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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

ダイニック

DYNIC CORPORATION3551 · Standard · 繊維製品

印刷向けクロスや自動車内装材など、繊維・フィルム加工技術で多様な産業向け素材を手掛けるメーカー。

概要

ダイニックは1919年に京都市西陣で日本クロス工業として創業し、1974年に現商号へ変更した。印刷情報関連、住生活環境関連、包材関連の3事業を柱とし、書籍装幀用クロスや熱転写リボン、カーペット、食品用蓋材などを手がける。東京証券取引所スタンダード市場に上場(1961年10月)。連結従業員数1,077名、2026年3月期の連結売上高441億円。京都と東京の二本社制をとり、国内外に15の連結子会社を擁する。

3事業で構成されるセグメント別の収益構造

ダイニックグループは印刷情報関連、住生活環境関連、包材関連の3事業を報告セグメントとする。2026年3月期のセグメント別売上高は、印刷情報関連が223億円(全体の約51%)、住生活環境関連が119億円(約27%)、包材関連が79億円(約18%)である。営業利益では印刷情報関連が22億円と最大の収益源だが、住生活環境関連は減収ながら営業利益4億円と前年度比38.6%増、包材関連も4億円と増益を達成した。セグメント間の内部取引を含まず、グループ全体の売上高は442億円、営業利益23億円である。

国内外に広がる生産・販売ネットワーク

グループは日本国内に京都(本社機能)、埼玉、滋賀、真岡、王子などの工場を持ち、海外では香港、米国、英国、中国、インドネシア、チェコ、シンガポールに子会社を設立している。1979年の香港法人を皮切りに、1988年米国、1990年英国、1991年中国(大連)、2014年インドネシア、2018年チェコ、2020年シンガポールと段階的に拡大した。中国にはさらに上海に貿易会社、福建に持分法適用関連会社を持つ。これらの拠点は主に熱転写リボンやカーペット、包装材の現地生産・販売を担い、顧客ニーズに応じた供給体制を構築している。

安定配当とROE向上を目指す経営指標

ダイニックは経営方針として「技術の優位性」「人の和」を掲げ、売上高経常利益率5%以上、自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標に定める。2026年3月期の経常利益率は5.6%、ROEは8.5%(計画達成率145.8%)と計画を上回った。2029年3月期を最終年度とする新中期経営計画「SOLID FOUNDATION 2029」では、経常利益率7.2%、ROE7.5%を目標とする。株主優待制度の導入検討やIR強化による魅力発信にも取り組む。なお、2022年4月に東証市場第一部からスタンダード市場へ移行している。

業界の中での役割は印刷・包装・自動車・住宅など多様な産業向けに、繊維加工・フィルムコーティング・不織布などの素材を供給するメーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
442億円
営業利益
23億円
営業利益率
5.2%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01印刷・情報関連主力

書籍装幀用クロス、印刷・ビジネス用各種クロス、パッケージ用化粧クロス、銀行通帳用クロス、フィルムコーティング製品、表示ラベル用素材、複合フィルム、プリンターリボン、文具紙工品などの製造・販売。

主な製品・サービス3
書籍装幀用クロス
書籍の表紙や背表紙に使われる布地。耐久性と高級感を提供。
プリンターリボン
熱転写プリンターなどに使用されるインクリボン。
有機EL用水分除去シート
有機ELディスプレイ内部の水分を吸着し、劣化を防ぐシート。

02住生活環境主力

カーペット、壁装材、天井材、ブラインド、自動車内装用不織布・カーペット、フィルター、産業用ターポリン、テント地、雨衣、産業用不織布などの製造・販売。

主な製品・サービス3
カーペット
住宅・オフィス向けの織物・不織布カーペット。
自動車内装用不織布
自動車の天井材やトランク内張りなどに使われる不織布。
壁装材
壁面に使われるクロスなどの内装材。

03包装関連準主力

容器密封用アルミ箔・蓋材、各種紙管紙器、エンボス加工、食品鮮度保持剤などの製造・販売。

主な製品・サービス2
容器密封用アルミ箔・蓋材
食品・飲料容器の蓋に使われるシール材。密封性を提供。
食品鮮度保持剤
包装内の酸素を吸収し、食品の鮮度を保つ剤。

04その他事業その他

ファンシー商品の販売、商品運送・庫内整理などの物流サービスを提供。

製品と技術

熱転写リボンと印刷ラベル素材で情報記録を支える

印刷情報関連事業の中核製品が熱転写リボン(TTR)である。これはラベルやタグに印字するためのリボンで、従来の一般バーコード用途やアパレル用途に加え、食品包材分野への拡大を狙う。同社のTTRは「印字媒体」セグメントに属し、2026年3月期は食品包材向けが国内外とも堅調に推移した。また、産業用品質表示用ラベルでは、リネンサプライ用途が好調で増収。さらに、有機ELディスプレイ向け水分除去シート「電子特材」も手がけ、新たな形状・用途の開拓を進める。

カーペット・壁装材・自動車内装材で空間を彩る

住生活環境関連事業では、展示会用カーペット、住宅床用吸音材、壁装材、自動車内装用不織布・カーペット、産業用ターポリンなどを製造する。展示会用カーペットは生産効率改善により、好調なイベント需要を取り込み増収。壁装材は非住宅向けの機能性・高意匠性製品を拡充する一方、一般住宅向けは高付加価値品の比率向上を目指す。自動車内装材は原材料高に対応した価格転換を進める。また、フィルター濾材では独自機能を付与した新製品を国内外に投入し、収益性改善を図る。

アルミ箔蓋材とエンボス加工で包装・医療分野に貢献

包材関連事業では、容器密封用アルミ箔・蓋材、各種紙管紙器、エンボス加工製品、食品鮮度保持剤を扱う。食品用途の蓋材では、乳製品や乳酸菌飲料向けが堅調。主要原料の調達先多角化と内作化により採算性を改善する。エンボス加工分野では、医療用パップ剤用途の海外向け受注が好調で、増収増益を達成。ホットメルト配合技術やアルミ箔への印刷技術、紙への多色印刷技術など、同社の優位性を活かし、新たな顧客・用途への提案を進める。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

総合繊維で中堅、ニッチ市場に強み

同社は繊維製品セクターの中堅企業で、産業資材や機能材などのニッチ分野に強みを持つ。競合のグンゼはアパレルで規模が大きく、富士紡ホールディングスは研究開発型で技術志向が強い。同社は売上高約441億円(2025/3期)と、片倉工業やユニチカより小規模だが、営業利益率4.76%と収益性は改善傾向にある。2026/3期には5.2%まで向上見込みで、選択と集中による収益基盤強化が進む。一方、伝統的な紡績大手との規模競争では劣るため、差別化戦略が鍵。

