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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エコミック

ECOMIC CO.,LTD3802 · Standard · 情報・通信業

給与計算アウトソーシングを中核に、人事・給与関連のBPaaSを提供。クラウドと業務代行を組み合わせ、企業の人事業務を支援する。

概要

株式会社エコミックは、給与計算を中心としたバックオフィスBPaaS(Business Process as a Service)を提供する企業である。1997年に札幌で設立され、自社開発のHRテック「簡単年調」などのクラウドサービスと人的な業務代行を組み合わせたハイブリッド型サービスを強みとする。2026年3月期の連結売上高は23億円、営業利益2億円、従業員152名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

給与計算と年末調整を軸としたBPaaS事業

当社グループはBPaaS事業の単一セグメントで構成される。中核は給与(賞与)計算BPaaSであり、顧客企業の人事・総務・経理担当者に代わり、クラウドサービスの提案と業務プロセス改善支援、給与計算業務の代行を行う。加えて、年末調整BPaaSでは自社システム「簡単年調」を用いて申告書のデータ化と計算代行を提供する。住民税関連BPaaSでは通知書の開封・データ入力・封入を、マイナンバー収集BPaaSでは番号情報のデータ化をクラウド上で行う。これらのサービスはスポットでも提供され、顧客のニーズに応じて柔軟に組み合わせられる。

売上高は23億円、利益率改善が進む

売上高は2013年3月期の5億円から着実に拡大し、2026年3月期には23億円に達した(前年比10.6%増)。成長の要因は年末調整BPaaSの処理件数増加と平均単価の向上、給与計算BPaaSの単価改善、2025年4月に連結子会社化した中国の栄光未来信息技術(上海)有限公司の売上寄与である。売上原価率は2026年3月期に32.5%(前期27.8%)へと改善し、営業利益は1億7366万円(前期比271.0%増)、営業利益率は7.4%となった。財務面では自己株式取得による支出があったものの、営業キャッシュ・フローは3億7432万円のプラスを維持している。

日本国内2拠点と中国現地法人による事業展開

本社は札幌市中央区に、東京本部は東京都新宿区に置く。かつて大阪にもカスタマーセンターを開設したが、後に大阪営業所として北区に移転し、現在も営業拠点として機能する。海外展開については、2013年5月に中国山東省青島市に100%子会社の栄光信息技術(青島)有限公司を設立。さらに2025年2月、上海市の櫻智而望企業管理咨詢(上海)有限公司(2025年4月に栄光未来信息技術(上海)へ社名変更)の出資持分を取得し、連結子会社とした。中国拠点では、現地の法制度に準拠したクラウド人事管理システム「e-HR」を日本企業向けに提供している。

グループは4社、ビズライト・テクノロジーが開発を担う

当社グループは、株式会社エコミック(単体)と3社の連結子会社で構成される。連結子会社は、栄光信息技術(青島)有限公司、栄光未来信息技術(上海)有限公司、そして2022年4月に株式取得した株式会社ビズライト・テクノロジーである。ビズライト・テクノロジーは当社主力HRテック「簡単年調」の開発を担当する。中国の2社は人事関連BPaaSとシステム開発・販売を行う。グループ全体で、BPOのノウハウと自社開発のクラウド技術を融合させ、バックオフィス業務のトータルソリューションを提供する体制を整えている。

業界の中での役割は人事・給与業務のBPaaSプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
23億円
営業利益
2億円
営業利益率
8.7%
純利益
1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/3
事業売上構成比利益利益率
BPO事業21億円100.0%1億円4.8%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01全業種(顧客企業の人事・総務部門)主力

給与計算、年末調整、住民税関連、マイナンバー収集などのBPaaSを提供。クラウドサービスと業務代行を組み合わせ、顧客企業の人事業務を効率化する。関連して勤怠・人事システムや個別システム開発も手がける。

主な製品・サービス3
給与(賞与)計算BPaaS
顧客企業の給与計算業務をクラウド上で代行するサービス。業務プロセス改善支援も含む。
簡単年調
クラウド型の年末調整サービス。申告書のデータ化を行い、年末調整業務を効率化する。
e-HR
中国の法制度に準拠したクラウド型人事管理システム。中国に子会社を持つ日本企業向け。

製品と技術

給与(賞与)計算BPaaS:業務プロセス改善と代行の一体化

本サービスは、顧客企業の給与計算業務をクラウド上で支援するBPaaSである。単なるシステム提供ではなく、業務状況に合わせたクラウドサービスの提案、プロセス改善支援、実際の計算業務の代行までを一貫して行う。これにより、顧客は社内の人事・総務担当者の負荷を軽減できる。サービスは月次給与だけでなく賞与計算にも対応し、顧客企業の規模や業種に応じてカスタマイズ可能。当社が長年培ったBPOのノウハウと、自社開発のシステムを融合させた点が特徴である。

「簡単年調」:クラウド年末調整システムの主力HRテック

2017年10月にリリースされた「簡単年調」は、年末調整業務をクラウド上で完結させる自社開発システムである。従業員が提出する各種申告書をデータ化し、自動計算を行う。給与計算BPaaSの顧客以外にもスポットで提供され、導入企業の事務負担を大幅に削減する。このシステムは子会社のビズライト・テクノロジーによって開発・改良が続けられており、毎年の法改正にも迅速に対応している。年末調整BPaaSのコア技術として、同社の収益を支える柱の一つである。

「e-HR」:中国法準拠のクラウド人事管理システム

中国子会社の栄光未来信息技術(上海)有限公司は、中国に拠点を持つ日本企業向けにクラウド型人事管理システム「e-HR」(イー・エイチアール)を提供している。中国の労働法・税制に準拠した給与計算、勤怠管理、社会保険手続きなどの機能を備える。日本の本社と中国現地法人の人事データを連携できる点が強みで、同社の海外BPaaS事業の中核製品となっている。現地の法規制に対応したアップデートを継続的に行い、安定したサービスを提供している。

