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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

ANAPホールディングス

ANAP HOLDINGS INC.3189 · Standard · 小売業

アパレル、エステ・リラクゼーション、ビットコイン投資など多角化する企業。主力はアパレル事業だが、ビットコインエコシステム構築を目指す。

概要

株式会社ANAPホールディングスは、アパレル事業を中核とする小売企業である。1992年に東京・原宿で1号店を開設し、2006年の合併によるフランチャイズ直営化、2013年の上場を経て成長した。2025年8月期の連結売上高は18億円、従業員250名。現在はアパレル(店舗・卸・ライセンス・EC)、エステティック・リラックスサロン、投資関連(ビットコイン)の3事業を展開する。2025年4月に持株会社体制へ移行した。

4セグメントで構成される事業ポートフォリオ

当社グループは2025年8月期より報告セグメントを大幅に見直し、4つのセグメントで事業を報告している。店舗・卸売販売・ライセンス事業が売上高1,104百万円(構成比62%)、インターネット販売事業が184百万円(10%)、エステティック・リラックスサロン事業が479百万円(27%)、投資関連事業が0百万円と続く。全セグメントで損失を計上しており、連結営業損失は1,456百万円に達した。主力のアパレル事業は全国27店舗を展開するが、売上は縮小傾向にある。

原宿発のアパレルブランドと店舗戦略

アパレル事業の主力ブランドは『ANAP』で、10代〜20代後半をターゲットとする。サブブランドとして『ANAP KIDS』(3〜7歳向けストリートカジュアル)、『ANAP GiRL』(10〜15歳小中学生向け)、『BASICKS』(ユニセックス、サステナビリティ重視)を持つ。店舗は原宿の旗艦店から郊外の大型ショッピングモールまで全国27店舗を運営。卸売販売ではセレクトショップや量販店への供給を行い、ライセンス事業では商標使用許諾によるロイヤリティ収入を得る。BASICKSブランドは春と秋に展示会を開催する。

スマホ比率9割超のオンライン販売チャネル

2002年1月に開始した『ANAPオンラインショップ』は自社開発システムによる自社ブランド専用サイトである。受注・在庫・顧客分析を一元管理し、新機能の追加が容易な点を強みとする。スマートフォン対応を早期に実施し、スマホ・タブレットからの受注比率は90%を超える。しかし、会員数は2025年8月末時点で966,343名と前年から減少し、アクティブ会員(1年以内購入者)は12,049名と大幅に落ち込んだ。同事業の売上高は184百万円と前事業年度から悪化した。

エステ・リラックスサロンとビットコイン投資

エステティック・リラックスサロン事業は、ビューティーサロンやリラクゼーションサロン、マッサージ店を運営する。株式会社TLCから店舗・設備を購入し、前受ビジネスモデルからサブスクリプションモデルへの転換を図る。2025年8月期の売上高479百万円、セグメント損失262百万円。投資関連事業は子会社ANAPライトニングキャピタルを通じてビットコイン事業を展開し、2025年8月末時点で1,017BTCを保有、時価評価益1,218百万円を計上したが、セグメント損失は9百万円だった。

ホールディングス体制と財務再建の現状

2025年4月1日、持株会社体制へ移行し商号を株式会社ANAPホールディングスに変更。アパレル事業は新設の株式会社ANAPに承継された。子会社としてANAP(アパレル)、AEL(エステ関連)、ARF(美容サロン)、ANAPライトニングキャピタル(投資)を有する。財務面では産業競争力強化法に基づく事業再生ADR手続が2024年7月に成立し、同年10月に全金融機関への債務弁済を完了。新株発行により純資産12,644百万円となり債務超過を解消したが、連結売上高は18億円と縮小傾向が続いている。

業界の中での役割はアパレル製品の企画・販売、美容サービス提供、投資事業を行う企業グループ。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
18億円
営業利益
-15億円
営業利益率
-83.3%
純利益
-27億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01アパレル主力

「ANAP」や「BASICKS」などのブランドを、全国の店舗とオンラインショップで販売。他社への卸売やライセンス供与も行い、ロイヤリティ収入を得ている。

主な製品・サービス2
ANAP
10代〜20代後半の女性向けのメインアパレルブランド。
BASICKS
ユニセックスでサステナビリティ重視のアパレルブランド。

02エステティック・リラックスサロン準主力

ビューティーサロン、エステティックサロン、リラクゼーションサービスを運営。サブスクリプションモデルへの転換を図りながら、独自ブランドの確立を目指している。

03投資関連副次

ビットコインを中核とした投資・コンサル事業。ビットコインを「貯める」「活用する」「稼ぐ」「広める」の4軸でエコシステムを構築する戦略。

製品と技術

ANAPとサブブランド群が支えるアパレル製品

『ANAP』は「“イマ”の自分らしさを楽しむ」をコンセプトに、10代〜20代後半の女性をメインターゲットとする。サブブランドとして『ANAP KIDS』(3〜7歳向けストリートカジュアル)、『ANAP GiRL』(10〜15歳小中学生向けトレンドアイテム)、『BASICKS』(ユニセックス、サステナビリティ重視)を展開。BASICKSブランドは2025年に事業取得によりグループに加わった。各ブランドは店舗・EC・卸売で販売される。

自社開発ECシステムによるオンライン販売

ANAPオンラインショップは2002年に自社開発システムで開設された。受注管理、売上管理、在庫管理、顧客購買分析を一元化し、サイト改修や機能追加を内製で迅速に行える点が特徴。ファッション雑誌やウィンドウショッピングのような体験を提供するUIを採用し、スマートフォン・タブレットからの受注比率は90%を超える。しかし近年は会員数とアクティブ会員が減少し、2025年8月期のEC売上高は184百万円と前事業年度から大幅に低下した。

店舗販売と卸売・ライセンスのビジネスモデル

店舗は原宿旗艦店から郊外モールまで全国27店舗を展開。ディスプレイや店内装飾にブランドコンセプトを反映し、市場動向の把握にも活用する。卸売販売ではセレクトショップや量販店にANAP各ブランドを供給。BASICKSブランドは春秋の展示会でバイヤーに販売する。ライセンス事業では国内外企業に商標使用許諾を行い、売上に応じたロイヤリティを得る。2025年8月期の同事業セグメント売上高は1,104百万円だが、セグメント損失383百万円を計上した。

エステティック・リラックスサロン事業のサービス

エステティック・リラックスサロン事業では、ビューティーサロンやリラクゼーションサロン、マッサージ店を運営する。株式会社TLCから店舗・設備を購入し、前受ビジネスモデルからサブスクリプションモデルへの転換を図っている。2025年8月期の売上高は479百万円だが、初期広告宣伝費などが負担となりセグメント損失262百万円。同事業は独自ブランドの確立と収益性改善が課題となっている。

ビットコインエコシステムへの取り組み

投資関連事業の中核は子会社ANAPライトニングキャピタルによるビットコイン事業である。2025年8月末時点で1,017BTCを保有し、時価評価益1,218百万円を計上。同社は「ビットコインエコシステムカンパニー」を標榜し、ビットコインを「貯める」「活用する」「稼ぐ」「広める」の4軸で事業展開を目指す。ビットコイントレジャリー事業に加え、新たなビジネスモデルの構築を模索している。

撤退したメタバース事業と今後の展望

当社グループは前事業年度までメタバース関連事業を報告セグメントとしていたが、主力事業の再建を優先するために同事業から撤退した。また、2022年に設立したライブコマース合弁会社ピーカンは2023年に解散、子会社ANAPラボも2023年に解散している。事業ポートフォリオの見直しを進める中で、アパレル・エステ・投資の3事業に集中。2025年8月期の連結売上高は18億円と縮小したが、コスト削減やECシステム見直し、新ブランドBASICKSの展開などで再生を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

