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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

キング

KING CO.,Ltd.8118 · Standard · 繊維製品

婦人服を中心としたアパレル卸とテキスタイル卸を柱に、オフィスビル賃貸を併せ持つ。老舗アパレル商社としての顔を持つ。

概要

キングは1946年に京都市で創業した繊維製品企業である。呉服業から出発し、現在はレディスアパレルやテキスタイルの卸売、不動産賃貸を3本柱とする。2026年3月期の連結売上高は78億円、従業員148名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

アパレル事業が売上の約8割を占める

売上高の大半をアパレル事業が占め、2026年3月期は60億円(全体の77%)を計上した。キャリアからミセスのベターアップゾーンに特化し、自社ブランドと海外コラボレーションブランドを展開する。全国の専門店、ショッピングモール、百貨店など多様なチャネルで販売する。しかし、消費者の購買意欲低下や気候変動の影響を受け、同事業は営業損失41百万円となった。

テキスタイル事業はコンバーターとして競争力を強化

テキスタイル事業は子会社のポーンが担い、企画提案型の卸売を行う。2026年3月期の売上高は7億円と全体の1割弱だが、「意匠力・提案力・対応力」を掲げ、アパレルメーカー向けに素材を供給する。アパレル各社の生産数量見直しの影響で減収・減益となり、営業利益は32百万円にとどまった。

エステート事業が安定した収益源に

東京・京都・大阪のオフィスビル賃貸を主とするエステート事業は、グループの安定収益基盤である。2026年3月期の売上高は10億円(前期比3.3%増)、営業利益は8億円(同5.5%増)と増収増益を達成した。所有資産の有効活用と計画的なメンテナンスにより、グループ全体の収益を下支えしている。

グループ構成と事業連携の仕組み

キングは連結子会社3社(ポーン、エス企画、キングアパレルサポート)を有する。ポーンはテキスタイル卸、エス企画はアパレル用附属品・販促資材の卸を担当し、キングアパレルサポートは企画・販売・事務業務の代行を行う。各社が当社に商品やサービスを供給する形で、グループ内の分業体制を構築している。

業界の中での役割はアパレル・テキスタイル市場向けのファッション商品供給商社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
78億円
営業利益
8億円
営業利益率
10.3%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01アパレル主力

レディスアパレル・ファッショングッズの卸売を当社が行う。子会社㈱エス企画からアパレル用附属品の供給も受け、店舗向けに展開する。

主な製品・サービス2
レディスアパレル
スーツやドレスなど婦人服。市場のニーズを捉えた企画・販売を行う。
ファッショングッズ
バッグやアクセサリーなどの服飾雑貨。コーディネートを提案するアイテム。

02テキスタイル準主力

子会社㈱ポーンがテキスタイルの卸売を行い、一部を当社に供給。服地やインテリア生地などを国内外の顧客に販売する。

主な製品・サービス1
テキスタイル
衣料用やインテリア用の布地。多様な素材や柄を取り揃える。

03不動産賃貸副次

主にオフィスビルを賃貸し、安定した収益を確保する不動産事業。既存物件の維持管理を行い、効率的な運営を目指す。

製品と技術

「ベターアップ」に特化したレディスアパレル

キングのアパレル事業は、キャリアからミセス層向けの「ベターアップ」ゾーンに集中する。高品質・高感度な商品を掲げ、自社ブランドに加えて海外ブランドとのコラボレーションも手がける。2025年には新たなレディスブランド「pierre cardin(ピエール・カルダン)」の展開を開始した。複合ブランドショップや百貨店・専門店など多チャネルで販売する。

テキスタイルコンバーターとしての基幹事業

子会社ポーンが担うテキスタイル事業は、企画提案型のコンバーター機能が特徴である。「意匠力・提案力・対応力」を強みに、アパレルメーカー向けに独自の生地を開発・供給する。2026年3月期の売上高は7億円で、グループ全体の約1割を占める。アパレル各社の生産調整の影響を受けるものの、次世代人材の育成など競争力強化に取り組む。

