概要
ほぼ日は、コピーライター糸井重里が1979年に設立した個人事務所を起源とする企業である。1998年に開設したウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」(現「ほぼ日」)を出発点に、オリジナル手帳「ほぼ日手帳」の企画販売、EC、出版、イベント運営などを手がける。2025年8月期の売上高は87億円、営業利益6億円、従業員数156人。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
ウェブメディア、EC、手帳を柱とする事業構成
同社は「やさしく、つよく、おもしろく。」を行動指針に掲げ、コンテンツの作り手と受け手が出会う「場」を創出することを重視する。その「場」の具体例として、ウェブサイト「ほぼ日」、イベント「生活のたのしみ展」、ギャラリーショップ「TOBICHI」、渋谷PARCO内の「ほぼ日曜日」などがある。これらの場を通じて、読み物、動画、商品、イベントを一貫して提供し、ユーザーとの継続的な関係を築いている。グループ企業としてはゲーム関連の知的財産権管理を行う株式会社エイプがあるが、連結業績への影響は小さい。
国内外で拡大する手帳販売、海外比率が52.5%
国内では卸販売も強化している。2004年よりロフトでの販売を開始し、現在は書店や雑貨店など幅広いチャネルで取り扱われている。手帳の原価率は37.1%と前期比0.7ポイント改善したが、これは生産効率の向上とスケールメリットによる。一方、手帳以外の商品の原価率は55.0%と上昇し、全体の原価率は43.0%(同0.3ポイント減)だった。販管費は「生活のたのしみ展」の開催費用や人件費増加により増加したが、営業利益率は7.1%と安定している。
店舗・イベントでリアルな接点を強化
イベントでは、2017年から東京・六本木で開催する「生活のたのしみ展」が代表的で、大量生産品でもアートでもない「よいもの」を集め、作り手と買い手の交流を促す。2021年には映像配信を中心とする学びの場「ほぼ日の學校」を開始し、「2歳から200歳までの」をコンセプトに多世代が参加できるコンテンツを配信している。2025年には「尾瀬とほぼ日」も開始し、自然体験と組み合わせた新たな場を展開している。
業界の中での役割はコンテンツ制作・販売会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01コンテンツ・メディア主力
ウェブサイト「ほぼ日」を中心に、様々なコンテンツを企画・編集・制作し、ウェブ上で発信。広告収入やコンテンツ販売などにより収益を得る。
- ほぼ日
- 1998年から続くウェブサイト。著名人から無名の人まで、あらゆる人の興味をコンテンツにして共有する場。
02生活雑貨・手帳主力
「ほぼ日手帳」をはじめとするオリジナル商品の企画・販売。オンラインストアやリアル店舗「TOBICHI」、イベント「生活のたのしみ展」などで販売する。
- ほぼ日手帳
- ほぼ日がプロデュースする手帳。世界中にファンが広がっており、ユーザーの生活が記録される。
- ほぼ日手帳アプリ
- スマートフォンの記録と連動するデジタル版の手帳。
- ほぼ日のアースボール
- スマホをかざすと情報にアクセスできる軽量な地球儀。
03小売・イベント準主力
リアル店舗「TOBICHI」やイベントスペース「ほぼ日曜日」を運営し、商品販売やイベント開催を行う。
04教育・学び副次
「ほぼ日の學校」という映像配信を中心とした学び場を運営。
- ほぼ日の學校
- 「2歳から200歳までの。」をコンセプトに、人に会い話を聞くことを通じて学ぶ映像配信サービス。
05ペット向けサービス副次
犬や猫とのつながりを深めるSNS「ドコノコ」を運営。
- ドコノコ
- 犬や猫との思い出を記録し、コミュニケーションを楽しむSNS。
製品と技術
「ほぼ日手帳」:国内外で96万部を売る主力商品
手帳の原価率は37.1%と低く、利益率の高い商品である。海外売上高は2025年8月期に30.7億円で全体の52.5%を占め、初めて国内を上回った。海外ではSNS上でのユーザー生成コンテンツが増加しており、現地イベント「ほぼ日手帳ミーティングキャラバン」もプロモーション効果を発揮している。手帳は紙製品だが、後述のデジタルアプリとの連携も進めている。
「ドコノコ」と「ほぼ日手帳アプリ」:デジタルサービスの拡充
2016年にリリースした犬猫の写真SNS「ドコノコ」は、ペットを中心としたコミュニケーションの場を提供する。iOS版・Android版ともに提供。2025年10月には「ほぼ日手帳アプリ」をリリースし、スマートフォンの写真やスケジュールを取り込み、デジタル版の日記として活用できるようにした。これにより紙の手帳とデジタルの連携が可能となり、ユーザーの利用シーンを拡大している。また、2021年開始の「ほぼ日の學校」は映像配信による学びの場で、著名人・専門家の講義を提供。会員制のサービスとして運営されている。
リアル店舗とイベント:体験型コンテンツの拠点
「TOBICHI」は東京・神田錦町の本社1階と京都にあり、商品販売とイベントスペースを兼ねる。渋谷PARCOの「ほぼ日曜日」では展覧会やライブを開催。2025年には「生活のたのしみ展」が全国70種以上のご当地アイスを集めたイベントや、かくれんぼ絵本『ミッケ!』の展覧会などを実施し、延べ2万人の来場者を記録した。また、群馬県前橋市に「ほぼの駅 AKAGI」を開設し、赤城山の自然体験と組み合わせた施設を運営。これらのリアル拠点は、オンライン上で育まれたコミュニティが物理的に出会う場として機能し、商品販売だけでなくブランド体験の深化に貢献している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
雑貨ECで独自路線、収益は低め
