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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ギークス

geechs inc.7060 · Standard · サービス業

ITフリーランス人材と企業をマッチングする国内最大級のプラットフォームを運営。plus海外・DX支援。

概要

ギークスは、ITフリーランスの技術リソースシェアリングを核とするIT人材事業(国内・海外)と、デジタル人材の育成・提供を行うSeed Tech事業を展開する企業である。2007年にベインキャリージャパンとして設立、2013年に現商号へ変更。東京都渋谷区に本社を置き、2019年に東証マザーズへ上場後、市場変更を経て現在はスタンダード市場に上場する。連結従業員数は300名、2026年3月期の売上高は264億円を見込む。

三つの事業セグメントで構成されるグループ

ギークスは、IT人材事業(国内)、IT人材事業(海外)、Seed Tech事業の三つのセグメントで構成される。国内事業はITフリーランスのマッチングプラットフォームを中核とし、海外事業はオーストラリアで人材派遣・紹介を展開、Seed Tech事業はフィリピン拠点でのオフショア開発やデジタル人材育成サービスを提供する。2026年3月期の連結売上高は264億円、営業利益9億円を見込む。

国内ITフリーランス市場への特化

国内IT人材事業は、企業とITフリーランスを結ぶプラットフォーム「GEECHS JOB」を運営する。通常の案件紹介に加え、福利厚生プログラム「フリノベ」やAI時代に対応したスキル高度化支援を提供。近年は要件定義などの上流工程やプロジェクトマネジメント人材のマッチングを強化し、正社員とフリーランスのハイブリッドチームによる伴走型支援へ事業領域を拡大している。

海外とSeed Techで多極化する収益基盤

海外IT人材事業は、オーストラリアの連結子会社Launch Groupを通じ、シドニーとメルボルンでIT人材派遣・MSP事業を展開する。Seed Tech事業はフィリピン・セブ島の子会社NexSeed等を活用し、オフショア開発受託、デジタル留学、SaaS型育成サービス「ソダテク」を提供。中小企業向け実務型デジタル人材サービス「DX職-デジショク-」も開始した。

業界の中での役割はIT人材マッチングプラットフォーム運営会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
264億円
営業利益
9億円
営業利益率
3.4%
純利益
6億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
IT人材 事業(国内)167億円63.3%
IT人材 事業(海外)92億円34.8%
Seed Tech 事業5億円1.9%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01IT人材市場(国内)主力

ITフリーランスと企業をマッチングするサービスを提供。フリーランスの営業代行や福利厚生、スキル向上支援も実施。近年は上流工程やプロジェクトマネジメント人材のマッチングを強化。

主な製品・サービス2
GEECHS JOB
ITフリーランス向けの案件検索サイト。企業とのマッチングを支援し、フリーランスの安定受注をサポートする。
フリノベ
ITフリーランス向けの福利厚生プログラム。

02IT人材市場(海外)準主力

オーストラリアでIT人材に特化した人材派遣・MSP・紹介事業などを展開。

主な製品・サービス1
人材派遣・MSP・人材紹介
オーストラリアのIT人材市場向けに、派遣、MSP(包括的な人材調達管理)、紹介などのサービスを提供。

03DX推進市場(中小企業)副次

中小企業のDX推進を支援。実務型人材派遣、オフショア開発、デジタル人材育成サービスを提供。

主な製品・サービス4
DX職 -デジショク-
中小企業のDX化を現場で伴走支援する実務型デジタル人材提供サービス。
オフショア開発
フィリピンのIT人材チームによるオフショア開発受託事業。
デジタル留学
フィリピン・セブ島へのデジタル留学事業。
ソダテク
非エンジニアのリスキリングを支援するSaaS型DX/IT人材育成サービス。

製品と技術

国内ITフリーランス向けプラットフォーム「GEECHS JOB」

ギークスの国内事業の中核は、案件検索サイト「GEECHS JOB」である。ITフリーランスは同サイトを通じて営業代行を受け、安定的な受注とサポートを得られる。また、福利厚生プログラム「フリノベ」を提供し、スキル高度化や上流工程へのキャリアシフトを支援する。企業向けには、AIシステムを活用したマッチング精度向上や、正社員とフリーランスのハイブリッドチームによる伴走型支援を提供する。

オーストラリアでのIT人材トータルサービス

海外IT人材事業は、子会社Launch Groupがオーストラリアのシドニーとメルボルンで展開する。人材派遣事業、MSP事業(顧客の人材調達から管理までの包括的システム提供)、人材紹介事業を主力とする。現地の法規制に対応しながら、IT人材に特化したサービスを提供し、黒字転換を達成している。

フィリピン拠点を活用したSeed Tech事業群

Seed Tech事業は、フィリピン・セブ島のNexSeed Inc.及びSEED TECH PHILIPPINES INC.を中核とする。英語が堪能なIT人材チームによるオフショア開発受託、デジタル留学事業、SaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」を提供。2025年度からは中小企業向け実務型デジタル人材サービス「DX職-デジショク-」も開始し、デジタル人材不足の解消を目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

