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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

メディックス

Medix Inc.331A · Standard · サービス業

デジタルマーケティング支援の独立系企業。運用型広告を軸に、BtoC・BtoB・データマネジメントの3領域でワンストップサービスを提供。

概要

株式会社メディックスは、1984年3月に広告制作プロダクションとして創業し、1997年にインターネット広告代理店へ業態転換したデジタルマーケティング支援企業である。2025年3月に東京証券取引所スタンダード市場に上場し、本社を東京都千代田区神田神保町に置く。従業員数は343名(2026年3月期)。主力事業は運用型広告を中心とするインターネット広告販売で、マーケティングDXやWebサイト制作、営業支援、台湾・アジア進出支援などをワンストップで提供する。2026年3月期の連結売上高は42.6億円、営業利益6.6億円、当期純利益4.4億円。

単一セグメントだが三つの領域に分かれる事業構成

メディックスはデジタルマーケティング支援事業の単一セグメントだが、販売方針上はBtoC領域、BtoB領域、データマネジメント・その他領域の三つに区分している。BtoC領域は消費財・サービス向けでインターネット広告の運用改善に重点を置き、2026年3月期の売上高は19.3億円。BtoB領域は企業向けでリード育成やコンテンツ制作を重視し、同12.1億円。データマネジメント・その他領域はアクセス解析やWeb制作単体のサービスで、同11.2億円。この領域は将来の成長を牽引する位置づけとされている。全社のアカウントプランナーが各エキスパートを統括するワンストップ体制が特徴で、顧客のマーケティング課題を一貫して支援する。

インターネット広告市場の拡大を背景にした成長基盤

同社が属する国内インターネット広告市場は2022年度に2兆9,340億円(前年比112.2%)と拡大を続け、2027年には4兆870億円に達すると予測される。中でも運用型広告が市場の82.8%を占め、スマートフォン向け広告が84.2%を占める。メディックスはこの市場でGoogle Premier PartnerやLINEヤフーSales Partner Selectなど複数のプラットフォーム認定を取得しており、特に検索連動型広告では20年以上の実績を持つ。しかし売上高は2022年3月期の144億円から2023年3月期に43億円へ急減しており、その後42~43億円で推移する。この変動は事業構造の変化(子会社の非子会社化など)に起因する可能性があるが、有価証券報告書では明示されていない。

台湾・アジア市場への進出とM&Aによる事業拡大

同社は2020年3月に台湾に美迪科思行銷股份有限公司を設立し、アジア市場への足がかりを築いたが、2023年2月に株式の一部売却で非子会社化した。その後2026年1月に亞星通股份有限公司(台湾)の株式を取得し、同社およびその子会社(株式会社スタートアジアジャパン、日台通販國際股份有限公司、美迪科思行銷股份有限公司)を連結子会社化した。これにより台湾におけるデジタルマーケティング支援体制を再構築している。また2025年10月には株式会社Sales Labの株式を取得し、インサイドセールスによる営業支援サービスをグループに加えた。これらのM&Aは「Beyond広告」戦略の一環とされ、既存広告事業の周辺領域への拡大を意図している。

業界の中での役割はデジタルマーケティング支援企業(広告代理店+コンサル)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
43億円
営業利益
7億円
営業利益率
16.3%
純利益
4億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01BtoC事業(小売・EC・サービス)主力

消費財・EC・サービス等のBtoC企業向けに、検索連動型広告・ディスプレイ広告・フィード広告等の運用型広告を軸としたデジタルマーケティング支援を提供。広告効果改善に重点を置き、クリエイティブ制作専門組織「B-SOKU」やフィード最適化ツール「M-Feed」を活用する。

主な製品・サービス3
運用型広告(検索・ディスプレイ・フィード)
検索連動型広告、ディスプレイ広告、フィード広告の運用サービス。アカウントプランナーが戦略立案から運用・改善まで一貫して行う。
B-SOKU
広告クリエイティブ専門組織。効果に直結するクリエイティブを、データ分析に基づきスピーディーに制作する。
M-Feed
フィード広告の高機能作成ツール。フィード設計・メンテナンス・解析によるPDCAをセットで提供し、広告効果を最大化する。

02BtoB事業(製造・IT・サービス)準主力

BtoB企業向けに、インターネット広告運用とともに、リード獲得後の育成を目的としたコンテンツ制作やオフラインデータ連携・分析を提供。ターゲットが少なくリードタイムが長い特性を踏まえ、広告以外の取引拡大に注力している。

主な製品・サービス2
運用型広告(BtoB向け)
BtoB企業向けの検索・ディスプレイ広告運用。リード獲得を目的とした広告配信と改善を実施。
Webサイト制作
コーポレートサイト・ブランディングサイト・ECサイト等の企画・構築・運用。アクセス解析に基づいたUI設計が強み。

03データマネジメント・その他副次

データマネジメント施策(マーケティングDX、アクセス解析、Webサイト制作)を単体で提供する領域。将来の成長を牽引することを目論み、各サービスを専門組織が販売する。

主な製品・サービス1
M-Data
マーケティングDX支援ソリューション。データ取得・統合、可視化、分析、予測までを網羅し、事業KPI・マーケティングKPIの最大化を支援する。

製品と技術

運用型広告:検索連動・ディスプレイ・フィードの三本柱

主力サービスは運用型広告であり、検索連動型広告(リスティング広告)、ディスプレイ広告(動画・SNS含む)、フィード広告の三つからなる。検索連動型では20年以上の経験を持ち、キーワード選定からアカウント構築、改善まで一貫して運用する。ディスプレイ広告では、2016年に立ち上げたクリエイティブ専門組織「B-SOKU」が広告効果を最大化するための制作を担当。フィード広告では自社開発ツール「M-Feed」を用いて商品データの最適化と自動配信を行う。同社はGoogle Premier Partner、LINEヤフーSales Partner Select、Criteo Certified Partners SILVERなど主要プラットフォームの上位認定を取得しており、広告運用の品質を保証している。

マーケティングDXとアクセス解析:M-Dataを核としたデータ統合

2007年にアクセス解析の専門組織を立ち上げた同社は、2015年頃からMA・CRM領域へ拡大し、2021年にはマーケティングDXソリューション「M-Data」(エムデータ)の提供を開始した。M-DataはGoogle BigQueryとTableauを組み合わせたデータ統合環境で、顧客企業の事業KPIの可視化と分析を実現する。また、アドエビスやKARTE、HubSpotなど多様なツールの認定パートナーでもあり、データ計測・レポーティングから改善施策の立案までをトータルで支援する。同社の強みは、広告データだけでなく顧客データや購買データを統合し、部分最適ではなく全体最適の視点でマーケティング成果を向上させる点にある。

Webサイト制作と営業支援:創業からの制作力とM&Aで獲得した新機能

Webサイト制作は創業時の事業を引き継ぐもので、コーポレートサイトやECサイトなど多様な目的に対応する。アクセス解析に基づいた情報設計(IA)とユーザーインターフェース(UI)設計に強みを持ち、制作ディレクターを中心に複数の専門家が参画する。一方、BtoB領域の営業支援は2025年に買収した株式会社Sales Labが担う。同社はインサイドセールス(電話・メールによる営業活動)のアウトソーシングサービスを提供し、メディックスのインターネット広告によるリード獲得と組み合わせることで、顧客企業の販売プロセス全体を支援する。これにより、デジタルマーケティングの上流から下流までをカバーするワンストップ体制が完成している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

中小企業向け人材派遣で専門性、収益率は高い

メディックスはサービス業に属し、主に人材派遣や業務請負を手掛ける。同業他社にはジンジブやイシンなどがいるが、メディックスは特定分野への特化により差別化を図っている。企業規模は売上高40億円程度と中小規模であり、大手と比較すると市場での存在感は限定的だが、ニッチな分野での専門性で競争力を発揮している。直近の営業利益率は16.28%と高く、収益性の高さが特徴である。業界内では、人材派遣の需要は景気に左右されやすいものの、安定した顧客基盤を活かして堅調な業績を維持している。

