ワーグルスタッフサービスにて脳とこころの訪問看護ステーションを開業。訪問看護事業を開始。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。
  • 2023年6月M&A㈱メソッドカイザーを連結子会社化(資本金1,000万円、現 連結子会社)し、飲食事業を開始。
  • 2023年10月M&Aカルチュア・コンビニエンス・クラブ㈱よりフランチャイズ事業と卸事業を統合したカルチュア・エクスペリエンス㈱とフランチャイズ契約を締結。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高181億円
  • 営業利益4.5億円
  • 営業利益率2.5%
  • EBITDA9.1億円
  • ROE139.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    持続可能な書店創りへの挑戦

    中期経営計画の最終年度として、読書文化継承を目的に、書店事業に軸足を置き、新業態との組み合わせや収益性の高い持続可能な書店を創出する。オリジナル企画やEC販売を強化し、書籍を中心とした事業展開を加速する。

  2. 02

    日常的エンターテイメントの提供

    書籍、文具、音楽、映像など身近な文化商品・情報を一店舗に集約し、家族みんなで楽しめる空間と時間を提供する。ライフスタイルの変化に対応し、顧客満足度向上と地域社会への貢献を図る。

  3. 03

    FC事業拡大とグループ連携強化

    タリーズコーヒーの事業承継や新たなFC事業「買取大吉」の展開により収益源を多様化。グループ子会社との連携強化で相乗効果を最大化し、蔦屋書店事業の付加価値向上と全体の黒字化を目指す。

  4. 04

    売場改装と運営効率化

    売場改装と店舗運営の効率化を実施し、早期黒字化を目指す。また、書店業界の事業承継問題に取り組み、町から書店を守ることで中長期的な企業価値向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で192人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は499万円で、9期前と比べて+13.7%平均年齢は43.5歳、平均勤続年数は17.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年10月362
2017年10月352
2018年10月349
2019年10月43938.011.7296
2020年10月44139.112.9266
2021年10月44139.714.0221
2022年10月44740.014.9207
2023年10月46040.815.6207
2024年10月47642.516.7198−253
2025年10月49943.517.8192−208

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)47.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
店舗計3,739百万円
新潟地区 19店舗2,123百万円
茨城地区 2店舗480百万円
長野地区 9店舗451百万円
本社 — 新潟県新潟市西区301百万円
群馬地区 4店舗285百万円
宮城地区 2店舗221百万円
その他200百万円
岩手地区 1店舗89百万円
埼玉地区 5店舗69百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱トップブックス(注)1
    新潟県新潟市西区 · 連結子会社
    議決権65.0%
  • 国内
    ㈱グランセナ フットボールクラブ(注)1
    新潟県新潟市西区 · 連結子会社
    議決権97.7%
  • 国内
    ㈱ワーグル スタッフサービス(注)1
    新潟県新潟市西区 · 連結子会社
    議決権94.3%
  • 国内
    ㈱メソッドカイザー(注)1
    新潟県新潟市西区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トーハン(注)2
    東京都新宿区 · その他の関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は173億円営業利益-4億円前期と比べると減収で、売上が-6.0%。

売上高
-6.0%
173億円
営業利益
-4億円
純利益
-7億円
営業利益率
-2.3%
前期比 +0.4%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は94億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+1.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q5400.00
2023年2Q49−2−4.1−2
2023年3Q43−3−7.0−4
2023年4Q44−8
2024年1Q5100.0−1
2024年2Q47−2−4.3−1
2024年4Q86−3−3.5−5
2025年2Q93−1−1.1−3
2025年4Q80−3−3.8−4
2026年2Q9411.18

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年10月期からの14期で、売上は331億円から173億円へ52%に減った。直近期の営業利益率は-2.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
茨城県進出、売場面積1,800坪の蔦屋書店ひたちなか店を出店。
2012年10月33161
宮城県進出、売場面積3,000坪の蔦屋書店仙台泉店を出店。
2013年10月34831
2014年10月3391−5
千葉県進出、蔦屋書店茂原店を出店。
2015年10月33284
㈱ワーグルスタッフサービス(資本金500万円、現 連結子会社)を設立。
2016年10月31774
2017年10月3133−25
㈱TSUTAYAより東日本地区の店舗を6店舗譲受。これにより岩手県及び静岡県進出。
2018年10月323−12−14
2019年10月31221
2020年10月30154
2021年10月2643−19
2022年10月209−2−3
㈱メソッドカイザーを連結子会社化(資本金1,000万円、現 連結子会社)し、飲食事業を開始。
2023年10月190−9−14
2024年10月184−5−6−2.7−7
2025年10月173−4−5−2.3−7

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高173億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-2.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-7億円、売上の-4.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.3%113億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.0%64億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.3%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.0pt
-2.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.5pt
-4.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-4.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-2.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年10月期は営業CFが9億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は12億円で、売上の0.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年10月4−80−47
2013年10月11−2−699
2014年10月5−4−316
2015年10月35−4−33134
2016年10月140−331415
2017年10月12−2−31022
2018年10月1−921−834
2019年10月62−30812
2020年10月341−253522
2021年10月−24213−2213
2022年10月201216
2023年10月−211−116
2024年10月81−15910
2025年10月91−81012

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年10月期の総資産は148億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は4.9%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年10月2387516331.4
2013年10月2477517230.2
2014年10月2446817627.8
2015年10月2787020825.2
2016年10月2457217329.3
2017年10月2424619618.9
2018年10月2443121312.7
2019年10月2153318215.1
2020年10月2023616617.9
2021年10月1833814520.6
2022年10月1823414818.5
2023年10月1722514714.3
2024年10月1581614210.0
2025年10月14881404.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
12億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-31億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
140億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
23
/ 100
安定性自己資本比率3 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率322社中291位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中318位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.3%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
4.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥197で、1年前と比べて+20.9%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥197+1.0%1ヶ月+15.2%1年+20.9%時価総額32億円
過去52週の値幅
安値¥153高値¥278

