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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ニチリョク

NICHIRYOKU CO., LTD.7578 · Standard · 小売業

総合シニアライフサポート企業。首都圏を中心に、宗教法人と業務提携してお墓・納骨堂の販売代行と葬祭サービスを展開。

概要

ニチリョクは、墓石販売・屋外墓地販売・自動搬送式納骨堂運営・葬祭サービスを提供する総合シニアライフサポート企業。1966年にダイレクトメール代行業として創業し、1980年より墓石事業に参入。首都圏を中心に霊園開発支援や葬儀会館を展開。2026年3月期の売上高は17億円、従業員80名。

屋外墓地と納骨堂、葬祭で構成される3事業

お墓事業は屋外墓地と納骨堂の2部門で構成される。屋外墓地では、宗教法人が運営する霊園の販売代行や墓石の施工を手掛ける。納骨堂部門では、自動搬送式の堂内陵墓を展開し、骨壺を収めた厨子が参拝時に墓石形状の枠へ移動する仕組みを持つ。葬祭事業は生花祭壇葬を得意とし、自社ブランド「ラステル」の葬儀会館を横浜市に2店舗運営する。2026年3月期のセグメント別売上高は、屋外墓地5億5千5百万円、納骨堂1億4千4百万円、葬祭10億2千5百万円である。

宗教法人との業務提携が事業の前提

墓地経営は「墓地、埋葬等に関する法律」に基づき、原則として地方自治体または宗教法人・公益法人に限られる。このためニチリョクは、自ら霊園を経営せず、宗教法人等との業務提携契約により開発支援や販売代行を行う。販売権利を営業保証金として差し入れる場合もあり、在庫として保持した永代使用権を販売する。納骨堂についても同様の提携方式を採り、建設資金の債務保証を行うこともある。同社の事業は全て宗教法人との協力関係の上に成り立っている。

売上高減少と損失拡大が続く財務状況

ニチリョクの売上高は2013年3月期の39億円をピークに減少傾向にある。2026年3月期の売上高は17億2千5百万円(前期比22.9%減)となり、営業損失は4億2千万円(前期は1億1百万円の損失)に拡大した。その主因は、屋外墓地の販売可能霊園在庫の減少と葬祭事業の価格競争激化である。ただし、大型葬儀会館「ラステル新横浜」の事業譲渡益10億6千2百万円を計上したため、当期純損失は1億3千3百万円と前期(4億1千8百万円の損失)から縮小した。

単身高齢者を狙う終活プラットフォームへの転換

同社は60〜70代の単身高齢者(いわゆるおひとりさま層)を主要顧客と位置付ける。従来の資産圧縮型経営から、成長投資への転換を図り、終活相談から墓じまい、納骨堂、葬儀までを一貫して提供する「終活プラットフォーマー」への進化を目指す。具体的なサービスとして、頼れる身内がいない高齢者向けの「ニチリョク安心パック」を提供している。また、2026年5月には約6,500基の販売可能区画を有する納骨堂「縁の園」を取得し、在庫制約の解消を図っている。

業界の中での役割は宗教法人等が経営する霊園・納骨堂の開発支援、募集販売代行、および葬儀サービスを提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
17億円
営業利益
-4億円
営業利益率
-23.5%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01お墓事業(屋外墓地・墓石)主力

宗教法人等から墓地の永代使用権を仕入れ、一般顧客に販売。墓石の販売・施工・監修も行う。首都圏の改葬需要に対応し、全国の石材業者と提携した改葬事業部を設置。お寺と協同した供養の提案として「境内墓地」の取り扱いも行う。

主な製品・サービス3
墓地(永代使用権)
宗教法人等が経営する霊園内の墓地の使用権。当社が販売代行または仕入販売を行う。
墓石
当社の仕様に基づき仕入先で加工された墓石。設置・建立工事は当社の監理の下、外注先が行う。
境内墓地
お寺の境内に設けられた墓地。お寺と協同した供養を求める消費者ニーズに対応し、首都圏を中心に紹介する。

02お墓事業(納骨堂)主力

宗教法人等が納骨堂を開発する際、企画開発・建造支援・募集販売代行・管理を業務提携契約に基づき行う。自動搬送式納骨堂「堂内陵墓」は、参拝カードで厨子が墓石状の枠に移動する独自方式。現在、赤坂一ツ木陵苑と大須陵苑を販売中。

自動搬送式納骨堂の先駆け

主な製品・サービス2
堂内陵墓
自動搬送式納骨堂。骨壷を収めた厨子を棚に保管し、参拝時にリフトで墓石形状の枠に移動させる。
永代使用権の独占販売代理
すでに完成している納骨堂の永代使用権を独占販売代理権を取得して販売する。

03葬祭事業準主力

生花祭壇葬を得意とする葬儀社。低価格競争から脱却し、会報配布や終活セミナーで潜在顧客を受注に繋げる。高齢化社会に対応し、身寄りのない高齢者向けに葬儀や生活サポートを提供する「ニチリョク安心パック」や、独自ブランドの葬儀施設「ラステル」を展開。

主な製品・サービス3
葬儀サービス
生花祭壇葬など、ご葬家の希望に沿った葬儀を提供。会員向けの会員価格や終活サポートも行う。
ニチリョク安心パック
身寄りのない高齢者向けに、生活サポートの手配や死亡時の葬儀・諸手続きを提供するサービス。
ラステル
一般葬・家族葬施設を併設した当社独自ブランド。遺族のみで枕飾りができる個室を備える。

製品と技術

屋外墓地の販売と墓石施工の流れ

屋外墓地の販売では、宗教法人から永代使用権を一括仕入して在庫とする方法と、顧客との契約時に都度仕入れる方法がある。墓石は自社の仕様に基づき仕入先で加工したものを調達し、設置工事は外注先が行う。墓地購入時には外柵工事と墓石工事の契約が設定され、工事完了時期は購入から1年〜10年以内などに分類される。このため、販売契約と売上計上時期が乖離する。同社は全国の石材業者と提携し、改葬(墓じまい)事業も展開している。

自動搬送式納骨堂「堂内陵墓」の仕組み

堂内陵墓は、骨壺を収めた厨子をリフトで自動搬送する方式の納骨堂である。参拝者がカードを機械にかざすと、厨子が墓石形状の枠内に移動し、参拝可能となる。第一号の本郷陵苑(1999年開苑)以来、かごしま陵苑、関内陵苑、覚王山陵苑、両国陵苑が完売。現在は赤坂一ツ木陵苑と大須陵苑を販売中である。赤坂一ツ木陵苑にはデジタルサイネージ機能「家系樹」を実装し、家系図や故人情報をタッチパネルで表示できる。2026年5月には茗荷谷陸苑「縁の園」を取得し、約6,500基の販売区画を有する。

葬祭ブランド「ラステル」とニチリョク安心パック

葬祭事業は2000年6月に本格稼動し、生花祭壇葬を強みとする。従来の葬儀社主導型ではなく、遺族が自分らしい葬儀を選べるプランを提供。自社ブランド「ラステル」は神奈川県横浜市西区と鶴見区に施設を持ち、個室での枕飾りや対面が可能な小規模葬儀に対応する。また、単身高齢者向けに「ニチリョク安心パック」を提供。死亡時の葬儀手配から死後手続きまでを一括サポートし、終活相談会や会員制度を通じて顧客との長期的な関係構築を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • お墓事業(納骨堂)自動搬送式納骨堂の先駆け

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

赤字縮小も事業再生途上、小規模小売

ニチリョクは小売業者で、売上高22億円(2025/3期)と小規模。赤字営業が続き、2026/3期は営業利益率-23.53%と大幅悪化見込み。同業のトライアルホールディングスや光フードサービスと比べて規模・収益ともに大きく劣る。店舗数やブランド力も限定的で、業界内では苦戦している。再生施策やコスト削減が急務。

強み

  • 特定の商品カテゴリーや地域で強みを持ち、差別化を図る可能性。
  • 意思決定が速く、市場変化への対応や新規施策導入が容易。
  • 小売業としての運営ノウハウを蓄積。業態転換の基盤がある。
  • 赤字だが、固定費削減や不採算店舗閉鎖で改善の可能性。

