概要
株式会社メディックスは、1984年3月に広告制作プロダクションとして創業し、1997年にインターネット広告代理店へ業態転換したデジタルマーケティング支援企業である。2025年3月に東京証券取引所スタンダード市場に上場し、本社を東京都千代田区神田神保町に置く。従業員数は343名(2026年3月期)。主力事業は運用型広告を中心とするインターネット広告販売で、マーケティングDXやWebサイト制作、営業支援、台湾・アジア進出支援などをワンストップで提供する。2026年3月期の連結売上高は42.6億円、営業利益6.6億円、当期純利益4.4億円。
単一セグメントだが三つの領域に分かれる事業構成
メディックスはデジタルマーケティング支援事業の単一セグメントだが、販売方針上はBtoC領域、BtoB領域、データマネジメント・その他領域の三つに区分している。BtoC領域は消費財・サービス向けでインターネット広告の運用改善に重点を置き、2026年3月期の売上高は19.3億円。BtoB領域は企業向けでリード育成やコンテンツ制作を重視し、同12.1億円。データマネジメント・その他領域はアクセス解析やWeb制作単体のサービスで、同11.2億円。この領域は将来の成長を牽引する位置づけとされている。全社のアカウントプランナーが各エキスパートを統括するワンストップ体制が特徴で、顧客のマーケティング課題を一貫して支援する。
インターネット広告市場の拡大を背景にした成長基盤
同社が属する国内インターネット広告市場は2022年度に2兆9,340億円(前年比112.2%)と拡大を続け、2027年には4兆870億円に達すると予測される。中でも運用型広告が市場の82.8%を占め、スマートフォン向け広告が84.2%を占める。メディックスはこの市場でGoogle Premier PartnerやLINEヤフーSales Partner Selectなど複数のプラットフォーム認定を取得しており、特に検索連動型広告では20年以上の実績を持つ。しかし売上高は2022年3月期の144億円から2023年3月期に43億円へ急減しており、その後42~43億円で推移する。この変動は事業構造の変化(子会社の非子会社化など)に起因する可能性があるが、有価証券報告書では明示されていない。
台湾・アジア市場への進出とM&Aによる事業拡大
同社は2020年3月に台湾に美迪科思行銷股份有限公司を設立し、アジア市場への足がかりを築いたが、2023年2月に株式の一部売却で非子会社化した。その後2026年1月に亞星通股份有限公司(台湾)の株式を取得し、同社およびその子会社(株式会社スタートアジアジャパン、日台通販國際股份有限公司、美迪科思行銷股份有限公司)を連結子会社化した。これにより台湾におけるデジタルマーケティング支援体制を再構築している。また2025年10月には株式会社Sales Labの株式を取得し、インサイドセールスによる営業支援サービスをグループに加えた。これらのM&Aは「Beyond広告」戦略の一環とされ、既存広告事業の周辺領域への拡大を意図している。
業界の中での役割はデジタルマーケティング支援企業(広告代理店+コンサル)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01BtoC事業(小売・EC・サービス)主力
消費財・EC・サービス等のBtoC企業向けに、検索連動型広告・ディスプレイ広告・フィード広告等の運用型広告を軸としたデジタルマーケティング支援を提供。広告効果改善に重点を置き、クリエイティブ制作専門組織「B-SOKU」やフィード最適化ツール「M-Feed」を活用する。
- 運用型広告(検索・ディスプレイ・フィード)
- 検索連動型広告、ディスプレイ広告、フィード広告の運用サービス。アカウントプランナーが戦略立案から運用・改善まで一貫して行う。
- B-SOKU
- 広告クリエイティブ専門組織。効果に直結するクリエイティブを、データ分析に基づきスピーディーに制作する。
- M-Feed
- フィード広告の高機能作成ツール。フィード設計・メンテナンス・解析によるPDCAをセットで提供し、広告効果を最大化する。
02BtoB事業(製造・IT・サービス)準主力
BtoB企業向けに、インターネット広告運用とともに、リード獲得後の育成を目的としたコンテンツ制作やオフラインデータ連携・分析を提供。ターゲットが少なくリードタイムが長い特性を踏まえ、広告以外の取引拡大に注力している。
- 運用型広告(BtoB向け)
- BtoB企業向けの検索・ディスプレイ広告運用。リード獲得を目的とした広告配信と改善を実施。
- Webサイト制作
- コーポレートサイト・ブランディングサイト・ECサイト等の企画・構築・運用。アクセス解析に基づいたUI設計が強み。
03データマネジメント・その他副次
データマネジメント施策(マーケティングDX、アクセス解析、Webサイト制作)を単体で提供する領域。将来の成長を牽引することを目論み、各サービスを専門組織が販売する。
- M-Data
- マーケティングDX支援ソリューション。データ取得・統合、可視化、分析、予測までを網羅し、事業KPI・マーケティングKPIの最大化を支援する。
製品と技術
運用型広告:検索連動・ディスプレイ・フィードの三本柱