安定収益を生むオフィスビル賃貸

エステート事業では、東京本社ビルや京都・大阪の物件を活用したオフィス賃貸を主力とする。2026年3月期の売上高は10億円、営業利益率は約80%と高い利益率を誇る。計画的なメンテナンスと環境負荷低減への取り組みを行い、グループの収益基盤として安定したキャッシュフローを生み出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

紳士服縫製、縮小市場に挑む

キングは紳士服の縫製・卸売を主力とする繊維企業。売上高は85億円(2024年3月期)から2026年3月期には78億円へ減少予想。営業利益率は10.98%から10.26%へ微減。同業のグンゼや倉敷紡績と競合するが、当社は紳士服に特化。国内市場の縮小に直面し、売上高減少が続く。利益率は比較的高いが、市場環境の厳しさが課題。

強み

  • 営業利益率10%超と、繊維業界では高水準を維持。
  • 紳士服縫製に特化し、高品質な製品で顧客信頼を獲得。
  • コスト管理が徹底され、収益性を支えている。
  • 長期的な取引関係により、一定の受注を確保。

課題

  • 紳士服市場全体が縮小傾向で、売上高減少が続く。
  • 新たな成長分野への進出が遅れており、事業多角化が課題。
  • 売上減少に伴い、利益率の維持が難しくなる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がキング

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13103ユニチカ830億円4.6倍
23608TSIホールディングス793億円20.7倍
33612ワールド590億円9.3倍
43104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
53580小松マテーレ297億円19.7倍
68118キング295億円30.4倍
73597自重堂261億円18.3倍
83611マツオカコーポレーション258億円8.8倍
93205ダイドーリミテッド225億円10.8倍
108029ルックホールディングス209億円10.8倍
113512日本フエルト189億円32.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 45件

悉皆業から呉服業へ創業した1946年

1946年3月、故山田松義が京都で悉皆業(しっかいぎょう)山田商店を個人創業した。1948年9月に株式会社キング染工芸社を設立し、京都市中京区に本社を置いて呉服業を開始。翌1949年9月にはキング染織株式会社に社名変更し、本社を京都市下京区に移転した。これが後のキングの原点である。

呉服からテキスタイルへ転換し、東京進出した1950〜60年代

創業後まもなく、呉服からテキスタイルへの事業転換を開始した。1957年2月に東京出張所を開設し、1960年12月には日本橋店として移転。1961年7月にキング商事株式会社へ社名変更し、商社機能を強めた。1968年3月にはレディスアパレルに進出し、同年5月に福岡店、1970年4月に大阪店を設置して全国展開の基礎を築いた。

上場と多角化を進めた1970〜80年代

1978年3月に株式会社キングへ社名変更し、同年9月に大阪証券取引所市場第二部および京都証券取引所に株式上場を果たした。1980年5月には西独デュッセルドルフに海外駐在員事務所を開設。1982年から1988年にかけてプリンスエイジェンシー、ポーン、東京ベリータ、ザ・ケイ・コレクション、エス企画、ケイ・サービスなどの子会社を相次いで設立し、事業の多角化を図った。

本社機能を東京へ移し、グループ再編した2000年代

2001年7月、本社機能を京都から大阪店へ移転し、大阪本社とした。同時に子会社の合併や社名変更が行われ、キングファッションサービスがキングアパレルサポートに改称。2003年4月にはザ・ケイ・コレクションを吸収合併し、グループの統合を進めた。2010年4月には本社機能を大阪本社から東京本社へ再移転し、東京を経営の中心とした。

市場移行と子会社清算を経た近年

2013年7月、大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により東京証券取引所市場第一部に上場した。2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場へ移行。同年10月にはプリマを設立するが、直後に清算。2014年以降、売上高は減少傾向が続き、2026年3月期には78億円となった。収益構造の再構築が課題となっている。

年表45件を開く

1940年代

  • 1946年3月創業故山田松義が個人で悉皆業山田商店を創業
  • 1948年9月創業株式会社キング染工芸社を設立し、京都市中京区に本社を置き、呉服業開始
  • 1949年9月商号変更キング染織株式会社に社名変更し、本社を京都市下京区に移転
  • 呉服からテキスタイルに転換開始

