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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ヤマノホールディングス

YAMANO HOLDINGS CORPORATION7571 · Standard · 小売業

美容業界を中心に多角化するヤマノグループの中核。美容室運営、呉服・宝飾販売、教育、リユース、写真スタジオなど生活関連サービスを幅広く展開する。

概要

ヤマノホールディングスは、美容室運営や和装品・宝飾品の販売を祖業としながら、教育・リユース・フォト事業へと多角化した企業グループである。1909年に北海道函館でふとん店として創業し、1986年にはミネベアに吸収合併されたが、その後グループ再編を経て現在の体制に至る。2026年3月期の連結売上高は147億円、従業員数は566名。本社は東京都渋谷区。

ニューバリューとコアバリューの二軸セグメント

当社グループは2025年3月期より報告セグメントを「ニューバリューセグメント」と「コアバリューセグメント」の2区分に再編した。ニューバリューは教育・リユース・フォト事業で構成し、成長領域としてM&Aによる拡大を推進する。コアバリューは和装宝飾・美容・ライフプラス事業を中心とし、安定的な利益創出を担う基盤事業と位置づける。この二軸構造により、成長投資と収益基盤強化の両立を図る。

事業承継型M&Aを成長エンジンに

同社の成長戦略の核心は、後継者不足に悩む企業を対象とした「事業承継型M&A」である。対象企業のブランドや顧客基盤を尊重しつつ、グループの経営管理機能や財務支援を提供する。2026年3月期には写真スタジオの薬師スタジオ、リユースのニューヨークジョーエクスチェンジ、教育のアークネットをグループ化。M&Aに伴う取得関連費用やのれん償却は発生するが、中長期的な収益拡大を狙う。

コアバリューが支える収益基盤

コアバリューセグメントは和装宝飾事業、美容事業、ライフプラス事業からなる。和装宝飾では振袖や留袖、ダイヤモンドリングなどを全国の専門店で販売。美容事業は美容室とネイルサロンを運営する。ライフプラス事業は訪問販売や催事でミシンや健康関連商品を扱う。これらの事業は既存顧客基盤とノウハウを活かし、収益構造の改善を通じてグループ全体の安定したキャッシュ創出に貢献する。

ニューバリューが牽引する成長領域

ニューバリューセグメントは教育、リユース、フォトの3事業で構成される。教育事業では個別指導塾「スクールIE」を展開するアークネットなどが首都圏で教室運営。リユース事業ではOLD FLIPとニューヨークジョーエクスチェンジが古着の買取・販売を行う。フォト事業は薬師スタジオが写真スタジオを経営。これらの事業はM&Aを通じて規模を拡大し、グループ全体の成長を牽引する役割を担う。

業界の中での役割は美容・ブライダル・教育・ライフスタイル分野のサービス提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
147億円
営業利益
4億円
営業利益率
2.7%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
コアバリュー125億円85.0%5億円4.0%
ニューバリュー22億円15.0%1億円4.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01美容主力

美容室とネイルサロンを運営。既存店舗に加え出店を進め、美容サービスを提供。

02和装・宝飾準主力

呉服和装品専門店を全国展開し、振袖や留袖などの販売を行う。宝飾品専門店チェーンも関東中心に運営し、ジュエリーや時計を販売。

主な製品・サービス2
振袖・留袖
成人式や結婚式などで着用される和装品。
ジュエリー
ダイヤモンドリング、ネックレスなど宝飾品。

03教育副次

学習塾を運営。マンツーマン指導や各種教育サービスを提供。

04リユース副次

古着の買取・販売を行う。店舗やオンラインで展開。

05フォト副次

写真スタジオを運営。七五三やブライダルなどの記念写真を提供。

製品と技術

和装宝飾事業:振袖からダイヤモンドリングまで

和装宝飾事業では、振袖、留袖、訪問着、七五三祝着などの和装品と、ダイヤモンドリング、ファッションリング、ネックレス、時計などの宝飾品を販売する。呉服和装品専門店と宝飾品専門店チェーンを全国に展開。特に成人式や婚礼需要に対応する振袖・留袖は同事業の主力商品である。毛皮も取り扱う。

美容事業:美容室とネイルサロンの運営

美容事業は美容室およびネイルサロンの経営を中心とする。理念「美道五原則(髪・顔・装い・精神美・健康美)」に基づき、顧客のトータルビューティを提案。店舗運営ノウハウを活かし、M&Aで取得した既存美容室の収益改善も行う。グループ内でのクロスセルも意識した事業展開が特徴である。

教育事業:個別指導塾「スクールIE」を展開

教育事業では、子会社のアークネット株式会社が東京都内で個別指導塾「スクールIE」7教室を運営する。東京は教育支出水準が高く、個別指導需要が堅調な市場。その他、マンツーマンアカデミーや東京ガイダンス、灯学舎も学習塾を経営し、首都圏でのドミナント戦略を推進する。

リユース事業:古着の買取販売「OLD FLIP」など

リユース事業はOLD FLIPおよびニューヨークジョーエクスチェンジが古着の買取・販売を手がける。OLD FLIPはブランディング確立のため店舗販売体制の見直しとEC・BtoB販路の拡充を進める。ニューヨークジョーエクスチェンジは2025年6月にグループ入りし、リユース事業全体の収益化を目指す。

フォト事業:写真スタジオ「薬師スタジオ」

フォト事業は株式会社薬師スタジオが写真スタジオを運営する。2025年4月にグループに加わった。成人式や七五三、家族写真などの撮影サービスを提供。和装宝飾事業とのシナジーも期待され、グループ内での役割分担を明確にしながら収益貢献を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

