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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,053.44+287ドル円158.79-1NASDAQ26,229.57+130S&P 5007,675.19+44SOX 指数11,376.79+889/2終値

スポーツフィールド

Sportsfield Co., Ltd.7080 · Growth · サービス業

体育会学生やアスリートなどスポーツ人財に特化した就職・転職支援で、企業と人財をマッチングする日本有数の人財メーカー。

概要

スポーツフィールドは、スポーツ経験者(体育会学生や元アスリート)に特化した人材紹介・就職支援を主事業とする企業である。2010年に設立され、2019年に東証マザーズ(現グロース)に上場。2025年12月期の連結売上高は48億円、従業員335名。子会社リンドスポーツを通じスポーツ用品の企画販売にも進出している。

スポーツ人財と企業を結びつける就職・転職支援

当社の主力は「スポーツ人財採用支援事業」であり、新卒者向けと既卒者向けに分かれる。新卒向けでは、体育会学生を対象とした就職フェア「イベント」と、個別紹介の「人財紹介」を提供。既卒向けでは、社会人経験者や引退アスリートを対象とした転職支援を行う。2025年12月期、同事業の売上高は44億円(セグメント間消去前)で、全体の93%を占める。

イベントと人財紹介の二軸で構成される収益構造

新卒者向けイベントの売上高は19.7億円(前期比17%増)で過去最高。来場型・中小規模イベントの販売枠数が伸びた。新卒者向け人財紹介は11.8億円(同10.9%増)、既卒者向け人財紹介は11.0億円(同14.0%増)と、いずれも過去最高を更新。紹介単価の上昇や登録者数の増加が寄与した。

全国13拠点のオフィス網と子会社によるグループ展開

2025年12月末時点で、常駐オフィス13拠点(東京、札幌、仙台、千葉、横浜、東海、北陸、京都、大阪、神戸、岡山、広島、九州)とサテライトオフィス6拠点を運営。連結子会社として株式会社エスエフプラス(人材紹介・派遣)と株式会社リンドスポーツ(スポーツ用品企画販売)を持つ。2025年10月にリンドスポーツを連結化し、事業領域を拡大した。

収益成長と利益率の向上を目指す経営指標

経営指標として売上高と売上高経常利益率を重視している。2025年12月期の売上高は48億円(前期比26%増)、営業利益は11億円、経常利益率は推定22.9%と改善。2015年12月期の売上高4億円から10年で12倍に拡大した。少子化による新卒人口減少の中、体育会学生への採用ニーズを捉え成長を続ける。

業界の中での役割はスポーツ人財と企業を結ぶ採用・就職支援サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
48億円
営業利益
11億円
営業利益率
22.9%
純利益
8億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
スポーツ人財 採用支援事業44億円91.7%11億円25.0%
スポーツ用品 企画・販売事業4億円8.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01スポーツ人財採用支援(新卒・既卒)主力

現役体育会学生やスポーツ経験者などのスポーツ人財を採用したい企業に対し、就職イベントの開催や人財紹介、求人広告掲載などのサービスを提供。特定の業界に偏らず幅広い企業を紹介する点や、人財一人ひとりへの丁寧な面談が特徴。

主な製品・サービス4
スポナビ(新卒者向け人財紹介)
体育会学生を中心とした新卒者に就職カウンセリングを実施し、求人企業とマッチングする人財紹介サービス。
スポチャレ(新卒者向け人財紹介)
スポーツ経験を持つ新卒者向けの就職支援サイト。求人情報の提供やイベント情報の発信を行う。
スポジョバ(求人広告掲載)
スポーツ関連企業と多様な人財を結びつける就職サイト。求人広告を掲載し、企業の人財確保を支援。
スポナビアスリート(人財派遣)
現役アスリートを雇用し、企業に派遣するサービス。競技と仕事の両立を支援する。

02スポーツ用品企画・販売準主力

連結子会社リンドスポーツが担う。テーピングやトレーニング用品など自社ブランドを企画・販売。全国の大学・高校の部活動、プロチーム、整骨院などに販売し、スポーツ人財の競技生活を直接支援する。

主要顧客全国の大学・高校の部活動、プロスポーツチーム、整骨院・病院

主な製品・サービス3
テーピング製品
自社ブランドのテーピング。低価格・高品質を強みに、怪我の予防やパフォーマンス向上を支援する。
トレーニング用品
トレーニングに必要な用具を提供。競技力向上をサポートする。
ケア用品
スポーツ後のケアや怪我の回復を助ける用品。

製品と技術

新卒向けマッチングイベントと「スポナビ」の役割

新卒者向けイベントは、来場型とオンライン型の就職フェアを年間多数開催。大規模から中小規模まで様々な形態を用意し、体育会学生と企業の接点を創出する。Webサイト「スポナビ20XX」には就職活動中の学生が登録し、就職アドバイザーがカウンセリングを実施。一人の社員が学生と企業の双方を担当し、特定業界に偏らない紹介を行う点が特徴である。

中途・アスリート向け「スポナビキャリア」と「スポナビアスリート」

「スポナビキャリア」は、スポーツ経験のある社会人や引退アスリートを対象とした転職支援サービス。転職アドバイザーが一人ひとりと対面面談を重ね、質の高い紹介を実現。「スポナビアスリート」は現役アスリートのデュアルキャリアを支援する人材派遣サービス。アスリートを当社社員として雇用し、顧客企業に派遣。競技引退後ではなく、現役のまま仕事と両立する新たなキャリア選択肢を提供する。

スポーツ企業特化の求人サイト「スポジョバ」

「スポジョバ」は、スポーツ関連企業に特化した就職・転職情報サイト。2020年5月に事業譲受により取得した。新卒・既卒双方の求人広告を掲載し、スポーツ業界で働きたい人財と企業を結びつける。スポナビブランドとは異なり、職種・業界をスポーツ関連に限定している点が特徴。既卒者向け人財紹介への成約にも貢献している。

リンドスポーツによるテーピング・トレーニング用品の企画販売

2025年10月より連結子会社となった株式会社リンドスポーツは、テーピング、トレーニング用品、ケア用品などのスポーツ用品を企画・販売する。自社ブランド製品を「低価格・高品質」で展開し、全国の大学・高校の部活動、プロスポーツチーム、整骨院・病院などを顧客基盤とする。従来の人材支援に加え、競技生活のパフォーマンス向上を直接支援する事業である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

スポーツ施設運営の独立系

サービス業に属し、主にスポーツクラブ・フィットネス施設の運営を受託。売上高38億円(2024年12月期)で小規模だが、営業利益率23.68%と高収益。同業のジンジブ(142A)は人材サービス、イシン(143A)は経営コンサルと業態が異なり、直接競合は少ない。自治体や企業からの運営委託需要を獲得し、高い利益率を実現。

強み

  • 営業利益率23.68%と極めて高く、効率的な運営が強み。
  • スポーツ施設運営の専門性で、顧客満足度が高い。
  • 自治体や企業からの長期委託契約により収益が安定。
  • 健康志向の高まりでフィットネス需要は拡大傾向。

課題

  • 売上高48億円(2025年12月期予想)と小規模でリスク分散不足。
  • 優秀なインストラクター・管理職の確保が成長の鍵。
  • 低資本で始められるビジネスモデルゆえ、新規参入が多い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がスポーツフィールド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
1352ALOIVE69億円53.8倍
29344アクシスコンサルティング67億円22.9倍
32370メディネット66億円
47040サン・ライフホールディング66億円9.6倍
52437Shinwa Wise Holdings65億円
67080スポーツフィールド64億円7.7倍
72438アスカネット64億円19.3倍
87060ギークス63億円9.7倍
9343AIACEトラベル63億円11.8倍
10410AGMOコマース63億円16.4倍
112408KG情報63億円12.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

スポーツリンク埼玉として創業した2010年

2010年1月、東京都渋谷区に株式会社スポーツリンク埼玉を設立。資本金1,000千円で、人材採用関連商品の企画販売、人材紹介、労働者派遣を目的とした。2011年4月に株式会社スポーツリンク東日本へ商号変更。この時期は、スポーツ人材に特化した事業の基盤を築いた。

