概要
東京都港区に本社を置く自動車ディーラー・リース・整備の持株会社。スズキ車を中心とした新車・中古車販売、車検・点検整備、損害保険代理店を展開。2025年6月期の売上高は886億円と前年比85.6%増。M&Aによる成長戦略で、輸入車ディーラー事業と中古車輸出関連事業の2セグメントで構成される。
持株会社体制と6つのディーラー子会社
当社グループは持株会社である株式会社ウイルプラスホールディングスと8社の連結子会社で構成される。うち6社が輸入車ディーラー事業を営み、取扱ブランドごとにインポーターと正規ディーラー契約を結ぶ。主な子会社はウイルプラスチェッカーモータース(フィアット・アルファロメオ・アバルト・ジープ・プジョー・シトロエン・DS、20店舗)、ウイルプラスモトーレン(BMW・MINI、8店舗)、ウイルプラス帝欧オート(ボルボ、6店舗)、ウイルプラスオリオン(ボルボ、2店舗)、ウイルプラスアインス(ポルシェ、2店舗)、ウイルプラスエンハンス(RANGE ROVER・DEFENDER・DISCOVERY・JAGUAR・BYD・Hyundai、6店舗)。2025年1月には新たな事業会社を設立したが、当連結会計年度末時点では未稼働である。
輸入車ディーラー事業が売上の大半を占める
売上は輸入車ディーラー事業と中古車輸出関連事業の2セグメント。2025年6月期の輸入車ディーラー事業の内訳は、新車売上高25,196百万円、中古車売上高14,852百万円、車輌整備売上高8,201百万円、保険手数料収入439百万円。中古車輸出関連事業は主にマレーシア向けで、海外売上高13,074百万円、業販売上高21,072百万円を計上した。新車販売台数は前期比10.1%増加。一方、営業利益率は約2%と低く、販管費の増加が収益を圧迫している。
38の国と地域に生産拠点を広げた現地化
(注:この見出しは適切でない。別の内容を考える)→ 編集:国内の重点エリアへの集中出店戦略。当社グループは「エリア・ドミナント戦略」を採り、人口100万人規模の都市と40万人以上の地方中核都市に集中的に出店する。同一エリア内で人材の流動化や顧客情報共有を図る。店舗は関東、九州、東北などに分布し、福岡県には中古車専門店も設置。M&Aで取得した店舗も含め、グループ全体で44店舗(新車ショールーム)を展開する。
中古車輸出関連事業が新たな収益源に
2024年5月に株式会社ENGを子会社化し、中古車輸出関連事業を開始。日本国内で仕入れた中古車を主にマレーシアへ輸出する。2025年6月期の同事業の海外売上高は13,074百万円。ただし、2025年2月以降はマレーシア通貨高や供給過剰により需要が弱まり、想定を下回った。業販(オートオークション等への販売)も同時に行い、21,072百万円の売上を計上。事業環境の変動リスクを抱えつつ、グループ全体の売上拡大に貢献している。
業界の中での役割は輸入車正規ディーラー(小売・サービス)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01自動車販売(新車)主力
各インポーターと正規ディーラー契約を結び、フィアット、アルファロメオ、BMW、ボルボ、ポルシェ等の新車を販売。複数ブランドを扱い、全国に店舗を展開。
- 輸入新車
- 外国メーカーの新車を正規ルートで販売。
02自動車販売(中古車)準主力
各ブランドの認定中古車を中心に販売。下取り・買取・オークションで仕入れ。中古車専門店や海外輸出(マレーシア向け)も行う。
- 認定中古車
- 高年式・低走行の中古車で、メーカー保証付き。
- 中古車輸出
- 国内で仕入れた中古車をマレーシア等へ輸出。
03自動車アフターサービス準主力
販売した車両を中心に整備・修理・車検を提供。ショールームにサービス工場を併設。損害保険代理店として自賠責・任意保険も販売。
- 車両整備
- 整備・修理・車検サービス。
- 損害保険代理
- 自賠責保険・任意保険の販売。
製品と技術
マルチブランド戦略による17ブランドの取り扱い
当社グループはフィアット、アルファロメオ、アバルト、ジープ、プジョー、シトロエン、DSオートモビル、BMW、MINI、ボルボ、ポルシェ、RANGE ROVER、DEFENDER、DISCOVERY、JAGUAR、BYD、Hyundaiの17ブランドを取り扱う。新型モデル投入時期の異なる複数ブランドを抱えることで、販売量の平準化を図る「マルチブランド戦略」が基本方針。2025年6月にはHyundai店舗を仙台に新設し、ブランド数を拡大し続けている。
新車・中古車販売に加え整備・保険まで一貫サービス
各店舗では新車販売に加え、高年式低走行の認定中古車を中心とした中古車販売を展開。新車販売時の下取りや買取、オートオークションで仕入れた車両を販売する。ほとんどの店舗にはサービス工場が併設され、車検・点検整備を提供。さらに損害保険会社の代理店として自賠責保険や任意保険の販売も行う。これらのアフターサービスが継続的な顧客接点を生み、整備売上高8,201百万円、保険手数料439百万円を計上している。
脱炭素社会に向けたEV販売と充電インフラ整備
自動車業界の電動化に対応し、EV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド車)の販売比率を高める方針。各店舗に充電器・急速充電器を設置し、充電スポットとしての役割も果たす。BYDやHyundaiなどのEVブランドを新たに取り扱い、脱炭素化への貢献を目指す。店舗への再生可能エネルギー導入も進め、環境対応を経営課題の一つに位置付けている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がウイルプラスホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3030ハブ | 110億円 | 17.8倍 |
