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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ジェーソン

JASON CO.,LTD.3080 · Standard · 小売業

消耗頻度の高い生活必需商品を総合的に扱う小売業態。衣料から食品、酒類までをワンストップで提供し、フランチャイズ展開も手がける。

概要

ジェーソンは千葉県柏市に本社を置くディスカウントストアチェーンである。食品や日用品を低価格で提供するバラエティ・ストア「ジェーソン」を首都圏中心に117店舗展開する。2026年2月期の売上高は286億円、従業員181人。ITと物流の内製化によるローコスト経営を特徴とする。1983年創業。大阪証券取引所ヘラクレス市場を経て現在は東京証券取引所JASDAQスタンダードに上場。連結子会社3社を持ち、飲料水製造や食品スーパー運営も手がける。

食品・日用品を扱うバラエティ・ストアの業態

ジェーソンの主力は、消耗頻度の高い生活必需商品を扱うバラエティ・ストアである。衣料服飾・インテリア(紳士衣料、婦人衣料、寝具など)、日用品・家庭用品(家電、玩具、カー用品、園芸、洗剤、ペット用品など)、食料品(全般、生鮮、加工肉)、酒類の4部門で構成する。EDLP(エブリディ・ロープライス)とショートタイムショッピングをコンセプトに、チラシ特売を原則行わない。1999年に開店した葛飾白鳥店が現在の業態のモデルとなった。2025年には子会社サンモールの6店舗が加わり、食品スーパー事業をグループに取り込んだ。

ITと物流の内製化が支える低コスト構造

ジェーソンは2001年に独自開発の商品自動補充発注システムJIOSを全店導入した。店舗ごとの在庫を適正化し、品出し作業時間を短縮する。2017年には守谷共配センターを開設し、倉庫作業と配送を自社化。2020年には西多摩共配センターでも配送を完全内製化した。2019年には自社開発のJPOSレジを導入し、電子マネーやクレジットカードによるキャッシュレス決済に対応した。これらのシステム投資により人件費や物流コストを抑制し、低価格販売を可能にしている。

連結子会社3社の役割とグループシナジー

グループは当社のほかに3つの連結子会社で構成する。株式会社スパイラルは商品調達を担い、スポット仕入を強化して低価格を実現する。株式会社尚仁沢ビバレッジはオリジナルミネラルウォーター「尚仁沢の天然水」を製造し、2020年に栃木県のボトリング工場を事業譲受した。株式会社サンモールは群馬県で食品スーパー6店舗を運営し、2025年に子会社化。両社間での商品相互供給によりシナジーを図るが、サンモールの収益は計画に乖離し、のれん及び有形固定資産の減損損失を計上した。

首都圏中心の店舗展開とスクラップ&ビルド

店舗は千葉県を中心に埼玉、茨城、群馬、東京の1都4県に展開する。2026年2月期末の直営店舗数は117店(サンモール6店舗を含む共同店舗を含む)。出店は居抜き物件を主体とし、初期コストを低減する。不採算店は閉店し、2008年開店の船橋習志野台店は2010年に、2012年開店の吉川店は2016年、2009年開店の北本店は2022年にそれぞれ閉店した。プロジェクト管理システムで事業性を検証し、スクラップ&ビルドを繰り返す戦略を取る。

業界の中での役割は生活必需商品の総合小売業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
286億円
営業利益
2億円
営業利益率
0.7%
純利益
-2億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01衣料服飾・インテリア主力

紳士・婦人・子供衣料、肌着・靴下類、靴鞄傘ベルト、寝具室内装飾品を扱う。生活に欠かせない衣料品とインテリア用品を、幅広い品ぞろえで提供している。

主な製品・サービス2
衣料品
紳士・婦人・子供向けの衣料品。肌着や靴下などの基礎衣料から、カジュアルウェアまでを幅広く取り扱う。
インテリア用品
寝具や室内装飾品など、住まいの環境を整えるための用品を取り扱う。

02食料品主力

食料品全般、生鮮食料品、加工肉を取り扱う。毎日の食卓に欠かせない食品を、生鮮から加工品まで幅広く提供している。

主な製品・サービス2
生鮮食料品
野菜、果物、鮮魚、精肉などの生鮮食品。毎日の食事に必要な新鮮な食材を提供する。
加工食品
惣菜、冷凍食品、缶詰、調味料などの加工食品。手軽に調理できる食品を豊富に取り揃える。

03日用品・家庭用品準主力

家庭電化製品、家事調理用品、時計・メガネ、カメラ、玩具・ホビー、文具、カー用品、スポーツ・レジャー用品、自転車、日曜大工品、園芸、キッチン用品、化粧雑貨、洗剤・清掃用品、ペット用品、ベビー用品等を幅広く扱う。日々の暮らしに必要な用品を網羅し、ワンストップで提供することで顧客の利便性を高めている。

主な製品・サービス4
家庭電化製品
炊飯器や掃除機などの小型家電製品を取り扱う。生活の省力化に貢献する製品を提供する。
台所用品
調理器具やキッチン用品を取り扱う。日常の調理を支える必需品を品ぞろえしている。
文具
筆記具や事務用品など、オフィスや家庭で使用する文房具を取り扱う。
洗剤・清掃用品
衣類用洗剤や台所用洗剤、掃除用具など、家庭の清掃に必要な商品を取り扱う。

04酒類準主力

酒類全般を取り扱う。ビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキーなど、多様な酒類を提供し、顧客の様々な需要に応えている。

主な製品・サービス3
ビール
国産・輸入ビールを取り扱う。
日本酒
全国の銘柄を取り揃える。
焼酎
芋焼酎、麦焼酎など様々な種類を扱う。

05その他営業収入副次

ロイヤリティ、受取物流費、テナント賃料等の事業収入。フランチャイズ展開や、物流業務、テナント入居など、小売以外の事業から得られる収入。

製品と技術

商品自動補充発注システムJIOS

JIOSはジェーソンが2001年に社内開発したオーダリングシステムである。各店舗の販売データをもとに在庫を自動計算し、発注を最適化する。これにより店内作業時間が大幅に短縮され、人件費削減に貢献する。店舗ごとの在庫差異を減らし、欠品防止と過剰在庫抑制を両立。システムはその後も改良を重ね、ローコスト経営の根幹技術として機能している。

オリジナル飲料水「尚仁沢の天然水」

栃木県塩谷郡の名水百選「尚仁沢湧水」を水源とするミネラルウォーター。2020年に子会社尚仁沢ビバレッジがボトリング工場を事業譲受し製造を開始した。同社では「はじける強炭酸水(天然水の炭酸水)」も生産する。これらはジェーソン全店で販売され、好調な販売を維持。増産体制が定着し、連結業績に安定的に寄与している。