強み

  • 産業資材や機能材など、競争が比較的緩やかなニッチ分野でシェアを確保。
  • 営業利益率が4.76%(2025/3)と前期から改善、2026/3期には5.2%見込み。
  • 注力分野に経営資源を集中し、効率的な事業ポートフォリオを構築。
  • 売上高は約440億円台で推移し、大きな変動が少ない安定性を持つ。

課題

  • 売上高が競合のグンゼなどと比べて小さく、スケールメリットで劣る。
  • 営業利益率5%前後と低く、コスト競争力や収益性向上が課題。
  • 売上高成長が鈍く、新たな成長ドライバーの創出が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がダイニック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13512日本フエルト189億円32.5倍
23529アツギ184億円
33501SUMINOE181億円
43513イチカワ164億円12.0倍
58011三陽商会151億円11.3倍
63551ダイニック138億円5.3倍
73109シキボウ137億円14.2倍
8325ATENTIAL133億円33.0倍
98127ヤマトインターナショナル115億円75.8倍
103571ソトー100億円17.9倍
113123サイボー88億円7.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

京都西陣で創業した1919年、クロス加工から出発

1919年8月、京都市西陣において日本クロス工業株式会社が資本金100万円で設立された。西陣は織物の産地として知られ、同社は書籍装幀用クロスなどの加工を手がけた。1931年6月には京都市右京区西京極に本社を移転し、生産拠点を整備。1937年8月には大平加工製紙株式会社(後の大平製紙)を設立し、紙加工分野への進出の足がかりを得た。創業当初からのクロス加工技術が、その後の印刷情報関連事業や住生活環境関連事業の基盤となった。

1961年の株式上場と生産拠点の拡充

1961年10月、東京証券取引所に株式を上場し、資金調達力を高めた。同年9月には大和紙工株式会社を設立(現連結子会社)。1960年には東京工場を新設移転、1962年7月に東京支社を開設し関東での営業基盤を強化。1964年11月には深谷工場(現埼玉工場)を建設し操業開始、1978年5月には滋賀工場を建設するなど生産能力を拡大した。1973年8月には京都・東京の二本社制を採用し、首都圏での意思決定を迅速化。1974年7月、商号をダイニック株式会社に変更し、現在の社名となった。

海外展開の本格化と子会社ネットワークの構築

1979年2月、香港にDYNIC (H.K) LTD.を設立し、初の海外拠点とした。1988年2月には米国DYNIC USA CORP.、1990年3月には英国DYNIC (U.K) LTD.を設立。同年、オフィス・メディア株式会社を買収し、事務用品分野を強化。1991年4月には中国大連に大連大尼克辦公設備有限公司を設立。アジア、欧米への展開を進めた。2014年4月にはインドネシアにPT. DYNIC TEXTILE PRESTIGEを設立し、繊維製品の生産拠点を東南アジアに拡大。2018年7月にはチェコにDYNIC(CZ)s.r.o.を設立し、欧州でのプレゼンスを高めた。

大平製紙との統合で事業基盤を再編

1995年3月、大平製紙株式会社と資本・業務提携を締結。2001年10月には株式交換により大平製紙を完全子会社化し、2003年7月には吸収合併した。大平製紙は1937年に設立された紙加工メーカーで、包装材や紙器などの事業を持っていた。この統合により、ダイニックは包材関連事業を強化し、グループ内の重複を解消。同時期に東京工場を閉鎖(1996年10月)し埼玉工場へ生産を集約、不採算分野の整理も進めた。2001年1月には大平産業株式会社を子会社化し、物流・サービス分野もグループ化した。

品質認証の取得と新工場の稼働

1997年6月、滋賀工場がISO9001およびISO14001の認証を同時取得。1998年12月には埼玉工場も同認証を取得。2003年4月には王子工場がISO9001を取得し、品質管理体制を整備した。2016年7月には王子工場、2018年3月には真岡工場が食品衛生管理規格FSSC22000の認証を取得し、食品包材分野への対応力を示した。これらの認証取得は、顧客からの信頼獲得と輸出競争力の向上に寄与した。

中国子会社売却と新たな関連会社設立

2026年3月期、ダイニックは中国の子会社を売却し、特別利益1,593百万円を計上した。一方、減損損失等1,080百万円も発生したが、親会社株主に帰属する当期純利益は2,493百万円(前年度比89.5%増)と大幅増益となった。2024年5月には中国福建省に福建尼科斯科技有限公司を設立(持分法適用関連会社)し、新たな事業展開を図っている。この動きは中期経営計画「SOLID FOUNDATION 2026」における選択と集中の一環であり、今後の成長投資に資金を振り向ける意図がある。

年表39件を開く

1910年代

  • 1919年8月京都市西陣において日本クロス工業㈱(資本金100万円)を設立。

1930年代

  • 1931年6月京都市右京区西京極に本社を移転。
  • 1937年8月大平製紙㈱の前身・大平加工製紙㈱を設立。

1950年代

  • 1952年2月M&A大和クロス工業㈱を吸収合併し、東京工場とする。

1960年代

  • 1960年10月東京工場を新設、移転。
  • 1961年9月大和紙工㈱を設立。(現・連結子会社)
  • 1961年10月上場東京証券取引所に株式を上場。
  • 1962年7月東京支社を開設。
  • 1964年11月深谷工場(現・埼玉工場)を建設し、操業を開始。
  • 1968年5月大阪営業所を開設。

1970年代

  • 1971年5月ニックフレート㈱を設立。(現・連結子会社)
  • 1973年8月京都・東京、二本社制を採用。
  • 1974年7月商号変更商号をダイニック株式会社に変更。
  • 1978年5月滋賀工場を建設し、操業を開始。
  • 1979年2月香港にDYNIC (H.K) LTD.を設立。(現・連結子会社)

1980年代

  • 1988年2月米国にDYNIC USA CORP.を設立。(現・連結子会社)
  • 1989年7月ダイニックファクトリーサービス㈱を設立。(現・連結子会社)

1990年代

  • 1990年3月M&Aオフィス・メディア㈱を買収。(現・連結子会社)英国にDYNIC (U.K) LTD.を設立。(現・連結子会社)
  • 1991年4月中国に大連大尼克辦公設備有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 1994年10月ダイニック・ジュノ㈱にカーペットの商権を移管。(現・連結子会社)
  • 1995年3月大平製紙㈱と資本・業務提携。
  • 1996年10月東京工場閉鎖、埼玉工場へ生産設備を移設。
  • 1997年6月滋賀工場がISO9001、14001の認証を取得。
  • 1998年12月埼玉工場がISO9001、14001の認証を取得。