「スポナビ」開始と全国展開への転換点

2013年10月、体育会学生向け総合就職支援サービス「スポナビ」を開始。翌2014年1月には商号を株式会社スポーツフィールドに変更し、同時に大阪、東海、九州の各オフィスを開設。関西・東海・九州エリアへの進出により、事業の全国展開が本格化した。また、同年4月に有料職業紹介業の厚生労働大臣許可を取得。

転職支援と派遣事業の拡充

2014年5月、転職支援サービス「スポナビキャリア」を開始。2016年8月に労働者派遣業の許可を取得。2018年10月には現役アスリートのデュアルキャリア支援「スポナビアスリート」事業を開始。子会社エスエフプラスを2016年に設立し、人材紹介・派遣の体制を強化した。2016年には札幌・仙台、2017年には広島と、オフィス網を北海道・東北・中国へ拡大。

東証マザーズ上場とその後の事業買収

2019年12月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。資本金92,680千円となる。上場後も成長投資を継続し、2020年5月にスポーツ関連企業に特化した求人サイト「スポジョバ」を事業譲受。ナビサイト事業を強化した。2021年12月期は21億円の売上高に対し純損失1億円を計上したが、その後回復。

スポーツ用品事業への多角化と連結業績の拡大

2025年10月、株式会社リンドスポーツを連結子会社化し、スポーツ用品企画・販売事業に参入。同社はテーピングやトレーニング用品を自社ブランドで展開、30年以上の実績がある。これにより人財支援に加え、競技生活の直接支援が可能となった。2025年12月期の連結売上高は48億円、営業利益11億円と過去最高を更新。

年表23件を開く

2010年代

  • 2010年1月創業東京都渋谷区に人材採用関連商品の企画・販売、人材紹介、労働者派遣業務を事業目的とした、株式会社スポーツリンク埼玉を設立(資本金1,000千円)
  • 2011年4月商号変更株式会社スポーツリンク東日本へ商号変更
  • 2013年10月体育会学生の総合就職支援サービス「スポナビ」を開始
  • 2014年1月第三者割当にて資本金10,000千円に増資
  • 2014年1月商号変更株式会社スポーツフィールドへ商号変更
  • 2014年1月関西エリアで初となる大阪オフィスを開設
  • 2014年1月東海エリアで初となる東海オフィスを開設
  • 2014年1月九州エリアで初となる九州オフィスを開設
  • 2014年4月有料職業紹介業についての厚生労働大臣許可を受ける(厚生労働大臣許可13-ユ-306448)
  • 2014年5月転職支援サービス「スポナビキャリア」を開始
  • 2015年7月本社を東京都渋谷区から東京都新宿区に移転
  • 2016年2月第三者割当にて資本金10,300千円に増資
  • 2016年5月東京都新宿区に子会社、株式会社エスエフプラス(現連結子会社)を設立
  • 2016年7月東北エリアで初となる仙台オフィスを開設
  • 2016年7月北海道エリアで初となる札幌オフィスを開設
  • 2016年8月労働者派遣業についての厚生労働大臣許可を受ける(厚生労働大臣許可 派 13-306720)
  • 2017年7月中国エリアで初となる広島オフィスを開設
  • 2018年1月日本政府が推進するスポーツ国際貢献事業「SPORT FOR TOMORROW」に加盟
  • 2018年9月株式会社エスエフプラスにて有料職業紹介業についての厚生労働大臣許可を受ける(厚生労働大臣許可13-ユ-309835)
  • 2018年10月現役アスリートのデュアルキャリア支援として派遣・紹介予定派遣事業(現「スポナビアスリート」事業)を開始
  • 2019年12月上場東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に株式を上場(資本金92,680千円)

2020年代

  • 2020年3月日本政府が推進するスポーツキャリアサポート事業「スポーツキャリアサポートコンソーシアム」に参画
  • 2020年5月スポーツ関連企業に特化した就職・転職情報サイト「スポジョバ」を事業譲受

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高売上高
  • 売上高経常利益率売上高経常利益率

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    主要事業の強化

    スポーツ人財採用支援事業で全国47都道府県への展開と登録者増加を図り、新卒・既卒双方で会員数を確保する。スポーツ用品事業では既存顧客基盤とのクロスセルを推進し、マッチング精度向上やサイト機能拡充によりサービス品質を高める。

  2. 02

    従業員の採用・定着・育成

    自社採用業務の一元管理と経営理念への共感を基にした多様な働き方の許容で定着を促進。階層別研修やスキルチェックにより営業人員の体系的な育成と生産性向上を図る。

  3. 03

    事業領域の拡大と新規事業創出

    スポーツ人財領域での新サービス開始やM&Aにより事業ポートフォリオを多様化。子会社化したリンドスポーツとのシナジーでスポーツ用品事業を展開し、収益源の安定化を目指す。

  4. 04

    経営管理体制の強化

    コンプライアンス審査会の設置や規程整備、研修徹底によりガバナンスを強化。スポーツ用品事業の開始に伴い在庫管理・物流の内部統制とリスク管理体制を構築する。

  5. 05

    情報管理体制の強化

    個人情報や企業情報の管理を重要課題と位置づけ、社内規程の制定・運用、定期的な教育、セキュリティシステムの整備により管理体制の維持・強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で335人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は521万円で、6期前と比べて+21.0%平均年齢は29.6歳、平均勤続年数は3.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年12月43128.22.6201
2020年12月43028.62.9233
2021年12月43028.93.3266
2022年12月46629.33.6242
2023年12月46429.43.8272
2024年12月50829.74.3297303
2025年12月52129.63.9335328

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率9.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率37.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.9%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
大阪オフィス — 大阪府大阪市北区61百万円
神戸オフィス — 兵庫県神戸市中央区25百万円
北陸オフィス — 石川県金沢市17百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社エスエフプラス(注)2
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社リンドスポーツ(注)2
    大阪府守口市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は48億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+26.3%、利益が+22.2%。

売上高
+26.3%
48億円
営業利益
+22.2%
11億円
純利益
+33.3%
8億円
営業利益率
22.9%
前期比 -0.8%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高65億円48億円
営業利益13億円11億円
純利益8億円8億円
1株あたり配当¥23¥23

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は34億円、営業利益は8億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+41.7%、営業利益は+14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q9333.32
2023年2Q10330.02
2023年3Q7114.31
2023年4Q81
2024年1Q11436.43
2024年2Q10220.01
2024年4Q17317.62
2025年2Q24729.25
2025年4Q24416.73
2026年2Q34823.55

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年12月期からの11期で、売上は4億円から48億円へ12.0倍に増えた。直近期の営業利益率は22.9%。売上は5期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2015年12月400
東京都新宿区に子会社、株式会社エスエフプラス(現連結子会社)を設立
2016年12月700
中国エリアで初となる広島オフィスを開設
2017年12月1110
2018年12月1511
東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に株式を上場(資本金92,680千円)
2019年12月1921
2020年12月1900
2021年12月210−1
2022年12月2964
2023年12月3496
2024年12月389923.76
2025年12月48111122.98

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高48億円のうち、営業利益として残るのは11億円22.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の16.7%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金10.4%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金68.8%33億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.9%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
89.6%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+15.4pt
22.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+11.6pt
16.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+25.6pt
37.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
20.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
36.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年12月期は営業CFが9億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は18億円で、売上の4.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年12月10−112
2018年12月1−1204
2019年12月20127
2020年12月−104−110
2021年12月1−10010
2022年12月60−1614
2023年12月4−1−4315
2024年12月60−3617
2025年12月9−6−2318

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は39億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は62.6%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年12月20212.3
2016年12月4045.9
2017年12月41314.2
2018年12月71618.0
2019年12月114738.9
2020年12月1541130.0
2021年12月1541123.9
2022年12月2181336.7
2023年12月2314960.1
2024年12月2718965.1
2025年12月39241562.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
18億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
24億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
6億円
在庫として抱えている分
負債合計
15億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE534社中27位あたり、逆に低いのは配当利回り534社中319位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
37.4%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
22.9%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.6%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
26.3%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥879で、1年前と比べて-6.1%過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。

