概要
エムティジェネックスは、森トラストグループに属する不動産関連サービス企業である。オフィスビルや住宅のリニューアル工事、駐車場運営、施設保守管理、保険代理事業を4本柱とし、2026年3月期の連結売上高は47億円、従業員数は151名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
リニューアル・駐車場・保守・保険の4セグメント
なお、売上の大部分は親会社である森トラスト株式会社向けであり、2026年3月期には総売上高の23.5%を森トラストが占める。グループ外顧客の開拓も課題として認識している。
収益の推移と財務の特徴
2026年3月期の受注高はリニューアル事業で43.7億円(前期比206.2%増)と大幅に伸びており、翌期以降の工事残高も26.5億円に達する。この背景にはオフィスビルの大規模リニューアル工事の複数受注がある。
森トラストグループ内での役割
当社は森トラスト株式会社を主要な取引先とし、同社が所有するビルや住宅の内装工事・リニューアル工事、駐車場運営管理、施設保守管理、保険代理業務を一体で担う。親会社である森トラスト・ホールディングスおよび森トラスト株式会社との関係は、安定した収益基盤の源泉である一方、特定顧客への依存度が高い構造でもある。2020年には子会社だった東洋ハウジング管理(現森トラスト・レジデンシャルサービス)の全株式をグループ内の森トラスト・ホテルズ&リゾーツへ譲渡しており、グループ内での事業再編にも対応している。
株式市場と株主還元
当社は1991年に日本証券業協会へ店頭登録し、2004年にジャスダック証券取引所へ上場、その後2013年に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ移行し、2022年にはスタンダード市場へ区分変更した。株主還元については、2026年3月期も1株当たり40円の期末配当を継続実施している。安定的な配当を維持するため、内部留保を成長投資に活用する方針である。
業界の中での役割は不動産管理・運営の受託会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| リニューアル | 20億円 | 41.7% | 3億円 | 15.0% |
| 駐車場 | 16億円 | 33.3% | 3億円 | 18.8% |
| 施設等 保守管理 | 11億円 | 22.9% | 1億円 | 9.1% |
| 保険代理 | 1億円 | 2.1% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01不動産(親会社向け)主力
親会社である森トラスト株式会社が所有するビルや住宅の内装工事、リニューアル工事、外構工事を請負う。
- リニューアル工事
- 森トラスト所有物件の内装・外構工事の設計・施工監理。
- 駐車場運営
- 森トラスト所有の駐車場の運営管理、賃借。
- 施設等保守管理
- 森トラスト所有不動産の運営管理。
02保険代理準主力
親会社に対して各種損害保険などのリスクマネジメントプランを企画・提案。
- 保険代理
- 損害保険などの総合的なリスクマネジメントプランの企画・提案。
製品と技術
リニューアル事業:ビル・住宅の内装から大規模改修まで
リニューアル事業は、森トラストが所有するオフィスビルや住宅の内装工事、リニューアル工事を請け負う。特定建設業の免許を有し、建築工事・内装工事のほか、とび土木、石、屋根、電気、タイル、鋼構造物、ガラス、塗装、防水、建具などの工事に対応する。2026年3月期にはオフィスビルの大規模リニューアル工事を複数受注し、受注高は前期比206.2%増の43.7億円に達した。設計施工監理も手掛け、一級建築士事務所としての機能も持つ。
駐車場事業:都心の運営管理と賃貸
駐車場事業では、森トラストが所有する駐車場の運営管理を受託するとともに、一部の駐車場を賃借して運営する。2026年3月期の売上高は15.9億円(前期比9.2%増)で、セグメント利益は2.9億円と利益率約18%の高収益事業である。都心のオフィス需要を背景に安定した収益を上げている。
施設等保守管理事業:ビル運営の総合サポート
施設等保守管理事業は、森トラストが所有する不動産の運営管理を幅広く受託する。具体的な内容は有価証券報告書に詳述されていないが、ビル管理業務全般を含むと推測される。2026年3月期の売上高は10.6億円(前期比10.6%増)、セグメント利益は0.85億円。子会社の株式会社チヨダMEサービスやエムティアイテック株式会社がこの分野を担っている。
保険代理事業:リスクマネジメントの提案
保険代理事業は、森トラスト株式会社向けに各種損害保険などの総合的なリスクマネジメントプランを企画・提案する。森トラスト保険サービス株式会社が運営する。2026年3月期の売上高は0.65億円(前期比5.8%減)と小規模だが、セグメント利益は0.30億円と利益率は高い。グループ内のニッチなサービスとして位置づけられる。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
不動産仲介特化、小規模で成長中
エムティジェネックスは不動産業に属し、売上高約40億円の小規模企業。同業の大東建託が売上高2兆円超で賃貸管理を強みとするのに対し、同社は仲介・販売に特化しており規模は大きく異なる。近年は増収基調で、25年3月期は営業利益率10%を達成。26年3月期は売上高47億円、同10.64%とさらなる成長計画。同業のrobot homeやタスキホールディングスも小規模だが、同社は収益性で優位性を築きつつある。
強み
- 営業利益率10%超と不動産業界の小規模企業としては高水準。26年3月期も10.64%計画。
- 24年3月期38億円→25年40億円→26年47億円と着実に成長。需要を取り込めている。
- 負債比率の詳細は不明だが、利益成長により自己資本充実の可能性が高い。
- 小規模組織ゆえ、市場変化への迅速な対応やニッチ分野への特化が可能。
課題
- 売上高40億円と小規模。大東建託などの大手に対し、ブランド力や資金力で劣る。
- 仲介・販売に特化しており、賃貸管理など他領域への展開が乏しい。
- 不動産市況や金利動向の影響を受けやすく、業績変動リスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がエムティジェネックス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3490アズ企画設計 | 46億円 | 14.0倍 |
| 2 | 3237イントランス | 45億円 | — |
| 3 | 8996ハウスフリーダム | 44億円 | 4.5倍 |
| 4 | 3461パルマ | 43億円 | 27.9倍 |
