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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.66-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ココルポート

Cocorport Inc.9346 · Growth · サービス業

障害福祉サービス事業に特化し、就労移行支援を主力に首都圏を中心に拠点を拡大する。

概要

ココルポートは障害者総合支援法に基づく指定障害福祉サービス事業を展開する企業である。就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援および自立訓練(生活訓練)サービスを提供し、2025年6月期末時点で120拠点を運営する。2012年創業、2023年3月に東京証券取引所グロース市場に上場。従業員数791名、売上高64億円を計上する。

就労移行支援を主力とする障害福祉サービス事業

当社は障害者総合支援法が定める指定障害福祉サービスのうち、就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援を中核事業とする。2025年6月期の売上高64億円のうち、就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援サービスが52億円(構成比81.7%)を占める。利用者は障害の種別や状態に応じて週2日からの通所が可能で、個別支援に特化したプログラムを600種類以上用意する。就職後も月1回以上の面談を実施し、6か月以上の定着率は89.7%(2024年10月時点)に達する。

報酬単価に連動する収益構造と非財務指標

収益の基本単位は事業所ごとの利用定員数と利用者の通所日数であり、売上高の拡大には事業所数の増加が不可欠である。報酬単価は就職者数と定着実績に応じて変動し、成果を出した事業所ほど高い単価を得られる仕組みとなっている。当社は事業所数、利用者数(通所数)、就職者数、定着者数(定着率)を非財務経営指標として重視し、これらが売上高と経常利益の成長を支える構造である。2025年6月期の経常利益は7億98百万円、純利益は5億62百万円と増益を継続している。

首都圏を中心に120拠点に拡大したドミナント戦略

拠点展開は首都圏(1都3県)を重点地域とし、2025年6月末時点で就労移行支援事業所81か所、自立訓練事業所39か所の計120拠点を運営する。うち首都圏に就労移行支援63か所、自立訓練28か所を集中させ、愛知県、大阪府、兵庫県、京都府、福岡県、群馬県にも進出している。ドミナント戦略により経営資源の効率的な配分と、地域内での利用者紹介ネットワークの強化を図る。創業当初の神奈川県から段階的にエリアを拡大し、2023年の上場後も出店ペースを加速させている。

就労移行支援と自立訓練のシナジー効果

2020年4月に開始した自立訓練「Cocorport College」は、引きこもり状態にある非就労フェーズの利用者を対象とし、社会性の回復を支援する。卒業後は当社の就労移行支援事業所へ通所するケースが多く、両サービスの連携により利用者の継続的な支援と事業所間の送客が実現している。2024年4月にはリワーク専門の「Cocorport Rework」を開始し、休職者の復職支援にも対応。これらの自立訓練事業は2025年6月期に11億61百万円の売上(前期比29.2%増)を計上し、成長を牽引している。

業界の中での役割は障害福祉サービス事業者(就労移行・自立訓練)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
71億円
営業利益
8億円
営業利益率
11.3%
純利益
6億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2023/6
事業売上構成比利益利益率
就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援サービス43億円84.3%
自立訓練(生活訓練)サービス8億円15.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01障害福祉サービス主力

指定障害福祉サービス事業として、就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援を提供。障害者の就職を支援し、就労定着率89.7%を達成。個別支援を重視し、600種類以上のプログラムを用意。

首都圏で就労移行支援事業所数No.1

主な製品・サービス1
就労移行支援サービス
障害者が就労に向けたトレーニングを行う支援サービス。個別支援と豊富なプログラムが特徴。

02自立訓練(生活訓練)準主力

自立訓練(生活訓練)サービス「Cocorport College」を提供。引きこもりなどの非就労フェーズの障害者に対し、社会性を身につける訓練を行い、就労移行支援への橋渡しを担う。

主な製品・サービス1
Cocorport College
生活訓練に特化したプログラム。自己決定を尊重し、社会性を育てる支援を行う。

03リワーク(復職支援)副次

精神的不調で休職した方の復職支援「Cocorport Rework」を提供。リワーク専門のプログラムで復職を支援。

主な製品・サービス1
Cocorport Rework
リワークに特化した自立訓練サービス。復職に向けたステップで支援する。

製品と技術

就労移行支援における個別支援と600以上のプログラム

就労移行支援サービスは、障害のある方が一般就労を目指すための訓練を提供する。最大の特徴は「個別支援」の徹底にある。利用者は週2日から通所可能で、一律のプログラム参加を強制せず、各自の状態や希望に応じてトレーニング内容を選択する。当社は600種類以上のプログラムを用意し、ビジネスマナー、PC操作、コミュニケーション、業種別実践など多様なカテゴリーをカバーする。指導ではなく自己決定を促す「支援」のスタンスを取り、利用者が主体的に就職活動を進められるよう伴走する。

自立訓練「Cocorport College」の生活能力回復プログラム

Cocorport Collegeは、社会との接点が薄い非就労フェーズの利用者を主な対象とする自立訓練サービスである。「学習指導ではなく社会性の獲得」を理念に、生活リズムの確立から対人スキルの向上までを段階的に支援する。プログラムは生活・コミュニケーション・研究・イベント・仕事の5カテゴリーから450種類以上を用意し、利用者一人ひとりのペースに合わせて選択可能。進路は一般就労のほか、当社の就労移行支援や就労継続支援A型・B型など多様な選択肢を用意し、段階的な社会復帰を促進する。

リワーク専門「Cocorport Rework」の復職支援プロセス

Cocorport Reworkは2024年4月に開始した、精神的不調による休職者向けの自立訓練(生活訓練)サービスである。復職までのプロセスを4つのステップに分け、当社の600種類以上のプログラムからリワークに適したものを厳選して提供する。支援の核となるのは「Will Can Must」の3つの円のバランス回復であり、休職前の就労状態を再構築することを目指す。利用者は個別の復職計画に沿って段階的に負荷を上げ、企業・医療機関との連携のもとでスムーズな職場復帰を図る。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 障害福祉サービス首都圏で就労移行支援事業所数No.1

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

就労支援で成長、高収益を維持

ココルポートはサービス業、特に障害者就労支援事業を展開。売上高は60億円超、営業利益率12%超と高収益を誇る。同業のジンジブやイシンは異なる人材サービスだが、業界内で比較される。成長市場である障害者雇用支援で、2023年から2025年にかけて売上高が51億→64億円と成長。公的支援に依存する面があるが、安定した収益基盤を持つ。地域密着型の事業展開が強み。

強み

  • 営業利益率12%超と業界平均を大きく上回る収益性。
  • 障害者雇用支援市場は法規制もあり、着実に拡大している。
  • 地方拠点を中心に、地域ニーズに即したサービスを提供。
  • 公的支援金を収益の一部とするため、景気変動の影響が少ない。

課題

  • 収益の多くが補助金等に依存しており、制度変更リスクがある。
  • 成長市場ゆえに新規参入が相次ぎ、競争が激化している。
  • 専門スタッフの確保が難しく、事業拡大の制約となる可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がココルポート

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

株式会社Melkとして創業し就労移行支援を開始

2012年1月、東京都中央区日本橋に株式会社Melk(後のココルポート)を資本金1,000千円で設立。同年3月に本社を神奈川県川崎市川崎区へ移転し、4月には神奈川県で初の就労移行支援事業所「Melk川崎Office(現Cocorport川崎Office)」を開設、就労移行支援サービスを開始した。創業初期から障害者の個別支援に特化したサービスモデルを構築し、翌2013年9月には障害児通所支援事業所「Bloom petitセンター北教室」を開設するなど、事業領域の拡大を模索した。

持株会社体制への移行と初のM&A

2014年7月、創起株式会社を持株会社として設立し、株式移転によりココルポートは創起の完全子会社となる。同年8月、創起は就労移行支援事業を営む株式会社BARKの株式を譲受し子会社化。同時に千葉県へ初進出し、船橋・千葉の2事業所を開設した。2015年7月には障害児通所支援事業を株式会社ブルームへ事業譲渡し、以降は障害者就労支援に経営資源を集中させる方針を明確にした。

東京都・埼玉県進出とグループ再編

2016年2月、東京都初の事業所「Melk町田駅前Office」を開設。同年6月、創起が子会社として指定計画相談支援事業の株式会社Growを設立し、10月には埼玉県初の事業所「Melk大宮Office」を開設した。2016年7月、創起は子会社BARKを吸収合併。2018年5月には創起とGrowを吸収合併し、同年6月より当社で直接「指定計画相談支援サービス」を開始する体制に移行した。これにより、グループ内の重複を解消し、一体運営を強化した。