売上高264億円のIT人材、利益率低く課題

ギークスはサービス業で、売上高が237億円から264億円と増加したが、営業利益率は1.98%から3.41%と低水準に留まる。同業のジンジブやマテリアルグループと競合し、ITエンジニア派遣や開発支援を主力とする。一方で、競争激化により単価の下落や稼働率の低下が生じ、収益性が伸び悩む。人材不足や採用コスト上昇が利益を圧迫しており、高付加価値サービスの創出や生産性向上が喫緊の課題。

強み

  • IT業界は成長分野で、需要は今後も拡大が見込まれる。
  • 一定数のエンジニアを抱え、顧客ニーズに即応できる。
  • 派遣、開発、コンサルなど幅広く提供し、顧客を多様化。
  • IT人材市場で一定の知名度を有し、採用に強みを持つ。

課題

  • 営業利益率3.41%と低く、競争激化で利益が出にくい構造。
  • エンジニアの年収が上がり、売上原価を圧迫している。
  • 同業他社との機能差が小さく、価格競争に陥りやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がギークス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

IT人材事業の母体として創業した2007年

2007年8月、IT人材事業を展開する株式会社ベインキャリージャパンとして設立。2009年1月にプライバシーマーク認証を取得し、2013年6月にはISMS認証も取得するなど、情報セキュリティ体制を整備した。同年10月、現商号のギークス株式会社に変更し、現在のブランドが確立された。

フィリピン進出と地方拠点の拡大

2013年1月、フィリピン・セブ州に海外子会社NexSeed Inc.を設立し、デジタル人材育成の基盤を築く。国内では2014年10月に大阪サテライトオフィス、2016年2月に名古屋サテライトオフィス、同年5月に福岡サテライトオフィスを開設し、地方のIT人材需要を取り込む体制を整えた。

上場と市場変更を経た資本成長

2018年5月、G2 Studios株式会社を設立。2019年3月に東京証券取引所マザーズに上場し、同年12月にはベンチャー投資プログラムを開始。2020年4月に市場第一部に変更、2022年4月の市場区分見直しでプライム市場に移行した。しかし2023年10月にはスタンダード市場へ移行し、上場区分が二転した。

M&Aによる事業拡大と選択と集中

2021年1月、シードテック株式会社を設立しSeed Tech事業を本格化。2022年11月にはフィリピンにSEED TECH PHILIPPINES INC.を設立。2023年1月、オーストラリアのLaunch Group Holdings Pty Ltdおよびその子会社を連結子会社化し、海外IT人材事業を拡大。2024年3月にはG2 Studiosの全株式を譲渡して連結から除外し、2025年2月には株式会社アライヴを連結子会社化した。同年1月には北海道支店と広島支店を開設し、国内拠点をさらに拡充している。

年表20件を開く

2000年代

  • 2007年8月IT人材事業を展開する㈱ベインキャリージャパン(現 ギークス㈱)を設立
  • 2009年1月プライバシーマーク認証取得

2010年代

  • 2013年1月フィリピン セブ州にて海外子会社NexSeed Inc.(現 連結子会社)設立
  • 2013年6月ISMS認証取得
  • 2013年10月商号変更ギークス㈱に商号変更
  • 2014年10月IT人材事業の地方拠点として大阪サテライトオフィス(現 大阪支店)開設
  • 2016年2月IT人材事業の地方拠点として名古屋サテライトオフィス開設
  • 2016年5月IT人材事業の地方拠点として福岡サテライトオフィス(現 福岡支店)開設
  • 2018年5月G2 Studios㈱設立
  • 2019年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2019年12月ベンチャー投資プログラム開始

2020年代

  • 2020年4月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2021年1月シードテック㈱(現 連結子会社)設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
  • 2022年11月フィリピン セブ州にて海外子会社 SEED TECH PHILIPPINES INC.設立
  • 2023年1月M&Aオーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州のLaunch Group Holdings Pty Ltd およびその子会社Launch Recruitment Pty Ltd を連結子会社化
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場に移行
  • 2024年3月全株式の譲渡により、G2 Studios㈱を連結の範囲から除外
  • 2025年1月IT人材事業の地方拠点として北海道支店及び広島支店を開設
  • 2025年2月M&A東京都港区の㈱アライヴを連結子会社化(注)

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ITフリーランスとの信頼関係強化

    ITフリーランスの安定的な確保とエンゲージメント強化のため、柔軟で多様性のあるキャリア支援を実施し、信頼関係の向上を図る。

  2. 02

    DX・AX実装支援の高度化

    AI技術の普及に伴う市場ニーズの高度化に対応し、単なる技術リソース提供に留まらず、最適なIT人材のチーム提案やAIシステムによるマッチング精度向上、実践的ソリューション構築により事業領域拡大と高収益化を図る。

  3. 03

    海外IT人材事業の成長と収益性向上

    オーストラリア現地法人において、現地法令遵守、人材ネットワーク拡充、サービス品質維持・向上に取り組み、着実な成長と収益性向上を図る。

  4. 04

    組織体制の整備と人材育成

    事業拡大に応じた内部管理体制強化、コーポレート・ガバナンス充実、新卒含む積極採用と研修制度拡充により人材確保・育成を推進。AI技術の社内業務効率化とサービスへの実装にも注力。

