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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スタジオアタオ

STUDIO ATAO Co.Ltd.3550 · Growth · 小売業

神戸発のファッションブランド。オリジナルバッグ・財布を企画し、直営店舗とECで販売。

概要

スタジオアタオは、兵庫県神戸市に本社を置くアパレル小売企業である。オリジナルバッグ・財布の企画・販売を主業とし、「ATAO」「IANNE」「ILEMER」「StrawberryMe」の4ブランドを展開する。2026年2月期の売上高は41億2600万円、営業利益2億3900万円。直営店12店舗とECサイトを運営し、2016年11月に東京証券取引所マザーズに上場した。

4ブランドで構成するファッションブランドビジネス

当社は単一セグメントのファッションブランドビジネスを営む。主力ブランド「ATAO」は神戸旧居留地発祥で、トレンチコートに合うトラッド&エレガントなバッグを提供する。定番の「limo」シリーズをはじめ、多様なバッグと革小物を扱う。2011年パリの展示会でデビューした「IANNE」は、絵本のような世界観とリュクスを融合した高級路線。2016年開始の「ILEMER」はオリジナルキャラクターをあしらったプレミアムエコバッグが主力。2024年から始動した「StrawberryMe」は和の要素を取り入れたユニークなアイテムを展開する。各ブランドは独立した世界観を持ち、定番商品を長く育てることでブームに左右されないファン層を形成している。

直営店とECを融合する販売チャネル

2026年2月末現在、国内12店舗(ATAO8店、IANNE1店、ILEMER2店、StrawberryMe1店)を百貨店や商業施設に出店するほか、パリのIANNEギャラリーを1か所運営する。店舗はすべて直営とし、販売スタッフは正社員が担う。ECは自社運営の「ATAOLAND+」「ILEMER公式オンラインショップ」に加え、「ATAO楽天市場支店」「アタオYahoo!店」を展開。2025年2月期にはインターネット販売が店舗販売を上回り、売上構成比はEC52%、店舗48%となった。OMO(Online Merges with Offline)を推進し、店舗とECの相互送客を図る。

長期的な成長軌道と収益構造

売上高は創業後の2012年2月期の6億円から2026年2月期には41億円へ拡大。2016年の上場後も成長を続け、2019年2月期には42億円のピークを記録した。その後、新型コロナウイルスの影響で2022年2月期に36億円まで落ち込んだが、2026年2月期には41億円に回復。営業利益率は4.88%(2.39億円)と安定的に黒字を計上する。自己資本比率は約81%(2026年2月期)と財務体質は堅調。ただし、2023年2月期には棚卸資産評価減等で当期純損失2億円を計上しており、在庫管理の課題も見える。

子会社化と清算を経たグループ変遷

当社は2015年5月にロベルタ ディ カメリーノ ファーイースト株式会社の全株式を取得しグループ化した。同社はイタリアブランド「ROBERTA DI CAMERINO」の日本展開を行う企業であり、2016年には公式オンラインショップを開設するなど成長を期待された。しかしグループとしてのシナジーが限定的だったと見られ、2023年11月に清算された。この間、2016年10月には自社ブランド「ILEMER」を立ち上げ、2018年11月には新ライン「アトリエアタオ」を開始するなど、グループ外でのブランド拡充も並行して進めた。

パリ進出と国際展開の萌芽

2011年3月、当社はIANNEブランドをパリのアクセサリー見本市「プルミエールクラス」で発表した。同年、神戸にIANNE1号店を開設し、2013年4月にはパリ・オペラ座近くのパサージュにギャラリーをオープン。欧州市場でのブランド認知を高める拠点とした。また、2020年1月にはILEMERブランドで越境ECを開始し、海外顧客への直接販売チャネルを構築。これらの取り組みは売上高全体に占める海外比率はまだ小さいものの、新規販売チャネルとして今後の成長が期待される。

業界の中での役割はアパレル・ファッション小物(バッグ・財布)メーカーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
41億円
営業利益
2億円
営業利益率
4.9%
純利益
2億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01個人消費者向け小売(百貨店・商業施設・EC)主力

全国の百貨店・商業施設に直営店舗を展開し、オリジナルブランド(ATAO、IANNE、ILEMER、StrawberryMe)のバッグ・財布などを販売。自社ECサイトでも販売。

主な製品・サービス4
ATAO(アタオ)
神戸発の代表ブランド。トラッド&エレガントなバッグや財布を展開。
IANNE(イアンヌ)
パリ発。「子供の頃のワクワク」とリュクスを融合したバッグや革小物。
ILEMER(イルメール)
オリジナルキャラクターを使ったプレミアムエコバッグ中心のブランド。
StrawberryMe(ストロベリーミー)
和の要素を新しい解釈で取り入れたバッグや雑貨を展開。

製品と技術

主力ブランドATAOの定番バッグと財布シリーズ

ATAOは創業以来の看板ブランドで、トレンチコートに調和するトラッドなバッグを中心に展開する。代表的なバッグシリーズとして「elvy(エルヴィ)」「Candy(キャンディ)」「chivy(チヴィ)」「booboo(ブーブー)」「Funcvy(ファンクヴィ)」「Weekend」「Holiday」「Apple」「Amulet」があり、ヴィンテージ感のあるスウェードや市松模様など素材にこだわる。財布ではL字ファスナーが特徴の「limo(リモ)」シリーズが人気で、派生品の「slimo」「milimo」「rotolo」も展開。キーケース「Bell」、名刺入れ「Ciao」などの小物も揃える。定番品を毎シーズン改良し、長く愛用されるアイテムに育てている。

IANNEの大人のリュクスとパリ発の世界観

IANNEは「子供の頃に夢中になった絵本のワクワクするような世界と、上質なリュクスの融合」をコンセプトに、2011年にパリのプルミエールクラスで誕生した。パリジェンヌのライフスタイルに溶け込むバッグや革小物を展開し、オペラ座近くのパサージュにギャラリーを構える。主要バッグシリーズは「KATE」「OLIVIA」「ROBEPARKER」「TIARA」「Omelette」「Opera」。財布シリーズは「Nataly」「PAL」「Ema」、キーケース「Charles」など。2024年9月発売のデイリーバッグ「Opera」が好調で、ブランド全体の売上底上げに寄与している。

ILEMERのプレミアムエコバッグとキャラクター戦略

ILEMERは2016年開始のブランドで、オリジナルイラストやテキスタイルをあしらったプレミアムエコバッグが主力。商品名には「WAKUWAKU」「LUNLUN」「UKIUKI」「KIRAKIRA」など、楽しさを表現したネーミングが特徴。ポーチ「DOKIDOKI」、ぬいぐるみ、サプライズトイ「サプライズハッピードール」など、キャラクター商品も展開する。2020年からは越境ECで海外販売も開始。2025年11月にはサンリオのリトルツインスターズ50周年コラボアイテムを発売し、ブランド認知を拡大した。