| 2 | 9823マミーマートホールディングス | 110億円 | 9.4倍 |
| 3 | 7134アップガレージグループ | 109億円 | 13.9倍 |
| 4 | 3538ウイルプラスホールディングス | 106億円 | 8.4倍 |
| 5 | 9950ハチバン | 106億円 | 169.5倍 |
| 6 | 3353メディカル一光グループ | 106億円 | 8.3倍 |
| 7 | 7514ヒマラヤ | 105億円 | — |
| 8 | 3083スターシーズ | 104億円 | 136.3倍 |
| 9 | 3080ジェーソン | 104億円 | — |
| 10 | 3560ほぼ日 | 102億円 | 11.0倍 |
| 11 | 2798ワイズテーブルコーポレーション | 99億円 | 48.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 1件
クライスラーディーラーとして創業した1997年
1997年1月、福岡県北九州市で株式会社さんふらわあシージェイを資本金50,000千円で創業。その後、株式会社福岡クライスラーに商号変更し、西日本地区で初のクライスラー正規ディーラーとして新車販売を開始した。同年中に東京都大田区と福岡県久留米市に店舗を開設。現社長の成瀬隆章が自己資金で全株式を取得し、グループの事業活動が本格化した。
M&Aでフォード・フィアットなど取扱ブランドを拡大
2000年代、事業拡大のためクインランド・カーズの子会社であった株式会社フォーピラーズの株式90%を第三者割当で取得。これにより米国フォード車のディーラー事業、インポーター事業、PDI事業、パーツ卸売事業を開始した。さらに、フィアット/アルファロメオ正規ディーラーのチェッカーモータース(4店舗)を完全子会社化。日本初のアバルト専門店「アバルト東京」を大田区に出店するなど、ブランドポートフォリオを多様化した。
持株会社体制に移行した2012年
2012年、株式移転により株式会社ウイルプラスホールディングスを東京都大田区上池台に設立。それまでのディーラー事業会社を完全子会社化し、グループ経営の統括機能を担う持株会社となった。この体制移行により、M&Aによる事業拡大と複数ブランドの効率的な管理が可能となり、後の急成長の基盤を築いた。
2024年から2025年の大型M&Aと新ブランド獲得
2023年12月に株式会社ネクステージから事業譲受。2024年5月には中古車輸出の株式会社ENGを子会社化し、中古車輸出関連事業に参入。同年7月にはStellantisジャパン販売(チェッカーモータースに商号変更)の全株式を取得し、プジョー・シトロエン・DSオートモビルの3ブランドを追加。同年12月にはオリオン自動車販売(ウイルプラスオリオン)を子会社化し、九州でのボルボ販売を強化。さらにHyundaiと基本合意し、2025年6月に宮城県仙台市に「Hyundai Citystore 仙台」を開業した。
売上高886億円に急拡大した2025年6月期
2024年7月から2025年6月の連結会計年度、売上高は886億14百万円(前期比85.6%増)と急拡大。営業利益は18億49百万円(同23.5%増)、親会社株主帰属当期純利益は14億43百万円(同28.8%増)。M&Aによる店舗数増加と中古車輸出事業の新規立ち上げが寄与した。ただし、一部店舗の収益低下により減損損失2億49百万円を計上。自己資本比率は20%以上40%未満、ROE15%以上を目標として掲げる。
年表1件を開く
1990年代
- 1997年1月M&A福岡県北九州市にて株式会社さんふらわあシージェイを創業(資本金50,000千円)株式会社福岡クライスラーに商号変更、福岡市内に新社屋を構え、西日本地区で最初のクライスラーの正規ディーラーとして新車販売事業を展開 現当社代表取締役社長の成瀬隆章が、自己資金等により同社株式を全株取得し、当社グループとしての事業活動開始 東京都大田区に店舗を開設 福岡県久留米市に店舗を開設 事業拡大のためクインランド・カーズ株式会社の完全子会社である株式会社フォーピラーズの第三者割当により発行済株式の90%を取得、米国フォード車のディーラー事業、インポーター事業、PDI(納車前検査)事業、パーツ(自動車部品)卸売事業を開始 東京都大田区上池台に、株式移転により株式会社ウイルプラスホールディングスを設立 株式会社福岡クライスラー(3店舗)、株式会社フォーピラーズ(1店舗)を完全子会社化 フィアット/アルファ ロメオ正規ディーラーであるチェッカーモータース株式会社(4店舗)を株式取得により完全子会社化 日本最初の専門店としてアバルト東京を東京都大田区に出店 株式会社ウイルプラスモータース(のちに株式会社ダブリュ
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 自己資本比率20%以上40%未満
- 株主資本利益率(ROE)15%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
マルチブランド戦略による販売平準化
複数の輸入車ブランドを扱うことで、各ブランドの新型モデル投入サイクルの影響を相互に補完し、販売量を安定的に維持する。取扱ブランドの拡充も進める。
- 02
エリア・ドミナント戦略による市場支配
人口100万人規模の都市とその周辺、40万人以上の地方中核都市に集中的に出店し、同一商圏内で市場シェアを拡大する。人材の流動化や顧客情報共有による厚いフォローを実現。
- 03
M&A戦略による事業拡大と再編対応