  5. 05

    M&Aによる事業拡大

    成長戦略の一環としてM&Aを推進。シナジー、戦略整合性、リスク、PMI内容を精査し、財務リスク許容度を勘案した株式価値向上に資するM&Aを行う。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で300人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は518万円で、7期前と比べて+17.6%平均年齢は31.9歳、平均勤続年数は3.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年3月44130.82.7308
2020年3月44530.82.9391
2021年3月48131.63.4357
2022年3月48131.53.4384
2023年3月48831.13.6473
2024年3月51432.23.4268
2025年3月51232.03.6291172
2026年3月51831.93.9300300

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 3 / 海外 4、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
Launch Recruitment Pty Ltd — オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州78百万円
IT人材事業(海外)
NexSeed Inc. — フィリピン セブ州8百万円
Seed Tech 事業
株式会社 アライヴ5百万円
IT人材事業(国内)
本社 — 東京都 渋谷区4百万円
IT人材事業(国内)
SEED TECH PHILIPPINES INC — フィリピン セブ州4百万円
Seed Tech 事業
主な関係会社
  • 海外
    NexSeed Inc. (注)2.3.4
    フィリピン セブ州 · 連結子会社
    議決権40.0%
  • 海外
    SEED TECH PHILIPPINES INC. (注)2
    フィリピン セブ州 · 連結子会社
    議決権99.9%
  • 国内
    シードテック株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Launch Group Holdings Pty Ltd (注)3.8
    オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Launch Recruitment Pty Ltd (注)2.7
    オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アライヴ
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他2社
    - · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は264億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+4.8%、利益が+80.0%。

売上高
+4.8%
264億円
営業利益
+80.0%
9億円
純利益
6億円
営業利益率
3.4%
前期比 +1.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高283億円264億円
営業利益10億円9億円
純利益6億円6億円
1株あたり配当¥32¥32

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は70億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+18.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q420
2024年1Q5900.00
2024年2Q6011.70
2024年3Q5900.0−1
2024年4Q59−14
2025年2Q12221.62
2025年4Q13032.3−2
2026年2Q12943.13
2026年4Q13553.73
2027年1Q7022.91

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 12期分

2015年3月期からの12期で、売上は9億円から264億円へ29.3倍に増えた。直近期の営業利益率は3.4%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年3月911
IT人材事業の地方拠点として名古屋サテライトオフィス開設
2016年3月1710
2017年3月1900
G2 Studios㈱設立
2018年3月2643
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2019年3月3154
2020年3月3574
シードテック㈱(現 連結子会社)設立
2021年3月3475
フィリピン セブ州にて海外子会社 SEED TECH PHILIPPINES INC.設立
2022年3月143117
オーストラリア ニュー・サウス・ウェールズ州のLaunch Group Holdings Pty Ltd およびその子会社Launch Recruitment Pty Ltd を連結子会社化
2023年3月16062
2024年3月2371−15
東京都港区の㈱アライヴを連結子会社化(注)
2025年3月252552.00
2026年3月264983.46

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高264億円のうち、営業利益として残るのは9億円3.4%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の2.3%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.8%224億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金11.7%31億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.4%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.1pt
3.4%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.8pt
2.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+10.4pt
22.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
15.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2026年3月期は営業CFが7億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは8億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は37億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年3月−1−11−28
2018年3月500512
2019年3月2111326
2020年3月0−10−126
2021年3月700731
2022年3月4−1−1334
2023年3月7−1613−938
2024年3月03−3337
2025年3月0−42−436
2026年3月71−7837

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 12期分

2026年3月期の総資産は79億円。このうち返さなくてよい自己資本が31億円で、自己資本比率は38.7%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年3月102819.1
2016年3月1871137.6
2017年3月2171434.5
2018年3月28101837.0
2019年3月45271860.6
2020年3月47341371.4
2021年3月65382759.1
2022年3月59451475.7
2023年3月90474347.7
2024年3月72314139.2
2025年3月74294537.5
2026年3月79314838.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
37億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
9億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
48億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
43
/ 100
安定性自己資本比率26 / 40
収益力営業利益率7 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中31位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中402位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
22.2%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.4%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
38.7%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.8%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.3%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥606で、1年前と比べて-1.9%過去52週の値幅のなかでは66%の位置にある。

¥606-0.5%1ヶ月+1.0%1年-1.9%時価総額63億円
過去52週の値幅
安値¥488高値¥668

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)9.7倍
PER (会社予想)9.8倍
PBR2.12倍
配当利回り5.28%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で4.15%下落し、8月10日に575円まで売られた後、12日以降は反発基調を見せつつも8月14日時点で578円と25日線(604.48円)を約4.4%下回る軟調な展開。52週高値713円からは約19%低い位置で、75日線(582.33円)をわずかに下回る。出来高は8月10日に44200株まで膨らみ、売り圧力が意識されたが、その後の戻り過程では出来高が減少しており、買い手の慎重姿勢がうかがえる。RSIは27.71と売られすぎ圏にあり、短期的な反発余地はあるが、トレンド転換には25日線回復が条件。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

