概要
1982年に東京都千代田区で創業したIACEトラベルは、法人顧客向け出張管理(BTM)サービスを主軸とする旅行会社である。2025年4月に東京証券取引所スタンダード市場へ上場。2026年3月期の連結売上高は30億1500万円、取扱高は266億5800万円に達し、従業員数は137名。クラウド型の出張手配システム「Smart BTM」を自社開発し、オンライン予約と有人サポートを組み合わせたハイブリッドサービスを強みとする。
法人出張の包括管理が収益の柱
当社グループの売上高の74.2%(2026年3月期)を占めるBTMサービスは、契約企業向けに国内・海外出張における航空券、宿泊、JR、Wi-Fiなどの手配を一元管理する。予約方法は、クラウドシステム「Smart BTM」を用いたオンライン手配と、電話やメールでオペレーターが対応するオフライン手配を併用。2026年3月期の月間利用企業社数(MAU)は平均1,249社、予約件数は119,896件で、売上単価は12,923円、売上総利益単価は11,861円と推移している。
5つのサービス群で多様な顧客層をカバー
BTMサービスのほかに、4つのサービスを展開する。官庁・公務サービスは農林水産省や国土交通省内に店舗を構え、24省庁の国内出張指定旅行会社となっている。個人サービスはポータルサイト経由のオンライン予約が主力で、海外パッケージツアーも扱う。米軍サービスは在日米軍基地内に3店舗を持ち、軍人とその家族向けに旅行手配を提供。海外サービスはカナダとメキシコの現地子会社を通じ、日系企業向けに出張手配を行う。
デジタルとヒューマンのハイブリッド戦略
当社は「デジタルサービス」と「ヒューマンサービス」の融合を掲げ、オンライン完結型の予約に加え、複雑な旅程や緊急時の対応では経験豊富な自社オペレーターが24時間365日サポートする。このハイブリッドモデルにより、オンライントラベルエージェントではカバーしきれない顧客ニーズに対応。2023年2月には情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC 27001)を取得し、データ保護体制も強化している。
売上高営業利益率25%を達成した収益構造
2026年3月期の連結業績は、売上高30億1528万円、営業利益7億5412万円、経常利益7億5514万円、親会社株主に帰属する当期純利益5億2973万円。売上高営業利益率は25.0%、自己資本利益率は14.8%と、いずれも中期目標(2030年3月期に営業利益率27%以上、ROE15%以上)に向けて順調に推移している。総資産は57億7487万円、自己資本は42億9067万円。現金及び預金は15億1238万円と、財務基盤は安定している。
業界の中での役割は法人向け旅行代理店であり、業務出張の包括的なマネジメントサービスを提供。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| BTM サービス | 15億円 | 51.7% | — | — |
| 個人 サービス | 4億円 | 13.8% | — | — |
| 海外 サービス | 4億円 | 13.8% | — | — |
| 官庁・公務 サービス | 3億円 | 10.3% | — | — |
| 米軍 サービス | 2億円 | 6.9% | — | — |
| その他 | 1億円 | 3.4% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01法人企業(BTMサービス)主力
契約企業向けに国内・海外出張の航空券・宿泊手配を提供。クラウドシステム「Smart BTM」によるオンライン手配と、複雑な旅程や緊急対応を担うオペレーターによるオフライン手配を併用。予約管理システム「Travel Manager」で経費精算や危機管理も支援。
- Smart BTM
- クラウド型出張手配システム。航空券、ホテル、JR、Wi-Fiなどを一元的に予約可能。予約件数ごとの手数料体系で利用しやすい。
- Travel Manager
- 法人向けクラウド出張管理システム。出張稟議ワークフロー、経費精算、危機管理機能を備える。
- Easy Booking
- 個人事業主や小規模事業者向けのオンライン予約専用サービス。シンプルな操作性が特徴。
02官公庁準主力
中央省庁を中心とした官公庁向けに出張手配を提供。24省庁の国内出張指定旅行会社となっており、省庁内に店舗を構える。公務出張の専門性で信頼を獲得。
主要顧客農林水産省、国土交通省、経済産業省、財務省、防衛省
03個人消費者副次
ポータルサイト経由のオンライン予約を中心に、個人向けに国内外旅行の販売・手配を提供。法人契約企業の従業員向けにプライベート旅行の相談にも対応。
04在日米軍副次
在日米軍基地内に3店舗を展開し、軍人・職員とその家族向けに国内・海外旅行の手配を提供。英語力と米国の商習慣に精通したスタッフが対応。
05海外進出日系企業副次
カナダとメキシコの現地子会社を通じ、現地進出日系企業向けに出張手配を提供。駐在員や留学生向けの個人旅行や日本行き商品も扱う。
製品と技術
クラウド出張手配システム「Smart BTM」
2021年10月にリリースした「Smart BTM」は、法人顧客が自ら航空券、ホテル、JR、Wi-Fiなどをオンラインで予約できるクラウドシステム。外部システムに遷移せず同一画面内で完結する点が特徴で、予約件数ごとに手数料を徴収する従量課金制を採用。他社より安価な手数料設定を目指しており、2026年3月期の月間利用企業社数は平均1,249社に拡大した。システム上からのチャット機能で専任オペレーターに相談することも可能。
出張管理システム「Travel Manager」
2022年12月に提供を開始した「Travel Manager」は、出張稟議のワークフロー、経費精算、危機管理機能を統合したSaaS型のオールインワンツール。出張に関連するバックオフィス業務の効率化と内部統制強化を目的とし、Smart BTMと組み合わせて利用できる。月額課金ではなく、利用企業ごとに契約するサブスクリプションモデルで、新たな収益源として育成中。