StrawberryMeの和×ポップな新世界

StrawberryMeは2024年から展開を始めた新ブランドで、「心が踊り心を満たす日常」をテーマに、和の要素を現代風に解釈したアイテムを提案する。ハンドバッグ「CHO-CHIN(チョウチン)」、トートバッグ「KARA-KURI(カラクリ)」「FUKURO・MONSTER」「GEN-JI」、ショルダーバッグ「KIN-CHAKU」、エコバッグ「ICHIBA」など、ユニークなイラストや形状が特徴。雑貨やアクセサリー、アパレルも扱い、他ブランドとは異なるポップで個性的な世界観を打ち出している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

売上拡大中、利益率は横ばい圏

スタジオアタオは小売業に属し、2025/2月期の売上高は37億円と堅調に成長しています。営業利益率は5.41%と黒字を確保し、2026/2月期も4.88%と横ばいが見込まれています。同業のトライアルホールディングス(141A)やまんだらけ(2652)と比べ、規模は小さいものの、独自のブランドや商品構成で一定の収益性を維持しています。小売業界は競争が激しく、差別化が重要です。

強み

  • 売上高が年々増加し、営業利益率5%前後を維持する安定した収益構造を持つ。
  • 独自のブランドや商品展開により、特定顧客層からの支持を得ている可能性がある。
  • 2026/2月期には売上高41億円を計画し、緩やかな成長を見込む。
  • 大手小売に比べ、商品構成や店舗運営の変更が迅速に行える。

課題

  • トライアルHDなど大手ディスカウンターとの競争で、価格・品揃えで劣る可能性。
  • 売上は伸びているが、利益率が頭打ちであり、コスト削減や高付加価値化が必要。
  • 消費者の嗜好変化に対応した商品開発やマーケティングが継続的に求められる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がスタジオアタオ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17129ミアヘルサホールディングス33億円16.3倍
27571ヤマノホールディングス32億円14.9倍
37640トップカルチャー32億円99.0倍
43372関門海31億円24.4倍
5138A光フードサービス31億円20.4倍
63550スタジオアタオ30億円19.7倍
72722IKホールディングス30億円12.7倍
83071ストリーム30億円19.3倍
92789カルラ29億円11.5倍
103011バナーズ29億円10.7倍
113137ファンデリー27億円35.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

バッグブランド「ATAO」の誕生と法人化

2005年2月、有限会社スタジオアタオとして神戸で設立。同年7月、バッグブランド「ATAO」をJFWインターナショナル・ファッション・フェアで初披露した。2006年3月には六本木ヒルズで期間限定ショップを出店し、2007年5月に神戸本店(路面店)をオープン。同年8月には株式会社へ改組し、事業基盤を固めた。2008年9月に新宿店を開設し、首都圏へ進出。2009年9月には神戸本店を移転リニューアルし、直営店網を拡大した。

第二ブランド「IANNE」のパリデビューと多店舗化

2011年3月、パリのプルミエールクラスでIANNEブランドを発表し、同年神戸に1号店をオープン。2012年5月にはIANNEヒルトン本店(大阪)を開業し、ブランドを二極化した。2013年4月にはパリにギャラリーを構え、海外拠点を確保。同時期、ATAOも大丸神戸店や阪急梅田店など百貨店チャネルを拡大。2014年3月に有楽町店を出すなど、大都市圏への出店を加速した。2015年12月にはATAOとIANNEの横浜店を同時開業し、多店舗展開を推し進めた。

ロベルタ・ディ・カメリーノの子会社化と新ブランド開始

2015年5月、ロベルタ ディ カメリーノ ファーイースト株式会社を買収し、グループ傘下に収めた。2016年5月には同社ブランドの本店を東京都千代田区に移転し、公式オンラインショップを開設。同時期、2016年10月には自社ブランド「ILEMER」の展開を開始した。2016年11月には東京証券取引所マザーズに上場し、資金調達力を高めた。上場後の2017年から2018年にかけて、IANNE銀座店、ATAO名古屋店、ATAO大丸梅田店など新規出店を続け、売上高は2019年2月期に42億円のピークを迎えた。

大型旗艦店「アタオランド」の開業とブランド再編

2019年3月、神戸市中央区に総合ショップ「アタオランド」を開業。ATAO神戸本店とIANNE神戸店を統合・拡張し、ILEMERの初の実店舗も併設した。これにより、ブランド間の相乗効果と来店体験の向上を図った。2020年1月にはILEMERの越境ECを開始し、海外販路を開拓。2020年5月にはロベルタ・ディ・カメリーノ本店をアタオランド内に移転。同年10月にはILEMERのオフィシャルファンクラブを開設し、ファンとのエンゲージメントを強化した。

コロナ禍からの回復とECシフトの加速

2020年以降、新型コロナウイルスの感染拡大で店舗販売が減少し、売上高は2022年2月期に36億円まで落ち込んだ。しかし、既存のECに加え、2024年9月に新ECサイト「ATAOLAND+」、同年10月に「ATAO楽天市場支店」、2024年11月に「アタオYahoo!店」を開設。OMO施策を強化した結果、2026年2月期のインターネット販売は21.4億円(前期比20%増)と過去最高を記録し、全体売上を41億円に押し上げた。

子会社清算とブランドポートフォリオの整理

2023年11月、子会社のロベルタ ディ カメリーノ ファーイースト株式会社を清算した。同社は2015年のグループ化以降、ROBERTA DI CAMERINOブランドの運営を担ってきたが、業績が振るわず清算に至った。一方、当社は2024年から新ブランド「StrawberryMe」の展開を開始。2025年11月にはリトルツインスターズ50周年コラボ商品を発売するなど、キャラクタービジネスにも注力している。財布の定番「limo」シリーズなど主力商品の強化と並行し、ブランド体系の見直しを進めている。

年表37件を開く

2000年代

  • 2005年2月創業有限会社スタジオアタオ設立
  • 2005年7月バッグブランド「ATAO」を、JFWインターナショナル・ファッション・フェア(JFW-IFF)の展示会において発表
  • 2006年3月六本木ヒルズにて期間限定ショップオープン(2006年3月1日~2007年1月31日)
  • 2007年5月初の路面店、ATAO神戸本店オープン(所在地:神戸市中央区)
  • 2007年8月株式会社スタジオアタオへ法人改組
  • 2008年9月ATAO新宿店オープン(所在地:東京都新宿区)
  • 2009年5月株式会社デジサーチアンドアドバタイジングと「ATAO」ブランドのインターネット販売に関する協働を開始(2022年7月末をもって同社との契約を終了)
  • 2009年9月ATAO神戸本店移店オープン(所在地:神戸市中央区)