| 5 | 9820エムティジェネックス | 41億円 | 13.1倍 |
| 6 | 3474G-FACTORY | 41億円 | — |
| 7 | 2978ツクルバ | 39億円 | 55.8倍 |
| 8 | 3238セントラル総合開発 | 37億円 | 25.0倍 |
| 9 | 3477フォーライフ | 36億円 | 6.6倍 |
| 10 | 3469デュアルタップ | 36億円 | 75.8倍 |
| 11 | 3494マリオン | 35億円 | 7.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
1975年の商号変更から森トラストとの提携へ
当社の起源は1975年4月、商号を株式会社古暮に変更したことにさかのぼる。1989年11月に株式会社コグレへ商号変更し、1991年4月には日本証券業協会へ店頭売買銘柄として登録された。1999年10月、森トラスト株式会社への第三者割当増資と業務提携の締結が行われ、これが現在のグループ関係の基盤となる。2001年4月には森開発エンタープライズ株式会社と合併し、事業基盤を拡大した。
2002年の社名変更と上場市場の変遷
2002年10月、商号をエムティジェネックス株式会社に変更した。2004年12月には日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2010年4月のジャスダックと大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に上場。2013年7月の現物市場統合により東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行し、2022年4月の市場区分見直しでスタンダード市場となった。
2007年からの事業拡大と協業
2007年5月、戸田建設株式会社と業務提携しリニューアル事業を開始。同年10月には協和陶管、丸栄工業と共同で協栄ジェネックス株式会社を設立し、2008年1月にエクステリア事業を譲渡した。2008年9月から2010年1月にかけて特定建設業の各種免許を取得し、2010年2月には一級建築士事務所登録を行うなど、建設工事の体制を整備した。
子会社化とグループ再編の動き
2010年8月、東洋ハウジング管理株式会社(現森トラスト・レジデンシャルサービス)を完全子会社化したが、2020年9月に同社株式を森トラスト・ホテルズ&リゾーツへ譲渡している。2016年1月には森トラスト保険サービス株式会社を設立し、保険代理事業を開始。2020年10月には株式会社チヨダMEサービスを、2024年1月にはエムティアイテック株式会社をそれぞれ完全子会社化した。これにより、施設保守管理や設備関連の事業領域を広げている。
本社移転の歴史
本社は幾度か移転している。2007年11月に東京都港区新橋五丁目へ、2017年2月に同区麻布台二丁目へ、そして2023年9月に現在の虎ノ門五丁目13番1号へ移転した。これらの移転は事業拡大に伴うものである。
年表25件を開く
1970年代
- 1975年4月商号変更商号を株式会社古暮に変更。
1980年代
- 1989年11月商号変更商号を株式会社コグレに変更。
1990年代
- 1991年4月社団法人日本証券業協会へ店頭売買銘柄として登録。
- 1999年10月森トラスト株式会社への第三者割当増資及び同社との業務提携の締結。
2000年代
- 2001年4月M&A森開発エンタープライズ株式会社と合併。
- 2002年10月商号変更商号をエムティジェネックス株式会社に変更。
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
- 2007年5月戸田建設株式会社と業務提携契約を締結し、リニューアル事業を開始。
- 2007年10月創業協和陶管株式会社、丸栄工業株式会社と共同で、協栄ジェネックス株式会社を設立。
- 2007年11月本社を東京都港区新橋五丁目35番10号に移転。
- 2008年1月当社エクステリア事業を協栄ジェネックス株式会社へ事業譲渡。
- 2008年9月特定建設業(建築工事・内装工事)の東京都知事免許を取得。
2010年代
- 2010年1月特定建設業(とび土木工事・石工事・屋根工事・電気工事・タイルれんがブロック工事・鋼構造物工事・ガラス工事・塗装工事・防水工事・建具工事)の東京都知事免許を取得。
- 2010年2月一級建築士事務所登録。
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。
- 2010年8月M&A東洋ハウジング管理株式会社(現森トラスト・レジデンシャルサービス株式会社)を100%子会社化。
- 2013年7月上場大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
- 2016年1月創業森トラスト保険サービス株式会社設立。
- 2017年2月本社を東京都港区麻布台二丁目4番5号に移転。
- 2019年5月サンビル株式会社(現ユニバース開発株式会社)と資本業務提携。
2020年代
- 2020年9月東洋ハウジング管理株式会社(現森トラスト・レジデンシャルサービス株式会社)の全株式を森トラスト・ホテルズ&リゾーツ株式会社へ譲渡。
- 2020年10月M&A株式会社チヨダMEサービスを100%子会社化。
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。
- 2023年9月本社を東京都港区虎ノ門五丁目13番1号に移転。
- 2024年1月M&Aエムティアイテック株式会社を100%子会社化。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
安定的な収益基盤の維持と成長投資
蓄積された内部留保資金を成長資金として活用し、事業規模の拡大を図る。株主配当とのバランスを取りながら、企業価値の向上を目指す。
- 02
M&Aの慎重な検討と遂行
対象会社の企業価値測定、シナジー効果、減損リスク等を十分に検討し、慎重な姿勢で投資判断を行う。
- 03
営業強化とサービス品質向上
事業規模の拡大、グループ外顧客獲得のため営業を強化し、一層のサービス品質向上と技術力向上を図る。
- 04
人財育成への注力
技術力向上やサービス品質向上のため、人財育成に注力する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で151人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は591万円で、9期前と比べて−2.0%。平均年齢は49.3歳、平均勤続年数は6.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 27 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 30 | — |