課題

  • 営業赤字が継続。2026/3期は売上減少と赤字拡大で資金繰り懸念。
  • 売上高が28億→22億→17億へ減少。顧客離れや競争激化が原因。
  • 小規模で人材・資金が限られ、大規模な再生策を打ちにくい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がニチリョク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13370フジタコーポレーション16億円12.9倍
27462CAPITA16億円21.6倍
33223エスエルディー15億円27.1倍
47140ペットゴー15億円
57578ニチリョク14億円
62778パレモ・ホールディングス14億円78.2倍
79878セキド13億円
88254さいか屋13億円38.6倍
92673夢みつけ隊12億円7.4倍
107603ジーイエット11億円
113174ハピネス・アンド・ディ10億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

ダイレクトメール代行から墓石・霊園販売への転換(1966〜1987年)

1966年12月、ダイレクトメール発送代行を目的として日本ホームサービス株式会社を設立。1973年12月にニチリョク総業株式会社へ社名変更。1980年2月に墓石の販売・施工業を開始し、1983年11月に多摩聖地霊園の販売を開始した。1984年4月には森林公園むさしの浄苑、1987年1月には株式会社ニチリョクへ再度社名変更し、同年4月に鹿児島営業所を設置した。同月には谷山御所霊園の販売も開始している。

1988〜1994年:首都圏へ霊園と営業拠点を拡大

1988年4月、比叡山延暦寺大霊園の販売を開始。1989年8月に日の出工場を設置し、墓石加工の自社拠点を確保。1990年代に入り、三浦霊園(1990年7月)、取手メモリアルパーク(1993年3月)、緑が丘浄苑(1993年7月)、新所沢メモリアルパーク(1993年8月)、千葉ニュータウン霊園(1994年5月)と相次いで新霊園の販売を開始。営業拠点も松戸(1990年6月)、横浜(1993年7月)、浦和(1994年10月)に設置し、首都圏での販売網を拡大した。

1995〜1999年:店頭公開と納骨堂事業への参入

1995年8月に山の手浄苑、町田メモリアルパークの販売を開始。1996年2月には山の手支店と朝霞支店を設置し、本社新社屋を竣工。1997年から1998年にかけて朝霞東霊園、せたがや浄苑、西日暮里道灌山霊園、赤塚霊園、浦和霊園の販売を開始した。1998年2月、日本証券業協会より店頭登録銘柄として承認を受け株式公開。1999年4月には、従来の納骨堂の概念を変える自動搬送式納骨堂「本郷陵苑」の販売を開始した。

2000〜2006年:葬祭事業参入とジャスダック上場

2000年5月、葬祭部門を設置し、同年6月に葬祭事業を本格稼動。2000年9月には会員組織の本部を設置した。2001年には横浜聖地霊園、横浜中央支店、高島平会館を整備。2002年5月に子会社マッチングシステムズを設立するが、2004年3月に清算。2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。2005年にはかごしま陵苑、関内陵苑の販売を開始し、2006年4月にはサン・ライフとの業務・資本提携の基本合意を発表した。

年表46件を開く

1960年代

  • 1966年12月創業ダイレクトメールの発送代行を目的として、東京都杉並区に日本ホームサービス株式会社を設立。

1970年代

  • 1973年12月商号変更日本ホームサービス株式会社よりニチリョク総業株式会社に社名変更。

1980年代

  • 1980年2月墓石の販売・施工業を開始。
  • 1983年11月多摩聖地霊園募集・販売開始。
  • 1984年4月森林公園むさしの浄苑募集・販売開始。
  • 1987年1月商号変更ニチリョク総業株式会社より株式会社ニチリョクに社名変更。
  • 1987年4月鹿児島県鹿児島市に鹿児島営業所(現支店)を設置。
  • 1987年4月谷山御所霊園募集・販売開始。
  • 1988年4月比叡山延暦寺大霊園募集・販売開始。
  • 1989年8月東京都西多摩郡日の出町に日の出工場を設置。

1990年代

  • 1990年6月千葉県松戸市に松戸営業所を設置。
  • 1990年7月三浦霊園販売開始。
  • 1993年3月取手メモリアルパーク募集・販売開始。
  • 1993年7月神奈川県横浜市に横浜営業所を設置。
  • 1993年7月緑が丘浄苑募集・販売開始。
  • 1993年8月新所沢メモリアルパーク販売開始。
  • 1994年5月千葉ニュータウン霊園募集・販売開始。
  • 1994年10月埼玉県浦和市に浦和営業所を設置。
  • 1994年12月白岡霊園募集・販売開始。
  • 1995年8月山の手浄苑募集・販売開始。
  • 1995年8月東京都町田市に町田営業所を設置。
  • 1995年9月町田メモリアルパーク募集・販売開始。
  • 1996年2月東京都世田谷区に山の手支店を設置。
  • 1996年2月埼玉県朝霞市に朝霞支店を設置。
  • 1996年2月東京都杉並区に本社新社屋を竣工。
  • 1997年3月朝霞東霊園募集・販売開始。
  • 1997年6月せたがや浄苑募集・販売開始。
  • 1997年12月西日暮里道灌山霊園募集・販売開始。
  • 1998年2月上場日本証券業協会より店頭登録銘柄として承認を受け株式公開。
  • 1998年9月赤塚霊園募集・販売開始。
  • 1998年9月浦和霊園募集・販売開始。
  • 1999年4月宗教法人興安寺「本郷陵苑(東京都文京区)」募集・販売開始。

2000年代

  • 2000年1月市川聖地霊園募集・販売開始。
  • 2000年5月東京都杉並区に愛彩花事業本部(葬祭部門)を設置。
  • 2000年6月高島平霊園募集・販売開始。
  • 2000年9月東京都豊島区にお互い様ねっとわーく本部(現愛彩花倶楽部)を設置。
  • 2001年1月横浜聖地霊園募集・販売開始。
  • 2001年2月神奈川県横浜市に横浜中央支店を設置(町田支店の業務を移管)。
  • 2001年3月高島平会館を竣工。
  • 2002年5月創業株式会社マッチングシステムズを設立。
  • 2004年3月株式会社マッチングシステムズを清算。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年1月財団法人霊園開発協会「かごしま陵苑(鹿児島市谷山)」募集・販売開始及び神奈川県横浜市に関内支店を設置。
  • 2005年2月宗教法人法國寺「関内陵苑(横浜市中区)」予約募集・販売開始。
  • 2005年3月東京都福生市に多摩支店を設置(山の手支店の業務を移管)。
  • 2006年4月株式会社サン・ライフとの業務提携・資本提携の基本合意。宗教法人法國寺「関内陵苑(横浜市中区)」開苑。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    終活プラットフォーマーへの進化

    終活支援を起点に、墓じまい、納骨堂、葬儀まで一連のサービスをワンストップで提供するプラットフォーム型ビジネスへ転換する。早期顧客接点の確立と継続的な関係構築により、単発ビジネスから継続型ビジネスへ移行する。

  2. 02

    墓じまい需要と納骨堂事業の連動強化

    単身高齢者増加を背景に拡大する墓じまいニーズを捉え、サポートから受け皿となる都市型納骨堂・樹木葬への移行を一体的に提案する体制を強化する。終活支援からの導線を明確化し、安定的な需要を取り込む。

  3. 03

    お墓・葬祭事業の中核機能化

    お墓事業と葬祭事業をプラットフォームの中核サービスとして再定義。多様な供養形態の提供、墓じまい・改葬のトータル提案、事前相談・生前契約の推進により価格競争に依存しない付加価値型モデルへ転換する。

  4. 04

    「おひとりさま」層への顧客戦略強化

    60~70代の単身高齢者や親族関係が希薄な「おひとりさま」層を主要ターゲットに、終活支援から供養・葬儀までの一体的サポートを提供。会員制度や継続的な情報提供で長期的な関係構築を図る。