強み

  • 営業利益率16%を超え、業界平均と比較して高い収益性を実現している。
  • 特定業界や職種に特化することで、他社との差別化を図っている。
  • 売上高は微小ながらも増加傾向にあり、安定した経営基盤を有する。
  • 中小規模ながら、効率的な人員配置で高い生産性を維持している。

課題

  • 売上高40億円規模で、大手競合との価格競争で不利な面がある。
  • 景気動向や雇用情勢に業績が左右されやすく、需要の変動リスクがある。
  • 人手不足が深刻化する中で、優秀な人材の確保や定着が課題だ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がメディックス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
17502プラザホールディングス41億円19.0倍
29165クオルテック41億円10.6倍
33521テルマー湯ホールディングス41億円25.6倍
4331Aメディックス40億円8.6倍
56181タメニー40億円
65867エスネットワークス40億円11.1倍
77061日本ホスピスホールディングス40億円12.2倍
89229サンウェルズ40億円
99647協和コンサルタンツ40億円6.1倍
107375リファインバースグループ39億円15.1倍
116096レアジョブ39億円11.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

広告制作プロダクションとして創業した1984年

1984年3月、東京都文京区湯島に株式会社メディックスを設立し、広告制作プロダクション事業を開始した。創業時の事業はWebではなく、印刷物などのオフライン広告制作が中心であった。その後、1985年から1992年にかけて本社を千代田区内で複数回移転し、1992年4月には営業部門を設立して印刷物のプロモーション提案を本格化させるなど、広告代理店としての機能を整えていった。この時期の経験が後のインターネット広告事業への転換の基盤となっている。なお、同社の創業はバブル経済の直前であり、当初は小規模な制作会社としてスタートした。

インターネット広告代理店へ業態転換した1997年

1997年8月、同社は事業領域を拡大し、インターネット広告代理店へと業態転換する決断を下した。ネット広告営業部を発足させ、それまでのオフライン主体の制作会社から、Web広告の販売・運用企業へと変貌を遂げた。この転換は、インターネットの普及が加速する時期に合わせたものであり、当時はまだ多くの広告代理店がオンライン広告に本格参入していなかった。この先行投資がその後20年以上にわたる成長の原動力となった。2004年には本社を銀座に移転し、2007年にはアクセス解析ツール「Omniture」の認定代理店を取得して、データ分析の専門組織を立ち上げるなど、デジタルマーケティングの高度化に対応していった。

マーケティングオートメーションとフィード広告に進出した2010年代半ば

2015年5月、Marketoの販売パートナー契約を結び、マーケティングオートメーション(MA)の導入・運用支援を開始。同年11月にはCriteoの認定代理店(ワンスター)を獲得し、リターゲティング広告領域を強化した。2016年4月にはフィード広告の効果を最大化するツール「MEDIX-Feed Managementサービス(M-Feed)」の提供を開始。これは商品データを複数の広告メディアに最適化して配信する仕組みで、ECサイトや求人サイトなど大量の商品を扱う顧客に活用された。同時期にデータ関連の子会社(スペースキット株式会社、後に清算)を設立するなど、データマネジメント領域への投資を進めた。2017年にはソリューション開発部と統合マーケティング室を設置し、データ統合と解析の体制を整えた。

東京証券取引所スタンダード市場に上場した2025年

2025年3月、メディックスは東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。創業から41年目での上場であり、資本市場からの資金調達と企業価値向上を目指す。上場直後の2025年10月には株式会社Sales Labの全株式を取得し連結子会社化。セールスアウトソーシング事業をグループに加え、BtoB営業支援のサービスラインを拡充した。さらに2026年1月には台湾の亞星通股份有限公司とそのグループ会社を連結子会社化し、台湾市場でのプレゼンスを高めた。これらのM&Aにより、連結ベースの従業員数は343名(2026年3月期)となり、事業の多角化と規模拡大を同時に進めている。

年表21件を開く

1980年代

  • 1984年3月創業東京都文京区湯島に株式会社メディックスを設立し、広告制作プロダクション事業を開始
  • 1985年9月本社を東京都千代田区神田北乗物町に移転
  • 1987年7月本社を東京都千代田区神田美倉町に移転

1990年代

  • 1991年5月本社を東京都千代田区鍛冶町に移転
  • 1992年4月創業営業部門設立/印刷物を中心としたプロモーション提案を行う
  • 1992年12月本社を東京都千代田区神田須田町に移転
  • 1997年8月創業事業領域の拡大。インターネット広告代理店へと業態転換 ネット広告営業部発足

2000年代

  • 2004年2月本社を東京都中央区銀座に移転
  • 2007年6月創業「Omniture認定代理店」を取得(SiteCatalyst、SearchCenter)し、アクセス解析の導入・運用を行うソリューショングループを発足

2010年代

  • 2012年10月本社を東京都千代田区霞が関に移転
  • 2015年5月Marketo販売パートナー契約を行い、マーケティングオートメーションの導入・運用サポートを開始
  • 2015年11月「CRITEO認定代理店」としてワンスターを獲得
  • 2016年4月創業スペースキット株式会社(旧社名:株式会社データドック)を設立(2023年3月に清算結了)
  • 2016年4月フィード広告の効果を最大化させる「MEDIX-Feed Management サービス(M-Feed)」の提供を開始
  • 2016年6月本社を東京都中央区築地に移転
  • 2017年4月創業顧客の持つデータの活用を支援するために、ソリューション開発部(主にMA/CRM/アクセス解析関連データの統合及びシステムの設計・導入・運用サポートを行う)と統合マーケティング室(主に広告関連データの統合・分析・予算最適化を行う)を設立
  • 2019年3月本社を東京都千代田区神田神保町に移転

2020年代

  • 2020年3月M&A台湾に美迪科思行銷股份有限公司を設立(2023年2月に株式の一部売却により非子会社化)
  • 2025年3月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
  • 2025年10月M&A株式会社Sales Labの株式を取得し連結子会社化
  • 2026年1月M&A亞星通股份有限公司(台湾)の株式を取得し、同社及びその子会社(株式会社スタートアジア ジャパン、日台通販國際股份有限公司、美迪科思行銷股份有限公司)を連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高明記なし
  • 営業利益明記なし
  • 売上高営業利益率明記なし
  • 3期以上取引のある顧客の売上高明記なし

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    広告シェア拡大と制作力強化

    インターネット広告市場でシェア拡大を目指し、社内の広告クリエイティブ専門組織をさらに強化。複数社専任制のアカウントプランナーによる高品質な運用で顧客グリップ力を高め、事業拡大を図る。

  2. 02

    BtoB領域のフォーカス推進

    BtoB領域では、SaaSや製造業にフォーカスし、リード育成のためのコンテンツ制作やデータ連携を強化。Webサイト制作のパッケージ化などで売上拡大を促進する。

  3. 03

    データマネジメント支援の拡大

    DX加速に対応し、データ取得・統合・可視化・分析から施策立案・運用までトータル支援。Webサイト制作も組み合わせ、デジタルマーケティング支援会社として拡大する。パートナー連携も強化。

  4. 04

    人材採用・育成の強化

    採用活動の推進と教育体制の整備に加え、役割期待グレード制度やイマコレシートを導入し、社員の成長環境を強化。高いパフォーマンス発揮と優秀人材の獲得を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 2期分

グループ全体で343人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は583万円で、1期前と比べて2.2%平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は8.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2025年3月59634.17.6279
2026年3月58334.68.1343

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性の賃金(男性=100)88.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 2 / 海外 3、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都 千代田区116百万円
本社 — 台湾 台北市13百万円
本社 — 東京都 港区10百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱Sales Lab (注)3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    亞星通股份有限公司(注)3
    台湾台北市 · 連結子会社
    議決権77.7%
  • 国内
    ㈱スタートアジア ジャパン(注)4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    日台通販國際股份有限公司(注)4
    台湾台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    美迪科思行銷股份有限公司(注)5
    台湾台北市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は43億円営業利益7億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.4%、利益が-30.0%。