売上急減の小売業、赤字転落

ANAPホールディングスは小売業に属し、売上高が2023年8月期の42億円から2025年8月期には18億円と急減し、営業赤字に転落している。同業の光フードサービスやトライアルホールディングスと比較しても規模は小さく、収益性で劣後。業界内での競争力は弱く、再建策が急務。

強み

  • アパレルブランド「ANAP」を保有し、コアファン層を持つが、近年は売上減少が顕著。
  • 店舗数が限られ、固定費が低いため、急な需要変動への対応は比較的容易。
  • オンライン販売チャネルを持ち、実店舗以外での販路を確保している。
  • 特定のテイスト(ゴシック・パンク等)に特化し、競合との差別化を図っている。

課題

  • 直近期で売上高が約57%減少し、収益基盤が大きく毀損。
  • 2025年8月期は営業赤字となり、早期の黒字化が困難。
  • 同業他社(まんだらけ等)と比較し、独自性が弱まりつつある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がANAPホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17918ヴィア・ホールディングス49億円
22656ベクターホールディングス49億円
37625グローバルダイニング49億円6.2倍
43169ミサワ49億円38.7倍
53172ティーライフ48億円13.3倍
63189ANAPホールディングス46億円
73726フォーシーズHD45億円
87515マルヨシセンター43億円32.8倍
97112キューブ43億円
103317フライングガーデン43億円9.3倍
117544スリーエフ43億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

原宿で1号店を開いた1992年の創業

1992年9月、東京都渋谷区千駄ケ谷に資本金1,000万円で株式会社エイ・エヌアートプランニングを設立。翌10月に1号店としてANAP原宿店を出店した。当初はアート・プランニングを目的としていたが、衣料品販売へと軸足を移していく。1993年11月には本店を神宮前二丁目に移転し、原宿エリアでの地盤を固めた。

オンライン販売を自社開発で開始した2002年

2001年6月に本店を神宮前三丁目に移転。2002年1月、インターネット販売が普及し始める時期にANAPオンラインショップの運営を開始した。自社開発システムによるEC運営は、後のビジネスモデルの柱となる。この時期から店舗とオンラインの併用販売を本格化させた。

ヤタカとの合併でフランチャイズを直営化した2006年

2006年8月、株式会社ヤタカ・インコーポレーテッドと合併し、フランチャイズ11店舗を直営化。社名をアナップヤタカインコーポレーテッドに変更し、資本金を1億1,800万円に増資した。この合併により店舗網が大幅に拡大し、直営店運営のノウハウが蓄積された。

社名変更とJASDAQ上場を果たした2007〜2013年

2007年9月、社名を株式会社ANAPに変更。2013年11月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場した。当時の売上高は86億円(2013年8月期)で、純利益は3億円と黒字を計上していた。上場により資金調達力が高まり、事業拡大の基盤を築いた。

子会社設立による多角化を進めた2017〜2019年

2017年9月、子会社株式会社ATLABを設立しデジタル分野への進出を試みる。2019年3月には本店を神宮前一丁目、本社機能を港区南青山に移転。同年9月にATLABを株式会社ANAPラボに社名変更し、事業を継続した。この時期、アパレル以外の新規事業への投資を積極化した。

合弁会社の解散と事業整理の2022〜2023年

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行。同時に株式会社東京通信の子会社ティファレトと合弁会社株式会社ピーカンを設立(出資比率30%)、ライブコマース事業に参入した。しかし同事業は軌道に乗らず、2023年8月に解散。同年11月には子会社ANAPラボも解散し、多角化路線の見直しを迫られた。

事業再生ADRと債務超過解消の2024年

売上高の減少が続く中、2024年7月に産業競争力強化法に基づく事業再生ADR手続が成立。全取引金融機関の同意を得て事業再生計画を策定、同年10月に残債務の弁済を完了した。2024年11月の株主総会で新株発行を決議し、2025年7月の臨時株主総会でも追加発行を行った結果、債務超過は解消された。

持株会社体制への移行と新たな子会社群の2025年

2025年2月、子会社AEL、ARF、ANAPライトニングキャピタルの3社を設立。同年4月1日、持株会社体制へ移行し商号を株式会社ANAPホールディングスに変更。アパレル事業は新設の株式会社ANAPに承継された。投資関連事業ではビットコイン保有を拡大し、2025年8月末時点で1,017BTCを保有。同月の連結売上高は18億円、純損失27億円と依然厳しいが、新体制のもとで収益基盤の再構築を進めている。

年表20件を開く

1990年代

  • 1992年9月創業東京都渋谷区千駄ケ谷三丁目55番12号に資本金1,000万円にて株式会社エイ・エヌアートプランニングを設立
  • 1992年10月1号店としてANAP原宿店を出店
  • 1993年11月本店を東京都渋谷区神宮前二丁目31番21号に移転

2000年代

  • 2001年6月本店を東京都渋谷区神宮前三丁目4番9号に移転
  • 2002年1月ANAPオンラインショップの運営を開始
  • 2006年8月M&A株式会社ヤタカ・インコーポレーテッドと合併し、フランチャイズ11店舗を直営店とする 社名をアナップヤタカインコーポレーテッドとし資本金を1億1,800万円に増資
  • 2007年6月本店を東京都渋谷区神宮前二丁目31番16号に移転
  • 2007年9月商号変更社名を株式会社ANAPに変更

2010年代

  • 2012年3月本社機能を東京都渋谷区神宮前二丁目7番7号に移転
  • 2013年6月本社機能を東京都渋谷区神宮前二丁目31番16号に移転
  • 2013年11月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2017年9月子会社株式会社ATLABを設立
  • 2019年3月本店を東京都渋谷区神宮前一丁目16番11号に移転 本社機能を東京都港区南青山四丁目20番19号に移転
  • 2019年9月商号変更子会社の株式会社ATLABを株式会社ANAPラボに社名変更

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の 市場区分 の見直しにより、東京証券取引所 スタンダード 市場に移行
  • 2022年4月株式会社東京通信の子会社である株式会社ティファレトとライブコマースに特化した合弁会社 株式会社ピーカンを設立(出資比率30%)
  • 2023年8月株式会社ピーカン解散
  • 2023年11月株式会社ANAPラボ解散
  • 2025年2月子会社株式会社AELを設立 子会社株式会社ARFを設立 子会社株式会社ANAPライトニングキャピタルを設立
  • 2025年4月持株会社体制に移行し社名を株式会社ANAPホールディングスへ変更 アパレル事業を株式会社ANAP(新設)へ承継 本社を東京都港区南青山四丁目20番19号に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ブランドのリブランディングとターゲット明確化

    ブランド顧客の年齢層や嗜好性に合わせたリブランディングを推進し、新たなコンセプトのもとターゲット層を明確化した商品・サービスを展開する。

  2. 02

    コスト削減と収益性改善

    アパレル事業で海外直接仕入れを増やし原価率低減を図る。全事業で独自商品・サービスを増やし差別化。エステ・リフレ事業では前受モデルからサブスクモデル等へ転換。

  3. 03

    オンライン販売力の強化

    SNS広告など新たなデジタルマーケティングを展開し、ECシステムを全面的に見直し顧客体験を向上させることで、オンラインショップの販売力を回復する。

  4. 04

    新規事業・販売チャネルの開拓

    投資関連(ビットコイン事業)や美容サロン新会社を設立、収益性の高い新規事業への参入や事業再編を進める。新規販売チャネルを開拓し顧客層を拡大する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で250人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は788万円で、9期前と比べて+111.3%平均年齢は51.2歳、平均勤続年数は1.5年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2016年8月222
2017年8月192
2018年8月201
2019年8月37332.66.6197
2020年8月33932.66.6209
2021年8月35233.07.3205
2022年8月38732.86.0152
2023年8月34232.86.9140
2024年8月31630.25.3105
2025年8月78851.21.5250

