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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ティーライフ

Tea Life Co.,Ltd3172 · Standard · 小売業

健康茶や健康食品を通販で展開するウェルネス企業。自社企画商品の通信販売を軸に、他社商品の卸売や物流事業も手掛ける。

概要

ティーライフ株式会社は、静岡県島田市に本社を置く通信販売企業である。1983年に緑茶ティーバッグの加工販売会社として創業し、現在は健康茶や健康食品、化粧品などを自社企画・通信販売するウェルネス事業と、不動産賃貸・出荷受託を行うロジスティクス事業の2セグメントで構成される。2025年7月期の連結売上高は115億円、従業員数144名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

ウェルネス事業が売上の9割を占めるセグメント構成

当社グループの報告セグメントはウェルネス事業とロジスティクス事業の2つである。2025年7月期実績でウェルネス事業の売上高は105億74百万円(連結売上高の92%)、セグメント利益は2億66百万円。ロジスティクス事業の売上高は9億27百万円(同8%)、セグメント利益は1億89百万円。ウェルネス事業が収益の柱であり、自社企画商品の通信販売と、子会社を通じた卸売(テレビショッピング等向け)を展開する。ロジスティクス事業は自社所有不動産の賃貸と出荷業務の請負が中心で、安定的な収益源となっている。

M&Aで拡大したグループ構成と子会社の役割

当社は2012年の上場後、M&Aにより子会社を増やしてきた。2012年11月に株式会社アペックス(群馬県高崎市)を子会社化。アペックスはヘルスケア商品や生活雑貨等を仕入れ、テレビショッピングやカタログ販売会社への卸売を営む。2013年11月にはコラムジャパン(東京都、2017年吸収合併)、2014年8月に株式会社ダイカイ(名古屋市、2024年吸収合併)、2018年8月に株式会社Lifeit(東京都、2025年吸収合併)、2022年11月に株式会社オフィスサプライズ(愛知県日進市)を子会社化した。グループ各社はウェルネス事業の卸売チャネルとして機能してきた。

海外展開の試みと撤退の歴史

当社は2017年3月に台湾台北市に提來福股份有限公司を設立し、同年12月には中国上海市に特莱芙(上海)貿易有限公司を設立。しかし台湾法人は2021年12月、上海法人は2023年7月にそれぞれ清算が結了し、両地域から撤退した。一方、2023年8月にはアメリカ合衆国カリフォルニア州にSENN INC.を設立し、北米向け食品卸売事業の拡大を目指している。また2023年11月にはランベルジャパン(北海道札幌市)を設立し、新たな拠点づくりを進めている。海外事業は試行錯誤の段階にある。

売上高は成長後に減少、収益構造に変化

連結売上高の推移を見ると、2012年7月期の47億円から2024年7月期の130億円まで一貫して増加してきた。しかし2025年7月期は115億円と前年比11.5%減に転じた。営業利益は2025年7月期に4億56百万円(前期比17.2%減)と減益だが、親会社株主に帰属する当期純利益は3億58百万円と前期比12.1%増加した。売上高減少の背景には、主要取引先である株式会社QVCジャパン向け販売の減少(前期50.1%→当期46.1%)が影響している。経営陣は2028年7月期に売上高131億円、営業利益率6.6%の目標を掲げている。

業界の中での役割は健康・美容分野のコンシューマー向け通販・卸売プレイヤーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
115億円
営業利益
5億円
営業利益率
4.3%
純利益
4億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/7
事業売上構成比利益利益率
ウェルネス 事業106億円92.2%3億円2.8%
ロジスティクス 事業9億円7.8%2億円22.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01一般消費者(個人)主力

自社企画の健康茶、健康食品、化粧品をカタログやインターネットを通じて個人消費者に通信販売。『いつまでも健康・いつまでもキレイ』をコンセプトに、独自性の高い商品を企画する。

主な製品・サービス2
健康茶・健康食品
自社企画による健康茶やサプリメント。原料調達から製造工程までこだわり、健康維持をサポートする。
化粧品
自社企画の美容関連商品。肌の健康を保つためのスキンケア製品など。

02通信販売会社・小売店(B2B)準主力

子会社のアペックスを通じて、国内外メーカーから仕入れたヘルスケア商品や生活雑貨、寝具、化粧品等を、テレビショッピングやカタログ販売を行う企業へ卸売。

主な製品・サービス2
ヘルスケア商品
健康食品や美容機器など、健康と美容に関する商品の卸売。TVショッピング向けにプロデュースも手掛ける。
生活雑貨・寝具
日常生活で使う雑貨や寝具。カタログやテレビショッピングでの販売を想定した商品。

03物流・不動産副次

自社不動産を活用した不動産賃貸や、出荷業務の請負等を行う。グループの物流機能も担う。

製品と技術

自社企画の健康茶・健康食品・化粧品

当社のウェルネス事業における主力商品は、健康茶、健康食品、化粧品である。自社で企画・開発し、原料調達から製造工程まで一貫管理することで独自性を強みとする。代表的なコンセプトは「いつまでも健康・いつまでもキレイ」で、消費者向けにカタログやインターネットを通じて販売する。製造業としてのノウハウを活かし、他社との差別化を図っている。

医療用ウィッグ「ナチュウィッグ メディック」

2020年10月に発売した医療用ウィッグ「ナチュウィッグ メディック」は、抗がん剤治療などで頭髪を失った患者向けの製品である。自社の通信販売網を活用し、医療用ウィッグ市場に参入。既存の健康関連事業との親和性を狙った新規事業であり、今後も拡大を目指す分野と位置づけられている。

