概要
ペットゴー株式会社は2004年設立、2022年に東証グロース市場へ上場したペット用品の総合通販企業である。自社ECや楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon.co.jpといったマルチチャネルでペットフード、動物用医薬品、サプリメントなどのペットヘルスケア商品を販売する。2026年3月期の売上高は74億円、従業員数56名。東京都中野区に本社を置く。
マルチチャネルと定期購入が支える収益構造
ペットゴーの販売チャネルは自社ECと他社ECが中心で、オンライン売上高比率は約90%に達する。そのうち約80%はリピート顧客による購入である。定期購入(サブスクコマース)は利便性の高さから自社EC売上高の56%を占め、顧客の継続利用を促進している。アクティブ購入者数は46万人、累計ユニーク購入者数は277万人に拡大しており、オフラインではホームセンターへの卸売も行う。
DTCブランド「ベッツワン」へのシフト
2020年4月に発売したDTCブランド「ベッツワン」シリーズは、食事療法食「ベッツワンベテリナリー」や総合栄養食「ベッツワンプレミアム」、ノミ・マダニ駆除薬「ベッツワンプロテクトプラス」などを展開する。2026年3月期にはDTCブランドの売上高が前年比27.8%増の24.9億円となり、ブランド売上高に占める比率は33.7%に上昇した。ナショナルブランド主体の事業構造から自社ブランド主体への転換を進めている。
M&Aで広がる事業領域
ペットコマース事業に加え、2025年4月にペットメディア事業を手がける株式会社FLAFFYを、同年12月には犬の預かりマッチングプラットフォームを運営する株式会社DogHuggyを連結子会社化した。FLAFFYはSNS運用やペットイベントの企画・運営で20万人超のフォロワーを持ち、DogHuggyは家庭的な環境で犬を預けたい飼い主とドッグホストをマッチングする。既存の顧客基盤とペットデータを活用し、メディアやケアといったコト消費領域へ拡大している。
収益の変調と再構築の途上
2026年3月期の連結業績は売上高74億円(前期比17.8%減)、営業損失2億円、親会社株主に帰属する当期純損失2.7億円と赤字に転落した。一部ナショナルブランドの商流変更や、DTCブランドへの広告販促投資が影響した。ペットコマース事業のセグメント利益は0.99億円と前年の2.3億円から減少。一方、ペットメディア事業は0.57億円のセグメント利益を計上した。キャッシュ・フローも営業活動で0.47億円の支出となっている。
業界の中での役割はペットヘルスケア製品のDTC通販・卸売にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| ペットコマース事業 | 71億円 | 95.9% | — | — |
| ペットメディア事業 | 3億円 | 4.1% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ペットコマース主力
ペットフード、ペット用品、動物用医薬品等を販売。従来動物病院で購入されることが多かったペットヘルスケア商品を、自社ECや他社EC、ホームセンター等のオフラインを通じて提供。DTCブランド「ベッツワン」シリーズを展開し、定期購入を推進。
- 動物用医薬品
- ノミ・マダニ駆除薬、目薬、皮膚薬、外耳炎薬、胃腸薬等。指定医薬品・要指示医薬品以外を販売。
- 食事療法食「ベッツワンベテリナリー」
- 特定の疾病等に対応するために栄養成分を調整した犬猫用の食事療法食。
- 総合栄養食「ベッツワンプレミアム」
- 犬猫の健康維持を目的とした毎日の総合栄養食。
- ノミ・マダニ駆除薬「ベッツワンプロテクトプラス」
- ジェネリック動物用医薬品。
- サプリメント
- 関節、目、下部尿路、腸内環境の健康維持に対応。
- ケア用品
- 薬用シャンプー、歯磨きペースト、デンタルガム、ウェットティッシュ、ペットシーツ、猫砂等。
02ペットメディア準主力
SNS運用やペットイベントの企画・運営を通じて、ペット用品・サービスの紹介やクライアント企業のプロモーション支援を行う。
03ペットケア副次
犬の預かりマッチングプラットフォーム「DogHuggy」を運営。近所の愛犬家と預かり希望の飼い主をマッチングする。
製品と技術
ペットヘルスケア商品:動物用医薬品と食事療法食
ペットゴーの中核商品は、従来動物病院での購入が一般的だったペットヘルスケア商品である。動物用医薬品ではノミ・マダニ駆除薬、目薬、皮膚薬、外耳炎薬、胃腸薬などを取り扱う。食事療法食は、特定の疾病に対応した栄養調整食で、農林水産省基準に適合するものに限定している。いずれも一般のECやホームセンターで購入できる点が特徴で、飼い主の利便性を高めている。
DTCブランド「ベッツワン」シリーズの全容
2020年に発売したベッツワンシリーズは、食事療法食の「ベッツワンベテリナリー」、総合栄養食の「ベッツワンプレミアム」、ノミ・マダニ駆除のジェネリック医薬品「ベッツワンプロテクトプラス」の3本柱で構成される。さらに関節や目・下部尿路・腸内環境向けサプリメント、薬用シャンプー、歯磨きペースト、デンタルガム、ウェットティッシュ、ペットシーツ、猫砂などの日用品も展開。OEMパートナーによるファブレス生産で、自社企画・販売の一貫体制をとる。