1950年代

  • 1957年2月東京都千代田区に出張所を開設
  • 1958年6月本社を京都市中京区に移転

1960年代

  • 1960年12月東京出張所を中央区に移転(日本橋店)
  • 1961年7月商号変更キング商事株式会社に社名変更
  • 1968年3月レディスアパレルに進出
  • 1968年5月福岡市博多区に福岡店を設置

1970年代

  • 1970年4月大阪市東区に大阪店を設置
  • 1972年4月京都市下京区に本社新築
  • 1974年10月東京都品川区に五反田店新築
  • 1977年9月東京都品川区に第二五反田店を開設
  • 1978年3月商号変更株式会社キングに社名変更
  • 1978年9月上場大阪証券取引所市場第二部、京都証券取引所に株式上場

1980年代

  • 1980年5月西独デュッセルドルフに海外駐在員事務所開設
  • 1981年3月大阪府吹田市に大阪店新築
  • 1982年1月創業株式会社プリンスエイジェンシー設立
  • 1983年10月株式会社ポーン設立(現 連結子会社)
  • 1984年4月創業株式会社東京ベリータ設立
  • 1986年4月創業株式会社ザ・ケイ・コレクション設立
  • 1987年10月株式会社エス企画設立(現 連結子会社)
  • 1988年7月創業ケイ・サービス株式会社設立
  • 1988年12月東京都渋谷区に原宿オフィス、千駄ヶ谷オフィスを開設
  • 西独デュッセルドルフ海外駐在員事務所を閉鎖

1990年代

  • 1990年1月五反田店を東京本社に、第二五反田店を五反田店に、それぞれ名称を変更
  • 1993年12月東京都品川区に東京本社アネックス店を開設し、原宿オフィス、千駄ヶ谷オフィスを移転
  • 1996年3月東京都品川区(東京本社隣接地)に東京本社新築(第一期工事)
  • 1996年9月大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 1997年4月東京都渋谷区に原宿アネックスを開設し、日本橋店を移転
  • 1998年6月M&A福岡店を大阪店に統合
  • 1998年8月M&A東京都品川区に東京本社を新築(第二期工事)し、五反田店、東京本社アネックス店を統合

2000年代

  • 2000年4月M&A株式会社東京ベリータとケイ・サービス株式会社が合併し、株式会社キングファッションサービスに社名変更
  • 2001年7月本社機能を本社(京都)から大阪店に移転すると共に、大阪店を大阪本社に、本社(京都)を京都本店(登記上の本店)に、それぞれ名称を変更
  • 商号変更株式会社キングファッションサービスが株式会社キングアパレルサポート(現 連結子会社)に社名変更
  • 2001年12月東京都渋谷区に渋谷店を開設し、原宿アネックスを移転
  • 2003年4月M&A株式会社ザ・ケイ・コレクションを吸収合併
  • 創業株式会社キングテキスタイル設立

2010年代

  • 2010年4月本社機能を大阪本社から東京本社に移転すると共に、大阪本社を大阪店に名称を変更
  • M&A株式会社ポーンが株式会社キングテキスタイルを吸収合併
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第一部に上場
  • 2016年3月株式会社プリンスエイジェンシーを清算

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行
  • 2022年10月創業株式会社プリマ設立 株式会社プリマを清算

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ベターアップゾーンへの特化・集中

    主力のアパレル部門では、キャリアからミセスのベターアップゾーンに特化し、高品質・高感度商品の提供、適切な店頭展開とサービスによりブランドロイヤリティを向上させる。ショップ開拓やブランド開発にも注力し、ブランド間競争における優位性を確保する。

  2. 02

    強いものづくりと高付加価値商品の追求

    「上等・上質=プレミアム」を基軸に、独自性のある高付加価値商品を追求し、高品質・高感度な商品づくりに注力する。生産コストの合理化や諸経費の効率的使用により安定的な発展を目指す。

  3. 03

    リブランディングと新ブランド開発

    ブランド価値の再構築に向けたリブランディング、商品力強化、新ブランドの開発、オペレーションの適正化による利益体質の強化に取り組む。

  4. 04

    デジタルマーケティングによる新規顧客開拓

    SNSやECを活用したデジタルマーケティング施策により新規顧客の開拓を進める。テキスタイル事業ではデジタル活用による提案力強化、エステート事業では環境負荷低減や物件開発を進める。

