概要
キングは1946年に京都市で創業した繊維製品企業である。呉服業から出発し、現在はレディスアパレルやテキスタイルの卸売、不動産賃貸を3本柱とする。2026年3月期の連結売上高は78億円、従業員148名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。
アパレル事業が売上の約8割を占める
売上高の大半をアパレル事業が占め、2026年3月期は60億円(全体の77%)を計上した。キャリアからミセスのベターアップゾーンに特化し、自社ブランドと海外コラボレーションブランドを展開する。全国の専門店、ショッピングモール、百貨店など多様なチャネルで販売する。しかし、消費者の購買意欲低下や気候変動の影響を受け、同事業は営業損失41百万円となった。
テキスタイル事業はコンバーターとして競争力を強化
テキスタイル事業は子会社のポーンが担い、企画提案型の卸売を行う。2026年3月期の売上高は7億円と全体の1割弱だが、「意匠力・提案力・対応力」を掲げ、アパレルメーカー向けに素材を供給する。アパレル各社の生産数量見直しの影響で減収・減益となり、営業利益は32百万円にとどまった。
エステート事業が安定した収益源に
東京・京都・大阪のオフィスビル賃貸を主とするエステート事業は、グループの安定収益基盤である。2026年3月期の売上高は10億円(前期比3.3%増)、営業利益は8億円(同5.5%増)と増収増益を達成した。所有資産の有効活用と計画的なメンテナンスにより、グループ全体の収益を下支えしている。
グループ構成と事業連携の仕組み
キングは連結子会社3社(ポーン、エス企画、キングアパレルサポート)を有する。ポーンはテキスタイル卸、エス企画はアパレル用附属品・販促資材の卸を担当し、キングアパレルサポートは企画・販売・事務業務の代行を行う。各社が当社に商品やサービスを供給する形で、グループ内の分業体制を構築している。
業界の中での役割はアパレル・テキスタイル市場向けのファッション商品供給商社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01アパレル主力
レディスアパレル・ファッショングッズの卸売を当社が行う。子会社㈱エス企画からアパレル用附属品の供給も受け、店舗向けに展開する。
- レディスアパレル
- スーツやドレスなど婦人服。市場のニーズを捉えた企画・販売を行う。
- ファッショングッズ
- バッグやアクセサリーなどの服飾雑貨。コーディネートを提案するアイテム。
02テキスタイル準主力
子会社㈱ポーンがテキスタイルの卸売を行い、一部を当社に供給。服地やインテリア生地などを国内外の顧客に販売する。
- テキスタイル
- 衣料用やインテリア用の布地。多様な素材や柄を取り揃える。
03不動産賃貸副次
主にオフィスビルを賃貸し、安定した収益を確保する不動産事業。既存物件の維持管理を行い、効率的な運営を目指す。
製品と技術
「ベターアップ」に特化したレディスアパレル
キングのアパレル事業は、キャリアからミセス層向けの「ベターアップ」ゾーンに集中する。高品質・高感度な商品を掲げ、自社ブランドに加えて海外ブランドとのコラボレーションも手がける。2025年には新たなレディスブランド「pierre cardin(ピエール・カルダン)」の展開を開始した。複合ブランドショップや百貨店・専門店など多チャネルで販売する。
テキスタイルコンバーターとしての基幹事業
子会社ポーンが担うテキスタイル事業は、企画提案型のコンバーター機能が特徴である。「意匠力・提案力・対応力」を強みに、アパレルメーカー向けに独自の生地を開発・供給する。2026年3月期の売上高は7億円で、グループ全体の約1割を占める。アパレル各社の生産調整の影響を受けるものの、次世代人材の育成など競争力強化に取り組む。
安定収益を生むオフィスビル賃貸
エステート事業では、東京本社ビルや京都・大阪の物件を活用したオフィス賃貸を主力とする。2026年3月期の売上高は10億円、営業利益率は約80%と高い利益率を誇る。計画的なメンテナンスと環境負荷低減への取り組みを行い、グループの収益基盤として安定したキャッシュフローを生み出している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
繊維製品のなかでの位置
紳士服縫製、縮小市場に挑む
キングは紳士服の縫製・卸売を主力とする繊維企業。売上高は85億円(2024年3月期)から2026年3月期には78億円へ減少予想。営業利益率は10.98%から10.26%へ微減。同業のグンゼや倉敷紡績と競合するが、当社は紳士服に特化。国内市場の縮小に直面し、売上高減少が続く。利益率は比較的高いが、市場環境の厳しさが課題。
強み
- 営業利益率10%超と、繊維業界では高水準を維持。
- 紳士服縫製に特化し、高品質な製品で顧客信頼を獲得。
- コスト管理が徹底され、収益性を支えている。
- 長期的な取引関係により、一定の受注を確保。
課題
- 紳士服市場全体が縮小傾向で、売上高減少が続く。
- 新たな成長分野への進出が遅れており、事業多角化が課題。
- 売上減少に伴い、利益率の維持が難しくなる可能性。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
繊維製品の時価総額近傍。太字がキング
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3103ユニチカ | 830億円 | 4.6倍 |
| 2 | 3608TSIホールディングス | 793億円 | 20.7倍 |
| 3 | 3612ワールド | 590億円 | 9.3倍 |
| 4 | 3104富士紡ホールディングス | 376億円 | 19.9倍 |
| 5 | 3580小松マテーレ | 297億円 | 19.7倍 |
| 6 | 8118キング | 295億円 | 30.4倍 |
| 7 | 3597自重堂 | 261億円 | 18.3倍 |
| 8 | 3611マツオカコーポレーション | 258億円 | 8.8倍 |
| 9 | 3205ダイドーリミテッド | 225億円 | 10.8倍 |
| 10 | 8029ルックホールディングス | 209億円 | 10.8倍 |
| 11 | 3512日本フエルト | 189億円 | 32.5倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 45件