新領域:ペットメディアと預かりマッチング
ペットメディア事業を担うFLAFFYは、SNS運用(総フォロワー20万人超)とペットイベントの企画・運営を通じて、ペット用品やサービスを紹介する。クライアント企業のプロモーション支援やコラボアイテム販売も行う。DogHuggyは、近所の愛犬家(ドッグホスト)と飼い主をマッチングする犬の預かりプラットフォームで、旅行や冠婚葬祭時に家庭的な環境で預けられるサービスを提供する。両事業はペットコマースの顧客基盤と連携し、相互送客やデータ活用によるシナジーを狙う。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
小売業のなかでの位置
ペット用品小売、業績悪化で赤字転落
ペットゴーは小売業に属し、ペット用品を販売。売上高は99億円から74億円へ減少、営業利益も2025/3期は2.22%だったが2026/3期は▲2.7%と赤字転落。同業のトライアルHDや光フードサービスと比較して、同社は収益性が低く、競合劣位にある。特にトライアルHDは規模も大きく、価格競争で劣勢。まんだらけのような専門性で差別化する同業も存在。
強み
- ペットに特化した品揃えで、顧客からの認知度は一定水準。
- 全国に店舗展開しており、一定の顧客ベースを有する。
- ペットフードなど消耗品の定期購入が見込めるビジネスモデル。
- リアル店舗に加えECチャネルでの成長余地がある。
課題
- 直近3期で売上が減少傾向。需要減退や競合に押されている可能性。
- 営業損失を計上。コスト構造の見直しが必要。
- トライアルHDなど大型店との競争が激しく、価格競争に巻き込まれる。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
小売業の時価総額近傍。太字がペットゴー
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 9978文教堂グループホールディングス | 19億円 | — |
| 2 | 7585かんなん丸 | 18億円 | — |
| 3 | 3370フジタコーポレーション | 16億円 | 12.9倍 |
| 4 | 7462CAPITA | 16億円 | 21.6倍 |
| 5 | 7140ペットゴー | 15億円 | — |
| 6 | 3223エスエルディー | 15億円 | 27.1倍 |
| 7 | 2778パレモ・ホールディングス | 14億円 | 78.2倍 |
| 8 | 7578ニチリョク | 14億円 | — |
| 9 | 9878セキド | 13億円 | — |
| 10 | 8254さいか屋 | 13億円 | 38.6倍 |
| 11 | 2673夢みつけ隊 | 12億円 | 7.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
インターネット専業のペット通販として創業した2004年
2004年11月、東京都新宿区三栄町にペットゴー株式会社を設立。資本金1,000万円で、「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド」をスローガンに掲げ、インターネットを通じたペット用品の通信販売事業を開始した。2005年2月にはウェブサイト「ペットゴー(petgo.jp)」を開設し、同3月から楽天市場、4月にYahoo!ショッピング、2007年4月にはAmazon.co.jpへ出店し、マルチチャネル戦略の基盤を構築した。
ペットヘルスケア商品の取り扱い開始と物流拠点の設置(2007~2008年)
2007年8月、神奈川県愛甲郡に物流センターを設置し、配送体制を強化した。2008年3月には食事療法食、動物用医薬品、サプリメントなど犬猫のペットヘルスケア商品の取り扱いを開始。従来は動物病院で購入されることが多かった商品を一般販売経路で提供することで、飼い主の負担軽減とペットのQOL向上を目指した。この差別化が後の事業成長の核となる。
定期購入とホームセンター販売で顧客基盤を拡大(2013~2017年)
2013年4月、定期購入サービスを開始。消費頻度の高いペットヘルスケア商品との親和性が高く、自社ECの定期購入比率はその後着実に上昇する。2014年9月にはホームセンターでの販売を開始し、オフラインチャネルを開拓。2016年7月、本社を東京都中野区本町に移転。2017年5月には100%出資子会社ペットゴープロダクツ株式会社を設立し、同年10月には動物病院を開院した。
DTCブランド立ち上げと株式上場(2019~2022年)
2019年7月、ペットゴーアプリの提供を開始してデジタル接点を強化。2020年4月、自社企画のDTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売。動物用医薬品のジェネリック品を含む品揃えを拡充し、収益性向上への布石とした。2022年4月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、資金調達と認知度向上を実現した。
M&Aによるペットライフ領域への拡大(2025~2026年)