九州進出と社名変更、新サービスの開始

2018年7月、NPO法人未来サポート協議会から事業を譲り受け、福岡県に初進出。同年10月には「就労定着支援サービス」を開始し、就職後の定着支援を正式なサービスとして提供するようになった。2019年10月、社名を株式会社Melkから株式会社ココルポートに変更。2020年4月には「自立訓練(生活訓練)サービス」を開始し、神奈川県に2つの「Cocorport College」キャンパスを開設した。さらに同年10月にプライバシーマークを取得し、情報管理体制を強化している。

首都圏外への大規模拡大と上場準備

2021年4月、東京都・千葉県・埼玉県に相次いで自立訓練キャンパスを開設。同年5月には大阪府へ初進出し、梅田・なんば・京橋の3事業所を同時開設。7月には愛知県名古屋市に2事業所を開設した。2022年5月には兵庫県尼崎市に進出。この間、事業所数は急増し、2023年3月の東京証券取引所グロース市場上場に至る。上場時の資金調達により、さらなる出店余力を得た。

上場後も拠点拡大と新たなサービスを展開

2023年3月の上場後、同年4月に大阪府で初の自立訓練キャンパスを開設、9月には群馬県高崎市に進出した。2024年4月にはリワーク専門の自立訓練「Cocorport Rework」を千葉県船橋市に開設し、休職者の復職支援という新たな需要に対応。2025年6月末時点の拠点数は120拠点に達し、就労移行支援81か所、自立訓練39か所の体制でサービスを提供している。売上高は2019年6月期の17億円から2025年6月期には64億円へと約3.8倍に成長した。

年表24件を開く

2010年代

  • 2012年1月創業東京都中央区日本橋に株式会社Melk(現株式会社ココルポート)を設立(資本金1,000千円)
  • 2012年3月神奈川県川崎市川崎区に本社を移転
  • 2012年4月神奈川県にて初めてとなる就労移行支援事業所「Melk川崎Office(現Cocorport川崎Office)」を開設し、「就労移行支援サービス」(注)2を開始
  • 2013年9月神奈川県にて初めてとなる障害児通所支援事業所「Bloom petitセンター北教室」を開設
  • 2014年7月創起株式会社を持株会社として設立し、創起株式会社への株式移転による100%子会社への変更
  • 2014年8月千葉県にて初めてとなる就労移行支援事業所「Melk船橋Office(現Cocorport Rework 船橋)」及び「Melk千葉Office(現Cocorport千葉Office)」を開設 創起株式会社が就労移行支援事業を営む株式会社BARKの株式を譲受し、同社を創起株式会社の子会社へ変更
  • 2015年7月障害児通所支援事業所「Bloom petitセンター北教室」を株式会社ブルームへ事業譲渡
  • 2016年2月東京都にて初めてとなる就労移行支援事業所「Melk町田駅前Office(現Cocorport町田駅前Office)」を開設
  • 2016年6月創起株式会社が子会社として指定計画相談支援事業の株式会社Growを設立
  • 2016年7月M&A創起株式会社の子会社である就労移行支援事業の株式会社BARKを吸収合併
  • 2016年10月埼玉県にて初めてとなる就労移行支援事業所「Melk大宮Office(現Cocorport大宮Office)」を開設
  • 2018年5月M&A創起株式会社を吸収合併 株式会社Growを吸収合併し、2018年6月より当社にて「指定計画相談支援サービス」(注)2を開始
  • 2018年7月NPO法人未来サポート協議会より就労移行支援事業を譲受し、福岡県にて初めてとなる就労移行支援事業所「Melk天神駅前Office(現Cocorport天神駅前Office)」を開設
  • 2018年10月「就労定着支援サービス」(注)2を開始
  • 2019年10月商号変更株式会社Melkを株式会社ココルポートに社名変更

2020年代

  • 2020年4月「自立訓練(生活訓練)サービス」(注)2を開始、神奈川県にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College川崎キャンパス」及び「Cocorport College横浜キャンパス」を開設
  • 2020年10月プライバシーマーク取得
  • 2021年4月東京都にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College町田キャンパス」及び「Cocorport College八王子駅前キャンパス」を開設 千葉県にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College千葉キャンパス」及び「Cocorport College新松戸駅前キャンパス」を開設 埼玉県にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College大宮キャンパス」及び「Cocorport College川越駅前キャンパス」を開設
  • 2021年5月大阪府にて初めてとなる就労移行支援事業所「Cocorport大阪梅田Office」「Cocorport大阪なんば駅前Office」及び「Cocorport大阪京橋Office」を開設
  • 2021年7月愛知県にて初めてとなる就労移行支援事業所「Cocorport名古屋駅Office」及び「Cocorport名古屋金山駅前Office」を開設
  • 2022年5月兵庫県にて初めてとなる就労移行支援事業所「Cocorport尼崎Office」を開設
  • 2023年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2023年4月大阪府にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College大阪梅田キャンパス」を開設
  • 2023年9月群馬県にて初めてとなる就労移行支援事業所「Cocorport高崎駅前Office」を開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    非就労フェーズも含む幅広い受け入れ

    職業準備性が低い非就労フェーズの障害者も含め、幅広く受け入れることでターゲットを差別化し、利用者獲得の機会を拡大する。

  2. 02

    一人ひとりに適した個別支援の徹底

    様々な悩みや課題を抱える障害者に対し、一人ひとりに最適な支援を提供する。それを実現するため、研修の充実や行動指針の浸透を強化する。

  3. 03

    ドミナント展開による効率的な経営

    特定地域に集中出店するドミナント展開を行い、経営資源を効率的に活用するとともに、地域・関係機関との連携を強化する。

  4. 04

    引きこもり支援「Cocorport College」の強化

    引きこもりという社会課題解決のために事業化した自立訓練サービスを強化し、その卒業生が就労移行支援事業所へ通所する事業シナジーを生む。また、リワーク専門の自立訓練サービスも開始。

  5. 05

    事業所数の拡大とサービス品質向上

    障害者総合支援法で利用定員が制限される中、継続的な成長のために事業所数を拡大する。同時に、全事業所で質の高いサービスを提供できる体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 3期分

グループ全体で791人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は408万円で、2期前と比べて+3.6%平均年齢は36.1歳、平均勤続年数は3.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2023年6月39435.62.7695
2024年6月39936.03.273995
2025年6月40836.13.4791101

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率52.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率90.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)90.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
就労移行支援事業所 Cocorport川崎Office (神奈川県川崎市川崎区)ほか80事業所250百万円
本社 — 神奈川県川崎市川崎区19百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は71億円営業利益8億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.9%、利益が+0.0%。

売上高
+10.9%
71億円
営業利益
+0.0%
8億円
純利益
+0.0%
6億円
営業利益率
11.3%
前期比 -1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高80億円71億円
営業利益9億円8億円
純利益6億円6億円
1株あたり配当¥86¥86

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は36億円、営業利益は4億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+9.1%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q37410.83
2023年4Q142
2024年1Q14214.31
2024年2Q14214.31
2024年3Q1417.11
2024年4Q16212.52
2025年2Q31412.93
2025年4Q33412.13
2026年2Q35411.43
2026年4Q36411.13

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2019年6月期からの8期で、売上は17億円から71億円へ4.2倍に増えた。直近期の営業利益率は11.3%。売上は7期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社Melkを株式会社ココルポートに社名変更
2019年6月17−10
「自立訓練(生活訓練)サービス」(注)2を開始、神奈川県にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College川崎キャンパス」及び「Cocorport College横浜キャンパス」を開設
2020年6月2411
東京都にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College町田キャンパス」及び「Cocorport College八王子駅前キャンパス」を開設 千葉県にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College千葉キャンパス」及び「Cocorport College新松戸駅前キャンパス」を開設 埼玉県にて初めてとなる自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College大宮キャンパス」及び「Cocorport College川越駅前キャンパス」を開設
2021年6月3332
兵庫県にて初めてとなる就労移行支援事業所「Cocorport尼崎Office」を開設
2022年6月4243
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2023年6月5165
2024年6月587712.15
2025年6月648812.56
2026年6月718811.36

