概要
日本ホスピスホールディングスは、末期がんや難病患者を対象とした在宅ホスピス事業を展開するサービス企業である。東京都千代田区に本社を置き、連結子会社ファミリー・ホスピス株式会社を中核に、全国59施設のホスピス住宅を運営。2025年12月期の連結売上高は142億円、連結従業員数は1,108名。看護師を中核とするチームで24時間365日のターミナルケアを提供し、患者と家族の生活の質向上を目指す。
末期がん・難病患者に特化した在宅ホスピス事業
当社グループは「在宅ホスピスの研究と普及」をミッションに掲げ、末期がん患者と難病患者へのターミナルケアに特化している。年間の死亡者数が160万人を超え、2040年まで増加が見込まれる超高齢社会において、看取りの場の不足が社会課題となる中、自宅に近い環境で最期を迎えられるホスピス住宅を提供する。主な死因別では悪性新生物(がん)が約38万人と最多であり、身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな4つの痛みをコントロールする緩和ケアが求められる。また、厚生労働省指定の難病348疾患の患者は約112万人存在し、療養場所の確保が難しい現状にある。
ホスピス住宅と在宅ホスピスサービスの二本柱
事業は大きく二つの形態で展開される。一つはホスピス住宅の提供であり、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームの指定を受け、末期がん・難病患者に入居を限定した賃貸住宅を運営する。看護師が24時間常駐し、訪問看護・介護事業所を併設または近設することでケアを提供。もう一つは在宅ホスピスサービスであり、住み慣れた自宅での療養を支援するため、訪問看護や看護小規模多機能型居宅介護、居宅介護支援などを組み合わせる。2025年12月期の売上高の9割以上はホスピス住宅の提供による。
北海道から三大都市圏へ広がる59施設体制
2025年12月期末時点で、当社グループは全国に59施設・2,024室のホスピス住宅を運営する。前期末から11施設・415室増加(25.8%増)し、新規開設は横浜市、東京都、札幌市、千葉県、名古屋市、神戸市、さいたま市など三大都市圏と北海道に集中する。今後は2026年度より東北・九州地区への展開も計画し、中長期的には全国普及を目指す。各施設の居室数は平均30室前後で、立地条件の制約が少ないことが特徴である。
連結子会社ファミリー・ホスピスを中核とするグループ構成
当社グループは持株会社である日本ホスピスホールディングスと、その完全子会社ファミリー・ホスピス株式会社で構成される。ファミリー・ホスピスは2021年4月にカイロス・アンド・カンパニーとナースコールが合併して誕生し、2023年8月にはノーザリーライフケアを吸収合併した。グループ全体で訪問看護、介護、ホスピス住宅運営を一貫して手掛け、医療保険収入、介護保険収入、家賃収入を主な収入源とする。単一セグメントの在宅ホスピス事業のみで、経営指標として経常利益率と平均入居率を重視する。
業界の中での役割は在宅ホスピス専門の医療・介護サービスプロバイダー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01在宅医療・介護市場(末期がん・難病患者)主力
末期がん患者や難病患者を対象に、ホスピス住宅(賃貸住宅)の提供と在宅ホスピスサービス(訪問看護・訪問介護等)を全国で展開。看護師を中核としたチームでターミナルケアを提供。
- ホスピス住宅
- 末期がん患者や難病患者に入居を限定したサービス付き高齢者向け住宅等。24時間看護師が常駐し、症状コントロールと生活支援を提供。
- 訪問看護
- 医師の指示に基づき、患者の自宅を訪問して医療的ケアを提供。24時間365日体制。
- 訪問介護
- ホスピス住宅や自宅で、入浴・排せつ・食事などの日常生活の介護を提供。
製品と技術
看護師24時間常駐のホスピス住宅
ホスピス住宅は、末期がん患者や難病患者を入居対象とした賃貸住宅で、サービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームの指定を受ける。最大の特徴は看護師が24時間365日常駐し、緩和ケアを提供する点である。痛みや苦しみの症状コントロールに加え、入居者の人生観や死生観に寄り添い、個人ごとにケアプランを作成。お花見、お墓参り、家族との旅行など、希望を叶える「人生の仕上げ支援」を行う。食事サービスも重視し、委託または自社運営で入居者のニーズに応える。居室数は平均30室前後で、土地オーナーへの提案型の展開が容易な点も特徴。
訪問看護と看護小規模多機能型居宅介護
訪問看護サービスは、医師の指示書に基づき看護師が看護計画を作成し、医療保険・介護保険によるケアを提供する。在宅支援診療所と連携し、ホスピス住宅とも一体化することで組織的な働き方を実現。看護師のほか理学療法士、作業療法士、言語聴覚士も所属する。また、看護小規模多機能型居宅介護は、2012年に厚生労働省が創設した複合型サービスで、「通い」「泊り」「訪問」の3サービスを包括的に提供。医療的ケアが必要な利用者に対応し、ホスピス住宅との親和性が高い。泊りサービスを利用しながらの看取りにも対応する。
居宅介護支援とその他の介護保険サービス
居宅介護支援事業所ではケアマネージャーが複雑なケアプランを作成する。当社グループの利用者は医療保険・介護保険を併用するケースが多く、難病患者では障害者総合支援サービスも利用するため、ケアマネージャーには幅広い制度の理解が求められる。グループ内でケアマネージャーの育成も行う。その他の介護保険サービスとして、訪問介護(入浴・排せつ・調理等の支援)、通所介護(レクリエーション・入浴等)、24時間定期巡回・随時対応型訪問看護介護(看護師と介護士の連携による緊急対応)も提供。これらのサービスを組み合わせ、一人の利用者をチームで支える体制を取る。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