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)99.0倍
PBR2.07倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月14日に181円で前日比変わらず。直近1カ月で8.38%上昇し、25日線(173.24円)を約4.5%上回る。52週高値278円からは約35%下落。75日線(177.93円)を上回り、200日線(190.4円)は下回る。RSIは69.23とやや過熱気味。出来高は7月17日に87万株と急増し、株価が179円まで上昇。その後は落ち着いている。上昇トレンドは続くが、高値圏での調整に注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは91.88倍と同業界平均39.85倍の2.3倍超で著しく割高。PBR1.9倍は平均2.97倍を下回るものの、ROE10.8%に対して株価は割高。配当利回り0%で無配当。連続赤字で2025/10期も純損失7億円、売上高も減少傾向。収益悪化中にPER高は割高と判断。割高であり、投資判断は回避が適切。

指標この会社業種平均
PER (実績)99.0倍39.6倍
PBR2.07倍2.44倍
ROE10.8%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は赤字が続き、2025年10月期も減収・営業赤字。強気派は、既存店の立て直しや不採算店舗の閉鎖による収益改善、そして株式市場でのテーマ性(アニメ・コンテンツ関連)への期待から、業績悪化は一巡したとみる。弱気派は、市場縮小が構造的で、オンライン販売への対応が遅れている点や、赤字が慢性化している点を重視し、再建は困難とみる。経営計画の進捗と営業赤字の縮小が焦点。

プラスに働く材料7
  • 不採算店舗の整理

    過去数年で店舗数を削減し、効率化を進めている

  • アニメ関連需要

    書店業界でもコミックやグッズの需要は根強く、関連売上が底堅い

  • PBR1倍超

    PBR1.9倍と株価は解散価値を上回り、再編期待がある

  • 営業赤字が1億円縮小し改善決算発表後影響

    2025/10期営業損益-4億円(前期-5億円)。売上高173億円

  • 最終赤字が2期連続-7億円で下げ止まり通年影響

    2024/10期と2025/10期の純損益はとも-7億円。赤字拡大は回避

  • ROE10.8%と高水準の資本効率継続影響

    ROE10.8%は小売業として高く、資本効率が良い

  • 外国人保有1.5%と低く見直し余地不定影響

    外国人持ち株比率1.5%と低く、今後の買い参入余地がある

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小

    書籍市場は縮小傾向が続き、電子書籍への移行が加速している

  • 赤字の慢性化

    直近3期連続で最終赤字であり、抜本的な改善が見られない

  • オンライン競争

    Amazon等のネット通販に対して価格・利便性で劣後している

  • 売上高が3期連続で減少通年影響

    売上高は190→184→173億円と減少。2025/10期は前期比11億円減

  • 営業赤字と最終赤字が継続通年影響

    2025/10期も営業損益-4億円、純損益-7億円と赤字

  • 無配で株主還元がゼロ継続影響

    配当利回り0%で無配。黒字化メドが立たない限り還元期待なし

  • 実績PER91.88倍と割高決算発表後影響

    最終赤字にもかかわらずPER91.88倍。バリュエーション懸念

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の集客力と市場動向を反映するため
営業赤字額
赤字幅が縮小しているかどうかで再建の進捗を測るため
店舗数
不採算店舗の閉鎖や新規出店の計画を評価するため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から71.4%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
47.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年10月1547.8
2017年10月150.0
2022年10月2140.0
2023年10月6−71.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ7,943人。区分でいちばん多いのは事業法人54.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.3%を占め、残る43.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
事業法人41.841.741.454.653.954.0
個人・その他47.047.047.238.242.340.5
自己株式4.84.84.83.73.73.7
金融機関7.77.67.75.21.72.3
証券会社0.51.21.50.30.21.4
外国法人2.62.31.81.51.51.4
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社トーハン21.75
02株式会社ヒーズ16.18
03カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社14.91
04清水 秀雄4.21
05清水 大輔1.83
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.29
07BNP PARIBAS SINGAPORE/2S/JASDEC /CLIENT ASSET(常任代理人 香港上海銀行東京支店セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)1.20
08株式会社第四北越銀行1.01
09トップカルチャー従業員持株会0.84
10株式会社本間組0.63

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-13
    清水秀雄
    新規の大量保有報告
    3.22%
    -0.25pt
  • 2026-05-12
    株式会社日本政策投資銀行
    新規の大量保有報告
    6.50%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−618%、1株純資産は12期で−97%。直近期のROEは10.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年10月96231.439.1108.8
2013年10月106221.547.9146.8
2014年10月−44565
2015年10月325815.715.045.5
2016年10月315965.315.247.8
2017年10月−203379
2018年10月−115257
2019年10月112684.330.3
2020年10月3129910.812.0
2021年10月−161137
2022年10月−2399
2023年10月−11120
2024年10月−46
2025年10月−47

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/10期の役員報酬は総額135百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清水大輔代表取締役社長CEO 兼営業本部長42297,000
清水秀雄取締役会長72681,900
吉田勝一取締役 経営企画室長 兼管理本部長545,700
笹川菜央取締役 人事部長4913,600
中村崇取締役50
平田竹男取締役66
渡部弘之取締役53
伊藤正義監査役(常勤)7025,400
山田剛志監査役61
徳本好彦58

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)612212220
社外取締役5992
監査役1444