子会社アペックスが手がけるテレビショッピング向け商品プロデュース

子会社の株式会社アペックスは、テレビショッピングやカタログ販売を行う通信販売会社向けに、商品開発から販売方法までのプロデュースを提供する。ヘルスケア商品、生活雑貨、寝具、化粧品等を国内外のメーカーから仕入れ、ワンランク上の商品構成を特徴とする。当社グループ全体の卸売チャネルとして機能し、QVCジャパン向け販売が大きな割合を占める(2025年7月期で46.1%)。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

中堅食品スーパー、減収基調

当社は小売業に属し、食品スーパーを展開する中堅企業である。直近3期の売上高は135億円→130億円→115億円と減少傾向にあり、営業利益率は4%台を維持しているものの、収益力は限定的である。同業他社には光フードサービスやトライアルホールディングスなどが存在するが、これらと比較して規模は小さく、競争力の面で劣位にある。特にドラッグストアやディスカウントストアとの競合激化が課題で、差別化施策が求められる。同社のポジションは地域密着型の小型店舗が中心であり、大口顧客獲得によるスケールメリットは発揮しにくい。

強み

  • 直近2期の営業利益率が4%超と、小売業平均並みを維持している。
  • 地元ニーズに応じた品揃えとサービスで、固定客の獲得に強み。
  • 自己資本比率が高く、過剰な借入に依存しない経営が可能。
  • 減収下でも利益率を維持するなど、経費削減に積極的。

課題

  • 直近3期連続で減収しており、需要減少や競合に押されている可能性。
  • 同業大手に比べ店舗数が少なく、仕入れや販促でスケールメリットが出にくい。
  • 商品やサービスで他社との明確な違いを打ち出せておらず、価格競争に巻き込まれやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がティーライフ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

緑茶ティーバッグ加工の受託専門会社として創業

1983年8月、静岡県榛原郡金谷町(現島田市)でティーライフ株式会社を設立。資本金200万円で、緑茶のティーバッグ加工と通信販売を目的とした。1985年3月には加工工場を設置し、本社を移転。1990年8月には三角型ティーバッグ包装機を導入し、ティーバッグ受託加工に特化した。この時期は製造業が主軸であった。

通信販売部門分離と子会社解散による事業統一

1987年12月、通信販売部門を分離し株式会社植田茶園(後の株式会社ウエダ)を設立(植田伸司75%、ティーライフ25%出資)。1990年2月に株式会社ウエダに商号変更したが、1992年8月に同社を解散し、ティーライフへ事業を統一した。これにより通信販売と加工の両機能が一本化された。

受託加工廃止とインターネット通販への転換

2002年5月、創業以来の主力事業であったティーバッグ受託加工業を廃止。製造業から小売業への転換点となった。2003年1月にはインターネットでの通信販売を開始し、ECチャネルを本格化。同年9月には日本通信販売協会(JADMA)に入会し、通信販売企業としての体制を整えた。2000年にはISO14001を取得し、環境マネジメントにも着手している。

大阪証券取引所JASDAQ上場とM&Aの開始

2012年3月、大阪証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場。同年11月、株式会社アペックス(群馬県高崎市)の全株式を取得し、初の子会社化を実行。2013年11月にはコラムジャパン株式会社、2014年8月には株式会社ダイカイを相次いで子会社化し、卸売事業の拡大を図った。2013年7月の市場統合により東京証券取引所JASDAQに移行。2014年7月には東証第二部に市場変更し、2016年10月には第一部に指定された。

新事業への進出:ウィッグ事業と法人事業部の再編

2020年7月、ウィッグ事業を開始。同年10月に医療用ウィッグ「ナチュウィッグ メディック」の販売を開始し、新たな収益の柱を育てる試みを始めた。2017年8月にはコラムジャパンを吸収合併し法人事業部を新設したが、2019年8月に法人事業部の卸売事業を子会社のダイカイに会社分割するなど、組織再編を繰り返してきた。2024年10月にはダイカイを、2025年7月にはLifeitをそれぞれ吸収合併し、グループ構造を簡素化している。

上場市場の変遷と現在のスタンダード市場

上場後、市場区分は何度か変更された。2012年3月に大阪JASDAQスタンダードに上場、2013年7月の統合で東京JASDAQスタンダードに移行。2014年7月に東証第二部、2016年10月に東証第一部へ指定された。2022年4月の市場再編に伴い東京証券取引所スタンダード市場に移行し、現在に至る。上場期間中、売上高は約47億円から最大130億円へと成長したが、2025年7月期には減少に転じている。

年表38件を開く

1980年代

  • 1983年8月創業緑茶のティーバッグ加工と通信販売を目的として静岡県榛原郡金谷町(現 島田市)金谷河原132番地の14にティーライフ株式会社を設立(資本金200万円)
  • 1985年3月ティーバッグ加工の拡大のため、静岡県榛原郡金谷町(現 島田市)横岡578番地の1に加工工場を設置し、本社を移転
  • 1987年12月創業通信販売部門を分離し、静岡県榛原郡金谷町(現 島田市)牛尾118番地に株式会社植田茶園(植田伸司75%、ティーライフ株式会社25%出資)を設立(資本金300万円)

1990年代

  • 1990年2月商号変更株式会社植田茶園を株式会社ウエダに商号変更
  • 1990年8月三角型ティーバッグ包装機を導入し、ティーバッグ受託加工を専業化
  • 1992年8月株式会社ウエダを解散し、ティーライフ株式会社へ事業統一

2000年代

  • 2000年4月ISO14001を認証取得
  • 2001年8月業務拡大に伴い、事務所、出荷センター、倉庫を静岡県榛原郡金谷町(現 島田市)牛尾118番地に設置、本社を移転
  • 2002年5月ティーバッグ受託加工業を廃止
  • 2003年1月インターネットでの通信販売を開始
  • 2003年9月JADMA(社団法人日本通信販売協会)入会
  • 2007年4月プライバシーマーク認証取得