¥879-2.3%1ヶ月+5.6%1年-6.1%時価総額64億円
過去52週の値幅
安値¥751高値¥992

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)7.7倍
PER (会社予想)7.6倍
PBR2.29倍
配当利回り2.62%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

AI分析は準備中です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

スポーツ施設の予約DX需要が追い風だが、競合が多く収益化の持続性が問われる。強気派は市場の拡大と高い成長率を評価。弱気派は手数料モデルの限界や競合との差別化不足を懸念。

プラスに働く材料3
  • 高い成長率

    売上高が前年比+26%と急成長中。

  • 市場拡大余地

    スポーツ施設のDX需要は未開拓部分が大きい。

  • 利益率改善

    営業利益率23%超と高収益体質に。

マイナスに働く材料3
  • 競合ひしめく

    類似プラットフォームが多数存在し、シェア争いが激化。

  • 差別化困難

    機能面の模倣が容易で、独自性を維持しにくい。

  • 市場規模の限界

    国内スポーツ施設予約市場は大きくない可能性。

次の決算で確かめる点
GMV
プラットフォーム取引額の成長性確認。
施設数
供給サイドの拡大が成長の鍵。
手数料率
収益性に直結する指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり23で、前期から+31.3%いまの株価に対する利回りは2.62%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥23
1株あたり
配当利回り
2.62%
いまの株価に対して
配当性向
18.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年12月1719.7
2024年12月16−3.019.4
2025年12月2131.318.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥23

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ1,220人。区分でいちばん多いのは外国法人5860.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が5.0%を占め、残る95.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人2.30.73.05.85.05860.0
個人・その他86.084.187.783.485.986.6
金融機関5.54.90.73.64.24.2
証券会社4.26.67.36.33.52.6
自己株式0.00.02.02.0
事業法人1.93.71.41.01.50.8
外国人個人0.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01篠﨑 克志
02伊地知 和義
03加地 正
04森本 翔太
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)
06スポーツフィールド従業員持株会
07佐々木 嶺一
08石村 藤夫
09MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人:モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042(常任代理人:株式会社みずほ銀行決済営業部)

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−77%、1株純資産は11期で−72%。直近期のROEは37.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年12月4651,17249.5
2016年12月−941,073
2017年12月5073100.6
2018年12月458176.0
2019年12月4112247.346.3
2020年12月2633.998.2
2021年12月−1151−19.4
2022年12月5710871.88.0
2023年12月8418956.110.319.7
2024年12月8124237.87.219.4
2025年12月10733237.47.718.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
篠﨑克志代表取締役 兼 体育会・スポーツ事業本部長(特命)兼 スポーツ事業部門長441,588,000
伊地知和義取締役副社長 兼 体育会・スポーツ事業本部長 兼 体育会事業部門長42790,400
加地正専務取締役 兼 経営管理本部長59790,400
森本翔太専務取締役 兼 ICT開発本部長 兼 ICT開発Div.長44790,400
小林明彦取締役73
河村直人取締役61
大隅靖朗常勤監査役70
山本憲司監査役7332,000

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4747419
社外監査役318186
社外取締役2884

