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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ペットゴー

Petgo Corporation7140 · Growth · 小売業

ペットヘルスケア分野でDTCブランドとマルチチャネルを軸に急成長。動物病院以外の販路で医薬品等を提供する。

概要

ペットゴー株式会社は2004年設立、2022年に東証グロース市場へ上場したペット用品の総合通販企業である。自社ECや楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon.co.jpといったマルチチャネルでペットフード、動物用医薬品、サプリメントなどのペットヘルスケア商品を販売する。2026年3月期の売上高は74億円、従業員数56名。東京都中野区に本社を置く。

マルチチャネルと定期購入が支える収益構造

ペットゴーの販売チャネルは自社ECと他社ECが中心で、オンライン売上高比率は約90%に達する。そのうち約80%はリピート顧客による購入である。定期購入(サブスクコマース)は利便性の高さから自社EC売上高の56%を占め、顧客の継続利用を促進している。アクティブ購入者数は46万人、累計ユニーク購入者数は277万人に拡大しており、オフラインではホームセンターへの卸売も行う。

DTCブランド「ベッツワン」へのシフト

2020年4月に発売したDTCブランド「ベッツワン」シリーズは、食事療法食「ベッツワンベテリナリー」や総合栄養食「ベッツワンプレミアム」、ノミ・マダニ駆除薬「ベッツワンプロテクトプラス」などを展開する。2026年3月期にはDTCブランドの売上高が前年比27.8%増の24.9億円となり、ブランド売上高に占める比率は33.7%に上昇した。ナショナルブランド主体の事業構造から自社ブランド主体への転換を進めている。

M&Aで広がる事業領域

ペットコマース事業に加え、2025年4月にペットメディア事業を手がける株式会社FLAFFYを、同年12月には犬の預かりマッチングプラットフォームを運営する株式会社DogHuggyを連結子会社化した。FLAFFYはSNS運用やペットイベントの企画・運営で20万人超のフォロワーを持ち、DogHuggyは家庭的な環境で犬を預けたい飼い主とドッグホストをマッチングする。既存の顧客基盤とペットデータを活用し、メディアやケアといったコト消費領域へ拡大している。

収益の変調と再構築の途上

2026年3月期の連結業績は売上高74億円(前期比17.8%減)、営業損失2億円、親会社株主に帰属する当期純損失2.7億円と赤字に転落した。一部ナショナルブランドの商流変更や、DTCブランドへの広告販促投資が影響した。ペットコマース事業のセグメント利益は0.99億円と前年の2.3億円から減少。一方、ペットメディア事業は0.57億円のセグメント利益を計上した。キャッシュ・フローも営業活動で0.47億円の支出となっている。

業界の中での役割はペットヘルスケア製品のDTC通販・卸売にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
74億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-2.7%
純利益
-3億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ペットコマース事業71億円95.9%
ペットメディア事業3億円4.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ペットコマース主力

ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等を販売。従来動物病院で購入されることが多かったペットヘルスケア商品を、自社ECや他社EC、ホームセンター等のオフラインを通じて提供。DTCブランド「ベッツワン」シリーズを展開し、定期購入を推進。

主な製品・サービス6
動物用医薬品
ノミ・マダニ駆除薬、目薬、皮膚薬、外耳炎薬、胃腸薬等。指定医薬品・要指示医薬品以外を販売。
食事療法食「ベッツワンベテリナリー」
特定の疾病等に対応するために栄養成分を調整した犬猫用の食事療法食。
総合栄養食「ベッツワンプレミアム」
犬猫の健康維持を目的とした毎日の総合栄養食。
ノミ・マダニ駆除薬「ベッツワンプロテクトプラス」
ジェネリック動物用医薬品。
サプリメント
関節、目、下部尿路、腸内環境の健康維持に対応。
ケア用品
薬用シャンプー、歯磨きペースト、デンタルガム、ウェットティッシュ、ペットシーツ、猫砂等。

02ペットメディア準主力

SNS運用やペットイベントの企画・運営を通じて、ペット用品・サービスの紹介やクライアント企業のプロモーション支援を行う。

03ペットケア副次

犬の預かりマッチングプラットフォーム「DogHuggy」を運営。近所の愛犬家と預かり希望の飼い主をマッチングする。

製品と技術

ペットヘルスケア商品:動物用医薬品と食事療法食

ペットゴーの中核商品は、従来動物病院での購入が一般的だったペットヘルスケア商品である。動物用医薬品ではノミ・マダニ駆除薬、目薬、皮膚薬、外耳炎薬、胃腸薬などを取り扱う。食事療法食は、特定の疾病に対応した栄養調整食で、農林水産省基準に適合するものに限定している。いずれも一般のECやホームセンターで購入できる点が特徴で、飼い主の利便性を高めている。

DTCブランド「ベッツワン」シリーズの全容

2020年に発売したベッツワンシリーズは、食事療法食の「ベッツワンベテリナリー」、総合栄養食の「ベッツワンプレミアム」、ノミ・マダニ駆除のジェネリック医薬品「ベッツワンプロテクトプラス」の3本柱で構成される。さらに関節や目・下部尿路・腸内環境向けサプリメント、薬用シャンプー、歯磨きペースト、デンタルガム、ウェットティッシュ、ペットシーツ、猫砂などの日用品も展開。OEMパートナーによるファブレス生産で、自社企画・販売の一貫体制をとる。

新領域:ペットメディアと預かりマッチング

ペットメディア事業を担うFLAFFYは、SNS運用(総フォロワー20万人超)とペットイベントの企画・運営を通じて、ペット用品やサービスを紹介する。クライアント企業のプロモーション支援やコラボアイテム販売も行う。DogHuggyは、近所の愛犬家(ドッグホスト)と飼い主をマッチングする犬の預かりプラットフォームで、旅行や冠婚葬祭時に家庭的な環境で預けられるサービスを提供する。両事業はペットコマースの顧客基盤と連携し、相互送客やデータ活用によるシナジーを狙う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

ペット用品小売、業績悪化で赤字転落

ペットゴーは小売業に属し、ペット用品を販売。売上高は99億円から74億円へ減少、営業利益も2025/3期は2.22%だったが2026/3期は▲2.7%と赤字転落。同業のトライアルHDや光フードサービスと比較して、同社は収益性が低く、競合劣位にある。特にトライアルHDは規模も大きく、価格競争で劣勢。まんだらけのような専門性で差別化する同業も存在。

強み

  • ペットに特化した品揃えで、顧客からの認知度は一定水準。
  • 全国に店舗展開しており、一定の顧客ベースを有する。
  • ペットフードなど消耗品の定期購入が見込めるビジネスモデル。
  • リアル店舗に加えECチャネルでの成長余地がある。

課題

  • 直近3期で売上が減少傾向。需要減退や競合に押されている可能性。
  • 営業損失を計上。コスト構造の見直しが必要。
  • トライアルHDなど大型店との競争が激しく、価格競争に巻き込まれる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がペットゴー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
19978文教堂グループホールディングス19億円
27585かんなん丸18億円
33370フジタコーポレーション16億円12.9倍
47462CAPITA16億円21.6倍
57140ペットゴー15億円
63223エスエルディー15億円27.1倍
72778パレモ・ホールディングス14億円78.2倍
87578ニチリョク14億円
99878セキド13億円
108254さいか屋13億円38.6倍
112673夢みつけ隊12億円7.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

インターネット専業のペット通販として創業した2004年

2004年11月、東京都新宿区三栄町にペットゴー株式会社を設立。資本金1,000万円で、「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド」をスローガンに掲げ、インターネットを通じたペット用品の通信販売事業を開始した。2005年2月にはウェブサイト「ペットゴー(petgo.jp)」を開設し、同3月から楽天市場、4月にYahoo!ショッピング、2007年4月にはAmazon.co.jpへ出店し、マルチチャネル戦略の基盤を構築した。

ペットヘルスケア商品の取り扱い開始と物流拠点の設置(2007~2008年)

2007年8月、神奈川県愛甲郡に物流センターを設置し、配送体制を強化した。2008年3月には食事療法食、動物用医薬品、サプリメントなど犬猫のペットヘルスケア商品の取り扱いを開始。従来は動物病院で購入されることが多かった商品を一般販売経路で提供することで、飼い主の負担軽減とペットのQOL向上を目指した。この差別化が後の事業成長の核となる。

定期購入とホームセンター販売で顧客基盤を拡大(2013~2017年)

2013年4月、定期購入サービスを開始。消費頻度の高いペットヘルスケア商品との親和性が高く、自社ECの定期購入比率はその後着実に上昇する。2014年9月にはホームセンターでの販売を開始し、オフラインチャネルを開拓。2016年7月、本社を東京都中野区本町に移転。2017年5月には100%出資子会社ペットゴープロダクツ株式会社を設立し、同年10月には動物病院を開院した。

