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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

ユニチカ

UNITIKA LTD.3103 · Standard · 繊維製品

フィルムや樹脂、ガラス繊維など産業資材を手がけ、繊維事業からは撤退しつつある。

概要

ユニチカは、1889年創業の旧繊維大手で、合成繊維、フィルム・樹脂、機能材料を手がける総合化学メーカーである。売上高約1,186億円(2026年3月期)、従業員1,692名。本社は大阪市中央区。近年は不採算事業からの撤退と高分子・機能資材への集中を進める事業再生計画を実行中である。

高分子・機能資材・繊維の三本柱

ユニチカは「高分子事業」「機能資材事業」「繊維事業」の3セグメントで構成される。高分子事業はナイロン・ポリエステルのフィルムや樹脂が中心で、連結売上高の約48%を占める(2026年3月期)。機能資材事業はガラス繊維や活性炭繊維など、繊維事業は衣料用・産業用繊維を扱う。2026年3月期のセグメント営業利益は高分子が94億円、機能資材が16億円、繊維は5億円の損失であった。

事業再生計画と構造改革の推進

2024年11月、ユニチカは地域経済活性化支援機構の支援のもと事業再生計画を策定した。取引金融機関から最大430億円の債権放棄等の支援を受け、2026年3月には120億円の債務免除を実行。不採算事業の撤退を加速し、衣料繊維事業や不織布事業(スパンボンド・スパンレース)の譲渡を完了した。最終年度2030年3月期には売上高700億円、営業利益65億円を目標とする。

業績回復と高付加価値シフト

2026年3月期の連結業績は、売上高1,186億円(前期比6.2%減)、営業利益105億円(同80%増)、当期純利益182億円(前期は243億円の損失)と大幅に改善した。理由は高付加価値フィルム「エンブレムHG」やガラス繊維などの販売拡大、不採算案件の見直し、価格改定効果による。円安進行も外貨建資産の評価益として寄与した。

国内外の生産・販売ネットワーク

国内では当社および子会社テラボウ、ユニチカグラスファイバーなどが製造を担う。海外ではインドネシアにフィルム製造子会社P.T.EMBLEM ASIA、タイにTHAI UNITIKA SPUNBOND(不織布、事業譲渡済み)、ドイツにUNITIKA EUROPE GmbH、中国に尤尼吉可(上海)貿易有限公司を配置。生産・販売のグローバル化を進めてきたが、再生計画に伴い一部海外子会社の事業譲渡も実施している。

業界の中での役割は機能性素材メーカー(高分子・機能資材中心)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
1,186億円
営業利益
105億円
営業利益率
8.9%
純利益
182億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01高分子(フィルム・樹脂)主力

ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂を製造・販売。食品包装や電子部品など幅広い用途に供給。海外子会社がフィルム製造・販売を行い、商事部門が販売を担う。

主な製品・サービス5
ナイロンフィルム
強度とガスバリア性に優れ、食品包装などに使用される透明フィルム。
ポリエステルフィルム
寸法安定性や電気特性に優れ、包装・工業用途などに広く使われる汎用フィルム。
ナイロン樹脂
強靭で耐熱性・耐薬品性に優れ、自動車部品や工業部品などに使用されるエンジニアリングプラスチック。
ポリエステル樹脂
機械的特性や電気特性に優れ、繊維原料やボトル、工業用途などに使用される樹脂。
ポリアリレート樹脂
耐熱性・耐候性に優れたスーパーエンジニアリングプラスチックで、光学部品や自動車部品などに使用される。

02機能資材(ガラス繊維・特殊繊維)準主力

ガラス繊維製品、活性炭繊維、ガラスビーズ、反射材などを製造・販売。ガラス繊維は断熱材や複合材料として、活性炭繊維は浄水・空気清浄などに使用される。不織布事業は事業譲渡を完了し、モノフィラメント事業のみ残る。

主な製品・サービス4
ガラス繊維製品
ガラス繊維を原料とした断熱材、強化プラスチック用基材などを製造・販売。
活性炭繊維
繊維状の活性炭で、吸着性に優れ、浄水器や空気清浄機、除害装置などに使用される。
ガラスビーズ
微小なガラス球で、道路標識の反射材や研磨材などに使用される。
反射材
再帰反射性を持つ材料で、道路標識や安全用品などに使用される。

03繊維(合繊・加工)副次

天然繊維・化学繊維の織編物の染色・捺染・整理加工や、紡績糸の製造・販売を行う。ただし、衣料繊維事業は概ね事業譲渡を完了しており、縮小・撤退の過程にある。

製品と技術

包装・電子材料向け高機能フィルム

高分子事業の主力はナイロンフィルムとポリエステルフィルムである。ハイバリアナイロンフィルム「エンブレムHG」は食品包装分野で高いガスバリア性を発揮し、販売が好調。工業分野では電子材料向け需要が強く、ポリエステルフィルムも堅調。海外子会社P.T.EMBLEM ASIAがフィルム製造を担い、生産性改善と販売戦略転換により収益が大きく改善した。

自動車・電気電子向けエンジニアリングプラスチック

樹脂事業では、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂を製造・販売する。エンジニアリングプラスチックは電気・電子部品用途が好調で、自動車部品用途も堅調。機能樹脂はポリエステル関連コストアップの影響を受けたが、全体として増収増益。関連会社でもオフィス・産業資材向け販売が伸長した。

超極薄ガラスクロスと活性炭繊維

機能資材事業のガラス繊維では、ハイエンド携帯端末向け超極薄低熱膨張ガラスクロスおよび超極薄Eガラスクロスが非メモリ用途にも採用され、収益力が大幅に向上。活性炭繊維事業では、家庭用浄水器向けが国内・海外とも好調で、空気浄化用途のVOC除去シートは減少したが全体を支えた。ガラスビーズは工業・反射材用途が好調。

半導体向けナイロン中空糸膜と不織布

産業繊維事業の継続事業であるモノフィラメント事業では、半導体製造工程で薬液中の異物除去に使われるナイロン中空糸膜の販売量が増加。不織布事業ではスパンボンドとコットンスパンレースの生産・販売を行っていたが、2025年12月から2026年1月にかけて事業譲渡を完了し、現在は継続していない。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