2025年4月、ペットメディア事業を展開する株式会社FLAFFYを子会社化。同社は20万人超のSNSフォロワーとイベント集客力を有する。同年12月には犬の預かりマッチングプラットフォーム「DogHuggy」を運営する株式会社DogHuggyを子会社化。両社の買収により、物販(モノ消費)からメディアやケア(コト消費)へ事業領域を拡げた。2026年3月には物流センターを神奈川県厚木市に移転し、PFCA(Petgo Fulfillment Center Atsugi)と命名した。
経営環境の変化への対応(2026年3月期)
2026年3月期は、物価上昇やナショナルブランドの商流変更により売上高が減少。DTCブランドへのシフトを加速する一方で、広告販促投資が先行し営業損失を計上した。アクティブ購入者数や定期購入比率は維持しているものの、ペットコマース事業の収益性は低下。ペットメディア事業は黒字を確保し、グループ全体の再構築が進む。
年表19件を開く
2000年代
- 2004年11月創業「ハッピーペットライフ・ハッピーワールド~ペットライフを幸せに・世の中を幸せに」をスローガンに、インターネットを介したペット用品の通信販売を主たる事業として、東京都新宿区三栄町にペットゴー株式会社(資本金1,000万円)を設立
- 2005年2月インターネットを介したペット用品の総合通信販売を行うウェブサイト「ペットゴー(http://www.petgo.jp)」によるサービス開始
- 2005年3月オンラインモール「楽天市場」へ出店
- 2005年4月オンラインモール「Yahoo!ショッピング」へ出店
- 2007年4月オンラインモール「Amazon.co.jp」へ出店
- 2007年8月神奈川県愛甲郡に物流センターを設置
- 2008年3月食事療法食・動物用医薬品・サプリメント等の犬猫のペットヘルスケア商品の取扱いを開始
2010年代
- 2013年4月定期購入サービスを開始
- 2014年9月ホームセンターでの販売を開始
- 2016年7月本社を東京都中野区本町に移転
- 2017年5月100%出資子会社ペットゴープロダクツ株式会社を設立
- 2017年10月動物病院を東京都中野区本町に開院
- 2018年3月プライバシーマークを取得
- 2019年7月ペットゴーアプリの提供を開始
2020年代
- 2020年4月DTCブランド「ベッツワン」シリーズを発売
- 2022年4月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2025年4月M&A株式会社FLAFFYの株式を取得し、連結子会社化
- 2025年12月M&A株式会社DogHuggyの株式を取得し、連結子会社化
- 2026年3月神奈川県厚木市に物流センター(Petgo Fulfillment Center Atsugi(PFCA))を移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ECでの成長
自社EC・他社ECのUI/UX改善、ポイント施策、パーソナライゼーション、サブスクリプション強化により既存顧客のLTV向上を図り、DTCブランドと主要NBの販売機会を最大化する。
- 02
DTCブランドの拡大
食事療法食、プレミアムフード、動物用医薬品、サプリメント等のDTCブランド品揃えを拡充し、販売チャネル拡大と広告投資を進め、NB依存度を低減し利益率を改善する。
- 03
M&Aによる領域拡大
ペットメディア・預かりプラットフォームなどコト消費領域の企業を子会社化し、顧客基盤・データ活用による相互送客・サービス連携で収益機会を拡大する。
- 04
アライアンスによる成長
デジタル顧客基盤とペットデータを活用し、新サービス開発・送客・広告・データ活用等を推進し、ペットライフプラットフォームの構築を加速する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で56人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は504万円で、4期前と比べて+10.1%。平均年齢は45.1歳、平均勤続年数は7.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年3月 | 458 | 40.6 | 5.1 | 53 | — |
| 2023年3月 | 450 | 41.7 | 5.8 | 52 | — |
| 2024年3月 | 522 | 42.7 | 6.6 | 52 | — |
| 2025年3月 | 493 | 43.4 | 7.8 | 48 | 417 |
| 2026年3月 | 504 | 45.1 | 7.8 | 56 | −357 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。
- 国内ペットゴープロダクツ 株式会社東京都中野区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社FLAFFY東京都中野区 · 連結子会社議決権80.0%