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高71億円のうち、営業利益として残るのは8億円11.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の8.5%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金88.7%63億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益11.3%8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+3.7pt
11.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+3.4pt
8.5%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年6月期は営業CFが6億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は17億円で、売上の3.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年6月−1−12−21
2020年6月0−10−11
2021年6月1−1001
2022年6月2−1−110
2023年6月4−1538
2024年6月6−10513
2025年6月6−20417

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 7期分

2025年6月期の総資産は39億円。このうち返さなくてよい自己資本が29億円で、自己資本比率は75.7%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2019年6月71610.4
2020年6月82618.3
2021年6月124830.4
2022年6月146842.6
2023年6月2518772.2
2024年6月3223874.1
2025年6月3929975.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳単体ベース
現金及び預金
17億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
20億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
9億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中95位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中198位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
11.3%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.9%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.5%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,919で、1年前と比べて+21.5%過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。

¥1,919+2.1%1ヶ月+16.3%1年+21.5%時価総額71億円
過去52週の値幅
安値¥1,595高値¥2,075

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.3倍
PER (会社予想)11.1倍
PBR2.25倍
配当利回り4.48%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1日で+5.32%と急伸し、52週高値2075円に迫る1841円まで上昇しました。1ヶ月では+13.64%と堅調な上昇基調です。25日線(1657円)と75日線(1619円)を上回っており、強気のトレンドが続いています。ただし、RSIが86と極端な過熱状態にあり、短期調整のリスクがあります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER10.09倍は同業界平均22.5倍を大きく下回り、PBR1.90倍も平均3.10倍より低い。ROE21.3%と高収益だが、配当利回り0%で無配。安定した増収基調だが無配政策が割安感を和らげる。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.3倍23.4倍
PER (予想)11.1倍
PBR2.25倍3.51倍
ROE21.3%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

成長市場である障害者福祉サービスにおいて、高い就職実績を背景に事業を拡大中。強気派は、同業他社との差別化(就職率・定着率の高さ)と、人手不足を背景とした企業の障害者雇用ニーズの高まりを追い風と見る。一方、弱気派は、売上の大部分を公的報酬に依存するビジネスモデルの脆弱性や、競合増加による単価低下リスクを懸念。また、PBR 1.9倍と割安感は乏しいとの見方もある。

プラスに働く材料7
  • 高収益率の維持

    営業利益率12%超え、ROE21%と資本効率良好

  • 市場成長の恩恵

    障害者雇用促進法の強化で企業の支援需要増

  • 業績拡大基調

    過去3期連続増収、増益基調が継続

  • 売上高が年平均12%成長2025年6月期影響

    2025/6期売上高64億円、前期比+10.3%、成長継続

  • 営業利益率が12.5%に改善2025年6月期影響

    営業利益率12.5%、前期12.07%から0.4pt改善

  • ROE21.3%と高い資本効率通年影響

    ROE21.3%で株主資本有効活用

  • 純利益が6億円に増加2025年6月期影響

    2025/6期純利益6億円、前期比+20%増益

マイナスに働く材料7
  • 公的報酬依存リスク

    制度改定で単価引き下げの可能性

  • 競争激化

    参入障壁低く、競合増加でシェア低下懸念

  • バリュエーション

    PER10倍と割安だが、PBR1.9倍は割高感

  • 売上成長率が鈍化傾向2025年6月期影響

    前期比+10.3%、前期+13.7%から減速、成長鈍化懸念

  • 時価総額60億円と小型株継続影響

    時価総額60億円、流動性低く需給変動リスク

  • 配当非実施、株主還元不在継続影響

    配当利回り0%、成長期待のみ

  • 外国人保有率3.3%と低い継続影響

    外国人保有率3.32%、海外投資家の関心限定的

次の決算で確かめる点
就職率・定着率
事業の質と公的評価を反映する最重要指標
事業所数
成長余地と拡大ペースを測る
営業利益率
スケール効果と運営効率の変化を監視

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり86いまの株価に対する利回りは4.48%。

年間配当
¥86
1株あたり
配当利回り
4.48%
いまの株価に対して
配当性向
30.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥86

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ1,260人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が37.7%を占め、残る62.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他52.555.657.0
事業法人27.727.832.5
金融機関3.55.65.1
外国法人7.13.13.0
証券会社9.17.81.9
外国人個人0.00.10.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社A&Cコーポレーション10.37
02株式会社KRAC8.26
03株式会社アレジアンス6.34
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.46
05佐原 敦矢3.92
06光通信株式会社3.81
07長尾 吉祐3.71
08伊藤 純一3.25
09ココルポート社員持株会3.16
10高原 健人2.72

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-05
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.94%
    -0.98pt
  • 2026-05-21
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.12%
    +1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+1757%、1株純資産は7期で+3339%。直近期のROEは21.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2019年6月−1023
2020年6月244768.9
2021年6月6311079.4
2022年6月8119153.7
2023年6月13850637.428.0
2024年6月14664925.311.8
2025年6月15479521.39.9
2026年6月158

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/6期の役員報酬は総額120百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐原敦矢代表取締役社長62528,100
岩元勝志取締役 管理本部本部長兼 人事総務部部長57325,400
長尾吉祐取締役 総合支援事業本部 本部長56371,490
金光雅志取締役 総合支援事業本部 就労移行支援4部部長兼 カレッジ推進部2部部長兼 リワーク推進部部長5735,000
高橋龍徳取締役5730,000
香月壯一取締役75
清水恒美取締役66
髙原健人常勤監査役58100,500
鈴木知幸監査役50
神谷有子監査役61

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)372128428
社外取締役628285
監査役2884