2010年代

  • 2010年4月広島物流倉庫を開設(2014年2月拡張により移転)
  • 2011年3月「IANNE」をパリのプルミエールクラスの展示会で発表
  • 2011年3月IANNE神戸店オープン(所在地:神戸市中央区)
  • 2012年5月IANNEヒルトン本店オープン(所在地:大阪市北区)
  • 2012年10月ATAO Villa阪急梅田店オープン(所在地:大阪市北区、2015年1月に取扱店へ変更後2019年5月に取扱い終了)
  • 2012年11月M&AATAO大丸神戸店オープン(所在地:神戸市中央区、2019年3月に「アタオランド」に移転統合)
  • 2013年2月株式会社デジサーチアンドアドバタイジングと「IANNE」ブランドのインターネット販売に関する協働を開始(2022年7月末をもって同社との契約を終了)
  • 2013年4月IANNEパリギャラリーオープン(所在地:フランス パリ)
  • 2014年3月ATAO Villa有楽町店オープン(所在地:東京都千代田区、2016年11月よりATAO有楽町店)
  • 2015年5月ロベルタ ディ カメリーノ ファーイースト株式会社の全株式を取得しグループ化(2023年11月に同社を清算)
  • 2015年12月ATAO横浜店オープン(所在地:横浜市西区)
  • 2015年12月IANNE横浜店オープン(所在地:横浜市西区)
  • 2016年5月ROBERTA DI CAMERINO本店移転オープン(所在地:東京都千代田区)
  • 2016年5月公式オンラインショップ「ROBERTA DI CAMERINO」オープン
  • 2016年10月「ILEMER」ブランドの展開を開始
  • 2016年11月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2017年3月IANNE銀座店オープン(所在地:東京都中央区)
  • 2017年11月ATAO名古屋店オープン(所在地:名古屋市中区)
  • 2018年4月IANNE新宿店(所在地:東京都新宿区)をIANNE銀座店より移転オープン
  • 2018年4月ATAO大丸梅田店(所在地:大阪市北区)をIANNEヒルトン本店より移転オープン
  • 2018年9月ROBERTA DI CAMERINO本店(所在地:東京都千代田区)リニューアルオープン
  • 2018年10月ATAO有楽町店(所在地:東京都千代田区)拡張リニューアルオープン
  • 2018年11月ATAO新宿店(所在地:東京都新宿区)拡張リニューアルオープン
  • 2018年11月新ライン「アトリエアタオ」の展開を開始
  • 2019年3月ATAO神戸本店及びIANNE神戸店を大幅拡張リニューアルした総合ショップ「アタオランド」(所在地:神戸市中央区)をオープン。同施設内にILEMERブランド初の店舗を出店

2020年代

  • 2020年1月ILEMERブランドにて越境ECを開始
  • 2020年5月ROBERTAアタオランド店(所在地:神戸市中央区)をROBERTA DI CAMERINO本店より移転オープン
  • 2020年9月ATAO横浜店(所在地:横浜市西区)拡張リニューアルオープン
  • 2020年10月ILEMERオフィシャルファンクラブ開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ブランド価値向上とファン獲得

    オリジナルバッグ・財布の企画販売を通じてブランドの世界観を構築し、流行に左右されないブランドのファンを生み出すことで長期的・安定的な収益を目指す。

  2. 02

    O2O・OMOの推進

    オンラインとオフラインの連動施策により、顧客の双方向回遊を促し相乗効果を生む。店舗とECの融合(OMO)で売上・利益の拡大を図る。

  3. 03

    新規販売チャネルの開拓

    海外進出、キャラクタービジネス、ライセンス事業等の新規チャネル開拓により、消費者ニーズに対応し経営の安定化を図る。

  4. 04

    生産体制の強化

    技術指導等により生産管理委託先や工場を育成し、顧客ニーズに迅速かつ確かな品質で応える供給システムを構築する。

  5. 05

    人材の確保・育成

    多様な採用チャネルを活用し、店舗やEC運営に必要な人材を確保。転勤なしの正社員や時短勤務など働き方の多様化も進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で62人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は412万円で、9期前と比べて+0.5%平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は7.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月46
2018年2月58
2019年2月66
2020年2月41032.24.166
2021年2月36132.34.768
2022年2月35432.15.271
2023年2月36932.15.571
2024年2月38133.56.467
2025年2月40334.26.767299
2026年2月41234.77.462323

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 兵庫県神戸市 中央区116百万円
アタオランド — 兵庫県神戸市 中央区53百万円
ATAO横浜店 — 神奈川県横浜市 西区33百万円
ILEMER東京 — 東京都千代田区26百万円
ATAO有楽町店 — 東京都千代田区22百万円
ATAO京都店 — 京都府京都市 左京区14百万円
東京本社 — 東京都中央区12百万円
ILEMERギャラリー — 神戸市中央区12百万円
ATAO新宿小田急店 — 東京都新宿区9百万円
ATAO大丸梅田店 — 大阪府大阪市 北区6百万円
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ロベルタ ディ カメリーノ ファーイースト株式会社(注)
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は41億円営業利益2億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.8%、利益が+0.0%。

売上高
+10.8%
41億円
営業利益
+0.0%
2億円
純利益
+100.0%
2億円
営業利益率
4.9%
前期比 -0.5%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高45億円41億円
営業利益3億円2億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は11億円、営業利益は1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+22.2%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q8112.50
2024年2Q7−1−14.30
2024年3Q7114.30
2024年4Q101
2025年1Q9111.10
2025年2Q700.00
2025年4Q2114.81
2026年2Q1915.31
2026年4Q2214.51
2027年1Q1119.11

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は4億円から41億円へ10.3倍に増えた。直近期の営業利益率は4.9%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
ATAO大丸神戸店オープン(所在地:神戸市中央区、2019年3月に「アタオランド」に移転統合)
2012年6月410
2013年6月610
2014年2月611
2015年2月1121
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2016年2月1932
2017年2月2943
2018年2月3464
2019年2月4275
ILEMERオフィシャルファンクラブ開設
2020年2月4185
2021年2月4010
2022年2月3600
2023年2月37−2−2
2024年2月3211
2025年2月37225.41
2026年2月41224.92

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高41億円のうち、営業利益として残るのは2億円4.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金31.7%13億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.4%26億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.9%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
68.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.2pt
4.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.4pt
4.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.6pt
6.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年2月期は営業CFが3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は18億円で、売上の5.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年2月20022
2016年2月1−1102
2017年2月30237
2018年2月2−1018
2019年2月4−12314
2020年2月7−1−1619
2021年2月−2−17−323
2022年2月10−3121
2023年2月−2−22−418
2024年2月60−5619
2025年2月40−4418
2026年2月30−3318

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 15期分

2026年2月期の総資産は32億円。このうち返さなくてよい自己資本が26億円で、自己資本比率は81.3%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月21131.5
2013年6月31242.4
2014年2月42248.7
2015年2月53265.9
2016年2月95454.7
2017年2月1510567.0
2018年2月1814474.8
2019年2月2619772.9
2020年2月3024681.7
2021年2月43291468.8
2022年2月3829976.1
2023年2月38261267.5
2024年2月35251070.6
2025年2月3225778.9
2026年2月3226681.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳単体ベース
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
18億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
80
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中13位あたり、逆に低いのはROE322社中216位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.0%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.9%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
81.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
10.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.3%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥215で、1年前と比べて-3.6%過去52週の値幅のなかでは52%の位置にある。