2000年代

  • 2001年1月M&A大平産業㈱を子会社化。(現・連結子会社)
  • 2001年10月M&A株式交換により大平製紙㈱が完全子会社となる。
  • 2002年8月中国に達妮克国際貿易(上海)有限公司を設立。(現・連結子会社)
  • 2003年4月王子工場がISO9001の認証を取得。
  • 2003年7月M&A大平製紙㈱を吸収合併。

2010年代

  • 2011年9月東京本社を東京都港区新橋へ移転。
  • 2012年4月大阪支社を大阪市中央区南船場へ移転。
  • 2014年4月インドネシアにPT. DYNIC TEXTILE PRESTIGEを設立。(現・連結子会社)
  • 2016年7月王子工場がFSSC22000の認証を取得。
  • 2018年3月真岡工場がFSSC22000の認証を取得。
  • 2018年7月チェコにDYNIC(CZ)s.r.o.を設立。(現・連結子会社 DYNIC(U.K)LTD.の子会社として)
  • 2018年12月M&A大野クロス㈱を子会社化。(現・連結子会社 ダイニック・ジュノ㈱の子会社として)

2020年代

  • 2020年9月シンガポールにDYNIC SINGAPORE PTE. LTD.を設立。(現・連結子会社)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行
  • 2024年5月創業中国に福建尼科斯科技有限公司を設立(現・持分法適用関連会社)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高経常利益率2029年3月期まで7.2%
  • 自己資本利益率(ROE)2029年3月期まで7.5%
  • CO2実質排出量(2013年度比)25%減少
  • 最終処分量(2017年度比)25%減少
  • 年間女性採用率20%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    選択と集中による収益性向上

    前中期経営計画からの「選択と集中」をさらに押し進め、不採算事業の見直しと成長分野への資源集中により収益性とROEを高める。

  2. 02

    主力製品の用途拡大と新市場開拓

    印刷情報関連事業ではTTRの食品包材分野拡大、電子特材の新用途開拓、FFCの新印刷方式対応など。住生活環境関連事業では環境対応製品や機能性製品の開発、包材関連事業では海外市場販促と新顧客開拓。

  3. 03

    技術開発の重点テーマ強化

    情報記録分野、機能性素材、意匠性の3テーマに注力。特に情報記録分野は中核として競争力ある製品開発、機能性素材はオンリーワン志向、意匠性は魅力的な素材提供を推進。

  4. 04

    非財務対応の強化

    気候変動対応(CO2削減、最終処分量削減)、人材投資(健康経営、女性管理職比率向上、女性採用率20%)、CSR調達の海外展開、BCP(首都圏直下型地震対応マニュアル策定、耐震性向上)を推進。

  5. 05

    IR・株主優待の充実

    株主優待制度の導入検討やIR活動の強化により、当社グループの魅力発信に努める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,077人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は615万円で、9期前と比べて+10.8%平均年齢は42.2歳、平均勤続年数は17.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,398
2018年3月1,392
2019年3月55542.418.91,386
2020年3月55442.318.61,338
2021年3月55241.617.61,269
2022年3月55441.317.11,216
2023年3月56141.217.01,219
2024年3月56341.417.11,131
2025年3月58942.117.61,089193
2026年3月61542.217.41,077214

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率2.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社14(国内 10 / 海外 4、うち連結子会社 13) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
埼玉工場 — 埼玉県深谷市6,466百万円
印刷情報関連事業 住生活環境関連事業 その他
王子工場 — 東京都北区4,623百万円
印刷情報関連事業 包材関連事業
滋賀工場 — 滋賀県犬上郡 多賀町3,724百万円
印刷情報関連事業 住生活環境関連事業 包材関連事業
京都本社 — 京都市右京区1,147百万円
真岡工場 — 栃木県真岡市963百万円
包材関連事業
インドネシア共和国 西ジャワ州863百万円
住生活環境関連事業
アメリカ 合衆国 オレゴン州503百万円
印刷情報関連事業
富士工場 — 静岡県富士市345百万円
包材関連事業
東京本社営業所 — 東京都港区9百万円
印刷情報関連事業 住生活環境関連事業 包材関連事業 その他
大阪支社営業所 — 大阪市中央区3百万円
印刷情報関連事業 住生活環境関連事業 包材関連事業 その他
主な関係会社
  • 国内
    オフィス・メディア㈱
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイニック・ジュノ㈱(注)2,4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大和紙工㈱(注)2
    埼玉県深谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ニックフレート㈱
    埼玉県所沢市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ダイニックファクトリーサービス㈱
    埼玉県深谷市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Dynic USA Corp. (注)2
    アメリカ合衆国 オレゴン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DYNIC SINGAPORE PTE. LTD.
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Dynic (H.K) Ltd.
    香港 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Dynic (U.K) Ltd.
    イギリス ウェールズ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    DYNIC (CZ) s.r.o. (注)3
    チェコ共和国 プラハ · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大連大尼克辦公設備 有限公司
    中華人民共和国 大連市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PT.DYNIC TEXTILE PRESTIGE (注)2,3
    インドネシア共和国西ジャワ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社2社を開く
  • その他3社
  • 福建尼科斯科技 有限公司中華人民共和国 福建省竜岩市35%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は442億円営業利益23億円前期と比べると増収増益で、売上が+0.2%、利益が+9.5%。

売上高
+0.2%
442億円
営業利益
+9.5%
23億円
純利益
+92.3%
25億円
営業利益率
5.2%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高463億円442億円
営業利益27億円23億円
純利益20億円25億円
1株あたり配当¥46¥46

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は117億円、営業利益は10億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+13.6%、営業利益は+233.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q102−1
2024年1Q10332.93
2024年2Q10111.02
2024年3Q11054.53
2024年4Q1070
2025年2Q21794.18
2025年4Q224125.45
2026年2Q220115.011
2026年4Q222125.414
2027年1Q117108.59

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は399億円から442億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は5.2%。売上は5期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月399139
インドネシアにPT. DYNIC TEXTILE PRESTIGEを設立。(現・連結子会社)
2014年3月411125
2015年3月41199
2016年3月41296
2017年3月401149
大野クロス㈱を子会社化。(現・連結子会社 ダイニック・ジュノ㈱の子会社として)
2018年3月400119
2019年3月404117
シンガポールにDYNIC SINGAPORE PTE. LTD.を設立。(現・連結子会社)
2020年3月409127
2021年3月359109
2022年3月3891610
2023年3月416105
中国に福建尼科斯科技有限公司を設立(現・持分法適用関連会社)
2024年3月421158
2025年3月44121224.813
2026年3月44223255.225