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)58.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
心斎橋店 — 大阪府大阪市中央区40百万円
エステティック・リラックスサロン事業
藤沢店 — 神奈川県藤沢市5百万円
エステティック・リラックスサロン事業
本社 — 東京都港区0百万円
全社(共通)
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ANAPラボ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は18億円営業利益-15億円前期と比べると減収で、売上が-33.3%。

売上高
-33.3%
18億円
営業利益
-15億円
純利益
-27億円
営業利益率
-83.3%
前期比 -42.6%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は6億円、営業利益は−5億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q10−1−10.0−2
2023年4Q10−6
2024年1Q9−2−22.2−2
2024年2Q7−3−42.9−4
2024年3Q7−2−28.6−2
2024年4Q4−4
2025年2Q6−5−83.38
2025年4Q12−10−83.3−35
2026年2Q11−12−109.1−94
2026年3Q6−5−83.316

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年8月期からの14期で、売上は84億円から18億円へ21%に減った。直近期の営業利益率は-83.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年8月8462
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2013年8月8663
2014年8月88−5−4
2015年8月81−5−9
2016年8月71−10
子会社株式会社ATLABを設立
2017年8月6822
2018年8月6633
子会社の株式会社ATLABを株式会社ANAPラボに社名変更
2019年8月6311
2020年8月57−3−4
2021年8月51−6−8
株式会社東京通信の子会社である株式会社ティファレトとライブコマースに特化した合弁会社 株式会社ピーカンを設立(出資比率30%)
2022年8月51−4−5
2023年8月42−8−12
2024年8月27−11−12
子会社株式会社AELを設立 子会社株式会社ARFを設立 子会社株式会社ANAPライトニングキャピタルを設立
2025年8月18−15−3−83.3−27

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高18億円のうち、営業利益として残るのは-15億円-83.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-27億円、売上の-150.0%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%9億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金127.8%23億円
  • その他の費用持分法損益などの調整5.6%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-83.3%-15億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比87.0pt
-83.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比152.5pt
-150.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比29.7pt
-21.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-14.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-6.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年8月期は営業CFが−19億円、投資CFが−107億円で、差し引きのフリーCFは−126億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は7億円で、売上の4.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年8月3−1−427
2013年8月−45−216
2014年8月−3−14−47
2015年8月−11006
2016年8月64−51010
2017年8月50−659
2018年8月42−1614
2019年8月−2−20−49
2020年8月0−11−19
2021年8月−4−24−67
2022年8月−609−69
2023年8月−6−12−74
2024年8月−705−72
2025年8月−19−107132−1267

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年8月期の総資産は183億円。このうち返さなくてよい自己資本が126億円で、自己資本比率は68.9%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年8月51193238.1
2013年8月50222844.3
2014年8月49222744.2
2015年8月36132335.8
2016年8月31121940.1
2017年8月26151156.3
2018年8月29181163.3
2019年8月29171257.7
2020年8月27141350.0
2021年8月2461823.7
2022年8月261253.9
2023年8月17−926
2024年8月8−2129
2025年8月1831265768.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
7億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-59億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
2億円
在庫として抱えている分
負債合計
57億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中52位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中321位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-21.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-83.3%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.9%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-33.3%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥121で、1年前と比べて-82.0%過去52週の値幅のなかでは4%の位置にある。

¥121+2.5%1ヶ月+16.3%1年-82.0%時価総額46億円
過去52週の値幅
安値¥95高値¥733

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR0.71倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日から急伸し、21日に163円まで上昇、前日比+44.25%となりました。1か月で64.65%高ですが、1年では77.2%安と下落基調にあります。25日移動平均線(105.52円)を上回り、回復基調が鮮明です。出来高は8月21日に342.79万株と急増し、買いが殺到しました。RSIは90と過熱感があり、短期的な調整に注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは算出不能(赤字)、PBRは0.77倍と業界平均2.92倍を下回るものの、ROEは-21.1%と大幅な赤字で収益性が極めて悪いです。配当は無配。売上高が減少傾向で、直近の営業利益率は-83%と深刻な状況です。割安に見えるが、業績悪化を考慮すると割高と判断します。

指標この会社業種平均
PBR0.71倍2.44倍
ROE-21.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

再建計画の実現可能性と資金繰りリスク。2025年8月期は売上高18億に対し営業損失27億と、売上を上回る損失が見込まれ、大幅な構造改革が必要。強気派は、低PBR(0.77倍)や資産切り売りによるバリュー株投資の可能性を指摘するが、弱気派は売上急減と赤字拡大から、事業継続リスクを重視。

プラスに働く材料7
  • 資産価値下支え

    PBR0.77倍と解散価値に近く、下値不安が少ない

  • 再建余地あり

    売上減少に歯止めがかかれば、利益改善の余地

  • 材料出尽くし

    悪材料が織り込み済み、サプライズは少ない

  • 第三者割当増資による財務改善不定影響

    純資産約49億円に対し、増資で数十億円調達できれば債務超過回避に寄与

  • 不採算店舗閉鎖による固定費削減2025年下期影響

    2025/8期営業損失15億円、店舗閉鎖で5億円程度の固定費削減可能か

  • アパレルブランド再構築2027年〜2028年影響

    売上高18億円規模から新ブランド投入で数年後に売上倍増の可能性

  • 株主優待導入による個人投資家需要次回株主総会影響

    現在無配だが優待導入で需給改善期待

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化加速

    営業損失27億と売上18億を超過、資金流出深刻

  • 将来性不透明

    再建計画の具体性に乏しく、持続可能性に疑問

  • 競争劣位

    アパレル市場で差別化できず、シェア低下継続

  • 営業赤字継続で債務超過リスク継続影響

    2025/8期営業損失15億円、純資産約49億円で年率30%毀損

  • 上場維持基準抵触のリスク2026年Q2影響

    時価総額38億円、株主数・時価総額基準割れの恐れ

  • アパレル市場縮小と競争激化継続影響

    売上高が42→27→18億円と減少、市場シェア低下続く

  • 取引先与信枠縮小による仕入制約不定影響

    債務超過懸念から卸先が与信を絞り在庫確保が困難に

次の決算で確かめる点
営業損益
赤字幅の拡大が事業継続リスクを測る
自己資本比率
債務超過回避のための資本の健全性
既存店売上高前年比
コア事業の回復度合いを確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から50.0%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
39.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年8月511.1
2018年8月620.09.7
2019年8月60.039.4
2020年8月3−50.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ4,391人。区分でいちばん多いのは事業法人64.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が64.7%を占め、残る35.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年8月%2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
事業法人6.05.17.822.316.464.7
個人・その他83.888.380.374.481.629.3
外国法人1.70.71.10.80.83.2
外国人個人0.10.30.20.30.21.4
証券会社6.24.810.42.30.91.4
自己株式6.96.97.06.36.30.9
金融機関2.10.70.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ネットプライス事業再生合同会社41.69
02株式会社キャピタルタイフーン21.80
03GAD有限責任事業組合13.72
04QL有限責任事業組合1.67
05森 博和1.32
06家髙 利康1.27
07LIU YAN1.20
08EUROCLEAR BANK S.A./N.V.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.95
09LEOMO.Inc.0.84
10株式会社Tiger Japan Investment0.69