小売で差別化、地域密着で売上増加中

ヤマノホールディングスは、小売業界において、主に食品や日用品を扱うスーパーマーケット事業を展開しています。同業のトライアルホールディングスやまんだらけなど競合他社と比較すると、売上高は約140億円と小規模ですが、地域密着型の店舗展開で一定の顧客基盤を持っています。売上高は増加傾向にあり、営業利益率も2%台で改善しています。業界全体では、コンビニエンスストアやネット通販との競争が激化しており、独自の商品やサービスによる差別化が重要です。今後は効率化やコスト削減を進めつつ、顧客満足度を高める施策が求められます。

強み

  • 地元住民の需要に応える店舗展開で、安定した顧客を得る。
  • 近年の売上高は増加しており、成長傾向にある。
  • 営業利益率が上昇し、収益構造が改善してきている。
  • 食品や日用品を中心に、地域のニーズに合わせた品揃えを持つ。

課題

  • 大手スーパーやネット小売との競争が激しく、差別化が課題。
  • 営業利益率が2%台と低く、収益向上への取り組みが必要。
  • 売上高が約140億円と小さく、事業規模の拡大が急務。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がヤマノホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13224ゼネラル・オイスター37億円
23059ヒラキ37億円
37694いつも35億円22.5倍
43358Trailhead Global Holdings35億円55.2倍
57129ミアヘルサホールディングス33億円16.3倍
67571ヤマノホールディングス32億円14.9倍
77640トップカルチャー32億円99.0倍
83372関門海31億円24.4倍
9138A光フードサービス31億円20.4倍
103550スタジオアタオ30億円19.7倍
112722IKホールディングス30億円12.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 8件

1909年 函館でふとん店として創業

1909年、北海道函館市において森田ふとん店として創業した。森の商標から商号を「かねもり」とした。寝具・繊維製品の販売が始まりである。この時点では小規模な個人商店であり、後の多角化の原点となる。

1963~64年 商号変更と株式上場

1963年2月、かねもり商事株式会社に商号変更し、製綿・寝具各種繊維製品の販売会社となった。1964年8月には東京証券取引所市場第二部および札幌証券取引所に上場を果たす。これにより資本市場から資金調達が可能となり、事業拡大の基盤が整った。

1971~72年 商号変更と名古屋上場

1971年12月、商号を「株式会社かねもり」に変更。翌1972年10月には名古屋証券取引所市場第二部に上場した。名古屋市場への上場により、中部地方での認知度向上と資金調達チャネルの拡大を図った。

1979年 ミネベアグループの傘下入り

1979年9月、第三者割当増資によりミネベアグループの傘下に入った。これにより経営体制が変わり、後の吸収合併への布石となる。ミネベアは精密部品メーカーであり、異業種グループ下での運営が始まった。

1986年 ミネベアへの吸収合併と上場廃止

1986年3月、合併のため上場廃止。同年4月、ミネベア株式会社へ吸収合併された(合併比率18:10)。資本金は46億900万円。これにより「かねもり」としての独立した企業体は一旦消滅した。その後、ヤマノグループとして再編されるが、沿革上はこの時点で区切りとなる。

年表8件を開く

1900年代

  • 1909年創業北海道函館市において森田ふとん店を創業、森の商標から商号の「かねもり」となる

1960年代

  • 1963年2月かねもり商事株式会社に商号を変更し、製綿・寝具各種繊維製品の販売を行う
  • 1964年8月上場東京証券取引所市場第二部及び札幌証券取引所に上場

1970年代

  • 1971年12月商号変更商号を「株式会社かねもり」に変更
  • 1972年10月上場名古屋証券取引所市場第二部に上場
  • 1979年9月第三者割当増資によりミネベアグループの傘下に入る

1980年代

  • 1986年3月上場合併のため上場廃止(資本金4,609百万円)
  • 1986年4月M&Aミネベア株式会社へ吸収合併(合併比率18:10)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業ポートフォリオの最適化と収益基盤の強化

    ニューバリューセグメント(教育、リユース、フォト)で成長領域の収益力向上を図り、コアバリューセグメント(和装宝飾、美容、ライフプラス)で販売効率向上やコスト管理により安定的な利益創出を推進する。

  2. 02

    事業承継型M&AとPMIの推進

    理念や事業領域との親和性、収益性等を慎重に見極めながらM&Aを実行し、その後は経営管理・財務・人財・営業運営面で支援し、独自性を尊重しつつPMIを着実に進め、収益貢献へつなげる。

  3. 03

    人的資本をより活かす経営

    成長を支える人財の採用・育成や次世代マネジメント人財の計画的な育成、グループ各社の知見や成功事例の共有・横展開により、事業運営の質と生産性を向上させる。

  4. 04

    資本コストや株価を意識した経営

    投資家との建設的な対話を拡充し、決算説明資料や情報発信を充実させる。収益性改善、資本効率向上、株主還元の検討を通じて企業価値・株主価値の持続的向上に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で566人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は381万円で、9期前と比べて+7.7%平均年齢は48.1歳、平均勤続年数は11.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月969
2018年3月639
2019年3月35350.813.1581
2020年3月32451.910.1726
2021年3月32652.411.7664
2022年3月32852.711.7610
2023年3月34051.812.3581
2024年3月36751.312.6575
2025年3月37251.312.654555
2026年3月38148.111.756671

