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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ファンデリー

Fundely Co., Ltd.3137 · Standard · 小売業

医療機関ネットワークを活用した健康食宅配で差別化。栄養士によるカウンセリング付きの冷凍弁当を全国に届ける。

概要

ファンデリーは2000年に設立された健康食宅配企業である。管理栄養士による食事相談を伴う冷凍弁当「ミールタイム」を主力とし、医療機関を通じた紹介ネットワークで顧客を獲得する。2026年3月期の連結売上高は26億円、従業員数41名。東京証券取引所スタンダード市場に上場する。

三つの事業セグメントが相互に連携する構造

当社はMFD(健康食宅配)、CID(国産冷凍食宅配)、マーケティングの三つの事業を展開する。MFD事業で培った医療機関との紹介ネットワークをマーケティング事業の広告枠販売やサンプリング業務に活用し、収益源を多様化している。CID事業では自社工場で製造した冷凍食品を、MFDとは異なる若年層や多忙な顧客層に販売する。各セグメントは独立しながらも、ネットワークや製造能力を共有することで相乗効果を生み出している。

医療機関18,482箇所を網羅する紹介ネットワーク

MFD事業の中核は、全国の病院・診療所・調剤薬局・介護施設など18,482箇所(2026年3月末時点)に無料配布する健康食通販カタログ『ミールタイム』である。医師や管理栄養士が生活習慣病患者に直接カタログを手渡し、自宅から注文を受ける仕組みで新規顧客を獲得する。このネットワークは競合他社にはない参入障壁となっており、カタログ年間発行部数は320万部(『ミールタイム』80万部×4回、『ミールタイム ファーマ』25万部×2回)にのぼる。

収益構造と黒字転換の業績推移

2026年3月期の売上高は26億2,409万円(前期比6.5%増)、営業利益は1億3,109万円と前期の営業損失1億3,361万円から黒字転換した。セグメント別では、MFD事業が売上高20億2,421万円(営業利益3億793万円)、マーケティング事業が売上高4億8,086万円(営業利益3億6,350万円)と高収益である一方、CID事業は売上高2億3,426万円ながら営業損失2億4,666万円と依然赤字である。純資産は2億9,489万円と前期比で増加した。

業界の中での役割は健康食宅配サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
26億円
営業利益
1億円
営業利益率
3.8%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01生活習慣病患者・高齢者主力

生活習慣病や腎臓病、嚥下困難などのある方に向けて、栄養士がカウンセリングを行い、個々の病状や制限数値に合わせた冷凍弁当を宅配する。医療機関や調剤薬局でのカタログ配布を通じて患者にリーチしている。

主な製品・サービス3
ミールタイム
糖尿病・高血圧・腎臓病などに配慮した健康食の冷凍弁当シリーズ。塩分やエネルギー、たんぱく質などを調整。
ミールタイム ファーマ
調剤薬局で配布される健康食通販カタログ。病態に合わせた冷凍弁当を提供。
栄養士おまかせ定期便
担当の栄養士が顧客の病状や嗜好に合わせてメニューを選び、定期的に届けるサービス。

02若年層・多忙な消費者準主力

旬の国産食材を使った冷凍食をECや小売店で販売。電子レンジで手軽に食べられる点を訴求し、仕事や家事で忙しい層をターゲットにしている。

主な製品・サービス3
旬をすぐに
旬の国産食材を自社工場で調理し冷凍した宅配食。おかず、丼、スイーツなどをラインナップ。
旬すぐBOX
40種類以上の旬の国産食材を詰め合わせたプレート。複数のおかずを一度に楽しめる。
旬すぐご飯
特Aランクの国産米のみを使用した冷凍ご飯。

03食品メーカー等準主力

自社の健康食カタログや医療機関ネットワークを活用し、健康志向の食品メーカー等向けに広告枠販売やサンプリング代行、販促ツール作成などのマーケティング支援を提供。

主要顧客食品メーカー

製品と技術

健康状態に応じた五つのカテゴリー「ミールタイム」

MFD事業の主力商品「ミールタイム」は、冷凍弁当の形態で提供される健康食である。全て塩分2.0g未満に調整した「ヘルシー食」、内容量を増やした「ヘルシー食多め」、たんぱく質10.0g未満の「低たんぱく食」、たんぱく質22.7g以上の「パワーアップ食」、咀嚼・嚥下が困難な方向けの「やわらか食」の五つに分類される。200種類以上のメニューを用意し、顧客の疾病や制限数値に合わせて選択できる。年4回のカタログ発行ごとに旬の食材を取り入れる。

国産食材にこだわった冷凍食品「旬をすぐに」

CID事業の「旬をすぐに」は、国産食材100%を使用した冷凍食品である。一品料理の「旬すぐ」(税込447円〜)、複数のおかずを詰め合わせた「旬すぐBOX」(税込999円〜)、特Aランク米のみの「旬すぐご飯」(税込248円)をラインアップする。埼玉工場で製造し、細胞膜を壊さない冷凍技術と特定食品添加物の不使用を特徴とする。2021年からはAIが顧客の嗜好を学習して最適なメニューを提案する定期購入サービス「AI旬すぐ」を提供している。

管理栄養士によるカウンセリングと定期便の仕組み

MFD事業では、注文時に顧客の血液検査数値や制限数値をヒアリングし、担当の管理栄養士・栄養士が個別にメニューを選定する「栄養士おまかせ定期便」を提供する。定期的な電話カウンセリングで継続的な食事療法を支援し、血液検査数値の改善を目指す。また、医療機関の管理栄養士が考案したレシピを商品化するなど、専門家の知見を活用している。2026年3月期の受注件数は282千件に達した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

健康食品EC特化、赤字からの回復途上

小売業(健康食品EC)において、ファンデリーは売上高25~26億円と小規模。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと比較しても規模は小さく、2025/3期は営業赤字。しかし2026/3期は黒字転換予想。EC特化で販管費負担が重く、収益改善が課題。業界内ではニッチプレイヤー。

強み

  • 健康食品の通信販売に特化し、店舗コストが不要で顧客データを活用。
  • 機能性表示食品など差別化された商品を揃え、リピーター獲得を狙う。
  • 2026/3期は営業利益率3.85%と黒字化計画で、改善傾向にある。
  • 健康意識の高い消費者向けに特化し、競合が少ない分野で事業展開。

課題

  • 売上高が小さく、営業赤字からの回復途上で利益率が低い。
  • EC市場の競争激化で広告費や送料負担が重く、利益を圧迫。
  • 売上高が横ばいで、新規顧客獲得が伸び悩む可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がファンデリー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13550スタジオアタオ30億円19.7倍
22722IKホールディングス30億円12.7倍
33071ストリーム30億円19.3倍
42789カルラ29億円11.5倍
53011バナーズ29億円10.7倍
63137ファンデリー27億円35.8倍
72666オートウェーブ27億円6.0倍
82683魚喜26億円82.0倍
98166タカキュー26億円6.4倍
103185夢展望26億円
113375ZOA26億円6.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

東京都北区で創業した2000年

2000年9月、東京都北区赤羽西に株式会社ファンデリーを設立。「一人でも多くのお客様に健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献すること」を目的とした。創業から間もない2001年4月には栄養士による宅配サービス『カウンセリングデリバリー』を、同年7月には食材宅配サービス「こだわり便」を開始し、健康食宅配の基盤を築いた。

カタログ『ミールタイム』創刊と定期コース導入

2004年4月、健康食通販カタログ『ミールタイム』を創刊し、プライベートブランド商品の販売を開始した。2005年には通販サイトを開設、2007年4月には自動発送サービス「ミールタイム定期コース」を導入した。これにより顧客の継続利用を促進し、食事療法のサポート体制を強化した。2009年には薬局向け『ミールタイム ファーマ』と介護食向け『ミールタイム ケア』を創刊し、配布チャネルを拡大した。