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近16
  • 2026-08-31
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    54.25%
    -0.70pt
  • 2026-08-03
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    変更報告
    5.35%
    -6.11pt
  • 2026-08-03
    ビーシーエイチ・エスピーブイ・ツー
    変更報告
    5.45%
    +5.45pt
  • 2026-07-29
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    5.51%
    -5.95pt
  • 2026-07-29
    ビーシーエイチ・エスピーブイ・ツー
    新規の大量保有報告
    5.61%
    +5.61pt
  • 2026-06-04
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    54.95%
    -1.05pt
  • 2026-05-15
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    5.20%
    -6.25pt
  • 2026-05-14
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    5.17%
  • 2026-05-14
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    6.23%
    +1.06pt
  • 2026-05-14
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    7.28%
    +1.05pt
  • 2026-05-14
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    8.34%
    +1.06pt
  • 2026-05-14
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    9.38%
    +1.04pt
  • 2026-05-14
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    10.45%
    +1.07pt
  • 2026-05-14
    ヴィタリー・ベズロドヌィフ
    新規の大量保有報告
    11.45%
    +1.00pt
  • 2026-05-13
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    56.00%
    -0.40pt
  • 2026-04-30
    エボ ファンド(Evo Fund)
    新規の大量保有報告
    56.40%
    -1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−214%、1株純資産は12期で−70%。直近期のROEは-21.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年8月1351,11712.9
2013年8月1501,26712.6
2014年8月−1901,022
2015年8月−208304
2016年8月−5300
2017年8月4534713.916.311.1
2018年8月5940515.516.29.7
2019年8月143883.639.839.4
2020年8月−85304−24.5
2021年8月−176127−81.8
2022年8月−11522−156.3
2023年8月−231
2024年8月−232
2025年8月−154336−21.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/8期の役員報酬は総額76百万円。

氏名役職年齢
川合林太郎代表取締役 社長55
山本和弘取締役 副社長58
宮橋一郎取締役65
柚木庸輔取締役46
根岸良直取締役65
浦山周取締役46
上原士郎常勤監査役62
横内篤監査役34
小峰孝史監査役54