売上高
+2.4%
43億円
営業利益
-30.0%
7億円
純利益
-50.0%
4億円
営業利益率
16.3%
前期比 -7.5%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高50億円43億円
営業利益7億円7億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥19¥19

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

3期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は0億円。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2026年2Q19210.52
2026年4Q24520.82
2027年1Q1200.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 6期分

2021年3月期からの6期で、売上は120億円から43億円へ36%に減った。直近期の営業利益率は16.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2021年3月1201−1
2022年3月14451
2023年3月4384
2024年3月4285
東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
2025年3月42108
亞星通股份有限公司(台湾)の株式を取得し、同社及びその子会社(株式会社スタートアジア ジャパン、日台通販國際股份有限公司、美迪科思行銷股份有限公司)を連結子会社化
2026年3月437716.34

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高43億円のうち、営業利益として残るのは7億円16.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金14.0%6億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金69.8%30億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.3%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
86.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+8.7pt
16.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.3pt
9.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.9pt
12.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
13.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 4期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は41億円で、売上の11.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2023年3月600623
2024年3月70−2728
2025年3月541938
2026年3月3−34041

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 6期分

2026年3月期の総資産は77億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は44.4%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2021年3月48113723.9
2022年3月51143726.4
2023年3月54173731.8
2024年3月59223736.5
2025年3月67333449.0
2026年3月77364244.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
31億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
42億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中92位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中386位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
16.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.4%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥490で、1年前と比べて-1.4%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥490+0.0%1ヶ月-2.8%1年-1.4%時価総額40億円
過去52週の値幅
安値¥460高値¥575

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.6倍
PER (会社予想)8.3倍
PBR1.13倍
配当利回り3.88%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1ヶ月で1%上昇し、底堅い動きです。25日線(500.5円)とほぼ同水準で推移し、75日線(485.8円)を約3%上回っています。52週高値575円からは13%下落、52週安値460円からは8.7%高い位置です。出来高は全体的に低調で、8月7日は1100株と非常に閑散です。RSIは61.3とやや買われ過ぎの水準ですが、中期的なトレンドは上向きです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERが8.77倍と業界平均の22.52倍を大幅に下回り、PBRも1.12倍と業界平均3.19倍に比べ割安です。ROEは12.7%と良好で、配当利回り3.6%は業界平均2.68%を上回ります。業績は安定しており、割安かつ配当利回りも魅力的ですが、配当性向28.8%と今後の増配余地は限定的かもしれません。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.6倍23.4倍
PER (予想)8.3倍
PBR1.13倍3.51倍
ROE12.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

医療人材不足が続く中で、派遣需要は安定的に推移している。強気派は、高止まりする医療需要を背景に、看護師不足が構造的な問題であることから、中長期的な成長が見込めると主張する。一方、弱気派は、売上高が横ばいであることや、競争激化により手数料単価が下落するリスクを指摘する。また、2026年3月期の利益予想が前期比で減少しており、持続的な成長への懸念がある。

プラスに働く材料7
  • 需要安定

    医療人材不足は構造的であり、派遣需要は底堅い

  • 利益改善

    2025年3月期は純利益が増加しており、収益性が向上した

  • 割安指標

    PERは8.8倍と低く、PBR1.1倍と割安感がある

  • 2026年3月期営業利益7億円と16.3%の高利益率2026年3月期影響

    売上高43億円に対し営業利益7億円。利益率16.3%は高水準で収益力が評価される

  • 2025年3月期純利益8億円と前期比1.6倍増益決算発表後影響

    純利益5億円から8億円へ60%増。増益基調が確認された

  • PER8.77倍と1株利益に対して割安通年影響

    時価総額40億円、実績PER8.77倍。予想PERは開示なしも配当利回り3.6%

  • 配当利回り3.6%で下値支援継続影響

    時価総額40億円で配当利回り3.6%。売り圧力を吸収

マイナスに働く材料7
  • 売上横ばい

    売上高は約42億円とほぼ横ばいで、成長が見られない

  • 利益減少予想

    2026年3月期の純利益予想は前期比で半減している

  • 競争激化

    医療人材派遣市場は競合が多く、単価下落の可能性がある

  • 2026年3月期純利益4億円と前期比半減2026年3月期影響

    純利益8億円から4億円へ50%減益。営業利益7億円確保も最終益が大きく下振れ

  • 売上高42億円から43億円とほぼ横ばい通年影響

    2期連続売上高42億円で成長が見えない。増収率2%未満

  • 外国法人所有0.45%で需給が固定化継続影響

    時価総額40億円、外国持ち分0.45%と極めて低く新規買い手が入りにくい

  • 株価は1年で1.5%下落し勢い欠く継続影響

    前年比マイナス1.52%。出来高も少なく短期資金の流入は見込みにくい

次の決算で確かめる点
登録者数
人材供給力の源泉であり、業績の先行指標になる
稼働率
派遣社員の稼働状況が収益に直結する
契約単価
競争環境下での価格動向を把握する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり19いまの株価に対する利回りは3.88%。

年間配当
¥19
1株あたり
配当利回り
3.88%
いまの株価に対して
配当性向
28.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥19

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,466人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.2%を占め、残る89.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2025年3月%2026年3月%
個人・その他88.586.6
事業法人6.110.1
自己株式0.65.1
証券会社4.22.7
外国法人0.20.4
金融機関1.00.1
外国人個人0.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01小谷中 茂樹18.95
02水野 昌広15.04
03メディックス従業員持株会8.89
04小谷中 一樹6.31
05田中 正則5.32
06株式会社フォローワンズハート5.20
07株式会社EPARK3.70
08楽天証券株式会社共有口1.61
09今森 教仁1.28
10日中ブリッジ株式会社1.00

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-24
    小谷中 茂樹
    変更報告
    14.85%
    -4.10pt
  • 2026-06-19
    小谷中 茂樹
    新規の大量保有報告
    14.60%
    -4.35pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 6期分

1株利益は6期で+107%、1株純資産は6期で−94%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2021年3月−8187,995
2022年3月9128,94410.720.8
2023年3月5322826.011.3
2024年3月6528625.212.3
2025年3月10740729.66.413.1
2026年3月5644812.78.528.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額86百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田中正則代表取締役社長69850,000
馬場昭彦管理担当取締役5575,000
水野昌広取締役(常勤監査等委員)701,195,000
大久保修一取締役(監査等委員)68
鈴木さなえ取締役(監査等委員)525,000
都賢治取締役(監査等委員)66
小谷中一樹取締役55510,000

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)350106020
取締役(社内)1151515
社外取締役311114