- 国内株式会社DogHuggy (注)3東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は74億円、営業利益は-2億円。前期と比べると減収減益で、売上が-17.8%、利益が-200.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 80億円 | 74億円 |
| 営業利益 | 2億円 | -2億円 |
| 純利益 | 1億円 | -3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は17億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−32.0%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 24 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 25 | 1 | 4.0 | 1 |
| 2024年2Q | 26 | 1 | 3.8 | 0 |
| 2024年3Q | 25 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 23 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 45 | 1 | 2.2 | 1 |
| 2025年4Q | 45 | 1 | 2.2 | 0 |
| 2026年2Q | 38 | −1 | −2.6 | −1 |
| 2026年4Q | 36 | −1 | −2.8 | −2 |
| 2027年1Q | 17 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年3月期からの9期で、売上は84億円から74億円へ88%に減った。直近期の営業利益率は-2.7%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 84 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年3月 | 80 | — | 1 | — | 0 |
| 2020年3月 | 81 | — | 0 | — | 0 |
| 2021年3月 | 95 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年3月 | 97 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年3月 | 100 | — | 2 | — | 2 |
| 2024年3月 | 99 | — | 2 | — | 2 |
| 株式会社FLAFFYの株式を取得し、連結子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 90 | 2 | 2 | 2.2 | 1 |
| 2026年3月 | 74 | −2 | −2 | −2.7 | −3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高74億円のうち、営業利益として残るのは-2億円で-2.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-4.1%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金68.9%51億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.8%25億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.7%-2億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2026年3月期は営業CFが0億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−4億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は8億円で、売上の1.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | −1 | 0 | −3 | −1 | 9 |
| 2021年3月 | 2 | 0 | −2 | 2 | 9 |
| 2022年3月 | −2 | 0 | 1 | −2 | 8 |
| 2023年3月 | −2 | 0 | 3 | −2 | 8 |
| 2024年3月 | 2 | 0 | −1 | 2 | 9 |
| 2025年3月 | 1 | 0 | 3 | 1 | 13 |
| 2026年3月 | 0 | −4 | 0 | −4 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2026年3月期の総資産は32億円。このうち返さなくてよい自己資本が10億円で、自己資本比率は32.0%(業種中央値47.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 20 | 1 | 19 | 6.4 |
| 2019年3月 | 23 | 2 | 21 | 9.6 |
| 2020年3月 | 21 | 3 | 18 | 13.0 |