  5. 05

    マーケティング戦略転換と収益モデル再構築

    広告依存から終活セミナー・会員制度等による多層的な顧客接点へ転換。終活支援→墓じまい→納骨堂→葬儀の導線を構築し、単発収益型から継続的・複合的な収益モデルへ進化させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で80人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は462万円で、9期前と比べて13.1%平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は4.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月136
2018年3月125
2019年3月53246.210.0115
2020年3月55346.210.2112
2021年3月50646.610.8103
2022年3月55046.49.897
2023年3月51648.18.7102
2024年3月50446.07.499
2025年3月45544.85.8101−99
2026年3月46246.64.980−500

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
ラステル久保山 — 神奈川県横浜市西区206百万円
葬祭事業
高島平会館 — 東京都板橋区163百万円
葬祭事業
セレハウス谷原 — 東京都練馬区143百万円
葬祭事業
日の出工場 — 東京都西多摩郡日の出町87百万円
お墓事業
ラステル鶴見 — 神奈川県横浜市鶴見区40百万円
葬祭事業
霊園管理事務所3件 — 埼玉県熊谷市他13百万円
お墓事業
本社 — 東京都中央区12百万円
その他
主な関係会社
  • 国内
    バリューアップ・ファンド投資事業有限責任組合
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権40.4%
  • 国内
    株式会社アリスタゴラ・アドバイザーズ
    東京都港区 · その他の関係会社
    議決権40.4%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は17億円営業利益-4億円前期と比べると減収で、売上が-22.7%。

売上高
-22.7%
17億円
営業利益
-4億円
純利益
-1億円
営業利益率
-23.5%
前期比 -19.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高23億円17億円
営業利益2億円-4億円
純利益1億円-1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4億円、営業利益は−1億円。前年の2026年1Qと比べると、売上は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年4Q6−1
2025年1Q600.0−1
2025年2Q5−1−20.00
2025年3Q600.0−1
2025年4Q500.0−2
2026年1Q5−1−20.0−2
2026年2Q5−1−20.08
2026年3Q4−1−25.0−2
2026年4Q3−1−33.3−5
2027年1Q4−1−25.0−3

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は39億円から17億円へ44%に減った。直近期の営業利益率は-23.5%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月3942
2014年3月3831
2015年3月3410
2016年3月3721
2017年3月3911
2018年3月350−5
2019年3月3311
2020年3月3211
2021年3月26−1−3
2022年3月300−1
2023年3月3211
2024年3月2822
2025年3月22−1−3−4.5−4
2026年3月17−4−7−23.5−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高17億円のうち、営業利益として残るのは-4億円-23.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金29.4%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金94.1%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-23.5%-4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
70.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比27.2pt
-23.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比8.4pt
-5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比13.1pt
-4.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-2.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-5.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−5億円、投資CFが12億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは資産取り崩し型にあたる。本業の赤字を資産売却で埋めながら負債も返している。守りの局面期末の手元現金は3億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月8−90−116
2014年3月305324
2015年3月1−136−1219
2016年3月3−3−4015
2017年3月210317
2018年3月34−11713
2019年3月2−5−2−39
2020年3月33−5610
2021年3月1−76−611
2022年3月3−2−517
2023年3月33−767
2024年3月14−853
2025年3月−12−211
2026年3月−512−673

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は51億円。このうち返さなくてよい自己資本が29億円で、自己資本比率は57.4%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月104376735.8
2014年3月111387334.2
2015年3月117378031.9
2016年3月116377932.1
2017年3月116377932.4
2018年3月99326732.3
2019年3月97326533.4
2020年3月93326135.0
2021年3月97395840.2
2022年3月81295235.9
2023年3月74314341.2
2024年3月65333250.8
2025年3月58292950.0
2026年3月51292257.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
3億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
22億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
48
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中106位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中318位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-4.5%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-23.5%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.4%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-22.7%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥78で、1年前と比べて-38.1%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥78-3.7%1ヶ月+20.0%1年-38.1%時価総額14億円
過去52週の値幅
安値¥64高値¥171

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)11.0倍
PBR0.50倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で1.39%下落と小幅な動きでしたが、前日比5.97%高の71円と上昇しました。25日線(68.88円)は3%上回り、75日線(80.21円)は下回ったままです。52週高値(171円)からは58%下落しており、長期トレンドは弱気です。8月4日には出来高14万株と増加しましたが、直近は8万株前後です。RSIは58.3と中立圏で、材料に乏しい展開が続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PERは実績値がなく予想のみ9.4倍で、同業界平均の39.85倍を大幅に下回るが、これは業績悪化によるもの。PBRは0.1252倍と極端に低く、平均2.97倍を大きく下回るが、ROEは-4.5%と赤字で、純資産が毀損している。配当利回りは0%で無配当。直近3期で売上高は減少傾向にあり、営業赤字が続き、2026/3期も純損失。投資家は清算価値に着目しているが、事業継続性に疑念がある。同業平均と比較すると、収益力の低さを考慮するとバリュエーションは割高とは言い切れないが、業績悪化が深刻で、株価が割高に映る状況。総合的に割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)11.0倍
PBR0.50倍2.44倍
ROE-4.5%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、赤字からの回復可能性。強気派は、過去に利益を出した実績があり、コスト削減や事業再編で再び黒字化できると見る。また、PBRが0.13倍と資産価値を下回っており、株価には下値余地が限定的との見方もある。弱気派は、売上高が毎年減少しており、市場競争が激しい中で事業構造の改善が難しいと懸念する。営業赤字が続き、2026年3月期には赤字幅が拡大する見込みで、事業の継続性に疑問が持たれる。

プラスに働く材料7
  • 資産価値からの下値支え

    PBR0.13倍と純資産に比して株価が割安

  • 再建への期待

    過去には利益計上の実績があり、立て直しの余地はある

  • 少量でも利益が出せる体質

    2024年3月期には最終黒字を確保

  • 純損失が4億円から1億円へ縮小通年影響

    2026/3期の純損失は1億円と前期の4億円から3億円改善

  • PBR0.13倍と解散価値の大幅割れ不定影響

    PBR0.13倍は1株純資産の13%水準。資産価値に比べ株価が低位

  • 売上高の減少幅が縮小傾向通年影響

    売上高は22億→17億円と減収だが、下げ幅は5億円と前期の6億円から縮小

  • 予想PER9.4倍と再生期待決算発表後影響

    予想PER9.4倍は市場が業績回復を織り込んだ水準。低位株として投機的な買いも

マイナスに働く材料7
  • 売上高の縮小トレンド

    2023年3月期の32億円から2026年3月期は17億円予想

  • 赤字の拡大

    営業利益率が2025年3月期▲4.55%、2026年3月期▲23.53%に悪化

  • 事業継続リスク

    赤字が続けば資金繰りや信用不安が生じる恐れ

  • 売上高が3期連続で減収通年影響

    売上高は28億→22億→17億円と連続で減少、直近は前期比23%減

  • 営業赤字が1億円から4億円へ拡大通年影響

    営業利益は-1億→-4億円と赤字幅が拡大。採算が悪化

  • ROE-4.5%と自己資本の毀損継続影響

    ROEは-4.5%と赤字決算で、自己資本が減少する悪循環

  • 無配当で株主還元がない継続影響

    配当利回り0%であり、株主への直接的な還元は行われていない

次の決算で確かめる点
売上高の推移
事業規模の縮小が止まるかどうか
営業損益
赤字からの脱却と黒字化の進捗
自己資本比率
財務の健全性が再建の前提となる

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から66.7%いまの株価に対する利回りは0.00%。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
26.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月15101.9
2020年3月1820.026.1
2021年3月6−66.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,695人。区分でいちばん多いのは個人・その他83.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.8%を占め、残る99.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他84.785.084.385.890.683.5
外国法人0.41.41.23.14.98.2
証券会社3.04.22.26.62.67.3
事業法人8.67.28.82.90.50.8
外国人個人0.00.00.10.10.10.2
自己株式0.10.10.10.10.10.1
金融機関3.42.33.41.41.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01バリューアップ・ファンド 投資事業有限責任組合34.63
02MLI FOR CLIENT GENERAL NON TREATY-PB (常任代理人 BOFA証券株式会社)5.75
03東海東京証券株式会社2.33
04岡三証券株式会社1.73
05阪田 和弘1.09
06BNP PARIBAS,TAIPEI BRANCH(常任代理人 BNPパリバ証券株式会社)1.06
07ニチリョク役員持株会1.05
08北口 敏文0.99
09野村證券株式会社0.71
10三潴 末雄0.68