繊維・樹脂・化成品、ニッチ分野で展開

ユニチカは繊維、樹脂、化成品、環境・食品など多岐にわたる事業を展開。同業のグンゼや富士紡ホールディングスが衣料や産業資材に注力する一方、ユニチカはフィルムや樹脂加工で差異化。売上高は2024年3月期1183億円から2025年3月期1264億円に増加したが、2026年3月期1186億円と減少見込み。営業利益率は4.67%から8.85%へ大幅改善予定で、収益力向上が期待される。構造改革が奏功している可能性。

強み

  • 長年の繊維技術を活かした高機能樹脂やフィルムで差別化。
  • 包装用フィルムや電子材料向け樹脂など、特定分野で高いシェア。
  • 2026年3月期は営業利益率8.85%と改善見込みで、構造改革効果が顕在化。
  • 水処理やバイオマスなど環境分野に注力し、持続可能な成長を追求。

課題

  • 国内繊維市場の縮小や海外競争激化で、同事業の収益性が低い。
  • 多角化が進む一方で、リソース集中による収益拡大が課題。
  • 石油由来原料の価格変動が大きく、収益を不安定にする要因。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がユニチカ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13201日本毛織1,457億円13.2倍
23002グンゼ1,303億円257.8倍
33001片倉工業1,065億円12.6倍
48016オンワードホールディングス1,050億円10.0倍
53302帝国繊維840億円16.5倍
63103ユニチカ830億円4.6倍
73608TSIホールディングス793億円20.7倍
83612ワールド590億円9.3倍
93104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
103580小松マテーレ297億円19.7倍
118118キング295億円30.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 41件

尼崎紡績として創業、綿糸製造から開始

1889年6月、尼崎の有志と大阪財界の出資により有限責任尼崎紡績会社が創立された(資本金50万円)。1890年12月に綿糸の製造を開始し、1892年2月には大阪株式取引所に上場。1893年7月に商法施行に伴い尼崎紡績株式会社と改称した。1909年5月には綿布の製造を開始し、繊維事業の基盤を固めた。

大日本紡績への改称とレーヨン事業への進出

1918年6月、摂津紡績株式会社を合併し、大日本紡績株式会社と改称した。1926年3月には日本レイヨン株式会社を設立し、レーヨン糸の製造を開始。1933年9月には羊毛紡績にも進出した。第二次世界大戦後、1949年5月に証券取引所再開により上場を再開。1950年10月にはビニロン繊維の製造を開始し、合成繊維の時代に備えた。

日本レイヨンによるナイロン・ポリエステルの量産開始

日本レイヨンは1955年10月にナイロン繊維、1958年12月に成型用ナイロン樹脂、1964年2月にポリエステル繊維の製造を開始した。1966年2月には日本エステル株式会社を設立し、ポリエステル繊維の製造を移管。1968年7月にはナイロン2軸延伸フィルムの製造を開始し、後の高分子事業の礎を築いた。

ニチボーと日本レイヨンが合併、ユニチカ誕生

1964年4月、大日本紡績はニチボー株式会社と改称。1969年10月、ニチボーと日本レイヨンが合併し、ユニチカ株式会社が誕生した。同時に住宅・不動産事業、1970年6月には水処理設備や焼却炉などの公害防止事業に進出。1971年6月にはポリエステル不織布スパンボンドの製造を開始し、事業の多角化を推進した。

事業再編と子会社化の波(1977~1999年)

1977年6月、ユニチカ化成、ユニチカレーヨンを設立しビニロン・レーヨン事業を分離。1982年9月に抗血栓性カテーテルで医療品事業に参入。1985年6月にはアモルファス金属繊維、活性炭繊維の製造を開始。1989年10月、繊維事業3社と不動産賃貸4社を吸収合併。1995年11月にインドネシア、1997年4月にタイに現地法人を設立し、グローバル展開を加速した。

構造改革と事業再生計画への転換(2000年以降)

2002年5月に酢ビ・ポバール事業を分割、以降も物流・製造・不動産管理業務を次々に子会社化。2010年に保険事業、2011年に環境プラント事業を譲渡。2012年5月には寺田紡績を完全子会社化。2015年2月には京都ファミリーセンター株式を譲渡。2024年11月、事業再生計画を策定し、不採算事業からの撤退と高分子事業への集中を決断。2026年3月期までに多くの事業譲渡を完了した。

年表41件を開く

1880年代

  • 1889年6月創業尼崎の有志と大阪財界の出資により有限責任尼崎紡績会社を創立(資本金50万円)

1890年代

  • 1890年12月綿糸の製造を開始
  • 1892年2月上場大阪株式取引所に株式上場
  • 1893年7月商法施行に伴い尼崎紡績株式会社と改称

1900年代

  • 1909年5月綿布の製造を開始

1910年代

  • 1918年6月M&A摂津紡績株式会社を合併し、大日本紡績株式会社と改称

1920年代

  • 1926年3月創業日本レイヨン株式会社を設立し、レーヨン糸の製造を開始

1930年代

  • 1933年9月羊毛紡績を開始

1940年代

  • 1949年5月上場証券取引所再開により上場再開

1950年代

  • 1950年10月ビニロン繊維の製造を開始
  • 1955年10月日本レイヨン株式会社はナイロン繊維の製造を開始
  • 1958年12月日本レイヨン株式会社は成型用ナイロン樹脂の製造を開始

1960年代

  • 1964年2月日本レイヨン株式会社はポリエステル繊維の製造を開始
  • 1964年4月大日本紡績株式会社はニチボー株式会社と改称
  • 1966年2月創業日本レイヨン株式会社は日本エステル株式会社を設立し、ポリエステル繊維の製造を移管
  • 1968年7月日本レイヨン株式会社はナイロン2軸延伸フィルムの製造を開始
  • 1969年10月M&Aニチボー株式会社、日本レイヨン株式会社が合併し、ユニチカ株式会社と改称
  • 1969年10月住宅、不動産事業に進出

1970年代

  • 1970年6月水処理設備、焼却炉など公害防止事業に進出
  • 1971年6月ポリエステル不織布スパンボンドの製造を開始
  • 1977年6月創業ユニチカ化成株式会社、ユニチカレーヨン株式会社を設立し、ビニロン事業、レーヨン事業を分離