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容853字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社の5社で構成されております。 事業コンセプト「日常的エンターテイメントの提供」(後述)を掲げ、地域社会に密着した、家族みんなで楽しめる「コミュニティのための場」の提供を理念に、蔦屋書店事業(小売店舗の運営)を主な事業としております。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 事業区分   事業の内容   会社名 蔦屋書店事業   書籍、文具、雑貨等の販売と音楽・映像ソフトの販売及びレンタルを主な事業内容とし、さらに各事業に関するその他のサービス等を含め、日常生活に密着したエンターテイメントの提供を行う大型複合店舗「蔦屋書店」を中心として展開しております。   (当社) ㈱トップカルチャー ゲーム・トレーディング カード事業   古本、ゲーム、トレーディングカード、音楽・映像ソフト等の販売や買取を主な事業内容としており、「古本市場トップブックス」及び「ふるいちトップブックス」の店舗展開を行っております。   (連結子会社) ㈱トップブックス スポーツ 関連事業   サッカークラブ及びサッカースクールの運営並びにスポーツ施設の企画・経営等を事業内容とし、アマチュアリーグに所属する「グランセナ新潟フットボールクラブ」のほか、「グランセナサッカースクール」、「グランセナ新潟サッカースタジアム」及び「グランセナ保育園」の運営を行っております。   (連結子会社) ㈱グランセナフットボールクラブ 訪問看護事業   「脳とこころの訪問看護ステーション」を運営し、精神疾患・認知症を中心とした訪問看護事業を行っております。   (連結子会社) ㈱ワーグルスタッフサービス 飲食事業   タリーズコーヒーのフランチャイズ運営を主な事業内容とし、「タリーズコーヒー」及び「タリーズコーヒー&TEA」の運営を行っております。   (連結子会社) ㈱メソッドカイザー 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,898字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社グループは「商業を通じて、地域社会に信頼される誠実な企業でありたい。」という社是のもと、1986年に創業いたしました。翌1987年に日本で初めて、それまで個々の専門店で提供されていた書籍、文具、音楽、映像など身の回りのエンターテイメントの数々を一店舗に集約した大型複合小売店舗「蔦屋書店」を開店いたしました。当社グループは「日常的エンターテイメントの提供」を事業コンセプトに、お客様にご愛顧いただける店舗創りを目指すと共に、情報技術を活用して徹底したローコストオペレーションに取り組み、事業の拡大と業績の向上に取り組んでまいります。 事業コンセプト: 「日常的エンターテイメント」の提供 (   日常生活に欠かせない、身近で文化的な商品・情報を一店舗に集約することで、 お子様からご年配の方まで、家族みんなで楽しめる「空間と時間」の提供   ) (2) 目標とする経営指標 当社グループは2023年8月17日に、中期経営計画の最終年度である2026年10月期の目標を以下のとおり設定し公表いたしました。 ・売上高:181億円 ・営業利益:4.5億円 ・営業利益率:2.5% ・EBITDA:9.1億円 ・ROE:139.0% (3) 中期的な会社の経営戦略 当中期経営計画では、より書店事業に軸足を置き、読書文化を継承していくことを目的とした、「“持続可能な書店創り”へのチャレンジ」を経営方針として掲げました。一人でも多くの人が読書に触れ合う機会を提供し、読書における新たな体験価値を提案することで顧客満足度の向上に努めてまいります。引き続き新業態との組み合わせを実施し、収益性の高い“持続可能な書店”を創り出すことを進めてまいります。 今後も、ライフスタイルの変化に対応した日常的エンターテイメントの提供を通じ、地域社会に貢献することと、企業価値向上に努めてまいります。 (4) 経営環境及び会社の対処すべき課題 雇用・所得環境の改善や日本初の女性首相の就任により株式市場も活発な動きとなり、緩やかな回復傾向が続いておりますが、長引く物価上昇やエネルギー価格の高止まりにより実質賃金の上昇が伴わず、個人消費は慎重な姿勢が続き、消費対象を選ぶ傾向が継続しております。加えて、不安定な海外情勢・政策動向の影響から、依然として先行き不透明な状況が続いております。 こうした状況下で、中期経営計画の最終年度として、読書という“人”にとってかけがえのない文化を継承するべく、持続可能な書店創りの方針のもと、引き続き読書と触れ合う機会を創出するべく提案力を向上させ、オリジナル企画や施策およびEC販売を強化、加えて書籍を中心とした事業展開や新規商品・企画の導入を加速いたします。読書文化をひろげるとともに、複合書店の強みを活かし、お客様とのタッチポイント向上に努めてまいります。併せて、売場改装と店舗の運営効率化を実施し、早期黒字化を目指します。 11月1日に、蔦屋書店八王子みなみ野店(東京都)店内に併設されておりましたタリーズコーヒーを事業承継し「タリーズコーヒー八王子みなみ野店」としてリニューアルオープンした他、新たなFC事業として「買取大吉」を11月20日にMORIOKA TSUTAYA(岩手県)にオープンいたしました。買取大吉はオープンから多くのお客様にご来店いただき、想定を上回る好調なスタートとなりましたので、今後の成長に繋げてまいります。 加えて、グループ子会社4社との連携も強化し、相乗効果の最大化を図り蔦屋書店事業の付加価値向上と、グループ全体の黒字化も目指してまいります。 2024年3月に経済産業省主導で立ち上げられた「書店振興のためのプロジェクト」が始動したことにより、当社の書店業界における役割がより明確となった中で、文化商材である“本”というものをお客様に届け続け、読書という“人”にとってかけがえのない文化を承継していくこと、ひいては書店業界を変革し、永続するための書店創り、及び業界の事業承継問題に真剣に取り組むことを使命とし、町から書店を守ることで、中長期的な企業価値向上のため計画を実行してまいります(中期経営計画につきましては、当社ホームページをご覧ください。)。 なお、持続可能な社会の実現に向けたSDGs達成に向けたESG活動につきましても、グループ全体で取り組んでまいります。
