概要
フォーライフは、神奈川県横浜市に本社を置く不動産企業である。首都圏の横浜・川崎・東京23区を主な営業エリアとし、都市型・狭小・低価格の新築3階建戸建住宅の分譲と、注文住宅の建築請負を手掛ける。自社設計・自社施工管理により中間コストを削減し、一次取得者層に訴求する。2026年3月期の売上高は約175億円、従業員115名。2016年12月に東証マザーズ(現グロース)に上場した。
分譲住宅と注文住宅の二本柱
フォーライフの事業は、分譲住宅事業と注文住宅事業が中心である。2026年3月期の売上高17,476百万円のうち、分譲住宅事業が14,905百万円(構成比85.3%)を占め、注文住宅事業が2,529百万円(同14.5%)、その他が40百万円である。分譲住宅事業では、新築戸建住宅の企画・開発・販売を行い、建築条件付宅地分譲や更地分譲も手掛ける。注文住宅事業では、新築戸建住宅の建築請負を提供する。両事業とも、自社設計・自社施工管理の体制をとる。分譲住宅の引渡棟数は311棟、注文住宅は92棟(2026年3月期)であり、前年からそれぞれ16棟、7棟増加した。その他事業には、マンションリノベーションや既存住宅リフォームが含まれるが、規模は小さい。
自社設計施工によるコスト競争力
フォーライフは、用地仕入から企画、設計、施工管理、アフターメンテナンスまでの一連の工程を自社でマネジメントする。これにより中間業者を排除し、建築資材等の中間コストを削減する。また、建物の規格化・標準化を進め、全体コストの最小化を図る。主力商品は「都市型・狭小・低価格」の3階建戸建住宅で、販売価格は周辺家賃と比較して購入メリットを感じられる水準に設定する。経営指標として売上高、営業利益率、ROEを重視し、2026年3月期の営業利益率は5.0%(880百万円)、ROEは13.1%となった。財務面では自己資本比率41.4%を維持し、配当性向は22.0%である。
首都圏集中と京都への展開
営業エリアは神奈川県横浜市・川崎市および東京都23区に集中し、東急東横線、東急大井町線・目黒線・田園都市線、JR沿線を主軸とする。顧客層は20歳代から40歳代前半の一次取得者とその家族である。2017年6月には京都市下京区に京都オフィスを開設し、関西エリアにも進出した。京都では分譲住宅事業と注文住宅事業に加え、マンションリノベーションも行う。2026年3月期、京都住宅事業部の分譲住宅引渡棟数は17棟、注文住宅は5棟であり、売上高は合計782百万円であった。依然として首都圏が収益の大部分を占めるが、京都が第二の拠点として成長している。
業界の中での役割は住宅メーカー(分譲・注文住宅)にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2018/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 分譲住宅 事業 | 74億円 | 85.1% | 8億円 | 10.8% |
| その他(注)1 | 13億円 | 14.9% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01住宅購入者(分譲)主力
新築戸建住宅の企画・開発・販売を行う。建築条件付き宅地分譲や更地分譲も展開。
- 分譲住宅
- 新築戸建て住宅を企画し、販売する。土地付き住宅や建物のみも扱う。
- 宅地分譲
- 建築条件付き宅地や更地の分譲を行う。
02住宅建築依頼者(注文)主力
注文住宅の設計・建築請負を行う。顧客の要望に応じたオーダーメイドの住宅を提供。
- 注文住宅
- 顧客の要望に合わせて設計し、建築する注文住宅。
03既存住宅所有者準主力
区分所有マンションのリノベーションによる販売、既存住宅のリフォームを手掛ける。
- リノベーション住宅
- 中古マンションを購入し、リノベーションして販売する。
- リフォーム
- 既存住宅の改修工事を行う。
製品と技術
都市型3階建戸建住宅の分譲
主力製品は、都市部の狭小地に適した3階建戸建住宅である。土地の有効活用を重視し、敷地面積は狭いながらも居住性を確保する。間取りは家族構成やライフスタイルを考慮して1棟ごとに設計し、内装にも配慮する。販売価格は周辺賃料と比較して購入メリットが感じられる水準に設定される。同社は自社設計・自社施工管理により、標準化と規格化を進めながらも個別対応を可能にしている。2026年3月期の分譲住宅平均販売単価は、土地分譲を除く建物分譲で約47.9百万円(14,905百万円÷311棟)、東京23区の比率上昇により単価は上昇傾向にある。
注文住宅の建築請負
注文住宅事業では、「人生の価値を考える住まいの提供」をテーマに、顧客のこだわりに対応した住宅を建築する。請負価格は建物面積を基準とした分かりやすいシミュレーション方式を採用し、子育て世代でも無理なく購入できる価格帯を目指す。同社は設計から施工管理までを自社で行うため、中間コストを削減しつつ品質を維持する。2026年3月期の注文住宅引渡棟数は92棟、売上高は2,529百万円である。注文住宅の顧客層は幅広い年代で、東京都23区内・神奈川県横浜市・川崎市が中心エリアである。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
不動産業のなかでの位置
ハウスメーカー向け小規模、成長軌道
フォーライフは、大東建託やrobot homeなどの大手がひしめく不動産建設業界において、主力の注文住宅事業で地域密着型の戦略をとる。売上高は2024年3月期の140億円から2026年3月期に175億円と増収基調にあり、営業利益率も4%から5%へ改善見込み。同業他社と比較して規模は小さいが、成長性は高い。ただし、同業他社に比べ海外展開・大型プロジェクトが少なく、国内住宅市場の動向に依存する傾向が強い。