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,315字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び連結子会社2社:株式会社エスエフプラス、株式会社リンドスポーツ)は、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時にスポーツが持つ可能性を様々なフィールドで発揮し、個人、法人、地域社会そして日本の発展に貢献すること」という経営理念のもと、スポーツの価値や可能性を高める事業活動を推進しております。 なお、2025年10月1日付で株式会社リンドスポーツが連結子会社となったことに伴い、報告セグメントは従来の「スポーツ人財(※1)採用支援事業」に加え、「スポーツ用品企画・販売事業」を追加しております。 (1)スポーツ人財採用支援事業 当社が行っているスポーツ人財採用支援事業は、新卒者向けと既卒者向けの事業とに区分できます。前者は主に現役体育会学生(※注2)を中心としたスポーツ・競技経験者、後者は過去にスポーツ・競技経験のある社会人経験者や引退したプロ・アマチュアアスリートを対象としており、それらの人財を採用したい企業とをマッチングさせる各種サービスを提供しております。 主なサービス内容は以下に分類されます。 ①新卒者向けイベント いわゆる就職フェアと呼ばれるマッチングイベントを開催し、スポーツ人財と企業とが出会う場を創出しております。イベントの種類は大規模から中小規模、開催形態は来場型からオンライン型と様々なラインナップを用意しております。 新卒の就職活動において、学生個人での情報収集は体育会活動と大学授業の限られた時間の中で限界があるため、当社のような就職支援サービスを通じて、企業・業界に関する情報を幅広く収集することは重要です。スポーツ人財の採用に興味がある様々な業界の企業とスポーツ人財が一堂に会し、採用活動の最初の接点を持つ事ができるイベントを開催することで、スポーツ人財に機会を提供しています。 また、企業にとっても採用活動において、学生との直接的な接点となる就職イベントにおいて、必要母集団の形成を行う事も重要ですが、それ以上に母集団におけるターゲット人財の含有率が論点になります。その中で、当社が提供する特化型就職イベントと呼ばれる特定の学生のみが参加する就職イベントにおいては、体育会学生をはじめとするスポーツ人財を採用したい、戦略的思考・目標設定・達成力などの能力を持つ学生を採用したいという企業にとって、ピンポイントでターゲット人財と接点を持つことが可能になります。 ②新卒者向け人財紹介 当社の新卒者向けサービスであるWebサイト「スポナビ20XX」「スポチャレ」に登録いただいた体育会学生をはじめとする新卒者に対して当社就職アドバイザーが就職カウンセリングを行う一方で、求人企業側の採用したい人財像を当社人事コンサルタントが理解し、双方のニーズがマッチングする就職先を紹介しております。 当社の特長として、基本的に一人の社員が就職アドバイザーと人事コンサルタントを兼ねており、また、企業については特定の業界・業種に絞ることなく、幅広く様々な企業を一人の社員が担当しています。それにより、人財との就職カウンセリングにおいて、①特定の業界・企業に偏って紹介することなく、当社から人財の将来の選択肢・可能性を限定することが無いようにしています。②人財の状況や考え・価値観などに合わせて、多角的なアドバイスを行うことが可能です。また、豊富な選択肢から最適な紹介先を選定し、人財・企業双方に十分に説明を尽くして理解を助け、入社後もコミュニケーションを取ってギャップの解消に努めることが肝要と考えており、そのために人財に対して複数回にわたる面談を就職活動スタート時から内定が出た後まで行い、一人の人財に対して多くの時間をかけております。 ③既卒者向け人財紹介 既卒者向けの人財紹介事業の内容は②新卒者向け人財紹介と大きく変わりません。しかし、既卒者向けの人財紹介独自の特長として、以下の点が挙げられます。 新卒者向けの就職アドバイザーと比較し、一時期に担当するスポーツ人財の人数が限られることもあり、新卒者向けの人財紹介事業にも増して、転職アドバイザー(既卒者向けの人財担当)はスポーツ人財一人ひとりへの面談回数や時間を多く割いています。スポーツ人財を企業に紹介するにあたり、必ず事前に面談を行うことで、当社から紹介する人財の質を担保しております。 対企業においても、当社の人事コンサルタントとの密な信頼関係から、採用の一部工程を任されるような場合があります。新卒採用と異なり、中途採用については体系立った採用フローがない企業も少なくありません。電話やチャットなどでやり取りを完結してしまう人財会社もある中、当社の転職アドバイザーはスポーツ人財と原則相対で面談を行っていることから、紹介先企業におけるスクリーニングの役割を代行できているものとして、当社からの紹介を以て1次選考を省略いただいている企業も数多くあり、付加価値となっております。 ④その他 「スポジョバ」ではナビサイト事業として、新卒者・既卒者向けの就職Webサイトを運用し、当該サイトに顧客企業の求人広告を掲載しております。また、「スポジョバ」の特徴として、スポーツ人財と様々な企業ではなく、スポーツ関連企業と様々な人財を結びつけるサポートをしております。 「スポナビアスリート」では人財派遣事業として、現役アスリートのデュアルキャリア、つまりスポーツを続けながら仕事も同時に行うための支援をしております。具体的には、スポーツ団体又はアスリート個人を当社社員として雇用し、当社の顧客企業へ当該人財を派遣しております。アスリート本人にとっては、スポーツを引退してから新しい仕事を探す、いわゆるセカンドキャリア以外の選択肢を増やせることとなり、現役アスリートとして活躍しながら今後の自身のキャリアプランを形成する機会とすることが可能です。 (2)スポーツ用品企画・販売事業 当事業は、2025年10月より連結子会社となった株式会社リンドスポーツが担っております。 同社は設立から30年以上の実績を持ち、テーピング、トレーニング用品、ケア用品などを中心としたスポーツ用品の企画・販売を行っております。 「低価格・高品質」を強みとした自社ブランド製品を展開し、主な顧客基盤である全国の大学・高校の部活動、プロスポーツチーム、整骨院・病院等に対して販売を行っております。 当事業により、従来の人財支援(キャリア支援)に加え、スポーツ人財の「競技生活(パフォーマンス)」を直接的に支援することが可能となりました。 ※注1:スポ―ツに打ち込んだ経験を通じて社会・企業が求める高い価値を身につけた人財を指します。新卒者においては、現役体育会学生、大学スポーツサークル・高校部活・クラブチーム等での競技経験者、既卒者においては、体育会出身者及び現役アスリートも含めたスポーツに打ち込んだ経験を持つ社会人を対象としております。また、当社は体育会学生や既卒社会人等の求職者、自社の役職員を、人材(Human Resource)ではなく、人財(Human Capital)であると考えております。時期を問わずスポーツに打ち込んだ経験を持つ人財は優れたポテンシャルを持つ投資対象であり、社会にとって、お取引先の顧客企業様にとって、また当社にとって財(たから)であるという想いを込めて、当社における正式な表記とさせていただいておりますことから、対外的に発信する情報の中でも、同表記を統一的に用いております。 ※注2:大学が公認している運動部に所属する学生を指します。 ※注3:事業系統図は以下となります。 ※注4:スポーツ人財採用支援事業のブランド位置づけ ・当社グループの価値観・考え方 当社グループは経営理念に掲げる「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時にスポーツが持つ可能性を様々なフィールドで発揮し個人、法人、地域社会そして日本の発展に貢献すること」の実現を目指しております。この理念実現のために、従来の「スポーツ人財採用支援事業」に加え、2025年10月より「スポーツ用品企画・販売事業(株式会社リンドスポーツ)」を開始いたしました。これにより、スポーツ人財と企業を結びつける「就職・採用支援」だけでなく、日々のトレーニングやケアに必要な用具の提供を通じた「競技生活の支援」も可能となり、スポーツ人財の育成から社会への輩出までをトータルでサポートする体制を構築しております。 当社グループは、スポーツ人財に対しては就職・転職アドバイザーとして①スポーツ・競技で学んだことを仕事の強みとして活かせるように引き出し整理するなど、スポーツ人財に特化した就職・転職のアドバイスをするとともに、②スポーツ用品の提供を通じて、怪我の予防やパフォーマンス向上といった競技生活そのものの充実を支援いたします。また、求人企業に対しては、人事コンサルタントとして①スポーツ人財の強みや成長可能性を理解してもらうとともに、②企業が求めている人財を紹介して入社するまでサポートをいたします。 また、当社グループの事業の大きな特長として、以下の2点が挙げられます。 A)スポーツ人財・スポーツ市場に特化していること B)人財一人ひとりへのきめ細やかな対応による信頼関係 上記の当社の特長2点を踏まえ、当社は以下のように考えて、就職・転職支援又は採用支援を行っております。人生における大きな時間を割き、人生の在り方に大きな影響を与える就職・転職活動において、個々の人財・企業の立場から考えると、大手競合のようなマスでのアプローチよりも、求職者(新卒者・既卒者含む)個々人や個社を深く理解した就職・転職アドバイザー・人事コンサルタントが介在した「One to One」のサービスに対するニーズは存在します。当社の、大学や部室までも何度となく足を運びながらあらゆる相談に乗っていく、アナログながらも丁寧なスタイルはそれらのニーズとの親和性が高いと考えており、人財・企業から当社へのロイヤリティを獲得しています。このことは、当社の規模が拡大して従業員数が増えても、一人あたりが担当する人財数を大きく変えないことなどにより、就職・転職支援サービスの質を落とさず当社の優位性・差別化を保つ源泉としています。さらに、ここにスポーツ用品企画・販売事業が加わることで、日常的な用具の納入などを通じて接点頻度がさらに高まり、人財・チーム・企業から当社グループへのロイヤリティをより強固なものにしております また、人財と密に構築した関係は、就職・転職支援サービスを通じて人財の成長を促すことが可能になります。当社グループは、単に希少価値の高いスポーツ人財・体育会学生を右から左へと流す卸売ではなく、競技生活において十全に力を発揮できる環境を整え、さらにビジネスにおいても十分に活躍できるようにスポーツを通じて培った自身の強みを客観的に認識してもらったうえで、求人企業とのマッチングを実現できる「人財メーカー」であると自負しています。 単に部活と就職活動や仕事と転職活動のスケジュール調整や、就職・転職活動の知識・ノウハウの提供だけでなく、自社オフィス・就職イベント会場・部室・大学の講座内など様々な場所でのキャリアセミナーの提供や、人財一人ひとりに対して就職・転職支援のみに留まらない面談を繰り返すことに加え、今後はテーピングやトレーニング用品等の提供を通じて、学生時代から「怪我なく競技を全うする」こと自体も支援してまいります。また、当社社員や元プロスポーツ選手や社外専門家などが講師を務める就職勉強会(通称、スポ勉)を主催し体育会学生に提供することで、体育会やスポーツに打ち込んだ経験を就職後の会社・組織でどのように強みとして転用できるかの啓蒙活動を行っております。そして、当社の従業員の大多数がスポーツ人財であり、自らが求職者にとってのセカンドキャリアのロールモデルとなるように努めています。このような活動を通じて、世間一般に持たれがちな「体育会=根性・ガッツ」などの固定観念に捕らわれることなく、スポーツを通じて学んだ目標設定・実行力、他者との連携、組織内へのモチベーションマネジメント、組織外との折衝力など様々な要素を、個々人のスポーツ人財の経験と照らし合わせながら、いかにそれらが社会で応用できるかを、スポーツ人財本人に考えてもらいます。これらの活動により、スポーツを通じて学んだことを次の人生にも応用して活かせる人財を輩出できていると考えております。 ・当社グループの提供エリア 2025年12月末現在で事業を展開するエリアは開設数ベースで全国に常駐オフィス13拠点(東京、札幌、仙台、千葉、横浜、東海、北陸、京都、大阪、神戸、岡山、広島、九州)、サテライトオフィス6拠点(大宮、浜松、姫路、松山、小倉、熊本)にわたります。