サービス業のなかでの位置
ホスピス・医療関連で高成長、収益率は変動
当社はサービス業に属し、医療・介護分野に特化した事業を展開している。売上高は2025年12月期に142億円と前期比で大きく増加しており、業界内でも高い成長率を示している。ライバルであるジンジブやイシンなどは人材サービスが中心である一方、当社はホスピスという特化分野で差別化を図っている。営業利益率は2024年12月期に10.74%と高い水準に達したが、2025年12月期には5.63%と半減しており、収益の変動が激しい。業界構造としては、高齢化の進展により医療・介護需要は安定的に拡大すると見込まれる。ただし、競争も激化しており、特に大手医療グループとの競合や規制強化がリスクとなる。当社は成長市場で存在感を発揮しつつも、収益の安定化が今後の課題である。
強み
- 売上高が2023年12月期の99億円から2025年12月期には142億円へと急成長。市場の成長を取り込んでいる。
- ホスピスという専門分野で事業を展開しており、他社が追随しにくい専門性を持っている。
- 2024年12月期には営業利益率10.74%と高収益を達成。サービス付き高齢者向け住宅の運営に強み。
- 高齢化社会の進展により、医療・介護サービスの需要は中長期的に安定している。
課題
- 営業利益率が1年で10.74%から5.63%へ半減。事業拡大に伴うコスト増加や競争激化が影響している可能性がある。
- 医療・介護分野への参入企業が増加しており、価格競争や品質競争が激しさを増している。
- 医療・介護業界は法規制が厳しく、制度改正が収益に大きく影響するリスクがある。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字が日本ホスピスホールディングス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9165クオルテック | 41億円 | 10.6倍 |
| 2 | 3521テルマー湯ホールディングス | 41億円 | 25.6倍 |
| 3 | 7061日本ホスピスホールディングス | 40億円 | 12.2倍 |
| 4 | 6181タメニー | 40億円 | — |
| 5 | 5867エスネットワークス | 40億円 | 11.1倍 |
| 6 | 331Aメディックス | 40億円 | 8.6倍 |
| 7 | 9229サンウェルズ | 40億円 | — |
| 8 | 9647協和コンサルタンツ | 40億円 | 6.1倍 |
| 9 | 7375リファインバースグループ | 39億円 | 15.1倍 |
| 10 | 6096レアジョブ | 39億円 | 11.6倍 |
| 11 | 7034プロレド・パートナーズ | 39億円 | 14.2倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 15件
訪問看護の有限会社から出発した2005年
2005年5月、名古屋市千種区において、訪問看護を目的として有限会社ナースコール在宅センター訪問サービス(後のファミリー・ホスピス株式会社)が設立された。これが現在のグループの原点である。その後、2011年12月には高齢者向け住宅の企画・設計を目的にオン・アンド・オン株式会社を神奈川県真鶴町に設立。2012年10月に同社はカイロス・アンド・カンパニー株式会社に商号変更し、グループ内での役割を明確化した。
株式会社化とM&Aで事業基盤を固めた2014~2015年
2014年12月、有限会社ナースコール在宅センター訪問サービスが株式会社に組織変更し、ナースコール株式会社に社名変更。2015年1月にはナースコールが株式会社ナースコール地域振興ケアコムと株式会社スマイルサーカスの株式を100%取得し、吸収合併した。同年10月にはカイロス・アンド・カンパニーの株式も100%取得し、グループの事業基盤を拡大。経営資源の効率的配分を目的としたこれらの動きが、後の持株会社体制への布石となった。
持株会社体制へ移行した2017年
2017年1月、ナースコール株式会社の単独株式移転により、日本ホスピスホールディングス株式会社(東京都千代田区)が設立され、ナースコールは完全子会社化された。同年7月にはカイロス東京株式会社の株式を100%取得。2018年1月にはナースコールからカイロス・アンド・カンパニーの株式を取得し、グループ内の再編を進めた。同年2月、当社及びカイロス・アンド・カンパニーは本店を東京都千代田区に移転し、管理体制を一本化した。
東京証券取引所マザーズ上場を果たした2019年
2019年3月、日本ホスピスホールディングスは東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に株式上場した。上場時の売上高は42億円(2019年12月期)。資金調達力を背景に事業拡大を加速させ、2021年4月にはカイロス・アンド・カンパニーとナースコールが合併し、ファミリー・ホスピス株式会社が誕生。グループの中核事業会社としての体制が整った。2022年4月の東証市場区分再編に伴い、グロース市場へ移行。
ノーザリーライフケアを取得し規模拡大した2022~2023年
2022年4月、当社はノーザリーライフケア株式会社の株式70%を取得し、同年中に完全子会社化。2023年8月には経営資源の効率的配分を目的として、ファミリー・ホスピスがノーザリーライフケアを吸収合併した。これによりグループの施設数とサービス範囲が拡大し、北海道から三大都市圏への展開が加速。売上高は2017年12月期の19億円から2025年12月期には142億円へと約7.5倍に成長した。
新規開設ラッシュと2026年診療報酬改定への対応