1980年代

  • 1982年9月抗血栓性カテーテルの製造を開始し、医療品事業に進出
  • 1984年4月創業ユニチカウール株式会社を設立し、羊毛事業を分離
  • 1985年6月アモルファス金属繊維、活性炭繊維の製造を開始
  • 1989年10月M&Aユニチカ化成株式会社、ユニチカレーヨン株式会社、ユニチカウール株式会社の繊維事業3社及びユニチカビルディング株式会社、株式会社ユニチカ京都ファミリーセンター、株式会社ユニチカオークタウン、ユニチカ興発株式会社の不動産賃貸業4社を吸収合併

1990年代

  • 1995年11月創業インドネシア共和国西ジャワ州ブカシ県にP.T.EMBLEM ASIAを設立
  • 1997年4月創業タイ王国パトゥンタニ県にTHAI UNITIKA SPUNBOND CO.,LTD.を設立
  • 1999年3月創業ユニチカテキスタイル株式会社を設立し、綿・羊毛事業を分離
  • 1999年10月創業ユニチカファイバー株式会社を設立し、化合繊事業を分離

2000年代

  • 2002年5月日本酢ビ・ポバール株式会社に酢ビ・ポバール事業を分割
  • 2003年3月創業ユニチカロジスティクス株式会社、ユニチカスパンボンドプロダクツ株式会社、ユニチカセントラルサービス株式会社を設立し、物流事業、不織布製造事業、福利厚生・不動産賃貸業務の一部を分離
  • 2004年9月創業ユニチカ宇治プロダクツ株式会社、ユニチカリアルティ株式会社を会社分割により設立し、樹脂及びフィルム製造事業、不動産管理業務の一部を分離
  • 2005年4月M&Aユニチカグラスファイバー株式会社、株式会社ユニオンのガラス関連事業2社を吸収合併
  • 2007年10月M&Aユニチカ宇治プロダクツ株式会社、ユニチカスパンボンドプロダクツ株式会社、株式会社ユニチカプロテック坂越の製造事業3社を吸収合併
  • 2009年10月ユニチカファイバー株式会社から産業資材事業を分割により承継

2010年代

  • 2010年1月M&Aユニチカビジネスサービス株式会社を吸収合併
  • 2010年3月保険事業を譲渡
  • 2011年4月水処理設備、焼却炉などを扱う環境プラント事業を譲渡
  • 2012年5月M&A寺田紡績株式会社を株式交換により完全子会社化
  • 2014年10月M&Aユニチカロジスティクス株式会社を吸収合併
  • 2015年2月株式会社ユニチカ京都ファミリーセンターの株式を譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2030年3月期まで700億円
  • 営業利益2030年3月期まで65億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    構造改革による不採算事業の撤退と供給能力適正化

    不採算事業からの撤退、生産移管、事業譲渡などを計画的に進め、供給能力を適正化する。初年度で撤退は概ね完了し、今後も継続して構造改革を実行する。

  2. 02

    ローコスト運営体制の確立

    コスト削減を完遂し、ローコスト運営体制を確立する。原材料調達の最適化、生産性向上、物流体制見直し、販管費削減など全社的なコスト構造改革を継続する。

  3. 03

    高付加価値製品の販売拡大と成長分野への集中

    高分子事業や機能資材事業などで成長市場向けの高付加価値製品の販売拡大、新たな用途展開、設備投資、新製品開発を加速する。さらにガラス繊維事業も成長の柱とする。

  4. 04

    組織運営体制の強化

    意思決定の迅速化や業務効率化を進め、組織運営体制を一層強化することで収益基盤の安定化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,692人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は586万円で、9期前と比べて+2.9%平均年齢は44.1歳、平均勤続年数は22.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月3,671
2018年3月3,677
2019年3月56941.018.13,497
2020年3月56240.118.13,438
2021年3月55841.018.13,007
2022年3月56641.019.03,037
2023年3月56641.119.02,944
2024年3月56242.120.02,907
2025年3月49543.121.02,663222
2026年3月58644.122.01,692621

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率85.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社23(国内 12 / 海外 11、うち連結子会社 14) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
宇治事業所 — 京都府宇治市390億円
高分子事業他
京都工場 — 京都府宇治市2,915百万円
機能資材事業
インドネシア2,907百万円
高分子事業
垂井工場 — 岐阜県不破郡垂井町2,087百万円
機能資材事業
本社工場 — 大阪府枚方市1,488百万円
機能資材事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱地域経済活性化支援機構
    東京都 千代田区 · その他の関係会社
    議決権66.7%
  • 国内
    テラボウ㈱(注)2
    大阪府 貝塚市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユニチカグラスファイバー㈱(注)2
    京都府 宇治市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    日本エステル㈱(注)2、5、7
    大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユニチカトレーディング㈱(注)2、6
    大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユニチカメイト㈱(注)2、3
    大阪市 浪速区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大阪染工㈱(注)2
    大阪府 三島郡 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユニチカガラスビーズ㈱(注)2
    大阪府 枚方市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ユニチカテクノス(注)2
    京都府 宇治市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ユーシーエス㈱(注)2
    京都府 久世郡 · 連結子会社
    議決権60.0%
  • 国内
    ユニチカスパークライト㈱(注)2
    京都府 南丹市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    P.T.EMBLEM ASIA (注)2、5
    インドネシア · 連結子会社
    議決権87.3%
残りのグループ会社11社を開く
  • THAI UNITIKA SPUNBOND CO.,LTD. (注)2タイ95%
  • UNITIKA AMERICA CORPORATION (注)2アメリカ100%
  • UNITIKA (HONG KONG) LTD. (注)2、7中国100%
  • 尤尼吉可(上海)貿易有限公司(注)2中国100%
  • UNITIKA DO BRASIL INDUSTRIA TEXTIL LTDA. (注)2ブラジル100%
  • BRAZCOT LTDA. (注)2ブラジル100%
  • 尤尼吉可(北京)貿易有限公司(注)2、3中国100%
  • P.T.UNITEX (注)2、5インドネシア81%
  • UNITIKA TRADING VIETNAM CO.,LTD. (注)2、3ベトナム100%
  • UNITIKA ADVANCE(THAILAND)CO.,LTD. (注)2、3タイ90%
  • UNITIKA EUROPE GmbH (注)2ドイツ100%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    平成27年度税関職員用盛夏服の調達
    財務省 · 2015-09-30
    2,789万円
  • 調達
    NEDO先導研究プログラムエネルギー・環境新技術先導研究プログラム有機溶剤の超ろ過膜法開発による化学品製造プロセス革新
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2018-07-17
    1,200万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は1,186億円営業利益105億円前期と比べると減収増益で、売上が-6.2%、利益が+78.0%。