システム開発と勤怠・人事システムの提供

当社グループは、給与計算BPaaSに付随するシステムの受託開発も行う。自社の基幹システムだけでは対応できない顧客固有の要望(専用帳票出力、経理仕訳データ作成、有給管理など)に対して、個別にシステムを開発・販売する。また、勤怠・人事システムをASP方式で提供。他社データセンターを利用し、顧客はネット経由で使用料を支払うことで、社員の勤怠把握や人事評価の基礎データを管理できる。これらはBPaaSのバリエーションを広げ、顧客のあらゆるバックオフィス業務に対応する体制を支えている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

Web制作で国内中位、低採算で収益改善途上

エコミックはWeb制作・運用を主力とする独立系デジタルマーケティング企業。同業のVRAIN SolutionやCocoliveはともに急成長フェーズにあるが、当社は売上20億円前後で横ばい、営業利益率は0%と収益性が低い。業界内では規模・成長性ともに中位だが、2026/3期には営業利益率8.7%への改善計画を示す。将来のDX需要取り込みと収益力強化が焦点。

強み

  • 特定ベンダーに依存せず、クライアント要件に合わせた最適なWebソリューションを提供できる点が強み。
  • Webサイト制作後の保守・運用受注が安定収益源となり、顧客との長期的関係を構築している。
  • 従業員一人当たりの生産性に課題はあるが、固定費を抑えたビジネスモデルで損益分岐点が低い。
  • CMSやECサイト構築など周辺領域に展開可能な技術基盤を持ち、案件の幅を広げられる。

課題

  • 2025/3期は営業利益率0%と限界的で、価格競争や原価管理の改善が必要。
  • 売上高が20億円前後で停滞しており、新規顧客獲得や大口案件の受注が急務。
  • 同業他社がAIやIoTへ領域を広げる中、差別化になる独自技術やサービスが不足。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がエコミック

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14069BlueMeme25億円20.2倍
2519Aベーシック25億円8.6倍
3340Aジグザグ25億円11.2倍
44387ZUU25億円
59423フォーバル・リアルストレート25億円14.8倍
63802エコミック24億円20.7倍
7304Aフォルシア24億円49.8倍
84260ハイブリッドテクノロジーズ24億円696.7倍
93970イノベーション24億円
105242アイズ23億円
114427EduLab23億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

給与計算アウトソーシング会社として札幌で創業

1997年4月、札幌市中央区に資本金1000万円で当社が設立された。目的はペイロール(給与計算)事業である。設立当初から給与計算業務の代行を主業とし、中小企業向けにアウトソーシングサービスを提供した。2000年5月にはキャリアバンク株式会社が当社株式の70%を取得し、同社の子会社となる。この資本関係は2024年3月の増資により変更されるまで継続し、グループとしての基盤を形成した。

札幌証券取引所アンビシャスへ上場、拠点を拡大

2006年4月、証券会員制法人札幌証券取引所アンビシャスに上場を果たした。上場に先立ち、2002年9月に東京カスタマーセンター(現・東京本部)を新宿区に開設し、首都圏での営業基盤を構築。2007年7月には大阪カスタマーセンターを大阪市淀川区に開設し、三大都市圏をカバーする体制を整えた。また、2006年6月にプライバシーマークを取得し、情報管理体制の強化を図っている。本社も札幌市内で移転を繰り返しながら、2015年8月に現在の中央区大通西8丁目に落ち着いた。

中国子会社設立とクラウドサービス「簡単年調」のリリース

2013年5月、中華人民共和国山東省青島市に100%子会社として栄光信息技術(青島)有限公司を設立し、海外進出を開始した。同年11月には東京本部を新宿区に移転し、業務効率を向上。2017年10月、自社開発のクラウド年末調整システム「簡単年調」をリリース。これにより、従来のBPOに自社クラウドを組み合わせたBPaaSモデルへの転換が加速した。このシステムは後にグループの主力HRテックとして位置づけられることになる。

東京証券取引所JASDAQ上場と市場再編への対応

2020年4月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。札幌証券取引所から東証への鞍替えにより、より広範な投資家からの資金調達が可能となった。2022年4月の東証市場再編に伴い、JASDAQからスタンダード市場に移行した。同時期、株式会社ビズライト・テクノロジーの株式を取得し連結子会社化。同社はシステム開発力を有し、後に「簡単年調」の開発を担うことになる。

資本関係の変化と上海子会社の取得

2024年3月、増資によりキャリアバンク株式会社の持株比率が低下し、同社は親会社からその他の関係会社となった。2025年2月、中華人民共和国上海市にある櫻智而望企業管理咨詢(上海)有限公司の出資持分を取得し連結子会社化(2025年4月に栄光未来信息技術(上海)へ商号変更)。2026年2月には自己株式の公開買付けを実施し、キャリアバンク株式会社はその他の関係会社ではなくなり、資本的に独立した企業体となった。

年表20件を開く

1990年代

  • 1997年4月創業札幌市中央区にペイロール事業を目的として当社(資本金10,000千円)を設立

2000年代

  • 2000年5月キャリアバンク株式会社が当社株式を70%取得したことにより、同社の子会社となる
  • 2002年9月東京都新宿区に東京カスタマーセンター(現 東京本部)を開設
  • 2003年11月本社を札幌市東区北6条東2丁目に移転
  • 2006年1月プライバシーマーク取得
  • 2006年4月上場証券会員制法人札幌証券取引所アンビシャスへ上場
  • 2006年6月東京カスタマーセンター(現 東京本部)を東京都文京区に移転
  • 2007年7月大阪カスタマーセンターを大阪市淀川区に開設