DTCブランド立ち上げと株式上場(2019~2022年)

2019年7月、ペットゴーアプリの提供を開始してデジタル接点を強化。2020年4月、自社企画のDTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売。動物用医薬品のジェネリック品を含む品揃えを拡充し、収益性向上への布石とした。2022年4月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、資金調達と認知度向上を実現した。

M&Aによるペットライフ領域への拡大(2025~2026年)

2025年4月、ペットメディア事業を展開する株式会社FLAFFYを子会社化。同社は20万人超のSNSフォロワーとイベント集客力を有する。同年12月には犬の預かりマッチングプラットフォーム「DogHuggy」を運営する株式会社DogHuggyを子会社化。両社の買収により、物販(モノ消費)からメディアやケア(コト消費)へ事業領域を拡げた。2026年3月には物流センターを神奈川県厚木市に移転し、PFCA(Petgo Fulfillment Center Atsugi)と命名した。

経営環境の変化への対応(2026年3月期)

2026年3月期は、物価上昇やナショナルブランドの商流変更により売上高が減少。DTCブランドへのシフトを加速する一方で、広告販促投資が先行し営業損失を計上した。アクティブ購入者数や定期購入比率は維持しているものの、ペットコマース事業の収益性は低下。ペットメディア事業は黒字を確保し、グループ全体の再構築が進む。

年表19件を開く

2000年代

  • 2004年11月創業「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド~ペットライフを幸せに・世の中を幸せに」をスローガンに、インターネットを介したペット用品の通信販売を主たる事業として、東京都新宿区三栄町にペットゴー株式会社(資本金1,000万円)を設立
  • 2005年2月インターネットを介したペット用品の総合通信販売を行うウェブサイト「ペットゴー(http://www.petgo.jp)」によるサービス開始
  • 2005年3月オンラインモール「楽天市場」へ出店
  • 2005年4月オンラインモール「Yahoo!ショッピング」へ出店
  • 2007年4月オンラインモール「Amazon.co.jp」へ出店
  • 2007年8月神奈川県愛甲郡に物流センターを設置
  • 2008年3月食事療法食・動物用医薬品・サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品の取扱いを開始

2010年代

  • 2013年4月定期購入サービスを開始
  • 2014年9月ホームセンターでの販売を開始
  • 2016年7月本社を東京都中野区本町に移転
  • 2017年5月100%出資子会社ペットゴープロダクツ株式会社を設立
  • 2017年10月動物病院を東京都中野区本町に開院
  • 2018年3月プライバシーマークを取得
  • 2019年7月ペットゴーアプリの提供を開始

2020年代

  • 2020年4月DTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売
  • 2022年4月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2025年4月M&A株式会社FLAFFYの株式を取得し、連結子会社化
  • 2025年12月M&A株式会社DogHuggyの株式を取得し、連結子会社化
  • 2026年3月神奈川県厚木市に物流センター(Petgo Fulfillment Center Atsugi(PFCA))を移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ECでの成長

    自社EC・他社ECのUI/UX改善、ポイント施策、パーソナライゼーション、サブスクリプション強化により既存顧客のLTV向上を図り、DTCブランドと主要NBの販売機会を最大化する。

  2. 02

    DTCブランドの拡大

    食事療法食、プレミアムフード、動物用医薬品、サプリメント等のDTCブランド品揃えを拡充し、販売チャネル拡大と広告投資を進め、NB依存度を低減し利益率を改善する。

  3. 03

    M&Aによる領域拡大

    ペットメディア・預かりプラットフォームなどコト消費領域の企業を子会社化し、顧客基盤・データ活用による相互送客・サービス連携で収益機会を拡大する。

  4. 04

    アライアンスによる成長

    デジタル顧客基盤とペットデータを活用し、新サービス開発・送客・広告・データ活用等を推進し、ペットライフプラットフォームの構築を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で56人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は504万円で、4期前と比べて+10.1%平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は7.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月45840.65.153
2023年3月45041.75.852
2024年3月52242.76.652
2025年3月49343.47.848417
2026年3月50445.17.856−357

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
厚木物流センター — 神奈川県厚木市84百万円
本社 — 東京都中野区9百万円
本社 — 東京都中野区5百万円
動物病院 — 東京都中野区3百万円
主な関係会社
  • 国内
    ペットゴープロダクツ 株式会社
    東京都中野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社FLAFFY
    東京都中野区 · 連結子会社
    議決権80.0%
  • 国内
    株式会社DogHuggy (注)3
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は74億円営業利益-2億円前期と比べると減収減益で、売上が-17.8%、利益が-200.0%。

売上高
-17.8%
74億円
営業利益
-200.0%
-2億円
純利益
-400.0%
-3億円
営業利益率
-2.7%
前期比 -4.9%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高80億円74億円
営業利益2億円-2億円
純利益1億円-3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は17億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−32.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q240
2024年1Q2514.01
2024年2Q2613.80
2024年3Q2500.00
2024年4Q231
2025年2Q4512.21
2025年4Q4512.20
2026年2Q38−1−2.6−1
2026年4Q36−1−2.8−2
2027年1Q1700.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は84億円から74億円へ88%に減った。直近期の営業利益率は-2.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年3月8400
2019年3月8010
2020年3月8100
2021年3月9511
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2022年3月9721
2023年3月10022
2024年3月9922
株式会社FLAFFYの株式を取得し、連結子会社化
2025年3月90222.21
2026年3月74−2−2−2.7−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高74億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.9%51億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.8%25億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.7%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
31.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比6.4pt
-2.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.5pt
-4.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比32.7pt
-24.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-9.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-5.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−4億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は8億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月−10−3−19
2021年3月20−229
2022年3月−201−28
2023年3月−203−28
2024年3月20−129
2025年3月103113
2026年3月0−40−48

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は32億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は32.0%(業種中央値47.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月201196.4
2019年3月232219.6
2020年3月2131813.0
2021年3月2332015.2
2022年3月2552018.3
2023年3月3192230.4
2024年3月33112234.1
2025年3月33122137.0
2026年3月32102132.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
8億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
1億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
21億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
41
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中256位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中314位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-24.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.7%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
32.0%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-17.8%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥799で、1年前と比べて-3.5%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥799-0.4%1ヶ月-0.5%1年-3.5%時価総額15億円
過去52週の値幅
安値¥735高値¥980

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)18.2倍
PBR1.55倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は805円で、25日移動平均線(804.2円)をわずかに上回る水準。直近1か月はほぼ横ばいだが、6月30日に974円への急騰後、売りに押され現在は52週高値980円から約18%下落。出来高は6月30日に52,000株と急増した後、7月以降は1,000〜9,000株前後と低水準で推移。週足では上値の重い展開が続き、25日線との乖離はほぼ無く方向感に欠ける。RSIは48.9と中立圏。需給は薄く、材料待ちの状態とみられる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERが算出できず、PBRは1.5倍と業界平均2.94倍を下回るが、ROEが-24.1%と大幅な赤字で、直近の業績も売上高減少と営業損失に転じている。配当利回りはデータなしで、業界平均の13.63%と比較できないが、財務状態は悪化傾向。割高と判定するが、PBRは平均比で低く、今後の収益回復が鍵となる。

指標この会社業種平均
PER (予想)18.2倍
PBR1.55倍2.44倍
ROE-24.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高が減少し、収益性が悪化している。強気派は、過去の黒字実績や業績回復の可能性に期待する。弱気派は、赤字転落や市場環境の悪化を懸念し、事業の持続性に疑問を呈する。ペット市場は成長が期待される分野だが、企業の競争力が課題となっている。

プラスに働く材料7
  • 市場成長の可能性

    ペット市場は拡大傾向にあり、需要回復の余地がある。

  • 過去の黒字実績

    2025年3月期までは黒字を確保しており、回復力がある。

  • 株価の相対的な底堅さ

    1年で株価は37%上昇しており、投資家の期待が残る。

  • 時価総額15億円に対し売上高74億円の低PSR継続影響

    時価総額15億円を売上高74億円で除すと0.2倍。収益改善時の評価修正余地が大きい

  • 2025/3期に営業利益2億円の黒字実績決算発表後影響

    2025/3期は売上高90億円で営業利益2億円を計上。最新の営業損失2億円からの回復余地を示す

  • 株価が1年で37.4%上昇し需給改善継続影響

    直近1年で株価は805円まで37.4%上昇。時価総額15億円と小型で需給が締まれば上昇継続も

  • 営業赤字幅は売上高の2.7%に限定通年影響

    2026/3期の営業損失2億円は売上高74億円の2.7%に過ぎず、売上回復で黒字化しやすい

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    売上高は減少傾向で、2026年3月期には赤字転落。