子会社設立と吸収合併を経た上場準備

2011年4月、カウンセリングデリバリー事業の展開を目的に埼玉県川口市で100%子会社の株式会社カウンセリングデリバリーを設立。2013年に同社を本社所在地に移転後、2014年1月に吸収合併した。この間、大阪支社(2009年)や神奈川支社(2012年)を開設し、全国的な営業体制を整えた。2015年6月、東京証券取引所マザーズ市場に上場し、資金調達力と認知度を高めた。

新ブランド投入と自社工場竣工による製造内製化

2016年9月、疾病予防に着目した新ブランド「medical+mealtime」の販売を開始。2019年3月には『ミールタイム』の発行部数を80万部に増刷し、リーチを拡大した。2020年1月、埼玉県本庄市に埼玉工場を竣工し、CID事業向けの冷凍食品を自社製造できる体制を整えた。これにより、企画・製造・販売の一貫体制を強化し、品質管理とコスト削減を進めた。

AI定期購入の開始と不採算事業の整理

2021年12月、AIが顧客の嗜好を学習し最適なメニューを提案する定期購入サービス「AI旬すぐ」を開始した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴いグロース市場に移行。しかし、2023年10月には情報配信サービス『ポイント家電』事業を終了し、経営資源の集中を図った。2026年4月にはスタンダード市場に変更し、より安定的な市場での運営を目指している。

年表37件を開く

2000年代

  • 2000年9月創業東京都北区赤羽西に「一人でも多くのお客様に健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献 すること」を目的として、株式会社ファンデリーを設立
  • 2001年4月栄養士による宅配サービス『カウンセリングデリバリー』を開始
  • 2001年7月食材の宅配サービス「こだわり便」を開始
  • 2004年3月東京都北区赤羽一丁目に本社を移転
  • 2004年4月健康食通販カタログ『ミールタイム』を創刊
  • 2004年4月プライベートブランド商品の販売を開始
  • 2005年3月東京都北区赤羽二丁目に本社を移転
  • 2005年4月商号変更『ミールタイム』の発行を年2回に変更
  • 2005年9月健康食通販サイト『ミールタイム』開設
  • 2007年4月自動発送サービス「ミールタイム定期コース」を開始
  • 2008年10月管理栄養士・栄養士コミュニティサイト『Foodish(フーディッシュ)』開設
  • 2009年8月大阪府大阪市東淀川区に大阪支社を開設
  • 2009年10月薬局向け健康食通販カタログ『ミールタイム ファーマ』を創刊
  • 2009年10月介護食系健康食通販カタログ『ミールタイム ケア』を創刊
  • 2009年11月栄養士の交流会「輝く栄養士の会」をスタート
  • 2009年12月栄養相談サポート付おせち『私のおせち』の販売を開始

2010年代

  • 2011年4月カウンセリングデリバリー事業の展開を目的に、当社の100%子会社として埼玉県川口市に株式会社 カウンセリングデリバリーを設立
  • 2011年10月M&A『ミールタイム ケア』を『ミールタイム』に統合し、発行を年4回に変更
  • 2011年10月「ミールタイム定期コース」を「栄養士おまかせ定期便」に名称変更
  • 2012年7月神奈川県川崎市川崎区に神奈川支社を開設
  • 2013年3月東京都北区赤羽二丁目に株式会社カウンセリングデリバリーを移転
  • 2014年1月M&A株式会社カウンセリングデリバリーを吸収合併
  • 2014年6月神奈川支社を閉鎖
  • 2015年3月大阪府大阪市淀川区に大阪支社を移転
  • 2015年6月上場東京証券取引所マザーズ市場に当社株式を上場
  • 2015年11月管理栄養士考案のレシピサイト『はちまるレシピ』開設
  • 2016年9月身近な疾病に着目、予防が期待できる食材を使用した新ブランド「medical+mealtime」の販売を開始
  • 2016年10月食や健康に関する情報配信サービスAIoTメディア『ポイント家電』開始
  • 2017年11月WEB版家庭の医学書「メディカルネットブック」開設
  • 2019年3月健康食通販カタログ『ミールタイム』各号の発行部数を75万部から80万部へ増刷

2020年代

  • 2020年1月埼玉県本庄市児玉町に埼玉工場を竣工
  • 2020年7月国産食材を100%使用し、旬の美味しさを提供する食事サービス『旬をすぐに』の販売を開始
  • 2021年12月AIが食事の嗜好を学習し、最適なメニューを提案する定期購入サービス「AI旬すぐ」を開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年5月神奈川県小田原市に神奈川支社を開設
  • 2023年10月『ポイント家電』事業を終了
  • 2026年4月上場当社株式の上場市場区分を東京証券取引所スタンダード市場に変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    定期購入顧客数の拡大

    健康食品宅配の定期購入サービスを強化し、継続利用による顧客の健康改善と売上増加を目指す。栄養士による個別カウンセリングやAIを活用した商品提案で競合差別化を図る。

  2. 02

    紹介ネットワークの拡大・深耕

    医療機関等の紹介ネットワークを通じた健康食カタログ配布を強化し、新規顧客獲得を推進する。ネットワークへの働きかけを強化して配布数を増やす。

  3. 03

    収益性の改善

    原材料・物流費上昇に対し、コスト削減(委託先交渉、内製化等)と適正な価格転嫁を実施し、収益性を改善する。

  4. 04

    人材の確保・育成

    採用競争の中で必要な人材を確保し、技術・知識の継承と中間層強化による組織力向上に取り組む。人材投資を積極化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で41人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は474万円で、9期前と比べて11.2%平均年齢は30.7歳、平均勤続年数は6.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月41
2018年3月49
2019年3月53428.74.055
2020年3月50328.83.868
2021年3月46428.53.965
2022年3月41929.84.751
2023年3月44029.64.652
2024年3月42429.75.247
2025年3月43830.66.340−250
2026年3月47430.76.541244

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
埼玉工場 — 埼玉県本庄市2,754百万円
CID
本社 — 東京都北区1百万円
全社共通

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は26億円営業利益1億円前期と比べると増収で、売上が+4.0%。

売上高
+4.0%
26億円
営業利益
1億円
純利益
1億円
営業利益率
3.8%
前期比 +7.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高30億円26億円
営業利益2億円1億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q6−3
2024年1Q700.00
2024年2Q700.00
2024年3Q6116.70
2024年4Q61
2025年2Q12−1−8.3−2
2025年4Q1300.00
2026年2Q1300.00
2026年4Q1317.71
2027年1Q600.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は21億円から26億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.8%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月2142
株式会社カウンセリングデリバリーを吸収合併
2014年3月2542
東京証券取引所マザーズ市場に当社株式を上場
2015年3月2743
2016年3月3053
WEB版家庭の医学書「メディカルネットブック」開設
2017年3月3264
2018年3月3374
2019年3月3474
埼玉県本庄市児玉町に埼玉工場を竣工
2020年3月3353
2021年3月31−6−4
神奈川県小田原市に神奈川支社を開設
2022年3月31−2−19
2023年3月28−3−3
2024年3月2611
2025年3月25−1−2−4.0−2
当社株式の上場市場区分を東京証券取引所スタンダード市場に変更
2026年3月26113.81

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高26億円のうち、営業利益として残るのは1億円3.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の3.8%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%13億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.2%12億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.8%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
50.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.2pt
3.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.4pt
3.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+19.6pt
28.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は5億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20023
2014年3月20125
2015年3月40049
2016年3月202213
2017年3月400417
2018年3月400421
2019年3月3−1611−1320
2020年3月2−4139−3919
2021年3月−3−7−3−107
2022年3月7−1−3611
2023年3月20−3210
2024年3月10−318
2025年3月20−328
2026年3月2−1−315

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は40億円。このうち返さなくてよい自己資本が3億円で、自己資本比率は7.4%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月83541.1
2015年3月139470.1
2016年3月1915478.5
2017年3月2219383.0
2018年3月2723485.2
2019年3月43271663.7
2020年3月87315635.3
2021年3月77265133.6
2022年3月5564911.6
2023年3月493466.8
2024年3月464428.8
2025年3月422405.3
2026年3月403377.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
5億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-1億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
37億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
43
/ 100
安定性自己資本比率5 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE322社中15位あたり、逆に低いのは自己資本比率322社中314位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
28.2%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
7.4%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥206で、1年前と比べて-20.3%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥206-0.5%1ヶ月+0.5%1年-20.3%時価総額27億円
過去52週の値幅
安値¥185高値¥337