JV商品(ジェーソンバリュー商品)

JV商品は、ジェーソンが独自の集荷努力により仕入先と協力して開発する低価格商品群である。長年の取引関係を活かし、通常より有利な条件で調達する。ペットボトル飲料を中心に品揃え、EDLP(エブリディ・ロープライス)の要となっている。チラシ特売を原則行わない同社にとって、日常的な低価格を実現する重要な商品群である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

ドラッグストア・ホームセンター運営、低収益で伸び悩み

ドラッグストアとホームセンターを展開する小売企業。同業のトライアルホールディングスや光フードサービスと比較して売上規模は小さい。直近期の営業利益率は1%台と低く、競合との価格競争や出店競争で収益が圧迫されている。小規模ながら地域密着型の店舗運営が強みだが、規模の経済が働かず、成長戦略の見直しが必要。

強み

  • 地域の需要に合わせた品揃えとサービスで、固定客を獲得。
  • ドラッグとホームセンターの複合店で、買い回り需要を捉える。
  • プライベートブランドやディスカウントにより、価格競争に対応。
  • 小規模チェーンならではの意思決定の速さで、地域特性に合わせた施策を展開。

課題

  • 営業利益率が低く、販管費削減や高粗利商品の拡充が必要。
  • 大手チェーンとの競争に打ち勝つための独自性が不足。
  • 既存商圏での新規出店が難しく、成長鈍化のリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がジェーソン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19950ハチバン106億円169.5倍
23353メディカル一光グループ106億円8.3倍
33538ウイルプラスホールディングス106億円8.4倍
47514ヒマラヤ105億円
53080ジェーソン104億円
63083スターシーズ104億円136.3倍
73560ほぼ日102億円11.0倍
82798ワイズテーブルコーポレーション99億円48.2倍
97610テイツー97億円10.3倍
109980MRKホールディングス96億円10.0倍
115891SAKIGAKEホールディングス95億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

埼玉県川口市で創業した1983年

1983年6月、埼玉県川口市に衣料品や日用雑貨を販売する株式会社クルメとして資本金10,000千円で設立。1984年12月、埼玉県和光市にディスカウント・ストア「ジェーソン和光店」(1号店)を開店した。1985年5月に商号を株式会社ジェーソンに変更し、小売業としての第一歩を踏み出した。

合併と本社移転で千葉に地盤を移した1987〜1990年

1987年6月、千葉県松戸市の新大和物産株式会社を合併。1988年11月に千葉県流山市へ本店を移転。1989年5月には商品仕入を目的として100%出資の子会社株式会社スパイラルを設立。1990年10月、千葉県東葛飾郡沼南町(現・柏市)に本店を移転し、現在の本社所在地となる。

システム刷新とバラエティ・ストアへの転換(1994〜1999年)

1994年2月、社内コンピュータシステムを汎用機からパソコン主体の社内LANシステムに全面切り替え。1998年3月には京和物産株式会社を形式上の存続会社とする逆さ合併を実施し、商号を継承。1999年5月、東京都葛飾区に現在の主力業態のモデルとなるジェーソン葛飾白鳥店(15号店)を開店した。

独自発注システムJIOSの全店運用開始(2001年)

2001年4月、社内開発の商品自動補充発注システムJIOSを全店全部門で本格運用開始。各店舗の販売データをもとに在庫を自動計算し、発注を最適化する。店内の品出し作業時間を大幅に短縮し、人件費削減に貢献。このシステムは後のローコスト経営の根幹技術となり、同社の競争力を支えた。

大阪証券取引所への上場と店舗網拡大(2007〜2010年)

2007年4月、大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場。2007年3月に60号店(東鎌ヶ谷店)、2008年2月に70号店(船橋習志野台店)、2009年1月に80号店(松戸河原塚店)、同年11月に90号店(北本店)を開店し、店舗網を拡大した。2010年10月、市場統合により大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行。

物流内製化と100号店達成(2015〜2017年)

2015年7月に110号店(岩瀬店)、2016年7月に120号店(取手東店)を開店。2017年2月、東京都西多摩郡に西多摩共配センターを開設し、自社物流の実験を開始。同年11月には茨城県つくばみらい市に守谷共配センターを開設し、倉庫内作業及び配送業務の本格内製化に踏み切った。

飲料水製造への進出とサンモール子会社化(2020〜2026年)

2020年11月、100%出資の子会社株式会社尚仁沢ビバレッジを設立。同年12月に栃木県のボトリング工場を事業譲受し、オリジナル水「尚仁沢の天然水」の製造を開始。2025年3月に群馬県の食品スーパー株式会社サンモールを子会社化、6店舗をグループに加えた。2026年2月期はサンモールの事業計画未達により減損損失を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失となった。

年表30件を開く

1980年代

  • 1983年6月創業埼玉県川口市に衣料品、日用雑貨品等を販売する株式会社クルメを資本金10,000千円で設立。
  • 1984年12月埼玉県和光市にディスカウント・ストア ジェーソン和光店(1号店)を開店、営業開始。
  • 1985年5月商号変更商号を株式会社ジェーソンに変更。
  • 1987年6月M&A千葉県松戸市の新大和物産株式会社を合併。
  • 1988年11月千葉県流山市に本店移転。
  • 1989年5月商品仕入を目的として千葉県東葛飾郡沼南町(現・千葉県柏市)に100%出資の子会社株式会社スパイラルを資本金90,000千円で設立。

1990年代

  • 1990年10月千葉県東葛飾郡沼南町(現・千葉県柏市)に本店移転。
  • 1994年2月社内のコンピュータシステムを従来の汎用コンピュータからパソコン主体の社内LANシステムに全面切替え。
  • 1998年3月M&A千葉県東葛飾郡沼南町(現・千葉県柏市)の京和物産株式会社を形式上の存続会社として、実質上の存続会社株式会社ジェーソンを合併、形式上の存続会社の商号を株式会社ジェーソンと変更。
  • 1999年5月東京都葛飾区に現在主力のバラエティ・ストアのモデルとなるジェーソン葛飾白鳥店(15号店)を開店、営業開始。