2025年12月期には11施設・415室を新規開設し、総施設数59室・2,024室に到達した。しかし、第1四半期に稼働率が低下し、マネジメント体制を変更して回復。また、2026年診療報酬改定ではホスピス等の施設併設型訪問看護事業所を対象とした「包括型訪問看護療養費」が新設され、制度変更への対応が課題となる。当社は2026年を新しい報酬体系への調整期と位置付け、新規開設を既契約のみに留め7施設とする計画を示している。
年表15件を開く
2000年代
- 2005年5月創業訪問看護を目的として、有限会社ナースコール在宅センター訪問サービス(名古屋市千種区、現ファミリー・ホスピス株式会社)を設立
2010年代
- 2011年12月創業高齢者向け住宅の企画・設計を目的としてオン・アンド・オン株式会社(神奈川県足柄下郡真鶴町)を設立(現ファミリー・ホスピス株式会社)
- 2012年10月商号変更オン・アンド・オン株式会社の社名をカイロス・アンド・カンパニー株式会社に変更
- 2014年12月商号変更有限会社ナースコール在宅センター訪問サービスの組織形態を株式会社へ変更し、社名をナースコール株式会社に変更
- 2015年1月M&Aナースコール株式会社が株式会社ナースコール地域振興ケアコム、株式会社スマイルサーカスの株式を100%取得し、経営資源の効率的な配分を目的として吸収合併
- 2015年10月ナースコール株式会社がカイロス・アンド・カンパニー株式会社の株式を100%取得
- 2017年1月M&Aナースコール株式会社による単独株式移転により、当社(東京都千代田区)を設立し、ナースコール株式会社を完全子会社化
- 2017年7月当社がカイロス東京株式会社の株式を100%取得
- 2018年1月当社がナースコール株式会社よりカイロス・アンド・カンパニー株式会社の株式の100%を取得
- 2018年2月当社及びカイロス・アンド・カンパニー株式会社が東京都千代田区内に本店を移転
- 2019年3月上場東京証券取引所マザーズ(提出日現在東京証券取引所グロース市場)に株式上場
2020年代
- 2021年4月M&Aカイロス・アンド・カンパニー株式会社とナースコール株式会社が合併し、社名をファミリー・ホスピス株式会社に変更
- 2022年4月当社がノーザリーライフケア株式会社の株式の70%を取得 東京証券取引所の市場区分見直しに際し、日本ホスピスホールディングス株式会社は東証グロース市場に移行
- 2023年1月M&A当社がノーザリーライフケア株式会社を完全子会社化
- 2023年8月M&A経営資源の効率的な配分を目的として、ファミリー・ホスピス株式会社がノーザリーライフケア株式会社を吸収合併
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
地域拡大による全国普及の推進
既出店地区に加え、2026年度より東北・九州地区へ事業展開し、中長期的に日本全国でのホスピスサービス普及を目指す。
- 02
制度改定への適応と運営体制整備
2026年診療報酬改定で新設された「包括型訪問看護療養費」に対応するため、運営体制・人員配置を見直し、新報酬体系への円滑な移行を図る。
- 03
人材確保と専門性強化
管理者クラスの早期確保と、看護師・介護士へのOJTや終末期ケア教育プログラムを通じたスキルアップを推進する。
- 04
内部管理体制の強化
内部統制・ガバナンス強化、情報セキュリティやコンプライアンス体制の整備により、安定した事業拡大の基盤を構築する。
- 05
財務基盤の強化
フリーキャッシュ・フローの確保と自己資本比率の向上に取り組み、財務の健全性を高める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 8期分
グループ全体で1,108人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は910万円で、7期前と比べて+63.3%。平均年齢は50.3歳、平均勤続年数は5.8年。
単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年12月 | — | — | — | 308 | — |
| 2019年12月 | 557 | 43.5 | 1.2 | 346 | — |
| 2020年12月 | 785 | 47.7 | 2.0 | 440 | — |
| 2021年12月 | 533 | 44.7 | 2.6 | 550 | — |
| 2022年12月 | 843 | 49.8 | 4.0 | 778 | — |
| 2023年12月 | 889 | 50.8 | 5.0 | 963 | — |
| 2024年12月 | 960 | 51.8 | 6.0 | 1,094 | 119 |
| 2025年12月 | 910 | 50.3 | 5.8 | 1,108 | 72 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。
- 国内ファミリー・ホスピス株式会社(注)4東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は142億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収減益で、売上が+17.4%、利益が-38.5%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は76億円、営業利益は5億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+13.4%、営業利益は+66.7%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 22 | 3 | 13.6 | 2 |
| 2023年2Q | 24 | 4 | 16.7 | 2 |
| 2023年3Q | 26 | 4 | 15.4 | 2 |