経営方針・対処すべき課題3,962字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営方針 当社グループは、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時にスポーツが持つ可能性を様々なフィールドで発揮し、個人、法人、地域社会そして日本の発展に貢献すること」という経営理念を掲げております。経営理念の一節にある「スポーツが持つ可能性を様々なフィールドで発揮し」を社名の由来としており、当社がスポーツ自体の価値や可能性を高め、様々なフィールドで発揮されている状態を作ることを経営方針としております。 主力事業であるスポーツ人財採用支援事業では、求職者がスポーツを通じて培った素養を、競技以外のビジネスというフィールドで輝けるよう、最適な企業と結びつけることに取り組んでおります。当社から紹介したスポーツ人財一人ひとりが入社後の企業で活躍することで、スポーツの価値が発揮された事例をつくることができています。 また、2025年10月より連結子会社となった株式会社リンドスポーツによるスポーツ用品企画・販売事業では、パフォーマンス向上や競技生活を支援しております。 このように、スポーツ人財の就職と競技生活の双方を支え、 雇用する企業やスポーツ業界も活性化されることにより、経営理念の一節にある「個人、法人、地域社会そして日本の発展に貢献」していると当社グループは考えております。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、事業規模の拡大と効率的な企業運営を重視しております。そのため当社は①売上高、②売上高経常利益率の2指標を、重要な経営指標と位置づけております。 (3)経営戦略 当社グループは、既存事業の持続的な成長に加え、スポーツに関わる新規事業の拡大により、「スポーツ人財会社」から「日本を代表するスポーツカンパニー」への飛躍を図るために、以下に記載された会社の対処すべき課題へ対応していくことが経営戦略上、重要であると認識しております。 (4)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えました。一方で、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクに加え、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響、金融資本市場の変動等に注意が必要な状況となっております。 新卒採用市場においては、学生の就職活動・企業の採用活動の早期化・通年化・オンライン化の動きが継続しており、学生・企業の多様なニーズに合わせたサービスの提供が求められる時代となっております。また、少子高齢化による新卒人口の縮小を見据えた企業の若手採用意欲の回復に加え、当社における2025年12月期の新卒者向けイベント及び新卒者向け人財紹介の売上高が過去最高となったことが示すとおり、体育会学生に対する企業の採用ニーズは今後も高いものと考えております。 中途採用市場においては、転職の一般化や働き方の多様化により、景気の持ち直しの動きが確認されるにつれ、雇用流動化の動きが加速し、企業の採用需要は底堅く推移するものと思われます。 スポーツ界においては、国内外の競技大会やその他スポーツ活動・イベントを通して、改めてスポーツの価値及びスポーツへの関心が高まっております。 また、当連結会計年度より参入いたしましたスポーツ用品関連市場においては、健康意識の高まりやスポーツ人口の拡大を背景に、堅調な市場環境が継続しており、スポーツ関連市場全体として今後も成長分野であると考えております。 (5)会社の対処すべき課題 a)主要事業の強化 主要事業の強化には、当社グループが提供する各サービス登録者・利用者数の増加、提供サービスの品質向上が重要であると認識しております。当社は、スポーツ人財領域に特化しているという強みを活かし、スポーツ人財の採用支援事業において圧倒的なNo.1となるため、オフィス出店エリアの拡大により47都道府県において当社サービスの提供、オンライン・オフラインを通じた広報・広告に対する人的・金銭的リソースの投下を行っております。 新卒者向け採用事業においては、体育会学生・スポーツ人財の会員数を毎年確保、増加に向けて取り組んでまいりました。就職活動中の3~4年生だけでなく、同じ部活に所属する他学年や他部活の同級生等の紹介、未開拓エリアでのサテライトオフィスの運営、就職支援サービス以外からの集客等により当社がカバーできる範囲を拡げ、営業人員の増強と拠点の拡充を図ってまいります。 既卒者向け事業においても、サービス登録者を継続的に確保していきます。インターネット広告・SNS広告等の広告媒体から当社サービスへ登録いただく方法のほか、スポジョバやスポナビアスリートといった人財の登録ルートを新たに拡大させるなど、登録者数の増加を図っております。 また、2025年10月より開始したスポーツ用品企画・販売事業においては、既存のスポーツ人財事業との顧客基盤の共通性を活かしたクロスセルの推進に取り組んでまいります。あわせて、事業拡大に伴う適切な在庫管理体制の構築及び経営管理体制の強化を進めてまいります。 さらに求職者である人財と採用企業及び商品購入者への提供サービスの品質向上が不可欠です。当社は、人財と採用企業とのマッチングの精度向上や商品の安定供給のため、イベントの品質担保、向上に加え、従業員の提案力の向上、求職者の利便性向上に資する運営イベントやウェブサイトの機能拡充・改善、提供情報の質の向上と量の拡大にも努めてまいります。 b)従業員の採用・定着・育成 当社グループの事業継続及び拡大のためには、従業員数の更なる増加と一人ひとりが提供するサービス業務の生産性向上が重要だと認識しております。自社採用業務の一元管理を行うとともに、経営理念への共感をベースに多様な働き方を認めることで定着への施策にも取り組んでおります。また、生産性向上については、階層別研修や営業人員の業務レベルを評価するためのスキルチェックの実施等、営業人員の体系的・継続的な育成を図っております。 c)事業領域の拡大と新規事業の創出による事業ポートフォリオの多様化 当社は経営理念の一節に掲げるとおり、スポーツの価値や可能性を様々なフィールドを発揮することを目的としており、また、収益源の多様化のためにも、新規事業の創出及びM&Aに積極的に取り組んでまいります。 2020年9月よりサークル・クラブ活動も含めた広義のスポーツ人財を対象とするスポチャレ事業を開始、2022年9月には若手ハイキャリアを目指すスポーツ人財を対象とした転職支援サービス「スポティブ」を開始し、事業領域の拡大を図っております。また、2020年5月に事業譲受したスポジョバを新たな切り口として既存事業とのシナジーを高め、スポーツ関連企業へサービスの拡充を図っております。デュアルキャリア事業は契約スポーツチーム数及び支援アスリート数の増加を通じて売上拡大を図ります。2025年10月には株式会社リンドスポーツを完全子会社化し、スポーツ用品の企画・販売事業へ参入いたしました。これにより、スポーツ人財の就職支援に加え、競技生活そのものを物資の面から支援することが可能となり、グループ全体の収益安定化と事業シナジーの創出を目指します。 d)経営管理体制の強化 当社グループは、事業継続・拡大の基礎となる経営管理体制、コーポレート・ガバナンスをより強化し、事業・組織運営上の問題点の把握・集約、コンプライアンスの徹底、適切なディスクロージャーやIR活動に取り組むことが企業価値の向上につながるものと認識しております。そのために、当社グループでは①コンプライアンス審査会を設置し、新サービス・新事業開発等に伴うコンプライアンスチェック(法令並びに倫理面)体制を強化、②経営管理本部の人員を増強し、③各種規程を整備し、全役員・従業員向けに研修や周知徹底することにより経営管理体制を強化しております。また、スポーツ用品企画・販売事業の開始に伴い、在庫管理や物流に関連する内部統制の構築及びリスク管理体制の強化にも新たに取り組んでまいります。 e)情報管理体制の強化 当社グループは、スポーツ人財採用支援事業及びスポーツ用品企画・販売事業を通じて、多数のスポーツ人財や商品購入者の個人情報並びに企業の採用情報を有しているため、情報管理が重要課題であると認識しております。当社グループにおいては、社内規程(情報管理規程・情報セキュリティ規程・個人情報保護管理規程等)の制定及び運用、定期的な社内教育の実施、ICT開発本部を中心としたセキュリティシステムの整備等を実施し、情報管理体制の維持及び強化を図ってまいります。 f)基幹システムの強化 当社グループは、今後の事業規模拡大に向けて、取引案件及び人財情報並びに商品販売データの増加が見込まれるため、基幹システムのうち、特に営業管理システム及び販売・在庫管理システムの整備・改良・適切な運用を行うことで、人財・企業データ管理・分析力の向上による営業力強化と社内業務の効率化・省力化を図ってまいります。具体的には、①ICT開発本部並びに事業本部・経営管理本部との連携による改善箇所の洗い出しと改善の実施、②営業管理システムへの新しい機能の拡充及びECサイトと基幹システムの連携強化、③ICT開発本部従業員への最新のIT技術の教育、④ICT開発本部での優秀な従業員確保に注力しております。