¥215-0.5%1ヶ月-2.3%1年-3.6%時価総額30億円
過去52週の値幅
安値¥185高値¥243

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.7倍
PER (会社予想)13.5倍
PBR1.18倍
配当利回り2.33%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8/18の株価は218円、前日比0.91%下落。直近1ヶ月では1.36%下落。25日移動平均線(218.76円)を0.35%下回り、75日線(221.27円)は1.48%下、200日線(214.46円)は1.65%上。52週高値243円からは10.3%下、52週安値185円からは17.8%高。出来高は8/10に11,500株と増加したが、8/18は2,500株。週足では7/10に一時237円まで上昇したが、その後は下落し、7/13に219円まで急落。以降は218〜221円のレンジで推移。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは20.11倍で業界平均の39.79倍を大幅に下回り、予想PERも13.8倍と割安感があります。PBRは1.2倍で業界平均の2.94倍を大きく下回り、純資産に対して評価が低いです。配当利回りは2.27%と業界平均の12.79%を下回りますが、配当性向は45.7%と安定しています。ROEは6%と低く、収益性が課題ですが、売上高は増加傾向にあり、業績改善が期待できます。総合的に割安と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.7倍39.6倍
PER (予想)13.5倍
PBR1.18倍2.44倍
ROE6.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

小売業界はEC台頭や競争激化で環境変化が激しい中、実店舗中心のモデルをどう変革するかが焦点。強気派は、ブランド力と既存顧客のロイヤルティを根拠に、新規出店やEC強化で成長継続を期待する。一方弱気派は、客層の高齢化や市場縮小、競合との差別化困難を懸念し、収益性の伸び悩みを指摘する。両者の対立軸は、従来型アパレルのビジネスモデルが持続可能かどうかにある。

プラスに働く材料7
  • ブランド力と顧客基盤

    40代以降女性に強い支持、売上高は安定推移

  • 出店とECの成長

    直営店展開で都心部に強み、EC強化余地

  • 利益率の改善

    2025年2月期は営業利益率5%に改善

  • 純利益が1億円から2億円に倍増通年影響

    2026/2期純利益2億円は前期の1億円から2倍

  • 売上高が3期連続で41億円に拡大通年影響

    2026/2期売上高41億円は前期比10.8%増

  • 予想PER13.8倍と大幅改善決算発表後影響

    実績PER20.11倍から予想PER13.8倍へ31%低下

  • 配当利回り2.27%で株主に還元通年影響

    配当利回り2.27%は継続的な利益還元

マイナスに働く材料7
  • 市場縮小と高齢化

    ターゲット層の衣料支出が減少傾向

  • 競争激化

    他アパレルやECとの価格競争に直面

  • 収益性の不安

    営業利益率は5%前後と低水準

  • 営業利益率が5.41%から4.88%に低下通年影響

    売上高41億円×0.53ポイント低下で約2,200万円の減益要因

  • ROE6%と資本効率の低さ継続影響

    ROE6%はPBR1.2倍を支えるには不十分

  • 時価総額31億円と小型株継続影響

    時価総額31億円は流動性が無く需給で乱高下しやすい

  • 外国人持株比率0.69%と低い継続影響

    外国人持株比率0.69%は海外マネーの関心外

次の決算で確かめる点
既存店売上高
店舗の稼働状況とブランドの継続的な需要を確認
EC売上比率
デジタル販売の成長が将来の競争力に直結
粗利率
値引きや競争が採算に与える影響を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.33%。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
2.33%
いまの株価に対して
配当性向
45.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年2月511.8
2021年2月50.0196.8
2022年2月50.0
2023年2月50.0
2024年2月50.0137.0
2025年2月50.0101.1
2026年2月50.045.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ6,558人。区分でいちばん多いのは個人・その他71.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.3%を占め、残る73.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他60.167.270.269.670.671.1
事業法人25.726.026.927.326.126.3
証券会社3.72.12.02.12.51.9
自己株式0.10.10.11.31.41.3
外国法人1.61.30.80.90.60.5
外国人個人0.10.10.10.10.20.2
金融機関8.93.50.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01瀬尾 訓弘25.05
02株式会社セブンオー16.39
03黒越 誠治8.76
04株式会社九六8.76
05長南 伸明2.99
06籠谷 雅1.75
07水元 公仁1.15
08鈴政 博美1.10
09山口 敬之0.99
10天野 謙二郎0.71

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で−100%、1株純資産は15期で−100%。直近期のROEは6.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月168,644321,16371.2
2013年6月220,755541,91851.2
2014年2月410,475952,39354.9
2015年2月205147.2
2016年2月133940.7
2017年2月258041.337.1
2018年2月2910930.446.3
2019年2月4315132.725.6
2020年2月4319224.910.411.8
2021年2月32101.3191.8196.8
2022年2月−2204−0.8
2023年2月−16183−8.4
2024年2月41812.062.7137.0
2025年2月51812.740.2101.1
2026年2月111876.020.645.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/2期の役員報酬は総額140百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
瀬尾訓弘代表取締役社長503,515,600
籠谷雅取締役 事業部ゼネラルマネージャー49245,000
長南伸明取締役 経営戦略室長52420,400
山口敬之取締役 管理部ゼネラルマネージャー45139,000
松本浩介取締役(監査等委員)59
吉羽真一郎取締役(監査等委員)52
中島由紀子取締役(監査等委員)43