  • 収益性の悪化

    営業利益率はマイナスとなり、経営改善が急務。

  • 競争の激化

    小売業界は競争が激しく、差別化が難しい。

  • 売上高が3期連続減収で減少率拡大通年影響

    売上高は99億円→90億円→74億円と減少し、減収率は9%→18%に悪化

  • 営業損益が黒字から赤字転換通年影響

    営業利益は2025/3期の2億円から2026/3期は▲2億円に4億円悪化

  • 2026/3期に純損失3億円でROEマイナス通年影響

    純損益は1億円→▲3億円に転落し、ROEは▲24.1%と自己資本を減損

  • 無配当で株主還元がない次回株主総会影響

    配当利回りはデータなし(無配当想定)。個人投資家の売り離れが続く可能性

次の決算で確かめる点
売上高の推移
事業縮小の兆候を確認するため。
営業損益
収益性の回復状況を見るため。
店舗数・ネット販売動向
販売チャネルの健全性を監視するため。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,504人。区分でいちばん多いのは個人・その他79.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.9%を占め、残る86.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他50.761.169.369.579.5
事業法人49.316.915.614.613.9
証券会社12.28.99.15.1
外国法人8.15.86.71.4
自己株式2.90.2
外国人個人0.10.10.1
金融機関1.70.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01黒澤 弘15.44
02青柳 和洋8.68
03中谷 将史5.15
04小出 文彦3.65
05株式会社ソウ・ツー3.18
06廣田 智沙2.64
07マネックス証券株式会社2.49
08株式会社コーポレート・アドバイザーズ2.29
09橋爪 小太郎2.14
10住友商事株式会社2.12

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近5
  • 2026-08-17
    黒澤 弘
    新規の大量保有報告
    15.22%
    -3.37pt
  • 2026-07-21
    株式会社ブルーインキュベーション
    新規の大量保有報告
    19.95%
  • 2026-06-18
    青柳 和洋
    新規の大量保有報告
    10.96%
    +1.09pt
  • 2026-05-22
    青柳 和洋
    新規の大量保有報告
    9.87%
    +1.01pt
  • 2026-04-13
    青柳 和洋
    新規の大量保有報告
    8.86%
    +1.11pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−103%、1株純資産は9期で−98%。直近期のROEは-24.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年3月4,96222,85427.9
2019年3月8,42538,95526.4
2020年3月132336.0
2021年3月5929222.7
2022年3月8838026.1
2023年3月8650822.119.3
2024年3月9360516.79.7
2025年3月6967210.914.2
2026年3月−144536−24.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
黒澤弘代表取締役社長(CEO)55291,689
小出文彦取締役副社長(CTO)4768,901
佐藤建史取締役経営企画部長(CF0)392,310
百田功取締役(監査等委員)7826,000
藤池智則取締役(監査等委員)58
伊藤章子取締役(監査等委員)46
大久保靖執行役員 兼 管理部長
牛田洋子執行役員 兼 SCM部長
細谷千恵美執行役員 兼 ビジネス推進部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)38148528
社外取締役315155