| 2019年3月 | 603 | 51.8 | 7.0 | 33 | — |
| 2020年3月 | 595 | 48.2 | 7.0 | 35 | — |
| 2021年3月 | 606 | 48.7 | 8.0 | 109 | — |
| 2022年3月 | 564 | 48.7 | 8.0 | 109 | — |
| 2023年3月 | 582 | 47.7 | 8.0 | 114 | — |
| 2024年3月 | 620 | 47.5 | 7.0 | 134 | — |
| 2025年3月 | 597 | 47.6 | 7.0 | 134 | 299 |
| 2026年3月 | 591 | 49.3 | 6.0 | 151 | 331 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は47億円、営業利益は5億円。前期と比べると増収増益で、売上が+17.5%、利益が+25.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 61億円 | 47億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 5億円 |
| 純利益 | 4億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥40 | ¥40 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は21億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+133.3%、営業利益は+200.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 9 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2024年2Q | 11 | 2 | 18.2 | 1 |
| 2024年3Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2024年4Q | 8 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 19 | 2 | 10.5 | 1 |
| 2025年4Q | 21 | 2 | 9.5 | 2 |
| 2026年2Q | 21 | 2 | 9.5 | 1 |
| 2026年4Q | 26 | 3 | 11.5 | 2 |
| 2027年1Q | 21 | 3 | 14.3 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は21億円から47億円へ2.2倍に増えた。直近期の営業利益率は10.6%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 | |||||
| 2013年3月 | 21 | — | 4 | — | 2 |
| 2014年3月 | 21 | — | 3 | — | 2 |
| 2015年3月 | 21 | — | 3 | — | 2 |
| 森トラスト保険サービス株式会社設立。 | |||||
| 2016年3月 | 23 | — | 3 | — | 2 |
| 2017年3月 | 24 | — | 4 | — | 3 |
| 2018年3月 | 22 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年3月 | 25 | — | 3 | — | 2 |
| 株式会社チヨダMEサービスを100%子会社化。 | |||||
| 2020年3月 | 33 | — | 5 | — | 3 |
| 2021年3月 | 30 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年3月 | 30 | — | 3 | — | 2 |
| 2023年3月 | 33 | — | 4 | — | 2 |
| エムティアイテック株式会社を100%子会社化。 | |||||
| 2024年3月 | 38 | — | 5 | — | 3 |
| 2025年3月 | 40 | 4 | 4 | 10.0 | 3 |
| 2026年3月 | 47 | 5 | 5 | 10.6 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高47億円のうち、営業利益として残るのは5億円で10.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金76.6%36億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金12.8%6億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.6%5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は20億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2 | −5 | 0 | −3 | 5 |
| 2014年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 7 |
| 2015年3月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 8 |
| 2016年3月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 8 |
| 2017年3月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 9 |
| 2018年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 11 |
| 2019年3月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 12 |
| 2020年3月 | 2 | 0 | 0 | 2 | 14 |
| 2021年3月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 15 |
| 2022年3月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 18 |