当期実績PERが9.22倍と同業界平均22.98倍を約60%下回り、予想PER9.3倍でも非常に割安です。PBRは2.02倍と同業界平均3.31倍を下回り、ROE22.2%と高収益ながら株価が過小評価されています。配当利回りは5.54%と同業界平均2.31%の約2.4倍で、利回り面でも魅力的です。ただし、直近3期で売上高は増加傾向ですが、営業利益率は1.98%から3.41%と低水準で、収益性の改善が課題です。割安である一方で、利益率の低さが成長の足かせとなる可能性があります。

指標この会社業種平均
PER (実績)9.7倍23.4倍
PER (予想)9.8倍
PBR2.12倍3.51倍
ROE22.2%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

IT人材不足を追い風に業績は拡大傾向にあるものの、2024年3月期に15億円の純損失を計上するなど収益の安定性に課題が残る。強気派は、人材需要の高まりと売上高の成長に着目し、将来の収益回復を期待する。一方、弱気派は、利益率の低さや競争激化による単価低下を懸念し、現状のバリュエーション(PER9.22倍、配当利回り5.54%)が割安に見えても成長の不確実性が高いとみる。投資論点は、増収が続く中で収益性改善が実現するかどうか、そして高配当政策の持続可能性にある。

プラスに働く材料7
  • 増収基調が続く

    売上高は2023/3期の160億円から2026/3期予想264億円へと拡大

  • IT人材需要旺盛

    デジタル化やDX推進でエンジニア需要は中長期的に拡大見込み

  • 高配当利回り

    配当利回り5.54%は個人投資家の関心を集める水準

  • 営業利益の倍増通年影響

    営業利益は5億円→9億円と倍増。営業利益率も1.98%→3.41%に改善

  • 純利益の黒字転換通年影響

    純利益は-15億円→0億円→6億円と改善。赤字脱却で業績基盤が強化

  • ROE22.2%の高収益率通年影響

    ROE22.2%と高く、PBR2.02倍に見合う資本効率

  • 配当利回り5.54%の厚み継続影響

    配当利回り5.54%と高く、株価下落時の下支え要因

マイナスに働く材料7
  • 利益率が低い

    2025/3期の営業利益率は1.98%と収益性は低水準

  • 過去の損失

    2024/3期に純損失15億円を計上し、業績の不安定さを示す

  • 競争激化

    人材紹介業界は大手も含め参入が相次ぎ、単価競争が懸念

  • 営業利益率3%台の低さ継続影響

    営業利益率3.41%と低く、人件費や販管費の増加で赤字転落のリスク

  • 過去の赤字転落通年影響

    FY2024/3に純損失15億円。収益変動が大きく、再び赤字になる可能性

  • 外国保有比率1.95%の低さ継続影響

    外国保有比率1.95%と低く、海外資金の流入は限定的

  • 株価の上値の重さ継続影響

    過去1年で+3.58%とほぼ横ばい。バリュエーション拡大に時間がかかる

次の決算で確かめる点
営業利益率
増収の中での収益性改善は投資論点の核心
エンジニア紹介件数
需要動向や社内稼働状況を反映する主要指標
稼働単価
人材単価の変動は収益性に直結する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり32で、前期から+200.0%いまの株価に対する利回りは5.28%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥32
1株あたり
配当利回り
5.28%
いまの株価に対して
配当性向
48.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年3月1032.1
2022年3月100.028.8
2023年3月100.032.5
2024年3月100.0
2025年3月100.093.4
2026年3月30200.048.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥32

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ3,618人。区分でいちばん多いのは個人・その他54.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.0%を占め、残る58.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他35.436.740.748.050.054.1
事業法人39.837.837.640.541.441.1
証券会社1.93.32.54.73.41.9
外国法人10.39.35.32.94.21.8
自己株式0.40.42.81.6
金融機関12.612.813.83.80.60.9
外国人個人0.00.00.10.20.30.2

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社アトム37.75
02曽根原 稔人26.16
03光通信KK投資事業有限責任組合3.46
04荒井 富雄1.54
05株式会社全国個人事業者支援協会1.39
06柏木 拳志1.01
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社<信託口>0.80
08株式会社グッドスマイルカンパニー0.64
09曽我 健0.58
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040(常任代理人株式会社みずほ銀行)0.50

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 12期分

1株利益は12期で+217%、1株純資産は12期で+456%。直近期のROEは22.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年3月205445.0
2016年3月78011.7
2017年3月−387
2018年3月3312531.6
2019年3月4827221.846.1
2020年3月3832212.843.7
2021年3月4436612.729.632.1
2022年3月6742217.024.028.8
2023年3月234175.641.432.5
2024年3月−143272−41.5
2025年3月52681.882.993.4
2026年3月6329922.28.948.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額105百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
曽根原稔人代表取締役516,602,000
佐久間大輔取締役5142,500
成末千尋取締役 IT人材事業 本部長4924,000
高原大輔取締役 海外事業推進 室長4333,500
松島俊行取締役491,200
佃友貴取締役41
山口祥子監査役(常勤)51
花木大悟監査役52
仲江武史監査役55

