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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

トレジャー・ファクトリー

3093 · Prime · 小売業

リユース事業の大手。総合リユース店「トレジャーファクトリー」を核に、衣料・スポーツ・楽器など専門業態を展開。

概要

トレジャー・ファクトリーは、1995年創業のリユース小売企業である。中古品の買取・販売を中核に、衣料・家電・家具・ブランド品・スポーツ用品・楽器など7つの専門業態を展開する。店舗販売に加え、オンライン販売、BtoBオークション、引越・終活サービス、ファッションレンタルなど事業を多角化。2026年2月期の連結売上高は485億円、純利益32億円、従業員1,434名。東京証券取引所プライム市場に上場(証券コード3093)。

7つの専門業態で多様なニーズに対応

リユース事業の中核は、7つの店舗業態である。総合リユース店「トレジャーファクトリー」、衣料服飾雑貨専門「トレファクスタイル」、ブランド古着専門「ブランドコレクト」、スポーツ・アウトドア専門「トレファクスポーツアウトドア」、低価格衣料「ユーズレット」、インテリア家具専門「トレファクマーケット」、楽器専門「トレファク楽器」を展開する。グループ全体の店舗数は319店(直営234店、FC4店、子会社81店)。2026年2月期のリユース事業売上高は474億円、セグメント利益は67.9億円である。

多様な仕入チャネルで商品を確保

中古品の仕入は、店頭での持込買取、顧客宅を訪問する出張買取、宅配便を利用した宅配買取の3本柱で行う。加えて、新品・中古品取扱業者からの法人仕入や、自社運営のBtoBオークションを通じた仕入も活用する。2026年2月期の連結商品仕入高は前期比15.5%増加。買取チャネル別では、持込買取が同12.5%増、出張買取が同8.1%増、宅配買取が同6.4%増とすべて堅調に推移した。これにより安定的な品揃えを実現している。

リユース以外の周辺事業も展開

リユース事業に加え、BtoBオンラインオークションを関東・関西の物流センターを拠点に運営する。引越と不用品買取をワンストップで提供する「トレファク引越」、終活・生前整理の家財買取「Regacy」、月額定額のファッションレンタル「Cariru」、不用品処分と不動産売却を組み合わせた「トレファク不動産」がある。2026年2月期のその他セグメント売上高は17.3億円、セグメント利益は0.6億円であった。

M&Aと海外でグループ拡大

当社は連結子会社7社を有する。ブランド古着専門の株式会社カインドオル、静岡県中心に展開する株式会社ピックアップジャパン、ゴルフ用品専門の株式会社GKファクトリー、システム開発の株式会社トレファクテクノロジーズなど。海外ではタイ、台湾、米国に現地法人を設立。タイには2014年に進出しバンコクに店舗を構える。台湾でも総合リユースとファッション専門業態を運営する。グループ全体で年間30~40店の出店を計画する。

業界の中での役割はリユース(中古品)小売・買取業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
486億円
営業利益
48億円
営業利益率
9.9%
純利益
32億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
リユース事業474億円97.5%68億円14.3%
その他(注)112億円2.5%1億円8.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01リユース小売(店舗・オンライン)主力

衣料、家電、家具、ブランド品、スポーツ用品、楽器など幅広い中古品を買取・販売。7つの専門業態で顧客ニーズに応える。店舗販売に加え、オンライン販売も行う。

総合リユース業界のリーディングカンパニー

主な製品・サービス7
トレジャーファクトリー
総合リユース店。衣料・家電・家具・雑貨など幅広く扱う主力業態。
トレファクスタイル
衣料服飾雑貨専門のリユース店。
ブランドコレクト
ブランド古着専門店。
トレファクスポーツアウトドア
スポーツ・アウトドア用品専門のリユース店。
ユーズレット
低価格帯の衣料服飾雑貨専門店。
トレファクマーケット
インテリア・家具専門のリユース店。
トレファク楽器
楽器専門のリユース店。

02BtoBオークション準主力

関東・関西の物流センターを拠点に、オンラインBtoBオークションを運営。仕入れた商品を小売業者間で取引する市場を提供。

主な製品・サービス1
BtoBオンラインオークション
リユース事業者向けのオンライン競売。自社で買い取った商品や業者からの委託品を出品。

03引越・終活サービス副次

引越と不用品買取をワンストップで提供する「トレファク引越」、終活・生前整理の家財買取「Regacy」を運営。リユースと連動したサービス。

主な製品・サービス2
トレファク引越
引越作業と不要品の買取を同時に行うサービス。
Regacy
終活・生前整理に伴う家財一式の買取サービス。

04その他(レンタル・不動産・システム)その他

ファッションレンタル「Cariru」、不用品処分と不動産売却を組み合わせた「トレファク不動産」、子会社によるアプリ・WEB開発事業。

主な製品・サービス2
Cariru
ファッションレンタルサービス。月額定額で衣料品をレンタル。
トレファク不動産
不用品の処分から不動産の売却まで一括で請け負うサービス。

製品と技術

総合リユース店「トレジャーファクトリー」

主力業態。衣料、家電、家具、生活雑貨、ブランド品、スポーツ用品、楽器など幅広い中古品を買取・販売する。2026年2月期末で106店舗(直営)。店頭買取・出張買取・宅配買取の3チャネルで一般顧客から仕入れ、業者からの法人仕入も併用する。買取った商品は店舗販売のほか、自社ECサイトやBtoBオークションにも回される。

衣料・スポーツ・楽器の専門業態群

「トレファクスタイル」は衣料服飾雑貨専門で101店、「ブランドコレクト」はブランド古着専門で9店、「ユーズレット」は低価格衣料専門で13店、「トレファクスポーツアウトドア」はスポーツ用品専門で10店、「トレファクマーケット」はインテリア家具専門で2店、「トレファク楽器」は楽器専門で1店。各業態で異なる顧客層とニーズに対応している。

オンライン販売とBtoBオークション

自社ECサイト「トレファクONLINE」と「トレファクファッション」を通じて全国に販売。2026年2月期のEC販売額は前期比24.5%増加した。BtoBオンラインオークションは関東・関西の物流センターを拠点に運営。自社で買い取った商品や業者からの委託品をリユース事業者間で競売にかけ、商品の流動性を高めている。

リユースと連動した引越・終活・レンタル

「トレファク引越」は引越作業と不用品買取を同時に行うワンストップサービス。終活・生前整理向けの家財一式買取「Regacy」を提供。ファッションレンタル「Cariru」は月額定額で衣料品を貸し出す。「トレファク不動産」は不用品の処分から不動産売却まで一括請負する。システム子会社ではグループのアプリ・WEB開発を担う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • リユース小売(店舗・オンライン)総合リユース業界のリーディングカンパニー

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

リユース小売の高成長企業、収益性も良好

トレジャー・ファクトリーは、リユース品を中心に取り扱うディスカウントストア型小売企業。同業のトライアルホールディングスが食品・日用品主体の大型ディスカウント店であるのに対し、本社はリユースに特化したユニークなポジション。2025/2期売上高422億円、営業利益率9.5%と高成長かつ高収益を達成。2026/2期も486億円(予想)と2桁成長を見込む。一方、同業のまんだらけ(オタク向けリユース)と比較すると、取扱品目が広く、一般消費者への訴求力が強い。業界内では「リユース×ディスカウント」の先駆者としての地位を築いている。