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,168字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、創業以来、「指定障害福祉サービス事業」を行っており、主たるサービスである「就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援サービス」のほか、「自立訓練(生活訓練)サービス」を提供しております。 主たるサービスである「就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援サービス」のこれまでの実績といたしましては、2012年4月に神奈川県川崎市川崎区に就労移行支援事業所「Cocorport川崎Office」を開設したのを皮切りに、首都圏(1都3県)を中心に拠点を拡大し、2025年6月30日現在で、就労移行支援事業所を首都圏(1都3県)63か所、愛知県5か所、大阪府5か所、兵庫県2か所、京都府2か所、福岡県3か所、群馬県1か所の計81か所(就労定着支援事業所は就労移行支援事業所内にて運営しており、2025年6月30日現在で68か所)まで拡大しております。就職者数は累計4,900名以上を輩出し、就労定着率は89.7%(注)1となっております。また、指定計画相談支援事業所は首都圏(1都3県)4か所(就労移行支援・自立訓練(生活訓練)事業所内にて運営)、福岡県1か所(自立訓練(生活訓練)事業所内にて運営)の計5か所となっております。また「自立訓練(生活訓練)サービス」のこれまでの実績といたしましては、2020年4月に神奈川県川崎市幸区に自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College川崎キャンパス」、神奈川県横浜市西区に自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College横浜キャンパス」を開設したのを皮切りに、2025年6月30日現在で、自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport College」を首都圏(1都3県)28か所・大阪府3か所、愛知県2か所、福岡県2か所の計35か所を運営しております。更に2024年4月に千葉県船橋市にリワーク専門の自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport Rework 船橋」を開設したのを皮切りに、2025年6月30日現在で、自立訓練(生活訓練)事業所「Cocorport Rework」を首都圏(1都3県)4か所の計4か所を運営しております。 (注) 1.2023年10月2日~2024年10月1日に、当社の就労移行支援サービスを利用して就職した方の中で、6か月以上継続して就労した方の割合 今後も、当社の理念である「私たちは一人ひとりの可能性を信じ、自分らしさと笑顔あふれる社会を共創します。」を実現するため、一人ひとりに適した支援を徹底的に提供するという『「個別」と「支援」』にこだわりながら、「就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援サービス」で培ったノウハウを生かし、2020年4月から提供している「自立訓練(生活訓練)サービス(Cocorport College)」や2024年4月から新たに提供している「自立訓練(生活訓練)サービス(Cocorport Rework)」の拡大を行っていきます。 当社は、「指定障害福祉サービス事業」の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載せず、主なサービスについてその特徴を記載します。 (就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援サービス) 「就労移行支援サービス」とは、障害者総合支援法に定められた「指定障害福祉サービス」の一つであり、障害のある方が就労に向けたトレーニングを行い、働くために必要な知識やスキルを習得し、就職後も職場に定着できるサポートを行うサービスであります。 (特徴) ① 幅広い受け入れ 非就労フェーズ(通所が週2日程度で職業準備性(注)2が低い)の障害者も含めた幅広い受け入れを行っております。 (注) 2.下記ピラミッド図で表現され、職種や障害を問わず、働く上で必要とされるものを身につけ、準備すること ・週2日程度の通所からでも支援 週4日以上の通所から受け入れる就労移行支援事業所が一般的ですが、個別支援を通じて少ない通所数からでも就職に導くノウハウが蓄積されており、本人の就労に向けての意志と行政の受給者証が発行されれば区別なく受け入れております。 ② 集団ではなく『個別』 一人ひとりの障害種別、性別、年齢、状態、個性に応じた支援を行っているため、『個別』で支援をするべきと認識しております。そのため以下のような特徴があります。 イ.プログラム数は600種類以上 一人ひとりに合った多種多様なプログラムを用意しております。 ロ.プログラムによる支援と個別支援を同時に実施 一般的な就労支援事業所では、プログラムが実施されているときは全員プログラムに参加するのが一般的です。ココルポートではそのような運用は行わず、一律ではなく、利用者の意志と状況により柔軟に支援方法(プログラムによる支援やプログラムに参加しない方には個々人の状況に合ったトレーニングに対する支援)を変えております。 ③ 指導ではなく『支援』 利用者が将来自立して生活していけるように自己決定を尊重しております。例えば、プログラムに参加するかしないかは利用者に自己決定していただいております。また、利用者から「どうしたらいいか教えてください」という質問に対しても、「~をしてください」ではなく、「AとBとCという方法がありますが、どうされますか」というように指導ではなく、相手に決定していただく『支援』を実施しております。 つまり、自立を最終目的とした考えに基づき、指導ではなく『支援』を徹底しております。 ④ その他 ・きめ細かな初期定着支援 本格的な定着支援が始まる入社後6か月までの間が職場定着に最も重要な期間と考えております。入社後1か月間はほぼ毎週の面談を実施、その後徐々に面談回数を減らしていき、入社後6か月以降は就労定着支援サービスに引き継いでおります。 「就労定着支援サービス」とは、2018年4月に新たに創設された障害者総合支援法に基づく「指定障害福祉サービス」の一つであり、一般就労をしている障害のある方が長く職場に定着できるよう、障害のある方との相談を通じて生活面の課題を把握するとともに、企業や関係機関等との連絡調整やそれに伴う課題解決に向けて必要となる支援を行うサービスであります。障害のある方が就職した後も、笑顔で長く働き続けられるよう、「就業面」はもちろん、「生活面」や「体調面」も含めて、土台からしっかりサポートするところが特徴で、そのために月1回以上の面談を行っております。 「指定計画相談支援サービス」とは、障害のある方が自分らしく生活していくために福祉サービス利用についての相談と目標に合わせた計画を作成するサービスであります。 (自立訓練(生活訓練)サービス) 「自立訓練(生活訓練)サービス」とは、障害者総合支援法に定められた「指定障害福祉サービス」の一つであり、障害のある方が自立した日常生活や社会生活がおくれるよう、生活能力の維持・向上のための訓練や助言などのサポートを行うサービスであります。 (Cocorport Collegeの特徴) 社会課題である「引きこもり」の解消を意図し、2020年4月より自立訓練(生活訓練)サービス(Cocorport College)を開始し、自立訓練(生活訓練)事業所(以下「Cocorport College」という。)を開設いたしました。障害特性が要因で社会に馴染めない非就労フェーズの方々を支援することにより、就労移行支援サービスにつながり、また、就労移行支援サービスの提供を通じて、「引きこもり」であった方々が就職し、社会的自立ができるようになります。 イ.Cocorport Collegeという名称 本人や家族の方々にとって受け入れやすい名称にしております。 ロ.社会性を身に付けていただくことにフォーカス いわゆる学習指導する学校ではなく、社会性を身に付けていただけるように、自己決定を尊重し、小さな意思決定を積み重ねられるような支援をしております。 ハ.豊富なプログラム 様々な障害のある方々を支援できるように、現在450種類以上のプログラム(注)を用意しております。 (注) プログラムは以下5つのカテゴリーで構成 ニ.多様な進路 当社のノウハウを生かし、一般就労、就労移行支援、就労継続支援A型(注)1、就労継続支援B型(注)2、など様々な進路に向けて支援をしております。 (注) 1.就労継続支援A型は、障害や難病のある方が、雇用契約を結んだ上で一定の支援がある職場で働くことができる福祉サービス 2.就労継続支援B型は、年齢や体力などの面で雇用契約を結んで働くことが困難な方が、軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービス ホ.就労移行支援サービスとのシナジー効果 卒業後は、就労移行支援事業所に通所される方々が多くなる予定です。結果として、当社就労移行支援サービスとのシナジー効果が期待できます。 (Cocorport Reworkの特徴) 精神的な不調により休職した方の復職支援ニーズに応えるため、2024年4月よりリワーク専門の自立訓練(生活訓練)サービス(Cocorport Rework)を開始し、休職されている方々への復職支援も開始いたしました。ココルポートのリワーク支援では、「Re:Myself」自分と自信を取り戻すプロセスを支援します。 イ.Will Can Mustの3つの円 「働く」ための支援として「Will Can Must」の視点を大切にしています。 ロ.3つの円のバランスを取り戻す リワークを 「 Will Can Must 」の視点で捉えると、就労中は3つの円がバランスよく保てており、「働く」に適した状態です。一方、休職時には円のバランスが崩れてしまい、仕事の継続が困難な状態になっています。ココルポートのリワーク支援では、3つの円を元の形へ戻す、あるいは新しい円を見つけていくことで、「働く」ための自信を取り戻します。 ハ.復職に向けた4つのステップ 復職までのプロセスを4つのステップに分け、600種類以上のプログラムからリワークに適したプログラムを厳選して用意しています。 当社サービスの全体的な流れは以下のとおりであります。 流れ   内容及び特徴 集客   ・行政、各種支援機関、医療機関、各種学校からの紹介・問い合わせ・ホームページ、WEB広告、求人広告などからの問い合わせ 自立訓練(生活訓練)※Cocorport College   ・開所時間は10時~15時(昼食時間は12時~13時)・利用者個々のニーズに沿ったきめ細やかな個別支援・生活・コミュニケーション・研究・イベント・仕事の5つのカテゴリーから450種類以上の豊富なプログラムを開発・実施・一般企業、特例子会社(注)、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型  など様々な進路先・行政、各種支援機関、医療機関、各種学校との連携を密に実施 就労移行支援   ・開所時間は10時~15時(昼食時間は12時~13時)・利用者個々のニーズに沿ったきめ細かな個別支援・600種類以上のプログラムを開発・実施・行政、各種支援機関、医療機関との連携を密に実施 就職   ・ハローワークへの同行など寄り添うかたちでの就職先選び、アドバイス・就職先企業開拓(障害者職業斡旋会社と提携・連携)・応募書類のアドバイス・模擬面接を通した面接対策 就労定着支援   ・企業訪問や来所による利用者との定着面談、アドバイス・企業への定着支援・アドバイス 指定計画相談支援   ・指定計画相談支援サービスは自立訓練(生活訓練)※Cocorport Collegeから就労定着支援までの期間において随時実施 自立訓練(生活訓練)※Cocorport Rework   ・開所時間は10時~15時(昼食時間は12時~13時)・利用者個々のニーズに沿ったきめ細やかな個別支援・ココルポートにある600種類以上のプログラムからリワークに適したプログラムを厳選して実施・行政、各種支援機関、医療機関、企業との連携を密に実施 (注) 特例子会社とは、障害のある方の雇用の促進、そして安定を図るために設立された会社 当社の「指定障害福祉サービス事業」は障害のある方がサービスを利用して、行政及び利用者から報酬を受領するビジネスモデルとなっております。