2010年代

  • 2012年3月上場大阪証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場
  • 2012年11月M&A株式会社アペックス(群馬県高崎市)の全株式を取得し子会社化
  • 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場
  • 2013年11月M&Aコラムジャパン株式会社(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化
  • 2014年7月東京証券取引所市場第二部に市場変更
  • 2014年8月M&A株式会社ダイカイ(愛知県名古屋市)の全株式を取得し子会社化
  • 2015年8月ティーライフ株式会社袋井センター(静岡県袋井市)稼働
  • 2016年10月東京証券取引所市場第一部に指定
  • 2017年3月創業提來福股份有限公司(台湾台北市)を設立
  • 2017年8月M&Aコラムジャパン株式会社を吸収合併し、法人事業部を新設
  • 2018年8月M&A株式会社Lifeit(東京都目黒区)の全株式を取得し子会社化
  • 2018年11月創業特莱芙(上海)貿易有限公司(中国上海市)を設立
  • 2019年8月ティーライフ株式会社法人事業部が営む卸売事業を子会社の株式会社ダイカイに会社分割
  • 2019年9月ティーライフ株式会社掛川センター(静岡県掛川市)稼働

2020年代

  • 2020年7月ウィッグ事業を開始
  • 2020年10月医療用ウィッグ「natuwig MEDIC(ナチュウィッグメディック)」販売開始
  • 2021年5月ティーライフ株式会社本社(静岡県島田市)に撮影スタジオを設置
  • 2021年12月提來福股份有限公司(台湾台北市)の清算結了
  • 2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行
  • 2022年5月ティーライフ株式会社名古屋センター(愛知県名古屋市)稼働
  • 2022年11月M&A株式会社オフィスサプライズ(愛知県日進市)の全株式を取得し子会社化
  • 2023年7月特莱芙(上海)貿易有限公司(中国上海市)の清算結了
  • 2023年8月創業SENN INC.(アメリカ合衆国カリフォルニア州)を設立
  • 2023年11月創業ランベルジャパン株式会社(北海道札幌市)を設立
  • 2024年10月M&A株式会社ダイカイを吸収合併
  • 2025年7月M&A株式会社Lifeitを吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち3項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高2028年7月期まで13,180百万円
  • 営業利益率2028年7月期まで6.6%
  • ROE2028年7月期まで10.1%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    既存事業の進化

    事業ごとの差別化ポイントの明確化、顧客基盤の維持・拡大(既存顧客関係強化、顧客開拓、リピート率向上)、業務プロセスのデジタル化による効率化・生産性向上に取り組む。

  2. 02

    新収益モデルの構築

    越境EC、北米食品卸売、海外進出支援プラットフォームなど海外事業への積極投資と育成。M&Aはシナジー効果とPMI設計を明確化し、将来の中核事業獲得を目指す。

  3. 03

    強固な経営基盤の構築

    DX推進による業務改善、グループ間の情報連携強化、人材育成と組織構造の最適化、コンプライアンスとリスク管理体制の強化を通じ、持続的な成長を支える基盤を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で144人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は501万円で、9期前と比べて+6.4%平均年齢は40.7歳、平均勤続年数は10.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年7月138
2017年7月150
2018年7月149
2019年7月47135.29.3173
2020年7月46935.49.6177
2021年7月47536.210.1165
2022年7月47937.411.0165
2023年7月49639.711.9167
2024年7月49541.312.6161373
2025年7月50140.710.3144347

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.2%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)65.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
袋井センター — 静岡県袋井市1,654百万円
ウェルネス事業 ロジスティクス事業
掛川センター — 静岡県掛川市1,295百万円
ロジスティクス事業
本社 — 静岡県島田市228百万円
ウェルネス事業
東京オフィス — 東京都目黒区12百万円
ウェルネス事業
kokoro貝塚店 — 大阪府貝塚市6百万円
ウェルネス事業
ほか1件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社アペックス(注)2.3
    群馬県高崎市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他3社
    - · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は115億円営業利益5億円前期と比べると減収減益で、売上が-11.5%、利益が-16.7%。

売上高
-11.5%
115億円
営業利益
-16.7%
5億円
純利益
+33.3%
4億円
営業利益率
4.3%
前期比 -0.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は53億円、営業利益は2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−11.7%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q3738.12
2023年3Q3013.30
2023年4Q363
2024年1Q3013.30
2024年2Q3712.71
2024年3Q3113.21
2024年4Q3239.41
2025年2Q6023.32
2025年4Q5535.52
2026年2Q5323.82

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年7月期からの14期で、売上は47億円から115億円へ2.4倍に増えた。直近期の営業利益率は4.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
大阪証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場
2012年7月4742
大阪証券取引所と東京証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ市場(スタンダード)に株式を上場
2013年7月5653
株式会社ダイカイ(愛知県名古屋市)の全株式を取得し子会社化
2014年7月6042
2015年7月6842
2016年7月7243
提來福股份有限公司(台湾台北市)を設立
2017年7月7355
特莱芙(上海)貿易有限公司(中国上海市)を設立
2018年7月7354
2019年7月9342
2020年7月10654
2021年7月11797
株式会社オフィスサプライズ(愛知県日進市)の全株式を取得し子会社化
2022年7月12786
SENN INC.(アメリカ合衆国カリフォルニア州)を設立
2023年7月13586
株式会社ダイカイを吸収合併
2024年7月130664.63
株式会社Lifeitを吸収合併
2025年7月115554.34

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高115億円のうち、営業利益として残るのは5億円4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の3.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金64.3%74億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金32.2%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.3%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
35.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.7pt
4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.0pt
3.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比3.0pt
5.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年7月期は営業CFが5億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年7月4−23219
2013年7月3−6−2−314
2014年7月31−2416
2015年7月3−102−710
2016年7月43−2715
2017年7月50−3517
2018年7月4−62−218
2019年7月3−2−4116
2020年7月8−116−319
2021年7月101−31126
2022年7月4−3−4123
2023年7月70−4726
2024年7月3−11229
2025年7月5−5−3026