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率23.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社11(国内 11 / 海外 0、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都渋谷区81百万円
和装宝飾関連部門 — 埼玉県所沢市79百万円
コアバリュー セグメント(和装宝飾事業)
本社 — 東京都渋谷区75百万円
コアバリュー セグメント(和装宝飾事業)
美容関連部門 — 兵庫県神戸市東灘区34百万円
コアバリュー セグメント(美容事業)
ライフプラス 関連部門 — 東京都練馬区0百万円
コアバリュー セグメント(ライフプラス事業)
主な関係会社
  • 国内
    株式会社すずのき(注)2,(注)5
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社マンツーマンアカデミー(注)2
    千葉県旭市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    東京ガイダンス株式会社(注)2
    東京都大田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社灯学舎(注)2,(注)4
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アークネット株式会社(注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社OLD FLIP(注)2(注)3
    埼玉県久喜市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジ(注)2
    東京都世田谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社薬師スタジオ(注)2
    東京都町田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ヤマノセイビング(注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他1社
    ― · 連結子会社
  • 国内
    株式会社ヤマノネットワーク
    東京都渋谷区 · その他の関係会社
    議決権13.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は147億円営業利益4億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.0%、利益が+33.3%。

売上高
+5.0%
147億円
営業利益
+33.3%
4億円
純利益
2億円
営業利益率
2.7%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高150億円147億円
営業利益3億円4億円
純利益1億円2億円
1株あたり配当¥1.5¥1.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は35億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+9.4%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q371
2024年1Q32−2−6.3−1
2024年2Q3625.61
2024年3Q3400.00
2024年4Q360
2025年2Q6800.0−1
2025年4Q7234.21
2026年2Q7211.40
2026年4Q7534.02
2027年1Q35−1−2.9−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は237億円から147億円へ62%に減った。直近期の営業利益率は2.7%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月23754
2014年3月24863
2015年3月23212
2016年3月23821
2017年3月26332
2018年3月14935
2019年3月14131
2020年3月14110
2021年3月1273−3
2022年3月13231
2023年3月13932
2024年3月13810
2025年3月140322.10
2026年3月147442.72

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高147億円のうち、営業利益として残るのは4億円2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の1.4%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金49.7%73億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.6%70億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.7%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.1pt
1.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+6.1pt
14.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
5.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は24億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−20119
2014年3月−63−6−310
2015年3月104115
2016年3月33−7614
2017年3月61−11710
2018年3月125−152621
2019年3月−200−219
2020年3月−905−916
2021年3月9−125850
2022年3月−130−4−1333
2023年3月−1−2−1−328
2024年3月20−8222
2025年3月4−1−6320
2026年3月4−33124

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は84億円。このうち返さなくてよい自己資本が15億円で、自己資本比率は17.7%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月11728899.3
2014年3月11128839.9
2015年3月113268711.0
2016年3月127241038.4
2017年3月116259110.1
2018年3月74165821.6
2019年3月72155721.1
2020年3月78136516.9
2021年3月110101009.2
2022年3月93128112.5
2023年3月94138114.2
2024年3月86127414.1
2025年3月80136616.7
2026年3月84156917.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
28億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
14億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
69億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
47
/ 100
安定性自己資本比率12 / 40
収益力営業利益率5 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中64位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中299位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.7%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
2.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
17.7%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.7%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥89で、1年前と比べて-33.6%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥89+0.0%1ヶ月+9.9%1年-33.6%時価総額32億円
過去52週の値幅
安値¥78高値¥154

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.9倍
PER (会社予想)24.3倍
PBR2.31倍
配当利回り1.69%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は83円で、52週安値78円に接近し、52週高値230円から約64%下落しています。25日線83.48円をわずかに下回り、75日線87.4円、200日線101.05円も下回っており、長期トレンドは弱含みです。直近1ヶ月では-1.19%と小幅な動きですが、出来高は20万株前後で安定しており、売買は低調です。年初来では-35.22%と大幅に下落しており、下値固めの様相ですが、反発の兆しはまだ見られません。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PER13.93倍、PBR1.94倍、ROE14.7%、配当利回り1.81%を確認。同業界平均PER39.73倍、PBR2.94倍に対し、いずれも大幅に低く割安感が強い。ただし配当利回りは平均13.42%を大きく下回り、株主還元が手薄。また直近の営業利益率は2%台と低く、収益性に課題がある。割安だが配当は伸び悩む可能性があり、総合的に割安と判断した。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.9倍39.6倍
PER (予想)24.3倍
PBR2.31倍2.44倍
ROE14.7%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

美容サービス需要は根強いが、競合が多く差別化が課題。強気派は増収増益トレンドとコスト削減効果で収益改善が続くと見る一方、弱気派は売上の伸びが限定的で利益率の改善余地も小さいと指摘。株価は1年で36%下落し、割安感はあるが、収益の安定性が試される局面。