2010年代

  • 2010年5月東京カスタマーセンター(現 東京本部)を東京都中央区に移転
  • 2011年2月本社を札幌市東区北6条東4丁目に移転
  • 2013年5月中華人民共和国山東省青島市に100%子会社として栄光信息技術(青島)有限公司を設立
  • 2013年11月東京本部を東京都新宿区に移転
  • 2015年8月本社を札幌市中央区大通西8丁目に移転
  • 2016年1月大阪営業所を大阪市北区に移転
  • 2017年10月クラウド年末調整システム「簡単年調」をリリース

2020年代

  • 2020年4月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2022年4月M&A東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行 株式会社ビズライト・テクノロジー(現・連結子会社)の株式取得
  • 2024年3月増資により、キャリアバンク株式会社が親会社からその他の関係会社となる
  • 2025年2月商号変更中華人民共和国上海市にある櫻智而望企業管理咨詢(上海)有限公司(2025年4月栄光未来信息技術(上海)有限公司へ社名変更)(現・連結子会社)の出資持分を取得
  • 2026年2月自己株式の公開買付けにより、キャリアバンク株式会社がその他の関係会社ではなくなる

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高営業利益率10%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    テクノロジーとBPO融合のハイブリッド戦略

    AIやSaaSといったテクノロジーと、人的サービス(BPO)を組み合わせたハイブリッド戦略を推進し、顧客企業の生産性向上を支援するBPaaS業界のリーダーを目指す。

  2. 02

    業務プロセスの見直しとAI活用

    生成AIなど技術革新に対応するため、業務プロセスを見直し、AI活用を前提とした効率的で生産性の高い業務遂行の仕組みを構築する。

  3. 03

    品質向上と情報管理体制の強化

    業務成果物の正確性を高め、個人情報漏洩対策など情報管理体制を強化し、顧客企業の信頼を確保する。

  4. 04

    優秀な人材の確保と育成

    国籍・年齢・性別を問わず優秀な人材を確保・育成し、増加する業務量に対応できる体制を整える。

  5. 05

    収益基盤の多様化と新規事業展開

    給与計算BPaaSへの依存度を下げるため、既存事業とのシナジーを活かした新サービス開発や外部SaaS企業との連携により、人事・労務関連BPO業務を展開する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で152人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は475万円で、9期前と比べて+26.0%平均年齢は37.6歳、平均勤続年数は7.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月59
2018年3月63
2019年3月37736.24.367
2020年3月43535.84.977
2021年3月39636.84.7100
2022年3月43136.85.0111
2023年3月44536.35.1149
2024年3月39037.06.0147
2025年3月40936.86.41540
2026年3月47537.67.2152132

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.4%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)55.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 1 / 海外 2、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 札幌市中央区119百万円
BPaaS事業
主な関係会社
  • 海外
    栄光信息技術(青島)有限公司(注2)
    中国山東省 青島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビズライト・テクノロジー
    札幌市中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    栄光未来信息技術(上海)有限公司
    中国上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は23億円営業利益2億円前期と比べると増収で、売上が+9.5%。

売上高
+9.5%
23億円
営業利益
2億円
純利益
1億円
営業利益率
8.7%
前期比 +8.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高24億円23億円
営業利益2億円2億円
純利益1億円1億円
1株あたり配当¥13¥13

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は4億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q51
2024年1Q4−1−25.00
2024年2Q3−1−33.3−1
2024年3Q10440.02
2024年4Q50
2025年2Q6−2−33.3−2
2025年4Q15213.32
2026年2Q7−2−28.6−1
2026年4Q16425.02
2027年1Q4−1−25.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は5億円から23億円へ4.6倍に増えた。直近期の営業利益率は8.7%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
中華人民共和国山東省青島市に100%子会社として栄光信息技術(青島)有限公司を設立
2013年3月500
2014年3月600
2015年3月800
2016年3月910
2017年3月1011
2018年3月1011
2019年3月1111
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2020年3月1311
2021年3月1611
東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行 株式会社ビズライト・テクノロジー(現・連結子会社)の株式取得
2022年3月1821
2023年3月2222
2024年3月2221
中華人民共和国上海市にある櫻智而望企業管理咨詢(上海)有限公司(2025年4月栄光未来信息技術(上海)有限公司へ社名変更)(現・連結子会社)の出資持分を取得
2025年3月21010.00
2026年3月23228.71

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高23億円のうち、営業利益として残るのは2億円8.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の4.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金65.2%15億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金26.1%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.7%2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
34.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.3pt
8.7%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.3pt
4.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.1pt
6.9%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
28.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが4億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は11億円で、売上の5.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月00003
2014年3月00003
2015年3月1−1003
2016年3月0−10−13
2017年3月10014
2018年3月00003
2019年3月20025
2020年3月20026
2021年3月1−22−17
2022年3月3−1028
2023年3月30−1310
2024年3月2−13115
2025年3月1−1−2014
2026年3月4−1−6311

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は16億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は83.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月44092.9
2014年3月44091.0
2015年3月54180.8
2016年3月55085.5
2017年3月65184.9
2018年3月66089.8
2019年3月76186.4
2020年3月97276.9
2021年3月1110190.9
2022年3月1311284.9
2023年3月1713475.7
2024年3月2118386.2
2025年3月2018291.4
2026年3月1614383.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
11億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
8億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率17 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中52位あたり、逆に低いのはROE605社中457位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.9%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.7%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥502で、1年前と比べて-3.2%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥502+0.2%1ヶ月+1.8%1年-3.2%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥433高値¥537