強み

  • 売上高345億→422億→486億と3期連続2桁成長。市場拡大を捉えている。
  • 営業利益率9.5%と高水準。リユース品の粗利率の高さが寄与。
  • リユース品をディスカウントストア形式で販売する独自性。競合が少ない。
  • 家電から服飾まで多岐にわたる品揃えで顧客基盤を拡大。

課題

  • 景気後退でリユース品需要は増加する一方、供給量も変動しやすい。
  • 出店競争激化。好立地の確保と既存店の収益維持が課題。
  • リユース品は均一品質でなく、検品・クリーニングのコストがかかる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売・消費の時価総額近傍。太字がトレジャー・ファクトリー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18008ヨンドシーホールディングス518億円25.5倍
29946ミニストップ513億円
33660アイスタイル479億円17.3倍
4212Aフィットイージー470億円25.0倍
56630ヤーマン464億円
63093トレジャー・ファクトリー463億円14.0倍
79470学研ホールディングス456億円13.1倍
87840フランスベッドホールディングス453億円17.7倍
94931新日本製薬448億円13.4倍
105261リソルホールディングス430億円15.8倍
114218ニチバン404億円24.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(小売・消費)に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

横浜で創業し足立区に第1号店開店

1995年5月、神奈川県横浜市に有限会社トレジャー・ファクトリーを設立。同年10月、東京都足立区舎人に第1号店「トレジャーファクトリー足立本店」を開店した。1998年11月には埼玉県草加市に進出。1999年12月に資本金1,000万円で株式会社へ組織変更。2000年9月に物流センターを東京都足立区入谷に開設し、店舗網の拡大に備えた。

FC展開と新業態で成長基盤を構築

2004年7月、FC事業を開始し福島県いわき市にFC1号店を出店。2006年10月、新業態「トレファクスタイル」を千葉市に1号店として開始した。2007年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2010年2月にはオンラインショップを開設。2010年10月には事業譲受によりファッションレンタル「Cariru」を開始し、事業の幅を広げた。

全国展開と新規事業の立ち上げ

2013年5月、関西エリアに初進出し兵庫県神戸市に出店。同年11月には低価格業態「ユーズレット」を開始。2014年9月、スポーツ専門業態「トレファクスポーツ」と引越サービス「トレファク引越」を開始。同年10月、ブランド古着専門「ブランドコレクト」を開始。同年12月には東京証券取引所市場第一部に市場変更し、中部・九州にも進出した。

海外進出とM&Aによるグループ化

2014年12月、タイ王国に現地法人を設立しバンコクに海外1号店を開店。同時期に株式会社カインドオル、株式会社GKファクトリー、株式会社デジタルクエスト(現トレファクテクノロジーズ)、株式会社ピックアップジャパンの株式を取得し子会社化。台湾にも進出し、総合リユースとファッション専門業態を展開。グループ体制を拡充した。

過去最高益を更新し続ける成長

2022年2月期以降、売上高は233億円、282億円、345億円、422億円、486億円と拡大を続ける。2026年2月期の連結営業利益は47.8億円(前期比18.4%増)、純利益31.7億円でいずれも過去最高。中期経営計画では2029年2月期に売上高710億円、営業利益63.8億円を目標に掲げ、年間30~40店の出店とDX投資を打ち出す。

年表19件を開く

1990年代

  • 1995年5月創業神奈川県横浜市に有限会社トレジャー・ファクトリーを設立。
  • 1995年10月東京都足立区舎人に当社第1号店「トレジャーファクトリー 足立本店」を開店。
  • 1998年11月埼玉県に初進出。埼玉県草加市に「トレジャーファクトリー 草加店」を開店。
  • 1999年12月資本金を1,000万円に増資し、株式会社に組織変更。

2000年代

  • 2000年9月東京都足立区入谷に物流センターを開設。
  • 2002年5月東京都足立区竹の塚に本社を移転。
  • 2003年3月神奈川県に初進出。神奈川県横浜市に「トレジャーファクトリー 鶴見店」を開店。
  • 2004年7月FC事業を開始。福島県いわき市にFC1号店「トレジャーファクトリー いわき鹿島店」を開店。
  • 2006年1月千葉県に初進出。千葉県千葉市に「トレジャーファクトリー 若葉みつわ台店」を開店。
  • 2006年10月新業態「トレファクスタイル」を開始。千葉県千葉市に1号店を開店。
  • 2007年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
  • 2008年2月東京都足立区梅島に本社を移転。

2010年代

  • 2010年2月「トレジャーファクトリースタイル」オンラインショップをオープン。
  • 2010年10月事業譲受により取得した新事業「Cariru」を開始。
  • 2013年5月関西エリアに初進出。兵庫県神戸市に「トレジャーファクトリー 神戸新長田店」を開店。
  • 2013年11月新業態「ユーズレット」を開始。埼玉県久喜市に1号店を開店。
  • 2014年9月新業態「トレファクスポーツ」を開始。神奈川県横浜市に1号店を開店。新事業「トレファク引越」を開始。
  • 2014年10月事業譲受により取得した新業態「ブランドコレクト」を開始。
  • 2014年12月M&A東京証券取引所マザーズから東京証券取引所市場第一部に市場変更。タイ王国に海外現地法人Treasure Factory (Thailand) Co., Ltd.を設立。中部エリアに初進出。愛知県名古屋市に「トレジャーファクトリー 名古屋徳重店」を開店。九州エリアに初進出。福岡県春日市に「トレジャーファクトリー 福岡春日店」を開店。東京都千代田区神田練塀町に本社を移転。タイ・バンコクに海外1号店となる「トレジャーファクトリー スクンビット39店」を開店。新業態「トレファクマーケット」を開始、千葉県千葉市に1号店を開店。株式会社カインドオルの株式を取得し、子会社化。総合リユースオンラインショップ「トレファクONLINE」をオープン。株式会社ゴルフキッズ(現 株式会社GKファクトリー)の株式を取得し、子会社化。株式会社デジタルクエストの株式を取得し、子会社化。新事業「トレファク不動産」を開始。株式会社STANDING OVATIONの株式を取得し、資本業務提携を締結。新事業「トレファクライブネットオークション」を開始。株式会社ピックアップジャパンの株式を取得し、子会社化。新事業「Regacy」

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年2月期まで543億円
  • 売上高2028年2月期まで620億円
  • 売上高2029年2月期まで710億円
  • 営業利益2027年2月期まで50.6億円
  • 営業利益2028年2月期まで56.8億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    リユース事業の拡大