| 2023年4Q | 27 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 27 | 3 | 11.1 | 2 |
| 2024年2Q | 30 | 2 | 6.7 | 0 |
| 2024年4Q | 64 | 8 | 12.5 | 4 |
| 2025年2Q | 67 | 3 | 4.5 | 1 |
| 2025年4Q | 75 | 5 | 6.7 | 2 |
| 2026年2Q | 76 | 5 | 6.6 | 2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年12月期からの9期で、売上は19億円から142億円へ7.5倍に増えた。直近期の営業利益率は5.6%。売上は8期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| ナースコール株式会社による単独株式移転により、当社(東京都千代田区)を設立し、ナースコール株式会社を完全子会社化 | |||||
| 2017年12月 | 19 | — | 0 | — | −1 |
| 2018年12月 | 30 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズ(提出日現在東京証券取引所グロース市場)に株式上場 | |||||
| 2019年12月 | 42 | — | 4 | — | 3 |
| 2020年12月 | 49 | — | 2 | — | 1 |
| カイロス・アンド・カンパニー株式会社とナースコール株式会社が合併し、社名をファミリー・ホスピス株式会社に変更 | |||||
| 2021年12月 | 60 | — | 4 | — | 2 |
| 2022年12月 | 79 | — | 8 | — | 5 |
| 当社がノーザリーライフケア株式会社を完全子会社化 | |||||
| 2023年12月 | 99 | — | 10 | — | 7 |
| 2024年12月 | 121 | 13 | 10 | 10.7 | 6 |
| 2025年12月 | 142 | 8 | 6 | 5.6 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高142億円のうち、営業利益として残るのは8億円で5.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の2.1%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金86.6%123億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.7%11億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.6%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 9期分
2025年12月期は営業CFが10億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は20億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 |
| 2018年12月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 4 |
| 2019年12月 | 3 | −1 | 3 | 2 | 8 |
| 2020年12月 | 2 | −5 | 4 | −3 | 10 |
| 2021年12月 | 5 | −20 | 16 | −15 | 10 |
| 2022年12月 | 9 | 0 | −4 | 9 | 15 |
| 2023年12月 | 11 | −10 | 3 | 1 | 19 |
| 2024年12月 | 8 | −28 | 16 | −20 | 15 |
| 2025年12月 | 10 | −5 | 0 | 5 | 20 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年12月期の総資産は189億円。このうち返さなくてよい自己資本が37億円で、自己資本比率は19.4%(業種中央値53.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | 32 | 2 | 30 | 6.6 |
| 2018年12月 | 33 | 4 | 29 | 10.8 |
| 2019年12月 | 47 | 10 | 37 | 22.3 |
| 2020年12月 | 63 | 13 | 50 | 19.9 |
| 2021年12月 | 91 | 15 | 76 | 16.7 |
| 2022年12月 | 115 | 20 | 95 | 17.5 |
| 2023年12月 | 152 | 27 | 125 | 17.7 |
| 2024年12月 | 183 | 34 | 149 | 18.8 |
| 2025年12月 | 189 | 37 | 152 | 19.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回りで534社中47位あたり、逆に低いのは自己資本比率で534社中505位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥475で、1年前と比べて-63.1%。過去52週の値幅のなかでは1%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 12.2倍 |
| PBR | 1.13倍 |