小規模事業者向け「Easy Booking」と24時間サポート
個人事業主や小規模事業者向けに、オンライン予約専用の「Easy Booking」を提供。簡単な操作性でシームレスな予約ができることを売りとする。また、全法人顧客向けに自社オペレーターによる24時間365日のサポートデスクを運営。フライトの急な変更やキャンセル、現地トラブル発生時にも対応し、アナログ面でのサービス品質を担保している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
同業の企業
サービス業の時価総額近傍。太字がIACEトラベル
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 7040サン・ライフホールディング | 66億円 | 9.6倍 |
| 2 | 2437Shinwa Wise Holdings | 65億円 | — |
| 3 | 7080スポーツフィールド | 64億円 | 7.7倍 |
| 4 | 2438アスカネット | 64億円 | 19.3倍 |
| 5 | 343AIACEトラベル | 63億円 | 11.8倍 |
| 6 | 7060ギークス | 63億円 | 9.7倍 |
| 7 | 410AGMOコマース | 63億円 | 16.4倍 |
| 8 | 2408KG情報 | 63億円 | 12.6倍 |
| 9 | 9656グリーンランドリゾート | 62億円 | 12.6倍 |
| 10 | 4840トライアイズ | 62億円 | — |
| 11 | 9246プロジェクトホールディングス | 62億円 | 44.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 25件
旅行代理店として千代田区に創業した1982年
1982年2月、東京都千代田区神田神保町に株式会社IACEトラベルを設立。代表取締役は石黒一光、資本金600万円。運輸大臣登録旅行業代理店業(現東京都知事登録旅行業者代理業)第3272号を取得し、旅行代理店として営業を開始した。
一般旅行業免許とIATA認可で事業拡大
1989年3月、旅行業全般を取り扱う目的で運輸大臣登録一般旅行業(現観光庁長官登録旅行業)第883号を取得。1992年7月には日本旅行業協会(JATA)に加盟。1995年8月には国際航空運送協会(IATA)の公認代理店に認可され、パッケージツアーの取り扱いを開始した。
米軍基地と官庁へのサービス展開
1998年10月、神奈川県横須賀市に米軍横須賀基地支店を開設し、米軍基地内での旅行サービスを開始。2009年4月には東京都千代田区に財務省内支店を開設し、官公庁向けサービスの第一歩を踏み出した。その後、農林水産省、国土交通省など複数の省庁で出張指定旅行会社となり、現在は24省庁と取引を持つ。
海外子会社設立とグローバルネットワーク構築
2000年1月、カナダにIACE Travel,Incを設立。2013年8月にはメキシコにIACE TRAVEL MEXICO S.A. DE C.V.を設立し、北米での事業基盤を固めた。両社は現地に進出する日系企業向けに出張手配を提供するとともに、個人旅行や日本行き商品の販売も行っている。
法人向けBTMサービスへの本格シフト(2013年)
2013年4月、個人顧客向けツアー販売から法人顧客向けビジネストラベル・マネジメント(BTM)へと主力サービスを移行。この転換により、法人出張市場に特化した戦略が明確化された。同年8月にはメキシコ子会社を設立し、海外法人顧客へのサービスも拡充している。
クラウドシステム「Smart BTM」でDXを推進
2021年10月、法人向けクラウド出張手配システム「Smart BTM」をリリース。航空券、ホテル、JR、Wi-Fiなどを同一システム内で予約可能とし、出張情報の一元管理を実現。2022年12月には出張管理システム「Travel Manager」も投入し、SaaS型の新たな収益源を開拓した。両システムの導入により、オンライン予約比率が高まり、営業効率が向上している。
東証スタンダード上場と情報セキュリティ認証取得
2023年2月、情報セキュリティマネジメントシステムISMS認証(ISO/IEC 27001)を取得し、データ管理体制を強化。2025年4月、東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場し、資本市場からの資金調達を可能にした。上場時の増資により資本金と資本剰余金が各4億4464万円増加し、純資産は42億9067万円に拡大した。
年表25件を開く
1980年代
- 1982年2月創業旅行代理店業を目的として東京都千代田区神田神保町に株式会社IACEトラベルを設立(代表取締役石黒一光、資本金600万円)運輸大臣登録旅行業代理店業(現東京都知事登録旅行業者代理業)第3272号を取得
- 1988年2月資本金を2,400万円に増資
- 1988年4月資本金を4,500万円に増資
- 1989年3月旅行業全般を取り扱うことを目的として運輸大臣登録一般旅行業(現観光庁長官登録旅行業)第883号取得
1990年代
- 1992年4月本店を東京都千代田区西神田に移転
- 1992年7月日本旅行業協会(JATA)加盟
- 1995年3月本店を東京都港区浜松町に移転
- 1995年8月国際航空運送協会(IATA)の公認代理店に認可。パッケージツアーの取り扱い開始
- 1998年10月米軍基地でのサービス展開の初店舗として、神奈川県横須賀市泊町に米軍横須賀基地支店を開設
- 1999年12月M&A本店・本社機能を東京都港区浜松町に統合移転
2000年代
- 2000年1月創業カナダでの事業展開のためIACE Travel,Incを設立
- 2003年9月本店を東京都千代田区猿楽町に移転
- 2006年2月プライバシーマークの認証を取得
- 2008年6月本店を東京都荒川区西日暮里に移転
- 2009年4月官庁でのサービス展開の初店舗として、東京都千代田区に財務省内支店を開設