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)20.7倍
PER (会社予想)12.2倍
PBR1.37倍
配当利回り2.59%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7/16に493円(52週高値圏)まで上昇後、488円。25日線(478円)を上回り、上昇トレンド継続。出来高は7/14に8000株とやや増加。52週高値537円まで約9%。RSI67でやや買われすぎ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER20.1倍は業界平均29.7倍を大きく下回り、PBR1.23倍も業界平均3.44倍を下回る。配当利回り2.64%は業界平均1.23%を上回るが、ROE6.91%は低く利益成長が停滞している。2025/3期の営業赤字から回復途上であり、割安だが業績回復の確度には注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)20.7倍47.9倍
PER (予想)12.2倍
PBR1.37倍2.96倍
ROE6.9%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績が停滞しており、2025年3月期は営業損益・純損益ともほぼゼロと低迷。一方、2026年3月期は営業利益率8.7%への急改善が予想。このV字回復が実現するかどうかが最大の争点。強気派は同社の構造改革や新規事業の寄与を期待。弱気派は実績の裏付けなく、業績予想の達成は困難とみる。

プラスに働く材料7
  • 2026年3月期の急改善期待

    売上高23億、営業利益率8.7%の予想。収益性が大幅に改善する計画。

  • 構造改革の効果

    低採算事業の見直しやコスト削減が利益率改善に寄与する可能性。

  • 小規模でも成長余地

    市場規模が小さく、ニッチ分野でのシェア拡大余地がある。

  • 2026年3月期の増益達成2026年Q2影響

    営業利益は前期0→2億円に回復、収益力改善

  • 新製品投入による成長2027年〜2028年影響

    売上高23億円、新サービスで中期的成長期待

  • 株主還元の継続継続影響

    配当利回り2.64%、安定配当維持で下支え

  • 低PBRからの改善不定影響

    PBR1.23倍、ROE改善でバリュエーション向上

マイナスに働く材料7
  • 業績予想に疑問

    過去の実績が伸びず、急なV字回復は非現実的。

  • 競争激化で苦戦

    映像制作業界は競争が激しく、価格競争に巻き込まれやすい。

  • 財務基盤の脆弱さ

    自己資本が少なく、投資余力に乏しい。

  • 業績の再悪化2026年下期影響

    過去2期は低調、今期計画未達で赤字転落リスク

  • 市場の縮小継続影響

    売上高22→21→23億円、横ばい圏で成長見込み薄

  • 競合の台頭不定影響

    小規模企業、競合参入でシェア低下懸念

  • 流動性不足による株価変動通年影響

    時価総額23億円、出来高少なく需給で乱高下

次の決算で確かめる点
売上高
成長の有無を示す基本指標。停滞からの脱却が確認できるか。
営業利益率
急改善予想の達成度。コスト構造改革の進捗を見る。
受注残高
将来の収益の先行指標。需要の強さを測る。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり13で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.59%。

年間配当
¥13
1株あたり
配当利回り
2.59%
いまの株価に対して
配当性向
45.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年3月624.8
2023年3月833.327.4
2024年3月1250.034.8
2025年3月138.3103.6
2026年3月130.045.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥13

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,821人。区分でいちばん多いのは個人・その他86.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.4%を占め、残る87.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他48.248.747.155.855.986.4
自己株式0.00.00.00.026.9
事業法人49.849.250.742.341.812.2
外国法人0.60.20.30.61.00.7
証券会社0.61.51.31.11.00.5
金融機関0.80.30.60.20.20.2
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01熊谷 浩二6.06
02日本社会保険労務士法人4.90
03目時 伴雄4.50
04株式会社ティーケーピー2.57
05佐藤 佳寿子2.21
06加藤 徹嘉2.19
07株式会社TKS2.03
08佐藤 舞1.66
09佐藤 良洋1.66
10中瀬 浩一1.37

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+4080%、1株純資産は14期で+53%。直近期のROEは6.9%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月−1259
2014年3月−125467.2
2015年3月132655.125.330.1
2016年3月2828510.314.634.6
2017年3月2216214.618.730.0
2018年3月1717710.225.042.5
2019年3月2419512.915.930.1
2020年3月3121814.812.522.1
2021年3月2726811.822.026.3
2022年3月3030110.515.624.8
2023年3月4534113.911.527.4
2024年3月333888.213.834.8
2025年3月93842.453.1103.6
2026年3月243976.919.145.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額68百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
熊谷浩二代表取締役社長CEO55284,200
荒谷努取締役CFO システム企画室管掌5257,100
武田朋宜取締役COO セットアップ部長 品質管理部長 オペレーション部管掌4031,200
西田光志取締役74
井上晋一取締役(監査等委員)64
小林董和取締役(監査等委員)801,400
荒木俊和取締役(監査等委員)43
児山法子取締役(監査等委員)49