| 配当利回り | 5.26% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月18日に495円と、52週安値469円に接近。直近5日間で8月13日558円→17日502円と急落し、出来高も8月17日に71.5万株と急増。25日線562円を約11.9%下回り、200日線867円からは大きく乖離。RSI14は22.9と売られ過ぎ圏だが、週足では下値切り下げが続く。信用倍率は開示が無く需給の実態は不明だが、年初来で-60%超と下落トレンドが継続している。安値圏での乱高下には注意が必要。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)。
PERは15.05倍で業界平均22.98倍を下回り割安感があるが、PBRは1.17倍で平均3.31倍を大きく下回る。配当利回り5.05%は平均2.31%を上回るが、ROE7.8%は平均並み。直近の業績は減益で、PERが低いのは収益悪化を織り込んだ面もある。妥当圏内と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 12.2倍 | 23.4倍 |
| PBR | 1.13倍 | 3.51倍 |
| ROE | 7.8% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
高齢化に伴う終末期医療需要の拡大が期待される一方、競争激化や人件費上昇が収益を圧迫している。強気派は、医療・介護需要の伸びと政府の在宅医療推進策を追い風と見る。弱気派は、営業利益率の低下や株価の大幅下落(1年で-60%)から、収益性の悪化とガバナンスへの懸念を指摘する。2025年12月期の減益が続けば、成長性への信頼が揺らぐ。
- 高齢化による需要増
終末期医療や在宅医療の需要は長期的に拡大
- 政策の追い風
政府が在宅医療・介護の推進を掲げる
- 事業拡大の余地
売上高は2022年79億円から2025年142億円へ拡大
- 営業利益率10.74%回復で利益倍増2027年〜2028年影響強
売上高142億円に前期利益率10.74%を適用すると営業利益は15.2億円、今期予想8億円から倍増
- 売上高142億円と2桁増収通年影響中
売上高は99→121→142億円と2年連続で20%前後増収、成長が続く
- 配当利回り5.05%の高利回り継続影響中
時価総額42億円に対し配当総額約2.1億円、利回り5.05%が下支え
- PER15.05倍と業績悪化を織り込み済み不定影響弱
株価下落でPER15.05倍、純利益3億円でも割安感が出始めた
- 収益性の悪化
営業利益率は2024年10.74%から2025年5.63%へ低下
- 競争の激化
同業他社の参入で競争が激しくなっている
- 業績の不透明感
2025年12月期の最終利益は3億円と前年から半減
- 純利益が前期6億円から3億円へ半減2025年12月期影響強
純利益は6→3億円と50%減益、収益性低下が鮮明
- 予想PERが存在せず不透明感不定影響中
アナリスト予想PERがなく、市場が業績再建策を評価できていない
- 株価1年で60%下落の悪化トレンド継続影響中
1年間で株価が60.2%下落、下落トレンドが続く限り買い手不在
- 時価総額42億円の流動性リスク不定影響弱
時価総額42億円と小型で売買代金が細く、需給悪化で下落が拡大
- 病床稼働率
- ホスピス事業の収益性を示す主要指標
- 訪問看護ステーション数
- 事業規模と拡大のペースを測る
- 人件費比率
- 人件費上昇が収益を圧迫する要因となるため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり25円で、前期から+66.7%。いまの株価に対する利回りは5.26%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年12月 | 15 | — | 19.2 |
| 2025年12月 | 25 | 66.7 | 75.6 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥25
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ4,657人。区分でいちばん多いのは個人・その他で39.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が29.1%を占め、残る70.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年12月% | 2021年12月% | 2022年12月% | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 47.3 | 43.2 | 43.1 | 33.1 | 46.6 | 39.5 |
| 事業法人 | 1.5 | 1.4 | 2.1 | 24.6 | 24.0 | 23.0 |
| 外国法人 | 35.3 | 36.3 | 36.6 | 14.3 | 11.7 | 20.3 |
| 証券会社 | 1.9 | 4.0 | 2.6 | 7.1 | 4.3 | 10.9 |
| 金融機関 | 14.1 | 15.1 | 15.5 | 20.9 | 13.4 | 6.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.2 |
| 自己株式 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | スギホールディングス株式会社 | 18.98 |
| 02 | 野村證券株式会社 | 9.29 |
| 03 | DEUTSCHE BANK AG, SINGAPORE A/C CLIENTS(NON TREATY) 4600600(常任代理人株式会社みずほ銀行) | 8.40 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 3.95 |