事業等のリスク7,616字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業等に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。なお、当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書の提出日現在において判断したものであります。 (1) 事業内容について ①フランチャイズ契約について 当社は、書籍の販売、映像・音楽ソフト等の販売及びレンタル、ゲームソフトの販売及びリサイクル事業に関して、カルチュア・エクスペリエンス株式会社とフランチャイズ契約を締結しております。フランチャイズ契約では、競業禁止条項や他のFC加盟店の近隣地(500m)への出店の制約等が定められております。当社は、カルチュア・エクスペリエンス株式会社がフランチャイズ展開する以前から独自に書籍や文具の販売を中心とした店舗の運営を行っていたため、競業禁止条項については覚書により解除されておりますが、今後変更とならない保証はありません。カルチュア・エクスペリエンス株式会社とのフランチャイズ契約は当社のブランド戦略、店舗展開、各種販売データの管理において重要性が高いため、万一、同社の業務あるいは同社と当社との関係が通常どおりに機能しなくなった場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②店舗開発について 当社は、今後、東日本エリアへの多店舗展開を目指しており、新潟県・長野県で培ったライフスタイル対応型大型複合店舗の運営ノウハウ及び小商圏地域(人口3万人程度の地域)でも出店可能なローコストオペレーションを活用し、店舗網の拡大を図っていく方針であります。しかしながら、出店に際して、基本的に土地・建物の賃借を想定していることから、出店スピードは、貸主や地権者との交渉に左右され、さらには後述のように大規模小売店舗立地法上の手続も影響いたします。さらに、各地では、他社のFC加盟店も店舗展開を行っており、地域によっては出店余地による制約を受ける可能性も否定できません。これらにより、当社の計画どおりに出店を行うことが出来ない場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③大型店への投資について 当社が今後の出店モデルとして想定しておりますのは、売場面積1,000坪から3,000坪の大型複合書店であり、圧倒的な競争力や集客力と引き換えに、規模の大きさゆえ1店舗当たりの投資額は増加せざるを得ません。また、各種資材の原価上昇や、首都圏での建設コストの上昇傾向が続いていることから、大型店の出店が特定の時期に集中した場合、投資負担の急増により当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、大型店舗は投資の回収に中小型店舗より長い期間を要するのが一般的であり、想定した利益水準への到達が計画より遅れた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④固定資産の減損会計について 当社は、固定資産の減損に係る会計基準を適用しております。当社が保有する固定資産について、経営環境の著しい悪化等による収益性の低下や市場価値の下落等により、減損損失が発生し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、2024年9月13日 に、企業会計基準委員会より、「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号) 、「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号)等が公表されており、当社グループにおいては、2028年10月期の期首から適用となります。当該会計基準等の適用に伴い、オペレーティング・リース取引について新たに使用権資産及びリース負債を計上した場合や、これまでリースとして識別していない取引がリースとして判定され新たに使用権資産及びリース負債を計上した場合等には、関連する経営指標に悪影響を及ぼす可能性があり、また将来において使用権資産の減損損失が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤競合について 当社における店舗規模の大型化と取扱商品の拡大、並びにサービスの複合化により、従来の書店やレンタル店以外の業態とも競合が発生しております。また、地域に立地する小売店舗のみならず、インターネットによる通販やインターネット配信サービスによるコンテンツ流通の拡大など、国内外の非店舗小売業との競争も増加しており、当社店舗を取り巻く競合状況は総じて激しさを増しております。 当社は、こうした競合状況への対応を図りながら、来店することによって得られる様々な体験と満足感の提供によってリアル店舗としての価値を高め、地域のコミュニティの場として社会に求められる業態を目指しております。 また、当社は書籍及び音楽・映像ソフトのインターネットによる情報提供と販売を、有力な販売チャネルと捉えて積極的に取り組んでおります。具体的には、Webサイト・X(旧ツイッター)・インスタグラムの運営により、各種商品の販売や各店舗におけるイベント情報の提供等を行なっております。これらは、単なる販売経路の拡大ではなく、販売のオムニチャネル化による店舗への来店頻度上昇によって、店頭の更なる活性化を目指すものであります。しかしながら、こうしたeコマースをめぐる競争環境は常に変化しており、新技術・新サービスの登場や新たなプレイヤーの参入によって、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、音楽・映像等のコンテンツのインターネット配信サービスは、コンテンツ単位の課金から定額料金によるサービスへと移行が進んでおり、スマートフォンの普及と相まってコンテンツの楽しみ方も変化しております。このような流れはリアル店舗における音楽・映像ソフトのレンタルや、販売にも影響を与えております。当社では、大型複合店の展開で音楽・映像コンテンツを書籍や他のエンターテイメントと共に展開することによって新たな価値を付加することに努めておりますが、このようなコンテンツを楽しむライフスタイルの変化が想定より急速であった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 このように、当社の店舗は、環境変化に対応した価値の創出を絶えず進めていく必要があり、対策を誤った場合は顧客の支持が低下して当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 自然災害について 当社グループの本社、物流センター、店舗所在地において、大規模な地震、台風等の自然災害或いは予期せぬ事故等が発生した場合、当該施設及び流通網に倒壊等物理的な損害が生じて、営業活動が阻害され、当社グループの売上高及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 当社事業に対する法的規制について ①大規模小売店舗立地法による規制について 当社グループ店舗で、店舗面積が1,000㎡を超える(レンタル売場面積を除く)店舗の新規出店及び増床をする際には、「大規模小売店舗立地法」(以下、「大店立地法」という。)の規制対象となっており、都道府県または政令指定都市に届出が義務付けられております。