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近10
  • 2026-08-17
    グロースパートナーズ株式会社
    変更報告
    45.78%
    +23.86pt
  • 2026-08-10
    ロング コリドー アセット マネジメント リミテッド(Long Corridor Asset Management Limited)
    新規の大量保有報告
    1.64%
    -6.23pt
  • 2026-08-07
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    59.36%
    +37.44pt
  • 2026-08-06
    ロング コリドー アセット マネジメント リミテッド(Long Corridor Asset Management Limited)
    新規の大量保有報告
    7.87%
    -34.47pt
  • 2026-07-02
    ロング コリドー アセット マネジメント リミテッド(Long Corridor Asset Management Limited)
    新規の大量保有報告
    42.34%
    -2.09pt
  • 2026-05-14
    株式会社アリスタゴラ・アドバイザーズ
    新規の大量保有報告
    56.78%
    +11.13pt
  • 2026-05-14
    グロースパートナーズ株式会社
    新規の大量保有報告
    10.96%
  • 2026-05-13
    ロング コリドー アセット マネジメント リミテッド(Long Corridor Asset Management Limited)
    新規の大量保有報告
    44.43%
    +27.26pt
  • 2026-04-28
    ロング コリドー アセット マネジメント リミテッド(Long Corridor Asset Management Limited)
    新規の大量保有報告
    17.17%
    +5.06pt
  • 2026-04-23
    ロング コリドー アセット マネジメント リミテッド(Long Corridor Asset Management Limited)
    新規の大量保有報告
    12.11%
    -5.06pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−145%、1株純資産は14期で−44%。直近期のROEは-4.5%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月172985.912.343.4
2014年3月113043.719.368.2
2015年3月32990.981.2276.9
2016年3月82982.827.690.3
2017年3月742,9962.532.5101.9
2018年3月−3892,570−14.0
2019年3月402,5951.618.3
2020年3月1152,7974.37.426.1
2021年3月−34306−8.2
2022年3月−7197−3.4
2023年3月41952.126.7
2024年3月132076.526.5
2025年3月−26181−13.4
2026年3月−8168−4.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2026/3期の役員報酬は総額118百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
篠田丈取締役会長6559,018
渡邊将志代表取締役社長 営業サポート本部長5542,278
服部聡昌取締役 経営統括本部長632,489
尾上正幸取締役6729,497
白石哲取締役60
古内耕太郎取締役6229,497
勝又夕紀取締役72
藪田晃彰取締役53
三宅哲夫取締役64
宮下利明常勤監査役7311,784
野口和弘監査役695,880
砂田有史監査役49

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)764269013
社外取締役8183213
監査役1777