強み
- 売上高が2024年3月期140億円から2026年3月期175億円へと25%増加見込み。
- 営業利益率が2025年3月期4.05%から2026年3月期5.14%へ1.1ポイント上昇予定。
- 特定地域に特化した営業・施工体制で、顧客ニーズへのきめ細かな対応が可能。
- 注文住宅中心のため受注残の積み上げが可能で、景気変動の影響を受けにくい。
課題
- 大東建託など大手と比べ売上規模が小さく、調達コストなどで不利。
- 特定地域への偏りが災害や経済変動時の業績に直結する。
- 国内市場だけに依存し、海外での成長機会を取り込めていない。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
不動産業の時価総額近傍。太字がフォーライフ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3461パルマ | 43億円 | 27.9倍 |
| 2 | 3474G-FACTORY | 41億円 | — |
| 3 | 9820エムティジェネックス | 41億円 | 13.1倍 |
| 4 | 2978ツクルバ | 39億円 | 55.8倍 |
| 5 | 3238セントラル総合開発 | 37億円 | 25.0倍 |
| 6 | 3477フォーライフ | 36億円 | 6.6倍 |
| 7 | 3469デュアルタップ | 36億円 | 75.8倍 |
| 8 | 3494マリオン | 35億円 | 7.6倍 |
| 9 | 3297東武住販 | 32億円 | 8.0倍 |
| 10 | 8995誠建設工業 | 31億円 | 125.5倍 |
| 11 | 3266ファンドクリエーショングループ | 30億円 | 9.9倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 13件
有限会社設立から分譲住宅事業開始まで
1996年7月、フォーライフアンドカンパニー有限会社を横浜市港北区に設立した。2000年1月には株式会社へ組織変更し、フォーライフアンドカンパニー株式会社に改組した。2004年3月、宅地建物取引業免許(神奈川県知事)を取得し、分譲住宅事業を開始した。これが現在の主力事業の起点となる。創業から8年をかけて事業基盤を整え、宅地建物取引業の免許を得て初めて住宅分譲に参入した。
注文住宅事業への参入と本社移転
2005年5月、賃貸アパートメント「FORLIFE横浜矢向」を竣工し、賃貸住宅保有事業を開始したが、後に同事業は縮小した。2005年9月には一級建築士事務所登録(2007年1月廃業)を経て、2008年4月に一般建設業許可を取得し、注文住宅事業を開始した。これにより分譲住宅に加えて建築請負を手掛けるようになる。2009年5月には横浜市港北区に本社屋を竣工し移転。2009年10月には再び一級建築士事務所登録を行い、設計体制を強化した。
店舗拡張と免許取得の進展
2013年5月、横浜店を拡張しショールームを開設した。2015年9月には横浜市港北区に大倉山店、東京都渋谷区に渋谷店を開設し、販売拠点を拡大した。同時に、宅地建物取引業免許を国土交通大臣免許に切り替え、特定建設業許可も取得した。これにより事業エリアの拡大と施工可能な規模の増大に対応した。同年、大倉山店と渋谷店の開設は、本社所在地である大倉山と都心へのアクセス強化を意図したものである。
東証マザーズ上場
2016年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場時の売上高は約70億円(2017年3月期)であり、以降、首都圏での事業拡大と知名度向上に活用した。上場により公開企業としてのガバナンスと資金調達力を得て、その後の成長の基盤とした。
京都進出と市場区分移行
2017年6月、京都市下京区に京都オフィスを開設し、関西エリアへの本格進出を開始した。同時に武蔵小杉住宅展示場内にモデルハウスを開設し、川崎エリアでの販売を強化した。また、同年6月には東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズ市場からグロース市場に移行した。京都事業部は分譲住宅・注文住宅・リノベーションを展開し、新たな収益源として育成された。
持続的な成長と収益拡大
上場後、売上高は2017年3月期の70億円から2026年3月期には174億円へと拡大した。分譲住宅の引渡棟数は同期間に約200棟から311棟へ増加。2026年3月期には営業利益880百万円、当期純利益544百万円を計上した。一方、建築資材価格の高止まりや金利上昇懸念など経営環境の不透明感が続く中、自社設計施工によるコスト管理と都市型狭小住宅への特化で収益を維持している。
年表13件を開く
1990年代
- 1996年7月創業フォーライフアンドカンパニー有限会社を横浜市港北区に設立
2000年代
- 2000年1月株式会社へ組織変更し、フォーライフアンドカンパニー株式会社に改組
- 2004年3月宅地建物取引業免許[神奈川県知事(1)第25087号]を取得し、分譲住宅事業を開始
- 2005年5月賃貸アパートメント「FORLIFE横浜矢向」を竣工し、賃貸住宅保有事業を開始
- 2005年9月一級建築士事務所登録[神奈川県知事登録第13890号](2007年1月廃業)
- 2007年3月横浜市西区に横浜店を開設
- 2008年4月一般建設業許可[神奈川県知事許可(般-25)第73164号]を取得し、注文住宅事業を開始