同法では、周辺の地域住民の利便性や周辺生活環境等への配慮すべき事項が定められており、審査の状況および規制の変更等により、出店計画が影響を受ける場合があります。 ②レンタル事業における著作権について レンタル事業は著作権法の適用を受けており、著作権者及び著作隣接権者より許諾を得るとともに、使用料を払うこととされており、貸出禁止期間等が定められております。DVD・ビデオレンタルについては同法の頒布権に、音楽CDレンタルは同法の貸与権にかかわる適用を受けております。当社ではカルチュア・エクスペリエンス株式会社のフランチャイジーとして、適法な手続を経て調達した商品のみを扱っておりますが、万一海賊版など違法な商品の取り扱いがあった場合、法的な制裁を受ける可能性があります。 ③再販制度について 当社の取扱商品である販売用音楽CD等(レコード、テープを含む)及び書籍は、メーカーの再販売価格維持契約による定価販売(以下再販制度)が義務付けられております。しかしながら、再販制度については「時限再販」や「部分再販」等の弾力的運用がすでに一部で導入され、公正取引委員会は将来的に再販制度の廃止を推進する姿勢を表明しております。したがって、今後さらに規制緩和が進んだ場合、定価販売から自由価格競争へと販売形態が大きく変化する可能性があります。当社は、再販商品以外の商品も扱っており、そうした競争に対するノウハウも蓄積しておりますが、過度な価格競争は当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④個人情報保護法について 取扱商品・サービスの特性から、当社は従前より個人情報の厳重かつ慎重な取扱いを行ってまいりましたが、「個人情報の保護に関する法律」の施行に伴い、改めて個人情報管理に関する規程・マニュアルを活用し、個人情報の管理については細心の注意を払って進めております。しかしながら、個人情報管理の徹底が図れなかった場合は、社会的制裁や損害賠償請求の発生等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤青少年健全育成に関する条例について 当社は、レンタル事業等における成人向け商品のレンタル及び販売に関し、「新潟県青少年健全育成条例」及び各自治体の同種の条例を遵守し、以下のように必要な配慮を行っております。 (イ)当社がレンタルを行う成人向けビデオは、日本ビデオ倫理協会審査済みのものに限ります。 (ロ)成人向けレンタル商品の売場は他の売場と明確に区切られたスペースとしております。 (ハ)売場入口には18歳未満の方の入場を禁止する旨を掲示しております。 (ニ)精算時に会員情報から年齢を確認し、商品の貸出について必要な制限を行っております。 以上のような配慮について現場で適切な運用がなされなかった場合、企業としての信用やブランドの毀損により、事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥古物営業法について 当社グループが取り扱うリサイクル品の買取り及び販売事業は、「古物営業法」により規制を受け、同法及び関連諸法令、条例により下記のような規制を受けております。 (イ)事業を開始する場合には、所在地を管轄する都道府県公安委員会の許可を必要とする。 (ロ)中古ゲームソフト・パソコンソフト・書籍・CD・DVD・時計・宝飾品類等の買取りを行う場合には、 相手方の住所、氏名、職業及び年齢が記載された文書の交付を受け、同時に取引年月日、古物の品目及び 数量、古物の特徴、相手方の住所・氏名・職業・年齢等を帳簿に記載する必要がある。 現場において上記の規制への対応に重大な不備があった場合、許可の取消しや新規許可の見送りなどの制裁を受け、事業の展開に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 継続企業の前提に関する重要事象等について 当社グループは、2024年10月期を初年度とする3カ年の中期経営計画に基づき、主に以下の施策を実行して早期の黒字化を目指しておりました。 ①新たな売上高の創出 “蔦屋書店”のリモデル化へのチャレンジとして、DAISOの導入、ふるいちトップブックスへの切り替え拡大、ガシャポンバンダイオフィシャルショップの強化・拡大、フィットネス事業への進出(フランチャイズ加盟)、リーシング(テナント誘致)の強化を進め、新たな売上高を創出してまいります。 ②不採算店の早期撤退・新規出店 撤退選定方針に基づき、収益改善が難しい店舗は契約満了時及び早期での撤退を検討・計画しております(最大19店舗)。また、2022年9月30日に長野県佐久市にオープンした蔦屋書店佐久平店を一つの収益店舗モデルとして、新規出店を最大6店舗想定しております。 ③グループ企業との連携 当社グループ企業のそれぞれの強みを生かしサービス連携し相互売上UPを目指してまいります。ライフバリューを提案し、新たな経済圏の創出をしてまいります。 中期経営計画の2年目にあたる2025年10月期までの進捗状況は下記のとおりです。 ①新たな売上高の創出 ふるいちトップブックスへの切り替え、及びガシャポンバンダイオフィシャルショップの導入はほぼ完了しており、2025年10月末現在において、ふるいちトップブックスは30店舗、ガシャポンバンダイオフィシャルショップは22店舗を運営しております。 DAISOの導入については、2025年10月末までに6店舗への導入完了しましたが、後述の不採算店の撤退に伴う閉店等により、2025年10月末現在においては2店舗での運営となっております。 フィットネス事業への進出(フランチャイズ加盟)につきましては、出店コストの高騰や事業リスク等を勘案し、現在は、当社が新規事業で行う形ではなく、フィットネスジムの運営会社を当社物件へテナントとして誘致する形で進めており、2025年10月現在、1店舗においてテナント契約が開始しております。フィットネス事業については中期経営計画において前連結会計年度より導入する計画としておりましたので、フィットネス事業の展開方法の変更及び遅れは、中期経営計画において計画した連結営業利益と乖離する要因となりました。なお、将来的に、フィットネス事業を当社の新規事業として行うことも並行して検討を続けております。 リーシング(テナント誘致)の強化については、建築単価の上昇により小売業全体での出店コストが増加傾向であることから、居抜き物件の需要の高まりと共に、当社店舗へテナントとして出店したいという引き合いは増加しております。前述のフィットネスジムに加えて様々な案件の交渉を進めており、テナント料や当社事業へのシナジー効果を勘案し、テナント選定を進めております。その結果、新潟県の店舗を中心に「楽天モバイルショップ」を11店舗にてオープンする等しております。 上述のほか、EC店舗を5店舗出店、また、コスメセレクトショップ「NOIN beauty」を6店舗でオープン、韓国食品を取り揃える「韓ビニ」を1店舗でオープン、サントリーグループの新サービス「TAG LIVE LABEL」の専用ドリンク自動販売機を38店舗に導入するなど、新たな売上高の創出に向けて取り組んでおります。 ②不採算店の早期撤退・新規出店 2025年10月期までに、19店舗の撤退、3店舗の新規出店を計画しておりましたが、14店舗を閉店し、2店舗を新規出店いたしました。閉店時期が当初計画より遅れている店舗がありますが、これは主として当社の撤退後の店舗に後継の賃借人をマッチングさせ、撤退コストを縮小させることを目的としております。閉店時期の遅れは、中期経営計画において計画した連結営業利益と乖離する要因となりますが、撤退コストは縮小しているため、特別損失の減少に寄与しています。 ③グループ企業との連携 当社グループ企業のそれぞれの強みを生かしサービス連携し相互売上UPを目指しており、特に2023年6月にタリーズコーヒーを運営する株式会社メソッドカイザーを子会社化し、当社との連携強化に努めてまいりました。その結果、株式会社メソッドカイザーの売上高は前年比105%の1,210百万円となり、順調に推移しております。 また、グループ企業間における会員連携により、新しい顧客体験やサービスを提供するために、自社会員IDの運用を開始しております。 このような状況において、当連結会計年度の業績は、連結売上高17,333百万円、連結営業損失391百万円、連結当期純損失731百万円の実績となり、中期経営計画において計画していた連結売上高163億円は達成しましたが、連結営業利益2億円は未達となりました。連結営業利益の未達要因は上述しております、フィットネス事業への展開方法の変更及び遅れが生じたこと、不採算店舗の撤退の遅れが生じたことが主な要因となります。 中期経営計画の一部に変更・遅れが生じているものの、中期経営計画で計画している施策の多くに着手することで、収益改善は着実に進んでおります。 また、当連結会計年度においては、不採算店の閉店に伴う書籍在庫の返品や短期借入金による資金調達により、現金及び預金の期末残高は前連結会計年度末から増加して、1,204,764千円となっております。 しかしながら、中期経営計画で計画した連結営業利益が未達となり、4期連続の営業損失となったことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識しております。 このような状況を解消し、または改善するための対応策として、中期経営計画に基づく施策を含む、以下の施策を翌連結会計年度以降も引き続き徹底的に実行することで、損益及び資金繰りをさらに改善させてまいります。 ①新たな売上高の創出 ・新商品又は新サービスの導入と拡大による損益及び資金繰りの改善 ②不採算店の早期撤退 ・不採算店の早期撤退による損益及び資金繰りの改善 ・不採算店の早期撤退による書籍在庫の圧縮による資金繰りの改善 ③本社費用の削減 上記に加えて、メインバンクをはじめとした取引金融機関とは密接な関係を引き続き維持できるよう努力しており、今後の資金調達においても、資金計画に基づき想定される需要に対応できる資金も十分確保できるものと考えております。 上記のような損益及び資金繰りの改善効果を反映した資金計画に基づけば、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。 (5) 東京証券取引所「スタンダード市場」の上場維持基準に適合しないリスク 当社は2022年4月4日の東京証券取引所新市場区分の一斉移行におきまして、定められた上場維持基準を満たしたスタンダード市場に移行致しました。東京証券取引所の関連規則に基づき算定される流通時価総額が10億円以上であることがスタンダード市場上場維持基準の要件の一つですが、2025年10月31日時点で、流通時価総額が10億円未満となっております。中期経営計画の遂行の他、株主への還元、IR活動の強化など、必要に応じて様々な対策を講じてまいります。ただし、当社の努力にもかかわらず、当該要件を満たすことができない場合には、スタンダード市場において当社株式の上場を維持することができず、株価または流動性に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,462字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 第41期におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や日本初の女性首相の就任により株式市場も活発な動きとなり、緩やかな回復傾向が続いておりますが、長引く物価上昇やエネルギー価格の高止まりにより実質賃金の上昇が伴わず、個人消費は慎重な姿勢が続き、消費対象を選ぶ傾向が継続しております。加えて、不安定な海外情勢・政策動向の影響から、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況のもと、中期経営計画(2024/10月期~2026/10月期)の2年目として、読書文化を継承していくため“持続可能な書店創り”の方針のもと、書籍を中心とした“書籍×○○”の付加価値創出と、新規来店や再来店の促進に取り組みました。本から繋がる/本へと繋がる商品、事業、企画、イベント等を新規導入し、その導入に伴う売場改装を実施、書籍との複合化を推進いたしました。 取り組みの中心となります書籍は、品揃えを拡充、1年で100超のオリジナル企画やフェアを間断なく展開し、既存店ベースでは堅調な推移となりました。また、EC販売は、2025年7月には過去最大の売上を記録するとともに、前年売上の2.5倍を上回る伸びとなりました。これらの取り組みにより、リアルとネットの共創により売上を創出いたしました。 特撰雑貨文具は、複合書店の強みを活かし“書籍×○○”の掛け合わせによるタッチポイントUPのため、定番商品の入替え、新規ファッションアイテムや名店の人気食品のお取り寄せ導入、シーズン企画は企画内容の充実と展開数を拡大、加えて、人気通販ショップや観光物産展等のPOPUPショップも強化いたしました。さらに、蔦屋書店前橋吉岡店(群馬県)に韓国食品を取り揃える「韓ビニ」をオープン、サントリーグループの新サービス「TAG LIVE LABEL」の専用ドリンク自動販売機を38店舗に導入、コスメセレクトショップ「NOIN beauty」6号店目を蔦屋書店龍ケ崎店(茨城県)に、「楽天モバイルショップ」を新潟県の店舗を中心に11店舗オープン、書籍×○○による成果が奏功し、特撰雑貨文具の売上は、既存店同期比104.3%となりました。 また、9月26日に群馬県に蔦屋書店いせさきガーデンズ店(759坪)をオープンいたしました。同店は、伊勢崎市の行政センターや多数の専門店が入ります商業施設「いせさきガーデンズ」の大規模リニューアルオープンに際し、引き続き施設内に出店となりました。地域最大級の書籍の品揃え、日々の生活を豊かにする食品や雑貨を取り揃え、文具は高級筆記具やデザイン文具の他、ペン工房も設置、子育てファミリー向けのキャラクター商品等も展開し、見て選んで楽しめる店舗となります。