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,136字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、総合シニアライフサポート企業として、一般顧客を対象とした、お墓事業(屋外墓地、納骨堂)及び葬祭事業を主な事業内容としております。 (1)お墓事業 ①屋外墓地 墓地の販売については、当社が、宗教法人等から一括購入し在庫としている場合及び一般顧客との販売契約時に、その都度宗教法人等から仕入れる場合があり、宗教法人等に代行して直接一般顧客へ販売しております。 また、当社が、墓地の販売権利を営業保証金として宗教法人等に支払い保有している場合は、宗教法人等の募集販売代行として一般顧客へ販売しております。 墓石の販売については、各支店及び霊園管理事務所が一般顧客に販売を行い、当社が墓石工事の仕入・施工・監修を行っております。 なお、墓石は、当社の仕様に基づき仕入先で加工したものを仕入れ、設置・建立工事は当社の監理の下、主として外注先が行っております。 これらの主な流れを系統図で表すと以下のとおりであります。 (注)1.一般顧客がお墓を購入する場合、墓地(永代使用権)の購入と墓石の建立が必要となります。先に墓地のみを購入し墓石建立を後に行う形があり、この場合の契約は二つに分かれます。 2.墓地購入時の一般顧客との契約により、外柵工事及び墓石工事の工事期間が設定されます。外柵工事については、①墓地購入時と同時に行うもの、②墓地購入後1年、3年及び10年以内に行うもの、③期限無きものに分類されます。墓石工事については、①墓地購入時と同時に行うもの、②墓地購入後2年、3年、5年及び10年以内に行うもの、③期限無きものに分類されます。そのため、墓地の販売契約締結時期と墓石完成(外柵のみの完成も含む)による売上計上時期が乖離する場合があります。 3.上記の系統図の「永代使用権の仕入」については、当社の在庫としている永代使用権を含んでおります。当社が仕入れた、若しくは在庫にしている永代使用権は、墓地の販売契約(受注)時に未成工事支出金に振替ております。 霊園の経営については、「墓地、埋葬等に関する法律」により、市区町村長が許可することとされております。 同法上、営利法人が霊園の経営を行えないとの規定はありませんが、昭和46年5月14日環衛第78号において、霊園の経営許可は霊園経営の「永続性」、「非営利性」、「必要性」という観点から、原則として地方自治体が行うものとし、これにより難い場合でも、宗教法人、公益法人(以下宗教法人等という)に限るとされました。 これ以降、行政上、宗教法人等に限って霊園経営が許可されております。 従いまして、当社は、霊園経営主体である宗教法人等が霊園の開発をする場合、開発の支援、あるいは墓地・墓石の募集・販売(販売代行)に関して「業務提携契約」を締結し、当該契約に基づき業務を行っております。 また、首都圏の居住者が所有する故郷のお墓を引っ越しする需要は緩やかに増加していることから、改葬事業部を設置しており、全国のパートナー企業(石材業者)と提携し展開すると共に、「近隣で良いお寺があれば、ご先祖を含め永続的に供養をお願いしたい。」という消費者ニーズに対応すべく、「お寺と協同した供養の提供」を基本戦略とし、安心できるお寺をお探しの方と寺院を繋ぐため、「境内墓地」の取り扱いも行っており、首都圏を中心にご案内できる体制を構築しております。 ②納骨堂(堂内陵墓) 経営主体である宗教法人等が納骨堂を開発する場合、当社は、企画開発、建造の支援、募集販売代行、管理に関しては「業務提携契約」を締結し、当該契約に基づき業務を行っております。 堂内陵墓とは、1999年4月より開始した、旧来の納骨堂の常識を超えた自動搬送式納骨堂です。 一般的な納骨堂は、ロッカーの中に位牌や骨壷があり、これに対して参拝します。 それに対し堂内陵墓は、骨壷が入った厨子に戒名等の文字を刻んだ銘板を前面に取り付け、それが棚に保管され、参拝者が各自の参拝カードを礼拝所にある機械に翳す(又は差し込む)とリフトが厨子を取りに行き、厨子は墓石形状の枠の中に移動します。 所謂、厨子と墓石が一体となることにより、参拝が可能になるということであります。 なお、経営主体である宗教法人からその募集、販売を受託し、使用者の募集代行業務を行うため、堂内陵墓使用契約が締結され、契約者からの入金があった時点で手数料売上を計上しております。 建設資金は、経営主体である宗教法人等が借入によって賄う場合、若しくは当社がその債務の保証を行う場合もあります。 第一号「本郷陵苑(東京都文京区)」、第二号「かごしま陵苑(鹿児島市谷山)」、第三号「関内陵苑(横浜市中区)」、第四号「覚王山陵苑(名古屋市千種区)」、第五号「両国陵苑(東京都墨田区)」が完売後、現在、第六号「赤坂一ツ木陵苑(東京都港区)」並びに第七号「大須陵苑(名古屋市中区)」の販売を行っております。 赤坂一ツ木陵苑においては、デジタルサイネージ機能「家系樹」を実装しており、家系図、故人の情報を含むパネル式情報端末を作成しタッチパネルによる閲覧機能を兼ね備えています。 また、すでに完成している納骨堂に関する永代使用権の独占販売代理権を取得し、販売する場合もあります。第一号である「茗荷谷陸苑 縁の園」においては、経営主体である宗教法人の400年以上の伝統と現代のスタイルを融合させております。 最大の特徴は、消費者が受け入れやすい価格且つ価値観を超える重厚な近代的設備を備えたお墓の形態(お墓・本堂・斎場・会食室・庫裏等、火葬場以外の全てを網羅する施設)であると共に、主要な駅から徒歩圏内という利便性であります。 (2)葬祭事業 2000年6月に本格稼動した葬祭事業は、生花祭壇葬を得意とする葬儀社として消費者に認知を図って参りました。 葬儀社主導による旧来のお仕着せ的な葬儀ではなく、後悔のない自分らしいお見送りをしたいというご葬家が近年増加傾向にあります。 当社は、こうした流れに対応すべく、魅力的なプランを開発し低価格競争からの脱却を図ると共に、春夏秋冬に発行する会報の配布や終活セミナー並びに様々なイベント等を開催し、さくら・あおい倶楽部会員を中心とした潜在顧客を受注に繋げる施策を継続して行っております。 それに加え、会員に対して葬儀等を会員価格で提供するだけでなく、終活や葬儀後の諸手続きを総合的にお手伝いする総合シニアライフサポート企業として発展することを目指しております。 具体的な取り組みとして、核家族化の進行や配偶者との離別、婚姻率の低下等によりひとり暮らしの高齢者は年々増加しており、「頼れる(または頼りたい)身内がおらず、自分が亡くなった時、誰に頼めば良いか分からない。」、「伴侶に先立たれ、子供もいないので今後のことが心配。」等のご相談が近年特に増えていることから、頼れる方が身近にいない高齢者が必要とする生活の様々なサポートの手配や死亡時の葬儀や葬儀後の手続きを提供する「ニチリョク安心パック」を提供しております。 また、葬儀社がご遺体を病院等から斎場又は業者の安置施設に搬送し、業者主導で施行する形態を変革することを目的に、一般葬、家族葬施設を併設した当社独自のブランド「ラステル」を神奈川県横浜市の西区、鶴見区にて展開しております。 これは、昨今の葬儀に対する消費者ニーズである「小規模でありながらも心のこもった葬儀」を基本理念とした施設です。ご遺体を斎場等にお運びする前に、ご遺族のみで何時でも枕飾り等が用意された個室でご遺体と対面することができます。
経営方針・対処すべき課題4,500字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、終活に関連するあらゆるサービスを提供する「総合シニアライフサポート企業」として事業を展開してまいりました。 今後はこの基盤を活かし、終活支援を起点として多様なサービスを統合する「終活プラットフォーマー」としての事業モデルへの進化を図ってまいります。顧客の終活から供養、葬儀に至るまでの一連のニーズに対し、継続的かつ包括的な価値提供を行うことで、長期的な顧客関係の構築と新たな収益機会の創出を目指してまいります。 また、中期経営計画に基づき、従来の資産・負債圧縮を中心とした「守り」の経営から、成長に向けた投資及び施策を強化する「攻め」の経営へと転換を図ります。営業力の強化、外部連携の活用及びコスト構造の最適化を通じて、高付加価値化と効率化を両立した収益性の高い事業構造を構築し、企業価値の向上に取り組んでまいります。 (2)経営戦略等 当社が属するメモリアル市場(葬祭、供養、終活支援等のライフエンディング関連サービスを含む市場)においては、少子高齢化の進展に加え、単身高齢者の増加や家族関係の変化等を背景に、従来の「家族単位」を前提とした供養・葬儀ニーズから、「個人単位」での終活ニーズへと大きく変化しております。特に、60歳代から70歳代を中心とした単身世帯や、親族との関係が希薄化したいわゆる「おひとりさま」の層においては、自身の将来や死後の手続き、供養の在り方に対する不安が顕在化しており、終活に関する包括的な支援ニーズが拡大しております。 このような経営環境の中で、当社は従来、「総合シニアライフサポート企業」として、お墓事業及び葬祭事業を中心に終活関連サービスの提供を行ってまいりました。 今後は、この事業基盤を活かしつつ、終活に関する多様なサービスを一体的に結び付ける「終活プラットフォーマー」としての事業モデルへの進化を図り、顧客のライフエンディングに関する一連の課題に対して、ワンストップで継続的に価値提供を行う体制を構築してまいります。 具体的な経営戦略は、以下のとおりであります。 ① 終活支援を起点としたプラットフォーム型ビジネスの構築 当社は、終活支援サービスを起点として、顧客との継続的な関係構築を図るプラットフォーム型ビジネスへの転換を推進してまいります。 終活相談、セミナー、会員組織等を通じて早期に顧客接点を確立し、将来に対する不安や課題を顕在化させるとともに、その解決手段として、墓じまいや供養方法の見直し、生前の葬儀準備等を含めた各種サービスを段階的に提供してまいります。 これにより、従来の発生対応型の単発ビジネスから、顧客の意思決定プロセス全体に関与する継続型ビジネスへの転換を図ってまいります。 ② 墓じまいニーズの取り込みと納骨堂事業の連動強化 単身高齢者の増加や地方墓の維持困難化を背景に、既存のお墓を整理する「墓じまい」ニーズは拡大しております。 当社は、終活支援の中で顕在化するこれらのニーズに対応するため、墓じまいのサポートを入口とし、その受け皿として都市型納骨堂や樹木葬等への移行提案を一体的に行う体制を強化してまいります。 