2000年代

  • 2001年4月商品自動補充発注システムJIOSを社内で開発、全店全部門で本格運用開始。
  • 2005年12月埼玉県鳩ヶ谷市(現・埼玉県川口市)にジェーソン鳩ヶ谷里店(50号店)を開店、営業開始。
  • 2007年3月千葉県鎌ヶ谷市にジェーソン東鎌ヶ谷店(60号店)を開店、営業開始。
  • 2007年4月上場大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場。
  • 2008年2月千葉県船橋市にジェーソン船橋習志野台店(70号店)を開店、営業開始。(2010年8月閉店)
  • 2009年1月千葉県松戸市にジェーソン松戸河原塚店(80号店)を開店、営業開始。
  • 2009年11月埼玉県北本市にジェーソン北本店(90号店)を開店、営業開始。(2022年4月閉店)

2010年代

  • 2010年10月上場大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2012年6月埼玉県吉川市にジェーソン吉川店(100号店)を開店、営業開始。(2016年8月閉店)
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2015年7月茨城県桜川市にジェーソン岩瀬店(110号店)を開店、営業開始。
  • 2016年7月茨城県取手市にジェーソン取手東店(120号店)を開店、営業開始。
  • 2017年2月物流コストの低減を目的として東京都西多摩郡瑞穂町に西多摩共配センターを開設、自社による倉庫内作業の実験運用開始。(2022年1月閉鎖)
  • 2017年11月茨城県つくばみらい市に守谷共配センターを開設、自社による倉庫内作業及び配送業務の本格運用開始。
  • 2018年5月監査等委員会設置会社に移行。
  • 2019年10月自社独自開発のJPOSレジ及び電子マネーやクレジットカード等でのキャッシュレス決済を全店舗にて本格運用開始。
  • 2019年11月群馬県高崎市にジェーソン前橋インターアカマル店(130号店)を開店、営業開始。

2020年代

  • 2020年9月西多摩共配センターにて配送業務を全て自社化、物流内製化を実現。
  • 2020年11月将来的な仕入原価の低減を目的として栃木県塩谷郡塩谷町に100%出資の子会社株式会社尚仁沢ビバレッジを資本金90,000千円で設立。
  • 2020年12月株式会社尚仁沢ビバレッジにおいて尚仁沢百年湧水ボトリング工場の事業譲受を実施、飲料水製造事業を開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で181人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は478万円で、9期前と比べて+16.8%平均年齢は41.7歳、平均勤続年数は12.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月190
2018年2月201
2019年2月209
2020年2月40938.210.7196
2021年2月41339.310.8194
2022年2月42738.610.9207
2023年2月47038.910.8196
2024年2月43139.411.0194
2025年2月46840.112.0165303
2026年2月47841.712.2181110

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位9)
千葉県 柏沼南店(柏市)他33店舗809百万円
小売事業
尚仁沢百年湧水ボトリング工場 — 栃木県塩谷郡塩谷町567百万円
全社共通
本部その他546百万円
全社共通
茨城県 新取手店(取手市)他17店舗291百万円
小売事業
群馬県 桜町店(群馬県沼田市)他5店舗97百万円
小売事業 全社共通
東京都 葛飾白鳥店(葛飾区)他25店舗69百万円
小売事業
埼玉県 和光店(和光市)他28店舗54百万円
小売事業
栃木県 小山店(小山市)他3店舗31百万円
小売事業
群馬県 前橋インターアカマル店(高崎市)他5店舗23百万円
小売事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱スパイラル(注)1
    千葉県柏市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱尚仁沢ビバレッジ(注)1
    栃木県塩谷郡塩谷町 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱サンモール(注)2
    群馬県沼田市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱太田興産
    東京都葛飾区 · その他の関係会社
    議決権33.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は286億円営業利益2億円前期と比べると増収減益で、売上が+1.1%、利益が-60.0%。

売上高
+1.1%
286億円
営業利益
-60.0%
2億円
純利益
-166.7%
-2億円
営業利益率
0.7%
前期比 -1.1%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高290億円286億円
営業利益2億円2億円
純利益2億円-2億円
1株あたり配当¥13¥13

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は74億円、営業利益は2億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+2.8%、営業利益は−33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q7345.52
2024年2Q7933.82
2024年3Q7011.41
2024年4Q651
2025年1Q7234.22
2025年2Q7822.61
2025年4Q13300.00
2026年2Q14932.02
2026年4Q137−1−0.7−4
2027年1Q7422.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は196億円から286億円へ1.5倍に増えた。直近期の営業利益率は0.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
2013年2月19631
2014年2月19631
2015年2月20442
2016年2月21774
物流コストの低減を目的として東京都西多摩郡瑞穂町に西多摩共配センターを開設、自社による倉庫内作業の実験運用開始。(2022年1月閉鎖)
2017年2月23374
2018年2月23264
2019年2月23474
将来的な仕入原価の低減を目的として栃木県塩谷郡塩谷町に100%出資の子会社株式会社尚仁沢ビバレッジを資本金90,000千円で設立。
2020年2月24485
2021年2月265138
2022年2月26396
2023年2月27286
2024年2月28796
2025年2月283561.83
2026年2月286220.7−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高286億円のうち、営業利益として残るのは2億円0.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-0.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金74.1%212億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.2%72億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.7%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
25.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比3.0pt
0.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.2pt
-0.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比11.9pt
-3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-1.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが3億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月5−2−2311
2014年2月20−2211
2015年2月7−1−1616
2016年2月7−4−1318
2017年2月4−4−1017
2018年2月3−3−2015
2019年2月10−1−2922
2020年2月8−2−1627
2021年2月11−1−21035
2022年2月4−2−2234
2023年2月7−2−2537
2024年2月6−1−2539
2025年2月6−5−3138
2026年2月3−7−4−430

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は109億円。このうち返さなくてよい自己資本が59億円で、自己資本比率は54.5%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月58243441.3
2014年2月58243442.1
2015年2月62263641.6
2016年2月68293942.5
2017年2月71323945.3
2018年2月73353847.2
2019年2月78384048.5
2020年2月84424249.3
2021年2月95484750.8
2022年2月97534453.9
2023年2月104574754.6
2024年2月108614756.9
2025年2月109634658.0
2026年2月109594954.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
38億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
54億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
24億円
在庫として抱えている分
負債合計
49億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
67
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率1 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中125位あたり、逆に低いのはROE322社中296位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-3.3%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.5%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
1.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.6%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥814で、1年前と比べて+18.3%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥814-0.4%1ヶ月+3.3%1年+18.3%時価総額104億円
過去52週の値幅
安値¥697高値¥853