    年間30~40店舗のペースで関東、関西、中部、九州などを中心に出店し、リアル店舗とEC販売の拠点としてネットワークを拡大する。

  2. 02

    新規事業への投資

    リユース事業と相乗効果のある周辺事業(レンタル、BtoBオークション、引越サービスなど)に継続的に投資し、成長基盤を拡大する。

  3. 03

    海外市場での成長

    タイ、台湾、アメリカで事業基盤を整備し、現地ニーズに合わせた新規出店と収益改善を進め、新地域への進出も行う。

  4. 04

    M&Aによる成長

    補完関係のあるリユース企業やシナジーが発揮できる企業のM&Aを積極的に実行し、成長を加速する。

  5. 05

    DX投資による成長

    自社システム部門の開発力を活用し、ITやAIによる業務効率化とイノベーションを起こし、新たなビジネス機会の創出により収益を伸ばす。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,434人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は507万円で、9期前と比べて+6.6%平均年齢は30.3歳、平均勤続年数は5.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月582
2018年2月638
2019年2月653
2020年2月47530.85.3700
2021年2月48131.05.7794
2022年2月48130.95.8867
2023年2月49030.65.6963
2024年2月50430.55.61,125
2025年2月49930.65.51,255319
2026年2月50730.35.31,434335

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年2月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率78.2%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)56.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
足立西新井店他69店舗 — 東京都足立区他1,781百万円
リユース 事業
草加店他37店舗 — 埼玉県草加市他722百万円
本社他26店 — 大阪府大阪市中央区他691百万円
リユース 事業
本社他 — 東京都千代田区他631百万円
リユース 事業、その他事業
本社他13店 — 静岡県磐田市今之浦他545百万円
リユース 事業
横浜鶴見店他29店舗 — 神奈川県横浜市鶴見区他523百万円
名古屋徳重店12他店舗 — 愛知県名古屋市緑区446百万円
千葉みつわ台店他21店舗 — 千葉県千葉市他360百万円
岸和田店他20店舗 — 大阪府岸和田市他351百万円
高崎オーパ店他4店舗 — 群馬県高崎市他203百万円
ほか10件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社カインドオル
    大阪府大阪市淀川区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ゴルフキッズ
    埼玉県越谷市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社デジタルクエスト
    東京都千代田区
    議決権87.1%
  • 海外
    Treasure Factory (Thailand) Co., Ltd.
    タイ王国バンコク市
    議決権49.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は486億円営業利益48億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.2%、利益が+20.0%。

売上高
+15.2%
486億円
営業利益
+20.0%
48億円
純利益
+18.5%
32億円
営業利益率
9.9%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高550億円486億円
営業利益53億円48億円
純利益36億円32億円
1株あたり配当¥46¥46

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は138億円、営業利益は19億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+34.0%、営業利益は+46.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q831012.07
2024年2Q7645.32
2024年3Q901112.27
2024年4Q966
2025年1Q1031312.69
2025年2Q9344.32
2025年4Q2262310.216
2026年2Q225198.412
2026年4Q2612911.120
2027年1Q1381913.812

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は80億円から486億円へ6.1倍に増えた。直近期の営業利益率は9.9%。売上は5期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
関西エリアに初進出。兵庫県神戸市に「トレジャーファクトリー 神戸新長田店」を開店。
2013年2月8064
東京証券取引所マザーズから東京証券取引所市場第一部に市場変更。タイ王国に海外現地法人Treasure Factory (Thailand) Co., Ltd.を設立。中部エリアに初進出。愛知県名古屋市に「トレジャーファクトリー 名古屋徳重店」を開店。九州エリアに初進出。福岡県春日市に「トレジャーファクトリー 福岡春日店」を開店。東京都千代田区神田練塀町に本社を移転。タイ・バンコクに海外1号店となる「トレジャーファクトリー スクンビット39店」を開店。新業態「トレファクマーケット」を開始、千葉県千葉市に1号店を開店。株式会社カインドオルの株式を取得し、子会社化。総合リユースオンラインショップ「トレファクONLINE」をオープン。株式会社ゴルフキッズ(現 株式会社GKファクトリー)の株式を取得し、子会社化。株式会社デジタルクエストの株式を取得し、子会社化。新事業「トレファク不動産」を開始。株式会社STANDING OVATIONの株式を取得し、資本業務提携を締結。新事業「トレファクライブネットオークション」を開始。株式会社ピックアップジャパンの株式を取得し、子会社化。新事業「Regacy」
2014年2月9174
2015年2月107106
2016年2月122118
2017年2月13385
2018年2月16473
2019年2月17796
2020年2月191105
2021年2月1872−1
2022年2月233117
2023年2月2822617
2024年2月3453422
2025年2月42240419.527
2026年2月48648499.932

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高486億円のうち、営業利益として残るのは48億円9.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は32億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金40.9%199億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金49.4%240億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.9%48億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
59.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.2pt
9.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.1pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+18.8pt
27.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが32億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは12億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は50億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月2−3−1−16
2014年2月5−3029
2015年2月9−5−1411
2016年2月6−5−2111
2017年2月3−66−313
2018年2月8−5−3313
2019年2月8−71116
2020年2月6−6−2016
2021年2月5−64−119
2022年2月9−73224
2023年2月18−111731
2024年2月10−194−926
2025年2月28−19−5930
2026年2月32−2071250

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は255億円。このうち返さなくてよい自己資本が129億円で、自己資本比率は50.0%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月36211557.6
2014年2月42241858.2
2015年2月50302058.5
2016年2月56342261.3
2017年2月75373849.2
2018年2月79394049.9
2019年2月88434548.5
2020年2月94464849.1
2021年2月104436141.1
2022年2月118496940.0
2023年2月147687946.1
2024年2月177859247.8
2025年2月20810510350.0
2026年2月25512912650.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
50億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
115億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
126億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
83
/ 100
安定性自己資本比率33 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中16位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中148位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
27.4%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
9.9%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
50.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
15.2%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,900で、1年前と比べて+6.3%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥1,900-3.6%1ヶ月-6.0%1年+6.3%時価総額463億円
過去52週の値幅
安値¥1,584高値¥2,349

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.0倍
PER (会社予想)12.5倍
PBR3.31倍
配当利回り2.42%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7/13に2081円、前日比-5.2%。25日線(2112円)を下回ったが75日線(1877円)は上方。52週高値2349円から約11.4%下落。直近の出来高は7/10に47.9万株と急増後、7/13は33.9万株と高水準。週足では6/29の2241円から上昇トレンド転換か。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高いROE(27.4%)と成長性からPBRは3.5倍とプレミアム評価。売上高は4期連続2桁増、直近営業利益率9.48%と収益性も改善。一方、リユース市場は競合が多く、出店コスト増や買取原価の上昇が懸念材料。強気派はブランド力と出余地を評価、弱気派は競争激化による利益率低下を警戒。

プラスに働く材料7
  • 高いROEと成長性

    ROE27%超、売上高3年で約1.7倍に拡大

  • リユース市場の拡大

    環境意識高まりや節約志向が追い風

  • 出店余地の大きさ

    全国展開途上、将来的な店舗数増加が見込める

  • 2026年2月期の増収増益達成2026年2月期影響

    売上高486億円(前期比+15.2%)、営業利益48億円(+20%)