主力サービスは運用型広告であり、検索連動型広告(リスティング広告)、ディスプレイ広告(動画・SNS含む)、フィード広告の三つからなる。検索連動型では20年以上の経験を持ち、キーワード選定からアカウント構築、改善まで一貫して運用する。ディスプレイ広告では、2016年に立ち上げたクリエイティブ専門組織「B-SOKU」が広告効果を最大化するための制作を担当。フィード広告では自社開発ツール「M-Feed」を用いて商品データの最適化と自動配信を行う。同社はGoogle Premier Partner、LINEヤフーSales Partner Select、Criteo Certified Partners SILVERなど主要プラットフォームの上位認定を取得しており、広告運用の品質を保証している。
マーケティングDXとアクセス解析:M-Dataを核としたデータ統合
2007年にアクセス解析の専門組織を立ち上げた同社は、2015年頃からMA・CRM領域へ拡大し、2021年にはマーケティングDXソリューション「M-Data」(エムデータ)の提供を開始した。M-DataはGoogle BigQueryとTableauを組み合わせたデータ統合環境で、顧客企業の事業KPIの可視化と分析を実現する。また、アドエビスやKARTE、HubSpotなど多様なツールの認定パートナーでもあり、データ計測・レポーティングから改善施策の立案までをトータルで支援する。同社の強みは、広告データだけでなく顧客データや購買データを統合し、部分最適ではなく全体最適の視点でマーケティング成果を向上させる点にある。
Webサイト制作と営業支援:創業からの制作力とM&Aで獲得した新機能
Webサイト制作は創業時の事業を引き継ぐもので、コーポレートサイトやECサイトなど多様な目的に対応する。アクセス解析に基づいた情報設計(IA)とユーザーインターフェース(UI)設計に強みを持ち、制作ディレクターを中心に複数の専門家が参画する。一方、BtoB領域の営業支援は2025年に買収した株式会社Sales Labが担う。同社はインサイドセールス(電話・メールによる営業活動)のアウトソーシングサービスを提供し、メディックスのインターネット広告によるリード獲得と組み合わせることで、顧客企業の販売プロセス全体を支援する。これにより、デジタルマーケティングの上流から下流までをカバーするワンストップ体制が完成している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
中小企業向け人材派遣で専門性、収益率は高い
メディックスはサービス業に属し、主に人材派遣や業務請負を手掛ける。同業他社にはジンジブやイシンなどがいるが、メディックスは特定分野への特化により差別化を図っている。企業規模は売上高40億円程度と中小規模であり、大手と比較すると市場での存在感は限定的だが、ニッチな分野での専門性で競争力を発揮している。直近の営業利益率は16.28%と高く、収益性の高さが特徴である。業界内では、人材派遣の需要は景気に左右されやすいものの、安定した顧客基盤を活かして堅調な業績を維持している。
強み
- 営業利益率16%を超え、業界平均と比較して高い収益性を実現している。
- 特定業界や職種に特化することで、他社との差別化を図っている。
- 売上高は微小ながらも増加傾向にあり、安定した経営基盤を有する。
- 中小規模ながら、効率的な人員配置で高い生産性を維持している。
課題
- 売上高40億円規模で、大手競合との価格競争で不利な面がある。
- 景気動向や雇用情勢に業績が左右されやすく、需要の変動リスクがある。
- 人手不足が深刻化する中で、優秀な人材の確保や定着が課題だ。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がメディックス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7502プラザホールディングス | 41億円 | 19.0倍 |
| 2 | 9165クオルテック | 41億円 | 10.6倍 |
| 3 | 3521テルマー湯ホールディングス | 41億円 | 25.6倍 |
| 4 | 331Aメディックス | 40億円 | 8.6倍 |
| 5 | 6181タメニー | 40億円 | — |
| 6 | 5867エスネットワークス | 40億円 | 11.1倍 |
| 7 | 7061日本ホスピスホールディングス | 40億円 | 12.2倍 |
| 8 | 9229サンウェルズ | 40億円 | — |
| 9 | 9647協和コンサルタンツ | 40億円 | 6.1倍 |
| 10 | 7375リファインバースグループ | 39億円 | 15.1倍 |
| 11 | 6096レアジョブ | 39億円 | 11.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
広告制作プロダクションとして創業した1984年
1984年3月、東京都文京区湯島に株式会社メディックスを設立し、広告制作プロダクション事業を開始した。創業時の事業はWebではなく、印刷物などのオフライン広告制作が中心であった。その後、1985年から1992年にかけて本社を千代田区内で複数回移転し、1992年4月には営業部門を設立して印刷物のプロモーション提案を本格化させるなど、広告代理店としての機能を整えていった。この時期の経験が後のインターネット広告事業への転換の基盤となっている。なお、同社の創業はバブル経済の直前であり、当初は小規模な制作会社としてスタートした。