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高442億円のうち、営業利益として残るのは23億円5.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の5.7%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金79.6%352億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.2%67億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.2%23億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
20.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+1.3pt
5.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.5pt
5.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.3pt
8.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが25億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは21億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は39億円で、売上の1.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月21−14−9726
2014年3月5−71−226
2015年3月19−193031
2016年3月−6−2730−3327
2017年3月17−14−1328
2018年3月22−6−101634
2019年3月9−121−331
2020年3月5−1513−1033
2021年3月19−13−12627
2022年3月23−16−3733
2023年3月6−44239
2024年3月30−14−111645
2025年3月13−11−5242
2026年3月25−4−242139

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は620億円。このうち返さなくてよい自己資本が299億円で、自己資本比率は48.3%(業種中央値57.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月45413931530.5
2014年3月46515131432.6
2015年3月51718433335.0
2016年3月52217634633.2
2017年3月53018634434.7
2018年3月54820334536.8
2019年3月54620234436.5
2020年3月52819333535.8
2021年3月52120631538.9
2022年3月54221632639.3
2023年3月57623234439.8
2024年3月60024735340.7
2025年3月61126634543.5
2026年3月62029932148.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
40億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
144億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
56億円
在庫として抱えている分
負債合計
321億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
72
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率10 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE48社中16位あたり、逆に低いのは自己資本比率48社中33位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.8%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.2%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.3%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
0.2%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.8%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,617で、1年前と比べて+82.3%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥1,617-1.3%1ヶ月+20.2%1年+82.3%時価総額138億円
過去52週の値幅
安値¥910高値¥1,656

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)5.3倍
PER (会社予想)6.8倍
PBR0.43倍
配当利回り2.84%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は上昇基調にあり、8月13日に前日比14.77%高の1585円で終え、52週高値1603円に迫る。1ヶ月で13.62%上昇し、年初来では78.27%高と堅調。25日移動平均線1392.32円を約13.8%上回り、75日線1303.95円も大きく乖離。RSIは78.83と過熱域に入り、短期的な調整リスクに注意が必要だ。出来高は8月13日に約22万株と急増し、上昇に弾みがついた。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは4.7倍と業界平均25.5倍を大幅に下回り、PBRは0.39倍と業界平均0.99倍を下回り、割安感が強い。ROEは8.8%と業界水準に比べ低めだが、配当利回り3.2%と業界平均2.2%を上回り、株主還元は魅力的。ただし、売上高は横ばい傾向で成長性に欠ける。

指標この会社業種平均
PER (実績)5.3倍26.6倍
PER (予想)6.8倍
PBR0.43倍1.01倍
ROE8.8%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

PBR0.39倍、PER4.7倍と割安だが、ROE8.8%と資本効率は平均的。自動車生産の回復と値上げ効果で収益が改善しつつあり、2025/3期は過去最高益予想。一方、繊維業界は構造的な需要変動に弱く、原料高やEVシフトによる内装仕様変化がリスク。簿価ベースの割安感と業績回復期待で強気派が買う一方、成長性への疑問や業界構造悪化を懸念する弱気派もいる。

プラスに働く材料7
  • PBR0.39倍の割安感

    自己資本の6割以下の時価総額で、解散価値に近い水準。

  • 業績回復トレンド

    24/3期→25/3期、営業利益率改善、純利益2倍以上を見込む。

  • 配当利回り3.2%

    安定的な配当を継続しており、株主還元姿勢は良好。

  • PBR0.39倍の割安修正次回決算影響

    PBR1倍へ収斂すれば株価2.5倍、自己株式取得期待

  • 純利益2期連続増益2026年Q1影響

    純利益13→25億円、前期比92%増

  • 高配当利回り3.2%が下支え継続影響

    配当利回り3.2%で底堅い需給

  • 繊維製品の新製品投入2026年影響

    売上高442億円と横ばいだが、高付加価値品で利益率改善

マイナスに働く材料7
  • 自動車依存の高さ

    売上の7割が自動車向けで、需要変動の影響を直に受ける。

  • 成長性の限界

    売上高は横ばい傾向で、大幅な成長期待は持ちにくい。

  • 素材コスト上昇リスク

    原油高などで原料価格が上昇すれば利益を圧迫する。

  • 売上高伸び悩み通期影響

    売上高441→442億円とほぼ横ばい、成長鈍化

  • 営業利益率5.2%と低水準継続影響

    利益率5.2%、コスト上昇でさらに低下リスク

  • PER4.7倍は低評価の裏返し継続影響

    低PERは業績成長への疑念反映、改善なければ割安解消せず

  • 原材料価格高騰リスク通年影響

    繊維原料価格上昇で粗利圧迫

次の決算で確かめる点
自動車向け売上高
主力事業の動向を直接反映し、業績を左右する。
営業利益率
値上げ効果やコスト改善の進捗を測る指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり46で、前期から+53.3%いまの株価に対する利回りは2.84%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥46
1株あたり
配当利回り
2.84%
いまの株価に対して
配当性向
18.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2526.2
2018年3月250.027.0
2019年3月250.028.4
2020年3月3020.025.5
2021年3月25−16.727.7
2022年3月250.016.3
2023年3月250.045.0
2024年3月250.021.5
2025年3月3020.025.0
2026年3月4653.318.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥46

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,295人。区分でいちばん多いのは個人・その他49.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.8%を占め、残る58.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他31.432.036.239.545.049.6
事業法人34.534.931.932.332.329.4
金融機関30.830.424.321.214.412.4
外国法人1.71.81.52.04.24.4
自己株式0.40.41.61.61.63.6
証券会社1.50.85.44.43.83.0
外国人個人0.00.00.70.60.41.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ニックグループ持株会6.29
02ダイニック従業員持株会3.07
03ヨシダトモヒロ2.99
04㈱ヤクルト本社2.42
05㈱三井住友銀行2.18
06みずほ信託銀行㈱2.18
07㈱滋賀銀行2.08
08㈱武蔵野銀行2.08
09オー・ジー㈱2.02
10コクヨ㈱1.96