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)35.8倍
PER (会社予想)20.8倍
PBR2.88倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は206円で、25日線(211.52円)を約2.6%下回り、75日線(209.05円)も下回る。200日線(218.97円)からは約6%下で、中期・長期トレンドは弱い。直近1ヶ月では1.9%下落し、52週高値337円からは約39%下落。RSIは36.36と売られ過ぎ圏だが、反発の兆しは限定的。出来高は8月3・4日に70,000株前後と増加したが、その後は低水準。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは35.83倍で業界平均の39.85倍を下回り、予想PERは20.8倍と改善が見込まれます。PBRは2.88倍と業界平均の2.97倍に近く、ROEは28.2%と非常に高く収益性は優れています。ただし無配当で、配当利回りは0%と低く、成長と割高感が混在します。総合的にはほぼ妥当な水準です。

指標この会社業種平均
PER (実績)35.8倍39.6倍
PER (予想)20.8倍
PBR2.88倍2.44倍
ROE28.2%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高齢化社会の進展で需要は拡大が期待されるが、競争激化や原材料費高騰が収益を圧迫。強気派は、高齢者人口の増加と宅食ニーズの高まりを追い風に、新規需要の取り込みや値上げによる利益拡大をみる。弱気派は、減収や営業赤字の頻発、他社との差別化困難さを指摘。今後は、収益性の改善と顧客単価の向上が焦点。

プラスに働く材料7
  • 高齢化追い風

    日本では高齢者人口が増加しており、配食サービス需要の拡大が続く。

  • 利益の回復

    2026/3期の予想営業利益率3.85%と黒字転換を見込む。

  • 売上安定

    売上高が25〜28億円程度で推移し、一定の需要を確保。

  • 営業利益1億円と黒字転換決算発表後影響

    前期営業損失1億円から1億円の黒字、売上高26億円で利益率3.85%

  • 予想PER20.8倍と実績35.8倍から改善通年影響

    予想PER20.8倍、実績PER35.8倍に比べバリュエーションが約42%低下

  • ROE28.2%と高収益体質継続影響

    ROE28.2%、時価総額27億円に対し自己資本は少なく効率的

  • 売上高26億円と安定、黒字定着2026年Q2影響

    売上高は前期比4%増の26億円、需要は横ばい底堅い

マイナスに働く材料7
  • 業績不安定

    2023/3期は赤字、2025/3期も赤字と収益が大きく変動。

  • 競争激化

    配食サービスは企業や地方自治体の参入が増え競争が激しい。

  • PER割高

    PER35.83倍と高く、収益力に見合わない可能性。

  • 無配当継続で株主還元がゼロ次回株主総会影響

    配当利回り0%、利益1億円では早期の増配は難しい

  • 前期の営業赤字、業績の不安定さ2026年Q2影響

    2025/3期は営業損失1億円、黒字持続の確認が必要

  • 時価総額27億円と超小型株継続影響

    時価総額27億円で売買が薄く、機関投資家は参入しにくい

  • 売上高成長率が4%と低調通年影響

    売上高25→26億円とほぼ横ばい、成長ドライバーが見当たらない

次の決算で確かめる点
一食あたり単価
値上げ浸透度と顧客の支払い意欲を示すため。
配達件数
顧客規模の拡大と需要動向を測るため。
顧客継続率
サービスの定着度を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
5.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年3月25.6
2021年3月20.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,045人。区分でいちばん多いのは個人・その他98.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.3%を占め、残る99.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他95.095.597.194.594.598.4
自己株式1.61.62.02.02.02.0
外国法人2.11.91.61.62.70.7
証券会社0.61.00.73.52.10.5
事業法人0.70.50.50.20.10.2
外国人個人0.10.10.10.10.10.1
金融機関1.61.10.00.20.60.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01阿部 公祐58.73
02阿部 ふよう1.93
03利川 美緒1.21
04相田 泰道0.77
05阿部 美子0.65
06宮入 知喜0.54
07宇田 幹夫0.36
08森田 健司0.36
09楽天証券株式会社共有口0.32
10入澤 宏0.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-26
    阿部 公祐
    新規の大量保有報告
    56.03%
    -2.70pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−88%、1株純資産は13期で−64%。直近期のROEは28.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2013年3月4865104.1
2014年3月47
2015年3月4315532.2
2016年3月5023126.117.9
2017年3月6229223.825.5
2018年3月6635820.331.6
2019年3月6942717.617.5
2020年3月5447711.913.3
2021年3月−59409−13.2
2022年3月−15350−120.7
2023年3月−2227−58.7
2024年3月53217.939.6
2025年3月−1418−58.5
2026年3月62328.250.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2026/3期の役員報酬は総額87百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
阿部公祐代表取締役 MFD事業部長537,600,000
利川美緒取締役 マーケティング事業部長45156,600
茅野智憲取締役 経営管理本部長4216,800
松澤秀人取締役(常勤監査等委員)65
成願隆史取締役(監査等委員)539,000
浅井耕作取締役(監査等委員)43