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,197字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(ペットゴー株式会社)の他、連結子会社3社で構成されており、ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等を販売するペットコマース事業を基盤として、DTC(*1)ブランド、マルチチャネル(*2)、サブスクコマース展開を行っております。また、2025年4月にペットメディア事業を展開する株式会社FLAFFYを、2025年12月に犬の預かりマッチングプラットフォーム事業を展開する株式会社DogHuggyを連結グループに加えており、ペットコマースで培った顧客基盤及びペットデータ(*3)を活用し、モノ消費に加えて、メディア、ケア等のコト消費へと事業領域を拡大しております。 報告セグメントの構成は、ペットコマース事業(ペットゴー株式会社、ペットゴープロダクツ株式会社)、ペットメディア事業(株式会社FLAFFY)となっております。 (1) 事業環境 人間の医療では医薬分業が一般的でありますが、ペットには医薬分業が存在せず、動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品は、従来、動物病院で購入されることが一般的でありました。近年は、ペットの健康に対する飼い主の意識が高まっていることに加え、犬猫の平均寿命が伸長していることから、ペットヘルスケア商品に対するニーズは拡大しております。 また、ペットを家族の一員として捉える意識の浸透、いわゆるペットヒューマニゼーションの進展により、ペット市場は、ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等の物販を中心としたモノ消費にとどまらず、医療、美容、預かり、保険、おでかけ等のサービス・体験を中心としたコト消費へと広がっております。 このような環境のもと、当社グループでは、動物病院以外の販売経路で動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品を販売することにより、動物病院へ行くことができない犬猫の飼い主の負担を軽減し、ペットのQOL向上に貢献することを目指しております。また、動物病院におけるペットヘルスケア商品の流通に関わる負担を軽減することで、獣医師が医療に専念できる環境づくりが進み、さらなる高度医療や夜間診療等の獣医療サービスの質の向上にも寄与するものと考えております。 加えて、当社グループは、株式会社FLAFFYの子会社化によりペットメディア及びペットイベント領域へ、株式会社DogHuggyの子会社化により犬の預かりマッチング等のペットケア領域へ事業領域を拡大しております。 (2) ペットコマース事業における取扱商品について 当社グループでは、ペットのQOL向上に役立つ商品として、従来動物病院で販売されることが多かった動物用医薬品、食事療法食、サプリメント等の犬猫を対象としたペットヘルスケア商品を中心に販売しております。また、ナショナルブランド(*4)商品に加えて、DTCブランド製品も取り扱っております。 ① 動物用医薬品 動物用医薬品には、指定医薬品と要指示医薬品の2種類の規制区分がありますが、当社グループはいずれの区分にも指定されていないもののみを販売しております。販売中の主な医薬品には、ノミ・マダニ駆除薬をはじめ、目薬、皮膚薬、外耳炎薬、胃腸薬等があります。 ② 食事療法食 犬猫のペットフードのうち、栄養成分の量や比率等を調節することによって、特定の疾病等に対していわゆる食事療法として使用されることを意図して作られたもの(注)を販売しております。 (注)農林水産省「動物用医薬品等の範囲に関する基準について」 ③ その他のペットヘルスケア商品 ・総合栄養食 ・サプリメント ・ケア用品等 (3) ペットコマース事業の特徴 ペットコマース事業の特徴は、「DTCブランド」「マルチチャネル」「サブスクコマース(定期購入)」の3つであります。 ① DTCブランド 当社グループは、2021年3月期より、ペットヘルスケアDTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売しております。 主なDTCブランドは以下となります。 ・犬猫の食事療法食「ベッツワンベテリナリー」 ・犬猫の総合栄養食「ベッツワンプレミアム」 ・犬猫のノミ・マダニ駆除薬「ベッツワンプロテクトプラス」(ジェネリック動物用医薬品) そのほか、犬猫の関節、目、下部尿路や腸内環境の健康維持に対応した各種サプリメント(栄養補助食)、薬用シャンプー、歯磨きペースト、デンタルガムなどのデンタルケア製品、毎日のペットライフに欠かせないウェットティッシュやペットシーツ、猫砂等のDTCブランド製品も展開しております。 当社グループは、DTCブランド製品の商品企画を内製で行うとともに、OEMパートナーを活用したファブレス(*5)での製造体制を構築しております。また、当社グループが蓄積する顧客基盤及びペットデータを活用し、購買動向、顧客ニーズ、疾患や悩み等を分析することで、DTCブランド製品の企画開発及びマーケティングに活用しております。今後も、食事療法食に加え、プレミアムフード、動物用医薬品、サプリメント等の品揃えを拡充し、DTCブランドの成長を通じて収益性の向上を図ってまいります。 ② マルチチャネル 当社グループの主な取扱商材は、犬猫の日々の健康をサポートするペットヘルスケア商品が大半を占めており、定期的に消費されるものであります。当社グループは、できるだけ多くの飼い主が利用しやすいよう、自社ECに加え、複数の他社ECにも出店し、ペットヘルスケア商品に特化したマルチチャネル展開を行っております。また、マルチチャネル展開により、顧客基盤を拡大し、ペットデータを蓄積することで顧客ニーズを的確に把握することに努めるとともに、特定の販売チャネルへの依存を軽減し、販売機会の損失防止を図っております。 この結果、アクティブ購入者数(*6)は46万人(2026年3月末時点)、累計ユニーク購入者数(*7)は277万人(2026年3月末時点)まで拡大しており、当社グループの売上高に占めるオンライン店舗の売上高の割合は約90%となっております。また、オンライン店舗での売上高の約80%は、リピート顧客(*8)による売上高となっております。 また、オフラインとしてホームセンター等への卸売も行っており、当社グループがホームセンター等から注文を受けた商品を一括して納入し、店舗内に当社の特設コーナーを設置し販売しております。 ③ サブスクコマース(定期購入) 自社EC及び他社ECにおける購入形態の1つである定期購入は、継続して成長しております。 当社グループの主な取扱商材は、定期的に消費されるものであり、定期購入とは比較的相性が良いものであります。自社ECにおける定期購入は、購入タイミング及び配送日時を自由に設定でき、解約の自由度も高いため、その利便性の高さから、自社ECの売上高に占める定期購入比率は、第17期で33%、第18期で41%、第19期で50%、第20期で57%、第21期で55%、第22期で56%と着実に増加傾向にあります。当社グループは、今後もサブスクコマースの対象となる品揃え拡充及び利便性向上に取り組むことで、継続購入の促進及び顧客LTVの向上を図ってまいります。 (4) ペットメディア事業の特徴 ペットメディア事業は、主に株式会社FLAFFYにおいて、SNSの運用やペットイベントの企画・運営を通じて、ペット用品、ペットサービス等のペットとともに楽しめる体験の紹介を行っております。 20万人を超える総フォロワーを有するSNS運用では、ペットとの生活を豊かにする情報を発信しており、クライアント企業のプロモーション、SNS運用支援、コラボアイテムの発売等も行っております。また、数万人を集客するイベント運営においては、ペットと飼い主が一緒に楽しめる特別な体験を創出することを目的として、多様なニーズに対応した企画を行っております。 当社グループは、ペットコマース事業で培った顧客基盤とFLAFFYが有するメディア及びイベント運営力を組み合わせることで、ペット関連企業へのマーケティング支援、イベント収益の拡大、当社グループサービスへの送客等のシナジー創出を図ってまいります。 (5) その他の特徴 その他の特徴としては、主に株式会社DogHuggyにおいて、近所の愛犬家であるドッグホストと、犬の預かりを希望する飼い主をつなぐ犬の預かりマッチングプラットフォームを運営しております。 犬の飼い主にとって、旅行、出張、入院、冠婚葬祭等により一時的に愛犬を預ける必要が生じる場面があります。一方で、従来型のペットホテルでは、愛犬の性格や生活環境に合わない場合もあり、より家庭的な環境で安心して預けたいというニーズが存在しております。DogHuggyは、こうしたニーズに対し、経験豊富なドッグホストと飼い主をマッチングすることで、飼い主にとって安心できる預かり体験の提供を目指しております。当社グループは、ペットコマース事業で培った顧客基盤及びペットデータを活用し、DogHuggyへの送客、ホスト募集支援、UI/UX(*9)改善及び当社グループサービスとの連携を進めることで、ペットケア領域における収益機会の拡大を図ってまいります。 上記を図で示した当社グループの事業系統図は以下のとおりとなります。 (6) 当社の強み 当社グループの強みは、長年にわたるペットコマース事業及びマルチチャネル展開を通じて蓄積してきた「膨大な量の顧客データと付加価値の高いペットデータ」であると考えております。 当社グループは、自社EC、他社EC及びオフラインを横断した販売活動を通じて、犬猫の飼い主に関する顧客データに加え、ペット種(犬、猫)、品種(犬種、猫種)、ライフステージ、性別、疾患や悩み、購買商品、購入頻度等の付加価値の高いペットデータを蓄積しております。 これらのデータは、当社グループがペットコマース事業及びペットライフ領域を展開するにあたり、それぞれの顧客及びペットを理解し、最適な商品・サービスの提供、DTCブランド製品の企画開発、マーケティング、グループ企業への送客、アライアンス先との新サービス企画等を行う上で、重要な情報リソースとなっております。 具体的な活用事例は以下のとおりであります。 (マーケティング) ・顧客属性分析 ・利用ブランド分析 ・UI/UX最適化 ・広告販促ターゲティング最適化 ・セグメント別コミュニケーション最適化 等 (製品企画・開発) ・購買動向分析 ・売れ筋商品分析 ・疾患や悩みの調査分析 ・飼育状況及び消費動向分析 ・新商品企画への活用 等 (送客・グループ企業支援) ・グループ会社サービスへの送客 ・イベント及び体験サービスへの集客支援 ・メディア及びケア領域での顧客ニーズ把握 ・アライアンス先との新サービス企画支援 等 このように、当社グループは、膨大な量の顧客データと付加価値の高いペットデータを、DTCブランド製品のマーケティング及び企画開発に加え、グループ会社への送客、メディア・ケア領域でのサービス拡大、アライアンスによる新たな顧客接点の創出等に活用し、ペットライフ全体で価値向上を推進しております。 <用語解説> *1 DTC(Direct to Consumer) 自ら企画、生産した商品を自社EC等を通じて消費者に直接販売すること *2 マルチチャネル 自社ECだけではなく、複数の大手オンラインモールやオフラインを横断した販売形態の総称のこと *3 ペットデータ ペット種(犬、猫)、品種(犬種、猫種)、ライフステージ(年齢)、性別、疾患等のデータのこと *4 ナショナルブランド 大手メーカーが全国規模で展開するブランドのこと *5 ファブレス 製造のための自社工場を持たないこと *6 アクティブ購入者数 過去1年間において当社のいずれかのオンライン店舗を1回以上利用した顧客数のこと。同じ顧客が期間内に何度購入されても、また複数の店舗を併用してもカウント数は1となります *7 累計ユニーク購入者数 過去に当社のいずれかのオンライン店舗を利用した顧客数のこと。同じ顧客が期間内に何度購入されても、また複数の店舗を併用してもカウント数は1となります *8 リピート顧客 過去に1回でも購入したことのある顧客のこと *9 UI/UX(User Interface / User Experience) 優れた顧客体験とそれを実現するインターネット上の顧客接点のこと