売上高
-6.2%
1,186億円
営業利益
+78.0%
105億円
純利益
182億円
営業利益率
8.9%
前期比 +4.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高840億円1,186億円
営業利益80億円105億円
純利益50億円182億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は241億円、営業利益は42億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−13.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q297−10
2024年1Q279−7−2.52
2024年2Q301−11−3.7−6
2024年3Q285−8−2.8−25
2024年4Q318−25
2025年2Q616223.6−98
2025年4Q648375.7−145
2026年2Q621569.0−35
2026年4Q565498.7217
2027年1Q2414217.441

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1,602億円から1,186億円へ74%に減った。直近期の営業利益率は8.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1,60239−109
ユニチカロジスティクス株式会社を吸収合併
2014年3月1,627476
2015年3月1,59177−270
2016年3月1,4656869
2017年3月1,26210574
2018年3月1,28410081
2019年3月1,2917152
2020年3月1,19532−22
2021年3月1,1045439
2022年3月1,1476422
2023年3月1,179111
2024年3月1,183−10−54
2025年3月1,26459474.7−243
2026年3月1,1861051048.9182

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高1,186億円のうち、営業利益として残るのは105億円8.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は182億円、売上の15.3%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金75.3%893億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.9%188億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.9%105億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
24.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.0pt
8.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+11.1pt
15.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+46.9pt
52.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが56億円、投資CFが343億円で、差し引きのフリーCFは399億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は473億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月160−44−74116196
2014年3月68−41−3127196
2015年3月61−15960317
2016年3月11741−50158420
2017年3月181−42−191139369
2018年3月97−32−17265262
2019年3月90−64−6526221
2020年3月98−102−35−4182
2021年3月149−62−4187226
2022年3月87−90−42−3184
2023年3月5−81−17−7696
2024年3月82−75−37102
2025年3月63−31−432131
2026年3月56343−61399473

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は1,507億円。このうち返さなくてよい自己資本が540億円で、自己資本比率は35.7%(業種中央値57.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2,5512132,3387.0
2014年3月2,5421942,3486.1
2015年3月2,3593162,04312.0
2016年3月2,2003791,82115.7
2017年3月2,1194531,66619.7
2018年3月2,0144071,60718.4
2019年3月1,9914141,57719.0
2020年3月1,9373891,54818.3
2021年3月1,9044121,49220.7
2022年3月1,9144311,48321.6
2023年3月1,9004391,46122.2
2024年3月1,8633821,48119.7
2025年3月1,4941621,33210.4
2026年3月1,50754096735.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
477億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
196億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
202億円
在庫として抱えている分
負債合計
967億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率18 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE48社中1位あたり、逆に低いのは売上成長率48社中41位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
52.4%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.8%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
35.7%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-6.2%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,437で、1年前と比べて+594.2%過去52週の値幅のなかでは30%の位置にある。

¥1,437-3.8%1ヶ月+64.0%1年+594.2%時価総額830億円
過去52週の値幅
安値¥186高値¥4,380

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.6倍
PER (会社予想)17.9倍
PBR1.44倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で58.43%上昇し、8月21日には前日比-7.24%の1410円と急落した。52週高値4380円に対しては大幅に下落した後の戻り局面で、25日線(1089円)を上回る。8月の出来高は急増しており、8月13日に3009万株、17日に5627万株と爆発的な商い。RSIは66.57と中立圏で、上昇トレンドは継続中だが、ボラティリティは高い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PER 2.67倍は業界平均24.29倍を大幅に下回り極めて割安。PBR 0.89倍は平均0.99倍を下回り、解散価値近辺。ROE 52.4%は非常に高く、収益力を考慮すれば更に割安感。ただし直近の業績は不安定で、2025/3期は-243億円の最終赤字、2026/3期は182億円の黒字と変動が大きい。無配であり配当利回りは0。割安だが業績のボラティリティが高くリスクも存在。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.6倍26.6倍
PER (予想)17.9倍
PBR1.44倍1.01倍
ROE52.4%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年3月期に大幅増益見込みで、PBR0.89倍、PER2.67倍と株価上昇の余地に注目。強気派は事業構造改革と増益期待、割安感を評価。弱気派は過去の赤字経営や繊維市況の変動リスク、財務健全性に懸念。

プラスに働く材料7
  • 2026年3月期大幅増益

    営業利益率8.85%とROE52.4%の高収益性

  • 割安な株価指標

    PBR0.89倍、PER2.7倍と低く、上昇余地

  • 構造改革の進展

    前期赤字から黒字転換し、改革効果が表れつつある

  • 純利益182億円、大幅黒字転換決算発表後影響

    前期は243億円の純損失。営業利益も105億円と前期比+78%増と急回復した。

  • PER2.7倍、超低バリュエーション継続影響

    時価総額479億円に対し純利益182億円でPER2.7倍。PBRも0.89倍と解散価値割れ。

  • ROE52.4%と資本効率が大幅改善継続影響

    ROE52.4%は極めて高い。株主資本が低いため、利益がそのままROEを押し上げる。

  • 営業利益率8.85%と高収益化が進行通年影響

    営業利益率は前期4.67%から8.85%へ上昇。繊維事業の構造改革効果が出ている。

マイナスに働く材料7
  • 繊維市況の不安定さ

    繊維価格の変動で業績が左右される

  • 歴史的な赤字経営

    2024年3月期は純損失54億円と重い構造的課題

  • 株価急騰の反動懸念

    1年間で株価363%上昇し、調整リスク

  • 特別損失で再び赤字転落の恐れ不定影響

    前期に243億円の純損失計上。固定資産の減損や事業再編費用で再び赤字となるリスク。

  • 無配当で株主還元が手薄継続影響

    配当利回りはデータ上null(無配)。PER2.7倍でも配当が無く投資家の選別対象。

  • 売上高は前期比6%減、トップライン低迷通年影響

    売上高1186億円は前期の1264億円から6.2%減少。増益はコスト削減が主因で需要は弱い。

  • 株価1年で+364%と過熱感継続影響

    1年間で株価が約3.6倍に上昇。短期的な調整リスクがある。

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益改善の持続性を確認
フィルム事業の売上高
主力高付加価値事業の成長性
純利益
黒字定着が焦点