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+1391%、1株純資産は14期で+1017%。直近期のROEは8.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月203276.69.149.4
2014年3月601,7863.514.625.7
2015年3月1012,1385.19.061.9
2016年3月692,0453.311.229.9
2017年3月1012,1714.89.826.2
2018年3月1042,3824.510.327.0
2019年3月852,3513.68.528.4
2020年3月862,2263.79.025.5
2021年3月1092,3954.77.627.7
2022年3月1132,5104.66.516.3
2023年3月622,7392.412.245.0
2024年3月1012,9153.67.521.5
2025年3月1573,1795.24.825.0
2026年3月3033,6518.83.518.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額197百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢
山田英伸代表取締役社長60
佐々木範明常務取締役 企画部門統括兼 コンプライアンス 担当66
髙木哲雄取締役 事業部門統括兼 貿易部門担当55
中里岳雄取締役 情報関連事業統括 兼市場開拓担当58
新家隆取締役 財務部門統括59
坂本啓取締役 住宅工業用途関連事業統括兼 第四事業部長59
塚田一範取締役 王子・真岡工場 生産部門統括兼 食品包材事業統括61
福田明治取締役 滋賀・埼玉・富士工場生産部門統括59
竹下昌弘取締役 総務・人事部門 統括兼営業所統括・東京本社所長59
尾作亘取締役 開発部門統括60
伊藤祐子取締役58
下中美都取締役70
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢
山下隆司監査役 常勤61
重松直樹監査役 常勤61
奥谷洋之監査役 非常勤65
渡辺伸充監査役 非常勤65
大谷宏一67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)1115115114
監査役2242412
社外取締役422226