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)69.5倍
PBR1.78倍
配当利回り1.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は810円で、25日線789円を上回り、1ヶ月で+5.06%と堅調。RSIは71.6と買われすぎ圏。52週高値853円に近づき、8月に入って上昇基調。出来高は8/19に13,200株と増加したが、その後は1,200株と減少。高値圏で一服感。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PERが開示されておらず、予想PER 69.2倍と非常に高く、同業界平均PER 40.19倍を大きく上回ります。PBR 1.77倍も業界平均3.06倍より低いですが、ROE -3.3%と赤字で収益性が悪化しています。配当利回り1.6%は業界平均12.61%を大きく下回り、配当の魅力も低いです。業績は営業利益が減少傾向で、2026年2月期は最終赤字見込みであり、割高と判断します。

指標この会社業種平均
PER (予想)69.5倍
PBR1.78倍2.44倍
ROE-3.3%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

ディスカウントストア市場は競争が激しく、大手や他業態との価格競争が常態化している。強気派は、地域密着型の店舗網と低価格戦略が地道な需要を取り込んでおり、売上高は安定的に推移している点を評価する。また、今後の商品構成の見直しやコスト削減で収益改善の余地があるとみる。一方、弱気派は、営業利益率が1%未満と極めて低く、直近では最終赤字に転落しており、抜本的な構造改革なしには収益性の改善は難しいと指摘する。競合との価格競争や人件費上昇など経営環境も厳しく、店舗の老朽化も課題だ。

プラスに働く材料7
  • 売上高の安定感

    売上高は過去3期で270億円台から286億円と小幅な変動に留まる。

  • 地域密着の強み

    千葉県内を中心に店舗展開し、地元客の固定需要がある。

  • コスト削減の余地

    商品構成の見直しや仕入れ効率化で利益改善が可能とみる。

  • 営業利益5億円への回復余地通年影響

    2026/2期の営業利益2億円、2025/2期の5億円へ3億円回復

  • 売上高286億円と底堅く推移通年影響

    2024/2期287億円→2026/2期286億円とほぼ横ばい

  • 株価は1年で18.5%上昇の勢い継続影響

    過去1年の株価上昇率18.53%、好材料期待が続く

  • 純利益6億円水準への回復期待通年影響

    2026/2期▲2億円→2024/2期6億円、8億円改善余地

マイナスに働く材料7
  • 極めて低い収益性

    営業利益率は1%未満、最終利益は2026年2月期に赤字転落。

  • 競争激化の影響

    大手ディスカウントやドラッグストアとの価格競争で利益が圧迫。

  • 事業基盤の弱さ

    小規模で資金力に乏しく、大規模な投資や拡大が難しい。

  • 純利益が6億円から赤字2億円へ転落通年影響

    2024/2期6億円→2026/2期▲2億円、ROEマイナス3.3%

  • 営業利益率が1.77%→0.7%へ低下通年影響

    営業利益5億円→2億円、売上高は横ばい

  • 予想PER69.2倍と極端な割高決算発表後影響

    時価総額104億円÷予想PER69.2倍で予想利益は約1.5億円

  • ROEマイナスなのにPBR1.77倍継続影響

    ROE▲3.3%、PBR1.77倍は株価が純資産を上回る

次の決算で確かめる点
営業利益率
低採算体質からの脱却が最大の焦点で、改善の兆しを見る。
売上高前年比
既存店の集客力と価格競争の影響を確認する。
店舗数
出退店の状況が将来の成長可能性を示す。
客単価
顧客の購買動向と商品構成の効果を測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.60%。

年間配当
¥13
1株あたり
配当利回り
1.60%
いまの株価に対して
配当性向
58.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月927.5
2018年2月90.031.5
2019年2月90.026.4
2020年2月90.023.5
2021年2月90.020.1
2022年2月1344.428.3
2023年2月130.027.7
2024年2月130.030.6
2025年2月130.058.3
2026年2月130.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ5,060人。区分でいちばん多いのは個人・その他65.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が34.2%を占め、残る65.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他63.864.564.965.265.265.5
事業法人34.434.534.234.234.234.2
証券会社0.90.40.20.20.20.1
外国法人0.80.50.60.30.30.1
外国人個人0.00.00.00.10.10.0
金融機関0.10.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社太田興産33.41
02太田 万三彦25.47
03太田 磨草子6.24
04太田 圭太郎2.99
05太田 晃太郎2.95
06太田 実花子2.89
07ジェーソン社員持株会1.59
08北辰商事株式会社0.63
09渡邊 也寸美0.24
10山田 寛太郎0.22

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−241%、1株純資産は14期で+146%。直近期のROEは-3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月111886.021.865.9
2014年2月101915.421.772.1
2015年2月182029.317.440.8
2016年2月3122614.59.829.1
2017年2月3325013.911.827.5
2018年2月2927011.113.231.5
2019年2月3429512.112.026.4
2020年2月3832512.49.323.5
2021年2月6337817.910.020.1
2022年2月4441011.310.028.3
2023年2月4744411.011.027.7
2024年2月4747810.213.230.6
2025年2月274925.624.658.3
2026年2月−16463−3.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/2期の役員報酬は総額118百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
太田万三彦取締役社長兼 会長兼 営業本部長(代表取締役)693,262,700
山田仁夫専務取締役 管理本部長652,000
宮本啓一郎取締役(監査等委員)非常勤67
勢能志彦取締役(監査等委員)非常勤74
岡本直也取締役(監査等委員)非常勤45
増谷新69

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3872010736
社外取締役39193
取締役(社内)12022