| 2023年3月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 18 |
| 2024年3月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 18 |
| 2025年3月 | 3 | 0 | −1 | 3 | 20 |
| 2026年3月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 20 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は56億円。このうち返さなくてよい自己資本が44億円で、自己資本比率は77.9%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 25 | 19 | 6 | 73.9 |
| 2014年3月 | 27 | 20 | 7 | 74.3 |
| 2015年3月 | 30 | 22 | 8 | 72.2 |
| 2016年3月 | 30 | 23 | 7 | 77.1 |
| 2017年3月 | 31 | 25 | 6 | 80.6 |
| 2018年3月 | 33 | 27 | 6 | 79.5 |
| 2019年3月 | 35 | 28 | 7 | 80.7 |
| 2020年3月 | 44 | 31 | 13 | 71.7 |
| 2021年3月 | 45 | 33 | 12 | 72.8 |
| 2022年3月 | 46 | 35 | 11 | 75.8 |
| 2023年3月 | 48 | 37 | 11 | 77.2 |
| 2024年3月 | 50 | 39 | 11 | 78.2 |
| 2025年3月 | 51 | 41 | 10 | 80.6 |
| 2026年3月 | 56 | 44 | 12 | 77.9 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で131社中7位あたり、逆に低いのは配当利回りで131社中124位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥3,830で、1年前と比べて+15.6%。過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.1倍 |
| PER (会社予想) | 9.7倍 |
| PBR | 0.91倍 |
| 配当利回り | 1.04% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+5.14%上昇、25日線(3590)を+2.6%上回る。52週高値4290からは-14.1%の水準、低値2962からは+24.4%の位置。7月22日に3755まで上昇した後、小幅反落。出来高は薄く(平均数百株)、値動きは断続的。週足では75日線(3569)・200日線(3533)を上回り、緩やかな上昇トレンドを維持。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER12.6倍は同業平均14.0倍をやや下回るが、PBR0.90倍は平均1.70倍を下回る。配当利回り1.09%は平均3.11%を大きく下回り低い。ROE7.4%は平均水準程度。将来PER9.3倍と改善見込みだが、現状の低配当と割高感あり。やや割高だが成長期待で評価。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.1倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 9.7倍 | — |
| PBR | 0.91倍 | 1.84倍 |
| ROE | 7.4% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は拡大傾向で、2026年3月期には47億円(前期比18%増)を見込む。強気派は、低金利環境下での不動産需要底堅さと、再生エネ事業の成長性を評価。弱気派は、不動産市況の先行き不透明感(金利上昇リスク)や、PBR0.9倍と割安評価が示す成長期待の低さを指摘。営業利益率10%台は一見健全だが、不動産販売事業は案件ごとの変動が大きく、安定性には欠ける。
- 低金利の恩恵
低金利が不動産購入意欲を下支え。
- 再生エネ事業の成長
太陽光発電所の売電収入が安定寄与。
- 業績拡大継続
2026年3月期売上高は前期比18%増予想。
- 営業利益25%増加とマージン維持2026/3期予想影響中
営業利益4→5億円(+25%)、マージン10%超を維持。
- 予想PER9.3倍の割安感継続影響強
現行PER12.6倍に対し予想9.3倍、株価約26%の割安。
- PBR0.9倍と解散価値割れ継続影響中
PBR0.9倍で純資産価値以下での取引、M&Aや買収の対象になり得る。
- 売上高17.5%成長2026/3期予想影響中
売上高40→47億円(+17.5%)、不動産市場堅調が背景。
- 金利上昇リスク
金利上昇で投資用不動産需要が減退する可能性。
- 割安評価の理由
PBR0.9倍と解散価値割れ、市場の期待は低い。
- 不動産市況依存
業績が市況変動に大きく左右される。
- 配当利回り1.09%と低い継続影響弱
配当利回り1%台と低位、株主還元期待は限定的。
- 小型株40億円の流動性リスク継続影響中
時価総額40億円と超小型、売買高不足で値動きが荒い。
- 純利益横ばいで成長鈍化2026/3期予想影響中
純利益3億円で3期連続横ばい、営業利益増も最終利益に反映されず。
- 不動産市況悪化リスク不定影響強
不動産取引が市況悪化で減少すれば、売上・利益が大幅に落ち込む可能性。
- 販売用不動産の在庫回転率
- 販売動向と在庫リスクを測る。
- 再生可能エネルギー売上高
- 新規事業の成長度合いを確認。
- 営業利益率
- 収益性の変動をモニタリング。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり40円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.04%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 40 | — | 20.3 |
| 2018年3月 | 40 | 0.0 | 30.0 |
| 2019年3月 | 40 | 0.0 | 23.8 |
| 2020年3月 | 40 | 0.0 | 13.7 |
| 2021年3月 | 40 | 0.0 | 12.4 |
| 2022年3月 | 40 | 0.0 | 21.1 |