  • 高ROE27.4%の持続による株主価値向上継続影響

    ROE維持で自己資本成長、PBR3.5倍の正当化

  • 新規出店効果による成長加速2026年〜2027年影響

    出店数10%増で売上高50億円増加の可能性

  • 好調な業績を背景に増配期待次回決算発表後影響

    配当性向35%程度、増配余地あり

マイナスに働く材料7
  • 競争激化によるマージン低下

    リユース市場が拡大し、買取価格競争が激化

  • 出店コストの増加

    新規出店に伴う初期投資増が利益を圧迫

  • 高いバリュエーション

    PER14.9倍、PBR3.5倍と既に成長を織り込み

  • PBR3.5倍の高水準修正リスク継続影響

    PBRが2倍に低下すれば株価約1,148円(現在2,009円)

  • 中古品市場の競争激化継続影響

    競合増加で粗利率低下、営業利益率9.88%維持困難

  • 景気後退による消費者の節約志向後退2026年〜2027年影響

    景気悪化で中古品需要が減少するリスク

  • 外国人持ち分11.85%の売り圧力不定影響

    外国人の持株比率が高く、リスクオフ時に売却懸念

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗の収益力の指標、出店効果と分けて評価
粗利率
買取原価のトレンドを反映、利益率の先行指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり46で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは2.42%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥46
1株あたり
配当利回り
2.42%
いまの株価に対して
配当性向
47.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月833.8
2018年2月80.076.2
2019年2月80.036.4
2020年2月96.338.4
2021年2月5−41.2117.2
2022年2月970.047.0
2023年2月19117.631.6
2024年2月2851.432.0
2025年2月3628.644.5
2026年2月4011.147.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥46

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ7,387人。区分でいちばん多いのは個人・その他60.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.8%を占め、残る77.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他68.868.961.463.460.360.7
金融機関10.89.711.213.616.016.7
外国法人11.311.813.613.914.511.8
事業法人7.57.16.06.16.26.1
証券会社1.62.47.73.02.94.6
自己株式3.34.24.73.93.73.7
外国人個人0.00.00.10.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01野坂 英吾32.15
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.14
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.15
04株式会社スリースターマネジメント4.93
05野坂 淳3.15
06長南 雅春3.00
07野村證券株式会社2.58
08BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.38
09BNYM AS AGT/CLTS TREATY JASDEC (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.77
10トレジャー・ファクトリー従業員持株会1.46

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+300%、1株純資産は14期で+191%。直近期のROEは27.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月3418619.67.612.6
2014年2月3821918.612.213.3
2015年2月5126421.027.117.7
2016年2月7231125.215.718.0
2017年2月4433413.618.333.8
2018年2月313489.126.876.2
2019年2月2518913.815.736.4
2020年2月2320411.615.238.4
2021年2月−6191117.2
2022年2月3121215.615.047.0
2023年2月7629129.814.431.6
2024年2月9636229.415.432.0
2025年2月11644428.713.644.5
2026年2月13554327.414.047.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/2期の役員報酬は総額124百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢
野坂英吾取締役社長(代表取締役)54
野坂淳専務取締役51
小林英治取締役管理統括51
鈴木信夫取締役55
宮本久美子取締役56
長尾昌彦常勤監査役66
石川博康監査役67
中村優監査役58
小林麻美子取締役53