経営方針・対処すべき課題5,396字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「ペットライフをハッピーに」をビジョンとして掲げ、テクノロジーを活用してペットのQOLを最大化していくことが、ペットと飼い主のより豊かな暮らしの実現につながるものと考えております。 当社グループは、これまでペットフード、ペット用品、動物用医薬品等のEコマースを中心に、犬猫の飼い主との接点を拡大し、顧客基盤及びペットデータを蓄積してまいりました。今後は、これらを競争力の源泉として、ペットコマースに加え、メディア、ケア等のペットライフ領域へ事業領域を拡張し、モノ消費とコト消費を横断するペットライフ・プラットフォーム企業への進化を目指してまいります。 (2) 中期成長戦略 当社グループは、外部環境の変化を踏まえ、従来のナショナルブランド中心・コマース主体の成長モデルから、より収益性が高く、持続的な成長が可能な事業構造への転換を進めております。 当社グループは、これまでナショナルブランドを中心に成長してまいりましたが、2020年4月にDTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売するなど、自社ブランドの立ち上げ及び育成に注力してまいりました。その結果、2026年3月期において、売上高に占めるDTCブランドの構成比率は約34%まで伸長いたしました。 今後の中期成長戦略においては、既存ECの収益基盤の再構築、DTCブランドの拡大による利益率の改善、M&Aを通じたコト消費領域への展開及びアライアンスを通じた新たな顧客接点・収益機会の創出に取り組むことで、ペットライフ市場における事業領域の拡大を図ってまいります。 具体的には、以下の4つの成長ドライバーを軸として、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上を目指してまいります。 ① ECでの成長 自社EC及び他社ECにおいて、UI/UXの改善、ポイント施策、パーソナライゼーション、サブスクリプションの強化等に取り組むことで、既存顧客の継続利用及びLTVの向上を図ってまいります。また、マルチチャネルでの販売基盤を活用し、DTCブランド及び主要ナショナルブランドの販売機会を最大化することで、ペットコマース事業の再成長を目指してまいります。 ② DTCでの成長 食事療法食、プレミアムフード、動物用医薬品、サプリメント等を中心としたDTCブランドの品揃え拡充、販売チャネルの拡大及び広告販促投資を進めてまいります。特に、食事療法食に加え、プレミアムフードを新たな成長領域として育成することで、ナショナルブランドへの依存度を低減し、利益率の改善を目指してまいります。 ③ M&Aでの成長 当社グループは、2025年4月にペットメディア事業を展開する株式会社FLAFFYを、2025年12月に犬の預かりマッチングプラットフォーム事業を展開する株式会社DogHuggyを子会社化いたしました。今後は、当社の顧客基盤及びペットデータを活用し、グループ会社との相互送客、サービス連携、マーケティング支援等を進めることで、メディア及びケア領域における収益機会の拡大を図ってまいります。また、既存顧客基盤とのシナジーが見込める高収益領域については、継続的にM&Aの検討を進めてまいります。 ④ アライアンスでの成長 当社グループは、ペットライフ市場において、新たな顧客接点及び収益機会の創出に取り組んでまいります。当社のデジタル顧客基盤及びペットデータを活用した新サービス開発、送客、広告、データ活用等を推進し、ペットライフ・プラットフォームの構築を加速してまいります。 (3) 目標とする経営指標 当社グループは、スローガンの実現を目指しながら、中長期の持続的な成長による企業価値の増大を目指しております。そのための重要な経営指標は、売上高、DTC売上高、営業利益及び営業利益率としております。 (4) 経営環境 当社グループを取り巻く経済環境は、物価上昇による影響を受けつつも、個人消費は雇用・所得環境の改善を背景に底堅く推移しております。 ペット業界においては、一般社団法人ペットフード協会が公表した「2025年全国犬・猫飼育実態調査」によると、犬の飼育頭数は6,820千頭、猫は8,847千頭となっております。世帯別の飼育率は犬が前年から0.2ポイント減少の8.5%、猫が前年と0.2ポイント減少の8.4%となりました。また、平均寿命は犬が14.82歳、猫が16.00歳と引き続き高齢化傾向にあります。さらに、総務省が2026年2月に発表した「家計調査」によると、総世帯平均のペット関連年間支出額は27,212円(2025年の調査では24,645円)に拡大しており、ペット関連支出は継続して増加しております。 ペット市場の規模については、株式会社矢野経済研究所が発刊した「2025年版ペットビジネスマーケティング総覧」によると、2023年度ペット関連総市場規模は小売金額ベースで前年度比4.5%増の1兆8,629億円で推移し、2024年度は前年度比2.6%増の1兆9,108億円と見込まれ、2025年度は前年度比0.8増の1兆9,257億円と予測されております。この背景には、ペットの飼育頭数が伸び悩む一方で、ペットを家族の一員として捉える意識の浸透、いわゆるペットヒューマニゼーションの進展により、フードのプレミアム化、医療・ヘルスケア需要の拡大、ペット関連サービスへの支出増加が進んでいることが挙げられます。 当社グループは、ペット市場を、ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等の物販を中心とした「モノ消費」と、医療、美容、預かり、保険、おでかけ等のサービス・体験を中心とした「コト消費」で構成される「ペットライフ市場」として捉えております。ペットの家族化、高齢化及び1世帯あたりのペット関連支出の増加を背景に、ペットライフ市場は、従来の物販領域にとどまらず、ペットと飼い主の生活全体を支える広い領域へ拡大しているものと認識しております。 特に、ペットのおでかけ、移動、宿泊、飲食、体験等を含む領域については、ペットを家族の一員として日常生活や余暇に同伴したいというニーズの高まりを背景に、新たな市場機会が生まれております。当社が実施した「ペットのおでかけに関する実態調査」においても、犬の飼い主のうち、直近1年間で愛犬と日帰りのおでかけに行った割合は58.6%、国内宿泊旅行に行った割合は33.2%となりました。また、当該調査に基づく当社推計では、犬の日帰りおでかけ市場及び国内宿泊旅行市場の合計は約4,000億円規模に達する可能性があるものと認識しております。 以上から、犬の飼育頭数は減少傾向、猫の飼育頭数は概ね堅調に推移しているものの、ペット関連支出の増加、犬猫の平均寿命の伸長、ペットヒューマニゼーションの進展により、国内ペット市場は今後も堅調に推移していくことが予想されます。また、ペット市場は、ペットフード・用品等のモノ消費に加え、医療、美容、預かり、おでかけ等のコト消費へと広がりを見せており、当社グループにとって新たな成長機会が拡大しているものと考えております。 当社グループは、継続成長が期待される国内ペットライフ市場において、これまで培ってきた顧客基盤及びペットデータを競争力の源泉として、ペットコマース、DTCブランド、メディア、ケア等の領域を横断的に展開してまいります。これにより、「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド」の実現に向け、ペットと飼い主のより豊かな暮らしに貢献してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループが対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ① DTCブランド製品の開発強化 当社グループが販売する犬猫の食事療法食や動物用医薬品等のペットヘルスケア商品の多くは、海外企業によるナショナルブランドが大きな市場シェアを有しており、当社グループの商品売上においても依存している状態となっております。これらの海外企業の経営方針の変更や原材料高騰等により、商品調達価格の値上げ、商品の廃盤欠品、当該ナショナルブランドのブランド力の毀損等の事態の発生により、飼い主の購入価格上昇の可能性や継続的な商品の供給が困難になる可能性があり、ペットライフのQOL向上に大きな支障を与える可能性があります。 そのため、これらの海外ナショナルブランド商品の依存度を下げ、DTCブランド製品の売上構成比を向上していくことが犬猫の飼い主に対する安定的な商品供給と当社グループの収益性を高めていく上で重要な課題であると認識しております。 当社グループは今後、これら海外企業のナショナルブランドに対する競争力向上を図るため、高品質で付加価値の高い商品の開発、競争力ある価格の実現及び品揃えの拡充による商品ポートフォリオの確立によって、犬猫の飼い主に支持されるDTCブランドの構築を行ってまいります。 ② 自社ECの認知度向上 当社グループがペットヘルスケア商品を販売する自社ECは、ペットが日常的に使用する物品を販売するチャネルであるため、飼い主における認知度が当社グループの業績に与える影響は大きく、今後の継続的な成長のためには、多くの飼い主から支持されるブランド価値を構築していくことが重要な課題であると認識しております。ペット市場は今後も拡大し、競争も激化することが予想されます。今後の継続的な事業拡大及び競合企業との差別化を図るためには、犬猫の飼い主に対する自社ECのブランド確立及び認知度の向上が必要不可欠であると考えております。 当社グループは今後も引き続き、ネット広告等を利用した自社ECの広告宣伝活動を通じ、犬猫の飼い主の認知度が高いサイトを目指してまいります。 ③ DXプラットフォームの強化 当社グループの事業は、Eコマースでの展開を中心としており、事業運営に係るDXプラットフォームの重要性が極めて高いことから、当該プラットフォームを安定して稼働させることが重要な課題であると認識しております。このため、安定した事業運営を行うにあたっては、新たな機能やサービスの導入等の継続的なシステム開発、アクセス数の増加等を考慮したサーバー管理や負荷分散等の対応及びセキュリティの一層の強化等の安定的なシステム運用が求められております。当社グループでは今後、システムプラットフォーム開発及び安定運用のための人員確保、突発的なアクセス増加にも耐えられるようなサーバー設備の強化や社内エンジニアの教育・研修の実施等に努めてまいります。 ④ 物流機能の強化 当社グループの事業であるペットヘルスケア商品販売のEコマースにおいては、今後も継続的な成長が見込めることから、その成長の実現にあたっては、受注件数の増大に対応した物流機能の強化が重要な課題であると認識しております。受注件数の増加に対応するため、当社グループが運営する自社物流センターでは、システムによる入出荷、在庫管理を行っております。しかしながら、突発的な受注増や複雑化する物流業務に対して今後も安定的な運用を維持していくためには、さらなる出荷能力の向上及び業務の効率化が不可欠となっております。そのため、当社グループでは、自社で開発したクラウド型の倉庫管理システムにより入出荷プロセスの最適化に努めること及び外部の物流業者に業務委託を行うことで、出荷能力の拡大及び業務の効率化に取り組んでまいります。 ⑤ 人材の育成及び確保 今後の事業拡大及び収益基盤の確立のためには、当社グループ従業員の継続的な能力育成及び成長機会の提供と優秀な人材の確保が重要な課題であると認識しております。そのため、採用面においては、中途採用を中心に優秀な人材の確保に努めてまいります。また、人的基盤を強化するために、研修受講等による採用担当者のスキル向上など採用体制の強化、教育・育成・指導の実施、社員の職位・職務に応じた適切な研修制度の確立及び人事評価制度の高度化等を積極的に推進し、当社グループ従業員の教育・育成を進め、働き甲斐のある職場環境の整備を行ってまいります。 ⑥ コーポレート・ガバナンス機能の強化 当社グループは、成長段階にあり、業務運用の効率化やリスク管理のための内部管理体制のさらなる強化が重要な課題であると認識しております。このため、バックオフィス業務の整備を推進し、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでまいります。具体的には、コンプライアンスマニュアルの制定等コンプライアンスを徹底する体制の強化に加え、基幹業務システムの有効活用による業務の効率化、事業部門サイドと管理部門サイドのコミュニケーションの徹底、継続的な内部監査の実施による内部管理体制の強化、監査等委員監査の実施によるコーポレート・ガバナンス機能の充実、定期的なコーポレート・ガバナンスに関する社内教育の実施などを引き続き行ってまいります。