インターネット広告代理店へ業態転換した1997年
1997年8月、同社は事業領域を拡大し、インターネット広告代理店へと業態転換する決断を下した。ネット広告営業部を発足させ、それまでのオフライン主体の制作会社から、Web広告の販売・運用企業へと変貌を遂げた。この転換は、インターネットの普及が加速する時期に合わせたものであり、当時はまだ多くの広告代理店がオンライン広告に本格参入していなかった。この先行投資がその後20年以上にわたる成長の原動力となった。2004年には本社を銀座に移転し、2007年にはアクセス解析ツール「Omniture」の認定代理店を取得して、データ分析の専門組織を立ち上げるなど、デジタルマーケティングの高度化に対応していった。
マーケティングオートメーションとフィード広告に進出した2010年代半ば
2015年5月、Marketoの販売パートナー契約を結び、マーケティングオートメーション(MA)の導入・運用支援を開始。同年11月にはCriteoの認定代理店(ワンスター)を獲得し、リターゲティング広告領域を強化した。2016年4月にはフィード広告の効果を最大化するツール「MEDIX-Feed Managementサービス(M-Feed)」の提供を開始。これは商品データを複数の広告メディアに最適化して配信する仕組みで、ECサイトや求人サイトなど大量の商品を扱う顧客に活用された。同時期にデータ関連の子会社(スペースキット株式会社、後に清算)を設立するなど、データマネジメント領域への投資を進めた。2017年にはソリューション開発部と統合マーケティング室を設置し、データ統合と解析の体制を整えた。
東京証券取引所スタンダード市場に上場した2025年
2025年3月、メディックスは東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場した。創業から41年目での上場であり、資本市場からの資金調達と企業価値向上を目指す。上場直後の2025年10月には株式会社Sales Labの全株式を取得し連結子会社化。セールスアウトソーシング事業をグループに加え、BtoB営業支援のサービスラインを拡充した。さらに2026年1月には台湾の亞星通股份有限公司とそのグループ会社を連結子会社化し、台湾市場でのプレゼンスを高めた。これらのM&Aにより、連結ベースの従業員数は343名(2026年3月期)となり、事業の多角化と規模拡大を同時に進めている。
年表21件を開く
1980年代
- 1984年3月創業東京都文京区湯島に株式会社メディックスを設立し、広告制作プロダクション事業を開始
- 1985年9月本社を東京都千代田区神田北乗物町に移転
- 1987年7月本社を東京都千代田区神田美倉町に移転
1990年代
- 1991年5月本社を東京都千代田区鍛冶町に移転
- 1992年4月創業営業部門設立/印刷物を中心としたプロモーション提案を行う
- 1992年12月本社を東京都千代田区神田須田町に移転
- 1997年8月創業事業領域の拡大。インターネット広告代理店へと業態転換 ネット広告営業部発足
2000年代
- 2004年2月本社を東京都中央区銀座に移転
- 2007年6月創業「Omniture認定代理店」を取得(SiteCatalyst、SearchCenter)し、アクセス解析の導入・運用を行うソリューショングループを発足
2010年代
- 2012年10月本社を東京都千代田区霞が関に移転
- 2015年5月Marketo販売パートナー契約を行い、マーケティングオートメーションの導入・運用サポートを開始
- 2015年11月「CRITEO認定代理店」としてワンスターを獲得
- 2016年4月創業スペースキット株式会社(旧社名:株式会社データドック)を設立(2023年3月に清算結了)
- 2016年4月フィード広告の効果を最大化させる「MEDIX-Feed Management サービス(M-Feed)」の提供を開始
- 2016年6月本社を東京都中央区築地に移転
- 2017年4月創業顧客の持つデータの活用を支援するために、ソリューション開発部(主にMA/CRM/アクセス解析関連データの統合及びシステムの設計・導入・運用サポートを行う)と統合マーケティング室(主に広告関連データの統合・分析・予算最適化を行う)を設立
- 2019年3月本社を東京都千代田区神田神保町に移転
2020年代
- 2020年3月M&A台湾に美迪科思行銷股份有限公司を設立(2023年2月に株式の一部売却により非子会社化)
- 2025年3月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
- 2025年10月M&A株式会社Sales Labの株式を取得し連結子会社化
- 2026年1月M&A亞星通股份有限公司(台湾)の株式を取得し、同社及びその子会社(株式会社スタートアジア ジャパン、日台通販國際股份有限公司、美迪科思行銷股份有限公司)を連結子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高明記なし
- 営業利益明記なし
- 売上高営業利益率明記なし
- 3期以上取引のある顧客の売上高明記なし