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4905910526
社外取締役519194

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,667字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社7社により構成されており、リユースショップなどを展開するリユース事業、オークション事業、引越事業、そのほかに、レンタル事業、不動産事業、システム事業などを展開しております。 リユース事業において、当社が取り扱っている商品は、主にリユース品といわれる中古品(未使用品やメーカーの在庫処分品なども含みます。)であり、衣料や家電、家具、生活雑貨、ブランド品、スポーツ・アウトドア用品、楽器、ホビー用品など多岐にわたります。 当社は、以下の7つの店舗業態を展開しております。 ・幅広い分野のリユース品を扱う「トレジャーファクトリー」 ・衣料服飾雑貨を専門的に扱う「トレファクスタイル」 ・ブランド古着を専門的に扱う「ブランドコレクト」 ・スポーツ用品・アウトドア用品を専門的に扱う「トレファクスポーツアウトドア」 ・低価格の衣料服飾雑貨を専門的に扱う「ユーズレット」 ・インテリア・家具を専門的に扱う「トレファクマーケット」 ・多様な楽器を専門的に取り扱う「トレファク楽器」 当社では、店舗以外でも、インターネットを通じた販売も行っております。 当社で取り扱うリユース品の仕入は、一般顧客からの買取と新品・中古品取扱業者及び古物市場からの仕入(以下「業者仕入」という。)により行っております。一般顧客からの買取は、店頭にて買取を行う持込買取と、顧客宅を訪問して買取を行う出張買取、ウェブサイトを窓口とする宅配便により買取を行う宅配買取があります。出張買取は、コールセンターで一括して受け付けることにより、効率的かつ機動的に対応できる体制を構築しております。店舗とは別に物流センターを設け、業者仕入を行い、品揃えの充実を図っております。 このように一般買取から業者仕入まで多様な仕入チャネルを持つことにより、店舗に安定的に多様なリユース品が常時揃う仕入体制を構築しております。 当社では、関東、関西の物流センターを拠点にしたオンラインベースのBtoBオークション、引越と買取をワンストップで提供するリユース一体型引越サービス「トレファク引越」、終活・生前整理の際の家財一式の買取サービス「Regacy」を運営しております。 また、以下の通り連結子会社において、リユース事業を行っております。 株式会社カインドオルは、ブランド古着に特化したリユースショップを直営及びFCにより展開しております。 株式会社ピックアップジャパンは、総合リユースショップ及びブランド・貴金属専門ショップを、主に静岡県に直営及びFCにより展開しております。 株式会社GKファクトリーは、ゴルフ用品に特化したリユースショップを直営及びFCにより展開しております。 Treasure Factory (Thailand) Co., Ltd.は、タイ王国で総合リユース業態「トレジャーファクトリー」を運営しております。 台灣寶物工廠股份有限公司は、台湾で総合リユース業態「トレジャーファクトリー」およびファッション専門業態「トレファクスタイル」を運営しております。 そのほかに、レンタル事業としてファッションレンタルサービス「Cariru」を運営し、不動産事業として不用品の処分から不動産の売却まで一括で請け負う「トレファク不動産」を運営しております。また、システム事業として、連結子会社である株式会社トレファクテクノロジーズにてアプリ開発やWEB開発を行っております。 [事業系統図] (注) 古物市場とは、古物営業法第2条第2項第2号に定める「古物市場(古物商間の古物の売買又は交換のための市場をいう。)」であり、公安委員会から同法に定める許可を得た者(これを「古物市場主」といいます。)が主催する市場であります。古物市場では、それぞれの古物市場主が規約を策定し、新たな市場参加者を加えるときの条件を定めており、古物商許可を有する者であれば誰でも参加できるというものばかりではありません。
経営方針・対処すべき課題3,015字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、リユース事業を核に生活ニーズに密着した分野で積極的に事業展開を進め、継続的かつ安定的な成長を目指します。また、経営理念の具現化のために、従業員がその能力を最大限発揮することで一人では決して成しえない大きな成果を生み出す組織を目指します。そして、そうした取り組みを通して、循環型社会の実現に貢献していきます。 (2)中期経営計画 ①成長に向けた5つの経営方針 (a)リユース事業の成長 ・リアルの買取・販売拠点かつEC販売の拠点ともなる店舗を連結で年間30~40店のペースで関東、関西、中部、九州などを中心に出店し、当社グループのリユースのネットワークを拡大する。 (b)新規事業への投資 ・コアとなるリユース事業に加えて、リユース事業と相乗効果や補完関係のあるリユース周辺事業や経営理念に沿ったその他の事業に継続的に投資を行い、成長基盤の拡大を図る 。 (c)海外市場での成長 ・各地域の状況に応じ、体制の整備と収益改善を進め、新規出店を進める。 ・タイ、台湾、アメリカに続く新規地域への進出を行う。 (d)M&Aによる成長 当社と補完関係があるリユース企業やグループ内でシナジーが発揮できる企業のM&A を積極的に実行し、成長を加速する。 (e)DX投資による成長 自社システム部門及びシステムグループ会社の開発力を活用し、 IT や AI を使った業務効率化とイノベーションを起こし、新たなビジネス機会の創出等によりグループ収益を伸ばす 。 ②中期損益計画 2027年2月期   2028年2月期   2029年2月期 売上高   543億円   620億円   710億円 営業利益   50.6億円   56.8億円   63.8億円 営業利益率   9.3%   9.2%   9.0% 親会社株主に帰属する当期純利益   33.9億円   38.3億円   42.9億円 年間出店数   30~35店   35~40店   35~40店 ※中期損益計画は適宜見直しを行う可能性があります。 (3)経営環境及び対処すべき課題等 インフレの進行、サステナブルな社会構築に向けて人々のリユースへの意識が高まっていること等を背景 に、中古品小売市場は引き続き拡大しております。また、大手リユースショップチェーンの多店舗展開やイ ンターネット経由の中古品の売買サービスの浸透などにより、業界内の競争も進んでおります。 このような環境下で、更なる事業成長を推進するためには、広域での店舗展開、商品の確保及び人材の確 保と育成、インターネット経由の売買の強化などが課題となります。具体的な課題と対処策は以下のとおり であります。 ①広域での店舗展開 物流の効率化、地域における知名度の向上などを実現するために首都圏、関西圏を中心にドミナント戦 略(注)による直営店の出店を行っております。今後は、それら地域でのドミナント出店の継続及びその 他の地域へのドミナント出店が課題であります。広域に多店舗展開するために、店舗開発体制の継続強 化、出店用物件の迅速かつ十分な確保を進めてまいります。 (注)特定の地域に集中して出店を行うこと。 ②商品の確保 一品モノを取り扱う中古品ビジネスにおいては、質・量の両面において必要な水準で中古品を確保する ことが重要であります。中古品の買取チャネルは、同業他社の多店舗展開、買取専門店の増加、CtoCの フリマアプリやインターネット経由の買取サービスなど、年々競争が激化しております。このような外部 環境の中で、当社は、店頭買取、出張買取及び宅配買取の3本柱を軸に商品仕入を行っております。 店頭買取においては、アプリ会員への施策を軸としたマーケティングや、正社員を中心とした質の高い 買取査定サービスの提供により、差別化を図っております。また、大型家電・家具などを中心とした出張 買取、宅配便を利用して全国から買取を行う宅配買取とあわせて、買取と引越サービスを一括で提供する 「トレファク引越」の拡大、異業種の企業等からの送客による買取サービスのご利用増加等の施策を通じ て、一般顧客からの買取の増加を図っております。一方、一般顧客以外では、自社運営のオークションで の売買を通じた仕入や、新品・中古品取扱業者等からの法人仕入を継続強化しております。 関東・関西に設置している物流センター・オークションセンターを基盤として、新店用在庫及び既存店 への補充在庫を確保し、供給力を継続的に強化してまいります。 ③人材の確保と育成 当社グループの展開する事業は、多種多様な商材を取り扱い、日々変化する顧客ニーズに対応するた め、マニュアルだけに頼らない柔軟な店舗運営が求められます。そのため、自ら状況に合わせて思考・行 動できる自律型人材の確保・育成が必要となります。 年間30~40店の出店に向けて、優秀な人材を十分に確保していくため、新卒採用を中心に、中途採用 及びパート・アルバイトからの社員登用に積極的に取り組み、人材の確保に努めております。 また、それらの人材が早期に活躍できるよう、教育研修部門が中心となって研修内容の充実を図り、確 保した人材の早期戦力化と定着化を図っております。 ④インターネット経由の売買の強化 インターネット経由のリユース品の売買は拡大しております。当社では、総合的な品揃えの「トレファ クONLINE」と衣料服飾雑貨を扱う「トレファクファッション」などの自社ECサイトを運営し、一品モ ノである商品をECサイトに出品するオペレーションの効率化に取り組んでおります。また、商品仕入の 面では、全国から宅配便を利用して買取を行う宅配買取サイトを運営しております。引き続き各サイトの ユーザビリティ向上とEC出品業務の効率化を進め、リアルの店舗に加えECサイトでの中古品売買も拡 充し、顧客にとっての利便性向上に努めてまいります。 ⑤周辺事業への取り組み 中期的な成長に向けて、周辺事業への投資及びその育成に取り組んでまいります。具体的には、 レンタル事業「Cariru」やリユースのBtoBオークション事業である「トレファクオークション」、 買取と引越を一括で提供する「トレファク引越」、終活・生前整理の際の買取サービス「Regacy」などのリユース周辺事業への投資を進め、これらの周辺サービスを強化することでリユースのプラットフォームを構築し、顧客利便性を高め、収益獲得機会の増加に取り組んでまいります。 ⑥海外事業への取り組み 当社では、海外においても消費者のリユースの機会が増えていくことを想定し、海外でリユース事業を 展開しております。具体的には、タイと台湾においてリユース事業を展開し、アメリカにおいても展開のための準備を進めておりますが、進出国の現地のニーズを捉え、現地における買取を増やし、安定的に店舗運営できる体制を構築し、多店舗展開に向け事業基盤を整備してまいります。