事業等のリスク7,257字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しております。 なお、当社グループでは、事業等のリスクを、将来の経営成績等に与える影響の程度や発生可能性に応じて、「特に重要なリスク」「その他のリスク」に分類しております。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅することを保証するものではありません。 (特に重要なリスク) (1)スポーツ人財の確保について 当社の新卒者向け事業並びに既卒者向け事業を継続及び拡大させていくために、スポーツ人財の確保、つまり、人財登録数は重要項目の一つであります。そして、当社が人財の確保をするための母集団となるスポーツ人財の総数、求職者の総数そのものの減少は、そのまま当社の登録人財の減少に繋がります。出生率の低下、各大学の部員数の減少等により母集団が大きく減少し、人財登録数が当社の計画どおりに進まない場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは営業部門の人員増加による各大学登録者獲得、新たな流入経路の確保、広告宣伝費の費用対効果検証、アセスメントツール等の活用による付加価値の向上に努めております。 (2)景気変動について 当社グループの事業は企業の採用計画に大きく左右されます。そのため、当社グループでは顧客企業の採用ニーズの把握と適切な時期に提案ができるよう、顧客情報管理、業務フロー及び営業人員体制の見直しに適宜努めておりますが、景気が想定を超えて変動し、企業の採用意欲が著しく低下した場合には、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)情報システムセキュリティについて 当社グループが運営している「スポナビ20XX」「スポナビキャリア」などの各種メディア、並びにスポーツ用品企画・販売事業におけるECサイト等においては、当社グループのサーバーに個人情報や顧客情報、取引情報が蓄積されているため、これらの情報の保護は極めて重要になります。そのため、当社グループではこれらの情報の消失や外部への漏洩・流出を防ぐため、従業員ごとのID付与と役職ごとの権限設定、ファイアウォール、データ自体の暗号化などにより不正アクセスの防止を行うとともに、定期的なバックアップの実施によるデータ消去のリスクを減少させております。しかしながら、不測の事態によって情報の消失や外部への漏洩事故が発生した場合、当社グループの信用が失墜し、企業イメージが低下することにより、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)コンプライアンス・内部管理体制について 当社グループは、2010年1月に設立し、未だ社歴が浅く成長途上にあり、今後の事業展開や成長を支えるためにもコンプライアンス・内部管理体制のより一層の充実を継続して図っていく予定であります。特にM&Aによるグループ会社の増加に伴い 、ガバナンス体制の構築を進めておりますが 、事業の拡大及び人員の増加に適時適切に組織的な対応ができなかった場合、事業展開に影響が出るなどして、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)個人情報について 当社グループは多数の人財の個人情報並びに顧客企業の求人情報などの顧客機密情報を有しております。また、その個人情報及び個人情報にかかわる全ての情報を当社の最重要資産と認識しており、個人情報保護規程を整備・運用し、当社の代表取締役が指名した個人情報保護責任者とともに、各Div.ごとに指名された個人情報保護担当者により従業員のモラル向上、ICT開発本部長と連携を取り情報システム面でのセキュリティ対策にも講じております。上記対策にも関わらず、個人情報などの機密情報の外部流出が発生した場合、当社グループの社会的信用の失墜などにより、当社グループの経営成績や財務状況のみならず、最悪の場合、事業存続にも影響を及ぼす可能性があります。 (6)自然災害・事故及び感染症等の流行について 当社グループの本社オフィス(東京都新宿区)や各拠点、連結子会社の物流拠点等において 、大地震、台風などの自然災害及び事故、火災などにより、業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限などの不測の事態が発生した場合、当社グループの事業活動に支障をきたす可能性があることから、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、各種感染症などが流行した場合、短期~中期的に当社主催の採用イベントの中止、延期、開催規模縮小を余儀なくされ、当社の新卒者向けイベント事業に影響を及ぼす可能性があります。また、新卒者向け・既卒者向け紹介事業においても、当社従業員との面談をスポーツ人財側が控えたり、企業側が採用活動を見送るなど、採用機会の減少に伴う事業への影響が生じる可能性があります。当社グループでは上記の不測の事態が発生した状況においても事業継続ができるよう、オンラインや在宅勤務によるサービス提供体制を整備しておりますが、著しく社会的な活動が制約される局面が発生した場合は、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)事業提携・投資について 当社グループでは、今後の事業拡大のために、業務提携やM&A等を実施する場合があります。投資については、リスク及び回収可能性を十分に事前評価し決定してまいりますが、事業の状況が当社グループに与える影響を確実に予想することは困難な場合もあり、財務状況の悪化等により期待した効果を実現できない場合には、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 (その他のリスク) (8)体育会学生の属人的なロイヤリティについて 特に新卒者向け事業において、当社に登録する体育会学生は、当社従業員の出身大学・出身部活動のコネクションを活用したり、従業員の属人的な繋がりに依存する部分も大きいです。つまり、人財側の目線からは「スポナビ、スポーツフィールドに登録している」よりも、「当社社員の〇〇さんの就職支援を受けている」という意識を持っている人財も多数存在します。そのため、従業員の退職などの要因により、これらの人財や体育会の部活動との結びつき、つまり当社へのロイヤリティが薄まる可能性やスポナビ20XXへの登録人数が減る可能性があります。それによって、当社を経由して企業へ入社する人財数が減少し、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (9)他社データベースの利用について 特に既卒者向け事業において、求職者の募集は各種SNSなどの他社データベースを一部活用しております。データベース提供企業とは良好な関係を維持するとともに、複数のデータベース提供企業と連携して特定のデータベース提供企業に大きく依存し過ぎないように情報源を多元化しております。しかし、データベース提供企業の方針転換が行われ当社が利用できなくなった場合に、求職者の獲得ができず、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)スポーツ人財に対する価値の低下について 当社の事業は大前提として、部活動経験・スポーツ経験が社会人として必要なスキル・人格を身に付け、活かすことができると考えております。しかし、①即戦力人財を新卒者・既卒者ともに求める風潮が企業人事側に広がった場合に、特定の理系職などのより専門的な知識を有する人財などが重宝されて、相対的にスポーツ人財の価値が下がる可能性があること、②体育会のサークル活動化と言われる部活動の規律・モラルの低下による人財の質の低下が様々な部活で蔓延すること、又はそのような認識が社会に広がること、の2点が今後起こった場合に、当社の事業及び当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)従業員の確保・育成について 当社の新卒者向け人財紹介事業・既卒者向け人財紹介事業は、求職人財との密な関係を構築して、ミスマッチの少ない紹介を行うことを強みとしています。そのため、業務システムの改善などにより業務効率を上げる取り組みは行っておりますが、従業員一人が担当できる人財数には限りがあり、そのため、従業員一人当たり生産高を高めるにも限界があります。今後、採用市場の動向によって、人財の確保・育成が計画どおりに進まない場合や、既存人財の社外流出などが生じた場合には、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)代表取締役への依存について 投射の代表取締役である篠﨑克志は、経営方針及び事業戦略全般の策定などを行っており、多方面において重要な役割を果たしております。当社グループは、代表取締役に過度に依存しない経営体質の構築のため、積極的な権限委譲などを進めておりますが、本人への事故など何らかの理由により代表取締役に不測の事態が生じた場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)業績の季節変動について 当社グループが提供する新卒者向け・既卒者向けの就職支援サービスは、求人企業と求職中のスポーツ人財をマッチングさせるサービスの提供であります。そのため、当社の業績は顧客企業における採用活動時期・スポーツ人財の就職活動時期・経済団体連合会から発表される「採用選考に関する指針」に代わって政府が設置する「就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議」からの要請などの影響を受け、変動する可能性があります。特に新卒者向け事業においては、昨今の就職活動の早期化により、上半期及び第4四半期に業績が偏る傾向があります。そのため、採用選考の流れに大きな変化がある場合、当社の四半期売上に影響を及ぼす可能性がありますが、通年の売上への影響は僅少なものと考えております。 なお、当連結会計年度における四半期別の売上高及び営業利益は、次のとおりです。 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(千円)   1,286,642   1,078,511   789,487   1,630,246   4,784,887 営業利益又は営業損失(△)(千円)   511,159   216,194   △28,426   379,947   1,078,874 (14)新規参入と競合について 当社の主要事業が属している人材サービス業界については、すでに上場している会社を含めて競合他社が多数存在しております。人材サービス業界は参入障壁が比較的低い業界であるため、今後、新規参入企業の増加などにより競争がさらに激化した場合、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)採用手法の多様化・技術革新について 人材サービス業界の提供サービス並びに各企業の採用手法が、Web合同就職説明会、テレビ電話による面接など、対面以外での手法が多様化しております。 