  5. 05

    在庫コントロールと収益性改善

    在庫コントロールの徹底やプロパー販売強化による収益性の改善、固定費を中心とした諸経費の削減、生産管理機能の強化により、継続的かつ安定的に質の高い事業構造を実現する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で148人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は739万円で、9期前と比べて+13.5%平均年齢は43.7歳、平均勤続年数は18.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月216
2018年3月205
2019年3月65142.218.3194
2020年3月67843.619.7187
2021年3月62643.820.2180
2022年3月60743.820.0166
2023年3月65845.020.4155
2024年3月72645.120.1153
2025年3月77244.218.9148608
2026年3月73943.718.4148541

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
東京本社 — 東京都品川区3,355百万円
全社(共通)
賃貸等不動産 — 東京都港区2,254百万円
全社(共通)
大阪店 — 大阪府吹田市1,064百万円
全社(共通)
京都本店 — 京都市下京区615百万円
全社(共通)
ショップ — 全国各地198百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ポーン
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エス企画
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱キングアパレルサポート
    東京都品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は78億円営業利益8億円前期と比べると減収減益で、売上が-4.9%、利益が-11.1%。

売上高
-4.9%
78億円
営業利益
-11.1%
8億円
純利益
-14.3%
6億円
営業利益率
10.3%
前期比 -0.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高80億円78億円
営業利益9億円8億円
純利益7億円6億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は19億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は−33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q233
2024年1Q19315.82
2024年2Q2229.11
2024年3Q21314.31
2024年4Q231
2025年2Q3937.74
2025年4Q43614.03
2026年2Q3837.93
2026年4Q40512.53
2027年1Q19210.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は137億円から78億円へ57%に減った。直近期の営業利益率は10.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合により、東京証券取引所市場第一部に上場
2013年3月137138
2014年3月139169
2015年3月131138
2016年3月127106
2017年3月120116
2018年3月1171510
2019年3月1121510
2020年3月106117
2021年3月811−1
株式会社プリマ設立 株式会社プリマを清算
2022年3月8174
2023年3月84118
2024年3月85115
2025年3月8291011.07
2026年3月788910.36

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高78億円のうち、営業利益として残るのは8億円10.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金42.3%33億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.4%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.3%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
57.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+6.4pt
10.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.5pt
7.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.8pt
2.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
3.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−20億円で、差し引きのフリーCFは−6億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は98億円で、売上の15.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月15−8−9756
2014年3月13−2−31164
2015年3月15−4−31171
2016年3月9−8−5167
2017年3月17−6−21176
2018年3月16−2−41486
2019年3月13−3−61089
2020年3月141−415100
2021年3月70−37105
2022年3月10−8−22105
2023年3月15−4−911107
2024年3月10−4−46108
2025年3月9−6−43107
2026年3月14−20−4−698

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は267億円。このうち返さなくてよい自己資本が231億円で、自己資本比率は86.5%(業種中央値57.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2211833882.9
2014年3月2261903684.1
2015年3月2311963584.5
2016年3月2281973186.3
2017年3月2362023485.7
2018年3月2452093685.1
2019年3月2462113585.7
2020年3月2442123286.9
2021年3月2402103087.6
2022年3月2432113286.9
2023年3月2462113585.7
2024年3月2562193785.6
2025年3月2572253287.4
2026年3月2672313686.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
98億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
143億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
36億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率48社中1位あたり、逆に低いのは配当利回り48社中47位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
2.7%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
10.3%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
86.5%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-4.9%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月1日の終値