事業等のリスク8,262字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。ただし、これらは当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見し難いリスクも存在します。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 当社グループの事業環境について ① Eコマース普及の可能性について 当社グループは、インターネット上におけるペットケア商品の販売を行うEコマース(ペットコマース事業)を主体に事業を展開しております。当社グループの今後の成長を図る上でEコマースのさらなる発展が前提にあると考えております。 国内Eコマース市場は着実に成長を続けており、2024年の消費者向け国内Eコマース市場は26.1兆円(前年比5.1%増)(注)と報告されております。当社グループが属する物販系分野は、15.2兆円(前年比3.7%増)(注)と着実に市場規模が拡大しております。 当社としては、最新の情報を入手し、当該環境に対応した事業方針や戦略策定等の対策検討に努めますが、今後新たな法的規制の導入、技術革新の遅れなど、当社の予期せぬ要因によって、Eコマースの発展が阻害された場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (注) 経済産業省「電子商取引に関する市場調査」(2025年8月公表) ② 犬猫の頭数について 当社グループが取扱うペットケア商品やペットサービスは、犬猫を対象としたものとなります。近年、犬の飼育頭数が減少傾向、猫の飼育頭数は微増傾向で推移しております。当社としては最新の情報を入手し、当該環境に対応した事業方針や戦略策定等の対策検討に努めますが、今後、動物愛護管理法による規制強化や社会環境の変化等により犬猫の飼育頭数に著しい減少が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競争の激化による業績変動について ペットコマース市場においては、競合他社が複数存在します。当社としては、UI/UXの最適化によるサブスクコマースの強化、自社ECのブランド価値の向上及びDTCブランド製品の強化に努め、特徴のあるサービスを提供することで競争優位性を有していると考えておりますが、競合他社との競争の激化による顧客の流出やコストの増加等が発生した場合には、新規顧客件数や既存顧客件数の減少のほか、販売価格の低下、広告宣伝費の増加等の理由により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 市場環境の急激な変化に伴うブランド価値の毀損リスク 当社グループが展開するペットメディア事業においては、消費者の嗜好や価値観の変化、社会的トレンドの急速な移り変わりが、既存ブランドの魅力や市場適合性に影響を与える可能性があります。特に、SNSや口コミなどの情報流通手段の多様化・即時化により、ネガティブな評判や批判が拡散された場合、ブランドイメージが一時的あるいは恒常的に毀損されるリスクがあります。 また、ブランドに対する社会的期待や倫理的要請の変化に対応できなかった場合にも、消費者との信頼関係が損なわれる可能性があります。 そのため、当社グループではこれらの動向に関する情報収集を行っておりますが、既存のSNSにおけるユーザーの利用動向の変化や、新たなSNSの流行に対して、当社グループの適切な対応が遅れた場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑤ 法的規制等について 当社グループは「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」、「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「製造物責任法」、「特定商取引に関する法律(特商法)」、「不正競争防止法」、「消費者契約法」、「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」、「商標法」等による法的規制を受けております。 当社グループでは、これらの法令等を遵守するための管理体制及び従業員教育を徹底し、コンプライアンス管理体制の整備に努めておりますが、これらの法令に違反する行為が行われた場合、法令等の改正又は新たな法令等の制定により法的規制が強化された場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、薬機法の規定により、動物用医薬品を陳列、販売するには、「動物用医薬品販売業」の許可が必要となり、当社は神奈川県にて「動物用医薬品店舗販売業」の許可を得ております。もし何らかの理由によって許可が取消しを受けた場合には、当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 当社グループの事業の内容について ① 特定のオンラインモールへの依存について 当社グループにおけるペットヘルスケア事業では、楽天グループ株式会社が運営する「楽天市場」、ヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」、アマゾンジャパン合同会社が運営する「Amazon.co.jp」及びKDDI株式会社が運営する「au PAY マーケット」といった大手オンラインモールに出店しており、各社の規約に従いサービスを提供しております。当社グループの売上全体に占める他社ECに出店した店舗の売上は約60%となっております(2026年3月期)。 当社グループにおいては、複数のオンラインモールへの出店や自社ECの運営などにより、一つのオンラインモールに依存しない運営体制を構築しておりますが、今後、各オンラインモールを取り巻く環境の変化等により、オンラインモールの集客力が変動し、利用する顧客が減少することにより、当社グループの出店店舗の運営に支障が生じた場合、また、今後のオンラインモール運営者の経営方針の変更等により、手数料率の引き上げに伴うオンラインモールへの出店に関する費用が増加した場合、オンラインモール運営者との関係悪化や規約違反による出店契約解消、オンラインモールにおけるシステムトラブル、モール閉鎖等により、当社グループが出店する店舗の運営が継続不能となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定の仕入先への依存について 当社グループの全仕入金額に占める割合が10%以上となる主要仕入先の数及び仕入金額の割合の合計は、2社にて約72%となっております(2026年3月期)。当社グループでは、新たな仕入先の開拓に努めながらも、これら主要仕入先との取引も引き続き拡大していく方針であります。 しかしながら、何らかの事情により、新たな仕入先の開拓がうまく行かず、主要仕入先との取引条件が大きく悪化した場合又は取引額が大幅に減少した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③ ナショナルブランド商品への依存について 当社グループの商品売上は、ナショナルブランド商品が占める割合が大きくなっています。当社グループは、DTCブランド製品の開発に努めながらも、ナショナルブランド商品の適切な在庫量の確保を行い、顧客に安定供給できるように取り組んでいく方針であります。 しかしながら、製造業者の事情や方針変更等により、当該商品の長期欠品や大幅な値上げ等が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 物流機能について 当社グループでは、神奈川県厚木市に自社運営による物流センターを構え、取扱商品の検品・保管・仕分・梱包といった物流関連業務を行っております。当社グループは、商品出荷件数の増加に応じて、業務フローを最適化し安定した出荷ができる環境の整備に努めるとともに、他社の物流拠点も活用を行っていく方針であります。しかしながら、これらを適時に行えず物流関連業務に滞りが発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 特定の配送業者への依存について 当社グループでは、お客様への商品配送の大部分を特定の配送業者に委託しております。当社グループとしては同社との良好な取引関係の維持に努めるとともに、適正サイズでの商品発送を行ってまいります。しかしながら、近年の配送ドライバー不足などの影響を背景に配送料の大幅な値上げや取引関係の縮小などがあった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ DTCブランドの製品開発について 当社グループの商品のうち一部は、当社グループの商品開発部門と製造委託企業が共同で商品開発を行い、当社グループの保有するブランド名称の下、製造委託企業にて製造されるDTCブランド製品であります。これらの製品開発においては、商品開発部門が調査を行い、さらに必要に応じ顧問弁護士に再調査依頼又は相談をするなど、第三者の知的財産権を侵害しないことを確認する体制を構築しております。しかしながら、当社グループによる製品開発に際して、意図せず第三者の知的財産権の侵害が生じた場合には、当社グループへの損害賠償責任の追及や商品販売を制限されることで、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが販売したDTCブランド製品の表示内容については、ペットフード安全法及びペットフード公正競争規約で定められている表示項目の確認を行っておりますが、製品の内容について不具合等が発生した場合には、大規模な返品、製造物責任法に基づく損害賠償や対応費用の発生により、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 需要予測に基づく商品仕入れと価格変動について 当社グループのペットコマース事業において販売する商品の大部分は、需要予測に基づいた仕入れを行っております。しかしながら、実際の受注が需要予測を上回った場合には販売機会を失うこととなり、実際の受注が需要予測を下回った場合には、過剰在庫が発生しキャッシュ・フローの悪化や商品評価損が発生する可能性があります。当社グループでは販売時及び仕入時の社内フローを整備することで、キャッシュ・フローの悪化や商品評価損の発生を防止するとともに、販売機会を失うことがないように対応する方針であります。 また、当社グループのDTCブランド製品の原材料等の価格変動や海外情勢等の外的な要因により仕入価格が高騰した場合には、代替する原材料への変更等の対応を行いますが、代替する原材料が適時に調達できない場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 主要SNSのユーザー利用動向やプラットフォームの規制変更等について ペットメディア事業は、Instagramを中心としたSNSプラットフォーム上でのマーケティング手法を中心に事業を行っております。利用者が増加傾向にあるSNSプラットフォームは広告媒体としての訴求力が高まることから、各SNSプラットフォームのユーザーの利用動向は重要な指標となります。 そのため、当社グループではこれらの動向に関する情報収集を行っておりますが、既存のSNSにおけるユーザーの利用動向の変化や、新たなSNSの流行に対して、当社グループの適切な企画変更等の対応が遅れた場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。