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
広告シェア拡大と制作力強化
インターネット広告市場でシェア拡大を目指し、社内の広告クリエイティブ専門組織をさらに強化。複数社専任制のアカウントプランナーによる高品質な運用で顧客グリップ力を高め、事業拡大を図る。
- 02
BtoB領域のフォーカス推進
BtoB領域では、SaaSや製造業にフォーカスし、リード育成のためのコンテンツ制作やデータ連携を強化。Webサイト制作のパッケージ化などで売上拡大を促進する。
- 03
データマネジメント支援の拡大
DX加速に対応し、データ取得・統合・可視化・分析から施策立案・運用までトータル支援。Webサイト制作も組み合わせ、デジタルマーケティング支援会社として拡大する。パートナー連携も強化。
- 04
人材採用・育成の強化
採用活動の推進と教育体制の整備に加え、役割期待グレード制度やイマコレシートを導入し、社員の成長環境を強化。高いパフォーマンス発揮と優秀人材の獲得を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で343人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は583万円で、1期前と比べて−2.2%。平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は8.1年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 596 | 34.1 | 7.6 | 279 |
| 2026年3月 | 583 | 34.6 | 8.1 | 343 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社5社(国内 2 / 海外 3、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 国内㈱Sales Lab (注)3東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外亞星通股份有限公司(注)3台湾台北市 · 連結子会社議決権77.7%
- 国内㈱スタートアジア ジャパン(注)4東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外日台通販國際股份有限公司(注)4台湾台北市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外美迪科思行銷股份有限公司(注)5台湾台北市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は43億円、営業利益は7億円。前期と比べると増収減益で、売上が+2.4%、利益が-30.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 50億円 | 43億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 7億円 |
| 純利益 | 4億円 | 4億円 |
| 1株あたり配当 | ¥19 | ¥19 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は0億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 19 | 2 | 10.5 | 2 |
| 2026年4Q | 24 | 5 | 20.8 | 2 |
| 2027年1Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は120億円から43億円へ36%に減った。直近期の営業利益率は16.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 120 | — | 1 | — | −1 |
| 2022年3月 | 144 | — | 5 | — | 1 |
| 2023年3月 | 43 | — | 8 | — | 4 |
| 2024年3月 | 42 | — | 8 | — | 5 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2025年3月 | 42 | — | 10 | — | 8 |
| 亞星通股份有限公司(台湾)の株式を取得し、同社及びその子会社(株式会社スタートアジア ジャパン、日台通販國際股份有限公司、美迪科思行銷股份有限公司)を連結子会社化 | |||||
| 2026年3月 | 43 | 7 | 7 | 16.3 | 4 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高43億円のうち、営業利益として残るのは7億円で16.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の9.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金14.0%6億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金69.8%30億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益16.3%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は41億円で、売上の11.4ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 6 | 0 | 0 | 6 | 23 |