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,614字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社(株式会社Sales Lab、亞星通股份有限公司、株式会社スタートアジアジャパン、日台通販國際股份有限公司及び美迪科思行銷股份有限公司)5社の合計6社で構成されております。 当社グループの事業は、デジタルマーケティング支援事業の単一セグメントであるため、以下サービスごとに説明を記載しております。 (1) 事業の特徴 当社グループは、デジタルマーケティング支援事業として、インターネット広告販売(運用型広告)、マーケティングDX/アクセス解析、Webサイト制作、インサイドセールスによる営業支援、並びに台湾・アジア市場への進出支援など、顧客企業の事業成長を多角的に支援する各種サービスを提供しております。 特に運用型広告(検索連動型広告、ディスプレイ広告、フィード広告の総称)に注力し、広告枠を販売・運用し手数料を受け取るインターネット広告が主力サービスとなっておりますが、特徴的なのは、デジタルマーケティング全体を一貫してプランニングすることです。有効な施策を計画し、適切なKPIを設定、自ら実行することで、デジタルマーケティング全体を最適化します。 当社グループは、デジタルマーケティング活動の展開に必要なソリューションを包括的に提供しており、これら個々のサービスを有機的なつながりをもった戦略として提供すべく、徹底したヒアリングから提案・制作・出稿・運用・結果の解析まで、一本化した窓口(ワンストップ体制)を通じて実施しております。 具体的には、アカウントプランナーと各専門領域(運用型広告、Webサイト制作、マーケティングDX/アクセス解析、営業支援、海外マーケティング支援)を担当するエキスパート(スタッフ)が在籍しております。アカウントプランナーは、いわゆる“営業”とは異なり、デジタルマーケティングの総合的知識を持ったプロフェッショナルとして、集客、制作、解析・分析、CRMといったデジタルマーケティング活動全体を設計。それぞれのエキスパートを統括し、個々の活動の実施・運用・分析・報告、すべてを一貫してコントロールします。 当社グループの、包括的なサービスをアカウントプランナーを窓口とするワンストップ体制で提供している点は、継続的に長年取引をいただけている顧客をはじめとして、当社グループの多くの顧客から、評価をいただけているポイントの一つとなっていると考えております。 なお、当社グループは下記の認定をパートナー(メディアやツールベンダー)から受けております。 ● Google Premier Partner ● LINEヤフー Sales Partner 認定パートナー Select ● Criteo Certified Partners SILVER ● Meta Business Partners ● X広告認定代理店 ● SmartNews Ads Bronze Partner ● Indeed認定パートナー Silver ● RTB House 代理店プログラム Bronze ● Marketo サービスパートナー STANDARD ● アドエビス認定パートナー ● AD EBiS PARTNER GOLD ● KARTE Partner Accelerate Program Official Partner ● HubSpot認定パートナー ● Microsoft Advertising Select Partner ● ITmedia (2) 販売方針と主な商品及びサービスの特徴 ① 販売方針 当社グループでは「BtoC領域」「BtoB領域」「データマネジメント・その他領域」の3つの領域に分けて販売方針を立てております。 「BtoC領域」「BtoB領域」はともにインターネット広告を主軸とするデジタルマーケティングの総合支援サービスであり、検索連動型広告、ディスプレイ広告、フィード広告といったインターネット広告のほかに、広告の受け皿となるWebサイト制作、またデジタルマーケティング施策全体の効果改善のためのデータ計測、レポーティング及びダッシュボード化、データ分析、コンサルティング等を行うデータマネジメントのサービスを販売また実行しております。当社グループの顧客が対象としている事業がBtoC事業かBtoB事業かによってデジタルマーケティング支援のやり方やノウハウは大きく異なるため、当社グループではそれぞれ専門組織を作り、組織戦略や販売方針を分けて当社グループの売上拡大に向けてマネジメントしております。 BtoCの事業は、ターゲットが多く、リードタイムが短いのが特徴となるためインターネット広告の運用改善がデジタルマーケティングを成功させる上で非常に重要と考えており、広告運用体制の充実や広告クリエイティブをはじめとした効果改善ノウハウの蓄積に重点をおき、顧客のデジタルマーケティングの効果を改善する事で新たな予算を獲得し、当社グループの売上拡大を促進しております。 BtoBの事業は、ターゲットが少なく、リードタイムが長いのが特徴となるためインターネット広告の運用改善のプライオリティはBtoC程は高くなく、代わりに獲得したリードを育成するためのコンテンツ制作やインターネット広告の配信状況とオフラインでの営業状況のデータ連携をした上でのデータ分析がデジタルマーケティングを成功させる上で非常に重要と考えており、素早く良質なコンテンツ制作を可能にする環境整備やWebサイト制作の専用パッケージ化等を行うなど、インターネット広告はもちろん、インターネット広告以外の取引を拡大することで当社グループの売上拡大を促進しております。 「データマネジメント・その他領域」は、デジタルマーケティングの総合支援サービスではなく、データマネジメント施策(マーケティングDX、アクセス解析、Webサイト制作)単体で提供領域を切り出しマネジメントすることで、スピーディーにサービスを磨き・進化させながら、事例や知見の集約を行うことで、将来の当社グループの成長を牽引する領域とすることを目論み、売上拡大を促進していくことを方針としております。当社グループの競合にあたるインターネット広告代理店の中には、データマネジメント・その他領域のサービスを行っていない企業も多くあるため、各サービスごとに市場のニーズに合わせた販売戦略を立案し当社グループの売上拡大を促進しております。 ② BtoC領域の商品及びサービスの特徴 BtoC領域はインターネット広告を主軸とするデジタルマーケティングの総合支援サービスであるため、運用型広告、マーケティングDX・アクセス解析、Webサイト制作と、デジタルマーケティング施策を幅広く販売しております。それぞれの商品サービスの特徴は以下のとおりです。 a.運用型広告 運用型広告には、大きく検索連動型広告、ディスプレイ広告(動画広告・SNS広告を含む)、フィード広告があります。 検索連動型広告とは、検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告であり、リスティング広告とも呼ばれます。 当社グループは検索連動型広告において20年以上にわたる経験と実績を持ち合わせております。その知識と経験を持ち合わせた当社グループのアカウントプランナーがヒアリングを重ね、顧客の課題にあった検索連動型広告を提案し、運用の際はアカウントプランナーと運用のプロであるスタッフがタッグを組み、初期設計(キーワード選定・原稿制作・アカウント構築)から分析・改善を一貫して実施することで、より良い広告効果を生み出すことが可能となっております。 ディスプレイ広告とは、WebサイトやWebアプリ内の広告枠に表示される画像広告、動画広告、テキスト広告等を総称するもので、消費者へのブランド訴求、自社サイトへの誘導や、資料請求や商品購入において大きな効果が期待できるものです。主流はアドネットワーク広告に代表される「運用型」です。この広告で効果を上げるには、日々更新される実績データを基に、その時々に合った運用をスピーディーに細かく行っていくことが求められます。 また、当社グループは2016年に、効果のあるクリエイティブを生み出すための広告クリエイティブ専門組織「B-SOKU」を立ち上げました。この「B-SOKU」の使命は、クライアントのプロモーションを成功に導くことにあり、狭い範囲の機能を担う部署ではなく、広告効果を最大限に高めるために様々な知見を幅広く駆使する制作のスペシャリスト集団です。また「B-SOKU」の最大の強みは、効果につながる「質」を担保したクリエイティブを生み出せることです。営業部門と連携し、PDCAサイクルの構築、それに沿ったクリエイティブの作成、広告運用に乗せての実践的な結果分析を、確実・スピーディーにこなします。 フィード広告とは、自社の商品データを複数の広告メディアに合うよう、広告配信先のメディアのフォーマットに変換して送信するデータフィードという仕組みを使った広告のことです。例えば、ダイナミックリターゲティング広告や商品リスト広告などは、一般的に効果の高いフィード広告ですが、さらに、効果を上げるためには、各メディアの特性に合わせたフィード設計が非常に重要です。また、大量の商品・案件を扱う、ECサイト、求人サイト、不動産サイトなどでは、システムによる自動化も必須となります。 そこで当社グループは、2016年から「M-Feed」という高機能フィード作成ツール、フィード設計、メンテナンス、解析によるPDCAを、セットで提供するサービスを開始しました。この「M-Feed」により、フィード広告の特性に合わせた最適な提案と運用を行います。 b.マーケティングDX・アクセス解析 マーケティング分野でも「DX」(デジタル変革)が加速する昨今ですが、当社グループは業界に先駆けて2007年に専門組織を立ち上げ、データ計測や分析、改善施策立案の実績を積み上げてきました。当初はWeb広告データ、Web行動ログが中心となっておりましたが、CRMやMAの導入支援・活用支援等にサービスを拡大し、取り扱うデータも顧客データや購買データ等に拡大、また個別に分析・活用した部分最適に留めるのではなく、データ統合・可視化を通じ、デジタルマーケティングだけでなく、顧客のマーケティング活動全体に関する領域で、導入支援から施策立案・運用までをトータルでサポートし、事業KPI・マーケティングKPIを最大化するサービスに成長しております。 2021年には企業のマーケティング分野のDXを支援するソリューション「M-Data(エムデータ)」の提供を開始しました。これは、データ取得・統合、可視化、分析、予測までを網羅し、マーケティングDXをワンストップで実現・支援するソリューションです。BigQuery×Tableauでのデータ統合環境を構築し、顧客の経営層から現場に至るまでの事業KPIを整理&可視化することができます。長年に渡る数多くのデータ活用、分析設計・設定、レポート、PDCAによる、豊富な知見とノウハウを持つ当社グループだからこその高品質なサービスです。 c.Webサイト制作 Webサイトの制作・改善を中心に、クリエイティブでマーケティングの課題を解決する「Webインテグレーションユニット」の前身である制作プロダクション事業は、1984年の創業時の事業でもあり、最も歴史のある専門組織です。 