以上に述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題4,662字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は、「私たちは一人ひとりの可能性を信じ、自分らしさと笑顔あふれる社会を共創します。」という理念のもと、障害のある方々が生き生きと働き続けられることができるように「一人ひとりに適した支援(個別支援)」をすることを会社の経営の基本方針としております。 (2) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、「就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援サービス」「自立訓練(生活訓練)サービス」を、①非就労フェーズ(通所が週2日程度で職業準備性が低い)の障害者も含めた幅広い受け入れを行うことで「ターゲット」を差別化し、②様々な悩みや不安、課題を抱える障害のある方一人ひとりに適した支援を徹底的に提供(「個別」と「支援」)することでそれを可能にし、③ドミナント展開を行うことで経営資源を効率的に活用してまいります。また、④引きこもりという社会課題解決のために事業化した「Cocorport College」の卒業生が、ココルポートが運営する就労移行支援事業所へ通所するという事業シナジーを生んでおります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、持続的な成長と企業価値の向上のため、売上高及び経常利益を重要な経営指標と位置付けております。 そして、重要な財務経営指標である売上高と経常利益成長を判断するための重要な非財務経営指標を事業所数、利用者数(通所数)、就職者数、定着者数(定着率)として各経営課題に取り組んでおります。 事業所数、利用者数(通所数)、就職者数、定着者数(定着率)を重要な非財務経営指標と考えている理由は以下のとおりであります。 事業所数、利用者数(通所数)   当社事業では、1つの事業所でサービスを提供できる利用定員数が「障害者総合支援法」に基づく省令で定められているため、売上高の成長には事業所数の拡大を進める必要があります。また、利用者数(通所数)は売上高を構成する基本単位となるため、成長を判断するための重要な非財務経営指標としております。 就職者数、定着者数(定着率)   就職者数及び定着者数の向上は、次年度以降の基本報酬単価決定の算定基礎となり、報酬単価(売上単価)の向上となるため、成長を判断するための重要な非財務経営指標としております。 (4) 経営環境 日本における障害者数は増加傾向にあり、内閣府「令和7年度版障害者白書」によれば1,152.8万人となっております。こうした社会環境の下、企業や国・地方公共団体が達成を義務付けられている障害者の法定雇用率は段階的に引き上げられ、2024年4月には2.5%となっております。(参考:1976年時点の法定雇用率は1.5%)。また、2018年には精神障害者が障害者雇用義務の対象に加わり、厚生労働省「令和6年 障害者雇用状況の集計結果」によると、民間企業における雇用障害者数「67万7,461人」、実雇用率「2.41%」はともに過去最高を更新しております。一方で、法定雇用率達成企業の割合は46.0%となっていることや、法定雇用率自体も2026年7月に2.7%に引上げられる(厚生労働省「障害者の法定雇用率引上げと支援策の強化について」)ことから、今後も障害者雇用の拡大は見込まれ、それを支援する障害福祉サービスの拡大余地も引き続き大きいと考えられます。 こうした社会環境下にあって、就労移行支援サービスは、質の高いサービスを提供する必要性が求められるようになり、多くの就職者数を輩出するなど、より成果を出した事業所に報酬単価向上を通じて報いる流れが進んでおります。指定障害福祉サービスにおける報酬額は、厚生労働省において「就労移行支援サービス」と「自立訓練(生活訓練)サービス」といったサービスごとに定められておりますが、「就労移行支援サービス」の報酬単価は、2018年4月の報酬改定以降、利用者の就職後の就労定着実績に応じて基本報酬が大きく増減するように変更されております。 「就労移行支援サービス」については、この報酬単価改定の影響によって就職者を輩出できない事業所は報酬単価の減少により利益率が悪化し、その影響により就労移行支援事業所数は減少するものの、サービス需要は減少することなく維持された状態(注)にあります。一方で、就職者を多く輩出する事業所は、今まで以上に高い利益率を獲得することになるため、利益率が改善する事業所と利益率が悪化して市場から退出せざるを得ない事業所の2極化が進み、就職者を多く輩出する「支援の質が高い」事業者は、マーケットシェアを拡大していくと考えられます。 (注) 厚生労働省 社会福祉施設等調査:結果の概要 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、法令を遵守し、コーポレート・ガバナンスの強化に取り組み、継続的に企業価値を高めていく上で、以下の項目を重要課題として取り組んでまいります。 ① 知名度の向上 当社は、「指定障害福祉サービス」を行っておりますが、事業内容の認知度はまだまだ高いとは言えず、今後は当社の事業をより浸透させることが求められます。当社は、非就労フェーズ(通所が週2日程度で職業準備性が低い)の障害者も含めた幅広い受け入れを行っているため、知名度向上が利用者獲得(紹介)の機会増につながるものと考えており、1人でも多くの障害のある方に自立に向けた支援を提供することを通じて、自分らしく前向きに地域社会へ参加する人が増えるように取り組んでまいります。 ② 人材の確保と社員育成 当社における事業はすべて障害のある方に対する直接的な支援であり、重要指標である利用者数(通所数)、就職者数、定着者数(定着率)等を継続的に保つための最大の要素は、高品質なサービスを提供できる人材の質であるとの認識から、人材の「採用と育成」に大きな経営資源を割いております。そのため、当社の理念に共感していただける人材の継続的確保及び定着化を重要な課題の一つとして認識しております。 ③ 就労定着支援サービスの強化 当社の就労定着支援サービスにおきましては、当社サービスを経て就職をした利用者が、その職場で長く働き自立することができるようになるまで支援することが必要であると認識しております。当社では、笑顔で長く働き続けられるよう、「就業面」はもちろん、「生活面」や「体調面」も含めて、土台からしっかりサポートするため月1回以上の面談を必須にするなど、今後も一層の支援を図ってまいります。 ④ 自立訓練(生活訓練)サービスの強化 2020年4月からサービス提供を開始している自立訓練(生活訓練)サービス(Cocorport College)を強化することは、社会課題である引きこもりの解消につながると考えております。また、就労移行支援サービス利用前段階の方(就職までまだ考えられない方)を自立訓練(生活訓練)サービス(Cocorport College)で受け入れることにより、自立訓練(生活訓練)サービス(Cocorport College)利用終了後に就労移行支援サービス(就職後は就労定着支援サービス)を提供することによって、より一体としてサービスを提供できるようになり、それが利用者へのより大きな付加価値提供につながると認識しております。 自立訓練(生活訓練)サービスの強化は、各種サービスの利用者獲得などのシナジー効果を高めるものと考えております。更に2024年4月より、精神的な不調により休職した方の復職支援ニーズに応えるため、リワーク専門の自立訓練(生活訓練)サービス(Cocorport Rework)を開始し、休職されている方々への復職支援も開始しております。 ⑤ 事業基盤の強化 ・事業所数の拡大 当社事業は、一つの事業所でサービスを提供できる利用定員数が「障害者総合支援法」に基づく省令で定められている中、当社は、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載のとおり、就労移行支援サービス及び自立訓練(生活訓練)サービスともに事業所数を拡大してきておりますが、今後の継続的な事業の成長には、一層の事業所数拡大を進める必要があると考えております。 ・提供サービスの質の向上 今後継続的に事業所開設を行う際に、どの事業所でも質の高いサービスを提供するためには、一人ひとりごとに異なる悩みや不安、課題に寄り添った個別支援(一人ひとりに適した支援)の徹底が必要になります。そのために、研修を充実させ、行動指針の浸透を図っておりますが、今後一層強化し、各事業所に浸透させる必要があると考えております。 ・地域・関係機関との連携強化 障害のある方の個別最適なサービスを提供するために、行政・クリニック・支援機関といった社会資源への働きかけも重視しております。社会資源からの紹介を通じて、障害のある方に当社の質の高いサービスを利用していただき、障害のある方の就労移行実績を継続的に示すことで、社会資源からの紹介を更に増やせるものと考えております。今後もドミナント展開を徹底し、地域・関係機関との連携を強化することは重要な課題であると考えております。 ⑥ 事業関連法令の遵守 当社が展開する事業は、各種法令及び制度に基づいたサービス提供であり、障害者総合支援法及びその関連法令の遵守が事業継続の前提となります。当社では、これらの法令に基づき事業活動を行う中で、今後の法改正に柔軟に対応しつつ、持続可能な指定障害福祉サービス体制の構築を推進してまいります。 ⑦ コーポレート・ガバナンスの強化 当社は、持続的な企業価値向上を実現するためには、コーポレート・ガバナンスの強化は重要な課題の一つであると認識しております。当社では、業務執行に対する監督体制を強化することにより透明性の高い経営を目指すとともに、内部統制機能の強化及びコンプライアンス遵守を推進し、企業価値の持続的向上を実現する体制の構築に努めております。具体的には、社外取締役の活用や監査役会、会計監査人、内部監査室との連携を図り、取締役会の経営戦略策定機能・監督機能を十分に発揮できる体制を整えております。今後におきましても、内部統制の実効性を高めコーポレート・ガバナンスを充実していくことにより内部管理体制の強化を図り、リスク管理の徹底とともに強固なコンプライアンス体制の構築に取り組んでまいります。 ⑧ 財務上の課題 財務上の課題については、安定的に営業キャッシュ・フローを獲得できており、財務基盤は安定していると考えています。今後とも新規事業所開設に伴う投資活動を継続する予定ですが、資金需要は自己資金及び営業活動によるキャッシュ・フローを源泉とした財務基盤を維持しており、現時点で優先的に対処すべき財務上の課題はありませんが、上記事業上の課題に対する対処及び継続的な設備投資を実行できるよう、投資と内部留保の適切なバランスを検討し、事業の営業キャッシュ・フローの改善等に対処するなど、財務体質のさらなる強化に努めてまいります。