新エリア進出、新ブランド獲得、既存ブランドのシェア拡大、新規事業機会獲得を目的にM&Aを推進。業界再編を機会と捉え、培ったノウハウを活用する。
- 04
脱炭素化への貢献とグリーン化
EV・PHVの販売比率向上、店舗への再生可能エネルギー導入や充電器設置を進め、脱炭素社会の実現に貢献する。
- 05
既存店舗の収益力向上と人材活用
無駄削減や資産回転率向上による効率化、グループ内の人員流動化で適正配置を図る。顧客接点強化によりストック型ビジネス(整備・保険)を拡充し、安定収入を確保する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で759人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は611万円で、9期前と比べて+54.4%。平均年齢は40.6歳、平均勤続年数は6.2年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年6月 | — | — | — | 326 | — |
| 2017年6月 | — | — | — | 346 | — |
| 2018年6月 | — | — | — | 374 | — |
| 2019年6月 | 396 | 39.0 | 3.9 | 448 | — |
| 2020年6月 | 412 | 39.3 | 4.0 | 487 | — |
| 2021年6月 | 487 | 40.7 | 4.6 | 527 | — |
| 2022年6月 | 489 | 42.7 | 5.3 | 523 | — |
| 2023年6月 | 521 | 41.9 | 5.2 | 575 | — |
| 2024年6月 | 615 | 41.8 | 6.1 | 660 | 227 |
| 2025年6月 | 611 | 40.6 | 6.2 | 759 | 237 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社8社(国内 8 / 海外 0、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。
- 国内ウイルプラスチェッカーモータース株式会社(注)1、3東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ウイルプラスモトーレン株式会社(注)1、3東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ウイルプラス帝欧オート株式会社(注)1東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ウイルプラスオリオン 株式会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ウイルプラスアインス 株式会社東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内ウイルプラスエンハンス 株式会社(注)1、3東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ENG (注)1、3東京都港区 · 連結子会社議決権51.0%
- 国内その他 1社- · 連結子会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は968億円、営業利益は14億円。前期と比べると増収減益で、売上が+9.3%、利益が-22.2%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,164億円 | 968億円 |
| 営業利益 | 23億円 | 14億円 |
| 純利益 | 13億円 | 11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥53.67 | ¥53.67 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は547億円、営業利益は6億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+15.2%、営業利益は−45.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 105 | 5 | 4.8 | 4 |
| 2023年4Q | 129 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 114 | 3 | 2.6 | 2 |
| 2024年2Q | 115 | 3 | 2.6 | 2 |
| 2024年3Q | 121 | 4 | 3.3 | 3 |
| 2024年4Q | 127 | 5 | 3.9 | 4 |
| 2025年2Q | 411 | 7 | 1.7 | 7 |
| 2025年4Q | 475 | 11 | 2.3 | 7 |
| 2026年2Q | 421 | 8 | 1.9 | 7 |
| 2026年4Q | 547 | 6 | 1.1 | 4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 15期分
2012年6月期からの15期で、売上は3億円から968億円へ322.7倍に増えた。直近期の営業利益率は1.4%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 3 | — | 0 | — | 0 |
| 2013年6月 | 5 | — | 0 | — | 0 |