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ47,318人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が21.2%を占め、残る78.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他45.650.960.466.064.564.0
金融機関31.731.324.323.219.718.8
外国法人16.011.49.54.68.710.0
証券会社3.63.83.14.03.94.6
事業法人3.02.52.62.23.12.4
外国人個人0.00.00.10.10.10.2
自己株式0.20.20.20.20.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社地域経済活性化支援機構200.00
02日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)8.98
03株式会社三菱UFJ銀行4.04
04STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)2.42
05ユニチカ従業員持株会1.70
06野村證券株式会社1.50
07大同生命保険株式会社1.39
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.37
09MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.19
10GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-12
    株式会社地域経済活性化支援機構
    新規の大量保有報告
    88.89%
    +22.22pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1745%、1株純資産は11期で+1783%。直近期のROEは52.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月−1931−47.0
2014年3月1273.556.3
2015年3月−47−123.2
2016年3月1022.05.2
2017年3月1115819.38.4
2018年3月13316120.55.0
2019年3月8523013.95.0
2020年3月−43188−5.9
2021年3月6125810.36.7
2022年3月333045.58.7
2023年3月−33320.2
2024年3月−94244−13.8
2025年3月−421−92.8
2026年3月31058152.43.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額123百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
藤井実代表取締役 社長執行役員 監査室、技術統括部 担当6418,000
柏木寿深代表取締役 副社長執行役員 構造改革推進室、人事総務部 担当48
三須修一取締役 常務執行役員 経理部、法務コンプライアンス部、情報システム部 担当575,000
小林瑛二取締役 常務執行役員 繊維セグメント、経営企画部、IR・広報室、機能素材統括部 関連事業室 担当44
藤本慎司取締役 常務執行役員 高分子セグメント、ガラス繊維事業、ACF事業、ガラスビーズ事業、購買物流部、グローバル企画室 担当50
古川実取締役(非常勤)8334,000
石川路子取締役(非常勤)5524,000
堀野桂子取締役(非常勤)45
中野信介監査役(常勤)41
佐野誠監査役(非常勤)677,000
村瀬謙一監査役(非常勤)581,000
箱守一昭取締役(非常勤)73
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢保有株数
岩藤敦史監査役(常勤)562,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1076768
社外取締役636366
監査役311114