事業等のリスク8,588字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、投資家及び株主に対する積極的な情報開示の観点から、当社として必ずしも主要なリスクとは考えていない事項も含まれております。 当社としては、これらのリスクを予め十分に把握した上で、発生の予防及び対処に万全を期す所存でありますが、投資判断につきましては本項記載以外のものも含めて慎重に検討していただきたいと思っております。また、これらのリスク項目は、本書提出日現在において、当社が判断したものであり、発生の可能性のあるリスクの全てを網羅するものではありませんのでご留意願います。 なお、以下の記載のうち、将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスク ① 法的規制等について (顕在化の可能性:中、顕在化する可能性のある時期:法改正時、影響度:大) 当社は、事業活動を行う上で、障害者総合支援法等、様々な法規制の適用を受けておりますが、これらの法規制を遵守するため、法律の改廃、法的規制の新設、適用基準の変更等の情報を遅滞なく収集し、かつ、これらの法規制に抵触することのないように監督官庁と適宜連絡や確認を取りながら事業を進めております。しかしながら、何らかの事情により法規制に抵触する事態が生じた場合、事業活動への制約が生じ、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。特に当社事業は、障害者総合支援法に基づき国及び各都道府県・市町村から報酬を得るサービスであり、当該報酬制度は3年に1回改定が行われるため、想定を超える改定が行われた場合、報酬単価に影響し、当社の売上高、損益及び財務状況に重要な影響を与える可能性があります。 なお、各事業所は、都道府県知事、政令指定都市市長又は中核市市長から設置の指定(6年ごとの更新)を受けるものであり、その中でも就労移行支援事業所、自立訓練(生活訓練)事業所の指定には人員、設備及び運営に関する基準が規定されており、これらの規定に従って営業する必要があります。当社の提供する「指定障害福祉サービス事業」に必要な指定は、以下のとおりです。 取得   所轄官庁   許認可名称   許認可内容   有効期限   主な許認可取消事由 当社各事業所   都道府県等   指定障害福祉サービス   障害者総合支援法の就労移行支援   6年ごとの更新   障害者総合支援法第50条(指定の取消し等) 障害者総合支援法の就労定着支援 障害者総合支援法の自立訓練 (生活訓練) 障害者総合支援法の特定相談支援   障害者総合支援法第51条の29の2(指定の取消し等) 指定は事業所単位で取得しており、法人全体として組織的な不正が認められるといった場合を除き、指定の取消し等についても事業所ごとに検討されます。現時点において、当社の運営する事業所に指定取消しや営業停止は発生しておりませんが、今後何らかの原因によりこれらの指定が取消しされた場合や営業停止となった場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 特に、就労移行支援事業所、自立訓練(生活訓練)事業所が指定を受ける際の利用定員については、「障害者総合支援法」に基づく省令(注)1にて、「事業者は、利用定員を超えてサービスの提供を行ってはならないが、災害、虐待その他のやむを得ない事情がある場合は、この限りでない」ことが定められております。 また、厚生労働省の通知(注)2にて、報酬の減算対象は、単日で定員の150%、3か月の平均が定員の125%をそれぞれ超過する場合と定められております。そして、各都道府県知事は減算の対象となる定員超過利用については指導すること、また、指導に従わず、減算対象となる定員超過利用を継続する場合には、指定の取消しを検討することと定められており、その運用は各自治体に委ねられております。 さらに、厚生労働省の通知(注)3には、「原則として利用定員の超過は禁止だが、適正なサービスの提供が確保されること」を前提として、地域の社会資源の状況等から新規の利用者を受け入れる必要がある場合等やむを得ない事情が存する場合に限り、利用定員を超過することが可能である旨定められております。 当社では、法規制への抵触リスクを低減するために上記省令及び各種通知等に抵触することのないように各自治体と適宜連絡や確認を取りながら事業を進めておりますが、今後、各自治体の運用方針や通知事項が変更され、何らかの事情により当社が遵守できない事態が生じた場合、これまでどおりの運営が困難となり、影響を受けた当該事業所の売上の減少等により、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (注) 1.障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準(平成18年9月29日厚生労働省令第171号) 2.障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービス等及び基準該当障害福祉サービスに要する費用の額の算定に関する基準等の制定に伴う実施上の留意事項について(平成18年10月31日 障発第1031001号) 3.障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準について(平成18年12月6日 障発第1206001号) ② 競合について (顕在化の可能性:大、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が属する指定障害福祉サービス業界は、提供するサービス内容が人材の質に左右される傾向の強い業種であるため、当社の持つ採用力や人材育成のノウハウは短期間で構築することは難しいと考えております。当社では、中長期的な経営戦略(①幅広い受け入れ②「個別」と「支援」③ドミナント展開)を実行することで、競合に対する優位性を確保しながら事業を進めておりますが、本書提出日現在においては、サービス提供エリアにおける競争環境は激化する兆しもあり、更なる競合他社の事業の拡大や新規参入等によって他社に優位性を奪われた場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ③ 特定サービスへの依存について (顕在化の可能性:小、顕在化する可能性のある時期:法改正時、影響度:大) 当社の主力サービスは就労移行支援サービスであり、その売上高の構成比は2025年6月期で81.8%となっております。今後は新規事業である自立訓練(生活訓練)サービスの展開を進めていくことにより就労移行支援サービスに係る売上高の構成比率が低下していくように進めておりますが、当社の運営する就労移行支援事業所に指定取消しや営業停止が発生した場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (2) 事業運営に関するリスク ① 個人情報保護について (顕在化の可能性:大、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社サービスの特性上、利用者及び保護者の氏名、住所、職業等の個人情報保護法に定められた個人情報を保持しております。当社では、これらの個人情報の保護を重大な経営課題と認識し、個人情報の適正な取得及び厳重な管理のために、2020年にプライバシーマークを取得した上で、社内システムにおいては、不正アクセス等を防止するためのセキュリティ対策・ネットワーク保護施策を行い、また従業員の人為的ミスによる個人情報漏洩を回避するために技術的対策を導入し、全従業員に対しては、各種規程の周知徹底、並びに社内教育を実施し、個人情報漏洩の防止に取り組んでおります。しかしながら、これらの取り組みにもかかわらず、何らかの原因によって個人情報が流出した場合、当社への社会的信用が失墜し、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ② 新規事業所の開設計画について (顕在化の可能性:中、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、事業所を賃借する形で運営しており、新規開設する事業所の賃借物件の確保については、取引先業者からも幅広く情報を入手するように努めておりますが、当社のニーズに合致する条件の物件が必ずしも確保されるとは限りません。また、仮に当社の計画に沿った物件を確保しても計画された利用者数を確保できない場合には、事業所の新規開設が計画どおり行われない可能性があります。当社では、新規開設する事業所の賃借物件及び利用者数確保の検討等、新規開設計画に則した運営に鋭意取り組んでまいりますが、上記の事情により、新規事業所の開設が計画どおり実行できない事態が発生した場合、事業成長のスピードが減速するなど、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事業所の賃借物件について (顕在化の可能性:小、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、事業所を賃借する形で運営しており、定期建物賃貸借契約に基づく契約期間満了時に再契約できず事業所の運営が継続できない場合、事業所を運営休止せざるを得なくなる可能性があります。そのため、定期建物賃貸借契約の賃借物件については、再契約できない場合を想定し、事業所周辺の物件を恒常的にリストアップするようにしておりますが、契約期間満了までに契約更新ができず、当該事業所に代わる物件を近隣に確保できない場合、事業成長のスピードが減速するなど、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ④ 事業所における事故について (顕在化の可能性:大、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社では、事業所の運営に関し、利用者及びスタッフの安全確保を重大な経営課題として認識し、行政の指導内容に沿った厳格な運用により安全管理に努めております。しかしながら、事業所には机等の什器備品があり、それらに当たったり躓いたりすることで事故が発生する可能性や、事業所で食事提供を行う場合には、冷凍状態から温めてお弁当を提供しているため、食中毒や感染症等が発生する可能性があり、これらの事故が発生した場合、利用者の流出や指定取消しにより、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ⑤ 大規模な自然災害・感染症について (顕在化の可能性:小、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社では、有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じておりますが、当社の事業所運営地域は、神奈川県をはじめとした関東地区の割合が高く(本書提出日現在での全事業所数に対する関東地区の合計事業所数の割合は80.0%)、特に関東地区においての台風、地震、津波等の自然災害の発生や、また、新型コロナウイルス感染症等の感染症の流行が想定を大きく上回る規模で発生した場合には、利用者の通所が困難となること、また政府の方針により事業所を閉所するなどにより、経営成績、財務状況に影響を与える可能性があります。当社としては、台風、地震、津波等の自然災害の発生については、策定しているBCPに則り、利用者及び従業員の安全を最優先に行いながらも事業継続する体制の整備を進めており、また新型コロナウイルス感染症等の感染症の流行に対しては、予め行政と密に連携して通所型訓練と遜色のない在宅型の個別訓練ができる環境を整備し、感染状況を踏まえつつ、即座に利用者の在宅型訓練への切り替え及び従業員の在宅勤務への切り替えを行うことで感染防止できるように取り組んでおります。