| 2014年6月 | 171 | — | 9 | — | 5 |
| 2015年6月 | 191 | — | 7 | — | 4 |
| 2016年6月 | 211 | — | 9 | — | 5 |
| 2017年6月 | 236 | — | 12 | — | 7 |
| 2018年6月 | 258 | — | 13 | — | 8 |
| 2019年6月 | 299 | — | 11 | — | 7 |
| 2020年6月 | 351 | — | 12 | — | 8 |
| 2021年6月 | 408 | — | 23 | — | 15 |
| 2022年6月 | 397 | — | 24 | — | 16 |
| 2023年6月 | 441 | — | 19 | — | 13 |
| 2024年6月 | 477 | 15 | 16 | 3.1 | 11 |
| 2025年6月 | 886 | 18 | 19 | 2.0 | 14 |
| 2026年6月 | 968 | 14 | 14 | 1.4 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高968億円のうち、営業利益として残るのは14億円で1.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の1.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金98.6%954億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.4%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 12期分
2025年6月期は営業CFが−13億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−18億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は82億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014年6月 | 4 | −7 | 5 | −3 | 10 |
| 2015年6月 | −1 | −2 | 3 | −3 | 10 |
| 2016年6月 | 6 | −3 | 1 | 3 | 14 |
| 2017年6月 | 4 | −7 | 3 | −3 | 14 |
| 2018年6月 | −2 | −5 | 7 | −7 | 15 |
| 2019年6月 | 1 | −19 | 18 | −18 | 14 |
| 2020年6月 | 17 | −12 | 6 | 5 | 25 |
| 2021年6月 | 29 | −7 | −14 | 22 | 34 |
| 2022年6月 | 19 | −2 | 5 | 17 | 55 |
| 2023年6月 | −23 | −4 | 14 | −27 | 43 |
| 2024年6月 | 25 | −39 | 46 | −14 | 75 |
| 2025年6月 | −13 | −5 | 26 | −18 | 82 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年6月期の総資産は372億円。このうち返さなくてよい自己資本が122億円で、自己資本比率は29.0%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | 11 | 7 | 4 | 61.0 |
| 2013年6月 | 7 | 3 | 4 | 39.2 |
| 2014年6月 | 70 | 18 | 52 | 25.7 |
| 2015年6月 | 70 | 23 | 47 | 33.6 |
| 2016年6月 | 79 | 35 | 44 | 44.5 |
| 2017年6月 | 94 | 41 | 53 | 44.3 |
| 2018年6月 | 113 | 48 | 65 | 42.4 |
| 2019年6月 | 147 | 54 | 93 | 36.9 |
| 2020年6月 | 166 | 61 | 105 | 36.8 |
| 2021年6月 | 170 | 75 | 95 | 44.4 |
| 2022年6月 | 186 | 88 | 98 | 47.4 |
| 2023年6月 | 236 | 97 | 139 | 41.2 |
| 2024年6月 | 322 | 111 | 211 | 30.5 |
| 2025年6月 | 372 | 122 | 250 | 29.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで322社中8位あたり、逆に低いのは営業利益率で322社中246位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,020で、1年前と比べて+5.5%。過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.4倍 |
| PER (会社予想) | 7.4倍 |
| PBR | 0.79倍 |
| 配当利回り | 5.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は前日比+6.41%の1029円と急騰し、1カ月では+9%と上昇基調です。52週高値1088円に接近しており、52週安値878円からは17%上昇しています。25日線947.48円や75日線921.72円を大きく上抜け、200日線969.86円も上回りました。RSIは80.65と過熱圏にあり、短期的な調整リスクがあります。出来高は急増しており、小売業の業績回復期待が背景です。ただし、過熱感が強いため注意が必要です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)。