悉皆業から呉服業へ創業した1946年
1946年3月、故山田松義が京都で悉皆業(しっかいぎょう)山田商店を個人創業した。1948年9月に株式会社キング染工芸社を設立し、京都市中京区に本社を置いて呉服業を開始。翌1949年9月にはキング染織株式会社に社名変更し、本社を京都市下京区に移転した。これが後のキングの原点である。
呉服からテキスタイルへ転換し、東京進出した1950〜60年代
創業後まもなく、呉服からテキスタイルへの事業転換を開始した。1957年2月に東京出張所を開設し、1960年12月には日本橋店として移転。1961年7月にキング商事株式会社へ社名変更し、商社機能を強めた。1968年3月にはレディスアパレルに進出し、同年5月に福岡店、1970年4月に大阪店を設置して全国展開の基礎を築いた。
上場と多角化を進めた1970〜80年代
1978年3月に株式会社キングへ社名変更し、同年9月に大阪証券取引所市場第二部および京都証券取引所に株式上場を果たした。1980年5月には西独デュッセルドルフに海外駐在員事務所を開設。1982年から1988年にかけてプリンスエイジェンシー、ポーン、東京ベリータ、ザ・ケイ・コレクション、エス企画、ケイ・サービスなどの子会社を相次いで設立し、事業の多角化を図った。
本社機能を東京へ移し、グループ再編した2000年代
2001年7月、本社機能を京都から大阪店へ移転し、大阪本社とした。同時に子会社の合併や社名変更が行われ、キングファッションサービスがキングアパレルサポートに改称。2003年4月にはザ・ケイ・コレクションを吸収合併し、グループの統合を進めた。2010年4月には本社機能を大阪本社から東京本社へ再移転し、東京を経営の中心とした。
市場移行と子会社清算を経た近年
2013年7月、大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により東京証券取引所市場第一部に上場した。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場へ移行。同年10月にはプリマを設立するが、直後に清算。2014年以降、売上高は減少傾向が続き、2026年3月期には78億円となった。収益構造の再構築が課題となっている。
年表45件を開く
1940年代
- 1946年3月創業故山田松義が個人で悉皆業山田商店を創業
- 1948年9月創業株式会社キング染工芸社を設立し、京都市中京区に本社を置き、呉服業開始
- 1949年9月商号変更キング染織株式会社に社名変更し、本社を京都市下京区に移転
- —呉服からテキスタイルに転換開始
1950年代
- 1957年2月東京都千代田区に出張所を開設
- 1958年6月本社を京都市中京区に移転
1960年代
- 1960年12月東京出張所を中央区に移転(日本橋店)
- 1961年7月商号変更キング商事株式会社に社名変更
- 1968年3月レディスアパレルに進出
- 1968年5月福岡市博多区に福岡店を設置
1970年代
- 1970年4月大阪市東区に大阪店を設置
- 1972年4月京都市下京区に本社新築
- 1974年10月東京都品川区に五反田店新築
- 1977年9月東京都品川区に第二五反田店を開設
- 1978年3月商号変更株式会社キングに社名変更
- 1978年9月上場大阪証券取引所市場第二部、京都証券取引所に株式上場
1980年代
- 1980年5月西独デュッセルドルフに海外駐在員事務所開設
- 1981年3月大阪府吹田市に大阪店新築
- 1982年1月創業株式会社プリンスエイジェンシー設立
- 1983年10月株式会社ポーン設立(現 連結子会社)
- 1984年4月創業株式会社東京ベリータ設立
- 1986年4月創業株式会社ザ・ケイ・コレクション設立
- 1987年10月株式会社エス企画設立(現 連結子会社)
- 1988年7月創業ケイ・サービス株式会社設立
- 1988年12月東京都渋谷区に原宿オフィス、千駄ヶ谷オフィスを開設
- —西独デュッセルドルフ海外駐在員事務所を閉鎖
1990年代
- 1990年1月五反田店を東京本社に、第二五反田店を五反田店に、それぞれ名称を変更
- 1993年12月東京都品川区に東京本社アネックス店を開設し、原宿オフィス、千駄ヶ谷オフィスを移転
- 1996年3月東京都品川区(東京本社隣接地)に東京本社新築(第一期工事)
- 1996年9月大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定
- 1997年4月東京都渋谷区に原宿アネックスを開設し、日本橋店を移転
- 1998年6月M&A福岡店を大阪店に統合
- 1998年8月M&A東京都品川区に東京本社を新築(第二期工事)し、五反田店、東京本社アネックス店を統合
2000年代
- 2000年4月M&A株式会社東京ベリータとケイ・サービス株式会社が合併し、株式会社キングファッションサービスに社名変更
- 2001年7月本社機能を本社(京都)から大阪店に移転すると共に、大阪店を大阪本社に、本社(京都)を京都本店(登記上の本店)に、それぞれ名称を変更
- —商号変更株式会社キングファッションサービスが株式会社キングアパレルサポート(現 連結子会社)に社名変更
- 2001年12月東京都渋谷区に渋谷店を開設し、原宿アネックスを移転
- 2003年4月M&A株式会社ザ・ケイ・コレクションを吸収合併
- —創業株式会社キングテキスタイル設立
2010年代
- 2010年4月本社機能を大阪本社から東京本社に移転すると共に、大阪本社を大阪店に名称を変更
- —M&A株式会社ポーンが株式会社キングテキスタイルを吸収合併
- 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第一部に上場
- 2016年3月株式会社プリンスエイジェンシーを清算
2020年代
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
- 2022年10月創業株式会社プリマ設立 株式会社プリマを清算
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ベターアップゾーンへの特化・集中
主力のアパレル部門では、キャリアからミセスのベターアップゾーンに特化し、高品質・高感度商品の提供、適切な店頭展開とサービスによりブランドロイヤリティを向上させる。ショップ開拓やブランド開発にも注力し、ブランド間競争における優位性を確保する。