直近の終値は¥1,190で、1年前と比べて+39.1%過去52週の値幅のなかでは81%の位置にある。

¥1,190+0.0%1ヶ月-3.2%1年+39.1%時価総額295億円
過去52週の値幅
安値¥839高値¥1,270

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)30.4倍
PER (会社予想)27.1倍
PBR0.81倍
配当利回り1.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月14日に1264円と上昇、前日比+5.6%。1ヵ月では+3.9%と堅調。25日線(1227円)を上回り、75日線(1150円)や200日線(1014円)より上。52週高値1270円に接近。出来高は14日に1300株と低調。RSIは57.5と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.51%。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
1.51%
いまの株価に対して
配当性向
43.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1347.1
2018年3月2053.829.9
2019年3月200.037.1
2020年3月14−30.036.3
2021年3月7−50.0
2022年3月928.640.6
2023年3月1788.935.5
2024年3月185.961.3
2025年3月180.027.0
2026年3月180.043.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,009人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.5%を占め、残る67.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他54.055.361.060.260.159.2
自己株式27.128.834.535.535.435.6
事業法人20.220.420.921.121.022.3
金融機関19.218.315.314.311.010.2
外国法人5.95.31.74.15.38.2
証券会社0.70.71.20.22.60.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01LNS MANAGEMENT PTE.LTD. (常任代理人 立花証券株式会社)6.03
02一般財団法人山田育英財団4.65
03株式会社中央倉庫4.09
04キング共栄会3.95
05有限会社ワイ・エンタープライズ3.23
06山田 幸雄3.04
07株式会社三菱UFJ銀行3.03
08株式会社京都銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)2.99
09日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.03
10MNインターファッション株式会社1.92

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+2%、1株純資産は14期で+54%。直近期のROEは2.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月389434.39.441.5
2014年3月479804.99.217.4
2015年3月401,0134.110.646.2
2016年3月341,0373.311.440.8
2017年3月331,0643.212.047.1
2018年3月531,1194.911.429.9
2019年3月541,1554.810.637.1
2020年3月391,1723.314.036.3
2021年3月−71,163
2022年3月241,1952.022.740.6
2023年3月451,3003.611.135.5
2024年3月331,3722.521.761.3
2025年3月461,4053.316.227.0
2026年3月391,4502.729.343.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額196百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山田幸雄代表取締役 会長CEO78752,000
木原伸一代表取締役 社長COO666,000
長島希吉取締役副社長5815,000
澤田眞治郎取締役72
藤井卓也取締役81
坂入吾一常勤 監査役67
平居新司郎監査役765,000
浅見雄輔監査役61
苗村尚志7211,000
深井和己74
高井晶治61