PERが5.7倍と業界平均の41.2倍を大幅に下回り、PBRも0.74倍と同業平均2.92倍を大きく割り込んでいる。配当利回り4.89%は平均1.44%を上回るが、利益成長が売上拡大に追いつかず営業利益率が低下傾向にあるため、割安だが収益力に課題がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.4倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 7.4倍 | — |
| PBR | 0.79倍 | 2.44倍 |
| ROE | 14.0% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
M&Aによる急成長と低収益性のトレードオフが焦点。強気派は売上高倍増に伴い規模の経済が働き利益率が改善すると期待し、PER5.7倍・PBR0.74倍の割安感を評価。弱気派は買収企業の統合リスクや営業利益率2%の低さ、自動車販売の需要変動リスクを警戒する。
- M&Aによる急成長
2025年6月期売上高886億円、前年比86%増
- 割安なバリュエーション
PER5.7倍、PBR0.7倍と低迷水準
- 高配当利回り
4.9%の配当利回りは株主還元姿勢が強い
- FY25/6期売上高倍増の886億円2025年6月期影響中
売上高が477億円から886億円へ急拡大、M&A効果寄与
- 純利益27%増の14億円2025年6月期影響中
純利益が11億円から14億円へ3億円増加、EPS成長
- 配当利回り4.89%の安定配当継続影響弱
高配当利回り4.89%、株主還元姿勢が投資家を惹きつける
- PER5.7倍の割安感通年影響弱
PER5.7倍は小売業平均対比で割安、バリュエーション妙味
- 低収益性
営業利益率2%と薄利、コスト増で利益圧迫リスク
- M&A統合リスク
急拡大した事業のシナジー発揮に時間がかかる
- 自動車需要変動
景気変動や軽自動車税制変更が販売に影響
- 営業利益率低下(3.14→2.03%)2025年6月期影響中
売上拡大に伴い営業利益率が1.11pt低下、収益性懸念
- 将来成長の不透明感(予想PER未開示)不定影響弱
フォワードPERが開示されず、市場の業績見通しが不透明
- 売上高急拡大の反動リスク2026年6月期影響中
FY25/6期の成長はM&A依存、次期以降の成長鈍化懸念
- 外国人保有率6.3%と低水準継続影響弱
外国人保有率6.3%、需給に厚みがなく外部環境変化に脆弱
- 新車販売台数
- ディーラー業績の根幹
- 営業利益率
- M&A効果で利益率改善が見られるか
- 買収によるのれん代
- 過大なのれんが減損リスクを生む
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり53.67円で、前期から+3.6%。いまの株価に対する利回りは5.26%。増配か配当維持が8年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年6月 | 12 | — | 107.1 |
| 2018年6月 | 13 | 10.0 | 117.3 |
| 2019年6月 | 14 | 4.5 | 86.2 |
| 2020年6月 | 14 | 1.4 | 61.4 |
| 2021年6月 | 22 | 55.5 | 114.1 |
| 2022年6月 | 35 | 60.3 | 122.3 |
| 2023年6月 | 41 | 18.0 | 165.0 |
| 2024年6月 | 44 | 5.7 | 271.7 |
| 2025年6月 | 45 | 3.6 | 9.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥53.67
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ4,914人。区分でいちばん多いのは個人・その他で54.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.4%を占め、残る62.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年6月% | 2021年6月% | 2022年6月% | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 57.3 | 59.2 | 57.4 | 47.1 | 51.7 | 54.9 |
| 事業法人 | 21.4 | 21.5 | 21.9 | 29.4 | 29.0 | 27.5 |
| 自己株式 | 3.2 | 3.2 | 3.2 | 3.1 | 9.8 | 10.2 |
| 金融機関 | 17.9 | 15.4 | 15.3 | 17.8 | 13.4 | 10.0 |
| 外国法人 | 1.9 | 1.7 | 3.3 | 3.1 | 4.2 | 6.3 |
| 証券会社 | 1.5 | 2.2 | 2.1 | 2.6 | 1.7 | 1.4 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 成瀬 隆章 | 21.20 |
| 02 | 株式会社ICS | 7.20 |
| 03 | 株式会社ETH | 7.20 |
| 04 | 株式会社MMZ | 7.20 |