- 2009年5月横浜市港北区に本社屋を竣工し移転
- 2009年10月一級建築士事務所登録[神奈川県知事登録第15352号]
2010年代
- 2013年5月横浜店を拡張しショールームを開設
- 2015年9月横浜市港北区に大倉山店を開設 東京都渋谷区に渋谷店を開設 宅地建物取引業免許取得[国土交通大臣(1)第9048号]特定建設業許可取得[国土交通大臣許可(特-28)第26379号]
- 2016年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2017年6月京都市下京区に京都オフィスを開設 武蔵小杉住宅展示場内にモデルハウスを開設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
事業エリアの拡充
横浜・川崎・東京23区の既存エリアで規模を拡充し、関西圏域へ新規進出する。
- 02
事業用地仕入の強化
仲介会社との関係強化と仕入ルート多元化により、適正価格で安定的に事業用地を確保する。
- 03
原価管理の強化
設計・施工基準の見直し、スケールメリット活用、標準工期遵守、完成在庫期間短縮で品質を維持しつつ収益向上を図る。
- 04
財務管理・人材確保と内部統制の強化
機動的な資金調達と在庫・財務管理の徹底、企画営業や施工技術者の確保・育成、内部統制・コンプライアンス体制を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で115人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は858万円で、9期前と比べて+16.1%。平均年齢は38.9歳、平均勤続年数は4.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 46 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 56 | — |
| 2019年3月 | 739 | 40.7 | 2.8 | 62 | — |
| 2020年3月 | 784 | 41.0 | 3.2 | 69 | — |
| 2021年3月 | 783 | 40.3 | 3.7 | 77 | — |
| 2022年3月 | 750 | 38.9 | 3.9 | 86 | — |
| 2023年3月 | 772 | 38.8 | 4.2 | 98 | — |
| 2024年3月 | 799 | 39.9 | 4.5 | 102 | — |
| 2025年3月 | 834 | 40.1 | 5.1 | 102 | 588 |
| 2026年3月 | 858 | 38.9 | 4.9 | 115 | 783 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は175億円、営業利益は9億円。前期と比べると増収増益で、売上が+18.2%、利益が+50.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 200億円 | 175億円 |
| 営業利益 | 10億円 | 9億円 |
| 純利益 | 7億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥32.5 | ¥32.5 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は38億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+31.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 42 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 29 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 38 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 35 | 1 | 2.9 | 1 |
| 2024年4Q | 38 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 61 | 2 | 3.3 | 3 |
| 2025年4Q | 87 | 4 | 4.6 | 3 |
| 2026年2Q | 75 | 3 | 4.0 | 2 |
| 2026年4Q | 100 | 6 | 6.0 | 3 |
| 2027年1Q | 38 | 2 | 5.3 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は30億円から175億円へ5.8倍に増えた。直近期の営業利益率は5.1%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 横浜店を拡張しショールームを開設 | |||||
| 2013年3月 | 30 | — | 2 | — | 1 |
| 2014年3月 | 41 | — | 4 | — | 3 |
| 横浜市港北区に大倉山店を開設 東京都渋谷区に渋谷店を開設 宅地建物取引業免許取得[国土交通大臣(1)第9048号]特定建設業許可取得[国土交通大臣許可(特-28)第26379号] | |||||
| 2015年3月 | 42 | — | 2 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2016年3月 | 51 | — | 3 | — | 2 |