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容712字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループの概要 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社(株式会社スパイラル、株式会社尚仁沢ビバレッジ、株式会社サンモール)の計4社で構成されており、消耗頻度の高い生活必需商品の総合小売を主な事業の内容とし、また一部ではフランチャイズ展開もしております。 株式会社スパイラルは、当社業務を補完するための商品調達を主な業務として、株式会社尚仁沢ビバレッジは、オリジナル商品である「尚仁沢の天然水」の製造を行っており、両社の主要得意先は当社となってります。また、株式会社サンモールは、群馬県沼田市を中心に6店舗の食品スーパーを展開しております。したがって、当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。 なお、当社グループにおいては、小売事業以外の重要なセグメントはありませんので、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の記載を省略しております。 商品部門の区分は次のとおりであります。 衣料服飾・インテリア………   紳士衣料、子供衣料、婦人衣料、肌着・靴下類、靴鞄傘ベルト、寝具室内装飾品 日用品・家庭用品……………   家庭電化製品、家事調理用品、時計・メガネ、カメラ、玩具・ホビー、文具、カー用品、スポーツ・レジャー用品、自転車、日曜大工品、園芸、キッチン用品、化粧雑貨、洗剤・清掃用品、ペット用品、ベビー用品等 食料品…………………………   食料品全般、生鮮食料品、加工肉 酒類……………………………   酒類全般 その他営業収入………………   ロイヤリティ、受取物流費、テナント賃料等 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題2,974字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは「人々の生活を支えるインフラ(社会基盤)となる」ことを企業理念として、日常の暮らしに必要な実用品を、徹底した安さで提供するバラエティ・ストア(※1)を中核事業として展開しております。 これまで、つねに「使う立場」「買う立場」に立ち、お客様が本当に欲しいものを欲しいときに、手軽に気軽に安心して購入できる売り場づくり、一人でも多くのお客様がより短い時間で、より多くの商品を手にしていただけるような店舗づくりを心がけてまいりました。 “地域に根ざした生活必需関連商品を安価に提供するコンビニエンス性の高い店舗”であるバラエティ・ストアを、日本において新たな業態類型として発信し、将来的には日本全国でのチェーン展開を目指しております。 今後とも、皆様の笑顔と喜びとともに、社員一丸となって企業努力を重ね、一歩一歩着実に成長してまいりたいと考えております。 (※1)バラエティ・ストア 地域密着の生活必需品を安価に提供する、コンビニエンス性の高い店舗。 (2) 経営戦略 当社が属する小売業界においては、各種食料品を中心とした物価上昇に伴う値上げの進行や人件費をはじめとした各種コストの増加に加え、M&A取引の活性化を含め業界の垣根を超えた競争の激化が継続しており、今後の経営環境は引き続き厳しい状況が予想されます。 このような状況にあって当社は、「EDLP(エブリディ・ロープライス)」及び「ショートタイムショッピング」をコンセプトとするバラエティ・ストア「ジェーソン」を運営しており、「科学的、合理的な視点でビジネスを進めること」、「ビジネスをサイエンスし、未来へと進化し続けること」を基本戦略として、「ムリ・ムラ・ムダ」を省いたローコスト経営を徹底しております。 科学的、合理的な視点で当社のビジネスを観察した結果、「IT」、「物流」、「製造」の3つに係るコストについては、自社において内製化できると判断、店内での品出し等の作業時間を合理的に管理し商品発注を自動的に行うオーダリングシステム「JIOS」(※2)やJPOSレジ、物流センター2拠点における倉庫内オペレーション及び商品配送システム、更に、栃木の名水百選「尚仁沢湧水」に係る製造工場を株式会社尚仁沢ビバレッジにおいてM&Aによって取得し、ジェーソンオリジナル商品「尚仁沢の天然水」の開発へと発展させました。 これらのベースとなるのがデジタルテクノロジーや自社で構築した業務システムであると強く確信しており、今後も絶え間なく進化するITデジタルテクノロジーとともに成長していく所存です。 また、長年かけて構築した仕入先との良好な関係により実現できる「JV商品」(※3)や株式会社スパイラルを中心に更なるスポット仕入を強化することで、圧倒的な低価格での商品提供を実現しているほか、居抜き物件を主体としたローコスト出店戦略で開店時の出店コストを低減しており、出店や退店にあたってはプロジェクト管理システムを活用し、事業性や採算性を十分に検討した上で店舗のスクラップ&ビルドを決定しており、他の多くの小売業にみられる「チラシ特売」は原則実施せず、以上の戦略によって生まれた利益を、当社グループはとりわけ主力商品である「ペットボトル飲料」や「オリジナル商品」、「JV商品」等の価格に反映させた上で、人々の生活を支えるインフラ(社会基盤)となり、地域密着経営でお客様に喜ばれる店舗づくりを継続しております。 なお、当連結会計年度より新たに株式会社サンモールを子会社化しており、食品スーパーマーケット事業をグループに加えることにより、相互供給による商品力の強化および多様化を実現し、上記記載のベーシックなオペレーションシステムを愚直に実施し、改善を積み重ね、ステークホルダーの皆様と企業利益の両立を目指します。 (※2)JIOS(ジェーソン・インテリジェント・オーダリング・システム) 当社独自開発の「商品自動補充発注システム」。1店舗ごとの在庫高が適正化され、店内での作業時間が大幅に短縮するなどコスト削減を実現。 (※3)JV(ジェーソン・バリュー)商品 当社グループの特別な集荷努力により、お客様と当社グループ双方にとってより有利さを実現した商品。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの中核業態であるバラエティ・ストア「ジェーソン」は今後も順調に拡大していくものと考えており、引き続き「ムリ・ムラ・ムダ」を徹底的に排除したローコスト経営を継続し、安定的な成長を大前提に大きなリスクを控え、慎重な投資を行っていく所存です。 当社グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高営業利益率であります。 足元の状況を踏まえ、次期の計画は0.7%としておりますが、中長期的には5%を目指してまいりたいと考えております。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは引き続き、不確実な外部環境のなか、企業理念である「人々の生活を支えるインフラ(社会基盤)となる」の下、徹底したローコスト経営を推進しつつ、持続可能な事業の成長と企業価値拡大のために、以下の項目を中心に取り組んでまいります。 なお、現段階では、設備投資は自己資金で賄われているため、財務上の課題は特にありません。 「新規PB商品の開発等」 当社は、引き続きオリジナル商品やJV商品を中心にロープライスを訴求し、取扱量拡大と適正な粗利確保に努め更なる飲料分野のラインナップ拡大に着手していく所存です。 特にオリジナル商品「尚仁沢の天然水」については、連結子会社である株式会社尚仁沢ビバレッジにおいて更なる設備投資を行い、増産体制を強化する事に加え、株式会社サンモールとの商品補完を加速させ、シナジー創出に注力してまいります。 また、更なるPB商品を開発し、商品構成・プライスゾーンの再構築と商品集荷の統制によって粗利益の改善を図ってまいります。 「店舗のスクラップ&ビルド等」 当社は、引き続き効率の良い居抜き物件を中心に案件ごとに事業性・採算性をしっかりと評価・検討し収益に結びつくことを慎重に見極めたうえでローコスト出店を行っていく所存です。 また、各店舗ごとの収益管理を徹底しつつ、低収益店舗については退店を検討し、次の居抜き物件へと経営資源を投入していくほか、株式会社サンモールについては営業体制を抜本的に見直し、収益力の改善を目指してまいります。 「経営効率の向上」 当社は、引き続きAIをはじめとするITの活用によるマネジメント体制の高度化を追求し、バックオフィスを含めた全業務のログを収集し、自動化や効率化を図ることで、人的リソースの最適な再配置を進めていく所存です。 また、店舗運営においては、業務の多くを占める品出しやレジ対応の工数をデータで詳細に可視化し、客観的な分析に基づいた適正な人件費の統制と改善を継続し、更なるローコスト経営を目指してまいります。