| 2021年3月 | 23 | 3 | 20 | 15.2 |
| 2022年3月 | 25 | 5 | 20 | 18.3 |
| 2023年3月 | 31 | 9 | 22 | 30.4 |
| 2024年3月 | 33 | 11 | 22 | 34.1 |
| 2025年3月 | 33 | 12 | 21 | 37.0 |
| 2026年3月 | 32 | 10 | 21 | 32.0 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
小売業 322社との比較
同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で322社中256位あたり、逆に低いのは売上成長率で322社中314位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥799で、1年前と比べて-3.5%。過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 18.2倍 |
| PBR | 1.55倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は805円で、25日移動平均線(804.2円)をわずかに上回る水準。直近1か月はほぼ横ばいだが、6月30日に974円への急騰後、売りに押され現在は52週高値980円から約18%下落。出来高は6月30日に52,000株と急増した後、7月以降は1,000〜9,000株前後と低水準で推移。週足では上値の重い展開が続き、25日線との乖離はほぼ無く方向感に欠ける。RSIは48.9と中立圏。需給は薄く、材料待ちの状態とみられる。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERが算出できず、PBRは1.5倍と業界平均2.94倍を下回るが、ROEが-24.1%と大幅な赤字で、直近の業績も売上高減少と営業損失に転じている。配当利回りはデータなしで、業界平均の13.63%と比較できないが、財務状態は悪化傾向。割高と判定するが、PBRは平均比で低く、今後の収益回復が鍵となる。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 18.2倍 | — |
| PBR | 1.55倍 | 2.44倍 |
| ROE | -24.1% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高が減少し、収益性が悪化している。強気派は、過去の黒字実績や業績回復の可能性に期待する。弱気派は、赤字転落や市場環境の悪化を懸念し、事業の持続性に疑問を呈する。ペット市場は成長が期待される分野だが、企業の競争力が課題となっている。
- 市場成長の可能性
ペット市場は拡大傾向にあり、需要回復の余地がある。
- 過去の黒字実績
2025年3月期までは黒字を確保しており、回復力がある。
- 株価の相対的な底堅さ
1年で株価は37%上昇しており、投資家の期待が残る。
- 時価総額15億円に対し売上高74億円の低PSR継続影響中
時価総額15億円を売上高74億円で除すと0.2倍。収益改善時の評価修正余地が大きい
- 2025/3期に営業利益2億円の黒字実績決算発表後影響中
2025/3期は売上高90億円で営業利益2億円を計上。最新の営業損失2億円からの回復余地を示す
- 株価が1年で37.4%上昇し需給改善継続影響弱
直近1年で株価は805円まで37.4%上昇。時価総額15億円と小型で需給が締まれば上昇継続も
- 営業赤字幅は売上高の2.7%に限定通年影響弱
2026/3期の営業損失2億円は売上高74億円の2.7%に過ぎず、売上回復で黒字化しやすい
- 売上高の減少
売上高は減少傾向で、2026年3月期には赤字転落。
- 収益性の悪化
営業利益率はマイナスとなり、経営改善が急務。
- 競争の激化
小売業界は競争が激しく、差別化が難しい。
- 売上高が3期連続減収で減少率拡大通年影響強
売上高は99億円→90億円→74億円と減少し、減収率は9%→18%に悪化
- 営業損益が黒字から赤字転換通年影響強
営業利益は2025/3期の2億円から2026/3期は▲2億円に4億円悪化
- 2026/3期に純損失3億円でROEマイナス通年影響中
純損益は1億円→▲3億円に転落し、ROEは▲24.1%と自己資本を減損
- 無配当で株主還元がない次回株主総会影響弱
配当利回りはデータなし(無配当想定)。個人投資家の売り離れが続く可能性
- 売上高の推移
- 事業縮小の兆候を確認するため。
- 営業損益
- 収益性の回復状況を見るため。
- 店舗数・ネット販売動向
- 販売チャネルの健全性を監視するため。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,504人。区分でいちばん多いのは個人・その他で79.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.9%を占め、残る86.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 50.7 | 61.1 | 69.3 | 69.5 | 79.5 |