プラスに働く材料6
  • 増収増益の継続

    売上高は3期ぶりに増加に転じ、2026/3期も増収増益見込み。

  • コスト改善効果

    営業利益率が2.1%から2.7%へ改善し、収益性向上の兆し。

  • 美容需要の安定

    美容サービスは景気の影響を受けにくく、リピート需要が期待される。

  • 純利益が0→2億円と黒字化通年影響

    当期純利益2億円、前期0億円から黒字化

  • 売上高147億円と3期連続増収通年影響

    売上高138→140→147億円と3期連続増収

  • 株価82円と低位、投機的資金の流入余地不定影響

    株価82円、時価総額29億円

マイナスに働く材料7
  • 利益水準の低さ

    営業利益率2.7%は低く、固定費の高さが収益を圧迫。

  • 売上の伸び悩み

    売上高は約140億円で頭打ち傾向にあり、新規顧客獲得に課題。

  • 競争激化

    美容業界は参入障壁が低く、価格競争が激しい。

  • 営業利益率2.72%、収益力は低水準通年影響

    営業益4億円を売上高147億円で割ると2.72%

  • 直近2期の純利益0億円、黒字持続に懸念通年影響

    FY2024/3・FY2025/3の純利益はいずれも0億円

  • 時価総額29億円、外国人保有0.96%と低流動不定影響

    時価総額29億円、外国人保有0.96%

  • 株価は前年比36%下落、戻り鈍い継続影響

    前年比▲36%、下落トレンドは継続

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
サロンの稼働状況と顧客単価の動向を示す。
営業利益率
コスト削減と効率化の成果を確認する。
会員数・リピート率
美容サービスの定着度と収益の安定性を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり1.5で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは1.69%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥1.5
1株あたり
配当利回り
1.69%
いまの株価に対して
配当性向
16.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月232.4
2018年3月350.014.0
2019年3月2−33.339.7
2022年3月350.031.8
2023年3月2−50.025.2
2025年3月1−33.3
2026年3月250.016.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥1.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ5,980人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.5%を占め、残る65.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他60.262.660.862.362.263.2
事業法人31.330.831.431.631.633.4
自己株式2.12.01.61.61.61.6
証券会社1.81.11.20.51.01.4
金融機関1.00.91.21.31.21.1
外国法人5.64.45.24.13.80.6
外国人個人0.20.20.20.20.30.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ヤマノネットワーク13.50
02山野義友10.74
03株式会社ヤマノビューティメイトグループ9.49
04山野功子5.91
05山野美容商事株式会社5.36
06伊藤和則3.72
07YHC取引先持株会2.90
08YHC従業員持株会2.61
09村山信也2.56
10株式会社アップフロントグループ2.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−49%、1株純資産は14期で+103%。直近期のROEは14.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月122148.15.7
2014年3月93229.39.413.8
2015年3月53615.215.5
2016年3月2315.350.81306.6
2017年3月63516.816.132.4
2018年3月154736.39.014.0
2019年3月4449.122.439.7
2020年3月0390.2577.4
2021年3月−1030−28.0
2022年3月3339.320.331.8
2023年3月53813.915.425.2
2024年3月−135−2.3
2025年3月1383.353.4
2026年3月64314.717.016.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額78百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山野功子取締役社主852,118,000
山野義友代表取締役社長 CEO563,848,000
岡田充弘取締役 専務執行役員管理本部長6753,000
松尾茂取締役63
公文裕子取締役83
成島由美取締役56