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年7月期の総資産は88億円。このうち返さなくてよい自己資本が64億円で、自己資本比率は73.3%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年7月4033781.1
2013年7月4335881.4
2014年7月4536981.3
2015年7月52371570.8
2016年7月54391572.5
2017年7月54421277.1
2018年7月60451574.4
2019年7月62461673.8
2020年7月78492963.6
2021年7月83552865.7
2022年7月83582570.0
2023年7月86622472.0
2024年7月90632770.0
2025年7月88642373.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳
現金及び預金
30億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
57億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
8億円
在庫として抱えている分
負債合計
23億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
79
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率9 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中31位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中307位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
5.6%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
4.3%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
73.3%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-11.5%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.6%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,121で、1年前と比べて+2.7%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥1,121+0.0%1ヶ月-0.2%1年+2.7%時価総額48億円
過去52週の値幅
安値¥1,110高値¥1,185

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.3倍
PBR0.75倍
配当利回り3.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

論点は、縮小する茶市場の中でいかに収益を維持するか。強気派は、健康ブームによる機能性茶への関心高まり、インバウンド向け土産需要、ECチャネル強化の余地を評価。弱気派は、市場全体の縮小、大手競合との価格競争、店舗オペレーション効率の悪さを指摘。2025年7月期は売上高115億円(前期比11%減)と大幅減収予想で、回復の見通しが鍵。

プラスに働く材料7
  • 健康志向の追い風

    機能性表示食品など健康茶の需要拡大

  • EC事業の成長余地

    オンライン販売の比率はまだ低く伸びしろあり

  • インバウンド需要

    訪日客向け抹茶スイーツなど土産需要

  • 純利益改善基盤での増配期待次回決算影響

    FY2025純利益4億円と改善、配当性向55%で増配余地あり。

  • PBR0.77倍の割安修正期待中期影響

    PBR1倍回復で株価約1500円、現在1156円から約30%上昇余地。

  • コスト削減効果による利益率安定継続影響

    FY2025営業利益率4.35%、販管費削減で底堅い収益性。

  • 株主還元強化の可能性次回株主総会影響

    自己株式取得や増配の余力あり、浮動株比率向上期待。

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小

    国内茶市場は年間2%程度の減少傾向

  • 競合との価格競争

    スーパーやネットで安価な輸入茶が流通

  • 店舗販管費の重さ

    人件費や家賃負担が収益を圧迫

  • 売上高減少トレンド継続通年影響

    3期連続減収、FY2025売上高115億円は前期比11.5%減。

  • 利益率低下による収益力減退継続影響

    営業利益率4.35%は前期比0.27pt低下、コスト上昇圧力。

  • 業界の人手不足によるコスト増継続影響

    人件費上昇が利益圧迫、FY2026も改善見込めず。

  • 小型株の流動性リスク継続影響

    時価総額49億円、出来高少なく大口売りで株価急落リスク。

次の決算で確かめる点
既存店売上高前年比
店舗単体の収益力を測る
EC売上高比率
チャネル多様化の進捗を示す
客数・客単価
来店頻度と購買単価の動向

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から13.0%いまの株価に対する利回りは3.57%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
3.57%
いまの株価に対して
配当性向
37.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年7月2834.8
2017年7月3421.436.7
2018年7月340.036.1
2019年7月20−41.276.4
2020年7月3050.068.6
2021年7月4446.770.6
2022年7月5218.2149.1
2023年7月520.062.6
2024年7月46−11.585.4
2025年7月40−13.037.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ10,844人。区分でいちばん多いのは個人・その他62.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.1%を占め、残る62.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他49.550.854.356.359.562.3
事業法人36.335.836.136.136.436.2
金融機関8.68.16.55.63.10.8
外国法人2.44.51.71.10.60.4
証券会社2.70.81.40.80.30.2
外国人個人0.40.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社N&K33.55
02山田 壽雄2.34
03ティーライフ従業員持株会1.67
04浅井 伸祐1.65
05植田 翔子1.64
06植田 元気1.64
07植田 佳代子1.61
08若杉 精三郎1.41
09日本生命保険相互会社0.84
10植田 伸司0.66

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+37%、1株純資産は14期で+95%。直近期のROEは5.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年7月617737.77.832.6
2013年7月678298.19.135.1
2014年7月538576.315.840.2
2015年7月448745.023.138.5
2016年7月799208.811.634.8
2017年7月10898511.314.936.7
2018年7月1001,0529.813.136.1
2019年7月571,0815.315.476.4
2020年7月991,1608.89.968.6
2021年7月1661,28513.68.570.6
2022年7月1331,36310.110.1149.1
2023年7月1411,44910.010.262.6
2024年7月751,4755.118.185.4
2025年7月841,5075.613.337.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/7期の役員報酬は総額93百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
西上節也代表取締役社長 ウェルネス カンパニー長 兼ロジスティクス カンパニー長 兼海外営業部長6316,587
児島正雄取締役 グループ・事業戦略 本部長636,283
齋藤正和取締役 マネジメントサービス カンパニー長 兼経営戦略部長632,246
植田伸司取締役7628,150
岡村朗取締役(常勤監査等委員)63900
寺田敏子取締役(監査等委員)66
岩井理映子取締役(監査等委員)55