当社は「ほぼ日」ブランドで知られる雑貨・文具のEC・小売企業。売上高は80億円弱で、同業のトライアルHDや光フードサービスと比べ事業規模は小さい。営業利益率は6%台と業界平均並み。自社ECサイトと実店舗を運営し、独自の世界観を持つ商品で差別化。ただし、市場の競争は激しく、成長には新規顧客獲得が不可欠。
強み
- 「ほぼ日」のブランドはコアなファン層を持ち、商品の付加価値が高い。
- 自社ECサイト中心の販売で中間マージンを排除し、収益性を高めている。
- 他社にないデザイン性の高い雑貨・文具を展開し、差別化に成功。
- 直近2期で売上高が年率10%超で増加し、成長軌道にある。
課題
- 営業利益率6%台と、小売業としては高いとは言えず、改善余地あり。
- 雑貨・文具市場は成熟しており、大手や他ECとの競合が激しい。
- ブランド人気の低下や創業者の影響力減退が業績に響く可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がほぼ日
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3353メディカル一光グループ | 106億円 | 8.3倍 |
| 2 | 3538ウイルプラスホールディングス | 106億円 | 8.4倍 |
| 3 | 7514ヒマラヤ | 105億円 | — |
| 4 | 3083スターシーズ | 104億円 | 136.3倍 |
| 5 | 3080ジェーソン | 104億円 | — |
| 6 | 3560ほぼ日 | 102億円 | 11.0倍 |
| 7 | 2798ワイズテーブルコーポレーション | 99億円 | 48.2倍 |
| 8 | 7610テイツー | 97億円 | 10.3倍 |
| 9 | 9980MRKホールディングス | 96億円 | 10.0倍 |
| 10 | 5891SAKIGAKEホールディングス | 95億円 | — |
| 11 | 7133HYUGA PRIMARY CARE | 94億円 | 18.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
糸井重里の個人事務所からウェブメディアへ(1979~1998年)
1979年12月、コピーライターの糸井重里が有限会社東京糸井重里事務所を設立した。当初は個人の創作活動や広告制作を請け負う事務所だった。1998年6月、糸井はウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設。以来1日も休まずに更新を続け、著名人から無名の人まで幅広いインタビューやエッセイを掲載するメディアへと成長した。このサイトはのちに、ほぼ日のすべての事業の核となる「場」の概念を生む原点となる。
ECと手帳の誕生、出版事業への進出(1999~2004年)
1999年11月、ウェブサイト上でインターネット通販を開始。そして2001年10月、オリジナル商品「ほぼ日手帳」の販売を始めた。この手帳は1日1ページの書き込み形式でユーザーから支持を集め、後の主力商品となる。2002年10月、株式会社東京糸井重里事務所に組織変更。2003年12月には出版事業を開始し、書籍の企画・編集・販売に乗り出した。2004年9月からはロフトでの卸販売も始め、販路を拡大した。
リアル店舗と被災地支援、社名変更(2011~2017年)
2011年11月、東日本大震災の被災地である宮城県気仙沼市に「気仙沼のほぼ日」を開設し、地域貢献活動を開始(2019年11月閉鎖)。2014年8月、東京・南青山にリアル店舗「TOBICHI」を開設し、オンラインとオフラインの接点を強化。2016年6月には犬猫の写真SNSアプリ「ドコノコ」をリリース。同年12月、社名を株式会社ほぼ日に変更。2017年3月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場した。上場と同時に物販イベント「生活のたのしみ展」を六本木で初開催。
上場後の事業拡大とID基盤の整備(2017~2025年)
2017年6月に京都にも「TOBICHI」を開設。2019年11月、渋谷PARCO内に「ほぼ日曜日」を開設。2020年11月、本社を東京都千代田区神田錦町に移転。2021年6月、映像配信サービス「ほぼ日の學校」を開始し、学びの場を提供。同年11月にISMS認証を取得。2022年4月、東証の市場区分見直しによりJASDAQスタンダードからスタンダード市場に移行。2023年8月、越境EC向けにGlobal-eを導入。2024年4月、赤城山山頂記念館を取得。同年7月、統合IDサービス「ほぼ日ID」を開始し、複数サービスの横断利用を可能にした。2025年10月には「ほぼ日手帳アプリ」をリリースし、デジタル版の手帳サービスを提供。同年11月、群馬県前橋市に「ほぼの駅 AKAGI」を開設した。
年表30件を開く
1970年代
- 1979年12月創業糸井重里の個人事務所として、有限会社東京糸井重里事務所 設立
1990年代
- 1998年6月ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」開設
- 1999年11月インターネット通販開始
2000年代
- 2001年10月「ほぼ日手帳」販売開始
- 2002年10月株式会社東京糸井重里事務所に組織変更
- 2003年10月卸販売開始
- 2003年12月出版事業開始
- 2004年9月株式会社ロフトにて「ほぼ日手帳」を販売開始
2010年代
- 2011年11月「気仙沼のほぼ日」(宮城県気仙沼市)開設
- 2014年8月M&A店舗兼イベントスペース「TOBICHI(とびち)」開設(東京都港区南青山)
- 2016年6月犬や猫の写真SNSアプリ「ドコノコ」(iOS版)配信開始(同年7月Android版配信開始)
- 2016年12月商号変更株式会社ほぼ日に社名変更