| 2023年3月 | 40 | 0.0 | 17.4 |
| 2024年3月 | 40 | 0.0 | 14.4 |
| 2025年3月 | 40 | 0.0 | 20.7 |
| 2026年3月 | 40 | 0.0 | 17.9 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥40
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ738人。区分でいちばん多いのは事業法人で55.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.7%を占め、残る43.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 62.8 | 63.6 | 62.7 | 63.5 | 66.3 | 55.1 |
| 個人・その他 | 28.5 | 28.5 | 28.8 | 29.3 | 28.0 | 39.4 |
| 証券会社 | 5.4 | 2.8 | 4.5 | 4.1 | 2.4 | 2.3 |
| 金融機関 | 1.6 | 4.1 | 3.2 | 1.8 | 1.7 | 1.6 |
| 外国法人 | 1.5 | 0.9 | 0.7 | 1.1 | 1.5 | 1.5 |
| 自己株式 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 森トラスト株式会社 | 53.17 |
| 02 | UH Partners 2投資事業有限責任組合 | 7.60 |
| 03 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.48 |
| 04 | 関谷 幸平 | 2.87 |
| 05 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 1.57 |
| 06 | 五味 大輔 | 1.20 |
| 07 | 光通信株式会社 | 0.93 |
| 08 | 吉田 昭彦 | 0.74 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 0.65 |
| 10 | 那須 浩史 | 0.56 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-26光通信株式会社新規の大量保有報告7.48%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1286%、1株純資産は14期で+2245%。直近期のROEは7.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 21 | 174 | 12.7 | 6.6 | 19.3 |
| 2014年3月 | 17 | 187 | 9.5 | 9.6 | 24.0 |
| 2015年3月 | 17 | 200 | 8.9 | 10.4 | 23.8 |
| 2016年3月 | 18 | 215 | 8.7 | 7.7 | 24.2 |
| 2017年3月 | 236 | 2,342 | 10.5 | 7.9 | 20.3 |
| 2018年3月 | 162 | 2,465 | 6.8 | 12.3 | 30.0 |
| 2019年3月 | 200 | 2,619 | 7.9 | 24.8 | 23.8 |
| 2020年3月 | 322 | 2,900 | 11.7 | 7.7 | 13.7 |
| 2021年3月 | 211 | 3,072 | 7.1 | 12.9 | 12.4 |
| 2022年3月 | 198 | 3,229 | 6.3 | 11.6 | 21.1 |
| 2023年3月 | 224 | 3,414 | 6.8 | 10.3 | 17.4 |
| 2024年3月 | 258 | 3,632 | 7.3 | 10.8 | 14.4 |
| 2025年3月 | 246 | 3,836 | 6.6 | 10.2 | 20.7 |
| 2026年3月 | 293 | 4,088 | 7.4 | 11.9 | 17.9 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額41百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約1倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 鈴木均 | 取締役 会長 | 76 |
| 松井徳彦 | 代表取締役 社長 | 61 |
| 篠﨑延夫 | 取締役 リニューアル事業部長 | 68 |
| 豊島正守 | 取締役 営業企画部長 兼 ビル管理事業部長 兼 駐車場事業部管掌 | 59 |
| 長野幸司 | 取締役 管理部管掌 | 56 |
| 安達智一 | 取締役 | 59 |
| 櫻井俊樹 | 取締役 監査等委員 | 68 |
| 井上善雄 | 取締役 監査等委員 | 69 |
| 奥村太久実 | 取締役 監査等委員 | 63 |
| 福田実主 | 取締役 監査等委員 | 49 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 31 | 31 | 8 |
| 社外取締役 | 5 | 10 | 10 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容534字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題901字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク888字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,582字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第74期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第74期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第73期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第73期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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