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,318字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社、子会社23社及び関連会社1社で構成されている。 当社グループは、主に「高分子事業」、「機能資材事業」及び「繊維事業」の3分野にわたり事業活動を営んでいる。その主な事業内容と、当社グループを構成している主要各社の当該事業に係る位置付けは、概ね次のとおりとなっている。 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメント情報の区分と同一である。 高分子事業:   当社は、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂の製造・販売を行っている。 連結子会社であるテラボウ㈱はプラスチック・化成品の加工・販売を行っている。また、海外の連結子会社であるP.T.EMBLEM ASIAはフィルムの製造・販売を行っており、UNITIKA EUROPE GmbH及び尤尼吉可(上海)貿易有限公司は、高分子事業の商事部門として、当社グループの高分子製品の販売に関わっている。 機能資材事業:   当社は、ガラス繊維製品の販売、活性炭繊維の製造・販売を行っている。 連結子会社であるユニチカグラスファイバー㈱はガラス繊維製品の製造、ユニチカガラスビーズ㈱はガラスビーズの製造・販売、ユニチカスパークライト㈱は反射材の製造・販売を行っている。 なお、不織布事業では、スパンボンド不織布事業については2026年1月1日までに事業譲渡等を完了し、コットンスパンレース不織布事業については2025年12月31日に事業譲渡を完了している。また、産業繊維事業では、モノフィラメント事業以外の事業について、2026年1月1日までに事業譲渡等を完了している。 繊維事業:   連結子会社である大阪染工㈱は天然繊維及び化学繊維で製造された織編物の染色・捺染・整理加工を行っている。海外の連結子会社であるP.T.UNITEXは紡績糸の製造・販売を行っている。 なお、衣料繊維事業では、2025年12月31日までに事業譲渡等を概ね完了している。 (注)1.ユニチカトレーディング株式会社の衣料繊維事業の一部を譲渡している。 2.尤尼吉可(北京)貿易有限公司の衣料繊維事業を譲渡している。 3.UNITIKA TRADING VIETNAM CO.,LTD.の衣料繊維事業を譲渡している。 4.PT. UNITIKA TRADING INDONESIAの株式を譲渡している。 5.当社の不織布(スパンレース)事業を譲渡している。 6.当社の不織布(スパンボンド)事業、産業繊維事業の一部を分割し、承継会社の株式を譲渡している。 7.日本エステル株式会社のポリエステル重合事業、産業繊維事業、フィラメント事業を分割し、承継会社の株式を譲渡している。 8.THAI UNITIKA SPUNBOND CO.,LTD.の不織布(スパンボンド)事業を譲渡している。 9.ユニチカテキスタイル㈱は、2025年12月12日に解散を決議し、2026年3月26日に清算結了している。 以上に述べた事業の概略図は、次のとおりである。
経営方針・対処すべき課題1,441字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりである。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。 (1)経営方針 当社グループは、2024年11月28日に、新たに事業再生計画を立案し、㈱地域経済活性化支援機構や取引金融機関からの支援を受けながら再建を目指すことを決定した。また、㈱地域経済活性化支援機構を割当先とする第三者割当増資の実行や、新たな経営体制については、2025年2月7日の臨時株主総会で決議された。なお、事業再生計画は取引金融機関による最大430億円の債権放棄等の金融支援を前提としていたが、2026年3月19日に総額120億円の債務免除を受けた。事業再生計画の着実な遂行によって高分子等の将来性のある事業を中心とする事業ポートフォリオへと変革し、最終年度である2030年3月期には、売上高700億円、営業利益65億円を目指す。 (2)経営環境及び対処すべき課題等 事業再生計画では、①構造改革による不採算事業の撤退及び供給能力の適正化、②コスト削減の完遂によるローコスト運営体制の確立、③付加価値の高い製品の販売拡大、④組織運営体制の強化、を骨子としているが、初年度である2026年3月期においては、構造改革対象事業における事業譲渡、生産移管、事業撤退等の具体化および実行を進め、不採算事業からの撤退については概ね完了した。一方、高分子事業および機能資材事業においては、付加価値の高い製品の販売拡大や新たな用途展開等に取り組み、収益力の向上を図るとともに、本社業務等においても物流改革や、業務効率化を通じたコスト削減を進めてきた。 2027年3月期においては、事業再生計画の2年目となるが、引き続きローコスト運営体制の確立を進めるとともに、高分子事業および機能資材事業における付加価値の高い製品の販売拡大や設備投資、新製品の開発を行っていく。一方で、組織運営体制の一層の強化に取り組み、収益基盤の安定化も図っていく。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2027年3月期に優先的に対処すべき課題の1つは中東情勢を背景とした原燃料価格上昇への対応である。原燃料価格の高止まりが続く中、引き続き販売価格への適切な転嫁を進めるとともに、市況やコスト動向をきめ細かく注視しながら、収益の維持・確保に努めていく。 2点目は、成長分野への経営資源の集中である。事業再生計画は撤退オペレーションが前倒しで進んだことにより、事業再生計画の2年目は成長のフェーズへと移行していく。高分子事業およびガラス繊維事業を中心に、成長市場向けの高付加価値製品の拡販を一層加速させていく。そのために、生産能力の強化に向けた各種施策の検討を進めるとともに、意思決定のスピードを高め、早期の実行につなげていく。 3点目は、全社的なコスト構造改革の継続で、原材料調達の最適化や生産性の向上に加え、物流体制の見直し、販管費の削減などに引き続き取り組み、筋肉質な事業体質の構築を進めていく。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標 当社グループは、事業活動の成果を示す売上高、営業利益、当期純利益を重視している。また、財務体質強化の観点からは、自己資本比率向上、有利子負債の削減を念頭に置くとともに、キャッシュ・フローについても重要視し、重点管理している。
事業等のリスク2,949字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財政状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のようなものがある。なお、当社グループはこれらのリスクが発生する可能性を認識した上で、発生の回避やその影響を最小限に止めるなどの事前対応、または発生した場合の事後対応に努めるものとしている。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものである。 (1)法令等の順守に関するもの 当社グループが事業を遂行していく上で、取引先や第三者との間で訴訟等が発生し、当社グループの業績又は財政状況に重大な影響を及ぼす可能性がある。 ①当社、連結子会社である日本エステル株式会社およびその他3社の計5社(以下「被告ら」という。)が製造、加工または販売した高伸度防砂シートに関して、代表者東亜建設工業株式会社およびその他2社の計3社で構成された特定建設工事共同企業体(以下「原告」という。)から損害賠償請求訴訟を提訴され、当該訴訟に係る訴状を2021年8月24日に受領した。その内容は、那覇空港滑走路増設埋立工事の一部工区に、当該高伸度防砂シートを使用したところ、短期間で著しく強度低下したために破れが発生し、これに伴い陥没や空洞が発生したことから補修工事を余儀なくされたことを理由に、被告らに製造物責任ないし瑕疵担保責任に基づく損害賠償等(2,142百万円)並びに遅延損害金の支払いを求めたものである。 なお、2024年1月15日に原告は、被告らに対する請求額について、訴訟提起時において未了であった修補工事は見込額を記載していたことから、工事実績値に合わせて1,835百万円に減縮する申立てを行っている。 この訴訟は、現在係争中であり、当社としては、相手側の主張が誤りであることを立証するなど、適切な 防御を行っていく所存である。 ②当社、連結子会社である日本エステル株式会社およびその他3社の計5社(以下「被告ら」という。)が製造、加工または販売した高伸度防砂シートに関して、住吉工業株式会社(以下「原告」という。)から損害賠償請求訴訟を提訴され、当該訴訟に係る訴状を2022年12月1日に受領した。その内容は、原告が請負人となっている下関港(新港地区)ケーソン製作工事外1件において当該高伸度防砂シートを使用していたところ、当該高伸度防砂シートの破損及び強度低下が確認され、本工事につき岸壁構造としての性能が発揮できていないとして工事発注者が原告に瑕疵修補を請求し、これに応じて原告が修補工事を行ったことにより、工事費用相当額の損害を被ったとして、被告らに製造物責任に基づく損害賠償等(60百万円)並びに遅延損害金の支払いを求めたものである。 この訴訟は、現在係争中であり、当社としては、相手側の主張が誤りであることを立証するなど、適切な防御を行っていく所存である。 (2)財務報告に関するもの 当社グループでは、不正な会計処理等により適切な財務報告がなされないリスクが発生する可能性がある。