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容833字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社15社、関連会社1社により構成されており、主に印刷情報関連、住生活環境関連、包材関連等の製造、国内外での製品等の販売を主な事業として取り組んでおります。 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 セグメント   主要取扱商品   主要な会社 印刷情報関連事業   (印刷被写体)書籍装幀用クロス、印刷・ビジネス用各種クロス、パッケージ用化粧クロス、銀行通帳用クロス、フィルムコーティング製品、表示ラベル用素材、複合フィルム   当社、ダイニック・ジュノ㈱、 オフィス・メディア㈱、大野クロス㈱、 DYNIC SINGAPORE PTE. LTD.、 Dynic (H.K) Ltd.、Dynic USA Corp.、 Dynic(U.K)Ltd.、DYNIC (CZ) s.r.o.、 大連大尼克辦公設備有限公司、 達妮克国際貿易(上海)有限公司、 福建尼科斯科技有限公司 (会社数 計12社) (印字媒体)プリンターリボン (その他)文具紙工品、磁気関連製品、有機EL用水分除去シート 住生活環境関連事業   カーペット、壁装材、天井材、ブラインド、自動車内装用不織布・カーペット、フィルター、産業用ターポリン、テント地、雨衣、産業用不織布   当社、ダイニック・ジュノ㈱、 PT. DYNIC TEXTILE PRESTIGE (会社数 計3社) 包材関連事業   容器密封用アルミ箔・蓋材、各種紙管紙器、エンボス加工、食品鮮度保持剤   当社、大和紙工㈱ (会社数 計2社) その他   ファンシー商品、商品等運送・庫内整理等   当社、ダイニックファクトリーサービス㈱、 大平産業㈱、ニックフレート㈱ (会社数 計4社) 以上の当社グループの状況について事業系統図を示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,174字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「技術の優位性」「人の和」を経営理念とし、「For The Customer」を経営姿勢、営業姿勢の基盤に置き、経営環境の変化にスピーディーに反応し、進化することを心がけ、ステークホルダー(株主、お客様、お取引先、社員)にとって価値ある企業グループであり続けるために、積極的に社業の拡大、成長に努め、社会の発展に貢献することを経営の基本方針としております。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、安定配当が可能な収益を確保して企業価値を高め、株主価値の最大化を図ることを重要な経営課題としております。 具体的には、事業の収益力を示す売上高経常利益率を連結ベースで5%以上の水準を確保し、自己資本利益率(ROE)を経営指標として、企業価値の向上に努めてまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループでは2023年3月に、中期経営計画「SOLID FOUNDATION 2026」を策定し、新たに自己資本利益率(ROE)をKPIに加えて収益性の改善を進めてまいりました。 最終年度となる2026年3月期は、売上高は計画未達でしたが、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益そしてROEについて計画を達成しました。 2026年4月から始まる3ヶ年の新中期経営計画「SOLID FOUNDATION 2029」では、前中期経営計画からの取組みである「選択と集中」をさらに押し進め、加えて積極的に成長投資と開発を行うことで収益性とROEを高めます。非財務部門については、気候変動、人材投資、CSR、BCPなどへの対応を引き続き進め、サステナブルな社会構築に貢献してまいります。また、株主優待制度の導入検討やIR活動の強化により、当社グループの魅力発信に努めます。 この計画では、最終年度となる2029年3月期の連結ベース売上高経常利益率7.2%、自己資本利益率(ROE) 7.5%を目標に掲げております。 具体的な戦略は下記の通りです。 ①事業部門 a. 印刷情報関連事業 主力のTTR(熱転写リボン)では、従来の一般バーコード用途・アパレル用途だけでなく、特に伸びしろの大きい食品包材分野での拡大を狙います。 電子特材では、従来からの用途である小型の有機ELディスプレイデバイスだけでなく、新たな形状・新たな形態による新たな用途の開拓をおこないます。 印刷ラベル素材では、現在は国内が主流の超耐久ラベルを海外市場へも販促するとともに、従来からの用途である自動車シートベルト・アパレル向けについては収益性改善をおこないます。 FFC(フィルム関連製品)では、従来のUVオフセット以外の印刷方式に対応する製品や環境負荷の低い製品を投入し売上の底上げを図ると同時に、従来とは異なる用途への展開を進めます(缶バッジ、アクリルスタンドなど)。 布クロスおよび紙クロスでは、意匠性よりも機能性を重視した製品へのシフトにより出版文具以外の用途を開拓し売上減少に歯止めをかけます。 b. 住生活環境関連事業 展示会用カーペットでは、生産性改善をさらに一歩推し進め収益の拡大を図ります。また、環境対応製品を開発し当社製品の優位性を確保します。 住宅床用吸音材では、生産性改善と新企画獲得により収益性の改善を図ります。 フィルター濾材では、当社に優位性・独自性のある機能を付与した新製品を開発し、国内外での売上拡大により収益性の改善を図ります。 自動車内装材では、原材料価格の上昇に応じたタイムリーな値上げなど、抜本的な改善を図ります。 壁装材は、非住宅分野(ホテル、各種施設)をターゲットとする機能性・高意匠性製品を拡充し、一般住宅向けについては高付加価値品の販売比率を伸ばします。また、原材料の見直し、固定費の削減、生産性改善の徹底と価格転嫁を行います。 c. 包材関連事業 パップ剤用エンボス加工製品では、お客様との協業による海外市場への販促を図ります。 食品用途の蓋材では、主要原料の調達先多角化と一部工程の内作化に加えて、タイムリーな価格転嫁により採算性の改善を図ります。また、食品用途以外においては、当社の優位性(ホットメルト配合技術、アルミ箔への印刷技術、紙への多色印刷技術など)を活かした製品を、新たな顧客・新たな用途へ提案し売上の拡大を図ります。 ②技術開発部門 「情報記録分野に関するもの」「機能性素材に関するもの」「意匠性に関するもの」を主要テーマとして研究開発に注力してまいります。 「情報記録分野」は、消費・賞味期限や含有物質など、さまざまな重要情報の表示ニーズに応える製品で、情報の欠落、消失、改ざんなどがあってはならない分野です。これは当社グループの中核分野であり、さらなる競争力のある製品の開発に注力します。 「機能性素材」では、当社グループ百有余年の歴史で培った技術に応用を加え、市場訴求力のあるオンリーワンを志向してまいります。 「意匠性」は、当社の原点であり、壁装材、手帳、鞄、自動車内装材など、生活を豊かにし、愛着を持っていただけるデザイン、風合い、肌触りなど魅力的な素材の提供に注力します。 ③非財務部門 a. 気候変動への対応 当社企業活動起源CO2の実質排出量を2013年度比25%減少させ、当社製品製造に関わる最終処分量を2017年度比で25%減少させます。 CO2吸収量拡大を目的とした自然資本原料活用製品の開発と吸炭素基盤に繋がる素材製品の開発を進めてまいります。 b. 人材投資 『より働きやすい会社』を目指して、健康経営優良法人の認定要件を満たす取組みを継続し、『より働きがいのある会社』を目指して、ジョブチャレンジ制度・グローバルキャリアエントリー制度を活用するとともに、女性管理職比率の向上と年間女性採用率20%を目指します。 健康増進施策によりゼロ災害へのアプローチをおこないます。 c. CSR対応 当社グループの『CSR調達基準書』を海外のサプライヤーへも展開し、ダイニックグループ全体でのCSR調達活動を開始するとともに、CSRに関する自社の取組みレベルを向上させます。(国内サプライヤーへは展開済み) ESGをはじめとする情報開示の更なる充実を検討します。 d. BCP対応 首都圏直下型地震発生時の対応を策定し『災害時対応マニュアル』の社内共有を徹底します。 各事業所の建物の耐震性向上を検討し、事業ごとの事業継続計画を検討します。 (4) 会社の対処すべき課題 わが国経済は、中東情勢の緊迫化による原油の価格高騰や供給不足、それに伴う原材料価格および調達コスト高騰、世界的なサプライチェーンの混乱により、先行きが不透明な状況が続くものと予想されます。 このような状況下、当社グループにおきましては、2026年4月から始まる3カ年の新中期経営計画「SOLID FOUNDATION 2029」を策定し、前中期計画で取り組んできた販売の強化・採算の改善・開発の強化と非財務項目への取組みを一層強固なものとし、各事業分野で「選択と集中」を進めて経営効率の向上を図り、更なる企業価値の向上を図ってまいります。 また、コーポレートガバナンスの強化に積極的に取り組み、企業の社会的責任を果たすとともに、内部統制の維持・向上、リスク管理体制の強化を継続的に進め、透明性の高い経営体制の下で、株主をはじめとするステークホルダーの皆様に対する経営責任と説明責任を果たしてまいります。