- 02
強いものづくりと高付加価値商品の追求
「上等・上質=プレミアム」を基軸に、独自性のある高付加価値商品を追求し、高品質・高感度な商品づくりに注力する。生産コストの合理化や諸経費の効率的使用により安定的な発展を目指す。
- 03
リブランディングと新ブランド開発
ブランド価値の再構築に向けたリブランディング、商品力強化、新ブランドの開発、オペレーションの適正化による利益体質の強化に取り組む。
- 04
デジタルマーケティングによる新規顧客開拓
SNSやECを活用したデジタルマーケティング施策により新規顧客の開拓を進める。テキスタイル事業ではデジタル活用による提案力強化、エステート事業では環境負荷低減や物件開発を進める。
- 05
在庫コントロールと収益性改善
在庫コントロールの徹底やプロパー販売強化による収益性の改善、固定費を中心とした諸経費の削減、生産管理機能の強化により、継続的かつ安定的に質の高い事業構造を実現する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で148人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は739万円で、9期前と比べて+13.5%。平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は18.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 216 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 205 | — |
| 2019年3月 | 651 | 42.2 | 18.3 | 194 | — |
| 2020年3月 | 678 | 43.6 | 19.7 | 187 | — |
| 2021年3月 | 626 | 43.8 | 20.2 | 180 | — |
| 2022年3月 | 607 | 43.8 | 20.0 | 166 | — |
| 2023年3月 | 658 | 45.0 | 20.4 | 155 | — |
| 2024年3月 | 726 | 45.1 | 20.1 | 153 | — |
| 2025年3月 | 772 | 44.2 | 18.9 | 148 | 608 |
| 2026年3月 | 739 | 43.7 | 18.4 | 148 | 541 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内㈱ポーン東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱エス企画東京都品川区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内㈱キングアパレルサポート東京都品川区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は78億円、営業利益は8億円。前期と比べると減収減益で、売上が-4.9%、利益が-11.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 80億円 | 78億円 |
| 営業利益 | 9億円 | 8億円 |
| 純利益 | 7億円 | 6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥18 | ¥18 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は19億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−33.3%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 23 | — | — | 3 |
| 2024年1Q | 19 | 3 | 15.8 | 2 |
| 2024年2Q | 22 | 2 | 9.1 | 1 |
| 2024年3Q | 21 | 3 | 14.3 | 1 |
| 2024年4Q | 23 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 39 | 3 | 7.7 | 4 |
| 2025年4Q | 43 | 6 | 14.0 | 3 |
| 2026年2Q | 38 | 3 | 7.9 | 3 |
| 2026年4Q | 40 | 5 | 12.5 | 3 |
| 2027年1Q | 19 | 2 | 10.5 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は137億円から78億円へ57%に減った。直近期の営業利益率は10.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第一部に上場 | |||||
| 2013年3月 | 137 | — | 13 | — | 8 |
| 2014年3月 | 139 | — | 16 | — | 9 |
| 2015年3月 | 131 | — | 13 | — | 8 |
| 2016年3月 | 127 | — | 10 | — | 6 |
| 2017年3月 | 120 | — | 11 | — | 6 |
| 2018年3月 | 117 | — | 15 | — | 10 |
| 2019年3月 | 112 | — | 15 | — | 10 |
| 2020年3月 | 106 | — | 11 | — | 7 |
| 2021年3月 | 81 | — | 1 | — | −1 |
| 株式会社プリマ設立 株式会社プリマを清算 | |||||
| 2022年3月 | 81 | — | 7 | — | 4 |
| 2023年3月 | 84 | — | 11 | — | 8 |
| 2024年3月 | 85 | — | 11 | — | 5 |
| 2025年3月 | 82 | 9 | 10 | 11.0 | 7 |