当該リスクが顕在化した場合には、当社グループの信用の失墜及びそれに伴う売上高の減少や損害賠償費用の発生等により、当社グループの業績又は財政状況に重大な影響を及ぼす可能性がある。 (3)製品の安全・品質保証に関するもの 当社グループは製品の品質管理に万全を期し、製品の欠陥等の発生を未然に防止している。また、万が一の製品事故に備えた損害保険に加入している。しかしながら、予測できない原因により製品に重大な欠陥が発生した場合、回収費用、社会的信用の毀損、多大な補償・訴訟費用、賠償費用の負担などにより、当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。 (4)情報システムに関するもの 当社グループでは、情報管理に関する規程等を整備し、厳正な情報管理に努めている。従業員、業務委託先又はその他の者による不正なアクセス等により、今後、仮に当社が保有する個人情報やその他重要な情報が外部に漏えい等した場合には、損害賠償請求や行政調査、指導又は処分を受ける可能性があり、また、かかる事案に対応するための時間及び費用が生じること、当社グループの社会的信用が毀損すること等により、当社グループの業績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性がある。 (5)災害・事故等に関するもの 当社グループにおいて、合繊原料など化学物質を取り扱う工場を中心として、万一、甚大な事故災害が発生した場合は、それに伴って生じる社会的信用の低下、補償などの対策費用、生産活動の停止による機会損失などによって、当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。 (6)その他ユニチカグループの業務遂行に関するもの ①原燃料価格の変動にかかるもの 当社グループにおいて、高分子事業及び合成繊維事業にて取り扱う製品は、主としてナフサから精製される化学原料を加工したものである。また事業所などで使用される重油、天然ガスなどの原料も含めて、石化原燃料の購入価格の変動をタイムリーに製品価格への転嫁や生産性向上などの内部努力により吸収することができず、十分なスプレッドを確保できなかった場合は、各原燃料価格の変動が当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。 ②為替・金利レートの変動にかかるもの 当社グループの海外事業については、円建ての取引を基本としているが、現地通貨建てにて取引を行う項目に関しては、換算時の為替レートにより円換算後の価値が影響を受ける場合がある。これら為替レートの変動が生じた場合、円換算後の売上高やコストへの影響が生じ、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性がある。 また、金利変動によるリスクについては、為替変動と同様に当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。 ③海外事業にかかるもの 当社グループは東アジア、欧米などの地域において事業展開を図っているが、予測しえないカントリーリスクの発生の懸念もある。これらの事象が発生した場合は、当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。 ④貸し倒れにかかるもの 当社グループの取引先の信用不安によって予期せぬ貸し倒れが顕在化し、それに伴う追加の損失や引当の計上が必要となる場合は、当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。 ⑤固定資産の減損にかかるもの 当社グループでは、様々な有形固定資産や無形資産を保有している。これらの資産は、固定資産の減損に係る会計基準等に従い、保有資産の将来キャッシュ・フロー等を算定し減損損失の認識・測定を行っている。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定については慎重に検討しているが、事業環境の著しい変化や収益状況の悪化等により、固定資産の減損損失を計上することも予測され、当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。 ⑥その他の主な変動要因にかかるもの 上記の他、事故、地震・台風・竜巻などの自然災害、新型インフルエンザ等感染症の流行などが、当社グループの業績及び財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。
経営成績の分析 (MD&A)6,344字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおり である。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における国内経済は、企業収益の底堅い推移や雇用・所得環境の改善を背景に、総じて緩やかな回復基調で推移した。円安環境に加え、AI関連需要や設備更新需要を背景として、製造業を中心に生産活動は底堅く、企業の競争力強化や人手不足対応を目的とした設備投資も堅調に推移した。一方、人手不足が深刻化する中、人件費や物流費の上昇が企業収益を押し下げる要因となった。さらに、2026年2月以降は中東情勢が緊迫化した。 先行きについては、中東情勢の緊迫化を含む地政学的リスクの長期化とそれに伴う原材料価格・エネルギー価格の変動、金利や為替相場の変動、米国の金融・通商政策の動向、中国経済の減速懸念などにより、事業環境の不透明な状況が見込まれる。 このような状況の下、当社グループは、事業再生計画に基づき、事業譲渡等を含む不採算事業からの撤退などの構造改革を着実に推進してきた。あわせて、高付加価値・高機能製品の拡販や価格改定、経費削減を始めとするコストダウンの推進など、収益力の強化に取り組んできた。 この結果、当連結会計年度の売上高は事業撤退による売上の減少などにより前期比6.2%減収の、118,563百万円となった。営業利益は高付加価値・高機能製品の増販に加え、不採算販売の見直しや価格改定・コストダウン施策の効果などにより、前期比80.3%増益の10,549百万円となった。営業利益が増加したことに加え、円安の進行に伴う外貨建資産の為替評価益1,432百万円を計上した結果、経常利益は前期比121.4%増益の10,392百万円となった。また、事業譲渡等を含む不採算事業からの撤退に伴い、当社グループが保有する固定資産の売却益23,697百万円を特別利益として計上した。加えて、事業再生計画に基づく金融支援として取引金融機関に対して債権放棄を要請し、総額12,015百万円の債務免除を受けたことにより、特別利益として計上した。一方、事業構造改善費用14,884百万円を特別損失として計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は18,153百万円(前期は24,283百万円の当期純損失)となった。 事業セグメント別の経営成績は次のとおりである。 [高分子事業セグメント] 高分子事業セグメントでは、電子材料分野の需要が引き続き高かったことから、概ね堅調に推移した。また、前年から継続して注力している高付加価値・高機能製品の拡販や価格改定、コストダウン施策の効果により、収益性が向上した。 フィルム事業では、包装分野は、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルムともに食料品等の価格上昇が続き包装市場が停滞している中、海外品の流入等も背景に販売量は微減となった。ハイバリアナイロンフィルム「エンブレムHG」の販売は引き続き好調を維持した。工業分野は、電子材料分野の需要が好調を継続したことで販売は堅調に推移した。また、海外では販売戦略の転換と生産性改善の効果により、収益は大きく改善した。この結果、事業全体で減収増益となった。 樹脂事業では、エンジニアリングプラスチックは、引き続き電気・電子部品用途が好調に推移し、自動車部品用途も堅調に推移したことから、販売は伸長した。機能樹脂は、売上高は横ばいとなったが、ポリエステル関連のコストアップにより、減益となった。関連会社においてもオフィス用途、産業資材用途などで大きく販売が伸長し、事業全体では増収増益となった。 以上の結果、高分子事業セグメントは増収増益となり、売上高は56,395百万円(前期比1.8%増)、営業利益は9,429百万円(前期比57.1%増)となった。 [機能資材事業セグメント] 機能資材事業セグメントでは、幅広い用途・分野で販売が伸長した。また、不採算販売の見直しと価格改定を継続した結果、収益性は改善した。 不織布事業、産業繊維事業(モノフィラメント事業を除く)は事業譲渡による撤退を完了した。撤退にあたっては、価格改定など各種対策を講じ、損失の抑制に努めた。 活性炭繊維事業では、空気浄化用途のVOC除去シートの販売が減少したものの、主力である家庭用浄水器用途の販売は国内、海外ともに好調に推移した。 ガラス繊維事業では、産業資材分野は、建築資材用途の透明シートの販売が低調だった一方で、テント・シート用途向けの不燃材料は概ね堅調に推移した。電気電子分野は引き続き好調に推移した。電子材料分野は、超極薄低熱膨張ガラスクロスおよび超極薄Eガラスクロスは、ハイエンド携帯端末向けモバイルメモリ用途に加え、非メモリ用途でも採用が進んだ結果、収益力が大幅に伸長した。 ガラスビーズ事業では、道路用途において道路工事件数が回復せず、海外安価製品との価格競争もあり、販売は減少した。一方、工業用途および反射材用途は海外向けの販売が好調に推移した。 