- 2009年10月資本金を8,000万円に増資
2010年代
- 2011年8月本店を東京都中央区日本橋馬喰町に移転
- 2013年4月個人顧客向けのツアー販売から、法人顧客向けのBTM(ビジネストラベル・マネジメント)へと主力サービスを移行
- 2013年8月創業メキシコでの事業展開のためIACE TRAVEL MEXICO S.A. DE C.V.を設立
- 2016年5月M&A業務拡大および業務効率向上のため、東京都中央区日本橋馬喰町に本社機能、本店機能、首都圏法人営業部を統合
- 2017年7月法人向け24時間アシスタントサービスの運用開始
2020年代
- 2021年10月法人向け海外・国内クラウド出張手配システム「Smart BTM」をリリース
- 2022年12月法人向けクラウド出張管理システム「Travel Manager」をリリース
- 2023年2月情報セキュリティマネジメントシステム ISMS 認証(ISO/IEC 27001)を取得
- 2025年4月上場東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高営業利益率2030年3月期まで27%以上
- 自己資本利益率2030年3月期まで15%以上
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
BTMサービスのデジタル化推進
クラウド出張手配システム「Smart BTM」の機能強化と業務自動化により、顧客の利便性と社内生産性を向上。アナログ対応の多い出張手配・管理のデジタル化を推進する。
- 02
MAU拡大と営業・マーケ強化
新機能開発と積極的な営業・マーケティング活動により、BTMサービスの月間利用企業社数(MAU)を拡大。インターネット広告やSNSを活用した認知度向上と新規顧客獲得を図る。
- 03
バックオフィス向け新サービス展開
出張管理システム「Travel Manager」をSaaS型で提供し、出張稟議・報告、危機管理、経費精算の統合管理による業務効率化とリスクマネジメントを支援し、新たな収益源とする。
- 04
手数料収入の多様化・安定化
新たな手配商材の拡充や新サービスの提供により手数料収入を多様化。顧客ニーズ分析に基づくシステム・サービス改善で受注拡大を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 2期分
グループ全体で137人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は532万円で、1期前と比べて+3.1%。平均年齢は40.0歳、平均勤続年数は16.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年3月 | 516 | 40.0 | 15.5 | 144 | 417 |
| 2026年3月 | 532 | 40.0 | 16.0 | 137 | 584 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 0 / 海外 2、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 海外IACE Travel,Inc (注)2Vancouver, Canada · 連結子会社議決権100.0%
- 海外IACE TRAVEL MEXICO S.A.DE C.V. (注)2Aguascalientes, Mexico · 連結子会社議決権99.9%
- 調達805万円第33期統合高級課程国外研修支援役務(マレーシア シンガポール)防衛省 · 2022-12-21
- 調達525万円航空券(スウェーデン・ノルウェー)防衛省 · 2025-03-28
- 調達382万円第33期統合高級課程国外研修支援役務(イタリア)防衛省 · 2023-01-27
- 調達270万円新情報セキュリティ基準への対応に係る支援役務(移動支援等)防衛省 · 2025-08-22
- 調達245万円令和7年度日本・韓国青年親善交流事業に係る国際航空便の手配等に関する支援業務内閣府 · 2025-06-09
- 調達161万円令和7年度日本・中国青年親善交流事業における日本青年中国派遣に係る国際航空便の手配等に関する支援業務内閣府 · 2025-04-25
- 調達85万円研修支援役務(那覇)防衛省 · 2024-12-18
- 調達76万円航空券(ブリスベン)防衛省 · 2025-03-19
- 調達1,550円令和6年度旅費等内部管理業務共通システム(旅費及び謝金・諸手当システム)入力等業務経済産業省 · 2024-02-09
- 調達1,500円令和5年度旅費等内部管理業務共通システム(旅費及び謝金・諸手当システム)入力等業務経済産業省 · 2023-02-21
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は30億円、営業利益は8億円。前期と比べると増収増益で、売上が+11.1%、利益が+33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 34億円 | 30億円 |
| 営業利益 | 9億円 | 8億円 |
| 純利益 | 6億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥38 | ¥38 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
3期分
直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は2億円。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2Q | 15 | 4 | 26.7 | 3 |
| 2026年4Q | 15 | 4 | 26.7 | 2 |