事業等のリスク4,852字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 商品調達と価格変動について 当社グループにおける商品の仕入ルートは、総合卸、総合商社等からの安定的な供給に加え、他業態(大手コンビニエンスストア等)における商品政策の変更等によりメーカーや商社等に返品された商品を相対的に低価格で買い付けるスポット仕入もあります。この結果、一般消費者に対しては価格訴求力のある商品を販売でき、かつ当社グループも適切な売上総利益を確保しております。 しかしながら、メーカーサイドにおけるフードロス等の抑制に伴う流通量の減少や物価高等の影響で総合卸、総合商社等からの仕入単価上昇などを要因に低価格でのスポット仕入の機会が減少する等のリスクが顕在化しております。 特に、主力商品である「ペットボトル飲料」については、連結子会社である株式会社尚仁沢ビバレッジにおいて増産体制が定着し「ジェーソン」店舗等への安定供給を実施しておりますが、メーカーサイドからの流通量減少や総合卸、総合商社等からの安定的な商品供給の減少等により低価格でのスポット仕入の機会が減少した場合には、仕入価格の高騰に伴う販売価格の上昇により、当社グループのロープライス戦略が変更を余儀なくされ、経営成績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (2) 競合の激化について 当社は主に、「EDLP(エブリディ・ロープライス)」及び「ショートタイムショッピング」をコンセプトとするバラエティ・ストア「ジェーソン」店舗を運営しております。「ジェーソン」店舗での取扱商品は、コンビニエンスストア、ドラッグストア、100円ショップ、スーパーマーケット、EC市場等の異なる業態と重複するものも多く、常にこれらの業態と競合するリスクが顕在化しております。 ローコストオペレーションによる経費コントロールの徹底、「オリジナル商品」や「JV商品」等の継続的な投入などで収益性の高い魅力的な店舗作りを行うなど対策を講じておりますが、業種業態の垣根を越えた競合が激化し特に販売価格競争で優位性を失うような場合には、売上高の減少に伴う収益の悪化により、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 出店計画について 当連結会計年度末現在、「ジェーソン」店舗の出店状況は、直営店117店(千葉県34店、埼玉県29店、東京都26店、茨城県18店、群馬県6店、栃木県4店)及びFC店1店となっております。 現在、全店舗への商品の配送は、茨城県つくばみらい市及び埼玉県日高市にある物流センターから自社配送にて行っており、当面の出店予定地域は、両物流センターから2時間以内に商品配送できる地域を考えております。 出店先の選定については店舗の事業性および採算性をもっとも重視しており、初期投資額、敷金・保証金や賃借料等の出店条件、敷地面積、店舗面積、商圏人口等を考慮し、居抜き物件を中心に情報収集しておりますが、不動産市場の状況等により居抜き物件が減少する等のリスクが顕在化しております。 引き続き、付加価値の高い商品ラインナップを維持しつつ、ローコストオペレーションによる経費コントロールの徹底を継続し収益力を高め、魅力的な物件に対して賃料価格交渉での優位性を確保する所存ですが、居抜き物件が不動産市場に少ない場合や賃料価格が割高で当社の条件と合致しない場合は、出店計画を変更することもあるため、これに伴って将来の売上高の増加が見込めなくなり、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 固定資産の減損について 当社は、キャッシュ・フローを生み出す最小単位として、店舗を個別にグルーピングしております。 「ジェーソン」店舗は、競合の激化に伴う収益力の低下や、立上直後の店舗において様々な要因により開店当初の事業計画に到達しない等のリスクが顕在化しております。また、不動産市場の変化によっては土地等の時価が著しく下落するリスクが潜在しております。 ローコストオペレーションによる経費コントロールの徹底、「オリジナル商品」や「JV商品」等の継続的な投入などで、収益性の高い魅力的な店舗作りを行うなど対策を講じておりますが、収益力の低下や開店当初の事業計画から営業損益が著しく下方へ乖離している店舗が存在した場合は、当該固定資産等について減損会計を適用し、減損損失を計上し当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) PB商品について 当社グループは、主力商品である「ペットボトル飲料」についての需要増加等に対応するため、連結子会社である株式会社尚仁沢ビバレッジにおいてオリジナル商品「尚仁沢の天然水」の生産拡大および安定供給を実現しております。 今後、外部への製造委託やM&Aを通じて新たなPB商品の開発等による高粗利率を目指していく所存ですが、不測の事態の発生等による製品停止やPB商品の販売不振・依存度上昇等のリスクが潜在しております。 製造機械の定期メンテナンス等の徹底や新規PB商品に関する情報収集の強化など対策を講じておりますが、不測の事態が発生するなどの場合、オリジナル商品等に係る「ジェーソン」店舗等での販売機会の喪失など、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) ITへの依存について 当社グループは、適正在庫の維持と商品発注に係る作業時間の短縮を目的とする商品自動補充発注システム「JIOS」やJPOSレジ等を自社開発しており、他社製品では発生するメンテナンス費用等を大幅に削減しております。しかしながら、近年増加しているランサムウェア等のサイバー攻撃やサーバーへの不正アクセス、従業員の過誤によるネットワーク障害等が発生することによって、店舗運営等に支障が生じ、場合によって自社ITシステムを維持できないリスクが潜在しております。 日常における監視体制の強化やバックアップ体制の整備等、適切なセキュリティ対策を講じておりますが、自社ITシステムの停止等不測の事態が生じた場合には、多額なIT投資の発生や高額メンテナンス費用等が発生し、当社グループのIT戦略が変更を余儀なくされ、経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 人材確保等について 当社グループでは、今後の事業拡大を図るため、パート社員を含めた優秀な人材の確保と育成が必要不可欠であると認識しております。しかしながら、雇用環境の変化等に伴い、小売業界においても優秀な人材の確保が困難となる可能性も想定されており、当社グループの今後の事業規模の拡大に応じた優秀な人材を確保できなくなるリスクが潜在しております。 賃上げ等による従業員への処遇改善や中途採用を含め多様な採用を進めるなど対策を講じておりますが、採用計画の未達や商品仕入等に係る優秀な従業員の退職等が発生した場合には、募集費用の増加や商品仕入の停滞等によって当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) エネルギーコストについて 当社グループは、「人々の生活を支えるインフラ(社会基盤)となる」ことを目指し、安くて便利なバラエティ・ストア「ジェーソン」を展開するため、ローコスト経営によって生み出される利益を販売価格に還元し続けることで、お客様から一定数の支持を頂いているものと認識しております。しかしながら昨今、円安の長期化等により電気料金や燃料費等が高騰しており、当社グループの強みであるローコスト経営の維持が厳しくなりつつある等のリスクが顕在化しております。 