ただし、事態が長期化し、事業所が開設できなくなった場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ⑥ 情報システム障害発生について (顕在化の可能性:小、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は今後の事業拡大、業務の効率化を図るためシステム投資を積極的に行う方針であります。システムを活用するに当たっては、適正な情報システム運用環境を整え、また関連規程類の整備や利用者教育を推進することで業務効率化を推進しており、情報システム障害が発生した場合でも、迅速に各事業所の業務の通常化を図る対策と情報システムの冗長化を進める対策をしております。しかしながら、情報システムの利用が進むことで、万が一、大規模なシステム障害が発生し復旧に時間を要する等、何らかの理由でシステムの障害が発生し事業所の運営や本社業務が滞った場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ⑦ 訴訟等について (顕在化の可能性:小、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社では発達障害や精神障害がある方を主たる対象としたサービスを提供しております。当社はサービスを提供する全従業員に対して教育研修を実施し、多様な状況に対応できるためのマニュアルの整備等により、事故の発生防止や緊急事態に対応できるように取り組んでおります。しかし、利用者の病状の悪化等による訴訟等で過失責任が問われるような事態が生じた場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ⑧ 風評等の影響について (顕在化の可能性:小、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社の事業は、利用者やその家族に加え、就労先の企業や、行政、教育機関、医療機関等の関係機関、又は地域社会との連携により成り立っております。当社の従業員には、企業理念を浸透させ、コンプライアンスを遵守する意識を高く保つように従業員教育を徹底しております。しかしながら、従業員の不祥事等何らかの事象の発生や、当社に対して不利益な情報や風評が流れた場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (3) 組織体制に関するリスク ① 人材の確保及び育成について (顕在化の可能性:大、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社が展開する事業は、発達障害や精神障害がある方を主たる対象としたサービスであり、新規拠点の開設に伴い、有資格者を含む専門的な知識や指導技術を持った人材の確保が急務となっております。このため当社では、経験者を対象とした通年での採用活動と並行して、適性を有する新卒学生や未経験者を採用し、研修部門による様々な研修や情報提供を行うことで一から人材を育成するなど、人材の拡充に取り組んでおります。 しかしながら、今後、人材の確保と育成が事業所開設のスピードに追いつかない場合や既存人員の流出等が生じた場合、事業成長のスピードが減速するなど、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ② 内部管理体制について (顕在化の可能性:小、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、企業価値を最大化すべく、事業拡大に遅れることなく従業員の育成、人員の増強を図ることで内部管理体制の一層の充実を図ると共に、コーポレート・ガバナンスの充実を図る施策を実施しております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を整備・運用しております。しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合、適切な業務運営が困難となり、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ③ 特定経営者への依存について (顕在化の可能性:大、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は現在に至るまで常勤の取締役3名がそれぞれの管掌領域において業務推進及び連携を図り、全社の事業推進をしております。代表取締役社長佐原敦矢は経営方針や事業戦略の決定など当社の企業活動全般の推進において、取締役岩元勝志は管理部門における業務推進及び社内体制の整備において、取締役長尾吉祐は指定障害福祉サービス事業全般の事業推進及び事業拡大において、重要な役割を果たしております。当社では事業の拡大に伴い各部門における中核従業員の採用や育成及び権限委譲を行い、常勤の取締役に依存しない体制構築を推進し、経営組織の強化に努めております。また、2025年9月19日開催の第14回定時株主総会決議により、経営体制の強化を図るため常勤取締役を1名増員しております。しかしながら、何らかの理由により既存の常勤の取締役3名の業務遂行が困難となった場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (4) 財務状況に関するリスク ① 固定資産の減損について (顕在化の可能性:中、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、積極的な新規事業所開設の推進による新規拠点の内装工事や什器備品等の固定資産残高が増加しております。当社では、減損処理が発生しないよう、各拠点の収益管理を徹底し、採算性の悪い拠点に対しては業績回復に向けた対策を講じておりますが、事業所の業績動向によっては、固定資産の減損会計の適用に伴う損失処理が発生し、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性があります。 (5) その他のリスク ① 新株予約権行使による株式価値希薄化について (顕在化の可能性:大、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小) 当社は、当社役員及び従業員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権(以下「ストックオプション」という。)を付与しております。また、今後におきましても、役員及び従業員に対するインセンティブとしてストックオプションを付与する可能性があります。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 なお、2025年6月末時点におけるストックオプションによる潜在株式数は74,000株であり、発行済株式総数3,695,550株の2.0%に相当します。 ② 配当政策について (顕在化の可能性:中、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、企業価値を継続的に拡大し、株主に対する利益還元を行うことを重要な経営課題と認識しており、健全な財務体質の維持及び将来の事業拡大に備えるために内部留保のバランスを図りながら、各期の経営成績及び財政状態を勘案して、利益配当による株主に対する利益還元の実施を基本方針としております。2024年6月期までは、将来の利益還元実現のための事業所拡大等の先行投資を進めることが経営上の最重要課題であったことから、配当を実施しておりませんでしたが、2024年8月14日付「配当政策の基本方針の変更及び定款一部変更に関するお知らせ」にありますとおり、当社の経営環境及び今後の経営計画を踏まえ、引き続きの健全な財務体質の維持及び将来の事業拡大に備えるための内部留保を確保しつつも、株主の皆様への利益還元が可能と判断し、配当政策の基本方針を変更しております。また、2025年8月13日付「剰余金の配当(初配・増配)及び配当政策の基本方針の変更に関するお知らせ」にありますとおり、更なる株主還元の促進を図るため配当政策の基本方針を更に変更し、今後株主還元を更に充実させることを目的とし、その取組のひとつとして、配当性向を2025年6月期の30%から40%へ引き上げることといたしました。変更後の配当政策の基本方針は2026年6月期より適用いたしますが、変更後におきまして、外部環境等様々な要因により、想定どおりの配当を実施することができない等の状況が生じ、配当政策の基本方針に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 資金使途について (顕在化の可能性:中、顕在化する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 上場時の公募増資等により調達した資金の使途については、主に「指定障害福祉サービス事業」拡大のための新規事業所開設費、人材採用費、IT環境の整備強化費等に充当する予定です。しかしながら、当社が属する業界において急速に事業環境が変化することも考えられ、現時点における資金使途計画以外の使途へ充当する可能性があります。また、当初の計画に沿って資金を投資した場合においても、想定した投資効果が得られない場合、当社の売上高、損益及び財務状況に影響を与える可能性もあります。なお、資金使途計画に重大な変更が発生した場合には、適時適切に開示してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,320字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当事業年度のわが国経済は、インバウンド需要の増加や賃上げによる雇用・所得環境の改善等、経済情勢に一定程度の回復傾向がみられています。一方で、物価上昇の継続や米国の通商政策などの不安定な国際情勢によって当面不透明な状況が続くものと見込まれております。 当社を取り巻く障害福祉サービス業界においては、障害者数は増加傾向にあり1,152.8万人となっております(内閣府「令和7年度版障害者白書」)。また、障害者の法定雇用率(民間企業に義務付けられている障害者の雇用率)は段階的に引上げられ、2024年4月には2.5%となりました(1976年時点の法定雇用率は1.5%)。2018年には精神障害者が障害者雇用義務の対象に加わりました。厚生労働省「令和6年障害者雇用状況の集計結果」によると、民間企業における雇用障害者数「67万7,461人」、実雇用率(民間企業に実際に雇用されている障害者の雇用率)「2.41%」はともに過去最高を更新しております。一方で、法定雇用率達成企業の割合は46.0%となっていることや、法定雇用率自体も2026年7月に2.7%に益々引上げられる(厚生労働省「障害者の法定雇用率引上げと支援策の強化について」)ことから、今後も障害者雇用の拡大は見込まれ、それを支援する障害福祉サービスの拡大余地も引き続き大きいと考えられます。 このような環境の下、当事業年度においても社会課題解決に応えるべく拠点数増加を推進し、前事業年度末の105拠点(就労移行支援事業所74拠点、自立訓練(生活訓練)事業所(Cocorport College、Cocorport Rework)31拠点)から15拠点増加し合計120拠点へと拡大し(就労移行支援事業所81拠点、自立訓練(生活訓練)事業所(Cocorport College、Cocorport Rework)39拠点)、サービスの拡大を図ってまいりました。 