| 事業法人 | 49.3 | 16.9 | 15.6 | 14.6 | 13.9 |
| 証券会社 | — | 12.2 | 8.9 | 9.1 | 5.1 |
| 外国法人 | — | 8.1 | 5.8 | 6.7 | 1.4 |
| 自己株式 | — | — | — | 2.9 | 0.2 |
| 外国人個人 | — | — | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | — | 1.7 | 0.3 | 0.0 | — |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 黒澤 弘 | 15.44 |
| 02 | 青柳 和洋 | 8.68 |
| 03 | 中谷 将史 | 5.15 |
| 04 | 小出 文彦 | 3.65 |
| 05 | 株式会社ソウ・ツー | 3.18 |
| 06 | 廣田 智沙 | 2.64 |
| 07 | マネックス証券株式会社 | 2.49 |
| 08 | 株式会社コーポレート・アドバイザーズ | 2.29 |
| 09 | 橋爪 小太郎 | 2.14 |
| 10 | 住友商事株式会社 | 2.12 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-17黒澤 弘新規の大量保有報告15.22%-3.37pt
- 2026-07-21株式会社ブルーインキュベーション新規の大量保有報告19.95%
- 2026-06-18青柳 和洋新規の大量保有報告10.96%+1.09pt
- 2026-05-22青柳 和洋新規の大量保有報告9.87%+1.01pt
- 2026-04-13青柳 和洋新規の大量保有報告8.86%+1.11pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で−103%、1株純資産は9期で−98%。直近期のROEは-24.1%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 4,962 | 22,854 | 27.9 | — |
| 2019年3月 | 8,425 | 38,955 | 26.4 | — |
| 2020年3月 | 13 | 233 | 6.0 | — |
| 2021年3月 | 59 | 292 | 22.7 | — |
| 2022年3月 | 88 | 380 | 26.1 | — |
| 2023年3月 | 86 | 508 | 22.1 | 19.3 |
| 2024年3月 | 93 | 605 | 16.7 | 9.7 |
| 2025年3月 | 69 | 672 | 10.9 | 14.2 |
| 2026年3月 | −144 | 536 | −24.1 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 黒澤弘 | 代表取締役社長(CEO) | 55 | 291,689 |
| 小出文彦 | 取締役副社長(CTO) | 47 | 68,901 |
| 佐藤建史 | 取締役経営企画部長(CF0) | 39 | 2,310 |
| 百田功 | 取締役(監査等委員) | 78 | 26,000 |
| 藤池智則 | 取締役(監査等委員) | 58 | — |
| 伊藤章子 | 取締役(監査等委員) | 46 | — |
| 大久保靖 | 執行役員 兼 管理部長 | — | — |
| 牛田洋子 | 執行役員 兼 SCM部長 | — | — |
| 細谷千恵美 | 執行役員 兼 ビジネス推進部長 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 81 | 4 | 85 | 28 |
| 社外取締役 | 3 | 15 | — | 15 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,197字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,396字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,262字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,898字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第22期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第21期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-30
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-08
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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