店舗等による徹底した節電や電気料金単価の見直し、自社物流においては配送効率の深化など対策を講じておりますが、今後、更にエネルギーコストが上昇した場合、営業利益の減少に直結するため当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (9)M&Aについて 当社は、将来の業容拡大の一環としてM&Aを有効な手段の一つとして位置づけ、当連結会計年度においても株式会社サンモールを連結子会社化しており、今後も必要に応じてM&Aを実施する方針です。しかしながら、事業環境の変化等によりM&A実施時に見込んだ成果が計画どおり進捗しなかった場合や、当初予期していなかった事業上の問題等が発生するリスクが潜在しております。 M&Aを実施する場合には、対象会社の経営計画、財務内容、契約関係等について十分なデューデリジェンスの実施や当社グループが営む事業とのシナジーを検証するなど対策を講じておりますが、事業環境の変化等によりM&A実施時に見込んだ成果が計画どおり進捗しなかった場合や、当初予期していなかった事業上の問題等が発生した場合には、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10)大規模自然災害等について 当社グループは、首都圏を中心に1都5県において「ジェーソン」店舗等、物流センター及び飲料水製造工場を展開しております。近年特に、1年を通じた高温傾向による天候不順や大型台風の発生、集中豪雨による自然災害等が頻発しており、自然災害等が首都圏に集中することにより店舗運営等を停止せざるを得ないリスクが潜在しております。 損害保険に加入することなどの対応をしておりますが、大規模自然災害等が発生した場合には、「ジェーソン」店舗等の一時的な閉鎖や改修費用の増大、物流センターの活動停止等により、店舗への商品供給能力に支障が生じ、欠品による販売機会の喪失が発生し売上高が減少するなど当社グループの経営成績等に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (11) 賃借物件について 当社は、投資額を最小限に抑えるために95%以上の「ジェーソン」店舗及び物流センターが賃貸借物件であり、契約時には賃貸人に対する与信管理を徹底しております。 賃貸借期間は当社と賃貸人との合意により更新可能でありますが、賃貸人側の事情による賃貸借契約の不更新等により、業績が好調な店舗等であっても契約条件によっては一定期間での閉店等を余儀なくされ、売上高の減少要因となる可能性があります。 また、当社は賃貸人に対して預託金を差し入れており、当該預託金には契約終了時に一括で返還される敷金と、数年から最長20年にわたり分割によって返還を受ける保証金(建設協力金)がありますが、賃貸人に生じた倒産その他の事由等によっては、回収ができなくなるリスクが潜在しております。 そのような場合には、貸倒損失を計上し、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 法的規制等について 当社グループは、会社法、労働基準法等の一般的な法令に加え、「食品衛生法」、「容器包装リサイクル法」、「個人情報保護法」、「酒税法」、「消防法」、「取適法(中小受託取引適正化法)」、「障害者差別解消法」等、様々な法的規制を受けております。加えて今後については、地球環境問題における気候変動リスクが潜在しております。 現時点では、重大な法令違反又は経営戦略の変更が必要となるような法的規制はありませんが、既存法令の強化や新規法令の施行内容等によっては、新たな費用が発生することが考えられます。 これらの法的規制等に対応すべく社内を横断的に統括する「リスク管理委員会」を設置し予防策等を策定するなど対策を進めておりますが、今後、これに対応するための新たな費用の発生等により、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,838字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支える一方で、米国の通商政策の影響に加え、物価高の継続などが景気の下振れリスクとなっており、今後の動向は先行き不透明な状況となっております。 小売業界においては、各種食料品を中心とした物価上昇に伴う値上げの進行や人件費をはじめとした各種コストの増加に加え、M&A取引の活発化を含め業界の垣根を超えた競争の激化が継続しており、引き続き厳しい経営環境となっております。 このような状況のなか、当社グループは引き続き徹底したローコスト経営を推進すると共に、オリジナル商品等の取扱強化や今般子会社化した株式会社サンモールとのシナジー創出に鋭意取り組み、「人々の生活を支えるインフラ(社会基盤)となる」との企業理念の下、地域における生活便利店としてチェーンストア経営に注力して参りました。 当連結会計年度の業績は、依然として各種物価高を背景にJV商品を含め仕入環境が厳しく一部の商品部門を除き集荷が軟調に推移したものの、今期より子会社化した株式会社サンモールの売上が寄与し、前年同期比若干の増収となりました。一方、収益面では、M&A関連費用や車輛購入に伴う減価償却費など前向きな投資に係る費用の増加に加え、株式会社サンモールの経費負担の増加などがあり、前年同期比減益となりました。 出店状況については、2025年3月31日(みなし取得日は2025年5月31日)に株式会社サンモールを子会社化したことにより、群馬県沼田市の「サンモール桜町店」、「サンモール鍛冶町店」、群馬県利根郡みなかみ町の「サンモール月夜野店」、「サンモール水上店」、群馬県吾妻郡高山村の「サンモール高山店」、群馬県利根郡昭和村の「サンモール昭和店」、計6店舗の運営を引き継いだ事に加え、シナジー創出の一環として、2025年9月に「沼田鍛冶町店」を「サンモール鍛冶町店」の店内にオープンするなど、初の共同店舗化を実施したほか、2025年12月に千葉県香取郡多古町の「香取多古町店」を開店しました。これにより、ジェーソン直営店舗数は117店舗(共同店舗を含む)、サンモール店舗数は6店舗となりました。 この他、当社オリジナル商品の「尚仁沢の天然水」、「はじける強炭酸水(天然水の炭酸水)」はいずれも好調な販売を維持しており、当社全体の業績を支えております。また、株式会社尚仁沢ビバレッジにおいては、増産体制が定着し安定収益を確保することで、連結業績に引き続き寄与しました。 なお、株式会社サンモールについては、管理体制の強化を推進しつつ、両社間で相互に商品の供給を実施するなど、一定のシナジー効果は創出してきましたが、主力店舗が属する地域における競合他社との競争激化に伴う集客数の鈍化等により、当初想定していた収益計画に乖離が生じました。このため、今後の事業計画を見直した結果、同社の株式取得時に発生したのれん及び同社が保有する一部の有形固定資産について減損の兆候が認められ、減損損失の認識要否の判定の結果、減損損失を計上いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は28,604,828千円(前期比1.1%増)、営業利益は200,884千円(同62.7%減)、経常利益は247,882千円(同56.8%減)、親会社株主に帰属する当期純損失は201,795千円(前年同期は345,589千円の利益)となりました。 なお、当社グループにおいては、小売事業以外の重要なセグメントはありませんので、セグメント情報の記載を省略しております。 ② 財政状態の状況 当連結会計年度末の総資産については、前連結会計年度末に比べ15,758千円増加し、10,875,017千円(前期比0.1%増)となりました。これは主に、現金及び預金が305,686千円減少したものの、商品及び製品が133,101千円、倉庫の新設に伴う建物を含む有形固定資産が88,657千円および売掛金が60,639千円増加したこと等によります。 負債合計については、前連結会計年度末に比べ384,106千円増加し、4,943,362千円(同8.4%増)となりました。これは主に、リース債務を含む有利子負債が239,143千円および買掛金が155,609千円増加したこと等によります。 純資産合計については、前連結会計年度末に比べ368,348千円減少し、5,931,655千円(同5.8%減)となりました。これは、利益剰余金が368,348千円減少したことによります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ776,833千円減少し3,019,184千円となりました。