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円退職慰労百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)41311241616341
社外取締役422226
監査役1111111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容408字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社3社で構成されており、その主要な事業は衣料品等繊維品事業及び不動産賃貸事業であります。子会社3社はすべて連結子会社であります。 当社グループの事業に係わる位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。 (アパレル事業) 当社はレディスアパレル・ファッショングッズの卸売を行っております。また、㈱エス企画はアパレル用附属品・販促資材の卸売を行っており、当社に一部商品の供給を行っております。 なお、㈱キングアパレルサポートは企画・販売・事務業務の代行等を行っており、当社、㈱ポーン、㈱エス企画はそれらの業務の一部を同社に委託しております。 (テキスタイル事業) ㈱ポーンはテキスタイルの卸売を行っており、当社に一部商品の供給を行っております。 (エステート事業) 当社は主にオフィスビルの賃貸等を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,575字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社には「もの言わぬものに、もの言わせるものづくり」という社是と、「私たちは、常に社会と生活者を見つめ、たゆまぬ創造と変革を行い、より充実した生活にしよう」という企業理念があり、この社是・企業理念に沿って、以下の方針で経営に取り組んでおります。 ① “ファッション産業”という当社の本業に徹する。 ② ベターアップ商品でのクリエーション展開に特化し、素材・品質・着心地・ファッション性の全てにわたってハイクオリティを目指す。 ③ 企業規模の大小にとらわれず、企業理念に沿って、その存在価値が株主・お取引先・社員など全ての利害関係者から明確に認められ、安定した収益と成長を確保できるエクセレントカンパニーを目指す。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、安定した成長性と収益性により、企業価値の継続的な向上を図ることが重要であると認識しており、より一層の効率的な経営を推進することにより、売上高経常利益率の更なる向上を目指しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは、“ファッション産業”という本業に徹するという基本方針のもと、主力のアパレル部門では、キャリアからミセスのベターアップゾーンに特化・集中し、高品質・高感度商品の提供や、適切な店頭展開とサービスの実施により、ブランドロイヤリティを向上させると共に、ショップ開拓やブランド開発にも注力し、ブランド間競争における優位性を確保しつつ、並行して生産コストの合理化や諸経費の効率的使用により、安定的な発展を目指すことを経営戦略の基本としております。 このような環境下において、当社グループは、主要な事業セグメントであるアパレル事業において、現在自社ブランドと海外コラボレーションブランドを有し、ブランド構成のバリエーションを拡充した複合ブランドショップ等を展開しており、全国の専門店、ショッピングモール、百貨店等々、様々なチャネルで、独自性のある高付加価値商品を提案し続けております。 (4)経営環境及び優先的に対処すべき課題 今後の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善を背景に国内景気は緩やかな成長が期待されますものの、物価上昇の継続による生活防衛意識の高まりや海外経済の減速懸念、不安定な国際情勢の影響等もあり、個人消費の先行きは依然として不透明であり、予断を許さない経営環境が続くものと予想されます。 このような環境のもと、当社グループでは、お客様にご納得いただける「強いものづくり」を変わらぬ基軸とし、「上等・上質=プレミアム」にこだわった独自性のある高付加価値商品の追求と高品質・高感度な商品づくりに引き続き注力してまいります。 アパレル事業におきましては、ブランド価値の再構築に向けたリブランディングと商品力強化、新ブランドの開発、オペレーションの適正化による利益体質の強化に取り組むと共に、SNS・ECを活用したデジタルマーケティング施策により新規顧客の開拓を進めてまいります。テキスタイル事業におきましては、既存事業の深化、新規販路の開拓、デジタル活用による提案力の強化に取り組み、エステート事業におきましては、計画的なメンテナンス、環境負荷低減、物件開発を進めてまいります。 さらに、グループ全体として、在庫コントロールの徹底やプロパー販売強化による収益性の改善、固定費を中心とした諸経費の削減、生産管理機能の強化に努め、継続的かつ安定的に質の高い事業構造の実現を目指してまいります。
事業等のリスク1,726字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があると考えられる主なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)外部環境の変化に関するリスク 当社グループの主要な事業セグメントであるアパレル事業は、景気動向、市場動向及び天候不順等による外部環境の変化により売上高が減少するリスクが想定され、具体的には、景気の変動による個人消費の低迷、他社との競合、ファッショントレンドの急激な変化、冷夏や暖冬などの天候不順の長期化等が想定され、当社グループにおいては、期中追加企画、生産体制の整備等に取り組んでおりますが、当社が想定しえない外部環境の変化が生じた場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (2)海外からの商品調達に関するリスク 当社グループでは、当社が企画した商品の生産を商社や国内の協力メーカーに委託し、商品として仕入れておりますが、生産委託した商品が海外(大部分が中国)で生産される割合が高まっております。 したがって、具体的には、中国政府の輸出に関する規制や日本政府の中国からの輸出品に対する規制などによる輸入環境の変化、中国の経済情勢の変化及び災害の発生等のリスクが内在しており、当社グループにおいては、仕入先との連携強化により生産管理体制の強化に取り組んでおりますが、海外からの商品調達に関し、これらのリスクが現実化した場合には、当社グループの商品調達に支障をきたすこととなり、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (3)システムに関するリスク 当社グループの事業活動において、コンピュータシステムと通信ネットワークを介して業務処理を実施しております。