| 京都市下京区に京都オフィスを開設 武蔵小杉住宅展示場内にモデルハウスを開設 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行 | |||||
| 2017年3月 | 70 | — | 6 | — | 4 |
| 2018年3月 | 87 | — | 4 | — | 3 |
| 2019年3月 | 80 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年3月 | 96 | — | 3 | — | 2 |
| 2021年3月 | 108 | — | 6 | — | 4 |
| 2022年3月 | 124 | — | 7 | — | 5 |
| 2023年3月 | 141 | — | 3 | — | 2 |
| 2024年3月 | 140 | — | 2 | — | 2 |
| 2025年3月 | 148 | 6 | 5 | 4.1 | 6 |
| 2026年3月 | 175 | 9 | 8 | 5.1 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高175億円のうち、営業利益として残るのは9億円で5.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金87.4%153億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.4%13億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.1%9億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 12期分
2026年3月期は営業CFが−2億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は31億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2015年3月 | −5 | −1 | 2 | −6 | 7 |
| 2016年3月 | −1 | 1 | −2 | 0 | 5 |
| 2017年3月 | 6 | 0 | −1 | 6 | 10 |
| 2018年3月 | 0 | −1 | 5 | −1 | 14 |
| 2019年3月 | −4 | 0 | 5 | −4 | 15 |
| 2020年3月 | −2 | 0 | −1 | −2 | 12 |
| 2021年3月 | 0 | 0 | 9 | 0 | 21 |
| 2022年3月 | −5 | 0 | 4 | −5 | 19 |
| 2023年3月 | 0 | −2 | 8 | −2 | 26 |
| 2024年3月 | 8 | −4 | −6 | 4 | 23 |
| 2025年3月 | −7 | 8 | 7 | 1 | 31 |
| 2026年3月 | −2 | −1 | 4 | −3 | 31 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は105億円。このうち返さなくてよい自己資本が44億円で、自己資本比率は41.4%(業種中央値32.8%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 22 | 9 | 13 | 42.4 |
| 2014年3月 | 25 | 12 | 13 | 47.8 |
| 2015年3月 | 28 | 13 | 15 | 47.1 |
| 2016年3月 | 30 | 15 | 15 | 51.5 |
| 2017年3月 | 34 | 21 | 13 | 62.3 |
| 2018年3月 | 42 | 23 | 19 | 54.3 |
| 2019年3月 | 48 | 24 | 24 | 49.3 |
| 2020年3月 | 52 | 25 | 27 | 48.6 |
| 2021年3月 | 66 | 28 | 38 | 42.9 |
| 2022年3月 | 76 | 32 | 44 | 42.5 |
| 2023年3月 | 85 | 34 | 51 | 39.7 |
| 2024年3月 | 79 | 35 | 44 | 44.0 |
| 2025年3月 | 96 | 40 | 56 | 41.3 |
| 2026年3月 | 105 | 44 | 62 | 41.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
不動産業 131社との比較
同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で131社中45位あたり、逆に低いのは営業利益率で131社中102位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥892で、1年前と比べて+14.4%。過去52週の値幅のなかでは73%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 6.6倍 |
| PER (会社予想) | 5.5倍 |
| PBR | 0.81倍 |
| 配当利回り | 3.64% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