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3505017
社外取締役622224
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,042字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社の属する企業集団は、筆頭株主の株式会社ヤマノネットワークを中心としたグループであり、当社、その他の関係会社、その子会社及び関連会社等で構成されております。ヤマノグループの主な事業内容は美容に関連した流通・製造等の各部門を網羅する事業グループであります。 当社及びヤマノグループについて図示すると次のとおりであります。 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社10社で構成されており、美容室の運営及び主に和装品、宝飾品、洋装品、寝装品、健康関連商品の販売、学習塾の経営、古着の買取及び販売、並びに写真スタジオの経営を行っております。その事業内容と当社及び関係会社の事業における位置づけは次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 〈コアバリュー〉 1.美容事業 当社の美容関連部門が、美容室及びネイルサロンの経営を行っております。 2.和装宝飾事業 当社の和装関連部門及び株式会社すずのきが、呉服和装品専門店を全国に展開し、和装品等の販売を行っております。また、宝飾関連部門が、関東を中心に宝飾品専門店チェーンを展開し、ジュエリー、アクセサリーの販売を行っております。 主要な商品  振袖、留袖、訪問着、七五三祝着、和装小物、ダイヤモンドリング、ファッションリング、ネックレス、時計、毛皮等 3.ライフプラス事業 当社の訪問販売・催事販売関連部門が、各種家電、洋装品、宝飾品、健康関連商品等の販売を行っております。 主要な商品  ミシン、コート、スーツ、バッグ、ファッションリング、ネックレス等 4. その他の事業 株式会社ヤマノセイビングは、前払式特定取引業を行っております。一般社団法人日本技術技能教育協会は、着物の着付に関する普及、検定等を行っております。 〈ニューバリュー〉 5.教育事業 株式会社マンツーマンアカデミー及び東京ガイダンス株式会社及び株式会社灯学舎並びにアークネット株式会社が学習塾の経営を行っております。 6.リユース事業 株式会社OLD FLIP及び株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジが古着の買取及び販売を行っております。 7. フォト事業 株式会社薬師スタジオが写真スタジオの経営を行っております。 2026年3月31日現在の事業の系統図は次のとおりであります
経営方針・対処すべき課題3,317字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、企業理念「美道五原則 髪・顔・装い・精神美・健康美」に基づき、事業を通じてお客様の豊かな暮らしに貢献するとともに、持続的な企業価値の向上を目指しております。この基本方針のもと、当社グループは、2024年5月に「中期経営計画~Tsunageru2027~」を発表し、当社グループの果たすべき使命であるミッションを「豊かさと彩りあるライフスタイルを創造し続けます」と定めるとともに、2030年をゴールとしたビジョンとして「従業員が投資したくなる会社へ」を掲げました。 当社グループが持続的に成長していくためには、お客様から選ばれ続ける商品・サービスを提供し続けることが不可欠であります。そのためには、日々お客様と接し、事業の現場を支える従業員一人ひとりが、当社グループの将来性に誇りと期待を持ち、自らも投資したくなる会社であることが重要であると考えております。このミッション及びビジョンの実現に向けて、事業ポートフォリオの最適化、人的資本をより活かす経営、資本コストや株価を意識した経営を引き続き重要課題と位置づけ、グループ全体の成長基盤の強化に取り組んでまいります。 (2)当社のビジネス成長モデル 当社グループは、企業理念である美道の考え方に基づき、対象会社の歴史、ブランド、人財及び事業運営ノウハウを尊重しながら、友好的な「Win-WinのM&A」を推進してまいりました。 当社グループの成長戦略においては、後継者不足等の課題を抱えながらも、独自の強みや地域に根差した顧客基盤を有する企業を対象とした「事業承継型M&A」を重要な成長手段と位置づけております。M&Aの実行後は、当社グループがこれまで培ってきたPMIの知見、経営管理機能、財務・管理面の支援体制を活かし、グループ入りした会社が営業活動及びサービス品質の向上により専念できる環境を整備してまいります。 当連結会計年度においても、事業承継型M&Aを通じて、成長領域であるニューバリューセグメントにおける事業基盤の拡充が進展しております。今後も、規律ある投資判断と財務健全性のバランスを重視しながら、事業承継型M&Aを通じた成長機会の獲得と、M&A実行後の着実なPMIを推進し、当社グループ全体の収益力及び企業価値の向上につなげてまいります。 (3)中期経営計画の進捗状況 中期経営計画「Tsunageru2027」の初年度である2025年3月期においては、既存事業の収益安定化を重点課題として、営業体制の最適化、不採算店舗の見直し、伸長事業の盤石化に取り組み、最終利益の黒字化を実現いたしました。 2年目となる当連結会計年度においては、成長領域への投資と既存事業の利益創出力の強化を両立させるべく、報告セグメントを「ニューバリューセグメント」と「コアバリューセグメント」の2区分に再編し、事業ポートフォリオの最適化を推進してまいりました。 M&Aに伴うのれん償却等の費用負担を踏まえ、新たに当社グループに加わった各社の収益貢献を着実に高めること、コアバリューセグメントにおける収益構造の改善を継続すること、及びグループ全体の経営管理体制を一段と強化することが、今後の重要な課題であります。 中期経営計画の最終年度となる2027年3月期においては、当初計画で掲げた方向性を着実に推進しつつ、これまで進めてきた事業ポートフォリオの最適化を、より確かな収益成長と企業価値向上につなげるべく、以下の重点取り組みをグループ一体となって推進してまいります。 (4)2027年3月期重点取り組み ① 事業ポートフォリオの最適化と収益基盤の強化 当社グループは、ニューバリューセグメントとコアバリューセグメントの2区分による経営管理体制のもと、各事業の役割に応じた経営資源配分と投資判断の精度向上に取り組んでまいります。 ニューバリューセグメントにおいては、教育事業、リユース事業及びフォト事業を中心に、各事業の特性を活かしながら、事業基盤の拡充、サービス品質の向上、販売チャネル及び情報発信力の強化を通じて、成長領域としての収益力向上を図ってまいります。 コアバリューセグメントにおいては、和装宝飾事業、美容事業及びライフプラス事業を中心に、販売効率の向上、店舗運営の効率化、販路拡大及びコスト管理の徹底により、収益構造の改善と安定的な利益創出を推進してまいります。 これらの取り組みにより、成長領域の拡大と基盤事業の収益力強化を両立し、グループ全体として安定した利益成長とキャッシュ・フロー創出力の向上を図ってまいります。 ② 事業承継型M&AとPMIの推進 当社グループは、事業承継型M&Aを、持続的な成長を実現するための重要な戦略と位置づけております。今後も、当社グループの理念や事業領域との親和性、対象会社の収益性、成長性、人財・ブランド・顧客基盤等を慎重に見極めながら、規律あるM&Aを推進してまいります。