新卒・中途採用支援において、当社も様々なサービスを創出し、採用市場における顧客ニーズに応えようとしておりますが、上記の非対面型の手法に加え、リファーラル採用や人工知能を用いた採用などの手法が急速に普及した場合に、当社の既存サービスである3事業が代替される可能性があり、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)求職者の内定承諾辞退・自己都合退職について 新卒者向け人財紹介事業の場合は学生の自己都合による内定承諾辞退で、既卒者向け人財紹介事業の場合は、求職者の自己都合による入社後早期退職で、紹介手数料の全額又は一部を返金する旨を申込書又は契約書上で記載しております。雇用状況の変化などにより、自己都合による内定承諾辞退並びに早期退職者が急増する場合には、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)イベント出展料・紹介手数料について イベント事業におけるイベント出展料、並びに、人財紹介事業における紹介手数料は、求人先企業と、契約書又は申込書により手数料・率、及びキャンセル・返金の取り決めを行っております。イベント事業又は人財紹介事業における企業間競争の激化により、手数料・率、及びキャンセル・返金の取り決めに関して大きな変更があった場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社は原則として地域による料金設定をしておらず全国横並びのため、特に、賃金・物価水準が相対的に安価な地域における、求人先企業からの料金引き下げ要請や同業他社への切り替えが起こる可能性があります。 (18)販売代理店について 当社は、イベント事業の顧客の獲得及び付随する業務の一部について販売代理店に委託しており、イベント事業における販売代理店の影響は僅少ですが、販売代理店において法令などに違反する行為があった場合、当社が監督官庁から警告・指導を受けるなど監督責任を追及される可能性があります。その他の要因を含めて、販売代理店の信頼性やイメージの低迷に伴い当社グループの信頼性や企業イメージが低下し、事業展開や顧客獲得・維持が困難になり、その結果、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (19)法的規制・制度動向について 当社グループの人財紹介事業は、職業安定法に基づく有料職業紹介事業者として厚生労働大臣の「有料職業紹介事業許可(許可番号:13-ユ-306448)」を受けており、許可の有効期限は2027年3月31日であります。また、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律に基づく厚生労働大臣の「労働者派遣事業許可(許可番号:派13-306720)」を受けており、許可の有効期限は2029年7月31日であります。いずれも、適宜更新を行う方針であります。 本書提出日現在において、当社グループにおいて各法令に定める欠落事由又は取消事由に抵触する事項は生じておりませんが、今後において何らかの理由により当社グループが当該法令に抵触する事態が生じた場合、営業停止又は許可取消等により事業活動に支障をきたすとともに、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (20)資金の流動性について 当社グループは、営業取引及び投融資活動において、金融機関からの借入など資本市場からの資金調達を行っております。資金調達にあたっては、資金需要見通しに基づき、手元流動性の確保に努めておりますが、国内外の金融市場の混乱や金融規制の変更、当社グループへの信用格付の引き下げ又は金融機関の融資方針の変更など調達環境に大きな変化が生じた場合には、資金調達の制約や調達コストの増加などにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (21)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、取締役及び従業員に対して、業績向上に対する意欲を高めることを目的としたストックオプション(新株予約権)を発行しております。ストックオプションが権利行使された場合には、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、2025年12月末日現在、新株予約権による潜在株式数は92,800株あり、発行済株式総数7,482,240株の1.2%にあたります。 (22)配当政策について 当社は成長過程にあり、事業拡大のための成長投資を最優先としつつ、同時に株主への利益還元を経営上の最重要課題と位置付けております。配当につきましては、安定的な財務基盤を維持するとともに将来にわたって企業価値を高めるための投資資金を確保しながら、配当性向 20%を基準として、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としております。 (23)訴訟リスクについて 当社グループは、事業活動の推進にあたり、個人情報の保護に関する法律や労働基準法、商標権侵害等で不測の訴訟や請求を受ける可能性があります。今後、重大な訴訟が提起された場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (24)商品在庫の滞留及び評価損について 当社グループのスポーツ用品企画・販売事業では、顧客への迅速な商品提供を行うため、一定水準の商品在庫を保有しております。しかしながら、顧客ニーズの変化や競合他社との競争激化、気象条件等により販売が計画通りに進まない場合、在庫が滞留し、商品評価損の計上や廃棄損が発生する可能性があります。また、倉庫キャパシティの不足や物流コストの高騰が生じた場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (25)為替相場の変動及び原材料価格の高騰について 当社グループのスポーツ用品企画・販売事業においては、海外(中国、米国等)の協力工場やメーカーからの仕入を行っており、外貨建ての取引が発生いたします。そのため、著しい為替相場の変動(円安の進行等)は、仕入コストの上昇要因となります。また、原材料価格や原油価格の高騰に伴う輸送費の上昇もコスト増加に直結します。価格転嫁が十分にできない場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における総資産は3,885,943千円となり、前連結会計年度末に比べ1,178,270千円増加しました。これは主に、株式会社リンドスポーツの連結子会社化に伴う棚卸資産の受け入れにより流動資産が851,829千円増加、また、のれんの発生等に伴い固定資産が326,440千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は1,455,274千円となり、前連結会計年度末に比べ511,204千円増加しました。これは主に、未払法人税等の増加に伴い流動負債が279,165千円増加、株式会社リンドスポーツの連結子会社化に伴う長期借入金の増加に伴い固定負債が232,038千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は2,430,668千円となり、前連結会計年度末に比べ667,066千円増加しました。これは主に、利益剰余金が666,883千円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えました。一方で、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクに加え、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響なども、我が国の景気を下押しするリスクとなっております。また、金融資本市場の変動等の影響に注意する状況は依然として続いております。 人材サービス業界において、有効求人倍率は底堅く推移いたしました。新卒採用市場においては、厚生労働省と文部科学省による「令和8年3月大学等卒業予定者の就職内定状況調査」では、大学生の就職内定率が84.6%(前年同期比0.3ポイント上昇)と依然として高い水準となっております。また、当連結会計年度より参入いたしましたスポーツ用品関連市場においては、健康意識の高まりやスポーツ人口の拡大を背景に、堅調な市場環境が継続しました。 このような経営環境の中、当社グループは「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時にスポーツが持つ可能性を様々なフィールドで発揮し、個人、法人、地域社会そして日本の発展に貢献すること」という経営理念のもと、従来のスポーツ人財(※1)に対する就職・採用支援に加え、新たにスポーツ用品の企画・販売を通じた競技生活の支援に取り組むなど、スポーツが持つ価値や可能性を高める事業活動を推進してまいりました。 (※1.スポ―ツに打ち込んだ経験を通じて社会・企業が求める高い価値を身につけた人財。新卒者においては、現役体育会学生、大学スポーツサークル・高校部活・クラブチーム等での競技経験者。既卒者においては、体育会出身者及び現役アスリートも含めたスポーツに打ち込んだ経験を持つ社会人) なお、2025年10月1日より株式会社リンドスポーツが連結子会社となったことに伴い、事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントは従来の「スポーツ人財採用支援事業」に加え、「スポーツ用品企画・販売事業」を追加しております。 セグメント別の状況は以下のとおりであります。 (スポーツ人財採用支援事業) ・新卒者向けイベント 新卒者向けイベントの当連結会計年度における売上高は1,967,452千円(前期比17.0%増)となり、過去最高売上高を更新しました。イベント開催数は、来場型・中小規模イベントの開催数が増加したことにより、前期実績を上回りました。販売枠数は、企業のイベント出展ニーズが依然として強く、主に来場型・中小規模イベントの販売枠数が増加し、前期実績を上回りました。2027年卒向けイベントの受注進捗は、2025年12月末時点で前期比11.6%増と、2026年卒向けイベントの実績を上回って推移しております。 ・新卒者向け人財紹介 新卒者向け人財紹介の当連結会計年度における売上高は1,180,667千円(前期比10.9%増)となり、前期実績を上回り過去最高となりました。2026年卒のスポナビ累計登録者数は卒業前年度12月末時点において前期実績を上回りました。2026年卒ユニーク紹介学生数(企業に紹介した重複しない学生数)は前期比で増加、ユニーク紹介企業数(学生に紹介した重複しない企業数)についても、企業の旺盛な新卒採用ニーズを取り込むことにより、前期実績を上回りました。2026年卒のスポチャレ累計登録者数は前期実績を上回って推移しております。また、スポチャレの売上高は前期実績を上回り、新卒者向け人財紹介における売上高の増加に寄与しました。2027年卒のスポナビ及びスポチャレの累計登録者数はともに前期実績を上回って推移しております。 ・既卒者向け人財紹介 既卒者向け人財紹介の当連結会計年度における売上高は1,096,306千円(前期比14.0%増)となり、過去最高の売上高となりました。