8/18の株価は888円で前日比0.45%下落。直近1ヶ月では2.07%上昇し、1年間では17.4%上昇。25日移動平均線(873.32円)を1.68%上回り、75日線(830.29円)は6.9%上、200日線(841.11円)は5.6%上。52週高値945円からは6.0%下、52週安値750円からは18.4%高。出来高は8/17に7,100株と増加したが、8/18は3,300株。週足では7/21から上昇基調で、8/10に897円の高値を付けたが、その後は横ばい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PERは6.52倍で業界平均15.34倍を大幅に下回り、予想PERも5.5倍と非常に割安。PBRは0.81倍と1倍未満で、解散価値に対しても割安。ROEは13.1%と良好で、収益性は業界平均を上回る。配当利回り3.66%は平均3.03%を上回るが、配当性向22%と低く、増配の余地はある。業績は増収増益基調にあり、総合的に割安と判断。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 6.6倍 | 14.9倍 |
| PER (予想) | 5.5倍 | — |
| PBR | 0.81倍 | 1.84倍 |
| ROE | 13.1% | 11.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
低PBR・高配当利回りが示すバリュエーションの割安感と、ROE 13%を超える収益性をどう評価するかが主な争点です。強気派は、2025年3月期に営業利益率が4%台に改善し、2026年3月期には売上高が175億円へ拡大する見通しである点を挙げ、収益成長と資本効率の改善が続くと見ます。一方、弱気派は、売上高の増加にもかかわらず純利益が5億円と減少する見込みであること、不動産市況や金利動向に業績が敏感で、在庫リスクや販売遅延の可能性を懸念します。また、同社の競争優位性が明確でないことから、中長期的な成長持続性に疑問を呈します。
- 割安なバリュエーション
PER 6.55倍、PBR 0.81倍と低水準で、配当利回り3.64%が下支え
- 収益性の改善
営業利益率は4%台まで上昇し、ROE 13%超を確保
- 売上成長の継続
2026/3期計画で売上高175億円と前期比18%増を見込む
- 営業利益が6億円から9億円に50%増通年影響強
2026/3期営業利益9億円は前期比50%増
- 売上高が前期比18.2%増の175億円通年影響中
2026/3期売上高175億円は前期148億円の18.2%増
- 予想PER5.5倍と超割安決算発表後影響中
実績PER6.55倍から予想PER5.5倍へ改善
- 配当利回り3.64%を確保通年影響弱
配当利回り3.64%は下値支え
- 利益率の低さ
営業利益率はまだ5%前後で、不動産市況悪化時に利益が圧縮されやすい
- 純利益の減少
増収にもかかわらず純利益は2025/3期の6億円から5億円へ減少見込み
- 競争優位性の欠如
大手と比較してブランド力や仕入れ力で劣り、価格競争に巻き込まれるリスク
- 純利益が6億円から5億円に減少通年影響強
2026/3期純利益5億円は前期6億円から16.7%減
- 営業利益率5.14%と低水準通年影響中
売上高175億円に対し営業利益9億円、利益率は5%台
- 時価総額36億円の小型株継続影響中
時価総額36億円は流動性が低く売り時に下落が大きい
- 外国人持株比率0.54%と低い継続影響弱
外国人持株比率0.54%は海外資本の不在
- 販売戸数・引渡し戸数
- 収益の柱であり、市況や販売動向を直接反映するため
- 営業利益率
- 収益性の改善が持続するか、事業の質を確認するため
- 土地仕入れ額と在庫
- 将来の収益基盤と在庫リスクのバランスを見るため
- 契約率
- 販売活動の成約状況を示し、需要の強弱を測るため
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり32.5円で、前期から+9.1%。いまの株価に対する利回りは3.64%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2018年3月 | 20 | — | 31.1 |
| 2019年3月 | 20 | 0.0 | 43.8 |
| 2020年3月 | 15 | −25.0 | 28.6 |
| 2021年3月 | 15 | 0.0 | 18.4 |
| 2022年3月 | 24 | 60.0 | 20.0 |
| 2023年3月 | 18 | −27.1 | 29.7 |
| 2024年3月 | 13 | −28.6 | 33.0 |
| 2025年3月 | 28 | 120.0 | 20.0 |
| 2026年3月 | 30 | 9.1 | 22.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥32.5
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ2,651人。区分でいちばん多いのは個人・その他で97.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が0.3%を占め、残る99.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 97.3 | 98.0 | 97.2 | 97.4 | 97.4 | 97.6 |
| 証券会社 | 1.9 | 1.4 | 1.7 | 1.6 | 1.8 | 1.6 |
| 外国法人 | 0.5 | 0.3 | 0.8 | 0.7 | 0.5 | 0.5 |