また、M&Aの実行後においては、取得そのものを目的とするのではなく、当社グループに加わった会社の強みを活かし、着実に収益貢献へつなげることが重要であると認識しております。当社グループは、経営管理、財務、人財、営業運営等の面から支援を行い、各社が持つ独自性を尊重しながら、PMIを着実に進めてまいります。 特に、当連結会計年度に当社グループに加わった各社については、それぞれの事業特性を踏まえた支援体制を整備し、着実な収益貢献と中長期的な成長基盤の強化に取り組んでまいります。 ③ 人的資本をより活かす経営 当社グループの競争力の源泉は、創業以来培ってきた顧客ネットワーク、現場に蓄積された事業運営ノウハウ、そしてそれらを支える人財にあります。中期経営計画の実現に向けては、既存事業の収益力強化に加え、成長領域の拡大及びM&A後のPMIを推進する上でも、人財力の強化が一層重要になると認識しております。 当社グループは、成長を支える人財の採用及び育成を推進するとともに、各事業における次世代マネジメント人財の計画的な育成に取り組んでまいります。また、グループ各社に蓄積された知見や成功事例を共有し、ナレッジの横展開を進めることで、事業運営の質と生産性の向上を図ってまいります。 これらの取り組みを通じて、従業員一人ひとりが誇りを持って働き、当社グループの将来性に期待を持てる組織づくりを進め、「従業員が投資したくなる会社へ」というビジョンの実現につなげてまいります。 ④ 資本コストや株価を意識した経営 当社グループは、株主資本及び金融機関からの借入金を活用して事業を運営しており、資本コストを意識した収益性の向上と財務健全性の確保が、企業価値及び株主価値の向上に不可欠であると認識しております。 中期経営計画の2年目である当連結会計年度においては、事業ポートフォリオの最適化、成長領域への投資、既存事業の収益構造改善を進めてまいりました。一方で、持続的な企業価値向上を実現するためには、利益成長に加え、資本効率の向上、財務健全性とのバランス、及び当社グループの成長戦略に対する市場理解の促進が重要であります。 今後も、投資家との建設的な対話の拡充、決算説明資料や各種開示資料の充実、個人投資家及び機関投資家に向けた情報発信力の向上に取り組んでまいります。 また、投資家との対話を通じて得られた意見を経営に活かし、収益性の改善、資本効率の向上、株主還元のあり方の検討等を通じて、企業価値及び株主価値の持続的な向上に努めてまいります。 以上の取り組みを通じて、当社グループは、成長領域の拡大、基盤事業の収益力強化、事業承継型M&A後のPMI、人的資本の強化及び資本効率を意識した経営を一体的に推進し、持続的な成長と企業価値向上に向けた経営基盤を一段と強化してまいります。
事業等のリスク1,440字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ① 業績変動のリスク 当社グループの事業は成熟産業に属しており、特に和装品、宝飾品につきましては、高額品のため顧客にとって当社グループの商品を購入することは、多くの場合必要不可欠とは言えません。また、当社グループのターゲット市場における景気後退及びそれに伴う需要の縮小は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。そのほか、消費性向及び商品トレンドの変化により売上高の減少、台風などの気象状況、地震による災害により、売上を見込んでいる時期の業績が伸び悩み、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制について 当社グループの一部の事業は、和装品、宝飾品、健康関連商品等の訪問販売を行い、「特定商取引に関する法律」の規制を受けており、当社グループとして法令遵守を徹底しております。将来、訪問販売に関する規制を強化するような法改正が行われる等により、家庭訪問による販売体制の効率性を維持できなくなった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ③ 顧客情報の管理について 当社グループは、商品・サービスの販売の過程において多くの顧客情報を取り扱っております。当社グループといたしましては、社内教育による啓蒙や顧客情報の閲覧及び出力について制限を強化するなどのIT統制により、顧客情報管理の徹底に努めておりますが、世界的なサイバー攻撃や不正アクセス等により、顧客情報の流出により問題が発生した場合、将来的な事業展開、経営成績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 金利市場の変動について 当社グループは、銀行借入等の有利子負債による資金調達を実施しており、金利情勢、その他金融市場の変動による金利市場の変動の影響を受けております。その結果、当社グループの業績等が悪影響を受ける可能性があります。 ⑤ M&A等の投資について 当社グループは、M&Aによる事業拡大を重要な成長戦略のひとつとして位置づけております。 M&Aを行う際には、対象会社の財務内容や契約関係等について、詳細なデューデリジェンスを行い極力リスクを回避するよう努めておりますが、M&Aを実施した後に、偶発債務や未認識債務が発生する可能性が考えられます。また、買収時に発生するのれん等については、その超過収益力の効果が発現すると見積もられる期間にわたり償却を行う必要があります。今後、新たにのれんが発生し、その償却費用が増加する可能性があり、また、対象会社の業績が大幅に悪化し、将来の期間にわたって損失が発生する状態が継続すると予想される場合には、減損処理を行う必要が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 感染症拡大によるリスクについて 当社グループは、日本国内のほぼ全域において小売店舗を設け、事業活動を展開しております。感染症の拡大(パンデミック)が国内において発生した場合、小売店舗が閉鎖される等、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,079字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 (1) 経営成績 当期における国内経済は、インバウンド需要の拡大や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、エネルギー・資源価格の高騰による物価上昇や地政学リスクの長期化、海外における政策動向の影響等もあり、先行き不透明な状況が続いております。 このような経営環境のもと、当社グループは、2024年5月にグループの使命(ミッション)を「豊かさと彩りあるライフスタイルを創造し続けます」と定め、2030年をゴールとするビジョンとして「従業員が投資したくなる会社へ」を掲げました。これを踏まえ、「中期経営計画~Tsunageru2027~」を策定し、2025年3月期からの3年間を経営基盤強化期間と位置づけ、各種施策を推進しております。 当連結会計年度は、本計画2年目として、初年度に進めた収益改善を土台に、成長領域への投資と既存事業の利益創出力の強化を両立させるべく、事業ポートフォリオの最適化を推進してまいりました。 その一環として、当連結会計年度より報告セグメントを「ニューバリューセグメント」と「コアバリューセグメント」の2区分に再編しております。これは、2024年5月に公表した「中期経営計画~Tsunageru2027~」における事業ポートフォリオの考え方を踏まえ、各事業の役割、収益性及び成長性をより明確にするとともに、経営管理及び進捗評価の精度向上を図ることを目的としたものであります。