不織布事業では、スパンボンド不織布事業については2026年1月1日までに事業譲渡等を完了し、コットンスパンレース不織布事業については2025年12月31日に事業譲渡を完了した。 産業繊維事業では、モノフィラメント事業以外の事業について、2026年1月1日までに事業譲渡等を完了した。継続事業であるモノフィラメント事業においては、好調な半導体市場を背景に、半導体製造工程における薬液中の異物除去に用いられるナイロン中空糸膜の販売量が増加した。 以上の結果、機能資材事業セグメントは減収増益となり、売上高は33,695百万円(前期比9.0%減)、営業利益は1,603百万円(前期比436.5%増)となった。 [繊維事業セグメント] 衣料繊維事業では、2025年12月31日までに事業譲渡等を概ね完了した。産業資材事業では、市況の持ち直しを背景に、土木資材や生活関連用品の販売が好調であったが、事業全体では、事業譲渡等の影響により減収減益となった。 以上の結果、繊維事業セグメントは減収減益となり、売上高は28,399百万円(前期比16.3%減)、営業損失は515百万円(前期は357百万円の営業損失)となった。 [その他] その他の事業については、売上高は73百万円(前期比28.2%増)、営業損失は18百万円(前期は82百万円の営業損失)となった。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ34,194百万円増加し、47,314百万円となった。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、売上債権の減少などにより、5,614百万円の資金の増加(前期は6,293百万円の資金の増加)となった。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の売却などにより、34,312百万円の資金の増加(前期は3,146百万円の資金の減少)となった。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済などにより、6,119百万円の資金の減少(前期は435百万円の資金の減少)となった。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの生産活動の大半は、当社、日本エステル㈱、ユニチカテキスタイル㈱、ユニチカグラスファイバー㈱、ユニチカガラスビーズ㈱、P.T.EMBLEM ASIA及びTHAI UNITIKA SPUNBOND CO.,LTD.で行われているため、これらの会社の実績により記載している。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 高分子事業   48,262   △15.2 機能資材事業   23,808   △11.2 繊維事業   352   △42.1 報告セグメント計   72,423   △14.1 その他   -   - 合計   72,423   △14.1 (注)1.生産高を明確に表示するため、外注生産高を含む総生産高で記載している。 2.当連結会計年度において、繊維事業に著しい変動があった。これは、ユニチカテキスタイル㈱を清算結了したことによるものである。 b.受注実績 当社グループは主として見込生産を行っている。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりである。 セグメントの名称   金額(百万円)   前期比(%) 高分子事業   56,395   1.8 機能資材事業   33,695   △9.0 繊維事業   28,399   △16.3 報告セグメント計   118,490   △6.2 その他   73   28.2 合計   118,563   △6.2 (注)販売実績が総販売実績の10%以上の相手先はない。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.経営成績及び財政状態の分析 a.売上高 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度に比べ7,847百万円(6.2%)減収の118,563百万円となった。事業撤退が概ね完了した影響に加え、食品包装分野の食品需要の落ち込みや海外品流入の影響により、減収となった。 b.営業利益 当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ4,698百万円(80.3%)増益の10,549百万円となった。不採算販売の見直しと価格改定により収益性が改善した効果と、工場稼働率の向上や各種コストダウン施策により原価が低減した効果により、増益となった。 c.営業外損益と経常利益 当連結会計年度の営業外損益については、為替の影響などにより、営業外収益は、前連結会計年度に比べ1,334百万円(130.2%)増加の2,359百万円となり、営業外費用は、前連結会計年度に比べ333百万円(15.3%)増加の2,517百万円となった。これらの要因により、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ5,699百万円(121.4%)増益の10,392百万円の経常利益となった。 d.特別損益 当連結会計年度の特別損益については、特別利益は、固定資産の売却益や取引金融機関からの債務免除益などの影響により、前連結会計年度に比べ36,690百万円(前連結会計年度は164百万円の特別利益 )増加の36,854百万円となった。特別損失は、事業構造改善費用が減少したことにより、前連結会計年度に比べ24,293百万円(61.2%)減少し15,377百万円となった。 e.親会社株主に帰属する当期純損益 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損益については、特別利益が増加した影響等により、前連結会計年度に比べ42,436百万円(前連結会計年度は24,283百万円の当期純損失)増加の18,153百万円の親会社株主に帰属する当期純利益となった。 f.総資産 総資産は、前連結会計年度末に比べ1,273百万円増加し、150,704百万円となった。これは、主として現金及び預金が増加したことによる。負債は、前連結会計年度末に比べ36,537百万円減少し、96,659百万円となった。これは、主として借入金が減少したことによる。純資産は、前連結会計年度末に比べ37,811百万円増加し、54,044百万円となった。これは、主として株式の発行により資本剰余金が増加したことによる。 ロ.セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析 当連結会計年度の事業セグメント別の経営成績については、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりである。 ハ.資本の財源及び資金の流動性について a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フロー分析については、「4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。 b.契約債務 2026年3月31日現在の契約債務の概要は以下のとおりである。 年度別要支払額(百万円) 契約債務   合計   1年以内   1年超 3年以内   3年超 5年以内   5年超 短期借入金   12,966   12,966   -   -   - 長期借入金   41,726   28,593   119   12,788   225 リース債務   2,576   501   635   243   1,196 c.財務政策 当社グループは、株式会社地域経済活性化支援機構(以降、「機構」と略す)の支援による事業再生計画に基づき、2025年4月30日付で機構からの第三者割当増資金200億円の実施および融資枠150億円の設定により構造改革資金を調達した。計画の進捗に伴い本融資枠は30億円に減額しているが、当連結会計年度末における借入実行残高はない。また、当社と取引銀行1行との間で90億円の当座貸越契約を締結し運転資金についての流動性を確保している。なお、当連結会計年度末における借入実行残高はない。 当連結会計年度は、事業再生計画に基づき構造改革対象事業における事業譲渡や不動産売却を実施し、それらの譲渡代金による借入金の弁済に加え、事業再生計画に伴う金融支援として実施した取引金融機関による120億円の債権放棄もあり、有利子負債を374億円削減した。 今後とも機構の再生支援の下で、ローコスト運営体制の確立を進めるとともに、収益事業における収益力強化等を主軸とする抜本的な事業再構築に取り組み、当社事業の再生を図る。 ②重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されている。この作成においては、経営者による会計方針の選択と適用を前提とし、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要としている。経営者はこれらの見積りについて過去の実績や将来における発生の可能性等を勘案し合理的に判断しているが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載している。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりである。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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