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4582118020
社外取締役525255

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,423字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、IT人材事業(国内)、IT人材事業(海外)、Seed Tech事業を営んでおります。 なお、前連結会計年度において、「その他」に含まれていたx-Tech事業を譲渡したことに伴い、当連結会計年度より「その他」の区分を廃止しております。 (1) IT人材事業(国内) IT人材事業では、企業の枠を超えて複数のプロジェクトに携わるITフリーランスによる技術リソースシェアリングを活用した新しいエンジニアリングスタイルを提案しています。「働き方の新しい『当たり前』をつくる」を事業ミッションに掲げ、技術力をシェアするプラットフォームの役割を担い、企業のニーズに応える最適なマッチングを実現します。 一般的な開発プロジェクトは、要件定義工程、本開発工程、運用工程に分けられ、当社はこれまで主に本開発工程でのマッチングを実施してまいりました。しかし近年は、生成AIの普及等に伴う市場ニーズの高度化に対応し、要件定義等の上流工程やプロジェクトマネジメント(PM)を担う高度人材の集客・マッチングを重点施策として推進しております。さらに、正社員とITフリーランスを組み合わせたハイブリッドチームによる伴走型支援など、企業のAI・DX課題を解決する付加価値の高いソリューションの提供へと事業領域を拡大しております。これにより企業は、採用や教育にコストをかけずに、高度なプロジェクトの完遂に必要な最適な人材を効率的に確保することができます。 一方で、ITフリーランスにとっては、案件検索サイト「GEECHS JOB(ギークスジョブ)」を通じた営業代行により、安定的な受注とサポートを受けるメリットがあります。さらに、福利厚生プログラム「フリノベ」の提供に加え、AI時代に対応したスキルの高度化や上流工程へのキャリアシフト支援など、市場価値向上と安心して働き続けられる環境づくりをサポートしております。 [主な関係会社] 株式会社アライヴ (注)株式会社アライヴは、2026年4月1日付でシードテック株式会社に吸収合併されております。 (2) IT人材事業(海外) オーストラリアにおいてカジュアル雇用人材やフリーランスを活用したIT人材に特化した人材関連事業を展開しております。人材派遣事業、MSP事業(顧客の人材調達から管理までの一連のプロセスの包括的管理システムを提供する事業)、人材紹介事業等を主にシドニーとメルボルンで展開しております。 [主な関係会社] Launch Group Holdings Pty Ltd Launch Recruitment Pty Ltd (3) Seed Tech事業 デジタル人材不足の解消と企業のDX推進を支援するため、中小企業のDX化を現場で伴走支援する実務型デジタル人材提供サービス「DX職 -デジショク-」を展開しております。開発支援においては、フィリピンの英語が堪能なIT人材で組成されたチームによるオフショア開発受託事業を提供しております。さらに、デジタル人材を種(シード)から育成する事業として、フィリピン・セブ島へのデジタル留学事業や、非エンジニアのリスキリングを支援するSaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」を提供しております。 [主な関係会社] NexSeed Inc. SEED TECH PHILIPPINES INC. シードテック株式会社
経営方針・対処すべき課題1,794字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 本書提出日現在における経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針及び経営環境等 当社グループはグランドビジョンに「21世紀で最も感動を与えた会社になる」を掲げ、「日本をDX・AXでアップデートする会社」として事業を展開しております。AI技術の急速な普及や企業のDX推進によってめまぐるしく変化する社会において、これまで培ったITフリーランス・グローバル人材のネットワークやデジタル人材育成といった事業アセットを活かし、顧客企業の変革課題に向き合い伴走いたします。戦略から現場への落とし込みまでを担うDX・AX実装支援の提供と、サービスの創造・進化を通じて常に成長し続けることで、永続的な企業価値向上を目指しております。 (2) 対処すべき課題 ① IT人材事業(国内) 当事業はITフリーランスを活用した技術リソースシェアリングを主体として、順調に業容を拡大してまいりました。ITフリーランスの安定的な確保とより一層のエンゲージメント強化が重要であると認識しておりますことから、ITフリーランスに寄り添い、柔軟で多様性のあるキャリア支援を実施することで、ITフリーランスとの信頼関係の向上を図ってまいります。 また、AI技術の急速な普及等に伴う市場ニーズの高度化に対応することも新たな課題として認識しており、単なる技術リソースの提供に留まらない新たな事業展開に取り組んでおります。具体的には、雇用形態に捉われない最適なIT人材のチーム提案や、独自のAIシステムを活用したマッチング精度の向上、さらには顧客企業のDX・AX推進を現場で実行・完遂する実践的ソリューションの構築を通じて、事業領域のさらなる拡大と高収益化を図ってまいります。 ② IT人材事業(海外) 当社グループにおきましては、オーストラリアにおいて、現地法人によるIT人材サービス事業を展開しております。当事業は、現地企業・団体、公的機関に対し、IT人材の紹介・派遣、人材管理の支援を行うものであり、現地のニーズに即したサービス提供を進めております。オーストラリア市場は、日本国内と同様に多種多様なIT人材の需要が高く、柔軟な労働形態が普及している一方で、法規制や商慣習の違い、人材獲得競争の激化といった課題も存在します。当社グループでは、これらの課題に対応すべく、現地法令の遵守体制の整備、人材ネットワークの拡充、サービス品質の維持・向上に取り組み、着実な成長と収益性の向上を図ってまいります。 ③ 組織体制の整備 当社グループにおきましては、今後の事業拡大に応じた国内外の内部管理体制の強化を重要な課題と認識しており、これらの一層の強化と、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでまいります。また、人材の確保及び育成もあわせて重要な課題と認識しており、新卒採用も含めた積極的な採用活動及び教育・育成強化のための研修制度の拡充に取り組んでまいります。加えて、AI技術の進展を背景に、社内の業務効率の向上に留まらず、顧客へ提供する各種サービスへのAI技術の実装・活用にも注力しており、より付加価値の高いサービス提供を目指してまいります。 ④ セキュリティ対策 当社グループにおきましては、昨今のサイバー攻撃の高度化や個人情報漏洩リスクの増大を受け、情報セキュリティの強化を重要な課題と認識しております。顧客情報、事業情報等の管理を万全なものとするため、社内システムのセキュリティ対策、アクセス制御、従業員に対する情報セキュリティ教育を徹底し、また、サイバーセキュリティ対策基本方針を策定の上、セキュリティ体制の定期的な見直し及び改善に継続して取り組んでまいります。 ⑤ M&Aを活用した事業の拡大 当社グループは、成長戦略の一環としてM&Aを推進しております。M&Aの検討においては、当社グループとのシナジーの有無、戦略との整合性、財務・法務上のリスクの有無、買収後の統合効果を最大化するプロセス(PMI)の内容等を精査・検討し、業績や財務状況からみたリスク許容度を勘案しながら、株式価値向上に資するM&Aを推進してまいります。
事業等のリスク3,115字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの経営成績、財務状況等に関するリスクについて、投資者の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる事項は以下のとおりです。当社グループは、これらリスクの発生可能性を認識した上で、発生自体を回避し、また万が一発生した場合においても影響を最小化するための適切な対応を徹底し、事業活動に支障をきたすことがないよう努力してまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) IT人材事業に関するリスク ① 市場動向について IT業界は継続的な成長が見込まれ、技術リソースのニーズは総じて高い状態にあります。一方で、近年の生成AIの急速な進化・普及により、一部の定型的な開発業務が代替されるなど、企業が求めるIT人材のスキル要件や市場ニーズは高度化・多様化しております。当社グループはこうした技術革新を事業拡大の機会と捉え、要件定義やプロジェクトマネジメント等を担う高度デジタル人材の集客、ならびに正社員とITフリーランスを組み合わせたハイブリッドチームによる付加価値の高いソリューション提案を推進しております。しかしながら、予期せぬ法的規制が課された場合や、急激な市場ニーズの変化に当社グループが適時に対応できなかった場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループにおいて正社員として採用した人材の活用によるソリューション提供を進める中で、想定通りに案件を獲得・稼働させることができない場合には、人件費負担の増大等が収益性を圧迫するリスクがあります。 ② 稼働人材のコンプライアンス等に関するリスクについて 当社グループのサービスを通じて就業するITフリーランスや正社員エンジニアが、派遣先・業務提供先において情報漏洩や規律違反等の不祥事を発生させた場合、当社グループに対する社会的信用が低下し、事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 基幹システムについて IT人材事業における請求金額及び支払金額は、独自の基幹システムで管理しており、単価や作業時間といった一部の情報を手入力により登録しております。基幹システムへの登録内容に誤りがあった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績が適切に表示されない可能性があります。また、同システムに不備、障害等があった場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 海外事業に関連するリスク ① オーストラリアの事業環境について 連結子会社のLaunch Group Holdings Pty Ltd等が事業を展開しているオーストラリアは、当社グループにとって成長機会の大きい市場と位置づけております。一方で、同国において事業を継続・拡大していくにあたっては、現地居住者を役員に選任する義務の存在や現地の特殊な商慣習の存在等により、管理体制が複雑化し、経営上の柔軟性に影響を及ぼす可能性があります。また、顧客企業の投資判断に影響を及ぼしうる金融政策、労働関連法制・税制などの変更、為替変動、競合環境の変化といった外部要因によって、事業運営や収益性に影響を及ぼす可能性も否定できません。 当社グループは、これらのリスクに対して、現地の法令・制度に精通した専門人材の確保、外部専門機関との連携、及び内部統制システムの整備を進めることで、適切な対応に努めておりますが、将来的な外部環境の変動によっては、当社グループの財政状態または経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② フィリピンにおける外国資本の出資規制について 連結子会社のNexSeed Inc.等が事業を展開しているフィリピンでは、教育関連事業を含む一定の事業について、同国の憲法及びこれに基づく法令により、外国資本比率に一定の制限が課されています。 そのためフィリピンにおける事業において、経営権の維持・拡大を図ることは、当社グループ単独では困難であり、フィリピン国籍を有する個人のパートナー、もしくはフィリピン資本の法人との協調が不可欠となりますが、当社との信頼関係が失われるなど、当社の意向に反する取締役の選任等がなされたときは当社が実質的に経営権を失い、当社の意図する事業計画を実行できなくなる恐れがあります。 ③ 海外における事業展開について 当社グループは、今後も海外における事業展開を視野にいれた様々な検討を行ってまいりますが、検討対象・展開先において、テロ・政変・クーデターなどによる政情不安と治安悪化、従業員のストライキ・ボイコットなどによる労働争議の発生、電力・用水・通信などのインフラの障害、伝染病の発生、その他予期せぬ税制・外国為替に関する法律・規制の変更など不測の事象の発生、文化や商習慣の違いによる取引先との関係における問題などが発生する可能性があり、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 為替相場のリスクについて 当社グループには在外子会社があり、連結財務諸表は日本円で表示されておりますので、通貨の為替水準の変動により業績に影響を与えることがありえます。