事業等のリスク2,665字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1. 市場や供給に係るリスク ① 競合等の影響について 当社グループは印刷情報関連事業、住生活環境関連事業及び包材関連事業等を営んでおり取扱商品・製品は多岐にわたっております。各事業において競合も多く、他社の動向によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは各事業において一定のシェアを確保していくため、コスト削減を強力に進め、競合他社に伍していく方針ですが、販売価格の低下が今後の当社グループの業績に影響を与える可能性があります。特に壁装材、車輌用内装材等は、今後競争が一層激化する可能性もあります。また、一部の製品につきましては、過去の出荷状況、将来需要及び市場動向を勘案して計画生産を行っており、競合等の影響により市場価値が低下する可能性があります。 ② 原材料の市況変動の影響について 当社グループは石油関連製品の原材料を多く使用しておりますが、自然災害の発生、異常気象等により原材料の安定調達が困難になる可能性があります。また、原油価格高騰や円安等による局面では、価格引き上げ要請を受ける可能性があります。 当社グループでは市場価格を注視しながら随時取引業者との価格交渉にあたっておりますが、今後、市況が大幅に高騰した場合には、原材料費が上昇し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 海外事業展開のリスクについて 当社グループは、海外市場での事業拡大を戦略の一つとしており、中国をはじめ海外に9社の関係会社があります。今後成長の機会が見込まれる海外市場には積極的に投資する可能性があります。海外における事業及び投資は、当社グループが事業を展開する国における諸規制のほか、経済的、社会的及び政治的リスク等の要因により影響を受ける可能性があります。 また、為替相場の変動は、当社グループの外貨建取引から発生する債権債務の元本、売上高及び利益に影響を与える可能性があります。当社グループは外国為替リスクを軽減し、回避すべく様々な手段を講じていますが、外貨建取引の規模は拡大傾向にあります。為替相場の変動は今後の当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ④ 新製品の研究開発について 当社グループは、各事業部門間の技術の複合化による新規商品開発を進めております。 収益の変動にかかわらず、新製品開発のための投資を常に継続する必要があります。各開発テーマにつきましても、研究開発には相当の費用と時間を費やすことになります。当社グループといたしましては、全力を傾注してまいりますが、必ずしも事業化が成功する保証はありません。 今後、ターゲットとする分野の設定や研究開発費用の支出には、従来同様、その採算性に関して十分な注意を払ってまいりますが、研究開発費用の増加により当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。 2. 借入金への依存について 当社グループは、当連結会計年度末現在、17,599百万円の借入金があります。前連結会計年度末より1,870百万円減少しており、総資産に占める借入金の比率は28.4%であります。そのため、市場金利の変動が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 3. 有価証券等保有資産価値の変動について 当社グループの投資有価証券残高は8,107百万円であり、投資先の業績不振、証券市場における市況の悪化等により評価損が発生する可能性があります。 4.  固定資産減損会計について 当社グループは、生産能力向上、品質向上又は生産性向上のため製造設備などの設備投資を継続的に行っており、多額の固定資産を保有しております。市場価値が著しく下落した場合や営業損益が継続してマイナスになるなど、減損の兆候があると判断された場合には、将来の回収可能性を見積り、減損損失の認識の要否を判断し、資産グループから生じる将来キャッシュ・フロー総額が固定資産の帳簿価額を下回っている場合には、固定資産の減損会計の適用に伴い減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 5. 自然災害・パンデミック等について 地震、洪水等の自然災害、事故やテロのような予測不可能な事由により、当社グループの生産工場等が壊滅的な損害を受ける可能性があります。また効果的な医学療法が確立していない感染症が広範囲で発生した場合、原材料調達や販売網に支障をきたしたり、当社グループの生産拠点、販売拠点が一時的に閉鎖される可能性があります。以上のような場合、当社グループの操業は中断し、生産及び出荷の遅延がおこり、売上高が低下する可能性があります。 また、自然災害、事故、テロ等により設備への被害が発生した場合は、その修復再構築等に巨額な費用を要する可能性があります。 6. 電力供給環境について 当社グループが所在する地域で、電力供給に時間的、量的制限が実施された場合又は、電力需給の逼迫等により停電が発生した場合、一部又は全部の操業が中断し、生産及び出荷に支障をきたし、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 7. 製品の品質について 当社グループは、品質に留意して、各種製品を製造しておりますが、全ての製品について欠陥がなく、将来にわたってクレームが発生しないという保証はありません。大規模な製品事故は多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、当社グループの経営成績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 8.退職給付関係について 当社グループの退職給付費用及び債務は、割引率などの数理計算上の前提に基づいて算出されております。年金資産の運用環境の悪化により前提と実績に乖離が生じた場合や、退職金・年金制度を変更した場合などは、退職給付費用及び債務が増加し、当社グループの経営成績並びに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 9. 訴訟の提起について 当社グループは、法令遵守に努めておりますが、事業活動に関して重要な訴訟等が提起され、当社グループに不利な判断がなされた場合、当社グループの財政状態並びに経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,049字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかな回復基調で推移しております。一方で、継続的な物価上昇による消費マインドの遅れや、中東情勢の緊迫化で、原油の価格高騰や供給不足によるサプライチェーンの混乱、更なる物価や輸送費の高騰等、予断を許さない状況にあります。 このような状況のもと、当社グループにおきましては、「中期経営計画SOLID FOUNDATION2026」最終年度目標の達成に向けて取り組んでまいりました。 当連結会計年度は、住生活環境関連事業が減収となる中で、印刷情報関連事業と包材関連事業が前年度比で増収となり、グループ全体の売上高では前年度比増収となりました。 利益面につきましては、原材料・燃料価格の高騰に対する継続的な販売価格転嫁や、採算性改善の取り組みに加えて、円安も寄与し、前年度比で増益となりました。 その結果、売上高は44,227百万円(前年度比0.3%増)となりました。 利益面につきましては、営業利益2,304百万円(前年度比7.9%増)、経常利益2,458百万円(前年度比9.6%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、中国子会社売却益等の特別利益1,593百万円と、減損損失等の特別損失1,080百万円を計上し、2,493百万円(前年度比89.5%増)となりました。 対中期経営計画比では売上高(達成率96.1%)が未達だったものの、営業利益(達成率100.2%)、経常利益(達成率102.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益(達成率152.3%)、ROE(達成率145.8%)と最終年度は計画を達成し、概ね良好な達成状況となりました。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。 なお、セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。 a. 印刷情報関連事業 印刷被写体においては、市場規模が縮小する布クロス、紙クロスでは、不採算分野の見直しにより一部利益改善は進んでおりますが、前年度比減収となりました。また、ビニールクロスは、海外向けの手帳用表紙材の需給調整による受注減少で前年度比減収となりました。一方、フィルムコーティング製品は、自動販売機用途向けの環境対応素材等が好調に推移し、加えて、新規用途開発も進んだことから、前年度比増収となりました。 産業用の品質表示用ラベルは、国内市場でリネンサプライ用途が堅調に推移し、前年度比増収となりました。 印字媒体においては、ラベル等の印字用熱転写リボンが、食品包材用途で国内・海外向けともに堅調に推移し、前年度比増収となりました。 その他、金融機関向け等の帳票類、サプライ品販売も好調に推移し、有機EL用水分除去シートを含む電子特材分野も堅調で前年度比増収となりました。 その結果、当セグメントの売上高は22,393百万円(前年度比0.7%増)、営業利益は円安効果があったものの、トランプ関税によるコストアップもあり、2,292百万円(前年度比0.1%減)となりました。 b. 住生活環境関連事業 不織布全体では、前年度比増収となりました。展示会用カーペットは、好調な展示会・イベント需要を生産効率の改善により取り組み、前年度比増収となりました。また、住宅用床吸音材も堅調で、車輛内装材も前年度からは回復しました。 壁装材は、住宅向けの市況が回復せず受注が低調で、高付加価値品の比率も上がらず、前年度比大幅な減収となり収益性改善に苦戦しております。 産業用ターポリンは、トンネル工事用の風管用途の受注が堅調に推移しましたが、主力の樹脂運搬用フレキシブルコンテナ等の工業資材向け用途や住宅建材用途の市況が低調で、前年度比減収となりました。利益面では販売価格転嫁により利益改善が進み、前年度比増益となりました。 その結果、当セグメントの売上高は11,909百万円(前年度比2.6%減)、営業利益は421百万円(前年度比38.6%増)となりました。 c. 包材関連事業 食品包材・蓋材は、乳製品や乳酸菌飲料の蓋材は堅調に推移し、前年度比増収となりました。また、紙器の食品容器では、新規顧客の獲得等により前年度比増収となりました。 エンボス加工の医療用パップ剤用途は、海外向け受注が好調に推移し、前年度比増収増益となりました。 その結果、当セグメントの売上高は7,991百万円(前年度比4.0%増)、営業利益は425百万円(前年度比4.5%増)となりました。 d. その他 ファンシー商品は、主要顧客向けのノート・手帳類が受注回復傾向で、前年度比増収となりましたが、輸入仕入分の価格転嫁が進まず採算が悪化しました。一方、商品運送・庫内整理は全体的に荷動きが悪く、前年度比減収となりました。 その結果、売上高は3,039百万円(前年度比0.0%増)、営業利益は19百万円(前年度比42.3%減)となりました。 当連結会計年度末の資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。 総資産は、前連結会計年度末と比較して931百万円増加し、62,017百万円となりました。これは主に減損損失計上等により有形固定資産が1,012百万円減少したことに対し、投資有価証券が1,441百万円、退職給付に係る資産が1,506百万円増加したことなどによるものであります。 負債は、前連結会計年度末と比較して2,402百万円減少し、32,089百万円となりました。これは主に電子記録債務が2,239百万円、繰延税金負債が676百万円増加したことに対し、支払手形及び買掛金が3,184百万円、短期借入金が1,995百万円減少したことなどによるものであります。 