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)34985719
社外取締役411113

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,421字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の子会社)は、当社(株式会社エコミック)及び連結子会社3社で構成されております。従来、給与計算アウトソーシング等を中心としたBPO事業及びソフトウエア・ハードウエア開発事業等のその他事業に区分しておりましたが、当連結会計年度より、業務プロセスとテクノロジーを一体として提供するビジネスモデルへの転換に伴い、報告セグメントをBPaaS事業の単一セグメントに変更しております。 主な提供サービスの内容は以下のとおりであります。 BPaaS事業 ①給与計算関連サービス a. 給与(賞与)計算BPaaS 顧客企業の人事・総務・経理等の担当者が行う給与(賞与)計算業務等に関して、業務状況に合わせたクラウドサービスの提案、業務プロセス改善支援及び給与(賞与)計算業務に係る事務作業を代行するサービスを提供しております。 b. 年末調整BPaaS 自社システムのHRテックである「簡単年調」を使用したクラウド年末調整サービスを中心に、顧客企業の従業員が提出した年末調整に関する申告書等に基づいて、年末調整を行うために必要な情報のデータ化を行っております。給与(賞与)計算BPaaSを行っている顧客企業以外にも、スポットでこのサービスを提供しております。 c. 住民税関連BPaaS 市町村から送付される特別徴収税額の通知書の開封、内容のデータエントリー及び個人別の封入を行っております。このサービスも年末調整BPaaSと同様に給与(賞与)計算BPaaSを行っている顧客企業以外にも、スポットでこのサービスを提供しております。 d. マイナンバー収集BPaaS 顧客企業の従業員本人から個人番号及び本人確認書類の提供を受け、本人確認を行った上で番号情報のデータ化を行っております。このサービスは、郵送の方法だけではなく、クラウド上でも行えるサービスとなっております。 e. システム開発及び、勤怠・人事システム提供 イ. システム開発 システム開発については、給与計算等のBPaaSに付帯したシステムの受託開発・販売をしております。当社グループの給与計算基幹システムでは実現(処理)できない顧客企業特有の要望に対応すべく顧客企業独自のシステムを開発しております。例えば、専用の帳票出力、経理仕訳用データの作成及び有給休暇管理等のシステムがあります。 株式会社ビズライト・テクノロジーにおいては、当社の主力HRテックである「簡単年調」の開発も行っております。 ロ. 勤怠・人事システム提供 顧客企業の従業員の適正な勤怠把握・人事評価の基となる情報をデータとして管理できるシステムを提供しております。これは、他社のデータセンターで情報を管理するASP(アプリケーション・サービス・プロバイダの略称で、顧客企業がシステムを購入するのではなく、使用料を支払いのうえ、ネットワーク経由で使用する方式)によるシステムであります。 栄光未来信息技術(上海)有限公司においては、中国に子会社を持つ日本企業向けに、中国の法制度に準拠したクラウド型人事管理システム「e-HR」(イー・エイチアール)を提供しております。 ② BPaaSその他サービス BPaaSその他サービスとしては、飲食店の割引券発行・確認業務の受託を行っております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,839字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは「BPaaS生産革命」という中期ビジョンを掲げ、顧客企業のニーズに合わせたバックオフィスBPaaSによって、生産性向上を実現する戦略的パートナーとして事業活動を行うことを経営方針としております。 専門人材の不足や、新たなノンコア業務の発生等、SaaSを導入するだけでは解決しないオペレーション課題に対して、これまで当社が培ってきたバックオフィスBPOに関するノウハウをSaaSに掛け合わせることで、テクノロジー(AI・SaaS)と人の力(BPO)の融合による高付加価値サービスを提供しております。 (2) 経営環境及び経営戦略等 今後のわが国経済につきましては、賃上げの動きや設備投資の持ち直しが一部に見られるものの、物価上昇の継続による実質購買力の低下や個人消費への影響、地政学リスクの顕在化等により、依然として先行き不透明な状況が続くものと認識しております。また、金融政策の動向や金融資本市場の変動が企業活動に及ぼす影響についても、引き続き慎重に見極める必要がある状況にあります。 企業経営においては、構造的な人手不足が継続しており、限られた人材で事業活動を維持・運営していくことが引き続き大きな課題となっております。その中で、業務の効率化や生産性向上に向けた取り組みが進められる一方、管理間接部門においても、法令遵守や業務品質を確保しつつ安定的な体制を維持することが求められております。また、人的資本経営への関心が高まる中で、人事・労務分野においても対応すべき事項は多様化しており、企業にとっては負担が増加する傾向にあります。 このような経営環境のもと、企業が業務運営の効率化やリスク低減を目的として、アウトソーシングの活用を検討する動きは継続するものと考えられます。アウトソーシングの導入により、管理間接部門の業務負荷の軽減や業務の標準化が図られる一方で、コスト意識の高まりや、投資抑制の動きなどにより導入判断が慎重になるケースも想定されます。 また、生成AIをはじめとするデジタル技術の進展により、業務プロセスの見直しやDXへの関心は引き続き高いものの、その導入や活用については、費用対効果の見極めや運用体制の整備などが課題となる場合もあります。さらに、BCP(事業継続計画)対策やセキュリティ対応の重要性が指摘される一方で、企業ごとに取り組みの進展には差が生じる可能性があります。 当社といたしましては、これらの外部環境及び顧客企業の動向を注視しつつ、サービス品質の維持・向上及び業務効率化に取り組み、変化するニーズに対応してまいりますが、事業環境の変動が業績に影響を及ぼす可能性があることについては、引き続き留意する必要があるものと考えております。 このような企業のニーズに対し、テクノロジー(AI・SaaS)と人の力(BPO)を掛け合わせた「ハイブリッド戦略」を推進し、顧客企業の生産性向上に寄与し、顧客企業の成長を支えるソリューションを積極的に提案することで、BPaaS業界をリードしていくことを経営戦略としております。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 業務のスピードアップ、業務プロセスの見直しと改善 当社グループが行っているBPaaS事業は、主に顧客企業の状況に合わせて事務処理等を代行することにあります。また、個々の顧客企業の課題に対しスピード感をもって対応していくことが求められます。今後も生成AIをはじめとする技術革新の急速な変化に対応すべく、AIの活用を前提とした業務プロセスを構築するための見直しと改善を行い、より効率を高め生産性の高い業務遂行の仕組みを構築していく必要があると考えております。 ② 業務品質の向上及び情報管理体制の強化 当社グループが行っている事業では、業務成果物の正確性は、顧客企業が当社グループに業務を発注する際の前提条件と考えております。また、多くの企業は個人情報漏洩対策を重要な課題として認識していることから、当社グループでは顧客企業の信頼確保のために、品質向上の仕組み・体制及び情報管理体制を引き続き強化してまいりたいと考えております。 ③ 優秀な人材の確保及び育成 専門人材の採用・育成コストの上昇やBCP(事業継続計画)対策の手段として、アウトソーシングを活用する企業が増えております。そのため業務を受け入れる側のアウトソーサーは、業務量の増加に対応できる優秀な人材を確保する必要があります。当社グループでは、国籍・年齢・性別を問わずに優秀な人材の確保・育成に努める必要があると考えております。 ④ 災害等に関わるリスクの分散 今後、企業の災害や感染症等リスク回避の手段としてアウトソーシングのニーズが高まることが予想されます。当社グループでは企業のそのようなニーズに応えるため、事務センターを複数拠点設けるなど災害や感染症等に備えてリスクの分散を行っておりますが、今後も更なるリスク対策を強化していく必要があると考えております。 ⑤ 営業体制の強化 今後、サービス需要の高まりに合わせて、競合他社の需要取り込みに向けた動きが一層激しさを増すとみられます。特にバックオフィス業務のアウトソーシングにおきましては、数千人から1万人規模の大企業は多くの競合他社がメインターゲットに据えており、グループ会社を含めた業務集約化として導入提案を行う競合他社も増えていることから、受注獲得に向けて競争激化は避けられない状況にあります。そのような中、当社グループでは営業体制の強化や日本国外のマーケットの開拓に取り組んでいく必要があると考えております。 ⑥ 成長戦略実現に向けた新規事業への対応 当社は、給与計算を中心とするBPaaS事業において一定の競争力を有しているものの、単一事業への依存度が高いことは、将来的な事業リスクとなり得るものと認識しております。このため、既存事業とのシナジーを前提とした新サービスの開発や、外部SaaS企業との連携による給与計算以外の人事・労務関連BPO業務の展開を推進し、収益基盤の多様化と事業基盤の強化を図ることが重要な課題であると考えております。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、持続的な成長及び安定的な収益確保の実現を経営目標としており、売上高営業利益率10%を目標指標として掲げております。そのために、顧客からバックオフィスの生産性向上を実現する戦略的パートナーとしての信頼を得るためにサービスの質の向上を図り、目標達成に努めております。
事業等のリスク3,592字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 外部環境・市場の動向について ① 競合他社の動向について 当社グループが展開するBPaaS事業は、クラウド技術及びAI技術の進展により市場の拡大が期待される一方、競争環境が急速に変化しております。従来のアウトソーサーに加え、SaaSベンダー、ERPベンダー、ITサービス企業及びコンサルティングファーム等、多様な事業者が参入しており、企業による業務の内製化や自動化の進展も見られます。当社グループは業務ノウハウとテクノロジーを組み合わせたサービスにより差別化を図っておりますが、価格競争の激化や技術革新への対応の遅れ、大手事業者による市場シェアの拡大等が生じた場合には、競争力の低下及び収益性の悪化につながる可能性があります。 ② 税制、社会保険制度(健康保険、厚生年金保険、介護保険)の制度改正・法規制の影響について 当社グループの事業は税制及び社会保険制度に依存しているほか、個人情報及びデータの取扱いに関する各種法規制の影響を受けております。これらの制度変更に対応するためにはシステム改修や業務プロセスの見直しが必要となり、その結果として追加コストの発生やサービス提供への影響が生じる可能性があります。また、制度改正の内容によっては顧客企業の業務量に変動が生じ、当社グループのサービス需要に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 総需要の低下について 我が国においては少子高齢化の進行により労働力人口の減少が見込まれております。一方で人手不足を背景としたアウトソーシング需要は増加傾向にありますが、景気後退による企業のコスト削減や雇用者数の減少、業務の自動化の進展、働き方の多様化等の影響により、給与計算対象者数や業務処理件数が減少する可能性があります。このような場合には、当社グループの売上高及び収益性に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 中国での事業環境について 当社は2013年に、日本でのアウトソーシングサービスの事務作業量拡大への対応及び中国のマーケット開拓を目的として中国山東省青島市に子会社として栄光信息技術(青島)有限公司(以下、「栄光青島」という。)を設立いたしました。現在、栄光青島は当社グループのオフショアとしての機能を果たしております。また、2025年に、中国上海市に拠点を置く栄光未来信息技術(上海)有限公司(以下、「栄光上海」という。)の出資持分を取得し子会社といたしました。栄光上海は中国に進出している日本企業に対する人事管理サービスを提供しており、中国国内におけるHR分野の事業拡大を担っております。今後、人民元の切り上げ、人件費上昇によるコスト上昇や中国の法律の改正等により当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (2) 事業内容について ① 事業内容と特定売上品目への依存について 当社グループはBPaaS事業の単一セグメントであり、給与計算関連サービスへの依存度が高い収益構造となっております。サービス領域の拡張を進めているものの、特定領域の需要減少や主要顧客との契約変更、競争環境の変化による処理件数の減少や単価の低下等が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② システム・クラウド基盤の障害リスク 当社グループのサービスはクラウド基盤及び情報システムに大きく依存しております。外部クラウドサービスの障害、サイバー攻撃、システム不具合、通信障害等が発生した場合には、サービス停止や業務処理の遅延が生じる可能性があります。その結果、顧客企業への影響や信用力の低下を招き、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ サイバーセキュリティ及び個人情報保護について 当社グループは給与情報やマイナンバー等の機微情報を含む個人情報を大量に取り扱っております。情報セキュリティ体制の強化に努めているものの、不正アクセスやサイバー攻撃、内部不正、ヒューマンエラー、委託先管理の不備等により情報漏洩が発生する可能性は否定できません。 当社グループでは、個人情報の管理について、各部門において厳格な管理に基づき個人情報の保護やその取り扱いについて充分に留意しております。また、当社は、2006年1月に財団法人日本情報処理開発協会(現 一般財団法人日本情報経済社会推進協会)が認定する「プライバシーマーク」を取得しており、2021年9月には「ISO/IEC 27001(MSA-IS-502)(※認証組織:本社、東京本部)」の認証を受けております。しかし、個人情報漏洩のリスクは無くなるものではありません。