特に納骨堂事業については、アクセス性や管理負担の軽減等の観点から、おひとりさま層との親和性が高いサービスであると認識しており、終活支援からの導線を明確化することで、安定的な需要の取り込みと収益基盤の強化を図ってまいります。 ③ お墓事業・葬祭事業のプラットフォーム中核機能化 お墓事業及び葬祭事業については、引き続き当社の収益基盤を担う中核事業として位置付けつつ、終活プラットフォームを構成する中核サービスとして再定義してまいります。 お墓事業においては、樹木葬、境内墓地、納骨堂等の多様な供養形態を取り揃えるとともに、墓じまいや改葬といった前後のサービスを含めたトータル提案を強化してまいります。 葬祭事業においては、事前相談や生前契約を軸とした顧客接点の前倒しを進め、「後悔のない葬儀式」の提供とともに、価格競争に依存しない付加価値型のビジネスモデルへの転換を図ってまいります。 ④ 「おひとりさま」層を中心とした顧客戦略の強化 当社は、60歳代から70歳代を中心とした単身高齢者や、親族との関係が希薄な「おひとりさま」層を主要ターゲットとして位置付けております。 当該層においては、「墓の継承」「葬儀の執行」「死後手続き」等を自ら準備する必要性が高く、終活支援から供養、葬儀に至るまでの一体的なサポートに対するニーズが強いという特徴があります。 当社は、「ニチリョク安心パック」等のサービスを通じてこれらのニーズに対応するとともに、会員制度や継続的な情報提供により顧客との接点を維持し、長期的な関係構築を図ってまいります。 ⑤ マーケティング戦略の転換と収益モデルの再構築 当社は、従来の広告依存型の集客構造から、終活セミナーや会員制度等を活用した顧客接点の多層化へと転換を図ってまいります。 これにより、「終活支援 → 墓じまい → 納骨堂 → 葬儀」という一連の顧客導線を構築し、顧客のライフステージに応じたサービス提供を行うことで、従来の単発収益型から継続的かつ複合的な収益モデルへの進化を実現してまいります。 ⑥ コスト構造改革 広告費の最適化や小規模会館へのシフト等により固定費及び販管費の削減を進め、収益性の高い筋肉質なコスト構造の構築を図ります。これにより売上規模に左右されにくい安定的な収益基盤を確立してまいります。 ⑦ 営業力の強化とデータ活用 顧客データの一元管理及び分析を通じて、資料請求から契約に至るまでの営業プロセスの高度化を図り、顧客生涯価値の最大化を推進します。 ⑧ 外部連携戦略の推進 外部企業や寺院等との提携を通じて送客や商品補完を強化し、成長速度の加速及び収益機会の拡大を図ります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高、営業利益、当期純利益及び株主利益重視の観点から、収益の拡大に伴ったEPS(1株当たり当期純利益)であります。 また、終活プラットフォーマーとしての事業モデルの進展に伴い、会員数、顧客接点数及び各サービスへの送客状況等についても重要な指標として継続的にモニタリングしてまいります。 (4)経営環境 メモリアル市場においては、少子高齢化の進展及び単身高齢者の増加に伴い、終活支援、供養、葬祭を含むライフエンディングサービス全体の需要が拡大しております。 中でも、終活サービスに対する関心は高まっており、身元保証や死後手続き等の包括的な支援ニーズが拡大しております。 一方で、お墓事業においては供養形態の多様化が進む中、一般墓の需要は減少傾向にあり、低価格帯サービスの拡大により競争環境は厳しさを増しております。 葬祭事業においても、家族葬等の小規模化の進展及びインターネットを通じた価格競争の激化により、平均単価は低下傾向にあります。 このような環境のもと、当社は顧客の終活から葬儀に至るまでの一連のニーズを捉えた統合的なサービス提供と、継続的な顧客関係の構築が重要であると認識しております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、これまで総合シニアライフサポート企業として、お墓事業及び葬祭事業を中心に事業を展開してまいりました。 今後は、「終活プラットフォーマー」としての事業モデルへの進化を図る中で、以下の課題に優先的に取り組んでおります。 ① 終活支援を起点とした顧客基盤の構築 当社が今後持続的な成長を実現するためには、終活支援サービスを起点とした顧客接点の拡大と、会員組織を基盤とした継続的な関係構築が不可欠であります。 特に、単身高齢者や「おひとりさま」層に対して、終活相談やセミナー等を通じて早期に接点を確立し、墓じまい、納骨堂、葬儀といった各サービスへの導線を構築することが重要であると認識しております。 そのため、「さくら倶楽部」及び「あおい倶楽部」の新規会員獲得の強化に加え、終活支援サービスの拡充と顧客との継続的なコミュニケーションの強化に取り組んでまいります。 ② 納骨堂事業の収益力強化と差入保証金の管理 納骨堂事業は、当社の中長期的な収益基盤の中核を担う重要な事業である一方で、宗教法人との契約に基づき差入保証金を伴うビジネスモデルであることから、資金効率及び収益性の観点で重要な課題を有しております。 当該差入保証金は、販売進捗に応じて長期間にわたり回収される性質を有しており、販売状況によっては回収期間の長期化が財務面に影響を及ぼす可能性があります。 このため、販売戦略の見直し及び集客力の強化により納骨堂の販売拡大を図るとともに、差入保証金の適切な評価及び回収管理を通じて、資産効率の向上と財務リスクの低減に努めてまいります。また、当社は、収益構造の多様化及び資産効率の向上を図る観点から、差入保証金を前提としない事業モデルの検討・導入も進めております。 当事業年度末日後の2026年5月25日には、自動搬送式納骨堂「縁の園(東京都文京区)」の事業を譲り受けており、当該事業は差入保証金を伴わないビジネスモデルであることから、従来の納骨堂事業とは異なる収益構造を有しております。 今後は、当該事業の運営状況を踏まえつつ、既存の納骨堂事業との最適な事業ポートフォリオの構築を進めてまいります。 ③ お墓事業・葬祭事業の収益性改善 お墓事業においては、墓じまいや改葬ニーズの拡大を踏まえたサービス提供の強化とともに、樹木葬や納骨堂等の多様な供養形態への対応を進め、収益性の向上を図ってまいります。 葬祭事業においては、価格競争の激化に対応するため、高付加価値サービスの提供を通じて顧客満足度の向上を図り、施行単価の維持・向上を目指してまいります。また、生前相談や会員施策の強化により受注件数の安定的な確保にも取り組んでまいります。 ④ 財務基盤の安定化 当社は、納骨堂事業における差入保証金の増加や過去の債務保証の履行等により、手元流動性資金に影響を受けております。 このため、営業キャッシュ・フローの改善を最優先課題とし、納骨堂の販売拡大を中心とした収益力の強化に加え、保有資産の適切なポートフォリオ管理を通じた資産効率の向上及び金融機関との連携強化により、財務基盤の安定化を図ってまいります。 ⑤ 成長戦略の実行 コスト削減、営業力強化及び外部連携強化の三つの重点施策を着実に実行し、早期の収益改善及び中長期的な成長の実現を目指してまいります。
事業等のリスク4,324字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 継続企業の前提に関する重要事象等 当社は、過去の業績動向や財務状況の影響により、手元流動性に関する懸念が認識されております。 当該状況に対して、当社は資本増強の実施、有利子負債の返済(債務保証先に係るものを含む)による財務負担の軽減、並びに収益構造の見直し等の各種施策を進めております。 当事業年度においては、これらの施策の実行により財務基盤の改善が進展するとともに、事業の正常化及び収益基盤の再構築に向けた取組みが進んでおります。一方で、営業キャッシュ・フローの状況については引き続き注視が必要な状況にあります。 また、当社は、当該状況を解消又は改善するため、以下の対応施策を実施しております。 ① コスト構造の変革 当社は、広告宣伝費を中心とした販売関連費用の見直し及び固定費の最適化を進めており、費用対効果を重視したコストコントロールを徹底しております。これにより、損益分岐点の引下げ及び収益性の改善を図っております。 ② 営業キャッシュ・フローの創出 当社は、終活支援事業を基軸とした事業展開を推進しており、顧客のライフステージに応じたサービス提供を通じて、継続的な収益機会の創出を図っております。 具体的には、都市型納骨堂事業を中心とした収益性の高い商品の販売強化に加え、会員制度や各種サービスの拡充、自社販売体制の強化及びマーケティング施策の見直しを進めております。 これらの取組みにより、安定的な受注獲得と営業キャッシュ・フローの創出基盤の構築を図っております。 ③ 財務基盤の強化 当社は、手元流動性の確保及び自己資本の充実を目的として、当事業年度において資本政策を実行するとともに、進行期においても増資を実施しております。これにより、短期的な資金繰りの安定化及び財務基盤の強化を図っております。 ④ 有利子負債の圧縮による財務負担の軽減 当社は、当事業年度において、有利子負債の返済(債務保証先に係るものを含む)を進め、約785百万円の返済を実施しております。これにより、金利負担を含む財務負担の軽減が進展し、今後の資金繰りに係る不確実性の低減を図っております。 ⑤ 収益構造の見直し及び収益基盤の再構築 当社は、都市型納骨堂事業を含む収益性の高い事業の販売強化並びにマーケティング施策の見直しを進めております。具体的には、費用対効果を重視した集客施策への転換、自社販売体制の強化及び商品・サービスの提供体制の見直しを通じて、収益構造の改善を図っております。 ⑥ 資金繰り管理及び経営管理体制の強化 当社は、月次での資金繰り管理を徹底するとともに、営業、開発及び経営管理の各部門が連携し、事業計画の進捗管理及び採算管理の精度向上に取り組んでおります。これにより、収益改善施策の実効性を高めるとともに、必要な手元流動性の維持に努めております。 以上の施策のうち、資本政策の実行及び有利子負債の返済については当事業年度において既に実施済みであり、また、収益構造の見直し及び資金繰り管理の強化についても継続して実行しております。これらの施策により、財務基盤の改善及び収益基盤の再構築は進展しており、今後の事業計画に基づく資金繰りについても対応可能と見込んでおります。 これらの状況を踏まえ、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。 (1)事業構造の転換について 当社は、終活支援サービスを基軸とした新たな事業モデルへの転換を進めております。