Webサイトは、コーポレートサイトやブランディングサイト、ECサイトなど多様な形と目的を持ち、商材やターゲットによっても、そのアプローチは様々です。デジタルマーケティング全体の中で、そのサイトが担うべき役割と持つべきゴールをしっかりと定義し、そこへと訪問者を導くWebサイトとなるために、当社グループは綿密な情報設計(Information Architecture)とスマートなインターフェース(User Interface)を重視して、サイト構築を行っております。中でも、アクセス解析を基にしたUI設計に強みがあります。制作ディレクターを中心に、アカウントプランナー、解析ディレクター、デザイナー、テクニカルディレクター、コピーライターがWebサイト制作に参加し、プロジェクトのスタートアップから企画・構築・運用・解析まで一気通貫で対応します。 ③ BtoB領域の商品及びサービスの特徴 BtoB領域もBtoC領域同様、インターネット広告を主軸とするデジタルマーケティングの総合支援サービスであるため、運用型広告、マーケティングDX・アクセス解析、Webサイト制作と、デジタルマーケティング施策を幅広く販売しており、「認知・共感」から「調査・商談」さらに「ファン化」まで、BtoB企業のマーケティングに対する幅広い対象領域に対して、クライアントの成長フェーズに応じた適切なソリューションを提供しております。それぞれの商品サービスの特徴はBtoC領域にて記載した内容と同様となるため割愛いたします。 ④ データマネジメント・その他領域の商品及びサービスの特徴 データマネジメント・その他領域は、データマネジメント施策やWebサイト制作等を単体で各専門組織が販売しております。主な販売商品サービスはマーケティングDX・アクセス解析、Webサイト制作となります。それぞれの商品サービスの特徴はBtoC領域にて記載した内容と同様となるため割愛いたします。
経営方針・対処すべき課題6,274字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは「自由と責任」及び「信頼」を経営理念に掲げ、当事者意識をもって事にあたり、立場にとらわれず正しいと信じることを提案・発言しながら、全てのステークホルダーとの信頼関係を構築することを重視しております。変化の激しいインターネット広告代理店業界において、自らが率先して複雑さと変化をキャッチアップし、成長・進化し続けてきました。そして、今後もさらなる成長・進化を目指すということを、社内外に改めてきちんと表明しようと、40周年を迎えた2025年3月期に、目指す企業像をロゴ・ステートメント・タグラインで表現したものを発表しました。 また、ビジョンとして掲げる「デジタル領域のNo.1マーケティングパートナー」を目指し、短期的なプロモーション課題に対する解決策だけではなく、本質的にクライアントのビジネスに貢献することを目指して、中長期にわたる課題解決を何よりも大切にしております。 今後もさらなる既存事業の拡大や新規事業への投資等も行いながら、企業価値の継続的な向上を目指してまいります。 (2) 経営環境 当社グループの属するインターネット広告市場の2022年度の市場規模は2兆9,340億円(前年比112.2%)でした。(出所:矢野経済研究所「2023 インターネット広告市場の実態と展望」2023年11月発表) このインターネット広告市場は年々拡大しておりますが、2021年は景気回復と急速なDX化の影響により大幅な増加を遂げた一方で、2022年はコロナ禍中にオフラインからオンラインに振替られていた広告主の予算がオフラインに戻り、市場の成長率が前年に比べて鈍化しました。なお、2023年度も引き続き成長するものの、前年からの傾向は続き、市場規模は3兆1,180億円(前年比106.3%)が見込まれており、2024年の同市場は、前年比106.0%の3兆3,050億円に、その後毎年107%程度の前年比で成長をつづけ、2027年の同市場は、4兆870億円に成長すると予測されております。 広告の運用手法別では、運用型広告が引き続き拡大しており、2022年度には2兆4,288億円(前年比113.2%)、市場構成比は82.8%と市場拡大を牽引しております。デバイス別では、スマートフォンの広告市場が拡大しており、2015年度には市場規模が約6,000億円で構成比は約4割でしたが、2022年度には2兆4,704億円に達し、市場構成比は全体の84.2%を占めております。広告フォーマット別では、近年の動画配信プラットフォームの成長に伴い動画広告市場も拡大しており、2022年度は6,202億円(前年比116.0%)でした。動画メディアはYouTubeが、圧倒的なシェアを持っておりますが、近年TikTokとTVerの成長が著しく、TVerは2022年3月期の売上高が47億7,500万円で前期比184.6%と、高い伸長率で伸びており業界が注目しております。 近年のインターネット広告代理店業界は、市場の成熟化とともに競争は激化しておりますが、依然として業界全体は拡大が続いております。 また、マーケティングDX/アクセス解析、Webサイト制作サービスがターゲットとする企業のデジタルマーケティングを、IT及びビジネスの側面から支援する2023年の国内のデジタルマーケティング市場規模は、事業者売上高ベースで3,019億9,000万円と推計されており、2024年の同市場は、前年比114.0%の3,442億5,000万円に、その後毎年113%程度の前年比で成長をつづけ、2027年の同市場は、5,016億円に成長すると見込まれております。 CRM/SFA及びMAでは大手企業だけでなく中小企業による活用が増加傾向にあり、導入するユーザー企業の層が拡大しており、かつてのように大企業が大規模な投資をするケースは少なくなっていきますが、未開拓の層を中心に今後も市場は拡大していく見通しであり、CDP(注)に関しては成長期であり、今後も拡大していく見込みであります。 また、CRM/SFAやMAなど様々なデジタルマーケティングツールの導入が進んだことで、ユーザー企業の内部に様々なデータが蓄積されるようになりました。さらにAIの活用が進んでいることで、AIの学習に用いる社内データの重要性が高まっている点も市場の追い風になっているといわれております。(矢野経済研究所「2024年版 デジタルマーケティング市場の実態と展望」2024年7月) (注)CDP(Customer Data Platform)とは、あらゆる顧客データを一つのシステムに集約し、活用しやすいように整理・統合するためのプラットフォームのことです。 (3) 経営戦略 当社グループは、成長戦略コンセプト「Beyond広告」のもと、現在の主力事業であるインターネット広告事業を確実に成長させながら、デジタルマーケティング市場全体において、既存のサービスのシェア拡大並びに新商品等の投入、さらには新領域への進出による事業成長を図っていきたいと考えております。当社グループはクライアントのビジネスモデル特性(BtoC、BtoB)をベースに中長期的な視野で成長を牽引していきたい領域(データマネジメント・その他)も鑑み、3つに領域を分け経営戦略を構築しております。なお、戦略3領域と商品及びサービスの関係性は以下のとおりです。 ① インターネット広告市場におけるシェア拡大を軸にしたBtoC、BtoB領域における拡大 当社グループとしては、インターネット広告の領域でのさらなる成長を目指し企業成長の基盤に据えていきたいと考えております。広告効果の向上のためには、広告クリエイティブの品質向上・差別化が非常に重要となっており、当社グループでは、バナー広告やLP(ランディングページ)、動画広告といったネット広告の制作に特化した広告クリエイティブ専門組織があります。それは、狭い範囲の機能を担う部署ではなく、広告効果を最大限に高めるために様々な知見を幅広く駆使する、スペシャリスト集団です。専門知識を有する経験豊富なディレクターやデザイナー、ライター、コーダー、プランナーなどが集結し、チームを構成しております。クリエイティブを社内で完結する仕組みを持ちつつ、外部パートナーとの強いネットワークも構築し、専門性、キャパシティともに、個々の案件に最適な体制を用意して、毎月、数百のクリエイティブを作成しておりますが、この組織強化をさらに図っていきます。加えて、当社グループの特徴としては、アカウントプランナーと各専門領域を担当するエキスパート(スタッフ)が在籍しております。アカウントプランナーは、いわゆる“営業”とは異なり、デジタルマーケティングの総合的知識を持ったプロフェッショナルとして、集客、制作、解析・分析、CRMといったデジタルマーケティング活動全体を設計。それぞれのエキスパートを統括し、個々の活動の実施・運用・分析・報告、すべてを一貫してコントロールさせていただいております。そして、アカウントプランナー一人当たりの担当顧客数を数社に絞る専任制により、顧客の成果にこだわる運用を特徴として磨き続けてきており、業界の中でも高い顧客グリップ力が実現できており、この強みをフックにさらなる事業拡大を目指していきます。 特に、BtoB領域は、「第1 企業の概況  3 事業の内容  (2) 販売方針と主な商品及びサービスの特徴」にも記述したようにBtoC領域以上に、獲得したリードを育成するためのコンテンツ制作やインターネット広告の配信状況とオフラインでの営業状況のデータ連携をした上でのデータ分析がデジタルマーケティングを成功させる上で非常に重要と考えており、素早く良質なコンテンツ制作を可能にする環境整備やWebサイト制作の専用パッケージ化等を行うなどフォーカス業界(SaaS、製造業)をきめて推進することで、インターネット広告はもちろん、インターネット広告以外の取引を拡大することで売上拡大を促進したいと考えております。当社グループは1998年、企業向けIT製品情報サイト「キーマンズネット」の営業と制作支援を開始して以来、IT系企業を中心に400社以上のBtoB企業のマーケティングを支援してきました。「顧客視点」と「ソリューションニュートラル」な姿勢は、この領域での成長を牽引する一つの大きなエンジンにしていきたいと考えております。 ② データマネジメント・その他領域を軸にしたデジタルマーケティング支援の拡大 マーケティング分野でも「DX」(デジタル変革)が加速する昨今ですが、当社グループは業界に先駆けて2007年に専門組織を立ち上げ、これまで実績を積み上げてきました。従来のようにWeb広告データ、Web行動ログ、顧客データ、購買データなどを個別に分析・活用して部分最適に留めるのではなく、データ取得・統合・可視化・分析、施策展開のそれぞれの領域で、導入支援から施策立案・運用までをトータルでサポートし、事業KPI・マーケティングKPIを最大化する支援へ領域を拡大していくことにより、Webサイト制作支援もからめながら、デジタルマーケティング支援会社として拡大を図っていきます。そのためにはパートナーとの連携や共同商品づくりの活動も強化していきたいと考えております。