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3646421
社外取締役423236

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,932字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、MFD事業(健康食宅配事業)、CID事業(旬や国産の食材にこだわった冷凍食宅配事業)及びマーケティング事業(カタログ誌面の広告枠販売、サンプリング等の業務受託、健康食レシピ情報サイトの運営)を展開しております。これらのうち、MFD事業及びマーケティング事業は相互に関連しており、独自のビジネスモデルを構築しております。MFD事業で構築した紹介ネットワークを活用し、マーケティング事業においてサンプリング業務を行うなど、収益源を多様化させております。 当社は、下記のビジョン及び経営理念を企業理念として掲げております。 〈ビジョン〉 一人でも多くのお客様に健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献します 〈経営理念〉 お客様の健康を心から願う企業であり続けます 当社は、単に食事を宅配するだけではなく、生活習慣病患者等のターゲット層に対する食事の宅配を入口としたソリューションサービスという特徴を強化することによって、将来的にはヘルスケア総合企業となることを目指しております。 少子高齢化社会、外食機会の増大による生活習慣病患者の急増などから、医療費は増加しております。現状の医療費の自己負担レベルでは社会保険システムの維持は困難であります。 そこで、当社では、こうした社会状況を変革したいという理念のもと、健康増進の推進を図るためには、第一に「食事コントロール」、それでも困難な時に「医療」を行うのが望ましいという考え方を『一食二医』という当社の造語により提唱しております。『一食二医』社会を実現することでお客様の健康に貢献し、活力ある社会を実現すべく事業に取り組んでおります。 当社の事業における当社の位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 (1) MFD事業 MFDとは、Medical Food Deliveryの略であり、当社の健康食宅配事業部門の社内呼称であります。 当社が提供する健康食『ミールタイム』を召し上がっていただく方への当社栄養士による無料カウンセリングや、定期購入いただくお客様に担当の栄養士がついて定期的にお客様の疾病、制限数値、お好みに合わせてバランス良くメニューを選ぶサービス等、単に食事を宅配するだけではなく、カウンセリングサービスに注力している点で、他の食事宅配事業者との差別化を実現しております。 当社の栄養士が商品企画から販売まで手がける健康食は、冷凍の弁当の形態をとっており、「ヘルシー食」、「ヘルシー食多め」、「低たんぱく食」、「パワーアップ食」、「やわらか食」の分類がございます。まず、それぞれの役割と商品特性について以下のとおりご説明いたします。 ① ヘルシー食 エネルギーや塩分を調整したお食事で、全ての商品で塩分を2.0g未満に、エネルギーをおかずのみの商品で300kcal未満、ごはん付きで500kcal未満に調整してあります。糖尿病・脂質異常症・高血圧・痛風・メタボリックの方におすすめしております。 ② ヘルシー食多め 「ヘルシー食」と同様、エネルギーや塩分を調整したお食事で、全ての商品で塩分を2.0g未満に調整してあります。ヘルシー食では分量が少ないという方に向けて、内容量をおかずのみの商品で300g以上、ごはん付きで400g以上に調整してあります。エネルギーは、おかずのみの商品で350kcal程度、ごはん付きで600kcal程度に調整してあります。糖尿病・脂質異常症・高血圧・痛風・メタボリックの方で、食事の制限数値が比較的緩やかな方におすすめしております。 ③ 低たんぱく食 たんぱく質・カリウム・リン・塩分を抑えたお食事で、全ての商品でたんぱく質を10.0g未満に、塩分を2.0g未満に調整してあります。たんぱく質・カリウム・リン・塩分の摂取を控える必要のある腎臓病・糖尿病性腎症の方におすすめしております。 ④ パワーアップ食 たんぱく質及び特定栄養素(葉酸・食物繊維・カルシウム・鉄・マグネシウム)を補給することのできるお食事で、全ての商品でたんぱく質を22.7g以上に調整してあります。また、特定栄養素のうち、いずれか一つの栄養素について1日に必要な摂取量の約半分を摂取できるよう、葉酸補給タイプは葉酸を120µg以上、食物繊維補給タイプは食物繊維を10.0g以上、カルシウム補給タイプはカルシウムを350mg以上、鉄補給タイプは鉄を5.3mg以上、マグネシウム補給タイプはマグネシウムを160mg以上に調整してあります。たんぱく質や特定栄養素の摂取量が不足しがちな方におすすめしております。 ⑤ やわらか食 エネルギーや塩分コントロールだけでなく、咀嚼・嚥下が困難な方におすすめしております。「ヘルシー食」と同様、全ての商品で塩分を2.0g未満に、エネルギーをおかずのみの商品で290kcal以上350kcal未満に、ごはん付で500kcal未満に調整してあります。 当社では、「ヘルシー食」、「低たんぱく食」それぞれで豊富なメニューを用意しており、その種類は200種類以上にのぼります。その中から顧客個人の疾病、制限数値、嗜好に合わせて選択できるよう、「選ぶ楽しみ」のある健康食を提供することに努めております。 また、年4回のカタログ発行の都度、旬の食材を使用した商品を提供することで、顧客を飽きさせることなく、「食の楽しみ」を提供することに努めております。 主に医療機関において配布いただいている健康食通販カタログ『ミールタイム』は、3月(春号)・6月(夏号)・9月(秋号)・12月(冬号)の年4回発行しており、毎号80万部で年間320万部を発行しております。 また、調剤薬局において配布いただいている健康食通販カタログ『ミールタイム ファーマ』は、3月(春夏号)・9月(秋冬号)の年2回発行しており、毎号25万部で年間50万部を発行しております。 健康食通販カタログ『ミールタイム』及び『ミールタイム ファーマ』は、全国18,482箇所(2026年3月末現在)の紹介ネットワーク(医療機関(病院、一般診療所)12,886箇所、調剤薬局3,972箇所、保健所・介護施設等1,624箇所)において無料で配布いただいております。これらの紹介ネットワークにおいて、生活習慣病患者が診察・栄養指導等を受ける際に、医師・管理栄養士等から直接『ミールタイム』及び『ミールタイム ファーマ』を配布いただき、ご自宅にて健康食をご注文いただいております。 当社は、この紹介ネットワークを構築している点で、他の食事宅配事業者との差別化を実現しております。また、本ネットワークを活用することでマーケティング事業の展開につなげており、収益源を多様化させております。 当社では、カタログ発行に加えてオンラインショップを開設しており、これらの媒体を通じて、電話・FAX・WEB・郵送・定期にて健康食を販売しております。また、当社の管理栄養士・栄養士が担当としてつき、お客様の疾病、制限数値、嗜好に合わせて食事を選び、定期的に商品をお届けするサービス「栄養士おまかせ定期便」を展開しており、継続することが大切な食事療法において、血液検査数値の改善へ向けたお客様のサポートに努めております。 受注時の顧客への血液検査数値や制限数値のヒアリング及びアンケートの実施により情報を収集し、それらの情報を社内に蓄積することで、当社の商品開発に活用しております。また、一部の商品については、当社の紹介ネットワークを活用して、医療機関で活躍されている管理栄養士に考案いただいたレシピを商品化しており、食事療法をとられている生活習慣病患者が安心してお召し上がりいただけるメニューを提供しております。 このような取り組みにより、健康食宅配サービス『ミールタイム』における受注件数は、2026年3月期に282千件となっております。 この他、医療機関との関係構築を目的として支社を開設しております。支社では、医療機関で働く管理栄養士を直接訪問することで、紹介ネットワークである医療機関との良好な関係の構築に努め、より多くの方々にカタログを配布いただけるよう働きかけを行っております。その中でも特に積極的にカタログを配布いただいている医療機関の管理栄養士については、当社ウェブサイトにて医療機関栄養士のリコメンドとして紹介しております。 (2) CID事業 CIDとは、Cooking Immediately Deliveryの略であり、旬や国産の食材にこだわった冷凍食宅配事業部門の社内呼称であります。 旬の国産食材を仕入れてすぐにメニューを開発し、自社工場で製造し、当社ECサイト及び小売店にて顧客に販売することをコンセプトにしていることから、『旬をすぐに』と名付けた冷凍食宅配サービスを展開しております。これまで当社がMFD事業において対象としてきた顧客とは異なり、若年層で健康な方、仕事や家事で多忙にしており家で料理をする時間のない方などを顧客ターゲットとして、電子レンジで温めるだけで召し上がることのできる冷凍食を販売しております。 当社独自の食材調達ネットワーク、食材の細胞膜や組織を壊さないように食材ごとに異なる最適な加熱温度での処理、冷凍工学に基づいた冷凍技術、健康被害の恐れのある特定の食品添加物の不使用、AIが顧客の嗜好を学習して最適なメニューを提案する定期購入サービス「AI旬すぐ」の提供などの点で、他の冷凍食や食事宅配事業者との差別化を実現しております。 当社が製品の企画から原材料調達、製造、販売までを一貫して手がける、旬や国産の食材にこだわった冷凍食『旬をすぐに』には、「旬すぐ」、「旬すぐBOX」、「旬すぐご飯」の分類がございます。それぞれの特徴について以下のとおりご説明いたします。 ① 旬すぐ 旬の国産食材を使用した、おかず、麺類、丼物、スイーツなどの一品料理で、製品一食につき税込447円(より厳選された食材を使用して作られたPREMIUMシリーズは税込547円、SUPER PREMIUMシリーズは税込647円)で販売しております。 ② 旬すぐBOX 旬の国産食材を40種類以上使用した、一つのプレートに複数(6種、7種、9種)の一品料理のおかずを詰め合わせたもので、製品一食につき税込999円(より厳選された食材を使用して作られたPREMIUMシリーズについては税込1,099円)で販売しております。 ③ 旬すぐご飯 一般財団法人日本穀物検定協会が公表している「米の食味ランキング」において特Aランクを獲得している国産米のみを使用したご飯で、製品一食につき税込248円で販売しております。 このように、従来とは異なる顧客層に対するサービスを提供し、自社工場で製造した独自の製品を販売することで、収益源を多様化させております。なお、上記価格は、全て本書提出日現在のものであります。 (3) マーケティング事業 マーケティング事業は、当社のコア事業であるMFD事業の強みを活かしたビジネスであります。主なサービスは以下のとおりであります。 ① カタログ誌面の広告枠販売 主として健康志向の商品を製造・販売している食品メーカー等に対して、健康食通販カタログ『ミールタイム』及び『ミールタイム ファーマ』の誌面広告枠を販売しております。健康食通販カタログ『ミールタイム』及び『ミールタイム ファーマ』を手に取る方の多くは、病院や一般診療所等の通院患者であります。これらの方々は、食品メーカー等の製造・販売する健康志向商品の想定する顧客層と合致するものであり、食品メーカー等にとっては顧客に直接訴求できる有用な媒体となり得るものであります。広告枠を販売することで食品メーカー等のマーケティング支援をしております。 ② サンプリング等の業務受託 健康食通販カタログ『ミールタイム』を無料で設置・配布いただいている全国の医療機関を中心とした紹介ネットワークを活用し、健康志向の商品を製造・販売している食品メーカー等の市販商品のサンプリング(サンプル配布)業務などを受託しております。当社が長年にわたり関係を構築してきた紹介ネットワークを通じてサンプリングを実施しているため、健康改善を目指している患者様に食品メーカー等の商品サンプルを直接配布することが可能であります。食品メーカー等の委託企業としては、健康志向の商品を必要としている患者様に直接配布できるため、効果的なマーケティング活動が可能となります。 サンプリングの実施と同時に、紹介ネットワークの管理栄養士やサンプルを受け取った個人の患者様から、サンプリングにて配布した商品に関するアンケートを回収しております。当社では回収したアンケート結果を委託企業へフィードバックしているため、委託企業にとっては、自社商品についての意見を入手することができます。このように、効果的なマーケティング・リサーチや販促活動を可能にすることで、食品メーカー等のマーケティング活動を支援しております。 また、当社栄養士の監修により、食品メーカー等の委託企業が製造・販売している健康志向の商品についての販促ツールを作成し、紹介ネットワークを通じて患者様に配布しております。その商品を必要としている方へ直接情報提供することで、食品メーカー等のマーケティング活動を支援しております。 ③ 食や健康に関するメディアの運営 管理栄養士・栄養士向けコミュニティサイト『Foodish』、管理栄養士考案のレシピサイト『はちまるレシピ』といったメディアを運営しております。『Foodish』は無料でご利用いただける栄養価計算ツール等により管理栄養士・栄養士の方の日頃の業務をサポートする他、ブログや交流会等のコンテンツを通じ、ユーザー同士のコミュニケーションの場を提供しております。『はちまるレシピ』は健康志向の商品を製造・販売している食品メーカー等の市販商品を使用して、エネルギーや塩分等に配慮した健康食レシピを作成・紹介しております。 このように、健康に関する情報や健康志向の商品を必要とされている方などに向けて、健康志向商品の利用を直接訴求したいと考えている食品メーカー等のマーケティング活動を支援しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,568字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社は、ヘルスケア総合企業を目指して、お客様に満足度の高い商品及びサービスを提供することにより、中長期的には更なる収益力の向上を図る観点から、次の事項を重点施策として取り組む必要があると判断しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 少子高齢化社会、ライフスタイルの変化による生活習慣病患者の急増などから、医療費の増加は続いており、現在の社会保険システムの維持は危機的な状況にあります。 そのような社会的背景の中で、当社はこうした社会状況を変革したいという理念のもと、健康増進の推進を図るためには、第一に「食事コントロール」、それでも困難な時に「医療」を行うのが望ましいという考え方を『一食二医』という当社の造語により提唱し、今後も『一食二医』社会を実現すべく事業に取り組んでまいります。 従前の中期経営計画で掲げていた当社の各事業における戦略方針(事業構造の転換、大型契約の獲得推進、自社の強みを活かした新事業の創出)に基づいて事業活動を行った結果、当初計画と実績の乖離が大きくなったため、当社の今後の収益拡大に向けた新たな戦略方針を立案し、中期経営計画を策定するための検討を進めております。新たな中期経営計画が策定でき次第、公表する予定であります。 当社は、MFD事業において展開する健康食宅配サービス『ミールタイム』が生活習慣病で食事療法を必要とする方を主要顧客とする一方で、CID事業において展開する旬の国産食材を使用して自社製造している冷凍食宅配サービス『旬をすぐに』は若年層の働き盛り世代を中心に、食材の良さやタイムパフォーマンスを重視する方を主要顧客として想定しております。今後は、MFD事業及びCID事業の双方が、当社の成長戦略の中心となってまいります。 また、マーケティング事業においては、食品メーカー等への提案及びコミュニケーションに関して、WEB会議システムを積極的に活用することで、顧客との接点の拡大・関係強化を図ってまいります。 (2) 経営環境 当社が属する食事宅配市場は、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化、女性の社会進出、食料品の購入や飲食に不便を感じる高齢者を中心とする買物弱者の増加といった社会的背景や、生活様式の変化に伴って、宅配や冷凍食品への需要が増加しているため堅調に推移しております。 当社が主な顧客としている生活習慣病患者は年々増加傾向にあり、また、少子高齢化が進むことにより65歳以上の高齢者のみの世帯が増加するなど市場の成長が見込める経営環境となっております。そのため、食事宅配市場を今後の更なる成長が見込める有望市場と捉えて、新規参入する企業が増加しており、引き続き競争の激化が進んでおります。また、食品業界におきましては、食の安心・安全に対する消費者の関心が一層高まる中、企業の管理体制の徹底が求められております。 このような環境の中、当社では「一人でも多くのお客様に健康で楽しい食生活を提案し、豊かな未来社会に貢献します」という企業理念を念頭に、当社の強みである管理栄養士・栄養士によるきめ細かい栄養相談を活かして、お客様にとって価値の高い商品及びサービスを提供し、品質向上に努めております。 (3) 対処すべき課題 ① 定期購入顧客数の拡大 当社は、MFD事業において、お客様の健康状態の改善、特に血液検査の数値を改善していただくことを目指しており、そのためには当社の健康食を継続的にご利用いただくことが効果的であると考えております。ご注文の電話に必ず栄養士が対応し、お客様一人ひとりの身体に合った商品を当社の栄養士が選んでお届けしており、さらには栄養士が直接電話でのカウンセリングも随時受け付けている点で競合他社との差別化を図っております。電話による注文受付とは別に、お客様に手間なく当社の商品を継続購入していただくことで健康改善につなげられるよう、定期購入サービスを提供しております。 また、当社は、CID事業において、旬の国産食材を使用した冷凍食品を製造・販売しており、お客様の購入履歴や評価に基づき、お客様の嗜好に合った製品をAIが自動的に選び、お届けする定期購入サービスを提供しております。定期購入を利用するお客様を増加させること及び離脱率を低下させることで、当社商品・製品の購入数の増加が見込まれます。定期購入により、当社の売上・利益が増加し、業績にも大きく影響いたします。当社は、従来どおり定期購入顧客数の拡大を目指しております。 ② 紹介ネットワークの拡大・深耕 当社は、MFD事業において、紹介ネットワークを通じて健康食通販カタログ『ミールタイム』を配布しており、お客様を獲得するための主たる手段となっております。紹介ネットワークにおいて、いかに当社のカタログを患者様に配布いただくかによって、当社の新規顧客数が大きく左右され、業績にも大きく影響いたします。当社は、従来どおり紹介ネットワークを拡大していくとともに、各紹介ネットワークにおいてカタログを配布いただくような働きかけを強化してまいります。 ③ 収益性の改善 当社は、国際的な資源・原材料価格の高騰、人手不足に伴う人件費や物流費の上昇、円安を背景として、事業運営上の様々なコストが増加している傾向にあります。そのため、当社は、従来どおり委託先企業との価格交渉、相見積もりの取得、外部委託業務の内製化、一般経費の削減等によりコスト削減に努めるとともに、必要に応じて顧客への適正な価格転嫁を行うことで、収益性の改善を図ってまいります。 ④ 人材の確保・育成 当社は、我が国の少子高齢化や人口減少等による人手不足に伴い、企業間の採用競争にさらされており、事業運営はもとより、売上、顧客数及び紹介ネットワーク数の拡大に要する人材の確保が課題となっております。また、当社の持続的な成長の観点では、技術や知識を十分に兼ね備えた人材の教育と中間層の強化による組織力の強化が課題となっております。当社は、人材への投資を積極的に行うことで、人材の確保・育成を推進してまいります。