| 05 | 株式会社ゼロ | 5.01 |
| 06 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.60 |
| 07 | 齊田 勇 | 3.29 |
| 08 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 2.77 |
| 09 | NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)常任代理人野村證券株式会社 | 2.49 |
| 10 | 内藤 征吾 | 1.99 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-05-29成瀬 隆章新規の大量保有報告21.31%
- 2026-05-29成瀬 隆章変更報告21.31%+0.09pt
- 2026-05-26成瀬 隆章新規の大量保有報告21.31%+0.09pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 15期分
1株利益は15期で+2057%、1株純資産は14期で+310%。直近期のROEは14.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年6月 | −6 | 290 | — | — | — |
| 2013年6月 | 3 | 83 | 2.4 | — | — |
| 2014年6月 | 71 | 253 | 32.6 | — | — |
| 2015年6月 | 57 | 307 | 20.2 | — | — |
| 2016年6月 | 61 | 382 | 16.8 | 5.6 | 75.4 |
| 2017年6月 | 81 | 449 | 19.4 | 11.8 | 107.1 |
| 2018年6月 | 88 | 516 | 18.2 | 13.0 | 117.3 |
| 2019年6月 | 78 | 580 | 14.3 | 10.6 | 86.2 |
| 2020年6月 | 85 | 645 | 13.9 | 7.8 | 61.4 |
| 2021年6月 | 161 | 791 | 22.5 | 6.6 | 114.1 |
| 2022年6月 | 163 | 923 | 19.0 | 5.5 | 122.3 |
| 2023年6月 | 135 | 1,005 | 14.0 | 9.0 | 165.0 |
| 2024年6月 | 116 | 1,078 | 11.5 | 9.8 | 271.7 |
| 2025年6月 | 158 | 1,187 | 14.0 | 6.2 | 9.6 |
| 2026年6月 | 122 | — | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/6期の役員報酬は総額171百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 成瀬隆章 | 代表取締役社長 | 56 | 2,207,280 |
| 齊田勇 | 取締役 | 54 | 342,640 |
| 宇田川宙 | 取締役 | 51 | 31,700 |
| 依田卓弥 | 取締役 | 68 | — |
| 廣田聡 | 取締役(監査等委員) | 49 | — |
| 上田研一 | 取締役(監査等委員) | 60 | — |
| 鈴木かおり | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 植野和宏 | 取締役(監査等委員) | 49 | — |
| 鈴木智也 | 取締役(監査等委員) | 49 | — |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 147 | 7 | 154 | 39 |
| 社外取締役 | 5 | 17 | — | 17 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,888字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,041字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,033字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,502字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第19期(2025/07/01-2026/06/30)2026-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-24
- 半期報告書半期報告書-第18期(2024/07/01-2025/06/30)2025-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2023/07/01-2024/06/30)2024-09-27
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第2四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-28
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(令和3年7月1日-令和4年6月30日)2022-09-29
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