当社グループにおいては、情報システムに関するセキュリティ対策を構築し管理体制の強化に取り組んでおりますが、具体的に、自然災害や事故等によるコンピュータシステムと通信ネットワークの不具合、コンピュータウイルスに起因する情報システムの停止等によって業務の遅延等が発生する可能性があり、また、外部からの不正な侵入による社内データベースの漏洩・消失等が発生した場合、当社グループの社会的信用度が低下し、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (4)法的規制等に関するリスク 現在、当社グループが事業を推進する上で、当社グループの事業そのものを規制する法的規制はありませんが、事業者としてのあらゆる法的規制を受けております。 当社グループでは「コンプライアンス基本方針(企業行動憲章)」並びに「キンググループ行動規範」を制定しており、法令・定款を遵守すると共に、これらの法的規制についても遵守を徹底しておりますが、各種法令の変化に対して当社が適切に対応できなかった場合、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。 (5)繰延税金資産に関するリスク 繰延税金資産は、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を判断して計上しています。将来の課税所得の見積り等に大きな変動が生じた場合、あるいは制度面の変更等があった場合には繰延税金資産が減少し、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (6)固定資産の減損損失リスク 当社グループが保有する土地・建物等について、時価が著しく下落した場合及び事業の損失が継続するような場合並びに事業の収益性が低下し帳簿価額の全部又は一部を回収できないと判断した場合には固定資産の減損損失の計上により、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (7)自然災害等に関するリスク 当社グループでは、不測の事態が発生した場合には、対策本部を設置し、迅速な対応を行い、損害の拡大を防止する体制を整えておりますが、地震等の自然災害や火災等の事故等により当社グループの事業所等の営業拠点に重要な影響を及ぼす事象が発生した場合、当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,117字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、以下のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景として、景気は緩やかな成長の動きが見られましたが、一方で、資源価格や原材料価格の高止まりに伴う物価上昇が継続し、実質的な購買力の伸び悩みから個人消費には力強さを欠く状況が続きました。加えて、海外経済の減速懸念などもあり、景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました。 当アパレル・ファッション業界におきましては、生活防衛意識の高まりによって慎重な購買姿勢が継続する中、気温変動の大きい天候要因の影響を受け、季節商材の販売は総じて不安定に推移するなど、厳しい経営環境が続きました。 このような環境のもと、当社グループでは、「強いものづくり」を基軸に、独自性のある高付加価値商品の徹底追求と高品質・高感度な商品づくりに注力すると共に、「売上高の拡大」を最重要課題として取り組んでまいりました。 具体的には、既存ショップの売上拡大施策やパートナーショップの新規開発を継続すると共に、新たなレディスブランドである「pierre cardin(ピエール・カルダン)」の展開開始等の営業活動を推進してまいりました。 また、在庫コントロールの徹底やプロパー販売強化により収益性の改善に努めると共に、SNSやWebサイト、LINE等を活用したお客様とのコミュニケーション強化によって店頭運営力の向上を図り、固定費を中心とした諸経費の削減や生産管理機能の強化にも努めてまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。 (a)財政状態 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ10億29百万円増加の267億46百万円(前連結会計年度末は257億17百万円)となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ3億81百万円増加の36億23百万円(前連結会計年度末は32億42百万円)となりました。 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ6億47百万円増加の231億22百万円(前連結会計年度末は224億75百万円)となりました。 (b)経営成績 当連結会計年度における売上高は78億35百万円(前期比4.0%減少)、営業利益は7億90百万円(前期比8.6%減少)、経常利益は9億49百万円(前期比0.6%減少)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は6億25百万円(前期比14.8%減少)となりました。 事業セグメント別の状況は以下のとおりであります。 (アパレル事業) 独自性のある高付加価値商品の徹底追求と高品質・高感度な商品づくりに注力し、既存ショップの売上拡大施策の実施や新たなレディスブランドである「pierre cardin(ピエール・カルダン)」の展開、在庫コントロールの徹底やプロパー販売強化等による収益性改善に努めてまいりました。 しかしながら、消費者の慎重な購買姿勢に加え、季節ごとの気候変動の不安定さやブランド再編の影響もあり、売上高は60億50百万円(前期比5.0%減少)となりました。利益面では、売上総利益率の改善に努めましたものの、減収による影響が大きく、営業損失は41百万円(前年同期は営業利益45百万円)となりました。 (テキスタイル事業) 企画提案型ビジネススタイルの更なる進化を目指して次世代人材の育成に取り組むと共に、既存主力先の深耕化と次期主力先の開発強化を進め、諸経費の削減にも努めてまいりました。また、引き続き「意匠力・提案力・対応力」をベースに、テキスタイルコンバーターとしての競争力強化に努めてまいりましたが、アパレル各社における慎重な生産数量見直しの影響を受け、売上高は7億68百万円(前期比4.2%減少)、営業利益は32百万円(前期比47.4%減少)となりました。 (エステート事業) 東京・京都・大阪の各不動産に係る賃貸事業につきましては、引き続き所有資産の更なる有効活用に努めました結果、売上高は10億15百万円(前期比3.3%増加)、営業利益は8億8百万円(前期比5.5%増加)となり、安定的にグループ収益に貢献いたしました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、8億90百万円減少し、当連結会計年度末の残高は98億27百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金は、14億26百万円増加(前期は8億80百万円増加)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益及び減価償却費の計上等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金は、19億60百万円減少(前期は5億75百万円減少)となりました。これは主に、有形固定資産及び投資有価証券の取得等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金は、3億56百万円減少(前期は3億87百万円減少)となりました。これは主に、配当金の支払によるものであります。 ③仕入及び販売の実績 (a)仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(百万円)   前年同期比(%) アパレル事業   2,402   △11.9 テキスタイル事業   570   △1.9 エステート事業   -   - 合計   2,972   △10.2 (注)1 金額は仕入価額によっております。 2 セグメント間取引については、相殺消去しております。 (b)販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) アパレル事業   6,050   △5.0 テキスタイル事業   768   △4.2 エステート事業   1,015   3.3 合計   7,835   △4.0 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりであります。 (a)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ10億29百万円増加の267億46百万円(前期末は257億17百万円)となりました。 当連結会計年度末における流動資産は、117億30百万円(前期末は128億18百万円)となり、前連結会計年度末に比べ、10億87百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金、並びに商品の減少によるものであります。 当連結会計年度末における固定資産は、150億16百万円(前期末は128億99百万円)となり、前連結会計年度末に比べ、21億16百万円増加いたしました。これは主に、建物及び構築物、投資有価証券と無形固定資産の増加によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ3億81百万円増加の36億23百万円(前期末は32億42百万円)となりました。 当連結会計年度末における流動負債は、17億73百万円(前期末は15億39百万円)となり、前連結会計年度末に比べ2億33百万円増加いたしました。これは主に、未払金及び未払法人税等の増加によるものであります。 当連結会計年度末における固定負債は、18億50百万円(前期末は17億3百万円)となり、前連結会計年度末に比べ、1億47百万円増加いたしました。これは主に、繰延税金負債の増加と退職給付に係る負債の減少によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度における純資産合計は、231億22百万円(前期末は224億75百万円)となり、前連結会計年度末に比べ、6億47百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金及びその他有価証券評価差額金の増加によるものであります。 (b)経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ3億22百万円減少の78億35百万円(前期比4.0%減少)となりました。セグメント別の売上高につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ1億48百万円減少の45億38百万円(前期比3.2%減少)となりました。主な減少要因は、売上高の減少によるものであります。 (営業利益) 当連結会計年度における営業利益は、前連結会計年度に比べ74百万円減少の7億90百万円(前期比8.6%減少)となりました。主な減少要因は、売上総利益が減少したことによるものであります。 (経常利益) 当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ5百万円減少の9億49百万円(前期比0.6%減少)となりました。売上高経常利益率は、前連結会計年度に比べ0.4%増加の12.1%となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ1億8百万円減少の 6億25百万円(前期比14.8%減少)となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリス ク」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (a)キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (b)資金需要 当社グループの運転資金需要につきましては、主に、仕入債務の他、販売費及び一般管理費等、営業活動によるものであります。 また、設備投資資金需要につきましては、主に、店舗開発等の設備投資によるものであります。 (c)財政政策 当社グループは、財務基盤の健全化に努めており、運転資金及び設備投資資金につきましては、基本的に内部資金により充当し、必要に応じて事業運営に必要な資金を銀行等の金融機関からの借入により調達できることにしております。 当社グループは、健全な財政状態や営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に、成長投資を図るために将来必要な運転資金及び設備投資資金を調達することが可能と考えております。 また、内部留保資金につきましては、高効率の企業体質を作り上げるためのブランド開発、店舗開発等の事業投資を優先しつつ、株主還元としての自己株式取得も含め、中長期的な視点で投資効率の高い活用を検討してまいります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって採用しております「重要な会計方針」については、「第5 経理の状況 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しているため省略しております。 なお、将来の見通しに関する記述については、現在入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績とは異なる場合があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。