事業等のリスク7,621字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社の経営成績、財務状況等に影響を与え、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、不確実性を内在しているため実際の結果と異なる可能性があるとともに、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 食品の安全性について 当社は、主力事業である健康食宅配サービス『ミールタイム』において、エネルギーや塩分、たんぱく質等をコントロールした食品を販売しております。また、CID事業において、旬の国産食材を仕入れて当社の工場で製造した食品を販売しております。消費者の「食」の安全に対する意識が極めて高くなっている中で、当社商品及び製品の製造におきましても「食品衛生法」等を遵守した衛生管理・品質管理・賞味期限管理等を徹底し、食中毒の発生防止に取り組んでおります。 しかしながら、生産者や流通過程等による異物混入や虚偽表示等の事故・事件が発生した場合には、お客様の食品一般に対する不信感や当社商品及び製品に対する信頼・信用の毀損により、当社の業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、定期的に委託先工場の工場監査の実施や、本社と当社埼玉工場間の連携を頻繁に行うことにより、不良品防止に向けて協力体制を結んでおります。 (2) 個人情報管理について 当社は、お客様の個人情報を多数保有しております。当社では、個人情報に関する法律をはじめとする法令諸規則を遵守すべく、個人情報の取り扱いに際し、「個人情報保護規程」を制定し、遵守することで個人情報を適正に保護管理するための社内体制を構築しております。また、プライバシーマークの認証を取得・更新し、情報漏洩の防止及び情報管理体制の強化に努めております。 しかしながら、個人情報の漏洩や不正使用等の事態が生じた場合には、当社のイメージ悪化、金銭的な補償の発生等により、当社の業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 会員数について 当社の主たるサービスである健康食宅配サービス『ミールタイム』の売上は、売上高(2026年3月期)の77.1%を占めており、『ミールタイム』の累計会員数は2026年3月末で321千名となっております。また、食事宅配サービス『旬をすぐに』の売上は、売上高(2026年3月期)の4.5%を占めており、『旬をすぐに』の累計会員数は2026年3月末で48千名となっております。『ミールタイム』及び『旬をすぐに』の会員数は、当社の売上高に大きな影響があることから、当社では新規会員の獲得活動に注力するほか、顧客満足度の向上を通じたリピート率の向上にも努めております。 しかしながら、『ミールタイム』及び『旬をすぐに』の会員数拡大に関する施策が計画どおり進捗しなかった場合、あるいは顧客満足度の低下に伴いリピート率が減少するなどした場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (4) 紹介ネットワーク数について 健康食宅配サービス『ミールタイム』は、主として紹介ネットワークからのカタログ配布により会員を獲得しております。紹介ネットワーク拡大に関する施策が計画どおり進捗しない場合、紹介ネットワークからお客様へのカタログ配布がなされない場合、あるいは当社ブランドイメージの低下に伴う紹介ネットワークの解約が急激に増加するなどした場合には、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社は、各医療機関との密なコミュニケーションを取るためにDX化を推進しております。 (5) 競合について 健康志向の高い現在において、健康食の宅配会社が多く存在しており、新規参入企業も増加しております。その中で当社は、MFD事業において、健康になりたい方に向けてエネルギーや塩分、たんぱく質等をコントロールした食品を販売するとともに、社員のうち多数を占めている管理栄養士・栄養士による電話での栄養相談を受けて健康改善をサポートするという独自性を打ち出すことで、当社商品の販売拡大、ひいては企業価値の増大に努めております。 また、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化、女性の社会進出などの社会的背景から、近年では宅配需要が増加しており、食事宅配会社が多く存在し、また、新型コロナウイルスの蔓延による社会の変化に伴い、外食産業も含め新規参入企業も増加しております。その中で当社は、CID事業において、当社独自の仕組みを活用して旬の国産食材を安価に仕入れて食品を製造・販売することで、当社製品の販売拡大、ひいては企業価値の増大に努めております。 しかしながら、商品及び製品の品質面・価格面等における競争上の優位性が確保されない場合には、当社の業績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制について 当社は、事業の遂行にあたって、食品安全基本法、食品衛生法、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、健康増進法、食品表示法、特定商取引に関する法律(特定商取引法)、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)等の法的規制の適用を受けております。 当社は、役職員に対するコンプライアンスの周知徹底や教育の実施等、これらの法令の遵守に努めておりますが、将来的に当社が規制を受けている法令の変更や新たな法令の施行等があった場合には、当社の事業活動が制限される可能性があります。 また、当社では、関係機関に自主的に働きかけ、関連法令等の遵守についての指導を受けることによって、社内における管理体制を構築しております。 しかしながら、当社健康食通販カタログ『ミールタイム』における掲載記事や広告、食事宅配サービス『旬をすぐに』における掲載内容について適正性に疑義が生じるような事態が発生した場合や、そのような報道がなされた場合には、当社に対する信用力が低下し、当社の事業展開及び業績に影響を与える可能性があります。 (7) 特定人物への依存について 当社の代表取締役である阿部公祐は、経営ビジョン・方針の提示やそれに基づいた事業戦略の策定をはじめ、中期経営計画の立案及び推進、新規事業の立案及び推進の中心的な役割を担っております。 当社は事業拡大に応じて、代表取締役に過度に依存しない経営体制を構築すべく権限の委譲等を進めておりますが、何らかの理由により代表取締役の業務継続が困難となった場合には、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 小規模組織について 当社は本書提出日現在、役員6名(取締役(監査等委員である取締役を除く。)3名、監査等委員である取締役3名)、従業員50名と小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものとなっております。当社は今後の急速な事業拡大に応じて、従業員の育成、人員の採用を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材の確保及び育成について 当社は、上記のとおり現時点においては小規模組織でありますが、今後の事業拡大により受注の獲得機会が増加した場合、受注規模に応じた営業人員の確保が必要となります。また、新工場の稼働に伴って、商品製造に係る人員や新体制の構築・維持に係る管理部門の人員の確保が必要となります。当社は今後の事業拡大に応じて必要な人材の確保と育成に努めていく方針でありますが、必要な人員の確保が計画どおり進まなかった場合又は人員の流出が生じた場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じる可能性があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社は、育児中の社員を始め社員が働きやすい職場環境の整備を継続的に行うことに加え、新卒・中途社員の採用を積極的に実施しております。 (10) 大規模災害等の及ぼす影響について 当社の本社及び工場がある首都圏において大規模地震や大型台風などの自然災害が発生し、本社機能及び生産機能が麻痺した場合、当社の事業の継続が困難な状況に陥る可能性があります。また、自然災害以外の理由によっても、大規模停電や断水などの社会インフラの停止が発生した場合のほか、当社従業員に感染症が蔓延した場合、当社の業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (11) システム障害について 当社がインターネットを通じて運営している健康食通販サイト『ミールタイム』及び食事通販サイト『旬をすぐに』は、食事宅配事業の重要な役割を担っており、また、当社工場において製品を自動倉庫で管理しており、事業の安定的な運用のためのシステム強化及びセキュリティ対策を行っております。 しかしながら、地震、火災などの自然災害、事故、停電など予期せぬ事態の発生によって、当社設備又はネットワークに障害が発生した場合には、当社の営業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社もしくはインターネット・サービス・プロバイダーのサーバーが何らかの原因によって作動不能となる、あるいは外部からの不正な手段によるサーバーへの侵入などの犯罪や過誤によるネットワーク障害が発生するなどの可能性があります。これらの障害が発生した場合には、当社に直接的損害が生じるほか、当社に対する訴訟や損害賠償請求が生じるなど、当社の事業及び業績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 過剰在庫について 当社では、MFD事業において、在庫切れによる販売機会ロスの回避や一括仕入による原価率の低減を図るために、過去の販売実績や需要予測に基づいて商品の仕入を行い、在庫として保有しております。また、CID事業においても同様に、過去の販売実績や需要予測、共栄会からの入札状況に基づいて原材料や包装・梱包資材の仕入を行い、それらを使用して製品を製造し、在庫として保有しております。実際の受注が需要予測等を下回った場合には、当社に過剰在庫が発生して商品評価損や製品評価損を計上することとなり、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 仕入価格・製造コストの高騰について 当社では、MFD事業において製造委託先から商品の仕入を行っており、CID事業において当社工場で製品の製造を行っております。原材料費・人件費・包材資材の値上げがあった場合、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。原材料費は、天候不順や為替市場等、人件費は人口減少や昨今の労働力不足等、石油製品である包材資材は原油価格により価格が変動します。 (14) 製造委託先への依存について 当社で販売している商品『ミールタイム』は、主に製造委託先1社(トオカツフーズ株式会社)からの仕入に依存しており、当社の商品仕入高に占める割合は2026年3月期で56.6%となっております。