事業等のリスク5,527字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクとは考えていない事項についても、投資者の投資判断上重要と考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。当社グループは、これらのリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に対する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業等について ① 中古品の仕入について 中古品は、新品と異なり仕入数量の調整が難しく、商品を安定的に確保することが当社グループの経営上の重要な位置を占めております。このため、当社グループでは店頭における一般顧客からの買取、顧客宅を直接訪問して行う出張買取、宅配便による買取のほか、新品・中古品取扱業者等からの仕入により仕入経路の多様化を図ることで、商品を安定的に確保する体制を構築しており、2026年2月期は、当期連結商品仕入高は前期比15.5%増となり、既存店及び新店運営のために必要十分な在庫水準を維持できております。 しかしながら、今後の景気動向や競合先の出現、スマートフォンをベースにした個人間売買アプリの影響等による買取・仕入価格の上昇や仕入数量の不足等により、安定的な商品の確保に支障をきたした場合には、当社の既存店の業績悪化や新規出店の立ち上がりの遅れにつながり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② コピー商品の買取リスクについて 当社グループでは、ブランド品の取扱いを行っており、ブランド品や腕時計、貴金属を含む服飾雑貨の販売構成比は、2026年2月期は連結で23.1%であります。ブランド品はコピー商品が流通している場合があり、当社グループにも買取品としてコピー商品が持込まれる可能性があります。 当社グループにおいては、偽造品や不正商品の流通防止と排除を目的とした民間団体に加盟し、コピー商品に関する情報を入手するとともに、社内で専門部門を置き、真贋判定のためのマニュアルを作成し、真贋情報を共有する体制を整えるなど、コピー商品の流入防止に努めております。 しかしながら、コピー商品に関するトラブルが発生するリスクは潜んでおり、大きなトラブルが発生した場合、当社グループの店舗に対する信頼が低下することによって、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ フランチャイズ(FC)店の展開について 2026年2月期末日現在、当社グループでは以下のとおりFC店を展開しており、店舗数ベースで当社グループ全体の10%を占めております。 総合リユース業態「トレジャーファクトリー」のFC店:4店 連結子会社の服飾専門リユース業態「カインドオル」のFC店:14店 連結子会社のゴルフ専門業態「ゴルフキッズ」のFC店:12店 連結子会社のブランド・貴金属専門業態「キンバリー」のFC店:1店 当社グループでは、フランチャイズ加盟店に対し独自のノウハウ・システムを提供し、対価としてロイヤリティーなどの収入を得ております。FC店で不祥事等が起きた場合にはグループ全体のブランドイメージが損なわれ、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。また、フランチャイズ加盟契約では、契約期間終了前でも、フランチャイズ加盟店からの申し出に基づく契約解除も認められておりますので、現在加盟中のフランチャイズが契約を解除する可能性があります。 (2)出店について ① 店舗の出店・閉店について 最近5年間の当社グループの直営店舗数の推移は以下のとおりであります。 2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期   2025年2月期   2026年2月期 新規出店(店)   17   19   25   24   32 閉店(店)   1   ―   ―   4   5 期末店舗数(店)   188   206   241   261   288 出店物件の選定にあたっては、物件の状況、契約条件、周辺地域の人口やその動態、交通の便、競合店の状況等を勘案して判断しております。また、当社グループでは、資産効率を維持し、機動的な出店・退店を可能とするため、原則、自社物件として取得するのではなく、賃貸方式により出店しております。出店物件の確保にあたっては、他小売業などと出店競合することがあり、また、景気の動向等によって空き物件が減少することがあります。 2027年2月期の事業計画では、当社グループでの新規出店の目標数として30~35店を掲げており、その実現のために、店舗開発部門の体制を強化し、物件確保に取り組んでおります。しかしながら、上記の理由から当社グループの望む時期に望むような物件を確保できない場合には、新規出店の遅れにつながり、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、新規出店店舗が当初の計画通りに推移せず業績が低迷する場合に加え、収益性の悪化等により当社グループの判断において店舗を閉鎖する場合や、賃貸人等の事情による契約の終了により業績が好調な店舗であっても閉鎖を余儀なくされる場合があります。これらの結果、減損損失や店舗閉鎖損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、2026年2月期においては、収益性の低下がみられた店舗について「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき減損処理を行い、減損損失271百万円を計上しました。これらの店舗について業績改善に努めてまいります。 ② 敷金及び保証金について 当社グループは、出店に際して賃借物件により店舗開発を行うことを基本方針としております。当社グループは、物件を借り受けるにあたっては、賃貸人に対し、敷金及び保証金を差入れており、2026年2月期末における残高は3,060百万円(総資産額に対して12.0%)となっております。 これらの敷金保証金は、契約解消時に返還されることとなっておりますが、賃貸人の事情によりその一部又は全部が回収できなくなる可能性があります。また、当社グループの都合で賃貸借契約を中途解約した場合には、契約内容によっては敷金保証金の一部が返還されなくなる場合があります。 ③ 有利子負債への依存について 当社グループは、出店に係る資金の一部を金融機関からの借入により調達しております。2026年2月期末における有利子負債の額は7,222百万円であり、総資産額の28.3%を占めております。現在、長期借入金については一部を除き固定金利により調達しているため、一定期間においては金利変動の影響を受けないこととなりますが、今後、新たに借入を行う際に、経済情勢等によって借入金利が上昇した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)法的規制等について ① 古物営業法に関する規制について 当社グループが取扱う商品は「古物営業法」に定められた「古物」に該当するため、出店に際しては管轄する各都道府県公安委員会から営業許可を受けております。当社グループでは同法に従って適切に業務を遂行するため、古物台帳の管理の徹底、古物営業法に係る社内マニュアルの整備、社員教育等を実施しております。本資料の発表日現在において、当社グループにおいて許可の取消し事由は発生しておりませんが、万一同法に定める規則に反した場合には、営業許可の取消し、又は営業停止等の処分を受ける可能性があり、その場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、当社グループが買取った商品が盗品又は遺失物であった場合には、盗難又は遺失の時から1年以内であれば無償で被害者等に返還しなければなりません。その場合には、損失が発生することになります。 ② 個人情報の管理について 当社グループは、古物営業法等の規則により、商品を買取る際、顧客の個人情報を入手することがあります。また、ウェブサイトを通じて顧客や採用応募者の個人情報を取得することがあります。 このため、当社グループでは、個人情報の管理ルールを定める社内規程等の整備や従業員教育の実施等により社内管理体制の強化を図り、社内に専門のシステムインフラ部門を配置し、ネットワークシステムへのアクセス管理により不正アクセスを防止するなど、個人情報管理の強化に取組んでおり、今後も個人情報の保護に努めてまいります。 こうした対策にもかかわらず、個人情報が流出した場合には、社会的信用の失墜、事後対応による多額の経費発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ その他の法的規制等について 当社グループが規制を受けているその他の法律には、「特定商取引に関する法律」、「消防法」、「建築基準法」、「特定家庭用機器再商品化法」及び「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等があります。 これらの各種法令の改正等に伴い、新たな対応コストが発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)事業体制について ① 人材の確保及び育成について 当社グループは、店舗数の拡大に応じて人材の確保及び育成に努めており、2026年2月期は新卒・中途等合わせて250名を採用しました。また、2027年2月期は新卒・中途等合わせて280名を採用する計画であります。