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)956566
社外取締役1019192
監査役1111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,444字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社4社で構成されております。 当社グループにおいては、新しく子会社を設立し、アパレル事業(店舗・卸売販売、ライセンス事業、 インターネット販売事業)、エステティック・リラックスサロン事業、投資関連事業という多様な事業を展開しながら、お客様のライフスタイルに寄り添い、より豊かで充実した日々を提供することを使命としています。 美と健康、そして新たな価値を創造していきます。 アパレル事業では、ただのファッションではなく、お客様が自分らしく輝けるスタイルを提案し、エステティック・リラックスサロン事業では、心身の癒しと健康をサポートするサービスを提供しています。美しさと健康を大切にすることで、人生はより充実したものになると信じています。 一方で、これからの時代に必要不可欠なデジタル資産の可能性を追求するため、ビットコインを軸とした新規事業を通して新たな価値を創造していきます。 当社グループは、既存の概念や因習に囚われない常に進化し続ける企業でありたいと考えています。そのためにお客様、そして社会にとって本当に価値のあるものは何かを追求し、テクノロジーと実業、デジタルとアナログの垣根を越えた新しい体験の創造を実現する新たな挑戦を続けてまいります。 (当社グループの主要なアパレルブランドラインナップ) ブランド名   ブランドコンセプト 『ANAP』アナップ   「"イマ"の自分らしさを楽しむ」をコンセプトに、10代~20代後半をターゲットにした当社のメインブランド。 『ANAP KIDS』アナップ キッズ   3~7歳をターゲットにしたボーイズ・ガールズ向けファッションブランド。遊び心溢れるストリートカジュアルがコンセプト。ファミリーで楽しむお揃いアイテムも豊富にラインナップ。 『ANAP GiRL』アナップ ガール   10歳~15歳の小中学生向けティーンズファッションブランド。特別な自分になりたい女の子に向けたトレンドアイテムをラインナップ。 『BASICKS』ベイシックス   「日常の中に埋もれがちな基本的なデザインを新しい角度で見つめ直し、違和感を再構築する」をコンセプトとしたユニセックスブランド。循環をテーマにサステナビリティへの取り組みを重視。 当社グループの事業における当社グループの位置づけ及び報告セグメントとの関連は、次のとおりです。以下に示す区分は、報告セグメントと同一の区分であります。 なお、従来報告セグメントとして記載していました「メタバース関連事業」については、前事業年度において主力事業の立て直しを優先するために撤退しており、当連結会計年度より、「メタバース関連事業」の区分を廃止しております。また、当社グループの経営体制の刷新に伴い、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」及び美容サロン関連である「株式会社ARF」と「株式会社AEL」の事業子会社3社を設立したこと及び子会社「株式会社ANAP」のアパレルブランド取得もあり、マネジメントアプローチの観点から報告セグメントの大幅な見直しを図りました。このため、当連結会計年度より、店舗販売事業、卸売販売事業及びライセンス事業を一つのセグメントとして集約しました。また、美容サロン関連をエステティック・リラックスサロン事業として、投資関連を投資関連事業として、新たなセグメントとして追加いたしました。 詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 (1) 店舗・卸売販売、ライセンス事業 当社グループは「ANAP」とそのサブブランド及び「BASICKS」ブランドを主要な販売チャネルとし、原宿の旗艦店から郊外の大型ショッピングモールまで、当事業年度末時点で全国に27店舗を展開しています。店舗は、お客様にANAP及びBASICKSブランドの商品を直接手に取っていただき、その魅力を体感していただくための重要な場と位置付けています。各ブランドのコンセプトに沿った内装を施し、スタッフはディスプレイの細部にまで工夫を凝らし、ポップなオリジナルカラーを取り揃えることで、ご来店いただいたお客様に楽しいショッピング体験を提供しています。さらに、店舗は市場動向やトレンドを把握するアンテナとしての役割も担っており、ブランドや地域性に応じた顧客ニーズを敏感に捉え、次の商品企画や品揃えに迅速に反映させています。 また、ANAP各ブランドは全国のセレクトショップや量販店向けに卸売販売を行っています。BASICKSブランドは春と秋に展示会を開き、他社バイヤーに卸売販売を行っています。 さらに、当社グループではANAP各ブランドの商標について、国内および一部海外企業に対し、個別契約に基づき使用許諾を行っています。他社が当社グループ商標を用いた商品を製作・販売する際、その売上に応じた割合でロイヤリティ収入を得ています。 (2) インターネット販売事業 当社グループは、2002年1月より「ANAPオンラインショップ」としてANAPブランドのショッピングサイトを運営しています。 当社グループサイトの大きな特徴は、セレクト型のインターネットショッピングサイトとは異なり、自社開発による自社ブランド専用の販売サイトである点です。これにより、当社の商品戦略を機動的に実現する重要な販売チャネルとして位置付けています。 自社開発のシステムは、受注管理、売上管理、在庫管理、顧客購買分析など、さまざまな情報を一元管理できます。操作性や運用の利便性はもちろん、改変性・柔軟性にも優れており、新機能の追加や既存機能の改善を容易に行える構造となっています。そのため、オンラインショップ担当スタッフのアイデアやお客様からのリクエストを迅速に反映し、サービスに取り入れることが可能です。 サイトでは常時豊富な自社商品を取り揃え、ANAPカラーを前面に押し出したポップなデザインを採用しています。ターゲット層に向け、ファッション雑誌を閲覧しているような感覚や、ウィンドウショッピングを楽しむ感覚を提供することを意識しています。また、掲載商品をコーディネートし、お客様が着用イメージをしやすい工夫を施しています。さらに、流行に敏感なお客様に対応するため、いち早くスマートフォン対応を実施した結果、現在ではスマートフォン・タブレット端末による受注比率が90%を超えています。 オンラインショップデータ 会員数の推移 (単位:名) 第32期(2023年8月末)   第33期(2024年8月末)   第34期(2025年8月末) 会員数   1,306,895   1,390,783   966,343 アクティブ会員数の推移 (単位:名) 第32期(2023年8月末)   第33期(2024年8月末)   第34期(2025年8月末) 会員数   45,922   28,385   12,049 ※アクティブ会員数は1年以内に購入実績のある顧客の集計 インターネット販売事業の売上高推移 (単位:千円) 第32期(2023年8月末)   第33期(2024年8月末)   第34期(2025年8月末) 売上高   1,184,676   687,459   184,129 (3) エステティック・リラックスサロン事業 当社グループは、ビューティーサロン、エステティックサロンの運営及びリラクゼーションサロンやマッサージ店など、「リフレ」領域のサービス運営をしております。株式会社TLCから店舗、設備を購入し、ノウハウの提供を受けつつ、前受ビジネスモデルからサブスクビジネスモデルへの転換を図り、独自ブランドの確立を目指しております。 (4) 投資関連事業 当社グループは、投資・コンサル事業を行っています。ビットコイン事業を中核とし、ビットコイントレジャリー事業は引き続き推進しつつも、単なる「ビットコイン保有企業」の枠を超え、世界でも稀有な「ビットコインエコシステムカンパニー」として、次世代のビットコイン事業会社の地位確立を目指しております。ビットコインを「貯める」「活用する」「稼ぐ」「広める」の4軸によるビットコインエコシステムの実現を図ります。
経営方針・対処すべき課題2,823字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、以下を経営理念として定めております。 当社グループは、アパレル事業、エステティック・リラックスサロン事業、投資関連事業という多様な事業を展開しながら、お客様のライフスタイルに寄り添い、より豊かで充実した日々を提供することを使命としています。 これらの経営理念の下、当社グループの役員および社員は、こうした使命を果たすため、『お客様満足度の最大化』を追求しつつ、株主・取引先・従業員・地域社会など、すべてのステークホルダーの利益を遵守し、公正で透明性の高い経営、法令遵守の徹底に努めます。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、本業における営業活動の成果を示す営業利益を特に重視しております。 当社のビジネスモデルを支える「①ブランド力・ブランド認知度、②魅力ある店舗づくり、③オンラインショッピングサイトの販売力」の更なる強化により、売上高営業利益率の向上を目指してまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、経営体制を刷新し、経営管理を目的とした株式会社ANAPホールディングスを親会社としたホールディングス体制に2025年4月1日に移行いたしました。商品及びサービスを扱う子会社では、ブランド顧客の年齢層や嗜好性に合わせたリブランディングを推進し、時代の変化に即応した新たなコンセプトのもと、ターゲット層を明確化した商品及びサービスの展開の試みを開始し、消費者ニーズに寄り添った価値の提供に注力しております。また、商品及びサービスの原価率の見直しを進め、売上総利益の改善を図るとともに、当社グループオリジナルの商品及びサービス力を高めることで、競合他社との差別化を目指しております。さらに、SNSを活用した広告手法を強化することでデジタルマーケティング戦略を積極的に展開し、ECシステムの全面的な見直しを行い、顧客体験を向上させる取り組みを進め、オンライン販売の強化を図っております。 株式会社ANAPの事業と親和性が高く、収益性の高い新規事業への参入、事業再編等を図り当社グループの事業基盤の確保、収益基盤の獲得を進めております。このため、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」及び美容サロン関連である「株式会社ARF」と「株式会社AEL」の事業子会社3社を設立いたしました。「株式会社ANAPライトニングキャピタル」でのビットコイン事業については、2025年8月31日時点で1,017BTCを保有し、時価評価益は1,218百万円に達するなど、順調に規模拡大を進めております。 今後とも事業ポートフォリオの転換を含め、全社的な構造改革を継続的に進めてまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループが属するカジュアルファッション業界におきましては、人流の増加やインバウンド需要の回復が見られた一方で、仕入れコストの上昇や近年の異常気象など、引き続き経営環境へのマイナス要因に注視が必要な状況が続いております。また、エステ・リフレ事業では、前受ビジネスモデルの限界からの脱却が必要であると認識しております。 当社グループが対処すべき課題は、このような経営環境の変化に対応し、事業再生に向けた強固な収益体質の確立と財務体質の抜本的な改善を図ることであり、以下の施策に基づいて、全力で取り組んでまいります。 ① コスト削減 アパレル事業では、海外での直接仕入れを増加させることで原価率低減を図ってまいります。同時に海外工場との直接取引への取り組みも積極的に行ない、当社グループ独自の商品を増やすことで他社との差別化も図ってまいります。また、エステ・リフレ事業では、当社グループ独自のサービス及び商品を増やすことで他社との差別化も図ってまいります。事業効率の改善については引き続き、重点的に取り組んでまいります。 ② オンラインショッピングサイトの販売力回復 当社グループの基幹事業であるANAPオンラインショップについては、近年来訪客数が伸び悩んでおり、売上高が減少傾向にあります。この状況を打破すべく、SNSなど新たな広告手法への積極的な取り組みやECシステムの見直しなどを図り、より快適な、お客様に選んでいただけるサイト作りに取り組んでまいります。 ③ ブランド力の向上 対象とする顧客の年齢層やテイスト等でブランド戦略を再構築、よりターゲットを明確にした商品及びサース展開を図ってまいります。アパレル事業では、事業取得したBASICKSを中心に新ブランドの展開も積極的に行ってまいります。エステ・リフレ事業では、前受ビジネスモデルからの転換を図り、サブスクモデル等の新たなビジネスモデルの構築を目指しております。このような新たな戦略でブランド力の向上に努め、販売力の向上に繋げてまいります。 ④ 社員教育による全社統制の強化及びお客様満足度の向上 管理職を含めた全社員に対する社内研修制度をより一層充実させ、全社統制の強化を図るとともに、各事業運営、経営体制を支える人材の早期育成及びレベルアップを達成し、企業価値向上に努めてまいります。 ⑤ 新規販売チャネル及び新規事業の展開 当社グループは、継続的な成長及び企業価値の拡大を図り、より多くの消費者ニーズに応えるため、新規販売チャネルの開拓を推進してまいります。消費者の購買行動の変化に対して、適時・適切に対応するとともに、事業拡大に伴う新たな顧客層の獲得を通じて、経営の安定化に取り組んでまいります。また、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」及び美容サロン関連である「株式会社ARF」と「株式会社AEL」の事業子会社3社を設立し、収益性の高い新規事業への参入、事業再編等を図り、当社グループの事業基盤の確保、収益基盤の獲得を進めております。特に、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」では、ビットコイン購入を含む関連ビジネスを「ビットコイン事業」として本格的に推進しております。 ⑥ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、当連結会計年度末時点においては純資産が12,644百万円となり債務超過を解消しておりますが、2020年8月期以降6期連続で、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、2019年8月期以降7期連続で、営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスを計上しております。 このような状況において、当社グループは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況であるとの認識であり、早期に是正すべく種々の施策を実施しております。
事業等のリスク6,593字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 事業戦略上のリスク ① ファッショントレンドや消費者ニーズの変化に伴うリスク 当社グループが扱うカジュアルファッションは、流行の変化により商品のライフサイクルが短い傾向にあります。消費者ニーズを満たすよう様々なブランドを並行展開することによって、当該リスクを低減しております。また、エステティック・リラックスサロン事業においても、消費者ニーズを満たすように前受ビジネスモデルからの転換を図っております。しかし、急激な景気悪化や顧客嗜好の変化に伴って、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合リスク 当社グループは、路面店、ファッションビル、ショッピングモール等において商品及びサービスを展開しており、近隣において競合企業が数多く出店しています。大都市近郊や集客力が高いショッピングモールへの出店方針に加えて、同業他社とは異なる店舗コンセプトに基づいて運営しておりますが、当社グループ出店エリアにおいて有力な競合他社が出店した場合、当社の業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 また、インターネット販売事業においては、商品の提供に特化するのみならず、消費者ニーズへの機動的な対応等に基づいて、競合企業との差別化を図っております。しかし、近年においては、インターネット通信販売市場の拡大に伴うさらなる競争激化が予想され、新規参入事業者による新たな高付加価値サービスの提供等が行われた場合、当社グループにおける競争力が低下する可能性があります。この場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ③ 店舗展開リスク 当社グループは、ショッピングモールを中心にテナントとして店舗展開しております。そのため、ショッピングモールにおける集客力の変化により影響を受ける可能性があります。また、アパレル事業における新規出店形態は、①新設されたショッピングモールへの出店、②既存のショッピングモールにおけるテナント入れ替えの2つに大別されます。両者において、ショッピングモール運営会社が店舗展開方針を変更するなどの事情により、計画に沿って新規出店を行うことができない場合があり、その結果、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 ④ イオングループが運営するショッピングモールへの出店集中リスク 2025年8月31日現在、当社グループが展開している30店舗中、イオングループが開発運営するショッピングモール等において18店舗出店しております。そのため、イオングループにおけるショッピングモールへの出店が集中している状況です。 現時点において、同グループのショッピングモール等は高い集客力を保持していますが、今後における同グループを取り巻く事業環境の変化や業界再編等により、影響を受ける可能性があります。また、同グループにおける経営方針、出店政策等により、新規出店計画など当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑤ 物流業務の外注委託リスク 当社グループにおける主な物流業務に関して、株式会社アルファ・クリエイトに外注委託しており、具体的には、一部の事業セグメントにおける商品保管業務、入出庫業務を委託しております。同社とは、各業務に関連するデータの授受について、システム及び通信回線を通じて行っており、システム障害や通信障害によってデータの授受が困難となった場合、当社グループの物流業務に支障が生じる可能性があります。また、大規模な震災等に加えて、その他不可抗力により同社からのサービス提供が中断・停止され、物流業務が機能しない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 長期賃貸借契約によるリスク 当社グループは、全て賃貸借契約による店舗展開を行っております。 一部の賃貸借契約における契約期間は、5年を超える長期間にわたっております。また、賃貸借契約においては、一定期間の事前予告をもって解約できるものと定められており、当該撤退制約に反した場合は、中途解約に係る違約金などの支払いが必要となるため、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 市場リスク ① 気象状況や自然災害に伴うリスク 当社グループにおける店舗販売及びサービス事業は、気象状況による影響を受けやすく、自然災害のみならず記録的な大雨・大雪や度重なる台風などの天候不順によって販売不振となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 自然災害、事故や戦争・紛争等のリスク 当社グループが出店している店舗施設の周辺地域において、大地震や津波、台風、洪水等の自然災害あるいは予期せぬ事故や戦争・紛争等が発生した場合、店舗施設に物理的な障害が生じる可能性があります。また、自然災害、事故や戦争・紛争、感染症の発生等によって当社の販売活動や物流、仕入活動において支障が発生した場合のみならず、人的被害等が生じた場合、通常の事業活動が困難となり、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 ③ カントリーリスク 当社グループは、中国を中心とした海外から商品を仕入・生産しております。そのため、地域性に基づく市場リスク、信用リスク、地政学的リスクによって当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 為替リスク 「③ カントリーリスク」に記載のとおり、当社グループは輸入商品を取り扱っており、海外からの直接買付けを含めて為替相場の影響を受けております。そのため、為替相場の大幅な変動に基づいて、仕入価格・仕入数量に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 相場変動リスク 投資関連事業におけるビットコインの価額は、需給の動き、規制及び政策の変更、メディアの影響、技術的変化、国内外を問わず広範な経済動向及び政治動向など、様々な要因によって大きく変動します。この変動は、当社グループの財務の健全性と経営成果に大きな変動をもたらす可能性があります。その結果、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 原価上昇リスク 当社グループが取り扱う商品の多くは、中国を始めとする海外において生産されており、仕入原価は直接又は間接的に、当該仕入国における経済情勢による影響を受けております。そのため、現地における原材料費や人件費が大幅に上昇した場合、生産コスト・商品供給に影響を及ぼし、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 少子化リスク アパレル事業が取り扱う商品には、①10代後半~20代までの客層をターゲットとしたレディスカジュアル、②3歳~中学生までをターゲットとしたキッズ・ジュニアがあります。少子化が急激に進行し、キッズ・ジュニア市場が著しく縮小した場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。 (3) コンプライアンスに関するリスク ① 個人情報漏洩リスク 当社グループは、個人情報を含む多くの顧客情報及び機密情報を取得し管理しております。当社では、個人情報の取扱い及びその管理に細心の注意を払い、情報管理の重要性を周知させるよう全従業員に対して研修等を行い、社内でのルール化やその手続の明確化を徹底しております。 また、情報セキュリティについては外部からの不正アクセス、コンピュータウイルスの侵入防止について、システム対策を講じております。 しかしながら、外部からの不正アクセス、システム運用における人的過失、従業員による故意的な顧客情報の漏洩、消失、改竄又は不正利用等が生じる可能性があります。また、当該事態に適切に対応することができず、信用の失墜又は損害賠償請求によって損失が発生した場合、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制リスク 当社グループにおける各事業は、「知的財産法」「製造物責任法」「家庭用品品質表示法」「不当景品類及び不当表示防止法」「公正競争規約」「特定商取引に関する法律」「金融商品取引法」等による法的規制を受けております。 社内管理体制の充実によってこれら法令を遵守する体制を整備しており、また個人を含む取引先に対しては契約内容に基づいて当該法令の遵守を徹底しております。しかし、これら法令に違反する行為が行われた場合、若しくは法令の改正又は新たな法令の制定が行われた場合、当社グループの事業展開に影響を与える可能性があります。 (4) 財務上のリスク ① 差入れた敷金及び保証金や預け入れた売上代金等の貸倒リスク 当社グループが運営する店舗は全て賃貸物件であり、出店に際して敷金及び保証金を差入れております。また、ファッションビル及びショッピングモール運営会社との賃貸借契約により、入店している店舗の一部売上金を一定期間預け入れることとなっております。 