当該転換は、既存事業の枠を超えた成長機会の獲得を目的とするものでありますが、新規事業の収益化や事業間シナジーの創出が計画どおりに進まない場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)資金調達及び資本政策について 当社は、成長投資及び財務基盤の強化を目的として、第三者割当による資金調達を実施しております。当該資金調達は、一定の資金確保に寄与する一方で、株式価値の希薄化や、資本市場の環境変化により計画どおりの資金調達が行えない可能性があります。 (3)減損について 当社は、事業用固定資産及び各種投資資産を保有しており、事業環境の変化や収益性の見直し等に伴い、将来キャッシュ・フローの見積りに影響が生じた場合には、減損損失を認識する必要が生じる可能性があります。 当事業年度においては、直近の業績動向等を踏まえ一部の資産について収益性の見直しを行った結果、減損損失を計上しております。 今後も、事業構造の転換や新規投資の実行に伴い、当初想定した収益が確保できない場合には、追加的な減損損失が発生する可能性があります。 これらの減損損失は、当社の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (4)開発資金の回収及び債務保証等について 宗教法人等が霊園や納骨堂を開発する際、通常5億~50億円の資金が必要となり、当社がその一部について一時的な資金負担をする場合や債務保証等を行うことがあります。 霊園や納骨堂の販売完了には規模によるものの、通常5年~20年程度を要し、宗教法人等との契約内容により販売が計画通りに進捗しない場合は、保証金を差し入れることになり資金負担が発生します。 当該差入保証金は霊園や納骨堂の販売に伴って回収されるものの、その回収は長期に亘ることになります。 また、経済環境の変動により金融機関の融資姿勢が変化することや、霊園や納骨堂の販売が芳しくない場合、債務保証の履行を余儀なくされ、当社の資金繰りを圧迫するリスクがあります。 一方、納骨堂は、現状において計画通りの販売基数には到達していないものの、霊園も含め、より効率的且つ効果的な広告媒体の選定を含む広告宣伝活動等営業施策の強化を図ることにより受注件数を伸ばし、当該リスクに対処して参ります。 (5)M&A及び投資実行について 当社は、中長期的な成長戦略の一環として、納骨堂開発、事業譲受及びM&Aを推進しております。これらに伴い、投資回収には一定の期間を要する場合があり、また、計画どおりに販売又は事業シナジーが実現しない場合には、投資資金の回収に影響を及ぼす可能性があります。 加えて、一部の取引においては、関係先に対する資金的関与や信用補完を伴う場合があり、当該関与に係るリスクが顕在化した場合には、当社の財務状況に影響を与える可能性があります。 (6)有利子負債の管理について 当社は、有利子負債の圧縮及び財務健全性の向上に取り組んでおりますが、今後の事業環境や資金調達状況によっては、財務負担が当社の業績に影響を与える可能性があります。 (7)法的規制及び許認可について 当社の霊園及び納骨堂事業は、墓地埋葬等に関する法律、建築基準法並びに各地方自治体の条例等の法的規制の適用を受けております。これらの規制の下で、開発及び運営にあたっては許認可を取得する必要があり、その取得には一定の期間を要します。 また、法令改正や行政解釈の変更、許認可手続の長期化、地域住民による反対等の要因により、開発計画の遅延又は変更を余儀なくされる可能性があります。 さらに、近年においては都市部における供養形態の多様化や納骨堂需要の拡大に伴い、行政対応及び地域調整の重要性が高まっており、これらへの対応状況によっては当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)競合環境について 当社の各事業は競争環境にあり、サービス内容や価格競争の激化等により、事業競争力が低下した場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)為替変動について 当社が取り扱う石材は主に輸入に依存しているため、為替相場の変動は売上原価に影響を及ぼす可能性があります (10)少子高齢化について 少子高齢化の進展に伴い、高齢者を対象とした市場の拡大が見込まれる一方、顧客ニーズの多様化や競争環境の変化への対応が遅れた場合には、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)資金調達について 当社は、現在及び将来に亘って必要な営業活動及び有利子負債の返済等に備えるため、資本の増強をはじめ、営業活動により得られたキャッシュ・フロー、金融機関等からの借入や社債の発行等により調達しております。 金融市場の変化やその他の要因により、金融機関が貸付枠や信用供与枠額等の条件を変更した場合や当社の財政状態が悪化し格付機関が信用格付を大幅に引き下げた場合、若しくは経済不況により投資家の意欲が減退した場合等には、当社が必要な資金を必要な時期に適切と考える条件で調達出来ず、資金調達が制限されると共に調達コストが増加する可能性があります。 また、シンジケートローン契約に係る財務制限条項があり、通常事項及び特記事項に示す状況になった場合は、期限の利益を失い、一括返済することとなっております。 一方、業績の向上と同時に資金管理を的確に行うと同時に、機動的且つ効率的に使用することに加え、有形固定資産や投資その他の資産の流動化を推し進め財務基盤の改善に繋げることにより、効果的な資金調達を実現することが可能となります。 (12)金利の変動について 当社は、有利子負債や金融債権を保有しており、それらの金利の変動は、支払利息や受取利息、金融資産や負債の価値に影響し、当社の業績及び財務状況が悪化する可能性があります。 一方、長期金融や有利子負債のポートフォリオマネジメントを適切に行うことにより、支払利息の削減や受取利息の増加、金融資産の拡大に繋げることが可能となります。 (13)情報管理について 当社は、お客様からお預かりしている個人情報やその他企業の機密情報を受け取ることがあり、これらの情報が不正又は過失により外部に流出する可能性があります。 また、当社の営業機密が不正又は過失により流出する可能性もあり、その結果、当社の信用、業績及び財務状況に多大な影響を及ぼす可能性があります。 一方、情報管理の徹底について厳しく役職員に指導することは勿論のこと、コンピュータシステムのセキュリティ強化、教育体制の構築、業務の改善に繋げて参ります。
経営成績の分析 (MD&A)6,443字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、物価上昇の影響を受け個人消費に慎重さが見られる状況が続いたものの、雇用環境の改善やインバウンド需要の回復などもあり、全体としては大きな悪化には至りませんでした。一方で、原材料価格や物流費の動向に加え、中東情勢をはじめとする国際情勢の不透明感もあり、引き続き慎重な経営判断が求められる状況が続いております。 このような状況のもと、当社は主力であるお墓事業並びに葬祭事業において、件数の拡大と付加価値の増大に努めてまいりました。また、当社は、2021年3月期から営業体制の強化や財務基盤の強化を進めてまいりました。具体的には、負債の圧縮やコスト削減を進めることで財務基盤を強化するとともに、営業体制の強化や外部連携の推進により、持続的な収益拡大を目指しております。また『第二の創業期』との位置づけのもと、次の三つの重点施策(1.コスト削減、2.営業力の強化、3.外部連携強化)を実施してまいります。ライフコンサルティングからお墓、葬祭までを一貫して提供できるビジネスモデルの再構築に取り組んでおります。 当事業年度における当社の経営成績は、売上高17億2千5百万円(前年同期比22.9%減)、営業損失4億2千万円(前年同期は営業損失1億1百万円)となり、減収減益の結果となりました。 また、当事業年度における経常損益は、経常損失6億8千9百万円(前年同期は経常損失2億9千4百万円)となり、営業損失の拡大等により損失幅は拡大いたしました。また、当期純損益は、当期純損失1億3千3百万円(前年同期は当期純損失4億1千8百万円)となり、前期と比較して損失は縮小しております。主な要因は、葬祭事業の一部門である葬儀会館「ラステル新横浜」の事業譲渡益(10億6千2百万円)によるものであります。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 お墓事業 a.屋外墓地 お墓事業につきましては、屋外墓地において販売可能な霊園在庫の減少により販売機会が制約され、成約件数が減少いたしました。 本来、新規霊園の開発により販売可能基数を拡大することで売上成長は可能であると認識しておりますが、霊園開発に際しては寺院に対する差入保証金及び建設協力金等の資金負担が生じることから、現時点においては資金余力の観点で新規開発には一定の制約が存在しております。 また、従来は霊園販売権の確保を前提とした販売モデルにより事業拡大を図ってまいりましたが、近年は複数事業者による共同販売が一般化しており、従来型の販売手法のみでは成長を実現することが困難な事業環境となっております。更に、外部提携による集客施策については、想定していた送客数に至らず、販売への寄与は限定的となりました。当該施策については収益貢献の見通しは不透明な状況にあります。このような状況から、当事業年度の売上高は減少いたしました。 売上高は、5億5千5百万円(前年同期比18.7%減)となりました。 b.納骨堂 納骨堂につきましては、広告宣伝費の見直しにより集客効率の改善を図ったものの、その過程において来苑者数が減少し、成約件数の減少につながりました。 一方で、2026年5月に取得した茗荷谷所在の納骨堂「縁の園」は約6,500基の販売可能区画を有しており、今後の納骨堂事業における重要な販売基盤と認識しております。 当該物件により従来の在庫制約は一定程度解消される見込みであり、立地特性を活かした販売体制の構築及びマーケティング施策の強化により収益への貢献を図ってまいります。 当事業年度の売上高は、1億4千4百万円(同8.9%減)となりました。 葬祭事業 葬祭事業につきましては、当社が所有していた大型葬祭会館「ラステル新横浜」を売却したことに伴う減収影響があったほか、直葬の増加及び同業他社との価格競争の激化により、施行単価及び件数の双方が減少いたしました。 なお、当該売却は財務基盤の改善及び資産効率向上を目的としたものであり、短期的には減収要因となるものの、収益構造の見直しを進める契機と認識しております。 