純資産は、前連結会計年度末と比較して3,333百万円増加し、29,927百万円となりました。これは主に利益剰余金が2,288百万円、その他有価証券評価差額金が995百万円増加したことなどによるものであります。 この結果、自己資本比率は48.3%(前連結会計年度末43.5%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は3,908百万円と前年度と比べて300百万円の減少となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益2,970百万円、減価償却費1,406百万円を計上した一方で、関係会社株式売却益1,274百万円、仕入債務の減少1,066百万円、法人税等の支払額608百万円があったこと等により2,465百万円の収入となり、前年度と比べて1,200百万円の収入の増加となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出1,684百万円を計上した一方で、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入554百万円、定期預金の払戻による収入557百万円、投資有価証券売却による収入394百万円があったこと等により366百万円の支出となり、前年度と比べて773百万円の支出の減少となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純減少額2,130百万円、配当金の支払額251百万円を計上したこと等により2,448百万円の支出となり、前年度と比べて1,913百万円の支出の増加となりました。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   生産高(千円)   前年度比(%) 印刷情報関連事業   12,802,957   △1.8 住生活環境関連事業   7,047,818   △5.1 包材関連事業   6,875,404   2.7 その他   137,657   4.0 合計   26,863,836   △1.6 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.金額は、製造原価によっております。 b. 仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   仕入高(千円)   前年度比(%) 印刷情報関連事業   4,212,708   △8.8 住生活環境関連事業   2,040,194   △12.4 包材関連事業   32,099   267.0 その他   465,462   26.2 合計   6,750,463   △7.9 (注) 金額は、仕入価格によっております。 c. 受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年度比(%)   受注残高(千円)   前年度比(%) 印刷情報関連事業   22,375,395   0.4   1,358,520   △0.4 住生活環境関連事業   12,409,028   1.6   911,937   121.6 包材関連事業   7,731,662   △2.1   1,359,393   △16.0 その他   1,932,670   △1.2   22,196   △38.6 合計   44,448,755   0.2   3,652,046   6.5 (注) セグメント間取引については、相殺消去しております。 d. 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年度比(%) 印刷情報関連事業   22,381,380   0.7 住生活環境関連事業   11,908,531   △2.6 包材関連事業   7,990,641   4.0 その他   1,946,606   0.3 合計   44,227,158   0.3 (注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績は連結売上高の100分の10以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 特に重要な会計方針及び見積もりは以下の通りであります。 翌連結会計年度に重要な影響を及ぼすリスクがあるものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 a. 貸倒引当金 売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案して回収不能見込額を計上しております。今後、取引先の財政状態が悪化して支払能力が低下した場合は、追加引当が必要となることがあります。 b. 繰延税金資産 繰延税金資産については、将来の合理的な見積可能期間内の課税所得の見積額を限度として、当該期間内の一時差異等のスケジューリングの結果に基づき、その範囲内で回収可能性があると判断できるものについて計上しております。繰延税金資産の計算は、将来の課税所得に関する予想、仮定を含めた様々な予想、仮定に基づいており、実際の結果がかかる予想、仮定とは異なる可能性があります。 c. 退職給付費用 従業員退職給付費用及び債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算定されております。見積りには、割引率、将来の報酬水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算定される死亡率及び資産の収益率なども含まれます。割引率は、退職給付の支払見込期間及び支払見込期間ごとの金額を反映した単一の加重平均割引率を使用しており、長期期待運用収益率は現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮して算定しております。実際の結果が前提条件と異なる場合や、前提条件が変更された場合には、その影響は将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼすことがあります。 d. 固定資産の減損処理 固定資産のうち減損の兆候がある資産グループについて、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回った場合には、当該資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、環境の変化等により前提条件や仮定に変更が生じた場合、その時点で再見積もりをし、その結果として減損処理が必要となる可能性があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループはグループ全体の収益基盤の強化に全力を挙げて取り組んでおります。代替原料や設計仕様変更等の徹底した原価低減活動に努めるなど、更なる採算性向上の諸施策を図っております。 また、利益剰余金及び退職給付に係る調整累計額の増加などにより自己資本比率が増加し、前連結会計年度43.5%から当連結会計年度48.3%となりました。今後も引き続き自己資本比率30%以上の維持に努めてまいります。 a. 売上高 当連結会計年度は、売上高44,227百万円と前連結会計年度と比べて154百万円(前年度比0.3%)増加しました。 セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討については、(1) 経営成績等の状況の概要をご参照下さい。 b. 営業利益 度重なる原材料及び燃料価格の高騰に対し販売価格への転嫁や採算性の改善を推進したことにより増益となりました。その結果、営業利益は前連結会計年度2,136百万円に対し168百万円(前年度比7.9%)増加し2,304百万円となりました。 c. 営業外収益(費用) 営業外収益から営業外費用を差引いた純額は、前連結会計年度106百万円の収益(純額)から、当連結会計年度154百万円の収益(純額)となりました。これは、為替差損の減少及び受取配当金が増加したこと等によるものです。また、支払利息から受取利息を差引いた純額は、前連結会計年度の254百万円(受取利息24百万円、支払利息277百万円)に対し、当連結会計年度は280百万円(受取利息2百万円、支払利息282百万円)と26百万円費用が増加しました。 d. 経常利益 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は前連結会計年度2,242百万円に対し、216百万円(前年度比9.6%)増加し2,458百万円となりました。 また、売上高経常利益率は0.5ポイント増加し、5.6%となりました。 e. 特別利益(損失) 特別利益は、前連結会計年度7百万円に対し、当連結会計年度は1,593百万円と1,586百万円増加しました。当連結会計年度は、投資有価証券売却益317百万円、関係会社株式売却益1,274百万円等を計上いたしました。 特別損失は、前連結会計年度391百万円に対し、当連結会計年度は1,080百万円と690百万円増加しました。当連結会計年度は、減損損失925百万円、事業整理損失126百万円等を計上いたしました。 f. 親会社株主に帰属する当期純利益 親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度1,315百万円に対し、当連結会計年度は2,493百万円と1,178百万円増加しました。その結果、1株当たり当期純利益は、前連結会計年度157円25銭に対し、当連結会計年度は302円58銭となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については次のとおりであります。 当連結会計年度の借入金は、前連結会計年度末の19,468百万円から当連結会計年度末の17,599百万円と1,870百万円減少いたしました。借入金につきましては主に営業キャッシュ・フローを返済原資として残高の削減に努めてまいります。 また、当社グループの活動を維持するために必要な運転資金及び設備資金は、主に手元の現預金と借入により調達しております。 借入金については、調達コストの観点から長期と短期のバランス及び金利情勢を勘案しながら、安定的な資金調達に努めてまいります。 グループの総力を挙げて一層の収益基盤の拡大を図ることに邁進し、上記施策を推進することにより、財務体質の更なる強化を図ってまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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