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4795313233
社外取締役3883

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,517字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、『ファッションにエンタテイメントを』を経営理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて『お客様に非日常のワクワク感を提供する』ことを目指しております。 当社は、オリジナルバッグ等の企画・販売、直営店舗の運営、インターネット店舗の運営、キャラクター商品の企画・販売を主な事業としております。 なお、当社はバッグ及び財布等の企画・販売を主とするファッションブランドビジネスを行う単一セグメントであるため、セグメント情報は記載せず、店舗販売、インターネット販売及びその他について記載しております。 (1) 当社が展開するブランドについて 当社は、『ATAO(アタオ)』『IANNE(イアンヌ)』『ILEMER(イルメール)』『StrawberryMe(ストロベリーミー)』の4つのブランドを展開しております。 ブランド名   ブランドの説明 『ATAO』(アタオ)   当社の代表ブランドであり、神戸のファッションエリア旧居留地から始まった日本のブランドです。基本的なデザインコンセプトは、正統派ラインのトレンチコートに似合うバッグです。トラッド(※1)にとらわれずニュアンスを引き出してくれるようなバッグをイメージしています。チョコレートをモチーフとした市松模様やヴィンテージ感のあるスウェード素材など、使うほどに愛着を持ってもらえるように素材を選んでいるところも特徴です。財布市場においてL字ファスナーに特徴のある「limo(リモ)シリーズ」をはじめ、トラッド&エレガントなイメージを有し、かつ機能性も重視したバッグや革小物を展開しています。主要な商品として、「elvy(エルヴィ)」「Candy(キャンディ)」「chivy(チヴィ)」「booboo(ブーブー)」「Funcvy(ファンクヴィ)」「Weekend(ウィークエンド)」「Holiday(ホリデー)」「Apple(アップル)」「Amulet(アミュレット)」などのバッグのシリーズ及び「limo(リモ)」「slimo(スリモ)」「milimo(ミリモ)」「rotolo(ロトロ)」などの財布のシリーズの他「Bell(ベル)」(キーケース)「Ciao(チャオ)」(名刺入れ)などの小物を取扱っております。 『IANNE』(イアンヌ)   「子供の頃に夢中になった絵本のワクワクするような世界と、上質なリュクス(※2)の融合」をテーマに、毎年パリで開催され世界各地から出展者、訪問者が参加するアクセサリー・ファッション小物の展示会、プルミエールクラスでデビューしたブランドです。パリジェンヌたちのライフスタイルに溶けこみ、「大人が楽しむ」ことができるようなバッグや革小物をテーマとしています。オペラ座近くのパサージュ(※3)にギャラリーを構えています。主要な商品として、「KATE(ケイト)」「OLIVIA(オリビア)」「ROBEPARKER(ローブパーカー)」「TIARA(ティアラ)」「Omelette(オムレット)」「Opera(オペラ)」などのバッグのシリーズ及び「Nataly(ナタリー)」「PAL(パル)」「Ema(エマ)」などの財布のシリーズの他「Charles(シャルル)」(キーケース)などの小物を取扱っております。 『ILEMER』(イルメール)   オリジナルのイラスト、テキスタイルに特化したプレミアムエコバッグを中心に展開するブランドです。当社の強みであるオリジナルキャラクターを中心に、1つの型でアート、パターン、風景等異なるカテゴリーで描かれたバリエーション豊富な商品を展開していることが特徴です。主要な商品として、バッグ「WAKUWAKU(ワクワク)」「LUNLUN(ルンルン)」「UKIUKI(ウキウキ)」「KIRAKIRA(キラキラ)」、ポーチの「DOKIDOKI(ドキドキ)」やポシェット、PC/スマホケース、ぬいぐるみ、サプライズトイの「サプライズハッピードール」「着せ替えワンピース」「着せ替えバッグ」等があります。 『StrawberryMe』(ストロベリーミー)   「心が踊り心を満たす日常」をテーマに、一部に“和”の要素を新しい解釈で取り入れたアイテムや、ユニークなイラストなどを用いたアイテムなど、バッグを中心に、雑貨、アクセサリー、アパレルまで展開するオリジナルブランドです。主要な商品として、ハンドバッグの「CHO-CHIN(チョウチン)」、トートバッグの「KARA-KURI(カラクリ)」「FUKURO・MONSTER(フクロ・モンスター)」「GEN-JI(ゲンジ)」、ショルダーバッグの「KIN-CHAKU(キンチャク)」、エコバッグの「ICHIBA(イチバ)」やポーチ等の雑貨、アパレル、アクセサリー類があります。 ※1 traditional style(伝統的なスタイル) ※2 優雅、華美 ※3 ガラス製アーケードに覆われた商業空間 (2) 当社の主な販路 ① 店舗販売 当社は、2026年2月末現在、国内において神戸、大阪、新宿、有楽町、横浜、名古屋、博多等の大都市圏の百貨店・商業施設等に入居している店舗12店(ATAO8店、IANNE1店、ILEMER2店、StrawberryMe1店)を展開するとともに、全国各地の百貨店等において随時イベントを開催し、当社商品を販売しております。また、海外においてパリにIANNEのギャラリー1ヶ所を展開しております。 ② インターネット販売 当社は、2026年2月末現在、自社直営のインターネット店舗「ATAOLAND+」、「ILEMER公式オンラインショップ」並びに「ATAO楽天市場支店」、「アタオYahoo!店」を運営しております。また、ILEMERの海外における自社直営のオンラインショップを運営しております。 以上述べた事項を事業系統図に示すと次の通りであります。 (注)  生産効率や生産管理の観点から、生産工場(メーカー)、資材業者、皮革業者等を一括で取りまとめる業務を株式会社サカタに委託しております。
経営方針・対処すべき課題2,314字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針及び経営戦略 創業から、当社は、『ファッションにエンタテイメントを』を経営理念として、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて『お客様に非日常のワクワク感を提供すること』を目指しております。 当社は『トレンドに左右されない商品企画と、定番商品を人気商品化するノウハウ』を強みとして、O2O(※)の施策を活用しながら、自社が提供するオリジナルバッグ等の企画・販売を通してブランドの世界観を構築し、流行に左右されない『ブランドのファン』を生み出すことで長期的・安定的に収益を上げる事業の展開に取り組んでおります。これは、テーマパークのように統一された世界観の中で不変の定番商品や造形があり、お客様が非日常感を味わえる環境を創りだすことにも似ていると考えております。売れている商品を後追いするのではなく、自由な発想で独創的な商品を提案し、それらを人気の定番商品に育てるノウハウを使って、ブームで終わらない強固なブランド創りを目指しております。また、キャラクターとブランドを融合させたエンタテイメントビジネスの強化に向け、積極的な販売促進費の投資等を進めております。 当社は、店舗は原則として直営店による運営を行っております。店舗の販売スタッフをブランドPRの最前線の広告塔として考えており、販売スタッフは原則として正社員となっております。そして、創業者やデザイナーによる継続的な社内研修等を通じてブランドの本質を熟知した販売スタッフによる質の高いサービスを提供することによりリピーターの獲得に努めております。 さらに、O2Oの活用によるブランド戦略として、オフライン(店舗販売)とオンライン(インターネット販売)の連動及びそれを促進する販売スタッフによるブログ、SNS施策により、オンラインでブランドを知ったお客様がオフラインを訪れて買い物をしていただく一方で、オフラインでブランドを知ったお客様がオンラインを訪れて買い物をしていただくなどの双方向に回遊し、相乗効果を生むように取り組んでおります。 当社の主たる商品である鞄・袋物業界の小売市場規模は2023年度で約1兆6千億円であります(出所:株式会社矢野経済研究所「鞄・袋物市場に関する調査(2025年)」2025年3月26日発表)。上記当社の強みや戦略により、引続き当社グループの各ブランドの価値向上等に向けて取り組んでまいります。 ※ Online to Offlineの略であり、オンライン(インターネット販売)とオフライン(店舗販売)が融合し、相互に影響を及ぼすこと。 (2) 経営環境及び対処すべき課題 当社は、「新規販売チャネルの展開」「店舗とECのOMOの実現」「生産体制の強化」「人材の確保・育成」「模倣品等への対策の強化」「内部管理体制の強化」「財務体質の強化」を対処すべき特に重要な課題としており、その実現に向けて、引続き積極的に取り組んでまいります。 ① 新規販売チャネルの展開 当社は、継続的な成長及び企業価値の拡大を図り、より多くの消費者ニーズに応えるため、海外進出、キャラクタービジネス、ライセンス事業等の新規販売チャネルの開拓を推進してまいります。そのため、システム投資、広告宣伝費等の追加費用が発生する可能性がありますが、消費者の購買行動の変化に対して適時・適切に対応するとともに、事業拡大に伴う新たなお客様層の獲得を通じて、経営の安定化に取り組んでまいります。 ② 店舗とECのOMOの実現 OMO(※)の実現及びEC事業におけるさまざまな業務の効率化と最適化、一部内製化を実施することにより、各ブランド価値の向上を図るとともに売上及び利益を中長期的に拡大することに取り組んでまいります。 ※ OMO(Online Merges with Offline)とは、店舗とECの融合を図ることにより、顧客体験を向上させることを目的としたマーケティング手法のことをいいます。 ③ 生産体制の強化 当社では、お客様のニーズにより早く、確かな品質で応えることができるような供給システムを構築するため、技術指導等による生産管理委託先及び生産工場の育成に取り組んでまいります。 ④ 人材の確保・育成 当社にとって、店舗従業員等の確保・育成は重要な経営課題であり、優秀な人材確保のため、様々な採用チャネルを活用していく方針です。当期においても新卒採用を継続して行い、店舗やECサイトの運営に必要な人材の確保に努めております。また、転勤のない正社員の採用や時短勤務を取り入れる等、雇用形態や働き方の多様化も図ってまいります。 ⑤ 模倣品等への対策の強化 当社は、当社のブランドや商品と混同させてお客様に販売しようとする悪質な行為や当社の商品画像を悪用した詐欺サイト等については、お客様からの信頼を損ない、また、当社のブランド価値を毀損する可能性があると認識しており、この様な行為への対応を更に強化してまいります。 ⑥ 内部管理体制の強化 当社の円滑な拡大を支えていくために、業況推移を常時正確に把握し、適時・適切に経営判断へ反映させていくことが、重要であると考えております。こうした観点から、内部管理体制の一層の充実、管理部門の体制強化を図ってまいります。 ⑦ 財務体質の強化 当社は、経済環境の急激な変化等に備えるとともに、中長期的な安定成長を実現させるべく、財務体質の更なる強化を図ってまいります。
事業等のリスク5,851字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものでありますが、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) ブランド力の維持について 当社は、法令遵守違反などの不適切な行為が発覚した場合は、速やかに適切な対応を図って参りますが、当社に対する悪質な風評が、SNS等のインターネット上の書き込み等により爆発的に発生・流布した場合は、それが正確な事実に基づくものであるか否かにかかわらず、当社のブランドイメージが毀損され、当社の事業、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (2) ファッショントレンドについて 当社が属するファッションブランド業界は、一般に流行の変化が激しく、商品のライフサイクルが短い傾向にあります。当社は、流行に左右されにくい商品の開発や複数のブランドの展開等により当該リスクの低減を図っておりますが、ファッショントレンドの変化等により、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 出店について 当社は、出店を検討している地域にて期間限定ショップを展開し、お客様の動向・趣味嗜好等を総合的に判断して出店しておりますが、競合他社による出店等により売上業績が見込みを下回った場合等には、業態変更や店舗の退店または移転、収益性の低下等に伴う固定資産の除却損や減損損失の計上等が発生し、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 なお、2026年2月末時点の貸借対照表における有形固定資産の残高は176,950千円であります。 (4) 業績変動について 当社では、一定の季節変動があること及びインターネット販売におけるプロモーション戦略や出荷時期等の影響により、業績が大きく変動する可能性があります。第21期事業年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)及び第22期事業年度(自 2025年3月1日 至 2026年2月28日)における各四半期会計期間及び通期の当社の業績は、以下の通りであります。 (単位:千円、%) 第21期 第1四半期会計期間   第2四半期会計期間   第3四半期会計期間   第4四半期会計期間   事業年度 金額   比率   金額   比率   金額   比率   金額   比率   金額 売上高   863,056   23.4   740,226   20.0   893,249   24.2   1,199,602   32.5   3,696,135 営業利益   55,307   30.3   30,053   16.5   21,346   11.7   75,887   41.6   182,594 第22期 第1四半期会計期間   第2四半期会計期間   第3四半期会計期間   第4四半期会計期間   事業年度 金額   比率   金額   比率   金額   比率   金額   比率   金額 売上高   1,068,442   25.9   792,766   19.2   957,643   23.2   1,307,420   31.7   4,126,272 営業利益   91,971   38.4   14,689   6.1   39,492   16.5   93,143   38.9   239,296 (注) 比率は通期の金額に対する各四半期(連結)会計期間の金額の割合であります。 (5) 株式会社デジサーチアンドアドバタイジングとの関係について ① 資本的関係について 株式会社デジサーチアンドアドバタイジングは、当事業年度末現在において、同社の代表取締役及び同氏の資産管理会社が合わせて当社の議決権の17.77%を保有しており、同社は当社の関連当事者となっております。 当社と同社の間には、当社役員又は当社従業員と同社役員又は同社従業員との兼務関係、従業員の派遣出向及び受入出向ならびに営業外取引は発生しておりません。 また、当社の事業戦略、人事政策及び資本政策等について、何ら制約等を受けておりません。 ② 取引関係について 当社は、株式会社デジサーチアンドアドバタイジングに対して、当社商品の直営サイトである「ATAO OFFICIAL WEB SITE」、「IANNE公式オンラインショップ」における当社商品の販売等を委託しておりましたが、店舗とECのOMOを実現し、ブランド価値の更なる向上、顧客サービスの強化、売上及び利益の一層の拡大を図るべく、当社が展開する各ブランドのオンラインショップが集積したモール型の新ECサイト「ATAOLAND+」を2022年5月にオープンしており、これに伴い同社との商品販売基本契約を2022年7月末をもって終了いたしました。ATAOLAND+において、顧客獲得コストやリピート率などの指標は改善傾向にあるものの、同社との商品販売基本契約において、インターネットサイトに関する知的財産権及び顧客情報等が同社に帰属する契約となっていたこと、また、旧ECサイトの会員に対し、当社ブランドであるATAOと誤認させる類似ブランドの展開により、今もなお問い合わせが発生していること等から、インターネット販売及び店舗販売の再拡大には引続き販売促進費等の積極的な投資が必要になると考えております。引き続き店舗とECのOMOの実現、ATAOLAND+のオープンによる業務の効率化及び最適化、コストの見直し等により、各ブランド価値の更なる向上、売上及び利益の中長期的な拡大を図ってまいりますが、ATAOLAND+における販売等が計画通り進捗しない場合等には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 仕入先について 当社は、生産効率や生産管理の観点等から、生産工場(メーカー)、資材業者、皮革業者等を一括で取りまとめる業務を株式会社サカタに委託しており、同社を通じた商品の仕入比率は、2026年2月期において全体の29.3%となっております。また、同期における有限会社丸秀からの商品の仕入比率は、全体の62.9%となっております。 当社は、上記に代替し得る取引先の確保等によりリスクの低減を図っておりますが、今後何らかの理由により、安定的な商品の仕入が行えない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 為替変動について 当社は、個別のメーカーを取りまとめる生産管理業務を委託している株式会社サカタに対して仕入価格を提示して商品を仕入れており、株式会社サカタは当社より提示された価格で納品できるように各メーカーと仕入価格の調整を行っております。また、メーカーとの直接取引に関しても継続的に商流の見直し等を図っており、これまでは当社の商品の仕入価格は大きく変動せず、比較的安定した仕入価格で商品の供給を受けておりました。しかしながら、急激な円安や物価上昇などの影響により、メーカーからの値上げ要求を受け入れざるを得なくなると、商品の仕入価格が上昇する可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (8) 自然災害、事故、感染症発生等のリスクについて 当社は生産、販売拠点ともに主に日本に集約しているため、国内において大地震や津波、台風、洪水等の自然災害あるいは予期せぬ事故等が発生した場合、店舗施設等に物理的な障害が生じる可能性があります。また、自然災害、事故、感染症発生等によって当社の販売活動や物流、仕入活動において支障が発生した場合のみならず、人的被害等が生じた場合、通常の事業活動が困難となり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9) 特定人物への依存について 当社の代表取締役社長である瀬尾訓弘は、創業者であると同時に創業以来当社の事業推進において重要な役割を担ってまいりました。