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)462767619
社外取締役2995
取締役(社内)1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,042字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社と連結子会社(株式会社アペックス・その他3社)の5社で構成されており、通信販売および、通信販売会社・小売店等への卸売を行うウェルネス事業、自社不動産を利用した不動産賃貸や出荷受託等を行うロジスティクス事業を展開しております。当社グループの各事業間において、一部、取扱商品や販売チャネルの共有をしております。 なお、次の2つの事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 セグメント区分につきましては、グループ経営の効率化を図るため、セグメントの範囲について経営管理区分の見直しを行い、従来、「卸売事業」及び「小売事業」に区分されていた事業を「ウェルネス事業」に統合、従来の「プロパティ事業」の呼称を「ロジスティクス事業」に変更し、報告セグメントを3つから2つに変更いたしました。前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分及び呼称に基づいて作成したものを開示しております。 「ウェルネス事業」 (当社) 当社は、株式保有により連結子会社を統括するとともに、主に自社企画した健康茶、健康食品、化粧品をカタログ、インターネット等を通じ、個人消費者に通信販売を行う事業を営んでおります。「いつまでも健康・いつまでもキレイ」をコンセプトに、健康及び美容関連商品を中心とした商品を開発しており、特に、製造業で培った製造加工のノウハウを活かし、原料調達や製造工程を含めた商品企画により独自性が高い商品の企画力を強みとしております。 (株式会社アペックス) 株式会社アペックスは、ヘルスケア商品、生活雑貨、寝具、化粧品等を国内外のメーカーから仕入れ、主にテレビショッピングやカタログ販売などを展開する通信販売会社への卸売事業を営んでおります。「New Value Creation」をコンセプトに、ワンランク上の商品構成を特徴とするほか、テレビショッピングを展開する通信販売会社に対しては、商品開発から販売方法までのプロデュースを実施し、カタログ通信販売会社等には、客層や掲載時期にあわせた商品の提案を行うといった企画力が強みとなっております。 「ロジスティクス事業」 (当社) 当社は、当社が所有する不動産を活用した不動産賃貸や、出荷業務の請負等を展開しております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,039字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは「1.嘘をつかず、謙虚に、明るく社会的責任を果たします。2.通信販売に良き改革を与え続け、お客様に、より質の高い商品やサービスを提供します。3.どのような経済環境の変化にも対応できる「自ら進化していく組織」を作ります。」を経営理念とし、社会と共に成長する企業を目指しております。また、当社グループは、「よろこんでもらえる喜び」を事業活動の原動力とし、当社グループが運営する事業を通じて、お客様の豊かで潤いのある生活をサポートしていくことを使命としております。 (2) 中期的な会社の経営戦略 景況感が持続、回復傾向が続く事が予想される中、当社グループは、2025年8月から2028年7月までの3期における中期経営計画を策定。「Mastering Today, Shaping Our Future~今日を極め、未来を創る」をスローガンとし、本期間を「未来の成長に向けた土台づくり」と位置づけ、構造改革による既存事業の安定化を図る(既存事業の進化)とともに新規事業への積極的な投資を進め(新収益モデルの構築)、未来の持続的な成長と企業価値の向上(強固な経営基盤の構築)を大きな方針として取り組む事により、3期目の2028年7月期には連結売上高131億円を目指してまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、収益性を重視した事業運営とともに、獲得した利益について既存事業への成長投資や新規事業への先行投資により、長期的かつ持続可能な経営に取り組んでいます。当社グループにおける経営上の目標の達成状況を判断するうえでの客観的な指標は、売上高や、営業利益率、ROEであり、上記経営方針と中期的な経営戦略に基づき、その達成に努めてまいります。 中期経営計画の3期目である2028年7月期の目標値については、以下のとおりであります。 指標   2028年7月期 売上高   13,180百万円 営業利益率   6.6% ROE   10.1% (4) 経営環境 今後のわが国経済は、賃上げの継続傾向やインバウンド需要の増加、各種政策の効果等を背景に、景気は緩やかな回復基調が継続すると見込まれるものの、人件費の高騰や原材料費の上昇、為替変動による輸入コスト増に加え、地政学的リスクや各国の金融政策の変化が中長期的な不確実性を高めており、注意を要する状況が続くと予測されます。 小売・卸売業界におきましては、景気とともに消費の回復が期待できるものの、原材料費や人件費、物流コストの上昇、生活防衛意識が高まる中での価格転嫁の難しさといった課題や、ECへのシフトによる競争激化に対し柔軟な対応が求められます。また、倉庫賃貸業界においては、EC拡大や製造業の保管需要により流通量は堅調に推移し、空室率の低下が見込まれる一方で、大規模新型倉庫の大量供給により、競争激化が懸念されており、借主確保、柔軟な契約条件の設定が課題となります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、中期的な経営戦略を推進するために、以下の課題に優先的に取り組み、持続可能な成長を目指してまいります。 ①  既存事業の進化 事業ごとの差別化ポイントの明確化、価値提供型へのシフト、市場や業界のモニタリングを行う事で競争力の強化を図り、消費環境の変化や急成長したEC市場の競争に対応するため、既存顧客との関係強化、顧客開拓戦略の見直しと強化、リピート率向上施策に取り組む事で顧客基盤の維持・拡大を目指します。また業務プロセスの見直しと改善、デジタル化の推進に努め、業務の効率化と生産性向上を図り、既存事業の更なる進化を進めてまいります。 ②  新収益モデルの構築 現在推進している越境EC事業、北米を中心とした食品卸売事業の拡大、新たに海外進出を目指す国内企業のサポートプラットフォーム事業の立ち上げ等、海外向け事業への積極的投資と育成を行います。またM&Aについては、見込まれるシナジーや目的、実行後のPMI設計まで明確化し、将来のグループの中核となる事業の獲得を目指します。なお新事業への投資は、成長性・実効性で適正に判断してまいります。 ③  強固な経営基盤の構築 DX推進による業務改善・生産性の向上に努めるほか、部門・グループ間の業務や情報のボトルネック解消、グループ横断的な視野で人材育成と組織構造の最適化、一貫した組織風土の醸成に向けた改革を実施します。以上の取り組みにより、より強固な経営基盤を構築してまいります。併せて、コンプライアンスの徹底やリスク管理体制の強化により、社会からの要請やステークホルダーの期待に応えられるよう努めてまいります。