もし、顧客企業の従業員の個人情報が漏洩した場合、当該顧客企業又はその従業員への補償費用が発生することや、信用力の低下により既存及び将来の顧客企業との取引が減少することが想定され、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ④ 災害によるリスクについて 大規模な災害等により、郵便、宅配便等の通常の輸送手段が停止し、顧客企業への納品が出来なくなった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの業務はコンピュータシステム、プリンタ等のOA機器に依存する事を前提として成り立っており、天災による停電が発生した場合には業務に重大な支障が発生することにより、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 ⑤ サービス品質及びAI活用に伴うリスク 当社グループは業務の標準化及び自動化を推進し、クラウドサービス・RPA・AI等の技術の活用を進めておりますが、アルゴリズムの誤作動や設定不備、想定外の業務への対応不足等により誤処理が発生する可能性があります。このような場合にはサービス品質の低下や顧客からの信頼低下につながり、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、AIの活用に関する規制や顧客からの要求の変化に適切に対応できない場合には、競争力の低下を招く可能性があります。 ⑥ 従業員の出社不能リスク 災害や疫病の蔓延などにより多くの従業員が出社不能となった場合、業務遂行能力が低下し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (3) 将来的な人材の確保について 当社グループの持続的な成長のためには、業務運用とITの双方に精通した人材の確保及び育成が不可欠であります。近年はDXやAI分野における人材獲得競争が激化しており、必要な人材の確保が進まない場合や、人材の流出、教育体制の遅れ等が生じた場合には、サービス品質の低下や生産性の悪化、事業拡大の制約等につながり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (4) 業績の季節変動について 当社グループの主力事業である給与計算関連サービスは、顧客企業の月々の給与計算に付随して住民税改定、年末調整、賞与計算等の業務を行います。そのなかでも10月から1月に行う年末調整業務の影響により、当社グループは下半期に売上高が偏重する傾向にあります。 この傾向は、急激に変化することはないと想定されますが、現行税制の改正及び年俸制が普及し、賞与支給慣習が変更になるなど顧客企業の給与支給環境が変わる場合は、当社の業績推移傾向に変化を与える可能性があります。 なお、最近2事業年度における当社グループの各四半期における売上高及びその通期の売上高に対する割合並びに営業利益は、次のとおりであります。 第28期(2025年3月期)   第29期(2026年3月期) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高(千円) (通期割合)(%)   330,333 (15.6)   285,672 (13.4)   1,064,801 (50.2)   440,937 (20.8)   361,970 (15.4)   315,233 (13.4)   1,189,396 (50.7)   479,360 (20.4) 営業利益(千円)   △96,590   △134,201   277,781   △178   △65,522   △122,697   266,382   95,499 (注)通期割合は、小数点以下第2位を四捨五入して表示しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,580字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、米国の通商政策等による影響がみられたものの、緩やかに回復いたしました。先行きについては、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されますが、中東情勢の影響を注視する必要があります。また、金融資本市場の変動の影響や米国の通商政策をめぐる動向などに注意する必要があります。 当業界におきましては、人手不足感が高い水準で推移していることや、定期給与及び給与総額の増加など、雇用・所得環境が変化する中で、各種クラウドサービスやAI等の発展により、企業の効率化、省力化への動向が続き、事業再構築やBCP(事業継続計画)の手段としてのアウトソーシングニーズは引き続き高い状況でありましたが、その分競争環境も激化しております。 このような環境のもと、当社グループは「カスタマーサクセス」をミッションに掲げ、「顧客企業の生産性向上に寄与し、顧客企業の成長を支える」ことを実現するためにサービスの開発及び提供をしております。これまで培ってきたBPOに関するノウハウと、自社HRテックをはじめとしたクラウドサービスを掛け合わせて、各企業のニーズに沿ったオーダーメイド型のBPaaS(「Business Process as a Service」の略で、企業が特定の業務プロセスを外部の企業にアウトソーシングし、クラウドサービスを活用して業務効率化を図るサービスをいいます。)の提案を行い、あらゆる企業から管理部門のルーティンワークを無くすべく、「バックオフィス業務のソリューションプロバイダー」として付加価値の高いサービスを提供してまいりました。 当連結会計年度の売上高については、前連結会計年度と比べ10.6%増加いたしました。主な要因としては、年末調整BPaaS業務における処理件数の増加や平均処理単価の向上及び給与計算BPaaS業務における平均処理単価の向上並びに今年度より連結子会社となった中国上海市の子会社(栄光未来信息技術(上海)有限公司)の売上高の計上によるものであります。売上原価については正社員・パート社員ともに昇給を行った一方で継続的な業務の効率化の取り組みにより売上原価率が低減されたため、売上総利益率は32.5%(前連結会計年度は27.8%)となり、前連結会計年度に比べ4.7ポイント改善いたしました。販売費及び一般管理費については、昇給や賞与の支給に伴う人件費の増加や営業施策による支払手数料等により増加いたしました。営業外費用については自己株式取得費用30,441千円を計上いたしました。法人税等調整額については、繰延税金資産の回収可能性について検討した結果、追加で繰延税金資産を計上することとなり△21,716千円を計上いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績については、売上高は2,345,961千円(前連結会計年度比10.6%増)、営業利益は173,662千円(前連結会計年度比271.0%増)、経常利益は159,406千円(前連結会計年度比158.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は109,252千円(前連結会計年度比152.8%増)となりました。 なお、当連結会計年度より、当社グループはBPaaS事業を単一の報告セグメントとしており、その他の事業については量的重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による収入374,326千円があった一方、投資活動による支出67,945千円及び財務活動による支出634,439千円があったため、前連結会計年度末に比べて285,412千円減少し、1,065,506千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は374,326千円(前連結会計年度は149,596千円獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益の計上159,406千円及び減価償却費の計上108,418千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した支出は67,945千円(前連結会計年度は116,710千円使用)となりました。