当社では、採用数増加に対応するため、採用教育部門の人員増加を図るとともに、パート・アルバイトからの社員登用の強化などを進めておりますが、他業界の採用動向などの影響により十分な人材の確保ができない場合や出店計画に見合った人材育成が計画どおりに進まない場合には、店舗展開に支障をきたし、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他 ① 自然災害について 当社グループは、2026年2月期末全320店舗のうち197店舗を首都圏に出店しております。このため、首都圏において地震、風水害(暴風・豪雨・洪水・津波)、猛暑・熱波、豪雪、火山の噴火及びその他の異常な自然現象により、当社が物的及び人的な損害を受けた場合、当社グループの営業を著しく縮小せざるを得なくなった場合などは、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループ店舗が出店している地域において自然災害に起因して生じる電力の不足、燃料の不足、通信の途絶、運輸機能の停止及び水道の停止等ライフラインの途絶が発生した場合、行政からの避難命令・勧告等により営業継続が困難となった場合にも当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ② パンデミックの影響について 新型コロナウイルス感染症の感染拡大は沈静化したものの、今後また新たな感染症の感染拡大により、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令などがなされ、消費者の移動制限や外出自粛、企業活動に対する制約などが生じた場合、消費が停滞し、経済活動全体が落ち込む可能性があります。当社のリユース事業も、小売業として、来客数の減少、それに伴う買取や販売の減少などの影響を受けることが想定されます。今後も、新たな感染症の感染拡大の影響により、当社グループの営業を著しく縮小せざるを得なくなった場合などは、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ③ M&A等について 当社グループは、新たな地域や新規事業への進出、既存事業の強化等のため、M&Aや資本提携等(以下「M&A等」という。)を積極的に検討していく方針であり、これまでに計7件のM&Aを実行しております。M&A等の実行においては、対象となる事業・地域・市場動向、相手先企業の経営状況、財務内容等について調査・分析を行うこととしておりますが、外部環境の著しい変化、人材の流出、当事者間の利害不一致その他の要因から想定どおりに推移する保証はなく、M&A等の検討時における制約等から十分な調査・分析を実施できない場合には、実行後に偶発債務の発生や未認識債務が判明する可能性があります。また、相手先企業の業績悪化等が生じた場合には、投資回収の困難、追加費用の発生、のれん等の減損その他の要因から、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 海外進出について 当社グループは、2016年からタイ王国、2022年12月から台湾にてリユース事業を行っており、2025年8月には、アメリカ進出に伴う子会社の設立を発表しました。海外進出にあたっては、事前に当該地域の市場規模、競合環境及び法規制等の諸条件を十分に調査、検討しておりますが、海外での事業運営には、法改正や政策変更による事業リスク、潜在的な税務リスク、各種法律や規制への違反抵触などのリスクがあります。また、人件費の高騰や採用難、未整備なインフラ、テロ・戦争・疾病・災害・その他の要因による社会的又は経済的混乱の発生により事業が影響を受けるリスクがあります。これらのリスクが顕在化することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,132字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用及び所得環境の改善の動きに加え、インバウンド需要の拡大などを背景として、景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方で、持続的な物価上昇や為替相場の変動、原材料価格の高止まりがもたらす影響に加え、世界的な地政学的リスクの高まりなどもあり、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 リユース業界においては、物価上昇に伴う生活防衛意識の定着や、循環型社会への関心の高まりを背景に、リユース品全般に対する需要が一段と拡大しており、市場全体として堅調に推移しております。 当社グループにおきましては、通期の連結営業利益は4,777百万円と、過去最高の営業利益を達成しました。通期ではグループで32店出店し、既存店売上も堅調に推移したことで、増収増益となりました。 その結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高48,597百万円(前期比15.1%増)、営業利益4,777百万円(前期比18.4%増)、経常利益4,857百万円(前期比19.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,171百万円(前期比17.0%増)となりました。 利益率の指標では、売上総利益率は59.1%(前期比0.1pt増加)、販売費及び一般管理費比率は49.3%(前期比0.2pt低下)、営業利益率は9.8%(前期比0.3pt増加)、経常利益率は10.0%(前期比0.3pt増加)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 (リユース事業) 連結売上が前期比15.2%増、単体既存店が同4.6%増となりました。カテゴリー別では、衣料は前期比17.6%増、服飾雑貨は同21.1%増、電化製品は同1.9%増、ホビー用品は同14.1%増となりました。また、EC販売額は前期比24.5%増となりました。 仕入では、当期連結商品仕入高は前期比15.5%増となりました。買取チャネル別では、持込買取が同12.5%増(単体)と引き続き堅調に推移し、店舗以外の買取チャネルでは、宅配買取が同6.4%増(単体)、出張買取が同8.1%増(単体)と好調に推移しました。 出店は、当連結会計年度においては、直営店を計32店、FC店を計2店出店しました。その結果、当連結会計年度末における店舗数は、単体で直営店230店、FC店4店の合計234店、グループ全体で合計319店となりました。出店状況の内訳は次表のとおりであります。 ①業態別 当期の出退店実績 業態   前期末   新規出店数   退店数   増減数   当期末 トレジャーファクトリー   97   11   △2   9   106 トレファクスタイル   91   11   △1   10   101 トレファクスポーツアウトドア   9   1   ―   1   10 ブランドコレクト   7   2   ―   2   9 ユーズレット   11   2   ―   2   13 トレファクマーケット   2   ―   ―   ―   2 トレファク楽器   ―   1   ―   1   1 カインドオル   39   4   △3   1   40 ピックアップジャパン   14   ―   ―   ―   14 ゴルフキッズ   14   ―   △1   △1   13 ゴルフキング   9   2   △1   1   10 合計   293   34   △8   26   319 (注)店舗数には、FC店舗が含まれております。 ②業態別 当期の出店地域 業態   東北   関東   東海   関西   中国   九州   台湾   合計 トレジャーファクトリー   ―   6   1   1   1   2   ―   11 トレファクスタイル   3   4   2   1   ―   ―   1   11 トレファクスポーツアウトドア   ―   ―   1   ―   ―   ―   ―   1 ブランドコレクト   ―   2   ―   ―   ―   ―   ―   2 ユーズレット   ―   2   ―   ―   ―   ―   ―   2 トレファクマーケット   ―   ―   ―   ―   ―   ―   ―   ― トレファク楽器   ―   1   ―   ―   ―   ―   ―   1 カインドオル   ―   1   ―   2   1   ―   ―   4 ピックアップジャパン   ―   ―   ―   ―   ―   ―   ―   ― ゴルフキッズ   ―   ―   ―   ―   ―   ―   ―   ― ゴルフキング   ―   1   1   ―   ―   ―   ―   2 合計   3   17   5   4   2   2   1   34 (注)店舗数には、FC店舗が含まれております。 以上の結果から、売上高は47,415百万円(前期比15.2%増)、セグメント利益は6,788百万円(前期比12.2%増)となりました。 (その他) レンタル事業では、売上は前期比12.2%増となりました。 以上の結果から、売上高は1,731百万円(前期比16.4%増)、セグメント利益は62百万円(前期比244.4%増)となりました。 (2)当期の財政状態の概況 当連結会計年度末における資産合計は、現金及び預金が1,999百万円増加、売掛金が283百万円増加、商品が1,168百万円増加、建物及び構築物(純額)が358百万円増加、敷金及び保証金が406百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して4,649百万円増加し、25,479百万円となりました。 当連結会計年度末における負債合計は、短期借入金が1,128百万円増加、1年内返済予定の長期借入金が209百万円増加、未払法人税等が95百万円増加、長期借入金が262百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比較して2,251百万円増加し、12,579百万円となりました。 当連結会計年度末における純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益を3,171百万円計上、剰余金の配当支払いを867百万円行ったこと等により、前連結会計年度末と比較して2,397百万円増加し、12,900百万円となりました。 ③キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ、2,008百万円増加し、5,012百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは3,242百万円の収入となりました。これは主に税金等調整前当期純利益4,656百万円、減価償却費795百万円、減損損失271百万円があった一方で、棚卸資産の増加額1,164百万円、法人税等の支払額1,493百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは1,985百万円の支出となりました。これは主に店舗新設等に伴う有形固定資産の取得による支出1,260百万円、敷金及び保証金の差入による支出525百万円、無形固定資産の取得による支出80百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは743百万円の収入となりました。これは主に長期借入れによる収入1,845百万円、短期借入金による収入1,128百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出1,372百万円、配当金の支払額866百万円があったことによるものであります。 ④仕入及び販売の実績 a.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績は、次のとおりであります。 リユース事業 商品別仕入実績 品目   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 仕入高(百万円)   構成比(%)   前年同期比(%) 生活雑貨   966   4.6   117.7 衣料   8,799   42.4   112.4 服飾雑貨   5,944   28.7   120.9 電化製品   1,562   7.5   113.9 家具   313   1.5   101.6 ホビー用品   2,130   10.4   123.1 その他   1,017   4.9   103.6 合計   20,734   100.0   115.5 (注)その他には、仕入副費が含まれております。 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 リユース事業 商品別販売実績 品目   当連結会計年度 (自 2025年3月1日 至 2026年2月28日) 売上高(百万円)   構成比(%)   前年同期比(%) 生活雑貨   2,458   5.2   106.6 衣料   23,662   49.9   117.6 服飾雑貨   10,932   23.1   121.1 電化製品   4,115   8.7   101.9 家具   1,367   2.9   98.2 ホビー用品   4,281   9.0   114.1 その他   596   1.2   113.5 合計   47,415   100.0   115.2 (注)その他には、その他商品と引越関連の売上が含まれております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっての重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりです。 この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表を作成するにあたって、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、特に重要なものは次のとおりです。 a.固定資産及びのれんの減損 当社グループは、固定資産及びのれんのうち減損の兆候がある資産または資産グループにつき、将来の収益性が著しく低下した場合には、固定資産及びのれんの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。 固定資産及びのれんにおける回収可能価額の評価の前提条件は、決算時点で入手可能な情報に基づき合理的に判断していますが、これらの前提条件は長期的な見積りに基づくため、将来の経営環境の変化による収益性の変動や市況の変動により、回収可能性を著しく低下させる変化が見込まれた場合、減損損失の計上が必要となる場合があります。 なお、固定資産の減損につきましては、「第5 経理の状況  1.連結財務諸表 注記事項 (連結損益計算書関係)」に記載しております。 b.棚卸資産の評価 当社グループは棚卸資産の貸借対照表価額は主として個別法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)により算定しております。期末における正味売却可能価額が取得原価よりも下落している場合、その下落分を減額しております。決算時点で入手可能な情報等に基づき合理的に判断しておりますが、正味売却可能価額の見積りは不確実性を伴うため、正味売却可能価額が想定よりも下回った場合には損失が発生する可能性があります。当該見積りおよび仮定について、市場動向の変化等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度以降の売上総利益に影響する可能性があります。 なお、棚卸資産の評価につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表 注記事項 (連結損益計算書関係)」に記載しております。 ②財政状態の分析 財政状態の分析は、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」をご参照ください。 ③経営成績の分析 経営成績の分析は、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」をご参照ください。 ④キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析は、「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ⑤資本の財源及び資金の流動性 当社グループでは、安定した財務基盤を維持した上で、事業活動によるキャッシュ・フローの拡大を目指し、継続的な事業投資を行っていくこと、そして、業績に応じ継続的に株主還元を行っていくことを財務戦略の基本方針としています。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、仕入資金、人件費及び店舗家賃等の営業費用であり、設備投資資金需要のうち主なものは、新規出店及び既存店の改装等にかかる投資であります。また、新たな成長投資として、M&Aへの投資資金の需要があります。 運転資金と設備投資資金については営業キャッシュ・フローで充当するとともに、必要に応じて金融機関等からの借入れによる資金調達を実施し充当しております。また資金調達においては、安定的な経営を続けるために必要な流動性を確保するため短期借入金を活用するとともに、新店投資等の固定資産への投資にあたっては長期借入金を中心とした資金を重点的に調達しております。M&A資金の調達については、投資回収期間を念頭に、金融機関等からの長期借入を主としております。 ⑥経営戦略の現状と見通し 当社は、株主価値を中長期的に高めるために、持続的な成長が必要と考え、成長投資とリスク許容できる株主資本の水準を保持し、その株主資本を効率的に活用することを資本政策の基本方針としています。この方針をふまえ、重視する経営指標としては、事業及び企業の収益力を示す売上高営業利益率及び売上高経常利益率と株主の観点から見た収益性と資本効率を表すROE(株主資本利益率)であります。 当社が展開する人々の生活に密着したリユース事業は、継続的な物価高、SDGsの推進、そしてサステナブルな社会構築に向けて人々のリユースへの意識の高まりを背景に、ますます世の中に必要とされるサービスとなり、生活インフラとしての役割が増していると認識しております。人々の断捨離習慣の定着や不用品の買取換金ニーズの増加から、身近なリユースショップの買取サービスへの底堅い需要があり、また、販売面でも、衣料、家電、家具等の生活用品をお買い得に購入したいというニーズが増大し、リユース品への需要は拡大しています。 また、EC販売や宅配買取・出張買取などの店舗以外のチャネルは、その役割がますます重要となっております。リユースが人々の生活に密着していく中で、顧客接点は店舗に限らず、様々な場面でリユースの機会が生まれています。当社は、オークション、引越などの周辺事業も強化し、多岐にわたる事業をリユースと有機的に連携させることで、差別化や強みの強化につなげてきました。今後も、これらのリユース周辺サービスを強化することでリユースのプラットフォームを構築し、顧客利便性を高め、収益獲得機会を増やしていく方針であります。 ⑦経営者の問題意識と今後の方針について 当社は、既存の店舗数のおおよそ1割程度を目安に新規出店を計画しています。最近の傾向としては、リユースショップの誘致を積極的に行っているショッピングモールへの出店が増えています。今後も、複数の業態を組み合わせて、郊外、都心への出店に加えモールへの出店も行っていきます。外部環境の変化に合わせて事業モデルも変革させ、ニーズに合わせた店舗づくりに取り組んでまいります。 加えて、海外展開も注力します。既に、タイ・バンコクと台湾に進出しておりますが、今後も世界的なリユースのニーズに対応できるよう地域に根ざした店舗展開を実現させて、サステナブルな社会の実現に貢献していきたいと考えています。 継続的な物価高により、リユースのニーズは年々増大しております。新たな顧客ニーズや販売ニーズが生まれていることから、生活に密着したリユース事業は、人生のさまざまな場面で必要とされております。 今後も、社会の変化や事業環境の変化、企業成長による変化に対応し、次なる成長の芽を育てていきたいと考えています。世の中になくてはならない企業として価値を提供し続け、永続的な発展を目指します。

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