為替変動リスクを完全に排除することは困難であり、今後著しい為替変動があった場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) その他のリスク ① M&Aについて 当社グループは、既存の事業基盤を拡大するため、あるいは新たな事業への進出のため、成長戦略の一環としてM&A戦略を推進してまいります。買収後の事業環境の変化や不測の事態等によって当社グループが想定したシナジーや事業拡大の成果が得られず、減損損失が発生するなど、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制について 現在、当社グループの事業継続に著しく重要な影響を及ぼす法的規制はありませんが、「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」(2026年1月施行)、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(2024年11月施行)、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(1986年7月施行)、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」(2002年5月施行)、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」(2000年2月施行)、「個人情報の保護に関する法律」(2005年4月施行)など、当社グループの事業領域に適用される法的規制が存在しております。 当社グループはそれらの法令に関し、コンプライアンスの重要性についてグループ内での周知・徹底に努め、不正アクセスに対する防御や情報漏洩防止に関する取り組みの強化を行っております。 また、今後も当社グループの事業領域について、新たな法規制・既存の規制の強化等が行われることにより、当社グループの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ③ 自然災害・感染症等によるリスクについて 当社グループでは、大規模地震、津波、洪水等の自然災害、コンピューターウイルスへの感染を含むサイバー攻撃、重大もしくは未知の感染症等が発生した場合、適切かつ速やかな初期対応・復旧対応を行うべく平時から備えを行っておりますが、これらの事象に起因する影響を完全に排除・軽減できる保証はなく、当社グループの事業活動に重大な影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)4,887字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 業績等の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末と比較して520,455千円増加し6,972,575千円となりました。これは主に、現金及び預金が140,450千円、売掛金及び契約資産が382,822千円増加したことによるものであります。 固定資産は、前連結会計年度末と比較して43,318千円減少し879,465千円となりました。これは主に、リース資産が77,192千円増加した一方で、のれんが36,087千円、顧客関連資産が24,015千円、敷金及び保証金が47,754千円減少したことによるものであります。 この結果、資産合計は7,852,040千円となり、前連結会計年度末と比較して477,136千円増加しました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末と比較して532,459千円増加し3,184,806千円となりました。これは主に、短期借入金が90,096千円、未払法人税等が185,307千円、預り金が236,380千円増加したことによるものであります。 固定負債は、前連結会計年度末と比較して238,857千円減少し1,612,551千円となりました。これは主に、長期借入金が250,937千円減少したことによるものであります。 この結果、負債合計は4,797,358千円となり、前連結会計年度末と比較して293,602千円増加しました。 (純資産) 純資産は前連結会計年度末と比較して183,534千円増加し、3,054,682千円となりました。これは主に、利益剰余金が437,270千円、自己株式が99,973千円増加した一方で、資本剰余金が70,786千円、新株予約権が61,654千円、非支配株主持分が28,843千円減少したことによるものであります。 この結果、自己資本比率は38.7%(前連結会計年度末は37.5%)となりました。 ② 経営成績の状況 当社グループはグランドビジョンに「21世紀で最も感動を与えた会社になる」を掲げ、「日本をDX・AXでアップデートする会社」として事業を展開しております。AI技術の急速な普及や企業のDX推進によってめまぐるしく変化する社会において、これまで培ったITフリーランス・グローバル人材のネットワークやデジタル人材育成といった事業アセットを活かし、顧客企業の変革課題に向き合い伴走いたします。戦略から現場への落とし込みまでを担うDX・AX実装支援の提供と、サービスの創造・進化を通じて常に成長し続けることで、永続的な企業価値向上を目指しております。当社グループは子会社8社を含む全3事業で構成されており、各事業セグメントは「IT人材事業(国内)」、「IT人材事業(海外)」、「Seed Tech事業」の3つに分類されております。 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善に伴い緩やかな景気回復が見られたものの、歴史的な円安とコストプッシュ型のインフレの継続が実質賃金を抑制し、消費者の購買意欲に圧力を与えております。また、不安定な国際情勢による地政学的リスクの影響もあり、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。 このような状況下、当社グループは新たなグループ戦略に則り、事業ポートフォリオの最適化を進めてまいりました。ITフリーランスや国内外の社員エンジニアの活用ノウハウを最大限活かせるIT・DX・AI人材領域に特化した事業ポートフォリオ構成にて事業を進めております。 AI技術の急速な進化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、企業の事業環境は劇的な変化の只中にあります。こうした中、当社グループは「日本をDX・AXでアップデートする会社」として、日本の古い商習慣やレガシーシステムをグローバル基準、さらにはその先へと導くパートナーとなることを目指しております。