これは主に年末調整システムの改修などに伴う無形固定資産の取得による支出43,379千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した支出は634,439千円(前連結会計年度は170,655千円使用)となりました。これは主に自己株式の取得による支出573,531千円があったことによるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループは提供するサービスの性格上、定期的に発生する取引が主であるため記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりです。なお、当社グループは、「BPaaS事業」の単一セグメントであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) BPaaS事業(千円)   2,345,961   10.6 合計(千円)   2,345,961   10.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態 (流動資産) 流動資産は1,290,621千円となり、前連結会計年度末に比べ293,257千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が285,412千円減少したことによるものであります。 (固定資産) 固定資産は335,140千円となり、前連結会計年度末に比べ50,652千円減少いたしました。これは投資その他の資産が4,789千円増加した一方で、有形固定資産が5,733千円及び無形固定資産が49,707千円減少したことによるものであります。 (流動負債) 流動負債は249,523千円となり、前連結会計年度末に比べ106,448千円増加いたしました。これは主に未払費用が60,751千円及び未払法人税等が34,161千円増加したことによるものであります。 (固定負債) 固定負債は14,761千円となり、前連結会計年度末に比べ10,760千円減少いたしました。これは繰延税金負債が10,760千円減少したことによるものであります。 (純資産) 純資産合計は1,361,476千円となり、前連結会計年度末に比べ439,598千円減少いたしました。これは利益剰余金が48,241千円、為替換算調整勘定が55,249千円増加した一方で、自己株式取得により543,090千円減少したことによるものであります。 b.経営成績 売上高は2,345,961千円(前連結会計年度比10.6%増)、営業利益は173,662千円(前連結会計年度比271.0%増)、経常利益は159,406千円(前連結会計年度比158.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は109,252千円(前連結会計年度比152.8%増)となりました。 (売上高) 売上高は前連結会計年度と比較して224,216千円増加し2,345,961千円となりました。これは主に、年末調整BPaaS業務における処理件数の増加や平均処理単価の向上及び給与計算BPaaS業務における平均処理単価の向上並びに今年度より連結子会社となった中国上海市の子会社(栄光未来信息技術(上海)有限公司)の売上高の計上によるものであります。その結果、売上高は前連結会計年度と比較して10.6%増加し2,345,961千円となりました。 (売上原価) 売上原価は前連結会計年度と比較して50,016千円増加し1,582,817千円となりました。これは主に正社員・パート社員ともに昇給や賞与の支払いがあったことや、栄光未来信息技術(上海)有限公司の連結により、システム保守売上原価が計上されたことによるものであります。その一方で、継続的な業務の効率化の取り組みにより外注加工費は減少し、売上原価率は低減されました。その結果、売上総利益は763,144千円となりました。 (販売費及び一般管理費) 販売費及び一般管理費は前連結会計年度と比較して47,349千円増加し589,481千円となりました。これは主に昇給や賞与の支給に伴う人件費や営業施策による支払手数料が増加したことによるものであります。 その結果、営業利益は173,662千円、売上高営業利益率7.4%となりました。当社は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に売上高営業利益率10%を掲げております。今後も引き続き当該指標の達成に邁進していく所存でございます。 (営業外収益及び営業外費用) 営業外収益は前連結会計年度と比較して7,705千円増加し25,917千円となりました。これは主に助成金収入が増加したことによるものであります。また、営業外費用は前連結会計年度と比較して36,869千円増加し40,174千円となりました。これは主に自己株式取得費用が発生したことによるものであります。 その結果、経常利益は159,406千円となりました。 (特別利益及び特別損失) 特別利益及び特別損失はございませんでした。 その結果、税金等調整前当期純利益は159,406千円となりました。 (法人税、住民税及び事業税及び法人税等調整額) 法人税、住民税及び事業税は前連結会計年度と比較して36,592千円増加し71,870千円となりました。また、法人税等調整額は前連結会計年度と比較して15,454千円減少し△21,716千円となりました。 その結果、親会社株主に帰属する当期純利益は109,252千円となりました。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容) 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 運転資金及び設備資金については、自己資金、銀行等からの借入及び増資等により対応しております。今後事業拡大に伴い資金需要が発生した場合には、銀行等からの借入及び増資等、状況に応じた最適な資金の調達方法を選択していく方針であります。 ③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成において、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、当社グループが連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5経理の状況 2財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ④経営者の問題認識と今後の方針 当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、当社グループを取り巻く環境はめまぐるしく変化しており、諸経済情勢に影響を受ける可能性があります。このため常に環境の変化に対処すべく、「業務のスピードアップ、業務プロセスの見直しと改善」、「業務品質の向上及び情報管理体制の強化」、「優秀な人材の確保及び育成」、「災害等に関わるリスクの分散」「営業体制の強化」及び「成長戦略実現に向けた新規事業への対応」を図り業務基盤を強化していく方針であります。また、事業を通じた持続可能な社会への貢献と企業価値の持続的な向上を両軸で実現していくことに向けて、サステナビリティへの取組みを重要な経営課題との認識のもと、実効性のある施策を立案・推進していくためのサステナビリティ体制を構築し、適切に機能させてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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