| 2024年3月 | 7 | 0 | −2 | 7 | 28 |
| 2025年3月 | 5 | 4 | 1 | 9 | 38 |
| 2026年3月 | 3 | −3 | 4 | 0 | 41 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は77億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は44.4%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 48 | 11 | 37 | 23.9 |
| 2022年3月 | 51 | 14 | 37 | 26.4 |
| 2023年3月 | 54 | 17 | 37 | 31.8 |
| 2024年3月 | 59 | 22 | 37 | 36.5 |
| 2025年3月 | 67 | 33 | 34 | 49.0 |
| 2026年3月 | 77 | 36 | 42 | 44.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中92位あたり、逆に低いのは売上成長率で534社中386位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥490で、1年前と比べて-1.4%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 8.6倍 |
| PER (会社予想) | 8.3倍 |
| PBR | 1.13倍 |
| 配当利回り | 3.88% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は直近1ヶ月で1%上昇し、底堅い動きです。25日線(500.5円)とほぼ同水準で推移し、75日線(485.8円)を約3%上回っています。52週高値575円からは13%下落、52週安値460円からは8.7%高い位置です。出来高は全体的に低調で、8月7日は1100株と非常に閑散です。RSIは61.3とやや買われ過ぎの水準ですが、中期的なトレンドは上向きです。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERが8.77倍と業界平均の22.52倍を大幅に下回り、PBRも1.12倍と業界平均3.19倍に比べ割安です。ROEは12.7%と良好で、配当利回り3.6%は業界平均2.68%を上回ります。業績は安定しており、割安かつ配当利回りも魅力的ですが、配当性向28.8%と今後の増配余地は限定的かもしれません。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 8.6倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 8.3倍 | — |
| PBR | 1.13倍 | 3.51倍 |
| ROE | 12.7% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
医療人材不足が続く中で、派遣需要は安定的に推移している。強気派は、高止まりする医療需要を背景に、看護師不足が構造的な問題であることから、中長期的な成長が見込めると主張する。一方、弱気派は、売上高が横ばいであることや、競争激化により手数料単価が下落するリスクを指摘する。また、2026年3月期の利益予想が前期比で減少しており、持続的な成長への懸念がある。
- 需要安定
医療人材不足は構造的であり、派遣需要は底堅い
- 利益改善
2025年3月期は純利益が増加しており、収益性が向上した
- 割安指標
PERは8.8倍と低く、PBR1.1倍と割安感がある
- 2026年3月期営業利益7億円と16.3%の高利益率2026年3月期影響強
売上高43億円に対し営業利益7億円。利益率16.3%は高水準で収益力が評価される
- 2025年3月期純利益8億円と前期比1.6倍増益決算発表後影響中
純利益5億円から8億円へ60%増。増益基調が確認された
- PER8.77倍と1株利益に対して割安通年影響中
時価総額40億円、実績PER8.77倍。予想PERは開示なしも配当利回り3.6%
- 配当利回り3.6%で下値支援継続影響弱
時価総額40億円で配当利回り3.6%。売り圧力を吸収
- 売上横ばい
売上高は約42億円とほぼ横ばいで、成長が見られない
- 利益減少予想
2026年3月期の純利益予想は前期比で半減している
- 競争激化
医療人材派遣市場は競合が多く、単価下落の可能性がある
- 2026年3月期純利益4億円と前期比半減2026年3月期影響強
純利益8億円から4億円へ50%減益。営業利益7億円確保も最終益が大きく下振れ
- 売上高42億円から43億円とほぼ横ばい通年影響中
2期連続売上高42億円で成長が見えない。増収率2%未満