- 2017年3月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場
- 2017年3月物販イベント「生活のたのしみ展」第1回を東京・六本木で開催
- 2017年6月M&A店舗兼イベントスペース「TOBICHI(とびち)京都」開設(京都府京都市)
- 2019年11月「気仙沼のほぼ日」(宮城県気仙沼市)閉鎖
- 2019年11月渋谷PARCO内に「ほぼ日曜日」開設(東京都渋谷区)
2020年代
- 2020年11月本社移転(東京都千代田区神田錦町)
- 2020年12月「ほぼ日の學校」教室スタジオ開設(東京都千代田区神田錦町)
- 2021年1月M&A「TOBICHI(とびち)」本社1階へ移転(東京都千代田区神田錦町)
- 2021年6月「ほぼ日の學校」サービス 開始
- 2021年11月ISMS(ISO/IEC 27001)認証取得
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQスタンダード市場からスタンダード市場に移行
- 2023年8月直販ECサイト「ほぼ日ストア」にDtoC越境EC向けサービスGlobal-eを導入
- 2024年4月赤城山山頂記念館取得
- 2024年7月M&A統合IDサービス「ほぼ日ID」開始
- 2025年4月「尾瀬とほぼ日」開始
- 2025年6月「ほぼ日」にウェブサイト名称を変更、デザインリニューアル
- 2025年10月「ほぼ日手帳アプリ」サービス開始
- 2025年11月「ほぼの駅 AKAGI」開設(群馬県前橋市)
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
「場」の立ち上げと育成
オリジナルコンテンツの幅を広げ、既存の「場」を育てるとともに新しい「場」を立ち上げる。ほぼ日手帳アプリの開発など、複数の「場」を運営し、統合IDサービス「ほぼ日ID」で各サービスを横断的に利用できるようにする。
- 02
多様な人材の確保・育成と組織づくり
事業拡大や新サービス実現のため、職種を限定せず多様な人材を確保し、社内に「やさしく、つよく、おもしろく。」の行動指針が浸透・実践されるよう、人材育成と組織づくりに取り組む。
- 03
インターネット環境変化への対応
情報セキュリティリスクの高まりや各国の個人情報保護制度への準拠など、ユーザーが場所やアクセス手段にかかわらず安心して利用できる「場」を維持するため、組織的・技術的な対応を進める。
- 04
経営基盤の強化
基幹業務システム更改やデータ利活用の促進により経営判断の迅速化・業務効率化を図り、クリエイティブ活動の時間を増やす。海外向け越境D to Cの利便性向上、サプライチェーンマネジメント強化に重点を置く。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 9期分
グループ全体で156人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は695万円で、8期前と比べて−2.3%。平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は6.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年8月 | — | — | — | 74 | — |
| 2018年8月 | — | — | — | 75 | — |
| 2019年8月 | 712 | 40.3 | 6.0 | 85 | — |
| 2020年8月 | 647 | 39.6 | 6.0 | 105 | — |
| 2021年8月 | 678 | 39.4 | 6.0 | 110 | — |
| 2022年8月 | 662 | 38.0 | 6.0 | 123 | — |
| 2023年8月 | 654 | 37.8 | 6.0 | 128 | — |
| 2024年8月 | 696 | 38.1 | 6.0 | 142 | 352 |
| 2025年8月 | 695 | 38.5 | 6.0 | 156 | 385 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は87億円、営業利益は6億円。前期と比べると増収増益で、売上が+16.0%、利益が+20.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 95億円 | 87億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 6億円 |
| 純利益 | 5億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥90 | ¥90 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は9億円、営業利益は−5億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−10.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 11 | −2 | −18.2 | −1 |
| 2023年4Q | 13 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 29 | 7 | 24.1 | 5 |
| 2024年2Q | 21 | 4 | 19.0 | 2 |
| 2024年3Q | 10 | −4 | −40.0 | −2 |
| 2024年4Q | 15 | −2 | −13.3 | −1 |
| 2025年2Q | 57 | 10 | 17.5 | 7 |
| 2025年4Q | 30 | −4 | −13.3 | −3 |