瀬尾は、商品の企画等、ブランド全体のプロデュースにおいて豊富な経験と知識を有しております。また当社設立以降は、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。当社では、人材の育成や権限委譲を進めるなど組織体制の強化を図りながら、瀬尾に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。しかしながら、何らかの理由により瀬尾が当社の経営執行を継続することが困難になった場合、或いは特定の役職員が当社の業務を継続することが困難になった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (10) 人材の確保・育成について 当社は、取締役7名(うち監査等委員である取締役3名)及び従業員数が62名(2026年2月末現在)と小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。当社は、今後の事業拡大に応じて従業員の育成、人材の採用を強化するとともに業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (11) 内部管理体制の充実について 当社は、企業価値の継続的な向上を図るには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底してまいりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 知的財産権について 当社は、商標権等の知的財産権の保全に努めていますが、第三者による権利の侵害により、企業・ブランドイメージの低下、商品開発の阻害等を招いた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社では第三者の知的財産権を侵害しないよう監視・管理を行っておりますが、万一、第三者から損害賠償及び使用差し止め請求等がなされ金銭の支払い等が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 個人情報の管理について 当社の事業では、利用者本人を識別することができる個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。当社は、個人情報の外部漏洩・改ざん等を防止するため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉え、個人情報管理規程を制定しております。併せて、全社員を対象とした社内教育を通じて関連ルールの存在を周知徹底し、個人情報保護に関する意識の向上を図ることで、同法及び関連法令等の法的規制の遵守に努めております。また技術的対応として、外部からの侵入を防ぐことができる社内回線(VPN)を使用しており、ウィルス対策、情報漏洩防止に繋げております。また、各店舗のすべてのパソコンに設定されているログインパスワードは厳重に管理され、スタッフのみがアクセスできる体制になっており、社内体制の管理、整備に取り組んでおります。 しかしながら、個人情報が当社関係者や業務提携・委託先などの故意または過失により外部に流出したり、悪用される事態が発生した場合には、当社が損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、当社の信頼性やブランドが毀損し、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (14) システムに関するリスクについて 当社は、サービス及びそれを支えるシステム、並びにインターネット接続環境の安定した稼働が、事業運営の前提であると認識しております。従って、常時データバックアップやセキュリティ強化を施し、安定的なシステム運用体制の構築に努めております。しかしながら、予期せぬ自然災害や事故、ユーザー及びトラフィックの急増やソフトウエアの不具合、ネットワーク経由の不正アクセスやコンピュータウィルスの感染など様々な問題が発生した場合にはサービスの安定的な提供が困難となり、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (15) 差入保証金について 当社では、路面店及び商業施設のインショップ店舗出店等に際し、賃貸借契約締結時に保証金を差し入れております。差入保証金の残高は2026年2月末現在、129,043千円であります。当該差入保証金は、期間満了等による賃貸借契約解約時に契約に従い返還されることとなっておりますが、契約に定められた期間満了日前に中途解約した場合は、契約内容に従って違約金の支払いが必要となる場合があります。また、保証金の差入先は原則として大手の商業施設等であるため可能性は低いと想定しておりますが、仮にオーナーまたは商業施設が倒産等の事態に陥った場合には、差入保証金の回収ができない可能性もあります。 (16) 配当政策について 当社は、各事業年度の業績、財務体質の強化、中長期事業戦略などを総合的に勘案し、株主価値を最大化させることを念頭に、資本政策を決定していく方針であります。中でも、利益配分につきましては、経営成績及び財政状態を勘案の上、配当及び自己株式の取得等、最適な時期に最適な手法で行ってまいりたいと考えております。引き続き、安定配当の維持を基本とし、事業拡大のための投資に資金を投じてまいりますことが、株主価値を最大化するものと考えております。当事業年度につきましては、当期の業績等を勘案して、2026年2月末を基準日として1株当たり5円の配当としております。今後の配当等株主還元の実施につきましても、業容拡大のスピード及び財務体質等勘案の上、適切に決めてまいりたいと考えております。 配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。なお、内部留保につきましては、財務体質の強化、及び事業拡大資金として、有効に活用してまいります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や訪日外国人の増加等により、緩やかに経済活動の正常化が進んでおります。一方で、ウクライナや中東情勢悪化による物価上昇、米国金融政策による世界経済の減速懸念等、依然として先行きが見通せない状況が続いております。 このような環境の中、当社は、「ファッションにエンタテイメントを」を理念とし、オリジナルバッグ・財布等の提供を通じて「お客様に非日常のワクワク感を提供すること」を目指し、引き続き販売促進費への投資やSNS活動の強化等を行うとともに、ATAO18周年記念プロジェクトとして投入した「SAFARILAND」シリーズなど、幅広い層へ訴求できる商品ラインナップの拡充を図ることで、新規客や男性客の取込みに貢献しております。また、2026年にブランド設立20周年を迎えることに合わせて展開している限定アイテム「ブロックパーティ・キャンディミックス」シリーズ、「SAFARILANDクラシック・チェス」が好評を得ております。 IANNEブランドで2024年9月に販売を開始したデイリーバッグ「Opera」が引き続き好調に推移しており、ブランド全体の底上げに貢献しております。 また、当社ブランドのオンラインサイトが集積したモール型の新ECサイト「ATAOLAND+(アタオランドプラス)」のほか、「ATAO楽天市場支店」、「アタオYahoo!店」をオープンしたことに伴い、店舗とECのOMOが強化された結果、広告効果の改善とともに全体の売上への好影響が出ております。引き続きプロモーション等を継続し、店舗とECのOMOの一層の推進や当社が展開する各ブランド価値の更なる向上、顧客サービスの強化等を図ってまいります。 ILEMERにつきましては、2025年11月より販売を開始したリトルツインスターズ 50 周年を記念したコラボレーションアイテムが好評を得ており、ブランドの認知拡大にも貢献しております。 その結果、当事業年度の販売業態別の売上高は、ATAOLAND+及びATAO楽天市場支店の売上増加及び2024年11月に出店したアタオYahoo!店の貢献等によりインターネット販売が2,143,022千円(前事業年度比20.0%増)となり、また、既存店舗の売上増加等により店舗販売が1,978,184千円(同3.9%増)となりました。 以上の結果、当事業年度の財政状態及び経営成績は以下の通りとなりました。 a.財政状態 当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ11,418千円増加し、3,182,841千円となりました。 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ74,034千円減少し、596,105千円となりました。 当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ85,452千円増加し、2,586,735千円となりました。 b.経営成績 当事業年度の業績は、売上高が4,126,272千円(前事業年度比11.6%増)となり、売上高の増加及び販管費率が改善したこと等により、営業利益239,296千円(同31.1%増)、経常利益243,174千円(同33.0%増)、当期純利益151,543千円(同121.4%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物は、1,821,493千円となり、前事業年度末より11,460千円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得したキャッシュ・フローは285,524千円(前年同期比70,507千円の減少)となりました。