| 2026年3月 | 78 | 8 | 9 | 10.3 | 6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高78億円のうち、営業利益として残るのは8億円で10.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金42.3%33億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.4%37億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.3%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−6億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は98億円で、売上の15.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 15 | −8 | −9 | 7 | 56 |
| 2014年3月 | 13 | −2 | −3 | 11 | 64 |
| 2015年3月 | 15 | −4 | −3 | 11 | 71 |
| 2016年3月 | 9 | −8 | −5 | 1 | 67 |
| 2017年3月 | 17 | −6 | −2 | 11 | 76 |
| 2018年3月 | 16 | −2 | −4 | 14 | 86 |
| 2019年3月 | 13 | −3 | −6 | 10 | 89 |
| 2020年3月 | 14 | 1 | −4 | 15 | 100 |
| 2021年3月 | 7 | 0 | −3 | 7 | 105 |
| 2022年3月 | 10 | −8 | −2 | 2 | 105 |
| 2023年3月 | 15 | −4 | −9 | 11 | 107 |
| 2024年3月 | 10 | −4 | −4 | 6 | 108 |
| 2025年3月 | 9 | −6 | −4 | 3 | 107 |
| 2026年3月 | 14 | −20 | −4 | −6 | 98 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は267億円。このうち返さなくてよい自己資本が231億円で、自己資本比率は86.5%(業種中央値57.9%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 221 | 183 | 38 | 82.9 |
| 2014年3月 | 226 | 190 | 36 | 84.1 |
| 2015年3月 | 231 | 196 | 35 | 84.5 |
| 2016年3月 | 228 | 197 | 31 | 86.3 |
| 2017年3月 | 236 | 202 | 34 | 85.7 |
| 2018年3月 | 245 | 209 | 36 | 85.1 |
| 2019年3月 | 246 | 211 | 35 | 85.7 |
| 2020年3月 | 244 | 212 | 32 | 86.9 |
| 2021年3月 | 240 | 210 | 30 | 87.6 |
| 2022年3月 | 243 | 211 | 32 | 86.9 |
| 2023年3月 | 246 | 211 | 35 | 85.7 |
| 2024年3月 | 256 | 219 | 37 | 85.6 |
| 2025年3月 | 257 | 225 | 32 | 87.4 |
| 2026年3月 | 267 | 231 | 36 | 86.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
繊維製品 48社との比較
同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で48社中1位あたり、逆に低いのは配当利回りで48社中47位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月1日の終値
直近の終値は¥1,190で、1年前と比べて+39.1%。過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 30.4倍 |
| PER (会社予想) | 27.1倍 |
| PBR | 0.81倍 |
| 配当利回り | 1.51% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は7月14日に1264円と上昇、前日比+5.6%。1ヵ月では+3.9%と堅調。25日線(1227円)を上回り、75日線(1150円)や200日線(1014円)より上。52週高値1270円に接近。出来高は14日に1300株と低調。RSIは57.5と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり18円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.51%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 13 | — | 47.1 |
| 2018年3月 | 20 | 53.8 | 29.9 |
| 2019年3月 | 20 | 0.0 | 37.1 |
| 2020年3月 | 14 | −30.0 | 36.3 |
| 2021年3月 | 7 | −50.0 | — |
| 2022年3月 | 9 | 28.6 | 40.6 |
| 2023年3月 | 17 | 88.9 | 35.5 |
| 2024年3月 | 18 | 5.9 | 61.3 |
| 2025年3月 | 18 | 0.0 | 27.0 |
| 2026年3月 | 18 | 0.0 | 43.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥18
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,009人。区分でいちばん多いのは個人・その他で59.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.5%を占め、残る67.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 54.0 | 55.3 | 61.0 | 60.2 | 60.1 | 59.2 |
| 自己株式 | 27.1 | 28.8 | 34.5 | 35.5 | 35.4 | 35.6 |