事業等のリスク4,064字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 当社グループは、これらリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合には迅速に対応し、その影響の低減に努めるとともに、不測の事態が発生した場合に備え、的確な情報開示を実施しうる体制の構築に取り組んでまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、全てのリスクを網羅的に記述したものではありません。 ① 景気や個人消費の動向によるリスク 当社グループは、国内市場に依存する割合が高く、当社グループの業績は国内の景気や個人消費の動向等の経済環境に大きく左右されます。日本国内における少子高齢化や消費者の購買行動の変化により、これらが悪化した場合には、エンドユーザー数の減少や客単価の低下による売上減少、また、不動産賃貸先の業績悪化による賃料減額要請や、解約による賃貸物件の稼働率低下等が想定され、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、消費動向に合わせた販売方法や商品開発に努めるとともに、事業の多角化等により、影響を低減又は回避するよう努めております。 ② 競争激化に関するリスク 当社グループのウェルネス事業は通信販売を主体としておりますが、消費者の購買行動の変化により、店舗販売から通信販売、特に、インターネットによる通信販売にシフトする企業の増加傾向は継続しております。大手企業から個人事業主に至るまで通信販売事業への新規参入が相次いでおり、今後一層競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、主力となる商品の大半は自社で開発し、サービスにおいても他社との差別化を特徴としており、影響を低減又は回避するよう努めております。 ③ 広告宣伝費について 当社グループのウェルネス事業は通信販売を主体としており、主にカタログの配布先やインターネットの閲覧者である顧客からの注文により事業が成り立っております。無店舗販売という性質上、当該顧客の確保が事業の生命線であるため、顧客開拓や販売促進を目的とした広告宣伝に係る支出が多額となっております。今後、広告料金や紙の高騰や宣伝効率の悪化等により広告宣伝費が増加した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、広告媒体の選別や広告表現のブラッシュアップによる顧客開拓の効率化や、カタログからデジタルシフトを進めることによる広告宣伝費の削減等により、影響を低減又は回避するよう努めております。 ④ 生産国の状況変化によるリスク 当社グループの営業収入のうち重要な部分を占める製品の原材料は、中国で生産されているため、中国における政治情勢や経済状況の変化等、予期せぬ事象により、原材料製造や品質管理体制に問題が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、仕入先との商品供給に係る基本契約の締結や定期的な訪問又はコンタクトにより関係強化及び状況把握に努めるとともに、万が一に備えての他の仕入先候補に関する情報収集に努めております。 ⑤ 天候のリスク 当社グループの営業収入のうち、重要な部分を占める製品の原材料は、茶葉・黒豆・蒲公英根(たんぽぽ根)・高麗人参等の農産物であるため、天候による影響を受ける可能性があります。異常気象など天候不良による不作が生じた場合には、必要量の不足に伴う販売機会ロスや仕入価格の上昇が想定されるため、天候不良が当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、新商品の開発や事業の多角化等によるリスク分散により、影響を低減又は回避するよう努めております。 ⑥ 商品の品質管理について 当社グループは、食品、医薬品、化粧品、雑貨、家具等様々な商品を販売しております。当該商品について何らかの理由で基準を満たさない商品が顧客に販売され、当該商品に不具合が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、商品の安全性確保のため、国や地方自治体の定める条例や関連法規を遵守するとともに、品質検査や適法検査等について独自の基準に基づく検品や、商品クレームが発生した場合の対応及び改善を徹底するなど、品質管理体制を整備しております。 ⑦ 返品・交換について 当社グループのウェルネス事業においては、商品到着後30日以内であれば、お客様にお買上げいただいた商品の返品・交換を受け付けております。そのため、恒常的に返品・交換が発生しておりますが、現状、その数は僅少であり、大勢に影響はありません。しかしながら、何らかの理由により見込みを大幅に超えて返品・交換が発生するような場合には、返送品の処理、代替商品の配送等、追加的な費用が発生するため、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、返品・交換が最小限に抑えられるよう、受注及び出荷ミスの軽減、商品品質の維持、お客様対応の品質向上に取り組んでおります。 ⑧ 法規制によるリスク 当社グループは、健康茶、健康食品、医薬品、化粧品、雑貨、家具等のウェルネス事業、並びに不動産賃貸等を営むロジスティクス事業を行っております。当該事業を営業するうえで関連する多様な法的規制を受けております。法的規制に抵触した場合、又は改正等に伴い法的規制が強化された場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、内部統制及びコンプライアンス管理体制を整備・構築し、法令遵守の徹底に努めております。 ⑨ 個人情報保護関連 当社グループのウェルネス事業では、個人情報のストックビジネスである通信販売を行っており、取扱う個人情報量も多く、「個人情報の保護に関する法律」に定める個人情報取扱事業者に該当しております。何らかの理由により、当社グループの保有する個人情報が漏洩した場合には、当社グループの信用の失墜に繋がるとともに、事後対応等に関するコストの増加等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、プライバシーマーク認証取得や、外部からの不正アクセス及びウイルス感染の防御等の対策を講じる等により、個人情報保護措置及び適正利用に努めております。 ⑩ システムリスク 当社グループのウェルネス事業では、顧客情報、受注情報、役員及び従業員の個人情報並びに取引先等に係る法人情報等、業務に係る情報をシステム管理しており、業務のほぼすべてにおいてコンピュータ処理がなされております。しかしながら、大災害の発生、ウイルス感染、サイバーテロ等により、大規模なシステム障害やインターネットに障害が発生した場合には、各種業務が滞り、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、システムの安定稼働の維持に努めるとともに、重要データのバックアップ体制を構築する等の策を講じております。 ⑪ 自然災害等による影響 当社グループ及び業務委託先近隣において、万が一、大規模地震等の自然災害が起こった場合、社屋、倉庫、製造設備のほか各インフラに被害が生じた場合には、受注処理や出荷業務等の営業活動の停止、保有不動産の損壊による損失等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、自然災害等による業務への影響を最小限にするために、主要ネットワークシステムの多重化(本社サーバ・委託先サーバ)を実施するとともに、特に震災のリスクの高い静岡県に所在する当社社屋においては、「静岡県建築構造設計指針・同解説」による新耐震診断判定基準に対応した耐震対策の実施・保守管理の徹底、防災マニュアルの整備等の対策を講じております。 ⑫ 為替変動リスク 当社グループのウェルネス事業では、外貨による輸入取引を行っております。急激な為替変動が生じた場合等において、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 為替変動による仕入価格の変動に関しては、仕入価格の動向を勘案して販売価格を改定する等の策を講じております。 ⑬ 不動産市況の変動 当社グループのロジスティクス事業については、景気動向に変動が生じた場合、地価、不動産市況が影響を受けやすいことから、不動産価値の下落、賃料の低下、空室率の上昇等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、月次の業績管理による状況把握を行い、即時対策を講じる体制としているとともに、事業の多角化によりリスク分散を図っております。 ⑭ M&Aにおけるリスク 当社グループは、今後の事業規模の拡大、収益源の多様化を進めるにあたり、M&Aを重要な戦略の一つとして認識しており、積極的に活用していく方針であります。M&Aにあたっては、対象会社の業績や財務内容、契約関係を外部機関によるデューデリジェンスにより詳細に調査するとともに、当社グループとの相乗効果を十分に考慮し慎重に進めてまいりますが、買収後、想定外のリスクが顕在化した場合や、当初期待した効果が得られず、戦略目的が達成できない場合において、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、グループ戦略の共有やシナジーの創出に取り組み、投資効果の最大化に努めるとともに、業績の状況を把握し、必要な対策が講じられる体制整備に努めております。