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループが重視している経営指標は、売上高、営業利益、売上高営業利益率及び3期以上取引のある顧客の売上高であります。事業拡大と収益率向上により企業価値の向上と株主価値の向上を図ってまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループの優先的に対処すべきと考える事業上の課題は以下のとおりであります。当社グループを取り巻く市場環境は、今後も継続的な成長が見込まれているため、クライアント基盤を拡大させながら現在のサービス品質の維持・持続的な向上をさせることが、重要な課題であると認識しております。また、業務運用の効率化やリスク管理のための内部管理体制のさらなる強化が重要な課題であると認識しております。このため、バックオフィス業務の整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでまいります。なお、財務上の課題については、内部留保が十分確保されており、借入等による機動的な資金調達も可能であることから、特段の該当事項はありません。 ① サービス品質の維持・持続的な向上 サービス品質の維持・持続的な向上をさせることが、重要な課題であると認識しております。そのため、AIやツールを活用した運用型広告、広告クリエイティブ、デジタルマーケティング支援の自動化・品質の維持向上や人材の採用と育成に取り組んでまいります。 ② クライアント基盤の拡大 既存クライアントとの継続的な関係構築、新規クライアントの開拓推進が重要であると考えております。 当社グループは、短期的なプロモーション課題に対する解決策だけではなく、本質的にクライアントのビジネスに貢献することを目指して、中長期にわたる課題解決を何よりも大切にしており、現状では、信頼と実績を背景に顧客との深い関係性を築き、安定した取引基盤を確立しており、既存の顧客からの取扱高が95.1%(2026年3月期)を占めております。質の高いデジタルマーケティングサービスを提供することで、代理店を介さない直接取引クライアントとの取引を拡大しながら、セミナー、イベントの活動推進、他広告代理店、パートナーとの協業を拡大することで、新たな顧客の獲得をめざし、さらに強い安定した顧客基盤の構築に取り組んでまいります。 ※顧客の取引開始時期別広告取扱高推移の図は、提出会社単体の実績となります。 ③ 人材の採用と育成のさらなる強化 当社グループの企業規模の拡大及び成長のためには、高品質で顧客満足度をさらに向上させるサービスを提供していくことが必要であると考えております。そのためには、当社グループでは、採用活動を積極的に推進するとともに、社員への教育体制の整備及び改善、そして、人が活躍する職場環境づくりを強化しつづけることで個々人の才能を伸ばすとともに、社員全員が経営理念や経営方針を深く理解し、社員が活き活きと持っている力を存分に発揮し、成長速度を高める環境づくりを推進してまいりました。その結果現在では、オープンワークの企業評価点(OpenWork「社員による会社評価スコア」2026年3月31日時点)においてもインターネット業界の平均値を大きく上回るスコアを獲得し、「20代成長環境ランキング」で、上位1%にはいる2,766社中19位、「総合評価ランキング」でも上位4%にはいる2,766社中107位にランクインするまでになりました。この強みをさらに強化すべく、従来からの当社グループの独自の施策である外部研修補助制度や、コンピテンシー評価制度などに加え、2023年4月に上位職級の人事制度改定を行い、現在の職級にとらわれることなく、都度最適なアサインを行う「役割期待グレード制度」に変更するなどの取組を開始しました。また、人材流動性の活性化施策としての「イマコレシート」(注)を導入し、従業員とのより密なコミュニケーションを行う取組を開始しました。今後も人材がより成長できる環境づくりを行うことで、人がより高いパフォーマンスを発揮するとともに、より優秀な人材が集まってくる企業へと進化をしていきたいと思っております。 (注)「イマコレシート」とは、社員の部署間やプロジェクト単位での適材適所の配置を行うことで、個々の成長機会を最大化し、組織全体の活性化と生産性の向上を目指すために、一人ひとりのスキルや希望、現状の役割を見える化するために開発されたシートです。 ④ コーポレート・ガバナンス体制の強化 当社グループが持続的な成長を維持していくためには、内部管理体制の強化を通じた業務の標準化・効率化が重要であると考えております。それらの実効性を高めるための環境を整備し、組織的な統制・管理活動を通じてリスク管理を徹底するとともに、業務の標準化と効率化を目指しております。また、コーポレートガバナンス・コードの基本原則に従い、株主の皆様をはじめとする全てのステークホルダーからの社会的信頼に応えていくことを企業経営の基本的使命とし、コンプライアンス体制の強化、迅速かつ正確な情報開示の充実に努め、コーポレート・ガバナンスの強化に取り組んでまいります。その取組の一つとして2023年3月には監査等委員会設置会社へ移行するとともに、社外取締役を取締役メンバーに加え取締役会の監督機能を強化するとともに、業務執行の適法性、妥当性の監査・監督を通じた透明性の高い経営を実現しております。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。当社グループといたしましては、このようなリスク要因の存在を認識した上で、その発生を未然に防ぎ、万一発生した場合でも適切に対処するよう努める所存であります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 (1) インターネット広告を巡る事業環境について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループが主たる事業を展開するインターネット広告業界は、インターネットの普及や技術革新により市場規模が過去十数年で急速に拡大いたしました。しかしながら、インターネット広告業界に限らず広告業界は、景気変動の影響を敏感に受けやすく、今後景気が悪化し、市場規模が想定したほど拡大しない場合には、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 また、運用型広告市場の拡大や、多種多様な媒体の登場により取引が高度化・複雑化しており、顧客のニーズに応えたプランニングができない場合には、解約や取引量の減少につながり、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 さらに、GAFAM(米国の主要IT企業であるGoogle, Apple, Facebook(Meta), Amazon, Microsoft)の頭文字を取った5社の総称)を代表とするメガプラットフォーマーの事業戦略の転換や方針の変更に伴い、当社グループのサービスの提供が困難となった場合には、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特定顧客への依存について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループが営むデジタルマーケティング支援事業においては、現在のところ特定顧客への依存はみられませんが、今後、広告予算の増加やインターネット広告の費用対効果の向上等を背景に、特定の顧客との取引が大きく拡大し、売上構成比率が高まる可能性があります。このような場合、将来的に当該顧客の事業方針の変更や業績変動等の何らかの理由により当社グループとの取引が大きく縮小した場合、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。当社グループは、顧客の分散を進めることで、当該リスクに対応してまいります。 (3) メディア運営会社への依存について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループが営むデジタルマーケティング支援事業においては、メディア運営会社が提供する広告媒体に大きく依存しており、上位3社(Google、LINEヤフー、Meta)の仕入高は2026年3月期の当社グループ全体の年間仕入高の大部分を占めております。当社グループでは、メディア運営会社との良好な関係の維持には十分留意しておりますが、何らかの事情によりメディア運営会社との取引関係に変化が生じた場合には、取引が継続されない又は取引条件の変更等が発生することにより、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性があります。 (4) 競合他社との関係について(発生の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループが属するインターネット広告業界には、既に複数の競合他社が存在しますが、市場規模が拡大傾向にあることから、今後も新規参入企業が増加する可能性があります。当社グループでは、競争優位性を確立し、競争力を高めるべく様々な施策を講じておりますが、今後、競合他社が革新的な技術を開発した場合や、新規参入により競争が激化した場合には、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 技術革新への対応について(発生の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) インターネット関連分野における技術革新のスピードは著しく、インターネットに関連した事業の運営者は、その変化に素早く、柔軟に対応する必要があります。特に近年、生成AI技術の進展は急速に進んでおり、コンテンツ制作やマーケティング自動化、チャットボットによる顧客対応等、さまざまな業務領域に影響を与えつつあります。当社グループにおいても、最新技術や業界動向等の情報収集並びにAI技術の習得に向けた研修活動等に日常的に努めておりますが、これらの変化に適切な対応ができない場合には、当社グループの競争力が低下し、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (6) 人的資本について(発生の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」にも記載のとおり、当社グループが今後さらなる成長を遂げるには、優秀な人材を確保し、定着を図り、継続的に育成していくことが重要と考えております。そのため、当社グループでは優秀な人材の採用及び社内教育活動に力を入れておりますが、退職者の増加や採用活動の不振等により優秀な人材が確保できない場合や教育活動が功を奏しない場合には、当社グループの事業遂行に影響を及ぼす可能性があります。 今後も当社グループでは、採用活動を積極的に推進するとともに、社員への教育体制の整備及び改善、そして、人が活躍する職場環境づくりを強化しつづけることで個々人の才能を伸ばすとともに、社員全員が経営理念や経営方針を深く理解し、社員が活き活きと持っている力を存分に発揮し、成長速度を高める環境づくりを推進してまいります。 (7) 法令等による規制について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループの主な事業領域においては、事業を展開する上で著しく制約を受ける法的規制は現時点ではありません。ただし、広告の内容によっては、顧客である広告主において「不当景品類及び不当表示防止法」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」等の規制を受ける可能性があります。そのため当社グループでは、広告主が各種法令等による規制に抵触することを回避し、また、当社グループとしてのレピュテーションリスクを回避するために、具体的な注意点を記したマニュアルを整備し、担当者やその上長が慎重に確認を行い、必要に応じて外部弁護士によるリーガルチェックを受ける体制を採用しております。 また、当社グループ自身が、企業の事業活動に関わる各種法律に抵触しないよう、「リスク管理規程」及び「コンプライアンス規程」を制定し、役職員が遵守すべき法的規制の周知徹底を図るとともに、「公益通報者保護規程」の制定により法令違反行為等の情報を収集する体制を構築しております。しかしながら、上記の対策を講じているにもかかわらず、不測の事態により関係法令等の規則が遵守できなかった場合や、今後、法令等の改正や新たな法令等の制定が行われ既存の法令等の解釈に変更が生じる場合や、法令等に準ずる位置づけで業界の自主規制が制定され、その遵守を要請される場合には、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (8) 知的財産権について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社グループは、知的財産権の保護や管理についてその重要性を認識しており、事業の運営にあたっては第三者の知的財産権を侵害しないように社内の校閲担当者が外部弁護士等と連携し確認を行っております。当社グループでは、現在まで、第三者の知的財産権を侵害したとして損害賠償や使用差止の請求を受けたことはありませんが、第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社グループが認識せずに第三者の知的財産権を侵害してしまう可能性があります。このような場合には、当社グループに対する損害賠償請求や使用差止の請求を受け、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (9) 情報管理体制について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループでは、事業遂行上、顧客の機密情報や個人情報を入手し取り扱う機会があり、これらの情報資産を保護するため、「情報セキュリティ管理規程」を定め、法令を遵守するほか、入退室管理、ハードウェアやネットワーク管理について整備強化に努めております。また、プライバシーマークといった情報セキュリティ認証を取得し、個人情報管理についても十分な体制構築が行われていると考えております。しかしながら、上記の対策を講じているにもかかわらず、不測の事態により情報漏洩等の事故が発生した場合には、損害賠償請求による予期せぬ費用やプライバシーマークの承認取消処分等によるレピュテーションリスクが発生し、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (10) 内部管理体制について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループでは、企業価値の持続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると考え、業務の適正性を確保し、財務報告の信頼性を高め、さらに法令遵守を徹底することを目的に、社長直轄組織である内部監査室が内部監査を実施する等、内部管理体制の充実に努めております。しかしながら、事業の拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (11) 災害等による影響について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 地震、台風等の自然災害、新たな感染症等の世界的な蔓延(パンデミック)等の予期せぬ事態に備え、有事発生時でも事業を継続させることは、当社グループの最重要課題であると認識しております。そのため当社グループでは、社員安否確認システムの整備、在宅勤務制度の導入等を通じた対策を講じております。しかしながら、想定を大きく上回る規模で自然災害等が発生した場合には、当社グループの事業が一時的又は中長期的に停止するなどの事象により、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (12) システムリスクについて(発生の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは主にインターネット通信を利用してサービスを提供しており、システムの増強やバックアップ体制の強化等、安定稼働のために常に対策を講じております。しかしながら、機器の不具合、コンピュータウイルス、人為的ミスその他の事故等により、通信ネットワークに障害が生じる可能性があり、このような場合には、サービスの停止等により顧客からの信用が低下し、状況によっては損害賠償を請求される等、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (13) 風評被害について(発生の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの事業及び役職員について、インターネット上の掲示板の書き込みや、それを起因とするマスコミの報道等により、何らかの否定的な風評が広まった場合には、その内容の正確性にかかわらず、企業イメージの毀損等により、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、適時適切な情報開示を行うことにより、当該リスクに対応してまいります。 (14) 海外展開について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、アジア地域を中心に海外での事業を展開しております。対象となる地域・市場では、戦争やテロといった国際政治に関わるリスク、対象国での当社グループの事業活動に対する規制の改定・新設に起因するリスク、為替変動や貿易不均衡といった経済に起因するリスク、文化や商習慣の違いから生ずる労務問題や疾病といった社会的なリスクが、予想をはるかに超える水準で不意に発生する可能性があります。また、商習慣の違いにより、取引先との関係構築においても未知のリスクが潜んでいる可能性があります。こうしたリスクが顕在化した場合、事業の縮小や停止、停滞等を余儀なくされ、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (15) M&Aについて(発生の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、国内外における業務拡大を目指しておりますが、その中でM&Aを有効な手段の一つとして位置付けており、今後も必要に応じてM&Aを実施する方針です。M&Aに際しては、対象企業のビジネス、財務内容及び法務等について詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスクの低減を図る方針であります。しかしながら、デューデリジェンスの段階で確認又は想定されなかった事象がM&A実行後に発生又は判明する場合や、M&A実施後の事業展開が計画通りに進まない可能性があります。その場合は当社グループが当初想定した業績への寄与が得られない可能性があることに加え、対象企業の投資価値の減損処理が必要になることも考えられます。このような場合には、当社グループの事業活動、財政状態及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (16) 資金調達の使途について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社が株式上場時に行った公募増資による調達資金については、事業継続性のためのトランスフォーメーション投資、安定した経営基盤構築のためのシステム及び人材投資、並びに既存事業拡大のためのマーケティング投資に充当する予定であります。しかしながら、急速に変化する外部環境その他の事由により、当初の予定以外の資金使途となる可能性があります。また、当初の予定に沿って調達資金を使用した場合でも、想定する投資効果を上げられない可能性があります。当社では、外部環境の変化を敏感に察知し、あらかじめ様々なシナリオに備えた投資計画、資金計画を作成することで、当該リスクに対応してまいります。 (17) 財務制限条項について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの借入金の一部については、財務制限条項が付されております。現時点における財務制限条項の内容は、「第2 事業の状況 5 重要な契約等」に記載のとおりでありますが、これらに抵触した場合、当社グループの事業運営及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、本書提出日現在において、当社グループは当該財務制限条項に抵触しておりません。 (18) 大株主について(発生の可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 2026年3月31日現在、当社の所有株式数の上位3名で持ち株比率が発行済株式総数の約45.2%と大株主の占める割合が多くなっております。これらの大株主は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 当社といたしましても、これらの大株主は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、これらの大株主の株式が減少した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (19) ストック・オプションの行使による株式価値の希薄化について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、取締役、従業員に対するインセンティブとしてストック・オプションを付与しているほか、今後も優秀な人材確保のためストック・オプションを発行する可能性があります。これらのストック・オプションが権利行使された場合には、当社株式が新たに発行され、既存株主が保有する株式の価値が希薄化する可能性があります。