これまで同様、同社を含む各取引先との良好な関係を維持・継続していくとともに、複数の製造委託先との取引開始に向けて新規開拓を進めていく方針であります。同社との取引基本契約は、6ヶ月前の事前告知の上解除することが可能となっているほか、以下のような事由を即時解除事由として定めております。 ・いずれかの当事者が、差押、会社の整理もしくは再生・更生手続の開始、もしくは破産の申立等を行った場合、及び契約に違反した場合 ・監督官庁から営業の停止、または営業免許もしくは営業登録の取消処分を受けた場合 ・資産・信用状態が悪化し、またはその恐れがあると認められる相当の事由がある場合 提出日現在において当社との間で、当該契約に定められている契約解除条項に該当する事実はありません。 しかしながら、製造委託先の経営方針の変更あるいは何らかの事情により、製造委託先が当社商品の製造を継続することが困難となった場合、委託先の選定・変更に伴う一時的な製造の中断など、当社の業績及び財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (15) 保管・配送委託先への依存について 当社は、MFD事業において、商品の受入・検品・保管・仕分・梱包・発送を倉庫業者1社(湘南東洋株式会社)に、お客様へのお届けを宅配事業者1社(ヤマト運輸株式会社)に委託しております。また、CID事業において、お客様へのお届けを主に宅配事業者1社(ヤマト運輸株式会社)に委託しております。 委託先の操業停止の事象によりそれらの業務ができなくなった場合、代替する事業者を選定するまでの間、当社商品及び製品の出荷が困難となる可能性があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 電力供給について 当社は、冷凍商品を取り扱っているため、商品及び製品の製造後、出荷されるまでの間、冷凍倉庫に保管する体制をとっております。予想を超える電力不足により電力供給が滞った場合、商品及び製品の保全が困難となる可能性があり、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 新規事業について 当社は、ヘルスケア総合企業を目指しており、今後も積極的に新たなビジネスを開拓していく方針であります。 しかしながら、事業が確立するまでには当初想定した以上の時間を要する場合があり、事業推進や投資回収が当初計画どおりに進まない可能性があります。 (18) 配当政策について 当社は、株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、経営成績及び財政状態、将来の成長に向けた投資のための内部留保等を勘案し、利益還元政策を決定していく所存であります。 しかし、配当金の原資となる繰越利益剰余金がマイナスの状態が続いているため、無配が続いております。株主に対する利益還元として新たに「旬をすぐに」の株主優待制度も開始いたしましたが、配当を再開できるよう、業績改善を継続してまいります。 (19) 新株発行による資金調達について 当社は成長意欲を有しており、将来の急速な事業規模の拡大に伴い、増資を中心とした資金調達を機動的に実施していく可能性があります。その場合には、発行済株式数が増加することにより、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 (20) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、当社取締役及び従業員の業績向上へのインセンティブを高めることを狙いとして、ストック・オプション制度を採用しております。本書提出日現在においては未行使の新株予約権はありませんが、会社法の規定に基づき、株主総会または取締役会の承認を受け、当社取締役及び従業員に対して新株予約権を付与することができます。当社の発行済株式総数は12,940,200株であり、今後新株予約権の付与・権利が行使された場合は、新たに株式が発行され、当社の1株当たりの株式価値は希薄化する可能性があります。 (21) 資金調達に係る財務制限条項について 当社は、工場建設費用として資金の借入を行っており、本契約には一定の財務制限条項が付されております。当該条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失し、一括返済を求められる等、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (22) 金利変動について 当社は、工場建設資金を金融機関からの借入金により調達しており、有利子負債への依存度が高い水準にあります。今後も有利子負債の抑制に努めてまいりますが、変動金利による借入を行っているため、経済情勢の変化に伴い急激に金利が上昇した場合には、多額の支払利息を計上することとなり、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (23) 固定資産の減損について 当社は、CID事業において工場設備等の固定資産を多く保有しております。CID事業が安定的な収益を生み出すよう今後も業績改善に努めてまいりますが、将来キャッシュ・フローの状況や固定資産の時価が著しく下落した場合には、減損会計の適用により多額の減損損失を計上することとなり、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (24) 当社株式の流動性について 当社の流通株式時価総額は、東京証券取引所スタンダード市場が定める上場維持基準に近接しております。当社は、経営方針・経営戦略に従って、売上高及び利益の成長を通じて企業価値を継続的に向上させることで流通株式時価総額の拡大に努める方針であります。また、当社大株主への一部売出し要請等の施策を組み合わせることで、流動性の向上を図っていく方針であります。しかしながら、何らかの事情により上場時よりも流通株式時価総額が低下する場合には、上場維持基準に抵触し、当社株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社株式の需給関係にも影響を及ぼす可能性があります。 (25) 継続企業の前提に関する重要事象等 当社は、CID事業における損益分岐点売上高の未達を主な要因として、前事業年度以前に多額の営業損失及び経常損失を計上しておりました。 その結果、当事業年度末においても、長期借入金に係る財務制限条項の一部に抵触しており、当該財務制限条項に該当した場合には期限の利益を喪失することとなります。 このため、当社は、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。 当社は、当該状況を解消すべく、取引金融機関と定期的に意見交換を行うことで良好な関係を構築しております。また、2023年3月期において埼玉工場の土地及び建物に対して同金融機関を第一順位とする根抵当権を設定しており、同金融機関との協議を通じて上記の期限の利益の喪失に係る権利行使をしないことについての同意を得ております。 さらに、これらの対応策に加えて、当事業年度末から12ヶ月間の資金繰りについても検討いたしました。MFD事業及びCID事業の販売数量について、保守的な仮定を採用した場合の売上予測を基礎として作成した資金繰り計画を考慮した結果、当事業年度末の翌日から12ヶ月間の資金繰りに関して重要な懸念はないと判断しております。 したがって、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,198字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、資源価格の高止まりや政府の物価高対策の縮小によるエネルギー・食料品の価格上昇を背景として、消費者の節約志向の高まりや購買力低下により個人消費の回復が遅れるおそれもあり、先行きは依然として不透明な状態が続いております。 当社が属する食事宅配市場は、共働き世帯の増加やライフスタイルの多様化、女性の社会進出、食料品の購入や飲食に不便を感じる高齢者を中心とする買物弱者の増加といった社会的背景や、生活様式の変化に伴って、宅配や冷凍食品への需要が増加しているため堅調に推移しております。 当社が主な顧客としている生活習慣病患者は年々増加傾向にあり、また、少子高齢化が進むことにより65歳以上の高齢者のみの世帯が増加するなど市場の成長が見込める経営環境となっております。そのため、食事宅配市場を今後の更なる成長が見込める有望市場と捉えて、新規参入する企業が増加しており、引き続き競争の激化が進んでおります。また、食品業界におきましては、食の安心・安全に対する消費者の関心が一層高まる中、企業の管理体制の徹底が求められております。 このような環境の中、当社におきましてはMFD事業において、定期購入サービスである「栄養士おまかせ定期便」の利用者拡大及び健康食通販カタログ『ミールタイム』及び『ミールタイム ファーマ』の紹介ネットワーク拡大を軸に推し進め、新規・定期購入顧客数の拡大に努めました。 CID事業においては、旬や国産の食材にこだわった冷凍食品である国産ハイブランド冷食『旬をすぐに』を当社の埼玉工場で製造し、主にWEBサイトを通じて販売しており、他社とのコラボレーションの実施等による製品の品質向上に加え、小売店舗での販売等によるサービス認知度の向上及び新規顧客の獲得に努めました。 マーケティング事業においては、健康食通販カタログ『ミールタイム』及び『ミールタイム ファーマ』の2誌に掲載する広告枠の販売並びに健康食通販カタログ『ミールタイム』の紹介ネットワークを活用した業務受託における新規クライアントの開拓及び既存クライアントからの複数案件の獲得に努めました。 この結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 イ.財政状態 当事業年度における財政状態は、総資産は3,980,705千円(前事業年度末比199,282千円減)となりました。負債は3,685,815千円(前事業年度末比272,177千円減)となりました。純資産は294,890千円(前事業年度末比72,895千円増)となりました。 ロ.