併設のタリーズコーヒーは120席超を設け、施設内の買い物中、休憩で利用される方が多く、蔦屋書店事業とのシナジー効果を生み出しております。同じく併設するふるいちトップブックスでは、日替わり商品で開店前から行列ができ、ゲーム・トレーディングカード事業の売上を牽引いたしました。 グループ子会社でありますゲーム・トレーディングカード事業、飲食事業、スポーツ関連事業、訪問看護事業につきましては、それぞれの売上が前年を上回り、連結売上高に大きく寄与いたしました。 第41期の店舗状況については、蔦屋書店におきまして、1店舗の出店、契約期間満了に伴う8店舗の営業終了により、店舗数は46店舗となりました。また、グループ子会社におきましては、5店舗の出店、蔦屋書店の閉店に伴う2店舗の営業を終了し、子会社の店舗数54店舗と合わせ、グループ全体の店舗数は100店舗(2025年10月31日時点)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、連結売上高173億33百万円(前期比94.1%)、営業損失3億91百万円(前期は営業損失5億1百万円)、経常損失4億76百万円(前期は経常損失5億77百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失7億31百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失7億17百万円)となりました。売上高は、営業を終了した店舗の影響から前年を下回りましたが、中期経営計画の取り組みにより、主軸であります書籍や特撰雑貨文具は、堅調に推移いたしました。利益は、既存店舗の収益改善が進みましたが、閉店や改装に伴う大幅なコスト増が影響いたしました。 当連結会計年度の出店・改装店状況 出店   6店(蔦屋書店事業 1 ゲーム・トレーディングカード事業 3 飲食事業 2) 閉店   10店(蔦屋書店事業 8 ゲーム・トレーディングカード事業 1 飲食事業 1) 期末店舗数   100店 (蔦屋書店事業 46 ゲーム・トレーディングカード事業 31 飲食事業 23)都県別内訳 新潟41、長野18、神奈川2、東京3、群馬9、埼玉13、茨城6、宮城6、岩手2 当連結会計年度におけるセグメントの状況は、次のとおりであります。 ・蔦屋書店事業 同事業の売上高は15,429百万円(前年同期比92.4%)となりました。主力商品の売上高は、書籍9,859百万円(前年同期比93.2%)、特撰雑貨・文具2,917百万円(前年同期比95.7%)、賃貸不動産収入492百万円(前年同期比94.3%)、レンタル490百万円(前年同期比70.1%)、ゲーム・リサイクル171百万円(前年同期比74.4%)、販売用CD166百万円(前年同期比69.2%)、販売用DVD111百万円(前年同期比60.3%)となりました。 ・ゲーム・トレーディングカード事業 同事業の当連結会計年度の業績は、売上高513百万円(前年同期比133.5%)となりました。 ・スポーツ関連事業 同事業の当連結会計年度の業績は、売上高273百万円(前年同期比108.0%)となりました。 ・訪問看護事業 同事業の当連結会計年度の業績は、売上高208百万円(前年同期比115.4%)となりました。 ・飲食事業 当事業の当連結会計年度の業績は、売上高1,210百万円(前年同期比105.7%)となりました。 (2) 生産、受注及び販売の状況 当連結会計年度における販売等の状況は、以下のとおりであります。 ①商品別売上状況 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)   前年比(%) 売上高 (千円)   構成比 (%)   売上高 (千円)   構成比 (%) 蔦屋書店事業    書籍   10,584,464   56.7   9,859,969   55.9   93.2 特撰雑貨・文具   3,047,805   16.3   2,917,483   16.5   95.7 賃貸不動産収入   522,437   2.8   492,728   2.8   94.3 レンタル   700,387   3.8   490,760   2.8   70.1 ゲーム・リサイクル   230,834   1.2   171,808   1.0   74.4 販売用CD   240,895   1.3   166,768   0.9   69.2 販売用DVD   184,610   1.0   111,407   0.6   60.3 その他   975,762   5.2   961,563   5.5   98.5 セグメント間の 内部売上高又は振替高   219,905   1.2   256,615   1.5   116.7 計   16,707,102   89.5   15,429,105   87.5   92.4 ゲーム・トレーディング カード事業   外部顧客に対する売上高   384,667   2.1   513,507   2.9   133.5 セグメント間の 内部売上高又は振替高   ―   ―   ―   ―   ― 計   384,667   2.1   513,507   2.9   133.5 スポーツ 関連事業    外部顧客に対する売上高   216,833   1.1   228,578   1.3   105.4 セグメント間の 内部売上高又は振替高   36,218   0.2   44,613   0.3   123.2 計   253,051   1.3   273,192   1.5   108.0 訪問看護事業    外部顧客に対する売上高   180,299   1.0   208,094   1.2   115.4 セグメント間の 内部売上高又は振替高   ―   ―   ―   ―   ― 計   180,299   1.0   208,094   1.2   115.4 飲食事業    外部顧客に対する売上高   1,145,029   6.1   1,210,590   6.9   105.7 セグメント間の 内部売上高又は振替高   ―   ―   ―   ―   ― 計   1,145,029   6.1   1,210,590   6.9   105.7 合計   18,670,151   100.0   17,634,489   100.0   94.5 (注)1 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。 2 蔦屋書店事業の「その他」は、図書カード他であります。 ②商品別仕入実績 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)   前年比(%) 仕入高 (千円)   構成比 (%)   仕入高 (千円)   構成比 (%) 蔦屋書店事業    書籍   7,780,241   65.6   7,056,594   65.6   90.7 特撰雑貨・文具   2,171,529   18.3   1,943,088   18.1   89.5 賃貸不動産収入   331,258   2.8   381,344   3.5   115.1 レンタル   314,266   2.6   230,414   2.1   73.3 販売用CD   165,426   1.4   127,296   1.2   77.0 ゲーム・リサイクル   163,401   1.4   120,980   1.1   74.0 販売用DVD   118,271   1.0   91,421   0.8   77.3 その他   296,634   2.5   251,720   2.3   84.9 セグメント間の 内部仕入高又は振替高   ―   ―   ―   ―   ― 計   11,341,029   95.6   10,202,860   94.7   90.0 ゲーム・トレーディング カード事業    外部取引先からの仕入高   6,031   0.1   5,849   0.1   97.0 セグメント間の 内部仕入高又は振替高   ―   ―   ―   ―   ― 計   6,031   0.1   5,849   0.1   97.0 スポーツ 関連事業   外部取引先からの仕入高   40,326   0.3   44,957   0.4   111.5 セグメント間の 内部仕入高又は振替高   ―   ―   ―   ―   ― 計   40,326   0.3   44,957   0.4   11.5 訪問看護事業   外部取引先からの仕入高   101,995   0.8   124,345   1.2   121.9 セグメント間の 内部仕入高又は振替高   ―   ―   ―   ―   ― 計   101,995   0.8   124,345   1.2   121.9 飲食事業   外部取引先からの仕入高   374,856   3.2   387,338   3.6   103.3 セグメント間の 内部仕入高又は振替高   ―   ―   ―   ―   ― 計   374,856   3.2   387,338   3.6   103.3 合計   11,864,238   100.0   10,765,352   100.0   90.7 (注)1 セグメント間の内部取引高を含めて表示しております。 2 蔦屋書店事業の「その他」は、図書カード他であります。 (3) 財政状態の分析 総資産につきましては、前年度比987百万円減少し、14,792百万円となりました。これは主に、以下の増減によるものです。 増加:現金及び預金215百万円、売掛金74百万円 減少:商品671百万円、未収入金57百万円、リース資産255百万円、 敷金及び保証金275百万円 負債につきましては、前年度比142百万円減少し、14,019百万円となりました。これは主に以下の増減によるものです。 増加:買掛金192百万円、預り金108百万円、短期借入金300百万円 減少:1年内返済予定の長期借入金53百万円、長期借入金532百万円、リース債務326百万円 純資産につきましては、前年度比845百万円減少し、772百万円となりました。これは主に以下の減少によるものです。 減少:資本剰余金125百万円、利益剰余金731百万円 (4) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)の残高は、前連結会計年度末に比べ215百万円増加し、1,194百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。 ①営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動による資金は、前年度比103百万円増加し、898百万円の獲得となりました。これは主に、営業損失が110百万円減少し、棚卸資産の増減額が323百万円増加した一方、仕入債務の増減額が349百万円減少したことによります。 ②投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動による資金は、前年度比27百万円減少し、90百万円の獲得となりました。これは主に、保険積立金の解約による収入が29百万円増加した一方、有形固定資産の取得による支出が57百万円増加したことによるものです。 ③財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動による資金は、前年度比721百万円増加し、773百万円の支出となりました。これは主に、短期借入金の純増減額が300百万円増加し、長期借入金の返済による支出が58百万円減少したことによるものです。 ④資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの所要資金は、大きく分けて設備投資資金及び運転資金の2つとなっております。基本的には、営業活動によるキャッシュ・フローの増加を中心としながらも、新規出店数の増加に伴う多額の設備投資資金については、主に増資や長期借入金によって調達を行ってまいりました。今後、中期的な成長に向け出店を拡大していくにあたり、その所要資金については、これまで同様に、営業活動によるキャッシュ・フローの枠を基本としつつ、財務安全性や調達コストを勘案の上、資金調達を行ってまいります。 また運転資金については、近年多発している自然災害等の不測の事態にも対応できるよう、資金調達をしながらも一定の流動性預金の残高保持に努めてまいります。そのため、借入金純額よりも、流動性預金残高を差し引いたネットデットの残高管理に重点を置く財務政策をとってまいります。 (5) 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当社経営陣による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要といたします。経営陣は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (6) 経営者の問題認識と今後の方針について 当社の経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」において記載を行っておりますのでご参照ください。 (7) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」において詳細な分析を行なっておりますのでご参照ください。 (8) 経営戦略の状況と今後の見通し 当社における経営戦略の状況と今後の見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 」にて詳細にご説明しておりますのでご参照ください。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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