これらの結果、当事業年度における経営成績は、売上高6,376,772千円(前期比10.9%増)、営業利益771,938千円(前期比9.6%増)、経常利益797,843千円(前期比11.0%増)、当期純利益561,980千円(前期比6.9%増)となりました。 また、当社は指定障害福祉サービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 ② 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における流動資産合計は3,034,049千円となり、前事業年度末に比べ574,073千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が456,650千円、売掛金が90,060千円増加したこと等によるものであります。固定資産合計は845,981千円となり、前事業年度末に比べ136,988千円増加いたしました。これは主に新規拠点増加に伴い有形固定資産が58,886千円、敷金及び保証金が33,140千円、並びに繰延税金資産が44,627千円増加したこと等によるものであります。 この結果、資産合計は、3,880,030千円となり、前事業年度末に比べ711,062千円増加いたしました。 (負債) 当事業年度末における流動負債合計は711,654千円となり、前事業年度末に比べ57,461千円増加いたしました。これは主に未払費用が12,452千円減少した一方で、未払金が46,262千円、未払法人税等が23,860千円増加したこと等によるものであります。 固定負債合計は230,120千円となり、前事業年度末に比べ65,045千円増加いたしました。これは主に、賃借不動産の退去に備えた資産除去債務が66,777千円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は、941,775千円となり、前事業年度末に比べ122,507千円増加いたしました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は2,938,255千円となり、前事業年度末に比べ588,554千円増加いたしました。これは主に新株予約権の行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ13,329千円増加したこと、及び当期純利益の計上に伴い繰越利益剰余金が561,980千円増加したことによるものであります。 この結果、当事業年度末の自己資本比率は75.7%(前事業年度末は74.1%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末と比べて456,650千円増加し、1,728,119千円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は598,101千円(前事業年度は562,618千円の獲得)となりました。 これは主に売上債権の増加による90,060千円及び法人税等の支払額220,776千円等の支出があった一方で、税引前当期純利益760,410千円、減価償却費71,605千円をそれぞれ計上したこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は155,904千円(前事業年度は101,383千円の使用)となりました。これは主に新規拠点開設に伴う有形固定資産の取得による支出97,659千円並びに敷金及び保証金の差入による支出54,334千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は14,452千円(前事業年度は24,530千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出8,738千円等があった一方で、新株予約権の行使に伴い、株式の発行による収入26,358千円があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度の販売実績をサービス別に示すと、次のとおりであります。 サービスの名称   当事業年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) 就労移行支援・就労定着支援・指定計画相談支援サービス   5,213,996   107.5 自立訓練(生活訓練)サービス   1,161,128   129.2 その他   1,647   121.3 合計   6,376,772   110.9 (注) 1.当社は「指定障害福祉サービス事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。上記ではサービス別の販売実績を記載しております。 2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)   当事業年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 神奈川県国民健康保険 団体連合会   1,784,897   31.0   1,961,534   30.8 埼玉県国民健康保険 団体連合会   1,265,601   22.0   1,382,384   21.7 東京都国民健康保険 団体連合会   1,122,307   19.5   1,179,525   18.5 千葉県国民健康保険 団体連合会   909,409   15.8   954,277   15.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載しております。また、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a.固定資産の減損処理 財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、固定資産の減損については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 b.資産除去債務 財務諸表作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、資産除去債務については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に含めて記載しております。 b.経営成績 (売上高、売上原価、売上総利益) サービス拡大を目的に、当事業年度は就労移行支援事業所を前事業年度と比べて7事業所増加(前事業年度74事業所から81事業所)し、自立訓練(生活訓練)事業所の事業所数を8事業所増加(前事業年度31事業所から39事業所)いたしました。事業所数の増加に伴い、前事業年度と比べて通所数は23,403通所増加となり、470,432通所となりました(前事業年度比5.2%増)。売上高については、前事業年度と比べて625,960千円増加し、6,376,772千円(同10.9%増)となりました。売上原価については、従業員数増加に伴う労務費が398,816千円増加、事業所数増加に伴う地代家賃が79,537千円増加、利用者増加に伴う利用者研修費が21,531千円増加したこと等により、前事業年度と比べて497,806千円増加し、4,570,522千円(同12.2%増)となりました。その結果、売上総利益は、前事業年度と比べて128,154千円増加し、1,806,249千円(同7.6%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費については、広告宣伝費が18,726千円、給与手当が15,270千円増加したこと等により、前事業年度と比べて60,256千円増加し、1,034,310千円(同6.2%増)となりました。その結果、営業利益は771,938千円(同9.6%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は、助成金収入が15,819千円増加したこと等により、前事業年度と比べて16,464千円増加し、32,939千円(同99.9%増)となりました。営業外費用は、解約違約金6,540千円の発生等により、前事業年度と比べて5,239千円増加し、7,035千円(同291.7%増)となりました。 その結果、経常利益は797,843千円(同11.0%増)となりました。 (特別利益、特別損失、法人税等、当期純利益) 特別利益は発生しておりません。一方で、営業活動から生じる損益が継続してマイナスの事業所で、かつ、今後も収益改善の可能性が低いと判断した事業所について、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額37,433千円を減損損失として特別損失に計上いたしました。また、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額含む)は、前事業年度と比べて5,294千円増加し、198,429千円(同2.7%増)となりました。 これらの結果、当期純利益は561,980千円(同6.9%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。 当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、障害福祉サービスの提供及び事業所の運営に係る人件費及び外注費、販売費及び一般管理費の営業費用による運転資金であります。投資を目的とした資金需要は、新規事業所開設に伴う設備投資が主なものであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、当事業年度末における有利子負債の残高は1,666千円となっております。 また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は1,728,119千円となっております。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 当社は、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)」に記載のとおり、売上高及び経常利益を重要な経営指標と位置付けております。そして、重要な経営指標である売上高と経常利益の向上のため、事業所数、利用者数(通所数)、就職者数、定着者数(定着率)等を重要指標として、各経営課題に取り組んでおります。なお、定着者数の目標は2年以上経過している各Officeは年間10名以上(就職者数は最低限年間10名以上)が目標となります。 第14期については、事業所数は前事業年度と比べて、就労移行支援事業所は7事業所増加(前事業年度末74事業所から81事業所)、自立訓練(生活訓練)事業所は8事業所増加(前事業年度末31事業所から39事業所)となりました。事業所数の増加に伴い、前事業年度と比べて通所数は23,403通所増加(前事業年度比5.2%増)となりました。これらの結果、売上高は625,960千円増加(同10.9%増)、経常利益は79,123千円増加(同11.0%増)となりました。 a.重視する経営指標の推移 前事業年度(自 2023年7月1日至 2024年6月30日)   当事業年度(自 2024年7月1日至 2025年6月30日) 売上高(千円)   5,750,811   6,376,772 経常利益(千円)   718,720   797,843 b.売上高を構成する主要な経営指標

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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