常に変化し続ける「未完の完成」を目指す伴走者として、日本社会をアップデートし続け、新たな経済成長に貢献してまいります。 当連結会計年度の売上高は 26,375,627千円(前期比4.8%増)、営業利益は875,689千円(同76.7%増)、経常利益は842,813千円(同70.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は643,001千円(同1191.3%増)となりました。 セグメント別の業績は次の通りであります。 なお、前連結会計年度において、「その他」に含まれていたx-Tech事業を譲渡したことに伴い、当連結会計年度より「その他」の区分を廃止しております。 <IT人材事業(国内)> IT人材事業(国内)は、AI関連エンジニアやPM人材の獲得を強化しつつ、事業は堅調に推移いたしました。ブランド力を活かした集客による広告宣伝費の抑制と、ダイレクトマッチングサービスが好調に推移したことが業績に寄与しました。 従前より、生成AIを活用した業務効率化に重点的に取り組んで参りましたが、現在は社内のAI教育と活用をさらに強化し、「知識集約型」ビジネスモデルの構築に注力しています。当連結会計年度においては、全社員がトップレベルの成果を再現するための統合型AIエージェント「GEECHS AI」のβ版をリリースし、知識集約と非属人化により人員増に頼らない組織作りを進めております。 この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は16,731,082千円(前期比8.9%増)、セグメント利益は1,397,269千円(同8.8%増)となりました。 <IT人材事業(海外)> IT人材事業(海外)は、オーストラリアでカジュアル雇用人材やフリーランスを活用したIT人材に特化した人材関連事業を展開しているLaunch Group Holdings Pty Ltdの業績を取り込んでおります。人材派遣事業やMSP事業(包括的な人材管理ソリューションを提供する事業)を主にシドニーとメルボルンで展開しております。当連結会計年度は、経営体制の見直し、オフィス移転等によるコストの削減、高マージン案件への営業注力等を行い利益率の改善を進めた結果、黒字転換を達成いたしました。 この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は9,243,878千円(前期比1.8%減)、セグメント利益は33,866千円(前期はセグメント損失155,854千円)となりました。 <Seed Tech事業> Seed Tech事業は、日本とフィリピンに拠点を構え、オフショア開発受託事業やフィリピンセブ島へのデジタル留学事業、SaaS型デジタル人材育成サービス「ソダテク」の提供など幅広く事業展開しております。当連結会計年度より、「デジタル人材不足」に課題を持つ中小企業向けに「DX職-デジショク-」の提供を開始いたしました。 この結果、当連結会計年度における当該事業分野の売上高は478,674千円(前期比45.2%増)、セグメント利益は34,460千円(同504.3%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ140,450千円増加し、3,747,062千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加額は、744,100千円となりました(前年同期は46,813千円の増加)。これは主に、税金等調整前当期純利益919,477千円、法人税等の支払額105,672千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により増加した資金は、79,287千円となりました(前年同期は418,942千円の支出)。これは主に敷金及び保証金の回収による収入101,678千円、敷金及び保証金の差入による支出54,054千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により支出した資金は、692,155千円となりました(前年同期は226,952千円の増加)。これは主に、長期借入金の返済による支出303,549千円、配当金の支払額206,178千円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出103,541千円によるものであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社グループの資金需要は、ITフリーランスの集客費や受託開発にかかる外注費、販売費及び一般管理費である人件費であります。これらの資金需要に対して、短期の運転資金につきましては、自己資金により充当し、長期の運転資金や設備投資につきましては、銀行借入や新株発行による調達資金により充当することとしております。 当社グループのキャッシュ・フローにつきましては、「(1) 業績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。現時点において重要な資本的支出の予定はございません。 ⑤ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ⑥ 生産、受注及び販売の実績 当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 a.生産実績 生産に該当する事項が無いため、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社グループが提供しているサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) IT人材事業(国内)   16,660,755   8.6 IT人材事業(海外)   9,243,878   △1.8 Seed Tech事業   470,994   46.3 合計   26,375,627   4.8 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) Nokia Solutions and Networks Australia Pty Ltd   3,002,522   11.93   3,216,607   12.20

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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