第4四半期における新規登録者数は、前年同期実績を上回りました。年間における累計登録者数は前期実績を下回ったものの、ターゲティング広告の強化により有効な登録者を確保しております。ユニーク紹介人財数(企業に紹介した重複しない人財数)及びユニーク紹介企業数はともに前期実績を上回りました。スポーツ関連企業に特化した就職・転職情報サイトであるスポジョバからの人財紹介案件への成約は、前期実績を上回り、既卒者向け人財紹介の売上高に寄与しました。 (スポーツ用品企画・販売事業) スポーツ用品企画・販売事業は、2025年10月より連結化した株式会社リンドスポーツによるスポーツ用品の企画・販売事業です。第4四半期における売上高353,534千円と堅調な売上を維持しグループ全体の業績の押し上げに貢献いたしました。なお、セグメント利益には、のれん償却額として5,450千円、M&Aの実施に伴う一時的な費用として57,830千円を含んでおります。 売上原価に関しては、新卒者向けイベントにおけるイベント開催数及び開催費用の増加、スポンサーサービスの物品費用、スポーツ用品企画・販売事業の商品原価の計上により前期比で増加しました。 営業利益及び経常利益に関しては、成長のための投資により販売費及び一般管理費が増加したものの、増収効果がこれらを上回り、利益は前期実績を上回りました。人件費は、人員体制強化のための新卒採用社員・中途採用社員の入社により前期比で増加しました。地代・家賃は、既存オフィスの増床等により前期比で増加しました。広告宣伝費は、スポチャレ・スポナビキャリア及びスポジョバ等の更なる登録者獲得のための投資により前期比で増加しました。その他販管費については、人員増に伴う諸費用の増加及びM&Aの実施に伴う一時的な費用の計上により前期比で増加しました。 この結果、当連結会計年度における売上高は4,784,887千円(前期比24.4%増)、営業利益は1,078,874千円(前期比23.4%増)、経常利益は1,082,620千円(前期比24.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は783,538千円(前期比31.6%増)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は1,778,220千円となり、前連結会計年度末に比べ73,970千円増加しました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における営業活動の結果、増加した資金は863,726千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上1,082,620千円、法人税等の支払287,570千円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における投資活動の結果、減少した資金は578,502千円となりました。これは主に、株式会社リンドスポーツの連結子会社化に伴う株式の取得支出583,100千円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における財務活動の結果、減少した資金は211,252千円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出93,366千円、配当金の支払いによる支出116,564千円によるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、受注生産形態をとる事業を行っていないため、生産規模及び受注規模を金額及び数量で示す記載をしておりません。 当連結会計年度における販売実績を報告セグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   区分   売上高(千円)   前期比(%) スポーツ人財採用支援事業   新卒者向けイベント売上高   1,967,452   17.0 新卒者向け人財紹介売上高   1,180,667   10.9 既卒者向け人財紹介売上高   1,096,306   14.0 その他売上高   186,926   36.5 小計   4,431,352   15.2 スポーツ用品企画・販売事業   物販売上高   353,534   - 小計   353,534   - 合計       4,784,887   24.4 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。 2.「スポーツ用品企画・販売事業」は、当連結会計年度の第4四半期より連結した株式会社リンドスポーツの売上高(3ヶ月分)であります。当期より開始したセグメントであるため、前年同期比は記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、経営者による会計方針の採用、資産・負債及び収益・費用の計上に影響を及ぼす見積り及び予測を必要としております。経営者は過去の実績値や状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っておりますが、見積り及び予測には不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 当社グループの財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えました。人材サービス業界において、有効求人倍率は底堅く推移いたしました。 当社グループにおいては、前述の経営成績の状況に記載した通り、スポーツ人財採用支援事業すべてにおいて売上高が過去最高となりました。営業利益及び経常利益に関しても、売上高の成長が費用の増加分を上回ったことにより、利益は過去最高となりました。この結果、売上高は4,784,887千円(前期比24.4%増)、営業利益は1,078,874千円(前期比23.4%増)、経常利益は1,082,620千円(前期比24.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は783,538千円(前期比31.6%増)となりました。 今後、売上高は、既存のスポーツ人財採用支援事業の持続的成長に加え、2025年10月より連結子会社化した株式会社リンドスポーツ(スポーツ用品企画・販売事業)の業績が年間を通してグループ全体に寄与し、利益は、前期実績を更新し、経常利益率は20%を目線に高水準を維持する見込みです。なお、2026年12月期通期の連結業績予想につきましては、下記の通り、2026年2月13日公表いたしました業績予想から変更はありません。 区分   当連結会計年度(自2025年1月1日 至2025年12月31日)   翌連結会計年度連結業績予想 (自2026年1月1日 至2026年12月31日)   増減   増減率(%) 売上高(千円)   4,784,887   6,470,000   1,685,112   35.2 営業利益(千円)   1,078,874   1,300,000   221,125   20.5 経常利益(千円)   1,082,620   1,300,000   217,379   20.1 親会社株主に帰属する当期純利益(千円)   783,538   845,000   61,461   7.8 (注)上記連結業績見通しに関する注意事項 上記に記載した業績予想については、現時点で入手可能な情報に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性について、当社グループの資金需要の主なものは、採用費及び人件費、会員獲得を主な目的とした広告宣伝費に加え、拠点開設に係る有形固定資産等への投資等があります。これらの資金需要に対しては、営業活動から得た自己資金を充当することを基本としながら、必要に応じて追加の資金調達を実施いたします。具体的には短期の運転資金については自己資金や金融機関からの短期借越枠にて充当し、長期の設備投資等については金融機関からの長期借入金により充当いたします。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、スポーツ人財採用支援事業を展開するにあたり、組織体制の強化及び質の高いスポーツ人財採用支援サービスを提供することで、各地域における大学をはじめとした教育機関との良好な関係を構築・連携を図っていく方針でありますが、必要とする従業員の採用及び十分な人数の確保ができない場合又は十分な研修等を実施できない場合は、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があると考えております。 また、従業員の人為的なミス又は不測の事態の発生等による訴訟が生じた場合、個人情報の流出等により当社の信用が著しく低下した場合に、経営成績に重要な影響を与えると考えております。 この対応策として、優秀な従業員の積極的な採用を行い、研修等を通じて、経営理念及び行動指針を浸透させるとともに、質の高いスポーツ人財採用支援サービスを提供するよう従業員に対する指導、教育体制の充実を図っております。 ⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。一般に公正妥当と認められる連結財務諸表の作成においては、期末日における資産及び負債の報告額や、報告対象期間中の収益及び費用の報告額に影響する判断及び見積りを行うことが求められております。当社グループの連結財務諸表作成においては、過去の実績等を勘案し合理的に判断及び見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 連結財務諸表に関して、認識している特に重要な見積りを伴う会計方針は、以下のとおりであります。 (a)返金負債 当社グループは、新卒人財の紹介において求職者が内定を辞退した場合及び既卒人財の紹介において入社者が早期退職をした場合に紹介先企業から収受した紹介手数料を返金する制度を設けております。当該返金の支払いに備えるため、将来における返金見込額を返金負債として計上しており、将来における返金見込額は期末時点における返金実績率に基づき算出しております。 返金実績率の算定にあたっては、過去の実績をもとに慎重に算定を行っておりますが、経営環境等の諸前提の変化により、返金の見積りにおいて想定していなかった返金の発生や、返金の実績が見積りの額を下回った場合は、当社グループの業績が変動する可能性があります。 (b)繰延税金資産 当社グループは、将来の利益計画に基づいた課税所得の見積りを行い、将来減算一時差異等に対して繰延税金資産を計上しております。 繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が取り崩され、税金費用が計上される可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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