経営成績 当事業年度における経営成績は、売上高は2,624,090千円(前年同期比6.5%増)、営業利益は131,097千円(前年同期は営業損失133,610千円)、経常利益は74,425千円(前年同期は経常損失182,287千円)、当期純利益は72,895千円(前年同期は当期純損失183,577千円)となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 MFD事業 当セグメントにおきましては、季節ごとの商品入れ替えや、当社の管理栄養士・栄養士による食事相談サポート付き「私のおせち」の販売、紹介ネットワークの管理栄養士・栄養士に向けた「ミールタイム栄養士スキルアップセミナー」の実施等により、認知度の向上及び新規顧客の獲得に努めました。 また、医療機関への営業活動を本社・大阪支社・神奈川支社の3拠点体制で実施し、紹介ネットワークの拡大と深耕を通じて新規顧客の獲得に努めるとともに、当社の管理栄養士・栄養士が顧客の疾病、制限数値、嗜好に合わせて食事を選び定期購入できるサービス「栄養士おまかせ定期便」への積極的な移行を中心として販売に注力しました。 定期購入顧客数が前期比で減少しているものの、価格改定を行ったことと、価格改定による注文件数の変動が少なかったこと等の要因で、前期比で収益が改善しました。 この結果、MFD事業における売上高は2,024,213千円(前年同期比2.7%増)、セグメント利益(営業利益)は307,935千円(同6.0%増)となりました。 CID事業 当セグメントにおきましては、高品質・高価格の製品ラインナップを充実させるとともに、販路の拡大を目的として一部小売店舗での販売により、新規顧客の獲得及び販売数の拡大に努めました。また、セグメント間取引として、MFD事業におけるミールタイム商品の一部を製造し、販売数の拡大に努めました。 依然として損益分岐点に達していないものの、小売店向けの卸売上が増加したことと、セグメント間取引量が増加したことにより、前期比で収益が改善しました。 この結果、CID事業における売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は234,268千円(前年同期比49.5%増)、セグメント損失(営業損失)は246,663千円(前年同期は営業損失389,784千円)となりました。 マーケティング事業 当セグメントにおきましては、健康食通販カタログ『ミールタイム』及び『ミールタイム ファーマ』の2誌による広告枠の販売、また、紹介ネットワークを活用した業務受託において複数の案件を獲得しました。 この結果、マーケティング事業における売上高は480,867千円(前年同期比22.9%増)、セグメント利益(営業利益)は363,506千円(同34.7%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物の残高は期首残高より212,292千円減少し、546,591千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは159,487千円の収入となりました。この主な要因は、税引前当期純利益が74,425千円、減価償却費が222,088千円、災害損失引当金の減少額が13,982千円、株主優待引当金の減少額が106千円、売上債権の増加額が43,165千円、棚卸資産の増加額が93,491千円、仕入債務の増加額が490千円、未払消費税等の減少額が4,206千円となったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは101,420千円の支出となりました。この要因は、有形固定資産の取得による支出が1,420千円、敷金及び保証金の差入による支出が100,000千円となったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは270,360千円の支出となりました。この要因は、長期借入金の返済による支出が270,360千円となったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前期比(%) CID事業   478,715   4.0 (注)金額は、製造原価によっております。 ロ.仕入実績 当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前期比(%) MFD事業   1,010,144   26.0 マーケティング事業   78,482   6.4 合計   1,088,627   24.4 (注)金額は、仕入価格によっております。 ハ.受注実績 当社は、受注から販売までの期間が短期間のため、記載を省略しております。 ニ.販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) MFD事業   2,024,213   2.7 CID事業   234,268   49.5 マーケティング事業   480,867   22.9 計   2,739,349   8.8 調整額   △115,258   - 合計   2,624,090   6.5 (注)1.総販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありません。 2.CID事業の販売高はセグメント間の内部売上高を含んでおります。 3.調整額により、事業間の内部売上高を消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。財務諸表の作成に当たり、資産及び負債または損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。また、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の経営成績は、売上高が2,624,090千円(前年同期比6.5%増)、売上総利益が1,282,435千円(前期比24.0%増)となりました。当社では、下記の3点が増収・増益の要因であると認識しております。 イ.当社の売上高全体の8割を占めるMFD事業において、注文単価が上昇したことにより、収益が上昇した。 ロ.CID事業において、ECサイトでの販売数は減少したものの、小売店での販売数が増加し、事業部全体の収益が上昇した。 ハ.マーケティング事業において、紹介ネットワークを活用した業務受託の案件獲得に向けた提案営業に注力し、高価格案件の獲得数が増加した。 販売費及び一般管理費は、MFD事業におけるミールタイムカタログ発行費用等の広告宣伝費の削減、人件費の減少等により、1,151,338千円(前期比1.4%減)となり、営業利益は131,097千円(前期は営業損失133,610千円)となりました。 営業外収益は3,381千円(前期比88.1%減)となりました。主な内訳は、受取利息1,611千円、受取手数料708千円、雑収入1,062千円であります。また、営業外費用は、60,053千円(前期比22.0%減)となりました。主な内訳は、支払利息59,968千円であります。その結果、経常利益は74,425千円(前期は経常損失182,287千円)となりました。 税引前当期純利益は74,425千円(前期は税引前当期純損失182,287千円)、法人税、住民税及び事業税が1,530千円となり、当期純利益72,895千円(前期は当期純損失183,577千円)となりました。 当事業年度末の財政状態は、主に流動資産の減少(前事業年度末比75,601千円減)、固定資産の減少(前事業年度末比123,680千円減)があったことなどから、総資産が3,980,705千円(前事業年度末比199,282千円減)となりました。 当事業年度末の流動資産は1,079,949千円(前事業年度末比75,601千円減)となりました。これは主に、売掛金の増加43,165千円、商品及び製品の増加97,425千円、前払費用の増加2,761千円があった一方、現金及び預金の減少212,292千円、原材料及び貯蔵品の減少4,087千円、その他流動資産の減少2,714千円によるものであります。 当事業年度末の固定資産は2,900,756千円(前事業年度末比123,680千円減)となりました。これは主に、減価償却累計額の増加221,238千円、長期前払費用を含む投資その他の資産の増加96,987千円によるものであります。 当事業年度末の流動負債は505,244千円(前事業年度末比1,817千円減)となりました。これは主に、未払金の増加9,975千円、未払法人税等の増加4,672千円があった一方、災害損失引当金の減少13,982千円、賞与引当金の減少1,484千円によるものであります。 当事業年度末の固定負債は3,180,571千円(前事業年度末比270,360千円減)となりました。これは、長期借入金の減少270,360千円によるものであります。 当事業年度末の純資産は294,890千円(前事業年度末比72,895千円増)となりました。この要因は、当期純利益の計上による利益剰余金の増加72,895千円によるものであります。 当事業年度のキャッシュ・フローの状況とそれらの原因については「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、食品の安全性への信頼を揺るがす事故・事件の発生等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社は、定期的な第三者機関による品質・安全性の検査の実施等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散し、リスクの発生を抑え、適切に対応していく所存であります。 当社の資本の財源及び資金の流動性は次のとおりであります。 当社の運転資金需要のうち主なものは、商品及び原材料の仕入、運賃、広告宣伝費、保管料、人件費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 当社は、2019年3月期から2021年3月期にかけて埼玉工場に係る設備投資を実行しており、自己資金及び金融機関からの借入等による資金調達を行いました。翌事業年度においては、重要な設備投資等を予定していないため、事業運営上必要な自己資金の安定的な確保に努めてまいります。 なお、当事業年度末における有利子負債の残高は3,445,430千円となっております。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は546,591千円となっております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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