| 2027年1Q | 8 | 2 | 25.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 6期分
2021年3月期からの6期で、売上は7億円から30億円へ4.3倍に増えた。直近期の営業利益率は26.7%。売上は4期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 7 | — | −2 | — | −3 |
| 2022年3月 | 6 | — | −3 | — | −3 |
| 2023年3月 | 17 | — | 2 | — | 2 |
| 2024年3月 | 24 | — | 4 | — | 3 |
| 東京証券取引所スタンダード市場に株式を上場 | |||||
| 2025年3月 | 27 | 6 | 6 | 22.2 | 4 |
| 2026年3月 | 30 | 8 | 8 | 26.7 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高30億円のうち、営業利益として残るのは8億円で26.7%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の16.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金23.3%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.3%16億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益26.7%8億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 4期分
2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは5億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は15億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | −11 | −1 | 4 | −12 | 11 |
| 2024年3月 | 0 | 0 | −2 | 0 | 9 |
| 2025年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 12 |
| 2026年3月 | 5 | 0 | −1 | 5 | 15 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 6期分
2026年3月期の総資産は58億円。このうち返さなくてよい自己資本が43億円で、自己資本比率は74.3%(業種中央値53.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 31 | 21 | 10 | 66.4 |
| 2022年3月 | 31 | 18 | 13 | 58.0 |
| 2023年3月 | 41 | 21 | 20 | 51.4 |
| 2024年3月 | 43 | 25 | 18 | 57.8 |
| 2025年3月 | 49 | 29 | 20 | 58.4 |
| 2026年3月 | 58 | 43 | 15 | 74.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
サービス業 534社との比較
同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で534社中26位あたり、逆に低いのは配当利回りで534社中289位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,317で、1年前と比べて-7.7%。過去52週の値幅のなかでは31%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 11.8倍 |
| PER (会社予想) | 10.5倍 |
| PBR | 1.46倍 |
| 配当利回り | 2.89% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1ヶ月で+9.2%上昇し、25日線(1360円)を+3.9%上回る展開。52週高値1750円からは-19.2%の位置。6月末に1411円まで上昇後、1400円台で揉み合い。週足では上昇トレンド継続も、高値圏での出来高減少が懸念材料。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 12.7倍は業界平均22.2倍を下回り、PBR 1.57倍も同平均2.35倍を下回る。ROE 14.8%と高い収益性を有し、配当利回り2.14%は業界平均1.66%を上回る。ただし、売上高が24億円と小規模で、業績のボラティリティには注意が必要。割安だが、規模のリスクを考慮する必要がある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 11.8倍 | 23.4倍 |
| PER (予想) | 10.5倍 | — |
| PBR | 1.46倍 | 3.51倍 |
| ROE | 14.8% | 12.5% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
旅行需要の回復を背景に成長が加速しているが、競争激化とコスト増が懸念。強気派は、独自の検索技術と高い利便性により市場シェアを拡大できると見る。一方、弱気派は、大手OTA(オンライン旅行代理店)との競争や、旅行需要の変動リスクを指摘。収益性向上の持続性が焦点。
- 需要回復と拡大
旅行需要はコロナ前水準に回復し、さらなる成長余地がある。
- 技術優位性
独自のアルゴリズムで顧客満足度が高く、リピート率が向上。
- 高成長の継続
売上高は3年平均30%増と急成長、営業利益率も改善傾向。