また、広告関連の規約・規制等の変更により、従来可能であった広告手法を用いることができなくなる可能性があり、当社グループのマーケティング手法や体制の変更等の対応が遅れた場合や、SNSのセキュリティ面の不備により当該プラットフォームの信頼性に疑義が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 ⑨ システムトラブルについて 当社グループは、Eコマースの管理を始め、受注、発注、仕入、在庫管理、発送、売上までの多くの業務を当社が開発、運用する業務管理システムに依存しております。これらのシステムでは、それぞれ予備系統や予備データの保有機能等の二重化措置やファイアウォール、ウィルスチェック等、外部からの攻撃を回避するための対策を講じております。しかしながら、地震、台風等の自然災害、事故、停電など予期せぬ事象の発生や想定を超えたアクセスの急激な増加、コンピュータウィルスの侵入、人為的な破壊行為又は構築したアプリケーション内の不具合等、様々な要因によって当社グループのシステムの障害又は通信ネットワークに障害が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 個人情報の取扱いについて 当社グループは、Eコマース等による商品の販売に際してお客様の氏名、住所等の申し出を受け、多くの個人情報を保有しており、個人情報保護法の適用を受けております。このため、当社グループは、個人情報にかかる取り組みとして、データの暗号化、厳格なアクセスコントロール等に努めているほか、個人情報保護方針、個人情報保護規程及び情報セキュリティ管理規程を制定し、契約社員や派遣社員を含む全社員を対象とした社内教育の徹底と管理体制の構築を行っております。また、2018年3月には、プライバシーマークの付与を受けるなど、情報管理体制の整備強化に努めております。 しかしながら、外部からの不正なアクセスや想定していない事態によって個人情報の外部流出が発生した場合には、当社グループの業績及び企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 風評被害について 当社グループは、Eコマースによる販売を主体としており、当社グループが取扱う商品や当社グループのサービス内容について、インターネット上での書き込みが発生しやすい状況にあります。当社グループに対する否定的な風評が発生し流布した場合に、それが事実に基づくものであるか否かに関わらず、当社グループの社会的信用に影響を与える場合があります。当社グループでは「カスタマーレビューガイドライン」を公開し、お客様がレビューを投稿する時の参考にしていただくとともに、趣旨にそぐわない内容や当社を陥れるような内容の場合、当該レビューを削除する対応を行っており風評被害リスクの早期発見及び影響の極小化に努めておりますが、悪質な風評が流布した場合には当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 知的財産権について 当社グループは、運営するサイト名称やDTCブランド製品について商標登録を行い、商標権など知的財産権を所有しており、法令の定めに則って権利の保全に努めておりますが、第三者による当社グループの権利の侵害により、企業・ブランドイメージの低下、商品開発の阻害を招いた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが運営するEコマース上で販売する商品及び掲載する画像については第三者の知的財産権を侵害しないように監視・管理を行っておりますが、今後も知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが提起されないという保証はなく、そのような事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 組織体制について ① 代表者への依存について 当社の設立者で当社グループの事業推進の中心人物でもある代表取締役社長黒澤弘は、経営方針や経営戦略等、当社グループの事業活動全般において重要な役割を果たしており、同氏に対する当社グループの依存度は高くなっております。 当社グループにおいては、同氏に過度に依存しない経営体制を構築すべく、他の取締役や従業員への権限委譲や情報共有を進めておりますが、何らかの理由により同氏の職務遂行が困難となった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 小規模組織であることについて 当社グループの組織体制は小規模であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。当社グループは今後の事業拡大に向けた優秀な人材の採用やその後の人材の育成や管理職への登用を行い業務執行体制の充実を図っていく方針であります。また、当社グループは女性の活躍を推進するための就業環境の整備を推進しております。しかしながら、人材の確保が適時適切に行えない場合には当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 内部管理体制の構築について 当社グループの継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識しており、今後とも業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のために内部管理体制の構築及び適切な運用を徹底してまいります。しかしながら、事業が急速に拡大することにより、内部管理体制が追いつかず、コーポレート・ガバナンスが有効に機能しなかった場合には、適切な業務運営を行うことができず、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他 ① のれん減損に関するリスク 当社グループは、過去の企業結合に伴うのれんを計上しておりますが、業績の悪化等により減損の兆候が生じ、子会社等の収益性が著しく低下したことで回収可能価額である割引前将来キャッシュ・フローがのれんの帳簿価額を下回る場合には、のれんの減損処理を行う可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 有利子負債の依存度について 当社グループは、設備投資や運転資金に必要な資金を主に金融機関からの借入で調達しており、有利子負債が1,116,519千円(2026年3月末現在)、総資産に対する有利子負債依存度が35.3%(2026年3月末現在)と高い状況にあります。現状は借り換えも含めて順調に資金調達ができておりますが、今後、金利水準が上昇した場合や計画どおりに資金調達ができなかった場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ③ 新株予約権の行使による1株当たりの株式価値の希薄化について 当社では、当社役員、当社従業員及び外部の協力者に対するインセンティブを目的として、新株予約権(以下「ストック・オプション」)を付与しております。 提出日の前月末現在にて、これらのストック・オプションによる潜在株式数は289,600株であり、発行済株式総数1,889,200株の15.3%に相当しております。これらのストック・オプションが権利行使された場合、新株式が発行され、1株当たりの株式価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 新株予約権の詳細については、「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況」をご参照下さい。 ④ 配当政策について 当社は、創業以来、経営基盤の強化及び積極的な事業展開に備えるため、内部留保の充実を図り、配当を実施しておりません。株主に対する利益還元については経営の最重要課題の一つとして位置付けておりますが、当面は内部留保の充実に注力する方針であり、事業規模や収益が安定成長段階に入ったと判断された時点で、経営成績・財政状態を勘案しながら、配当による株主への利益還元に努める所存であります。 ⑤ 災害等について 台風、地震、津波等の自然災害、火災、大規模な停電、感染症の拡大が発生した場合、当社グループのサービス運営に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの主要な拠点においてこれらの災害等が発生した場合には、在庫の損失や配送遅延、サービスの一時停止等といった事態の発生により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 当社グループでは、テレワーク勤務体制や他社拠点の活用による物流業務の分散化を行うことで、有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じております。
経営成績の分析 (MD&A)6,898字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く経済環境は、物価上昇の影響を受けつつも、個人消費は緩やかに増加しております。また、当社グループが取り扱うペットフードやペット用品は、犬猫の日常生活に必要な消費財であります。 当社グループが属するペット業界におきましては、犬の飼育頭数が減少傾向、猫の飼育頭数は微増傾向であることに加えて、原材料価格の高騰や急激な円安に伴う価格改定が頻繁に行われており、物量の大幅な拡大は見られておりません。一方で、健康志向の高まりによって高付加価値商品に対する飼い主の需要が増加しており、ペット市場の中でもヘルスケアの分野は着実に拡大しております。 また飼育頭数が減少する中でも、医療技術の進歩や健康志向の高まりなどペットに対する意識が変化しており、ペットの平均寿命が長くなると同時に、1頭当たりのペット関連年間支出額も増加傾向となっており、「ペット関連支出の増加」及び「犬猫の平均寿命の伸長」により、ペットヘルスケア市場は今後も堅調に推移していくことが予想されます。 このような状況の中、当社グループは「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド~ペットライフを幸せに・世の中を幸せに」という当社のスローガンを実現すべく事業に取り組んでまいりました。 当社グループは、「DTCシフト」を中期成長戦略として掲げており、ナショナルブランドを主体とした事業構造からDTCブランドを主体とした事業構造にシフトしていくことを目指しております。また、新規領域への取り組みの一環として、2025年4月に株式会社FLAFFY、2025年12月に株式会社DogHuggyの株式を取得しました。 当連結会計年度については、食事療法食に関するDTCブランド製品の上市やオフライン店舗へのDTCブランドの展開を拡大し、加えてDTCブランドの成長に向けた広告販促投資等の施策を実施しました。その結果、DTCブランド製品の売上高2,492,797千円(前連結会計年度比27.8%増)となり、ブランド売上高合計に占めるDTCブランドの売上高比率は33.7%まで拡大しております(前連結会計年度は20.9%)。一方、ナショナルブランド商品売上高は、一部ナショナルブランド商品の商流変更による影響により減少しました。 これらの結果、売上高は7,420,426千円(前連結会計年度比17.8%減)、営業損失は204,110千円(前連結会計年度は営業利益228,482千円)、経常損失は227,303千円(前連結会計年度は経常利益207,285千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は269,893千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益128,341千円)となりました。 当連結会計年度に、株式会社FLAFFYの株式を取得し連結子会社としており、新たに「ペットメディア事業」と記載しております。