経営成績の分析 (MD&A)6,550字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、資源価格の高騰や為替の影響による物価上昇、米国の通商政策や、中国経済の減速等の不安定な状況が続いているものの、賃上げの継続傾向やインバウンド需要増等の要因により、景気は緩やかに回復基調にあります。 卸、小売業界におきましては、エネルギー価格や人件費、原材料価格の高騰による物価上昇が継続し、消費者の節約志向の高まりから個人消費の減速が懸念される等、依然として先行きが不透明な状況にあります。 このような経済環境のなか、当社グループは安定的かつ継続的な成長と企業価値の向上を目指し、「進化するウェルネス&ライフサポート企業」をビジョンとし、引き続き「Reborn!ver.2」をスローガンとした中期経営計画の達成に向け、各事業の拡大及び利益確保に取り組んでまいりました。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産合計は8,777百万円(前連結会計年度末比208百万円減)、負債合計は2,344百万円(同354百万円減)、純資産合計は、6,432百万円(同146百万円増)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における売上高は11,502百万円(前年同期比11.5%減)、営業利益は456百万円(同17.2%減)、経常利益は453百万円(同19.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は358百万円(同12.1%増)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 セグメント区分につきましては、前連結会計年度まで、3つの報告セグメントにて事業を展開してまいりましたが、グループ経営の効率化を図るため、セグメントの範囲について経営管理区分の見直しを行い、従来、「卸売事業」及び「小売事業」に区分されていた事業を「ウェルネス事業」に統合、従来の「プロパティ事業」の呼称を「ロジスティクス事業」に変更し、報告セグメントを3つから2つに変更いたしました。前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分及び呼称に基づいて作成したものを開示しております。 なお、売上高については、セグメント間取引の調整後の数値であり、セグメント利益については、セグメント間取引の調整前の数値であります。 ウェルネス事業の売上高は10,574百万円(同12.5%減)、セグメント利益は266百万円(同29.1%減)となりました。 ロジスティクス事業の売上高は927百万円(同1.3%増)、セグメント利益は189百万円(同0.6%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ298百万円減少し、2,633百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、526百万円(前年同期比59.8%増)となりました。 これは、主に税金等調整前当期純利益496百万円、売上債権の回収による増加260百万円があったものの、仕入債務の支払いによる減少225百万円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、544百万円(前年同期比288.7%増)となりました。 これは、主に投資有価証券の売却による収入81百万円、定期預金の払戻による収入44百万円があったものの、定期預金の預入による支出415百万円、投資有価証券の取得による支出200百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、270百万円(前期は133百万円の獲得)となりました。 これは、主に配当金の支払額170百万円、長期借入金の返済による支出99百万円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2024年8月1日至  2025年7月31日)   前年同期比(%) ウェルネス事業   (百万円)   276   101.3 合計   (百万円)   276   101.3 (注) 1.金額は、製造原価によっております。 2.ロジスティクス事業は、生産活動を行っておりませんので、記載しておりません。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2024年8月1日至  2025年7月31日)   前年同期比(%) ウェルネス事業   (百万円)   6,749   86.7 合計   (百万円)   6,749   86.7 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.ロジスティクス事業は、商品仕入活動を行っておりませんので、記載しておりません。 c.受注実績 当社グループは、主にカタログやインターネット等を通じて一般消費者に健康茶、健康食品、化粧品等の販売を行うほか、通信販売会社や小売店等に生活雑貨や食品等を販売する「ウェルネス事業」を主たる事業として行っておりますが、受注から商品発送までのリードタイムが極めて短いもの等により受注実績の記載は行っておりません。また、「ロジスティクス事業」については、該当事項はありません。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2024年8月1日至  2025年7月31日)   前年同期比(%) ウェルネス事業   (百万円)   10,574   87.5 ロジスティクス事業   (百万円)   927   101.3 合計   (百万円)   11,502   88.5 (注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自  2023年8月1日至  2024年7月31日)   当連結会計年度(自  2024年8月1日至  2025年7月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社QVCジャパン   6,517   50.1   5,306   46.1 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、8,777百万円(前連結会計年度末比208百万円減)となりました。 流動資産の減少(同176百万円減)は、主に売掛金が254百万円減少したことによるものであります。 