| 05 | BBH CO FOR ARCUS JAPAN VALUE FAND(常任代理人株式会社三菱UFJ銀行) | 3.95 |
| 06 | 高橋 正 | 3.57 |
| 07 | GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社) | 2.98 |
| 08 | 大田 宜明 | 2.93 |
| 09 | 加藤 晋一郎 | 2.86 |
| 10 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 2.04 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-31アーカス・インベストメント・リミテッド変更報告5.04%
- 2026-08-31アーカス・インベストメント・リミテッド新規の大量保有報告5.04%
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+441%、1株純資産は9期で+1385%。直近期のROEは7.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年12月 | −10 | 29 | — | — | — |
| 2018年12月 | 21 | 50 | 52.8 | — | — |
| 2019年12月 | 40 | 137 | 42.5 | 62.2 | — |
| 2020年12月 | 14 | 158 | 9.3 | 125.4 | — |
| 2021年12月 | 30 | 191 | 17.3 | 76.3 | — |
| 2022年12月 | 57 | 249 | 25.8 | 45.5 | — |
| 2023年12月 | 85 | 333 | 29.1 | 26.7 | — |
| 2024年12月 | 78 | 416 | 20.9 | 17.8 | 19.2 |
| 2025年12月 | 33 | 436 | 7.8 | 33.9 | 75.6 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額61百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 高橋正 | 代表取締役 社長CEO | 64 | 301,500 |
| 加藤晋一郎 | 取締役 副社長CFO | 51 | 241,200 |
| 荒川暁 | 取締役 | 68 | — |
| 田村恵子 | 取締役 | 68 | — |
| 冨田孝行 | 取締役 | 69 | — |
| 小木曽善信 | 常勤監査役 | 79 | — |
| 林高史 | 監査役 | 59 | 800 |
| 加藤由美 | 監査役 | 51 | — |
| 杉田光秀 | 取締役 | 68 | — |
| 川口正廣 | 常勤監査役 | 66 | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 50 | 50 | 25 |
| 監査役 | 1 | 5 | 5 | 5 |
| 社外監査役 | 2 | 5 | 5 | 3 |
| 社外取締役 | 1 | 1 | 1 | 1 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,019字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,893字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,346字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)8,136字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第10期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第9期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-25
- 半期報告書半期報告書-第9期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第8期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-27
- 半期報告書半期報告書-第8期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-13
- 四半期報告書四半期報告書-第8期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第7期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-27
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第3四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 四半期報告書四半期報告書-第7期第1四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第6期(2022/01/01-2022/12/31)2023-03-28
- 四半期報告書四半期報告書-第6期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
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