| 事業法人 | 20.2 | 20.4 | 20.9 | 21.1 | 21.0 | 22.3 |
| 金融機関 | 19.2 | 18.3 | 15.3 | 14.3 | 11.0 | 10.2 |
| 外国法人 | 5.9 | 5.3 | 1.7 | 4.1 | 5.3 | 8.2 |
| 証券会社 | 0.7 | 0.7 | 1.2 | 0.2 | 2.6 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | LNS MANAGEMENT PTE.LTD. (常任代理人 立花証券株式会社) | 6.03 |
| 02 | 一般財団法人山田育英財団 | 4.65 |
| 03 | 株式会社中央倉庫 | 4.09 |
| 04 | キング共栄会 | 3.95 |
| 05 | 有限会社ワイ・エンタープライズ | 3.23 |
| 06 | 山田 幸雄 | 3.04 |
| 07 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 3.03 |
| 08 | 株式会社京都銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 2.99 |
| 09 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 2.03 |
| 10 | MNインターファッション株式会社 | 1.92 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+2%、1株純資産は14期で+54%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 38 | 943 | 4.3 | 9.4 | 41.5 |
| 2014年3月 | 47 | 980 | 4.9 | 9.2 | 17.4 |
| 2015年3月 | 40 | 1,013 | 4.1 | 10.6 | 46.2 |
| 2016年3月 | 34 | 1,037 | 3.3 | 11.4 | 40.8 |
| 2017年3月 | 33 | 1,064 | 3.2 | 12.0 | 47.1 |
| 2018年3月 | 53 | 1,119 | 4.9 | 11.4 | 29.9 |
| 2019年3月 | 54 | 1,155 | 4.8 | 10.6 | 37.1 |
| 2020年3月 | 39 | 1,172 | 3.3 | 14.0 | 36.3 |
| 2021年3月 | −7 | 1,163 | — | — | — |
| 2022年3月 | 24 | 1,195 | 2.0 | 22.7 | 40.6 |
| 2023年3月 | 45 | 1,300 | 3.6 | 11.1 | 35.5 |
| 2024年3月 | 33 | 1,372 | 2.5 | 21.7 | 61.3 |
| 2025年3月 | 46 | 1,405 | 3.3 | 16.2 | 27.0 |
| 2026年3月 | 39 | 1,450 | 2.7 | 29.3 | 43.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額196百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山田幸雄 | 代表取締役 会長CEO | 78 | 752,000 |
| 木原伸一 | 代表取締役 社長COO | 66 | 6,000 |
| 長島希吉 | 取締役副社長 | 58 | 15,000 |
| 澤田眞治郎 | 取締役 | 72 | — |
| 藤井卓也 | 取締役 | 81 | — |
| 坂入吾一 | 常勤 監査役 | 67 | — |
| 平居新司郎 | 監査役 | 76 | 5,000 |
| 浅見雄輔 | 監査役 | 61 | — |
| 苗村尚志 | — | 72 | 11,000 |
| 深井和己 | — | 74 | — |
| 高井晶治 | — | 61 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 退職慰労百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 131 | 12 | 4 | 16 | 163 | 41 |
| 社外取締役 | 4 | 22 | — | — | — | 22 | 6 |
| 監査役 | 1 | 11 | — | — | — | 11 | 11 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容408字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,575字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,726字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,117字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第79期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第79期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第78期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第78期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第77期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第77期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第76期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第76期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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