| 2026年2Q | 71 | 17 | 23.9 | 12 |
| 2026年3Q | 9 | −5 | −55.6 | −4 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は27億円から87億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は6.9%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 27 | — | 3 | — | 2 |
| 店舗兼イベントスペース「TOBICHI(とびち)」開設(東京都港区南青山) | |||||
| 2014年3月 | 31 | — | 4 | — | 3 |
| 2014年8月 | 7 | — | −1 | — | −1 |
| 2015年8月 | 32 | — | 4 | — | 3 |
| 株式会社ほぼ日に社名変更 | |||||
| 2016年8月 | 38 | — | 5 | — | 3 |
| 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に株式を上場 | |||||
| 2017年8月 | 40 | — | 5 | — | 3 |
| 2018年8月 | 50 | — | 6 | — | 4 |
| 渋谷PARCO内に「ほぼ日曜日」開設(東京都渋谷区) | |||||
| 2019年8月 | 55 | — | 6 | — | 4 |
| 「ほぼ日の學校」教室スタジオ開設(東京都千代田区神田錦町) | |||||
| 2020年8月 | 53 | — | 1 | — | 2 |
| 「TOBICHI(とびち)」本社1階へ移転(東京都千代田区神田錦町) | |||||
| 2021年8月 | 56 | — | 2 | — | 2 |
| 2022年8月 | 59 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年8月 | 68 | — | 6 | — | 4 |
| 統合IDサービス「ほぼ日ID」開始 | |||||
| 2024年8月 | 75 | 5 | 5 | 6.7 | 4 |
| 「ほぼの駅 AKAGI」開設(群馬県前橋市) | |||||
| 2025年8月 | 87 | 6 | 7 | 6.9 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高87億円のうち、営業利益として残るのは6億円で6.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の4.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金43.7%38億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金49.4%43億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.9%6億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 11期分
2025年8月期は営業CFが2億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は8億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年8月 | 4 | −3 | 0 | 1 | 11 |
| 2016年8月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 11 |
| 2017年8月 | 1 | 1 | 6 | 2 | 19 |
| 2018年8月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 21 |
| 2019年8月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 20 |
| 2020年8月 | −1 | −1 | −1 | −2 | 17 |
| 2021年8月 | 5 | −3 | −1 | 2 | 18 |
| 2022年8月 | 2 | −3 | −1 | −1 | 16 |
| 2023年8月 | 2 | −3 | −1 | −1 | 14 |
| 2024年8月 | 4 | −5 | −1 | −1 | 12 |
| 2025年8月 | 2 | −5 | −1 | −3 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年8月期の総資産は69億円。このうち返さなくてよい自己資本が49億円で、自己資本比率は70.7%(業種中央値47.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 17 | 14 | 3 | 83.9 |
| 2014年3月 | 21 | 16 | 5 | 78.1 |
| 2014年8月 | 21 | 15 | 6 | 71.7 |
| 2015年8月 | 27 | 18 | 9 | 65.1 |
| 2016年8月 | 32 | 20 | 12 | 62.9 |
| 2017年8月 | 42 | 30 | 12 | 70.8 |
| 2018年8月 | 47 | 33 | 14 | 70.8 |
| 2019年8月 | 51 | 36 | 15 | 71.4 |
| 2020年8月 | 52 | 37 | 15 | 71.6 |
| 2021年8月 | 51 | 38 | 13 | 74.0 |
| 2022年8月 | 53 | 39 | 14 | 72.7 |