なお、当連結会計年度末現在、これらのストック・オプションによる潜在株式数は332,500株であり、発行済株式総数8,080,000株の4.1%に相当しております。 (20) 株式の流動性について(発生の可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当事業年度の末日(2026年3月31日)において、当社株式についての、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率は39.2%であります。 今後は、既存株主への一部売出しの要請、新株予約権の行使による流通株式数の増加等により、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、当社グループ株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより当社グループ株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,504字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較分析は行っておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 また、当社グループはデジタルマーケティング支援事業の単一セグメントのため、セグメント情報は記載しておりません。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産の残高は、7,732,233千円となりました。主な内訳は、現金及び預金4,064,327千円、売掛金2,548,339千円であります。 (負債) 当連結会計年度末における負債の残高は、4,168,777千円となりました。主な内訳は、未払金2,387,917千円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を除く。)633,633千円、退職給付に係る負債387,251千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産の残高は、3,563,456千円となりました。主な内訳は、利益剰余金3,086,975千円であります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続いているものの、円安の進行や物価上昇に加え、世界情勢の不確実性などを背景に、先行きについては依然として不透明な状況が続いております。 このような経済環境のもと、各産業においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の取組は引き続き拡大しており、企業活動のあらゆる領域でデジタル活用が進展しております。当社グループが属するデジタルマーケティング業界においても、マーケティングDXの進展を背景に、インターネットを活用した販売促進やマーケティング活動へのニーズは一層高まっております。とりわけ、生成AIや広告・マーケティングプラットフォームが提供するAIサービスの活用、並びに企業が保有する膨大なデータを基盤とした高度なマーケティング手法の重要性が増しており、これらを個別に活用するだけでなく、横断的に組み合わせることで顧客の成果創出につなげることが求められております。 こうした事業環境のもと、当社グループは成長戦略「Beyond広告」のコンセプトのもと、顧客のマーケティング課題に対し、デジタル広告の販売及び運用を中心に、データマネジメントサービスやWebサイト制作等のデジタルマーケティングサービスを提供してまいりました。特にBtoB領域を注力分野として位置づけ、顧客企業の事業成長に貢献する取組を継続しております。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,256,886千円、営業利益659,413千円、経常利益661,754千円、親会社株主に帰属する当期純利益436,970千円となりました。 なお、当社グループは、デジタルマーケティング支援事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,064,327千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、増加した資金は252,733千円となりました。これは主に、法人税等の支払額347,952千円、未払金の減少額292,809千円による資金の減少に対し、税金等調整前当期純利益の計上661,754千円、売上債権の減少額180,850千円による資金の増加があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、減少した資金は322,218千円となりました。これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出182,217千円、投資有価証券の取得による支出99,975千円による資金の減少があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、増加した資金は362,208千円となりました。これは主に、自己株式の取得による支出257,256千円、長期借入金の返済による支出194,027千円、配当金の支払額112,270千円による資金の減少に対し、長期借入れによる収入895,000千円による資金の増加があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績を販売区分ごとに示すと、次のとおりであります。 販売区分   売上高(千円)   前連結会計年度比(%) BtoC領域   1,927,164   ― BtoB領域   1,214,458   ― データマネジメント・その他領域   1,115,264   ― 合計   4,256,886   ― (注)1.デジタルマーケティング支援事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上を占める相手先がいないため記載を省略しております。 3.当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度比は記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績の分析 (売上高、売上原価、売上総利益) 売上高は4,256,886千円、売上原価は555,018千円となりました。以上の結果、当連結会計年度の売上総利益は3,701,868千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、3,042,454千円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は659,413千円となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外損益については、営業外収益は16,015千円、営業外費用は支払利息等により13,674千円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は661,754千円となりました。 (特別利益、特別損失、税金等調整前当期純利益) 特別利益及び特別損失については、発生しませんでした。 以上の結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は661,754千円となりました。 (法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益) 法人税、住民税及び事業税は211,041千円、法人税等調整額は16,201千円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は434,510千円となりました。 ③ 財政状態の分析 財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループ事業の資金需要の主なものは、広告枠の購入のほか、当社グループ従業員に支払う給与手当などの販売費及び一般管理費等の営業資金によるものです。投資を目的とした資金需要は、主に、社内の業務システムの構築などのシステム改修によるものです。これらの資金需要については、内部資金で不足する場合には、借入金等による調達を行う方針です。 なお、キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営方針、経営戦略又は経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等の分析 経営方針、経営戦略又は経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、売上高、営業利益、売上高営業利益率及び3期以上取引のある顧客の売上高を経営指標として重視しております。 当該指標の推移については以下のとおりであります。 当社グループ 指標   第43期連結会計年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) 売上高(千円)   4,256,886 営業利益(千円)   659,413 売上高営業利益率(%)   15.5 (注)3期以上取引のある顧客の売上高につきましては、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しており、合理的な数値の算定が困難であるため記載を省略しております。 提出会社 指標   第42期事業年度(自 2024年4月 1日 至 2025年3月31日)   第43期事業年度 (自 2025年4月 1日 至 2026年3月31日) 売上高(千円)   4,161,843   3,996,699 営業利益(千円)   802,568   696,844 売上高営業利益率(%)   19.3   17.4 3期以上取引のある顧客の売上高(千円)   3,502,431   3,402,933 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因 当社グループは、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、メディア運営会社への依存に係るリスクを認識しております。 これらのリスクに対応するため、当社グループでは、メディア運営会社との良好な関係の維持に十分留意して事業活動に取り組んでまいります。 ⑦ 経営者の問題意識と今後の方針 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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