- 外国法人所有0.45%で需給が固定化継続影響中
時価総額40億円、外国持ち分0.45%と極めて低く新規買い手が入りにくい
- 株価は1年で1.5%下落し勢い欠く継続影響弱
前年比マイナス1.52%。出来高も少なく短期資金の流入は見込みにくい
- 登録者数
- 人材供給力の源泉であり、業績の先行指標になる
- 稼働率
- 派遣社員の稼働状況が収益に直結する
- 契約単価
- 競争環境下での価格動向を把握する
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり19円。いまの株価に対する利回りは3.88%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥19
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,466人。区分でいちばん多いのは個人・その他で86.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.2%を占め、残る89.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 88.5 | 86.6 |
| 事業法人 | 6.1 | 10.1 |
| 自己株式 | 0.6 | 5.1 |
| 証券会社 | 4.2 | 2.7 |
| 外国法人 | 0.2 | 0.4 |
| 金融機関 | 1.0 | 0.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 小谷中 茂樹 | 18.95 |
| 02 | 水野 昌広 | 15.04 |
| 03 | メディックス従業員持株会 | 8.89 |
| 04 | 小谷中 一樹 | 6.31 |
| 05 | 田中 正則 | 5.32 |
| 06 | 株式会社フォローワンズハート | 5.20 |
| 07 | 株式会社EPARK | 3.70 |
| 08 | 楽天証券株式会社共有口 | 1.61 |
| 09 | 今森 教仁 | 1.28 |
| 10 | 日中ブリッジ株式会社 | 1.00 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-24小谷中 茂樹変更報告14.85%-4.10pt
- 2026-06-19小谷中 茂樹新規の大量保有報告14.60%-4.35pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+107%、1株純資産は6期で−94%。直近期のROEは12.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | −818 | 7,995 | — | — | — |
| 2022年3月 | 912 | 8,944 | 10.7 | — | 20.8 |
| 2023年3月 | 53 | 228 | 26.0 | — | 11.3 |
| 2024年3月 | 65 | 286 | 25.2 | — | 12.3 |
| 2025年3月 | 107 | 407 | 29.6 | 6.4 | 13.1 |
| 2026年3月 | 56 | 448 | 12.7 | 8.5 | 28.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額86百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 田中正則 | 代表取締役社長 | 69 | 850,000 |
| 馬場昭彦 | 管理担当取締役 | 55 | 75,000 |
| 水野昌広 | 取締役(常勤監査等委員) | 70 | 1,195,000 |
| 大久保修一 | 取締役(監査等委員) | 68 | — |
| 鈴木さなえ | 取締役(監査等委員) | 52 | 5,000 |
| 都賢治 | 取締役(監査等委員) | 66 | — |
| 小谷中一樹 | 取締役 | 55 | 510,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 退職慰労百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 50 | 10 | 60 | 20 |
| 取締役(社内) | 1 | 15 | — | 15 | 15 |
| 社外取締役 | 3 | 11 | — | 11 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,614字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題6,274字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,245字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,504字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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