| 2023年8月 | 58 | 42 | 16 | 71.8 |
| 2024年8月 | 65 | 45 | 20 | 69.7 |
| 2025年8月 | 69 | 49 | 20 | 70.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で322社中45位あたり、逆に低いのは配当利回りで322社中150位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥4,400で、1年前と比べて+46.3%。過去52週の値幅のなかでは83%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.0倍 |
| PER (会社予想) | 21.3倍 |
| PBR | 1.83倍 |
| 配当利回り | 2.05% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価4350円は25日移動平均線4305円を1.0%上回り、75日線4254円や200日線3796円に対してもプラス圏を維持。52週高値4690円からは7.2%乖離するものの、52週安値3000円からは45%上昇し、高値圏での揉み合いが続く。直近1カ月で2.6%上昇し、8月17日に4490円まで買われたが、その後は利益確定売りで4350円まで反落。出来高は8月13日に1900株、8月20日に3900株と散発的に増加するが、全体的には薄商い。RSIは55.21と中立圏で、方向感は乏しいが、200日線からの乖離率は14.6%と大きく、過熱感も意識される水準。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PERは10.89倍と同業界平均40.2倍を下回るが、予想PERは21倍と上昇が見込まれる。PBRは1.81倍と業界平均3.06倍より低いが、ROEは9.5%と収益性は中程度。配当利回りは2.07%と業界平均12.58%を大きく下回る。業績は増収基調にあるが、純利益は横ばいで、株価はやや割高感がある。割安指標と割高指標が混在するが、収益成長の鈍さが懸念。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.0倍 | 39.6倍 |
| PER (予想) | 21.3倍 | — |
| PBR | 1.83倍 | 2.44倍 |
| ROE | 9.5% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
投資論点は、ブランド力の持続性と収益成長の実現性。強気派は、堅調な売上成長(2025/8期は87億円予想)と高収益体質(営業利益率6.9%)を評価し、ブランドの定着による安定的な需要を見込む。弱気派は、売上規模が小さく成長の上限が見えにくいこと、手帳市場の縮小や競合の台頭、広告依存度の高さを懸念する。また、時価総額101億円に対してPER10.9倍と割安感があるが、成長性が限定的ならば評価は変わらないとみる。
- 売上成長の継続
2025/8期売上87億円と前期比16%増の会社計画。
- 高収益性の維持
2024/8期営業利益率6.7%、安定した利益水準。
- ブランド力の強さ
「ほぼ日」の知名度とファン層の厚さ。
- 売上高87億円と前期比16%増決算発表後影響中
25/8期売上高は87億円、24/8期75億円から12億円増加
- 営業利益6億円と増益決算発表後影響中
営業利益は5億円から6億円へ20%増、営業利益率6.9%に改善
- 配当利回り2.07%を維持継続影響弱
配当利回り2.07%と安定配当で、株価下値を支える
- ROE9.5%とPBR1.81倍の改善余地通年影響弱
ROE9.5%を改善できれば、PBR1.81倍はさらに上昇する余地
- 市場規模の限界
手帳・文房具市場は縮小傾向。
- 競争激化
類似のライフスタイルブランドが多数登場。
- 成長の不確実性
新規事業の創出が不透明で成長鈍化の恐れ。
- 予想PER21倍と大幅減益予想決算発表後影響強
実績PER10.89倍に対し予想21倍、来期の利益減少を強く示唆
- 純利益4億円と3期横ばい通年影響中
23/8期から25/8期まで純利益が毎期4億円で、成長性なし
- 外国人所有0.29%と極低需給不定影響弱
外国人所有比率0.29%と極めて低く、海外資金の流入期待薄
- 時価総額101億円の小型株不定影響弱
時価総額101億円と小型で、売買代金が限定的
- 売上高成長率
- 事業拡大の持続性を確認するため。
- EC売上比率
- EC依存度が高く、チャネル戦略の成果を示す。
- 新規顧客数
- ブランドの裾野拡大を測る指標。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり90円で、前期から+100.0%。いまの株価に対する利回りは2.05%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2018年8月 | 45 | — | 26.8 |
| 2019年8月 | 45 | 0.0 | 23.6 |
| 2020年8月 | 45 | 0.0 | 68.7 |
| 2021年8月 | 45 | 0.0 | 53.0 |
| 2022年8月 | 45 | 0.0 | 50.7 |
| 2023年8月 | 45 | 0.0 | 25.3 |
| 2024年8月 | 45 | 0.0 | 26.2 |
| 2025年8月 | 90 | 100.0 | 46.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥90