各キャッシュ・フローの主な増減要因は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは271,335千円の収入(前年同期は589,417千円の収入)となりました。 収入の主な内訳は、減損損失の計上が324,983千円、減価償却費の計上が238,897千円であり、支出の主な内訳は、法人税等の支払額が171,682千円、税金等調整前当期純損失の計上が77,100千円あったこと等によります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは693,187千円の支出(前年同期は454,218千円の支出)となりました。 これは主に、定期預金の払戻による収入が367,466千円あったものの、定期預金の預入による支出が591,387千円、有形固定資産の取得による支出が319,553千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が143,246千円あったこと等によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは354,981千円の支出(前年同期は266,501千円の支出)となりました。 これは主に、長期借入れによる収入が390,000千円あったものの、長期借入金の返済による支出が495,187千円、配当金の支払額が166,417千円、リース債務の返済による支出が61,377千円あったこと等によります。 ④ 仕入及び販売の実績 当社グループにおいては、小売事業以外の重要なセグメントはありませんので、セグメント情報の記載を省略しておりますが、当連結会計年度の仕入実績を商品部門別に示すと、次のとおりであります。 商品部門の名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 仕入高(千円)   前年同期比(%) 衣料服飾・インテリア   345,709   86.6 日用品・家庭用品   4,214,352   91.3 食料品   15,323,440   104.4 酒類   1,186,450   111.1 小売事業小計   21,069,953   101.5 その他営業費用   71,752   397.9 合計   21,141,705   101.8 当連結会計年度の販売実績を商品部門別に示すと、次のとおりであります。 商品部門の名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 売上高(千円)   前年同期比(%) 衣料服飾・インテリア   507,688   81.3 日用品・家庭用品   5,703,375   89.6 食料品   20,017,295   104.9 酒類   1,346,198   110.6 小売事業小計   27,574,558   101.1 その他営業収入   1,030,270   101.3 合計   28,604,828   101.1 当連結会計年度の販売実績を地域別に示すと、次のとおりであります。 地域の名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 売上高(千円)   前年同期比(%) 千葉県   7,924,945   94.7 東京都   6,610,388   97.6 埼玉県   6,240,378   96.0 茨城県   3,673,055   94.4 群馬県   2,147,127   274.4 栃木県   978,663   101.3 小売事業小計   27,574,558   101.1 その他営業収入   1,030,270   101.3 合計   28,604,828   101.1 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高・売上原価) 当連結会計年度の売上高については、依然として各種物価高を背景にJV商品を含め仕入環境が厳しく一部の商品部門を除き集荷が軟調に推移したものの、当連結会計年度より子会社化した株式会社サンモールの売上が寄与した結果、前連結会計年度に比べ307,129千円増加し、28,604,828千円(前期比1.1%増)となりました。 売上原価については、JV商品を含めた仕入が減少する中、株式会社サンモールにおける売上原価を計上した結果、前連結会計年度に比べ199,169千円増加し、21,188,497千円(同0.9%増)となりました。 この結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ107,959千円増加し、7,416,330千円(前期比1.5%増)となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費については、7,215,446千円(同6.6%増)、売上高に占める比率は25.2%(同1.3ポイント増)となりました。これは主に、M&A関連費用や車輌購入に伴う減価償却費など前向きな投資に係る費用の増加に加え、株式会社サンモールの経費負担の増加などがあり、これらの結果、営業利益は337,659千円減少し、200,884千円(同62.7%減)となりました。 (営業外損益) 営業外収益及び営業外費用については、前年同期とほぼ同水準で推移し、経常利益は325,652千円減少し、247,882千円(同56.8%減)となり、減益となりました。 (特別損益) 特別利益及び特別損失については、新たに子会社化した株式会社サンモールについて当初想定していた収益計画に乖離が生じた事により、今後の事業計画を見直した結果、同社の株式取得時に発生したのれん及び同社が保有する一部の有形固定資産について減損の兆候が認められ減損損失を計上した結果、税金等調整前当期純損失は77,100千円(前年同期は537,915千円の利益)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損益) 以上の要因に加え、減益による課税所得の減少により当連結会計年度の法人税等が減少した結果、法人税等合計124,695千円計上後の当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は201,795千円(前年同期は345,589千円の利益)となり、上場来初の赤字となりました。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの資金調達方法及びその状況については、営業キャッシュ・フローを原資とした自己資金による充当を基本に、必要に応じて金融機関からの借入による資金調達を実施しております。 運転資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。 また、投資資金需要の主なものは、「ジェーソン」店舗の出店等、オリジナル商品である「尚仁沢の天然水」製造設備及び更なるM&Aに係るもの等となっております。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは常に「ムリ・ムラ・ムダ」を徹底的に排除したローコスト経営を追求しており、経営指標として売上高営業利益率を重視しております。 足元の状況を踏まえ、次期の計画は0.7%としておりますが、中長期的には5%を目指してまいりたいと考えております。 売上高営業利益率は、2024年2月期が3.0%、2025年2月期が1.9%、2026年2月期が0.7%と推移しております。当該指標の目標達成に向けて、引き続き粗利益率の向上とローコスト経営の深化に加え、新たに子会社化した株式会社サンモールとのシナジー創出に取り組んでまいります。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されておりますが、この連結財務諸表の作成にあたっては、当社グループの判断により、一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらと異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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