- 2026年3月期営業利益8億円計画2026年5月決算影響強
営業利益8億円(前期比+33%)、営業利益率26.67%。計画達成でPER改善。
- 旅行需要回復による増収基調継続影響中
売上高30億円(前期比+11.1%)。インバウンド回復でさらなる上振れ余地。
- 高ROE14.8%の資本効率継続影響中
PBR1.57倍だがROE14.8%は良好。成長持続でPBR拡大の余地あり。
- 増配期待と株主還元強化次回決算影響弱
配当利回り2.14%、増収増益で増配可能性。株主還元強化が追い風。
- 競争激化
楽天トラベルやエクスペディアなど大手との差別化が困難。
- コスト上昇リスク
広告費や人件費の増加が利益率を圧迫する可能性。
- 需要変動リスク
景気後退や感染症再流行で旅行需要が急減する恐れ。
- 旅行業界の季節変動リスク四半期ごと影響中
四半期ごとの業績変動が大きく、特定期の悪化で株価下落リスク。
- 競争激化による利益率低下不定期影響中
営業利益率26.67%が競争で低下。仮に5%低下で営業利益1.5億円減。
- 為替変動の影響継続影響中
円高で海外需要減、円安で仕入コスト増。両方向のリスクがある。
- 市場成長の頭打ち2027年以降影響弱
旅行需要回復一巡で成長鈍化。成長率10%割れならPER圧迫。
- 取扱高(GMV)
- プラットフォームの成長性を示す最優先指標。
- 手数料率
- 収益性の変動を把握するため。
- アクティブユーザー数
- 顧客基盤の拡大状況を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり38円。いまの株価に対する利回りは2.89%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥38
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,195人。区分でいちばん多いのは個人・その他で84.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が12.3%を占め、残る87.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|
| 個人・その他 | 95.2 | 84.3 |
| 事業法人 | 3.8 | 7.1 |
| 金融機関 | — | 5.2 |
| 証券会社 | — | 1.7 |
| 外国法人 | — | 1.7 |
| 外国人個人 | 1.1 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 西澤 重治 | 23.46 |
| 02 | 灰田 俊也 | 10.86 |
| 03 | IACEトラベル従業員持株会 | 9.67 |
| 04 | 横田 卓也 | 3.47 |
| 05 | 株式会社アドベンチャー | 3.46 |
| 06 | 株式会社ビジネスマネジメント | 3.00 |
| 07 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 2.85 |
| 08 | 浅生田 和人 | 2.72 |
| 09 | 野村信託銀行株式会社(投信口) | 1.99 |
| 10 | 岡部 将朋 | 1.97 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 6期分
1株利益は6期で+172%、1株純資産は6期で−18%。直近期のROEは14.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2021年3月 | −155 | 1,098 | −13.2 |
| 2022年3月 | −148 | 950 | −14.5 |
| 2023年3月 | 58 | 552 | 11.2 |
| 2024年3月 | 91 | 648 | 15.1 |
| 2025年3月 | 104 | 751 | 14.8 |
| 2026年3月 | 111 | 900 | 14.8 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額84百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 西澤重治 | 代表取締役 社長執行役員 | 59 | 1,261,140 |
| 灰田俊也 | 取締役 専務執行役員 | 49 | 517,680 |
| 横田卓也 | 取締役 上席執行役員 | 50 | 165,600 |
| 川中浩平 | 取締役 | 48 | 5,600 |
| 酒井大輔 | 取締役 | 39 | — |
| 浦部智壽子 | 取締役 | 63 | — |
| 浅生田和人 | 常勤監査役 | 53 | 129,600 |
| 和氣大輔 | 監査役 | 58 | — |
| 宮武善樹 | 監査役 | 55 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 55 | 55 | 18 |
| 監査役 | 1 | 14 | 14 | 14 |
| 社外取締役 | 3 | 9 | 9 | 3 |
| 社外監査役 | 2 | 6 | 6 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容2,214字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,832字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,668字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,630字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
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