| 事業法人 | 0.3 | 0.1 | 0.3 | 0.3 | 0.2 | 0.2 |
| 金融機関 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
| 自己株式 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 奥本 健二 | 66.00 |
| 02 | フォーライフ従業員持株会 | 4.64 |
| 03 | 若杉 精三郎 | 1.46 |
| 04 | 髙橋 効志 | 1.05 |
| 05 | 中村 仁 | 1.05 |
| 06 | 嶋田 文吾 | 0.83 |
| 07 | 山本 守之 | 0.65 |
| 08 | 花光 雅丸 | 0.61 |
| 09 | 花井 栄治 | 0.60 |
| 10 | 細谷 光弘 | 0.58 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で−100%、1株純資産は14期で−100%。直近期のROEは13.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 103,661 | 930,667 | 11.8 | — | — |
| 2014年3月 | 142 | 659 | 24.1 | — | — |
| 2015年3月 | 65 | 724 | 9.4 | — | — |
| 2016年3月 | 136 | 860 | 17.2 | — | — |
| 2017年3月 | 203 | 1,059 | 20.5 | 10.8 | 18.9 |
| 2018年3月 | 129 | 1,148 | 11.7 | 13.4 | 31.1 |
| 2019年3月 | 34 | 593 | 5.9 | 11.5 | 43.8 |
| 2020年3月 | 52 | 631 | 8.6 | 5.9 | 28.6 |
| 2021年3月 | 95 | 706 | 14.2 | 6.9 | 18.4 |
| 2022年3月 | 120 | 806 | 15.9 | 5.9 | 20.0 |
| 2023年3月 | 59 | 841 | 7.2 | 10.5 | 29.7 |
| 2024年3月 | 38 | 868 | 4.4 | 15.7 | 33.0 |
| 2025年3月 | 138 | 994 | 14.8 | 4.5 | 20.0 |
| 2026年3月 | 136 | 1,090 | 13.1 | 6.0 | 22.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額119百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 奥本健二 | 代表取締役 社長執行役員 | 63 | 2,640,000 |
| 中村仁 | 取締役 専務執行役員 住宅営業本部長 | 57 | 41,991 |
| 髙橋効志 | 取締役 常務執行役員 建築本部長 購買積算部長 | 55 | 41,991 |
| 鈴木亨 | 取締役 執行役員 管理本部経理財務部長 | 60 | 4,223 |
| 井上悦孝 | 取締役 | 68 | 2,482 |
| 武井佐代里 | 取締役 | 57 | — |
| 武田茂 | 常勤監査役 | 73 | 7,910 |
| 榎本一久 | 監査役 | 51 | — |
| 荒牧とも子 | 監査役 | 53 | — |
| 田中眞知子 | — | 74 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 101 | 101 | 25 |
| 社外取締役 | 5 | 18 | 18 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容349字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,628字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,477字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,252字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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- 半期報告書半期報告書-第27期(2025/04/01-2025/09/30)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第26期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-24
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-09
- 四半期報告書四半期報告書-第25期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第24期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-10
- 四半期報告書四半期報告書-第24期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-09
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