当事業年度の、売上高は、10億2千5百万円(同26.5%減)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形固定資産の売却による収入等があったものの、長期借入金の返済による支出及び差入保証金の純増による支出等の要因により、前事業年度末に比べ1億4千6百万円増加し、当事業年度末には2億5千3百万円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果使用した資金は、4億5千3百万円(前年同期は1億1千3百万円の使用)となりました。 これは主に、営業収支による使用3億9千1百万円及び利息の支払5千3百万円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果得られた資金は、12億3千1百万円(前年同期比707.8%増)となりました。 これは主に、事業譲渡による収入15億円、保険積立金の解約による収入3千3百万円、差入保証金の純増による支出1億7千5百万円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、6億3千2百万円(前年同期比194.2%増)となりました。 これは主に、長期借入金の返済による支出6億5千万円、短期借入金の純減による支出1億2千万円等によるものであります。 ③財政状態の状況 当事業年度における財政状態の状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (資産) 当事業年度末における流動資産は、5千6百万円増加し、5億9千2百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金1億4千6百万円、完成工事未収入金3百万円の増加及び売掛金2千万円の減少等によるものであります。 当事業年度末における固定資産は、7億7千2百万円減少し、44億7千6百万円となりました。その主な要因は、差入保証金2億2千1百万円、関係会社株式3千万円の増加、土地6億7千3百万円、建物(純額)1億1千万円の減少等によるものであります。 この結果、総資産は、50億7千6百万円となり、前事業年度末に比べ7億1千1百万円減少いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債は、3億6千2百万円減少し、19億8百万円となりました。その主な要因は、1年内返済予定の長期借入金3億2千9百万円、預り金8百万円、短期借入金1億2千万円、未成工事受入金4千2百万円、買掛金2千8百万円及び賞与引当金2千7百万円の減少等によるものであります。 当事業年度末における固定負債は、3億6千6百万円減少し、2億5千2百万円となりました。その主な要因は、長期借入金3億1千8百万円及び退職給付引当金2千7百万円の減少等によるものであります。 この結果、負債合計は、21億6千1百万円となり、前事業年度末に比べ7億2千8百万円減少いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は、1千7百万円増加し、29億1千5百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金1億3千3百万円の減少等によるものであります。 この結果、自己資本比率は57.4%(前事業年度末は50.0%)となりました。 ④生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) お墓事業(屋外墓地)(千円)   524,985   75.5 葬祭事業(千円)   1,025,421   73.4 合計   1,550,407   74.1 (注)金額は販売価格によっております。 b.受注実績 当事業年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) お墓事業(屋外墓地)   472,718   67.2   86,582   53.5 お墓事業(納骨堂)   151,088   93.4   3,500   72.9 葬祭事業   1,025,421   73.4   -   - 合計   1,649,228   72.9   90,083   54.1 c.販売実績 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) お墓事業(屋外墓地)(千円)   555,769   81.23 お墓事業(納骨堂)(千円)(注)1.   144,316   91.02 葬祭事業(千円)   1,025,421   73.42 合計   1,725,508   77.05 (注)1.お墓事業(納骨堂)は、販売に関わる受取手数料等であります。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 宗教法人興安寺   108,308   4.8   83,801   4.8 宗教法人威徳寺   46,778   2.0   51,350   2.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当事業年度の財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。 a.売上高 売上高は17億2千5百万円(前年同期比22.9%減)となりました。 当事業年度における売上減少の主因は、成約件数の減少によるものであります。 その背景には、事業ごとに以下の構造的要因が存在しております。 お墓事業においては、霊園在庫の減少による供給制約に加え、新規開発に係る資金負担の制約があり、販売機会の拡大が十分に図れませんでした。また、市場環境の変化により従来型の販売手法の有効性が低下しております。 加えて、墓じまい(改葬)や一般墓販売に係る外部提携施策についても、想定していた送客数に至らず、販売への寄与は限定的となりました。 納骨堂においては、広告施策の見直しに伴う来苑者数の減少により、成約件数が減少いたしました。 葬祭事業においては、大型葬祭会館の売却による一時的な減収影響に加え、直葬の増加及び価格競争の激化により、件数及び施行単価が低下いたしました。 b.売上原価、売上総利益、販売費及び一般管理費及び営業利益 売上高の減少に伴い利益確保が困難となり、営業損失は4億2千万円(前年同期は営業損失1億1百万円)となりました。 主に売上減少に加えて固定費負担の影響により損失が拡大しております。 c.営業外損益及び経常利益 営業損失の拡大等により、経常損失は6億8千9百万円(前年同期は経常損失2億9千4百万円)となりました。 d.特別損益 特別損益については、大型葬祭会館の売却に伴う事業譲渡益を特別利益として計上しております。 当該事業譲渡益は、10億6千2百万円であります。 当該特別利益は、資産効率の向上及び財務基盤の改善を目的とした施策によるものであり、当事業年度の当期純損失の縮小に寄与しております。 なお、当該利益は一過性の要因によるものであり、継続的な収益力の改善に向けては、本業における営業力の強化及び収益構造の改善が重要であると認識しております。 e.法人税等 法人税等は、9千8百万円となりました。 当社は、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、当該資産の計上を行っておらず、税効果会計による影響は限定的となっております。 f.当期純利益 当期純損失は1億3千3百万円(前年同期は当期純損失4億1千8百万円)となりました。 前期比で損失は縮小しておりますが、引き続き収益構造の改善が課題と認識しております。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の当事業年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 分析・検討した結果、当社における最重要課題は、営業キャッシュ・フローの改善であると認識しております。 当事業年度においては、営業活動によるキャッシュ・フローは4億5千3百万円の支出となっており、主に営業損失の計上及び利息の支払等によるものであります。 一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは12億3千1百万円の収入となっており、主に事業譲渡による収入15億円によるものであります。 また、財務活動によるキャッシュ・フローは6億3千2百万円の支出となっており、主に長期借入金の返済によるものであります。 これらの結果、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は2億5千3百万円となりました。 当社は、投資活動による一時的な資金確保は達成されているものの、本業におけるキャッシュ創出力が十分ではない状況と認識しております。 特に、営業活動によるキャッシュ・フローが継続的にマイナスとなっている点については、収益構造上の重要な課題であると認識しております。 今後は、 終活支援事業を起点とした顧客接点の拡大 納骨堂事業における販売拡大 葬祭事業における受注件数の増加 コスト構造の最適化 を通じて、営業キャッシュ・フローの改善を図ってまいります。 また、資本の財源については、営業活動により得られるキャッシュ・フローを基盤とします。資金の流動性については、手元流動性の確保を最優先課題とし、投資案件の選別及び資産効率の向上により、安定的な資金繰りの確保を図ってまいります。 ③ 資金の流動性及び財務戦略 当社は、営業キャッシュ・フローの改善を最優先課題と認識しております。 今後は投資案件の選別を徹底しつつ、資金効率の改善を図ってまいります。 ④ 重要な会計上の見積り 当社の財務諸表の作成に当たって用いた重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 なお、差入保証金の評価に関する会計上の見積りについては、過年度において見積りの前提条件の見直しを実施しており、当事業年度の財務諸表にもその影響が反映されております。 当社としては、当該差入保証金の回収期間及び関連する販売進捗については、継続的にモニタリングを行ってまいります。

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開示資料

出典

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