これは主に、税引前当期純利益243,174千円の計上による資金の増加があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用したキャッシュ・フローは29,398千円(前年同期比16,227千円の増加)となりました。これは主に、差入保証金の差入による支出10,371千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用したキャッシュ・フローは267,586千円(前年同期比163,132千円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出198,336千円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.仕入実績 仕入実績については、次の通りであります。 品目   当事業年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 仕入高(千円)   前年同期比(%) オリジナルバッグ等   1,291,130   121.5 合計   1,291,130   121.5 (注) 1 金額は、仕入価格によっております。 c.受注実績 当社は受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 d.販売実績 当社の事業セグメントは、バッグ及び財布等の企画・販売を主とするファッションブランドビジネスを行う単一セグメントであるため、販売実績について販売の業態別に示すと次の通りであります。 業態   当事業年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 販売高(千円)   前年同期比(%) インターネット販売   2,143,022   120.0 店舗販売   1,978,184   103.9 その他   5,066   74.5 合計   4,126,272   111.6 (注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次の通りであります。 相手先   前事業年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)   当事業年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ㈱大丸松坂屋百貨店   493,233   13.3   506,067   12.3 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 当事業年度の経営成績等の状況に関する分析、検討内容 財政状態の分析 a.資産 当事業年度末の資産については、総資産3,182,841千円であり、前事業年度末と比較して11,418千円増加しております。主な増加要因は、売掛金が137,621千円増加したことであります。 b.負債 負債につきましては、負債合計は596,105千円であり、前事業年度末と比較して74,034千円減少しております。主な減少要因は、1年内返済予定の長期借入金が198,336千円減少したことであります。 c.純資産 純資産は2,586,735千円であり、前事業年度末と比較して85,452千円増加しております。主な増加要因は、利益剰余金が82,332千円増加したことであります。 経営成績の分析 a.売上高及び売上総利益 当事業年度の売上高は4,126,272千円(前事業年度比11.6%増)となり、売上原価1,314,340千円(同6.8%増)を計上した結果、売上総利益は2,811,932千円(同14.0%増)となりました。 b.販売費及び一般管理費及び営業利益 販売促進費976,762千円(前事業年度比19.9%増)、給料及び手当217,890千円(同4.4%増)、地代家賃255,730千円(同2.2%増)、支払手数料291,118千円(20.3%増)等を計上した結果、当事業年度の販売費及び一般管理費は2,572,635千円(同12.7%増)となり、営業利益は239,296千円(同31.1%増)となりました。 c.営業外損益及び経常利益 受取利息4,035千円等により営業外収益4,573千円(前事業年度比30.1%増)を計上し、営業外費用696千円(同78.5%減)を計上した結果、当事業年度の経常利益は243,174千円(同33.0%増)となりました。 d.特別損益及び当期純利益 特別損失として固定資産除却損0千円を計上し、税引前当期純利益は243,174千円(前事業年度比52.9%増)となり、法人税等91,630千円(同1.2%増)を計上した結果、当期純利益は151,543千円(同121.4%増)となりました。 キャッシュ・フローの状況 当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性について 当社は、事業運営上必要な運転資金及び設備投資資金等を確保するとともに、経済環境の急激な変化等に備えた財務基盤の強化を図ることを基本方針としております。当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、業容拡大に伴う仕入、販売促進費、人件費等の運転資本の増加であり、設備投資資金の需要は、主に新規出店や店舗リニューアルによるものであります。所要資金については、内部資金を活用するとともに、必要に応じて金融機関からの調達等により賄うこととしております。 当事業年度末における有利子負債の残高は0千円、現金及び現金同等物の残高は1,821,493千円であり、ネット・キャッシュは1,821,493千円となっております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通りでありますが、ブランド力の維持、ファッショントレンド、出店、特定取引先との関係等、様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、市場動向等に留意し、内部管理体制の強化、取引先との関係維持・強化、市場のニーズに合った商品の開発等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 当社の経営の状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載の通りです。 今後の見通しにつきましては、引続き「トレンドに左右されない商品企画と、定番商品を人気商品化するノウハウ」を強みとして、O2O戦略の強化を図り、インターネット販売及び店舗販売等の継続的な成長を目指してまいります。また、キャラクターとブランドを融合させたエンタテイメントビジネスの強化に向け、積極的に先行投資を行い、中長期的に取り組んでまいります。 ECサイト「ATAOLAND+(アタオランドプラス)」において、顧客獲得コストやリピート率などの指標は継続的に改善傾向にあるものの、旧ECサイトに係る知的財産権及び顧客情報等が旧ECサイトの運営委託先に帰属する契約となっていたこと、また、旧ECサイトの会員に対し、当社ブランドであるATAOと誤認させる類似ブランドの展開により、今もなお問い合わせが発生していること等から、インターネット販売及び店舗販売の再拡大には引き続き販売促進費等の積極的な投資が必要になると考えております。 2027年2月期においては、新規出店や店舗移転、各ブランドの戦略的なプロモーションの更なる強化や当事業年度に発売したヒット商品の定番品化、既存顧客及び新規顧客の双方にアプローチ可能な商品企画等により、ATAOLAND+を中心としたインターネット販売及び店舗販売の一層の拡大を図ってまいります。 また、円安等による資材高騰等が課題となっている中、生産や物流面の見直しによる一層の適正化及び効率化を推進し、お客様に最大限価値を感じていただけるようなモノづくりに集中してまいります。さらに、環境への問題にも配慮しながら、時代のニーズに合わせ広くお客様に受け入れていただけるブランドづくりをより一層強化してまいります。 ILEMERブランドに関しては、ILEMER TOKYO avec le IANNEを移転リニューアルオープンするとともに、引続きサンリオキャラクターズをはじめとするコラボレーションアイテム等の新商品の投入やアメリカを始めとする海外展開等により、売上の拡大を図っていきたいと考えております。 引続き、店舗とECのOMOの強化、各種プロモーション施策の実施、新ECサイトのオープンによる業務の最適化及び効率化等により、各ブランド価値の更なる向上、売上及び利益の中長期的な拡大を図ってまいります。 ※ OMO(Online Merges with Offline)とは、店舗とECの融合を図ることにより、顧客体験を向上させることを目的としたマーケティング手法のことをいいます。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通り、新規販売チャネルの展開、店舗とECのOMOの実現、生産体制の強化、人材の確保・育成等が必要であると認識しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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