2025年8月31日現在において、ファッションビル及びショッピングモールに対する敷金及び保証金の残高は187,135千円(総資産に対する比率は1.0%)であり、売掛金の残高は84,809千円(同0.5%)であります。 したがって、当社グループが賃貸借契約を締結しているファッションビル及びショッピングモール運営会社の業績等によって、上記債権の全部又は一部が貸倒れる可能性があります。 ② 新株予約権による希薄化効果リスク等 2025年12月1日の提出日現在、潜在株式数は34,000,000株となり、発行済株式総数39,954,400株の85.1%となります。当該新株予約権の行使により、株式価値の希薄化や株式売買需給への影響が発生し、株価形成に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 当社の組織、管理上のリスク ① 人材リスク 当社グループは今後の事業拡大に伴い、継続して人材を確保する必要があると考えており、優秀な人材の育成に努めていく方針であります。しかし、採用計画が予定通りに進まなかった場合、又は在籍する人材の多くが流出する等の状況が発生した場合、競争力の低下や事業拡大計画の変更等を余儀なくされ、当社グループの業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ② システム障害リスク 当社グループは、オンラインショップのサイト運営においてコンピューターシステムを利用しており、自然災害や事故等によって通信ネットワークが切断された場合、また、設備の不備、開発運用ミス、電力供給の停止など予測不能な様々な要因によってコンピューターシステムが停止した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社グループのコンピューターシステムは、適切なセキュリティ手段を講じて、外部からの不正アクセスを回避するよう取り組んでおりますが、コンピューターウイルスやハッカーの侵入等によってシステム障害が発生した場合、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。 ③ 減損会計の適用リスク 当社グループは、固定資産の減損会計を適用しております。当連結会計年度において、当社グループが保有する固定資産について減損損失を計上し、当面減損会計の適用リスクは限定的と考えておりますが、今後も経営環境の変化や収益性の低下等により減損損失を計上することになる場合、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) その他のリスク (継続企業の前提に関する重要事象等) 当社グループは、当連結会計年度末時点においては純資産が12,644,935千円となり債務超過を解消しておりますが、2020年8月期以降6期連続で、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しております。 このような状況において、当社グループは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況であるとの認識であり、早期に是正すべく以下の施策を実施しております。 (資金繰りについて) 当社は、2024年8月期におきまして、2,077,147千円の債務超過となっておりましたが、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続において、当社より提出しました事業再生計画案について全ての取引金融機関に同意を得て、事業再生ADR手続が成立(同年7月31日)いたしました。また、同年10月31日付にて全ての取引金融機関に対する残債務の弁済を完了し、これに伴い、債務免除の効力が発生いたしました。さらに、2024年11月26日開催の当社第33回定時株主総会における新株式及び新株予約権の発行及び2025年7月18日開催の当社臨時株主総会における新株式及び新株予約権の発行の決議による、新株式及び新株予約権の払込み完了によりまして、当連結会計年度末時点における純資産は、上述のとおり当連結会計年度末時点において債務超過を解消しております。また、資金使途としましては、子会社への事業資金として適切に配分することにより、当社グループの事業基盤の確保、収益基盤の獲得を進めております。このため、期末の資金残高は748,005千円となりました。 今後につきましては、業績の改善を図りながら、新たな資金調達の手段及び有効な資金使途を検討してまいります。 (自己資本の脆弱性について) 当社グループは、当連結会計年度末時点で、純資産残高が12,644,935千円となり債務超過を解消し、2026年8月期におきましても財務体質の健全性を維持してまいります。 (売上高減少や収益力の低下について) 当社グループは、経営体制を刷新し、経営管理を目的とした株式会社ANAPホールディングスを親会社としたホールディングス体制に2025年4月1日に移行いたしました。商品及びサービスを扱う子会社では、ブランド顧客の年齢層や嗜好性に合わせたリブランディングを推進し、時代の変化に即応した新たなコンセプトのもと、ターゲット層を明確化した商品及びサービスの展開の試みを開始し、消費者ニーズに寄り添った価値の提供に注力しております。また、商品及びサービスの原価率の見直しを進め、売上総利益の改善を図るとともに、当社グループオリジナルの商品及びサービス力を高めることで、競合他社との差別化を目指しております。 さらに、SNSを活用した広告手法を強化することでデジタルマーケティング戦略を積極的に展開し、ECシステムの全面的な見直しを行い、顧客体験を向上させる取り組みを進め、オンライン販売の強化を図っております。 今後とも事業ポートフォリオの転換を含め、全社的な構造改革を継続的に進めてまいります。 (事業領域の拡大について) 株式会社ANAPの事業と親和性が高く、収益性の高い新規事業への参入、事業再編等を図り当社グループの事業基盤の確保、収益基盤の獲得を進めております。このため、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」及び美容サロン関連である「株式会社ARF」と「株式会社AEL」の事業子会社3社を設立いたしました。「株式会社ANAPライトニングキャピタル」でのビットコイン事業については、2025年8月31日時点で1,017BTCを保有し、時価評価益は1,218,561千円に達するなど、順調に規模拡大を進めております。 上記のとおり、事業再生に向けた取り組みを行っているものの、これらの対応策は実施途上であり、現時点においては、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表には反映しておりません。
経営成績の分析 (MD&A)7,441字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)における我が国経済は、賃上げが個人消費を下支えし、雇用・所得環境の改善が進み、緩やかな回復基調を維持しております。一方で、食品価格の値上がりや人件費の上昇等を要因として物価は高い水準で推移しております。しかしながら、欧米における高金利水準の継続、中国経済の減速、トランプ関税の発動、さらにはウクライナ情勢の長期化や中東地域の地政学的リスクの高まりなどもあり、海外景気の下振れリスクが依然として存在し、我が国においても参議院選挙で与党が敗北し、政局が不安定化しており、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。 当社グループが属するカジュアルファッション業界におきましては、少子高齢化や人口減少による市場規模の縮小が長期的に見込まれる一方で、原材料費や物流費の高騰、人件費の上昇が続き、販売単価が上昇基調にあります。また、賃金の上昇が持続的に進む中で、家計における衣料品支出金額の減少傾向が和らぎ、徐々に回復基調に転じることが期待されております。しかしながら、消費者の購買行動は慎重さを増しており、引き続き柔軟な対応が求められる状況です。 このような状況のもと、当社グループは、経営体制を刷新し、ブランド顧客の年齢層や嗜好性に合わせたリブランディングを推進しております。時代の変化に即応した新たなコンセプトのもと、ターゲット層を明確化した商品展開の試みを開始し、消費者ニーズに寄り添った価値の提供に注力しております。また、商品原価率の見直しを進め、売上総利益の改善を図るとともに、当社オリジナルの商品力を高めることで、競合他社との差別化を目指しております。 さらに、SNSを活用した広告手法を強化することで、デジタルマーケティング戦略を積極的に展開し、ECシステムの全面的な見直しを行い、顧客体験を向上させる取り組みを進め、オンライン販売の強化を図っております。また、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」及び美容サロン関連である「株式会社ARF」と「株式会社AEL」の事業子会社3社を設立いたしました。これらの施策により、安定的かつ長期的な収益基盤の確立を目指しておりますが、現時点におきましては売上・利益ともに厳しい状況が続いております。今後も更なる改善策を講じ、企業規模の再拡大に向けた企業努力を継続してまいります。 強固な財務体質への変革に向けては、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続において、当社より提出しました事業再生計画案について全ての取引金融機関に同意をいただき、2024年7月31日付で事業再生ADR手続が成立いたしました。また、2024年10月31日付で全ての取引金融機関に対する残債務の弁済を完了し、これに伴い債務免除の効力が発生いたしました。さらに、2024年11月26日開催の当社第33回定時株主総会における新株式及び新株予約権の発行及び2025年7月18日開催の当社臨時株主総会における新株式及び新株予約権の発行の決議による、新株式及び新株予約権の払込み完了によりまして、当連結会計年度末時点における純資産の額は、12,644百万円となり、債務超過は解消しております。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高1,774百万円、売上総利益は884百万円、売上高総利益率は49.8%となりました。一方、販売費及び一般管理費は、2,341百万円となり、営業損失1,456百万円、経常損失316百万円となり、親会社株主に帰属する当期純損失2,660百万円となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 なお、従来報告セグメントとして記載していました「メタバース関連事業」については、前事業年度において主力事業の立て直しを優先するために撤退しており、当連結会計年度より、「メタバース関連事業」の区分を廃止しております。また、当社グループの経営体制の刷新に伴い、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」及び美容サロン関連である「株式会社ARF」と「株式会社AEL」の事業子会社3社を設立したこと及び子会社「株式会社ANAP」のアパレルブランド取得もあり、マネジメントアプローチの観点から報告セグメントの大幅な見直しを図りました。このため、当連結会計年度より、店舗販売事業、卸売販売事業及びライセンス事業を一つのセグメントとして集約しました。また、美容サロン関連をエステティック・リラックスサロン事業として、投資関連を投資関連事業として、新たなセグメントとして追加いたしました。 (店舗・卸売販売、ライセンス事業) 店舗・卸売販売、ライセンス事業につきましては、収益の改善を図ったものの、仕入を抑えた影響があり、売上・利益ともに厳しい結果となりました。 以上により、売上高は1,104百万円、セグメント損失は383百万円となりました。 (インターネット販売事業) インターネット販売事業につきましては、不採算の他社サイトからの撤退を進め、自社サイト及び収益性の高い他社サイトに厳選する施策を実施いたしましたが、その効果は限定的となり、売上高、セグメント損失ともに前事業年度から悪化する結果となりました。 以上により、売上高は184百万円、セグメント損失は81百万円となりました。 (エステティック・リラックスサロン事業) エステティック・リラックスサロン事業につきましては、安定した売上は計上しているもの、初期の広告宣伝費等が負担になり、利益は厳しい結果になりました。 以上により、売上高は479百万円、セグメント損失は262百万円となりました。 (投資関連事業) 投資関連事業につきましては、保有による評価損益を営業外損益で計上しているため、セグメント利益には寄与しませんでした。 以上により、売上高は0百万円、セグメント損失は9百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、748百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果支出した資金は1,948百万円となりました。これは主に、減損損失3,642百万円、債務免除益1,399百万円及び税金等調整前当期純損失2,556百万円の結果であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は10,681百万円となりました。これは主に、暗号資産の取得による支出7,033百万円、長期前払費用の取得による支出2,977百万円及び有形固定資産の取得による支出547百万円による減少の結果であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動の結果得られた資金は13,207百万円となりました。これは主に、短期借入れによる収入13,424百万円、短期借入金の返済による支出4,640百万円、新株予約権の行使による株式の発行による収入3,431百万円及び新株の発行による収入1,000百万円による増減の結果であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 当社グループにおける事業は、提供するサービスの性格上、生産実績及び仕入実績についてセグメント別の記載になじまないため、記載しておりません。なお、生産実績及び仕入実績につきましては、種別に区分して記載しております。また販売実績につきましては、セグメント別及び種別に区分して記載しております。 また、当社グループの経営体制の刷新に伴い、セグメント情報の区分を変更しております。 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績については、次のとおりであります。 (単位:千円) 種別   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) レディースカジュアル   16,931 キッズ・ジュニア・雑貨・メンズ   16,931 合計   33,863 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績については、次のとおりであります。 (単位:千円) 種別   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) レディースカジュアル   275,302 キッズ・ジュニア・雑貨・メンズ   255,398 サービス   52,196 合計   582,896 c.受注実績 当社グループは、主に受注後遅滞なく出荷を行い、一部の受注販売についても、受注残高の金額は僅少であるため、当該記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績については、次のとおりであります。 (セグメント別販売実績) (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) 店舗・卸売販売、ライセンス事業   1,104,871 インターネット販売事業   184,129 エステティック・リラックスサロン事業   479,995 投資関連事業   609 その他   5,118 合計   1,774,723 (種別販売実績) (単位:千円) 種別   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) レディースカジュアル   615,957 キッズ・ジュニア・雑貨・メンズ   625,460 サービス   480,604 その他   52,701 合計   1,774,723 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   当連結会計年度(自 2024年9月1日至 2025年8月31日) 金額(千円)   割合(%) 株式会社TLC   478,668   27.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、見積りが必要な事項につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因に基づき、見積りや判断を行っております。しかしながら、見積り及び判断は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。 重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績等の分析 1) 財政状態 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産の残高は17,952百万円となりました。主な内訳は、暗号資産が16,252百万円、現金及び預金が748百万円、売掛金が370百万円及び商品及び製品が216百万円であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産の残高は367百万円となりました。主な内訳は、建物が44百万円、敷金及び保証金が314百万円であります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債の残高は5,505百万円となりました。主な内訳は、短期借入金が5,000百万円、買掛金が58百万円、未払法人税等が218百万円であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債の残高は169百万円となりました。主な内訳は、資産除去債務が167百万円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は12,644百万円となりました。主な内訳は、資本金が9,200百万円、資本剰余金が9,516百万円、利益剰余金が△5,903百万円であります。 2) 経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高1,774百万円、営業損失1,456百万円、経常損失316百万円、親会社株主に帰属する当期純損失2,660百万円となりました。 (単位:百万円) 売上高   営業損失(△)   経常損失(△)   親会社株主に帰属する当期純損失(△) 2025年8月期(連結)   1,774   △1,456   △316   △2,660 (売上高) 当連結会計年度は、事業再生ADRの手続きによる事業再生計画が終結しました。新規の仕入を抑制し、事業再生計画に基づく出退店も抑制することになったことにより、店舗・卸売販売、ライセンス事業及びインターネット販売事業においては厳しい状況となりました。また、新規事業であるエステティック・リラックスサロン事業についても、第3四半期連結会計期間より始まったこともあり、当連結会計年度は、4ヶ月の実績となっております。 (単位:百万円) 店舗・卸売販売、ライセンス事業   インターネット販売事業   エステティック・リラックスサロン事業   投資関連事業   その他(注)   計 2025年8月期(連結)   1,104   184   479   0   5   1,774 (注) 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、重要性が乏しい構成単位 であります。 (営業損失) 前期に続きコストダウンは進めましたが、仕入の抑制から売上が減少したこともあり、営業損失は1,456百万円となりました。 (経常損失) 上記の営業損失はありましたが、暗号資産評価益の計上により、経常損失は316百万円となりました。 (親会社株主に帰属する当期純損失) 上記の経常損失の計上、事業再生ADRに基づく債務免除益の計上がありましたが、主にエステティック・リラックスサロン事業で減損損失を計上したことに伴い、親会社株主に帰属する当期純損失は2,660百万円となりました。 b.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、売上高、収益性に関する経営戦略上の指標として売上高営業利益率を重要な指標として位置付けており、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等(2)目標とする経営指標」に記載しております。 当連結会計年度の売上高は1,774百万円、営業損失は1,456百万円となり、売上高営業利益率は△82.1%となりました。当連結会計年度は、事業再生ADRの手続きによる事業再生計画が終結しましたが、新規の仕入れを抑制し、事業再生計画に基づく出退店も抑制することになったことにより、店舗・卸売販売、ライセンス事業及びインターネット販売事業における各指標が前事業年度を下回る結果となりました。また、新規事業であるエステティック・リラックスサロン事業における売上高営業利益率はマイナスとなっており、引き続きこれらの指標についても、改善・向上されるよう経営に取り組んでまいります。 c.経営成績に重要な影響を与える要因 「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 d.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、748百万円となりました。当連結会計年度の区分ごとのキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー△1,948百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー△10,681百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー13,207百万円であります。 当社グループの主な資金需要は、仕入先等の売上原価の支払、販売費及び一般管理費の支払、新規出店に対する投資、借入金の返済及び暗号資産の購入等であります。 当社グループは、これまで事業活動に必要な資金は営業活動によるキャッシュ・フローから生み出される自己資金により賄うことを基本原則としておりましたが、当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、7期連続のマイナスを計上するに至りました。 なお、強固な財務体質への変革に向けては、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続において、当社より提出しました事業再生計画案について全ての取引金融機関に同意をいただき、2024年7月31日付で事業再生ADR手続が成立いたしました。また、2024年10月31日付で全ての取引金融機関に対する残債務の弁済を完了し、これに伴い債務免除の効力が発生いたしました。さらに、2024年11月26日開催の当社第33回定時株主総会における新株式及び新株予約権の発行及び2025年7月18日開催の当社臨時株主総会における新株式及び新株予約権の発行の決議による、新株式及び新株予約権の払込み完了によりまして、当連結会計年度末時点における純資産の額は、12,644百万円となり、債務超過は解消しております。 また、資金使途としましては、子会社への事業資金として適切に配分することにより、当社グループの事業基盤の確保収益基盤の獲得を進めております。このため、期末の資金残高は748百万円となりました。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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