ペットゴー株式会社及びペットゴープロダクツ株式会社のペットヘルスケア事業につきましては、「ペットコマース事業」と記載しております。また、株式会社DogHuggyについては報告セグメントに含めておりません。セグメント毎の業績は次のとおりであります。 a.ペットコマース事業 当連結会計年度におけるペットコマース事業は、新規製品の上市、DTCブランドのオフライン展開の拡大及び広告販促投資等の施策を実施した結果、売上高は7,126,572千円、セグメント利益(営業利益)は99,466千円となりました。 また、ペットコマース事業における自社ECと他社EC等別の売上高は以下の通りとなります。 ・自社ECと他社EC等別の売上高 (単位:千円) 販売経路別   第21期   第22期   増減 自社EC   3,139,754   2,197,733   △942,021 他社EC等   5,892,820   4,928,839   △963,981 合 計   9,032,575   7,126,572   △1,906,003 b.ペットメディア事業 当連結会計年度におけるペットメディア事業の売上高は291,491千円、セグメント利益(営業利益)は57,498千円となりました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して、147,307千円減少し、3,163,309千円となりました。 流動資産は、前連結会計年度末と比較して、612,199千円減少し、2,601,475千円となりました。これは主に現金及び預金が424,856千円及び売上の減少に伴い商品が297,944千円減少したことによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末と比較して464,891千円増加し、561,833千円となりました。これは主に、株式会社FLAFFY及び株式会社DogHuggyの株式の取得に伴いのれんが350,560千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して、39,926千円増加し、2,124,392千円となりました。 流動負債は、前連結会計年度末と比較して、60,141千円増加し、1,836,804千円となりました。これは主に、買掛金が91,924千円増加したことによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末と比較して、20,215千円減少し、287,587千円となりました。これは主に、返済により長期借入金が61,407千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して、187,233千円減少し、1,038,916千円となりました。これは主に、自己株式の処分により自己株式が40,555千円減少した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失269,893千円を計上したことによるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末と比べ424,856千円減少し、838,739千円となりました。当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、46,955千円の支出(前連結会計年度は89,425千円の収入)となりました。これは主に、減少要因として、税金等調整前当期純損失の計上227,303千円(前連結会計年度は税金等調整前当期純利益の計上207,285千円)、売上債権の増加額58,688千円(前連結会計年度は売上債権の減少額94,312千円)及び法人税等の支払額117,912千円(前連結会計年度は法人税等の支払額45,909千円)があった一方で、増加要因として、のれん償却額の計上44,526千円、棚卸資産の減少額298,054千円(前連結会計年度は棚卸資産の減少額247,128千円)があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、372,288千円の支出(前連結会計年度は37,344千円の支出)となりました。これは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出304,734千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、5,612千円の支出(前連結会計年度は310,082千円の収入)となりました。これは主に、減少要因として、長期借入金の返済による支出73,419千円(前連結会計年度は長期借入金の返済による支出63,310千円)があった一方で、増加要因として短期借入金の増加額63,307千円(前連結会計年度は短期借入金の増加額61,851千円)があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b. 受注実績 当社グループは、受注に該当する事項がありませんので、受注実績に関する記載はしておりません。 c. 仕入実績 事業の名称   仕入高(千円)   前年同期比(%) ペットコマース事業   4,823,251   79.5 (注)「ペットメディア事業」では仕入を行っていないため、仕入実績は記載しておりません。 d. 販売実績 事業の名称   販売高(千円)   前年同期比(%) ペットコマース事業   7,126,572   78.9 ペットメディア事業   291,491   ― (注)2025年4月1日付で株式会社FLAFFYの株式を取得しており、新たに「ペットメディア事業」を報告セグメントとしたため、前年同期比は記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度の財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載しております。 (売上高、売上原価、売上総利益) 新たなDTCブランド製品の上市や広告販促投資を継続して実施した結果、DTCブランド製品の売上高2,492,797千円(前連結会計年度比27.8%増)となりました。一方、ナショナルブランド商品売上高は、一部ナショナルブランド商品の商流変更による影響により減少した影響で、売上高は7,420,426千円(前連結会計年度比17.8%減)となりました。 また、売上高の減少により仕入高が減少したため、売上原価は5,146,395千円(前連結会計年度比17.3%減)となりました。その結果、売上総利益は2,274,031千円(前連結会計年度比19.0%減)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 売上高減少により、運賃及び荷造費が679,225千円(前連結会計年度比7.4%減)、販売手数料が419,029千円(前連結会計年度比4.8%減)、決済手数料が196,387千円(前連結会計年度比22.8%減)となりました。結果として販売費及び一般管理費は2,478,142千円(前連結会計年度比3.9%減)となりました。その結果、営業損失は204,110千円(前連結会計年度は営業利益228,482千円)となりました。 (営業外損益、経常利益) 一部敷地の転貸による受取賃貸料21,721千円(前連結会計年度比8.3%減)を計上した結果、営業外収益は27,955千円(前連結会計年度比1.6%減)となりました。 金融機関に対する支払利息17,816千円(前連結会計年度比32.5%増)、一部敷地の転貸及び物流センター移転に伴う支払賃料33,082千円(前連結会計年度比44.7%増)を計上した結果、営業外費用51,148千円(前連結会計年度比3.1%増)となりました。 その結果、経常損失は227,303千円(前連結会計年度は経常利益207,285千円)となりました。 (法人税等合計、親会社株主に帰属する当期純利益) 課税所得の減少により法人税等合計は28,890千円(前連結会計年度比63.4%減)となりました。その結果、親会社株主に帰属する当期純損失は269,893千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益128,341千円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金は自己資金及び金融機関からの借入金を基本としております。また、持続的な成長を図るための投資を行っており、これらに必要な資金については金融機関からの借入を中心として調達しております。 運転資金の主要な使途としては、仕入代金、人件費、運賃及び荷造費、販売手数料、支払家賃等があります。持続的な成長を図るための投資としては、広告宣伝費及び研究開発費があります。 なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は838,739千円に対して、短期借入金の残高は824,998千円であり、流動性を確保しております。 ③ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、経営方針、経営戦略及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 目標とする経営指標」に記載のとおり、売上高、DTC売上高、営業利益及び営業利益率としております。 当社グループは、これまでペットコマースを通じて培ってきた顧客基盤及びペットデータを競争力の源泉として、ペットコマースを中心に事業を展開してまいりました。一方で、外部環境の変化を踏まえ、従来のナショナルブランド中心・コマース主体の成長モデルから、収益構造の転換及び次なる成長モデルの構築を進めております。 今後は、自社EC及び他社ECによる収益基盤の再構築、食事療法食及びプレミアムフード等を中心としたDTCブランドの拡大、グループ会社との相互送客及びM&Aによるコト消費領域への展開及びアライアンスを通じた新たな顧客接並びに収益機会の創出に取り組むことで、ペットライフ市場における事業領域の拡大を図ってまいります。 このような方針のもと、売上高については、既存のペットコマース事業の再成長に加え、メディア、ケア等のペットライフ領域への展開を通じたグループ全体の成長を測る指標として位置付けております。DTC売上高については、当社グループの収益構造の改善及び利益率向上に資する高粗利ブランドの成長度合いを測る指標として位置付けております。また、営業利益・営業利益率については、事業構造転換の進捗及び持続的な収益力の向上を測る指標として重視しております。 当該指標に対する今後の方針としては、EC、DTC、M&A及びアライアンスの4つの成長ドライバーを通じて、売上高の再成長、DTC売上高の拡大及び営業利益・営業利益率の改善を図ってまいります。特に、DTCブランドの拡大による粗利率の改善、既存ECの効率化、グループ会社とのシナジー創出及び新たなペットライフ領域での収益機会の獲得により、持続的な成長及び中長期的な企業価値の向上につなげてまいります。 なお、2026年3月期に掲げておりました主要な経営指標の実績は、以下に記載のとおりであります。 決算情報等   2025年3月期実績   2026年3月期実績 (自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)   (自  2025年4月1日  至  2026年3月31日) 売上高(千円)   9,032,575   7,420,426 営業利益又は営業損失(△)(千円)   228,482   △204,110 営業利益率(%)   2.5   △2.8 DTCブランド売上高(千円)   1,950,151   2,492,797 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。連結財務諸表の作成に用いた会計上の見積り及び仮定のうち、特に重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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