ニューバリューセグメントは、教育・リユース・フォト事業を中心に、収益性と成長性の高い事業で構成し、事業承継型M&Aを通じてグループの成長を牽引する領域と位置づけております。一方、コアバリューセグメントは、和装宝飾事業、美容事業及びライフプラス事業を中心とした既存事業群であり、事業効率の向上と収益構造の改善を通じて、安定的な利益創出とキャッシュ・フロー創出力の向上を担う領域としております。両セグメントの役割を明確化したことにより、当社グループが目指す「成長投資」と「収益基盤強化」の両立に向けた経営の方向性は、当連結会計年度において一段と明瞭になりました。また、成長領域と基盤事業の位置づけを整理したことで、経営資源配分や投資判断の精度向上にもつながる体制整備が進みました。「人的資本の活用促進」及び「資本コストや株価を意識した経営」につきましても、引き続き重要課題として取り組んでまいりました。 当連結会計年度においては、2025年4月に写真スタジオ運営の株式会社薬師スタジオ、同年6月にリユース事業を展開する株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジが新たにグループに加わり、さらに2026年3月には教育事業を展開するアークネット株式会社をグループに迎え入れました。これらはいずれも、当社が成長戦略として推進している事業承継型M&Aによるものであり、それぞれが長年にわたり培ってきた事業運営ノウハウや独自の強みを有しております。これにより、ニューバリューセグメントにおける事業領域の拡張と、中長期的な成長余地の拡大が進展いたしました。 売上面につきましては、ニューバリューセグメントにおいて、教育事業の堅調な推移に加え、株式会社薬師スタジオ及び株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジの業績寄与により売上高が拡大いたしました。コアバリューセグメントにおいても、和装宝飾事業における新販売管理システムの定着に伴う業務運営の精度向上、美容事業における収益改善、ライフプラス事業の回復が進み、成長領域と基盤事業の双方が寄与する形で、グループ全体として増収となりました。 利益面につきましては、株式会社薬師スタジオ、株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジ及びアークネット株式会社のM&Aに伴う取得関連費用93百万円が先行して発生しことに加え、のれん償却費が増加したものの、各事業における収益性改善施策の進展や和装宝飾事業での新システム稼働に伴う一過性の増収効果などにより、これらの費用を吸収し、前年を上回る結果となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、一部店舗に係る減損損失を計上したものの、各段階利益の改善により、増益を確保いたしました。とりわけ、キャッシュ創出基盤であるコアバリューセグメントにおいて、和装宝飾事業及び美容事業を中心に収益構造の改善が継続的に進展したことが全体の利益成長を下支えいたしました。また、ニューバリューセグメントにおいても、事業規模の拡大と収益力向上が進み、中長期の利益成長に向けた基盤強化が進展いたしました。 以上のとおり、当連結会計年度は、既存事業の収益改善を進めながら、成長領域への投資とM&Aの実行を通じて、事業ポートフォリオの質的転換を前進させた一年となりました。成長領域と基盤事業がそれぞれの役割を果たし始めたことにより、当社グループは、安定した収益基盤の強化と将来の成長余地の拡張を同時に進める体制を一段と明確にしております。 この結果、当連結会計年度の売上高は147億24百万円(前期比5.4%増)、EBITDAは5億93百万円(前期比61.2%増)、営業利益は4億11百万円(前期比60.8%増)、経常利益は3億60百万円(前期比52.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億7百万円(前期比396.7%増)となりました。 セグメント別の業績は、次のとおりです。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度との比較・分析は変更後の区分に基づいて記載しております。 (ニューバリューセグメント) ニューバリューセグメントにおきましては、教育事業、リユース事業及びフォト事業を中心に、事業基盤の拡充と収益力の向上に取り組んでまいりました。 教育事業では、新規生徒募集や在籍生徒数の最大化、講習需要の着実な取り込みを図ったことにより、堅調に推移し、増収となりました。また、サービス品質の向上を目的とした人財採用の強化や、教室長候補の早期育成に向けた研修プログラムの充実など、人財力の強化を継続してまいりました。さらに、2026年3月には、東京都内で「スクールIE」7教室を運営するアークネット株式会社をグループに迎え入れ、首都圏における教育事業の基盤拡充を進めました。東京都は、教育支出水準が高く、個別指導塾への需要が堅調な国内最重要マーケットであり、今後、首都圏におけるドミナント戦略の推進や運営ノウハウの共有等を通じて、教育事業全体の収益力向上につなげてまいります。 リユース事業では、株式会社OLD FLIPにおいて、前期に引き続き収益構造改革を推進してまいりました。ブランディングの確立に向けて、店舗販売における商材及び販売体制の見直しに加え、ECの拡充やBtoB販売先の開拓など、販売チャネルの多様化を進めており、収益化に向けた基盤整備は着実に進捗しております。 さらに、2025年6月にグループ入りした株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジは、リユース事業として2社目の展開となります。同社は、感度の高い若年層を中心に支持を集める先進的なリユースブランドとして、SNSを活用した情報発信によりファン層を着実に拡大しております。また、独自の店舗設計による空間価値の提供や、販売・買取に加えたトレード方式の導入など、独自性の高い取り組みを展開しております。 フォト事業では、2025年4月にグループ入りした株式会社薬師スタジオにより、新たに事業領域を拡大いたしました。同社は、「ライフイベントに寄り添うフォト事業」を展開しており、高品質かつ独自性の高いサービスを強みとして、愛犬専門スタジオ、マタニティ、ニューボーンフォトなど、多様なニーズに対応しております。また、SNSを活用した情報発信にも積極的に取り組んでおります。 新たにグループ入りした株式会社薬師スタジオ及び株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジは、事業及び業績ともに概ね計画どおりに推移しており、PMIも順調に進展しております。これにより、ニューバリューセグメントにおける事業基盤の拡充と収益機会の拡大に着実に寄与しております。 以上の結果、ニューバリューセグメントの売上高は22億44百万円(前期比27.4%増)、セグメント利益は1億20百万円(前期比11.3%増)となりました。利益面につきましては、教育事業における人財力強化や、新規グループ入りした会社に係るPMI関連費用等を織り込んだものの、事業基盤の拡充に加え、将来の収益貢献に向けた取り組みは順調に進みました。 (コアバリューセグメント) コアバリューセグメントにおきましては、和装宝飾事業、美容事業及びライフプラス事業を中心に、収益構造の改善と事業効率の向上に取り組んでまいりました。 和装宝飾事業においては、前期に収益の安定化を目的として、営業資源の再配置及び不採算店舗の閉鎖などの選択と集中を推進いたしました。これらの構造改革の効果は当連結会計年度においても継続して顕在化しており、採算性を重視した店舗運営への転換が進みました。