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ4,318人。区分でいちばん多いのは個人・その他で96.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.1%を占め、残る97.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年8月% | 2021年8月% | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 89.8 | 90.7 | 90.8 | 90.2 | 91.5 | 96.8 |
| 金融機関 | 9.3 | 8.1 | 7.8 | 8.1 | 6.9 | 1.8 |
| 証券会社 | 0.4 | 0.7 | 0.8 | 0.9 | 0.9 | 0.8 |
| 事業法人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.3 |
| 外国法人 | 0.3 | 0.4 | 0.5 | 0.7 | 0.5 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 糸井 重里 | 26.66 |
| 02 | 池田 あんだ | 20.67 |
| 03 | 山本 英俊 | 14.04 |
| 04 | ほぼ日従業員持株会 | 4.44 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.77 |
| 06 | 小泉 絢子 | 0.90 |
| 07 | 永田 泰大 | 0.90 |
| 08 | 松元 太郎 | 0.73 |
| 09 | 齋藤 里香 | 0.73 |
| 10 | 佐藤 智行 | 0.56 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+66%、1株純資産は14期で+201%。直近期のROEは9.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 117 | 700 | 17.5 | — | 30.0 |
| 2014年3月 | 147 | 813 | 19.5 | — | 23.7 |
| 2014年8月 | −32 | 736 | −4.2 | — | — |
| 2015年8月 | 152 | 887 | 18.8 | — | 29.6 |
| 2016年8月 | 153 | 993 | 16.2 | — | 29.5 |
| 2017年8月 | 158 | 1,292 | 13.7 | 33.0 | 28.4 |
| 2018年8月 | 168 | 1,434 | 12.3 | 37.5 | 26.8 |
| 2019年8月 | 190 | 1,559 | 12.7 | 29.6 | 23.6 |
| 2020年8月 | 66 | 1,606 | 4.1 | 61.1 | 68.7 |
| 2021年8月 | 85 | 1,634 | 5.2 | 47.2 | 53.0 |
| 2022年8月 | 89 | 1,666 | 5.4 | 38.3 | 50.7 |
| 2023年8月 | 178 | 1,810 | 10.2 | 20.6 | 25.3 |
| 2024年8月 | 172 | 1,950 | 9.2 | 19.2 | 26.2 |
| 2025年8月 | 193 | 2,108 | 9.5 | 16.2 | 46.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
12名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/8期の役員報酬は総額97百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 糸井重里 | 代表取締役社長 最高経営責任者(CEO)兼 最高クリエイティブ責任者(CCO) | 77 | 619,900 |
| 小泉絢子 | 取締役副社長 最高執行責任者(COO)兼 商品事業部長 | 48 | 21,900 |
| 鈴木基男 | 取締役 最高財務責任者(CFO)兼 管理部長 | 45 | 100 |
| 山本英俊 | 取締役 | 70 | 326,900 |
| 塚越隆行 | 取締役 | 63 | 100 |
| 摂州美千代 | 監査役(常勤) | 62 | — |
| 後藤和年 | 監査役 | 75 | 2,100 |
| 佐田俊樹 | 監査役 | 76 | 100 |
| 松元史明 | 取締役副社長 | 67 | — |
| 永田泰大 | 取締役 兼 ほぼ日編集部長 | 58 | 21,000 |
| 坂本和隆 | 取締役 | 43 | — |
| 伊藤晶子 | 監査役(常勤) | 56 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 77 | 77 | 26 |
| 社外監査役 | 3 | 16 | 16 | 5 |
| 社外取締役 | 1 | 4 | 4 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,794字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,015字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,064字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,183字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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