固定資産の減少(同29百万円減)は、主に投資その他の資産が59百万円増加したものの、のれんが52百万円減少したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、2,344百万円(前連結会計年度末比354百万円減)となりました。 流動負債の減少(同207百万円減)は、主に未払金が35百万円増加したものの、買掛金が225百万円減少したことによるものであります。 固定負債の減少(同146百万円減)は、主に長期借入金が99百万円、固定負債のその他が44百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、6,432百万円(前連結会計年度末比146百万円増)となり、この結果、自己資本比率は73.3%となりました。 純資産の増加は、主に利益剰余金が175百万円増加したことによるものであります。 b.経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、11,502百万円(前年同期比11.5%減)となりました。 (売上総利益) 当連結会計年度の売上総利益は、4,121百万円(同7.4%減)となり、売上高総利益率は35.8%(同1.6ポイント増)となりました。 ウェルネス事業のうち、卸売販売の構成比が下がったことにより、増加となりました。 (営業利益) 当連結会計年度の営業利益は456百万円(同17.2%減)となり、売上高営業利益率は4.0%(同0.3ポイント減)となりました。 販売費及び一般管理費にて費用投下の見直しを行うものの、売上低迷が影響し営業利益は減少となりました。 (経常利益) 当連結会計年度の経常利益は453百万円(同19.7%減)となり、売上高経常利益率は3.9%(同0.4ポイント減)となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、358百万円(同12.1%増)となり、売上高当期純利益率は3.1%(同0.7ポイント増)となりました。 特別利益において、投資有価証券売却による収入のほか、繰越欠損金の利用による法人税等の減少により親会社株主に帰属する当期純利益は増加となりました。 c.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、ウェルネス事業では、テレビショッピングにおいて主力商品の美容・健康関連商品の販売において放映回数の増に注力しましたが、サプリメント系商材の縮小傾向が進む中、新商品の開発に注力しましたが、新たな成長を牽引するヒット商品の発売に至らず、規模拡大より収益改善に注力いたしました。またEC領域において、オリジナルヒット商品の開発を推進しましたが、既存商品の競合激化による規模縮小が補えず、運営コストの合理化などによる収益改善に注力しました。事業全体としては既存事業の広告宣伝費の適正化に注力し、成長の芽として海外事業への積極投資を行った結果、減収減益となりました。ロジスティクス事業におきましては、袋井センター及び掛川センターの安定稼働と名古屋センターの賃貸先および3PL請負先の開拓に注力しましたが、運営コストが増加しました。これらの結果、増収減益となりました。 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、前述の「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d.経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の達成状況 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりであります。 当連結会計年度において、売上高は11,502百万円(前年同期比11.5%減)となり、経常利益率は3.9%となりました。中期経営計画の目標とする経営指標のうち、売上高は10.7ポイント、経常利益率は1.0ポイント下回りました。要因としては、前述「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」に記載のとおりでありますが、今後におきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に取り組む事で、2025年8月~2028年7月の中期経営計画の各目標指標を上回ることができるよう取り組んでまいります。 e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (ウェルネス事業) ウェルネス事業では、テレビショッピング向けの販売では主力のヘルスケア商品に注力したほか、寝具等の新商品拡販に努めました。実店舗向け販売では各卸先に対しオリジナル商品の提案営業を推進しました。カタログ通販・EC分野では、顧客開拓の効率改善と販促規模・事業運営コストの適正化、ECモールでの拡販に取り組みました。また、米国向けEC事業や国内外の新規販売先開拓といった今後の成長領域に積極的に投資しました。特に米国事業は、国内市場の縮小が見込まれるなか重要な新市場と位置付けており、マーケティング・商品企画・物流システム開発に投資を行っていることから、経費が先行しました。 その結果、売上面ではサプリメント類の販売が低調に推移したほか、ECモールの競合店増加に伴う競争激化等の要因により、売上高10,574百万円(前年同期比12.5%減)、利益面では、原材料費・配送費などのコストプッシュ要因、さらには米国市場への先行投資に伴う経費負担により、セグメント利益266百万円(同29.1%減)となりました。 (ロジスティクス事業) ロジスティクス事業では、袋井センター・掛川センターの安定稼働と名古屋センターの顧客開拓営業に注力した結果、売上高は927百万円(前年同期比1.3%増)、利益面では人件費・光熱費等のコストプッシュ要因により、セグメント利益は189百万円(同0.6%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況) 当社グループは、全国の一般消費者に対し、直接あるいは通信販売業や小売業等を営んでいる取引先を通じて商品を販売しており、安定的に売上金の回収を行っております。商品在庫を適正水準に維持するなど必要運転資金の増加を抑え、キャッシュ・フローの安定的な確保に努めております。 なお、キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの資金需要の主なものは、ウェルネス事業における、商品仕入、委託製造のための原材料の購入及び外注加工賃などの製造費や広告宣伝費・荷造運搬費などの運転資金並びにシステム投資、ロジスティクス事業における設備維持費及び新たな不動産取得等の設備投資であり、営業活動により獲得した資金及び金融機関からの借入によりまかなわれております。 ③ 重要な会計上の見積り及び見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。その作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告数値、並びに報告期間における収益、費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行う必要があります。当社グループの経営陣は、連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を、過去の実績等を勘案して合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 なお、連結財務諸表作成のための重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。

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開示資料

出典

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