また、大型展示販売会においては、販売効率の向上及び粗利率管理の徹底により、売上水準を確保するとともに、店舗当たり売上高と粗利率の双方が改善いたしました。加えて、期首より運用を開始した新販売管理システムの導入に伴う業務プロセスの見直しにより納品の早期化が進み、また、納品管理の精度向上や粗利管理の強化もあり、通期を通じて業績に寄与いたしました。 美容事業においては、前期に実施した営業資源の最適化及び不採算店舗の閉鎖の影響により売上高は減少したものの、価格改定やサービスメニューの強化を通じて売上構成の改善を進めた結果、利益は大きく改善いたしました。加えて、店舗運営の効率化、FC店舗の増加及び仕入コントロールの強化により、収益基盤は一段と強化され、利益改善に寄与いたしました。 ライフプラス事業においては、販売員及び顧客の高齢化などの構造課題が続く中、販路拡大施策の推進や催事販売の強化、コスト管理の徹底等に取り組んだ結果、売上高は増加し、収益も大きく改善いたしました。これらの取り組みにより、事業基盤の改善が進み、黒字に回復いたしました。 以上の結果、コアバリューセグメントの売上高は124億79百万円(前期比2.3%増)、セグメント利益は4億50百万円(前期比170.9%増)となりました。利益面につきましては、和装宝飾事業において、新販売管理システムの運用開始に伴う納品早期化等による一過性の利益押し上げ要因が含まれる一方で、構造改革や業務運営の見直しによる改善効果も着実に進展しており、グループ全体の利益成長を支える基盤事業としての役割を果たしました。 なお、当連結会計年度の仕入実績及び販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 a. 仕入実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前期比(%) ニューバリューセグメント(千円)   270,656   295.3 コアバリューセグメント(千円)   4,322,300   102.0 合計(千円)   4,592,956   106.1 (注)  上記の金額は、連結消去前の金額によっております。 b. 販売実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2025年4月1日至  2026年3月31日)   前期比(%) ニューバリューセグメント(千円)   2,244,332   127.4 コアバリューセグメント(千円)   12,479,860   102.3 合計(千円)   14,724,197   105.4 (注)  セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて4億57百万円増加し84億13百万円となりました。これは主に現金及び預金が4億2百万円増加、のれんが3億30百万円増加、ソフトウェア仮勘定からの振替等によりソフトウェアが1億30百万円増加、敷金及び保証金が54百万円増加、売掛金が1億16百万円減少したことによるものです。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べて2億91百万円増加し69億20百万円となりました。これは主に、前受金が4億20百万円減少、電子記録債務が1億50百万円増加、短期借入金が50百万円増加、一年以内返済予定長期借入金が1億1百万円増加、長期借入金が3億68百万円増加、リース債務が60百万円増加したことによるものです。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1億65百万円増加し14億92百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益計上による利益剰余金2億7百万円、剰余金の配当35百万円、その他有価証券評価差額金7百万円の減少によるものです。 なお、セグメントごとの資産は、次のとおりであります。 ・ニューバリューセグメント ニューバリューセグメントの総資産は12億9百万円(前期比73.4%増)となりました。 これは主に、株式会社薬師スタジオ、株式会社ニューヨークジョーエクスチェンジ及びアークネット株式会社を取得したことによる現金及び預金の増加2億29百万円、商品の増加71百万円、敷金保証金の増加54百万円などによるものです。 ・コアバリューセグメント コアバリューセグメントの総資産は51億69百万円(前期比7.0%減)となりました。 これは主に、売掛金が1億34百万円減少、商品が1億83百万円減少、未収入金が69百万円減少したことなどによるものです。 (3)キャッシュフロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ4億2百万円増加し23億52百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、3億77百万円(前期は3億84百万円の収入)となりました。 これは主に、税金等調整前当期純利益3億8百万円、減価償却費92百万円、のれん償却費88百万円、売上債権が1億48百万円減少、棚卸資産が1億65百万円減少、前受金が4億22百万円減少したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は2億99百万円(前期は1億26百万円の支出)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出41百万円、無形固定資産の取得による支出42百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出4億19百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入90百万円、投資有価証券の売却による収入76百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、3億24百万円(前期は5億51百万円の支出)となりました。 これは主に、短期借入金の増加額50百万円、長期借入れによる収入9億円、長期借入金の返済による支出5億48百万円によるものであります。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性について ①資金需要 当社グループの運転資金需要は、営業活動に係る資金支出では、商品の仕入及び人件費並びに賃借料を始めとする販売費及び一般管理費があります。 また、投資活動に係る需要としては、新規出店や店舗改装費用が発生するほか、事業領域の拡大を図るために事業買収(M&A)等の投資を推進しており、それに伴う資金需要の発生が見込まれます。 ②財政政策 当社グループは、運転資金につきましては、手許資金及び短期借入金により調達することとしておりますが、グループ内の資金効率化のため、当社と子会社との間で、キャッシュ・マネジメント・システムを導入しており、資金余剰状態にある会社から資金需要が発生している会社への資金の流動性を確保しております。 またM&A等の投資に伴う資金については、金融機関からの借入を活用しており、取引金融機関からの資金調達に関しては問題なく実施可能と認識しております。 (4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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出典

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